JP4074951B2 - 制御基板ケースの組付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、制御基板ケースの組付け構造に関し、更に詳しくは、例えばパチンコゲームを展開し得る遊技機に装備されて、所要のゲームを展開し得る電気的な遊技部品を制御する制御基板が収容される制御基板ケースの組付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば遊技機の代表例の一つであるパチンコ機やアレンジボール機では、機内にセットされる遊技盤に、遊技部品としての各種の入賞器具や入球器具が配置される一方、電子制御部品としての図柄表示装置や電動式入賞装置、その他に検出スイッチ,電磁ソレノイド,ランプ類等が配置され、該遊技盤内で展開されるパチンコゲームに合わせた効果音や装飾光を含む電子制御ゲームを現出し得るようになっている。そしてこれら各電気的部品類は、夫々の電子制御ゲームに適した制御基板に集約的に結線されて、主としてゲーム中に発生および成立される設定条件時や特別遊技状態時等において、夫々の可動条件に従って作動制御されるよう構成される。この制御基板は、互いに分離される皿状部材およびカバー状部材から構成される保護用の制御基板ケースに収容されて、遊技機の適宜位置に着脱可能に取付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記制御基板の表面には、各種の電子部品(CPU,ROM,RAM等)が搭載されると共に、その裏面に形成された所要の回路パターンに接続する複数のコネクタ受部が実装されており、前記各電気的部品類から導出するリード線に配設されたコネクタを対応するコネクタ受部に接続することで、各電気的部品類と制御基板との電気的な導通を図るよう構成される。そして、この制御基板を皿状部材に複数のビスにより位置決め固定した状態で、該皿状部材に対してカバー状部材を組付けることで該制御基板が収容保護されるようになっている。
【0004】
前記カバー状部材では、制御基板に実装されている複数のコネクタ受部の実装領域と対応する部分が切欠かれており、皿状部材にカバー状部材を組付けた際に、複数のコネクタ受部を含む周辺を所定の領域に亘って露出させ、各コネクタ受部とリード線のコネクタとの接続を容易に行ない得るよう構成される。すなわち、従来の制御基板ケースにおいては、コネクタ受部の周辺はカバー状部材で覆われておらず、該ケースの取り扱い時にコネクタ受部と制御基板との実装部分に傷が付いたり損傷するおそれがあると共に、不正行為が行なわれかねない難点が指摘される。
【0005】
前述した問題に対処するものとして、本件出願人により発明「制御基板ケース」が出願された。この制御基板ケースでは、制御基板に実装した各コネクタ受部と対応する開口部を形成した保護壁をカバー状部材に設け、各開口部から対応するコネクタ受部を突出させた状態で制御基板をカバー状部材に固定することで、コネクタ受部と制御基板との実装部を保護壁で覆って保護することができるようになっている。
【0006】
ここで、制御基板ケースに収容保護されている制御基板の各コネクタ受部に対し、各電気的部品類から導出するリード線のコネクタを外部側から差込み接続する際に、該制御基板の裏面が支持されていないと撓んでしまい、両者の確実な接続を行ない得なくなるおそれがある。そこで、前記皿状部材に支持片を設け、該支持片により制御基板の裏面を支持することで撓むのを防止する提案がなされる。しかるに、前記制御基板ケースでは、皿状部材に対してカバー状部材を回動開閉するよう構成すると共に、不正防止のために組付け状態では皿状部材の内周面が制御基板の外周縁に略隙間なく近接するよう構成しているため、皿状部材に制御基板の裏面を支持可能な高さの支持片を設けようとすると、カバー状部材の回動開閉に際して制御基板の円弧軌跡上を移動する端縁部が支持片と干渉して組付けができなくなるおそれがあり、これを如何にして解決するかが、新たな課題となっていた。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、従来の技術に係る制御基板ケースの組付け構造に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、制御基板が撓むのを防止してコネクタ受部とコネクタとの確実な接続を図り得るもとで、皿状部材とカバー状部材とを容易に組付け,組外し得るよう構成した制御基板ケースの組付け構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を好適に達成するため本発明は、
