JP2009118964A - 遊技機の基板ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】基板ケースの不正開封を困難にする。
【解決手段】基板ケース10は、ベース半体20の左内壁24Dに設けられた突部36と、カバー半体50の左壁部52D設けられ、第1係合部34と第2係合部64との係合状態が解除されるカバー半体50の解除位置で、突部36が挿通される挿通孔66とを備えている。また基板ケース10は、ベース半体20に設けられた第1補助係合部38と、カバー半体50に第1補助係合部38に対応して設けられ、該カバー半体50の解除位置で第1補助係合部38に係合して、カバー半体50におけるベース半体20から離間する方向への移動を規制する第2補助係合部68とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、遊技機において、各種装置の制御を担う制御基板を収容する基板ケースに関するものである。
パチンコ機に代表される遊技機は、遊技の進行を制御するための種々の制御基板を備えている。これら制御基板には、遊技内容に関わるプログラムを記憶したROMが搭載されているため、不正なプログラムが記憶されたROMを搭載した不正な制御基板と交換されることを防ぐことが肝要である。このため、遊技機では、収納部材とベース部材とからなる基板ボックスに制御基板を収納している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の基板ボックスでは、収納部材における上下の壁部分に突出形成した係合突出片を、ベース部材における上下の壁部分に該係合突出片に対応して突出形成された係合受入部の開口から挿入して該収納部材を所定方向へスライド変位することで、係合突出片と係合受入部とが係合するスライドロック機構により、収納部材とベース部材が組み付けられている。また、基板ボックスは、ベース部材に組み付けた収納部材を前記所定方向と反対方向へスライド変位することで、スライドロック機構における係合突出部と係合受入部との係合状態を解除して、収納部材とベース部材とを分離し得るようになっている。そして、基板ボックスは、ベース部材の側壁部分におよび収納部材の側壁部分に突出形成されたカシメ部を介して、締結方向へしか回転できないワンウェイネジ等によりベース部材と収納部材とが分離不能に固定される。すなわち、このような構成の基板ボックスでは、カシメ部を破断しない限り開封することができないから、不正な制御基板との交換を防止することができ、しかも破断時には痕跡が残るので、開封したことを認識できる。
特開2005−253735号公報
ところで、制御基板を取替える不正行為は、遊技場の営業中に従業者の隙をついて交換に至ることが多く、その場合、交換に要する時間を少しでも長びかせるようにすることが、不正行為防止の観点から重要である。しかしながら、特許文献1に開示の基板ボックスは、収納部材をスライド変位するだけでベース部材から収納部材を取り外すことができるから、更なる不正防止対策が求められている。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機の基板ケースに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、制御基板を取り替える不正行為を更に抑制し得る遊技機の基板ケースを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の遊技機の基板ケースは、
第1係合部(34)を設けたベース半体(20)と、該第1係合部(34)に対応させて第2係合部(64)を設けたカバー半体(50)とを備え、
前記第1係合部(34)と前記第2係合部(64)とを係合して前記ベース半体(20)に対して前記カバー半体(50)が組み付けられると共に、該カバー半体(50)を第1係合部(34)と第2係合部(64)とが係合する係合位置から該ベース半体(20)に沿ってスライド変位した解除位置で、第1係合部(34)と第2係合部(64)との係合状態が解除されるよう構成し、
前記ベース半体(20)と前記カバー半体(50)との間に、遊技機(70)の制御を担う制御基板(90)を収納し、
前記ベース半体(20)に突設した第1固着部(30)および前記カバー半体(50)に前記第1固着部(30)に対応して突設した第2固着部(60)を締結手段(14)で締結することで、該第1固着部(30)および第2固着部(60)を分離不能に固定した基板ケースにおいて、
前記カバー半体(50)の係合位置から解除位置へのスライド方向に交差する前記ベース半体(20)の一側部または該スライド方向に交差する前記カバー半体(50)の一側部に設けられ、該一側部から前記スライド方向に沿って突出形成された複数の突部(36)と、
前記一側部に突部(36)を設けた半体(20)と相違する他方の半体(50)の一側部に該突部(36)に交差するよう設けられ、前記カバー半体(50)の解除位置で各突部(36)が挿通される挿通孔(66)を有する側壁部(52D)と、
前記ベース半体(20)に設けられた第1補助係合部(38)と、
