JP5508318B2 - 遊技機における基板取付構造 - Google Patents

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Description

この発明は、基板設置部材に中継基板が配設された遊技機の基板取付構造に関するものである。
例えば、遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、特許文献1に示すように、機内にセットされる遊技盤の盤面にパチンコ球が打出される遊技領域が画成されている。遊技盤の後側には、設置部材が配設され、該設置部材に、各種図柄を変動表示して図柄変動演出を行なう液晶表示装置が配設される。また、前記遊技盤には、液晶表示装置の下方位置に、液晶表示装置での図柄変動演出を開始させる契機となる始動入賞装置が配設されている。そして、前記遊技領域を流下するパチンコ球が、前記始動入賞装置に設けた始動口に入賞することで、液晶表示装置での図柄変動演出を開始させると共に、パチンコ球を賞球として払出すよう構成されている。前記図柄変動演出の結果、液晶表示装置に特定の図柄の組合わせ(大当り図柄)が表示されることで、遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技)を発生させて、多数の賞球を遊技者に払出す好機を与えるようになっている。
前記設置部材は、前記遊技盤に対向する対向面部と、該対向面部の周縁部から前方に延出する壁部とから前方に開放する箱状に形成されている。設置部材の対向面部の後面には、基板設置部材が着脱自在に配設され、該基板設置部材に中継基板(メイン中継基板)が配設されている。このメイン中継基板には、パチンコ機の払出制御装置等の配線が接続されると共に、遊技機の各種電気部品を統括的に制御する制御装置に電気的に接続されている。そして、前記始動入賞装置や特別入賞装置の球検出センサがパチンコ球の入賞を検知すると、制御装置は、前記メイン中継基板を介して払出制御装置に制御信号を出力し、該払出制御装置に前記賞球の払い出しを行わせる。
特開2010−273908号公報
ところで、前記メイン中継基板には、コネクタ部や各種電子部品が実装されており、これら実装部品の取付端子が、中継基板の基板面から突出している。このため、メイン中継基板と基板設置部材とを一定間隔離して両部材を取付ける必要があるが、この隙間を利用して、所謂ぶら下がり基板等の不正部品の配線がメイン中継基板の取付端子に接続される畏れがあった。このような不正部品がメイン中継基板に接続されると、不正部品によりメイン中継基板を介して前記払出制御装置を不正に操作して、大量の賞球を獲得するゴト行為が可能となるため、当該不正行為を防止するような対策が望まれていた。しかも、メイン中継基板と基板設置部材との隙間に不正部品や配線が存在しても、該メイン中継基板の裏側に不正部品や配線が隠れて発見が困難となり、不正行為が長期間に亘って継続されてしまう問題が指摘される。
すなわち、本発明は、従来技術に係る遊技機における基板取付構造に内在する前記問題に鑑み、これらを解決するべく提案されたものであって、中継基板および基板設置部材の間に不正部品の配線を挿通させるのを不能とし得る遊技機における基板取付構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機における基板取付構造は、
遊技盤の後側に配置された遊技機構成部材(13)と、前記遊技機構成部材(13)の後面に左右方向に偏って設けられた中継基板保持部(36)と、前記中継基板保持部(36)に着脱可能に配設されて保持面部(54)を備えた基板設置部材(40)と、前記基板設置部材(40)の保持面部(54)にコネクタ部(64)が外部に露出した状態で配設された中継基板(39)とを備え、前記コネクタ部(64)に、各種電気部品(23,24)を統括的に制御する制御装置(25)から導出する配線(25X)が接続された遊技機における基板取付構造において、
前記基板設置部材(40)の保持面部(54)は、
前記中継基板(39)の基板面(65)に対向する対向部(55)と、
前記中継基板保持部(36)に配設した状態で前記遊技機構成部材(13)に対する中継基板保持部(36)の偏り側に位置する前記対向部(55)の外周縁から中継基板(39)側に突出して当該中継基板(39)における周縁部の端面に当接する第1の壁部(60)と、
前記遊技機構成部材(13)に対する中継基板保持部(36)の偏り側に位置する外周縁を除く前記対向部(55)の外周縁から中継基板(39)側に突出すると共に前記第1の壁部(60)に連続するよう設けられ、当該中継基板(39)の基板面(65)に当接する第2の壁部(57,58,59)とを備え、
前記第2の壁部(57,58,59)の外面が前記中継基板(39)における周縁部(39a,39b,39c)の端面に沿うよう構成されると共に、前記基板設置部材(40)において前記第1の壁部(60)が形成される外周縁とは反対側の外周縁に係合部(69)が形成され、
前記基板設置部材(40)の保持面部(54)に中継基板(39)を配設した状態で、当該中継基板(39)の基板面(65)における少なくとも回路形成部分(A)を当該保持面部(54)でって、該中継基板(39)の基板面(65)との間に不正部品(75)の配線(75X)を挿通不能となるよう当該保持面部(54)の対向部(55)が該中継基板(39)に近接するよう構成され、
