JP3860723B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、回動式遊技機等の遊技機、取り分けその基板ケースの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技機本体の裏側に、基板ケースに収納された電源基板、主制御基板、払い出し制御基板、音声制御基板、ランプ制御基板等を設けている。
【0003】
従来の基板ケースは、表板部を含むケース本体と、裏板部を含むケース蓋とに分割され、ケース本体の表板部と相対向する側に、基板の大きさ以上の開口部が形成されている。そして、基板を組み込む際には、ケース本体とケース蓋とを分離して、そのケース本体の開口部側からケース本体内に基板を板厚方向に挿脱自在に挿入してから、ケース本体の開口部側にケース蓋を装着して、ケース本体とケース蓋とによって基板を板厚方向の両側から挟んで固定するか、又はケース本体内にネジ等で基板を固定して、その後にケース本体の開口部側をケース蓋で塞ぐようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の基板ケースは、ケース本体に対して基板をその板厚方向に挿入する構造であるため、ケース本体にその表板部に対応して大きな開口部を形成する必要があり、しかもケース蓋もその大きな開口部を塞ぐだけの大きさにする必要がある。
【0005】
このため従来の基板ケースでは、構造的にケース本体及びケース蓋の剛性が低下し、耐久性に欠ける問題がある。特に偏平状の基板ケースの場合には、ケース蓋は勿論のこと、ケース本体も偏平状になり、その偏平状のケース本体に大きな開口部を形成することになるため、その剛性が非常に大きな問題となる。
【0006】
またパチンコ機等の弾球遊技機で使用する基板ケースでは、不正行為を防止するためにも開口部の大きさを極力小さくすることが望ましい。しかし、従来の基板ケースでは、ケース本体側の開口部が非常に大きくなるため、不正行為を招き易い等の問題もある。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、ケース本体側の開口部を小さくできると共に、基板の挿入時にその裏側に突出する電気部品のピン等の突起がケース本体に接触することもなく、基板をケース本体に容易に挿入できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基板ケース34内に、電気部品40,41が装着された基板33を収納してなる遊技機において、前記基板ケース34は、前記基板33の一端側に対応する開口部37が形成された箱状のケース本体38と、該ケース本体38の前記開口部37側に着脱自在に装着されたケース蓋39とを備え、前記開口部37から前記ケース本体38にその板面方向に挿入される前記基板33にコネクタ41を設け、前記ケース本体38に、該ケース本体38内の前記基板33の前記コネクタ41が前記基板33の板厚方向から嵌脱自在に嵌合する開口50を設け、前記ケース本体38内に、前記基板33の挿入時に該基板33の裏側に対向する裏板部43から該基板33を離間させて案内する案内部52と、前記ケース本体38内に挿入された前記基板33の前記開口部37と反対側の端部を挟んで固定する挟持部53と、前記案内部52と前記挟持部53との間に配置され且つ前記基板33の挿入時に前記コネクタ41が前記開口50に嵌合するように前記基板33の前記反対側の端部を案内する傾斜案内部54とを設け、前記ケース蓋39に、該ケース蓋39の前記ケース本体38への装着時に前記基板33の端部を挟んでコネクタ41が前記開口50に嵌合した状態で前記基板33を固定する保持部57aを設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図9はパチンコ機等の弾球遊技機に採用した第1の実施形態を例示する。図1及び図2において、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢着された前枠3とを有する。前枠3には、その窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置されている。
【0010】
前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着されている。前枠3の下部には、余剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル10とが設けられている。発射手段9は上皿7から供給される遊技球を遊技盤4の遊技領域11へと発射するためのものである。
【0011】
