JP4964919B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示ユニットが装着された遊技盤の裏側に、例えば遊技盤に装着された演出手段とそれらを制御する演出制御基板との接続を中継する演出中継基板等、異なる機種間で共通に用いられる基板を配置した遊技機に関するものである。
パチンコ機等の遊技機に用いられている遊技盤には、その裏側に液晶表示装置等の画像表示ユニット、主制御基板や演出制御基板等の各種制御基板の他、例えば遊技盤の前側に設けられたランプ等の各種演出手段と演出制御基板との接続を中継する演出中継基板等の中継基板が搭載されている。
この種の遊技機では、例えば主制御基板、演出制御基板等の制御基板については夫々基板ケースに収容した状態で制御基板取付台の後側に互いに隣接させた状態で配置し、中継基板については、例えば制御基板取付台の内側、即ち主制御基板と遊技盤との間に主制御基板と平行に配置したものが多い(例えば特許文献1)。
実開平7−17282号公報
最近の遊技機では、遊技領域やその内部に配置される遊技部品の大型化に伴い、制御基板取付台の内側、即ち主制御基板と遊技盤との間に中継基板配置用の空間を確保することが難しくなってきている。また、従来のように中継基板を主制御基板の近くに平行に配置すると、中継基板側から主制御基板側にノイズ等の悪影響が及び易いという問題もある。
そのような問題を解消するためには、中継基板を、画像表示ユニットを遊技盤の裏側で保持する画像表示ユニット取付台の背面側に、主制御基板や演出制御基板と隣接するように配置することが考えられる。
しかしながら、画像表示ユニット取付台は、画像表示ユニットのサイズ等に応じて機種毎に形状変更される場合が殆どであるため、この画像表示ユニット取付台に中継基板を装着する場合、中継基板が共通部品であったとしても、その中継基板を取り付けるための中継基板台を画像表示ユニット取付台に合わせて機種毎に形状変更する必要があり、コスト高になる問題がある。
また、中継基板台を共通化し、その中継基板台の取付構造に合わせるように機種毎の画像表示ユニット取付台を設計することも考えられるが、中継基板台の共通化のために、遊技機としてより重要な部分の設計自由度を大きく制限することになるとすれば本末転倒である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、機種毎に形状が異なる画像表示ユニット取付台に、機種毎に共通の基板台を介して基板を取り付けることができ、しかもその基板台の装着のために画像表示ユニット取付台の設計自由度が大きく制限されることのない遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、画像表示ユニット45が装着された遊技盤5と、所定の基板23を前記遊技盤5の裏側で保持する基板台24と、前記画像表示ユニット45を前記遊技盤5の裏側で保持する画像表示ユニット取付台21とを備え、前記画像表示ユニット取付台21の背面側に、前記画像表示ユニット45を後側から装着可能な画像表示ユニット装着部44を設けた遊技機において、前記基板台24上に、当該基板台24の固定に用いることが可能な被固定孔71を複数設け、前記画像表示ユニット取付台21の背面側における前記画像表示ユニット装着部44の周辺部に、前記基板台24の前記被固定孔71の一部に対応する複数の固定部73a〜73g,74a〜74eを有する基板台装着部63を設け、前記画像表示ユニット装着部44には、前記画像表示ユニット45の一端側を係脱自在に保持する第1保持部54と、該第1保持部54により前記画像表示ユニット45の一端側が保持された状態で前記画像表示ユニット45の他端側を解除可能に保持する第2保持部55とを備え、前記基板台24を前記基板台装着部63に装着したとき、前記基板台24が前記画像表示ユニット装着部44における前記第1保持部54側の一部に後側から被さるように構成されているものである。