前記中継基板保持部(36)には、前記基板設置部材(40)の前記第1の壁部(60)を保持する保持部(49,50)が形成されると共に、前記基板設置部材(40)に形成された係合部(69)が係脱自在に係合する被係合部(53a)が形成され、
前記保持部(49,50)に前記第1の壁部(60)が保持された状態で、前記被係合部(53a)に前記係合部(69)が係合することで、前記基板設置部材(40)が中継基板保持部(36)に着脱自在に配設されることを要旨とする。
請求項1の発明によれば、中継基板を基板設置部材に取付けた状態で、該基板設置部材の保持面部が中継基板との間に不正部品の配線が挿通不能となるよう近接する構成としたので、不正部品の配線を中継基板に接続する不正行為を防止することができる。
また、保持面部に中継基板に当接する壁部を設けたので、該壁部により不正部品や配線を中継基板および基板設置部材の間に差し込むのを阻止し得る。
請求項2に係る遊技機における基板取付構造では、前記第1の壁部(60)は、両端部が前記中継基板(39)の縁部(39a,39b,39d)に沿うように屈曲して前記第2の壁部(57,58)に夫々連続するよう形成され、当該第1の壁部(60)の屈曲部が前記中継基板保持部(36)の保持部(49,50)に保持されると共に、
前記係合部(69)は、前記第2の壁部(57,58,59)において前記保持面部(54)に配設された中継基板(39)と反対側に延在する板状片(70)と、前記板状片(70)の延出端部から中継基板(39)側に折曲されると共に板状片(70)から離間するよう傾斜した弾性片(71)と、前記弾性片(71)の端部から当該弾性片(71)より小さな幅で延出する操作片(72)とから構成され、
前記被係合部(53a)は、前記係合部(69)における板状片(70)および弾性片(71)を差し込み可能に形成されると共に、前記弾性片(71)における操作片(72)より幅広部位が係合する係合凹部(53b)が縁部に形成されて、当該被係合部(53a)に差し込まれた弾性片(71)が係合凹部(53b)に係合することで、前記基板設置部材(40)が中継基板保持部(36)に着脱自在に配設されることを要旨とする
請求項3に係る遊技機における基板取付構造では、前記保持面部(54)は、前記中継基板(39)に基板面(65)から突出するよう設けた前記コネクタ部(64)の複数の端子(64a)と対応する部位に収容部(56)が凹設され、
前記第2の壁部(57,58,59)の突出端部に当接した前記中継基板(39)の基板面(65)が当該基板面(65)からの端子(64a)の突出寸法より小さい寸法で前記保持面部(54)の対向部(55)から離間するよう構成されて、前記収容部(56)に端子が差し込まれることで中継基板(39)の基板面(65)との間に不正部品(75)の配線(75X)が挿通不能となるよう対向部(55)が該基板面(65)に近接することを要旨とする。
請求項3の発明によれば、保持面部を対向部および収容部から構成したので、中継基板を基板設置部材に取付けた際にコネクタ部の端子が収容部に臨み、該端子が対向部に干渉するのを防止し得る。また、収容部にコネクタ部の端子を臨ませることで、対向部を中継基板の基板面に近接させることができ、中継基板および対向部の間に不正部品の配線を挿通させるのを確実に不能とし得る。
本発明に係る遊技機における基板取付構造によれば、中継基板と基板設置部材との間に不正部品の配線を挿通させるのを不能にし得る。
本発明の実施例に係るパチンコ機の正面図である。 実施例に係る中枠の背面図である。 実施例に係る遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る設置部材を示す正面図である。 実施例に係る設置部材を示す背面図である。 実施例に係る設置部材の要部を拡大して示す斜視図である。 (a)は基板設置部材の背面図、(b)は基板設置部材の正面図である。 実施例に係る基板設置部材にメイン中継基板を取付た状態で示す断面図である。 図5のA−A線断面図であって、設置部材取付部の形成位置を拡大して示す。 実施例に係る設置部材に基板設置部材が取付けられた状態を示す拡大斜視図である。 実施例に係るメイン中継基板の回路形成部分を示す背面図である。 実施例に係る主制御装置、メイン中継基板および球払出制御装置に係る配線の接続関係を示すブロック図である。
次に、本発明に係る遊技機における基板取付構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、図1に示すようにパチンコ機を前側(遊技者側)から見た状態で指称する。但し、部材を後側から見た状態で示す図面を参照する場合には、当該参照した図面を基準として「右」、「左」を指称する場合がある。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦向きに設置される固定枠としての矩形枠状の外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤12を着脱可能に保持する本体枠としての中枠14が開閉および着脱可能に組付けられると共に、遊技盤12の後側に対して、各種図柄を変動表示可能な液晶表示装置15が着脱自在に取付けられるよう構成される。また、前記中枠14の前面側には、前記遊技盤12を透視保護するガラス板等の透視保護板(図示せず)を備えた装飾枠としての前枠16が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠16の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿17が開閉可能に組み付けられる。なお、前記前枠16の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿78が一体的に組み付けられており、前枠16の開閉に合わせて上球受け皿78も一体的に開閉するよう構成される。
