JP2000317112A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000317112A
JP2000317112A JP2000126815A JP2000126815A JP2000317112A JP 2000317112 A JP2000317112 A JP 2000317112A JP 2000126815 A JP2000126815 A JP 2000126815A JP 2000126815 A JP2000126815 A JP 2000126815A JP 2000317112 A JP2000317112 A JP 2000317112A
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Japan
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seal
case
cover plate
control circuit
circuit board
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JP2000126815A
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Inventor
Nobuo Matsubara
信男 松原
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Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐ノイズ性が高く、その製造及び組立てを容
易に行うことができることは勿論のこと、内部を視認で
きて、しかも遊技機の出所や製造年月日等の表示を行う
ことのできる遊技機における制御回路基板の収納ケース
を、簡単な構成によって提供すること。 【構成】 パチンコ機等の遊技機において使用される電
子部品を搭載した制御回路基板20を収納して、当該遊
技機に取付けられる収納ケース10であって、制御回路
基板20のための収納空間R内を視認すべく形成した収
納ケース10上面に貼付されて、後から記されるべき文
字等のための不透明部を一部に有し、透明材料によって
形成され文字等が予め記されたシール30を備えたこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機等の遊技機
において使用される種々な電子部品を搭載して、遊技動
作を制御する制御回路基板を収納するための収納ケース
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パチンコ機等の遊技機
は、近年ますます人気を博し、特に遊技盤面に配設され
た大型の入賞装置や各種の表示ランプ、音声発生装置等
の遊技動作の複雑なものが好まれている。このような遊
技動作の複雑なパチンコ機は、マイクロコンピューター
等の電子的な制御回路により、その遊技動作が制御され
ており、そのためにパチンコ機の背面には、制御回路基
板を収納した収納ケースが取り付けられている。この収
納ケースは、外部からのノイズを防止するために一般的
に導電材料である鋼製の板材をプレス加工して形成され
ている。
【0003】このような収納ケースにおいては、制御回
路基板に設けられるROMを不正に交換したり、あるい
は、外部からジャンパー線を制御回路基板に接続して不
正な信号が入力される等の不正行為を防止するため、容
易に剥がれず、且つ再使用できない材質からできている
封印紙を収納ケースに貼付していた。ところが、最近で
は、封印紙自体をも偽造して不正行為を行う場合が生
じ、このような場合には、収納ケースの外観からは、不
正が行われているか否かが分からないという問題があっ
た。
【0004】このため、例えば実開平5−7282号公
報にて提案されているように、「カバー内部を視認する
ことが可能であると共に、耐ノイズ性を高くし、しか
も、製造コストを安くする」ことを目的として、「パチ
ンコ機の運転を制御するための電子部品が設けられたプ
リント配線板と、このプリント配線板に電子部品を覆う
ように装着されたカバーとを備えて成るパチンコ機にお
いて、カバーを、透明部材により形成されたカバー本体
と、このカバー本体の内側、外側又は内部に設けられ多
数の孔を有する電磁シールドとから構成した」パチンコ
機が提案されている。
【0005】しかしながら、この実開平5−7282号
公報にて提案されているカバーは、そのカバー本体を透
明材料によって矩形容器状に形成しなければならないも
のであり、しかも、このカバー本体の内側又は外側に設
けられるべき電磁シールド部材は、底部カバー等に対し
てアースしなければ役に立たないものであるから、これ
を矩形容器状に形成したカバー本体に設けてアース構成
を採ろうとすると、全体の構造が非常に複雑化して、当
該カバーの組立て作業を困難にするものである。
【0006】そこで、本発明者は、この種の収納ケース
を、内部を視認できるとともに耐ノイズ性を高めなが
ら、しかも製造及び組立てを容易に行えるようにするに
はどうしたらよいか、また、収納ケースに必要情報を表
示するにはどうしたらよいか等について検討を重ねてき
た結果、本発明を完成したのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な実状に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、遊技機における制御回路基板の収納ケースにおい
て、遊技機の出所や製造年月日等の情報表示をシールを
もって行うことができ、かつそのシール関連構成を好適
化した遊技機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明では、遊技動作を制御する制御回路基板を
収納した収納ケースが取り付けられてなる遊技機であっ
