JP2997954B2 - パチンコ機の回路ボックス - Google Patents

パチンコ機の回路ボックス

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JP2997954B2
JP2997954B2 JP12179991A JP12179991A JP2997954B2 JP 2997954 B2 JP2997954 B2 JP 2997954B2 JP 12179991 A JP12179991 A JP 12179991A JP 12179991 A JP12179991 A JP 12179991A JP 2997954 B2 JP2997954 B2 JP 2997954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ機に関し、詳
しくは当該パチンコ機に配設した各種の電子機器を制御
し、或は各種のデータを収集するための制御手段を収納
する回路ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年のパチンコ機は電子
化が進み、役物の制御を始め、打球の発射や賞球の排出
及び補給、各種情報の表示や効果音の発声、或は打ち込
み球数や払い出し球数等の各種データの収集を、マイク
ロプロセッサーを中心とする電子的制御手段により行っ
ている。この電子的制御手段は、通常、外来ノイズの影
響を避けるために電磁シールド可能な回路ボックスに収
められ、更に、大当りの確率を変えるなど不正な改変を
防止するために封印が施してある。
【0003】そして、上記のような回路ボックスは種々
開発されており、例えば特開平2−142580号公報
には、内部を透視可能にクリアプレートを取り付けた可
視窓を形成し、この可視窓を通して改変の有無を確認で
きるようにしたものがある。
【0004】また、回路ボックスの遊技盤に対する取付
作業や、ボックス内部の電子的制御手段とボックス外部
の電気機器との接続作業を容易にするために、コネクタ
手段を有する取付部材を遊技盤に固定すると共に、回路
ボックスにもコネクタ手段を設け、回路ボックスを取付
部材に取り付けた際に両コネクタ手段が電気的に結合す
るようにしたものが、実開昭62−64579号公報や
実開昭62−122681号公報等で提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
可視窓を形成した回路ボックスの構造では、可視窓の死
角が生じ、この死角内や回路基板の裏面側で行われる改
変を発見できなかった。また、従来のコネクタ手段では
接続時に接触不良が発生したり、電源が接続された状態
のときに回路ボックスを外して回路基板を破損してしま
う事故等が発生したりして、満足の行くものではなかっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、電気的制御手段により各種の電気的機
器を制御するパチンコ機において、上記電気的制御手段
を構成する回路基板回路ボックスに収設し、該回路ボ
ックスには内部を透視可能に少なくとも平板部のほゞ全
面に亙る透視部を設け、上記回路基板に設けた第1コネ
クタと遊技盤に固定する取付部材に設けた第2コネクタ
とを電気的に接続することにより、取付部材と回路ボッ
クスとを着脱自在に止着すると共に、上記回路基板へ給
電中は上記第1コネクタと第2コネクタとの接続を解除
できないようにしたものである。
【0007】
【作用】路ボックス側の第1コネクタと取付部材側の
第2コネクタとを電気的に接続することにより、回路ボ
ックスと取付部材とを着脱自在に止着可能であると共
に、回路ボックスに給電中は第1コネクタと第2コネク
タとの接続を解除できない。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例について説明す
ると、図1はパチンコ機1の正面図であって、窓部を有
して額縁状の前枠2の一側を外枠3に開閉可能に蝶着
し、上記窓部には金枠4を設けて、該金枠4の上方部分
にはガラスを装着したガラス枠5を開閉可能に軸着し、
上記外枠3及びガラス枠5を施錠装置6で施錠する。ま
た、ガラス枠5の下方部分には上受皿7を設けたフロン
トプレート8等からなる上受皿セット9を設け、前枠2
の下方部分には下受皿10を設けた下受皿セット11を
設ける。そして、上記窓部の後方からこの窓部を塞ぐよ
うに遊技盤12を臨ませる。この遊技盤12の表面側に