本発明によれば、機種毎に形状が異なる画像表示ユニット取付台21に、機種毎に共通の基板台24を介して基板23を取り付けることができ、しかもその基板台24の装着のために画像表示ユニット取付台21の設計自由度が大きく制限されることもない。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の全体正面図である。 同じく遊技盤の全体背面図である。 同じく集球ケース、各種基板ケースを取り外した状態での遊技盤の背面図である。 同じく裏ケース、画像表示ユニット及び中継基板台の分解斜視図である。 同じく裏ケース及び中継基板台の背面図である。 同じく裏ケースに対する中継基板台の固定構造を示す斜視図である。 同じく図3におけるA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態を示す集球ケース、各種基板ケースを取り外した状態での遊技盤の背面図である。 同じく裏ケース、画像表示ユニット及び中継基板台の分解斜視図である。 同じく裏ケース及び中継基板台の背面図である。 同じく裏ケースに対する中継基板台の固定構造を示す斜視図である。 同じく図8におけるB−B断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図7は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。なお、以下の説明における上下左右の方向については、特に基準を示さない限り遊技機本体を前側から見た場合の上下左右をいうものとする。
図1において、1は遊技機本体で、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3は左端側の上下一対のヒンジ4を介して外枠2に着脱及び開閉自在に装着されている。
前枠3の上部側には遊技盤5が例えば前側から着脱自在に装着されると共に、遊技盤5の前側にガラス扉6が、ガラス扉6の下側に隣接して前面開閉板7が夫々配置されている。ガラス扉6、前面開閉板7はヒンジ4と同一側のヒンジ(図示省略)により前枠3に開閉自在に枢支されている。前面開閉板7には、その前側に、発射手段8に供給するための遊技球を貯留する貯留皿9、発射手段8を作動させるための発射ハンドル10等が設けられている。
遊技盤5の前側には、発射手段8により発射された遊技球を案内するガイドレール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール11内の遊技領域12には、遊技盤5の裏側に配置される画像表示手段13の表示枠を構成する表示装飾枠14の他、通過ゲート15、開閉式入賞手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18等の各種遊技部品が装着されている。また、それら表示装飾枠14等の遊技部品には、LED等の発光手段19、その他の各種演出手段が設けられている。
また、遊技盤5の裏側には、図2に示すように、画像表示手段13を保持する裏ケース(画像表示ユニット取付台)21と、この裏ケース21の下側に配置される集球ケース22とが装着されており、裏ケース21の背面側に、演出中継基板(所定の基板)23が装着される中継基板台(基板台)24、演出制御基板25が格納される演出基板ケース26及び図柄制御基板27が格納される図柄基板ケース28が例えば左右方向に並べて装着され、また集球ケース22の背面側に、主制御基板29が格納される主基板ケース30が装着されている。
集球ケース22は、開閉式入賞手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18等に入賞して遊技盤5の裏側に案内された遊技球を集めて下部側の排出口22aから回収通路(図示省略)側へと案内するためのもので、上面側と前面側とが開放した略箱形に形成されており、その開放された前面側が遊技盤5で塞がれ、上面側が裏ケース21の下端部を下側から覆うように遊技盤5の裏面側に着脱自在に固定されている。
集球ケース22の背面側には、その略中央に配置される主基板ケース30の一端側、例えば左端側を係脱自在に保持する主基板ケース係合部31と、その主基板ケース係合部31により一端側が保持された状態で主基板ケース30の他端側、例えば右端側を解除可能に保持する主基板ケースロック部32とが設けられ、また裏ケース21の背面側に配置される演出基板ケース26及び図柄基板ケース28の下端側を夫々解除可能に保持する演出基板ケースロック部33及び図柄基板ケースロック部34が上端側左右に設けられている。
また、例えば集球ケース22の左右方向一端側、例えば右端側には、遊技盤5を前枠3側に装着したときに前枠3側のコネクタ(図示省略)に結合される遊技盤側コネクタ35が配置されている。