て、前記収納ケースの表面の一部を情報掲載用のシール
貼着面とし、該シール貼着面を前記表面の他の部位と区
別する区別壁を、前記表面から突出させたことを特徴と
する。この場合、前記収納ケースは、制御回路基板のた
めの収納空間内を視認すべく透明部分を備えたものであ
ることが好ましい。また、前記シールは、透明シールに
よって構成されていることが好ましい。
【0009】
【発明の作用】以上のように構成することによって、制
御回路基板を収納した収納ケースの表面に情報掲載用シ
ールを貼付することで、当該シールを見ることによって
必要な情報を確認することができる。また、収納ケース
表面にはシール貼着面と他の部分とを区別する区別壁が
存在するので、シール貼着面を明確に知ることができ、
作業者にとっては貼着作業が行い易くなる。更に、区別
壁を表面から突出させているので、収納ケースの強度向
上に寄与し得るばかりか、比較的薄手の収納ケースにも
対応し得る。
【0010】なお、透明部分を備えた収納ケースやシー
ルとした場合にはそれらを通して制御回路基板の様子を
観察することが可能となる。
【0011】
【実施例】次に、本発明を、図面に示した実施例に係る
収納ケース10について説明すると、この収納ケース1
0は、図1に示すように、主として制御回路基板20を
収納する収納空間Rを形成するケース本体11と、この
ケース本体11の上面側に一体化されるカバー板13と
により構成してある。
【0012】そして、この収納ケース10は、以下に述
べるように、制御回路基板20のための収納空間R内を
視認すべく形成したものであるが、この収納ケース10
上面には、後から記されるべき文字等のための不透明部
31を一部に有し、透明材料によって形成され文字等が
予め記されたシール30を貼付してある。即ち、シール
30は、情報掲載用に用いられている。
【0013】ケース本体11は、図1にも示したよう
に、下部ケース11a及び上部ケース11bの二つのも
のに分割して形成したものであり、両者共従来から使用
されている型を利用して、電磁シールド効果を発揮する
金属材料によって形成したものである。下部ケース11
aは、パチンコ機等の遊技機に取付けられるものであ
り、その取付用の穴と制御回路基板20の放熱を行うた
めの多数の通気孔14が形成してある。また、この下部
ケース11aには、制御回路基板20を収納後に上部ケ
ース11bが取付けられるものであるから、そのための
取付穴等が形成してある。
【0014】上部ケース11bは、当該収納ケース10
を遊技機に取付けたとき、外部から直接的に見られる部
分に位置するものであり、下部ケース11aと同様な金
属材料から従来の型を少し改良した型によって形成した
ものである。すなわち、この上部ケース11bの表面側
となる部分には多数の透視開口12が形成してあり、こ
れら各透視開口12の間には、特に図2に示すように、
金属材料の一部を格子15としてある。勿論、この上部
ケース11bにも、下部ケース11aに対する固定を行
うための取付穴や突起等が形成してあり、側面には通気
孔14が形成してある。
【0015】本実施例に係る上部ケース11bにおいて
は、多数形成した透視開口12の内の中央開口12a
を、他よりも広い開口面積を有するものとしてあり、具
体的には、後述するシール30と略同じ面積を有するも
のとしてある。つまり、シール30には、例えば図4に
示すように、種々な枠や文字が記入されるものであっ
て、これらの文字等は内容が種々変化するものである
が、このような場合にも、収納空間R内の視認を中央開
口12aからでも確実に行えるようにしているのであ
る。換言すれば、もしこの上部ケース11bのシール3
0の対応する部分に格子15が存在していたとすると、
この格子15とシール30の文字等によって収納空間R
内の視認が困難となるから、このシール30と対応する
上部ケース11bは格子15の存在しない完全な開口と
しておいてある。
【0016】以上の上部ケース11bの上面または内面
には、図3に示すように、透明または半透明材料(具体
的には合成樹脂)によって平板状に形成したカバー板1
3が取付けられるものであり、このカバー板13によっ
て各透視開口12(中央開口12aも含む)を完全に覆
蓋している。本実施例に係るカバー板13の裏面周縁に
は、複数の取付ピン13cが一体的に形成してあり、こ
れら各取付ピン13cを上部ケース11b側の各取付穴
11cに挿通してその上部ケース11bから突出した頭
部を溶融することにより、当該カバー板13の上部ケー
ス11bに対する固定を行うようにしてある。
【0017】本実施例のカバー板13においては、図3
に示したように、前述した中央開口12aに対応する位
置に区別壁としての凸状枠13aが一体的に突出形成し
てあり、この凸状枠13a内の表面をシール30のため
のシール貼付部13bとしてある。つまり、このシール
貼付部13b上にはシール30が貼付されるのである
が、その貼付を確実に行うために、凸状枠13aを目標
物あるいは案内物としながら、シール30のシール貼付
部13bに対する位置決めを行えるようにしているので
ある。従って、前記凸状枠13aは、シール30を貼付
する際のガイド部としての機能を有し、シール30を貼
付する際の位置明示用の突部としての機能を有し、シー
ル貼付部13bとそれ以外のカバー板13表面とを区別
する区別壁としての機能を有し、シール貼付面の周囲全
体を囲む突部としての機能を有する。また、これらの機
能を有する凸状枠13aはカバー板13表面から突とな
るように形成されているので、凹となるように形成する
場合に比べ、カバー板13の強度低下といった不都合が
生じることはなく、却って強度向上に繋がるとともに薄
型のカバー板13にも対応し得る利点がある。なお、本
実施例のカバー板13においても多数の通気孔14が形
成してあり、これら通気孔14は上部ケース11b側の
いずれかの透視開口12と対向する位置に形成してあ