はガイドレール13で囲まれる遊技部14を形成すると
共に、当該遊技部14内に可変表示装置15や変動入賞
装置16、始動口17や各種入賞具18…、風車19
…、或は各種の表示灯20…等を配設し、また最下位置
にアウト口21を配設する。また、上記下受皿10セッ
トの前面側には遊技部14に打ち込む打球の飛距離を調
整するための操作ハンドル22を設ける。
【0009】一方、図2は前枠2の背面図であって、上
記前枠2の背面側には、遊技盤12を収納する皿枠状の
金属板からなるリヤプレート23(機構板)を添設し、
このリヤプレート23の背面側にはベース本体24等の
機構枠体を設ける。尚、この機構枠体はパチンコ機1の
背面側における主要部材を前枠2の裏面側に取り付ける
ための部材の総称である。そこで、上記リヤプレート2
3には蝶番25を介して機構枠体の一部である可動枠体
26を開閉可能に蝶着する。この可動枠体26は上枠体
部分26aと下枠体部分26bとからなる分離可能な部
材であって、上枠体部分26aには賞球払出装置27を
形成する共に賞球誘導路28や賞球放出路29等を形成
する。前記可動枠体26は導電性部材で形成し、前記蝶
番25を介して球に帯電する静電気をリヤプレート23
に逃している。
【0010】そして、遊技盤12の裏面側には、可変表
示装置15や変動入賞装置16等、主に遊技盤12側の
制御を行う遊技制御回路を形成した遊技制御回路基板3
0(以下、回路基板30という)を収設した遊技制御回
路ボックス31を着脱可能に装着する。また、下枠体部
分26bにはセーフ球通路やセーフ球検出装置等を設け
ると共に、両枠体部分26a,26bには遊技盤12の
後方に臨む球寄せカバー32を設ける。そして、両枠体
部分26a,26bから外れた下方位置のリヤプレート
23には固定枠体33を設けて、打球発射装置、入賞球
処理装置、賞球払出装置27等、主にパチンコ機本体側
の制御処理を行う本体制御回路を形成した回路基板を収
設する本体制御ボックス34を設ける。また、上記固定
枠体33の下方に打球発射装置の駆動部や上受皿7から
溢れた球を下受皿10に誘導する流下樋35等を設け
る。尚、この流下樋35は導電性部材で形成し、ビス3
6にてリヤプレート23に止着することにより球に帯電
する静電気をリヤプレート23に逃すようにするとよ
い。
【0011】上記したベース本体24には遊技者に払い
出す賞球を貯留する上タンク37を設けると共に、該上
タンク37の下方に賞球誘導樋38を着脱可能に設け
て、上記した上枠体部分26a内に収設した賞球誘導路
28に連通させる。従って、上タンク37の球は賞球誘
導樋38から賞球誘導路28へ流入し、賞球払出装置2
7を介して賞球出口39からリヤプレート23に開設す
る上受皿入口40を通って上受皿7に払い出される。
【0012】そして、本発明では上記したように回路ボ
ックス31を遊技盤12に対して取付部材41を介して
着脱自在に止着するが、この実施例では、図3又は図4
に示すように、遊技盤12に固定した基枠部材42及び
該基枠部材42に着脱可能に設けた中継部材43により
取付部材41を構成し、この取付部材41を介して着脱
自在となっている。
【0013】上記回路ボックス31は、例えば図3ない
し図5に示すように、深皿状の上ケース44と浅皿状の
下ケース45とからなり、両ケース44,45は内部を
透視可能なように透明な合成樹脂で形成する。また、こ
の回路ボックス31に電磁シールド効果を付与するため
シールド手段として上ケース44の内側に導電性部材例
えば金属板からなるシールド部材46を添設する。具体
的に説明すると、図示の実施例において、上ケース44
は、遊技盤12に取り付けた状態では背面図(パチンコ
機1を前から見た場合を正面図として)の形状が縦長な
ほゞ矩形であって、各側壁部分は中段から平板部44a
に向けてやや縮径する斜面部44bを経て当該平板部4
4aに連なる。尚、斜面部44bには放熱のために複数
の通気孔47を開設する。また、一方の側壁部には後述
する第1コネクタ48が臨む切欠部49を設ける。更
に、側壁部の内縁には適宜位置に内向きの係止爪44′
を設けて上ケース44内に嵌着するシールド部材46の
端縁を係止させる。
【0014】シールド部材46は上記したように導電性
を有していればどのような材質でもよいが、加工性やコ
ストの面から鉄板やアルミニウム板などの金属板がよ
く、これを上ケース44とほゞ相似形に成型して上ケー
ス44の内面側に嵌装する。尚、シールド部材46にも
上記上ケース44の通気孔47に対応する位置に換気孔
