JP2008121298A - 車両のドア不正開放防止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアロック機構の構造に依存することなく、所望の位置に適切な形状及び大きさの進入防止カバーを配置することができると共に、部品の共通化によるコストの削減が可能なドア不正開放防止構造の提供。
【解決手段】ドアロック機構6は、可動部材23,24を含み、ドア本体9の内部の昇降ガイドレール13の近傍に設けられる。可動部材23,24は、ドア本体9の開放を許容する開放許容位置とドア本体9の開放を阻止する開放阻止位置との間を移動自在である。進入防止カバー16,17は、昇降ガイドレール13に設けられている。進入防止カバー13は、開放阻止位置の可動部材23,24を開放許容位置へ移動させる操作物がドア本体9とウインドウパネル7との隙間41から挿入されたとき、操作物の操作対象34,36と隙間41との間で操作物の進入を阻止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ロックされたドアを車外から不正に開放することを防止する車両のドア不正開放防止構造に関する。
特開平9−323543号公報には、ドア本体の内部に組み込まれた鍵装置の鍵本体とキー部材とに、解錠操作用異物の通過を阻止する障害部材を取り付けたドアロック装置が記載されている。
特開平9−323543号公報
しかし、上記構造では、ドアロック装置に障害部材を取り付けているため、車型などの相違によりドアロック装置の構造が異なる場合、取り付けられる障害部材の形状や大きさも相違する。このため、障害部材の部品の共通化が難しい。また、ドアロック装置の構造によっては、所望の障害部材を取り付けることができない場合がある。
そこで、本発明は、ドアロック機構の構造に依存することなく、所望の位置に適切な形状及び大きさの進入防止カバーを配置することができると共に、部品の共通化によるコストの削減が可能なドア不正開放防止構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のドア不正開放防止構造は、昇降ガイドレールとドアロック機構と進入防止カバーとを備える。
昇降ガイドレールは、車両のドア本体の内部に設けられ、ウインドウパネルの昇降を案内する。ドアロック機構は、可動部材を含み、ドア本体の内部の昇降ガイドレールの近傍に設けられる。可動部材は、ドア本体の開放を許容する開放許容位置とドア本体の開放を阻止する開放阻止位置との間を移動自在である。進入防止カバーは、昇降ガイドレールに設けられている。進入防止カバーは、開放阻止位置の可動部材を開放許容位置へ移動させる操作物がドア本体とウインドウパネルとの隙間から挿入されたとき、操作物の操作対象と隙間との間で操作物の進入を阻止する。
上記構成では、ドア本体とウインドウパネルとの隙間から操作物が挿入された場合、進入防止カバーが操作物の操作対象と隙間との間で操作物の進入を阻止するので、可動部材が操作物によって開放阻止位置から開放許容位置へ移動させられてしまうことを防止することができる。従って、ロックされたドアが外部からの不正な操作によって開放されてしまうことを確実に防止することができる。
また、昇降ガイドレールに進入防止カバーを設けているので、車型などの相違によりドアロック機構の構造が異なる場合であっても、同じ形状及び大きさの進入防止カバーを使用することができ、部品の共通化を図ることができる。また、ドアロック機構の構造によらず、適切な形状及び大きさの進入防止カバーを配置することができる。
本発明によれば、ドアロック機構の構造に依存することなく、所望の位置に適切な形状及び大きさの進入防止カバーを配置することができる。また、部品の共通化によるコストの削減が可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のドア不正開放防止構造を備えた車両のドアの内部を示す平面図、図2は、図1のドア不正開放防止構造の拡大図、図3は、図2のドア不正開放防止構造を矢印III方向から視た側面図、図4は、進入防止カバーが設けられた昇降ガイドレールを示す外観図であり、(a)は平面図、(b)は図4(a)を矢印IVb方向から視た側面図、図5は、図1のドア不正開放防止構造を内側後方から視た斜視図、図6は、図1のドア不正開放防止構造を内側前方から視た斜視図、図7は図2のドアロック機構のロック解除状態を示す拡大図、図8は図2のドアロック機構のロック状態を示す拡大図、図9は進入防止カバーが設けられていない状態で操作物が挿入された場合を示す側面図である。なお、図7及び図8では、進入防止カバーの図示を省略している。また、以下の説明において、前後は車両の進行方向の前後方向を示し、内外は車幅方向の内側及び外側を示す。