る。
【0018】ところで、シール30であるが、下部ケー
ス11a及び上部ケース11b間等にわたって貼付され
る封印シールとは異なって、このシール30は、当該収
納ケース10またはこれを使用している遊技機の出所や
製造年月日等の表示を行うものであり、透明材料によっ
て形成したものである。そして、このシール30には、
図4に示すように、製造者名や注意書等が印刷してあ
り、特に図示した例では、その一部に不透明部31が形
成してある。この不透明部31には、遊技機毎に異なる
文字や記号等から構成される型式名が例えば押印される
ものであり、押印された文字や記号等がこの不透明部3
1を背景として良好に視認できるようにしてある。その
意味で、本実施例における不透明部31は白地のものと
して印刷してある。
【0019】以上のように構成した本実施例に係る収納
ケース10においては、制御回路基板20を収納する収
納空間Rを形成するためのケース本体11が金属材料に
よって形成してあるため、このケース本体11自体が電
磁波に対するシールド効果を発揮して制御回路基板20
に対する耐ノイズ性を向上させていることは当然とし
て、当該ケース本体11を遊技機側に固定するのみでそ
のアース効果を発揮するものとなっている。しかも、こ
のケース本体11の製造自体は、後述する各透視開口1
2の形成以外は従来のケース本体と同様な型を使用して
行えばよいのであるから、極めて容易なものとなってい
る。
【0020】特に、このケース本体11においては、そ
の上面側に透視開口12を多数形成する際に、各透視開
口12間に金属材料を残すことによって格子15を形成
するようにしているから、この格子15が上部ケース1
1bの上面側における電磁シールドを行っているのであ
る。これにより、当該ケース本体11が多数の透視開口
12を有するものであっても、その耐ノイズ性は十分な
ものとなっている。
【0021】また、このケース本体11の上面に形成し
た多数の透視開口12は、透明または半透明材料によっ
て形成したカバー板13によって覆蓋してあるため、こ
のカバー板13及び透視開口12を通して収納空間R内
の制御回路基板20等の状況を容易に視認し得る。特
に、このカバー板13は平板状に形成したものであるた
め、このカバー板13の製造それ自体が非常に簡単であ
るとともに、このカバー板13のケース本体11に対す
る位置決め及び取付けが非常に容易となっている。つま
り、このカバー板13のケース本体11に対する取付け
は、例えばケース本体11の上面に塗布した接着剤によ
って接着することによって行うか、あるいは実施例にて
例示するように、カバー板13の裏面に突出させておい
た各取付ピン13cをケース本体11側の取付穴11c
に挿通した後にその突出部分を溶融することによって容
易に行える。
【0022】さらに、本実施例に係る収納ケース10に
おいては、ケース本体11の上面に多数の透視開口12
を形成して、これによって、各透視開口12の開口面積
を十分大きなものとしても、これらの透視開口12は平
板状のカバー板13によって覆蓋してしまうものである
から、各透視開口12から収納空間R内へ工具等や種々
なものが入らない。
【0023】以上の通り、本実施例に係る収納ケース1
0は、簡単な構造によって耐ノイズ性を向上させている
とともに、収納空間R内の制御回路基板20の状況を外
部から容易に視認し得るものであることは当然として、
その製造や組立て自体も非常に容易なものとなっている
のである。
【0024】
【発明の効果】以上、説明した通り、本発明において
は、制御回路基板を収納した収納ケースの表面に情報掲
載用シールを貼付することで、当該シールを見ることに
よって必要な情報を確認することができる。また、収納
ケース表面にはシール貼着面と他の部分とを区別する区
別壁が存在するので、シール貼着面を明確に知ることが
でき、作業者にとっては貼着作業が行い易くなる。更
に、区別壁を表面から突出させているので、収納ケース
の強度向上に寄与し得るばかりか、比較的薄手の収納ケ
ースにも対応し得る。なお、透明部分を備えた収納ケー
スやシールとした場合にはそれらを通して制御回路基板
の様子を観察することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納ケースの分解斜視図である。
【図2】ケース本体を形成している上部ケースの拡大平
面図である。
【図3】収納ケースを構成しているカバー板にシールを
貼付した状態の平面図である。
【図4】シールの拡大平面図である。
【符号の説明】
10…収納ケース、11…ケース本体、11a…下部ケ
ース、11b…上部ケース、12…透視開口、12a…
中央開口、13…カバー板、13a…区別壁としての凸
状枠、13b…シール貼着面としてのシール貼付部、1
4…通気孔、15…格子、20…制御回路基板、30…
シール、31…不透明部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技動作を制御する制御回路基板を収納
    した収納ケースが取り付けられてなる遊技機であって、 前記収納ケースの表面の一部を情報掲載用のシール貼着
    面とし、該シール貼着面を前記表面の他の部位と区別す
    る区別壁を、前記表面から突出させたことを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記収納ケースは、制御回路基板のため
    の収納空間内を視認すべく透明部分を備えたものである
    請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記シールは、透明シールによって構成
    されている請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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