JP2008132081A - 遊技部品取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技盤に対する遊技部品の取付作業を簡易化することができるとともに、取り付けられた遊技部品が遊技盤から外れることを好適に抑制することができる遊技部品取付構造を提供する。
【解決手段】 遊技盤13には取付孔24が設けられ、遊技部品である役物本体22Aの周縁部にはクリップ本体42が遊技盤13へ向かって突出するように設けられ、クリップ本体42を取付孔24に挿入して遊技盤13に役物本体22Aを取り付けるとともに、クリップ本体42には矩形状の係止片43が設けられ、係止片43は、基端部で該クリップ本体42に繋がり、先端部がクリップ本体42から離間する傾斜状に配置され、取付孔24の段部25に係止片43の先端部が係止されることによって遊技盤13に役物本体22Aを固定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、遊技の進行に伴って遊技状態が変化する遊技機において、該遊技状態の変化を表現したり、該遊技状態を遊技者に知らしめたりする役物、遊技状態を制御する基板部品のような電気部品などといった遊技部品を遊技盤に取付けるための役物取付構造に関する。
従来、上記のような遊技部品の多くは、遊技機を構成する木製の遊技盤にネジを用いて取り付けられている。しかし、このようにネジを用いる場合、取り付けに係る作業が繁雑であり、また遊技盤を再利用などする際、一度ネジ止めして穴が開いた箇所に再びネジ止めをしようとすれば、該穴が広がって緩みやすくなり、しっかりと固定することができない。
一方、ネジを用いることなく遊技部品を遊技盤に取り付ける構造として、例えば特許文献1に記載の玉受口器のように、遊技盤に穿設された取付孔に押し込まれる嵌入体において、その側面から張り出すように弾性爪を設けるとともに、該弾性爪に係止面を設け、取付孔の段差部の角に該係止面を押し当てて遊技盤に取り付けるものがある。他に、例えば特許文献2に記載の盤面部品の取付構造のように、盤面部品の枠体の後面でネジ締めされる係合部品を設けるとともに、該係合部品に設けられた弾性爪を取付孔の段差部の角に係合させて遊技盤に取り付けるものもある。
特開平7−194776号公報 特開2000−79200号公報
ところが、上記従来の特許文献1,2の場合、該弾性爪の表面で遊技部品の抜出方向と交差する方向に延びるように設けられた係止面が取付孔の段差部に係合され、該弾性爪そのものは該抜出方向に沿って延びる構成となっている。このため、遊技部品の重量が嵩んだり、遊技部品の抜出方向に大きな力を加えたりした場合、該段差部に対して該係止面が摺動し、かつ該摺動に伴って該弾性爪が撓むことにより、該遊技部品が外れてしまう可能性が高い。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、遊技盤に対する遊技部品の取付作業を簡易化することができるとともに、取り付けられた遊技部品が遊技盤から外れることを好適に抑制することができる遊技部品取付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の遊技部品取付構造の発明は、遊技機の遊技盤に対して遊技部品を取り付けるための遊技部品取付構造であって、該遊技盤には取付孔が設けられており、該遊技部品の周縁部には複数のクリップ本体が該遊技盤へ向かって突出するように設けられ、該クリップ本体を該取付孔に挿入して該遊技盤に該遊技部品を取り付けるとともに、該取付孔に該クリップ本体を挿入する方向を挿入方向とし、該挿入方向と反対の方向を抜出方向として、該クリップ本体には矩形状の係止片が設けられ、該係止片は、該挿入方向側の端部となる基端部で該クリップ本体に繋がり、かつ該抜出方向側の端部となる先端部が該クリップ本体から離間するように、該抜出方向へ向かうに従い該クリップ本体から離間する傾斜状に配置されており、該取付孔の内周面で該係止片と対応する位置に段部をそれぞれ形成し、該遊技盤に該遊技部品を取り付けた状態で該段部に該係止片の先端部が係止されることにより、該遊技盤に該遊技部品を固定することを要旨とする。
