JP4320470B2 - 遊技機用の制御装置 - Google Patents

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本発明は、遊技機用の制御装置に関し、更に詳しくは、遊技機に配設した各種電気部品の制御基板を、基板ケースに画成した収容空間に収容保護するよう構成された制御装置に関するものである。
例えば遊技機の代表例の一つであるパチンコ機やアレンジボール機では、機内にセットされる遊技盤に、パチンコ球の流下方向を変更する遊技釘や風車等が設けられる一方、図柄表示装置や電動式入賞装置、スピーカ、その他電飾装置等の各種電気部品が配設されている。そして、前記各電気部品の夫々を制御装置に接続し、該制御装置の制御に基づいて対応する電気部品を作動させることで、所要のパチンコゲームが展開されると共に該パチンコゲームに合わせて効果音や装飾光を現出させるようになっている。ここで、前記制御装置は、各種制御用部品(マイクロプロセッサ)を実装した制御基板を保護用の基板ケース内に収容するよう構成され、該制御基板を外部から直接接触し得ないよう構成される。
ところで、前記基板ケースには、前記制御基板に実装されたコネクタを露出させる開口部を開設する必要があるため、該開口部とコネクタとの間に生ずる隙間を介して制御基板に対して不正行為が行なわれる可能性がある。そこで、前記基板ケースの開口部とコネクタとの間に生ずる隙間を介して不正行為が行なわれないよう構成した基板ケースに関する提案がなされている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。これら特許文献1および2では、前記コネクタの外形形状と略合致する形状で開口する開口部を開設した遮蔽部材を設けることで、基板ケースの開口部とコネクタとの間に生ずる隙間を塞ぐよう構成している。
特開平11−33194号公報 特開2000−325628号公報
しかしながら、前記コネクタと開口部との間の隙間を塞ぐ遮蔽部材を設けた場合であっても、該隙間を完全に塞ぐことは困難で、僅かな隙間は残ることとなる。すなわち、この僅かな隙間を介して前記制御基板に対して不正行為が行なわれる問題を内在している。
そこで、本発明は、基板ケースに収容した制御基板に対する不正行為を確実に防止し得る遊技機用の制御装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る遊技機用の制御装置は、
遊技機(10)に配設された各種装置を含む電気部品(16,18)に電気的に接続され、該各種装置を制御する制御部(22a)を有する制御基板(22)と、内部に画成した収容空間(21)に前記制御基板(22)を収容する基板ケース(20)とからなる遊技機用の制御装置であって、
前記制御部(22a)を備えた制御基板(22)とは別体にコネクタ基板(25)を備えて、該制御基板(22)には接続部としてコネクタ基板(25)に接続される第1接続部(23)のみが設けられると共に、該コネクタ基板(25)に第1接続部(23)に電気的に接続される第2接続部(26)および前記電気部品(16,18)に電気的に接続されるコネクタ(27)が設けられ、
前記制御基板(22)は、切欠部(22b)が形成されて該切欠部(22b)の近傍に前記第1接続部(23)が設けられると共に、前記コネクタ基板(25)は、前記制御基板(22)の切欠部(22b)に臨み前記第2接続部(26)が設けられた第1片部(25a)と、該制御基板(22)の左右方向の幅に略整合し、前記電気部品(16,18)に電気的に接続される前記コネクタ(27)が設けられた第2片部(25b)とから構成されて、
前記基板ケース(20)は、前記制御基板(22)およびコネクタ基板(25)を配置可能な大きさに形成されて、該制御基板(22)およびコネクタ基板(25)の裏面を覆うベース部材(38)と、前記ベース部材(38)の開口側に対して着脱可能に組付けられて、前記制御基板(22)およびコネクタ基板(25)の表面を覆うカバー部材(30)とからなり、該ベース部材(38)とカバー部材(30)の間に制御基板(22)およびコネクタ基板(25)を収容した状態で基板ケース(20)単位で取扱い得るよう構成されると共に、
前記カバー部材(30)は、略矩形状の前面壁(31a)における4つの縁部に上下および左右の側壁(31b,31c,31d,31e)が連設され、前記ベース部材(38)側に開口して内側に前記収容空間(21)を画成する箱状部(31)と、前記箱状部(31)における側壁(31b,31c,31d,31e)の開放端縁に一体に連設されて箱状部(31)の開口面に沿って延出し、前記コネクタ基板(25)における第2片部(25b)の表面に密着すると共に該コネクタ基板(25)のコネクタ(27)の外形形状に略合致する開口部(32a)が開設された遮蔽部(32)とを備え、
前記ベース部材(38)は、前記カバー部材(30)の前面壁(31a)と対向する略矩形状の後面壁(38a)における4つの縁部に上下および左右の側壁(38b,38c,38d,38e)が連設されて、該後面壁(38a)において前記遮蔽部(32)が連設された前記箱状部(31)の側壁(31b)と前後に整列する位置に左右方向の全長に亘って区画壁(44)がカバー部材(30)側に突設され、
前記カバー部材(30)とベース部材(38)とを組付けた状態において、前記制御基板(22)は、前記箱状部(31)の内側に画成される前記収容空間(21)に、ケース外部に露出することなく全体が完全に収容されて前記第1接続部(23)が収容空間(21)内に位置する一方、前記コネクタ基板(25)は、前記第1片部(25a)が収容空間(21)内に収容されて該収容空間(21)内に前記第2接続部(26)が位置して、当該収容空間(21)内において第1接続部(23)および第2接続部(26)の夫々が電気的に接続されると共に、前記第2片部(25b)が着した前記遮蔽部(32)の開口部(32a)を介して前記コネクタ(27)のみが前記カバー部材(30)の外部に露出するよう構成され、更に前記箱状部(31)における前記遮蔽部(32)が連接された側壁(31b)のベース部材(38)側の端縁がコネクタ基板(25)の表面における第1片部(25a)と第2片部(25b)との間に密着して、該コネクタ基板(25)の表面において第2接続部(26)の設置領域とコネクタ(27)の設置領域とを区切ると共に、該ベース部材(38)に設けた前記区画壁(44)が前記コネクタ基板(25)の裏面における第1片部(25a)と第2片部(25b)との間に密着して、該コネクタ基板(25)の裏面において第2接続部(26)の設置領域とコネクタ(27)の設置領域とを区切るよう構成されたことを特徴とする。
更に、前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の別の発明に係る遊技機用の制御装置は、
遊技機(10)に配設された各種装置を含む電気部品(16,18)に電気的に接続され、該各種装置を制御する制御部(22a)を有する制御基板(22)と、内部に画成した収容空間(21)に前記制御基板(22)を収容する基板ケース(20)とからなる遊技機用の制御装置であって、
前記制御部(22a)を備えた制御基板(22)とは別体にコネクタ基板(25)を備えて、該制御基板(22)には接続部としてコネクタ基板(25)に接続される第1接続部(23)のみが設けられると共に、該コネクタ基板(25)に第1接続部(23)に電気的に接続される第2接続部(26)および前記電気部品(16,18)に電気的に接続されるコネクタ(27)が設けられ、