前記中枠14は、図2に示すように、上下左右の縁部をなす枠部材14a,14b,14c,14dにより、全体が前記外枠11の開口に整合する矩形枠状に形成される。そして、中枠14の前後に開口する開口縁部が、前記遊技盤12を設置する遊技盤保持部として機能するよう構成されている。下枠部材14bの前側には、スピーカや打球発射装置(何れも図示せず)が設置されると共に、遊技者により回動操作されて打球発射装置を作動させる操作ハンドル20が設けられている。前記上枠部材14aの後側には、設置枠台等に設けられた外部球供給設備から供給されるパチンコ球を貯留する球タンク77が、該上枠部材14aの左右幅の略全幅に亘って設けられている。また、下枠部材14bの後側には、前記上下の球受け皿78,17に連通する球供給路および設置枠台に設けた球回収樋(何れも図示せず)に連通する球排出路が夫々形成されたセット部材79が配設されている。前記球タンク77とセット部材79とは、各部材77,79における左枠部材14c側の端部間に架設された球通路ユニット80を介して連通接続されており、該球通路ユニット80に配設された球払出装置22の駆動により球タンク77に供給されたパチンコ球を前記上下の球受け皿78,17へ給出するよう構成されている。また、このセット部材79には、パチンコ機10の電源制御を行なう電源装置21、前記球払出装置22を駆動制御する払出制御装置(電気部品)23、前記打球発射装置を駆動制御する発射制御装置(電気部品)24等が配設されている。なお、これらの各装置23,24は、前記パチンコ機10の後側に配設される主制御装置(制御装置)25に配線接続されており、該主制御装置25から入力される制御信号に基づいて制御対象品を制御するようになっている。
図3に示すように、前記遊技盤12は、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材やベニア等の木板から前記中枠14の前記遊技盤保持部に整合する略矩形平板状に形成される。遊技盤12の後面には、箱状の設置部材(遊技機構成部材)13が組み付けられる。そして、遊技盤12に形成された図柄表示開口部12a(図3参照)および設置部材13に形成された可視表示部13a(図4参照)を介して液晶表示装置15の表示部15aを遊技盤12の前面側から視認し得るよう構成されている。
図3に示すように、前記遊技盤12の前面には、内レール26と外レール27とが半円弧状に配設されて、両レール26,27によりパチンコ球が流下可能な遊技領域28が画成され、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球が遊技領域28内に打ち出されるようになっている。また、前記遊技盤12の下方位置には、前記遊技領域28を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置29や特別入賞装置30が配設されており、該始動入賞装置29にパチンコ球が入賞することで、前記液晶表示装置15において図柄変動演出が行われ、該図柄変動演出の結果、液晶表示装置15に所定の図柄組合わせで図柄が停止表示されると、所謂大当りが発生して前記特別入賞装置30の入賞口が開放し、多数の賞球を獲得し得るよう構成されている。
〔設置部材について〕
図4,図5に示すように、前記設置部材13は、前記遊技盤12に対向する略矩形状の対向面部31と、該対向面部31の周縁部から前方に延出する外周壁部32とから前方に開放する箱状に形成され、全体が無色透明の部材で構成されている。前記設置部材13には、遊技状態に合わせて発光演出および可動演出を行う複数の演出装置33,34,35が配設されている。これら演出装置33,34,35は、図示しない統括制御装置に電気的に接続されており、該統括制御装置から出力される演出制御信号に基づいて演出装置33,34,35が作動制御される。前記対向面部31には、前後方向に開放する矩形状の前記可視表示部13aが設けられており、以下の説明において、対向面部31における可視表示部13aの上側部分を上対向面部31aと指称し、可視表示部13aの下側部分を下対向面部31bと指称する。
〔下対向面部について〕