上記構成によれば、クリップ本体に対して傾斜状に配置された係止片は、遊技部品を取り付けようとする際、その先端部をクリップ本体に接近させるように撓むため、クリップ本体を取付孔に押し込むのみで該遊技部品を遊技盤に簡易に取り付けることができる。また、遊技盤に遊技部品を取り付けた状態において、クリップ本体に対して傾斜状に配置された係止片は、基端部で該クリップ本体に繋がり、先端部が取付孔の段部に係止されることにより、クリップ本体と段部との間で、所謂「すじかい」のような機能を発揮する。すなわち、係止片は、その全体でクリップ本体が取付孔から抜け出そうとする力に抗し、遊技部品が遊技盤から外れることを抑制する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技部品取付構造の発明において、該係止片の基端部は、該遊技盤に該遊技部品を取り付ける際に該取付孔の内周面に摺接する面となる外表面が断面円弧状に形成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、遊技部品を取付孔に押し込む際、係止片の基端部が取付孔の周縁に引っ掛かったり等して取り付けにくくなることを抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技部品取付構造の発明において、該遊技部品は、該遊技盤に取り付けられる役物であり、該役物は、役物本体と、該クリップ本体及び該係止片を備えるクリップとから構成され、該役物本体は、その少なくとも一部が該クリップ本体とともに該取付孔に挿入されるようになっており、また該役物本体には差込片が形成されており、該クリップの該クリップ本体には該差込片が係入される係入部が形成されるとともに、該クリップ本体又は該差込片の何れか一方には抜出規制片を設け、他方には該抜出規制片と係合する抜出規制部を設けたことを要旨とする。
上記構成によれば、役物の少なくとも一部をクリップ本体とともに取付孔に挿入する構造としたことにより、役物を安定して遊技盤に取り付けることができる。加えて、役物本体とクリップとを別体とすることで、何れか一方が破損した場合に破損部品のみを交換することができ、また役物本体又はクリップを再利用することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技部品取付構造の発明において、該遊技部品は、該遊技盤の盤面上に取り付けられる電気部品であり、該電気部品には差込孔が形成されており、該クリップ本体には該差込孔に挿通される挿通部が形成されるとともに、該挿通部には抜出規制突起を設けられており、該差込孔に該挿通部が挿通された状態で該抜出規制突起が該差込孔の周縁に係止されることを要旨とする。
上記構成によれば、取付孔に挿入することなく遊技盤の盤面上に取り付けられる電気部品において、挿通部に抜出規制突起を設け、該挿通部が電気部品の差込孔から抜け出すことを抑制することができ、該電気部品を遊技盤の盤面上にしっかりと支持することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技部品取付構造の発明において、該遊技部品は、該遊技盤に取り付けられる役物であり、該役物は、ベース役物と、該ベース役物に装着されるサブ役物とから構成され、該ベース役物又は該サブ役物の何れか一方には差込片が形成されており、他方には該クリップ本体が設けられ、該クリップ本体には該差込片が係入される係入部が形成されるとともに、該クリップ本体又は該差込片の何れか一方には抜出規制片を設け、他方には該抜出規制片と係合する抜出規制部を設けたことを要旨とする。
上記構成によれば、ベース役物とサブ役物の2つの部品を一のクリップ本体で遊技盤に取り付けることができるとともに、ベース役物とサブ役物の何れか一方が破損した場合に破損部品のみを交換することができ、さらにベース役物又はサブ役物を再利用することができる。
