JP6310811B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技に関する制御を実行する制御装置を備えた遊技機に関するものである。
従来から、遊技機としてメダル(遊技媒体)を用いたスロットマシンが知られている。スロットマシンは、外周部に識別情報としての複数種類の図柄が表示された複数のリールを備え、メダルの投入または投入ボタン(ベットボタン)の操作後に、スタートレバーの操作を契機にリールの回転が開始するよう構成されている。そして、各リールに対応して設けたストップボタンが操作されることに基づいて各リールの回転を停止し、全てのリールの回転を停止したときに予め設定された入賞役に対応する図柄の組合わせが入賞ライン上に揃った場合に、該入賞役に応じて所定枚数のメダルが払い出されるよう構成されている。
前記スロットマシンは、前記スタートレバーの操作を契機に入賞役の抽選を行うと共に、入賞役抽選の結果に応じて前記ストップボタンの操作に基づいて各リールを停止制御するメイン制御基板や、スロットマシンに設けられた演出表示装置や可動装置等の演出装置を制御するサブ制御基板等の複数の制御基板を備えている。また、スロットマシンが備える複数の制御基板は、何れも個別に基板ケースに収納して保護されており、これら基板ケースに制御基板を収納した複数の制御装置は、筐体(本体)の内部に配設した収納部材に配設されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−245009号公報
特許文献1のスロットマシンでは、複数の制御装置を共通の収納部材に配設することで、機種変更に際して複数の制御装置を備えた収納部材を1つの単位として取り扱い得るようにして利便性が向上されている。また、筐体(本体)に収納部材が取り付けられている状態で、該収納部材の内部に収納するように配設された制御装置をメンテナンスし得るように、該制御装置は収納部材に開設されている出し入れ口を介して挿脱し得るよう構成されている。収納部材に収納されている制御装置のメンテナンスに際しては、該制御装置における出し入れ口から外側に突出する部分を把持して取り出しており、突出部分の突出長さが長ければ把持し易いものの、制御装置の収納部材からの突出部分を収容するために必要となるスペースが大きくなって他の部品の設置スペースを圧迫する難点がある。これに対し、制御装置の収納部材からの突出部分の突出長さを短かくすれば、制御装置の収納部材からの突出部分を収容するために必要となるスペースを小さくし得るものの、突出部分を把持し難くなってメンスナンス性が低下する難点が指摘される。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、メンテナンス性を向上しつつ省スペース化を図り得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、
制御基板(46)を基板ケース(57)に収納した制御装置(16)が着脱自在に配設される遊技機において、
前記制御装置(16)が挿脱自在な挿脱口(72a)が上方に開放するように設けられると共に、該挿脱口(72a)を介して上下方向に挿脱される前記制御装置(16)が収納される収納室(72)を画成する収納部材(44)と、
前記制御装置(16)に設けられた固定手段(62)と、
前記収納室(72)に収納された前記制御装置(16)の固定手段(62)が着脱自在に固定される被固定手段(73)と、
前記収納部材(44)における挿脱口(72a)から収納室(72)の下部側に離間する位置に設けられ、該収納室(72)を外側に開放する開口部(76a,76b)と、
前記基板ケース(57)に設けられ、前記制御装置(16)を収納室(72)に収納した状態で前記開口部(76a,76b)から外側に把持可能に露出する把持部(64a,64b)とを備え、
前記開口部(76a,76b)は、前記収納室(72)に対する前記制御装置(16)の挿脱方向に延在し、該開口部(76a,76b)を介して前記収納室(72)の外側から前記把持部(64a,64b)を把持して前記制御装置(16)を前記挿脱口(72a)に向けて移動させ得るよう構成され
前記収納部材(44)における前記開口部(76a,76b)より上側の外表面に、該開口部(76a,76b)の上端縁に向かうにつれて内側に変位するように傾斜する傾斜面(77a,77b)が設けられていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、収納部材に設けた開口部を介して外側に露出する基板ケースの把持部を把持して制御装置を移動することで、制御装置における挿脱口側の端部を収納室外に大きく延出させることができる。すなわち、制御装置を収納室に収納した状態での該制御装置の収納室からの突出寸法を小さく抑えたもとで、メンテナンスに際しては制御装置の収納室からの突出端部を把持し易くでき、メンテナンス性を向上しつつ省スペース化を図ることができる。
また、収納部材の外表面に形成した傾斜面によって、作業者の手指を把持部(開口部)に案内し得るので、把持部が見ずらい位置に臨んでいる場合であっても、該把持部を容易に把持して制御装置の取り出し作業を行うことができる。
請求項2に係る発明では、前記収納室(72)に前記制御装置(16)を収納した状態で、該制御装置(16)の前記把持部(64a,64b)の下方および前記制御基板(16)の板厚方向の移動を規制する受け部(74,75)が、前記収納部材(44)に設けられていることを要旨とする
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
前記収納部材(44)における前記制御装置(16)の挿脱方向と交差すると共に前記制御基板(46)の板面に沿う方向に離間する両端部側に前記開口部(76a,76b)が夫々設けられ、前記基板ケース(57)には各開口部(76a,76b)に対応して把持部(64a,64b)が設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、制御装置の挿脱方向と交差する方向に離間する一対の把持部を把持して制御装置を移動させることができるので、該制御装置が傾くことなく取り出し作業をスムーズに行い得る。
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
前記制御装置(16)を前記収納室(72)に収納した状態で、該制御装置(16)における挿脱口(72a)側の端部が、前記収納部材(44)における挿脱口(72a)の開口端と同じかまたは収納室(72)の内側に位置するよう構成されたことを要旨とする。
この構成によれば、収納室に収納された制御装置の端部が収納部材の外側に突出しないので、収納室に収納されている制御装置が他の部材と干渉するのを防止することができる。
本願には、次のような技術的思想が含まれている。
前記収納室(72)は、前記制御基板(46)の板厚方向の一方が開放し、
前記制御装置(16)は、前記制御基板(46)における配線(51)が接続されるコネクタ(61)の実装面(46a)が、前記収納室(72)の開放側を向く状態で該収納室(72)に収納されることを要旨とする。
この構成によれば、収納室に対する挿脱時に制御基板に設けたコネクタが収納室を画成する壁部に接触して破損等するのを防ぐことができる。
本発明に係る遊技機によれば、制御装置のメンテナンス性を向上しつつ省スペース化を図り得る。