図1〜図6に示すように、本実施形態のドア不正開放防止構造は、車両のドア1の内部に設けられている。ドア1には、ドア1の上部には窓開口8が形成され、ウインドウパネル7は昇降することにより窓開口8を閉止及び開放する。また、ドア1には、車体側のピン(図示省略)と係合してドア1の閉止状態を保持する開閉フック(図示外)が設けられている。
ドア1のドア本体9を構成するドアパネルアウタ10とドアパネルインナ11とは、窓開口8の下方に閉空間12を区画形成する。閉空間12内には、外レバー装置2と内レバー装置3とロックボタン装置4とキーロック装置5とドアロック機構6と昇降ガイドレール13と昇降駆動装置(図示省略)が配置され、これらはドア本体9に固定されている。
ウインドウパネル7は、ドアパネルアウタ10とドアパネルインナ11との間に区画形成された隙間41を挿通して昇降する。隙間41には、閉空間12への水や異物などの進入を防止するための弾性のリップ部材42が装着されている。
外レバー装置2は、ドア1の外側(車室外)から操作される外レバー(図示省略)を有し、内レバー装置3は、ドア1の内側(車室内)から操作される内レバー(図示省略)を有する。ロックボタン装置4は、ドア1の内側(車室内)から操作されるロックボタン14を有し、キーロック装置5は、ドア1の外側(車室外)からキーが挿入されて施錠及び開錠操作が行われるキーシリンダ15を有する。
昇降ガイドレール13は、ドア1の後部に上下方向に沿って配置されている。昇降駆動装置が作動すると、ウインドウパネル7が昇降ガイドレール13に案内されて昇降する。昇降ガイドレール13の外面には、後述する第1の進入防止カバー16と第2の進入防止カバー17とが溶着により固定されている。
次に、ドアロック機構6について説明する。
ドアロック機構6は、昇降ガイドレール13の近傍に配置されている。ドアロック機構6は、内レバー連動アーム20と第1のレバー連動アーム21と第2のレバー連動アーム22と開閉アーム23とロックボタン連動アーム24とキー連動アーム25とベース(図示省略)と複数のリンク27,30,36,38を備える。ベースはドア本体9に対して固定される。
内レバー連動アーム20の中間部は、回転軸26を介してベースに回転自在に支持されている。内レバー連動アーム20の一端部は、リンク27を介して内レバー装置3に連結されている。内レバー連動アーム20の他端部には、内レバー作動部43が形成されている。
第1のレバー連動アーム21の一端部は、回転軸28を介してベースに回転自在に支持されている。この一端部には、内レバー作動部43の上方で対向する内レバー被作動部44が形成されている。第1のレバー連動アーム21の他端部は、軸29を介して第2のレバー連動アーム22の一端部に連結されている。第1のレバー連動アーム21の中間部は、リンク30を介して外レバー装置2に連結されている。
第2のレバー連動アーム22の下部には、開作動部31と長穴状のガイド穴32とが形成されている。
開閉アーム23の中間部は、回転軸33を介してベースに回転自在に支持されている。開閉アーム23の一端部には、第2のレバー連動アーム22の開作動部31の下方に配置される開被作動部34が形成されている。開閉アーム23の他端部は、ドア1の開閉フックに連結され、回転軸33を中心とした開閉アーム23の回転に応じて開閉フックが開閉する。図7に示すロック解除状態において、第2のレバー連動アーム22が下方へ移動すると、開作動部31が開被作動部34を押し下げ、開閉アーム23が回転軸33を中心として回転し、これに応じて開閉フックが開状態となる。開閉アーム23は、開閉フックを閉状態とする方向(開被作動部34が上方へ向かう方向)に付勢され、開作動部31による開被作動部34の押し下げが解除されると、開閉フックは閉状態に戻る。