裏ケース21は、図3〜図5等に示すように、遊技盤5と略平行に設けられた背壁部41と、この背壁部41の外周側から略前向きに延設された周壁部42と、その周壁部42の前縁側の複数箇所において遊技盤5の裏面に沿って外向きに延設された固定部43とで例えば前側が開放した略箱形に形成されており、表示装飾枠14等の遊技部品を裏側から略覆うように遊技盤5の裏面側に配置され、固定部43においてねじ止め等により着脱自在に固定されている。
裏ケース21の背壁部41には、その裏側の略中央に画像表示ユニット装着部44が前向き凹入状に形成されており、この画像表示ユニット装着部44に、画像表示ユニット45が後側から嵌め込まれている。
ここで、画像表示ユニット45は、図4,図7等より明らかなように、液晶表示手段等の画像表示手段13と、この画像表示手段13の背面及び外周面を覆う装着ケース46とを備えており、装着ケース46に対してその前側から画像表示手段13が嵌め込まれ、ねじ止め等により固定されている。なお、本実施形態では、画像表示手段13として12インチサイズの液晶表示手段を用いているものとする。
また、装着ケース46には、その一端側、例えば右端側に沿って1又は複数の被係合部49が、他端側、例えば左端側に沿って1又は複数の被固定部50が、夫々外向き突出状に一体形成されている。
画像表示ユニット装着部44は、その凹入深さが画像表示ユニット45の前後方向厚さよりも大きく形成されており、画像表示ユニット45を後側から装着したとき、画像表示手段13の前面側が画像表示ユニット装着部44の前面板52に略当接すると共に、画像表示ユニット45の後部が全て画像表示ユニット装着部44内、即ち裏ケース21の背壁部41よりも前側に収まるようになっている。なお、画像表示ユニット装着部44の前面板52上には、画像表示手段13の表示領域に対応する開口部53が形成されている。
また、画像表示ユニット装着部44には、図4等に示すように、画像表示ユニット45側の被係合部49を係脱自在に保持する係合孔(第1保持部)54と、画像表示ユニット45側の被固定部50を例えばねじ止めにより解除可能に保持する固定部(第2保持部)55とが設けられている。画像表示ユニット45を画像表示ユニット装着部44に装着する際には、まず画像表示ユニット45を右端側から画像表示ユニット装着部44内に挿入して被係合部49を係合孔54に嵌合させ、続いて画像表示ユニット45の左端側を画像表示ユニット装着部44内に嵌め込んで被固定部50を固定部55に例えばねじ止めすればよい。
なお、このように画像表示ユニット45は画像表示ユニット装着部44への着脱を右端側から行うようになっているため、画像表示ユニット装着部44の外周を取り囲む上下左右の背壁部41a〜41dのうち、固定部55に対応する左背壁部41cは、画像表示ユニット45の着脱時に邪魔にならないように他の背壁部41a,41b,41dよりも後方への突出幅が小さくなっており、その左背壁部41c上に固定部55が設けられている。また、係合孔54は画像表示ユニット装着部44の右周壁部56上に設けられている。
裏ケース21の背壁部41のうち、例えば画像表示ユニット装着部44の上側の上背壁部41a上には、演出基板ケース26及び図柄基板ケース28の上端側を係脱自在に保持する演出基板ケース係合部57及び図柄基板ケース係合部58が左右に設けられている。演出基板ケース26及び図柄基板ケース28は、図2に示すように、それらの上端側に設けられた被係合部59,60を夫々演出基板ケース係合部57,図柄基板ケース係合部58に係合させた状態で、下端側に設けられた被固定部61,62を夫々集球ケース22側の演出基板ケースロック部33,図柄基板ケースロック部34により解除可能に保持させることにより、夫々画像表示ユニット45の一部を後側から覆うように装着されている。
また、裏ケース21の背壁部41のうち、係合孔54が設けられた右周壁部56側、例えば右背壁部41d上には、中継基板台24を装着するための中継基板台装着部(基板台装着部)63が設けられている。中継基板台24は、図3等に示すように、その略全体が裏ケース21の背壁部41の後側に重なるように、即ち背壁部41よりも外側には殆ど張り出さないように、例えばその右端部が右背壁部41dの右端部に略沿うように中継基板台装着部63に装着されている。
