JP2005237806A - 遊技機 - Google Patents

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JP2005237806A
JP2005237806A JP2004054426A JP2004054426A JP2005237806A JP 2005237806 A JP2005237806 A JP 2005237806A JP 2004054426 A JP2004054426 A JP 2004054426A JP 2004054426 A JP2004054426 A JP 2004054426A JP 2005237806 A JP2005237806 A JP 2005237806A
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良和 本庄
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Abstract

【課題】容易に封止状態が解除されない制御ボックスを備える遊技機を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明にかかる遊技機において、待ち受け部としての箱部12に係合ガイド部と規制ガイド部とを設け、それぞれにより係合部23と規制部42を撓ませつつ係合部23と抜止部41とを係合させる。これにより、上記係合を解除する場合には係合部23と規制部42の双方を撓ませることが必要となり、同係合の解除が困難となる。従って、制御ボックスの封止が強固で、簡単に制御基板等に不正がなされない遊技機を提供することができる。
【選択図】図17

Description

本発明は、制御基板を収容した制御ボックスを備えた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、可撓性を有する係合部を撓ませながら待ち受け部に挿入することにより、係合部が原形状に復元した際には係合部が待ち受け部に係合するものが知られている(例えば、特許文献1における図3の係合部32および図7の封止部材44b参照。)。
かかる構成によれば、係合部を待ち受け部に挿入するだけで係合が可能であるため、工具等も必要なく簡単に制御ボックスを封止させることが可能であった。
特開2002−172243号公報
上述した従来の遊技機において、係合部が係合する際に撓むのは係合部のみであり、その撓み方向は一方向(例えば、略U字状の封止部材44bであればそれぞれ内側方向)であるため、それとは反対方向に係合部が撓まされれば簡単に係合を解除することが可能であった。従って、制御ボックスの封止状態が解除され内部に収容された制御基板に不正がなされてしまうという課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、係合を解除するために撓ませる部材を単一としないことにより、容易に封止状態が解除されない制御ボックスを備える遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、皿部材と蓋部材とを所定の位置に相対移動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される制御ボックスにて制御基板を封止する遊技機において、上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設された係合部と、上記係合部が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設され上記皿部材の開口部が上記蓋部材により閉鎖される際の上記係合部の移動を待ち受ける待ち受け部と、上記待ち受け部における抜止部に備えられ上記係合部の移動方向の奥方に面する抜止面と、上記係合部に形成され上記係合部の移動方向の手前側に面する第一の係合面と、上記係合部と上記抜止部のいずれか一方または両方に形成され上記係合部が上記待ち受け部に移動される際に同移動方向に傾斜する傾斜面にて同係合部と同抜止部とを接触させて同係合部または同係合部と同抜止部の双方を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同係合部または同係合部と同抜止部の双方を原形状に復元させることにより、上記抜止面より上記移動方向の奥方にて上記第一の係合面を同抜止面と対面させる抜止ガイド部と、上記待ち受け部に形成される規制部と、上記規制部に形成される第一の規制面と、上記係合部と上記規制部のいずれか一方または両方に形成され上記係合部が上記待ち受け部に移動される際に同移動方向に傾斜する傾斜面にて同係合部と同規制部とを接触させて同係合部と同規制部のいずれか一方または両方を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同係合部と同規制部のいずれか一方または両方を原形状に復元させることにより、上記第一の規制面を同係合部に対して上記抜止ガイド部による同係合部の撓み方向の反対側から当接させる規制ガイド部とを具備する構成としてある。
上記のように構成した請求項1の発明において、制御ボックスを構成する皿部材と蓋部材は相対移動が可能とされ、所定位置に移動させることにより、同皿部材の開口部を同蓋部材によって閉鎖することができる。そして、同閉鎖された収容空間にて制御基板を封止させる。上記皿部材と上記蓋部材のいずれか一方には係合部が延設され、上記係合部が設けられない上記皿部材と上記蓋部材のいずれか一方には抜止部を備える待ち受け部が延設される。上記皿部材の開口部を上記蓋部材によって閉鎖される際に、上記係合部が上記待ち受け部に移動する。
上記抜止ガイド部は、上記係合部が上記待ち受け部に移動する際に、この移動方向に対して傾斜する傾斜面によって上記係合部と上記抜止部を干渉させることにより、同係合部または同係合部と同抜止部の双方を撓ませる。そして、上記抜止ガイド部は、上記皿部材の開口部が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同係合部または同係合部と同抜止部の双方を原形状に復元させる。このとき、上記抜止面より上記移動方向の奥方まで上記第一の係合面が移動するとともに、上記第一の係合面が同抜止面に対面する。
このようにすることにより、上記係合部が上記係合部の手前側に移動しようとする際に、上記第一の係合面に対面する上記抜止面を同第一の係合面の手前側から干渉させることができる。すなわち、上記第一の係合面を備える上記係合部が手前側に移動することが許容されないように係合することができる。なお、上記係合部を移動する際には同係合部と上記抜止部のいずれか一方または両方は上記抜止ガイド部により撓ませられるため、上記第一の係合面を上記抜止面に干渉させることなく移動することが可能となる。
一方、上記規制部に形成された第一の規制面は、上記皿部材の開口部が上記蓋部材により閉鎖されるとき同係合部に上記抜止ガイド部による同係合部の撓み方向の反対側から当接する。このようにすることにより、上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させた後に、上記係合部が上記抜止部に係合する際に撓んだ方向に同係合部が再び撓むことを規制することができる。すなわち、上記抜止ガイド部による同係合部の撓み方向と同じ方向に同係合部を撓ませることにより、上記第一の係合面を上記抜止面に干渉させなくし上記係合部の係合を解除させることを防止することができる。
上記規制ガイド部は、上記係合部が移動する際に同移動方向に対して傾斜する傾斜面にて上記係合部と上記規制部とを接触させることにより同係合部と同規制部のいずれか一方または両方を撓ませることができる。これにより、上記規制部を同係合部に干渉させないで上記係合部を移動させることができる。すなわち、上記係合部と上記規制部のいずれか一方または両方は上記係合部が移動されるときには撓んで同係合部の移動を許容するとともに、同係合部が上記抜止部と係合したときには上記規制部が上記係合部の撓みを規制することができる。
また、請求項2にかかる発明は、 皿部材と蓋部材とを所定の位置に相対移動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される制御ボックスにて制御基板を封止する遊技機において、上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設された係合部と、上記係合部が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設され上記皿部材の開口部が上記蓋部材により閉鎖される際の上記係合部の移動を待ち受ける待ち受け部と、上記待ち受け部における抜止部に備えられ上記係合部の移動方向の奥方に面する抜止面と、上記係合部に形成され上記係合部の移動方向の手前側に面する第一の係合面と、上記係合部と上記抜止部のいずれか一方または両方に形成され上記係合部が上記待ち受け部に移動される際に同移動方向に傾斜する傾斜面にて同係合部と同抜止部とを接触させて同係合部または同係合部と同抜止部の双方を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同係合部または同係合部と同抜止部の双方を原形状に復元させることにより、上記抜止面より上記移動方向の奥方にて上記第一の係合面を同抜止面と対面させる抜止ガイド部と、上記待ち受け部に形成される規制部と、上記規制部に形成される第一の規制面と、上記係合部と上記規制部のいずれか一方または両方に形成され上記係合部が上記待ち受け部に移動される際に同移動方向に傾斜する傾斜面にて同係合部と同規制部とを接触させて同規制部または同規制部と同係合部の双方を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同規制部または同規制部と同係合部の双方を原形状に復元させることにより、上記第一の規制面を同係合部に対して上記抜止ガイド部による同係合部の撓み方向の反対側から当接させる規制ガイド部とを具備する構成としてある。
すなわち、上記抜止ガイド部により上記係合部のみを撓ませても良いし、同係合部と上記抜止部の双方を撓ませても良い。また、上記規制ガイド部により上記規制部のみを撓ませても良いし、同規制部と上記係合部の双方を撓ませても良い。上記抜止ガイド部により上記係合部のみを撓ませ、上記規制ガイド部により上記規制部のみを撓ませることにより、撓みを同係合部と同規制部とに分散させることができる。
