JP2004166777A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン Download PDF

Info

Publication number
JP2004166777A
JP2004166777A JP2002333477A JP2002333477A JP2004166777A JP 2004166777 A JP2004166777 A JP 2004166777A JP 2002333477 A JP2002333477 A JP 2002333477A JP 2002333477 A JP2002333477 A JP 2002333477A JP 2004166777 A JP2004166777 A JP 2004166777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel unit
locked
lock member
plate
back plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002333477A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kimura
実 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamasa Co Ltd
Original Assignee
Yamasa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamasa Co Ltd filed Critical Yamasa Co Ltd
Priority to JP2002333477A priority Critical patent/JP2004166777A/ja
Publication of JP2004166777A publication Critical patent/JP2004166777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】リールユニット30の筐体20への着脱作業を容易にする。
【解決手段】スロットマシンは、筐体20と、リールユニット30とを備える。リールユニット30のフレーム40の背面には係止部が、筐体20の背面板24には被係止部が、それぞれ設けられる。リールユニット30の背面を背面板24に押し当てて、リールユニット30を下方へ移動させると、係止部が被係止部に係止されて、リールユニット30が背面板24に係止され、背面板24に係止されたリールユニット30を上方へ移動させると、係止部の被係止部への係止が解かれる。フレーム40には、前後移動可能なロック部材160が取り付けられ、リールユニット30を背面板24に係止させた状態で、ロック部材160を後方へ移動させると、ロック部材160の後端付近が背面板24に設けたロック穴190に嵌合して、リールユニット30の上方への移動が阻止される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシンに関し、更に詳しくは、リールユニットの筐体への着脱作業を容易にしたスロットマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スタートスイッチを操作すると、3個すべての回転リールの回転が開始し、ストップスイッチを操作すると、当該ストップスイッチに対応した回転リールの回転が停止し、3個すべての回転リールの回転が停止したときに、所定の図柄が有効な入賞ライン上に揃うと、入賞となり、入賞態様に応じた所定の利益が遊技者に付与されるスロットマシンが提供されている。
【0003】
このようなスロットマシンは、前面に開口部を有する箱型の筐体を備え、また、筐体の前面には、開口部を塞ぐ前扉を備え、また、筐体の内部には、3個の回転リールを有するリールユニットを備え、また、前扉には、3個の回転リールを見るための図柄表示窓や、回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチや、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチなどを備えている。
【0004】
そして、リールユニットの筐体への固定は、例えば、筐体の内部に棚板を設けて、この棚板の上にリールユニットを載置し、リールユニットを棚板にビス止めすることによって行われる。
なお、リールユニットの背面に係止部を設けるとともに、背面板の所定位置には被係止部を設け、係止部を被係止部に係止させた上で、リールユニットを背面板にビス止めすることもある。
【0005】
【特許文献1】
特願2001−316168号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、リールユニットを筐体に固定するために、棚板という比較的大きな部材を用いるのは得策ではない。
また、リールユニットを棚板や背面板にビス止めすると、リールユニットの着脱作業が煩雑になってしまう。
【0007】
また、リールユニットの外周面と筐体の内周面との間隔は比較的狭く、かつ、筐体の開口部から背面板までの距離は比較的長いため、通常の工具では、リールユニットの背面板へのビス止め作業は困難であった。
(請求項1)
そこで、請求項1記載の発明は、フレームの背面に係止部を設け、背面板の所定位置には被係止部を設け、リールユニットの背面を背面板に押し当てた状態で、リールユニットを下方へ移動させると、係止部が被係止部に係止されて、リールユニットが背面板に係止されるようにするとともに、フレームの所定位置に前後移動可能なロック部材を取り付け、リールユニットを背面板に係止させた状態で、ロック部材を後方へ移動させると、ロック部材の後端付近が背面板の所定位置に設けたロック穴に嵌合して、リールユニットの上方への移動が阻止されるようにすることにより、リールユニットの筐体への着脱作業を容易にしたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0008】
(請求項2)
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の目的に加え、リールユニットが背面板に対して前後方向に移動不能となるように、係止部と被係止部とを形成することにより、モータの駆動や回転リールの回転等によるリールユニットの前後方向のガタツキが生じないようにしたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0009】
(請求項3)
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の目的に加え、リールユニットが背面板に対して横方向に移動不能となるように、係止部と被係止部とを形成することにより、モータの駆動や回転リールの回転等によるリールユニットの横方向のガタツキが生じないようにするとともに、回転リールを図柄表示窓に対して正しい位置に位置決めできるようにしたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0010】
(請求項4)
また、請求項4記載の発明は、請求項1ないし3記載の発明の目的に加え、リールユニットが背面板に対して横方向に移動不能となるように、ロック部材の後端付近とロック穴とを形成することにより、モータの駆動や回転リールの回転等によるリールユニットの横方向のガタツキが生じないようにしたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0011】