前記カバー半体(50)に前記第1補助係合部(38)に対応して設けられ、該カバー半体(50)の解除位置で該第1補助係合部(38)に係合して、該カバー半体(50)における前記ベース半体(20)から離間する方向への移動を規制する第2補助係合部(68)とを備え、
前記複数の突部(36)のうち少なくとも1つは、他の突部(36)と比較して前記カバー半体(50)の解除位置で前記挿通孔(66)から外方へ突出する寸法が長く設定されることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、仮に両固着部を破断してカバー半体を係合位置から解除位置へスライド変位して第1係合部と第2係合部との係合状態を解除しても、該解除位置で突部が挿通孔に挿通すると共に第1補助係合部と第2補助係合部とが係合するので、カバー半体をベース半体から取り外すことを困難にし得る。そして、カバー半体を解除位置から係合位置へ向けて単純にスライド変位するだけでは、第1係合部と第2係合部とが再び係合するので、カバー半体をベース半体から取り外すことができない。このように、カバー半体は、解除位置において、挿通孔に挿通した突部と、第1補助係合部および第2補助係合部の係合によって、ベース半体から離間する方向への移動が規制される構成であるので、突部を挿通孔から引き抜くと共に第1補助係合部と第2補助係合部との係合状態を解除するために、前記スライド変位の方向と別の多方向にカバー半体を複合的に変位させる必要がある。すなわち、ベース半体とカバー半体とを分離する際に、突部および両補助係合部にねじれ等の無理な力が加わることになり、突部および両補助係合部の破損や変形が生じて開封の痕跡を明確に残し得る。更に、複数の突部のうち少なくとも1つは、他の突部と比較してカバー半体の解除位置で挿通孔から外方へ突出する寸法を長く設定することで、ベース半体とカバー半体とを分離する際に変位させる方向を制限することができ、各突部を対応の挿通孔から引き抜くことを難しくできる。
請求項2に係る発明では、前記ベース半体(20)の一側部に、前記遊技機(70)の背面に対して係脱可能に取着する取着具(16)を挿通保持する孔部(40a)を有する固定部(40)が、前記スライド方向に沿って突出形成され、
前記固定部(40)は、前記カバー半体(50)のスライド方向に交差するように突出する段部(40b)を備え、
前記ベース半体(20)の一側部に対応する前記カバー半体(50)の一側部は、前記解除位置で前記段部(40b)に当接するよう構成されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、カバー半体は、解除位置で固定部に設けた段部に当接して係合位置から解除位置へ向けてのスライド変位が規制されるので、カバー半体を変位可能な方向が更に限定されるから、ベース半体から取り外すことがより難しくなる。
請求項3に係る発明では、前記第1係合部(34)および前記第1補助係合部(38)は、前記ベース半体(20)の外周縁より内側に設けられ、前記第2係合部(64)および前記第2補助係合部(68)は、前記カバー半体(50)の外周縁より内側に設けられることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、第1係合部および第1補助係合部は、ベース半体の外周縁より内側に設け、第2係合部および第2補助係合部は、カバー半体の外周縁より内側に設ける構成であるので、これらの係合部を外側から破壊することが困難になる。また不正開封の痕跡が突部に集中するので、不正行為の確認が容易になる。
本発明に係る遊技機の基板ケースによれば、カバー半体をベース半体から取り外すことは困難であるから、制御基板を取り替える不正行為を抑制し得る。またカバー半体をベース半体から無理に取り外すと痕跡が残るから、不正に開封されたことを明確に把握できる。
次に、本発明に係る遊技機の基板ケースにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお実施例では、遊技機としてパチンコ球を使用して遊技を行なうパチンコ機について説明する。また本願において、基板ケースを説明するに際しては、遊技機を背面から見た図9に示す状態で前、後、左および右を指称する。
図9に示すように、パチンコ機70の背面には、パチンコ球を貯留可能な球タンク72や、該球タンク72に貯留したパチンコ球を一列に整列するタンクレール74や、上下の球受け皿や球回収樋(何れも図示せず)等に連通する各種の球流通路が形成された機構セット盤76が配設されている。また機構セット盤76には、パチンコ機70の全体を制御するメイン制御基板(制御基板)90を収納した基板ケース10や、外部から供給された電源を各種制御基板や各種装置に分配供給する電源制御装置78、その他の各種中継基板80が配設されている。なお、符号82は、機構セット盤76の左側部にヒンジ接続され、図示しない遊技盤の背面側を開閉可能に覆うカバーである。
実施例のメイン制御基板90は、長方形の板状体であって、所要の回路パターンが形成されると共に、CPUやROM等の電子部品およびコネクタソケット92が前面に設置されている(図5参照)。そして、コネクタソケット92には、各種装置や他の制御基板に接続する配線コネクタ(図示せず)が接続される。メイン制御基板90は、遊技盤に設けた図柄表示装置による遊技の進行や、球送り装置が実施するパチンコ球の取込みや、演出可動体、発光体および音声の制御を担う他の制御基板に対しても信号を送るパチンコ機全体の制御を統括する重要な制御基板である。