本発明は、上記の構成に限られるものではなく、以下の手段も含むものである。
手段1
手段1にかかる発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記係合部は同係合部の移動方向奥方を自由端とする片持ち梁状に形成され、同自由端を幅広とすることにより上記抜止ガイド部が形成される構成としてある。
すなわち、上記係合部を同係合部の移動方向奥方を自由端とする片持ち梁状に形成することにより、上記係合部は同自由端を変位させるように撓むことができる。また、この自由端に上記抜止ガイド部が形成されるため、同抜止ガイド部の上記傾斜面に上記抜止部が接触することにより、上記係合部に大きな曲げモーメントを作用させることができる。従って、上記係合部を撓み易くすることができる。また、上記係合部の移動方向奥方に上記抜止ガイド部を形成することにより、相対的に上記係合部の移動方向奥方から進行する上記抜止部に対して最先に上記抜止ガイド部を接触させることができる。さらに、上記抜止ガイド部を幅広に形成することにより、上記抜止ガイド部と上記抜止部とを接触させ易くすることができる。従って、上記抜止ガイド部と上記抜止部とを接触させて上記係合部や上記抜止部を撓ませることができる。
手段2
手段2にかかる発明は、手段1に記載の発明において、上記第一の係合面は上記抜止ガイド部に形成される構成としてある。
すなわち、上記第一の係合面を自由端に形成される上記抜止ガイド部に形成することにより、上記係合部が撓む際の上記第一の係合面の変位量を大きくすることができる。従って、上記係合部が撓む際には上記抜止面と上記第一の係合面とを干渉させないようにすることができるとともに、上記係合部が原形状に復帰する際には上記抜止面と上記第一の係合面とを対面させることができる。
手段3
手段3にかかる発明は、請求項1、請求項2または手段1、手段2のいずれかに記載の発明において、上記抜止部は上記係合部の移動方向手前側を幅広とすることにより上記抜止ガイド部を形成される構成としてある。
すなわち、上記抜止部における上記係合部の移動方向手前側に上記抜止ガイド部を形成することにより、相対的に上記係合部の移動方向手前側から進行する上記係合部に対して最先に上記抜止ガイド部を接触させることができる。さらに、上記抜止ガイド部を幅広に形成することにより、上記抜止ガイド部と上記係合部とを接触させ易くすることができる。従って、上記抜止ガイド部と上記係合部とを接触させて上記係合部や上記抜止部を撓ませることができる。また、上記係合部の上記抜止ガイド部と、上記抜止部の抜止ガイド部をともに幅広に形成することにより、両者がすれ違う際には両者を干渉させることができるとともに、両者がすれ違いすれ違いきったところで両者を干渉させないようにすることができる。すなわち、両者がすれ違いすれ違いきったところで上記係合部と上記抜止部に作用する曲げモーメントを開放させることができるため、上記係合部と上記抜止部を原形状に復帰させることができる。従って、上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたときに、上記係合部の上記抜止ガイド部と、上記抜止部の抜止ガイド部とがすれ違いきらせることにより、上記制御ボックスの閉鎖状態にて上記係合部と上記抜止部を係合させることができる。
手段4
手段4にかかる発明は、請求項1、請求項2または手段1から手段3のいずれかに記載の発明において、上記規制部は同係合部の移動方向手前側を自由端とする片持ち梁状に形成され、同自由端を幅広とすることにより上記規制ガイド部を形成される構成としてある。
すなわち、上記規制部を上記係合部の移動方向手前側を自由端とする片持ち梁状に形成することにより、上記規制部は同自由端を変位させるように撓むことができる。また、この自由端に上記規制ガイド部が形成されるため、同規制ガイド部の上記傾斜面に上記係合部が接触することにより、上記規制部に大きな曲げモーメントを作用させることができる。従って、上記規制部を撓み易くすることができる。また、上記規制部における上記係合部の移動方向奥方に上記規制ガイド部を形成することにより、相対的に上記係合部の移動方向手前側から進行する上記係合部に対して最先に上記規制ガイド部を接触させることができる。さらに、上記規制ガイド部を幅広に形成することにより、上記規制ガイド部と上記係合部とを接触させ易くすることができる。従って、上記規制ガイド部と上記係合部とを接触させて上記規制部を撓ませることができる。
手段5
手段5にかかる発明は、手段4に記載の発明において、上記係合部には、上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき、上記規制部における自由端を幅広に形成した上記規制ガイド部が挿入される切り欠き状の規制挿入部が形成される構成としてある。
すなわち、自由端を幅広に形成した上記規制ガイド部が上記係合に切り欠き状に形成された上記規制挿入部に挿入されることにより、上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき、上記規制部は原形状に復帰することができる。つまり、上記規制部が原形状に復帰する際には上記規制ガイド部と上記係合部とが干渉することなはい。
手段6
手段6にかかる発明は、手段5に記載の発明において、上記規制ガイド部には上記係合部の移動方向奥方に面する第二の規制面が形成され、上記規制挿入部には上記係合部の移動方向手前側に面する第二の係合面が形成されるとともに、
上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき、同第二の係合面が同第二の規制面より奥方にて同第二の規制面と対面する構成としてある。
すなわち、上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき、上記規制部と上記係合部とが上記第二の係合面と上記第二の規制面とを対面させることにより係合することができる。従って、上記第一の係合面と上記抜止面とが対面する係合箇所と併せて二箇所で係合を行うことができる。また、上記第二の規制面を自由端に形成される上記規制ガイド部に形成することにより、上記規制部が撓む際の上記第二の規制面の変位量を大きくすることができる。従って、上記規制部が撓む際には上記第二の係合面と上記第二の規制面とを干渉させないようにすることができるとともに、上記規制部が原形状に復帰する際には上記第二の係合面と上記第二の規制面とを対面させることができる。
手段7
手段7にかかる発明は、請求項1、請求項2または手段1から手段6のいずれかに記載の発明において、上記抜止ガイド部による上記係合部の撓み方向と、上記規制ガイド部による上記規制部の撓み方向とは互いに異なる構成としてある。
すなわち、上記抜止ガイド部による上記係合部の撓み方向と、上記規制ガイド部による上記規制部の撓み方向とが異なる方向であるため、上記抜止ガイド部による撓み方向に上記係合部の再び撓ませて係合を解除するための外力の方向と、上記規制ガイド部による撓み方向に上記規制部を再び撓ませて規制を解除するための外力の方向とを異ならせることができる。従って、上記係合部と上記抜止部との係合を解除するためには外力を二方向から作用させなければならず、係合の解除を困難とすることができる。
手段8
手段8にかかる発明は、手段7に記載の発明において、上記抜止ガイド部による上記係合部の撓み方向と、上記規制ガイド部による上記規制部の撓み方向とは互いに直交する構成としてある。
すなわち、上記抜止ガイド部による上記係合部の撓み方向と、上記規制ガイド部による上記規制部の撓み方向とが直交するため、上記抜止ガイド部による撓み方向に上記係合部の再び撓ませて係合を解除するための外力が上記規制部に及んだ場合に、同外力と上記規制部を撓ませる方向とを直交させることができる。つまり、この外力には上記規制部を撓ませる方向の成分が存在しないため、上記係合部と上記抜止部との係合を解除する外力により上記規制部の規制が偶然解除されることを防止することができる。
手段9
手段9にかかる発明は、手段4から手段8のいずれかに記載の発明において、上記規制部は棒状に形成される構成としてある。
すなわち、上記規制部を棒状に形成することにより、上記規制部をコンパクトに形成することができるとともに、断面積を小さくすることができるため少ない曲げモーメントであっても上記規制部の撓み量を大きくすることができる。
手段10
手段10にかかる発明は、手段9に記載の発明において、上記規制部は上記抜止ガイド部による上記係合部の撓み方向の反対側から第一の保持柱により支持される構成としてある。
すなわち、上記抜止ガイド部による上記係合部の撓み方向に、上記規制部が上記係合部もろとも撓むことを防止することができる。従って、上記抜止ガイド部による上記係合部の撓み方向に強い外力が与えられても、これに対抗して上記係合部の撓みを規制することができる。
手段11
手段11にかかる発明は、手段10に記載の発明において、上記規制部は同規制部の厚み分離れて形成され互いに平行な上記第一の保持柱と第二の保持柱とに挟み込まれることにより、同規制部が撓む際の撓み方向が一定方向にガイドされる構成としてある。
すなわち、互いに平行となるように形成された上記第一の保持柱と上記第二の保持柱との間に上記規制部が挟み込まれることにより、上記規制部の撓み方向を上記第一の保持柱と上記第二の保持柱に沿った方向に限定させることができる。
手段12
手段12にかかる発明は、手段11に記載の発明において、上記第一の保持柱と上記第二の保持柱とによって上記規制部の撓みがガイドされる方向は、上記抜止ガイド部による上記係合部の撓み方向と直交する構成としてある。
すなわち、上記制御ボックスを封止させる際の上記規制部と上記係合部の撓み方向を直交させることができる。従って、封止を解除するために上記係合部を撓ませたとしても、それに必要な荷重に上記規制部を撓ませるための方向成分を含ませないようにすることができる。従って、上記係合部と上記規制部が同時に撓ませられ封止が解除されることを防止することができる。
手段13
手段13にかかる発明は、手段1から手段12のいずれかに記載の発明において、上記抜止部は板状に形成される構成としてある。
すなわち、上記抜止部を板状に形成することにより、上記抜止部の撓み方向を同抜止部の法線方向に限定させることができる。従って、上記抜止部が上記抜止ガイド部による撓み方向以外の方向に撓むことを防止することができる。
手段14
手段14にかかる発明は、手段13に記載の発明において、上記抜止部に当接する第三の保持柱を形成することにより、同抜止部が撓むことが規制される構成としてある。
