JP5252442B2 - 遊技機の不正防止カバー - Google Patents
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遊技部品および該遊技部品を制御する基板を備えた遊技機において、遊技部品または基板に接続するハーネス(H)に設けたコネクタ(C)と基板に設けたソケット(S)との接続部位を、第1カバー体(12)と該第1カバー体(12)に取り付けられる第2カバー体(50)との間に収容する不正防止カバーであって、
前記第1カバー体(12)は、
矩形状の板部(16)およびこの板部(16)における3辺の側縁から夫々立設された壁部(18,18,20)を有し、前記基板側となる底面および一側面が開放されると共に、前記板部(16)および3辺の壁部(18,18,20)で囲われる収容部位(14a)に前記コネクタ(C)と前記ソケット(S)との接続部位を収容可能な箱状本体(14)と、
前記収容部位(14a)に前記板部(16)から前記壁部(18)と離間して立設され、該壁部(18)との間に該収容部位(14a)と仕切られた挿入空間(23)を画成する内壁部(22)と、
前記内壁部(22)またはこの内壁部(22)との間に前記挿入空間(23)を画成する壁部(18)における前記板部(16)側に位置して、該挿入空間(23)より拡開した保持空間(27)を形成するように段状に設けられた係止部(26)とを備え、
前記第2カバー体(50)は、
前記箱状本体(14)における前記3辺の壁部(18,18,20)で形成される開口部(14b)に整合可能な板状本体(52)と、
前記板状本体(52)の側部に前記挿入空間(23)に対応するよう立設されて、弾性変形可能な挿入片(56)と、
前記挿入片(56)の先端に設けられ、該挿入片(56)の突出方向と交差する方向に延出する爪部(58)とを備え、
前記第2カバー体(50)は、前記爪部(58)の延出端と前記挿入片(56)における該爪部(58)と反対側の面との幅が、前記内壁部(22)とこの内壁部(22)との間に前記挿入空間(23)を画成する壁部(18)との間隔より大きく形成され、
前記第2カバー体(50)は、前記コネクタ(C)を挟んで対向した前記第1カバー体(12)の前記挿入空間(23)に圧入した前記挿入片(56)の爪部(58)が、前記保持空間(27)で前記係止部(26)に対して該挿入片(56)の抜出方向に交差するよう係合すると共に、前記開口部(14b)の内側に前記板状本体(52)が整合するよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、第1カバー体の挿入空間に第2カバー体の挿入片を圧入すると、保持空間で爪部が係止部に係合して第2カバー体の取り外し方向の移動が規制されると共に、挿入空間を画成する内壁部と壁部との間隔が、爪部を含めた挿入片の先端部より狭小になっているので、内壁部または壁部に阻まれて挿入片の弾性変形が規制されて、爪部を係止部から退避することができない。すなわち、爪部と係止部との係合状態を解除できず、第2カバー体を第1カバー体から取り外すことは非常に困難となるので、コネクタの取り外しを防止することができる。また、第2カバー体が第1カバー体の開口部に整合するよう取り付けられて、第1カバー体の挿入空間および収容部位も第2カバー体で塞がれるので、外部からコネクタのハーネス接続部位や挿入片を操作することができず、コネクタとソケットとの接続部位をより確実に保護し得る。
前記第1カバー体(12)の板部(16)および前記第2カバー体(50)の板状本体(52)の少なくとも一方に、前記収容部位(14a)に向けて突出形成した規制片(68)を、該挿通口(21)と前記コネクタ(C)との間に挿通口(21)に重なるよう設けたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、内部にハーネスを挿通する挿通口に重なるように設けた規制片によって、挿通口からの内部へのアクセスを行い難くすることができる。
前記第1カバー体(12)または第2カバー体(50)は、前記板部(16)または前記板状本体(52)の基板側縁部において前記凹部(S1)に対応する部位に位置して、該基板側縁部から外方に突設された延出片(70)を有し、該延出片(70)は基板に沿って延在していることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、コネクタは、ソケットの係合突起に係合爪を引っ掛けて抜け止めされるが、係合爪を収容する凹部に対応して延出片を設けることで、延出片によって凹部へのアクセスを行い難くすることができ、針金やピン等によって係合爪が操作されることを防止できる。