図5,図6に示すように、前記下対向面部31bの後面には、左右に隣接して複数(実施例では3つ)の中継基板保持部36,37,38が設けられている。そして、図5の右下方に位置した中継基板保持部36に、遊技盤12に設けられた各種センサ(磁気センサや球検出センサ等)や前記球払出装置22と主制御装置25とを中継接続するメイン中継基板39が着脱可能に配設されると共に、図5の中央および左下方に位置した中継基板保持部37,38に、各種演出装置33,34,35や発光装置等の配線を中継接続する一般中継基板41,42着脱可能に配設されている。すなわち、メイン中継基板39は、不正行為が行われた際に、不正な賞球や球払出しが行われたり、不正行為対策が無効にされる等の遊技の実行に重大な影響を及ぼす電気部品を中継接続するものである。また、メイン中継基板39は、後述する基板設置部材40を介して中継基板保持部36に着脱可能に取付けられている。なお、以下の説明では、メイン中継基板39が配設される中継基板保持部36を、特に設置部材取付部と指称するものとする。
前記下対向面部31bの後面には、前記主制御装置25が主基板ベース(図示せず)を介して着脱自在に配設される。設置部材取付部36の側方(図5における右端部)には、前記主基板ベースの前側右端部に設けた装置被係合部(図示せず)が係脱自在に係合する装置係合部43が形成されると共に、左端部に、主制御装置25の左端部に設けた被装着部25a(図2参照)が着脱自在に係合される装着部44が形成されている。そして、主基板ベースの装置被係合部および主制御装置25の被装着部25aを、夫々下対向面部31bの後面に対応する装置係合部43および装着部44に係合したもとで、被装着部25aを固定具によって装着部44に固定することで、下対向面部31bの後側に主基板ベースを介して主制御装置25が取付けられる。すなわち、主制御装置25は、メイン中継基板39、一般中継基板41,42を後方から覆うようにして、設置部材13に取付けられる(図2参照)。
〔設置部材取付部について〕
図6に示すように、前記設置部材取付部36は、下対向面部31bの後面から立上がる4つの取付壁部45,46,47,48から構成され、全体で後方に開口する矩形箱状構造をなしている。なお、図6において、上下左右の取付壁部45〜48を、上側取付壁部45、下側取付壁部46、内側取付壁部47および外側取付壁部48と夫々指称する。また、上側取付壁部45および下側取付壁部46の左右両側には、図6に示すように、下対向面部31bからの突出高さが僅かに小さい支持板部81,81が夫々設けられている。設置部材取付部36における図6の右側の上下の隅部には、外側取付壁部48の後縁部から設置部材取付部36の開口内側に延出する押え片(保持部)49,50が夫々形成されている。図9に示すように、押え片49,50は、前記支持板部81の後端縁より後方に位置しており、外側取付壁部48側の上下の支持板部81,81と対応する上下の押え片49,50との間に、基板設置部材40の側部を挿入し得る差込口が内側(内側取付壁部47側)へ向けて開口するよう形成されている。また、設置部材取付部36における図6の左側の上下の隅部には、前記支持板部81の後端縁と同一面上に位置する載置面部51,52が夫々形成されている。各載置面部51,52は、設置部材取付部36の開口縁隅部を画成するよう係止壁部51a,52aが僅かに後方に突出して形成されている。更に、図6における前記内側取付壁部47の左側には、上下の載置面部51,52の中央に位置して、前後方向に開放する矩形状の係合孔(被係合部)53aが開設された係合孔構成部53が形成されている。前記係合孔53aには、図6の左側の縁部(内側取付壁部47から離間する開口縁部)に係合凹部53bが切欠形成されており、係合孔53aに挿入された係合部69(後述)が係合凹部53bの端部に係合可能に係合するよう構成されている。
〔基板設置部材について〕
図6,図7(a),(b)に示すように、前記基板設置部材40は、前記設置部材取付部36の後方開口に略整合する矩形状に形成された薄板部材であって、該設置部材取付部36の後方開口を閉塞するように設置部材取付部36に取付けられる(図10参照)。基板設置部材40における後方に臨む側は、メイン中継基板39を保持する保持面部54を構成している。具体的には、前記保持面部54は、メイン中継基板39の前側の面(以下、基板面65という)に略平行に対向する対向部55と、該対向部55に凹設された複数の収容部56とを備える。また、保持面部54には、前記対向部55の外周縁部から後方に突出する壁部57,58,59,60が形成されている。なお、以下の説明では、図6における上下左右の壁部を、上壁部57、下壁部58、内壁部59および外壁部60と夫々指称する。また、基板設置部材40における対向部55とは反対側の面(基板設置部材40の前面)を盤側面61と指称する(図7(b)参照)。
前記基板設置部材40は、前記上壁部57に近接する箇所に前後方向に開放するネジ孔62が開設されている。また、図7(a)に示すように、前記対向部55には、前記上壁部57に近接すると共にネジ孔62から図6の左側に離間して、後方に突出する位置決め突起63が形成されている。各収容部56は、上下または左右に延在する長円形状をなしており、メイン中継基板39の後述するコネクタ部64の端子64aに対応して設けられている(図7(b),,図11参照)。なお、図7(b),図8に示すように、基板設置部材40の盤側面61は、前記収容部56に対応する部位が前方へ僅かに膨出しており、全体が凹凸面形状をなしている。
