JP2001196112A - Icカード用コネクタ - Google Patents

Icカード用コネクタ

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JP2001196112A
JP2001196112A JP2000005990A JP2000005990A JP2001196112A JP 2001196112 A JP2001196112 A JP 2001196112A JP 2000005990 A JP2000005990 A JP 2000005990A JP 2000005990 A JP2000005990 A JP 2000005990A JP 2001196112 A JP2001196112 A JP 2001196112A
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frame
card
mounting
locking
housing
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Toru Nishioka
徹 西岡
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ICカードの収納部を有するフレームを回路
基板などへ取り付ける際にフレームに設けられた取付片
をフレームの両側板から突出しないように形成すると共
に、フレームの幅寸法を小さくしたICカード用コネク
タの提供。 【解決手段】 ICカード6と接続されるコンタクト端
子2が配設されたハウジング1と、ICカード収納部を
有し、ハウジングと連設されるフレーム3、4と、ハウ
ジング及びフレーム取付基板5とを備え、フレームの取
付基板への取付面側には、フレームの側面より鉤状に突
出し、取付基板掛け止め部4cを形成すると共に、取付
基板には掛け止め部を挿通した状態でフレームを一方向
にスライド可能とするの挿通孔を形成し、かつフレーム
の取付面側には、取付基板に形成された係止孔に嵌合
し、フレームの移動方向とは反対側へのスライドを規制
する係止突部3eを形成し、掛け止め部が挿通孔内をス
ライドした時、係止突部が係止孔に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータなどの記憶媒体などに用いられるICカードなど
が着脱されて使用される、ICカード用コネクタの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータにはICカード
用コネクタが設けられているものがあり、このICカー
ド用コネクタには記憶媒体としてICカードが装着され
るようになっている。
【0003】この従来のICカード用コネクタは、IC
カードの接点部と接続される複数のコンタクト端子を並
設したハウジングと、ICカードを収納する収納部を有
し、このハウジングに連設されるフレームとを備えてい
る。また、このフレームの側面部には、外方へ向けて横
方向に突出する取付片が設けられており、この取付片を
回路基板などの取付基板へ半田付けするか、ねじ止めす
ることにより取り付けられるものとなっている。
【0004】この従来のICカード用コネクタのフレー
ムの構造を図18及び図19に示す。図18はフレーム
の平面図、図19はフレームを回路基板に取り付ける状
態を示す正面図である。
【0005】図において、フレーム11は金属製の板材
からなり、このフレーム11の左右両側部が対向して直
角に折り曲げられて箱状となるように形成されており、
このフレーム11の上板11a及び左右の両側板11
b、11cに囲まれた中空部がICカード12の収納部
11dとなっている。また、前記フレーム11の左右両
側板11b、11cの両端部には、直角に折り曲げら
れ、外方へ向けて横方向へ突出する一対の取付片11
e、11fがそれぞれ形成されている。この場合の前記
取付片11e、11fは、図18に示すように、取付基
板となる回路基板13に半田付けして固定するための取
付片11f(右側板11c側)を形成したり、あるいは
回路基板13にねじ止めして固定するための取付片11
e(左側板11b側)を形成するなどのどちらか一方
か、又は両方の構造を組み合わせて選ぶのが一般的とな
っている。
【0006】前記フレーム11を回路基板13に取り付
ける場合、まず、半田付け用の前記取付片11fの場合