図1〜図6にように、前記基板ケース10は、機構セット盤76側に配置されるベース半体20と、このベース半体20の前側に取り付けられるカバー半体50とから基本的に構成され、ベース半体20とカバー半体50との間に画成される収納空間12にメイン制御基板90が収納される。また基板ケース10は、収納空間12に収納するメイン制御基板90の形状に合わせて長方形に形成され、長手を左右方向に延在させた姿勢で機構セット盤76の中央部に着脱可能に取り付けられている(図9参照)。
図3,図5または図6に示すように、前記ベース半体20は、透明な合成樹脂成形品であって、長方形の板状部21の外周縁に前側へ向けて外壁22A,22B,22C,22Dが立ち上がる箱状に形成されている。ベース半体20には、外壁22A,22B,22C,22Dの内側に夫々の外壁22A,22B,22C,22Dに平行して内壁24A,24B,24C,24Dが立設され、上内壁24Aと下内壁24Bとの離間間隔がメイン制御基板90の上下寸法と略同一になるよう設定されている。また、ベース半体20では、各外壁22A〜22Dの板状部21からの延出寸法が同一に設定されて各外壁22A〜22Dの前端の位置が一致している。上下および左側の内壁24A,24B,24Dは、その前端が外壁22A〜22Dの前端より前側へ延出される。一方、右内壁24Cは、その前端が外壁22A〜22Dの前端より後側に位置するように形成される。なお、ベース半体20では、左外壁22Dの中央部が切り欠かれており、左内壁24Dが該ベース半体20の外周縁を構成している。
前記ベース半体20は、右内壁24Cにおける中央部位の内側および上下の内壁24A,24Bの内側に夫々設けられた支持リブ26と、四辺の内壁24A〜24Dで囲まれる領域の四隅に設けられ、板状部21から前側へ突出する支持突片27とを備えている(図3参照)。支持リブ26は、上下の内壁24A,24Bの夫々に左右方向に離間して複数(実施例では各内壁24A,24Bに3箇所)設けられている。また、上下の内壁24A,24Bに設けられる支持リブ26は、その前端が対応する内壁24A,24Bの前端および対応する辺の外壁22A,22Bの前端より後側へ位置するよう形成されている(図5または図6参照)。一方、右内壁24Cに設けられる支持リブ26は、その前端が右内壁24Cの前端より前側へ突出するよう設定される。すなわち、右内壁24Cの前端は、上下の角隅部を除く部分が支持リブ26の前端より後側に位置している。そして、支持リブ26および支持突片27は、板状部21からの突出寸法が同一に設定され、支持リブ26および支持突片27の前端によって、収納空間12に収納したメイン制御基板90の後面を支持するようになっている。また、右外壁22Cの内側には、当接片28が設けられ、ベース半体20において、左内壁24Dと当接片28との離間間隔が、メイン制御基板90の左右寸法より大きく設定されている。すなわち、ベース半体20は、収納空間12に収納したメイン制御基板90を、上下の内壁24A,24Bの間に挟持して上下方向の移動を規制すると共に、左内壁24Dと当接片28との間での左右方向へのスライド変位を許容した状態で保持するようになっている。
図4〜図6に示すように、前記カバー半体50は、透明な合成樹脂成形品であって、長方形の板状部51の外周縁に後側へ向けて壁部52A,52B,52C,52Dが立ち上がる箱状に形成されている。カバー半体50は、四辺の壁部52A,52B,52C,52Dの後端が同一の位置となり、ベース半体20における外壁22A,22B,22C,22Dの前端と、該カバー半体50における外壁52A,52B,52C,52Dの後端とが整合する大きさに設定される。すなわち、基板ケース10では、カバー半体50の壁部52A,52B,52C,52Dの内側にベース半体20における対応する辺の内壁24A,24B,24C,24Dが配置されている。またカバー半体50は、壁部52A,52B,52C,52Dに囲まれた内側にメイン制御基板90を収納して、該メイン制御基板90の縁部に係止するフックやネジ等の固定手段(図示せず)により該メイン制御基板90を保持するようになっている。メイン制御基板90は、カバー半体50と一体的に取扱い可能であって、カバー半体50のベース半体20に対するスライド変位に際して、カバー半体50と共に収納空間12をスライド変位する。
前記カバー半体50は、板状部51の右上角部および左下角部が、メイン制御基板90における右上角部および左下角部の前面にあるコネクタソケット92の配設部位に対応して、他の部分より後側に位置する階段状に形成されている(図5参照)。そして、カバー半体50における板状部51の凹設された部位には、図2に示すように、メイン制御基板90のコネクタソケット92に夫々対応してソケット開口56が開設され、該ソケット開口56を介して基板ケース10の外側に臨むコネクタソケット92に配線コネクタ(図示せず)が接続される(図2参照)。なおカバー半体50には、左壁部(側壁部)52Dの外面に平行して延在する貼付片58が、該左壁部52Dの左側上部に設けられ(図6参照)、この貼付片58に管理用コード等が記載されたラベル(図示せず)が貼付けられる。
