JP4595974B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関する。
従来、遊技機としては、配線が接続されたコネクタを固定した制御基板を基板ケースに収容し、このコネクタが固定されている制御基板部分にカバー部材を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載された遊技機は、コネクタが固定されている基板部分にカバー部材を設けて制御基板の外部に露出する部分を少なくして制御基板の不正な改造を防止する。
特開2000−37507号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された遊技機では、コネクタとカバー部材との間にはコネクタを組み付けたりコネクタに装着される端子を取り外したりするためのクリアランスが必要であり、依然として制御基板が外部に露出する部分が存在していた。
本発明は、上記例示した課題に鑑みなされたものであり制御基板等への不正行為の防止を図ることができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、上述の目的を達成するべく、
制御基板と、
前記制御基板に固定され配線が接続されるコネクタと、
前記制御基板を収容する基板ケースとを備え、
前記基板ケースは、前記コネクタが外部に露出する開口部と、前記開口部の周縁に沿って前記制御基板に向かうようにして延びる筒状の立壁部とを有してなる遊技機であって、
前記コネクタは、直方体状をなし端子差し込み口を有する本体部と、該本体部から外周方向に延び前記制御基板と面接触する板状部と、該板状部に対して直交方向に突出する筒状の封止壁部とを備え、
前記立壁部の先端が、前記板状部に対し当接するとともに、
前記立壁部が前記封止壁部の内側に嵌り込むよう構成したことを特徴とする。
また、前記封止壁部の先端が、前記立壁部の付け根部に対応する基板ケースにほぼ当接するよう構成してもよい。
本発明によれば、制御基板等への不正行為の防止を図ることができる。
手段1.本発明の遊技機は、
制御基板に固定され配線が接続されるコネクタと、
前記コネクタが外部に露出する開口部を有し前記制御基板を収容する基板ケースと、
を備え、
前記コネクタは、前記開口部から前記制御基板を外部に露出させないように形成されている遮蔽部を有する、
遊技機。
この遊技機では、コネクタを固定した制御基板が基板ケースに収容され、基板ケースが有する開口部からコネクタが外部に露出している。ここで、コネクタは、開口部から制御基板を外部に露出させないように形成された遮蔽部を有している。このため、開口部から制御基板が外部に露出することはない。したがって、コネクタが固定されている開口部の隙間から行われる制御基板の不正な改造を防止することができる。
手段2.手段1に記載の遊技機であって、前記遮蔽部の外周の輪郭部分は、前記開口部の周縁よりも大きく形成されている、遊技機。こうすれば、開口部の周縁と遮蔽部との隙間をこじ開けることも困難になるため、一層制御基板の不正な改造を防止しやすい。
手段3.手段1又は2に記載の遊技機であって、前記遮蔽部は、前記制御基板に面接触するように形成されている板状部を備えている、遊技機。こうすれば、制御基板が板状部によって密着して保護されるため、制御基板の不正な改造を防止しやすい。
手段4.手段1〜3のいずれかに記載の遊技機であって、前記遮蔽部は、前記基板ケースと前記制御基板との隙間を封止するように前記開口部の周縁に沿って形成されている封止壁部を備えている、遊技機。こうすれば、基板ケースと制御基板との隙間を利用して制御基板に不正を働くことも困難になるため、一層制御基板の不正な改造を防止しやすい。
手段5.手段4に記載の遊技機であって、前記基板ケースは、前記開口部の周縁に沿って形成されている封止壁部の内側に嵌り込むように形成されている立壁部を備えている、遊技機。こうすれば、相対する基板ケースと制御基板に配置された遮蔽部とにそれぞれ形成された立壁部と封止壁部とが嵌り込むため、開口部から異物などを挿入しにくく、制御基板の不正な改造を防止しやすい。