には、回路基板13に設けられた半田ランド部(図示せ
ず)に前記フレーム11の左右両側板の四角に設けられ
た前記取付片11fを乗せ、この取付片11fを半田1
4により半田ランド部(図示せず)に固着して取り付け
るものとなる。また、ねじ止め用の前記取付片11eの
場合には、前記取付片11eにねじ孔11gを形成し、
また、回路基板13にはねじ挿通孔13aを形成し、こ
のねじ孔11gと、ねじ挿通孔13aを対向させて、こ
のねじ孔11gとねじ挿通孔13aにねじ15を挿通す
ることで前記取付片11eを回路基板13に締め付けて
取り付けるものとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のICカード用コネクタの構造においては、前記
フレーム11を前記回路基板13に取り付ける場合に、
取り付けるための前記取付片11e、11fが前記フレ
ーム11の左右両側板11b、11cから外方の横方向
へ突出して形成されていることから、前記フレーム11
自体の幅寸法が大きくなってしまい、前記回路基板13
の実装密度が高くなることで設計の自由度が制限されて
しまうという問題があった。
【0008】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、ICカードの収納部を有するフレームを備えた
ICカード用コネクタの構造で、回路基板などへ取り付
ける際にフレームに設けられた取付片をフレームの両側
板から突出しないように形成すると共に、フレームの幅
寸法を小さくして小型化が可能なICカード用コネクタ
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、ICカードの接点部と
接続される複数のコンタクト端子が配設されたハウジン
グと、前記ICカードを収納する収納部を有し、前記ハ
ウジングと連設されるフレームと、前記ハウジング及び
前記フレームが取り付けられる取付基板とを備え、前記
フレームの前記取付基板への取付面側には、前記フレー
ムの側面より内側に位置した状態で鉤状に突出して設け
られ、前記取付基板に掛け止めされる掛け止め部を形成
すると共に、前記取付基板には前記掛け止め部を挿通し
た状態で前記フレームを一方向にスライド移動可能とす
る長孔状の挿通孔を形成し、かつ前記フレームの前記取
付面側には、前記取付基板に形成された係止孔に嵌合
し、前記フレームの前記移動方向とは反対側へのスライ
ド移動を規制する係止突部を形成し、前記掛け止め部が
前記挿通孔内を一方向にスライド移動した時、前記係止
突部が前記係止孔に嵌合するように形成したことを特徴
とする。
【0010】また、第2の手段として、前記係止突部
は、前記フレームの前記収納部に収納される前記ICカ
ードと対向する位置に形成され、前記係止突部は収納さ
れた前記ICカードにより動きが規制されるようにした
ことを特徴とする。
【0011】また、第3の手段として、前記フレームは
取付面側に底板を有し、この底板を切り欠くことにより
片持ち状の弾性を有するアーム片を形成し、このアーム
片の自由端側に前記係止突部を形成したことを特徴とす
る。
【0012】また、第4の手段として、前記取付基板の
前記挿通孔に挿通されて掛け止めされる前記掛け止め部
は、前記取付基板への係止部が先端に行くにしたがって
先細となるように傾斜させて形成したことを特徴とす
る。
【0013】また、第5の手段として、前記フレーム
は、前記ICカードを収納する前記収納部を形成する底
板を有する樹脂製の第1のフレームと、この第1のフレ
ームの上面側を覆う金属製の第2のフレームとから形成
したことを特徴とする。
【0014】また、第6の手段として、前記係止突部
は、前記第1のフレームの前記底板に形成し、前記掛け
止め部は、前記第2のフレームの側板の一端部に形成し
たことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図17に示す。図1乃至図14は本発明の第1の実施例
であるICカード用コネクタを示し、図1はハウジング
及び第1のフレームの連設状態の平面図、図2は同じく
断面図、図3は第2のフレームの平面図、図4は同じく
側面図、図5は第1と第2のフレームの係合状態の平面
図、図6は同じく側面図、図7は同じく正面図、図8は
ハウジング及びフレームにICカードが装着された状態
の説明図、図9はICカードの平面図、図10は同じく
