JP5224145B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、制御基板を収容した制御ボックスを備えた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、図20に示すように閉鎖的な制御ボックス3が形成される蓋部材2と皿部材1の相対位置において、蓋部材2の延設部4に形成された貫通穴5をピン6で貫通させつつ、ピン6の先端部を皿部材1を延設して形成したピン受け部7の内部に収容された金属製のピン受け板9に抜け止め状態で差し込ませるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)
特願2002−108713号
上述した従来の遊技機において制御基板に不正が行われる可能性があるという課題があった
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、制御基板に対する不正を抑制できる制御ボックスを備える遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明では、皿部材の開口部を蓋部材によって閉鎖して形成される制御ボックスにて制御基板を収容する遊技機において、上記皿部材と上記蓋部材のいずれか一方に設けられた封止部と、上記封止が設けられない上記皿部材と上記蓋部材のいずれか一方に設けられた被挿入部と、上記被挿入部の内側に備えられる受け部材と、上記封止部の外側を覆う保護部と、上記保護部に覆われる上記封止部を貫通しつつ先端部が上記受け部材に抜け止め保持されることにより上記皿部材と上記蓋部材とを固定する挿入部材とを備え、上記制御基板は、上記制御ボックスの内部において上記皿部材または上記蓋部材のいずれか一方にネジによりネジ止め固定され、上記制御基板が固定されない上記皿部材または上記蓋部材のいずれか一方に、上記制御ボックスの内部においてネジ止め固定された上記ネジを頭部側から覆う壁部が設けられる
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、制御基板に対する不正を抑制できる制御ボックスを備えた遊技機を提供することができる。
本発明にかかる制御ボックスを使用するパチンコ機の背面図である。 本発明にかかる制御ボックスを使用するスロットマシンの背面図である。 第一の実施形態にかかる制御ボックスの平面図である。 第一の実施形態にかかる閉鎖状態の制御ボックスの平面図である。 第一の実施形態にかかるレール挿入部の斜視図である。 第一の実施形態にかかるピン蓋部の平面図および断面図である。 第一の実施形態にかかるピン受け部の平面図および断面図である。 第一の実施形態にかかるピン受け部の断面図である。 第一の実施形態にかかる金属片の斜視図である。 第一の実施形態にかかるピンの斜視図である。 第一の実施形態にかかるピン受け部の平面図および断面図である。 第一の実施形態にかかるピン受け部の断面図である。 第一の実施形態にかかる封止部の平面図および断面図である。 第一の実施形態にかかる封止部の断面図である。 第一の実施形態にかかる封止部の平面図および断面図である。 第一の実施形態にかかる封止部の断面図である。 第一の実施形態にかかる封止部の斜視図である。 第二の実施形態にかかるレール挿入部の斜視図である。 第二の実施形態にかかるピン受け部の断面図である。 従来の封止部の概略断面図である。
本発明は、上記の構成に限られるものではなく、以下の手段に記載した構成としても良い。
手段0
皿部材の開口部を蓋部材によって閉鎖して形成される制御ボックスにて制御基板を収容する遊技機において、上記皿部材と上記蓋部材の一方を上記制御ボックスの外側に延設して形成した封止板と、上記制御ボックス側の壁面を同制御ボックスの壁面と共通する共通壁面とし、上記封止板が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方を上記制御ボックスの外側に延設して形成した略箱状の被挿入部と、上記被挿入部の内部に備えられる受け部材と、上記共通壁面を貫通する切り欠きを設けることにより形成され、上記共通壁面まで延設された上記受け部材を係合固定させる係合部と、上記封止板を外側から貫通しつつ先端部が上記受け部材に抜け止め保持されることにより上記皿部材と上記蓋部材とを相対固定して上記皿部材の上記開口部を開放不能に封止させる挿入部材と、上記封止板が設けられた上記皿部材と上記蓋部材の一方に形成され、上記皿部材の開口部を上記蓋部材によって閉鎖した状態において上記共通壁面に設けられた上記切り欠きを上記制御ボックスの内側から塞ぐ遮断部とを具備する構成としてある。
上記のように構成した手段0の発明において、上記制御ボックスは、上記皿部材の開口部を上記蓋部材によって閉鎖することにより形成される。上記皿部材と上記蓋部材の一方には上記封止板が設けられ、同封止板が設けられない上記皿部材と上記蓋部材のもう一方には上記被挿入部部が設けられる。上記被挿入部の内部には、挿入部材の先端部を抜け
止め保持するための受け部材が備えられる。上記被挿入部の上記制御ボックス側の壁面は、上記制御ボックスの壁面と共通した共通壁面とされる。上記共通壁面に所定の切り欠きが設けられ、同切り欠きを設けることにより同共通壁面まで延設された上記受け部材を係合させるための係合部が形成される。そして、上記挿入部材は上記封止板を外側から貫通しつつ先端部を上記受け部材に抜け止め保持させる。
すなわち、上記封止板と上記被挿入部とを上記挿入部材によってかんぬき固定することができる。上記封止板と上記被挿入部とが固定されることにより、それぞれが設けられた上記皿部材と上記蓋部材とを固定することができる。従って、上記皿部材の開口部を上記蓋部材によって閉鎖した状態で上記皿部材と上記蓋部材とを固定して上記制御ボックスを封止させることが可能となる。すなわち、上記皿部材の上記開口部を開放させることは不可能となる。このとき、上記共通壁面に形成された上記切り欠きは、上記封止板が設けられた上記皿部材と上記蓋部材の一方に形成された上記遮断部により上記制御ボックスの内側から塞がれる。
従って、上記被挿入部の内部と上記制御ボックスとは、上記共通壁面および上記遮断部とで区画され、それぞれが独立した空間となる。すなわち、上記被挿入部に穴を開ける等をしたとしても、その穴を介して上記制御ボックスの内部までは異物を侵入させることはできない。従って、上記制御ボックスの内部に収容された上記制御基板への不正を防止することができる。
また、上記係合部は上記共通壁面に形成されるため、上記制御ボックスの外側に形成された上記被挿入部のみを破壊しても上記受け部材を上記被挿入部から除去することはできない。上記挿入部材の抜け止め保持を解除すべく上記受け部材を上記被挿入部から除去するためには、上記係合部が形成された上記制御ボックス自体を破壊させる必要がある。従って、上記受け部材を上記被挿入部から除去するための破壊の痕跡が大規模なものとなる。すなわち、メンテナンス等の際に簡単に不正の痕跡を発見することができる。
手段1
手段1にかかる発明は、手段0に記載の発明において、上記制御ボックスが開放する状態において、上記遮断部は上記共通壁面から離間することにより上記切り欠きを塞がない構成としてある。
