JP5688358B2 - 遊技機の基板取付構造 - Google Patents
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表面にコネクタ接続端子(96,97)を備えた中継基板(95)と、前記中継基板(95)が前記表面を露出した状態で取り付けられる基板保持部材(60)とを備え、遊技盤(D)の後側に配設される設置部材(40)に設けた基板設置部(55)に前記基板保持部材(60)を取り外し可能に装着することで、前記中継基板(95)を該設置部材(40)に配設するよう構成した遊技機の基板取付構造において、
前記基板保持部材(60)は、
前記中継基板(95)の外周端縁(95C)に対向する部分に該外周端縁(95C)に近接するよう突設され、該中継基板(95)の略全周を隙間なく囲繞するよう延在する保護壁部(62)を備え、
前記中継基板(95)と保護壁部(62)との間から該中継基板(95)の裏側基板面(95B)へ不正部品の配線が挿通されるのを不能に構成すると共に、
前記基板保持部材(60)の前記保護壁部(62)の一部に、前記設置部材(40)に配設された部品(90)の当接部(91)が当接する被当接部(66)が設けられ、
設置部材(40)に配設した前記部品(90)の当接部(91)が前記被当接部(66)に当接することで、前記基板保持部材(60)を前記基板設置部(55)から取り外し不能に構成したことを要旨とする。
また、基板設置部に基板保持部材を装着した状態で設設置部材に部品を配設することで、該部品により基板保持部材が基板保持部から取り外すことができなくなり、不正を目的とした中継基板の取り外しを阻止し得る。
前記基板保持部材(60)は、前記中継基板(95)の裏側基板面(95B)に相対する保護面部(61)が、該裏側基板面(95B)における少なくとも回路形成部分と近接するように形成され、
前記裏側基板面(95B)と保護面部(61)との間に不正部品の配線が挿通されるのを不能に構成したことを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、中継基板を基板保持部材に取り付けた状態では、該基板設置部材の保持面部が中継基板との間に不正部品の配線が挿通不能となるよう近接する構成としたので、不正部品の配線を中継基板に接続する不正行為を防止することができる。
実施例に係るパチンコ機Pは、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠Aの開口前面側に、遊技盤Dを着脱可能に保持する本体枠としての中枠Bが、開閉および着脱可能に組み付けられている。そして、前記遊技盤Dの裏側に、所定条件の成立(後述する始動入賞装置20の始動入賞口20Aへのパチンコ球(遊技球)の入賞)を契機として演出用の図柄を変動表示させて図柄変動演出を行なう図柄表示装置Hが着脱可能に配設されている。また、前記中枠Bの前面側には、前記遊技盤Dを透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板26で前後に開口する窓部を覆うよう構成された装飾枠としての前枠Cが開閉可能に組み付けられると共に、該前枠Cの下方にパチンコ球を貯留する下球皿Fが前記中枠Bに組み付けられる。更に、前記前枠Cの下部位置に、パチンコ球を貯留する上球皿Eが一体的に組み付けられており、前枠Cの開閉に合わせて上球皿Eも一体的に開閉するよう構成される。
前記遊技盤Dは、図1および図3に示すように、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂製板やベニア等の木製合板を材質とし、前記中枠Bに設けた遊技盤保持部(図示せず)の内縁形状に整合する外縁形成された略矩形の平板状に形成され、その前側には遊技領域10が設けられると共に、その後側には後述する設置部材40が配設されている。遊技盤Dの前側には、左下部から右上部にかけて円弧状に延在する外レール11と、この外レール11の内側に中央下部から左上部にかけて並べて配置された内レール12と、外レール11の右上部から内レール12の下部までの間に右方へ凹む湾曲形状に構成された盤面飾り部材13等が配設されており、両レール11,12および盤面飾り部材13で囲まれた内側が前記遊技領域10として構成されている。これにより、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球は、外レール11と内レール12との間を通って遊技領域10の左上部に打ち出された後、該遊技領域10内を流下する。但し、前記内レール12の延在長を大きく設定して、前記外レール11および該内レール12で遊技領域10を形成するように構成してもよい。