図6に示すように、前記上壁部57、下壁部58および内壁部59は、前記対向部55から僅かに突出しており、その突出高さは、何れも等しく設定されている。一方、前記外壁部60は、上壁部57、下壁部58および内壁部59より対向部55からの突出高さが大きく設定される。図9に示すように、前記外壁部60の前後の高さは、前記設置部材取付部36の支持板部81,81および押え片49,50の離間距離より僅かに小さく設定されている。そして、基板設置部材40を設置部材取付部36に設置した際に、前記外壁部(中継基板の一方の側縁部の端面に当接する壁部)60の上下の端部の夫々は、設置部材取付部36の前記押え片49,50によって後側から保持される(図9参照)。また、図10に示すように、上壁部57および下壁部58の離間距離は、上側取付壁部45および下側取付壁部46の離間距離より僅かに小さく設定されており、基板設置部材40を設置部材取付部36に設置した際に、上壁部57および下壁部58が上側取付壁部45および下側取付壁部46の間に収容されるようになっている。更に、この状態において、上側取付壁部45が上壁部57に上側から当接すると共に、下側取付壁部46が下壁部58に下側から当接して、基板設置部材40に対して上下方向の位置決めがなされる。また、前記上壁部57、下壁部58および内壁部59の夫々は、メイン中継基板39を保持面部54に取付けた状態で、該メイン中継基板39の上縁部39a、下縁部39bおよび図6の左縁部(以下、内縁部とする)39cに前側から当接するよう構成される(図9には、内壁部59がメイン中継基板39の内縁部39cに当接した状態を図示)。一方、前記外壁部60は、図9に示すように、保持面部54にメイン中継基板39を取付けた状態で、メイン中継基板39における図9の右縁部(以下、外縁部とする)39dの端面(中継基板の一方の側縁部の端面)に当接するよう構成される。また、メイン中継基板39が保持面部54に取付けられた状態で、メイン中継基板39の後側の面(以下、実装面66という)が外壁部60の後端面と略同一面上に位置するようになっている。すなわち、上壁部57、下壁部58および内壁部59の対向部55からの突出高さと、外壁部60の対向部55からの突出高さとの差は、メイン中継基板39の厚みと略一致している。
図6に示すように、前記上壁部57と内壁部59との連結部および前記下壁部58と内壁部59との連結部には、隅部保持部67,68が夫々形成されている。各隅部保持部67,68には、対向部55から後方に離間して隅部押え片67a,68aが形成されており、メイン中継基板39における図6の左側の上下の隅部を対応の隅部押え片67a,68aと隅部保持部67,68との間に差込むことで係合保持するようになっている(図9参照)。また、隅部保持部67,68の前面(設置部材13側の面)は、矩形状に形成されており(図7(b)参照)、基板設置部材40を設置部材取付部36に取付けた状態で、隅部保持部67,68の前面が設置部材取付部36の載置面部51,52に当接するよう構成される。更に、上壁部57および下壁部58の前端部は、基板設置部材40を設置部材取付部36に取付た状態で、前記支持板部81,81に当接するよう構成される(図10参照)。ここで、図9に示すように、隅部保持部67,68の内側(図9では、左側)に臨む端面と外壁部60の外側(図9では、右側)の端面との離間距離は、載置面部51,52の係止壁部51a,52aと外側取付壁部48との離間距離より僅かに小さく設定されている。そして、基板設置部材40を設置部材取付部36に設置した状態では、隅部保持部67,68および外壁部60が係止壁部51a,52aおよび外側取付壁部48の間に保持されて、基板設置部材40に対する図9の左右方向の位置決めがなされる。
図8,図9に示すように、前記内壁部59の上下略中央位置には、前記設置部材取付部36の係合孔53aに係合する係合部69が形成されている。この係合部69は、内壁部59から前方に延出する板状片70と、該板状片70の前端部から後方へ折曲されると共に、後方に向かうにつれて該板状片70から離間するよう傾斜した弾性片71と、該弾性片71の後端縁から該弾性片71より小さな上下幅(図6参照)で延出する操作片72とから構成される。前記弾性片71は、前記板状片70に対して近接離間する方向へ弾性変形可能に構成される。また、図10に示すように、係合部69が係合孔53aに挿入した状態で弾性片71が弾性復帰すると、前記操作片72が係合孔53aの係合凹部53bに臨んで弾性片71の上縁部における操作片72より幅広の部位が係合凹部53bに係合するようになっている。すなわち、係合部69を係合孔53aに差込むと共に係合部69を係合凹部53bに係合することで、基板設置部材40が設置部材取付部36に取付けられ、係合部69の係合凹部53bとの係合を解除することで、基板設置部材40を設置部材取付部36から取外し得るよう構成されている。
〔メイン中継基板について〕
図6に示すように、前記メイン中継基板39は、前記基板設置部材40の保持面部54に略整合する外郭形状に形成される。メイン中継基板39には、前記基板設置部材40のネジ孔62に対応して前後方向に開放する通孔73が開設されると共に、基板設置部材40の位置決め突起63に対応して前後方向に開放する位置決め孔74が形成されている。そして、前記メイン中継基板39は、該メイン中継基板39の図6における左側の上下の隅部を設置部材取付部36の隅部押え片67a,68aの前側に臨ませたもとで、前記基板設置部材40の位置決め突起63をメイン中継基板39の位置決め孔74に嵌入させ、該中継基板の通孔73を介してネジ76を基板設置部材40のネジ孔62に螺挿することで、メイン中継基板39が基板設置部材40の保持面部54に取付けられる。