手段6.手段5に記載の遊技機であって、前記遮蔽部は、可撓性を有する部材により形成されている、遊技機。こうすれば、遮蔽部の封止壁部が撓むことができるため、立壁部が封止壁部に嵌りやすい。
手段7.手段1〜6のいずれかに記載の遊技機であって、前記制御基板には、複数のコネクタが固定され、前記複数のコネクタには、各コネクタごとに前記遮蔽部が形成されている、遊技機。こうすれば、各コネクタごとに開口部から制御基板を外部に露出させないようにすることができる。
手段8.手段1〜6のいずれかに記載の遊技機であって、前記コネクタは、複数のコネクタが前記遮蔽部により一体となって形成されている一体化コネクタである、遊技機。こうすれば、遮蔽部を利用して複数のコネクタを一体化することができる。
手段9.手段1〜8のいずれかに記載の遊技機であって、前記コネクタは、前記配線に接続され前記制御基板に挿入実装される接合ピンを備えており、前記遮蔽部は、前記接合ピンの立設面と前記制御基板の基板面との間に空間ができるように形成されている、遊技機。こうすれば、接合ピンの立設面が制御基板に接しないため、はんだ付けなどにより接合ピンを制御基板に実装する際に熱の影響を受けてコネクタが変形したり加熱されたコネクタが接合ピンに流動したりして起きる接合ピンと制御基板との接合不良を防止することができる。
手段10.手段1〜9のいずれかに記載の遊技機であって、前記コネクタは、前記制御基板との取り付け用の位置決め部を備えている、遊技機。こうすれば、位置決め部を利用して、コネクタを制御基板に取り付けることができる。
手段11.手段1〜10のいずれかに記載の遊技機であって、前記基板ケースは、前記コネクタが外部に露出する開口部を有し前記制御基板を収容する蓋部材と、前記蓋部材に対してスライドして該蓋部材に一体化される底部材とを備えている、遊技機。このように、スライドして蓋部材と底部材とが一体化される基板ケースに本発明を適用することができる。
手段12.手段1〜10のいずれかに記載の遊技機であって、前記基板ケースは、前記制御基板を収容する底部材と、前記コネクタが外部に露出する開口部を有し前記底部材に対して回動して該底部材に一体化される蓋部材と、を備えている遊技機。このように、回動して蓋部材と底部材とが一体化される基板ケースでは、蓋部材の開口部が弧を描いて該開口部からコネクタが露出するため、例えばスライド式のものに比べて開口部が大きくなる。したがって、本発明を適用する意義が高い。このとき、前記遮蔽部は、可撓性の部材により形成されていることが好ましい。蓋部材が回動すると、蓋部材が弧を描いて遮蔽部に当接するためである。
手段13.手段1〜10のいずれかに記載の遊技機であって、前記基板ケースは、前記制御基板を収容する底部材と、前記コネクタが外部に露出する開口部を有し前記制御基板のうち前記コネクタが固定されている部分を覆う第1蓋部材と、前記制御基板のうち前記第1蓋部材によって覆われている部分以外の部分を覆うように形成されている第2蓋部材と、を備えている遊技機。このように、蓋部材が2つの部材からなる基板ケースに適用することができる。このとき、前記第1蓋部材及び第2蓋部材は、前記制御基板を収容し、前記底部材は、前記第1蓋部材及び第2蓋部材に対してスライドして該第1蓋部材及び第2蓋部材に一体化されてもよいし、あるいは、前記底部材は前記制御基板を収容し、前記第2蓋部材は、前記底部材に対して回動して該底部材に一体化されてもよい。また、基板ケースの蓋部材が3つ以上の部材から構成されていてもよいし、基板ケースの底部材が2つ以上の部材から構成されていてもよい。
手段14.前記遊技機はパチンコ機である、手段1〜13のいずれかに記載の遊技機。こうすれば、パチンコ機において、手段1〜13の作用効果が得られる。ここで、パチンコ機は、いわゆる第1種、第2種、第3種と称される機種であってもよいが、これら以外の機種であってもよい。