50が設けてある。また、シールド部材46の底板部は
背抜き状に開口する観察口51となっており、この観察
口51が回路ボックス31の平板部44aのほゞ全面に
亙る透視部を形成する。更に、シールド部材46の短辺
の内面側には回路基板30を支える支持部52を形成
し、四隅には雌ネジ部を有するネジ孔を形成する。尚、
この実施例では上記支持部52及びネジ孔は断面形状が
ほゞL字状の補助金具52′をシールド部材46の内面
側に溶接することにより形成してある。そして、上記補
助金具52′の一部が回路基板30に設けたアース母線
と電気的に接触可能に形成してあり、止着状態のとき回
路基板30のアース母線とシールド部材46とが導通す
る。
【0015】一方、下ケース45も透明な合成樹脂から
なり、平板状本体部53の一側に第1コネクタ48用に
切欠状のコネクタ挿通部54を設けると共に、内面側
(回路ボックス31の内側になる面)の周縁には上記上
ケース44の内側に嵌合するリブ片55を立上げる。
尚、このリブ片55には必要に応じて切欠が設けてあ
る。また、平板状本体部53の四隅には、厚肉に形成す
ると共に取付孔を開設した取付部56を設ける(図8参
照)。
【0016】更に、下ケース45には、後述する取付部
材41に対する回路ボックス31の位置決めや、ガイド
のためにガイドボス57やガイド片58を設ける。ガイ
ドボス57は下ケース45の取付部56の一つを筒状に
延設してなり、ガイド片58は下ケース45の下方部分
に柵状に突設してなり、当該ガイド片58の先端には引
掛爪58aが設けてある。
【0017】そして、上記下ケース45の平板状本体部
53の外面側(回路ボックス31の外側になる面)に
は、回路基板30の裏面側のシールドを行う平板状のシ
ールド板59を着脱自在に設ける。即ち、下ケース45
の外面側の周縁に、シールド板59の肉厚にほゞ等しい
比較的高さの低い縁片60を設ける。この縁片60の適
宜位置、例えばコネクタ挿通部54を設けない長辺に沿
って形成した縁片60の一部に、シールド板59が係止
可能な係止片61を設けると共に、コネクタ挿通部54
側の隅部に係止部材62を設けて、上記係止片61と係
止部材62とでシールド板59を止着するのである。上
記係止部材62は、指掛け部62aと押圧部62bとを
有する断面ほゞL字状の部材であって、下ケース45と
上ケース44とを止着するために取付孔に通したビス6
3をワッシャ62′を介して補助金具52′のネジ孔に
螺着して、下ケース45に対して回動可能に取り付けて
ある。尚、図示していないが、係止部材62の押圧部6
2bには係止突起を設け、この係止突起に対応する係止
凹部或は係止孔をシールド板59に設け、係止部材62
がシールド板62の縁に直交して押え込む位置に節度を
持って停止するようになっている。
【0018】上記のような下ケース45にシールド板5
9を止着するには、当該シールド板59の一側を係止片
61の下に挿入して係止させると共に、係止部材62を
回動させて押圧部62bでシールド板59を押圧するの
である。即ち、額縁の裏蓋を止めるようにしてシールド
板59を止着するのである。尚、上記ビス63は、下ケ
ース45と上ケース44との止着ばかりではなく、各部
材を電気的に導通する役目も果たしており、上記ビス6
3をネジ孔に螺着することにより上ケース44のシール
ド部材46が回路基板30のアース母線と密接して導通
すると共に、シールド板59が係止部材62及びビス6
3を介してシールド部材46に導通し、結局、シールド
板59も回路基板30のアース母線と導通する。そし
て、回路基板30からアース線を通してパチンコ店の島
の構造材等に接地する。
【0019】尚、図面には表示していないが、下ケース
45の外側面で第1コネクタ48の近傍にはストッパ片
を設けて、後述する中継部材43(中継端子基板)との
間隔を確保してある。
【0020】上記のような回路ボックス31に収納する
回路基板30は遊技制御回路等を形成し、当該回路基板
30には第1コネクタ48として例えば雌型の多ピンコ
ネクタを設ける。このコネクタは解除レバー64を有す
るもので、この解除レバー64は両端の回動部64aを
コネクタベース部48aに軸着してなり、解除レバー6
4を回動させることにより、回動部64aが後述する中
継端子基板に設けた第2コネクタ65としての雄型コネ
クタを押し出すように作用する。また、解除レバー64
には、突出部66が形成してあり、該突出部66は第1
コネクタ48に隣接して設けた電源コネクタ67の前面