すなわち、上記抜止部に第三の保持柱を当接させておくことにより、同抜止部が撓むことを防止することができる。従って、上記抜止部が撓まされて上記係合部との係合が解除されることを防止することができる。なお、上記係合部と上記抜止部とが係合する際にも上記抜止部が撓むことが規制されるが、少なくとも上記係合部は撓むことができるため係合を行うことは可能である。すなわち、係合を可能としつつも不正に係合が解除されることを困難とすることができる。
手段15
手段15にかかる発明は、手段1から手段14のいずれかに記載の発明において、上記係合部は板状に形成される構成としてある。
すなわち、上記係合部を板状に形成することにより、上記係合部の撓み方向を同係合部の法線方向に限定させることができる。従って、上記係合部が上記抜止ガイド部による撓み方向以外の方向に撓むことを防止することができる。従って、上記規制部による規制を確実に有効なものとすることができる。
手段16
手段16にかかる発明は、請求項1、請求項2または手段1から手段15のいずれかに記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材とを互いにスライドさせることにより同皿部材の開口部を閉鎖することが可能である構成としてある。
すなわち、上記皿部材と上記蓋部材とを互いにスライドさせることにより同皿部材の開口部を同蓋部材により閉鎖させることができる。また、例えばスライドを案内するガイドレール等を設けることにより、このスライド以外に上記皿部材と上記蓋部材とが相対移動しないようにすることができる。
手段17
手段17にかかる発明は、手段16に記載の発明において、上記第一の係合面と上記抜止面の法線方向は上記係合部のスライド方向と一致する構成としてある。
すなわち、係合後に上記皿部材と上記蓋部材を無理にスライドさせる際に上記第一の係合面と上記抜止面との接触部に作用する応力と、上記第一の係合面と上記抜止面とが垂直となる。従って、上記皿部材と上記蓋部材をスライドさせる際に上記第一の係合面と上記抜止面との接触部に作用する応力の全てを上記第一の係合面と上記抜止面との間に作用する摩擦力に変換することができる。これにより、上記第一の係合面と上記抜止面とが滑って係合が解除されることを防止することができる。
手段18
手段18にかかる発明は、手段16または手段17のいずれかに記載の発明において、上記第二の係合面と上記第二の規制面の法線方向は上記係合部の移動方向と一致する構成としてある。
すなわち、係合後に上記皿部材と上記蓋部材を無理にスライドさせる際に上記第二の係合面と上記第二の規制面との接触部に作用する応力と、上記第二の係合面と上記第二の規制面とが垂直となる。従って、上記皿部材と上記蓋部材をスライドさせる際に上記第二の係合面と上記第二の規制面との接触部に作用する応力の全てを上記第二の係合面と上記第二の規制面との間に作用する摩擦力に変換することができる。これにより、上記第二の係合面と上記第二の規制面とが滑って係合が解除されることを防止することができる。
手段19
手段19にかかる発明は、請求項1、請求項2または手段1から手段18のいずれかに記載の発明において、上記抜止部と上記規制部は上記待ち受け部に装着可能な抜止片に形成される構成としてある。
すなわち、上記抜止部と上記規制部とを一体部材により形成することができるとともに、上記待ち受け部に装着して上記係合部と係合を行わせることができる。また、係合させない場合には上記抜止片を上記待ち受け部に装着させないようにすればよい。
手段20
手段20にかかる発明は、手段19に記載の発明において、上記抜止片は上記待ち受け部の同一箇所において、上記係合部と係合可能な第一の装着状態、および、上記係合部と係合しない第二の装着状態で装着可能である構成としてある。
すなわち、上記抜止片を上記待ち受け部において上記係合部と係合可能な第一の装着状態と、上記係合部と係合しない第二の装着状態とに装着可能とすることによっても、意図する上記待ち受け部においてのみ係合が行われるようにすることが可能となる。また、上記待ち受け部は上記制御ボックスの封止時においては外部から閉鎖されるため、第二の装着状態で上記待ち受け部に備えられた予備の上記抜止片がいたずら等により紛失されることもない。さらに、上記第一の装着状態であっても第二の装着状態であっても上記待ち受け部における同一箇所に上記抜止片を装着しておくことができるため、予備の上記抜止片を収容しておくためのスペースが別途必要とならない。従って、上記待ち受け部をコンパクトに形成することが可能となる。
手段21
手段21にかかる発明は、手段19または手段20のいずれかに記載の発明において、上記待ち受け部は略箱状に形成された箱部であり、同箱部には上記抜止片を内部に装着させるための開口が形成されている構成としてある。
すなわち、上記待ち受け部は略箱状の箱部とすることにより、上記抜止片を同箱部の内部に収容させておくことができる。従って、上記抜止片を上記箱部で保護し、外部からの係合を解除するような不正を防止することができる。なお、上記箱部には開口が設けられるため、上記抜止片を外部から装着させることは可能となる。
手段22
手段22にかかる発明は、手段21に記載の発明において、上記皿部材の開口部が上記蓋部材により閉鎖される際に、上記箱部に形成された上記開口は上記箱部が形成されない上記皿部材または上記蓋部材に形成された蓋板により閉鎖される構成としてある。
すなわち、上記箱部が形成されない上記皿部材または上記蓋部材に形成された蓋板が上記皿部材の開口部が上記蓋部材により閉鎖される際に移動することにより、上記箱部に形成された上記開口を閉鎖させることができる。従って、上記箱部の内部に備えられる上記抜止片を外部から隔離し、外部からの不正を防止することができる。
手段23
手段23にかかる発明は、手段22に記載の発明において、上記箱部の内壁面に内側から接触する板状の金属製保護部材が備えられる構成としてある。
すなわち、上記箱部の内壁面に内側から板状の金属製保護部材を接触させておくことにより上記箱部の内部を外部から保護することができる。従って、係合に寄与する上記係合部と上記抜止片とを外部から保護することができ、上記係合が不正により解除されることを防止することができる。
手段24
手段24にかかる発明は、手段23に記載の発明において、上記保護部材は上記箱部の内部に遊挿される構成としてある。
すなわち、上記保護部材を上記箱部の内部に遊挿させておくことにより、金属製の上記保護部材は外部から異物等が接触されたときには、撓んだり反ったり振動したりすることができる。これにより、外部からの異物で上記保護部材に穴等を形成するために加えられる荷重を散逸させることができるため、上記保護部材に穴等が形成されることを防止することができる。また、上記保護部材を上記箱部の内部に確実に固定してしまわないことで、使用後の上記箱部から上記保護部材を簡単に除去することができるため、リサイクル性も良いものとなる。
手段25
手段25にかかる発明は、手段24に記載の発明において、上記蓋板は、同蓋板のスライド方向奥方部分において上記係合部が延設された先部と、同スライド方向手前側部分を構成し上記皿部材または上記蓋部材から延設された基部とに分断され、同先部と同基部とを連結する幅の狭い連結部が形成されている構成としてある。
すなわち、上記蓋板は同蓋板のスライド方向奥方部分を構成する先部と、同蓋板のスライド方向手前側部分を構成し上記皿部材または上記蓋部材と接続する基部とを備える。同先部と同基部とは分断されており、同分断された部位にて同先部と同基部とを連結する幅の狭い連結部が形成される。上記先部からは上記係合部が延設されるため、上記先部は上記係合部と上記抜止部とが係合することにより上記箱部に拘束される。上記先部は上記基部と上記連結部を介して接続しているため拘束力は上記基部にも及ぶ。さらに、上記基部は上記皿部材または上記蓋部材と接続されるため、同拘束力を上記皿部材または上記蓋部に及ばせることができる。
すなわち、上記箱部が延設された上記皿部材または上記蓋部と、上記箱部が延設されず上記蓋部が延設された上記皿部材または上記蓋部との相対移動が不能となるように拘束することができる。ただし、上記基部と上記先部とを連結している上記連結部は幅が狭く形成されているため、容易に破断させることが可能となる。上記連結部を破断して切断すると、係合による拘束力が上記基部や上記皿部材または上記蓋部に及ばなくなるため、上記制御基板をメンテナンスする場合等には上記連結部を破断させることにより上記皿部材の開口部を開放することができる。
手段26
手段26にかかる発明は、手段25に記載の発明において、上記保護部材は上記基部から延設された仮止部がスライド方向手前側から当接することにより、同手前側に抜け止めされる構成としてある。
すなわち、上記保護部材を上記基部から延設された仮止部によりスライド方向手前側に抜け止めさせることにより、上記保護部材をスライド方向手前側にずらして上記箱部の内部を破壊する不正を防止することができる。ただし、上記連結部を破壊することによって係合の拘束力が及ばなくなるすることが可能な上記基部から上記仮止部を延設することにより、上記連結部を破壊して上記制御ボックスの封止を解除すれば上記保護部材を自由に抜き取ることができる。従って、上記箱部と異種材料の上記保護部材を簡単に除去することが可能となり、よりリサイクル性を向上させることができる。
手段27
手段27にかかる発明は、請求項1、請求項2または手段1から手段26のいずれかに記載の発明において、上記抜止ガイド部によって上記係合部のみが撓み、規制ガイド部によって上記規制部のみが撓む構成としてある。
すなわち、本発明の一態様として、上記抜止ガイド部によって上記係合部のみを撓ませ、規制ガイド部によって上記規制部のみを撓ませることも可能である。また、二種類の撓みを上記係合部と上記規制部とに分散させることができるため、一方にかかる荷重や変形の負担を低減させることができる。
手段28
手段28にかかる発明は、請求項1、請求項2または手段1から手段27のいずれかに記載の発明において、上記抜止ガイド部によって上記係合部と上記抜止部の双方が撓む構成としてある。
すなわち、本発明の一態様として、上記抜止ガイド部によって上記係合部と上記抜止部の双方を撓ませることも可能である。これにより、上記係合部と上記抜止部とが係合するための撓み量の総和を大きくすることができる。
手段29
手段29にかかる発明は、手段28に記載の発明において、
上記係合部から延設される抜止規制部と、
上記抜止規制部に形成される抜止規制面と、