手段15.前記遊技機はスロットマシンである、手段1〜13のいずれかに記載の遊技機。こうすれば、スロットマシンにおいて、手段1〜13の作用効果が得られる。ここで、スロットマシンには、例えばAタイプ(ビッグボーナスゲームが小役ゲーム30回とJACゲーム3回のセットで構成されるタイプ)、Bタイプ(ビッグボーナスゲームが小役ゲーム30回とJACゲーム2回のセットで構成されるタイプ)、Cタイプ(シングルボーナスが頻繁に揃うタイプ)、AタイプとCタイプの複合機、BタイプとCタイプの複合機などがあるが、いずれのスロットマシンであってもよいし、これらのタイプ以外のスロットマシンであってもよい。
手段16.前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる融合機である、手段1〜13のいずれかに記載の遊技機。こうすれば、パチンコ機とスロットマシンとを融合させてなる融合機において、手段1〜13の作用効果が得られる。ここで、融合機としては、例えば遊技媒体としてメダルの代わりに遊技球を用いるスロットマシンなどが挙げられる。
また、本発明は、制御基板遮蔽構造に係る発明と見ることもできる。例えば、制御基板に固定され配線が接続されるコネクタと、前記コネクタが外部に露出する開口部を有し前記制御基板を収容する基板ケースと、を備え、前記コネクタは、前記開口部から前記制御基板を外部に露出させないように形成されている遮蔽部を有する、制御基板遮蔽構造として捉えることもできる。この制御基板遮蔽構造は、上述した手段1〜13のいずれかの構成を採用したものであってもよい。
あるいは、本発明は、コネクタに係る発明と見ることもできる。例えば、開口部を有し制御基板を収容する基板ケースに用いられ該開口部から外部に露出して該制御基板に固定され配線が接続されるコネクタであって、前記開口部から前記制御基板を外部に露出させないように形成されている遮蔽部、を備えているコネクタとして捉えることもできる。このコネクタは、上述した手段1〜13のいずれかの構成を採用したものであってもよい。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は本実施例のパチンコ機20を裏面から見た外観図であり、図2は基板ケース30の分解斜視図であり、図3は、基板ケース30の断面図であり、図4は、コネクタ60の取り付け部分の分解斜視図である。パチンコ機20は、図1に示すように、外枠2にヒンジ3を介して開閉自在に取り付けられた前枠4と、外枠2の裏側上部に取り付けられ遊技球を貯留可能なタンク6と、遊技球をタンク6から遊技球払出装置8へと導くタンクレール10と、遊技球払出装置8を制御する払出制御基板を収容する払出制御基板ケース12と、外枠2の裏面中央に開閉自在に取り付けられた大型カバー14と、パチンコ機20を制御するメイン制御基板31(図2参照)がその内部に固定された基板ケース30と、遊技球を遊技盤(図示せず)へ発射させるステップモータ16とを備える。なお、大型カバー14は、特別図柄表示装置としての液晶ディスプレイの表示制御を司る表示制御基板を収容する表示制御基板ケースや各種ランプの表示制御を司るランプ制御基板を収容するランプ制御基板ケースやスピーカからの発生音の制御を司る音声制御基板を収容する音声制御基板ケースなどが内包されている。
基板ケース30は、図2に示すように、メイン制御基板31を収容する蓋部材40と、蓋部材40に一体化される底部材50とからなる。蓋部材40は、その両端に鍔状部43が形成されている。また、底部材50には、その両端に蓋部材40の鍔状部43を嵌め込んで蓋部材40をスライドさせるガイド部53が形成されている。この基板ケース30は、鍔状部43とガイド部53を用いてメイン制御基板31を収容した蓋部材40に対して底部材50を上下方向にスライドさせ、底部材50により閉じて封止機構(図示せず)により着脱不能に封止して一体化するものである。この基板ケース30は、一体化された状態でパチンコ機20の背面に固定される。