前記制御基板(22)は、切欠部(22b)が形成されて該切欠部(22b)の近傍に前記第1接続部(23)が設けられると共に、前記コネクタ基板(25)は、前記制御基板(22)の切欠部(22b)に臨み前記第2接続部(26)が設けられた第1片部(25a)と、該制御基板(22)の左右方向の幅に略整合し、前記電気部品(16,18)に電気的に接続される前記コネクタ(27)が設けられた第2片部(25b)とから構成されて、
前記基板ケース(20)は、前記制御基板(22)およびコネクタ基板(25)を配置可能な大きさに形成されて、該制御基板(22)およびコネクタ基板(25)の裏面を覆うベース部材(38)と、前記ベース部材(38)の開口側に対して着脱可能に組付けられて、前記制御基板(22)およびコネクタ基板(25)の表面を覆うカバー部材(30)とからなり、該ベース部材(38)とカバー部材(30)の間に制御基板(22)およびコネクタ基板(25)を収容した状態で基板ケース(20)単位で取扱い得るよう構成されると共に、
前記カバー部材(30)は、略矩形状の前面壁(31a)における4つの縁部に上下および左右の側壁(31b,31c,31d,31e)が連設され、前記ベース部材(38)側に開口して内側に前記収容空間(21)を画成する箱状部(31)と、前記箱状部(31)における側壁(31b)の開放端縁に一体に連設されて箱状部(31)の開口面に沿って延出し、前記コネクタ基板(25)における第2片部(25b)の表面に密着すると共に該コネクタ基板(25)のコネクタ(27)の外形形状に略合致する開口部(32a)が開設された遮蔽部(32)と、前記箱状部(31)における前記遮蔽部(32)が連設された側壁(31b)に形成され、該遮蔽部(32)に密着する前記コネクタ基板(25)における第2片部(25b)の制御基板(22)側の端縁に当接する規制片(61)とを備え、
前記ベース部材(38)は、前記カバー部材(30)の前面壁(31a)と対向する略矩形状の後面壁(38a)における4つの縁部に上下および左右の側壁(38b,38c,38d,38e)が連設されて、該後面壁(38a)において前記遮蔽部(32)が連設された前記箱状部(31)の側壁(31b)と前後に整列する位置に左右方向の全長に亘って区画壁(44)がカバー部材(30)側に突設され、
前記カバー部材(30)とベース部材(38)とを組付けた状態において、前記制御基板(22)は、前記箱状部(31)の内側に画成される前記収容空間(21)に、ケース外部に露出することなく全体が完全に収容されて前記第1接続部(23)が収容空間(21)内に位置する一方、前記コネクタ基板(25)は、前記第1片部(25a)が収容空間(21)内に収容されて該収容空間(21)内に前記第2接続部(26)が位置して、当該収容空間(21)内において第1接続部(23)および第2接続部(26)の夫々が電気的に接続されると共に、前記第2片部(25b)が密着した前記遮蔽部(32)の開口部(32a)を介して前記コネクタ(27)のみが前記カバー部材(30)の外部に露出するよう構成され、更に前記カバー部材(30)の規制片(61)が前記コネクタ基板(25)における第2片部(25b)の制御基板(22)側の端縁に当接することで、該コネクタ基板(25)の表面において第2接続部(26)の設置領域とコネクタ(27)の設置領域とを区切ると共に、該ベース部材(38)に設けた前記区画壁(44)が前記コネクタ基板(25)の裏面における第1片部(25a)と第2片部(25b)との間に密着して、該コネクタ基板(25)の裏面において第2接続部(26)の設置領域とコネクタ(27)の設置領域とを区切るよう構成されたことを特徴とする。
また、前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本願の更に別の発明に係る遊技機用の制御装置は、
遊技機(10)に配設された各種装置を含む電気部品(16,18)に電気的に接続され、該各種装置を制御する制御部(22a)を有する制御基板(22)と、内部に画成した収容空間(21)に前記制御基板(22)を収容する基板ケース(20)とからなる遊技機用の制御装置であって、
前記制御部(22a)を備えた制御基板(22)とは別体にコネクタ基板(25)を備えて、該制御基板(22)には接続部としてコネクタ基板(25)に接続される第1接続部(23)のみが設けられると共に、該コネクタ基板(25)に第1接続部(23)に電気的に接続される第2接続部(26)および前記電気部品(16,18)に電気的に接続されるコネクタ(27)が設けられ、
前記制御基板(22)は、切欠部(22b)が形成されて該切欠部(22b)の近傍に前記第1接続部(23)が設けられると共に、前記コネクタ基板(25)は、前記制御基板(22)の切欠部(22b)に臨み前記第2接続部(26)が設けられた第1片部(25a)と、該制御基板(22)の左右方向の幅に略整合し、前記電気部品(16,18)に電気的に接続される前記コネクタ(27)が設けられた第2片部(25b)とから構成されて、
前記基板ケース(20)は、前記制御基板(22)およびコネクタ基板(25)を配置可能な大きさに形成されて、該制御基板(22)およびコネクタ基板(25)の裏面を覆うベース部材(38)と、前記ベース部材(38)の開口側に対して着脱可能に組付けられて、前記制御基板(22)およびコネクタ基板(25)の表面を覆うカバー部材(30)とからなり、該ベース部材(38)とカバー部材(30)の間に制御基板(22)およびコネクタ基板(25)を収容した状態で基板ケース(20)単位で取扱い得るよう構成されると共に、
前記カバー部材(30)は、略矩形状の前面壁(31a)における4つの縁部に上下および左右の側壁(31b,31c,31d,31e)が連設され、前記ベース部材(38)側に開口して内側に前記収容空間(21)を画成する箱状部(31)と、前記箱状部(31)における側壁(31b)の開放端縁に一体に連設されて箱状部(31)の開口面に沿って延出し、前記コネクタ基板(25)における第2片部(25b)の表面に密着すると共に該コネクタ基板(25)のコネクタ(27)の外形形状に略合致する開口部(32a)が開設された遮蔽部(32)と、前記箱状部(31)における前記遮蔽部(32)が連設された側壁(31b)に形成され、該遮蔽部(32)に密着する前記コネクタ基板(25)における第2片部(25b)の制御基板(22)側の端縁に当接する規制片(61)とを備え、
前記ベース部材(38)は、前記カバー部材(30)の前面壁(31a)と対向する略矩形状の後面壁(38a)における4つの縁部に上下および左右の側壁(38b,38c,38d,38e)が連設されて、該後面壁(38a)において前記カバー部材(30)の規制片(61)に対応する位置に、該規制片(61)の後端縁に当接する画壁(64)がカバー部材(30)側に突設され、
前記カバー部材(30)とベース部材(38)とを組付けた状態において、前記制御基板(22)は、前記箱状部(31)の内側に画成される前記収容空間(21)に、ケース外部に露出することなく全体が完全に収容されて前記第1接続部(23)が収容空間(21)内に位置する一方、前記コネクタ基板(25)は、前記第1片部(25a)が収容空間(21)内に収容されて該収容空間(21)内に前記第2接続部(26)が位置して、当該収容空間(21)内において第1接続部(23)および第2接続部(26)の夫々が電気的に接続されると共に、前記第2片部(25b)が密着した前記遮蔽部(32)の開口部(32a)を介して前記コネクタ(27)のみが前記カバー部材(30)の外部に露出するよう構成され、更に前記カバー部材(30)の規制片(61)が前記コネクタ基板(25)における第2片部(25b)の制御基板(22)側の端縁に当接することで、該コネクタ基板(25の表面において第2接続部(26)の設置領域とコネクタ(27)の設置領域とを区切ると共に、前記ベース部材(38)に設けた前記画壁(64)が規制片(61)の後端部に当接することで、該コネクタ基板(25)の裏面において第2接続部(26)の設置領域とコネクタ(27)の設置領域とを区切るよう構成されたことを特徴とする。