(請求項5)
また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし4記載の発明の目的に加え、ロック部材の後端付近をロック穴に嵌合させた状態で、ロック部材の前端がフレームの前面よりも前方に位置するように形成することにより、ロック部材をリールユニットの手前側で操作できるようにして、リールユニットの筐体への着脱作業をより一層容易にしたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0012】
(請求項6)
また、請求項6記載の発明は、請求項1ないし5記載の発明の目的に加え、ロック部材の後端付近をロック穴に嵌合させた状態で、ロック部材の後端が背面板の背面よりも後方に突出しないように形成することにより、ロック部材が邪魔にならないようにするとともに、輸送中等にロック部材が後方から押されてロックが解除されリールユニットが背面板から外れてしまうことがないようにしたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0013】
(請求項7)
更に、請求項7記載の発明は、請求項1ないし6記載の発明の目的に加え、ロック部材の前端付近に、ロック部材の前後方向への移動を規制するためのストッパーを設けることにより、必要なとき以外には、ロック部材の後端付近がロック穴から抜けないようにして、リールユニットが筐体に確実に固定されるようにしたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、スロットマシンに係るものであって、箱型の筐体(20)と、この筐体(20)の内部に固定されるリールユニット(30)とを備え、前記筐体(20)は、前面に開口部を有するとともに、背面には背面板(24)を備え、前記リールユニット(30)は、フレーム(40)と、このフレーム(40)に固定される複数の支持板と、各支持板にそれぞれ固定されるモータと、各モータの回転軸にそれぞれ固定される回転リール(50)とを備え、前記フレーム(40)の背面の所定位置には、リールユニット(30)を背面板(24)に係止させるための係止部が設けられているとともに、前記背面板(24)の所定位置には、係止部が係止される被係止部が設けられ、前記リールユニット(30)の背面を筐体(20)の内側から背面板(24)の所定位置に押し当てた状態で、リールユニット(30)を背面板(24)に対して下方へ移動させると、係止部が被係止部に係止されて、リールユニット(30)が背面板(24)に係止されるとともに、背面板(24)に係止されたリールユニット(30)を背面板(24)に対して上方へ移動させると、係止部の被係止部への係止が解かれるように形成され、前記フレーム(40)の所定位置には、背面板(24)に係止されたリールユニット(30)が背面板(24)に対して上方へ移動するのを阻止するためのロック部材(160)が取り付けられているとともに、このロック部材(160)は、フレーム(40)に対して前後方向に移動可能に形成され、前記リールユニット(30)を背面板(24)に係止させた状態で、ロック部材(160)をフレーム(40)に対して後方へ移動させると、ロック部材(160)の後端付近が背面板(24)の所定位置に設けたロック穴(190)に嵌合して、リールユニット(30)の上方への移動が阻止されるように形成されていることを特徴とする。
【0015】
ここで、「係止部」は、リールユニット(30)を背面板(24)に係止させるためのものであって、フレーム(40)の背面の所定位置に設けられる。
また、「被係止部」は、係止部が係止されるものであって、背面板(24)の所定位置に設けられる。
そして、リールユニット(30)の背面を背面板(24)の所定位置に押し当てた状態で、リールユニット(30)を背面板(24)に対して下方へ移動させると、係止部が被係止部に係止されて、リールユニット(30)が背面板(24)に係止されるとともに、背面板(24)に係止されたリールユニット(30)を背面板(24)に対して上方へ移動させると、係止部の被係止部への係止が解かれる。
【0016】
具体的には、例えば、フレーム(40)の背面の四隅にそれぞれ下向きフック(110)を設け、これらを「係止部」とするとともに、背面板(24)の所定位置には前記各下向きフック(110)がそれぞれ係止される4つの被係止穴(140)を設け、これらを「被係止部」とすることができる。そうすると、リールユニット(30)の背面を背面板(24)の所定位置に押し当てた状態で、リールユニット(30)を背面板(24)に対して下方へ移動させると、係止部としての各下向きフック(110)が被係止部としての各被係止穴(140)に係止されて、リールユニット(30)が背面板(24)に係止されるとともに、背面板(24)に係止されたリールユニット(30)を背面板(24)に対して上方へ移動させると、各下向きフック(110)の各被係止穴(140)への係止が解かれて、リールユニット(30)が背面板(24)から外れるようにすることができる。
【0017】
また、例えば、背面板(24)の所定位置に4つの上向きフック(152)を設け、これらを「被係止部」とするとともに、フレーム(40)の背面の四隅には前記各上向きフック(152)にそれぞれ係止される折り曲げ部(120)を設け、これらを「係止部」とすることができる。このようにしても、リールユニット(30)の背面を背面板(24)の所定位置に押し当てた状態で、リールユニット(30)を背面板(24)に対して下方へ移動させると、係止部としての各折り曲げ部(120)が被係止部としての各上向きフック(152)に係止されて、リールユニット(30)が背面板(24)に係止されるとともに、背面板(24)に係止されたリールユニット(30)を背面板(24)に対して上方へ移動させると、各折り曲げ部(120)の各上向きフック(152)への係止が解かれて、リールユニット(30)が背面板(24)から外れるようにすることができる。
【0018】
また、例えば、フレーム(40)の背面の所定位置に、「係止部」としての下向きフック(110)と折り曲げ部(120)とを設け、背面板(24)の所定位置には、「被係止部」としての被係止穴(140)と上向きフック(152)とを設け、リールユニット(30)の背面を背面板(24)の所定位置に押し当てた状態で、リールユニット(30)を背面板(24)に対して下方へ移動させると、下向きフック(110)が被係止穴(140)に係止されるとともに、折り曲げ部(120)が上向きフック(152)に係止されて、リールユニット(30)が背面板(24)に係止されるようにすることもできる。
【0019】
また、「ロック部材(160)」とは、背面板(24)に係止されたリールユニット(30)が背面板(24)に対して上方へ移動するのを阻止するためのものであって、フレーム(40)の所定位置に取り付けられる。
また、このロック部材(160)は、例えば、フレーム(40)の下面板(41)に取り付けてもよく、また、フレーム(40)の上面板(42)に取り付けてもよく、また、フレーム(40)の横面板(43)に取り付けてもよい。
【0020】
また、このロック部材(160)は、例えば、1個だけ設けてもよく、また、複数個設けてもよい。
また、このロック部材(160)は、フレーム(40)に対して前後方向に移動可能に形成される。
また、「ロック穴(190)」とは、ロック部材(160)の後端付近を嵌合させるための穴であって、背面板(24)の所定位置に設けられる。
【0021】