図6に示すように、前記メイン中継基板39の実装面66には、複数のコネクタ部64や電子部品が配設されており、メイン中継基板39が基板設置部材40に取付けられた状態で、コネクタ部64が基板設置部材40の外部に露出した状態となる(図9参照)。これらコネクタ部64は、メイン中継基板39に形成された回路(図11参照)を介して適宜に互いに電気的に接続されている。また、図8,図11に示すように、メイン中継基板39の基板面65からは、各コネクタ部64の複数の端子64aが前方へ突出している。メイン中継基板39のコネクタ部64には、前記払出制御装置23等の電気部品から導出する配線23Xが接続されると共に、前記主制御装置25から導出する配線25Xが接続されている(図5参照)。すなわち、図12に示すように、払出制御装置23は、メイン中継基板39を介して主制御装置25に電気的に接続されており、該主制御装置25からの制御信号に基づいて作動制御される。
ここで、メイン中継基板39を基板設置部材40に取付けた状態では、図8に示すように、メイン中継基板39の基板面65において回路が形成された領域(以下、回路形成部分Aという)を含む全体が保持面部54に覆われる(少なくとも回路形成部分が覆われる)ようになっている。すなわち、メイン中継基板39の基板面65が、基板設置部材40の対向部55に対向すると共に、メイン中継基板39の上下左右の縁部39a〜39dが基板設置部材40の上壁部57、下壁部58、内壁部59および外壁部60に夫々当接して、メイン中継基板39が壁部57〜60により囲繞される(少なくとも回路形成部分の全周を囲繞する)。更に、メイン中継基板39を基板設置部材40に取付けた状態では、メイン中継基板39の基板面65から突出するコネクタ部64の端子64aが、対応する設置部材取付部36の収容部56に臨むよう構成される。これにより、基板設置部材40の対向部55は、メイン中継基板39の基板面65に対し、前記内壁部59、上壁部57および下壁部58の突出高さ分だけ離間した状態となる。
ここで、メイン中継基板39の基板面65と対向部55との離間距離(すなわち、上壁部57、下壁部58および内壁部59の突出高さ)は、不正部品75に用いられる一般的な配線75Xの直径(例えば、2mm)よりも小さく設定されている。従って、図8に示すように、メイン中継基板39を設置部材取付部36に取付けた状態で、基板設置部材40の対向部55がメイン中継基板39の基板面65に極めて近距離まで近接し、当該基板面65と対向部55との間に不正部品75の配線75Xを挿通するのが不可能となる。ここで、不正部品75とは、メイン中継基板39を介して不正信号を払出制御装置23等に出力し、該払出制御装置23等を強制的に誤動作させて賞球を不正に獲得するものである。この不正部品75としては、基板や装置、器具等の電気信号を送出可能な各種の電子部品が含まれる。なお、メイン中継基板39の基板面65と対向部55との離間距離は、不正部品75の配線75Xが挿通不能となる程度に近接することから、該配線75Xより厚みのある不正部品75自体を基板面65と対向部55との間に設置するのは不能となる。また、図8に示すように、コネクタ部64の端子64aが設置部材取付部36の収容部56に臨んだ状態で、該端子64aと収容部56の閉塞端との離間距離が、不正部品75の配線75Xの直径と同等になるよう設定されており、不正部品75の配線75Xを収容部56内にも挿通させ難くなっている。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例の作用につき説明する。基板設置部材40にメイン中継基板39を取付ける場合には、図6におけるメイン中継基板39の左側の上下の隅部を基板設置部材40の隅部押え片67a,68aの前側に臨ませたもとで、メイン中継基板39の位置決め孔74に基板設置部材40の位置決め突起63を嵌入する。そして、メイン中継基板39の通孔73を介して基板設置部材40のネジ孔62にネジ76を螺挿することで、メイン中継基板39が基板設置部材40にネジ止めされる。このとき、図8に示すように、メイン中継基板39の基板面65から突出するコネクタ部64の端子64aが、基板設置部材40の対応する収容部56に臨むので、コネクタ部64の端子64aが基板設置部材40に干渉することはない。また、図6におけるメイン中継基板39における基板面65の上縁部39a、下縁部39bおよび内縁部39cが、基板設置部材40の上壁部57、下壁部58および内壁部59に夫々当接するので(図8参照)、メイン中継基板39の基板面65が基板設置部材40の対向部55に対し僅かに離間して対向する。すなわち、基板設置部材40の対向部55がメイン中継基板39の基板面65に極めて近距離まで近接するので、メイン中継基板39の基板面65と対向部55との間に不正部品75の配線75Xを挿通させることは不可能となる。従って、メイン中継基板39に不正部品75の配線75Xを接続し、払出制御装置23等を不正に作動させて賞球を獲得するゴト行為を阻止することができる。しかも、コネクタ部64の端子64aは、基板設置部材40の収容部56の閉塞端に近接した状態で該収容部56に臨むので、収容部56内に不正部品75の配線75Xを挿通させたり、不正部品75自体を設置したりするのも防止し得る。