実施例に係るスロットマシンを示す正面図である。 実施例に係るスロットマシンの筐体に対して前扉を開放すると共にリール・制御ユニットを非収納位置に回動した状態を示す概略斜視図である。 実施例に係るスロットマシンの筐体、リール・制御ユニットおよび前扉を分解して前側から見た概略斜視図である。 実施例に係るスロットマシンのリール・制御ユニットおよび前扉を分解して後側から見た概略斜視図である。 実施例に係るリール・制御ユニットにおける制御ユニットを分解して前側から見た概略斜視図である。 実施例に係るリール・制御ユニットにおける制御ユニットを分解して後側から見た概略斜視図である。 実施例に係るリール・制御ユニットにおける制御ユニットを前側から見た概略斜視図であって、保護カバーを取り外した状態で示している。 実施例に係るリール・制御ユニットにおける制御ユニットを後側から見た概略斜視図であって、保護カバーを取り外した状態で示している。 実施例に係る制御ユニットにおける保護カバーの配設部位を示す要部概略斜視図であって、(a)は前側から見た状態であり、(b)は後側から見た状態である。 実施例に係る制御ユニットの要部縦断側面図である。 実施例に係る制御ユニットの要部横断平面図である。 実施例に係る制御ユニットを、閉塞部材における係合部の配設部位で縦断した要部側面図である。 実施例に係る第1カバー部材を示すものであって、(a)は前側から見た概略斜視図であり、(b)は後側から見た概略斜視図であり、(c)は正面図である。 実施例に係る第2カバー部材を示すものであって、(a)は前側から見た概略斜視図であり、(b)は後側から見た概略斜視図であり、(c)は側面図である。 実施例に係る収納部材を前側から見た概略斜視図であって、(a)は左隅部に設けた左受け部を示し、(b)は右隅部に設けた右受け部を示している。 実施例に制御ユニットを収納部材からメイン制御装置を取り外した状態で示す背面図である。 実施例に係る収納部材を後側から見た概略斜視図であって、(a)は左開口部から左把持部が露出する状態を示し、(b)は右開口部から右把持部が露出する状態を示している。 実施例に係る制御ユニットを収納部材における左右の開口部の位置で縦断した背面図である。 実施例に係る制御ユニットを収納部材における左右の開口部の位置で横断した平面図である。 実施例に係るスロットマシンの制御装置に係るブロック図である。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例では、遊技機として、メダル(遊技媒体)を用いてゲーム(遊技)を行うスロットマシンを例に挙げて説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにスロットマシンを前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(スロットマシン10について)
実施例に係るスロットマシン10は、図1〜図4に示すように、前側に開口する箱状にに形成されて遊技店の図示しない設置枠台に設置される本体としての筐体11と、該筐体11の前側に開閉自在に配設された前面部材としての前扉12とを備えている。また筐体11には、複数の図柄(図示せず)を周囲に配置した複数(実施例では3つ)のリール13a,13b,13cを備えたリールユニット14および各種制御を実行する複数の制御装置15,16を備えた制御ユニット17を有するリール・制御ユニット18と、メダルを払い出すためのホッパー装置19が収納配置されている。
(筐体11について)
前記筐体11は、天板、底板、左側板、右側板および背板を相互に組み付けることで前側に開口する箱状に形成された部材であって、該筐体11の内部に画成された収容空間20に、前記リール・制御ユニット18やホッパー装置19が収納された状態で、前記前扉12によって筐体11の前部開口が閉じられるよう構成される。
(前扉12について)
前記前扉12は、前記筐体11の前部開口を閉成可能な外形サイズに形成されると共に、該筐体11の左側部に設けられて上下に離間する軸支持部95(図3参照)に該前扉12が回動自在に支持されて、前扉12は、筐体11の前部開口を閉成する閉成位置と、該筐体11の前部開口を開放する開放位置(図2参照)との間を回動し得るよう構成されている。また前扉12は、該前扉12および筐体11の右側部に設けられた施錠装置93によって閉成位置に保持されるよう構成されており、該施錠装置93の施錠状態を解除することで該前扉12を開放位置に回動し得るようになっている。
前記前扉12は、図2に示す如く、上部側に液晶表示装置等の表示装置21が着脱自在に取り付けられる取付枠部22を備えると共に、該取付枠部22の下側には取付枠部22の前面から前方に突出する操作盤部23が設けられており、該操作盤部23に各種スイッチやボタン等が設けられている。表示装置21は、ゲームの進行に応じて種々の画像や動画等を表示するものであって、取付枠部22に対して裏側から着脱自在に取り付けられて、該表示装置21の表示部が取付枠部22の前後に開口する開口部を介して前側に視認可能に臨むよう構成される。なお、取付枠部22の開口部にはガラス等の透明部材22aが配設されて表示装置21の表示部を保護している(図3参照)。前記表示装置21で表示する画像等としては、予め設定された各種の入賞役に当選した時に、当該当選を遊技者に報知するための画像や、遊技者の興趣を向上させるようなキャラクター動画等が挙げられる。また、表示装置21としては、例えば有機EL(Electro-Luminescence)等、その他の表示原理が異なる各種装置を用いることができる。
(操作盤部23について)
前記操作盤部23は、図1,図3に示す如く、前記前扉12の幅方向の全長に亘って前記取付枠部22の前面から前側に延出する上壁部24と、該上壁部24の前端縁から下方に延在する前壁部25と、上壁部24の左右両端縁から下方に延在すると共に前壁部25の左右両端縁に接続する左側壁部26および右側壁部27とから構成される。操作盤部23の上壁部24には、図1,図3に示す如く、右端部側に偏った位置に、メダルを投入するための投入口29が設けられると共に、左端部側に偏った位置に、スロットマシン10の記憶手段に電子的に貯留されているクレジットメダルを1回の遊技について投入可能な最大枚数(例えば3枚)投入するMAX投入ボタン30が設けられている。なお、実施例のスロットマシン10では、クレジットメダルを1枚投入する投入ボタン31が、前記前壁部25における左端部側に偏った位置に設けられると共に、該投入ボタン31に隣り合う位置に、前記記憶手段に電子的に貯留されているクレジットメダルや投入されたメダルを精算するための払出しボタン94が設けられており、該払出しボタン94を操作することでメダルが払い出されるようになっている。また、上壁部24には、左右方向の中央に、前記表示装置21における演出進行の表示内容等の遊技演出やその他各種の演出装置の遊技演出を、押圧操作により切り替えることが可能な演出操作ボタン28が設けられている。
前記操作盤部23の前壁部25には、図1,図3に示す如く、左端部側に偏った位置に、遊技者の操作により前記リール13a,13b,13cを回転始動させてゲームを開始させるスタートレバー32が設けられると共に、該前壁部25の中央には、遊技者の操作により各リール13a,13b,13cを回転停止させるためのストップボタン33a,33b,33cが各リール13a,13b,13cに対応して横並びに設けられている。また、前記前扉12の下部中央に、前記ホッパー装置19から払い出されたメダルの排出口34が設けられると共に、前扉12の最下部に、該排出口34から排出されたメダルを貯留する受け皿35が設けられている。なお、前扉12の前面には、前記操作盤部23と受け皿35との間の領域に、当該スロットマシン10のモチーフとなるキャラクタ等や機種名等の各種の情報が表示された装飾パネル36が配設されている。