遊技盤4には、ガイドレール12が環状に装着されると共に、そのガイドレール12の内側の遊技領域11に特別図柄表示手段12a、普通図柄表示手段13、特別図柄始動手段14、普通図柄始動手段15、可変入賞手段16等の複数個の遊技部品が配置されている。
【0012】
前枠3の裏側には、図2に示すように、遊技盤4を裏側から押さえる裏機構板17が開閉自在に装着されている。裏機構板17には、遊技盤4の裏側の裏カバー18が嵌合する開口部19が形成され、その上側に遊技球タンク20、タンクレール21が、左右方向の一側に払い出し手段22が、下側に通路ユニット23が夫々設けられている。
【0013】
遊技球タンク20は、遊技球補給系から補給された遊技球を貯留して、タンクレール21を経て払い出し手段22側へと供給するためのものである。払い出し手段22は、賞球の払い出し指令等があったときに、遊技球タンク20からタンクレール21を経て供給される遊技球を払い出すためのもので、裏機構板17の裏側に着脱自在に装着されている。通路ユニット23は、払い出し手段22により払い出された遊技球を上皿7へと案内し、また上皿7の遊技球が満杯状態のときに、余剰球を下皿8へと案内するようになっている。
【0014】
裏カバー18は、遊技盤4に装着された特別図柄表示手段12a等の複数の遊技部品を裏側から覆うためのもので、遊技盤4に着脱自在に固定されている。裏カバー18には、主制御基板24を収納する主制御基板ケース25と、ランプ制御基板26を収納するランプ制御基板ケース27と、音声制御基板28を収納する音声制御基板ケース29とが着脱自在に装着されている。
【0015】
通路ユニット23の裏側には、左右方向にケース取り付け板30が装着され、このケース取り付け板30の裏側に、払い出し制御基板31を収納する払い出し制御基板ケース32と、電源基板33を収納する電源基板ケース34とが左右に配置されている。払い出し制御基板ケース32と電源基板ケース34は、左右方向の一端側からケース取り付け板30の上下一対の案内部35間に摺動自在に挿入され、ケース取り付け板30側の他端側のストッパー部(図示省略)と他端側の係止爪36との間で着脱自在に固定されている。
【0016】
電源基板ケース34は、図3〜図8に示すように全体として略矩形状の偏平箱状であって、電源基板33の一端側に対応する開口部37が形成された偏平な箱状のケース本体38と、このケース本体38の開口部37側に着脱自在に装着されたケース蓋39とを備え、電源基板33が開口部37側からケース本体38内にその板面方向に挿脱自在に挿入されている。なお、主制御基板ケース25、ランプ制御基板ケース27、音声制御基板ケース29、払い出し制御基板ケース32も、電源基板ケース34と略同様に構成されている。
【0017】
電源基板33は矩形状であって、中央部分にトランス、トランジスタ、IC、その他の比較的大型の電気部品40が装着され、周縁部分にその端縁に沿ってコネクタ(電気部品)41が装着されている。この実施形態では、コネクタ41は、電源基板33の挿入方向と直交する方向の両端部に、その端縁に沿って1個又は複数個設けられている。なお、コネクタ41は、電源基板33の挿入方向と直交する方向の両端部の内、その一方に配置しても良いし、また開口部37と反対側の端部に配置しても良い。
【0018】
ケース本体38は、電源基板33の表裏両側に対応する表板部42及び裏板部43と、この表板部42及び裏板部43を連結する三方の周壁部44,45とを一体に備え、内部を透視可能な透明又は着色透明の合成樹脂材料によって一体に成型されている。裏板部43は電源基板33と略平行になっている。
【0019】
表板部42には、その内部の電源基板33との間に、電気部品40の収容空間を確保できるように表側に突出する台形状の突出部47が形成されると共に、開口部37側を除く周縁部分に突出部47よりも低い段部48,49が端縁に沿って形成されている。段部48,49は、表板部42の三方の周縁部分に、内側から電源基板33の周縁部が当接するように形成され、また段部48に電源基板33のコネクタ41が内側から嵌脱自在に嵌合する開口50が各コネクタ41に対応して形成されている。なお、突出部47には、放熱用の小孔51が多数形成されている。
【0020】
なお、この実施形態では、表板部42の三方の周縁部分に段部48,49が形成されているが、電源基板33側の各コネクタ41に対応して少なくとも電源基板33の挿脱方向と直交する方向の両側に段部48があれば十分である。
【0021】
ケース本体38の開口部37は略凸字状に開口しており、この開口部37側で電源基板33を段部48よりも裏板部43側の相対向する一対の両周壁部44間に合わせた後、その裏板部43に沿って板面方向に挿脱自在に挿入するようになっている。