蓋部材40は、透明なPC(ポリカーボネート樹脂)により成形されたものであり、メイン制御基板31の主回路を覆う主回路収容部41と、主回路収容部41に段差を設けて形成されメイン制御基板31に固定されたコネクタ60を覆うコネクタ収容部42とを備えている。このコネクタ収容部42には、コネクタ60を外部に露出する開口部45が設けられ、図3に示すように、この開口部45からコネクタ60に接続された配線束63が導出される。また、コネクタ収容部42には、図3及び図4に示すように、開口部45の周縁に沿って、基板ケース30に収容されるメイン制御基板31に向かうように蓋部材40に対して略垂直に立壁部46が形成されている。開口部45は、基板ケース30を一体化させる際に、組み付けしやすいようにコネクタ60との間に一定のクリアランスを有するように形成されている。
底部材50は、透明なPC(ポリカーボネート樹脂)により成形されたものであり、メイン制御基板31の裏面の突起などに接触しないように段差部52が形成されている。
メイン制御基板31は、絶縁体からなる板の表面に電気回路の配線をプリントし、その上に部品を実装した基板である。このメイン制御基板31には、複数のコネクタ60(ここでは3つ)が固定されている。
コネクタ60は、図3及び図4に示すように、絶縁性の材質により直方体と矩形状の受け皿とが一体となった形状に成形されたものであり、配線束63の先端に取り付けられたコネクタ端子62が着脱可能に差し込まれるように直方体形状の上部に形成されている端子差込口61と、この端子差込口61に差し込まれたコネクタ端子62と電気的に接続されると共に裏面から突出してメイン制御基板31の通過孔33(図4参照)に挿入される接合ピン67と、接合ピン67がコネクタの裏面で立設する立設面65aと、開口部45からメイン制御基板31を外部に露出させないように矩形の受け皿状に形成されている遮蔽部64とを備えている。メイン制御基板31は、このコネクタ60に装着されたコネクタ端子62の配線束63を介して他の制御基板と情報のやりとりを行う。なお、コネクタ60は、接合ピン67を複数(ここでは8本)備えている。
遮蔽部64は、図3及び図4に示すように、コネクタ60の下部に形成された矩形の受け皿状の部分であり、メイン制御基板31の板面に面接触してこれを覆うように板状に形成されている板状部65と、この板状部65の外周のまわりに沿って、蓋部材40に向かうように板状部65に対して略垂直に形成されている封止壁部66とを備えている。この遮蔽部64の外周の輪郭部分Mは、開口部45の周縁Lよりも大きく形成されている。封止壁部66は、蓋部材40の立壁部46の外周部分が封止壁部66の内周部分に略密着するような大きさに設計されている。このため、メイン制御基板31を収容した蓋部材40と底部材50とを一体化した際に、立壁部46が封止壁部66の内側に嵌り込む。また、コネクタ60が固定されたメイン制御基板31が蓋部材40に収容されたときに、遮蔽部64の板状部65と当接する高さに蓋部材40の立壁部46が設計され、蓋部材40に当接する高さに遮蔽部64の封止壁部66が設計されている。このため、メイン制御基板31を収容した蓋部材40と底部材50とを一体化した際に、立壁部46と板状部65とが当接し、封止壁部66と蓋部材40とが当接するため、蓋部材40とメイン制御基板31との隙間が遮蔽部64により封止される。また、遮蔽部64は、はんだ付けによりコネクタ60をメイン制御基板31に固定する際に、コネクタ60が熱の影響を受けないような大きさの空間が接合ピン67の立設面65aとメイン制御基板31の板面との間にできるように形成されている。
次に、コネクタ60をメイン制御基板31に固定させ、メイン制御基板31を基板ケース30に収容するメイン制御基板収容方法について図4を用いて説明する。ここで、メイン制御基板31には、コネクタ60の接合ピン67を通過させる通過孔33が複数(ここでは8つ)形成されている。まず、メイン制御基板31の通過孔33にコネクタ60の接合ピン67を通過させてコネクタ64をメイン制御基板31に位置決めする。これにより、遮蔽部64の板状部65とメイン制御基板31の板面とが面接触した状態となる。次に、メイン制御基板31の裏側からこの接合ピン67をはんだ付けすることによりコネクタ60をメイン制御基板31に固定する。続いて、蓋部材40に設けた開口部45からコネクタ60が露出するようにしてメイン制御基板31を蓋部材40に収容する。