前記スロットマシン10では、前記投入口29にメダルを投入するか、または前記投入ボタン30,31を操作すると、メダルが投入されてスタートレバー32の操作が有効化されるようになっている。そして、有効化されたスタートレバー32が操作されると、これに伴ってゲームが開始される。また、ゲームが開始されると、メイン制御装置15において入賞役に当選か否かを決定する入賞役抽選が実行されて複数種類の入賞役の何れかまたははずれが決定されると共に、各リール13a,13b,13cが回転を開始する。その後、各ストップボタン33a,33b,33cの操作が有効化され、有効化されたストップボタン33a,33b,33cが操作されると、操作されたストップボタン33a,33b,33cに対応するリール13a,13b,13cの回転が停止される。そして、全てのリール13a,13b,13cが停止することで1回のゲームが終了し、このゲームの結果、予め定められた入賞役に対応する図柄の組合わせが入賞ライン上に揃った場合は、入賞した入賞役に対応付けられた処理が実行されるようになっている。
ここで、前記入賞役には、所定数のメダルが払い出される小役や、メダルを投入することなくゲームを実行できるリプレイ役や、次回以降に遊技者に有利な特殊ゲームが開始されるボーナス役等、その他各種の入賞役が設定されている。
前記前扉12における前記取付枠部22の前面に、前後に開口する開口部をガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透明保護板で覆った表示窓部37aが設けられた前部装飾ユニット37が着脱自在に配設されており、該前部装飾ユニット37の表示窓部37aを介して前記表示装置21の表示部がスロットマシン10の前側から視認可能に構成される。実施例の表示装置21は、前記リールユニット14におけるリール13a,13b,13cに対応する部位の前側に重ならないように位置しており、各リール13a,13b,13cの図柄が前記表示窓部37aを介してスロットマシン10の前側から視認し得るようになっている。実施例では、表示窓部37aを介してリール13a,13b,13cに付された複数の各種図柄が、入賞ライン上に揃い得るように縦方向に3つずつ、合計9個の図柄を視認し得るよう構成されている。なお、図1においては、表示窓部37aを介して視認可能な表示装置21は図示省略してある。
前記前部装飾ユニット37に、表示窓部37aの外周を囲繞するようにランプ装置38が配設されると共に、動作を行う各種の可動演出装置39(図20参照)が配設されている。また、前記前扉12には、前記受け皿35や前部装飾ユニット37の裏側に臨む位置にスピーカ40が夫々配設されている(図2,図4参照)。そして、前記表示装置21で実行される表示演出に合わせて、前部装飾ユニット37に設けたランプ装置38による発光演出や可動演出装置による動作演出および前扉12に設けたスピーカ40による音演出等を実行することで興趣を向上し得るようになっている。
ここで、前記ホッパー装置19は、メダルを所定量だけ貯留可能なタンク19aと、該タンク19aに貯留されているメダルを払い出す払出し機構部19bとを備えている。ホッパー装置19は、メダルの払出しの条件が成立すると、払出し機構部19bが作動してタンク19aのメダルを払い出すよう構成される。ここで、払出しの条件とは、所定数のメダルが払い出されるよう設定された入賞役の入賞や、前記払出しボタン94の操作等がある。また、タンク19aには、投入口29から投入されたメダルが貯留されるようになっている。すなわち、スロットマシン10では、ゲームを行うために投入口29に投入したメダルをホッパー装置19に貯留し、該貯留したメダルを払い出し用に用いるようになっている。
(リール・制御ユニット18について)
前記リール・制御ユニット18は、図2〜図4に示す如く、リール13a,13b,13cを備えたリールユニット14および制御装置15,16を備えた制御ユニット17を支持枠41に組み付けてユニット化したものであって、前記筐体11の左側部に設けられて前記前扉12が支持される前記軸支持部95を利用して該支持枠41が回動自在に支持されて、リールユニット14および制御ユニット17が筐体11の収容空間20に収納された収納位置と、該リールユニット14および制御ユニット17が筐体11の収容空間20から前側に出された非収納位置との間をリール・制御ユニット18が回動し得るよう構成されている。またリール・制御ユニット18は、筐体11および支持枠41の右側部に設けられた係止装置96によって収納位置に係止保持されるよう構成されており、該係止装置96の係止状態を解除することで該リール・制御ユニット18を非収納位置に回動し得るようになっている。
(リールユニット14について)
前記支持枠41は、図5,図6に示す如く、矩形枠状に形成されて前後に開口する下部取付部41aと、該下部取付部41aの左右両端から上方に所定長さで延在する上部取付部41b,41bとを備え、下部取付部41aに前記リールユニット14が取り付けられている。このリールユニット14は、支持枠41の下部取付部41aに取り付けられて前側に開口するリールケース42の内部に、前記3つのリール13a,13b,13cが横並びに配置され、各リール13a,13b,13cは、外周に配置された図柄を上下方向に移動し得るように左右に延在する軸を中心として回転自在に支持されている。なお、リールケース42は、リール13a,13b,13cを収容するケース本体42aと、該ケース本体42aの上下の端縁から外方に延出するフランジ42b,42bとを備え、ケース本体42aを下部取付部41aの開口部に前側から挿入した状態で、フランジ42b,42bを下部取付部41aに前側からネジ止めすることで、当該リールケース42はケース本体42aが下部取付部41aから後方に延出した状態で固定される(図6参照)。そして、リールケース42のケース本体42aによって、後述する収納部材44に画成される収納室72の下部開口を塞ぐようになっている(図10参照)。
前記各リール13a,13b,13cは、前記リールケース42の内部に配設したステッピングモータなどのパルス制御可能な駆動モータ43a,43b,43c(図20参照)によって夫々独立して回転駆動し得るよう構成されている。そして、前記スタートレバー32が操作されたことを契機として、駆動モータ43a,43b,43cが回転駆動されて3つのリール13a,13b,13cが回転を開始し、前記ストップボタン33a,33b,33cが操作されたことを契機として、操作された各ストップボタン33a,33b,33cにより回転停止が対応付けられたリール13a,13b,13cの駆動モータ43a,43b,43cが停止するようになっている。
(制御ユニット17について)
前記制御ユニット17は、前記支持枠41におけるリールユニット14の配設位置より上側において前記上部取付部41b,41bに取り付けられている。この制御ユニット17は、支持枠41の上部取付部41b,41bに後側から取り付けられた収納部材44に、メイン制御装置(第1制御装置)15およびサブ制御装置(第2制御装置)16が取り付けられて構成される。メイン制御装置15は、リール13a,13b,13cの動作制御および入賞役抽選等の、主としてスロットマシン10の遊技に関する各種制御を行うためのメイン制御基板(第1制御基板)45を備えている(図10参照)。これに対してサブ制御装置16は、遊技の進行に応じた画像や動画等の選択、表示装置21の表示態様やスロットマシン10に配置されているランプ装置38の発光態様、スピーカ40の音出力態様、可動演出装置39の動作態様等に関する、主にスロットマシン10における遊技の演出に関する各種制御を行うためのサブ制御基板(制御基板,第2制御基板)46を備えている(図10参照)。各制御装置15,16は、後述するように各種電子部品50,60を実装した対応する制御基板45,46を基板ケース47,57に収納して構成される。