前記基板ケース10は、ベース半体20とカバー半体50とを分離困難に固定する固着手段を備えている。固着手段は、ベース半体20の右外壁22Cに突設した複数(実施例では4つ)の第1固着部30と、カバー半体50の右壁部52Cに第1固着部30に対応して突設した複数(実施例では4つ)の第2固着部60と、締結方向にしか回転操作できないワンウェイネジ(締結手段)14とから基本的に構成される(図5参照)。各第1固着部30は、第1ネジ孔30cが開設された円柱状の第1固着片30aと、この第1固着片30aおよび右外壁22Cを連結する板状の第1連結片30bとからなり、第1固着片30aおよび第1連結片30bの前端が右外壁22Cの前端より前側へ延出するよう形成される(図3または図5参照)。一方、各第2固着部60は、前側に開口する有底円筒状の第2固着片60aと、この第2固着片60aおよび右壁部52Cを連結する第2連結片60bとからなり(図4参照)、第2固着片60aおよび第2連結片60bの後面に第1固着片30aおよび第1連結片30bの前端に嵌合すると共に左右方向に延在する溝部(図示せず)が設けられている。なお、第2固着片60aの底部分には、第2ネジ孔60cが開設されている。
前記固着手段は、第1固着片30aおよび第1連結片30bの前端を第2固着部60の溝部に嵌合すると共に、互いに整合した第1ネジ孔30cおよび第2ネジ孔60cに前側から螺挿したワンウェイネジ14で締結することで、第1固着部30および第2固着部60が分離不能に固定される。そして、ワンウェイネジ14を締結した第2固着部60の第2固着片60aには、前側からキャップ32が嵌め込まれ、ワンウェイネジ14が操作不能とされる(図5参照)。すなわち、固着手段は、第1固着部30と第2固着部60とをワンウェイネジ14で一旦締結すると、第1固着部30と第2固着部60とを破壊しなければ、ベース半体20とカバー半体50とを分離することを非常に困難にしている。なお、ベース半体20の右外壁22Cには、該ベース半体20の成形と合わせて予備のキャップ32が一体成形されている(図3参照)。
前記基板ケース10は、前記固着手段に加えてベース半体20とカバー半体50とを接続する手段としてスライドロック手段を備えている。スライドロック手段は、ベース半体20に設けた複数の第1係合部34と、カバー半体50に第1係合部34に対応して設けた複数の第2係合部64とから構成される(図5参照)。スライドロック手段は、ベース半体20に対してカバー半体50を左側にずらした解除位置からカバー半体50を右側へ向けてスライド変位した係合位置で、第1係合部34と第2係合部64とが夫々係合することで、カバー半体50におけるベース半体20から離間する前側への変位を規制するようになっている(図7(a)または図8(a)参照)。またスライドロック手段は、カバー半体50を係合位置からベース半体20に沿って左側へスライド変位した解除位置で、第1係合部34と第2係合部64との係合状態が夫々解除される(図7(b)または図8(b)参照)。このように、スライドロック手段は、カバー半体50を解除位置と係合位置との間でベース半体20に沿って左右方向(スライド方向)へスライド変位することで、第1係合部34と第2係合部64とを夫々係脱する構成となっている。ここで、カバー半体50は、係合位置において、壁部52A,52B,52C,52Dの後端がベース半体20における外壁22A,22B,22C,22Dの前端に整合すると共に、第2固着部60の第2ネジ孔60cが第1固着部30の第1ネジ孔30cに整合し、この状態がベース半体20にカバー半体50を組み付けた基板ケース10として構成された状態である(図1または図2参照)。なお、カバー半体50を解除位置から係合位置へベース半体20に沿ってスライド変位する際に、各第1固着部30の前端が対応の第2固着部60の溝部に収容されて、第1固着部30の前端の延在方向である左右方向に沿って案内される。
図3に示すように、前記ベース半体20には、上下の外壁22A,22Bの夫々に左右方向に離間して複数の第1係合部34が設けられている。実施例では、上外壁22Aおよび下外壁22Bの夫々に、3箇所づつの第1係合部34が設けられている。すなわち、上下の外壁22A,22Bにおいて、該外壁22A,22Bの中央部に設けた第1係合部34を挟んで左右両側に第1係合部34が夫々配設されている。なお、ベース半体20において、上外壁22Aの第1係合部34と下外壁22Bの第1係合部34とは、上下対称な位置関係で配置されて、その形状も上下対称となっている。
前記各第1係合部34は、ベース半体20の外周縁を構成する外壁22A,22Bの前端内面から内側(対向する外壁22B,22Aに向けて)へ向けて水平に突出するよう形成されている(図5または図6参照)。また各第1係合部34は、右側の端部が他の部位と比べて内側へ延出しており、該右側の端部が外壁22A,22Bの内面と該外壁22A,22Bに対向する内壁24A,24Bの外面との間に架設されている。このように、各第1係合部34は、ベース半体20における上下の外壁22A,22Bの内側に設けられ、基板ケース10の外側から第1係合部34にアクセスすることはできないようになっている。なお、上下の上壁22A,22Bの左側部位に配置された第1係合部34は、左側面が左側から右側へ向かうにつれて前側へ傾斜するテーパ形状となっている(図8参照)。