前記設置部材40は、図3および図4に示すように、前方に開放する略矩形のバケット状に一体成された合成樹脂製の部材であって、前側の開放端を遊技盤Dの後面に突き合わせて該遊技盤Dに取り付けられる。この設置部材40は、遊技盤Dの後面に対して後方から所要の間隔で対向して該遊技盤Dの後面を構成する設置壁部41と、この設置壁部41の周縁から前方へ延出形成された外周壁部42と、この外周壁部42の前端から外方に向けて屈曲形成された縁板部43等を備えている。すなわち設置部材40は、外周壁部42で囲われて遊技盤D側に開放する前部開口が矩形状に形成されると共に、縁板部43の外周縁が、遊技盤Dの外周縁より一回り小さい形状および大きさで形成されている。このような設置部材40は、縁板部43を遊技盤Dの後面にネジ止めすることで該遊技盤Dに固定され、遊技盤Dの後面から離間した設置壁部41の前側に、前記第1〜第3の各装飾部材46,47,48や、第1〜第3の各可動演出装置49,50,51や、その他の各種部材の配設を可能とする空間SPを画成するよう構成されている。
前記設置部材40には、図4に示すように、前記設置壁部41において前記表示開口44の下側に位置する下板部41Dの後側に、複数(実施例では3つ)の基板設置部55,56,57が形成されている。なお、以下の説明において、左側(図4では右側)に位置する基板設置部55を「第1基板設置部」と指称し、左右中央に位置する基板設置部56を「第2基板設置部」と指称すると共に、右側(図4では左側)に位置する基板設置部57を「第3基板設置部」と指称する。第1基板設置部55には第1中継基板95が保持され、第2基板設置部56には第2中継基板85が保持されると共に、第3基板設置部57には第3中継基板110が保持される。なお、前記下板部41Dの後側には、前記主制御装置120が取り付けられる取付部材(部品)90(図2、図11参照)が着脱自在に配設され、該取付部材90で各基板設置部55,56,57が後方から覆われる。また、以下の第1〜第3の基板設置部55,56,57、第1〜第3基板95,100,105およびこれらに関連する部材、部位に関する説明では、遊技盤Dを裏側から見た状態を基準として左右を指すものとする。
前記第1基板設置部55は、図5〜図7に示すように、前記第1中継基板95を取付けた基板保持部材(後述)60の外部輪郭形状が合致する形状に形成された設置部80と、前記設置部80の左上角部および左下角部に設けられた保持片部(保持部)81,81と、前記設置部80の右側において前記下板部41Dに設けられた係止受部(被係止部)82とを備えている。この第1基板設置部55は、設置部材40の後側から前記基板保持部材60を着脱可能に取り付け得るように構成されている。
前記設置部80は、図7に示すように、前記設置壁部41における前記下板部41Dの後面に後方へ突出した複数の突壁部で囲まれて矩形状部分である。すなわち設置部80は、前記下板部41Dの一部である底壁部83と、該設置部80の右縁を構成して上下に延在する右縦壁部84と、該設置部80の左縁を構成して上下に延在する左縦壁部85と、該設置部80の上縁を構成して左右に延在する上横壁部86と、該設置部80の下縁を構成して左右に延在する下横壁部87とで画成されている。図7に示すように、前記上横壁部86および下横壁部87の対向する壁面間の上下間隔S1は、前記基板保持部材60の縦寸法T1と同じに設定され、右縦壁部84および左縦壁部85の対向する壁面間の左右間隔S2は、基板保持部材60の横寸法T2と同じに設定されると共に、各壁部84,85,86,87の下板部41Dから後方への突出高さS3は、前記基板保持部材60の厚さ寸法T3と同じに設定されている。そして前記設置部80は、図7に示すように、前記普通入賞具22に設けられて当該パチンコ機Pの検査時に検査機器(スイッチ等)を一時的に装着する検査部(図示せず)の後方に設けられていて、該設置部80の底壁部83には該検査部に連通する開口54が形成されており、設置部80から基板保持部材60を取り外した状態で、該開口54を介して検査部に対する検査機器の着脱を行ない得るようになっている。なお、右縦壁部84、左縦壁部85および上横壁部86は、設置部80の対応する縁の一部に沿うように形成されている。