矩形状の後面壁の縁部に上下および左右の側壁が連設されて前側に開口する皿状部材と、この皿状部材に着脱可能に組付けられ、矩形状の前面壁の縁部に上下および左右の側壁が連設されて後側に開口するカバー状部材とからなり、皿状部材とカバー状部材との間に電気的な矩形状の制御基板が収容されると共に、皿状部材とカバー状部材とは、対応する側縁部に形成されて互いに係脱可能な係合手段と被係合手段とを介して回動開閉可能に構成されると共に、対応する下側縁部に形成された第1連結部および第2連結部を連結することで分離不能に構成された制御基板ケースであって、
前記係合手段は、カバー状部材における左右側壁の上端部に夫々形成され、後方かつ上方に延在する略L字状の係合片で構成され、
前記被係合手段は、皿状部材における左右側壁の上端部内側に夫々形成されて前記係合片の挿入を許容して該係合片を収容するスリットと、該スリットの上端部前面を塞ぐように形成されて該スリットに挿入された係合片と係合する係合板とで構成され、
前記カバー状部材における上側壁の開放縁部には、前記制御基板の上端部の表面に左右方向に列をなして実装された複数のコネクタ受部の夫々の外形と略同一寸法で開口する開口部を複数開設した保護壁が、該カバー状部材の開口面に沿って上方に延出するよう連設され、
前記保護壁における左右両端にネジ孔を夫々螺設すると共に、前記制御基板の上端部における左右両側の対応位置に通孔を穿設し、
前記保護壁の対応する開口部から制御基板の各コネクタ受部が外方に突出するよう該制御基板を保護壁の後面側に臨ませてセットした状態で、前記通孔に挿通したネジを前記ネジ孔に螺挿することで、該制御基板がカバー状部材の開口側に着脱自在に固定され、
前記皿状部材には、下側壁および左右側壁の内方位置に、カバー状部材を組付けた状態で、該カバー状部材の下側壁および左右側壁の内側に臨み得る下規制壁および左右規制壁が設けられると共に、該皿状部材の各規制壁および上側壁の内側に、前記制御基板の裏面を支持する同一高さ寸法の支持片が夫々設けられ、
前記皿状部材の上側壁、下規制壁および左右規制壁は、カバー状部材を組付けた状態で、制御基板の外周を略隙間なく囲うよう構成され、
前記皿状部材における下規制壁の内側面を、その基端側から開放端側に向かうにつれて該皿状部材の上側壁から離間する傾斜面に形成し、該上側壁の内側に位置する支持片から制御基板の上端縁部を離間する方向へカバー状部材を移動可能としたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
制御基板を保護壁の後面側に臨ませるようセットした状態で、通孔に挿通したネジをネジ孔に螺挿することで、制御基板がカバー状部材の開口側に着脱可能に固定される。皿状部材とカバー状部材との対応する側縁部に形成されて互いに係脱可能な係合手段と被係合手段とを係合したもとで、皿状部材に対してカバー状部材を回動閉成することで、カバー状部材に固定されている制御基板が両者の間に収容される。このとき、係合手段としての係合片が被係合手段としてのスリットに挿入され、係合板に係合することで、皿状部材に対するカバー状部材の係合位置決めがなされる。この状態で、制御基板に実装された各コネクタ受部は、カバー状部材における保護壁の対応する開口部から外方に突出し、コネクタ受部に対して外部からコネクタを接続することができる。また、各コネクタ受部の外周囲は保護壁により覆われているから、該受部と制御基板との実装部が傷付いたり破損するのは防止されると共に、不正行為も防ぐことができる。
【0010】
前記皿状部材に設けられた支持片により制御基板の裏面が支持され、コネクタ受部に対してコネクタを接続するに際して制御基板が撓むのは防止され、両者の確実な接続が達成される。また、皿状部材に対してカバー状部材を回動開閉するに際し、皿状部材の下規制壁に傾斜面を形成することにより、該カバー状部材および制御基板を上側壁の内側に位置する支持片から離間させることができ、これにより制御基板の端縁部が支持片と干渉するのは防止され、皿状部材とカバー状部材との組付けおよび組外しは支障なく行なわれる。更にまた、制御基板におけるコネクタ受部実装される上端部の裏面を支持する支持片の内側面を傾斜させたことで、制御基板の対応する端縁部を案内してカバー状部材の円滑な回動開閉が行なわれる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る制御基板ケースの組付け構造について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお、実施例における制御基板ケースに関する説明において、前後、左右および上下とは、該制御基板ケースを機構セット盤に配設した状態(図1)を裏面側から観察した位置関係で指称するものとする。
【0012】