(メイン制御装置15について)
前記メイン制御装置15は、前記リール13a,13b,13cを制御する前記メイン制御基板(制御基板)45を、図10に示す第1基板ケース(基板ケース)47に収容保護してケース単位で取り扱い得るようになっている。この第1基板ケース47は、前記収納部材44における後述する後壁69の後面に対向するようセットされる皿状の第1ベース体48と、この第1ベース体48の開口面側(後側)に対して着脱可能に組み付けられる第1カバー体49とから構成され、両者共に透明な合成樹脂材により一体成形されて、前記メイン制御基板45を第1ベース体48内に敷設状態で収容すると共に、前記第1カバー体49で覆蓋保護するよう構成される。また、第1基板ケース47は、第1ベース体48と第1カバー体49とをカシメ固定することによってメイン制御基板45を封入して、該メイン制御基板45に実装されているROM等の電子部品50が不正な電子部品に取り替えられる不正行為が行われるのを防止し得るよう構成されている。
前記メイン制御基板45は、CPU,ROM,RAM等の各種電子部品50を実装した実装面45aが第1カバー体49と対向し、該実装面45aとは反対の非実装面45bを第1ベース体48に対向する状態で第1基板ケース47に収納されている。そして、メイン制御装置15は、図8,図10,図19に示す如く、前記収納部材44における後壁69の後面(外面)に、第1ベース体48が対向する向きで取り付けられている。すなわち、メイン制御装置15は、メイン制御基板45の実装面45aが後方を向く状態で収納部材44の後面に取り付けられており、前記筐体11に対してリール・制御ユニット18を前記軸支持部95を支点として前側に回動して該リール・制御ユニット18を筐体11の前部開口より前側に臨ませることで(図2参照)、メイン制御装置15が露出してメイン制御基板45の実装面45aが視認可能となるよう構成されている。
前記メイン制御基板45には、前記サブ制御基板46に第1配線(配線)51を介して電気的に接続するための第1コネクタ52および第1中継基板(第3制御基板)53(図4参照)に第2配線(配線)54を介して電気的に接続するための第3コネクタ55が実装されている(図6,図8参照)。実施例では、図8に示す如く、第1コネクタ52および第3コネクタ55が、メイン制御基板45の上端縁側(後述する収納室72の挿脱口72a側の端縁側)において左右方向に並んで実装されている。また、前記第1基板ケース47における第1カバー体49には、第1コネクタ52および第3コネクタ55に対応する位置に第1コネクタ用開口部(開口部)49aが内外に貫通するように夫々形成されており、対応する第1コネクタ用開口部49aから第1コネクタ52および第3コネクタ55が外部(後側)に露出するよう構成される。実施例の第1カバー体49は、図10に示す如く、メイン制御基板45における電子部品50が実装される領域の後面に対し、コネクタ52,55が実装される領域の後面が前側に偏倚するように凹状に形成されており、この凹状部49bに後述する第1カバー部材84の端部が臨むよう構成される。
前記メイン制御装置15のメイン制御基板45には、図20に示す如く、前記投入ボタン30,31、スタートレバー32、ストップボタン33a,33b,33c、駆動モータ43a,43b,43c、ホッパー装置19等が接続されている。なお、投入ボタン30,31、スタートレバー32、ストップボタン33a,33b,33cは、該投入ボタン30,31、スタートレバー32、ストップボタン33a,33b,33cが操作された際に操作信号を出力するスイッチを備えている。そして、メイン制御装置15のメイン制御基板45は、投入ボタン30,31、スタートレバー32、ストップボタン33a,33b,33c等からの操作信号の入力に基づいて、リール13a,13b,13cの動作制御および入賞役抽選等の、主としてスロットマシン10の遊技に関する各種制御を行うよう構成されている。
ここで、前記投入ボタン30,31、スタートレバー32、ストップボタン33a,33b,33cは、前記前扉12に配設された前記第1中継基板53に接続されており、該第1中継基板53に一端がコネクタ接続される第2配線54の他端が前記メイン制御基板45の第3コネクタ55にコネクタ接続されることで、該投入ボタン30,31、スタートレバー32、ストップボタン33a,33b,33cがメイン制御基板45に電気的に接続される。第1中継基板53は基板ケース53aに収容されており、該基板ケース53aが前扉12の裏側に着脱自在に取り付けられている(図4参照)。また、第1中継基板53には、入賞役の抽選確率に対応した設定値を変更するための設定変更手段56が設けられており、該設定変更手段56では複数段階(例えば6段階)の設定値を変更可能に構成されている。すなわち、第1中継基板53は、スロットマシン10の遊技に関する制御の一部を行う制御基板として機能している。なお、スロットマシン10では、設定値を変更することで、入賞役の抽選確率が変わるようになっているため、専用の鍵を用いて設定変更手段56を設定変更可能な状態とした場合にのみ設定値の変更が可能となるよう構成してある。
(サブ制御装置16について)
前記サブ制御装置16は、前記表示装置21、ランプ装置38、スピーカ40等の演出装置を制御する前記サブ制御基板46を、図10に示す第2基板ケース(基板ケース)57に収容保護してケース単位で取り扱い得るようになっている。この第2基板ケース57は、前記収納部材44における後壁69の前面に対向するようセットされる皿状の第2ベース体58と、この第2ベース体58の開口面側(前側)に対して着脱可能に組み付けられる第2カバー体59とから構成され、両者共に透明な合成樹脂材により一体成形されて、前記サブ制御基板46を第2ベース体58内に敷設状態で収容すると共に、前記第2カバー体59で覆蓋保護するよう構成される。また、第2基板ケース57は、第2ベース体58と第2カバー体59とをカシメ固定することによってサブ制御基板46を封入して、該サブ制御基板46に実装されているROM等の電子部品60が不正な電子部品に取り替えられる不正行為が行われるのを防止し得るよう構成されている。なお、実施例の第2基板ケース57は、第2ベース体58の外周縁を構成する外側壁が、第2カバー体59の外周縁を外側から囲繞するよう構成されている(図10参照)。
前記サブ制御基板46は、CPU,ROM,RAM等の各種電子部品60を実装した実装面46aが第2カバー体59と対向し、該実装面46aとは反対の非実装面46bを第2ベース体58に対向する状態で第2基板ケース57に収納されている。そして、サブ制御装置16は、図10に示す如く、前記収納部材44における後壁69の前面(内面)に、第2ベース体58が対向する向きで前記収納室72に収納された状態で該収納部材44に取り付けられる。すなわち、サブ制御装置16は、サブ制御基板46の実装面46aが前方を向く状態で収納部材44の収納室72に収納されており、該収納部材44にメイン制御装置15およびサブ制御装置16を取り付けた状態で、メイン制御基板45の非実装面45bとサブ制御基板46の非実装面46bとが収納部材44の後壁69を挟んで対向するよう構成される。