【0022】
ケース本体38内には、電源基板33の挿入時に、この電源基板33をその裏側に対向する裏板部43から離間させた状態で摺動自在に案内する一対の案内部52が一体に設けられている。この案内部52は、電源基板33の挿入方向と直交する方向の両端部において、裏板部43から段部48側に突出するように電源基板33の挿入方向にリブ状に設けられている。なお、案内部52の高さは、電源基板33の挿入時にコネクタ41が段部48側に接触せず、しかも電源基板33の裏側に突出するコネクタ41等の端子ピン41aが裏板部43に接触しない程度になっている。
【0023】
ケース本体38内の開口部37と反対側には、電源基板33の端部を開口部37と反対側の段部49との間で挟んで固定するための挟持部53が設けられている。この挟持部53は案内部52に一体に設けられ、また挟持部53と案内部52との間には、電源基板33の端部を挟持部53側へと摺動自在に案内する傾斜案内部54が設けられている。
【0024】
なお、挟持部53は、段部48又は周壁部45側の受け部との間で電源基板33を挟持するようにしても良い。案内部52は、周壁部44との間に所定の間隔をおいて設けられている。また案内部52は周壁部44に近接させて一体に設けても良いし、周壁部44に設けても良い。挟持部53は、開口部37と反対側の周壁部45に設けても良い。
【0025】
ケース蓋39は、開口部37を形成するケース本体38の表板部42、裏板部43及び一対の周壁部44間に摺接するように、ケース本体38の開口部37側の形状に合わせて略凸字状に構成された嵌合部55と、この嵌合部55の外端側の端板部56とを一体に備え、ケース本体38の開口部37側に嵌脱自在に嵌合されている。なお、ケース蓋39は、ケース本体38と同様、内部を透視可能な透明又は着色透明の合成樹脂材料によって一体に成型されている。
【0026】
ケース蓋39内には、このケース蓋39をケース本体38の開口部37に嵌合したときに、電源基板33の表側がケース本体38の段部48に沿って当接するように、その段部48との間で電源基板33を挟んで固定状に保持するための保持部57aが一体に設けられている。この保持部57aは、電源基板33の挿入方向と直交する方向の両端部に、ケース蓋39の側壁55aの内側に一体に形成され、ケース本体38の周壁部44と案内部52との間に挿脱自在になっている。
【0027】
なお、保持部57aは、ケース蓋39からケース本体38内に突出しない程度の長さであるが、ケース蓋39からケース本体38内に突出させて、ケース蓋39をケース本体38の開口部37に嵌合したときに、コネクタ41の裏側に対応する程度の長さにすれば、コネクタ41に外部コネクタを接続するときに、電源基板33にかかる加重を保持部57aで担持することも可能である。
【0028】
また保持部57aは、電源基板33側のコネクタ41の端子ピン41a等の突起と干渉しない位置であれば、両案内部52の内側となるように配置しても良い。更に保持部57aが長い場合には、ケース蓋39にネジ、係止構造を介して着脱自在に固定しても良い。
【0029】
ケース本体38の開口部37側の端部とケース蓋39の嵌合部55には、その段部48側の両端部に固定孔57,58が形成され、この固定孔57,58に螺合するネジ59により、ケース蓋39がケース本体38に嵌合した状態で両者を着脱自在に固定するようになっている。なお、固定孔57,58は、突出部47の両側に設けられている。
【0030】
電源基板ケース34内に電源基板33を組み込む場合には、先ずケース本体38とケース蓋39とを分離し、ケース本体38の開口部37側の一対の周壁部44間に電源基板33の先端側を入れて、図9に示すように電源基板33の裏側を各案内部52上に載せ、その状態で電源基板33を案内部52に沿ってケース本体38内へとa矢示方向に挿入する。
【0031】
このようにすれば、電源基板33の表側の電気部品、コネクタ41等がケース本体38の表板部42側に接触したり、電源基板33から裏側に突出する端子ピン41a等の突起が裏板部43側に接触したりすることがなく、電源基板33を容易にケース本体38内へと挿入することができる。
【0032】
電源基板33を案内部52に沿ってケース本体38内に挿入すると、その先端側が傾斜案内部54に沿って挟持部53側へと案内されて行き、この挟持部53とケース本体38の段部49との間で挟持される。この状態で電源基板33は図9に仮想線で示すようにケース本体38内で傾斜状になり、コネクタ41の一部が段部48側の開口50に嵌合する。
【0033】