に臨み、当該電源コネクタ67を外さないと解除レバー
64を操作できないようになっている。従って、電力が
遊技制御回路等に供給されている状態のときは第1コネ
クタ48を後述する取付部材41の第2コネクタ65か
ら外すことができないようになっており、遊技制御回路
を電気的に保護している。
【0021】回路ボックス31は取付部材41を介して
遊技盤12に対して着脱自在に止着するが、本実施例で
は、取付部材41を基枠部材42と中継部材43とで構
成している。基枠部材42は、例えば図4に示すよう
に、回路ボックス31を遊技盤12から浮かせて他の部
材、例えば入賞球通路68を形成するセット板69の邪
魔にならないように取り付けるためのもので、正面図ま
たは背面図形状をほゞ矩形に形成した保持板部70の外
縁から遊技盤12に向けて脚壁部71を立設し、該脚壁
部71の先端にフランジ状の取付片72を設ける。この
取付片72には適宜位置に位置決め手段、例えば位置決
めボス73を突設し、この位置決めボス73を遊技盤1
2の適宜位置に設けた位置決め凹部74に嵌合させて位
置を規制する。尚、図示の実施例では上側の位置決め凹
部74aを長孔状に開設して微調整可能としている。ま
た、上記取付片72の適宜位置に取付透孔75…を開設
し、この取付透孔75に通したビス等を遊技盤12に止
着する。更に、上記脚壁部71には必要に応じて配線を
通す切欠部や切欠溝を設ける。尚、図示の実施例におけ
る脚壁部71は、パチンコ機1の背面側から見て左側面
及び底面並びに上面の左半分に形成してあり、右側面及
び上右半部分を開放させ、この開放箇所でセット板69
を跨ぐように位置させている。
【0022】上記保持板部70には、後述する中継部材
43を着脱可能に保持する保持部76を設ける。この保
持部76は、図示の実施例によれば、上縁付近に横架し
た上保持部76aと、下縁からやや上がった位置に横架
した下保持部76bとからなり、両保持板部76a,7
6bの後面側に中継部材43の取付舌片77が嵌入す
る。このため、保持板部70は全体としてやや凹陥する
凹陥部78を有しており、上記上保持部76aは凹陥部
78の側縁に立ち上がるリブ部79に連設した保持板ベ
ース80の間に横架してある。尚、上保持部76の上縁
には取付舌片77が入り易いように面取してあり、また
保持板ベース80の上縁の内側角部も面取してある。
【0023】上記凹陥部78には適宜リブ部79を設け
て補強すると共に、開口領域81を形成する。この開口
領域81は、遊技盤12の前面側に臨む表示灯のランプ
或はLED等の発光手段の交換を行うためのものであ
る。また、上記開口領域81に隣接して遊技盤12のセ
ット板69から立上げる支柱(図示せず)を止着するた
めの止着領域82を形成し、この止着領域82にはパチ
ンコ機1の各機種別に設ける支柱に対応するように複数
の止着部83を設ける。各止着部83はビス等を通す通
孔83aと、この通孔を中心とする円形隆出部(図示せ
ず)とからなり、当該円形隆出部の中に支柱を嵌合させ
て、上記通孔に通したビス等を支柱の端面に止着する。
このように、予め止着領域82を形成しておくと、機種
による設計変更がある場合であっても、設計者は上記止
着領域82の範囲内で支柱を配置すればよいので、汎用
性が高まり実用的である。
【0024】中継部材43は、上記回路ボックス31の
第1コネクタ48に対応する第2コネクタ65を設けた
中継端子基板84と、この中継端子基板84を取り付け
た添設板85とからなり、この添設板85に上記基枠部
材42の保持板部70に係合する取付舌片77が設けて
ある。また、上記中継端子基板84は、当該中継基板8
4上に設けた第2コネクタ65と各種の配線コネクタ8
6…とをプリント配線により繋ぐものである。尚、上記
配線コネクタ86a,86d〜86iは遊技盤12の各
種電気部品と接続され、配線コネクタ86b,86cは
遊技盤12の上方角部に設けた遊技用外部中継端子部9
6のコネクタ端子に接続される。
【0025】一方、上記添設板85は、本体部の外縁に
立上り片87を設けると共に、適宜位置に上記立上り片
87と添設板85とに掛けて載置部88を設ける。また
一側の立上り片87には係合片89を設け、上記載置部
88との間に中継端子基板84を挟み込み、隅部に設け
た固定部にビス90等を螺着して中継端子基板84を添
設板85に固定する。尚、上記ビス90に変えて立上り
片87に爪片を設けて係止するようにしてもよい。
【0026】上記した添設板85の他面側に設けた取付