前記サブ制御基板46には、前記メイン制御基板45に前記第1配線51を介して電気的に接続するための第2コネクタ(コネクタ)61が実装されている。実施例では、図10,図11に示す如く、第2コネクタ61が、サブ制御基板46の上端縁側(メイン制御基板45に対して第1コネクタ52が実装される対応する端縁側)において前記メイン制御基板45に実装されている前記第1コネクタ52と前後方向(メイン制御基板45とサブ制御基板46との重なり方向)に並んで位置している。また、前記第2基板ケース57における第2カバー体59には、第2コネクタ61に対応する位置に第2コネクタ用開口部(開口部)59aが内外に貫通するように形成されており、該第2コネクタ用開口部59aから第2コネクタ61が外部(前側)に露出するよう構成される(図7参照)。そして、第1配線51の一端に設けたメイン用コネクタ51aを第1コネクタ52に接続すると共に、該第1配線51の他端に設けたサブ用コネクタ51bを第2コネクタ61に接続することで、メイン制御基板45とサブ制御基板46とが電気的に接続され、メイン制御基板45からサブ制御基板46への制御信号(コマンド)の送信ができるようになっている。なお、サブ制御基板46の実装面46aには、後述する第2中継基板63に配線を介して接続するための複数のその他コネクタ92が実装されており、該その他コネクタ92は、第2カバー体59に形成されたその他コネクタ用開口部59bを介してケース外(前側)に露出している。
ここで、実施例のスロットマシン10は、前記メイン制御装置15での入賞役抽選で決定(内部当選)した入賞役に対応する図柄を遊技者に報知したり、決定した入賞役を成立させるストップボタン33a,33b,33cの停止操作順を遊技者に報知するアシスト(AT)遊技機能を備えている。そして、メイン制御装置15で決定した入賞役に対応する図柄や停止操作順の報知を行うか否かの抽選(AT抽選)は、メイン制御装置15から送信されるコマンドに基づいてサブ制御装置16が行うよう構成されている。すなわち、実施例のスロットマシン10は、メイン制御装置15のみが遊技者が得られるメダルの払い出し数に関わる制御を行うものでなく、サブ制御装置16においても遊技者が得られるメダルの払い出し数に関わる制御を一部行うよう構成されている。
前記第2基板ケース57(第2ベース体58)には、図5〜図8に示す如く、左右両側の上端部に外側方に突出する連結部57a,57aが設けられており、該連結部57a,57aを前記収納部材44の後述する左右の側壁70,71の上端部に形成した被連結部73,73に位置決めした状態で、各連結部57aを固定手段としての連結具62(所謂ナイラッチ)によって被連結部73に連結することで、収納部材44に対してサブ制御装置16が位置決め固定されるようになっている。なお、実施例の連結具62は、第2基板ケース57とは別体で構成されて連結部57aに装着されたものであって、該連結部57aに対して連結具62を固定位置に移動することで該連結具62が被連結部73に連結(固定)すると共に、該連結部57aに対して連結具62を非固定位置に移動することで該連結具62と被連結部73との連結状態(固定状態)が解除されるよう構成されている。
実施例のサブ制御装置16には、前記サブ制御基板46を、当該サブ制御基板46で制御する前記ランプ装置38、スピーカ40および可動演出装置39等の演出装置に接続するための第2中継基板63が取り付けられている。この第2中継基板63は、中継用基板ケース63aに収容されており(図10参照)、該中継用基板ケース63aが、前記第2基板ケース57における第2カバー体59の前面に着脱自在に取り付けられるよう構成される。そして、第2中継基板63とサブ制御基板46とが、収納室72内において配線を介して電気的に接続されるようになっている。
(把持部64a,64bについて)
前記第2基板ケース57には、図6に示す如く、左右両側の下端部に把持部64a,64bが設けられている。各把持部64a,64bは、第2基板ケース57における前記第2ベース体58の側壁から外方に所定間隔離間して上下方向に所定長さで延在する壁片で構成されており、サブ制御装置16を前記収納部材44の収納室72に収納した状態で、該把持部64a,64bが収納部材44の左右両側に設けられた後述する開口部76a,76bから外側(後側)に露出するよう構成される(図18,図19参照)。なお、第2基板ケース57の左側に設けられた把持部64aを左把持部64aと指称すると共に、該第2基板ケース57の右側に設けられた把持部64bを右把持部64bと指称する場合もある。
(第2被固着部65について)
前記第2基板ケース57に、後述する第2カバー部材85の第2固着部90が固着される第2被固着部(被固着部)65が設けられている。この第2被固着部65は、図7,図10に示す如く、第2基板ケース57における前記第2カバー体59の前記サブ制御基板46に設けられた前記第2コネクタ61が第2コネクタ用開口部59aから露出する位置の下側に設けられている。なお、第2被固着部65の具体的な構成については、第2カバー部材85における第2固着部90の構成を説明する際に併せて説明する。また、第2基板ケース57(第2ベース体58)の上端部には、前記第2コネクタ61が第2コネクタ用開口部59aから露出する位置に対応して、該第2コネクタ61を挟む左右両側に第2規制溝66,66が形成されている。両第2規制溝66,66は、左右の対向方向に開口すると共に第2ベース体58の上端部における前後方向の全長に亘って延在して、該第2規制溝66,66は第2ベース体58の前後で開口している。更に、第2基板ケース57(第2ベース体58および第2カバー体59)の前面には、第2コネクタ用開口部59aから露出する第2コネクタ61の左右両側に、前側に突出する規制片67,67が上下方向に延在するように形成されている。なお、左右の各規制片67の上端部(第2ベース体58に設けられる規制片67の上端部)は、対応する側の第2規制溝66を画成する壁に接続されている。また、第2基板ケース57(第2ベース体58)の上端部には、下側に凹む凹部68が、前記メイン制御基板45に実装された前記第3コネクタ55と前後方向に対応する位置に設けられており(図8参照)、該第3コネクタ55に一端が接続される第2配線54が該凹部68内を前後方向に引き回されるようになっている。
(収納部材44について)
前記収納部材44は、図5,図6,図11に示す如く、略矩形に形成された後壁69と、該後壁69における左右の両端縁から前方に向けて延在する左側壁70および右側壁71とから構成されて、上下方向および前方に開放する平面視において略コ字状に形成された部材であって、該収納部材44が前記支持枠41に後側から着脱自在に取り付けられる。具体的には、支持枠41における前記上部取付部41b,41bに、収納部材44の左右の側壁70,71の前端部が後側から着脱自在に取り付けられる。そして、収納部材44を支持枠41に取り付けた状態で、前記後壁69の前側に収納室72が画成される。収納室72は、支持枠41における前記一対の上部取付部41b,41bの間において前側(サブ制御基板46の板厚方向の一方)に開放するのに対し、該収納室72の下部開口は、前記リールケース42で塞がれるよう構成される(図10参照)。そして、前記筐体11に対してリール・制御ユニット18を非収納位置に回動した状態(図2参照)では、該収納室72は上方および前方に開放するよう構成されており、収納部材44における収納室72の上部開口が、前記サブ制御装置16を収納室72に対して挿脱する挿脱口72aとして機能するようになっている。なお、筐体11に対して収納位置にリール・制御ユニット18を位置させると共に該筐体11に対して前記前扉12を閉成位置に位置させた状態では、収納室72の前部開口が前記表示装置21で塞がれるようになっている。また、収納部材44は、透明な合成樹脂材により形成されており、該収納部材44の収納室72に収納されている前記サブ制御装置16を外側から視認可能に構成される。