前記各保持片部81,81は、図5および図7に示すように、前記設置壁部41Bの下板部41Dの後面から前記設置部80の後側へ延出した庇状部で、各保持片部81における底壁部83と対向する面は、該底壁部83と平行な平面に形成されている。前記保持片部81,81と前記底壁部83との前後方向の間隔は、前記突出高さS3と同じになっており、保持片部81と底壁部83との間に、前記基板保持部材60の左側縁部を左側から差し込むことが可能となっている。すなわち各保持片部81は、設置部80に装着した前記基板保持部材60の左側部分に後側から当接して、該基板保持部材60を該設置部80に保持するように機能する。
前記右縦壁部84は、図5および図7に示すように、設置部80の上下間隔S1の約半分の長さに形成されていて、設置部80の左側下部は左方へ開口しており、この開放部分の右側には、該開放部分に相当する長さで上下に延在する隔壁部88が、前記右縦壁部84の突出高さと同じ突出高さに形成されている。そして、前記設置部80と前記隔壁部88との間には、設置壁部41の下板部41Dを切り欠いて該設置部80に開口する開口89が形成されている。この開口89には、前記基板保持部材60に右方へ突出するように設けた弾性部(後述)67および当接片部66が整合するようになっている(図5、図6参照)。そして、図6、図7および図10に示すように、前記隔壁部88の前記開口89に臨む壁面の後端には、上下に離間すると共に前記設置部80側へ突出した前記係止受部82,82が突設されている。前記各係止受部82,82の上下方向の間隔K1は、図10(a)に示すように、前記基板保持部材60に設けた弾性部67の操作部70の上下幅K2より僅かに大きく設定されており、両係止受部82,82の間に該操作部70が左側から入り込むことが可能となっている(図10(a)、図10(b)参照)。
前記基板保持部材60は、図7〜図9に示すように、後方へ開放するトレー状の部材で、前記第1中継基板95を設置する板状の設置面部(保護面部)61と、該設置面部61の外周縁に沿って延在して後方へ突出した外周突壁部(保護壁部)62と、該外周突壁部62の後端における右上角部および右下角部から左方へ延出するように形成した基板係止部63とを備えている。また基板保持部材60は、前記設置面部61の右側に、弾性変形が可能に形成されて、前記係止受部82,82に係脱可能に係止する弾性部67を備えている。
前記設置面部61には、外周突壁部62に臨む外縁に沿って設置段部61Aが形成されており、図6に示すように、前記第1中継基板95の裏側基板面95Bの外縁部分が該設置段部61Aに当接する。これにより基板保持部材60は、第1中継基板95の裏側基板面95Bが前記設置面部61と近接した状態で該第1中継基板95が取り付けられるように構成されている。また前記設置面部61は、第1中継基板95と同じ形状、サイズに構成されており、該第1中継基板95の裏側基板面95Bの全体に近接して該裏側基板面95Bの回路形成部分を適切に被覆するようになっている。ここで、前記第1中継基板95の裏側基板面95Bが前記設置面部61に近接するとは、該裏側基板面95Bと該設置面部61とが直接には接触していないが、不正部品の配線等の異物が入ることが不能な間隔で、該裏側基板面95Bと該設置面部61とが対向した状態となっていることを指している。
前記各基板係止部63,63は、図5、図7および図8に示すように、前記外周突壁部62の後端から前記設置面部61の後側へ延出した庇状部で、各基板係止部63における設置面部61と対向する面は、該設置面部61と平行な平面に形成されている。前記各基板係止部63と前記設置段部61Aとの前後方向の間隔は、前記深さL3と同じになっており、基板係止部63と設置段部61Aとの間に、前記第1中継基板95の右側縁部を左側から差し込むことが可能となっている。すなわち各基板係止部63は、設置段部61Aで支持された前記第1中継基板95の右側部分に後側から当接して、該第1中継基板95を該設置面部61に保持するように機能する。なお、各基板係止部63は、外周突壁部62の右上角部および右下角部に設けられており、基板保持部材60を前記第1基板設置部55の設置部80に装着した際に、前記保持片部81と干渉しない。
前記基板保持部材60は、図5〜図10に示すように、前記設置面部61の右縁に一体的に形成されて、前方および右方へ突出した前記弾性部67を備えている。この弾性部67は、前述したように、前記第1基板保持部55として構成された前記係止受部82,82に係脱可能に変形することで、前記設置部80に対する前記基板保持部材60の着脱を可能とするものである。前記弾性部67は、前記設置面部61の右縁から前方へ延出する基部68と、前記基部68の前部から右方へ屈曲して後方へ延出し、該基部68の右側に位置する変位部69とを備えると共に、前記変位部69の後部には、後方へ延出する操作部70を備え、平面視において略J形に形成されている。従って弾性部67は、前記操作部70を設置面部61の右縁側へ指先等で押すことで、前記変位部69と前記基部68とを連設する屈曲部分が変形して、該変位部69が該設置面部61の側へ近接移動するようになると共に、該操作部70に対する外力を解除することで、変位部69が設置面部61から離間移動して元の状態に弾性復帰するように構成されている。