なお、機種によって画像表示手段13のサイズが異なる場合であっても、画像表示手段13を保持する裏ケース21のサイズについては種々の制約によりそれほど大きく変更されることはない。従って、画像表示手段13のサイズが変化すると、裏ケース21の背壁部41に占める画像表示ユニット装着部44の割合が変化し、画像表示手段13のサイズが大きいほど、中継基板台装着部63を設けるための背壁部41上の領域が狭くなる。特に最近の遊技機では搭載される画像表示手段13の大型化が進んでおり、背壁部41上に中継基板台装着部63を設けるためのスペースを十分に確保することは難しい。
一方、演出中継基板23は異なる機種間で共通に用いられる場合が多いため、中継基板台24についても各機種で共通化することが望ましい。
このように、機種毎にサイズが変わらない中継基板台24を、機種毎に広さが異なり且つ十分な広さを確保することが難しい中継基板台装着部63に装着できるように、本実施形態のように中継基板台24の幅よりも中継基板台装着部63の幅が狭い場合には、中継基板台24を、図3,図7等に示すように画像表示ユニット装着部44側に張り出してその画像表示ユニット装着部44の一部に後側から被さるように装着している。
なお本実施形態では、画像表示ユニット45を装着する際にはまず右端側の被係合部49を画像表示ユニット装着部44に対してその左側から差し込んで係合孔54に嵌合させるようになっているが、係合孔54に対応する右背壁部41d上に中継基板台装着部63が設けられており、中継基板台24は画像表示ユニット装着部44における係合孔54側の一部に被さっているため、中継基板台24が取り付けられた状態で画像表示ユニット45を着脱する際にも邪魔になることはない。
中継基板台24は、図5〜図7等に示すように、演出中継基板23の裏面(前面)が対向する例えば略矩形状の底壁64と、演出中継基板23の外縁を取り囲むように底壁64の外周に沿って後ろ向きに突設された周壁65とを一体に備えている。
底壁64上には、演出中継基板23を一定の隙間を空けて支持する後ろ向き突起状の支持突部66が、周壁65の内周及びそれよりも内側に夫々複数設けられている。また、周壁65のうち、例えば左周壁65a上には演出中継基板23の一端側を保持する保持部67が、対向する右周壁65b上には、演出中継基板23の一端側が保持部67に保持された状態で演出中継基板23の他端側に係脱自在に係合する係合爪68が夫々設けられており、演出中継基板23は、支持突部66と保持部67及び係合爪68とによりその両面側から挟持された状態で周壁65内に保持されるようになっている。
また、底壁64上には、例えば円形の被固定孔71がその略全面にわたって複数設けられると共に、それら被固定孔71を避けた位置に例えば長孔状の通気孔72が多数設けられている。
中継基板台装着部63は、図5〜図7等に示すように、中継基板台24上に設けられた被固定孔71の一部に対応するように右背壁部41dから後ろ向き突出状に一体形成された例えば夫々3個のねじ止め基部(固定部)73a〜73c及び位置決め突起(固定部)74a〜74cと、中継基板台24の裏面(前面)に当接するように右背壁部41dから後ろ向き突出状に一体形成された支持リブ75とを備えている。
ねじ止め基部73a〜73cは、中継基板台24を中継基板台装着部63上の所定位置に配置したときに夫々中継基板台24側の被固定孔71の何れか、例えば被固定孔71a〜71cに一致する位置に設けられており、中継基板台24を固定するための固定ねじ76が、中継基板台24側の被固定孔71を介してこのねじ止め基部73a〜73cにねじ込まれるようになっている。なお、ねじ止め基部73a〜73cは、その配置可能な範囲内で、中継基板台24の長手方向及びそれに直交する方向の各全体にわたるように配置することが望ましい。
また、位置決め突起74a〜74cは、中継基板台24を中継基板台装着部63上の所定位置に配置したときに夫々中継基板台24側の被固定孔71の何れか、例えば被固定孔71d〜71fに一致する位置に設けられており、それら被固定孔71に夫々嵌合して中継基板台24を位置決めするようになっている。
なお、本実施形態では中継基板台24側の被固定孔71が全て同径に形成されており、全ての被固定孔71がねじ止め基部73a〜73cと位置決め突起74a〜74cとの何れにも対応可能となっている。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機では、中継基板台24に当該中継基板台24の固定に用いることが可能な被固定孔71を複数設け、裏ケース21の背面側における画像表示ユニット装着部44の周辺部に、中継基板台24の被固定孔71の一部に対応する複数のねじ止め基部73a〜73c、位置決め突起74a,74cを有する中継基板台装着部63を設けているため、機種毎に形状が異なる裏ケース21に、機種毎に共通の中継基板台24を介して演出中継基板23を取り付けることができ、しかもその中継基板台24の装着のために裏ケース21の設計自由度が大きく制限されることもない。