実施例に係る制御基板ケースの説明に先立ち、図1に基づいて、該制御基板ケースが採用される実施例のパチンコ遊技機につき要約説明する。すなわち実施例のパチンコ遊技機Pは、基本的な主要構成として、外枠Aに対して開閉および着脱が可能に組付けられた前枠Bと、この前枠Bの裏側に固定された収容保持枠Cに対して開閉および着脱が可能に組付けられた機構セット盤Dと、前枠Bの前側から収容保持枠C内に着脱交換可能に収容セットされる遊技盤(図示しない)等を備えており、これら主要構成体の各部に各種の装置,器具並びに部材等が装着されている。なお図示しないが、前枠Bの前面側には、ガラス扉および上球受け皿が開閉可能に取着されると共に、その下方には下球受け皿および発射装置等が設置されており、また上端部に装飾を兼ねた照明具等が配設される。
【0013】
前記機構セット盤Dは、機種別(ゲーム内容別)やサイズ別に区分される全てのパチンコ遊技機Pに共用し得るように形成され、その基本的な構成として、図示しない前記遊技盤の裏側部位に形成した窓口に保護カバー10が開閉可能にセットされ、該遊技盤で遊技に供された後に区分通出されるアウト球とセーフ球の排出路およびセーフ球処理装置、遊技盤での遊技結果に基づいて払い出される賞球に係る貯留容器12,賞球排出装置13および賞球排出路等が、所要位置に成形または組付けセットされている。
【0014】
前述したパチンコ遊技機Pに実施される本実施例の制御基板ケースEは、前記遊技盤側における各種電気的部品・手段に係る入出力制御等を図る電気的な制御基板15(図8参照)を収容保護してケース単位で取扱い得るようになっており、前記機構セット盤Dにおける窓口の下部領域に着脱可能に装着セットされる。この制御基板ケースEは、機構セット盤Dに対して装着セットされる皿状部材16と、この皿状部材16の開口面側に対して着脱可能に組付けられるカバー状部材17とから基本的に構成され、両者共に透明な合成樹脂材により成形されて、前記制御基板15を皿状部材16とカバー状部材17との間に収容して覆蓋保護するよう構成される。
【0015】
(カバー状部材について)
前記カバー状部材17は、図2または図3に示す如く、略矩形状の前面壁18aにおける4つの縁部に上下および左右の側壁18b,18c,18d,18eが連設されて後側(皿状部材16側)に開口する箱状部18と、該箱状部18における上側壁18bの開放縁部に連設されて該箱状部18の開口面に沿って略直角上方に所定長さで延出する保護壁19とから基本的に構成される。この保護壁19における左右両端部近傍にネジ孔19aが夫々螺設されると共に、前記制御基板15の上端部側における左右両側の対応位置に通孔15aが夫々穿設されている(図8参照)。そして、制御基板15の表面を保護壁19の後面に対向すると共に、各通孔15aを対応するネジ孔19aに整列するよう制御基板15を保護壁19の後面側に臨ませるようセットした状態で、通孔15aに挿通したネジ20をネジ孔19aに螺挿することで、当該制御基板15がカバー状部材17の開口側に着脱可能に固定される(図6参照)。なお、カバー状部材17に制御基板15を固定した状態で、該制御基板15の下端部は、箱状部18の下側壁18cより所定長さだけ内側に臨むよう設定される。また箱状部18の前面壁18aにおける下端部側の内面には、左右両端部近傍に位置決めボス21が一体的に立設され、各位置決めボス21の突出端部に設けたピン部21aが、制御基板15の対応する位置に穿設した透孔15bに嵌合して位置決めするよう構成される(図4参照)。更に、箱状部18における下側壁18cの内側面には、図6に示す如く、幅方向に離間して複数の保持片22が一体形成され、該保持片22に制御基板15の表面が当接して前側への位置規制がなされるようになっている。
【0016】
前記制御基板15は、前記カバー状部材17における箱状部18の内側に臨む表面に、各種の電子部品(CPU,ROM,RAM等)が搭載されると共に、その裏面に形成された所要の回路パターンに接続する複数のコネクタ受部23が、前記保護壁19と対応する部位に実装されている。また保護壁19には、図5に示す如く、各コネクタ受部23の夫々の外形と略同一寸法で開口する複数の開口部19bが開設されており、カバー状部材17に制御基板15を固定した状態で、各コネクタ受部23が対応する開口部19bを介して外方(前側)に延出し(図2参照)、各電気的部品類から導出するリード線に配設されたコネクタ(図示せず)を前側から容易に接続し得るよう構成される。そして、この状態で各コネクタ受部23の外周囲は保護壁19で覆われることとなり、制御基板15に対する実装部の保護が図られるようになっている。
【0017】
前記箱状部18における左右の側壁18d,18eの上端近傍に、後方(皿状部材16側)かつ上方に延出した略L形の係合手段としての係合片24,24が形成されている(図4参照)。また箱状部18における前面壁18aには、図7に示す如く、制御基板15に実装されたCPUと対応する部位に凹部25が設けられ、該凹部25の内面にCPUを押えるべく機能する押え片26が設けられている。なお凹部25は、カバー状部材17の組付けおよび組外し時の手掛け部として機能する。
【0018】
(皿状部材について)