本発明によれば、遊技盤に対する遊技部品の取付作業を簡易化することができるとともに、取り付けられた遊技部品が遊技盤から外れることを好適に抑制することができる。
以下、本発明における遊技部品取付構造を具体化した一実施形態について説明する。
まず、遊技機の概略構成を説明する。なお、遊技機とは、パチンコ機、パチスロ機、スロット機等であり、遊技場において島設備と総称される玉供給装置、コイン供給装置等に組み込まれて設置されたものである。また、これ以降は、遊技機における遊技者と向かい合う面を該遊技機の正面とし、遊技機における該正面と対向する面を該遊技機の背面とする。
図1は、遊技機の概略構成を示す正面図である。遊技機10は、外枠11と、該外枠11の内側に組み付けられた中枠12とを備えている。外枠11は、前記島設備(図示略)に固定されている。中枠12は、該外枠11に対し、着脱可能かつ開閉可能に組み付けられている。そして、該中枠12の内側には、遊技盤13が組み付けられている。
該中枠12には、該遊技盤13がその正面から遊技者等の第三者に接触されることを抑制するため、透明樹脂、ガラス等が嵌め込まれた前枠14が開閉可能に取り付けられている。さらに、中枠12には、遊技機の操作等に係る球皿15、ハンドル16が組み付けられている。そして、該中枠12は、第三者によって不用意に開閉されることがないようにするため、施錠装置17によって、外枠11に対して施錠固定されている。
遊技盤13は、遊技を行うための主要な部品である。また、流行に合わせる、新機種の導入を容易にする、遊技場内における機種移動を簡易に行う等のために遊技盤13のみを交換可能とするべく、該遊技盤13は、中枠12に対して着脱することができるように構成されている。該遊技盤13には、遊技部品であって、遊技状態を知らしめる、あるいは遊技を興味深いものにするための役物として、左右一対のサイドランプ21、チューリップ22、アタッカ23が取り付けられている。また該遊技盤13の背面上には、サイドランプ21、チューリップ22、アタッカ23を該遊技盤13の背面から覆うように、遊技部品である電気部品を集合させて取り付けるための集合板19が取り付けられている。
上記サイドランプ21、チューリップ22、アタッカ23は、その少なくとも一部を遊技盤13に設けられた取付孔24に挿入し、固定することによって、該遊技盤13に取り付けられている。すなわち、該遊技盤13には、サイドランプ21、チューリップ22、アタッカ23のそれぞれの外形に合わせた形状をなす取付孔24が、該遊技盤13を貫通するようにして形成されている。サイドランプ21、チューリップ22、アタッカ23は、それぞれの外形と対応する取付孔24に挿入固定されて、該遊技盤13に取り付けられている。また集合板19は、その一部が取付孔24に挿入されることなく、該遊技盤13の背面で盤面上に支持されている。
なお、遊技盤13には遊技部品として、サイドランプ21、チューリップ22、アタッカ23以外にも様々な役物が取り付けられているが、図1中では省略する。但し、図示を省略した役物についても、サイドランプ21、チューリップ22、アタッカ23と同様に、その外形と対応する取付孔に挿入固定されて、該遊技盤13に取り付けられているものとする。他に、遊技盤13の背面で盤面上には遊技部品として、集合板19以外にも、例えば基板ユニット等といった様々な電気部品が支持されているが、図1中では省略する。但し、図示を省略した電気部品についても、集合板19と同様に遊技盤13の盤面上に支持されているものとする。
ここで、遊技部品取付構造における役物の取付構造について説明する。
図2(a),(b)は、該遊技盤13において、チューリップ22が取り付けられる取付孔24の正面図、背面図であり、図2(c)は図2(a),(b)における2c−2c線における断面図である。