また、画像表示ユニット装着部44には、画像表示ユニット45の一端側を係脱自在に保持する係合孔54と、この係合孔54により画像表示ユニット45の一端側が保持された状態で画像表示ユニット45の他端側を解除可能に保持する固定部55とを備え、中継基板台24を中継基板台装着部63に装着したとき、中継基板台24が画像表示ユニット装着部44における係合孔54側の一部に後側から被さるように構成されているため、画像表示ユニット45のサイズが大きく、裏ケース21上に中継基板台装着部63のためのスペースを十分に確保することができない場合でも中継基板台24を装着することができ、しかもその中継基板台24を裏ケース21に取り付けた状態で画像表示ユニット45の着脱を問題なく行うことができる。
被固定孔71はねじ止め基部73a〜73cと位置決め突起74a〜74cとの何れにも対応するように例えば全て同径に形成されているため、ねじ止め基部と位置決め突起とに対して夫々専用の被固定孔71を設ける場合と比べてねじ止め基部と位置決め突起との配置の自由度が向上する利点がある。
図8〜図12は本発明の第2の実施形態を例示し、中継基板台24については第1の実施形態と全く同じものを使用し、画像表示手段13として第1の実施形態よりも大きな15インチサイズのものを使用した例を示している。
本実施形態の裏ケース21は、第1の実施形態と同様、その背壁部41の裏側の略中央に画像表示ユニット装着部44が前向き凹入状に形成されており、この画像表示ユニット装着部44に、画像表示ユニット45が後側から嵌め込まれるように構成されている。
画像表示ユニット装着部44に対する画像表示ユニット45の固定構造も第1の実施形態と基本的に同じであり、画像表示ユニット45を画像表示ユニット装着部44に装着する際には、まず画像表示ユニット45を右端側から画像表示ユニット装着部44内に挿入して被係合部49を係合孔54に嵌合させ、続いて画像表示ユニット45の左端側を画像表示ユニット装着部44内に嵌め込んで被固定部50を固定部55に例えばねじ止めするようになっている。
但し、画像表示ユニット45を構成する画像表示手段13が第1の実施形態よりも大きな15インチサイズであるため、これに合わせて画像表示ユニット装着部44も第1の実施形態よりも大きく形成されている。一方、裏ケース21のサイズについては種々の制約により第1の実施形態と略同程度であるため、背壁部41上に占める画像表示ユニット装着部44の割合は第1の実施形態に比べて大きくなっており、中継基板台24が装着される右背壁部41dも第1の実施形態に比べて幅狭となっている。
そこで本実施形態では、図10〜図12等に示すように、中継基板台装着部63を構成する複数のねじ止め基部(固定部)73d〜73gのうちの例えば1つのねじ止め基部73dを、右背壁部41dよりも画像表示ユニット装着部44側に配置された突出部81上に設けている。この突出部81は、画像表示ユニット装着部44の外周面、例えば上周壁部82から画像表示ユニット45の背面に沿って画像表示ユニット装着部44の内側、即ち下側に向けて突出するように一体に設けられている。
なお、本実施形態の中継基板台装着部63は、右背壁部41d上及び突出部81上に配置された4つのねじ止め基部73d〜73gの他、例えば右背壁部41d上に2つの位置決め突起(固定部)74d,74eを備えているが、それらは何れも中継基板台24上に設けられた被固定孔71の一部、即ち被固定孔71g〜71lに対応する位置に設けられている。
このように、中継基板台24には被固定孔71がその略全面にわたって多数設けられており、この中継基板台24が装着される裏ケース21側に、それら多数の被固定孔71のうちの幾つかに対応するようにねじ止め基部73d〜73g、位置決め突起74d,74eを配置しているため、画像表示ユニット45のサイズが第1の実施形態よりも大きくなっても、それに対応する裏ケース21上に第1の実施形態と同じ中継基板台24を取り付けることができ、しかもその中継基板台24の装着のために裏ケース21の設計自由度が大きく制限されることもない。