すると、蓋部材40の立壁部46が遮蔽部64の板状部65に当接するため、遮蔽部64により開口部45からメイン制御基板31が外部に露出しないようになる。このとき、蓋部材40の立壁部46が遮蔽部64の封止壁部66の内側に嵌り込む(図3参照)。このため、蓋部材40とメイン制御基板31との隙間が封止される。そして、蓋部材40の鍔状部43(図2参照)を底部材50のガイド部53に嵌め込み、底部材50をメイン制御基板31を収容した蓋部材40に底部材50をスライドさせ、封止機構(図示せず)により着脱不能に封止して一体化させる。こうして、メイン制御基板31は、遮蔽部64により開口部45から露出しないように基板ケース30に収容される。
以上詳述した本実施例のパチンコ機20によれば、コネクタ60を固定したメイン制御基板31が基板ケース30に収容され、基板ケース30が有する開口部45からコネクタ60が外部に露出している。ここで、コネクタ60は、開口部45からメイン制御基板31を外部に露出させないように形成された遮蔽部64を有している。このため、開口部45からメイン制御基板30が外部に露出することはない。したがって、コネクタ60が固定されている開口部45の隙間から行われるメイン制御基板31の不正な改造を防止することができる。また、開口部45の隙間からメイン制御基板31の不正な改造が行われたときには、その痕跡が遮蔽部64に残るため、メイン制御基板31の不正な改造を認識しやすい。
また、遮蔽部64の外周Mは、開口部45の周縁Lよりも大きく形成されているため、開口部45の周縁と遮蔽部64との隙間をこじ開けることも困難になり、一層メイン制御基板31の不正な改造を防止しやすい。更に、遮蔽部64は、メイン制御基板31に面接触するように形成されている板状部65を備えているため、メイン制御基板31が板状部65によって密着して保護され、メイン制御基板31の不正な改造を防止しやすい。更にまた、遮蔽部64は、蓋部材40とメイン制御基板31との隙間を封止するように開口部45の周縁に沿って形成されている封止壁部66を備えているため、蓋部材40とメイン制御基板31との隙間を利用してメイン制御基板31に不正を働くことも困難になり、一層メイン制御基板31の不正な改造を防止しやすい。そして、蓋部材40は、開口部45の周縁に沿って形成されている封止壁部66の内側に嵌り込むように形成されている立壁部46を備えているため、開口部45から異物などを挿入しにくく、メイン制御基板31の不正な改造を防止しやすい。
更に、メイン制御基板31には、複数のコネクタ60が固定され、複数のコネクタ60には、各コネクタごとに遮蔽部64が形成されているため、各コネクタごとに開口部45からメイン制御基板31を外部に露出させないようにすることができる。また、遮蔽部64は、接合ピン67の立設面65aとメイン制御基板31の板面との間に空間ができるように形成されているため、接合ピン67の立設面65aがメイン制御基板31に接することなく、はんだ付けなどにより接合ピン67をメイン制御基板31に接合する際に熱の影響を受けてコネクタ60が変形したり加熱したコネクタ60が接合ピンに流動したりして起きる接合ピン67とメイン制御基板31との接合不良を防止することができる。
なお、本発明は上述した実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
また、以下の説明において、上述した実施例と同じ構成については同じ符号を付しその説明を省略した。
例えば、上述した実施例では、立壁部46を備えている蓋部材40からなる基板ケース30としたが、図5(a)に示すように、立壁部46を備えていない蓋部材40Bからなる基板ケース30Bとしてもよい。こうしても、コネクタ60Bが固定されている開口部45の隙間から行われるメイン制御基板31の不正な改造を防止することができる。また、上述した実施例では、メイン制御基板31に面接触するように形成した板状部65を備えているコネクタ60からなる基板ケース30としたが、図5(b)に示すように、蓋部材40に面接触する板状部材65を備えたコネクタ60Cからなる基板ケース30Cとしてもよい。