また、図8に示すように、メイン中継基板39を基板設置部材40に取付けた状態で、基板設置部材40の上壁部57、下壁部58、内壁部59および外壁部60がメイン中継基板39に当接して、メイン中継基板39の周縁部39a〜39d全体が囲繞されるので、メイン中継基板39の基板面65と基板設置部材40の対向部55との間に不正部品75の配線75Xを差込む行為を好適に阻止し得る。しかも、図8におけるメイン中継基板39の外縁部39dの端面に対しては、基板設置部材40の外壁部60が右側から当接するので、メイン中継基板39の基板面65と基板設置部材40の対向部55との隙間が外壁部60により完全に覆われることとなる。これにより、図5,図9に示すように、パチンコ機10の前側からのアクセスが比較的容易な設置部材13の外側(図5の右側)に臨むメイン中継基板39の外縁部39dを外壁部60で閉塞することで、メイン中継基板39の外縁部39d側から不正部品75の配線75Xを差込むのは、殆ど不可能となる。
次に、メイン中継基板39が設置された基板設置部材40を設置部材取付部36に取付ける際には、図6における基板設置部材40の右側の上下隅部を設置部材取付部36の差込口を介して押え片49,50の前側に臨ませる。次に、前記操作片72を押圧操作して、弾性片71を板状片70に近接する方向へ弾性変形させ、基板設置部材40を設置部材取付部36に対して回動するようにして係合部69を設置部材取付部36の係合孔53aに挿入させる。係合部69が設置部材取付部36の係合孔53aに挿入した状態で、前記弾性片71を弾性復帰させると、図10に示すように、前記操作片72が係合孔53aの係合凹部53bに臨むと共に、弾性片71の上縁部が係合凹部53bに係合する。このとき、基板設置部材40における上下の隅部保持部67,68の前面が設置部材取付部36の載置面部51,52に夫々当接して支持されると共に、基板設置部材40の上壁部57および下壁部58の前端縁が、設置部材取付部36の上下の支持板部81,81の後端縁に夫々当接する。更に、基板設置部材40の外壁部60の上下の端部が、設置部材取付部36の両押え片49,50および支持板部81,81の間に保持されることで、基板設置部材40が設置部材取付部36に脱離不能となる。しかも、図10に示すように、上側取付壁部45が上壁部57に上側から当接すると共に、下側取付壁部46が下壁部58に下側から当接して、基板設置部材40に対して上下方向の位置決めがなされる。更に、隅部保持部67,68および外壁部60が係止壁部51a,52aおよび外側取付壁部48の間に保持されて、左右方向への位置決めがなされる(図9には、下側の隅部保持部68が下側の係止壁部52aおよび外側取付壁部48に位置決めされた状態を図示)。このように、実施例では、操作片72を操作するだけで、基板設置部材40を設置部材取付部36に極めて容易に取付ることができ、取付作業を効率的に行い得る。なお、設置部材取付部36の押え片49,50は、基板設置部材40の外壁部60に当接するので、押え片49,50からのメイン中継基板39への負荷は軽減される。
なお、基板設置部材40を設置部材取付部36から取外す場合には、前述した基板設置部材40を取付ける場合と反対の手順により行われる。すなわち、基板設置部材40の操作片72を操作して、弾性片71を板状片70に近接する方向へ弾性変形させて、該弾性片71と係合孔53aの係合凹部53bとの係合を解除する。次に、基板設置部材40を回動させて設置部材取付部36の係合孔53aから基板設置部材40の係合部69を抜出すことで、基板設置部材40が設置部材取付部36から取外される。このように、基板設置部材40を設置部材取付部36から取外す場合にも、操作片72を操作するだけで簡単に行い得るから、取外し作業を極めて効率的に行うことが可能となる。
〔変更例〕
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、メイン中継基板の基板面全体が基板設置部材の設置面部に覆われる構成としたが、必ずしも、基板面全体を基板設置部材の保持面部で覆う必要はない。すなわち、不正部品の配線が接続可能な回路形成部分に対して基板設置部材の保持面部が覆うように近接する構成であればよい。
(2) 実施例では、メイン中継板の基板面の全周を基板設置部材の壁部が囲繞する構成としたが、必ずしも基板面全周を壁部が囲繞する必要はなく、少なくとも基板面の回路形成部分の全周を囲繞する構成であればよい。
(3) 実施例では、メイン中継基板の一方の側縁部における端面が、基板設置部材の壁部に当接する構成としたが、メイン中継基板における2以上の縁部の端面に壁部が当接する構成でもよい。
(4) 実施例では、基板設置部材の盤側面に収容部に対応して膨出させたが、盤側面を平坦面としてもよい。
(5) 実施例では、上下左右の枠部材を組み付けて中枠を構成したが、中枠を一体物で構成してもよい。
本発明に係る遊技機の基板取付構造については、以下に示す構成に限定することが可能である。
〔付記1〕
請求項2記載の遊技機における基板取付構造において、前記中継基板および基板設置部材は、矩形状に形成され、前記壁部は、中継基板における少なくとも一方の側縁部の端面に当接している。
付記1に係る遊技機における基板取付構造によれば、中継基板における少なくとも一方の側縁部の端面に壁部が当接する構成としたので、中継基板と保持面部との間に不正部品の配線を挿通させるのを確実に防止し得る。
〔付記2〕