前記皿状部材16は、図2または図3に示す如く、略矩形状の後面壁16aにおける4つの縁部に上下および左右の側壁16b,16c,16d,16eが連設されて前側(カバー状部材17側)に開口する皿状に形成されている。また後面壁16aには、図9に示す如く、下側壁16cおよび左右の側壁16d,16eから内方に所定間隔離間する位置に、各側壁16c,16d,16eより高い寸法で突出する規制壁27a,27b,27cが略平行に立設され、左側壁16dおよび右側壁16eの上端近傍に、対応する左右の規制壁27b,27cとの間に縦長のスリット28,28を形成するよう構成してある。そして、各スリット28に、前記カバー状部材17の対応する係合片24が前側から挿入されるようになっている。なお、図11に示す如く、各スリット28の上端部の前面は係合板29により塞がれており、スリット28に挿入された係合片24が係合板29に係合することで、皿状部材16に対するカバー状部材17の係合位置決めがなされるよう構成される。すなわち、皿状部材16に対してカバー状部材17を適宜傾斜状態で近接させ、各スリット28に対応する係合片24を挿入させた後に(図12参照)、カバー状部材17を傾動して皿状部材16の開口面に整合させれば(図13参照)、各係合片24は対応の係合板29に係合し(図14参照)、スリット28からの係合片24の前方への抜止めがなされる。なお、係合板29における下端から適宜上方の位置に係止凸部29aが形成されており、スリット28に挿入した係合片24の対応する係止凹部24aが該係止凸部29aに整合することで、皿状部材16に対するカバー状部材17の上下方向へのずれ動きが規制されるよう構成してある。そして実施例では、スリット28および係合板29とから被係合手段が構成される。
【0019】
前記各規制壁27a,27b,27cの後面壁16aからの開口側への突出寸法や上下または左右への延在寸法は、前記カバー状部材17における箱状部18の内部の深さ寸法や上下または左右寸法より僅かに小さく設定され、皿状部材16にカバー状部材17を組付けた際に、規制壁27a,27b,27cが箱状部18の内側に臨み、両部材16,17の組合わせ面からの針金等の侵入を阻止して不正行為の防止を図るよう構成してある。また皿状部材16にカバー状部材17を組付けた状態で、前記制御基板15の外周が、3つの規制壁27a,27b,27cおよび上側壁16bにより略隙間なく囲われるようになっている。
【0020】
また前記後面壁16aにおける下側の左右両端部近傍には、前記カバー状部材17の各位置決めボス21と対応する位置に受けボス30が一体的に立設されており、図4に示すように、皿状部材16にカバー状部材17を組付けた際に、両ボス21,30により制御基板15の下端部側を挟持して位置決め保持するよう構成される。なお、受けボス30には突出端側で開口する穴部30aが設けられ、位置決めボス21における制御基板15から裏面側に突出するピン部21aが該穴部30aに嵌挿されることで、該制御基板15の上下および左右方向への位置ずれを防止するようになっている。
【0021】
前記皿状部材16の下規制壁(一方の壁)27aおよび左右の規制壁27b,27cの内側面には、図9に示す如く、複数の第1支持片31が相互に離間して一体成形されており、全ての第1支持片31の後面壁16aからの高さ寸法は同一に設定される。そしてこれら第1支持片31の前端(皿状部材16の開口側を向く当接端)に、前記制御基板15の対応する端縁部の裏面が当接して後方への変位を規制するようになっている。また皿状部材16の上側壁(他方の壁)16bの内側面にも、前記第1支持片31と略同一高さに設定された複数の第2支持片32が相互に離間して一体成形されており、該支持片32の前端(支持端)にも制御基板15におけるコネクタ受部23の実装領域である上端縁部の裏面を当接支持し得るよう構成される。
【0022】
ここで、実施例のように前記係合片24をスリット28に挿入したもとで、前記皿状部材16に対してカバー状部材17を回動すると、該カバー状部材17に固定してある制御基板15の上端縁および下端縁は所要半径の円弧軌跡上を移動することとなる。また皿状部材16における上側壁16bおよび3つの規制壁27a,27b,27cで画成される内部寸法は、ケースの小型化を図るべく前記制御基板15の外形寸法より僅かだけ大きく設定される。そのため、前記第2支持片32を第1支持片31と同じ高さ(後面壁16aからの突出高さ)に設定すると、皿状部材16に対してカバー状部材17を回動開閉する際に、制御基板15の上端縁が該第2支持片32の内側面(下規制壁27aを向く面)に当接干渉して開閉が阻害されてしまう。これを回避するには、第2支持片32の突出高さを低くすることが考えられるが、そのときには基板制御ケースEに制御基板15を収容したときに、該基板15の上端縁部、すなわち前記コネクタ受部23の実装領域側の裏面と第2支持片32との間に隙間を生じ、コネクタ受部23にコネクタを差込み接続する際に制御基板15が撓んで両者の接続を確実に行な得なくなるおそれがある。