取付孔24は、その内周形状が、挿入固定される役物(図2のものであればチューリップ22)の外形に対応する形状となるように、該遊技盤13を貫いて形成されている。該取付孔24に対し、役物であるチューリップ22は、遊技機10の正面側から背面側へ向かって挿入されるようになっている。これ以降、遊技機10の正面側から背面側へ向かう方向、つまりは役物を取付孔24に挿入する方向を挿入方向とし、該挿入方向と反対の方向を抜出方向とする。そして、取付孔24において、遊技機10の背面側となる周縁部には、その内周面を切削することにより、複数(図2(b)中で3つ)の段部25が形成されている。
図3(a)は、チューリップ22を構成する役物本体22Aの背面図である。該役物本体22Aの背面には、複数(図中で3つ)の差込片31が挿入方向へ突出するように形成されている。図3(b),(c)に示すように、該差込片31は、枠状に形成されており、また該差込片31は、補強柱32によって補強されている。該差込片31には、クリップ41が装着されるようになっている。
図4(a)〜(d)は順番に、クリップ41の正面図、平面図、背面図、側面図であり、図4(e)はクリップ41の側断面図である。
該クリップ41は、クリップ本体42を有する。該クリップ本体42は、対向配置された一対の側板42Aと、クリップ本体42の正面側において該一対の側板42Aの両端部をそれぞれ繋ぐ一対の連結柱42Bとからなる。またクリップ本体42の背面側において該一対の側板42Aの内側となる側縁には凸条42Cがそれぞれ形成されている。そして、クリップ本体42において、一対の側板42A、連結柱42B及び一対の凸条42Cに囲まれた内側には、前記役物本体22Aの差込片31を係入するための係入部42Dが形成されている。
該クリップ41において、一方の連結柱42B(図4(a)中で右側、図4(e)中で上側)からは、係止片43がクリップ本体42の外側へ向かって傾斜状に差し出されている。該一方の連結柱42Bにおいて、係止片43が差し出された部位と対向する部位となる側縁は、角部が面取りされることにより、その外表面が断面円弧状をなす面取部43Aとして形成されている。該クリップ41において、他方の連結柱42B(図4(c)中で右側、図4(e)中で下側)からは、抜出規制片44がクリップ本体42の内側へ向かって傾斜状に差し出されている。
役物である該チューリップ22は、役物本体22Aの差込片31にクリップ41が装着されることによって構成される。該差込片31にクリップ41が装着された状態で、該クリップ41は、その抜出規制片44が差込片31の内側に設けられた抜出規制部31Bに係合されることにより、役物本体22Aに対する脱退を規制されている(図5(a),(b)参照)。
すなわち、抜出規制片44は、クリップ本体42の内側へ向かって傾斜状に差し出されているため、クリップ41を装着する際、その抜出規制片44が差込片31に当接する。このままクリップ41を役物本体22Aに向かって押し込むと、抜出規制片44が撓み、さらにクリップ41を役物本体22Aに向かって押し込むと、抜出規制片44がその弾性で元の形状に戻り、差込片31の内側に入り込む。この状態で抜出規制片44の端部は差込片31の抜出規制部31Bに係合されるため、クリップ41の役物本体22Aに対する脱退が規制されている。
なお、クリップ本体42の一端面は、役物本体22Aの背面に当接しているため、クリップ41が役物本体22Aに対して移動したり等することによるぐらつきが抑制されている。また、クリップ41を役物本体22Aから取り外す場合には、差込片31の内側にドライバー等のような棒状のものを差し込み、抜出規制片44をクリップ本体42の外側に押して抜出規制片44と抜出規制部31Bの係合関係を解除すればよい。
図5(a)はチューリップ22を取付孔24に挿入する状態を示す断面図であり、図5(b)はチューリップ22を取付孔24に挿入固定した状態を示す断面図である。
該チューリップ22を遊技盤13に取り付けるには、該チューリップ22を取付孔24に挿入するのみでよい。
すなわち、該チューリップ22のクリップ41において、係止片43は、挿入方向側の端部となる基端部で該クリップ本体42に繋がり、かつ該抜出方向側の端部となる先端部が該クリップ本体42から離間するように、該抜出方向へ向かうに従い該クリップ本体42から離間する傾斜状に配置されている。該チューリップ22を取付孔24に挿入する際、まず係止片43の基端部で面取部43Aが取付孔24の角部に当接する(図5(a)参照)。