前記カバー半体50には、上下の壁部52A,52Bの夫々に左右方向に離間して、複数(実施例では各壁部52A,52Bに3箇所)の凹部62が、ベース半体20における複数の第1係合部34に対応して設けられている(図4参照)。また、カバー半体50では、凹部62の夫々に第2係合部64が設けられている。すなわち、第2係合部64が、上下の壁部52A,52Bの夫々に左右方向に離間してベース半体20の各第1係合部34に対応して配置される。なお、カバー半体50において、上壁部52Aの第2係合部64および下壁部52Bの第2係合部64は、上下対称な位置関係で配置されて、その形状も上下対称となっている。
具体的には、各第2係合部64は、凹部62における左右方向に延在する凹面の後端に形成され、該凹面から外側へ向けて水平に突出するよう構成されている(図6参照)。このように、各第2係合部64は、カバー半体50の外周縁を構成する上下の壁部52A,52Bより引っ込んだ凹部62の凹面に設けることで、該カバー半体50の外周縁より内側に配置されている(図4参照)。また凹部62は、凹面の後端が壁部52A,52Bの後端より後側へ延長されて、第2係合部64における前側に臨む面と対応の壁部52A,52Bの後端との間が左右方向に開放されている(図8参照)。そして、第2係合部64における前側に臨む面と対応の壁部52A,52Bの後端との間の水平距離は、第1係合部34の板厚と同一または僅かに大きくなるように設定されている。すなわち、カバー半体50は、上下の壁部52A,52Bの後端をベース半体20における上下の外壁22A,22Bの前端に突き合わせると、各第2係合部64がベース半体20における外壁22A,22Bと内壁24A,24Bとの間に配置されると共に(図7参照)、第2係合部64が第1係合部34より後側に位置するようになっている(図8参照)。なお、各第2係合部64の右側部は、右側から左側へ向かうにつれて前側へ傾斜するテーパ形状になっている。
前記スライドロック手段は、カバー半体50を左右方向にスライド変位した係合位置で、第2係合部64が対応の第1係合部34の後側に位置することで、第2係合部64が前側の第1係合部34に阻まれて前側への移動が規制される(図7(a)または図8(a)参照)。これに対して、スライドロック手段は、カバー半体50を左右方向にスライド変位して、第2係合部64を対応の第1係合部34の後側から退避させた解除位置とすることで、第2係合部64が第1係合部34に阻まれることなく前側への移動が許容される(図7(b)または図8(b)参照)。
前記基板ケース10は、固着手段とは別に、前記スライドロック手段を解除してもベース半体20からカバー半体50を取り外すことを困難とする不正防止手段を複数備えている。第1の不正防止手段は、カバー半体50の係合位置から解除位置へのスライド方向に交差するベース半体20の左内壁(一側部)24Dに設けた複数の突部36と、各突部36が挿通される挿通孔66を有し、該突部36に交差して延在するカバー半体50の左壁部(側壁部)22Dとから構成される(図5参照)。実施例のベース半体20には、一対の突部36,36が左内壁24Dの上下に離間すると共に該左内壁24Dの前端外面からカバー半体50のスライド方向に沿って夫々突出形成されている(図3参照)。また下側の突部36は、上側の突部36と比較して左内壁24Dからの突出寸法が長く設定され、下側の突部36の挿通孔66からカバー半体50の外側に突出する寸法が、上側の突部36の挿通孔66からカバー半体50の外側に突出する寸法より長くなっている。各突部36は、板状に形成され、左端における上下の角部分が左内壁24D側から該左端に向かうにつれて先細りになるようにテーパ形状に面取りされている。
前記カバー半体50は、ベース半体20における左内壁24Dに設けた一対の突部36,36と上下位置を合わせて、左壁部52Dに上下に離間して開設した一対の挿通孔66,66を備え(図4参照)、各挿通孔66は対応の突部36より僅かに大きな寸法に設定されている。カバー半体50は、係合位置および解除位置の何れにおいても、左壁部52Dがベース半体20の左内壁24Dの左側(係合位置から解除位置へのスライド方向前側)に位置するようになっており、左内壁24Dの内側から各突部36が対応の挿通孔66に挿入される(図7または図8参照)。ここで、基板ケース10では、カバー半体50の係合位置で各突部36が対応の挿通孔66に挿通されると共に、カバー半体50を係合位置から左側にスライド変位して、カバー半体50の左壁部52Dをベース半体20の左内壁24Dから離間させた解除位置においても、各突部36における対応の挿通孔66への挿通状態が維持される。すなわち、各突部36は、カバー半体50の係合位置において対応の挿通孔66から突出する寸法が、係合位置から解除位置への変位寸法より長く設定されている。なお、上側の挿通孔66の上部には、左側に貼付片58が延在しており、これに合わせて上側の突部36は、上部を切り欠いた形状とされる(図1または図2参照)。