側面図、図11はフレームを回路基板に挿入する前の状
態の説明図、図12は同じく挿入した状態の説明図、図
13は同じく挿入後に一方向へスライド移動させた状態
の説明図、図14は第2のフレームの掛け止め部を示す
側面図である。
【0016】図において、ハウジング1は、合成樹脂な
どの絶縁材で一方が開口された箱状に形成されている。
このハウジング1の内底部には、導電性の金属材からな
る複数のコンタクト端子2が並設されており、このコン
タクト端子2の一端側は、前記ハウジング1の外方へ導
出されて、後述する回路基板5に接続される接続部2a
が形成されている。また、前記コンタクト端子2の他端
側は、前記ハウジング1の開口内に導出され、後述する
ICカード6の接点部6aと接続される接触部2bが形
成されたものとなっている。また、前記ハウジング1が
回路基板5に取り付けられる底面側には位置決め用の突
起1aが形成されている。
【0017】第1のフレーム3は、合成樹脂などの絶縁
材で形成されており、この第1フレーム3は、平板状の
底板3aと、この底板3aの両端側に対向するように立
直して形成された一対の側壁3b、3bとを備えてい
る。前記底板3aには、一対の切り欠き部3cが設けら
れており、この切り欠き部3cを設けることにより弾性
を有する片持ち状のアーム片3dが形成されている。こ
のアーム片3dの自由端側には、前記底板3aの底面側
から突出する係止突部3eが設けられており、この係止
突部3eが後述する回路基板5に設けられた係止孔5b
に嵌合することで、前記第1のフレーム3が回路基板5
へ固定され取り付けられるものとなっている。また、一
対の前記側壁3b、3bの外側面には、後述する第2の
フレーム4と係合する複数の係合突起3fが形成されて
いる。前記側壁3b、3bと前記底板3a及び後述する
第2のフレーム4の上板4aに囲まれた中空部が後述す
るICカード6を収納する収納部3gとなっている。
【0018】第2のフレーム4は、金属などの板材で形
成されており、この第2のフレーム4は、平板状の上板
4aと、この上板4aの両端側に対向するように折り曲
げられ垂下されて形成された一対の側板4b、4bとを
備えている。前記側板4bの一端部には、前記側板4b
の側面より内側に位置した状態で鉤状に突出して設けら
れた掛け止め部4cが形成されている。また、この掛け
止め部4cの先端にはL字状に屈曲した係止部4dが設
けられ、この係止部4dが後述する回路基板5に設けら
れた挿通孔5aに挿通されることで前記第2のフレーム
4が回路基板5へ固定され取り付けられるものとなって
いる。この場合、前記係止部4dは、図4に示すように
基部から先端までが同一の幅寸法となるように形成して
も良く、また、図14に示すように基部から先端に行く
にしたがって、先細となるように傾斜させるように形成
しても良い。このように前記係止部4dの先端を先細と
なるように形成した場合には、前記第2のフレーム4を
後述する回路基板5へ取り付ける場合に、回路基板5の
厚さのバラエティーに対応する事が可能となり、汎用性
が向上する。また、前記側板4bには、前記第1のフレ
ーム3に形成された係合突起3fが係合され、前記第1
と第2のフレーム3、4が一体に結合される係合孔4e
が形成されている。
【0019】回路基板5は、フェノール樹脂などの積層
板からなり、この回路基板5の表面には、前記ハウジン
グ1に配設されたコンタクト端子2の接続部2aが接続
される接続ランド部(図示せず)や、図示しない種々の
回路パターンが配設されたものとなっている。また、前
記回路基板5には、前記第2のフレーム4の前記掛け止
め部4cが挿通され、一方向へスライド移動することで
前記掛け止め部4cに設けられた前記係止部4dが係止
される長孔状の挿通孔5aが形成されており、さらに
は、前記第2のハウジング4の前記掛け止め部4cがス
ライド移動した時に、前記第1のフレーム3の前記係止
突部3eが嵌合され、係止される係止孔5bが形成され
たものとなっている。
【0020】ICカード6は、内部に集積回路(IC)
が収納されており、記録媒体として広く使用されている
ものである。このICカード6の端部には、その一端側
に複数の接点部6aが形成されており、この接点部6a
が前記ハウジング1の開口内に設けられた複数の前記コ
ンタクト端子2の接触部2bと接触することにより、外
部に接続された電子機器との種々の情報処理が行われる