また、前記ベース部材(38)は、前記後面壁(38a)における下側壁(38c)および左右の側壁(38d,38e)から内方に所定間隔離間する位置に、該下および左右の側壁(38c,38d,38e)より高い寸法で突出する下規制壁(39a)および左右の規制壁(39b,39c)が立設されて、ベース部材(38)の下規制壁(39a)および左右の規制壁(39b,39c)の内側面に、後面壁(38a)からの高さ寸法は同一に設定された複数の第1支持片(42)が相互に離間して一体成形されると共に、該ベース部材(38)の上側壁(38b)の内側面に、前記第1支持片(42)と略同一高さに設定された複数の第2支持片(43)が相互に離間して一体成形され、
前記ベース部材(38)とカバー部材(30)とを組付けた状態で、前記各規制壁(39a,39b,39c)が箱状部(31)の内側に臨むと共に、前記第1支持片(42)におけるベース部材(38)の開口側端部に前記制御基板(22)の裏面が当接し、前記第2支持片(43)におけるベース部材(38)の開口側端部に前記コネクタ基板(25)の裏面が当接するよう構成してもよい。
更に、前記カバー部材(30)は、前記箱状部(31)の上側壁(31b)の開放端縁に前記遮蔽部(32)が設けられると共に、該箱状部(31)における左右の側壁(31d,31e)の上端近傍に、前記ベース部材(38)側かつ上方に延出し、基端部から突出端に向かうにつれて上側壁(31b)側に近接するよう傾斜した略L字状の係合片(34)が形成され、該箱状部(31)の下部に第1連結部(35)が設けられ、
前記ベース部材(38)の上部位置には、前記カバー部材(30)の対応する係合片(34)を挿入可能なスリット(40)が上下方向に延在するよう形成されると共に、各スリット(40)に挿入した係合片(34)と係合する係合板(41)が形成され、該ベース部材(38)の下部には、前記第1連結部(35)にネジ(49)により連結される第2連結部(46)が設けられ、
前記係合片(34)をスリット(40)に挿入して係合片(34)と係合板(41)とを係合させた状態で、前記第1連結部(35)および第2連結部(46)をネジ(49)により連結することで、前記カバー部材(30)とベース部材(38)とが固定されるようにしてもよい。
更にまた、前記カバー部材(30)は、前記箱状部(31)における前記前面壁(31a)の内面に、突出端部にネジ孔が螺設された第1の位置決めボス(33b)が前記ベース部材(38)側に向けて複数突設されると共に、当該箱状部(31)の上側壁(31b)の開放端縁に対して直角上方に延出するよう前記遮蔽部(32)が連設されて、該遮蔽部(32)に、該ベース部材(38)から離間する方向に突出する第2の位置決めボス(33a)が形成されて該第2の位置決めボス(33a)におけるベース部材(38)側にネジ孔が螺設され、
記制御基板(22)は、前後に貫通する通孔(22c)が形成されて、該切欠部(22b)の近傍には前記第1接続部としての第1コネクタ(23)が設けられると共に、該制御基板(22)の通孔(22c)に挿通したネジ(36)を前記第1の位置決めボス(33b)のネジ孔に螺挿することで、第1コネクタ(23)が収容空間(21)内に位置する状態で当該制御基板(22)が前記カバー部材(30)に固定され、
前記コネクタ基板(25)は、前記第1片部(25a)および第2片部(25b)に前後に貫通する通孔(25c)が形成され、該第1片部(25a)の通孔(25c)に挿通したネジ(36)を前記第1の位置決めボス(33b)のネジ孔に螺挿すると共に、前記第2片部(25b)に設けられた前記コネクタとしての第3コネクタ(27)を前記遮蔽部(32)の開口部(32a)に挿通して遮蔽部(32)の後面に対向して表面を当接させた第2片部(25b)の通孔(25c)に挿通したネジ(36)を第2の位置決めボス(33a)のネジ孔に螺挿することで、前記第1片部(25a)に設けられた前記第2接続部としての第2コネクタ(27)が収容空間(21)内に位置すると共に第2片部(25b)が遮蔽部(32)に密着する状態で当該コネクタ基板(25)が前記制御基板(22)と同一平面上で前記カバー部材(30)に固定されるよう構成することもできる。
本発明の請求項1に係る遊技機用の制御装置は、基板ケースの内部に画成した収容空間内にコネクタ基板の第2接続部を位置させることで、収容空間に収容された制御基板の第1接続部と該第2接続部とを収容空間の内部で電気的に接続し得ると共に、該コネクタ基板のコネクタを収容空間外に位置させることで、基板ケース外部の各種電気部品を該コネクタに電気的に接続し得る。すなわち、制御部を備えた制御基板は、前記収容空間内に完全に収容された状態で前記コネクタ基板を介して電気部品と電気的に接続し得ると共に、該制御基板が基板ケース外部に露出しないから、当該制御基板に対する不正行為を防止できる。また、前記コネクタ基板を基板ケースに配設することで、該コネクタ基板を基板ケースと一体的に取扱い得る利点がある。
そして、前記コネクタ基板における前記コネクタの設置領域と、前記第2接続部の設置領域とを区切る画壁を基板ケースに形成することで、該第2接続部を外部から遮断できる。また、前記コネクタの外形形状に略合致する開口部を開設した遮蔽部材を前記基板ケースと一体または別体で設け、前記コネクタ基板の内、遮蔽部材の開口部に挿通したコネクタのみが基板ケースの外部に露出するようにしたことで、該コネクタ基板を保護し得ると共に、前記制御基板に対する不正行為をより確実に防止し得る。
次に、本発明に係る遊技機用の制御装置について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、パチンコ球を遊技媒体として使用する一般的なパチンコ機を例にして説明する。
先ず、実施例のパチンコ機につき、図1を参照して要約説明する。実施例のパチンコ機10は、外郭をなす外枠11に対して、遊技盤13を着脱交換可能に備えた中枠12が連結支持手段および施錠手段(何れも図示せず)を利用して着脱および開閉可能に組付けられている。そして、前記中枠12の前側に、前記遊技盤13を透視保護するガラス板を組付けた前枠や、パチンコ球を貯留する上下の球皿、その他打球発射装置等が夫々設けられ、該中枠12の裏側に機構セット盤14が配設されている。なお、以下の説明において前後、左右および上下とは、図1に示すように、パチンコ機10を裏側から観察した位置関係で指称するものとする。
前記機構セット盤14には、図1に示すように、前記中枠12に配設された遊技盤13の点検用の窓口14aが開設され、この窓口14aの外周囲にパチンコ球を貯留する球タンク15a等を備えた球貯留供給部15が設けられると共に、該球貯留供給部15のパチンコ球を賞球または貸球として前記上下の球皿に払出す球払出装置16が取付けられる。また、前記機構セット盤14には、パチンコ機10の全体を制御するメイン制御装置17や、前記球払出装置16やその他パチンコ機10に設けられる電飾装置(図示せず)等の各種装置を制御する各種サブ制御装置18が配設されており、該メイン制御装置17からの制御に基づいて各サブ制御装置18が対応の装置を制御して、所定の遊技演出(遊技動作)を行なうようになっている。また、前記メイン制御装置17には、前記サブ制御装置18の他に、球検出センサや駆動ソレノイド(何れも図示せず)等の電気部品も接続されており、該球検出センサの検出信号を受信したり、サブ制御装置18に制御信号を送信したりして、メイン制御装置17が適宜制御を行ない得るよう構成されている。このように、実施例では、球払出装置16、電飾装置およびサブ制御装置18が各種装置を構成し、該各種装置、球検出センサおよび駆動ソレノイドが電気部品を構成している。