すなわち、上記切り欠きは上記共通壁面を貫通させて形成されるとともに、上記制御ボックスを開放させたときには上記遮断部が上記切り欠きを塞がない。従って、上記制御ボックスを開放させたときには上記受け部材における上記係合部に係合する部分は上記制御ボックスの内側に露出することとなる。従って、上記制御ボックスの内側から上記受け部材における上記係合部に係合する部分に手を加えて、上記係合部に対する上記受け部材の係合状態を解除させることができる。従って、上記制御ボックスを解放させたときには、上記被挿入部から上記受け部材を除去することが可能となる。すなわち、上記制御ボックスを廃棄する際には上記受け部材と上記皿部材または上記蓋部材とを分別して廃棄することができる。
手段2
手段2にかかる発明は、手段0または手段1のいずれかに記載の発明において、上記挿入部材は、金属製のピンであるとともに、上記被挿入部は同ピンが差し込まれるピン受け部である構成としてある。
すなわち、上記挿入部材を金属製のピンとすることで頑丈なかんぬきによって上記蓋部材と上記皿部材とを相対固定することができる。
手段3
手段3にかかる発明は、手段2に記載の発明において、上記受け部材は、金属製のピン受け板である構成としてある。
すなわち、上記受け部材の強度も高いものとなるため、上記ピンをより強固に抜け止めさせることができる。
手段4
手段4にかかる発明は、手段3に記載の発明において、上記ピン受け部は一方に開口面を有する略箱状に形成され上記ピン受け板は同開口面を介して内部に取り付けられるとともに、同開口面は上記封止板により塞がれる構成としてある。
すなわち、略箱状に形成された上記ピン受け部の開口面を介して上記ピン受け板は内部に取り付けられる。上記開口面は上記封止板により塞がれるため、上記ピン受け部は外部から閉鎖的な空間となる。従って、上記ピン受け部の内部に異物を侵入させて上記ピンの抜け止め状態を解除することが防止できる。
手段5
手段5にかかる発明は、手段3または手段4のいずれかに記載の発明において、上記ピンの先端部には鋸刃状の鋸刃部が形成され、上記ピン受け板に形成された金属製のバネ片が同鋸刃部に食い込むことにより上記ピンは抜け止めされる。
すなわち、上記ピン受け部に差し込まれる上記ピンの先端部に鋸刃状の鋸刃部を形成し、同鋸刃部に食い込む金属製のバネ片を上記ピン受け板に備えることにより、上記ピンの先端部は上記ピン受け部の内部にて抜け止めされる。
手段6
手段6にかかる発明は、手段3から手段5のいずれかに記載の発明において、上記係合
部は、上記開口面側に向かって略垂直に立設する略矩形状部材であり、同係合部の上記開口面側の端部および上記開口面とは反対側の端部は幅が広く形成され、同両端部の間には一定幅部分が形成されるとともに、
上記ピン受け板は略コの字状に形成され、その互いに平行な二平面で上記係合部の一定幅部分を挟み込むことにより上記係合部に係合される構成としてある。
すなわち、上記係合部は略矩形状に形成され、上記ピン受け板は幅方向に向かい合う略平行な二平面により同係合部の一定幅部分を幅方向に挟み込んで係合する。上記係合部は、上記開口面に向かって略垂直に立設し、上記開口面側の端部および上記開口面とは反対側の端部は上記一定幅部分より幅が広く形成される。従って、上記ピン受け板を上記開口面側および上記開口面とは反対側に抜き取ろうとすると、幅が広く形成された上記係合部の上記開口面側の端部および上記開口面とは反対側の端部に干渉する。従って、上記ピン受け板を上記開口面側および上記開口面とは反対側に抜き取るためには、互いに平行な上記二平面の間隔を押し広げ、同両端部に干渉しないようにする必要がある。すなわち、略コの字状に形成された上記ピン受け板を変形させなければならず、容易に上記ピン受け板を上記開口面側および上記開口面とは反対側に抜き取ることをできなくすることができる。
手段7
手段7にかかる発明は、手段6に記載の発明において、上記係合部の上記開口面側の端部は上記開口面から遠ざかるにつれ幅が広くなるように形成される構成としてある。
すなわち、上記ピン受け板を上記開口面から装着させる際にも、互いに平行な上記二平面の間隔を押し広げる必要があるが、上記係合部の上記開口面側の端部は上記開口面から遠ざかるにつれ幅が広くなるように形成されるため、同端部にガイドされて次第に間隔を広げるように変形することができる。互いに平行な上記二平面が上記係合部の上記開口面側の端部を通過しきると、上記ピン受け板は原型状に復帰し上記二平面は上記一定幅部分を挟み込む。
手段8
手段8にかかる発明は、手段3から手段7のいずれかに記載の発明において、上記ピン受け板は上記ピンが差し込まれる際に、上記ピン受け部の内部にて同ピンの先端部に摺接する構成としてある。
すなわち、上記ピン受け板が上記ピンに摺接しガイドするため、上記ピンを上記ピン受け部に差し込みやすくすることができる。
手段9
手段9にかかる発明は、手段8に記載の発明において、上記ピンは両端に上記先端部を有する略U字状に形成され、上記鋸刃部はそれぞれの上記先端部において互いに内側に向かい合うように形成されるとともに、上記ピン受け板はそれぞれの上記先端部に内側から摺接する構成としてある。
すなわち、上記ピンは、両端に上記先端部を有する略U字状に形成され、同両先端部には互いに内側に対向する上記鋸刃部が形成される。上記ピン受け板は上記ピンの両先端部の内側にて同両先端部に摺接するため、上記ピンの両先端部は平行な上記ピン受け板の外側に差し込まれることとなる。従って、互いに平行な上記ピン受け板同士の間隔を押し広げようとしても、上記ピンが外側から干渉しこれを制限する。すなわち、上記係合部を挟み込む互いに平行な上記ピン受け板同士の間隔を押し広げることが防止され、上記ピン受け板を含む上記ピン受け板が上記ピン受け部から抜き取られることを防止することができる。
手段10
手段10にかかる発明は、手段0から手段9のいずれかに記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材とは互いにスライド可能であるとともに、
上記共通壁面は、スライド方向に略垂直であり、かつ、スライド方向に略垂直な矩形板状に形成された上記遮断部のスライド移動を待ち受けるとともに、上記皿部材の開口部を上記蓋部材によって閉鎖した状態において、上記遮断部が当接する構成としてある。
上記皿部材の開口部を上記蓋部材によって閉鎖した状態、すなわち閉鎖的な上記制御ボックスが形成される状態で、上記皿部材と上記蓋部材のスライド位置を両者を当接させることにより位置決めすることができる。また、このとき上記共通壁面と板状に形成された上記遮断部とは略平行に接触するため、上記共通壁面に形成された上記切り欠きを塞ぐとともに、上記共通壁面を内側から保護することができる。
手段11
手段11にかかる発明は、手段10に記載の発明において、上記共通壁面を上記制御ボックスの内側に向かって立設することにより、上記遮断部の端面に摺接するガイド板を形成する構成としてある。
すなわち、上記遮断部が上記共通壁面に当接する際に、上記ガイド板が上記遮断部をガイドするため、上記遮断部を上記共通壁面に対して確実に位置決めすることができる。
手段12
手段12にかかる発明は、手段11に記載の発明において、上記ガイド板は、互いに平行となるように一対形成されるとともに、矩形板状の上記遮断部の一対の略平行な端面をそれぞれ外側から挟み込む構成としてある。
すなわち、矩形板状の上記遮断部は、一対の上記ガイド板により外側から挟み込まれるため、上記遮断部を上記共通壁面に対して確実に位置決めすることができる。
手段13
手段13にかかる発明は、手段0から手段12のいずれかに記載の発明において、上記制御基板は、上記制御ボックスの内部において上記皿部材または上記蓋部材のいずれか一方にネジによりネジ止め固定されるとともに、上記ネジを上記制御ボックスの内部にて同ネジの頭部側から覆うネジ保護壁が上記制御基板が固定されなかった上記皿部材または上記蓋部材のいずれか一方に形成される構成としてある。