上記係合部と上記抜止規制部のいずれか一方または両方に形成され上記係合部が上記待ち受け部に移動される際に同移動方向に傾斜する傾斜面にて同抜止部と同抜止規制部とを接触させて同抜止部と同抜止規制部のいずれか一方または両方を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同抜止部と同抜止規制部のいずれか一方または両方を原形状に復元させることにより、上記抜止規制面を同抜止部に対して上記抜止ガイド部による同抜止部の撓み方向の反対側から当接させる抜止規制ガイド部とを具備する構成としてある。
すなわち、上記抜止ガイド部によって上記抜止部が撓ませられる場合に、係合後にこの撓みを抜止規制部によって規制させることも可能である。そのためには、上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたときに、上記抜止規制面を同抜止部に対して上記抜止ガイド部による同抜止部の撓み方向の反対側から当接させればよい。
以上説明したように、請求項1にかかる発明によれば、制御ボックスの封止を簡単に解除することができない遊技機を提供することができる。
請求項2にかかる発明によれば、撓みを分散させることができ、単一の部材に無理な変形が加わることを防止することができる。
手段1にかかる発明によれば、係合部を撓ませて係合を行わせることができる。
手段2にかかる発明によれば、係合部の撓みによる第一の係合面の変位量を大きくすることができる。
手段3にかかる発明によれば、係合部や抜止部を一旦撓ませて再び原形状に復帰させることができる。
手段4にかかる発明によれば、規制部を撓ませることができる。
手段5にかかる発明によれば、規制部を原形状に復帰させることができる。
手段6にかかる発明によれば、係合箇所を二個形成することによって、より強固に係合を行わせることができる。
手段7にかかる発明によれば、外力を与えて係合を解除することを困難とすることができる。
手段8にかかる発明によれば、偶然係合が解除されることを防止することができる。
手段9にかかる発明によれば、規制部の撓み量を大きくすることができる。
手段10にかかる発明によれば、係合部もろとも規制部が撓むことを防止することができる。
手段11にかかる発明によれば、規制部が不用意な方向に撓むことを防止することができる。
手段12にかかる発明によれば、係合部とともに規制部が撓むことを防止することにより、封止が解除されることを防止することができる。
手段13にかかる発明によれば、抜止部の撓み方向を限定させることができる。
手段14にかかる発明によれば、係合部のみを撓ませる手段を提供することができる。
手段15にかかる発明によれば、規制部による規制を有効に機能させることができる。
手段16にかかる発明によれば、制御ボックスの封止をスムーズに行うことができる。
手段17にかかる発明によれば、無理に皿部材と蓋部部材をスライドさせて係合が解除されることを防止することができる。
手段18にかかる発明によれば、無理に皿部材と蓋部部材をスライドさせて係合が解除されることを防止することができる。
手段19にかかる発明によれば、抜止片を着脱することにより係合させないようにすることができる。
手段20にかかる発明によれば、待ち受け部をコンパクトに形成することができる。
手段21にかかる発明によれば、係合に寄与する係合部と抜止片と規制部とを外部から保護することができる。
手段22にかかる発明によれば、係合に寄与する係合部と抜止片と規制部とを確実に外部から保護することができる。
手段23にかかる発明によれば、係合に寄与する係合部と抜止片と規制部とが外部から破壊されることを防止することができる。
手段24にかかる発明によれば、保護部材を破壊されにくくするとともに、リサイクル性を向上させることができる。
手段25にかかる発明によれば、必要に応じて制御ボックスの封止を解除することができる。
手段26にかかる発明によれば、保護部材による保護を確実なものとしつつリサイクル性を向上することができる。
手段27にかかる発明によれば、上記係合部と上記規制部の一方にかかる荷重や変形の負担を低減させることができる。
手段28にかかる発明によれば、係合部と抜止部とが係合するための撓み量を大きくすることができる。
手段29にかかる発明によれば、係合後に抜止部が撓まされて係合が解除されることを防止することができる。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)制御ボックスの設置例:
(2)第一の実施形態にかかる制御ボックスについて:
(3)第一の実施形態にかかる封止部について:
(4)変形例:
(5)まとめ:
(1)制御ボックスの設置例:
図1は本発明を適用したパチンコ機を背面から見て示しており、制御ボックス70が背面側から視認できるように装着されている。同図において、制御ボックス70の短辺の一方の外部に封止部70aが備えられることにより、制御ボックス70は外部から閉鎖された状態を維持し、不正に開放されることを防止している。図に示すように、制御ボックス70はメンテナンスのためにパチンコ機60を開いたときには、パチンコ機60の背面側から直に視認できる位置に配設されている。従って、制御ボックス70内に不正をするために封止部70a等が破損されていれば、次のメンテナンス時にはすぐに見つけることが可能となっている。また、制御ボックス70は透明な合成樹脂で形成されており、その収容された制御基板の様子もパチンコ機60の背面側から直に視認できる。
また、図2はスロットマシン(パチスロ)80の背面を示している。同スロットマシン80の背面側にも矩形箱形の制御ボックス90が装着されている。同図において、制御ボックス90の短辺の一方の外部に封止部90aが備えられることにより、制御ボックス90は外部から閉鎖された状態を維持し、不正に開放されることを防止している。同図に示すように、メンテナンスのためにスロットマシン80を開いたときには容易に封止部90aを視認できる。従って、制御ボックス90内に手を加えるなどのために封止部90aが破損されていれば、次のメンテナンス時にすぐに見つけることが可能となっている。
図示していないが、パチロットにも同様に本発明が適用可能である。パチロットは、メダルの代わりにパチンコ遊技球を利用するものであり、例えば、パチンコ球の5個がメダル1個に相当して遊技を楽しむことができる。
(2)第一の実施形態にかかる制御ボックスについて:
図3は本発明の第一の実施形態にかかる制御ボックス70およびその外部に設けられた封止部70aを上方(図1においてパチンコ機の背面)から見て示している。同図において矢印で示す方向をそれぞれ奥行き方向と幅方向として以下説明する。制御ボックス70および封止部70aは下側に位置する皿部材10と、上側に位置する蓋部材20とで構成されている。また、図4は蓋部材20と皿部材10をスライドさせて制御ボックス70を開放させた状態を示している。同図において、皿部材10は下方に深みのある皿状に形成された皿本体部14を有し、蓋部材20は上方に深みを有する蓋状に形成された蓋本体部24を有している。そして、皿本体部14の開口面と蓋本体部24の開口面とを上下に向かい合わせることにより、図3のように外部と閉鎖された略箱状の制御ボックス70を形成している。閉鎖された制御ボックス70の内部には制御基板25が収容されており、同制御基板25には各種のROM26a〜26f等が実装されている。
蓋本体部24の幅方向両端の辺には略板状の一対のレール挿入部24a1,24a2が形成されており、皿本体部14の幅方向両端の辺には一対の断面略コの字状のガイドレール14a1,14a2が形成されている。そして、ガイドレール14a1,14a2がレール挿入部24a1,24a2をそれぞれ幅方向外側から挟み込むことにより、蓋部材20と皿部材10とが奥行き方向にスライド可能となっている。逆に言えば、蓋部材20と皿部材10とは奥行き方向にスライドする以外に相対移動することはできなくなっている。
皿本体部14の奥方の辺には断面略コの字状のガイドレール14cが形成されており、蓋本体部24の奥方の辺にはレール挿入部24cが形成されている。皿部材10は、皿本体部14を奥方に延設して形成した箱部12を備えている。箱部12は幅方向に並列して5個形成されており、それぞれ上方を開口させている。ガイドレール14cには、箱部12のそれぞれに連通する切り欠き14c1が形成されている。すなわち、箱部12は上方および皿本体部14側を開口させた箱状空間を形成している。
一方、蓋部材20は、蓋本体部24の奥方の辺を奥方に延設して形成した蓋板22を備えている。蓋板22は箱部12に対応した位置に5個並列して形成されている。蓋板22は略板状に形成されており、図3のように制御ボックス70を閉鎖した際には、各箱部12の上方開口を上方から塞ぐことが可能となっている。すなわち、制御ボックス70を閉鎖した際には、各箱部12は外部から閉鎖されることとなる。なお、各箱部12は切り欠き14c1により皿本体部14と連通しているが、上述のとおり皿本体部14自体も蓋本体部24により閉鎖されるため、上方開口さえ塞げば各箱部12を外部から閉鎖することができる。
制御ボックス70を外部から閉鎖された状態で維持するための封止部70aは、箱部12と蓋板22等により構成される。そして、封止部70aによる固定を簡単に解除できないようにすることで、制御基板25のROM26a〜26fを差し替える等の不正を防止している。ただし、制御基板25のメンテナンス等を行う必要もあるため、必要に応じて封止部70aによる固定は解除することができるとともに、その解除の痕跡が瞭然と認識できるようにされている。すなわち、封止部70aにおける固定解除の痕跡と、管理者が正規に行ったメンテナンス等の記録とを参照することで、不正な固定解除が介在したか否かを判断することが可能となっている。この封止部70aの詳細な機構等については以下に詳述する。
(3)第一の実施形態にかかる封止部について:
まず、封止部70aを構成する箱部12について説明する。図5は箱部12の一つを上方から見て示しており、図6は箱部12のX1断面を見て示している。箱部12は、概略、板状の底面12aと、箱部12を奥方および幅方向両外側から区画する壁面12bとにより構成されている。壁面12bの上端部には断面略コの字状に溝が形成されたガイド部12b1が奥方および幅方向両外側に形成されている。箱部12における手前側(皿本体部14)側には切り欠き14c1が形成されているため、皿本体部14と箱部12とが連通している。なお、箱部12は五個すべて同様の形状となっている。