前記第1カバー体(12)には、前記隙間(CS1)に対して挿入される突片(34)が設けられることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、ソケットの開口端とコネクタのフランジとの間に、第1カバー体の突片が挿入されるので、第1カバー体および第1カバー体に取り付けられた第2カバー体を位置決めすることができる。また、フランジに突片が当接して基板から離間する方向への移動が阻まれるので、不正防止カバーがコネクタとソケットの接続部位より基板から離間する方向に抜けることを防止できる。
前記第2カバー体(50)は、前記板状本体(52)の側部に前記規制空間(29)に対応するよう立設されて、該規制空間(29)に挿入される第1位置決め片(60)と、該板状本体(52)における第1位置決め片(60)の内側に、前記収容部位(14a)に収容される前記コネクタ(C)と前記ソケット(S)との接続部位に合わせて立設されて、該隔壁部(28)を第1位置決め片(60)との間に挟む第2位置決め片(62)とを備えることを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、第1カバー体の規制空間に挿入される第1位置決め片と、第1カバー体の隔壁部を第1位置決め片との間に挟む第2位置決め片とによって、第1カバー体と第2カバー体とを位置決めできる。
請求項6に係る発明によれば、不正行為において狙われる頻度が高い始動入賞装置に関係するコネクタとソケットとを適切に保護することができる。
図1または図2に示すように、実施例に係るパチンコ機100は、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦向きに設置される矩形枠状の外枠102を有し、この外枠102の開口前面側に、遊技盤106(図3または図4参照)を着脱可能に保持する中枠104が開閉および着脱可能に組み付けられている。また、パチンコ機100には、各種図柄を変動表示可能な図柄表示ユニット108が、遊技盤106の裏側に着脱可能に取り付けられている(図4参照)。更に、パチンコ機100における中枠104の前面側には、遊技盤106を透視保護するガラス板110aを備えた前枠110が開閉可能に組み付けられると共に、前枠110の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿112が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前枠110の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿114が一体的に組み付けられており、前枠110の開閉に合わせて上球受け皿114も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例では、図柄表示ユニットとして液晶表示装置が採用されているが、ドラム式の表示装置やベルト式の表示装置等の各種図柄を変動表示可能な従来公知の表示装置を用いることができる。
図3または図4に示すように、遊技盤106は、略矩形状に形成されたアクリルやポリカーボネート等の透明な合成樹脂材からなる透明板140と、該透明板140の後側に組み付けられ、図柄表示ユニット108が後面に配設される裏ユニット142とから構成される。 透明板140の前面には、外レール140aと内レール140bとが半円弧状に配設されており、両レール140a,140bにより画成される略円形の遊技領域106aに、中枠104に配設された打球発射装置から発射されたパチンコ球が打ち出されて、遊技領域106a内をパチンコ球が流下して遊技が行われるようになっている。