すなわち、上記ネジの頭部が上記ネジ保護壁により保護されるため、上記ネジを外して上記制御基板に不正をすることが防止できる。上記皿部材と上記蓋部材とをスライドさせると上記ネジと上記ネジ保護壁とは互いにずれた位置となるため、上記制御ボックスの開放時には上記制御基板を取り外してメンテナンス等を行うことができる。
手段14
手段14にかかる発明は、手段13に記載の発明において、上記ネジ保護壁は上記ガイド板を延設することにより形成される構成としてある。
すなわち、部材の共通化により構造を簡易化させることができる。
手段15
手段15にかかる発明は、手段0から手段14のいずれかに記載の発明において、上記遮断部には上記共通壁面に形成された上記切り欠きに上記制御ボックスの内側から嵌り込む嵌入部が形成される構成としてある。
すなわち、上記嵌入部が上記切り欠きに嵌り込むため、より確実に上記切り欠きを塞ぐことができる。
手段16
手段16にかかる発明は、手段15に記載の発明において、上記ピン受け板は上記嵌入
部と上記係合部との間に挟み込まれて保持される。
すなわち、上記嵌入部と上記係合部との間に挟み込まれて保持されるため、上記ピン受け板を強固に固定することができる。
以上説明したように、手段0にかかる発明によれば、制御ボックスの内部に異物が侵入させられない遊技機を提供することができる。
手段1にかかる発明によれば、皿部材と受け部材とを分別廃棄することができる。
手段2にかかる発明によれば、挿入部材が破壊されることを防止することができる。
手段3にかかる発明によれば、受け部材が破壊されることを防止することができる。
手段4にかかる発明によれば、制御ボックスの内部に異物が侵入されることを防止することができる。
手段5にかかる発明によれば、ピンが引き抜かれることを防止することができる。
手段6にかかる発明によれば、ピン受け板をピン受け部から抜き取られにくくすることができる。
手段7にかかる発明によれば、ピン受け板をピン受け部に簡単に装着することができる。
手段8にかかる発明によれば、ピンを簡単に差し込むことができる。
手段9にかかる発明によれば、ピン受け板をピン受け部から抜き取られにくくすることができる。
手段10にかかる発明によれば、皿部材と蓋部材とを簡単に位置決めすることができる。
手段11にかかる発明によれば、皿部材と蓋部材とを簡単に位置決めすることができる。
手段12にかかる発明によれば、皿部材と蓋部材とを簡単に位置決めすることができる。
手段13にかかる発明によれば、制御基板が取り外されることを防止することができる。
手段14にかかる発明によれば、構造を簡易化させることができる。
手段15にかかる発明によれば、制御ボックスの内部に異物が侵入されることを防止することができる。
手段16にかかる発明によれば、ピン受け板をピン受け部から抜き取られにくくすることができる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)制御ボックスの設置例:
(2)第一の実施形態にかかる制御ボックスについて:
(3)第一の実施形態にかかる封止部について:
(4)第二の実施形態:
(5)まとめ:
(1)制御ボックスの設置例:
図1は本発明を適用したパチンコ機を背面から見て示しており、制御ボックス70が背面側から視認できるように装着されている。同図において、制御ボックス70の短辺の一方の外部に封止部70aが備えられることにより、制御ボックス70は外部から閉鎖された状態を維持し、不正に開放されることを防止している。図に示すように、制御ボックス70はメンテナンスのためにパチンコ機60を開いたときには、パチンコ機60の背面側から直に視認できる位置に配設されている。従って、制御ボックス70内に不正をするために封止部70a等が破損されていれば、次のメンテナンス時にはすぐに見つけることが可能となっている。また、制御ボックス70は透明な合成樹脂で形成されており、その収容された制御基板の様子もパチンコ機60の背面側から直に視認できる。
また、図2はスロットマシン(パチスロ)80の背面を示している。同スロットマシン80の背面側にも矩形箱形の制御ボックス90が装着されている。同図において、制御ボックス90の短辺の一方の外部に封止部90aが備えられることにより、制御ボックス90は外部から閉鎖された状態を維持し、不正に開放されることを防止している。同図に示すように、メンテナンスのためにスロットマシン80を開いたときには容易に封止部90aを視認できる。従って、制御ボックス90内に手を加えるなどのために封止部90aが破損されていれば、次のメンテナンス時にすぐに見つけることが可能となっている。
図示していないが、パチロットにも同様に適用可能である。パチロットは、メダルの代わりにパチンコ遊技球を利用するものであり、例えば、パチンコ球の5個がメダル1個に相当して遊技を楽しむことができる。
(2)第一の実施形態にかかる制御ボックスについて:
図3は本発明の第一の実施形態にかかる制御ボックス70およびその外部に設けられた封止部70aを上方(図1においてパチンコ機の背面)から見て示している。同図において矢印で示す方向をそれぞれ奥行き方向と幅方向として以下説明する。制御ボックス70および封止部70aは下側に位置する皿部材10と、上側に位置する蓋部材20とで構成されている。また、図4は蓋部材20と皿部材10をスライドさせて制御ボックス70を開放させた状態を示している。同図において、皿部材10は下方に深みのある皿状に形成された皿本体部14を有し、蓋部材20は上方に深みを有する蓋状に形成された蓋本体部24を有している。そして、皿本体部14の開口面と蓋本体部24の開口面とを上下に向かい合わせることにより、図3のように外部と閉鎖された略箱状の制御ボックス70を形成している。閉鎖された制御ボックス70の内部には制御基板25が収容されており、同制御基板25には各種のROM26a〜26f等が実装されている。
蓋本体部24の幅方向両端の辺には略板状の一対のレール挿入部24a1,24a2が形成されており、皿本体部14の幅方向両端の辺には一対の略コの字状のガイドレール14a1,14a2が形成されている。そして、ガイドレール14a1,14a2がレール挿入部24a1,24a2をそれぞれ幅方向外側から挟み込むことにより、蓋部材20と皿部材10とが奥行き方向にスライド可能となっている。
皿本体部14の奥方の辺には略コの字状のガイドレール14cが形成されており、蓋本体部24の奥方の辺にはレール挿入部24cが形成されている。図5は、ガイドレール14cおよびレール挿入部24cの断面を斜めから見て示している。同図において、図の簡略化のため、後述するピン受け部12とピン蓋部22等は省略している。レール挿入部24cは蓋部材20の奥方端部を下方に向けて延設することにより略矩形板状に形成され、下端が皿部材10の底面より所定量上方に位置している。そして、図に示す矢印のように蓋部材20を奥方にスライドさせていくと、レール挿入部24cが皿部材10の待ち受ける壁面14bに当接することによりスライドが停止する。レール挿入部24cと壁面14bとはともにスライド方向に略垂直に形成されているため、両者は略平行に接触する。すなわち、レール挿入部24cと壁面14bとで二重の壁面が構成されることとなる。