図9および図10(a)に示すように、上下幅K2の前記操作部70は、前記変位部69の上下幅より小さく設定されており、該変位部69の上縁後端は該操作部70より上方へ突出していると共に該変位部69の下縁後端は該操作部70より下方へ突出しており、該変位部69と操作部70との上下の段差部が、前記係止突部71,71となっている。そして、前記係止突部71,71は、前述したように、前記操作部70に対する操作を行なわない前記弾性部67の常態においては、前記各係止受部82,82と前後方向で重なって該係止受部82,82の係止面82Bに係止する(図5、図6、図10(a)、図10(b))。また前記係止突部71,71は、前記操作部70を設置面部61側へ押した前記弾性部67の変形状態においては、前記係止受部82,82から設置面部61側へ移動して、該係止受部82との係止が解除されるようになっている(図10(b)に2点鎖線で表示)。
また、前記基板保持部材60は、前記設置面部61の右縁において前記弾性部67の上側に、左方へ庇状に延出した略矩形の当接片部(被当接部)66を備えている。この当接片部66は、図5、図7および図11に示すように、設置部80に基板保持部材60を装着すると、前記隔壁部88と前記右縦壁部84との間に形成された凹段部88Aに後方から整合して、該当接片部66の先端が該凹段部88Aに係合する。また当接片部66は、前記凹段部88Aに整合することで、前記弾性部67と共に前記開口89を覆蓋するようになっており、該当接片部66は蓋手段としても機能するようになっている。
前記第1中継基板95には、図8等に示すように、前記基板保持部材60から露出する表面95Aに、前記始動入賞装置20、特別入賞装置21および普通入賞具22に入賞したパチンコ球を検出する各球検出スイッチ等からの配線(図示せず)が接続されるコネクタ接続端子96や、前記主制御装置120からの配線(図示省略)が接続されるコネクタ接続端子97等が配設されている。従って第1中継基板95は、前記始動入賞装置20、特別入賞装置21および普通入賞具22の球検出スイッチや各種センサ等と主制御装置120とを電気的に接続する。また第1中継基板95には、図8に示すように、その下部右側に、前記係止ボス64が嵌合する係止孔98が形成されると共に、下部左側に、前記ネジ締結ボス65に整合するネジ挿通孔99が形成されている。
第2基板設置部56は、図4に示すように、矩形状に形成された第2中継基板100の外縁形状に合致する内縁形状に形成されて後方へ開口する矩形の枠状部105と、この枠状部105の内壁面に形成されて第2中継基板100を裏側から支持する支持部(図示せず)と、枠状部105の上縁部において左右に離間して配設されて下方へ突出した2つの係止爪106,106と、該枠状部105の下縁部において左右に離間して配設されて後方へ突出した2つの係止フック107,107とを備える。各係止フック107は、第2中継基板100の下縁部に係止する爪部が先端側において下方へ突設されると共に、先端側が上方へ変位するように弾性変形が可能となっている。従って第2中継基板100は、その上縁部を前記各係止爪106,106の前側へ差し込むと共に下縁部を前方へ押すことで、前記各係止フック107の弾性変形により枠状部105の内側にセットされる。そして、前記各係止爪106が第2中継基板100の上縁部に後方から係止すると共に、各係止フック107が該第2中継基板100の下縁部に後方から係止することで、該第2中継基板100は第2基板設置部56に着脱可能に係止保持される。
前記第2中継基板100は、図4に示すように、前記主制御装置120からの配線、前記統括制御装置121からの配線、前記表示制御装置122からの配線、前記第1〜第3可動演出装置47,48,49からの配線等が多数接続され、これらを電気的に接続するものである。すなわち第2中継基板100の表面100Aには、主制御装置120からの配線(図示省略)が接続されるコネクタ接続端子101や、統括制御装置121からの配線(図示省略)が接続されるコネクタ接続端子102や、表示制御装置122からの配線(図示省略)が接続されるコネクタ接続端子103が配設されている。また第2中継基板100には、前記第1〜第3の各可動演出装置47,48,49からの各配線が各々接続される複数のコネクタ接続端子104等も配設されている。従って第2中継基板100は、前記主制御装置120、統括制御装置121、表示制御装置122、第1〜第3可動演出装置47,48,49等を電気的に接続する、