舌片77はほゞL字状に突出してなり、挿入が容易なよ
うに先端部分の角を落してある。尚、先端部分の中央に
は係合突起91を設け、この係合突起91を前記した基
枠部材42の凹陥部78の縁に設けた係合凹部92に嵌
合可能にしてある。
【0027】一方、上記した添設板85の下縁の表面側
には、前記した回路ボックス31の下ケース45に設け
たガイド片58を載置して回路ボックス31を適正位置
に案内する案内柵93を設ける。即ち、この案内柵93
の横幅をガイド片58の横幅にほゞ等しく形成して回路
ボックス31の左右の位置を規制すると共に、ガイド片
58の引掛爪58aを案内柵93の前縁に設けた掛止縁
93aに掛止させて高さ位置を規制することができる。
また、回路ボックス31のガイドボス57に対応する筒
状受部94を上縁角部に延設する。従って、回路ボック
ス31のガイド片58を案内柵93に載せると、回路ボ
ックス31の上下方向の位置と左右方向の位置が自ずと
決るので、この状態で回路ボックス31を遊技盤12側
に押圧すれば、第1コネクタ48と第2コネクタ65と
が嵌合すると共に、ガイドボス57が筒状受部94内に
嵌合するので、回路ボックス31を適正な位置に極めて
容易に取り付けることができる。そして、この取付作業
の際に、回路ボックス31を不用意に動かして第1コネ
クタ48及び第2コネクタ65を痛めることもない。
尚、このとき、解除レバー64が第2コネクタ65の端
部により押圧されて元に戻る。
【0028】次に、上記のような構成の回路ボックス3
1並びに中継部材43の取り外しについて説明する。
【0029】例えば、不正な改変が実施されていないか
どうかを検査する場合は、パチンコ機1の前枠2を開放
して遊技盤12の裏面側を見れば、回路基板30の表面
側に手が加えてあれば回路ボックス31の透視部、即ち
シールド部材46の観察口51を通して発見できる。
【0030】また、下ケース45と上ケース44とに渡
して貼設する封緘紙の状態を回路ボックス31の側面か
ら検証したり、解除レバー64を回動させて第1コネク
タ48と第2コネクタ65との結合を外して回路ボック
ス31と中継部材43とを分離し、回路ボックス31を
裏返せば、更によく封印状態を確認することができる。
【0031】更に、係止部材62を回動させて、シール
ド板59を外すと、回路基板30の裏面側を透明な下ケ
ース45を通して回路ボックス31を分解することなく
確認できる。尚、封印は、シールド板59に設けた切欠
部分59aの下ケース45から上ケース44の側壁部に
掛けて封緘紙を貼設しているので、シールド板59を外
しても、封印を破ることがない。また、本実施例では、
封緘紙を貼設する位置の縁片60をカットしてあるの
で、縁片60で封緘紙が持ち上がって当該封緘紙が破れ
易くなることがない。
【0032】一方、回路ボックス31の取付は上記と逆
に作業すればよく、中継部材43の案内柵93にガイド
片58を載せ、この状態で回路ボックス31を中継端子
基板84側へ押圧して、第1コネクタ48と第2コネク
タ65とを結合させると共に、ガイドボス57と筒状受
部94とを嵌合させればよい。尚、案内柵93の係止縁
93aとガイド片58の引掛爪58aとが係止するので
回路ボックス31が滑り落ちることもない。
【0033】また、本実施例によれば、中継部材43を
交換することもできる。即ち、各配線コネクタ86…を
外して、添設板85を上方にスライドさせると、取付舌
片77と保持部76のとの係合が外れるので、中継部材
43を基枠部材42から外すことができる。従って、機
種変更等の場合に中継端子基板84を交換すれば各種の
配線を容易に変更することが可能となる。
【0034】尚、この実施例では説明していないが、回
路ボックス31内に収設した遊技制御回路基板30と本
体制御ボックス34及び遊技盤12の各電気的機器と
は、中継端子基板84を介して接続してあり、電源や管
理コンピュータ等の外部とはリヤプレート23の上部角
部に設けた本体用外部中継基板95及び遊技盤12の上
方角部に設けた遊技用外部中継端子部96を介して接続
してある。そして、各種信号線並びに各種電気機器は各
々他に影響することなく別個に取り外し可能になってい
る。
【0035】以上本発明を図面の実施例について説明し
たが、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適
宜に実施できる。例えば、シールド手段をケースとは別
個に設けているが、ケースを透明導電性樹脂で形成して