更に、付記1に係る遊技機の基板取付構造を備えた遊技機に対し、以下の限定が可能である。
付記1に係る遊技機の基板取付構造により取付けられた中継基板と、前記基板設置部材とを備えた遊技機であって、
前記基板設置部材は、遊技機構成部材に配設され、
前記遊技機構成部材には、保持部および被係合部が形成され、
前記基板設置部材は、前記中継基板の一方の側縁部の端面に当接する一方側の壁部が前記保持部に保持されると共に、該基板設置部材の他方側の側縁部に、前記被係合部に係脱自在に係合する係合部が形成され、
前記保持部に壁部が保持された状態で、前記係合部が被係合部に係合することで、前記基板設置部材が遊技機構成部材に着脱自在に配設される
ことを特徴とする遊技機。
付記2に係る遊技機における基板取付構造によれば、基板設置部材を遊技機構成部材に容易に取付けることが可能となる。また、遊技機構成部材の保持部が壁部を保持する構成としたので、中継基板の一方の側縁部側に保持部からの負荷が加わり難くし得る。
13 設置部材(遊技機構成部品)
23 払出制御装置(電気部品)
24 発射制御装置
25 主制御装置(制御装置)
25X 配線
36 設置部材取付部(中継基板保持部)
39 メイン中継基板(中継基板)
39a 上縁部(周縁部)
39b 下縁部(周縁部)
39c 内縁部(周縁部)
39d 外縁部(周縁部)
40 基板設置部材
49 押え片(保持部)
50 押え片(保持部)
53a 係合孔(被係合部)
53b 係合凹部
54 保持面部
55 対向部
56 収容部
57 上壁部(壁部)
58 下壁部(壁部)
59 内壁部(第2の壁部)
60 外壁部(第1の壁部)
64 コネクタ部
64a 端子
65 基板面
69 係合部
70 板状片
71 弾性片
72 操作片
75 不正部品
75X 配線
A 回路形成部分

Claims (3)

  1. 遊技盤の後側に配置された遊技機構成部材と、前記遊技機構成部材の後面に左右方向に偏って設けられた中継基板保持部と、前記中継基板保持部に着脱可能に配設されて保持面部を備えた基板設置部材と、前記基板設置部材の保持面部にコネクタ部が外部に露出した状態で配設された中継基板とを備え、前記コネクタ部に、各種電気部品を統括的に制御する制御装置から導出する配線が接続された遊技機における基板取付構造において、
    前記基板設置部材の保持面部は、
    前記中継基板の基板面に対向する対向部と、
    前記中継基板保持部に配設した状態で前記遊技機構成部材に対する中継基板保持部の偏り側に位置する前記対向部の外周縁から中継基板側に突出して当該中継基板における周縁部の端面に当接する第1の壁部と、
    前記遊技機構成部材に対する中継基板保持部の偏り側に位置する外周縁を除く前記対向部の外周縁から中継基板側に突出すると共に前記第1の壁部に連続するよう設けられ、当該中継基板の基板面に当接する第2の壁部とを備え、
    前記第2の壁部の外面が前記中継基板における周縁部の端面に沿うよう構成されると共に、前記基板設置部材において前記第1の壁部が形成される外周縁とは反対側の外周縁に係合部が形成され、
    前記基板設置部材の保持面部に中継基板を配設した状態で、当該中継基板の基板面における少なくとも回路形成部分を当該保持面部でって、該中継基板の基板面との間に不正部品の配線を挿通不能となるよう当該保持面部の対向部が該中継基板に近接するよう構成され、
    前記中継基板保持部には、前記基板設置部材の前記第1の壁部を保持する保持部が形成されると共に、前記基板設置部材に形成された係合部が係脱自在に係合する被係合部が形成され、
    前記保持部に前記第1の壁部が保持された状態で、前記被係合部に前記係合部が係合することで、前記基板設置部材が中継基板保持部に着脱自在に配設される
    ことを特徴とする遊技機における基板取付構造。
  2. 前記第1の壁部は、両端部が前記中継基板の縁部に沿うように屈曲して前記第2の壁部に夫々連続するよう形成され、当該第1の壁部の屈曲部が前記中継基板保持部の保持部に保持されると共に、
    前記係合部は、前記第2の壁部において前記保持面部に配設された中継基板と反対側に延在する板状片と、前記板状片の延出端部から中継基板側に折曲されると共に板状片から離間するよう傾斜した弾性片と、前記弾性片の端部から当該弾性片より小さな幅で延出する操作片とから構成され、
    前記被係合部は、前記係合部における板状片および弾性片を差し込み可能に形成されると共に、前記弾性片における操作片より幅広部位が係合する係合凹部が縁部に形成されて、当該被係合部に差し込まれた弾性片が係合凹部に係合することで、前記基板設置部材が中継基板保持部に着脱自在に配設される請求項記載の遊技機における基板取付構造。
  3. 前記保持面部は、前記中継基板に基板面から突出するよう設けた前記コネクタ部の複数の端子と対応する部位に収容部が凹設され、
    前記第2の壁部の突出端部に当接した前記中継基板の基板面が当該基板面からの端子の突出寸法より小さい寸法で前記保持面部の対向部から離間するよう構成されて、前記収容部に端子が差し込まれることで中継基板の基板面との間に不正部品の配線が挿通不能となるよう対向部が該基板面に近接する請求項1または2記載の遊技機における基板取付構造。
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