ものとなっている。
【0021】次に、上記の実施例で説明したICカード
用コネクタを取付基板である前記回路基板5に取り付け
る際の取付方法について説明する。
【0022】本発明の実施例においては、前記ハウジン
グ1と前記第1及び第2のフレーム3、4とは最初に結
合されておらず、前記回路基板5上に実装された状態で
お互いが連設されるように形成されている。即ち、前記
回路基板5へ実装した後、前記ICカード6が装着され
る時にお互いが連設されていれば良く、また、前記回路
基板5に実装する前にお互いを結合してから実装するよ
うにしても良い。
【0023】まず、前記回路基板5の所定位置に前記ハ
ウジング1を取り付ける。この時、前記ハウジング1の
底面側に設けられた位置決め用の前記突起1aにより所
定位置に取り付けられるものとなっている。
【0024】次に、前記第1のフレーム3の前記側壁3
bの上面側に、前記第2のフレーム4の前記上板4aを
対向させて重ね合わせ、前記第1のフレーム3の前記係
合突起3fと、前記第2のフレーム4の前記係合孔4e
とを係合させることによりお互いを結合させる。(図
7) この状態で、前記第1及び第2のフレーム3、4を前記
回路基板5の取付位置に取り付ける。この時、前記第2
のフレーム4の前記掛け止め部4cを前記回路基板5の
前記挿通孔5aに挿通し(図11及び図12)、この状
態から前記第1及び第2のフレーム3、4を前記回路基
板5に沿って一方向(図12の矢印方向)へスライド移
動させる。この時、前記掛け止め部4cは長孔状の前記
挿通孔5a内を横方向へ移動し、前記係止部4dが前記
挿通孔5aの孔縁部に係止される。この時、前記第1の
フレーム3の前記係止突部3eが前記回路基板5の前記
係止孔5bに嵌合し、係止されることにより、前記掛け
止め部4cの横方向の移動が規制され前記第1及び第2
のフレーム3、4は前記回路基板5の所定位置に固定さ
れ取り付けられるものとなる。(図13)
【0025】この場合、前記第1のフレーム3の底板3
aに一対の前記切り欠き部3cを設け、この切り欠き部
3cを設けることにより弾性を有する片持ち状の前記ア
ーム片3dを形成し、このアーム片3dの自由端側に前
記係止突部3eを設けたことから、前記係止突部3eは
自らの弾性で、前記係止孔5bに確実に嵌合し係止する
ものとなる。
【0026】また、前記掛け止め部4cは、前記側板4
bの一端部に、前記側板4bの側面より内側に位置した
状態で鉤状に突出して設けられており、また、この掛け
止め部4cの先端にはL字状に屈曲した前記係止部4d
が設けられ、この係止部4dが前記回路基板5に設けら
れた前記挿通孔5aに挿通され、一方向へスライド移動
することで前記回路基板5に係止するようにしたことか
ら、前記係止部4dと前記回路基板5との掛かりしろを
大きくとることができ、前記第1及び第2のフレーム
3、4を前記回路基板5へ確実に固定して取り付けるこ
とができる。また、前記掛け止め部4cを前記側板4b
の側面より内側に形成したことから、前記第1及び第2
のフレーム3、4の幅寸法を小さくする事ができ小型化
が図れるものとなる。
【0027】次に、前記第1及び第2のフレーム3、4
で形成された前記収納部3gに、前記ICカード6を挿
入する。前記ICカード6の挿入により、前記ICカー
ド6の接点部6aが、前記ハウジング1に配設された前
記コンタクト端子2の接触部2bに接触して情報処理が
行われる。この時、前記係止突部3eが形成された前記
アーム片3dの上面と、前記ICカード6の底面とが対
向する位置に形成されていることから、前記係止突部3
eは収納された前記ICカード6により動きが規制され
るものとなる。したがって、前記ICカード6を介して
外力が前記第1及び第2のフレーム3、4に作用したと
しても、前記係止突部3eや前記掛け止め部4cが動い
て外れることがなく、確実に前記回路基板5に固定する
ことが可能となる。
【0028】上述した、本発明のICカード用コネクタ
の構造においては、前記第2のフレーム4の前記回路基
板5への取付面側に、前記第2のフレーム4の側面より
内側に位置した状態で鉤状に突出させた前記掛け止め部
4cを形成すると共に、前記回路基板5に前記掛け止め
部4cを挿通した状態で前記第2のフレーム4を一方向
にスライド移動可能とする長孔状の前記挿通孔5aを形
成し、かつ前記第1のフレーム3の前記取付面側に、前
記第2のフレーム4のスライド移動を規制する前記係止