このまま該チューリップ22を挿入方向へ押し込むと、該係止片43は面取部43Aを取付孔24の内面に摺接させつつ、クリップ本体42へ接近する方向へ撓む。その後、該係止片43の先端部が取付孔24の段部25に達すると、該係止片43は元の形状に戻ろうとして該クリップ本体42から離間する方向へ先端部を広げ、その結果、該段部25の内側角部に該係止片43の先端部が食い込むようにして係止され(図5(b)参照)、該遊技盤13に該チューリップ22が固定される。
従来は、該係止片に相当する舌片の外面に断面三角形状の突部などを設けて該突部を段部の内面に引っ掛ける等のように、突部などを段部の内面に押し付けることで生じる、いわば摩擦力で役物を固定しているが、例えば役物の重量が嵩んだりした場合、あるいは遊技機の正面から役物を強引に動かしたり等した場合、舌片が容易に撓んでしまい、役物が外れてしまう。これに対し、当該役物取付構造においては、係止片43の全体が傾斜状に配置され、基端部で該クリップ本体42に繋がり、かつ先端部が該クリップ本体42から離間する形状となっており、その先端部が該段部25の内側角部に食い込むようにして係止されることにより、役物の固定力を増している。つまり、当該役物取付構造では、該遊技盤13に該チューリップ22が固定された状態にある係止片43の形状と、段部25の形状とが合致する、いわば係止片43全体が段部25内に収容されて嵌り込む構造とすることにより、役物が取付孔24から抜け出そうとする力に対し、係止片43がその基端部から先端部までの全体で抗する結果、役物の固定力が増す。
加えて、該係止片43は、該段部25に先端部が係止された際、元の形状に戻りきっておらず、クリップ本体42へ接近する方向へ撓んだ状態にある。すなわち、該クリップ41においては、図5(a)に示したように、段部25の深さd1に比べ、係止片43の先端部の広がりw1が長くなっている。その結果、該係止片43の該段部25内面に対する押圧力が生じ、さらに該係止片43を有するクリップ41が役物の周囲を取り囲むように配置されることにより、該遊技盤13に対する該チューリップ22のぐらつきが抑制される。
なお、該チューリップ22を該遊技盤13から取り外す場合には、該遊技盤13の背面から該段部25の内側にドライバー等のような棒状のものを差し込み、該係止片43をクリップ本体42に接近する方向へ押して該係止片43と該段部25の係止関係を解除すればよい。
図6に示すように、前記アタッカ23は、ベース役物23Aと、該ベース役物23Aに装着されるサブ役物23Bとから構成されている。該アタッカ23においては、サブ役物23Bに上記と同様の差込片31が形成されており、またベース役物23Aに上記と同様のクリップ本体42及び係止片43を備えるクリップ41が形成されている。従って、役物取付構造において、該アタッカ23は、ベース役物23Aとサブ役物23Bの2つの部品を一つのクリップ41で遊技盤13に取り付けることができる。
ここで、遊技部品取付構造における電気部品の取付構造について説明する。
電気部品である集合板19は、上記のチューリップ22のような役物と異なり、その一部が取付孔に挿入されることなく、該遊技盤13の背面で盤面上に支持されている。従って、集合板19を取り付けるための取付孔24Aは、クリップ41Aと対応する大きさとなるように遊技盤13を貫いて形成されている(図8(b)参照)。さらに、該取付孔24Aにおいて、遊技機10の正面側となる周縁部には、その内周面を切削することにより、複数(図8(b)中で2つ)の段部25が形成されている。
図7(a)は、集合板19において、クリップ41Aを取り付けるための差込孔51を示す正面図であり、図7(b)は、該差込孔51を示す半断面図である。該差込孔51は、集合板19の周縁部において、四角筒状をなすように形成されている。該差込孔51の内側において、両側部には厚肉部52が形成されており、該厚肉部52によって形成される段差により、該差込孔51の一端部(抜出方向側の端部)の周縁には、係止段部53が設けられている。