第2の不正防止手段は、ベース半体20に設けられた第1補助係合部38と、カバー半体50に第1補助係合部38に対応して設けられ(図5または図6参照)、カバー半体50の解除位置で該第1補助係合部38に係合して(図7(b)または図8(b)参照)、カバー半体50のベース半体20から離間する方向への移動を規制する第2補助係合部68とから構成される。また第2の不正防止手段は、カバー半体50を解除位置からベース半体20に沿って右側へスライド変位した係合位置で、第1補助係合部38と第2補助係合部68との係合状態が夫々解除される(図7(a)または図8(a)参照)。このように、第2の不正防止手段は、カバー半体50を解除位置と係合位置との間でベース半体20に沿って左右方向へスライド変位することで、第1補助係合部38と第2補助係合部68とを夫々係脱する構成となっている。
前記ベース半体20には、上下の外壁22A,22Bの左隅部に、第1補助係合部38が夫々設けられている(図3参照)。実施例では、上外壁22Aおよび下外壁22Bの夫々に、第1補助係合部38が1箇所ずつ設けられ、各外壁22Aの左側部分に設けられる第1係合部34より第1補助係合部38が左側(係合位置から解除位置へのスライド方向前側)に配置される。なお、ベース半体20において、上外壁22Aの第1補助係合部38と下外壁22Bの第1補助係合部38とは、上下対称な位置関係で配置されて、その形状も上下対称となっている。
前記各第1補助係合部38は、ベース半体20の外周縁を構成する外壁22A,22Bの前端内面から内側へ向けて(対向する外壁22B,22Aに向けて)水平に突出するよう形成されている(図5または図6参照)。また、各第1補助係合部38は、左側の端部が他の部位と比べて内側へ延出しており、該左側の端部が外壁22A,22Bの内面と該外壁22A,22Bに対向する内壁24A,24Bの外面との間に架設されている。このように、各第1補助係合部38は、ベース半体20における上下の外壁22A,22Bの内側に設けられ、基板ケース10の外側から第1補助係合部38にアクセスすることはできないようになっている。
前記カバー半体50には、前記凹部62と別に、上下の壁部52A,52Bの左隅部に、凹設部67がベース半体20の第1補助係合部38に対応して設けられている(図4参照)。また、凹設部67の夫々には、第2補助係合部68が設けられている。なお、カバー半体50において、上壁部52Aの第2補助係合部68および下壁部52Bの第2補助係合部68は、上下対称な位置関係で配置されて、その形状も上下対称となっている。
具体的には、各第2補助係合部68は、凹設部67における左右方向に延在する凹設面の後端に形成され、該凹設面から外側へ向けて水平に突出するよう構成されている(図5または図6参照)。このように、各第2補助係合部68は、カバー半体50の外周縁を構成する上下の壁部52A,52Bより引っ込んだ凹設面に設けられ、該カバー半体50の外周縁より内側に配置されている。また凹設部67は、凹設面の後端が壁部52A,52Bの後端より後側へ延長されて、第2補助係合部68における前側に臨む面と対応の壁部52A,52Bの後端との間における右側が開放されている(図8参照)。なお、第2補助係合部68の左端部は、対応の壁部52A,52Bの後面に連設されている。そして、第2補助係合部68における前側に臨む面と対応の壁部52A,52Bの後端との間の水平距離は、第1補助係合部38の板厚と同一または僅かに大きくなるように設定されている。すなわち、カバー半体50は、上下の壁部52A,52Bの後端をベース半体20における上下の外壁22A,22Bの前端に突き合わせると、各第2補助係合部68がベース半体20の外壁22A,22Bと内壁24A,24Bとの間に配置されると共に(図7参照)、第2補助係合部68が第1補助係合部38より後側に位置するようになっている(図8参照)。なお、各第2補助係合部68の左側部は、右側から左側へ向かうにつれて前側へ傾斜するテーパ形状になっている。
前記第2の不正防止手段は、カバー半体50を左右方向にスライド変位した解除位置で、第2補助係合部68が対応の第1補助係合部38の後側に位置することで、第2補助係合部68が前側の第1補助係合部38に阻まれて前側への移動が規制される(図7(b)または図8(b)参照)。これに対して、第2の不正防止手段は、カバー半体50を左右方向にスライド変位して、第2補助係合部68を対応の第1補助係合部38の後側から退避させた解除位置とすることで、第2補助係合部68が第1補助係合部38に阻まれることなく前側への移動が許容される(図7(a)または図8(a)参照)。すなわち、基板ケース10では、カバー半体50の係合位置において第1補助係合部38に対して第2補助係合部68が、係合位置と解除位置との変位寸法分だけ右側にずれた位置に配置されている。
前記基板ケース10の機構セット盤76への取付構造について簡単に説明する。基板ケース10は、ベース半体20における板状部21の右側後面に設けられ、機構セット盤76の前面に設けた受部(図示せず)に引っ掛ける爪部(図示せず)と、ベース半体20の左内壁24D中央に設けた固定部40と、ベース半体20の左外壁22Dの上部に設けた取付部42とを備えている。なお、取付部42には、取付孔42aが開設されている。固定部40は、ベース半体20の左内壁24Dからカバー半体50のスライド方向に沿って延出して形成され、機構セット盤76に対して係脱可能に取着する取着具16を挿通保持する孔部40aと、この孔部40aを囲繞してカバー半体50のスライド方向に交差する前側に突出した段部40bとを備えている(図5〜図8参照)。