ここで、図2、図7または図8に示すように、前記メイン制御装置17は、機構セット盤14に対して着脱されるベース部材38と、該ベース部材38の開口側(前側)に対して着脱可能に組付けられるカバー部材30とからなる基板ケース20の内部に画成される収容空間21に、制御基板22およびコネクタ基板25(図3および図4参照)の一部を収容して構成され、該基板ケース単位で一体的に取扱い得るようになっている。なお、図2では、前記制御基板22およびコネクタ基板25の図示を省略してある。ここで、前記制御基板22の配線基板22dは、図3または図7に示すように、左上角部に切欠部22bが形成されている。また、配線基板22dの表面には、前記サブ制御装置18等の各種装置を制御するマイクロプロセッサ(制御部)22aと、トランジスタや抵抗、コンデンサ等の素子22eとが実装されると共に、前記切欠部22bの近傍に第1コネクタ(第1接続部)23を設けてある。なお、前記制御基板22には、前後に貫通する通孔22cが各角部近傍の4箇所に形成されている。
また、図4または図7に示すように、前記コネクタ基板25の配線基板25dは、前記制御基板22の切欠部22bに臨む第1片部25aと、該制御基板22の左右方向の幅に略整合する第2片部25bとから略L字状に形成され、該第1片部25aを切欠部22bに臨ませた際に、制御基板22とコネクタ基板25とにより略矩形状をなすよう構成される。また、前記第1片部25aの表面には、前記第1コネクタ23に対してハーネス28(図7参照)を介して電気的に接続される第2コネクタ(第2接続部)26が設けられると共に、前記第2片部25bの表面には、前記サブ制御装置18や球検出センサ等の電気部品に接続したハーネスのコネクタ(図示せず)を接続する第3コネクタ(コネクタ)27が複数設けられている。すなわち、前記配線基板25dには、第2コネクタ26や第3コネクタ27等のコネクタ部品のみが実装されている。そして、前記第1コネクタ23と第2コネクタ26とを電気的に接続すると共に、サブ制御装置18等を前記第3コネクタ27に電気的に接続することで、前記球検出センサからの検出信号を制御基板22に送信し得ると共に、該制御基板22からの制御信号をサブ制御装置18に送信し得るようになっている。なお、前記コネクタ基板25には、前記第2片部25bの左右に離間する2箇所と前記第1片部25aの1箇所に、前後に貫通する通孔25cが夫々形成されている。
また、図2または図5に示すように、前記カバー部材30は、略矩形状の前面壁31aにおける4つの縁部に上下および左右の側壁31b,31c,31d,31eが連設されて後側(ベース部材38側)に開口する箱状部31と、該箱状部31における上側壁(画壁)31bの開放端縁に連設されて箱状部31の開口面に沿って略直角上方に所定長さで延出する保護壁(遮蔽部)32とから基本的に構成される。すなわち、前記カバー部材30をベース部材38に組付けた際に、前記箱状部31の内側に前記制御基板22を収容可能な前記収容空間21が画成されるようになっている。
また、前記保護壁32における左右両端部近傍には、図5,図8および図9に示すように、位置決めボス33a,33aが表側に向けて突設されており、該位置決めボス33a,33aのベース部材38側(裏側)にネジ孔(図示せず)が螺設されている。そして、前記コネクタ基板25の表面を保護壁32の後面に対向して当接した状態で、前記第2片部25bに形成した各通孔25cに挿通したネジ36を対応のネジ孔に螺挿することで、該コネクタ基板25が保護壁32に密着するよう固定される。なお、前記保護壁32には、前記コネクタ基板25の各第3コネクタ27と対応する位置に、各第3コネクタ27の外形形状に略合致する形状の開口部32aが夫々開設されており、該開口部32aを介してカバー部材30の外部に第3コネクタ27を露出させ得るよう構成されている(図7または図8参照)。すなわち、前記サブ制御装置18や球検出センサ等に接続したハーネスのコネクタ(図示せず)を対応する第3コネクタ27に容易に接続し得るよう構成される。また、この状態で各第3コネクタ27の外周囲(配線基板25dにおける第2片部25bの表面)は保護壁32で覆われることとなり、コネクタ基板25に対する保護が図られている。
図5、図7または図8に示すように、前記箱状部31における前面壁31aの内面には、前記制御基板22に形成した4つの通孔22cおよびコネクタ基板25の第1片部25aに形成した通孔25cの夫々に対応するよう位置決めボス33bが5箇所(図8には3箇所のボス33bのみを図示)に裏側に向けて突設されると共に、各位置決めボス33bの突出端部にネジ孔(図示せず)が夫々螺設されている。すなわち、前記制御基板22の各通孔22cに挿通したネジ36、および前記第1片部25aの通孔25cに挿通したネジ36を対応する位置決めボス33bのネジ孔に螺挿することで、前記カバー部材30に制御基板22およびコネクタ基板25の夫々が固定される。なお、前記箱状部31における左右の側壁31d,31eの上端近傍に、後方(ベース部材38側)かつ上方に延出する略L状の係合片34,34を形成してある(図5および図9参照)。
ここで、前記カバー部材30にコネクタ基板25を固定した状態では、図7または図8に示すように、前記箱状部31(カバー部材30)の上側壁31bの後端縁(ベース部材38側の端縁)がコネクタ基板25の表面における第1片部25aと第2片部25bとの間に密着し、該コネクタ基板25における第2コネクタ26の設置領域と、第3コネクタ27の設置領域とを区切るようになっている。すなわち、前記第2コネクタ26は前記収容空間21内に位置する一方、前記第3コネクタ27は収容空間21外に位置するよう前記基板ケース20にコネクタ基板25が取付けられる。このように、実施例では、前記箱状部31(カバー部材30)の上側壁31bが、前記コネクタ基板25における前記第2コネクタ26の設置領域と、前記第3コネクタ27の設置領域とを区切る画壁として機能している。
なお、図2または図5に示すように、前記箱状部31の前面壁31aには、多数の放熱孔37が形成されており、前記制御基板22が発する熱を基板ケース20の外部に放熱し得るよう構成されている。ここで、前記各放熱孔37は、例えば直径1mm程度の小孔に設定されているため、該放熱孔37を介して収容空間21内に異物(不正手段)を侵入させて前記制御基板22に対して不正行為を行なうのは現実的に不可能となっている。
前記ベース部材38は、図2または図6に示すように、略矩形状の後面壁38aにおける4つの縁部に上下および左右の側壁38b,38c,38d,38eが連設されて前側(カバー部材30側)に開口する皿状に形成されている。なお、前記後面壁38aは、前記制御基板22とコネクタ基板25とを配置可能な大きさに設定してある。また、図6に示すように、前記後面壁38aにおける下側壁38cおよび左右の側壁38d,38eから内方に所定間隔離間する位置に、各側壁38c,38d,38eより高い寸法で突出する下規制壁39aおよび左右の規制壁39b,39cが略平行に立設されている。そして、左右の側壁38d,38eと左右の規制壁39b,39cとの間であってベース部材38の上部位置に、前記カバー部材30の対応する係合片34,34を前側から挿入可能なスリット40,40を上下方向に延在するように形成してある。