箱部12の内部には、略柱状の保持柱12c〜12fがそれぞれ底面12aから上方に向かって略垂直に立設されている。保持柱12c,12dは上方から見たときに奥行き方向中央部が括れるように形成されており、両者は同様の形状となっている。保持柱12dは幅方向の側壁面12bから間隔tだけ離れた位置に形成されており、奥方壁面12bから間隔uだけ離れた奥行き位置に形成されている。保持柱12cは保持柱12dと間隔sだけ離れて幅方向内側に形成されており、奥行き位置は保持柱12dと同様に奥方壁面12bから間隔uだけ離れた位置となっている。保持柱12cにおける奥行き方向両外側の一対の幅広部12c1,12c1は、それぞれ幅rとなるように形成されている。
保持柱12eは、上方から見たときに略L状となるように形成されており、奥方端部にて奥方壁面12bと接続している。そして、手前側側を幅方向内側に屈曲させて、屈曲された先端と保持柱12cとが間隔sだけ離れる位置に形成されている。保持柱12fは、上方から見たときに略クランク状となるように形成されており、保持柱12cとの最短距離が間隔sとなる位置に形成されている。保持柱12e,12fはそれぞれ対面する幅方向の側壁面12bとは間隔tだけ離れた位置に形成されている。
次に、封止部70aを構成する箱部12の内部に装着される抜止片について説明する。図7は抜止片を斜めから見て示している。同図において、抜止片40は矩形枠状に形成された枠部40cを有しており、枠部40cに四方を囲まれた窓部40dが形成されている。窓部40dの幅は上記幅rよりもわずかに広く、厚みは上記間隔uよりもわずかに薄く、高さがhとなるように形成されている。抜止片40は合成樹脂で形成されており、枠部40cの一辺からは枠部40cと略直角に略板状の抜止部41が延設されている。
抜止部41は略板状の抜止板41aと先端を内側に幅広としている抜止先部41bとから構成されている。抜止板41aの厚みは上記間隔sよりもわずかに薄く形成されており、先端に抜止先部41bが形成されている。すなわち、抜止部41は枠部40cを固定端とする片持ち梁状に形成されており、その自由端に抜止先部41bが形成されている。抜止先部41bの厚みは上記間隔uよりもわずかに薄く形成されており、同抜止先部41bの内側には先端方向が次第に幅狭となるように傾斜する抜止ガイド面41b1が形成されている。抜止ガイド面41b1における枠部40c側の端部は、抜止板41aに直交する抜止面41b2に接続されている。
一方、枠部40cにおける抜止部41が延設された辺に対向する辺からは、抜止板41aに略平行な規制部42が延設されている。規制部42は略棒状に形成された規制棒42aと先端を内側に突出させる規制先部42bとから構成おり、規制棒42aと抜止板41aとの間隔は上記幅rよりもわずかに大きくなるように形成されている。すなわち、規制部42は枠部40cを固定端とする片持ち梁状に形成されており、その自由端に規制先部42bが形成されている。規制棒42aの厚みは上記間隔sよりもわずかに薄く形成されている。規制先部42bは先端になるにつれ高さが低くなる規制ガイド面42b1を備えており、同規制先部42bの厚みは上記間隔uよりもわずかに薄く形成されている。抜止部41と規制部42とは、下端が同じ高さとなるように形成され、先端も同じ位置となるように形成されている。なお、規制棒42aの内側に対面する面を第一の規制面42a1とし、規制先部42bの内側突出部において枠部40cに対面し規制棒42aに直交する面を第二の規制面42b2と表すものとする。
次に、封止部70aを構成する箱部12の内部に装着される保護部材について説明する。図8は、保護部材50を斜めから見て示している。同図において、保護部材50は厚みが上記間隔tよりも小さい金属板を屈曲させることにより、略コの字状に形成されている。保護部材50は、互いに同形、かつ、平行な二枚の側面板50a,50aを有しており、側面板50a,50aは下端にて底面板50bによって連結されている。側面板50a,50aと底面板50bとは直交するように屈曲されている。底面板50bには矩形の切り欠き50cが形成されている。
箱部12と抜止片40と保護部材50とを以上のように構成することにより、抜止片40と保護部材50とを箱部12に装着させることが可能となる。図9は、箱部12に抜止片40を装着した状態を示している。同図において、箱部12の内部において保持柱12cを取り囲むように抜止片40が上方から差し込まれている。すなわち、互いの間隔が保持柱12cの一対の幅広部12c1,12c1よりわずかに大きく形成された抜止板41aと規制部42が保持柱12cを幅方向外側から狭持している。
その際に、抜止板41aの厚みは保持柱12cと保持柱12dとの間隔sよりもわずかに小さく形成されているため、抜止板41aと保持柱12cと保持柱12dとが干渉することはない。同様に、規制棒42aの厚みは保持柱12cと保持柱12e,12fとの間隔sよりもわずかに小さく形成されているため、規制棒42aと保持柱12cと保持柱12e,12fとが干渉することはない。一方、抜止先部41bおよび規制先部42bの厚みは、保持柱12cと奥方壁面12bとの間隔uよりもわずかに小さく形成されているため、抜止先部41bと規制先部42bが保持柱12cと奥方壁面12bに干渉することはない。
このように、抜止片40は箱部12において各保持柱12c〜12fおよび壁面12bが形成する各隙間に挿入され、特に係合等により固定されないため、自由に着脱することが可能となっている。すなわち、抜止片40には保持柱12cを挿通させるために保持柱12cの幅rよりも幅がわずかに広く、保持柱12cの長さfよりもスライド方向の長さpが長い上方視矩形状の挿通穴が形成されているため、同挿通穴に保持柱12cを挿通させることが可能となっている。なお、抜止片40の保持柱12cに対する挿通方向は、底面12aから垂直に立設する保持柱12cの軸方向と一致するため、同挿通方向とスライド方向とは垂直となる。なお、図9においては、枠部40cが手前側に配向し、抜止先部41bおよび規制先部42bが奥方に配向するように抜止片40が装着された状態となっており、同状態を第二の装着状態と呼ぶものとする。
図10は、箱部12に抜止片40を装着した状態であって、第二の装着状態とは別の第一の装着状態を示している。同図において、第二の装着状態と同様に抜止片40は箱部12において各保持柱12c〜12fおよび壁面12bが形成する各隙間に挿入されている。ただし、枠部40cが奥方に配向し、抜止先部41bおよび規制先部42bが手前側に配向するように装着されている。この第一の装着状態においては、枠部40cが保持柱12cと奥方壁面12bとの隙間に挿入されることとなるが、枠部40cの厚みも保持柱12cと奥方壁面12bとの間隔uよりわずかに小さく形成されているため、干渉することなく挿入することができる。
また、保持柱12cが挿通する抜止片40の挿通穴は抜止片40の奥行き方向の中点の軌道を示す平面にて対称な形状となっており、保持柱12cも同保持柱12cの奥行き方向の中点の軌道を示す平面にて対称な形状となっている。従って、抜止片40を反転して保持柱12cに挿通されても、保持柱12cと抜止片40とが干渉することはない。第一の装着状態においても抜止片40は特に係合等により固定されないため、抜止片40を自由に着脱することが可能となっている。すなわち、上方が開口した箱部12において抜止片40は第一および第二の装着状態に自由に着脱することが可能となっている。また、抜止片40を反転させれば済むため、第一の装着状態と第二の装着状態との切換を簡単に行うことができる。
一方、図10においては、保護部材50が箱部12の内部に装着されている。保護部材50における底面板50bの幅は箱部12の内部の幅よりわずかに小さく形成されているため、箱部12の底面12aに面接する底面板50bの両端にて直交する側面板50a,50aは、箱部12の側方壁面12b,12bのそれぞれに内側から面接している。なお、保持柱12d〜12fと側方壁面12b,12bとの間隔tは側面板50a,50aの厚みよりも大きいため、保持柱12d〜12fと側方壁面12b,12bとが干渉することなく保護部材50を装着することができる。底面板50bには所定の切り欠き50cが形成されているため、底面板50bと各保持柱12c〜12fとは干渉しない。側面板50a,50aの奥方端部が奥方壁面12bに到達する際に、ちょうど、切り欠き50cが形成された部分の底面板50bの端面が保持柱12c,12d,12fに到達するように形成されている。
保護部材50を装着するにあたっても、特に保護部材50は特に係合や接着等により固定されないため、保護部材50を自由に着脱することが可能となっている。保護部材50は、抜止片40の第一および第二の装着状態の双方において箱部12に装着できるとともに、抜止片40を装着しない状態であっても箱部12に装着できる。
図11は、蓋部材20の蓋本体部24を奥方に延設して形成した蓋板22の一つを上方から見て示し、図12は同蓋板の一つを幅方向外側から見て示し、図13は同蓋板の一つを奥方から見て示している。同図において、略板状に形成された蓋板22は、奥行き方向略中央部で基部22bと先部22aとに分断されており、基部22bと先部22aとは中央の連結部22cと幅方向両端の連結部22e,22eとによって連結されている。基部22bは手前側部分にて蓋本体部24と接続し、幅方向両外側には一対の薄板部22b1,22b1が形成されている。
また、先部22aの幅方向両外側および奥方にも上方視略コの字状の薄板部22a1が形成されている。なお、連結部22e,22eは薄板部22b1,22b1と薄板部22a1とを接続し、これらと同じ厚みとなっている。基部22bにおける薄板部22b1,22b1の内側には矩形枠状の補強リブ22b2が板厚を厚くして形成されている。同様に、先部22aにおける薄板部22a1の内側にも矩形枠状の補強リブ22a2が板厚を厚くして形成されている。補強リブ22b2と補強リブ22a2のそれぞれに囲まれた部分は平面板状に形成されている。
基部22bにおける一対の薄板部22b1,22b1のそれぞれの内側において一対の仮止部22d,22dが下方に延設され、さらに奥方に延設することにより仮止部22d,22dの奥方端部が先部22aまで略到達している。先部22aにおける連結部22cと接合する部位の下方には、略板状の閉鎖板22a3が垂設されている。閉鎖板22a3の幅方向両端は、仮止部22d,22dのそれぞれの幅方向の外縁よりも内側となるように形成されている。閉鎖板22a3は、手前側から三角板状の連結部22cにより支持されており、奥方の面の略中央には係合部23が同閉鎖板22a3に垂直に立設されている。