そして、リールユニット(30)を背面板(24)に係止させた状態で、ロック部材(160)をフレーム(40)に対して後方へ移動させると、ロック部材(160)の後端付近がロック穴(190)に嵌合して、リールユニット(30)の上方への移動が阻止される。
そして、リールユニット(30)の上方への移動が阻止されると、係止部の被係止部への係止が解かれないことから、リールユニット(30)が背面板(24)から外れないのである。
【0022】
また、ロック部材(160)をフレーム(40)に対して前方へ移動させて、ロック部材(160)の後端付近をロック穴(190)から引き抜くと、リールユニット(30)が上方へ移動し得るようになる。
そして、リールユニット(30)を背面板(24)に対して上方へ移動させると、係止部の被係止部への係止が解かれて、リールユニット(30)を背面板(24)から取り外すことができるのである。
【0023】
このように、本発明によれば、リールユニット(30)の着脱作業を容易にすることができるのである。
(請求項2)
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットマシンを限定したものであって、前記リールユニット(30)が背面板(24)に対して前後方向に移動不能となるように、係止部が被係止部に係止されるように形成されていることを特徴とする。
【0024】
具体的には、例えば、フレーム(40)の背面に「係止部」としての下向きフック(110)を設けるとともに、背面板(24)の所定位置に「被係止部」としての被係止穴(140)を設ける場合にあっては、下向きフック(110)の奥行き幅と、下向きフック(110)が係止される部分の肉厚とをほぼ等しく形成することにより、「係止部」としての下向きフック(110)を「被係止部」としての被係止穴(140)に係止させた際に、リールユニット(30)が背面板(24)に対して前後方向に移動しないようにすることができる。
【0025】
そして、本発明によれば、リールユニット(30)を背面板(24)に対して前後方向に移動不能とすることにより、モータの駆動や回転リール(50)の回転等によるリールユニット30の前後方向のガタツキを防止できるのである。
(請求項3)
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のスロットマシンを限定したものであって、前記リールユニット(30)が背面板(24)に対して横方向に移動不能となるように、係止部(100)が被係止部(130)に係止されるように形成されていることを特徴とする。
【0026】
具体的には、例えば、フレーム(40)の背面に「係止部」としての下向きフック(110)を設けるとともに、背面板(24)の所定位置に「被係止部」としての被係止穴(140)を設ける場合にあっては、下向きフック(110)の横幅と、被係止穴(140)の横方向の内径とをほぼ等しく形成することにより、「係止部」としての下向きフック(110)を「被係止部」としての被係止穴(140)に係止させた際に、リールユニット(30)が背面板(24)に対して横方向に移動しないようにすることができる。
【0027】
そして、本発明によれば、リールユニット(30)を背面板(24)に対して横方向に移動不能とすることにより、モータの駆動や回転リール(50)の回転等によるリールユニット30の横方向のガタツキを防止できるとともに、回転リール(50)を図柄表示窓に対して正しい位置に位置決めできるのである。
(請求項4)
また、請求項4記載の発明は、請求項1ないし3記載のスロットマシンを限定したものであって、前記リールユニット(30)が背面板(24)に対して横方向に移動不能となるように、ロック部材(160)の後端付近がロック穴(190)に嵌合するように形成されていることを特徴とする。
【0028】
具体的には、例えば、ロック部材(160)の後端付近の横幅と、ロック穴(190)の横方向の内径とをほぼ等しく形成したり、あるいはロック部材(160)の後端付近の外寸と、ロック穴(190)の内寸とをほぼ等しく形成することにより、ロック部材(160)の後端付近をロック穴(190)に嵌合させた際に、リールユニット(30)が背面板(24)に対して横方向に移動しないようにすることができる。
【0029】
そして、本発明によれば、リールユニット(30)を背面板(24)に対して横方向に移動不能とすることにより、モータの駆動や回転リール(50)の回転等によるリールユニット30の横方向のガタツキを防止できるのである。
(請求項5)
また、請求項5記載の発明は、請求項1ないし4記載のスロットマシンを限定したものであって、前記ロック部材(160)は、その後端付近をロック穴(190)に嵌合させた状態で、その前端がフレーム(40)の前面よりも前方に位置するように形成されていることを特徴とする。
【0030】
本発明によれば、ロック部材(160)を前後方向に移動させる操作を、リールユニット(30)の手前側で行えるので、リールユニット(30)の筐体(20)への着脱作業をより一層容易に行えるのである。
(請求項6)
また、請求項6記載の発明は、請求項1ないし5記載のスロットマシンを限定したものであって、前記ロック部材(160)は、その後端付近をロック穴(190)に嵌合させた状態で、その後端が背面板(24)の背面よりも後方に突出しないように形成されていることを特徴とする。
【0031】
本発明によれば、ロック部材(160)の後端付近をロック穴(190)に嵌合させた状態で、ロック部材(160)の後端が背面板(24)の背面よりも後方に突出しないので、スロットマシンの背面側においてロック部材(160)が邪魔にならず、また、輸送中等にロック部材(160)が後方から押されてロックが解除されリールユニット(30)が背面板(24)から外れてしまうこともないのである。
【0032】
(請求項7)
更に、請求項7記載の発明は、請求項1ないし6記載のスロットマシンを限定したものであって、前記ロック部材(160)は、その前端付近に、ロック部材(160)がフレーム(40)に対して前後方向へ移動するのを規制するためのストッパー(170)を備えるとともに、このストッパー(170)は、ロック部材(160)の後端付近がロック穴(190)に嵌合した状態で、ロック部材(160)がフレーム(40)に対して前後方向へ移動するのを規制するように形成されていることを特徴とする。
【0033】
ここで、「ストッパー(170)」とは、ロック部材(160)がフレーム(40)に対して前後方向へ移動するのを規制するためのものであって、ロック部材(160)の前端付近に設けられている。
そして、このストッパー(170)は、ロック部材(160)の後端付近がロック穴(190)に嵌合した状態で、ロック部材(160)がフレーム(40)に対して前後方向へ移動するのを規制するように形成されている。
【0034】
本発明によれば、必要なとき以外には、ロック部材(160)の後端付近がロック穴(190)から抜けないので、リールユニット(30)が筐体(20)に確実に固定されるのである。