なお、図6に示す如く、各スリット40,40の上部位置における前面側は係合板41,41により塞がれており、スリット40,40に挿入した係合片34,34が係合板41,41に係合することで、ベース部材38に対するカバー部材30の係合位置決めがなされるよう構成される。すなわち、図2に示すように、ベース部材38に対してカバー部材30を適宜傾斜状態で各スリット40に係合片34を挿入させて、カバー部材30をベース部材38の開口面に整合させれば、各係合片34が対応の係合板41に係合し、スリット40からの係合片34の前方への抜止めがなされる(図9参照)。
ここで、前記各規制壁39a,39b,39cの後面壁38aからの開口側への突出寸法や上下または左右への延在寸法は、前記カバー部材30における箱状部31の深さ寸法や上下または左右寸法より僅かに小さく設定され、ベース部材38にカバー部材30を組付けた際に、規制壁39a,39b,39cが箱状部31の内側に臨み、両部材30,38の組合わせ面からの針金等の侵入を阻止して不正行為の防止を図るよう構成してある。
前記ベース部材38の下規制壁39aおよび左右の規制壁39b,39cの内側面には、図6に示すように、複数の第1支持片42が相互に離間して一体成形されており、全ての第1支持片42の後面壁38aからの高さ寸法は同一に設定される。そして、これら第1支持片42の前端(ベース部材38の開口側を向く端)に、前記制御基板22の対応する端縁部の裏面が当接して後方への変位を規制するようになっている。またベース部材38の上側壁38bの内側面にも、前記第1支持片42と略同一高さに設定された複数の第2支持片43が相互に離間して一体成形されており、該第2支持片43の前端に前記コネクタ基板25の上端縁部の裏面を当接支持するよう構成される。
また、図6または図8に示すように、前記ベース部材38における後面壁38aの上部位置には、前記カバー部材30における箱状部31の上側壁31bと前後に整列する位置に、左右方向の全長に亘って延在する区画壁(画壁)44が突設されており、該区画壁44が前記コネクタ基板25の裏面に密着するようになっている。ここで、前記カバー部材30とベース部材38とを組付けた状態では、図8に示すように、前記区画壁44の前端縁(カバー部材30側の端縁)がコネクタ基板25の裏面における第1片部25aと第2片部25bとの間に密着し、該コネクタ基板25の裏面を、第2コネクタ26の設置領域と第3コネクタ27の設置領域とに区切るようになっている。すなわち、コネクタ基板25の裏面においても前記第2コネクタ26は前記収容空間21内に位置する一方、前記第3コネクタ27は収容空間21外に位置するよう構成されている。また、この状態において前記コネクタ基板25の裏面は、前記ベース部材38で覆われることとなり、該コネクタ基板25に対する保護が図られている。
ここで、前記カバー部材30とベース部材38とは、夫々の開口側縁部に形成した連結手段を利用して連結されるようになっている。すなわち、図2または図5〜図9に示すように、前記カバー部材30の下側壁31cの左側および右側に、夫々4個の第1連結部35が一体的に形成されると共に、前記ベース部材38の下側壁38cの左側および右側に、夫々4個の第2連結部46が一体的に形成されている。これら第1連結部35と第2連結部46は、カバー部材30をベース部材38に組付けたときに整合するよう構成され、左側および右側で整合した各4個の第1連結部35のうちの何れか1つを対応する第2連結部46にネジ49を介して連結ネジ締めすることで、カバー部材30およびベース部材38の下側壁31c,38cが係着されるようになっている。なお、図2では全ての第1連結部35に対応してネジ49が描かれているが、実施例では左右1本ずつで合計2本のネジ49でベース部材38とカバー部材30とが係着される。
また、実施例の基板ケース20では、前記制御基板22の不正改造や交換変更等の不正行為の防止策として、カバー部材30の不正な開放を阻止すると共に開放の履歴を残し得るようになっている。すなわち、前記ネジ49は、一方向の回転のみが許容される構造(逆回転不能な構造)になっており、一度ネジ締めをするとカバー部材30とベース部材38とは分離不能となる。更に、各第1連結部35は、キャップ片48を取外し不能に前側から嵌着し得るよう構成されており、ネジ49を介して第2連結部46に連結した第1連結部35にキャップ片48を嵌着することにより、工具による当該ネジ49の弛み外し操作を不可能とし得るよう構成してある。なお、前記カバー部材30を開放するに際しては、前記第2連結部46に連結した第1連結部35をカバー部材30から切断する必要があり、該第1連結部35の切断片の有無により開放の履歴が残るようになっている。また実施例では、ベース部材38における下側壁38cに形成された枠部47に6個のキャップ片48が切離し可能に一体成形され、必要に応じて適宜切断して使用に供し得るようになっている。
なお、前記ベース部材38における左側壁38dの外側には、上下に離間して一対の枢着手段50,50が一体成形されており、該枢着手段50,50を介して基板ケース20が前記機構セット盤14に対して着脱および回動開閉可能に枢着されるようになっている。そして、ベース部材38における右側壁38eの外側に、上下に離間して一対の結合手段51,51が一体成形されており、前記機構セット盤14に形成した係止具52,52(図1参照)に各結合手段51,51を係合することで、機構セット盤14に対して基板ケース20が閉成状態で固定されるよう構成される。なお、前記ベース部材38の後面壁38aの外側(機構セット盤14側)に金属製のシールド板53が配設され、基板ケース20内の収容空間21に収容した前記制御基板22に対する電磁波の遮蔽対策が施されている。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前記基板ケース20を組立てるに際しては、前記制御基板22に設けた第1コネクタ23と、前記コネクタ基板25に設けた第2コネクタ26とをハーネス28を介して接続する。この状態で、前記保護壁32の各開口部32aからコネクタ基板25の対応する第3コネクタ27を挿通して前方(カバー部材30の外部)に露出させると共に、これら両基板22,25に形成した通孔22c,25cに挿通したネジ36を、カバー部材30における対応のネジ孔に夫々螺挿することで、該制御基板22とコネクタ基板25をカバー部材30の開口側に固定する。
次いで、前記制御基板22およびコネクタ基板25を固定した前記カバー部材30の係合片34,34を、前記ベース部材38の対応するスリット40,40に挿入し、該カバー部材30の開口部とベース部材38の開口部とが整合するよう回動閉成する。そして、前記ベース部材38の下側壁38cに形成した各第2連結部46と、カバー部材30の下側壁31cに形成した各第1連結部35とを夫々整合させて、カバー部材30の左側および右側で整合した各4個の第1連結部35のうちの何れか1つを、対応する第2連結部46にネジ49を介して連結ネジ締めすることで、ベース部材38とカバー部材30とが分離不能に固定される。更に、ネジ49により固定した第1連結部35にキャップ片48を嵌着することにより、工具による当該ネジ49の弛み外し操作を不可能として、カバー部材30の不正開放を防止し得る。