次に電源基板33の後端部の裏側に保持部57aの先端を合わせて、その保持部57aで電源基板33の後端側を段部48側へと持ち上げると、電源基板33のコネクタ41が開口50に嵌合して段部48の外側に突出する。そして、その状態でケース蓋39をケース本体38の開口部37に合わせて、このケース蓋39をケース本体38に嵌め込んで、ケース蓋39によってケース本体38の開口部37を塞ぎ、その後、ネジ59でケース蓋39をケース本体38に固定する。これによって、ケース本体38内の電源基板33をその段部48,49と挟持部53及び保持部57aとの間で表裏両側から挟んで固定できる。
【0034】
この実施形態では、偏平な箱状のケース本体38の一端側に開口部37を形成し、その開口部37側から電源基板33をその板面方向に挿脱自在に挿入することにより、ケース本体38の開口部37を小さくでき、ケース本体38及びケース蓋39の剛性を容易に確保でき、その剛性が向上する。また開口部37を小さくできるため、不正行為等に対する対策も容易に講じることが可能である。
【0035】
またケース本体38内には、電源基板33を裏板部43から離間させた状態で挿入方向に案内する案内部52があるため、電源基板33の裏側の端子ピン41a等の突起が裏板部43と干渉するようなこともなく、電源基板33をケース本体38内に容易に挿入できる。しかも、ケース本体38の開口部37にケース蓋39を装着すれば、ケース本体38内で電源基板33を固定できるので、ケース本体38内での電源基板33の固定も容易にできる。更にケース蓋39を装着することによって、電源基板33のコネクタ41をケース本体38側の開口50に嵌合させることができるため、予めコネクタ41を開口50に嵌合させておく必要もない。
【0036】
図10及び図11は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、ケース本体38に、その表板部42等の開口部37側の端部に孔状の被係合部60が形成され、ケース蓋39に、このケース蓋39をケース本体38の開口部37側に嵌合させたときに、ケース本体38の被係合部60側に係脱自在に係合する爪状の係合部61が形成されている。他の構成は、第1の実施形態と同じである。
【0037】
この場合には、ケース蓋39をケース本体38の開口部37に嵌合させると、ケース蓋39の係合部61がケース本体38の被係合部60に内側から係合し、これによってケース蓋39をケース本体38に固定できる。なお、被係合部60、係合部61は1個でも良いし、複数個でも良い。またケース本体38側に係合部61を設け、ケース蓋39側に被係合部60を設けても良い。
【0038】
図12及び図13は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態では、ケース本体38に、その表板部42等の開口部37側の端部に孔状の位置決め凹部62が形成され、ケース蓋39に、このケース蓋39をケース本体38の開口部37側に嵌合させたときに、ケース本体38の被係合部60側に係脱自在に係合する位置決め凸部63が形成されている。他の構成は、第1の実施形態と同じである。
【0039】
この場合には、ケース蓋39をケース本体38の開口部37に嵌合させると、位置決め凹部62と位置決め凸部63とが係合して、ケース本体38に対してケース蓋39を位置決めする。なお、ケース本体38に位置決め凸部63を、ケース蓋39に位置決め凹部62を夫々設けても良い。
【0040】
図14及び図15は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態では、ケース蓋39をケース本体38に装着した状態で封止する封止ピン式の複数個の封止手段66が設けられている。封止手段66は、その一部を損壊して開封するようになっており、開封後に他の封止手段66で封止すれば、前の封止手段66側に損壊痕が残るように構成されている。
【0041】
各封止手段66は、封止ピン67と、ケース蓋39(又はケース本体38)側に設けられ且つ封止ピン67を保持する保持部68と、ケース本体38(又はケース蓋39)側に設けられ且つ封止ピン67が離脱不能に係合する受け部69と、保持部68(又は受け部69)とケース蓋39(又はケース本体38)との間に設けられた開封用の損壊部70とを備えている。
【0042】
封止ピン67は頭部71と係合部72とを有する。保持部68は有底状であり、その底部73側に封止ピン67が挿通されている。受け部69は、ケース本体38の開口部37側の突出部74に形成され、保持部68と反対側が閉鎖されている。受け部69内には、封止時に封止ピン67の係合部72が係合する係止部75が中間に形成されている。損壊部70は、工具等で容易に損壊できるように括れ状になっている。他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0043】