突部3eを形成し、前記掛け止め部4cが前記挿通孔5
a内を一方向にスライド移動した時、前記係止突部3e
が前記係止孔5bに嵌合するように形成したことから、
前記係止部4dと前記回路基板5との掛かりしろを大き
くとることができ、前記第1及び第2のフレーム3、4
を前記回路基板5へ確実に固定して取り付けることがで
きる。また、前記掛け止め部4cを前記側板4bの側面
より内側に形成したことから、前記第1及び第2のフレ
ーム3、4の幅寸法を小さくする事ができ小型化が図れ
るものとなっている。
【0029】また、自由端側に前記係止突部3eを形成
した前記アーム片3dを、前記第1及び第2のフレーム
3、4の前記収納部3gに収納される前記ICカード6
の底面と対向する位置に形成し、収納された前記ICカ
ード6により前記係止突部3eの動きを規制するるよう
にしたことから、前記ICカード6を介して外力が前記
第1及び第2のフレーム3、4に作用したとしても、前
記係止突部3eの嵌合が外れることがなく、前記掛け止
め部4cが動いて外れるおそれがないことから、前記第
1及び第2のフレーム3、4を確実に前記回路基板5に
固定することが可能となる。尚、上記の実施例では取付
基板として前記回路基板5を使用して説明したが、この
他に、取付基板は電子機器などのシャーシ(金具)など
でもよい。
【0030】図15乃至図17は本発明の第2の実施例
であるフレームの構造を示し、図15はフレームの一部
を破断した状態の平面図、図16は同じく側面図、図1
7は同じく正面図である。尚、図1乃至図14で説明し
た同一部品については、同一符号を付してその説明を省
略する。
【0031】この場合、第1の実施例との相違点は、前
記第1及び第2のフレーム3、4の構造が一部異なる点
である。すなわち、本発明の第2の実施例であるICカ
ード用コネクタのフレームの構造は、一部品から構成さ
れたものとなっている。
【0032】図において、フレーム7は、金属などの板
材で形成されており、このフレーム7は、平板状の上板
7aと、この上板7aの両端側に対向するように折り曲
げられ垂下されて形成された一対の側板7b、7bと、
この側板7bから更に内側に直角に折り曲げられた底板
7c、7cとを備えている。前記側板7bの一端部に
は、前記側板7bの側面より内側に位置した状態で鉤状
に突出して設けられた掛け止め部7dが形成されてい
る。また、この掛け止め部7dの先端にはL字状に屈曲
した係止部7eが設けられ、この係止部7eが前記回路
基板5に設けられた挿通孔5aに挿通されることで前記
フレーム7が回路基板5へ固定され取り付けられるもの
となっている。
【0033】また、前記底板7c、7cには、一対の切
り欠き部7fが設けられており、この切り欠き部7fを
設けることにより弾性を有する片持ち状のアーム片7g
が形成されている。このアーム片7gの自由端側には、
前記底板7cの底面側から突出する係止突部7hが設け
られており、この係止突部7hが前記回路基板5に設け
られた係止孔5bに嵌合することで、前記フレーム7が
回路基板5へ固定され取り付けられるものとなってい
る。前記フレーム7の前記上板7aと前記側壁7b、7
b及び前記底板7c、7cに囲まれた中空部が前記IC
カード6を収納する収納部7iとなっている。
【0034】上述した本発明の実施例においても、前記
フレーム7の前記回路基板5への取付面側に、前記フレ
ーム7の側面より内側に位置した状態で鉤状に突出させ
た前記掛け止め部7dを形成すると共に、前記回路基板
5に前記掛け止め部7dを挿通した状態で前記フレーム
7を一方向にスライド移動可能とする長孔状の前記挿通
孔5aを形成し、かつ前記フレーム7の前記取付面側
に、前記フレーム7のスライド移動を規制する前記係止
突部7hを形成し、前記掛け止め部7dが前記挿通孔5
a内を一方向にスライド移動した時、前記係止突部7h
が前記係止孔5bに嵌合するように形成したことから、
前記係止部7eと前記回路基板5との掛かりしろを大き
くとることができ、前記フレーム7を前記回路基板5へ
確実に固定して取り付けることができる。また、前記掛
け止め部7dを前記側板7bの側面より内側に形成した
ことから、前記フレーム7の幅寸法を小さくする事がで
き小型化が図れるものとなっている。
【0035】また、自由端側に前記係止突部7hを形成
した前記アーム片7gを、前記フレーム7の前記収納部
7iに収納される前記ICカード6の底面と対向する位