ここで、実施例では、前記カバー部材30とベース部材38とを組付けた際に、制御用部品22aを取付けた前記制御基板22を前記収容空間21内に完全に収容(密閉)して制御基板22がケース外部に露出しないよう構成したから、該制御基板22に対する不正行為を確実に防止することが可能である。ところで、パチンコ機10で所要の遊技演出を行なうためには、基板ケース20の外部に位置する前記サブ制御装置18や球検出センサ等を前記制御基板22に電気的に接続する必要がある。そこで、実施例では、前記制御基板22とは別体としてコネクタ基板25を設けると共に、該コネクタ基板25の第1片部25a(第2コネクタ26の設置領域)を収容空間21内に位置させ、コネクタ基板25の第2片部25b(第3コネクタ27の設置領域)を収容空間21外に位置させるよう前記カバー部材30(箱状部31)の上側壁31bで区切るよう構成してある。
従って、前記収容空間21内で前記制御基板22の第1コネクタ23とコネクタ基板25の第2コネクタ26を電気的に接続すると共に、収容空間21外でコネクタ基板25の第3コネクタ27とサブ制御装置18や球検出センサ等からのハーネスのコネクタとを接続して、該制御基板22とサブ制御装置18や球検出センサ等とを電気的に接続し得る。すなわち、前記制御基板22を収容空間21内に完全に収容(密閉)した状態で、球検出センサからの検出信号を制御基板22に送信し得ると共に、該制御基板22からの制御信号をサブ制御装置18に送信して、所要の遊技演出を行なうことができる。このように、実施例に係るメイン制御装置17では、前記収容空間21内に制御基板22を完全に収容した状態であっても、前記コネクタ基板25を介してサブ制御装置18や球検出センサ等と制御基板22とを電気的に接続し得ると共に、該コネクタ基板25を区切る前記カバー部材30(箱状部31)の上側壁31bにより収容空間21内への異物の侵入を阻止して制御基板22に対する不正行為を防止できる。
また、実施例のように、前記コネクタ基板25を制御基板22とは別体として設けた場合であっても、該コネクタ基板25を基板ケース20に取付けることで、コネクタ基板25を基板ケース20と一体的に取扱うことができる。すなわち、別途コネクタ基板25を設けた場合でも、メイン制御装置17を従来と同様に取扱い得る。また、メイン制御装置17とサブ制御装置18との接続作業に関しても、従来と同様にメイン制御装置17の基板ケース20に設けられた前記第3コネクタ27に対して接続するだけでよいから、作業性の低下等を招来することはない。
更に、前記保護壁32に開設した前記開口部32aは、前記第3コネクタ27の外形形状に略合致するよう形成してあるから、該保護壁32と第3コネクタ27との間に生ずる隙間を極力小さくすることができ、該開口部32aを介して基板ケース20の内部(収容空間21内)に異物が挿入されるのを防止し得る。また、前記カバー部材30にコネクタ基板25を固定した状態では、該コネクタ基板25の表面(第2片部25b)に保護壁32が密着するから、該コネクタ基板25の保護を図り得ると共に、前記収容空間21内に異物を挿入するのをより困難にして、前記制御基板22への不正行為を確実に防止することが可能である。更に、前記ベース部材38に形成した区画壁44により、前記コネクタ基板25の裏面における第1片部25a(第2コネクタ26の設置領域)と第2片部25b(第3コネクタ27の設置領域)とを区切るよう構成してあるから、仮に前記保護壁32の開口部32aを介して前記コネクタ基板25の裏面側まで異物が侵入された場合であっても、該区画壁44により異物が前記制御基板22を収容した収容空間21まで侵入するのは阻止できるから、該制御基板22に対して不正行為が行なわれる虞はない。また、ベース部材38の区画壁44は、カバー部材30の上側壁31bと前後に整列する位置に形成されると共に、コネクタ基板25の裏面に密着するようになっているから、仮にコネクタ基板25に対して裏側方向への外力を加えたとしても、上側壁31bとの間に隙間が生ずることはなく、コネクタ基板25の表面と上側壁31bとの密着状態を良好に保つことができる。
ここで、例えばコネクタ基板25をベース部材38に対して固定した状態で、該ベース部材38に対してカバー部材30を回動開閉する場合、殊に前記第3コネクタ27のコネクタ基板25からの突出高さが大きいものや、第3コネクタ27が複数近接して並んでいるものでは、円弧状に移動する保護壁32の各開口部32aの縁部に第3コネクタ27が干渉して開口部32aに挿入できなくなるおそれがある。しかるに実施例では、前記コネクタ基板25をカバー部材30に予め固定して第3コネクタ27を開口部32aに挿通させた状態で、該カバー部材30をベース部材38に対して回動開閉するよう構成したから、カバー部材30の回動開閉に際して第3コネクタ27が保護壁32に干渉することはなく、スムーズな開閉が達成される。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機としては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、コネクタ基板における電気部品に接続するコネクタの設置領域と、制御基板に接続する第2接続部の設置領域とを区切る構成に関しては、実施例のものに限られるものではなく、任意の構成を採用し得る。具体的には、図10に示すように、カバー部材60にコネクタ基板25の制御基板22側の端縁に当接する規制片(画壁)61を形成するようにしてもよく、また図11に示すように、前記ベース部材63に規制片61の後端縁に当接する画壁64を形成することも可能である。この場合にも、制御基板22の第1コネクタ23に接続する第2コネクタ26を収容空間21内に位置させ、サブ制御装置18や球検出センサ等に接続する第3コネクタ27を収容空間21外に位置させることができ、実施例と同様の作用効果を得られる。また、前記規制片61や画壁64を設けることで、収容空間21内への異物の侵入をより確実に阻止することが可能となる。なお、図10および図11において、実施例と同一の機能を有する部材には同一の符号を付してある。
また、制御基板やコネクタ基板の形状に関しては実施例のものに限定されるものではなく、任意に決定することができる。すなわち、前記制御基板は、基板ケースの収容空間内に収容可能な大きさに形成して、その任意の位置に第1接続部が形成されると共に、コネクタ基板に、該第1接続部と接続される第2接続部と、基板ケース外部の電気部品に接続されるコネクタとを備えるものであれば、その大きさ・形状を任意に設定することができる。なお、制御基板とは別体として設けるようにすれば、複数のコネクタ基板を設けることも可能である。また、前記第1および第2接続部は、相互に電気的に接続可能な構成であれば、実施例のようなハーネスを介して接続する構成に限らず、従来公知の各種構成・部材を採用可能である。
更に、基板ケースに関しても、内部に画成した収容空間内に制御基板に接続する第2接続部を位置させ、かつ各種電気部品に接続するコネクタを収容空間外に位置させるよう前記コネクタ基板を配設可能な形状および大きさに形成すればよい。また、実施例では、前記コネクタ基板におけるコネクタの外形形状に略合致する開口部を開設した遮蔽部を基板ケース(カバー部材)と一体に形成するようにしたが、該遮蔽部を基板ケースとは別体として設けるようにしても実施例と同様の作用効果を得られる。なお、実施例のようにカバー部材に放熱孔を設ける構成に限られるものではなく、不正防止効果をより高める場合には、該放熱孔を省略することもできる。すなわち、前記放熱孔を省略することで、制御基板を基板ケースにより完全に密閉することができるから、異物の侵入をより確実に阻止して不正行為を防止し得る。
また、実施例ではパチンコ機全体を制御するメイン制御装置に本発明に係る構成を採用したが、これに限られるものではなく、その他の制御装置に採用することが可能である。更に、実施例のようにパチンコ機に設けられる制御装置に限らず、アレンジボール機やスロットマシン機、その他の各種の遊技機に設けられる制御装置に本発明に係る構成を採用することができる。