また、画像表示ユニット装着部44を前向き凹入状に形成し、ねじ止め基部73d〜73g、位置決め突起74d,74eのうちの例えば1つのねじ止め基部73dを、画像表示ユニット装着部44の外周面から画像表示ユニット45の背面に沿って突出する突出部81上に設けているため、画像表示ユニット45のサイズが大きくなって裏ケース21上に中継基板台24を固定するためのスペースを十分に確保することができないにも拘わらず、中継基板台24を安定的に固定することができ、しかもその中継基板台24を裏ケース21に取り付けた状態で画像表示ユニット45の着脱を問題なく行うことができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、第1の実施形態よりも小さいサイズの画像表示手段13を用いる場合など、裏ケース21の背面側に中継基板台24を取り付けるためのスペースを十分に確保することができる場合には、中継基板台24を画像表示ユニット装着部44の一部に後側から被さるように配置する必要はない。
実施形態では、画像表示ユニット装着部44の一端側に隣接する右背壁部41d上にねじ止め基部、位置決め突起等の固定部を設けた例を示したが、ねじ止め基部、位置決め突起等の固定部は画像表示ユニット装着部44の周辺部であればどこに設けてもよい。例えば上下の背壁部41a,41b上にねじ止め基部、位置決め突起等の固定部を設け、画像表示ユニット装着部44の後側を跨ぐように中継基板台24を配置してもよい。
中継基板台24上に設ける被固定孔71は、機種によって例えばねじ止め用にのみ用い、位置決め用には用いない場合があってもよいし、逆に位置決め用にのみ用い、ねじ止め用には用いない場合があってもよい。被固定孔71は、その少なくとも一部を長孔状に形成してもよい。
基板台24は、異なる機種間で共通に用いられるものであればよく、中継基板を装着するものに限られるものではない。また、基板台24に中継基板を装着する場合であっても、その中継基板は実施形態のような演出中継基板に限られるものではない。
また、基板台24の大きさ、形状等は任意であり、例えば蓋付きのケース状等に形成してもよい。基板台24に装着する中継基板等の基板は、必ずしも異なる機種間で共通である必要はなく、例えば機種毎に大きさ等が異なっていても基板台24に装着できるものであればよい。
また、実施形態では本発明をパチンコ機に適用した例を示したが、アレンジボール機、スロットマシン等の各種遊技機において同様に実施可能であることは言うまでもない。
5 遊技盤
19 発光手段(演出手段)
21 裏ケース(画像表示ユニット取付台)
23 演出中継基板(中継基板,基板)
24 中継基板台(基板台)
25 演出制御基板
44 画像表示ユニット装着部
45 画像表示ユニット
54 係合孔(第1保持部)
55 固定部(第2保持部)
63 中継基板台装着部(基板台装着部)
71 被固定孔
73a〜73g ねじ止め基部(固定部)
74a〜74e 位置決め突起(固定部)
81 突出部

Claims (1)

  1. 画像表示ユニット(45)が装着された遊技盤(5)と、所定の基板(23)を前記遊技盤(5)の裏側で保持する基板台(24)と、前記画像表示ユニット(45)を前記遊技盤(5)の裏側で保持する画像表示ユニット取付台(21)とを備え、前記画像表示ユニット取付台(21)の背面側に、前記画像表示ユニット(45)を後側から装着可能な画像表示ユニット装着部(44)を設けた遊技機において、前記基板台(24)上に、当該基板台(24)の固定に用いることが可能な被固定孔(71)を複数設け、前記画像表示ユニット取付台(21)の背面側における前記画像表示ユニット装着部(44)の周辺部に、前記基板台(24)の前記被固定孔(71)の一部に対応する複数の固定部(73a〜73g,74a〜74e)を有する基板台装着部(63)を設け、前記画像表示ユニット装着部(44)には、前記画像表示ユニット(45)の一端側を係脱自在に保持する第1保持部(54)と、該第1保持部(54)により前記画像表示ユニット(45)の一端側が保持された状態で前記画像表示ユニット(45)の他端側を解除可能に保持する第2保持部(55)とを備え、前記基板台(24)を前記基板台装着部(63)に装着したとき、前記基板台(24)が前記画像表示ユニット装着部(44)における前記第1保持部(54)側の一部に後側から被さるように構成されていることを特徴とする遊技機。
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