ロックボタン連動アーム24の中間部とキー連動アーム25の一端部とは、同じ回転軸35を介してベースに回転自在に支持されている。ロックボタン連動アーム24の一端部は、リンク36を介してロックボタン装置4に連結されている。ロックボタン連動アーム24の他端部には、第2のレバー連動アーム22のガイド穴32に挿入され、ガイド穴32内をスライド移動可能なガイド突起37が形成されている。このガイド穴32とガイド突起37とにより、第2のレバー連動アーム22の下部とロックボタン連動アーム24の他端部とが連結される。
キー連動アーム25の他端部は、リンク38を介してキーロック装置5に連結されている。キー連動アーム25の一端部の下部には、凹状のキー連動作動部39が形成されている。ロックボタン連動アーム24の中間部の下部には、キー連動作動部39に収容されるキー連動被作動部40が形成されている。
第1のレバー連動アーム21と第2のレバー連動アーム22とは、開作動部31が開被作動部34の上方で対向するロック解除位置(図7に示す)と、開作動部31が開被作動部34の上方の対向位置から外れたロック位置(図8に示す)とに、付勢部材(図示省略)によって付勢されている。第2のレバー連動アーム22にガイド穴32及びガイド突起37を介して連結されたロックボタン連動アーム24も、第2のレバー連動アーム22の位置に応じて、ロック解除位置(図7に示す)とロック位置(図8に示す)とに付勢される。
ロック解除状態では、図7に示すように、開作動部31が開被作動部34の上方で対向する。このロック解除状態で、内レバーが開操作されると、内レバーの移動に応じてリンク27が引かれ、内レバー連動アーム20が回転軸26を中心として回転し、内レバー作動部43が内レバー被作動部44を押し上げ、第1のレバー連動アーム21が回転軸28を中心として回転し、第2のレバー連動アーム22が下方へ移動し、開作動部31が開被作動部34を押し下げ、開閉アーム23が回転軸33を中心として回転し、これに応じて開閉フックが開状態となる。従って、乗員は内レバーを開操作することによって、車室内からドア1を開けることができる。
また、ロック解除状態で、外レバーが開操作されると、外レバーの移動に応じてリンク30が引かれ、第1のレバー連動アーム21が回転軸28を中心として回転し、第2のレバー連動アーム22が下方へ移動し、開作動部31が開被作動部34を押し下げ、開閉アーム23が回転軸33を中心として回転し、これに応じて開閉フックが開状態となる。従って、乗員は外レバーを開操作することによって、車室外からドア1を開けることができる。
また、ロック解除状態で、ロックボタン14(図1に示す)が押し下げられると、ロックボタン14の移動に応じてリンク36が押し下げられ、ロックボタン連動アーム24が回転軸35を中心としてロック方向45(図7に示す)にロック位置(図8に示す)まで回転し、ロックボタン連動アーム24にガイド穴32及びガイド突起37を介して連結された第2のレバー連動アーム22も、ロック位置(図8に示す)へ移動する。これにより、ドアロック機構6はロック状態となる。
また、ロック解除状態で、キーシリンダ15(図1に示す)に挿入されたキーが施錠方向へ操作されると、キーシリンダ15の回転に応じてリンク38が押し上げられ、キー連動アーム25が回転軸を中心としてロック方向45(図7に示す)に回転し、キー連動作動部39がキー連動被作動部40をロック方向45(図7に示す)へ押し、ロックボタン連動アーム24が回転軸35を中心としてロック方向45(図7に示す)にロック位置(図8に示す)まで回転し、ロックボタン連動アーム24にガイド穴32及びガイド突起37を介して連結された第2のレバー連動アーム22も、ロック位置(図8に示す)へ移動する。これにより、ドアロック機構6はロック状態となる。
ロック状態では、図8に示すように、開作動部31が開被作動部34の上方の対向位置から外れる。このロック状態で、内レバーが開操作されると、内レバーの移動に応じてリンク27が引かれ、内レバー連動アーム20が回転軸26を中心として回転し、内レバー作動部43が内レバー被作動部44を押し上げ、第1のレバー連動アーム21が回転軸28を中心として回転し、第2のレバー連動アーム22が下方へ移動する。しかし、開作動部31が開被作動部34に当接しないため、開閉アーム23が回転せず、開閉フックが閉状態に維持される。従って、乗員は内レバーを開操作してもドア1を開けることができない。