【0035】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1ないし図21は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、筐体20及びリールユニット30の斜視図、図2は、リールユニット30の背面図、図3は、背面板24の正面図、図4は、筐体20及びリールユニット30の側断面図(非係止状態)、図5は、筐体20及びリールユニット30の側断面図(係止状態)、図6は、下向きフック110の斜視図、図7は、下向きフック110の側断面図、図8は、被係止穴140の正面図、図9は、被係止穴140の背面図、図10は、被係止穴140の側断面図、図11は、下向きフック110及び被係止穴140の側断面図(非係止状態)、図12は、下向きフック110及び被係止穴140の側断面図(係止状態)、図13は、折り曲げ部120の側断面図、図14は、フック金具150の側断面図、図15は、折り曲げ部120及びフック金具150の側断面図(非係止状態)、図16は、折り曲げ部120及びフック金具150の側断面図(係止状態)、図17は、下面板41及びロック部材160の平面図、図18は、下面板41及びロック部材160の正面図、図19は、下面板41及びロック部材160の側断面図、図20は、下面板41、ロック部材160及び背面板24の要部側断面図(非ロック状態)、図21は、下面板41、ロック部材160及び背面板24の要部側断面図(ロック状態)である。
【0036】
(スロットマシン)
スロットマシンは、前面に開口部を有する箱型の筐体20を備え、また、筐体20の前面には、開口部を塞ぐ前扉を備え、また、筐体20の内部には、3個の回転リール50を有するリールユニット30を備え、また、前扉には、3個の回転リール50を見るための図柄表示窓や、回転リール50の回転を開始させるためのスタートスイッチや、回転リール50の回転を停止させるためのストップスイッチなどを備えている。
【0037】
そして、スタートスイッチを操作すると、3個すべての回転リール50の回転が開始し、ストップスイッチを操作すると、当該ストップスイッチに対応した回転リール50の回転が停止し、3個すべての回転リール50の回転が停止したときに、所定の図柄が有効な入賞ライン上に揃うと、入賞となり、入賞態様に応じた所定の利益が遊技者に付与されるようになっている。
【0038】
(筐体20)
筐体20は、図1に示すように、四角箱型に形成されており、前面には開口部を有し、下面には底板21を備え、上面には天板22を備え、左右両側にはそれぞれ側面板23を備え、背面には背面板24を備えている。
また、背面板24の所定位置には、被係止部としての被係止穴140と、被係止部としてのフック金具150と、ロック部材160の後端付近が嵌合するロック穴190とが設けられている。
【0039】
具体的には、図3に示すように、筐体20の内側から見て、背面板24の上部には、被係止部としての2つの被係止穴140が所定間隔をあけて横並びに設けられ、また、背面板24の上下のほぼ中間位置には、被係止部としての横長のフック金具150が設けられ、また、背面板24のほぼ中央であってフック金具150よりも上側には、ロック穴190が設けられている。
【0040】
(リールユニット30)
リールユニット30は、図1に示すように、フレーム40と、このフレーム40に固定される3枚の支持板と、各支持板にそれぞれ固定されるモータ(ステッピングモータ)と、各モータ(ステッピングモータ)の回転軸にそれぞれ固定される回転リール50とを備えている。
【0041】
また、フレーム40は、図2に示すように、四角枠型に形成されており、前面及び背面には開口部を有し、下面には下面板41を備え、上面には上面板42を備え、左右両側にはそれぞれ横面板43を備えている。
また、フレーム40の下面板41と上面板42との間には、3枚の支持板が所定間隔をあけて横面板43と平行に固定されている。
【0042】
また、各支持板のほぼ中央には、それぞれ、モータ(ステッピングモータ)が固定され、また、各モータ(ステッピングモータ)の回転軸には、それぞれ、回転リール50が固定されている。
また、フレーム40の背面の所定位置には、係止部としての下向きフック110と、係止部としての折り曲げ部120とが設けられている。
【0043】
具体的には、図2に示すように、フレーム40の上面板42の後端には、係止部としての2つの下向きフック110が所定間隔をあけて横並びに設けられ、また、フレーム40の下面板41の後端には、係止部としての折り曲げ部120が設けられている。
そして、係止部としての各下向きフック110を被係止部としての各被係止穴140にそれぞれ係止させ、かつ、係止部としての折り曲げ部120を被係止部としてのフック金具150に係止させると、リールユニット30が背面板24に係止されるようになっている。
【0044】
また、フレーム40の所定位置には、背面板24に係止されたリールユニット30が背面板24に対して上方へ移動するのを阻止するためのロック部材160が取り付けられている。
具体的には、図4に示すように、フレーム40の下面板41の下側には、前後方向に長い板状のロック部材160が取り付けられている。また、ロック部材160は、フレーム40に対して前後方向に移動可能に形成されている。
【0045】
そして、図5に示すように、リールユニット30を背面板24に係止させた状態で、ロック部材160をフレーム40に対して後方へ移動させると、ロック部材160の後端付近がロック穴190に嵌合して、リールユニット30の上方への移動が阻止されるようになっている。
(下向きフック110)
下向きフック110は、リールユニット30を背面板24に係止させるためのものであって、係止部として機能するものである。
【0046】
また、下向きフック110は、図2に示すように、フレーム40の上面板42の後端に、所定間隔をあけて横並びに2つ設けられている。
また、下向きフック110は、図6及び図7に示すように、上面板42の後端から上方へ向けて突出する上方突出部111と、この上方突出部111の上端から後方へ向けて突出する後方突出部112と、この後方突出部112の後端から下方へ向けて突出する下方突出部113と、この下方突出部113の下端から下斜め後方へ向けて反るようにして突出する下後方反り部114とを有している。
【0047】
また、下向きフック110は、金属板にプレス加工を施すことによって、フレーム40の上面板42と一体的に形成されている。
(折り曲げ部120)
折り曲げ部120は、リールユニット30を背面板24に係止させるためのものであって、係止部として機能するものである。
【0048】
また、折り曲げ部120は、図2に示すように、フレーム40の下面板41の後端に設けられている。
また、折り曲げ部120は、図13に示すように、下面板41の後端から下方へ向けて突出する下方折り部121と、下方折り部121の下端から前方へ向けて突出する前方折り部122とを有している。
【0049】
また、折り曲げ部120は、金属板にプレス加工を施すことによって、フレーム40の下面板41と一体的に形成されている。
(被係止穴140)
被係止穴140は、係止部としての下向きフック110が係止されるものであって、被係止部として機能するものである。
【0050】
また、被係止穴140は、図3に示すように、背面板24の上部の所定位置に、所定間隔をあけて横並びに2つ設けられている。
また、被係止穴140は、図8ないし図10に示すように、背面板24を貫通する横長の貫通穴141と、背面板24の背面側に設けた横長の背面穴142とから構成されている。また、背面穴142は、貫通穴141の下側に設けられており、かつ、貫通穴141と連通している。
【0051】
また、被係止穴140は、背面板24の所定位置をドリル等で切削することによって形成されている。
(フック金具150)
フック金具150は、係止部としての折り曲げ部120が係止されるものであって、被係止部として機能するものである。
【0052】
また、フック金具150は、図3に示すように、背面板24の上下のほぼ中間位置に固定されている。