本発明の実施例に係るメイン制御装置を備えたパチンコ機を示す背面図である。 実施例に係るメイン制御装置の基板ケースを、ベース部材に対してカバー部材を開放した状態で示す斜視図である。 実施例に係る制御基板を示す正面図である。 実施例に係るコネクタ基板を示す正面図である。 実施例に係るカバー部材を示す正面図である。 実施例に係るベース部材を示す正面図である。 実施例に係るメイン制御装置を、カバー部材の箱状部で縦断して示す正面図である。 図7におけるA−A線で縦断して示す側断面図である。 実施例に係るカバー部材の係合片とベース部材のスリットとを係合状態の要部を断面で示すメイン制御装置の側面図である。 変更例に係る制御装置の要部を示す縦断側面図である。 別の変更例に係る制御装置の要部を示す縦断側面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
12 中枠
13 遊技盤
14 機構セット盤
16 球払出装置(各種装置,電気部品)
18 サブ制御装置(各種装置,電気部品)
20 基板ケース
22 制御基板
22a マイクロプロセッサ(制御部)
22b 切欠部
22c 通孔
23 第1コネクタ(第1接続部)
25 コネクタ基板
25a 第1片部
25b 第2片部
25c 通孔
26 第2コネクタ(第2接続部)
27 第3コネクタ(コネクタ)
30 カバー部材
31 箱状部
31a 前面壁
31b 上側壁(画壁)
31c 下側壁
31d,31e 左右の側壁
32 保護壁(遮蔽部)
32a 開口部
33a 位置決めボス(第2の位置決めボス)
33b 位置決めボス(第1の位置決めボス)
34 係合片
35 第1連結部
36 ネジ
38 ベース部材
38a 後面壁
38b 上側壁
38c 下側壁
38d,38e 左右の側壁
39a 下規制壁
39b,39c 左右の規制壁
40 スリット
41 係合板
42 第1支持片
43 第2支持片
44 区画壁(画壁)
46 第2連結部
49 ネジ
61 規制片(画壁)
64 画壁

Claims (6)

  1. 遊技機に配設された各種装置を含む電気部品に電気的に接続され、該各種装置を制御する制御部を有する制御基板と、内部に画成した収容空間に前記制御基板を収容する基板ケースとからなる遊技機用の制御装置であって、
    前記制御部を備えた制御基板とは別体にコネクタ基板を備えて、該制御基板には接続部としてコネクタ基板に接続される第1接続部のみが設けられると共に、該コネクタ基板に第1接続部に電気的に接続される第2接続部および前記電気部品に電気的に接続されるコネクタが設けられ、
    前記制御基板は、切欠部が形成されて該切欠部の近傍に前記第1接続部が設けられると共に、前記コネクタ基板は、前記制御基板の切欠部に臨み前記第2接続部が設けられた第1片部と、該制御基板の左右方向の幅に略整合し、前記電気部品に電気的に接続される前記コネクタが設けられた第2片部とから構成されて、
    前記基板ケースは、前記制御基板およびコネクタ基板を配置可能な大きさに形成されて、該制御基板およびコネクタ基板の裏面を覆うベース部材と、前記ベース部材の開口側に対して着脱可能に組付けられて、前記制御基板およびコネクタ基板の表面を覆うカバー部材とからなり、該ベース部材とカバー部材の間に制御基板およびコネクタ基板を収容した状態で基板ケース単位で取扱い得るよう構成されると共に、
    前記カバー部材は、略矩形状の前面壁における4つの縁部に上下および左右の側壁が連設され、前記ベース部材側に開口して内側に前記収容空間を画成する箱状部と、前記箱状部における側壁の開放端縁に一体に連設されて箱状部の開口面に沿って延出し、前記コネクタ基板における第2片部の表面に密着すると共に該コネクタ基板のコネクタの外形形状に略合致する開口部が開設された遮蔽部とを備え、
    前記ベース部材は、前記カバー部材の前面壁と対向する略矩形状の後面壁における4つの縁部に上下および左右の側壁が連設されて、該後面壁において前記遮蔽部が連設された前記箱状部の側壁と前後に整列する位置に左右方向の全長に亘って区画壁がカバー部材側に突設され、
    前記カバー部材とベース部材とを組付けた状態において、前記制御基板は、前記箱状部の内側に画成される前記収容空間に、ケース外部に露出することなく全体が完全に収容されて前記第1接続部が収容空間内に位置する一方、前記コネクタ基板は、前記第1片部が収容空間内に収容されて該収容空間内に前記第2接続部が位置して、当該収容空間内において第1接続部および第2接続部の夫々が電気的に接続されると共に、前記第2片部が着した前記遮蔽部の開口部を介して前記コネクタのみが前記カバー部材の外部に露出するよう構成され、更に前記箱状部における前記遮蔽部が連接された側壁のベース部材側の端縁がコネクタ基板の表面における第1片部と第2片部との間に密着して、該コネクタ基板の表面において第2接続部の設置領域とコネクタの設置領域とを区切ると共に、該ベース部材に設けた前記区画壁が前記コネクタ基板の裏面における第1片部と第2片部との間に密着して、該コネクタ基板の裏面において第2接続部の設置領域とコネクタの設置領域とを区切るよう構成された
    ことを特徴とする遊技機用の制御装置。
  2. 遊技機に配設された各種装置を含む電気部品に電気的に接続され、該各種装置を制御する制御部を有する制御基板と、内部に画成した収容空間に前記制御基板を収容する基板ケースとからなる遊技機用の制御装置であって、
    前記制御部を備えた制御基板とは別体にコネクタ基板を備えて、該制御基板には接続部としてコネクタ基板に接続される第1接続部のみが設けられると共に、該コネクタ基板には第1接続部に電気的に接続される第2接続部および前記電気部品に電気的に接続されるコネクタが設けられ、
    前記制御基板は、切欠部が形成されて該切欠部の近傍に前記第1接続部が設けられると共に、前記コネクタ基板は、前記制御基板の切欠部に臨み前記第2接続部が設けられた第1片部と、該制御基板の左右方向の幅に略整合し、前記電気部品に電気的に接続される前記コネクタが設けられた第2片部とから構成されて、
    前記基板ケースは、前記制御基板およびコネクタ基板を配置可能な大きさに形成されて、該制御基板およびコネクタ基板の裏面を覆うベース部材と、前記ベース部材の開口側に対して着脱可能に組付けられて、前記制御基板およびコネクタ基板の表面を覆うカバー部材とからなり、該ベース部材とカバー部材の間に制御基板およびコネクタ基板を収容した状態で基板ケース単位で取扱い得るよう構成されると共に、
    前記カバー部材は、略矩形状の前面壁における4つの縁部に上下および左右の側壁が連設され、前記ベース部材側に開口して内側に前記収容空間を画成する箱状部と、前記箱状部における側壁の開放端縁に一体に連設されて箱状部の開口面に沿って延出し、前記コネクタ基板における第2片部の表面に密着すると共に該コネクタ基板のコネクタの外形形状に略合致する開口部が開設された遮蔽部と、前記箱状部における前記遮蔽部が連設された側壁に形成され、該遮蔽部に密着する前記コネクタ基板における第2片部の制御基板側の端縁に当接する規制片とを備え、
    前記ベース部材は、前記カバー部材の前面壁と対向する略矩形状の後面壁における4つの縁部に上下および左右の側壁が連設されて、該後面壁において前記遮蔽部が連設された前記箱状部の側壁と前後に整列する位置に左右方向の全長に亘って区画壁がカバー部材側に突設され、