ガイドレール14cは、壁面14bから前方に向かって立設した互いに略平行な上ガイド板14c1と下ガイド板14c2とで構成されており、レール挿入部24cが壁面14bに当接するまでスライドする際にはレール挿入部24cの上下端面に摺接する。従って、蓋部材20と皿部材10とを閉鎖位置にて確実に位置決めすることができる。レール挿入部24cが上ガイド板14c1と下ガイド板14c2とにより上下から挟み込まれるため、確実に制御ボックス70を閉鎖させることができる。下ガイド板14c2における幅方向外側は前方に向かって略扇形状に幅が広く形成することによりネジ保護壁14c3が設けられている。
一方、蓋部材20の上面から垂設された円柱状のリブ24eが形成されており、同リブ24eには下方に開口するネジ穴が形成されている。制御基板26には貫通穴が形成されており、ネジ27を同貫通穴に下方から貫通させつつリブ24eのネジ穴にネジ止め固定することにより、制御基板26を蓋部材20に吊り下げ状に固定している。そして、レール挿入部24cが壁面14bに当接するまでスライドさせ、制御ボックス70を閉鎖させたときには、保護壁14c3はネジ27の下方にスライド移動している。すなわち、ネジ27の頭部は保護壁14c3によって下側から覆われることとなる。このようにすることにより、皿本体部14の下面が破壊されたとしても、保護壁14c3を破壊しない限りネジ27をドライバー等で取り外して制御基板26に不正を加えることができなくなっている。
図3および図4において、皿部材10は、同皿本体部14を奥方に延設して形成したピン受け部12と予備ピン収容箱13とを備えている。ピン受け部12は幅方向に並列して5個形成されており、その外側に略箱状の予備ピン収容箱13が形成されている。一方、蓋部材20は、同蓋本体部24を奥方に延設して形成したピン蓋部22と予備ピン蓋23とを備えている。ピン蓋部22は皿部材10に形成されたピン受け部12に対応するように幅方向に並列して5個形成されており、その外側に予備ピン収容箱13に対応した予備ピン蓋23が形成されている。
ピン受け部12は、略箱状に形成され上方に開口しており、上方の開口面から金属片50を装着することにより、ピン40を差し込ませることが可能となる。ピン40がいずれかのピン受け部12に差し込まれると、蓋部材20と皿部材10とは相対的に固定され、制御ボックス70は閉鎖状態で封止される。一方、予備ピン収容箱13も略箱状に形成され上方に開口しており、ピン40の予備を収容することが可能となっている。皿部材10は透明な合成樹脂で一体成型されている。なお、封止部70aは、ピン受け部12とピン蓋部22とピン40と金属片50とで構成される。
そして、封止部70aによる固定を簡単に解除できないようにすることで、制御基板25のROM26a〜26fを差し替える等の不正を防止している。ただし、制御基板25のメンテナンス等を行う必要もあるため、必要に応じて封止部70aによる固定は解除することができるとともに、その解除の痕跡が瞭然と認識できるようにされている。すなわち、封止部70aにおける固定解除の痕跡と、管理者が正規に行ったメンテナンス等の記録とを参照することで、不正な固定解除が介在したか否かを判断することが可能となっている。ピン受け部12とピン蓋部22とピン40および金属片50とで構成される封止部70aの詳細な機構等については以下に詳述する。
(3)第一の実施形態にかかる封止部について:
図6aは5個並列するピン蓋部22のうち1個を上方から見て示し、図6bはピン蓋部22における図6aに示す断面線X1での断面を示している。図6aにおいて、略板状の封止板22aが防護壁22dに取り囲まれて形成されており、幅方向に並ぶ矩形状の一対の貫通穴22b1,22b2が形成されている。封止板22aにおける貫通穴22b1,22b2の奥方には幅方向に長細い切り欠き22eが形成されている。ピン蓋部22と蓋本体部24は厚みが薄く形成された肉薄部26を介して連結している。肉薄部26は断面積が小さくなるように形成されているため、他の部分より強度が弱く破断しやすい。また、ピン蓋部22は幅方向に隣接する蓋部とも肉薄部26を介して連結されている。
図6bにおいて、防護壁22dは封止板22aに対して略垂直に立設されている。奥方に位置する防護壁22dの壁面には切り欠き22eが形成されており、同壁面の最下端は封止板22aより高い位置となっている。ピン蓋部22と蓋本体部24とを連結する肉薄部26の下方にはレール挿入部24cが奥方に向かって形成されている。
図7aは5個並列するピン受け部12のうち1個を上方から見て示している。図7b,図8a,図8bはピン受け部12における図7aに示す断面線X1,X2,Y1での断面をそれぞれ示している。図7aにおいてピン受け部12は、略箱状に形成されており、上方の開口面12cにて開口している。ピン受け部12には、ピン受け部12の内壁面によって略矩形状に囲まれた一対のガイド溝12b1,12b2が奥行き方向の位置を互いに一致させて形成されている。従って、ピン受け部12の内部におけるガイド溝12b1,12b2が形成された部位は幅が広くなっている。なお、幅方向に隣接するピン受け部12同士は互いに接合されている。
図7bにおいて、ピン受け部12の奥方には上方に突出する略板状の確認部12aが形成されている。この確認部12aでもピン受け部12同士を互いに連結している。皿本体部14の奥方を区画する壁面14bから前方に向かって上下一対の略板状部を突設することにより略コの字状のガイドレール14cを形成している。さらに、皿本体部14の奥方を区画する壁面14bは、ピン受け部12の内部を前方から区画する壁面ともなっている。すなわち、壁面14bは、皿本体部14の奥方を区画する壁面と、ピン受け部12の内部を前方から区画する壁面との共通壁面となっている。
図8aおよび図8bにおいて、共通壁面14bの所定部位を肉抜きすることにより係合部14dを形成している。この係合部14dにおける開口面12c側の端部には上抜け止め部14d1が形成されている。この上抜け止め部14d1は、上方から下方となるにつれて次第に幅が広くなる台形状に形成されている。一方、係合部14dにおける下方部分は、幅が広い下抜け止め部14d3が形成されており、同下抜け止め部14d3の幅方向の両端はピン受け部12の側面に到達している。係合部14dにおける上抜け止め部14d1と下抜け止め部14d3との間には幅が一定となる一定幅部14d2が形成されている。一方、共通壁面14bの係合部14dが形成されない部位は肉抜きされ、共通壁面14bを貫通する切り欠き14eが形成されている。
図9は金属片50を斜めから見て示している。同図において金属片50の上部には略板状の保護板51が形成されており、同保護板51と略平行に対面するように略板状の底面板54が形成されている。保護板51における奥行き方向中程には細幅部51aが形成されている。保護板51と底面板54とを連結する側面板52が保護板51と底面板54に直交するように形成されている。側面板52の高さ方向中程における幅方向外側に一対の略板状のピン受け板53a,53bが側面板52に対して略垂直に形成されている。また、ピン受け板53a,53bは互いに幅方向に対面し、略平行となっている。すなわち、上方から見るとピン受け板53a,53bと側面板52とは略コの字状に向かい合っている。従って、ピン受け板53aとピン受け板53bとが対面する間隔は側面板52の幅と同等となっている。なお、同側面板52の幅は上述した係合部14dの一定幅部14d2の幅と同等となっている。