前記収納部材44には、前記挿脱口72aの開口端側に、前記サブ制御装置16に設けた前記連結部57a,57aが位置決め固定される被連結部(被固定手段)73,73が設けられている(図5,図6,図15参照)。実施例では、収納部材44における左右の側壁70,71の上端における後壁69側に偏倚した位置に被連結部73,73が設けられている。そして、サブ制御装置16は、収納室72に挿脱口72aから挿入して連結部57a,57aを被連結部73,73に載置した状態で、両連結部57a,57aを前記連結具62,62を介して被連結部73,73に連結することで、該サブ制御装置16は収納室72に収納された状態で収納部材44に固定される。また、サブ制御装置16は、サブ制御基板46における電子部品60および第2コネクタ61の実装面46aが収納室72の前部開口(収納室72の開放側)を向く状態で収納室72に収納される(図10参照)。なお、被連結部73は、対応する連結部57aの前後幅で下側に向けて凹設されると共に、連結具62の係合部が係脱自在な係合孔を形成したものであって、該被連結部73に連結部57aを載置することで連結部57a(サブ制御装置16)の前後方向の位置規制がなされると共に、係合孔に連結具62の係合部が係脱自在に係合(固定)することで被連結部73と連結部57aとが連結されるよう構成してある。そして、サブ制御装置16(第2基板ケース57)は、前記連結部57a,57aを被連結部73,73に載置して第2基板ケース57を収納室72に収納した状態で、両連結部57a,57aの間のケース本体部分の上端が、収納部材44の上端(挿脱口72aの開口端)と略同一レベルに位置するよう設定されている(図7参照)。
前記収納部材44には、図15,図18に示す如く、前記後壁69と左側壁70とが接続する左内隅部に、内側(収納室72側)に略水平に延出する左下規制壁74aが設けられると共に、前記後壁69と右側壁71とが接続する右内隅部に、内側(収納室72側)に略水平に延出する右下規制壁75aが設けられ、前記サブ制御装置16を収納室72に収納した際に、該サブ制御装置16における左右の下端部に設けられた前記把持部64a,64bを左右の下規制壁74a,75aで支持するよう構成される。また、左側壁70には、前記左下規制壁74aの前端縁から上方に延在する左前規制壁74bが設けられると共に、該左前規制壁74bから後方に所定間隔離間して該左前規制壁74bと平行に延在する左後規制壁74cが設けられており、該左前規制壁74bおよび左後規制壁74cによって、左下規制壁74aに当接支持されている左把持部64aの前後方向の移動を規制するようになっている。また、右側壁71には、前記右下規制壁75aの前端縁から上方に延在する右前規制壁75bが設けられると共に、該右前規制壁75bから後方に所定間隔離間して該右前規制壁75bと平行に延在する右後規制壁75cが設けられており、該右前規制壁75bおよび右後規制壁75cによって、右下規制壁75aに当接支持されている右把持部64bの前後方向の移動を規制するようになっている。すなわち、収納部材44には、収納室72内における左内隅部に、収納室72に収納されたサブ制御装置16の左把持部64aの下方および前後方向の移動を規制して定位置に保持する左下規制壁74a、左前規制壁74bおよび左後規制壁74cからなる左受け部74が設けられると共に、収納室72内における右内隅部に、収納室72に収納されたサブ制御装置16の右把持部64bの下方および前後方向の移動を規制して定位置に保持する右下規制壁75a、右前規制壁75bおよび右後規制壁75cからなる右受け部75が設けられている。
(開口部76a,76bについて)
前記後壁69および左側壁70には、図15〜図18に示す如く、前記左下規制壁74aより上側に、後方および左側方に開口する左開口部(開口部)76aが設けられており、該左開口部76aが前記左受け部74と対応する位置で収納室72に連通している。また、前記後壁69および右側壁71には、図15〜図18に示す如く、右下規制壁75aより上側に、後方および右側方に開口する右開口部(開口部)76bが設けられており、該右開口部76bが前記右受け部75と対応する位置で収納室72に連通している。そして、サブ制御装置16の左右の下端部に設けられて各受け部74,75に支持されている前記把持部64a,64bが、左右の開口部76a,76bを介して外側に露出するよう構成され、該把持部64a,64bを収納室72の外側から把持し得るようになっている。すなわち、収納部材44には、収納室72に対してサブ制御装置16を挿脱する挿脱口72aから挿入方向に離間する奥側において該サブ制御装置16の収納室72に対する挿脱方向と交差すると共に前記サブ制御基板46の板面に沿う方向に離間する両端部側に、把持部64a,64bを外側に露出する開口部76a,76bが設けられている。実施例では、収納部材44に設けられた左右の開口部76a,76bは、何れも後方および側方に開口するよう構成されており、該開口部76a,76bから露出する把持部64a,64bを後方および側方から把持(操作)可能に構成されている。
前記左右の開口部76a,76bにおける上下方向(サブ制御装置16の挿脱方向)の開口寸法は、作業者が前記把持部64a,64bを把持してサブ制御装置16を持ち上げる(移動する)ことで、該サブ制御装置16の上端部が収納部材44の上端から所要寸法だけ延出するよう設定される。ここで、サブ制御装置16の上端部が収納部材44の上端から延出する所要寸法とは、延出した上端部を作業者が容易に把持可能な寸法である。
前記収納部材44における左側壁70の外表面には、図18に示す如く、前記左開口部76aの上端縁から外側に向かうにつれて上方傾斜(左開口部76aから離間)する左傾斜面(傾斜面)77aが形成されている。また、前記右側壁71の外表面には、図18に示す如く、前記右開口部76bの上端縁から外側に向かうにつれて上方傾斜(右開口部76bから離間)する右傾斜面(傾斜面)77bが形成されている。左右の傾斜面77a,77bは、作業者が左右の側壁70,71の外表面に指を接触させて上側から下側に滑らした際に、該傾斜面77a,77bによって該指を対応する開口部76a,76bに案内するべく機能する。すなわち、収納部材44の後面に前記メイン制御装置15が配設されると共に、作業者の目線より下側の視認し難い部位に位置する開口部76a,76bに作業者の指を傾斜面77a,77bで容易に案内し得るので、作業性を向上することができるようになっている。
(第1被固着部78について)
前記収納部材44に、後述する第1カバー部材84の第1固着部87が固着される第1被固着部(被固着部)78が設けられている。この第1被固着部78は、図8,図11に示す如く、前記後壁69における前記メイン制御基板45に設けられた前記第1コネクタ52および第3コネクタ55が第1コネクタ用開口部49a,49aから露出する位置を挟む左右両側に設けられている。なお、第1被固着部78の具体的な構成については、第1カバー部材84における第1固着部87の構成を説明する際に詳細に説明する。また、後壁69の上端部には、前記第1コネクタ52および第3コネクタ55が第1コネクタ用開口部49a,49aから露出する位置に対応して、該2つのコネクタ52,55を挟む左右両側に第1規制溝79,79が形成されている。両第1規制溝79,79は、左右の対向方向に開口すると共に後壁69の前後方向の全長に亘って延在して、該第1規制溝79,79は収納部材44の前後で開口している。なお、実施例では、後壁69の前側(収納室72側)に閉塞部材80が左右方向に所定長さで延在するように配設されており、該閉塞部材80の上端部に第1規制溝79,79の前半部が形成されている。この閉塞部材80は、収納部材44において前記第1コネクタ52および第3コネクタ55が臨む左右方向の領域より左右方向に長い領域に亘って延在するよう設定されて、収納室72に収納した前記サブ制御装置16の後端と後壁69との間に生ずる隙間を該閉塞部材80で閉塞するよう構成される(図8参照)。