また、フック金具150は、図3に示すように、横方向に長い板状の基部151と、この基部151の左右両端に設けた上向きフック152とを有している。
また、上向きフック152は、図14に示すように、基部151の上端から前方へ向けて突出する前方突出部153と、この前方突出部153の前端から上方へ向けて突出する上方突出部154と、この上方突出部154の上端から上斜め前方へ向けて反るようにして突出する上前方反り部155とを有している。
【0053】
また、フック金具150は、金属板にプレス加工を施すことによって一体的に形成されている。
また、フック金具150の背面板24への固定は、図示しないが、基部151を背面板24にビス止めすることによって行われている。
(ロック部材160)
ロック部材160は、背面板24に係止されたリールユニット30が背面板24に対して上方へ移動するのを阻止するためのものである。
【0054】
また、ロック部材160は、図17に示すように、前後方向に長い板状に形成され、また、ロック部材160の前端付近には、ロック部材160の前後方向の移動を規制するためのストッパー180が設けられ、また、ロック部材160の後端には、外寸をやや窄めたような窄め部161が設けられている。
また、ロック部材160は、フレーム40の下面板41の下側に取り付けられており、かつ、フレーム40に対して前後方向に移動可能に形成されている。
【0055】
具体的には、図19に示すように、フレーム40の下面板41の下側には、ロック部材160をフレーム40に取り付けるための、前取付部171と、中取付部172と、後取付部173とが設けられている。
また、前取付部171は、図20及び図21に示すように、下面板41の前端に、下方へ向けて突出する前折り曲げ部174を設けるとともに、この前折り曲げ部174に、ロック部材160の外寸よりも内寸がわずかに大きい前取付穴175を設けることによって形成されている。
【0056】
また、中取付部172は、図20及び図21に示すように、下面板41の後端付近に、下方へ向けて突出する中折り曲げ部176を設けるとともに、この中折り曲げ部176に、ロック部材160の外寸よりも内寸がわずかに大きい中取付穴177を設けることによって形成されている。
また、後取付部173は、図20及び図21に示すように、下面板41の後端に、下方へ向けて突出する後折り曲げ部178を設けるとともに、この後折り曲げ部178に、ロック部材160の外寸よりも内寸がわずかに大きい後取付穴179を設けることによって形成されている。なお、後取付部173を構成する後折り曲げ部178と、折り曲げ部120を構成する下方折り部121とは一体となっている。
【0057】
また、前取付穴175と、中取付穴177と、後取付穴179とは、一直線上に並んでいる。
そして、ロック部材160は、前取付穴175と、中取付穴177と、後取付穴179とに差し込まれるようにして、下面板41の下側に取り付けられている。このため、ロック部材160は、フレーム40に対して前後方向に移動可能となっているのである。
【0058】
また、前取付部171と、中取付部172と、後取付部173とは、金属板にプレス加工を施すことによって、フレーム40の下面板41と一体的に形成されている。
(ストッパー180)
ストッパー180は、ロック部材160がフレーム40に対して前後方向へ移動するのを規制するためのものであって、図19ないし図21に示すように、ロック部材160の前端付近に設けられている。
【0059】
また、ストッパー180は、図20及び図21に示すように、ロック部材160の前端付近に連設されるバネ部181と、このバネ部181に連設される手前側突起182と、この手前側突起182から後方へ向けて延びる延設部183と、この延設部183の後端に設けられる奥側突起184とを有している。
また、図19ないし図21に示すように、下面板41の前端付近には、下面板41を貫通する留め穴185が設けられている。
【0060】
また、図21に示すように、ロック部材160の後端付近がロック穴190に嵌合した状態では、バネ部181の力により、手前側突起182が下面板41の手前側で下面板41よりも上方に突出し、かつ、延設部183が下面板41の下面に沿うようにして接し、かつ、奥側突起184が留め穴185から下面板41の上方に突出する。そして、手前側突起182が下面板41の前端に接するとともに、奥側突起184が留め穴185の手前側に接することにより、ロック部材160が前方にも後方にも移動しなくなるのである。
【0061】
また、ストッパー180は、樹脂の射出成型によって、ロック部材160と一体的に形成されている。
(引き出しエンドストッパー186)
引き出しエンドストッパー186は、ロック部材160を手前側に引き抜くようにして移動させた際に、ロック部材160が前取付穴175から抜けないようにするためのものであって、図17に示すように、ロック部材160の両側に突出させるようにして設けられている。すなわち、ロック部材160を手前側に引き抜くようにして移動させると、引き出しエンドストッパー186が前取付穴175の周囲に接して、ロック部材160が前取付穴175から抜けなくなるのである。
【0062】
(ロック穴190)
ロック穴190は、図3に示すように、背面板24のほぼ中央であって、フック金具150よりも上側に設けられている。この位置は、リールユニット30を背面板24に係止させたときに、前取付穴175、中取付穴177、及び後取付穴179と一直線上に並ぶ位置である。
【0063】
また、ロック穴190の内寸は、ロック部材160の後端付近の外寸とほぼ等しく形成されている。このため、ロック部材160の後端付近をロック穴190に押し込むと、ロック部材160の後端付近とロック穴190とが嵌合するのである。
(リールユニット30の筐体20への固定)
まず、図1に示すように、開口部から筐体20の内部にリールユニット30を挿入して、リールユニット30の背面を背面板24の所定位置に押し当てる。具体的には、図11に示すように、下向きフック110が被係止穴140の貫通穴141内に位置し、かつ、図15に示すように、折り曲げ部120がフック金具150の上向きフック152のすぐ上に位置するように、リールユニット30の背面を背面板24に押し当てる。そして、この状態でリールユニット30を背面板24に対して下方へ移動させる。そうすると、図12に示すように、各下向きフック110が各被係止穴140に係止され、かつ、図16に示すように、折り曲げ部120がフック金具150の上向きフック152に係止される。これにより、リールユニット30が背面板24に係止される。
【0064】
次に、ロック部材160をフレーム40に対して後方へ押し込むようにして移動させる。そうすると、図21に示すように、ロック部材160の後端付近がロック穴190に嵌合して、リールユニット30の上方への移動が阻止されることとなる。これにより、リールユニット30が筐体20に固定される。また、この状態では、ストッパー180の手前側突起182が下面板41の前端に接し、かつ、奥側突起184が留め穴185の手前側に接することから、ロック部材160が前方にも後方にも移動しなくなる。
【0065】
(リールユニット30の筐体20からの取り外し)
まず、バネ部181の力に抗して、ストッパー180の手前側突起182を下方へ押し込む。そうすると、ストッパー180の奥側突起184が留め穴185から外れる。そして、この状態でロック部材160を手前側に引き抜くようにして移動させると、ロック部材160の後端付近がロック穴190から抜ける。
【0066】