置に形成し、収納された前記ICカード6により前記係
止突部7hの動きを規制するるようにしたことから、前
記ICカード6を介して外力が前記フレーム7に作用し
たとしても、前記係止突部7hの嵌合が外れることがな
く、前記掛け止め部7dが動いて外れるおそれがないこ
とから、前記フレーム7を確実に前記回路基板5に固定
することが可能となる。
【0036】また、前記フレーム7が一部品で構成され
ていることから、部品点数の削減が図れ、組立性が向上
されると共に廉価対応が可能となる。尚、上記実施例に
おいては、前記フレーム7を金属などの板材で形成した
が、合成樹脂などの成形材で形成してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のICカー
ド用コネクタの構造は、フレームの取付基板への取付面
側に、フレームの側面より内側に位置した状態で鉤状に
突出した掛け止め部を形成すると共に、フレームの取付
面側に、取付基板に形成された係止孔に嵌合し、フレー
ムのスライド移動を規制する係止突部を形成し、掛け止
め部が取付基板の挿通孔内を一方向にスライド移動した
時、係止突部が係止孔に嵌合するように形成したことか
ら、係止部と取付基板との掛かりしろを大きくとること
ができ、フレームを取付基板へ確実に固定して取り付け
ることができる。また、掛け止め部を側板の側面より内
側に形成したことから、フレームの幅寸法を小さくする
事ができ小型化が図れる。
【0038】また、係止突部は、フレームの収納部に収
納されるICカードと対向する位置に形成され、係止突
部は収納されたICカードにより動きが規制されるよう
にしたことから、ICカードを介して外力がフレームに
作用したとしても、係止突部の嵌合が外れることがな
く、掛け止め部が動いて外れるおそれがないため、フレ
ームを確実に取付基板に固定することが可能となる。
【0039】また、フレームは取付面側に底板を有し、
この底板を切り欠くことにより片持ち状の弾性を有する
アーム片を形成し、このアーム片の自由端側に係止突部
を形成したことから、係止突部は自らの弾性で、係止孔
に確実に嵌合し係止することが可能となる。
【0040】また、取付基板の挿通孔に挿通されて掛け
止めされる掛け止め部は、取付基板への係止部が先端に
行くにしたがって先細となるように傾斜させて形成した
ことから、フレームを取付基板へ取り付ける場合に、取
付基板の厚さのバラエティーに対応する事が可能とな
り、汎用性が向上する。
【0041】また、フレームは、ICカードを収納する
収納部を形成する底板を有する樹脂製の第1のフレーム
と、この第1のフレームの上面側を覆う金属製の第2の
フレームとから形成したことから、ICカードを収納す
る収納部の構造が簡易となり、複雑な折り曲げ加工を必
要としないため、加工性が向上する。
【0042】また、係止突部は、第1のフレームの底板
に形成し、掛け止め部は、第2のフレームの側板の一端
部に形成したことから、係止突部の弾性と掛け止め部の
剛性が得られるため、フレームを確実に取付基板に固定
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるICカード用コネ
クタのハウジング及び第1のフレームの連設状態の一部
を破断した状態を示す平面図である。
【図2】本発明の同じくハウジング及び第1のフレーム
の連設状態を示す断面図である。
【図3】本発明の同じく第2のフレームを示す平面図で
ある。
【図4】本発明の同じく第2のフレームを示す側面図で
ある。
【図5】本発明の同じく第1と第2のフレームの係合状
態を示す平面図である。
【図6】本発明の同じく第1と第2のフレームの係合状
態を示す側面図である。
【図7】本発明の同じく第1と第2のフレームの係合状
態を示す正面図である。
【図8】本発明の同じくハウジング及びフレームにIC
カードが装着された状態を示す説明図である。
【図9】本発明の同じくICカードを示す平面図であ
る。
【図10】本発明の同じくICカードを示す側面図であ
る。
【図11】本発明の同じくフレームを回路基板に挿入す
る前の状態を示す説明図である。
【図12】本発明の同じくフレームを回路基板に挿入し
た状態を示す説明図である。
【図13】本発明の同じくフレームを回路基板に挿入し
た後に一方向へスライド移動させた状態を示す説明図で
ある。
【図14】本発明の同じく第2のフレームの掛け止め部