前記閉塞部材80の上端には、図12に示す如く、前記サブ制御装置16に設けられた一方(後述する第1カバー部材84の内部に臨む側)の第2規制溝66と対応する位置に係合部81が突設されている。この係合部81には、前後方向に貫通する差込孔81aが形成されており、該差込孔81aに、後述する第1カバー部材84の差込片84hが差し込まれるよう構成される。また、閉塞部材80の上端には、係合部81と左側の第1規制溝79との間に、前記第2配線54を保持する配線フック82が設けられている。なお、実施例では、第1規制溝79、係合部81および配線フック82が設けられた閉塞部材80を収納部材44とは別体で構成したが、該閉塞部材80を収納部材44に一体に形成したものであってもよい。
(保護カバー83について)
前記メイン制御装置15およびサブ制御装置16を後壁69を挟んで前後に重ねて前記収納部材44に取り付けた状態で、前記第1コネクタ52、第2コネクタ61および第3コネクタ55が保護カバー83で覆われるよう構成される(図9参照)。この保護カバー83は、図10に示す如く、前記第1コネクタ52および第3コネクタ55を覆う第1カバー部材84と、前記第2コネクタ61を覆う第2カバー部材85とを備える。
(第1カバー部材84について)
前記第1カバー部材84は、図13に示す如く、前記第1コネクタ52および3コネクタ55が露出する2つの第1コネクタ用開口部49a,49aを覆い得る横幅寸法に設定されて前方に開口する略箱状に形成された部材である。実施例の第1カバー部材84は、全体が透明な合成樹脂によって形成されて内部を視認し得るよう構成されている。第1カバー部材84は、略矩形状の後板84aと、後板84aの上端縁から前方に延在する天板84bと、該後板84aの下端縁から前方に延在する底板84cと、後板84aの左右の側端縁から前方に延在すると共に天板84bおよび底板84cに接続する左右の側板84d,84dとから構成される。天板84bは、底板84cより前方に所定長さだけ延出するように形成されると共に、左右の側板84d,84dにおける底板84cの前端から天板84bの前端までの部分は上下寸法が短く設定されて天板側にのみ接続されている。そして、第1カバー部材84には、後板84a、天板84b、底板84cおよび左右の側板84d,84dによって、底板84cの前後寸法で前方に開口する第1コネクタ収容空間S1が画成される。
(第1固着部87について)
前記左右の側板84d,84dにおける底板84cの前端より後側に、外側方に延出する第1支持片86が夫々設けられると共に、各第1支持片86の延出端に第1固着部(固着部)87が設けられている。第1固着部87は、図13に示す如く、第1支持片86の延出端に一体形成された基部87aと、該基部87aの前端から前方に延出するように設けられた延出片87bと、該延出片87bの前端から後方に向けて拡開するように延在する一対の係止片87c,87cとから形成されている。そして、前記メイン制御装置15が取り付けられた収納部材44の前記第1被固着部78,78の夫々に係止片87c,87cを係止することで(図11参照)、当該第1カバー部材84の第1コネクタ収容空間S1に第1コネクタ52および第3コネクタ55が収容された状態で、該第1カバー部材84が収納部材44に固定されるよう構成される。
前記第1被固着部78は、前記後壁69に形成されて後方に開口する圧入口78aを備え、該圧入口78aの開口寸法は、第1固着部87の係止片87c,87cに力が加えられていない状態の両係止片87c,87cの先端部の挿入は可能で、かつ両係止片87c,87cの拡開側の外形寸法よりは小さく設定されている。すなわち、第1被固着部78の圧入口78aに第1固着部87の係止片87c,87cを先端側から強制的に圧入することで、該係止片87c,87cが相互に接近するように変形しつつ第1被固着部内に挿入される。そして、係止片87c,87cが圧入口78aを通過して復元することで該係止片87c,87cが圧入口78aを画成する壁の前側開口縁に係止されることで、第1固着部87が第1被固着部78に固着されるようになっている(図11参照)。なお、第1被固着部78は、前側が前記閉塞部材80で塞がれて袋状に構成されており、該第1被固着部78の内部で係止された係止部87c,87cに外部からアクセスして該係止部87c,87cを変形させて圧入口78aから抜き出すことは略不可能な構成となっている。すなわち、実施例の第1カバー部材84と収納部材44との固定状態を解除する場合は、前記第1支持片86を破断して第1固着部87を第1カバー部材84から切り離す必要があり、固定状態を解除した際には第1被固着部78に第1固着部87が残留することで破断の履歴が残るようになっている。
前記第1カバー部材84における左右の側板84d,84dには、外側方に延出する第1鍔部88が夫々設けられている。この第1鍔部88は、側板84dにおける上下寸法が変わる位置の前端縁に沿って上下方向に延在する第1鍔88aと、該側板84dにおけるる上下寸法が短くなっている部分の下端縁に沿って前後方向に延在すると共に第1鍔88aの上端に接続する第2鍔88bとを備えており、第2鍔88bが、前記収納部材44に設けられた対応する前記第1規制溝79に挿通されるよう構成される(図9(b)参照)。また、前記第1被固着部78および第1固着部87を介して収納部材44に第1カバー部材84を固定した状態で、第1鍔88aの前面が収納部材44に取り付けられている前記メイン制御装置15(第1カバー体49)の後面における第1コネクタ52および第3コネクタ55を挟む左右両側に当接するよう構成される。そして、第1カバー部材84の底板84cの前端部および第1鍔88a,88aが前記凹状部49b内に位置して、底板84cおよび第1鍔88aの前端と第1カバー体84の後面との間に外側方からアクセスするのが困難に構成されている。また第1カバー部材84には、左右の第2鍔88b,88bの前端より前側の天板84bおよび左右の側板84d,84dに、後述するように前記第2カバー部材85の後端部を覆う被覆部84eが設けられている(図10参照)。
前記第1カバー部材84は、図10に示す如く、前記収納部材44に対する固定状態において、前記第1コネクタ52にメイン用コネクタ51aを介して接続されている第1配線51の一部を覆うと共に、該第1配線51が前記後壁69の上側を引き回されて収納室72内に引き込まれるのを許容するよう構成される。また第1カバー部材84は、前記第3コネクタ55に接続されて前記第1基板ケース47、後壁69および第2基板ケース57の上側を引き回されている第2配線54の一部も覆うようになっている。
前記第1カバー部材84における後板84aおよび天板84bに、図13に示す如く、内側に突出する凸部84fが該天板84bの前端まで延在するように設けられると共に、前記底板84cには、凸部84fに接続して前記第1コネクタ収容空間S1を左右方向に仕切る仕切り壁84gが設けられている。仕切り壁84gは、第1カバー部材84を収納部材44に固定した状態で、第1コネクタ52と第3コネクタ55との間に位置すると共に、該仕切り壁84gの前端が、収納部材44の前記後壁69の後端に近接位置するよう構成される。そして、前記第1コネクタ52に接続する第1配線51および第3コネクタ55に接続する第2配線54は、仕切り壁84gおよび凸部84fによって左右に仕切られた空間を夫々引き回されて相互に干渉しないよう構成される。また、凸部84fには、図12に示す如く、収納部材44に対する第1カバー部材84の固定状態において前記閉塞部材80に設けた前記係合部81の差込孔81aに差し込まれる差込片84hが設けられている。