次に、リールユニット30を背面板24に対して上方へ移動させる。そうすると、各下向きフック110の各被係止穴140への係止が解かれ、かつ、折り曲げ部120のフック金具150への係止が解かれる。これにより、リールユニット30を筐体20から取り外すことができる。
このように、本実施の形態に係るスロットマシンは、フレーム40の背面に、係止部としての下向きフック110と折り曲げ部120とを設けるとともに、背面板24の所定位置には、被係止部としての被係止穴140とフック金具150とを設けている。そして、リールユニット30の背面を背面板24の所定位置に押し当てた状態で、リールユニット30を下方へ移動させると、係止部としての各下向きフック110が被係止部としての各被係止穴140に係止されるとともに、係止部としての折り曲げ部120が被係止部としてのフック金具150に係止されて、リールユニット30が背面板24に係止される。また、フレーム40の下面板41の下側には、フレーム40に対して前後方向に移動可能なロック部材160が取り付けられている。そして、リールユニット30を背面板24に係止させた状態で、ロック部材160を後方へ移動させると、ロック部材160の後端付近が背面板24の所定位置に設けたロック穴190に嵌合して、リールユニット30の上方への移動が阻止される。このようにして、リールユニット30が筐体20に固定される。また、ロック部材160を手前側へ移動させて、ロック部材160の後端付近をロック穴190から引き抜いてから、リールユニット30を背面板24に対して上方へ移動させると、係止部の被係止部への係止が解かれて、リールユニット30を筐体20から取り外せるようになる。このため、リールユニット30の筐体20への着脱作業が容易なのである。
【0067】
また、本実施の形態に係るスロットマシンは、リールユニット30が背面板24に対して前後方向に移動不能となるように、係止部と被係止部とが形成されている。具体的には、下向きフック110の上方突出部111と下方突出部113との間隔(図11中のA)、及び背面穴142を設けた部分の背面板24の肉厚(図11中のB)について、Aの方がBよりもわずかに大きいものの、AとBとはほぼ等しく形成されている。また、折り曲げ部120の前方折り部122の幅(図15中のE)、及びフック金具150の上方突出部154と背面板24との間隔(図15中のF)について、Fの方がEよりもわずかに大きいものの、EとFとはほぼ等しく形成されている。このため、係止部としての下向きフック110を被係止部としての被係止穴140に係止させ、かつ、係止部としての折り曲げ部120を被係止部としてのフック金具150に係止させた際には、リールユニット30が背面板24に対して前後方向に移動不能となり、これにより、モータ(ステッピングモータ)の駆動や回転リール50の回転等によるリールユニット30の前後方向のガタツキを防止できるとともに、回転リール50を図柄表示窓に対して正しい位置に位置決めできるのである。
【0068】
また、本実施の形態に係るスロットマシンは、リールユニット30が背面板24に対して横方向に移動不能となるように、係止部と被係止部とが形成されている。具体的には、下向きフック110の後方突出部112の最大横幅(図6中のC)、及び被係止穴140の横方向の内径(図8中のD)について、Dの方がCよりもわずかに大きいものの、CとDとはほぼ等しく形成されている。このため、係止部としての下向きフック110を被係止部としての被係止穴140に係止させた際には、リールユニット30が背面板24に対して横方向に移動不能となり、これにより、モータ(ステッピングモータ)の駆動や回転リール50の回転等によるリールユニット30の横方向のガタツキを防止できるのである。
【0069】
また、本実施の形態に係るスロットマシンは、リールユニット30が背面板24に対して横方向に移動不能となるように、ロック部材160の後端付近とロック穴190とが形成されている。具体的には、ロック部材160の後端付近の横幅(図17中のG)、及びロック穴190の横方向の内径(図3中のH)について、GとHとがほぼ等しく形成されている。このため、ロック部材160の後端付近をロック穴190に嵌合させた際には、リールユニット30が背面板24に対して横方向に移動不能となり、これにより、モータ(ステッピングモータ)の駆動や回転リール50の回転等によるリールユニット30の横方向のガタツキを防止できるのである。
【0070】
また、本実施の形態に係るスロットマシンは、ロック部材160の後端付近をロック穴190に嵌合させた状態で、ロック部材160の前端がフレーム40の前面よりも前方に位置するように形成されている。具体的には、ロック部材160の前端は、図4又は図20に示すように、ロック部材160を手前側へ移動させた状態でも、また、図5又は図21に示すように、ロック部材160の後端付近をロック穴190に嵌合させた状態でも、フレーム40の前面よりも前方に位置するように形成されている。このため、ロック部材160を前後方向に移動させる操作を、リールユニット30の手前側で行えるので、リールユニット30の筐体20への着脱作業をより一層容易に行えるのである。
【0071】
また、本実施の形態に係るスロットマシンは、ロック部材160の後端付近をロック穴190に嵌合させた状態で、ロック部材160の後端が背面板24の背面よりも後方に突出しないように形成されている。具体的には、図5又は図21に示すように、ロック部材160の後端付近をロック穴190に嵌合させた状態でも、ロック部材160の後端付近は、背面板24の背面よりも後方に突出しない。このため、スロットマシンの背面側においてロック部材160が邪魔にならず、また、輸送中等にロック部材160が後方から押されてロックが解除されリールユニット30が背面板24から外れてしまうこともないのである。
【0072】
また、本実施の形態に係るスロットマシンは、下向きフック110を被係止穴140に係止させた状態で、下向きフック110が背面板24の背面よりも後方に突出しないように形成されている。具体的には、図5又は図12に示すように、下向きフック110を被係止穴140に係止させた状態では、下向きフック110の下方突出部113と下後方反り部114とが被係止穴140の背面穴142に収まるので、下向きフック110が背面板24の背面よりも後方に突出しない。このため、スロットマシンの背面側において、下向きフック110が邪魔にならないのである。
【0073】
また、本実施の形態に係るスロットマシンは、ロック部材160の前端付近に、ロック部材160の前後方向への移動を規制するためのストッパー180を設けており、必要なとき以外には、ロック部材160の後端付近がロック穴190から抜けないようにしている。このため、リールユニット30が筐体20に確実に固定されるのである。
【0074】
【発明の効果】
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、フレームの背面に係止部を設け、背面板の所定位置には被係止部を設け、リールユニットの背面を背面板に押し当てた状態で、リールユニットを下方へ移動させると、係止部が被係止部に係止されて、リールユニットが背面板に係止されるようにするとともに、フレームの所定位置に前後移動可能なロック部材を取り付け、リールユニットを背面板に係止させた状態で、ロック部材を後方へ移動させると、ロック部材の後端付近が背面板の所定位置に設けたロック穴に嵌合して、リールユニットの上方への移動が阻止されるようにしたことから、リールユニットの筐体への着脱作業が容易なスロットマシンを提供できるのである。更に、棚板を使用しないので、筐体を軽くできるとともに、筐体内部における作業空間を広くできるのである。
【0075】
(請求項2)