係合部23は、略板状の係合板23aと先端を幅広としている係合先部23bとから構成されており、高さが窓部40dの高さhよりもわずかに小さく形成されている。係合先部23bには先端ほど厚みが小さくなるように傾斜する第一の係合ガイド面23b1が形成されており、係合先部23bにおいて最も厚みが大きくなる手前側端部は窓部40dの幅rよりも小さく形成され、係合先部23bの手前側端部には係合板23aに直交し、閉鎖板22a3に対向する第一の係合面23b2が形成されている。係合先部23bにおける下端には第二の係合ガイド面23b3が形成されている。
第二の係合ガイド面23b3は法線方向が第一の係合ガイド面23b1とは反対方向、かつ、斜め奥方となるように形成されている。係合板23aの下端における係合先部23bの手前側を切り欠くことにより、規制挿入部23cを形成している。規制挿入部23cは側面視略三角形となっており、抜止片40の規制先部42bの内側突出部がちょうど嵌り込むことが可能となっている。閉鎖板22a3と略平行な規制挿入部23cの壁面を第二の係合面23c1というものとする。一方、蓋本体部24と蓋板22との境界部には、蓋板22の側方にレール挿入部24cが形成された区画面24dが下方に延設されている。
図14は、図3のように制御ボックス70を閉鎖した際の蓋板22および箱部12の様子を上方から見て示している。同図において、蓋部材20のレール挿入部24cが皿部材10のガイドレール14cに嵌り込むまで蓋部材20が奥方にスライドされている。同時に、区画面24dは、箱部12を皿本体部14側に開口させる切り欠き14c1を皿本体部14側から塞ぐようになっている。従って、皿本体部14と蓋本体部24とで外部から完全に閉鎖された制御基板25の収容空間を形成することができる。
蓋板22が蓋部材20とともにスライドすると、蓋板22の奥方端部は箱部12の奥方壁面12bに到達して箱部12の上方開口を塞ぐ。すなわち、箱部12の内部は、蓋板22における連結部22cの側方の開口を除き外部から閉鎖された空間となっている。蓋板22の奥方および側方の外縁を構成する薄板部22a1,22b1,22b1は、箱部12の各側面12bの上端部に形成された断面略コの字状のガイド部12b1に挿入されている。これにより、蓋板22と箱部12との接触部位の形状が複雑となるため、蓋板22と箱部12との隙間から箱部12の内部に異物を侵入させることが困難となっている。
また、ガイド部12b1は、蓋板22が箱部12に対してスライドする際に、箱部12を幅方向および上下に挟んでスライドをガイドするため、スムーズに蓋板22をスライドさせることができる。同図の状態において、蓋板22の下方に形成された係合板23aや係合先部23bや閉鎖板22a3は、箱部12の内部に収容されることとなる。すなわち、これらは外部から隔離されることとなる。ただし、蓋板22が箱部12に対してスライドする際には、箱部12は皿本体部14と切り欠き14c1により連通しているため、蓋板22の下方に形成された係合板23aや係合先部23bや閉鎖板22a3は箱部12の内部に侵入することができる。
図15は、図14の状態における箱部12の内部の様子を図6のZ1断面から見て示している。なお、同図において抜止片40は第二の装着状態となっている。係合板23aと係合先部23bは蓋板22のスライドともに箱部12の内部を奥方に向かって進行する。所定量奥方に進んだところで、第二の装着状態において手前側に配向する枠部40cと重なる位置となるが、同枠部40cの内側に形成された窓部40dを挿通して、さらに奥方に進行することができる。
すなわち、係合先部23bの高さと幅は、窓部40dの高さhと幅rよりも小さく形成されるとともに、係合板23aと係合先部23bとは窓部40dと同等の高さとなるように形成されているため、係合先部23bは窓部40dを挿通することが可能となっている。これにより、第二の装着状態においては、抜止片40と係合先部23bとが何ら干渉することなく、制御ボックス70を閉鎖させることができる。むろん、蓋板22を手前側にスライドさせる際にも、抜止片40と係合先部23bとは干渉することはない。一方、仮止部22d,22dもそれぞれ蓋板22のスライドともに箱部12の側方壁面12b,12bのそれぞれに摺接しつつ奥方に向かって進行する。
図16は、図14の状態における箱部12の内部の様子を図6のZ1断面から見て示している。なお、同図において抜止片40は第一の装着状態となっている。また、保護部材50も箱部12の内部に装着されている。第一の装着状態においては、係合先部23bは蓋板22のスライドともに箱部12の内部を奥方に向かって進行し、所定量奥方に進んだところで抜止片40の抜止先部41bおよび規制先部42bにそれぞれ当接する。そして、さらに奥方に進行させると実線で示すように係合先部23bと抜止先部41bとが係合する。すなわち、係合先部23bにおいて手前側に対面する第一の係合面23b2と、抜止先部41bにおいて奥方に対面する抜止面41b2とが互いに対面して、第一の係合面23b2が手前側に移動することが許容されなくなる。
これにより、蓋板22が箱部12に対して手前側にスライドすることができなくなるとともに、蓋部材20が皿部材10に対して手前側にスライドすることができなくなる。また、このとき蓋部材20のレール挿入部24cが皿部材10のガイドレール14cに嵌り込んで突き当たっているため、蓋部材20をこれ以上奥方にスライドさせることも不可能となっている。さらに、蓋部材20と皿部材10とは奥行き方向にスライドする以外に相対移動することはできないため、蓋部材20が皿部材10との相対移動が完全に不可能となる。すなわち、上述のように閉鎖された制御基板25の収容空間を完全に封止することができる。
一方、蓋板22のスライドともに箱部12の側方壁面12b,12bのそれぞれに摺接しつつ奥方に向かって進行する仮止部22d,22dは、係合先部23bと抜止先部41bとが係合するとき保護部材50の側面板50a,50aのそれぞれの手前側端部に当接する。これにより、保護部材50を手前側に抜け止めさせることができる。閉鎖板22a3の幅方向両端はそれぞれ保護部材50の側面板50a,50aに内側から略当接し、同閉鎖板22a3の下端は保護部材50の底面板50bに略当接する。これにより、係合先部23bと抜止先部41bとが係合するときには、先部22aの下方に位置する箱部12の奥方空間を外部から閉鎖することができる。
図17は、係合部23と抜止部41とが係合する様子を示している。同図では、抜止片40と係合部23以外の部分は説明のため図示を省略している。係合部23は上述したとおり窓部40dと同等の高さに挿入され、高さ方向の長さが抜止部41とほぼ同じ高さhとなっているため、抜止部41と規制部42の双方に対して干渉する関係となっている。係合先部23bは奥方に進行し、第一の係合ガイド面23b1が抜止先部41bの抜止ガイド面41b1に接触する。第一の係合ガイド面23b1と抜止ガイド面41b1とは、係合先部23bの進行方向に対して傾斜しているため、両者は滑りつつ互いを幅方向外側に押し出そうとする。これによって、抜止板41aは外側に撓もうとするが外側から保持柱12fが当接しているため、原形状が維持される。一方、係合板23aは係合先部23bが自由端となるため、係合先部23bが抜止先部41bから離反するように撓むこととなる。このとき、抜止先部41bは梁状に形成された係合部23における自由端に形成されているため、抜止先部41bの変位量を大きいものとすることができる。
一方、第二の係合ガイド面23b3も係合先部23bの進行とともに、規制部42の規制先部42bの内側突出部に当接することとなる。規制先部42bの規制ガイド面42b1と第二の係合ガイド面23b3も係合先部23bの進行方向に対して傾斜しているため、両者は滑りつつ互いを外側に押し出そうとする。ただし、係合先部23bは上述のとおり抜止先部41bから離反するように変位しようとするため、規制先部42bが下方、あるいは幅方向外側に押し出されることとなる。しかし、略棒状の規制棒42aは幅方向外側から保持柱12dにより支持されているため、規制棒42aは規制先部42bを下方に変位させるように撓ませられることとなる。さらに、規制棒42aは互いに平行な保持柱12dと保持柱12cにより挟み込まれているため、上下方向に撓むことがガイドされている。従って、規制棒42aは上下方向に安定して撓むことが可能となっている。なお、係合部23は板状に形成されているため、同係合部23の法線方向以外には撓むことができない。従って、係合部23が規制部42との干渉によって上方に撓むことはない。また、規制先部42bは梁状に形成された規制部42における自由端に形成されているため、規制先部42bの変位量を大きいものとすることができる。
以上のように、係合板23aと規制棒42aとがそれぞれの方向に撓むことにより、係合先部23bがさらに奥方に進行することができる。なお、係合板23aと規制棒42aを撓ませて係合先部23bが奥方に進行する際には、相当の反力が係合部23に及ぼされるが、閉鎖板22a3の背面にて連結部22cが同反力の対向方向に支持しているため、確実に係合部23を押し込むことが可能となっている。すなわち、連結部22cは閉鎖板22a3に対する補強リブとして機能することができる。
そして、図18に示すように係合先部23bが抜止先部41bの側方を通り過ぎると、第一の係合ガイド面23b1と抜止ガイド面41b1との干渉が解消されて、係合板23aは原形状に復帰することができる。すると、係合先部23bにおいて手前側に対面する第一の係合面23b2と、抜止先部41bにおいて奥方に対面する抜止面41b2とが互いに対面して、第一の係合面23b2が手前側に移動することが許容されなくなる。すなわち、係合部23が移動する際には係合部23が撓むことにより第一の係合面23b2と抜止面41b2とが干渉することなく移動することができるとともに、移動が完了すると係合部23が原形状に復帰して第一の係合面23b2と抜止面41b2とを対面させることができる。第一の係合面23b2は係合部23において同係合部23が撓む際に変位量の大きい自由端に形成されているため、抜止面41b2を避けて奥方に移動することができる。
なお、抜止片40は保持柱12cに内部を挿通されて装着されているため、抜止片40もろとも第一の係合面23b2が手前側に移動してしまうことはない。第一の係合面23b2が移動する方向と抜止片40に保持柱12cが挿通する挿通方向とは互いに垂直であるため、第一の係合面23b2を移動させようとしても抜止片40が保持柱12cから抜けることはない。従って、抜止片40が保持柱12cから抜け、保持柱12cの抜止片40に対する拘束力が失われることはない。