ピン受け板53a,53bにおける前方の自由端の上下部に略正方形の切り欠きを設けることにより上下方向に短い係止端53a3,53b3が形成されている。ピン受け板53a,53bの略中央部には、それぞれ外側に向けてバネ片53a1,53a2,53b1,53b2が形成されている。バネ片53a1,53a2,53b1,53b2はピン受け板53a,53bの略中央部に二個ずつ略Uの字状の切り込みを上下に並べて形成し、同切り込みに囲まれた部位を幅方向外側に押し出すことにより形成している。同切り込みは略Uの字状に形成されるため、同切り込みに囲まれた部位の下端が最もピン受け板53a,53bから離間する。バネ片53a1,53a2,53b1,53b2はバネ性を有しており、内側に押し込む外力に対しては外側に復元しようとして反発する。
なお、本実施形態において金属片50は、一枚の金属板を所定の形状に切断加工をし、屈曲することにより形成している。従って、保護板51と側面板52とピン受け板53a,53bと底面板54およびバネ片53a1,53a2,53b1,53b2とは一体部材として形成されている。
図10はピン40を斜めから見て示している。ピン40は金属片50と比較して厚みが厚く剛性が高く形成されている。同図において、ピン40を略逆U字状に形成することにより、その下部に2本の略棒状の先端部42a,42bを形成している。先端部42aには鋸刃部42a1,42a2が形成され、先端部42bには鋸刃部42b1,42b2が形成されている。鋸刃部42a1,42a2と鋸刃部42b1,42b2は、互いに内側に対向している。鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2は先端部42a,42bの軸方向に対して略直交する面と、鋭角的に交差する斜面とで構成され、この斜面が下方に向くように配向されている。一方、ピン40の上部には略板状の突出部44が形成されており、同突出部44を先端部42a,42bに対して略垂直に屈曲することにより略板状の押し込み面44aを形成している。
以上説明したピン蓋部22とピン受け部12とピン40と金属片50とからなる封止部70aは、図11〜図16に示す所定の組付け作業を行うことにより、ピン蓋部22をピン受け部12に対して相対固定することができる。すなわち、ピン蓋部22と一体成型された蓋本体部24と、ピン受け部12と一体成型された皿本体部14とを、制御ボックス70の閉鎖位置となる位置にて相対固定することができる。
図11aは、内部に金属片50を装着した状態のピン受け部12を上方から見て示している。図11b,図12a,図12bはこのときのピン受け部12における断面線X1,X2,Y2での断面を示している。金属片50は、開口面12cからピン受け部12の内部に押し下げることにより装着されている。
図11aにおいて、保護板51がピン受け部12の上方に位置しており、ピン受け部12の開口面12cをほぼ覆い隠している。ただし、保護板51の細幅部51aが設けられた部位は覆い隠されず、下方のピン受け部12におけるガイド溝12b1,12b2が見えている。さらに、このガイド溝12b1,12b2はピン受け板53a,53bにより分断されており、幅方向両側にそれぞれ上方に開口した一対の略矩形の空間が形成されている。なお、保護板51の細幅部51aが設けられた位置と、バネ片53a1,53a2,53b1,53b2が形成された位置が一致するように形成されているため、上方に形成されたバネ片53a2,53b2が上方から見えている。
図11bにおいて、金属片50の底面板54がピン受け部12の底面に内接しており、側面板52はピン受け部12の奥方の面に内接している。すなわち、底面板54と側面板52は本発明にいう内接板を構成している。保護板51はピン受け部12の開口面12cより上方にあり、同開口面12cとは所定の距離を隔てている。図12aにおいて、ピン受け板53a,53bは、ピン受け部12を奥行き方向に横切っており、その先端の係止端53a3,53b3は、皿本体部14との共通壁面14bまで到達し、同壁面14bに形成された係合部14dに係合している。係止端53a3,53b3は係合部14dにおける上抜け止め部14d1を通過し、一定幅部14d2の高さと一致するまで降下させられている。
図12bにおいて、両側のピン受け板53a,53bの係止端53a3,53b3は一定幅部14d2を外側から挟み込んでいる。ここで、金属片50をピン受け部12から上方に引き抜こうとすると、ピン受け板53a,53bの係止端53a3,53b3の上部が略台形状の上抜け止め部14d1に下方から当接するため、引き抜くことができない。金属片50をピン受け部12から上方に引き抜くためには、ピン受け板53a,53bの係止端53a3,53b3の間隔を上抜け止め部14d1よりも広げる必要がある。
上述したように係止端53a3,53b3の間隔は側面板52の幅により規定され、この側面板52の幅は一定幅部14d2と同等となっているため、この間隔を広げるためには金属片50を本来の形状から変形させる必要がある。そのため、金属片50をピン受け部12から上方に引き抜くことは困難となっている。一方、仮にピン受け部12の底面を完全に除去し、金属片50をピン受け部12から下方に引き抜こうとすると、係止端53a,52aの下端が、係合部14dの下抜け止め部14d3に干渉する。下抜け止め部14d3の幅方向の両端はピン受け部12の側面まで延設されているため、係止端53a3,53b3の間隔を広げてもピン受け部12から下方に引き抜くことができない。
以上説明したように、係合部14dを破壊しない限り、一度装着した金属片50をピン受け部12から上下に引き抜くことは非常に困難となっている。一方、金属片50をピン受け部12に装着する際には、開口面12cから侵入する金属片50の係止端53a3,53b3の下端は、下方に向かって幅広な略台形状の上抜け止め部14d1の斜面に沿って滑りながら押し広げられる。従って、無理なく係止端53a3,53b3の間隔を広げるように変形させつつ金属片50を装着することができる。このようにして金属片50が装着されたピン受け部12は、ピン40が挿入可能となる。すなわち、金属片50はピン受け部12に装着することは簡単であるが、金属片50を外側から手を加えて抜き取ることは不可能となっている。
ただし、金属片50を制御ボックスの内側から手を加えて抜き取ることは可能である。切り欠き14eは共通壁面14bを貫通するため係止端53a3,53b3は制御ボックス70の内側に露出することとなる。従って、制御ボックス70が開放した状態においては、制御ボックス70の内側から係止端53a3,53b3に接触し、両者の間隔を上抜け止め部14d1の最大幅よりも広く押し広げれば金属片50をピン受け部12から上方に引き抜くことが可能である。すなわち、制御ボックス70が閉鎖した状態では金属片50を除去することは不可能であるものの、制御ボックス70が開放した状態では金属片50を除去することが可能となっている。
図13aは、蓋部材20と皿部材10とが閉鎖位置となるときのピン受け部12を上方から見て示している。図13b,図14a,図14bはこのときのピン受け部12における断面線X1,X2,Y2での断面を示している。図13bにおいて、蓋本体部24のレール挿入部24cは皿本体部14のガイドレール14cに挟み込まれており、蓋本体部24と皿本体部14とで閉鎖的な制御ボックス70を形成している。このとき、封止板22aは保護板51とピン受け部12の開口面12cとの間に挿入されており、封止板22aによりピン受け部12の開口面12cが塞がれている。従って、封止板22aの貫通穴22b1,22b2および共通壁面14bの切り欠き14eを除いては、ピン受け部12の内部は外部に対して閉鎖的な空間をとなる。
さらに、共通壁面14bは係合部14dを形成するために所定部位が肉抜きされ切り欠き14eが形成されていたが、図13bおよび図14bに示すように前方からレール挿入部24cが共通壁面14bに前方から当接するため切り欠き14eも内側から塞がれている。従って、ピン受け部12の内部は、閉鎖された制御ボックス70の内部とは完全に独