図7(c)は、電気部品を取り付けるためのクリップ41Aを示す平面図である。該クリップ41Aは、柱状のクリップ本体42を有し、該クリップ本体42の両端部には、板部61が設けられている。
該クリップ本体42において、挿入方向側の板部61の両端からは、係止片43がクリップ本体42に対して外側へ向かってそれぞれ傾斜状に差し出されている。また板部61から係止片43へ繋がる箇所において、挿入方向側の部位は、角部が面取りされることにより、その外表面が断面円弧状をなす面取部43Aとして形成されている。さらに、係止片43の先端部が平面視三角形状とされることにより、該係止片43の外面には引掛突起43Bが設けられている。
該クリップ本体42において、抜出方向側の板部61の面上からは、一対の柱状をなす挿通部62が抜出方向へ向かって差し出されている。該挿通部62の抜出方向側の端部において、外側面には抜出規制突起63が設けられている。該抜出規制突起63は、直角三角形状をなしており、該抜出規制突起63の挿入方向側の面と、挿通部62の外側面とは直角をなす。
図8(a)に示すように、集合板19の差込孔51には、クリップ41Aの挿通部62が挿通される。挿通部62が差込孔51に挿通された状態で、挿通部62の抜出規制突起63は、差込孔51の係止段部53に係止されており、差込孔51に対する挿通部62の脱退を規制している。また、クリップ本体42の抜出方向側の板部61は、差込孔51の周縁における集合板19の面上に当接されている。これら抜出規制突起63の係止段部53への係止及び板部61の集合板19の面上への当接により、クリップ41Aは、集合板19に対する移動、ぐらつきを抑制されている。
集合板19を遊技盤13に取り付けるには、該クリップ41Aを取付孔24Aに挿入するのみでよい。すなわち、該クリップ41Aにおいて、係止片43は、挿入方向側の端部となる基端部で該クリップ本体42に繋がり、かつ該抜出方向側の端部となる先端部が該クリップ本体42から離間するように、該抜出方向へ向かうに従い該クリップ本体42から離間する傾斜状に配置されている。このため、該クリップ41Aを取付孔24Aへ押し込むと、該係止片43は、一旦クリップ本体42へ接近する方向へ撓んだ後、取付孔24Aの段部25に達したときに元の形状に戻ろうとして該クリップ本体42から離間する方向へ先端部を広げる。
そして、図8(b)に示すように、該係止片43の先端部の傾斜面が該段部25の角部に押し当てられるようにして、該係止片43の先端部が該段部25に係止され、該遊技盤13に該集合板19が固定される。また、この状態で該係止片43は、完全に元の形状へ戻っておらず、元の形状に戻ろうとすることにより、先端部の傾斜面で該段部25の角部を押圧する。このため、該係止片43の先端部の傾斜面が該段部25の角部を食い込ませており、該クリップ41Aが該取付孔24Aにしっかりと固定される。さらに、該係止片43の先端部の傾斜面が該段部25の角部を食い込ませることに加え、係止片43の引掛突起43Bが段部25の内面に引っ掛かることにより、クリップ41Aの取付孔24Aに対する移動、ぐらつきが抑制されている。
なお、集合板19を遊技盤13から取り外す場合には、ドライバー等で挿通部62をクリップ本体42の内側へ撓ませ、抜出規制突起63の係止段部53への係止を解除すればよい。またこのとき、クリップ41Aは、取付孔24Aに対して挿入方向側へ押し込むことにより、取付孔24A内から取り出すことができる。
なお、クリップ41,41Aは、上記した役物、電気部品と別体のものに限らず、役物、電気部品と一体成形してもよい。