このとき、係合板23aの規制挿入部23cは規制先部42bが待ち受ける位置まで到達するようになっている。従って、規制棒42aは現形状に復帰し、規制先部42bの内側突出部を規制挿入部23cに入り込むことができる。これにより、規制挿入部23cにおいて手前側に対面する第二の係合面23c1と、規制先部42bの内側突出部において奥方に対面する第二の規制面42b2とが互いに対面して、第二の係合面23c1が手前側に移動することが許容されなくなる。
すなわち、係合部23が移動する際には規制部42が撓むことにより第二の係合面23c1と第二の規制面42b2とが干渉することなく移動することができるとともに、移動が完了すると規制部42が原形状に復帰して第二の係合面23c1と第二の規制面42b2とを対面させることができる。第二の規制面42b2は規制部42において同規制部42が撓む際に変位量の大きい自由端に形成されているため、第二の規制面42b2と干渉することなく第二の規制面42b2を奥方に移動させることができる。このようにすることにより、第一の係合面23b2と第二の係合面23c1との二箇所の干渉により係合部23が手前側に移動することをできなくすることができる。つまり、係合部23は抜止片40に対して二箇所で係合することとなる。
また、上記のように一度係合が完了すると、原形状に復帰した規制棒42aにおける内側の第一の規制面42a1が係合板23aに幅方向外側から当接する。従って、係合先部23bと抜止先部41bとの係合を解除すべく、係合先部23bが抜止先部41bから離反するように係合板23aを撓ませるには、同時に規制棒42aも外側に撓ませなければならい。しかしながら、規制棒42aは外側から保持柱12dに当接されているため外側に撓むことは不可能となっている。また、係合部23は板状に形成されており同係合部23の法線方向以外には撓むことができないため、係合を解除するには係合部23を外側に撓ませるしかない。従って、係合部23を外側に当接する規制部42によって確実に係合が解除されることを防止することができる。
係合を解除するとすれば、規制棒42aを下方に撓ませつつ係合板23aを外側に撓ませなければならない。すなわち、係合時における係合部23の撓み方向と規制部42とは異なる方向となっているため、二方向の外力を与えなければ係合を解除することができない。さらに、係合部23と規制部42の撓み方向は直交方向となっているため、係合を解除する方向に係合部23を撓ませるための外力に規制部42を撓ませるための成分が含まれないようにすることができる。同様に、規制を解除する方向に規制棒42aを撓ませるための外力に係合部23を撓ませるための成分が含まれないようにすることができる。
従って、封止を解除させるためには必ず二方向の外力を与えなければならず、係合の解除をより困難とすることができる。さらに、仮に係合板23aと規制棒42aとを同時に外側に撓ませたとしても、規制先部42bと規制挿入部23cとの係合は維持されるため係合を解除することはできない。従って、係合部23と抜止部41と規制部42を破壊することなく、上記係合を解除することは非常に困難となっている。
なお、係合部23と抜止部41を傾斜面にて接触させて係合部23を撓ませる係合先部23bと抜止先部41bとは本発明にいう係合ガイド部に相当する。また、係合部23と規制部42を傾斜面にて接触させて規制部42を撓ませる規制先部42bと第二の係合ガイド面23b3とは本発明にいう規制ガイド部に相当する。また、本実施形態の係合ガイド部は係合部23のみを幅方向に撓ませるとともに、規制ガイド部は規制部42のみを下方に撓ませている。従って、係合に必要な二種類の撓みを係合部23と規制部42とに分散させることができるため、係合部23に負荷や変形を集中させないようにすることができる。
さらに、上述のとおり係合に寄与する係合部23と抜止部41と規制部42が収容される空間は、蓋板22および箱部12の底面12aと各壁面12bおよび閉鎖板22a3により外部から閉鎖されるため、外部から係合先部23bや抜止先部41bに作用して係合を解除することはできなくなっている。また、係合に寄与する係合部23と抜止部41と規制部42が収容される空間は、金属製の保護部材50により下方および側方から保護されるため、箱部12の各壁面12bや底面12a等に穴を形成したとしても、異物を係合部23と抜止部41と規制部42まで到達させ、これらを破壊して係合を解除することができなくなっている。
特に、本実施形態において保護部材50は箱部12の隙間に挿入して装着しただけであって、しっかりと固定していない。すなわち、保護部材50は箱部12の内部において遊挿されているだけで変形や揺動の余地を残している。従って、図19のように箱部12の各壁面12bや底面12aにドリル等で穴を開け、さらに保護部材50を貫通しようとすると、側面板50a,50aにおいては上端を内側に撓ませて、ドリルの推進方向を上方に逸らすことができる。また、ドリルの推進方向を上方に逸らすとともに、側面板50a,50aが振動してドリルの推進力を散逸させることができる。
従って、側面板50a,50aの正確な位置にドリル等で穴を開けることは非常に困難となっている。同様に、底面板50bも中央部を上方に変位させるように撓むことができるため、同様にドリルの推進力を散逸させることができる。これにより、箱部12の各壁面12bや底面12aにドリル等で穴を開けたとしても、異物を係合先部23bや抜止先部41bまで到達させ、これらを破壊して係合を解除することができなくなっている。また、蓋板22の薄板部22a1は、断面略コの字状のガイド部12b1に入り込んでいるため、蓋板22と箱部12との隙間から異物を侵入させることも困難となっている。
また、蓋板22の薄板部22a1は、断面略コの字状のガイド部12b1に入り込んでいるため、蓋板22を上方に引き剥がすこともできない。ただし、蓋板22は視認が容易な上方(パチンコ機の背面側)に露出しているため、蓋板22に穴を開けたり、上方に引き剥がしたりして不正を行ったとしても、その不正の痕跡を簡単に確認することができる。また、蓋板22の内側を保護部材50で敢えて保護しないことにより、透明な合成樹脂製の蓋板22を介して係合部23と抜止部41と規制部42の係合状態も視認することができるため、不正の発見をしやすくすることができる。
このように、制御ボックス70を開封することは困難となっているが、制御基板25のメンテナンス等においては、皿部材10と蓋部材20とをスライドさせて制御ボックス70を開封しなければならない。その場合、図20に示すように、連結部22cをニッパー等によって破断させ、さらに幅方向両端の連結部22e,22eをガイド部12b1もろとも破断させることによって蓋板22を先部22aと基部22bとに分離させればよい。すなわち、係合に寄与する係合部23は先部22aから延設されているため、基部22bを先部22aと分離させれば係合による拘束力は基部22bや蓋部材20には及ばなくなる。従って、蓋部材20は皿部材10に対してスライドすることが可能となり、図4に示すような開封状態とすることができる。むろん、不正を行う者も同様にして開封することができるが、上述したとおり連結部22c,22e,22eは視認が容易な上方(パチンコ機の背面側)に露出しているため、その痕跡を容易に発見することができる。従って、メンテナンス等による正規の開封履歴等を参照すれば、その痕跡が不正なものか、適正なものか判断することが可能である。
さらに、基部22bを先部22aと分離させて蓋部材20を手前側にスライドさせると、基部22bから延設された仮止部22d,22dも手前側にスライドすることとなる。従って、保護部材50の手前側への抜け止めは自ずと解除されることとなる。すなわち、連結部22cを破断させて封止を解除させたことにより、外部から保護する必要がなくなった箱部12から保護部材50を簡単に除去することができる。このように、使用後は保護部材50を除去しておくことにより、使用済みの皿部材10には合成樹脂製の先部22aおよび抜止片40のみが残留することとなる。つまり、皿部材10には一切金属材料等の異種材料が残留しないため、わざわざ抜止片40の係合を解除して抜止片40を除去しなくても容易にリサイクルを行うことができる。また、保護部材50としても他の箱部12に装着して再利用することができる。
蓋板22の連結部22cを破断させることにより、それ以降はその蓋板22を使用して封止を行うことができなくなる。しかし、蓋板22と箱部12とは五組備えられているため、次回は連結部22cを破断させていない蓋板22と箱部12にて封止を行うことができる。すなわち、五回までは封止を行うことが可能となっている。連結部22cを破断させていない蓋板22と箱部12にて封止を行うにあたっては、開封したときに封止を行おうとする箱部12にて抜止片40を第一の装着状態にしておけばよい。これにより、封止を行おうとする箱部12にて係合先部23bと抜止先部41bとを係合させることができる。また、上述のとおり前回の封止に使用した箱部12から保護部材50を取り外し、封止を行おうとする箱部12に装着することができるため、保護部材50を箱部12の数だけ用意しておく必要はない。従って、部品コストを低減させることができる。
一方、制御ボックス70の封止を行うためには、一組の蓋板22と箱部12とが係合すれば足りるため、係合を行わない箱部12においては抜止片40を第二の装着状態として装着しておけばよい。第一の装着状態と第二の装着状態との切換においては、抜止片40を反転させて装着すればよいため、作業が煩雑なものとなることもない。また、使用しない抜止片40を第二の装着状態として装着しておいても、本来係合に使用する場合の抜止片40の装着スペースにて装着することができるため、係合に使用しない抜止片40を装着するためのスペースを別途確保しておく必要がない。従って、制御ボックス70をコンパクトに形成することが可能となっている。また、抜止片40は、第二の装着状態においても制御ボックス70の封止時には箱部12内部の閉鎖空間に収容されることとなる。従って、使用しない抜止片40が破壊されたり、取り除かれ紛失されたりすることを防止することができる。
(4)変形例:
図21は、変形例にかかる抜止片を斜めから見て示している。同図において、抜止片140における抜止部141には前実施形態と同様に幅が広い抜止先部141bが形成されている。抜止先部141bの上方部分は外側かつ先端方向に向かって切り落とされた形状となっており、その切断面に相当する面をガイド面141b3と言うものとする。図22は変形例にかかる蓋板を上方から見て示している。同図において、蓋板122の下方には前実施形態と同様に係合部123が形成されている。この係合部123の側方には略棒状の抜止規制部129が係合部123と同様に閉鎖板122a3から奥方に向かって突設されている。すなわち、抜止規制部129は奥方端部を自由端とした片持ち梁状に形成されている。