【0023】
そこで実施例では、前記皿状部材16に対して前記係合片24を介して回動可能に係合したカバー状部材17の回動軸線と直交する方向で対向する一方の壁(制御基板15のコネクタ受部23の実装領域から離間する側の壁)である下規制壁27aの内側面に、その開放端から前記第1支持片31の前端(制御基板15の裏面に対する当接端)までの間に亘り、その基端側から開放端側に向かうにつれて(後面壁16aから前方に離間するにつれて)対向する上側壁16bから離間する逃げ部としての傾斜面33を形成することで、該下規制壁27aの開放端側の厚みを薄くしている(図4,図10,図11参照)。これにより、カバー状部材17の回動途中において、前記傾斜面33により下規制壁27aの厚みが薄くなっている分だけ、制御基板15の第2支持片32と対応する上端縁部を該第2支持片32から離間する方向へカバー状部材17を移動することができ、第2支持片32を第1支持片31と略同一高さに設定しても、制御基板15の上端縁が第2支持片32と干渉して回動が阻害されるのを防止することができるようになる。言い替えるなら、下規制壁27aにおける傾斜面33の角度は、回動途中の制御基板15の上端縁が第2支持片32と干渉しない量だけ、カバー状部材17および制御基板15を離間する方向に移動し得る値に設定される。なお、第2支持片32の内側面も、その基端側から開放端側に向かうにつれて(後面壁16aから前方に離間するにつれて)対向する下規制壁27aから離間するよう傾斜させ、その前端側の厚みを薄くし、制御基板15における上端縁の干渉を更に抑制すると共に案内面としても機能させ得るようにしてある。
【0024】
前記制御基板ケースEにおける皿状部材16とカバー状部材17とは、夫々の開口側縁部に形成した連結手段を利用して連結されるようになっている。すなわち、図3に示すように、前記カバー状部材17の下側壁18cの左側および右側に、夫々4個の第1連結部34が一体的に成形配置されると共に、前記皿状部材16の下側壁16cの左側および右側に、夫々4個の第2連結部35が一体的に成形配置されている。これら第1連結部34と第2連結部35とは、皿状部材16にカバー状部材17を組付けたときに整合し、左側および右側で整合した各4個の第1連結部34のうちの何れか1つをビス36を介して対応する第2連結部35に連結することで、皿状部材16とカバー状部材17との下側壁16c,18cが分離不能に係着されるようになっている。なお、図2では全ての第1連結部34に対応してビス36が描かれているが、実施例では左右1本づつで合計2本のビス36,36で皿状部材16とカバー状部材17とが係着される。
【0025】
実施例の制御基板ケースEでは、前記制御基板15の不正改造や交換,変更等の不正行為の防止策として、カバー状部材17の不正な開放を阻止すると共に開放の履歴を残し得るようになっている。すなわち、各第1連結部34には、キャップ片37が取外し不能に前側から嵌着されるよう構成されており、ビス36がねじ込まれた第1連結部34にキャップ片37を嵌着することにより、工具による当該ビス36の弛み外し操作を不可能とし得るよう構成してある。また実施例では、6個のキャップ片37が皿状部材16における下側壁16cに形成された枠部38に切取り可能に一体成形され、必要に応じて適宜切断して使用に供し得るようになっている。
【0026】
図9に示す如く、前記皿状部材16における左側壁16dの外側に、上下に離間して一対の枢着手段39,39が一体成形されており、該枢着手段39,39を介して当該制御基板ケースEは、前記機構セット盤Dに対して着脱および回動開閉可能に枢着されるようになっている。また皿状部材16における右側壁16eの外側に、上下に離間して一対の結合手段40,40が一体成形されており、各結合手段40に配設された出没式の係止具41(図1参照)を利用して制御基板ケースEが閉成状態で連結されるよう構成される。
【0027】
なお、前記皿状部材16の後面壁16aの外側に金属製のシールド板42が配設され、制御基板ケースE内に収容保護した前記制御基板15に対する電磁波の遮蔽対策が施されている。
【0028】
【実施例の作用】
次に、前述した実施例に係る制御基板ケースの組付け構造の作用につき説明する。
【0029】
前記制御基板ケースEを組立てるに際しては、先ず、前記カバー状部材17の開口側において、前記制御基板15の表面を対向する状態で、該基板15の上端部に実装されている各コネクタ受部23を、前記保護壁19の対応する開口部19bに挿通して前方に突出させる。また、制御基板15の下端部側に穿設した各透孔15bに、カバー状部材17の対応する位置決めボス21におけるピン部21aを挿入すると共に、上端部側の各通孔15aを保護壁19の対応するネジ孔19aに整列させる。そして、各通孔15aに挿通したネジ20を対応するネジ孔19aに螺挿することで、当該制御基板15をカバー状部材17の開口側に固定する(図6参照)。このとき、図7に示す如く、カバー状部材17の凹部25に設けた押え片26により、制御基板15に実装されたCPUが押えられる。