立した空間となる。すなわち、仮にピン受け部12が破壊されたとしても、制御ボックス70の内部に侵入しようとする異物を遮断することができる。なお、レール挿入部24cは所定量下方に延設されているため、切り欠き14eを内側から完全に塞ぐことが可能となっている。従って、制御ボックス70の内側から係止端53a3,53b3に接触することも不可能となるため、この状態において金属片50をピン受け部12から引き抜くことは完全に不可能となる。レール挿入部24cは、切り欠き14eを内側から塞ぐことから本発明にいう遮断部を構成する。
一方、図13aおよび図14aにおいて封止板22aに形成された貫通穴22b1,22b2は、ピン受け部12のガイド溝12b1,12b2と、保護板51の細幅部51aと、ピン受け板53a,53bのバネ片53a1,53a2,53b1,53b2と奥行き方向の位置が全て一致している。すなわち、ピン40の先端部42a,42bを差し込ませるための一対の開口部が形成されるとともに、同開口部の下方には先端部42a,42bに形成された鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2に食い込むためのバネ片53a1,53a2,53b1,53b2がそれぞれ位置することとなる。
図15aは、ピン受け部12にピン40を差し込んだ状態のピン受け部12を上方から見て示している。図15b,図16は、このときのピン受け部12における断面線X1,Y2での断面をそれぞれ示している。図15a,図15bにおいて、ピン40の押し込み面44aは、封止板22aおよび保護板51に対して略平行となっており、これらの奥方部を上方から覆っている。押し込み面44aの外縁は防護壁22dにほぼ接触する位置まで到達しており、防護壁22dに囲まれた空間に押し込み面44a全体が収容されている。
図16において、ピン40の先端部42a,42bは貫通穴22b1,22b2および保護板51の細幅部51aをそれぞれを横切りつつピン受け部12の内部に侵入している。一方、ピン40の突出部44が保護板51の外側に突出している。先端部42a,42bは外側からピン受け板53a,53bを挟み込んでいる。このとき、ピン受け板53a,53bの外側に突出するバネ片53a1,53a2,53b1,53b2は、鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2の奥部にそれぞれ食い込んでいる。
先端部42a,42bが上方から侵入する際には、バネ片53a2,53a1,53b2,53b1は、鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2の先端部42a,42bの軸方向に対して鋭角的に交差する斜面に接触し、これに追従するように内側に押し込まれる。そして、鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2が通過するとバネ片53a2,53a1,53b2,53b1は元の形状に復元し、鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2の奥部に食い込む。従って、それ以降ピン40を引き抜こうとする際にはバネ片53a2,53a1,53b2,53b1の下端部が、鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2における先端部42a,42bに対して略垂直な面にそれぞれ当接する。
このようにすることにより、ピン受け板53a,53b等を破断させない限り、ピン40を引き抜くことをできなくすることができる。なお、ピン40は厚みが厚く剛性も高いため破断させたり変形させたりすることは困難となっている。先端部42a,42bが上方から侵入する際には、ガイド溝12b1,12b2が先端部42a,42bを外側からガイドしつつ、ピン受け板53a,53bが先端部42a,42bに内側から摺接する。従って、ピン40を安定した状態で所定の位置に差し込むことが可能となっている。 また、ピン40には差し込み方向と垂直な押し込み面44aが設けられているため、ピン40を簡単に押し込むこと可能となっている。
ここで、ピン受け板53a,53bは先端部42a,42bを抜け止め保持することができれば良く、他の構成であっても良い。例えば、バネ片53a2,53a1,53b2,53b1の換わりに、バネ片53a2,53a1,53b2,53b1が設けられた箇所に矩形の穴を形成するようにしても良い。この場合、同矩形の穴に鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2が外側から侵入し、同矩形の穴の上辺と鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2における先端部42a,42bに対して略垂直な面とが干渉することにより先端部42a,42bを抜け止めすることができる。また、同矩形の穴に鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2が外側から侵入する際には、ピン受け板53a,53b自体がそれぞれ内側に撓むように変形し、侵入しきったところで原形状に復帰する。すなわち、ピン受け板53a,53b自体のバネ性を利用して、先端部42a,42bを抜け止め保持することもできる。
このようにしてピン40が差し込まれると、ピン40がかんぬきとなってピン蓋部22と保護板51はピン受け部12に対して移動することができなくなる。すなわち、ピン蓋部22を奥行き方向にスライドさせようとしても、ピン40と貫通穴22b1,22b2の壁面とが干渉するため、ピン蓋部22を奥行き方向にスライドさせることができない。 一方、ピン蓋部22を上方に移動させようとしても、ピン40の突出部44が貫通穴22b1,22b2より大きく形成されているため、突出部44が封止板22aや保護板51に上方から干渉する。特に、本実施形態においてはピン40を略U字状に形成することにより、ピン40の抜け止め強度が単一のときの二倍になるとともに、封止板22aにおける貫通穴22b1,22b2に挟まれた部位をくわえ込んで固定するため、より強固に蓋部材20と皿部材10とを固定することができる。
また、封止板22aと突出部44との間には保護板51が介在している。従って、ピン蓋部22を上方にこじ開けようとして無理な荷重がかかった場合にも、この荷重を保護板51が封止板22aの広い範囲に分散させつつ保護するため合成樹脂性の封止板22aが破損されることが防止されている。さらに、封止板22aに上方から蓋覆する保護板51は金属片50と一体となっている。従って、保護板51もピン受け部12側に保持されるため、封止板22aを保護板51によってもピン受け部12側に拘束させることができる。
封止板22aにおける貫通穴22b1,22b2の周辺が破壊されることにより、ピン40がピン蓋部22を拘束することができなくなる。例えば、貫通穴22b1,22b2の穴径が突出部44より大きくなるように封止板22aを破壊することにより、ピン蓋部22を上方に移動させることが可能となる。また、貫通穴22b1,22b2が封止板22aの奥方端部まで延長するように封止板22aを破壊させれば、ピン蓋部22は奥行き方向にスライド可能となる。しかし、封止板22aは金属製の保護板51により上方から保護されているため、直接封止板22aを破壊することはできなくなっている。