ここで、段部40bは、カバー半体50の解除位置において、カバー半体50の左壁部52Dに当接して、カバー半体50の左側へのスライド変位を規制するようになっている(図7(b)参照)。取着具16は、前後に貫通する通孔を有し、固定部40の孔部40aに挿通保持されて後端が固定部40から後側に突出する保持部16aと、この保持部16aの通孔に前側から挿入されて、後側に押し込むにつれて保持部16aを拡開する押圧部16bとから構成される(図5参照)。そして、基板ケース10は、機構セット盤76の受部に爪部を引っ掛けると共に、機構セット盤76に設けた図示しない保持孔に取着具16の保持部16aを挿入したもとで、押圧部16bを保持部16aの通孔に押し込んで保持部16aを拡開することで、保持部16aを保持孔に係合して組み付ける。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る基板ケース10の作用について説明する。基板ケース10は、カバー半体50をベース半体20に対して係合位置に配置して第1係合部34と第2係合部64とを係合したもとで、第1固着部30と第2固着部60とをワンウェイネジ14で締結することで、互いの外壁22A〜22Dと壁部52A〜52Dとを整合した状態で、ベース半体20とカバー半体50とが組み付けられている(図1または図2参照)。この際、ベース半体20の各突部36は、カバー半体50の対応の挿通孔66に挿通しており、ベース半体20の第1補助係合部38に対してカバー半体50の第2補助係合部68が右側にずれて、第1補助係合部38と第2補助係合部68との係合状態が解除されている(図7(a)または図8(a)参照)。ここで、第1係合部34および第1補助係合部38は、ベース半体20の外壁22A〜22Dより内側に設けられると共に、第2係合部64および第2補助係合部68は、カバー半体50の壁部52A〜52Dより内側に設けられて、外壁22A〜22Dで覆われる構成であるので、これらの係合部34,38,64,68に対して基板ケース10の外側からアクセスすることはできない。すなわち、基板ケース10の外側から両係合部34,38および両補助係合部64,68を壊して基板ケース10を不正に開封するのを防止することができる。
前記基板ケース10は、仮に第1固着部30および第2固着部60を破断しても、第1係合部34と第2係合部64との係合状態を解除するためには、カバー半体50をベース半体20に沿って係合位置から解除位置に向けて左側へスライド変位する必要がある。基板ケース10は、カバー半体50を解除位置までスライド変位しても、各突部36における挿通孔66から左側に突出した寸法が係合位置から解除位置までの変位寸法より長く設定されているから、各突部36は対応の挿通孔66に挿通されたままであり、突部36が挿通孔66に係止して、上下および前後の移動が阻まれる(図7(b)または図8(b)参照)。また、カバー半体50が解除位置に位置すると、各第2補助係合部68が対応の第1補助係合部38に係合して、第1補助係合部38により第2補助係合部68の前側への移動が阻まれる。すなわち、カバー半体50を係合位置から解除位置へスライド変位して第1係合部34と第2係合部64との係合状態を解除したとしても、該解除位置で各突部36が挿通孔66に挿通すると共に第1補助係合部38と第2補助係合部68との係合によって、カバー半体50をベース半体20から取り外すことを困難にし得る。従って、基板ケース10は、開封に際して非常に手間がかかるので、開封するのに要する時間を稼ぐことができ、不正開封行為を抑制できる。そして、カバー半体50を解除位置から係合位置へ向けて単純にスライド変位するだけでは、第1係合部34と第2係合部64とが再び係合するので、カバー半体50をベース半体20から取り外すことができない。
このように、基板ケース10は、カバー半体50の解除位置において、挿通孔66に挿通した突部36と、第1補助係合部38および第2補助係合部68の係合によって、ベース半体20から離間する方向への移動が規制される構成である。すなわち、各突部36を挿通孔66から引き抜くと共に第1補助係合部38と第2補助係合部68との係合状態を解除するために、左右方向のスライド方向と別の多方向にカバー半体50を複合的に変位させる必要がある。このため、ベース半体20とカバー半体50とを分離する際に、突部36および両補助係合部38,68にねじれ等の無理な力が加わることになり、突部36および両補助係合部38,68の破損や変形が生じ、また合成樹脂からなる突部36が変形することで白化することで、突部36および両補助係合部38,68に不正開封の痕跡を明確に残し得る。更に、下側の突部36は、上側の突部36と比較してカバー半体50の解除位置で挿通孔66から外方へ突出する寸法が長くなっているので、ベース半体20とカバー半体50とを分離する際に変位可能な方向を一層制限することができ、各突部36を対応の挿通孔66から引き抜くことを難しくできる。
前記カバー半体50は、解除位置で固定部40に設けた段部40bに当接して係合位置から解除位置へ向けてのスライド変位が規制されるので、カバー半体50を変位可能な方向が更に限定されるから、ベース半体20から取り外すことがより難しくなる。