このとき、封止壁部66は、蓋部材40からメイン制御基板31に向かってメイン制御基板31に当接するように形成してもよい。こうしても、コネクタ60Cが固定されている開口部45の隙間から行われるメイン制御基板31の不正な改造を防止することができる。更に、上述した実施例では、封止壁部66を備えているコネクタ60からなる基板ケース30としたが、図5(c)に示すように、封止壁部66を備えていないコネクタ60Dからなる基板ケース30Dとしてもよい。こうしても、コネクタ60Dが固定されている開口部45の隙間から行われるメイン制御基板31の不正な改造を防止することができる。更にまた、上述した実施例では、立壁部46を備えている蓋部材40と、封止壁部66を備えているコネクタ60とからなる基板ケース30としたが、図5(d)に示すように、立壁部46を備えていない蓋部材40Eと、封止壁部66を備えていない遮蔽部64Eとからなる基板ケース30Eとしてもよい。こうしても、コネクタ60Eが固定されている開口部45の隙間から行われるメイン制御基板31の不正な改造を防止することができる。なお、上述した実施例では、立壁部46及び封止壁部66は、開口部45の周縁を一周するように形成したが、これらを開口部45の周縁の一部に形成してもよい。
また、上述した実施例では、コネクタ60ごとに遮蔽部64が形成されているものを用いたが、図6に示すように、複数のコネクタが遮蔽部64により一体となって形成されている一体化コネクタ60Fを用いてもよい。こうすれば、遮蔽部64を利用して複数のコネクタを一体化することができ、メイン制御基板31に組み付けやすい。このとき、図6及び図7に示すように、遮蔽部64は、メイン制御基板31Fとの取り付け用の位置決め部68を備えていてもよい。図6はコネクタ60Fの説明図であり、図7は、基板ケース30Fの説明図である。具体的には、コネクタ60Fの裏面から突出した接合ピン67よりも長くなるように位置決め部68を遮蔽部64の裏面に形成し、メイン制御基板31Fには、コネクタ60Fを位置決めする位置決め穴34を通過孔33の周辺に複数(例えば4つ)形成する。こうすれば、図7に示すように、一体化したコネクタ60Fの位置決め部68が位置決め穴34に差し込まれたあと、接合ピン67が通過孔33を通過するようになるため、位置決め部68を利用してコネクタ60Fをメイン制御基板31に配置しやすい。また、組み付け時にコネクタ60Fを机上などで待機させる場合、位置決め部68が接合ピン67より長く足の代わりになり接合ピン67が机上に接することがないため接合ピン67を保護することができる。
更に、遮蔽部64は、可撓性を有する部材(例えばプラスチックなど)により形成されていてもよい。こうすれば、遮蔽部64の封止壁部66が撓むことができるため、立壁部46が封止壁部66に嵌りやすい。このため、蓋部材40及び底部材50の材質やこれらを一体化させる方法など基板ケース30の設計がしやすくなる。
更にまた、上述した実施例では、基板ケース30は、コネクタ60が外部に露出する開口部45を有しメイン制御基板31を収容する蓋部材40と、蓋部材40に対してスライドして蓋部材45に一体化される底部材50とを備えているものとしたが、図7に示すように、基板ケース30Gは、コネクタ60が外部に露出する開口部45を有しメイン制御基板31を収容する底部材50Gと、底部材に対して蝶番部39により回動して底部材50に一体化される蓋部材40Gとを備えているものとしてもよい。このように、回動して蓋部材40Gと底部材50Gとが一体化される基板ケース30Gでは、蓋部材40Gの開口部45が弧を描いて開口部45からコネクタ60が露出するようになるため、例えばスライド式のものに比べて開口部45が大きくなる。したがって、本発明を適用する意義が高い。このとき、遮蔽部64は、可撓性を有する部材(例えばプラスチックなど)により形成されていることが好ましい。蓋部材40Gが回動すると、蓋部材40Gが弧を描いて遮蔽部64に当接するためである。