を示す側面図である。
【図15】本発明の第2の実施例であるICカード用コ
ネクタのフレームの一部を破断した状態を示す平面図で
ある。
【図16】本発明の同じくフレームの一部を破断した状
態を示す側面図である。
【図17】本発明の同じくフレームの一部を破断した状
態を示す正面図である。
【図18】従来のICカード用コネクタのフレームを示
す平面図である。
【図19】従来の同じくフレームを回路基板に取り付け
る状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 突起 2 コンタクト端子 2a 接続部 2b 接触部 3 第1のフレーム 3a 底板 3b 側壁 3c 切り欠き部 3d アーム片 3e 係止突部 3f 係合突起 3g 収納部 4 第2のフレーム 4a 上板 4b 側板 4c 掛け止め部 4d 係止部 4e 係合孔 5 回路基板(取付基板) 5a 挿通孔 5b 係止孔 6 ICカード 6a 接点部 7 フレーム 7a 上板 7b 側板 7c 底板 7d 掛け止め部 7e 係止部 7f 切り欠き部 7g アーム片 7h 係止突部 7i 収納部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードの接点部と接続される複数の
    コンタクト端子が配設されたハウジングと、前記ICカ
    ードを収納する収納部を有し、前記ハウジングと連設さ
    れるフレームと、前記ハウジング及び前記フレームが取
    り付けられる取付基板とを備え、前記フレームの前記取
    付基板への取付面側には、前記フレームの側面より内側
    に位置した状態で鉤状に突出して設けられ、前記取付基
    板に掛け止めされる掛け止め部を形成すると共に、前記
    取付基板には前記掛け止め部を挿通した状態で前記フレ
    ームを一方向にスライド移動可能とする長孔状の挿通孔
    を形成し、かつ前記フレームの前記取付面側には、前記
    取付基板に形成された係止孔に嵌合し、前記フレームの
    前記移動方向とは反対側へのスライド移動を規制する係
    止突部を形成し、前記掛け止め部が前記挿通孔内を一方
    向にスライド移動した時、前記係止突部が前記係止孔に
    嵌合するように形成したことを特徴とするICカード用
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記係止突部は、前記フレームの前記収
    納部に収納される前記ICカードと対向する位置に形成
    され、前記係止突部は収納された前記ICカードにより
    動きが規制されるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載のICカード用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記フレームは取付面側に底板を有し、
    この底板を切り欠くことにより片持ち状の弾性を有する
    アーム片を形成し、このアーム片の自由端側に前記係止
    突部を形成したことを特徴とする請求項1、又は2記載
    のICカード用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記取付基板の前記挿通孔に挿通されて
    掛け止めされる前記掛け止め部は、前記取付基板への係
    止部が先端に行くにしたがって先細となるように傾斜さ
    せて形成したことを特徴とする請求項1、又は2、又は
    3記載のICカード用コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記フレームは、前記ICカードを収納
    する前記収納部を形成する底板を有する樹脂製の第1の
    フレームと、この第1のフレームの上面側を覆う金属製
    の第2のフレームとから形成したことを特徴とする請求
    項1、又は2、又は3、又は4記載のICカード用コネ
    クタ。
  6. 【請求項6】 前記係止突部は、前記第1のフレームの
    前記底板に形成し、前記掛け止め部は、前記第2のフレ
    ームの側板の一端部に形成したことを特徴とする請求項
    5記載のICカード用コネクタ。
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