また、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、リールユニットが背面板に対して前後方向に移動不能となるように、係止部と被係止部とを形成したことから、モータの駆動や回転リールの回転等によるリールユニットの前後方向のガタツキを防止できるとともに、回転リールを図柄表示窓に対して正しい位置に位置決めできるスロットマシンを提供できるのである。
【0076】
(請求項3)
また、請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加え、リールユニットが背面板に対して横方向に移動不能となるように、係止部と被係止部とを形成したことから、モータの駆動や回転リールの回転等によるリールユニットの横方向のガタツキが生じないスロットマシンを提供できるのである。
【0077】
(請求項4)
また、請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3記載の発明の効果に加え、リールユニットが背面板に対して横方向に移動不能となるように、ロック部材の後端付近とロック穴とを形成したことから、モータの駆動や回転リールの回転等によるリールユニットの横方向のガタツキが生じないスロットマシンを提供できるのである。
【0078】
(請求項5)
また、請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4記載の発明の効果に加え、ロック部材の後端付近をロック穴に嵌合させた状態で、ロック部材の前端がフレームの前面よりも前方に位置するように形成したことから、ロック部材をリールユニットの手前側で操作できるので、リールユニットの筐体への着脱作業がより一層容易なスロットマシンを提供できるのである。
【0079】
(請求項6)
また、請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし5記載の発明の効果に加え、ロック部材の後端付近をロック穴に嵌合させた状態で、ロック部材の後端が背面板の背面よりも後方に突出しないように形成したことから、ロック部材が邪魔にならず、また、輸送中等にロック部材が後方から押されてロックが解除されリールユニットが背面板から外れてしまうこともないスロットマシンを提供できるのである。
【0080】
(請求項7)
更に、請求項7記載の発明によれば、請求項1ないし6記載の発明の効果に加え、ロック部材の前端付近に、ロック部材の前後方向への移動を規制するためのストッパーを設けたことから、必要なとき以外には、ロック部材の後端付近がロック穴から抜けないので、リールユニットが筐体に確実に固定されるスロットマシンを提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの筐体及びリールユニットの斜視図。
【図2】本発明の実施の形態に係るスロットマシンのリールユニットの背面図。
【図3】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの筐体の背面板の正面図。
【図4】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの筐体及びリールユニットの側断面図(非係止状態)。
【図5】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの筐体及びリールユニットの側断面図(係止状態)。
【図6】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下向きフックの斜視図。
【図7】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下向きフックの側断面図。
【図8】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの被係止穴の正面図。
【図9】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの被係止穴の背面図。
【図10】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの被係止穴の側断面図。
【図11】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下向きフック及び被係止穴の側断面図(非係止状態)。
【図12】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下向きフック及び被係止穴の側断面図(係止状態)。
【図13】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの折り曲げ部の側断面図。
【図14】本発明の実施の形態に係るスロットマシンのフック金具の側断面図。
【図15】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの折り曲げ部及びフック金具の側断面図(非係止状態)。
【図16】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの折り曲げ部及びフック金具の側断面図(係止状態)。
【図17】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下面板及びロック部材の平面図。
【図18】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下面板及びロック部材の正面図。
【図19】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下面板及びロック部材の側断面図。
【図20】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下面板、ロック部材及び背面板の要部側断面図(非ロック状態)。
【図21】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの下面板、ロック部材及び背面板の要部側断面図(ロック状態)。
【符号の説明】
20 筐体 21 底板
22 天板 23 側面板
24 背面板 30 リールユニット
40 フレーム 41 下面板
42 上面板 43 横面板
50 回転リール 110 下向きフック
111 上方突出部 112 後方突出部
113 下方突出部 114 下後方反り部
120 折り曲げ部 121 下方折り部
122 前方折り部 140 被係止穴
141 貫通穴 142 背面穴
150 フック金具 151 基部
152 上向きフック 153 前方突出部
154 上方突出部 155 上前方反り部
160 ロック部材 161 窄め部
171 前取付部 172 中取付部
173 後取付部 174 前折り曲げ部
175 前取付穴 176 中折り曲げ部
177 中取付穴 178 後折り曲げ部
179 後取付穴 180 ストッパー
181 バネ部 182 手前側突起
183 延設部 184 奥側突起
185 留め穴 186 引き出しエンドストッパー
190 ロック穴

Claims (7)

  1. 箱型の筐体と、この筐体の内部に固定されるリールユニットとを備え、
    前記筐体は、前面に開口部を有するとともに、背面には背面板を備え、
    前記リールユニットは、フレームと、このフレームに固定される複数の支持板と、各支持板にそれぞれ固定されるモータと、各モータの回転軸にそれぞれ固定される回転リールとを備え、