前記パチンコ機100は、背面側に露出するハーネス接続部を、箱状カバー体(第1カバー体)12と蓋状カバー体(第2カバー体)50との2つの部材からなる不正防止カバー10に収容している(図10参照)。実施例のパチンコ機100では、ハーネス接続部を構成するソケットSが設けられる制御基板の種類やコネクタCのハーネスHが接続する遊技部品または制御基板等の対象物を勘案して、2種類の不正防止カバー10A,10Bを使い分けている。例えば、ハーネス接続部が始動入賞装置144の始動入賞センサ145に繋がるハーネスHと主制御基板134との接続や主制御基板134と払出し制御基板128との接続を対象とする等、賞球に関する電気信号が行き交うために不正防止対策の要請が強い場合には、箱状カバー体12Aと蓋状カバー体50Bとの取り外しが困難な第1の不正防止カバー(第1のカバー)10Aが、ハーネス接続部に装着される。これに対して、ハーネス接続部が統括制御基板154と発光装置151との接続を対象とする等、不正行為の対象とされ難い場合には、箱状カバー体12Bと蓋状カバー体50Bとを破壊することなく取り外し可能な第2の不正防止カバー(第2のカバー)10Bが、ハーネス接続部に装着される。すなわち、パチンコ機100では、該パチンコ機100の背面に露出するハーネス接続部の中で賞球に関する電気信号が行き交うハーネス接続部に第1の不正防止カバー10Aを装着し、該パチンコ機100の背面に露出するハーネス接続部の中で賞球に関する電気信号以外の電気信号が行き交うその他のハーネス接続部に第2の不正防止カバー10Bを装着するとよい。特に、第1の不正防止カバー10Aは、始動入賞センサ145に繋がるハーネスHのコネクタCと主制御基板134のソケットSとの接続部位に装着するのが好適である。なお、図9および図10では、説明の便宜上、第1の不正防止カバー10Aが装着されるハーネス接続部と、第2の不正防止カバー10Bが装着されるハーネス接続部を並設した例を示している。
実施例の箱状カバー体12は、合成樹脂の成形品であって、内部が視認できるように透明になっている。図12または図14に示すように、箱状カバー体12は、箱状本体14で外郭が構成されている。箱状本体14は、ハーネス接続部への箱状カバー体12の装着時に対向する該ハーネス接続部の下面に合わせて矩形状に形成された板部16と、この板部16における左右の側縁および後縁の3辺から夫々立設された壁部18,18,20とを有している(図11(a)参照)。なお、箱状本体14では、壁部を区別する場合に、板部16における左右の側縁に立設された壁部を側壁部18といい、板部16の後縁に立設された壁部を後壁部20という。箱状本体14は、主制御基板134側となる前面(底面)および上面(一側面)が開放されて、板部16および3辺の壁部18,18,20で囲われる収容部位14aに、ハーネス接続部が収容可能に構成されている(図10(b)参照)。また、箱状本体14は、後壁部20が左右の側壁部18,18より板部16からの突出寸法が小さく形成されており、実施例の後壁部20は、左右の側壁部18,18の上端より蓋状カバー体50の後述する板状本体52の板厚分以上の寸法で凹んでいる(図10(a)参照)。更に、後壁部20の横方向中央には、上端から凹状に形成されて、ハーネスHが挿通される挿通口21が設けられている(図12(a)または図14(a)参照)。ここで、挿通口21は、箱状カバー体12に組み付けられた蓋状カバー体50との間で、ハーネスHの挿通を許容し得る最小限の大きさで形成される(図19参照)。
実施例の蓋状カバー体50は、箱状カバー体12と同様に合成樹脂の成形品であって、内部が視認できるように透明になっている。図13または図15に示すように、蓋状カバー体50は、箱状カバー体12の上面(一側面)に合わせて略矩形状に形成された板状本体52を有し、この板状本体52に他の構成部位が設けられている。板状本体52は、蓋状カバー体50を箱状カバー体12に取り付けた際に、ハーネス接続部の上方に配置される(図10参照)。また、板状本体52は、箱状カバー体12における箱状本体14の左右側縁および後縁の3辺の壁部18,18,20で形成される開口部14bに対して整合可能に形成されている。そして、板状本体52は、蓋状カバー体50を箱状カバー体12に取り付けた際に、左右の側壁部18,18の内側に収容されると共に、該板状本体52の後縁が後壁部20の上端に重なり、該板状本体52の前縁が箱状本体14における板部16の前縁に重なるようになっている(図10または図16参照)。不正防止カバー10では、蓋状カバー体50を箱状カバー体12に取り付けた際に、板状本体52の上面と箱状本体14における側壁部18,18の上端とが揃い、板状本体52の後縁と箱状本体14における後壁部20の後面とが揃い、板状本体52の前縁と箱状本体14における板部16の前縁および側壁部18,18の前縁とが揃っている。板状本体52の後縁には、左右に離間して一対の開口補助片54,54が設けられ、蓋状カバー体50を箱状カバー体12に取り付けた際に、一対の開口補助片54,54が挿通口21の左右に配置されるようになっている(図13(a)または図15(a)参照)。