封止ピン67は、頭部71が分離可能に保持部68に連結されており、通常、図15に仮想線で示すように保持部68内に保持されている。ケース蓋39をケース本体38に装着した後、何れかの封止手段66を使用して閉状態に封止する。この場合には、封止ピン67を受け部69側に押圧すると、その頭部71が保持部68から分離して押し込まれ、封止ピン67の係合部72が受け部69の係止部75に係合し、これによって離脱不能に封止できる。
【0044】
開封する場合には、損壊部70を工具等で切断して損壊すると、保持部68がケース蓋39から分離して、封止ピン67により受け部69側に結合した状態で残るので、ケース蓋39をケース本体38から分離できる。また損壊部70に損壊痕が残るため、不正に開封しても、その損壊痕で容易に発見できる。再度、封止する場合には、他の封止手段66を利用して封止する。
【0045】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、各実施形態では、電源基板33を収納する電源基板ケース34に採用した場合を例示しているが、本発明は、基板と基板ケースとの相対的構造に関するものであって、電源基板ケース34に限定されるものではなく、主制御基板ケース25、ランプ制御基板ケース27、音声制御基板ケース29、払い出し制御基板ケース32等とその内部の主制御基板24、ランプ制御基板26、音声制御基板28、払い出し制御基板31との関係でも同様に実施可能である。またその基板ケース等は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機の他、回胴式遊技機等の各種の遊技機に使用するものであっても良い。
【0046】
ケース本体38とケース蓋39の固定手段は、ネジ等によるネジ式、被係合部60と係合部61とを含む係合式等を利用しても良いし、その他のものを利用しても良い。係合手段を利用する場合には、その被係合部60と係合部61は、ケース本体38とケース蓋39との何れに設けても良い。ケース本体38、ケース蓋39の形状、構造は、その基板ケースの用途、装着箇所に応じて適宜変更可能である。封止手段66は、他の構造でも良い。
【0047】
またケース蓋39は、ケース本体38の開口部37側を着脱自在に塞ぐものであれば良く、各実施形態に例示のように必ずしもケース本体38の開口部37内に内嵌させる必要はなく、ケース本体38の開口部37側の外側に外嵌させるようにしても良い。基板ケースを遊技機の所要箇所に着脱自在に装着する場合の装着手段は、自在に選択すれば良い。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、基板ケース34内に、電気部品40,41が装着された基板33を収納してなる遊技機において、基板ケース34は、基板33の一端側に対応する開口部37が形成された箱状のケース本体38と、該ケース本体38の開口部37側に着脱自在に装着されたケース蓋39とを備え、開口部37からケース本体38にその板面方向に挿入される基板33にコネクタ41を設け、ケース本体38に、該ケース本体38内の基板33のコネクタ41が基板33の板厚方向から嵌脱自在に嵌合する開口50を設け、ケース本体38内に、基板33の挿入時に該基板33の裏側に対向する裏板部43から該基板33を離間させて案内する案内部52と、ケース本体38内に挿入された基板33の開口部37と反対側の端部を挟んで固定する挟持部53と、案内部52と挟持部53との間に配置され且つ基板33の挿入時にコネクタ41が開口50に嵌合するように基板33の反対側の端部を案内する傾斜案内部54とを設け、ケース蓋39に、該ケース蓋39のケース本体38への装着時に基板33の端部を挟んでコネクタ41が開口50に嵌合した状態で基板33を固定する保持部57aを設けているので、ケース本体38側の開口部37を小さくできると共に、基板33の挿入時にその裏側に突出する電気部品のピン41a等の突起がケース本体38に接触することもなく、基板33をケース本体38に容易に挿入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の背面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す電源基板ケースの背面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】図3のY−Y線断面図である。