    前記カバー部材とベース部材とを組付けた状態において、前記制御基板は、前記箱状部の内側に画成される前記収容空間に、ケース外部に露出することなく全体が完全に収容されて前記第1接続部が収容空間内に位置する一方、前記コネクタ基板は、前記第1片部が収容空間内に収容されて該収容空間内に前記第2接続部が位置し、当該収容空間内において第1接続部および第2接続部の夫々が電気的に接続されると共に、前記第2片部が密着した前記遮蔽部の開口部を介して前記コネクタのみが前記カバー部材の外部に露出するよう構成され、更に前記カバー部材の規制片が前記コネクタ基板における第2片部の制御基板側の端縁に当接することで、該コネクタ基板の表面において第2接続部の設置領域とコネクタの設置領域とを区切ると共に、該ベース部材に設けた前記区画壁が前記コネクタ基板の裏面における第1片部と第2片部との間に密着して、該コネクタ基板の裏面において第2接続部の設置領域とコネクタの設置領域とを区切るよう構成された
    ことを特徴とする遊技機用の制御装置。
  3. 遊技機に配設された各種装置を含む電気部品に電気的に接続され、該各種装置を制御する制御部を有する制御基板と、内部に画成した収容空間に前記制御基板を収容する基板ケースとからなる遊技機用の制御装置であって、
    前記制御部を備えた制御基板とは別体にコネクタ基板を備えて、該制御基板には接続部としてコネクタ基板に接続される第1接続部のみが設けられると共に、該コネクタ基板には第1接続部に電気的に接続される第2接続部および前記電気部品に電気的に接続されるコネクタが設けられ、
    前記制御基板は、切欠部が形成されて該切欠部の近傍に前記第1接続部が設けられると共に、前記コネクタ基板は、前記制御基板の切欠部に臨み前記第2接続部が設けられた第1片部と、該制御基板の左右方向の幅に略整合し、前記電気部品に電気的に接続される前記コネクタが設けられた第2片部とから構成されて、
    前記基板ケースは、前記制御基板およびコネクタ基板を配置可能な大きさに形成されて、該制御基板およびコネクタ基板の裏面を覆うベース部材と、前記ベース部材の開口側に対して着脱可能に組付けられて、前記制御基板およびコネクタ基板の表面を覆うカバー部材とからなり、該ベース部材とカバー部材の間に制御基板およびコネクタ基板を収容した状態で基板ケース単位で取扱い得るよう構成されると共に、
    前記カバー部材は、略矩形状の前面壁における4つの縁部に上下および左右の側壁が連設され、前記ベース部材側に開口して内側に前記収容空間を画成する箱状部と、前記箱状部における側壁の開放端縁に一体に連設されて箱状部の開口面に沿って延出し、前記コネクタ基板における第2片部の表面に密着すると共に該コネクタ基板のコネクタの外形形状に略合致する開口部が開設された遮蔽部と、前記箱状部における前記遮蔽部が連設された側壁に形成され、該遮蔽部に密着する前記コネクタ基板における第2片部の制御基板側の端縁に当接する規制片とを備え、
    前記ベース部材は、前記カバー部材の前面壁と対向する略矩形状の後面壁における4つの縁部に上下および左右の側壁が連設されて、該後面壁において前記カバー部材の規制片に対応する位置に、該規制片の後端縁に当接する画壁がカバー部材側に突設され、
    前記カバー部材とベース部材とを組付けた状態において、前記制御基板は、前記箱状部の内側に画成される前記収容空間に、ケース外部に露出することなく全体が完全に収容されて前記第1接続部が収容空間内に位置する一方、前記コネクタ基板は、前記第1片部が収容空間内に収容されて該収容空間内に前記第2接続部が位置し、当該収容空間内において第1接続部および第2接続部の夫々が電気的に接続されると共に、前記第2片部が密着した前記遮蔽部の開口部を介して前記コネクタのみが前記カバー部材の外部に露出するよう構成され、更に前記カバー部材の規制片が前記コネクタ基板における第2片部の制御基板側の端縁に当接することで、該コネクタ基板の表面において第2接続部の設置領域とコネクタの設置領域とを区切ると共に、前記ベース部材に設けた前記画壁が規制片の後端部に当接することで、該コネクタ基板の裏面において第2接続部の設置領域とコネクタの設置領域とを区切るよう構成された
    ことを特徴とする遊技機用の制御装置。
  4. 前記ベース部材は、前記後面壁における下側壁および左右の側壁から内方に所定間隔離間する位置に、該下および左右の側壁より高い寸法で突出する下規制壁および左右の規制壁が立設されて、ベース部材の下規制壁および左右の規制壁の内側面に、後面壁からの高さ寸法は同一に設定された複数の第1支持片が相互に離間して一体成形されると共に、該ベース部材の上側壁の内側面に、前記第1支持片と略同一高さに設定された複数の第2支持片が相互に離間して一体成形され、
    前記ベース部材とカバー部材とを組付けた状態で、前記各規制壁が箱状部の内側に臨むと共に、前記第1支持片におけるベース部材の開口側端部に前記制御基板の裏面が当接し、前記第2支持片におけるベース部材の開口側端部に前記コネクタ基板の裏面が当接するよう構成された請求項1〜の何れか一項に記載の遊技機用の制御装置。
  5. 前記カバー部材は、前記箱状部の上側壁の開放端縁に前記遮蔽部が設けられると共に、該箱状部における左右の側壁の上端近傍に、前記ベース部材側かつ上方に延出し、基端部から突出端に向かうにつれて上側壁側に近接するよう傾斜した略L字状の係合片が形成され、該箱状部の下部に第1連結部が設けられ、
    前記ベース部材の上部位置には、前記カバー部材の対応する係合片を挿入可能なスリットが上下方向に延在するよう形成されると共に、各スリットに挿入した係合片と係合する係合板が形成され、該ベース部材の下部には、前記第1連結部にネジにより連結される第2連結部が設けられ、
    前記係合片をスリットに挿入して係合片と係合板とを係合させた状態で、前記第1連結部および第2連結部をネジにより連結することで、前記カバー部材とベース部材とが固定される請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機用の制御装置。
  6. 前記カバー部材は、前記箱状部における前記前面壁の内面に、突出端部にネジ孔が螺設された第1の位置決めボスが前記ベース部材側に向けて複数突設されると共に、当該箱状部の上側壁の開放端縁に対して直角上方に延出するよう前記遮蔽部が連設されて、該遮蔽部に、該ベース部材から離間する方向に突出する第2の位置決めボスが形成されて該第2の位置決めボスにおけるベース部材側にネジ孔が螺設され、
    記制御基板は、前後に貫通する通孔が形成されて、前記切欠部の近傍には前記第1接続部としての第1コネクタが設けられると共に、該制御基板の通孔に挿通したネジを前記第1の位置決めボスのネジ孔に螺挿することで、第1コネクタが収容空間内に位置する状態で当該制御基板が前記カバー部材に固定され、
    前記コネクタ基板は、前記第1片部および第2片部に前後に貫通する通孔が形成され、該第1片部の通孔に挿通したネジを前記第1の位置決めボスのネジ孔に螺挿すると共に、前記第2片部に設けられた前記コネクタとしての第3コネクタを前記遮蔽部の開口部に挿通して遮蔽部の後面に対向して表面を当接させた第2片部の通孔に挿通したネジを第2の位置決めボスのネジ孔に螺挿することで、前記第1片部に設けられた前記第2接続部としての第2コネクタが収容空間内に位置すると共に第2片部が遮蔽部に密着する状態で当該コネクタ基板が前記制御基板と同一平面上で前記カバー部材に固定され請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機用の制御装置。
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