【0030】
次に、前述したようにして制御基板15を固定したカバー状部材17を、前記皿状部材16に対して適宜傾斜状態で近接させ、図12に示す如く、両スリット28,28に係合片24,24を挿入させた後に、該カバー状部材17と皿状部材16との開口部が整合するよう回動閉成する。この回動途中において、前記傾斜面33により下規制壁27aの厚みが薄くなっている分だけカバー状部材17を下方、すなわち前記制御基板15の上端縁が前記第2支持片32の内側面から離間する方向に移動させることができ、これにより制御基板15が第2支持片32と干渉することなく回動を継続させ得る(図13参照)。この状態でカバー状部材17を更に回動閉成すると、制御基板15の上端縁が第2支持片32の前端側に臨んで支持されると共に、該基板15の左右の端縁および下端縁の裏面が対応する第1支持片31の前端に当接され、前記係合片24,24が対応する係合板29,29に係合されるに至る(図14参照)。このとき、皿状部材16とカバー状部材17との開口部が整合することにより、図4に示す如く、前記位置決めボス21と受けボス30とにより制御基板15が挟持されると共に、制御基板15の各端縁部の裏面が第1支持片31および第2支持片32に支持され、該制御基板15はガタ付きのない状態で制御基板ケースE内に収容保護される。
【0031】
前述したように、下規制壁27aに傾斜面33からなる逃げ部を設けて回動途中のカバー状部材17を、制御基板15が第2支持片32と干渉しないよう離間する方向に移動させ得るよう構成したことで、該第2支持片32と第1支持片31との高さ寸法を略同一とすることができ、制御基板15を安定して支持することが可能となる。また、皿状部材16にカバー状部材17を組付けて制御基板15を収容保護したときの、該皿状部材16の上側壁16bおよび3つの規制壁27a,27b、27cと制御基板15の外周縁との間の隙間を小さく設定でき、不正行為の防止効果を向上し得る。なお、前記第2支持片32の内側面を傾斜するよう形成したことで、カバー状部材16の回動閉成に際して制御基板15の上端縁部が該内側面に案内されて第2支持片32の前端まで円滑に移動する。
【0032】
また、前記皿状部材16の下側壁16cに形成配置した各第2連結部35と、カバー状部材17の下側壁18cに形成配置した各第1連結部34とが夫々整合する。カバー状部材17の左側および右側で整合した各4個の第1連結部34のうちの何れか1つをビス36を介して対応する第2連結部35に連結することで、皿状部材16とカバー状部材17との下側壁16c,18cは分離不能に係着される。更に、ビス36がねじ込まれた第1連結部34にキャップ片37を嵌着することにより、工具による当該ビス36の弛み外し操作を不可能として、カバー状部材17の不正開放を防止する。
【0033】
前記制御基板15を収容保護した制御基板ケースEは、前記シールド板42を皿状部材16の裏面に取着することで、ケース毎の単一部材として構成される。前述したように、皿状部材16の枢着手段39,39を介して前記機構セット盤Dに制御基板ケースEを回動開閉可能に取着すると共に、該皿状部材16の各結合手段40に配設した係止具41を利用して閉成状態で位置決め固定する。そして、制御基板15の各コネクタ受部23に対し、遊技盤等に配設された各電気的部品類からのリード線のコネクタを、前側から差込み接続する。このとき、制御基板15における複数のコネクタ受部23の実装領域側の裏面は前記第2支持片32に支持されているから、コネクタ受部23にコネクタを差込み接続する際に該制御基板15が撓むことはなく、両者の確実な接続を行ない得る。
【0034】
また前述したように、各コネクタ受部23の外周囲はカバー状部材17の保護壁19により覆われているから、制御基板ケースEをケース単位で取り扱うに際し、コネクタ受部23と制御基板15との実装部が傷付いたり破損するのを防止することができる。しかも、カバー状部材17のコネクタ受部23の実装領域と対応する部分が大きく切欠かれていないから、不正行為を防ぐことができる。
【0035】
ここで、例えば制御基板15を皿状部材16に対して固定したもとで、該皿状部材16に対してカバー状部材17を回動開閉する場合、殊にコネクタ受部23の制御基板15からの突出高さが大きいものや複数のコネクタ受部23が近接して並んでいるものでは、円弧状に移動する保護壁19の各開口部19bの縁部にコネクタ受部23が干渉して挿入できなくなるおそれがある。しかるに実施例では、コネクタ受部23を開口部19bから突出させた状態で制御基板15をカバー状部材17に予め固定したもとで、該カバー状部材17を皿状部材16に対して回動開閉するよう構成したから、カバー状部材17の回動開閉に際してコネクタ受部23と保護壁19とが干渉することはなく、スムーズな開閉が達成される。なお、制御基板15はカバー状部材17に対して上端部側が2個のネジ20で固定されているだけで、下端部側はボス21,30により保持されるよう構成してあるから、固定用のネジの使用本数を低減してコストを低廉に抑えることができると共に、組立て工数を低減することもできる。