図23は、係合部123と抜止規制部129を奥方から見て示している。係合部123と抜止規制部129との間隔は抜止部141の抜止板141aの厚みsとほぼ同等となっており、係合部123と抜止規制部129の上端位置は一致させられている。抜止規制部129の奥方端部は内側かつ下方に切り落とされた形状となっており、その切断面に相当する面をガイド面129aと言うものとする。
図24は、係合時(実線)および係合直前(破線)の状態における箱部112の内部の様子を示している。同図において、本変形例では抜止部141を外側から支持する保持柱(前実施形態では保持柱12f)が設けられておらず、係合の前後において抜止部141は外側に撓むことが可能となっている。ただし、実線で示す係合時においては抜止規制部129が抜止部141に外側から当接しているため、抜止部141に外側に撓むことを規制することが可能となっている。従って、抜止部141に外側に撓ませて、係合部123と抜止部141の係合を解除することは困難となっている。なお、係合部123については前実施形態と同様に規制部142により外側に撓むことが規制されている。
図25は、係合部123と抜止部141とが係合する様子を示している。同図において、係合部123が進行することにより、進行方向に対して傾斜する第一の係合ガイド面123b1と抜止ガイド面141b1とが接触する。従って、係合部123と抜止部141はそれぞれ外側に押し出される。これに対応して、規制部142は下方に撓むとともに、抜止規制部129は斜め上方に押し出されて撓んでいる。すなわち、抜止規制部129と抜止部123も進行方向に対して傾斜するガイド面129aとガイド面141b3において接触するため、同ガイド面129a、141b3の法線方向に抜止規制部129を押し出すことが可能となっている。
そして、係合時には抜止部141は原形状に復帰するため、抜止部141と抜止規制部129との干渉も解除される。従って、抜止規制部129は、原形状に復帰して抜止部141の側方に位置することが可能となる。従って、抜止規制部129は抜止部141が外側に撓むことを規制することが可能となる。このように、係合課程において係合部123のみならず抜止部141が撓む場合に、係合後に係合部123および抜止部141の双方の撓みを規制することも可能である。なお、ガイド面129aとガイド面141b3は本発明にいう抜止規制ガイド部に相当する。また、係合課程において係合部123のみならず抜止部141が撓ませることにより、一方を撓ませた場合よりも両者の撓み量の総和を大きくすることができる。従って、係合部123と抜止部141とが撓みながらスムーズに相対移動することができる。
(5)まとめ:
以上説明したように、本発明にかかる遊技機において、待ち受け部としての箱部に係合ガイド部と規制ガイド部とを設け、それぞれにより係合部と規制部を撓ませつつ係合部と抜止部とを係合させる。これにより、上記係合を解除する場合には係合部と規制部の双方を撓ませることが必要となり、同係合の解除が困難となる。従って、制御ボックスの封止が強固で、簡単に制御基板等に不正がなされない遊技機を提供することができる。
本発明にかかる制御ボックスを使用するパチンコ機の背面図である。 本発明にかかる制御ボックスを使用するスロットマシンの背面図である。 第一の実施形態にかかる閉鎖状態の制御ボックスの平面図である。 第一の実施形態にかかる開放状態の制御ボックスの平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部の平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部の断面図である。 第一の実施形態にかかる抜止片の斜視図である。 第一の実施形態にかかる保護部材の斜視図である。 第一の実施形態にかかる箱部の平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部の平面図である。 第一の実施形態にかかる蓋板の平面図である。 第一の実施形態にかかる蓋板の側面図である。 第一の実施形態にかかる蓋板の正面図である。 第一の実施形態にかかる箱部および蓋板の平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部および係合部の平面図である。 第一の実施形態にかかる箱部および係合部の平面図である。 第一の実施形態にかかる抜止片および係合部の斜視図である。 第一の実施形態にかかる抜止片および係合部の斜視図である。 第一の実施形態にかかる箱部および蓋板の断面図である。 第一の実施形態にかかる箱部および蓋板の平面図である。 変形例にかかる抜止片の斜視図である。 変形例にかかる蓋板の平面図である。 変形例にかかる蓋板の正面図である。 変形例にかかる箱部および係合部の平面図である。 変形例にかかる抜止片および係合部の斜視図である。
符号の説明
10…皿部材
12…蓋板
12…箱部
12a…底面
12b…壁面
12b1…ガイド部
12c〜12f…保持柱
14…皿本体部
14c1…切り欠き
20…蓋部材
22…蓋板
22a…先部
22a3…閉鎖板
22b…基部
22c…連結部
22d,22d…仮止部
23…係合部
23a…係合板
23b…係合先部
23b1,23b3…係合ガイド面
23b2…係合面
23c…規制挿入部
23c1…規制挿入面
24…蓋本体部
25…制御基板
40…抜止片
40c…枠部
40d…窓部
41…抜止部
41a…抜止板
41b…抜止先部
41b1…抜止ガイド面
41b2…抜止面
42…規制部
42a…規制棒
42a1,42b2…規制面
42b…規制先部
42b1…規制ガイド面
50…保護部材
50a,50a…側面板
50b…底面板
60…パチンコ機
70,90…制御ボックス
70a,90a…封止部
80…スロットマシン
129…抜止規制部

Claims (2)

  1. 皿部材と蓋部材とを所定の位置に相対移動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される制御ボックスにて制御基板を封止する遊技機において、
    上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設された係合部と、
    上記係合部が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設され上記皿部材の開口部が上記蓋部材により閉鎖される際の上記係合部の移動を待ち受ける待ち受け部と、
    上記待ち受け部における抜止部に備えられ上記係合部の移動方向の奥方に面する抜止面と、
    上記係合部に形成され上記係合部の移動方向の手前側に面する第一の係合面と、
    上記係合部と上記抜止部のいずれか一方または両方に形成され上記係合部が上記待ち受け部に移動される際に同移動方向に傾斜する傾斜面にて同係合部と同抜止部とを接触させて同係合部または同係合部と同抜止部の双方を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同係合部または同係合部と同抜止部の双方を原形状に復元させることにより、上記抜止面より上記移動方向の奥方にて上記第一の係合面を同抜止面と対面させる抜止ガイド部と、
    上記待ち受け部に形成される規制部と、
    上記規制部に形成される第一の規制面と、
    上記係合部と上記規制部のいずれか一方または両方に形成され上記係合部が上記待ち受け部に移動される際に同移動方向に傾斜する傾斜面にて同係合部と同規制部とを接触させて同係合部と同規制部のいずれか一方または両方を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同係合部と同規制部のいずれか一方または両方を原形状に復元させることにより、上記第一の規制面を同係合部に対して上記抜止ガイド部による同係合部の撓み方向の反対側から当接させる規制ガイド部とを具備することを特徴とする遊技機。
  2. 皿部材と蓋部材とを所定の位置に相対移動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される制御ボックスにて制御基板を封止する遊技機において、
    上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設された係合部と、
    上記係合部が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設され上記皿部材の開口部が上記蓋部材により閉鎖される際の上記係合部の移動を待ち受ける待ち受け部と、
    上記待ち受け部における抜止部に備えられ上記係合部の移動方向の奥方に面する抜止面と、
    上記係合部に形成され上記係合部の移動方向の手前側に面する第一の係合面と、
    上記係合部と上記抜止部のいずれか一方または両方に形成され上記係合部が上記待ち受け部に移動される際に同移動方向に傾斜する傾斜面にて同係合部と同抜止部とを接触させて同係合部または同係合部と同抜止部の双方を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同係合部または同係合部と同抜止部の双方を原形状に復元させることにより、上記抜止面より上記移動方向の奥方にて上記第一の係合面を同抜止面と対面させる抜止ガイド部と、
    上記待ち受け部に形成される規制部と、
    上記規制部に形成される第一の規制面と、
    上記係合部と上記規制部のいずれか一方または両方に形成され上記係合部が上記待ち受け部に移動される際に同移動方向に傾斜する傾斜面にて同係合部と同規制部とを接触させて同規制部または同規制部と同係合部の双方を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同撓んだ同規制部または同規制部と同係合部の双方を原形状に復元させることにより、上記第一の規制面を同係合部に対して上記抜止ガイド部による同係合部の撓み方向の反対側から当接させる規制ガイド部とを具備することを特徴とする遊技機。
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