遊技機の概略構成を示す正面図。 (a)〜(c)はそれぞれ取付孔を示す正面図、背面図、断面図。 (a)は役物本体を示す背面図、(b),(c)は差込片を示す斜視図、断面図。 (a)〜(e)はクリップを示す正面図、平面図、背面図、側面図、断面図。 (a)はチューリップを遊技盤に取り付ける状態を示す断面図、(b)はチューリップを遊技盤に取り付けた状態を示す断面図。 アタッカの概略構成を示す斜視図。 (a),(b)はそれぞれ差込孔を示す正面図、半断面図であり、(c)はクリップを示す平面図。 (a)は集合板にクリップを取り付けた状態を示す断面図、(b)は集合板を遊技盤に取り付けた状態を示す断面図。
符号の説明
10 遊技機
13 遊技盤
21 役物としてのサイドランプ
22 役物としてのチューリップ
22A 役物本体
23 役物としてのアタッカ
23A ベース役物
23B サブ役物
24 取付孔
25 段部
31 差込片
31B 抜出規制部
41 クリップ
41A クリップ
42 クリップ本体
43 係止片
44 抜出規制片
51 差込孔
62 挿入部
63 抜出規制突起

Claims (5)

  1. 遊技機の遊技盤に対して遊技部品を取り付けるための遊技部品取付構造であって、
    該遊技盤には取付孔が設けられており、該遊技部品の周縁部には複数のクリップ本体が該遊技盤へ向かって突出するように設けられ、該クリップ本体を該取付孔に挿入して該遊技盤に該遊技部品を取り付けるとともに、
    該取付孔に該クリップ本体を挿入する方向を挿入方向とし、該挿入方向と反対の方向を抜出方向として、
    該クリップ本体には矩形状の係止片が設けられ、該係止片は、該挿入方向側の端部となる基端部で該クリップ本体に繋がり、かつ該抜出方向側の端部となる先端部が該クリップ本体から離間するように、該抜出方向へ向かうに従い該クリップ本体から離間する傾斜状に配置されており、
    該取付孔の内周面で該係止片と対応する位置に段部をそれぞれ形成し、該遊技盤に該遊技部品を取り付けた状態で該段部に該係止片の先端部が係止されることにより、該遊技盤に該遊技部品を固定することを特徴とする遊技部品取付構造。
  2. 該係止片の基端部は、該遊技盤に該遊技部品を取り付ける際に該取付孔の内周面に摺接する面となる外表面が断面円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技部品取付構造。
  3. 該遊技部品は、該遊技盤に取り付けられる役物であり、該役物は、役物本体と、該クリップ本体及び該係止片を備えるクリップとから構成され、該役物本体は、その少なくとも一部が該クリップ本体とともに該取付孔に挿入されるようになっているとともに、
    該役物本体には差込片が形成されており、該クリップの該クリップ本体には該差込片が係入される係入部が形成されるとともに、
    該クリップ本体又は該差込片の何れか一方には抜出規制片を設け、他方には該抜出規制片と係合する抜出規制部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技部品取付構造。
  4. 該遊技部品は、該遊技盤の盤面上に取り付けられる電気部品であり、
    該電気部品には差込孔が形成されており、該クリップ本体には該差込孔に挿通される挿通部が形成されるとともに、
    該挿通部には抜出規制突起を設けられており、該差込孔に該挿通部が挿通された状態で該抜出規制突起が該差込孔の周縁に係止されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技部品取付構造。
  5. 該遊技部品は、該遊技盤に取り付けられる役物であり、該役物は、ベース役物と、該ベース役物に装着されるサブ役物とから構成され、
    該ベース役物又は該サブ役物の何れか一方には差込片が形成されており、他方には該クリップ本体が設けられ、該クリップ本体には該差込片が係入される係入部が形成されるとともに、
    該クリップ本体又は該差込片の何れか一方には抜出規制片を設け、他方には該抜出規制片と係合する抜出規制部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技部品取付構造。
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