また、ロック状態で、外レバーが開操作されると、外レバーの移動に応じてリンク30が引かれ、第1のレバー連動アーム21が回転軸28を中心として回転し、第2のレバー連動アーム22が下方へ移動する。しかし、開作動部31が開被作動部34に当接しないため、開閉アーム23が回転せず、開閉フックが閉状態に維持される。従って、乗員は外レバーを開操作してもドア1を開けることができない。
また、ロック状態で、ロックボタン14(図1に示す)が引き上げられると、ロックボタン14の移動に応じてリンク36が引き上げられ、ロックボタン連動アーム24が回転軸35を中心としてロック解除方向46(図8に示す)にロック解除位置(図7に示す)まで回転し、ロックボタン連動アーム24にガイド穴32及びガイド突起37を介して連結された第2のレバー連動アーム22も、ロック解除位置(図7に示す)へ移動する。これにより、ドアロック機構6はロック解除状態となる。
また、ロック状態で、キーシリンダ15(図1に示す)に挿入されたキーが開錠方向へ操作されると、キーシリンダ15の回転に応じてリンク38が引き下げられ、キー連動アーム25が回転軸を中心としてロック解除方向46(図8に示す)に回転し、キー連動作動部39がキー連動被作動部40をロック解除方向46(図8に示す)へ押し、ロックボタン連動アーム24が回転軸35を中心としてロック解除方向46(図8に示す)にロック解除位置(図7に示す)まで回転し、ロックボタン連動アーム24にガイド穴32及びガイド突起37を介して連結された第2のレバー連動アーム22も、ロック解除位置(図7に示す)へ移動する。これにより、ドアロック機構6はロック解除状態となる。
このように、開閉アーム23の開被作動部34が開作動部31によって押し下げた状態ではドア1の開放が許容され、開閉アーム23の開被作動部34が開作動部31によって押し下げられていない状態ではドア1の開放が阻止される。すなわち、開閉アーム23は、ドア1の開放を許容する開放許容位置とドア1の開放を阻止する開放阻止位置との間を移動自在な可動部材である。
また、ロックボタン連動アーム24がロック解除位置にあるときは外レバーの開操作によるドア1の開放が許容され、ロックボタン連動アーム24がロック位置にあるときは外レバーの開操作によるドア1の開放が阻止される。すなわち、ロックボタン連動アーム24も、ドア1の開放を許容する開放許容位置とドア1の開放を阻止する開放阻止位置との間を移動自在な可動部材である。
次に、昇降ガイドレール13に固定される第1の進入防止カバー16及び第2の進入防止カバー17について説明する。
図3に示すように、第1の進入防止カバー16は、リンク36の下端側(ロックボタン連動アーム24との連結側)とドア本体9の隙間41との間に配置され、リンク36の中間部分の側方を覆う。すなわち、第1の進入防止カバー16は、開放阻止位置(ロック位置)のロックボタン連動アーム24を開放許容位置(ロック解除位置)へ移動させる操作物50(図9に示す)が隙間41から挿入されたとき、操作物50の操作対象となるリンク36の中間部分と隙間41との間で操作物50の進入を阻止する。
また、第2の進入防止カバー17は、開被作動部34とドア本体9の隙間41との間に配置され、開被作動部34の上方に位置する。すなわち、第2の進入防止カバー17は、開放阻止位置の開閉アーム23を開放許容位置へ移動させる操作物51(図9に示す)が隙間41から挿入されたとき、操作物51の操作対象となる開被作動部34と隙間41との間で操作物51の進入を阻止する。
例えば、図9に示すように、上記第1及び第2の進入防止カバー16,17が設けられていない場合、先端にフック形状を有する細線状の操作物(ロック解除用の治具)50がドアパネルアウタ10とウインドウパネル7の外面との隙間41から閉空間12へ挿入され、操作物50の先端がリンク36の中間部分に引っ掛けられ、リンク36が引き上げられると、開放阻止位置(ロック位置)のロックボタン連動アーム24が開放許容位置(ロック解除位置)へ移動して、ロックされていたドア1が外部から開けられてしまう可能性がある。また、先端にフック形状を有する他の細線状の操作物(他のロック解除用の治具)52がドアパネルアウタ10とウインドウパネル7の外面との隙間41から閉空間12へ挿入され、操作物52の先端がロックボタン連動アーム24の下端部分に引っ掛けられて引き上げられると、開放阻止位置(ロック位置)のロックボタン連動アーム24が開放許容位置(ロック解除位置)へ移動して、ロックされていたドア1が外部から開けられてしまう可能性がある。さらに、細板状の操作物(さらに他のロック解除用の治具)51がドアパネルアウタ10とウインドウパネル7の外面との隙間41から閉空間12へ挿入され、操作物51の先端によって開被作動部34が押し下げられると、開放阻止位置の開閉アーム23が開放許容位置へ移動して、ロックされていたドア1が外部から開けられてしまう可能性がある。