【0036】
前述した実施例では、制御基板ケースの上側にコネクタ受部を配置し、下側に連結部を配置した場合で説明したが、上下が逆の構成であってもよく、あるいは左または右側にコネクタ受部を配置し、その反対側に連結部を配置する構成を採用し得る。すなわち、皿状部材に係合したカバー状部材の回動軸線と直交する方向に離間する一側縁側にコネクタ受部を配置し、その反対側の縁部に連結部を配置したものであればよい。また、係合片とスリット,係合板との配設態様は、実施例とは逆に皿状部材に係合片を形成すると共に、カバー状部材にスリット,係合板を形成するようにしてもよい。更に、係合手段と被係合手段の構成は、実施例のような係合片、スリット,係合板等の形態に限定されるものでなく、ピンとU字状の溝等、他の構成のものを採用し得る。
【0037】
実施例では、下規制壁の内側面に傾斜面を形成したが、該下規制壁の厚みを同一に設定したもとで、その幅方向に離間して複数の案内片を形成し、該案内片の内側面に傾斜面(逃げ部)を形成してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る制御基板ケースの組付け構造によれば、制御基板に実装された各コネクタ受部の外周囲はカバー状部材の保護壁により覆われているから、コネクタ受部と制御基板との実装部が傷付いたり破損するのを防止することができ、また不正行為を防ぐこともできる。また制御基板をカバー状部材に予めネジ止め固定したもとで、該カバー状部材を皿状部材に対して回動開閉するよう構成したから、カバー状部材の回動開閉に際してコネクタ受部と保護壁とが干渉することはなくスムーズな開閉を行ない得る。
【0039】
前記皿状部材に設けた支持片により制御基板の裏面を支持し得るから、コネクタ受部に対してコネクタを接続するに際して制御基板が撓むのは防止され、両者の確実な接続を達成し得る。また、皿状部材における下規制壁の内側面に傾斜面を形成したことで、皿状部材に対してカバー状部材を回動開閉するに際して該カバー状部材および制御基板を上側壁から離間させることができる。すなわち、制御基板の端縁部が支持片と干渉するのを防止し、皿状部材とカバー状部材との組付けおよび組外しを容易に行ない得る。更に、制御基板におけるコネクタ受部実装される上端部の裏面を支持する支持片の内側面を傾斜するよう構成したから、制御基板の対応する端縁部を案内してカバー状部材の円滑な回動開閉を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る制御基板ケースが採用されるパチンコ遊技機を概略で示す背面図である。
【図2】実施例に係る制御基板ケースの分解斜視図である。
【図3】実施例に係る制御基板ケースを皿状部材に対してカバー状部材を回動開放した状態で示す概略斜視図である。
【図4】実施例に係る制御基板ケースを示す要部縦断側面図である。
【図5】実施例に係る制御基板ケースのカバー状部材を示す正面図である。
【図6】実施例に係る制御基板ケースのカバー状部材を示す背面図である。
【図7】実施例に係る制御基板ケースのカバー状部材を示す要部縦断側面図である。
【図8】実施例に係る制御基板を示す正面図である。
【図9】実施例に係る制御基板ケースの皿状部材を示す正面図である。
【図10】実施例に係る制御基板ケースの皿状部材を第2支持片の形成位置で縦断して示す側面図である。
【図11】実施例に係る制御基板ケースの皿状部材をスリットの形状位置で縦断して示す側面図である。
【図12】皿状部材のスリットに対してカバー状部材の係合片を挿入した状態を示す組立て工程図である。
【図13】皿状部材に対してカバー状部材を回動閉成する状態を示す組立て工程図である。
【図14】皿状部材とカバー状部材との開口縁部を整合させた状態を示す組立て工程図である。
【符号の説明】
15 制御基板
15a 通孔
15b 透孔
16 皿状部材
16a 後面壁
16b , 16c , 16d , 16e 上下および左右の側壁
17 カバー状部材
18a 前面壁
18b , 18c , 18d , 18e 上下および左右の側壁
19 保護壁
19a ネジ孔
19b 開口部
20 ネジ
21 位置決めボス
21a ピン部
23 コネクタ受部
24 係合片(係合手段)
27a 下規制
27b 左規制壁
27c 右規制壁
28 スリット(被係合手段)
29 係合板(被係合手段)
31 第1支持片(支持片)