【図6】図3のZ−Z線断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す電源基板ケースの分解斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示すケース蓋の斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す組み立て過程の断面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態を示す電源基板ケースの断面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す電源基板ケースの斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施形態を示す電源基板ケースの断面図である。
【図13】本発明の第3の実施形態を示す電源基板ケースの斜視図である。
【図14】本発明の第4の実施形態を示す封止手段の斜視図である。
【図15】本発明の第4の実施形態を示す封止手段の拡大断面図である。
【符号の説明】
33 電源基板
34 電源基板ケース
37 開口部
38 ケース本体
39 ケース蓋
40 電気部品
41 コネクタ
43 裏板部
50 開口
52 案内部
60 被係合部
61 係合部
62 位置決め凹部
63 位置決め凸部
67 係止ピン

Claims (6)

  1. 基板ケース(34)内に、電気部品(40)(41)が装着された基板(33)を収納してなる遊技機において、前記基板ケース(34)は、前記基板(33)の一端側に対応する開口部(37)が形成された箱状のケース本体(38)と、該ケース本体(38)の前記開口部(37)側に着脱自在に装着されたケース蓋(39)とを備え、前記開口部(37)から前記ケース本体(38)にその板面方向に挿入される前記基板(33)にコネクタ(41)を設け、前記ケース本体(38)に、該ケース本体(38)内の前記基板(33)の前記コネクタ(41)が前記基板(33)の板厚方向から嵌脱自在に嵌合する開口(50)を設け、前記ケース本体(38)内に、前記基板(33)の挿入時に該基板(33)の裏側に対向する裏板部(43)から該基板(33)を離間させて案内する案内部(52)と、前記ケース本体(38)内に挿入された前記基板(33)の前記開口部(37)と反対側の端部を挟んで固定する挟持部(53)と、前記案内部(52)と前記挟持部(53)との間に配置され且つ前記基板(33)の挿入時に前記コネクタ(41)が前記開口(50)に嵌合するように前記基板(33)の前記反対側の端部を前記挟持部(53)へと案内する傾斜案内部(54)とを設け、前記ケース蓋(39)に、該ケース蓋(39)の前記ケース本体(38)への装着時に前記基板(33)の端部を挟んで前記コネクタ(41)が前記開口(50)に嵌合した状態で前記基板(33)を固定する保持部(57a)を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記裏板部(43)の基板挿入方向と直交する方向の両端部に前記案内部(52)を前記基板挿入方向にリブ状に設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 記ケース本体(38)前記基板(33)の表側に対向する表板部(42)に、前記基板(33)との間に前記電気部品(40)の収納空間を形成する突出部(47)と、該突出部(47)よりも低く内側から前記基板(33)が当接する段部(48)とを形成し、前記段部(48)に前記開口(50)を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記ケース本体(38)と前記ケース蓋(39)との一方に被係合部(60)を、他方に、前記ケース本体(38)に前記ケース蓋(39)を装着したときに前記被係合部(60)に係合する係合部(61)を夫々設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記ケース本体(38)と前記ケース蓋(39)との一方に位置決め凸部(63)を、他方に、前記ケース本体(38)に前記ケース蓋(39)を装着したときに前記位置決め凸部(63)が係合する位置決め凹部(62)を夫々設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  6. 前記ケース本体(38)と前記ケース蓋(39)とを封止ピン(67)により封止したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
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