あるいは、図9に示すように、基板ケース30Hは、メイン制御基板31を収容する底部材50Hと、コネクタ60が外部に露出する開口部45を有しメイン制御基板31のうちコネクタ60が固定されている部分を覆うコネクタ収容蓋42H(第1蓋部材)と、メイン制御基板31のうちコネクタ収容蓋42Hによって覆われている部分以外の部分を覆うように形成されている主回路収容蓋41H(第2蓋部材)とを備えているものとしてもよい。このように、蓋部材が2つの部材からなる基板ケースに適用することができる。このとき、主回路収容蓋41H及びコネクタ収容蓋42Hは、メイン制御基板31を収容し、底部材50Hは、主回路収容蓋41H及びコネクタ収容蓋42Hに対してスライドして主回路収容蓋41H及びコネクタ収容蓋42Hに一体化されてもよいし、あるいは、底部材はメイン制御基板31を収容し、主回路収容蓋は、底部材に対して蝶番部により回動して底部材に一体化されてもよい。また、基板ケース30の蓋部材が3つ以上の部材から構成されていてもよいし、基板ケース30の底部材が2つ以上の部材から構成されていてもよい。
そして更に、本実施例では、メイン制御基板31に遮蔽部64を有するコネクタ60を適用したが、上述した払出制御基板、表示制御基板、ランプ制御基板及び音声制御基板など他の制御基板に遮蔽部64を有するコネクタ60を適用してもよい。
そして更にまた、上述した実施例では、パチンコ機20を例にとって説明したが、本発明が適用可能な遊技機はパチンコ機に限定されるものではなく、遊技球の入球に伴って当否判定を行う全ての遊技機、例えばパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機などにも適用することができるのは勿論である。あるいは、スロットマシンに適用することも可能である。
本実施例のパチンコ機20を裏面から見た外観図である。 本実施例の基板ケース30の分解斜視図である。 本実施例の基板ケース30の断面図である。 本実施例のコネクタ60の取り付け部分の分解斜視図である。 別の実施例の基板ケース30B,30C,30D,30Eの説明図である。 別の実施例のコネクタ60Fの説明図である。 別の実施例の基板ケース30Fの説明図である。 別の実施例の基板ケース30Gの説明図である。 別の実施例の基板ケース30Hの説明図である。
1 外枠、3 ヒンジ、4 前枠、6 タンク、8 遊技球払出装置、10 タンクレール、12 払出メイン制御基板、14 大型カバー、16 ステップモータ、20 パチンコ機、30,30B〜30H 基板ケース、31,31F メイン制御基板、33 通過孔、34 位置決め穴、39 蝶番部、40,40B〜40H 蓋部材、41 主回路収容部、41H 主回路収容蓋、42 コネクタ収容部、42H コネクタ収容蓋、43 鍔状部、45 開口部、46 立壁部、50,50B〜50H 底部材、52 段差部、53 ガイド部、60,60B〜60H コネクタ、61 端子差込口、62 コネクタ端子、63 配線束、64 遮蔽部、65 板状部、65a 立設面、66 封止壁部、67 接合ピン、68 位置決め部。

Claims (2)

  1. 制御基板と、
    前記制御基板に固定され配線が接続されるコネクタと、
    記制御基板を収容する基板ケースとを備え、
    前記基板ケースは、前記コネクタが外部に露出する開口部と、前記開口部の周縁に沿って前記制御基板に向かうようにして延びる筒状の立壁部とを有してなる遊技機であって、
    前記コネクタは、直方体状をなし端子差し込み口を有する本体部と、該本体部から外周方向に延び前記制御基板と面接触する板状部と、該板状部に対して直交方向に突出する筒状の封止壁部とを備え、
    前記立壁部の先端が、前記板状部に対し当接するとともに、
    前記立壁部が前記封止壁部の内側に嵌り込むよう構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記封止壁部の先端が、前記立壁部の付け根部に対応する基板ケースにほぼ当接するよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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