第1の不正防止カバー10Aに特有の構成について説明する。第1の不正防止カバー10Aにおいて、第1の蓋状カバー体50Aは、爪部58の突出端とこの爪部58と反対側へ突出している挿入片56の挿入リブ57の突出端との間(爪部58および挿入リブ57を含めた挿入片56の先端部分全体を、単に挿入片先端部という。)の横幅D1が、第1の挿入片先端部が挿入される第1の挿入空間23Aを画成する第1の内壁部22Aと側壁部18の膨出部位18aとの間隔L1より大きく形成されている(図12(a),(b)および図13(a),(b)参照)。すなわち、第1の不正防止カバー10Aにおいて、第1の挿入片先端部は、横幅D1が第1の挿入空間23Aの横幅L1より大きく設定されており、蓋状カバー体50を箱状カバー体12に取り付ける際に、第1の挿入片先端部を第1の挿入空間23Aに圧入するようになっている(図22参照)。
次に、第2の不正防止カバー10Bに特有の構成について説明する。第2の不正防止カバー10Bにおいて、第2の蓋状カバー体50Bは、爪部58の突出端とこの爪部58と反対側へ突出している挿入片56の挿入リブ57の突出端との間(第2の挿入片先端部)の横幅D2が、第2の挿入片先端部が挿入される第2の挿入空間23Bを画成する第2の内壁部22Bと側壁部18の膨出部位18aとの間隔L2より小さくなるよう形成されている(図14(a),(b)および図15(a),(b)参照)。すなわち、実施例の第2の不正防止カバー10Bにおいて、第2の挿入片先端部は、横幅D2が第2の挿入空間23Bの横幅L2より小さく設定されている。
次に、不正防止カバー10のハーネス接続部への装着について説明する。不正防止カバー10は、ハーネス接続部の下側から箱状カバー体12をあてがって、ハーネス接続部を収容部位14aに収容する(図11(b)参照)。このとき、箱状カバー体12は、ハーネス接続部のハーネス接続端面に補助規制片36を当接させて、中壁部24と突片34との間にハーネス接続部のフランジC1を挿入すると共に、フランジC1とソケットSとの間の規制溝CS2に突出片38を挿入する。箱状カバー体12は、フランジC1を中壁部24と突片34との間に収容することで、フランジC1とソケットSとの間の溝部CS1に突片34が挿入されて、補助規制片36による位置決め機能と合わせて溝部CS1および突片34の係合と、規制溝CS2および突出片38の係合とによって前後左右の移動が規制されて、ハーネス接続部が収容部位14aの適切な位置に保持される。また、箱状カバー体12は、ハーネス接続部に位置合わせすることで、該箱状カバー体12の前端が基板ケース156に対して隙間なく対向するよう位置決めされる(図19参照)。更に、箱状カバー体12は、ハーネス接続部のハーネスHを後壁部20に設けた挿通口21に収容することで、ハーネスHをまとめると共に位置決めすることができ、箱状カバー体12に蓋状カバー体50を取り付ける際に、ハーネスHの噛み込みを防止することができる。このように、不正防止カバー10は、箱状カバー体12をハーネス接続部および基板ケース156に対して簡単に位置合わせできるので、取り付けが容易である。
第1の不正防止カバー10Aは、保持空間27に収容された挿入片56の先端を何らかの手段で操作して、挿入片56を爪部58が係止部26から外れる方向である内側へ向けて変形させたとしても、挿入片56の第1の挿入リブ57Aが第1の内壁部22Aに当接して当該挿入片56の変形が阻まれる(図17の二点鎖線参照)。また、第1の蓋状カバー体50Aは、挿入片先端部の横幅D1が第1の挿入空間23Aの横幅L1より大きく形成されているので、第1の挿入リブ57Aが第1の内壁部22Aに当接した際に、爪部58の抜出方向に係止部26が延在しており、爪部58と係止部26との係合状態を解除できない。更に、第1の挿入リブ57Aは、第1の内壁部22Aが厚く、第1の内壁部22Aにおいて開放端側と比べて変形し難い板部16との接続端側に当接するので、爪部58を係止部26から退避させることが非常に難しい。しかも、挿入片56や第1の内壁部22A等に外部から大きな力を加えること自体が難しい。このように、第1の不正防止カバー10Aは、挿入片56を外部から操作しても、爪部58と係止部26との係合状態を解除することができないので、破壊することなく第1の箱状カバー体12Aと第1の蓋状カバー体50Aとを分離することは非常に困難である。第1の不正防止カバー10Aは、ハーネス接続部に装着した後に取り外すことが非常に困難であるから、ハーネス接続部を外部からのアクセスから適切に保護でき、ハーネス接続部を構成するコネクタCをソケットSから取り外して行う不正行為を高いレベルで防止できる。