一方、押し込み面44aはピン蓋部22の防護壁22dに囲まれた空間に収容されている。また、図15aに示すように、押し込み面44aは外縁が防護壁22dにほぼ接触するように嵌り込んでいるため、押し込み面44aが形成されたピン40の突出部44をペンチ等で摘もうとしても、防護壁22dがこれを妨害する。従って、ピン40の突出部44をペンチ等で摘むことは難しく、強引にピン40を抜き取ることはできなくなっている。
ここで、ピン受け板53aとピン受け板53bとが互いに内側に接近するように変形すると、バネ片53a1,53a2,53b1,53b2が鋸刃部42a1,42a2,42b1,42b2の奥部に食い込む量が減少し、ピン受け状態が弱められることとなる。すると、ピン40は上方に引き抜くことが可能となる。しかし、ピン受け板53a,53bの自由端となる係止端53a3,53b3は、係合部14dを内側に狭持しており、これ以上互いに接近することできない。従って、ピン40とのピン受け状態が弱められることも防止されている。
さらに、ピン受け板53a,53bはピン受け部12とピン蓋部22とで閉鎖された空間に収容されている。従って、ピン受け板12の壁面を破壊する等をしない限り、外部からピン受け板53a,53bを破壊、変形等させてピン40を抜き取ることはできない。
また、本実施形態においてはピン受け板12の壁面を金属片50により内側から防護しているため、ピン受け板12の壁面を破壊することも困難となっている。具体的には、ピン受け部12の底面側から異物を侵入させようとする際、金属製の底面板54がこれを阻止する。なお、底面板54はピン40を先端側から押し上げようと底面側から侵入する異物も妨害することができるため、ピン40を先端側から押し上げることも不可能となっている。ピン受け部12の奥方側の面から異物を侵入させようとしても、側面板52がこれを阻止する。
また、幅方向外側から異物を侵入させてピン受け板53a,53bを破壊、変形等させようとしても、剛性の高いピン40の先端部が外側からピン受け板53a,53bを防護するため、ピン受け板53a,53bを破壊、変形等させることはできない。保護板51と側面板52とピン受け板53a,53bと底面板54とは一枚の金属板を略直角に屈曲させて形成されているため、金属片50全体としての剛性が高く異物等の侵入により変形させられにくくなっている。
さらに、封止板22aの外側から異物を侵入させるために、封止板22aを破壊しようとしても、まず金属製の押し込み面44aがこれを阻止する。押し込み面44aと防護壁22dとの隙間から封止板22aを破壊しようとしても、金属製の保護板51が防護するため、封止板22aを破壊することができない。また、保護板51をめくり上げる等して除去しようとしても、防護壁22dが保護板51を取り囲んでいるため、簡単に除去することはできない。従って、封止板22aを破壊することもできなくなっている。ピン受け部12の前方側の壁面は皿本体部14の壁面14bと共用しているため、外部から共通壁面14bや同共通壁面14bに形成された係合部14dを破壊することはできない。従って、外部のあらゆる方向からピン受け部12の内部に異物等を侵入させピン受け板53a,53bを破壊してピン40を抜き取ることはできなくなっている。
以上は、本発明の効果としてピン40が単独で抜き取られにくくなることを説明したが、本発明によればピン受け部12から金属片50が抜き取られることも防止することができる。すなわち、まず金属片50を除去することにより、ピン40の抜け止め保持を解除しようとする不正も防止することが可能となっている。特に、金属片50が備えられるピン受け部12はピン蓋部22の下方にあり視認しづらい箇所となる。従って、金属片50を除去するためにピン受け部12を破壊してもその痕跡が発見しづらいという問題もあった。
以下、本発明の効果としてピン受け部12から金属片50が抜き取られにくくなることを説明する。金属片50が係合する係合部14dは制御ボックス70の共通壁面14bに形成されているため、制御ボックス70の外部に延設されたピン受け部12をいくら破壊しても係合部14dを破壊することはできない。すなわち、制御ボックス70自体を破壊するか制御ボックス70を開放させない限り、係合部14dを破壊して金属片50を抜き取ることは不可能となっている。仮に金属片50を抜き取ることができたとしても、破壊の痕跡は大規模のものとなるため、不正があったことをすぐに発見することができる。
さらに、金属片50は、ピン受け板53a,53bにてピン40と係合しているとともに、封止板22a上の保護板51が細幅部51aにてピン40にかんぬき状に固定されている。従って、仮に係合部14dを破壊しピン受け部12の底面に穴を開けて、金属片50を無理矢理下方に引き抜こうとしても、相当な力を要することとなる。また、保護板51も一緒に取り除かれるため、金属片50が下方から引き抜かれたことを簡単に認識することもできる。保護板51のみを金属片50から切り離し視認できない部分のみを抜き取ることも考えられるが、防護壁22dが保護板51を取り囲んでいるため簡単に切り離すことはできなくなっている。また、保護板51のさらに上方をピン40の押し込み面が保護しているため、保護板51を切り離すことは困難となる。
また、上述のとおり係合部14dを破壊することなく金属片50をピン受け部12から抜き取るためには、ピン受け板53a,53bの間隔を押し広げる必要がある。しかし、図16に示すようにピン40が差し込まれた状態では、ピン受け板53a,53bはピン40によって内側に拘束されるため互いの間隔を広げることができなくなっている。従って、金属片50をピン受け部12から抜き取ることが防止されている。
以上説明したように、本実施形態においてピン40や金属片50を抜き取って、蓋部材20と皿部材10の固定を解除することは非常に困難となっている。ところが、封止部70aを根こそぎ制御ボックス70から切り離してしまえば、ピン40や金属片50を抜き取ることなく封止部70aは蓋部材20と皿部材10とを固定することができなくなる。しかし、制御ボックス70を構成する皿本体部14とピン受け部12とを切り離す場合には、金属片50を切断させる必要がある。すなわち、金属片50はピン受け部12から皿本体部14の壁面14bに形成された係合部14dまで横切っているため、ピン受け部12を皿本体部14の外部にて切り離すためには必ず金属片50を切断しなければならない。従って、簡単にピン受け部12を皿本体部14から切り離すことはできなくなっている。むろん、皿本体部14の壁面ごと破壊することにより、ピン受け部12を皿部材10から切り離すことも可能ではあるが、その場合大規模な破壊が必要となり痕跡が目立つこととなる。
また、不正の痕跡が目立たない小規模な破壊で済むように使用している(ピン40が差し込まれている)ピン受け部12のみを切り離そうとする場合が多い。特に、ピン受け部12は、蓋部22の下方に位置し破壊の痕跡を見つけることは困難であるため狙われやすい。図17は、封止部70aを斜めから見て示している。同図において、使用しているピン受け部12のみを切り離そうとした場合の破断線B1を示している。本実施形態おいては隣接するピン受け部12同士は互いに連結されているため、破断線B1のように多くの部位を切断しなければならない。従って、使用しているピン受け部12のみを切り離しつつ痕跡を目立たなくすることは困難となっている。さらに、確認部12aも隣接するピン受け部12と連結しているため、確認部12aにおいても破断線B1が形成されることとなる。視認可能な位置まで延設された確認部12aにおける破断線B1は視認しやすく、不正があったことを簡単に認知することができる。