前記基板ケース10は、カバー半体50が解除位置にあっても、第1係合部34および第1補助係合部38は、ベース半体20の外壁22A〜22Dより内側に設けられると共に、第2係合部64および第2補助係合部68は、カバー半体50の壁部52A〜52Dより内側に設けられて、外壁22A〜22Dで覆われる構成であるので、これらの係合部34,38,64,68に対して基板ケース10の外側からアクセスすることはできない。すなわち、基板ケース10の外側から両係合部34,38および両補助係合部64,68を壊して基板ケース10を不正に開封するのを防止することができる。従って、基板ケース10を開封するためには、カバー半体50を色々な方向へ複雑に変位させる必要があるので、不正開封の痕跡を突部36に集中させて、不正行為の確認が容易になる。
(変更例)
(1)実施例では、メイン制御基板を収納する基板ケースを例に挙げたが、基板ケースに収納する制御基板として、演出可動体用制御基板、音声用制御基板、発光用制御基板やその他のものであってもよい。
(2)実施例では、ベース半体に突部を設けてカバー半体に挿通孔を設けたが、ベース半体に設けた挿通孔にカバー半体に設けた突部を挿通する構成であってもよい。
(3)実施例は、2つの突部を設ける構成であるが、3以上の複数であってもよい。この場合、複数の突部のうち少なくとも1つは、他の突部と比較してカバー半体の解除位置で挿通孔から外方へ突出する寸法が長く設定される。
(4)実施例の基板ケースは、固着部を設けた側部と交差する辺に係合部を設け、この係合部を設けた辺に沿ってカバー半体をスライド変位する構成であるが、この構成に限定されず、固着部を設けた側部およびこれに対向する辺に係合部を設けてもよい。
本発明の好適な実施例に係る基板ケースを示す正面図である 実施例の基板ケースを示す斜視図である。 実施例の基板ケースにおいて、ベース半体を示す正面図である。 実施例の基板ケースにおいて、カバー半体を示す正面図である。 実施例の基板ケースを分解して示す斜視図である。 実施例の基板ケースを分解して示す斜視図である。 実施例の基板ケースの一部を示す正面図であって、(a)はカバー半体が係合位置にある状態を示し、(b)はカバー半体が解除位置にある状態を示す。 (a)は、図7(a)のX−X線断面図であり、(b)は図7(b)のY−Y線断面図である。 実施例の基板ケースを設置したパチンコ機を示す背面図である。
符号の説明
14 ワンウェイネジ(締結手段)
16 取着具
20 ベース半体
30 第1固着部
34 第1係合部
36 突部
38 第1補助係合部
40 固定部
40a 孔部
40b 段部
50 カバー半体
52D 左壁部(側壁部)
60 第2固着部
64 第2係合部
66 挿通孔
68 第2補助係合部
70 パチンコ機(遊技機)
90 メイン制御基板(制御基板)

Claims (3)

  1. 第1係合部を設けたベース半体と、該第1係合部に対応させて第2係合部を設けたカバー半体とを備え、
    前記第1係合部と前記第2係合部とを係合して前記ベース半体に対して前記カバー半体が組み付けられると共に、該カバー半体を第1係合部と第2係合部とが係合する係合位置から該ベース半体に沿ってスライド変位した解除位置で、第1係合部と第2係合部との係合状態が解除されるよう構成し、
    前記ベース半体と前記カバー半体との間に、遊技機の制御を担う制御基板を収納し、
    前記ベース半体に突設した第1固着部および前記カバー半体に前記第1固着部に対応して突設した第2固着部を締結手段で締結することで、該第1固着部および第2固着部を分離不能に固定した基板ケースにおいて、
    前記カバー半体の係合位置から解除位置へのスライド方向に交差する前記ベース半体の一側部または該スライド方向に交差する前記カバー半体の一側部に設けられ、該一側部から前記スライド方向に沿って突出形成された複数の突部と、
    前記一側部に突部を設けた半体と相違する他方の半体の一側部に該突部に交差するよう設けられ、前記カバー半体の解除位置で各突部が挿通される挿通孔を有する側壁部と、
    前記ベース半体に設けられた第1補助係合部と、
    前記カバー半体に前記第1補助係合部に対応して設けられ、該カバー半体の解除位置で該第1補助係合部に係合して、該カバー半体における前記ベース半体から離間する方向への移動を規制する第2補助係合部とを備え、
    前記複数の突部のうち少なくとも1つは、他の突部と比較して前記カバー半体の解除位置で前記挿通孔から外方へ突出する寸法が長く設定される
    ことを特徴とする遊技機の基板ケース。
  2. 前記ベース半体の一側部には、前記遊技機の背面に対して係脱可能に取着する取着具を挿通保持する孔部を有する固定部が、前記スライド方向に沿って突出形成され、
    前記固定部は、前記カバー半体のスライド方向に交差するように突出する段部を備え、
    前記ベース半体の一側部に対応する前記カバー半体の一側部は、前記解除位置で前記段部に当接するよう構成される請求項1記載の遊技機の基板ケース。
  3. 前記第1係合部および前記第1補助係合部は、前記ベース半体の外周縁より内側に設けられ、前記第2係合部および前記第2補助係合部は、前記カバー半体の外周縁より内側に設けられる請求項1または2記載の遊技機の基板ケース。
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