    前記フレームの背面の所定位置には、リールユニットを背面板に係止させるための係止部が設けられているとともに、前記背面板の所定位置には、係止部が係止される被係止部が設けられ、
    前記リールユニットの背面を筐体の内側から背面板の所定位置に押し当てた状態で、リールユニットを背面板に対して下方へ移動させると、係止部が被係止部に係止されて、リールユニットが背面板に係止されるとともに、背面板に係止されたリールユニットを背面板に対して上方へ移動させると、係止部の被係止部への係止が解かれるように形成され、
    前記フレームの所定位置には、背面板に係止されたリールユニットが背面板に対して上方へ移動するのを阻止するためのロック部材が取り付けられているとともに、このロック部材は、フレームに対して前後方向に移動可能に形成され、
    前記リールユニットを背面板に係止させた状態で、ロック部材をフレームに対して後方へ移動させると、ロック部材の後端付近が背面板の所定位置に設けたロック穴に嵌合して、リールユニットの上方への移動が阻止されるように形成されていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記リールユニットが背面板に対して前後方向に移動不能となるように、係止部が被係止部に係止されるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記リールユニットが背面板に対して横方向に移動不能となるように、係止部が被係止部に係止されるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。
  4. 前記リールユニットが背面板に対して横方向に移動不能となるように、ロック部材の後端付近がロック穴に嵌合するように形成されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のスロットマシン。
  5. 前記ロック部材は、その後端付近をロック穴に嵌合させた状態で、その前端がフレームの前面よりも前方に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のスロットマシン。
  6. 前記ロック部材は、その後端付近をロック穴に嵌合させた状態で、その後端が背面板の背面よりも後方に突出しないように形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のスロットマシン。
  7. 前記ロック部材は、その前端付近に、ロック部材がフレームに対して前後方向へ移動するのを規制するためのストッパーを備えるとともに、このストッパーは、ロック部材の後端付近がロック穴に嵌合した状態で、ロック部材がフレームに対して前後方向へ移動するのを規制するように形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載のスロットマシン。
JP2002333477A 2002-11-18 2002-11-18 スロットマシン Pending JP2004166777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002333477A JP2004166777A (ja) 2002-11-18 2002-11-18 スロットマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002333477A JP2004166777A (ja) 2002-11-18 2002-11-18 スロットマシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004166777A true JP2004166777A (ja) 2004-06-17

Family

ID=32698178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002333477A Pending JP2004166777A (ja) 2002-11-18 2002-11-18 スロットマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004166777A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187360A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Sophia Co Ltd スロット遊技機
JP2012055345A (ja) * 2010-09-03 2012-03-22 Olympia:Kk 遊技機
JP2013022140A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2018088982A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 山佐株式会社 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187360A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Sophia Co Ltd スロット遊技機
JP2012055345A (ja) * 2010-09-03 2012-03-22 Olympia:Kk 遊技機
JP2013022140A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2018088982A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 山佐株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003250960A (ja) スロットマシン
JP4721873B2 (ja) 遊技機
JP2005169089A (ja) 遊技機
JP5470584B2 (ja) 遊技機の筐体構造
JP2004166777A (ja) スロットマシン
JP4427304B2 (ja) スロットマシン
JP4683953B2 (ja) コイン送出装置
JP4160761B2 (ja) 取付具
JP4174938B2 (ja) 棚の取付構造
JP4519800B2 (ja) 遊技機
JP5353527B2 (ja) ブラケット取付装置
JP4628301B2 (ja) 遊技機
JPH10335851A (ja) ユニット品の固定構造
JP2002291551A (ja) 引き出しのラッチレバー取付構造
JP2003340030A (ja) 遊技機における金属枠部材の取付構造
JP2008132081A (ja) 遊技部品取付構造
JP2005111146A (ja) 遊技機の前扉用蝶番及びその前扉用蝶番を使用した遊技機
JP2002347518A (ja) 車両用ミラー装置の組付構造
JP2003117056A (ja) スロットマシン
JP2005046381A (ja) パチンコ遊技機における遊技盤の取付構造及び遊技盤の係止部材
JP2004267341A (ja) 遊技機
JPH11155647A (ja) 背面板の取付装置
JP3782613B2 (ja) パチンコ機の遊技盤取付枠
JP2719472B2 (ja) 外付機器の取付機構
JP2006019539A (ja) 機器の着脱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080228