また、確認部12aを破断させることなく使用しているピン受け部12のみを切り離そうとすると、破断線B2のように切断させなければならず、非常に多くの部位を切断させる必要がある。以上説明したように、使用しているピン受け部12を切り離すことは非常に困難となっており、また切り離した痕跡が目立ちやすくなっている。従って、制御基板25に不正を加えることは非常に困難であるとともに、不正があったことを簡単に認識することができる。
ところで、制御基板25をメンテナンス等する際には、図4に示すように制御ボックス70を開放させる必要がある。この場合、蓋部材20を奥行き方向の前方に向かって強く
スライドさせればよい。図17において、蓋部材20を奥行き方向の前方に向かって強くスライドさせたときの破断線B3を示している。ピン蓋部22と蓋本体部24との連結部をなす肉薄部26が破断し、同肉薄部26に破断線B3が形成されている。すなわち、断面積を小さく形成された肉薄部26は他の部位より破断しやすいため、肉薄部26のみが破断している。肉薄部26が破断することによりピン蓋部22が蓋部材20から切り離され、それ以降は蓋部材20は奥行き方向にスライド可能となる。従って、制御基板25をメンテナンス等することが可能となる。
また、肉薄部26は外部から視認可能な位置に形成されているため、その破断状態を簡単に確認することができる。従って、制御ボックス70を開放させた履歴を把握でき、メンテナンス等以外の不正な開放があったか否かを簡単に知ることができる。一旦開放させると、破断させられた肉薄部26によって連結されていたピン蓋部22やそれに対応するピン受け部12は再び使用することができなくなるが、隣接するピン蓋部22とピン受け部12および予備ピン収容箱13に収容されていた予備ピンによって再び制御ボックス70を閉鎖させることができる。
制御ボックス70を開放させた状態においては、レール挿入部24cは切り欠き14eから離間しているため、切り欠き14eは制御ボックス70に露出する。従って、使い終わったピン受け部12に装着された金属片50の係止端53a3,53b3を制御ボックス70の内側から押し広げて金属片50を除去することができる。そのため、合成樹脂製の皿部材10と不要となった金属片50を分別廃棄することも可能となっている。さらに、皿部材10は何ら破壊されないため、再利用することも可能である。なお、図3に示すように制御ボックス70を閉鎖した状態においては、予備ピン収容箱13は予備ピン蓋23により蓋覆されているため、予備ピンがいたずら等により紛失させられることもない。
(4)第二の実施形態:
図18は、第二の実施形態にかかるレール挿入部124cおよび共通壁面114bを斜めから見て示している。なお。本実施形態において蓋部およびピン受け部は第一の実施形態と同様なため図示を省略している。同図において、レール挿入部124cから奥方に突出するように略矩形の嵌入部124c1,124c2が一対形成されている。なお、嵌入部124c1,124c2が形成される点を除いては、第一の実施形態と同様の構成となっている。共通壁面114bには係合部114dを形成するために略矩形の切り欠き114e1,114e2が一対設けられている。嵌入部124c1,124c2は、切り欠き114e1,114e2のそれぞれより高さおよび幅がわずかに小さく形成されている。そして、レール挿入部124cが共通壁面114bに当接するようにスライドさせることにより、制御ボックスは閉鎖されるとともに嵌入部124c1,124c2はそれぞれ切り欠き114e1,114e2に嵌り込む。
このとき嵌入部124c1,124c2は、係合部114dと奥行き位置が一致する。すると、ピン受け板の構成は第一の実施形態と同様となっているため、図19に示すように係合部114dを幅方向外側から狭持しているピン受け板の係止端153a、153b3は、係合部114dと嵌入部124c2,124c1のそれぞれの間に挟み込まれることとなる。すなわち、ピン受け板は係合部114dを狭持して係合するとともに、嵌入部124c1,124c2と係合部114dとで挟み込まれて固定される。従って、本実施形態においてはより強固にピン受け板をピン受け部に固定することができ、ピン受け板が抜き取られて封止状態が解除されてしまうことを防止することができる。
また、嵌入部124c1,124c2が切り欠き114e1,114e2に嵌り込むことにより、入り組んだ構造となるため、ピン受け部から制御ボックスの内部に針金等を侵入させることが困難となっている。
(5)まとめ:
以上説明したように、本発明にかかる遊技機において、制御ボックスの外部に備えられるピン受け部と、制御ボックスの内部とを連通させる切り欠きを遮断部としてのレール挿入部により塞ぐことにより、制御ボックスの密閉性を向上させることができる。すなわち、制御ボックスは独立した閉鎖空間となるため、ピン受け部を破壊しても制御ボックスの内部に異物等を侵入させることは不可能となる。従って、より不正のされにくい制御ボックスを備える遊技機を提供することができる。
2,10…皿部材
14…皿本体部
14b…共通壁面
14a1,14a2,14c…ガイドレール
14d…係合部
14d1…上抜け止め部
14d2…一定幅部
14d3…下抜け止め部
14e…切り欠き
7,12…ピン受け部
12a…確認部
12b…ガイド壁
12c…開口面
13…予備ピン収容箱
1,20…蓋部材
24a1,24a2,24c…レール挿入部
22…ピン蓋部
22a…蓋板
5,22b1,22b2…貫通穴
22d…防護壁
22e…切り欠き
23…予備ピン蓋
24…蓋本体部
25…制御基板
26…肉薄部
6,40…ピン
42a,42b…先端部
42a1,42a2,42b1,42b2…鋸刃部
44…突出部
44a…押し込み面
50…金属片
51…保護板
51a…細幅部
52…側面板
53a3,53b3…係止端
53a,53b…ピン受け板
53a1,53a2,53b1,53b2…バネ片
53a3,53b3…係止端
54…底面板
60…パチンコ機
70,90…制御ボックス
70a,90a…封止部
80…スロットマシン
X1,X2,Y1,Y2…断面線
B1,B2,B3…破断線

Claims (2)

  1. 皿部材の開口部を蓋部材によって閉鎖して形成される制御ボックスにて制御基板を収容する遊技機において、
    上記皿部材と上記蓋部材のいずれか一方に設けられた封止部と、
    上記封止が設けられない上記皿部材と上記蓋部材のいずれか一方に設けられた被挿入部と、
    上記被挿入部の内側に備えられる受け部材と、
    上記封止部の外側を覆う保護部と、
    上記保護部に覆われる上記封止部を貫通しつつ先端部が上記受け部材に抜け止め保持されることにより上記皿部材と上記蓋部材とを固定する挿入部材とを備え、
    上記制御基板は、上記制御ボックスの内部において上記皿部材または上記蓋部材のいずれか一方にネジによりネジ止め固定され、
    上記制御基板が固定されない上記皿部材または上記蓋部材のいずれか一方に、上記制御ボックスの内部においてネジ止め固定された上記ネジを頭部側から覆う壁部が設けられることを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技機は、パチンコ機であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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