これに対し、本実施形態では、操作物50,51,52がリンク36や開被作動部34やロックボタン連動アーム24に達する前に、第1及び第2の進入防止カバー16,17が操作物50,51,52の進入を的確に阻止するので、ロックボタン連動アーム24や開閉アーム23が操作物50,51,52によって開放阻止位置から開放許容位置へ移動させられてしまうことを防止することができる。従って、ロックされていたドア1が外部からの不正な操作によって開けられてしまうことを確実に防止することができる。
また、昇降ガイドレール13に進入防止カバー16,17を設けているので、車型などの相違によりドアロック機構6の構造が異なる場合であっても、同じ形状及び大きさの進入防止カバー16,17を使用することができ、部品の共通化によるコストの削減を図ることができる。また、ドアロック機構6の構造によらず、適切な形状及び大きさの進入防止カバーを配置することができる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、上述の実施形態以外であっても種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明のドア不正開放防止構造は、昇降ガイドレールとドアロック機構とを備えた車両に適用可能である。、
本発明の一実施形態のドア不正開放防止構造を備えた車両のドアの内部を示す平面図である。 図1のドア不正開放防止構造の拡大図である。 図2のドア不正開放防止構造を矢印III方向から視た側面図である。 進入防止カバーが設けられた昇降ガイドレールを示す外観図であり、(a)は平面図、(b)は図4(a)を矢印IVb方向から視た側面図である。 図1のドア不正開放防止構造を内側後方から視た斜視図である。 図1のドア不正開放防止構造を内側前方から視た斜視図である。 図2のドアロック機構のロック解除状態を示す拡大図である。 図2のドアロック機構のロック状態を示す拡大図である。 進入防止カバーが設けられていない状態で操作物が挿入された場合を示す側面図である。
符号の説明
1:ドア
2:外レバー装置
3:内レバー装置
4:ロックボタン装置
5:キーロック装置
6:ドアロック機構
7:ウインドウパネル
8:窓開口
9:ドア本体
10:ドアパネルアウタ
11:ドアパネルインナ
12:閉空間
13:昇降ガイドレール
14:ロックボタン
15:キーシリンダ
16:第1の進入防止カバー
17:第2の進入防止カバー
20:内レバー連動アーム
21:第1のレバー連動アーム
22:第2のレバー連動アーム
23:開閉アーム(可動部材)
24:ロックボタン連動アーム(可動部材)
25:キー連動アーム
27:リンク
30:リンク
31:開作動部
34:開被作動部(操作対象)
36:リンク(操作対象)
38:リンク
41:隙間
50:操作物
51:操作物
52:操作物

Claims (1)

  1. 車両のドア本体の内部に設けられ、ウインドウパネルの昇降を案内する昇降ガイドレールと、
    前記ドア本体の内部の前記昇降ガイドレールの近傍に設けられ、前記ドア本体の開放を許容する開放許容位置と前記ドア本体の開放を阻止する開放阻止位置との間を移動自在な可動部材を含むドアロック機構と、
    前記昇降ガイドレールに設けられ、前記開放阻止位置の可動部材を前記開放許容位置へ移動させる操作物が前記ドア本体と前記ウインドウパネルとの隙間から挿入されたとき、前記操作物の操作対象と前記隙間との間で該操作物の進入を阻止する進入防止カバーと
    を備えたことを特徴とする車両のドア不正開放防止構造。
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