32 第2支持片(支持片)
33 傾斜
34 第1連結部
35 第2連結部

Claims (3)

  1. 矩形状の後面壁 (16a) の縁部に上下および左右の側壁 (16b,16c,16d,16e) が連設されて前側に開口する皿状部材(16)と、この皿状部材(16)に着脱可能に組付けられ、矩形状の前面壁 (18a) の縁部に上下および左右の側壁 (18b,18c,18d,18e) が連設されて後側に開口するカバー状部材(17)とからなり、皿状部材(16)とカバー状部材(17)との間に電気的な矩形状の制御基板(15)が収容されると共に、皿状部材(16)とカバー状部材(17)とは、対応する側縁部に形成されて互いに係脱可能な係合手段(24)と被係合手段(28,29)とを介して回動開閉可能に構成されると共に、対応する下側縁部に形成された第1連結部 (34) および第2連結部 (35) を連結することで分離不能に構成された制御基板ケースであって、
    前記係合手段 (24) は、カバー状部材 (17) における左右側壁 (18d,18e) の上端部に夫々形成され、後方かつ上方に延在する略L字状の係合片 (24) で構成され、
    前記被係合手段 (28,29) は、皿状部材 (16) における左右側壁 (16d,16e) の上端部内側に夫々形成されて前記係合片 (24) の挿入を許容して該係合片 (24) を収容するスリット (28) と、該スリット (28) の上端部前面を塞ぐように形成されて該スリット (28) に挿入された係合片 (24) と係合する係合板 (29) とで構成され、
    前記カバー状部材(17)における上側壁 (18b) の開放縁部には、前記制御基板(15)の上端部の表面に左右方向に列をなして実装された複数のコネクタ受部(23)の夫々の外形と略同一寸法で開口する開口部(19b)を複数開設した保護壁(19)が、該カバー状部材 (17) の開口面に沿って上方に延出するよう連設され、
    前記保護壁 (19) における左右両端にネジ孔 (19a,19a) を夫々螺設すると共に、前記制御基板 (15) の上端部における左右両側の対応位置に通孔 (15a,15a) を穿設し、
    前記保護壁 (19) 対応する開口部(19b)から制御基板(15)の各コネクタ受部(23)が外方に突出するよう該制御基板 (15) を保護壁 (19) の後面側に臨ませてセットした状態で、前記通孔 (15a,15a) に挿通したネジ (20,20) を前記ネジ孔 (19a,19a) に螺挿することで、該制御基板 (15) がカバー状部材 (17) の開口側に着脱自在に固定され、
    前記皿状部材(16)には、下側壁 (16c) および左右側壁 (16d,16e) の内方位置に、カバー状部材(17)を組付けた状態で、該カバー状部材 (17) の下側壁 (18c) および左右側壁 (18d,18e) の内側に臨み得る下規制壁 (27a) および左右規制壁 (27b,27c) が設けられると共に、該皿状部材 (16) の各規制壁 (27a,27b,27c) および上側壁 (16b) の内側に、前記制御基板(15)の裏面を支持する同一高さ寸法の支持片(31,32)が夫々設けられ、
    前記皿状部材 (16) の上側壁 (16b) 、下規制壁 (27a) および左右規制壁 (27b,27c) は、カバー状部材 (17) を組付けた状態で、制御基板 (15) の外周を略隙間なく囲うよう構成され、
    前記皿状部材(16)における下規制壁 (27a) の内側面を、その基端側から開放端側に向かうにつれて該皿状部材 (16) の上側壁 (16b) から離間する傾斜面 (33) に形成し、該上側壁 (16b) の内側に位置する支持片 (32) から制御基板 (15) の上端縁部を離間する方向へカバー状部材 (17) を移動可能とした
    ことを特徴とする制御基板ケースの組付け構造。
  2. 前記制御基板 (15) におけるコネクタ受部 (23) が実装される上端部の裏面を支持する支持片 (32) の内側面を、その基端側から制御基板 (15) の支持端側に向かうにつれて前記下規制壁 (27a) から離間するよう傾斜させた請求項1記載の制御基板ケースの組付け構造。
  3. 前記左右規制壁 (27b,27c) は、皿状部材 (16) の左右側壁 (16d,16e) から内方に離間して前側に突出するよう略平行に立設され、該左右側壁 (16d,16e) の上端部に、対応する左右規制壁 (27b,27c) との間に縦長の前記スリット (28) が形成されると共に、左右規制壁 (27b,27c) の各上端縁部は、スリット (28) の上端部近傍から前側に突出する請求項1または2記載の制御基板ケースの組付け構造。
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