第2の不正防止カバー10Bは、第2の挿入片先端部の横幅D2を第2の挿入空間23Bの横幅L2より小さく形成してあるので、例えば第2の箱状カバー体12Bに開設した通孔42を介して挿入片56を内側へ向けて変形させることで、第2の挿入リブ57Bが第2の内壁部22Bに当接する前に爪部58が係止部26から外れる(図20の二点鎖線参照)。この状態で第2の蓋状カバー体50Bを第2の箱状カバー体12Bから引き抜くことで、爪部58が係止部26に阻まれることなく挿入片56が第2の挿入空間23Bから抜き出される。同様に、第2の不正防止カバー10Bは、第2の箱状カバー体12Bに開設した通孔42を介して補助挿入片64を内側へ向けて変形させることで、補助爪部66と補助係止部32との係合状態を解除できる。すなわち、第2の不正防止カバー10Bは、第1の不正防止カバー10Aと一見同じ外形をしているものの、容易ではないが第2の箱状カバー体12Bから第2の蓋状カバー体50Bを取り外すことができる。ここで、第2の不正防止カバー10Bであっても、ハーネス接続部に装着した状態において該ハーネス接続部を構成するソケットSからのコネクタCの取り外しを防止することができると共に、内部に収容したハーネス接続部に対する外部からの操作を防止できる。しかも、第2の不正防止カバー10Bは、第2の箱状カバー体12Bと第2の蓋状カバー体50Bとを取り外すことが可能であるが、その取り外し作業を用具を用いることなく行うのは難しく、取り外し作業に時間がかかるので、不正行為を抑制することができる。
前述した実施例の構成に限定されず、以下の構成も採用し得る。
(1)本発明は、パチンコ機に限らずアレンジボール機やパチンコ式スロットマシン等の遊技機に適用可能である。
(2)実施例では、挿入片先端部の横幅を挿入リブの突出寸法で調節したが、挿入片の横幅や爪部の突出寸法、あるいは挿入リブ、挿入片および爪部を組み合わせて調節してもよい。
(3)実施例では、挿入空間の横幅を内壁部の厚みで調節したが、側壁部の膨出部位の突出寸法や、内壁部の厚みおよび膨出部位の突出寸法を組み合わせて調節してもよい。
(4)実施例の不正防止カバーは、挿入片に側壁部に向けて爪部を設け、側壁部に係止部を設けたが、内壁部に向けて爪部を設けて、内壁部に係止部を設けてもよい。
(5)実施例では、ソケットにコネクタが取り付けられた状態で不正防止カバーを装着する例を挙げたが、コネクタに予め不正防止カバーを装着した後、コネクタをソケットに接続してもハーネス接続部を不正防止カバーに収容することができる。
(6)実施例では、透明板を用いた所謂透明遊技盤を例に挙げたが、ベニヤ板に遊技部品を装着した遊技盤であってもよい。
(8)始動入賞装置の始動入賞センサに接続するハーネスのコネクタと主制御基板のソケットとの接続部位のみを第1の不正防止カバーに収容し、他の賞球に関わる電気信号が行き交うハーネス接続部を含めたハーネス接続部の全部または一部を第2の不正防止カバーに収容してもよい。
(9)全てのハーネス接続部を第1の不正防止カバーで覆ってもよい。
12A 第1の箱状カバー体
12B 第2の箱状カバー体
14 箱状本体
14a 収容部位
14b 開口部
16 板部
18 側壁部(壁部)
20 後壁部(壁部)
21 挿通口
22 内壁部
22A 第1の内壁部
22B 第2の内壁部
23 挿入空間
23A 第1の挿入空間
23B 第2の挿入空間
26 係止部
27 保持空間
28 隔壁部
29 規制空間
34 突片
50 蓋状カバー体(第2カバー体)
50A 第1の蓋状カバー体
50B 第2の蓋状カバー体
52 板状本体
56 挿入片
58 爪部
60 外位置決め片(第1位置決め片)
62 内位置決め片(第2位置決め片)
68 規制片
70 延出片
134 主制御基板
144 始動入賞装置