ケース自身にシールド効果を付与してもよい。また、中
継部材を基枠部材に対して着脱可能にしているが、中継
部材を基枠部材に固定状に形成するようにしてもよい。
また、シールド部材46を上ケース44の内面に係止さ
せているが、シールド部材46の内面に上ケース44を
係止してもよいし、観察口51の部分の内面に透明板を
係止してもよい。そして、シールド部材上に導電性の開
閉蓋を蝶番で開閉できるようにして、観察口51を覆う
ようにすれば更にシールド効果は高くなる。このように
して必要な時に開閉蓋を開放して観察すればよい。
【0036】
【発明の効果】以上要するに本発明は、電気的制御手段
により各種の電気的機器を制御するパチンコ機におい
て、上記電気的制御手段を構成する回路基板回路ボッ
クスに収設し、該回路ボックスには内部を透視可能に少
なくとも平板部のほゞ全面に亙る透視部を設け、上記回
路基板に設けた第1コネクタと遊技盤に固定する取付部
材に設けた第2コネクタとを電気的に接続することによ
り、取付部材と回路ボックスとを着脱自在に止着する
共に、上記回路基板へ給電中は上記第1コネクタと第2
コネクタとの接続を解除できないようにしたので、回路
ボックスの内部を外部から隅々まで観察することがで
き、回路基板に加えられる不正な改変を容易に発見する
ことができると共に、パチンコ機の稼働中、即ちパチン
コ店の営業中に回路ボックスの交換等の不正な改変を行
なうためには回路基板への電力の供給を停止しなければ
ならないため、パチンコ機前面の可変表示器や表示灯の
変化により遊技店の従業員等はこの不正行為を容易に発
見することができるので、不正遊技を未然に防止するこ
とが可能である。また、第1コネクタ手段と第2コネク
タ手段とにより回路ボックスと取付部材との着脱が可能
で、着脱操作が極めて容易且つ確実であるばかりではな
く、回路ボックスのコネクタの接続を解除するには、電
力の供給が停止され、回路基板が電気的に保護されるた
め、ショート等のトラブルが発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】可動枠体を開放した前枠の背面図である。
【図3】回路ボックスを遊技盤に取付けた状態の一部欠
截側面図である。
【図4】同上の横断面図である。
【図5】回路ボックスを示し、(A)は背面図、(B)
は一部欠截側面図、(C)は正面図である。
【図6】取付部材を示し、(A)は背面図、(B)は中
継部材を取付た状態の背面図、(C)は中継部材を取付
た状態の縦断面図である。
【図7】解除レバーの説明図である。
【図8】回路基板と回路ボックス及びシールド板等の取
付状態の説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 30 回路基板 31 回路ボックス 41 取付部材 42 基枠部材 43 中継部材 44 上ケース 45 下ケース 48 第1コネクタ 65 第2コネクタ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的制御手段により各種の電気的機器
    を制御するパチンコ機において、 上記電気的制御手段を構成する回路基板回路ボックス
    に収設し、該回路ボックスには内部を透視可能に少なく
    とも平板部のほゞ全面に亙る透視部を設け、上記回路基
    板に設けた第1コネクタと遊技盤に固定する取付部材に
    設けた第2コネクタとを電気的に接続することにより、
    取付部材と回路ボックスとを着脱自在に止着すると共
    に、上記回路基板へ給電中は上記第1コネクタと第2コ
    ネクタとの接続を解除できないようにしたことを特徴と
    するパチンコ機の回路ボックス。
  2. 【請求項2】 回路ボックスは解除レバーを備え、該解
    除レバーの操作により第1コネクタと第2コネクタとの
    接続を解除するようにした請求項1に記載のパチンコ機
    の回路ボックス。
  3. 【請求項3】 解除レバーを回路ボックスに接続される
    電源コネクタに臨ませ、電源コネクタを外さないと解除
    レバーを操作できないようにした請求項1または2に記
    載のパチンコ機の回路ボックス。
  4. 【請求項4】 取付部材は遊技盤の背面側に入賞球通路
    を形成するセット板の裏面側に設けられている請求項1
    ないし3の何れかに記載のパチンコ機の回路ボックス。
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