第3基板設置部57は、図4に示すように、矩形状に形成された第3中継基板110の外縁形状に合致する内縁形状に形成されて後方へ開口する矩形の枠状部115と、この枠状部115の内壁面に形成されて第3中継基板110を裏側から支持する支持部(図示せず)と、枠状部115の上縁部の左右中央に配設されて下方へ突出した係止爪116と、該枠状部115の下縁部において左右に離間して配設されて後方へ突出した2つの係止フック117,117とを備える。各係止フック117は、第3中継基板110の下縁部に係止する爪部が先端側において下方へ突設されると共に、先端側が上方へ変位するように弾性変形が可能となっている。従って第3中継基板110は、その上縁部を前記各係止爪116の前側へ差し込むと共に下縁部を前方へ押すことで、前記各係止フック117の弾性変形により枠状部105の内側にセットされる。そして、前記各係止爪116が第3中継基板110の上縁部に後方から係止すると共に、各係止フック117が該第3中継基板110の下縁部に後方から係止することで、該第3中継基板110は第3基板設置部57に着脱可能に係止保持される。
前記第3中継基板110は、図示しない電源装置に接続される電源中継基板であって、前記主制御装置120からのハーネス(図示省略)が接続されるコネクタ接続端子111や統括制御装置121からのハーネス(図示省略)が接続されるコネクタ接続端子112等を備えている。すなわち、前記主制御装置120および統括制御装置121に対しては、第3中継基板110を介して電源の供給が図られる。
本発明に係る遊技機は、実施例に例示の形態に限らず種々の変更が可能である。
(1)実施例では、基板保持部材60の右端に弾性部67を設けた形態を例示したが、この弾性部67の形成位置はこれに限らず、該基板保持部材60の左端に弾性部67を設けてもよいし、上端または下端に設けてもよい。
(2)設置部80の周縁に設けた各右縦壁部84、左縦壁部85、上横壁部86および下横壁部87は、該設置部80を完全に囲繞するように連設するようにしてもよい。
(3)前記当接片部66の形成位置は、前記取付部材90の当接部91が当接可能な位置であれば、前記設置面部61の周縁部分のどの部分に設けてもよい。
(4)前記基板保持部材60の設置面部61は、前記第1中継基板95の裏側基板面95Bにおける回路形成部分に少なくとも近接する形状とすれば、該設置面部61により該回路形成部分を保護することができる。
(5)なお前記設置面部61は、前記第1中継基板95の裏側基板面95Bにおける少なくとも回路形成部分と近接する形状に形成してもよい。
(6)実施例では、遊技機としてのパチンコ機を示したが、遊技機はパチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機等であってもよい。
61 設置面部(保護面部),62 外周突壁部(保護壁部),66 当接片部(被当接部)
90 取付部材(部品),91 当接部,95 第1中継基板(中継基板),95B 裏側基板面
95C 外周端縁,96 コネクタ接続端子,97 コネクタ接続端子,D 遊技盤
Claims (2)
- 表面にコネクタ接続端子を備えた中継基板と、前記中継基板が前記表面を露出した状態で取り付けられる基板保持部材とを備え、遊技盤の後側に配設される設置部材に設けた基板設置部に前記基板保持部材を取り外し可能に装着することで、前記中継基板を該設置部材に配設するよう構成した遊技機の基板取付構造において、
前記基板保持部材は、
前記中継基板の外周端縁に対向する部分に該外周端縁に近接するよう突設され、該中継基板の略全周を隙間なく囲繞するよう延在する保護壁部を備え、
前記中継基板と保護壁部との間から該中継基板の裏側基板面へ不正部品の配線が挿通されるのを不能に構成すると共に、
前記基板保持部材の前記保護壁部の一部に、前記設置部材に配設された部品の当接部が当接する被当接部が設けられ、
設置部材に配設した前記部品の当接部が前記被当接部に当接することで、前記基板保持部材を前記基板設置部から取り外し不能に構成した
ことを特徴とする遊技機の基板取付構造。 - 前記基板保持部材は、前記中継基板の裏側基板面に相対する保護面部が、該裏側基板面における少なくとも回路形成部分と近接するように形成され、
前記裏側基板面と保護面部との間に不正部品の配線が挿通されるのを不能に構成した請求項1記載の遊技機の基板取付構造。
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