156 基板ケース
157 ソケット開口
C コネクタ
C1 フランジ
C2 係合爪
H ハーネス
S ソケット
S1 凹部
S2 係合突起
Claims (6)
- 遊技部品および該遊技部品を制御する基板を備えた遊技機において、遊技部品または基板に接続するハーネスに設けたコネクタと基板に設けたソケットとの接続部位を、第1カバー体と該第1カバー体に取り付けられる第2カバー体との間に収容する不正防止カバーであって、
前記第1カバー体は、
矩形状の板部およびこの板部における3辺の側縁から夫々立設された壁部を有し、前記基板側となる底面および一側面が開放されると共に、前記板部および3辺の壁部で囲われる収容部位に前記コネクタと前記ソケットとの接続部位を収容可能な箱状本体と、
前記収容部位に前記板部から前記壁部と離間して立設され、該壁部との間に該収容部位と仕切られた挿入空間を画成する内壁部と、
前記内壁部またはこの内壁部との間に前記挿入空間を画成する壁部における前記板部側に位置して、該挿入空間より拡開した保持空間を形成するように段状に設けられた係止部とを備え、
前記第2カバー体は、
前記箱状本体における前記3辺の壁部で形成される開口部に整合可能な板状本体と、
前記板状本体の側部に前記挿入空間に対応するよう立設されて、弾性変形可能な挿入片と、
前記挿入片の先端に設けられ、該挿入片の突出方向と交差する方向に延出する爪部とを備え、
前記第2カバー体は、前記爪部の延出端と前記挿入片における該爪部と反対側の面との幅が、前記内壁部とこの内壁部との間に前記挿入空間を画成する壁部との間隔より大きく形成され、
前記第2カバー体は、前記コネクタを挟んで対向した前記第1カバー体の前記挿入空間に圧入した前記挿入片の爪部が、前記保持空間で前記係止部に対して該挿入片の抜出方向に交差するよう係合すると共に、前記開口部の内側に前記板状本体が整合するよう構成した
ことを特徴とする遊技機の不正防止カバー。 - 前記第1カバー体には、前記箱状本体の底面に対向する壁部にハーネスの挿通を許容する挿通口が設けられ、
前記第1カバー体の板部および前記第2カバー体の板状本体の少なくとも一方に、前記収容部位に向けて突出形成した規制片を、該挿通口と前記コネクタとの間に挿通口に重なるよう設けた請求項1記載の遊技機の不正防止カバー。 - 前記ソケットの外側面に形成された凹部に突設された係合突起に対して、前記コネクタに設けられた係合爪が係脱可能に引っ掛かって、コネクタにおけるソケットからの抜け出しが規制され、
前記第1カバー体または第2カバー体は、前記板部または前記板状本体の基板側縁部において前記凹部に対応する部位に位置して、該基板側縁部から外方に突設された延出片を有し、該延出片は基板に沿って延在している請求項1または2記載の遊技機の不正防止カバー。 - 前記コネクタと前記ソケットとの接続部位は、ソケットの開口端と、前記コネクタにおけるハーネス接続側の側部に突設されて、ソケットへの接続時に該ソケットの開口端に対向するフランジとの間に画成される隙間を有し、
前記第1カバー体には、前記隙間に対して挿入される突片が設けられる請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機の不正防止カバー。 - 前記第1カバー体は、前記収容部位に前記板部から前記壁部と離間して立設されて、該壁部との間に該収容部位と仕切られた規制空間を画成する隔壁部を備え、
前記第2カバー体は、前記板状本体の側部に前記規制空間に対応するよう立設されて、該規制空間に挿入される第1位置決め片と、該板状本体における第1位置決め片の内側に、前記収容部位に収容される前記コネクタと前記ソケットとの接続部位に合わせて立設されて、該隔壁部を第1位置決め片との間に挟む第2位置決め片とを備える請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機の不正防止カバー。 - 前記第1カバー体および前記第2カバー体は、始動入賞装置に接続するハーネスのコネクタと、基板ケースに収容された主制御基板における該基板ケースのソケット開口から外方に突出するソケットとの接続部位を収容する請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機の不正防止カバー。
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