(第2カバー部材85について)
前記第2カバー部材85は、図14に示す如く、前記第2コネクタ用開口部59aを覆い得る横幅寸法に設定されて後方に開口する略箱状に形成された部材である。実施例の第2カバー部材85は、全体が透明な合成樹脂によって形成されて内部を視認し得るよう構成されている。また第2カバー部材85は、略矩形状の後板85aと、後板85aの上端縁から前方に延在する天板85bと、該後板85aの下端縁から前方に延在する底板85cと、後板85aの左右の側端縁から前方に延在すると共に天板85bおよび底板85cに接続する左右の側板85d,85dとから構成される。天板85bは、底板85cより後方に所定長さだけ延出するように形成されると共に、左右の側板85d,85dにおける底板85cの後端から天板85bの後端までの部分は上下寸法が短く設定されて天板側にのみ接続されている。そして、第2カバー部材85には、後板85a、天板85b、底板85cおよび左右の側板85d,85dによって、底板85bの前後寸法で後方に開口する第2コネクタ収容空間S2が画成される。
(第2固着部90について)
前記第2カバー部材85の底板85cに、下方に延出する第2支持片89が設けられると共に、該第2支持片89の延出端に第2固着部(固着部)90が設けられている。第2固着部90は、図14に示す如く、第2支持片89の延出端に一体形成された基部90aと、該基部90aの後端から後方に延出するように設けられた延出片90bと、該延出片90bの後端から前方に向けて拡開するように延在する一対の係止片90c,90cとから形成されている。そして、前記サブ制御装置16の第2基板ケース57に設けられた前記第2被固着部65に係止片90c,90cを係止することで(図10参照)、当該第2カバー部材85の第2コネクタ収容空間S2に第2コネクタ61が収容された状態で、該第2カバー部材85が第2基板ケース57に固定されるよう構成される。
前記第2被固着部65は、前記第2カバー体59に形成されて前方に開口する圧入口65aを備え(図7参照)、該圧入口65aの開口寸法は、第2固着部90の係止片90c,90cに力が加えられていない状態の両係止片90c,90cの先端部の挿入は可能で、かつ両係止片90c,90cの拡開側の外形寸法よりは小さく設定されている。すなわち、第2被固着部65の圧入口65aに第2固着部90の係止片90c,90cを先端側から強制的に圧入することで、該係止片90c,90cが相互に接近するように変形しつつ第2被固着部内に挿入される。そして、係止片90c,90cが圧入口65aを通過して復元することで該係止片90c,90cが圧入口65aを画成する壁の後側開口縁に係止されることで、第2固着部90が第2被固着部65に固着されるようになっている。なお、第2被固着部65の圧入口65aに圧入された係止片90c,90cは第2基板ケース57の内部で係止されているので、該係止部90c,90cに外部からアクセスして係止部90c,90cを変形させて圧入口65aから抜き出すことは略不可能な構成となっている。すなわち、実施例の第2カバー部材85と第2基板ケース57との固定状態を解除する場合は、前記第2支持片89を破断して第2固着部90を第2カバー部材85から切り離す必要があり、固定状態を解除した場合には第2被固着部65に第2固着部90が残留することで破断の履歴が残るようになっている。
前記第2カバー部材85における左右の側板85d,85dには、図14に示す如く、外側方に延出する第2鍔部91が夫々設けられている。この第2鍔部91は、側板85dにおける上下寸法が変わる位置の前端縁に沿って上下方向に延在する第1鍔91aと、該側板85dにおける上下寸法が短くなっている部分の下端縁に沿って前後方向に延在すると共に第1鍔91aの上端に接続する第2鍔91bとを備えており、第2鍔91bが、前記第2基板ケース57(第2ベース体58)に設けられた対応する前記第2規制溝66に挿通されるよう構成される(図18参照)。また、前記第2被固着部65および第2固着部90を介して第2基板ケース57に第2カバー部材85を固着した状態で、第1鍔91aの前面が第2基板ケース57(第2ベース体58および第2カバー体59)の前面における第2コネクタ61を挟む左右両側に当接するよう構成される。更に、第1鍔91a,91aが前記規制片67,67の間に位置して、第1鍔91aの後端と第2基板ケース57の前面との間に外側方からアクセスするのが困難に構成されている。
前記第2カバー部材85は、図10に示す如く、前記第2基板ケース57に対する固定状態において、前記第2コネクタ61にサブ用コネクタ51bを介して接続されている第1配線51の一部を覆うと共に、該第1配線51が前記第2基板ケース57の上側を引き回されて収納室72の外側に引き出されるのを許容するよう構成される。また、前記収納部材44にメイン制御装置15およびサブ制御装置16を取り付けると共に、収納部材44に第1カバー部材84を固定し、第2基板ケース57に第2カバー部材85を固定した状態で、第2カバー部材85の後端部(開口端部)が第1カバー部材84の前記被覆部84eで被覆されるよう構成される。すなわち、メイン制御基板45の第1コネクタ52とサブ制御基板46の第2コネクタ61を接続する第1配線51は、メイン用コネクタ51aおよびサブ用コネクタ51bを含めた全体が、第1カバー部材84および第2カバー部材85によって覆われて、外部からのアクセスができないよう構成される。
(実施例の作用)
次に、前述のように構成された実施例に係るスロットマシン10の作用につき説明する。
(収納部材44に対するサブ制御装置16の着脱について)
前記収納部材44にサブ制御装置16を取り付ける場合は、前記筐体11に対して前扉12を開放位置まで回動すると共に、前記リール・制御ユニット18を筐体11に対して非収納位置まで回動する(図2参照)。非収納位置まで回動されたリール・制御ユニット18において、前記収納部材44の挿脱口72aの上方に、前記サブ制御基板46の非実装面46bが前記後壁69の前面と対向する姿勢となるように前記サブ制御装置16を位置させる(図5,図6参照)。このサブ制御装置16を下げることで、図18に示す如く、前記第2基板ケース57の左右両側の下端部に設けられている前記把持部64a,64bが前記左右の受け部74,75で支持されると共に、前記連結部57a,57aが収納部材44の被連結部73,73に載置される。この状態で、連結部57a,57aを連結具62,62によって被連結部73,73に固定することで、サブ制御装置16が収納室72に収納された状態で収納部材44に位置決め固定される。
前記収納部材44に固定されたサブ制御装置16は、前記連結部57a,57aの間に臨む上端部が、該収納部材44における後壁69の上端と略同一レベルに位置して、該サブ制御装置16の略全体が収納室72に収納された状態となる。言い替えると、実施例では、収納室72に収納されたサブ制御装置16の挿脱口72a側の端部(連結部57a,57aの間の端部)が収納部材44の外側に突出していないので、前記リール・制御ユニット18を筐体11に対して回動する際に、サブ制御装置16が筐体11の収容空間20に収納されている他の部材と干渉するのを防止することができ、該サブ制御装置16が損傷するのを防ぐことができる。
次に、メンテナンス等に際して前記収納部材44からサブ制御装置16を取り外す場合は、取り付ける場合と同様に、前記筐体11に対して前扉12を開放位置まで回動すると共に、前記リール・制御ユニット18を筐体11に対して非収納位置まで回動する(図2参照)。この状態で、前記連結具62,62による連結部57a,57aと被連結部73,73との連結状態を解除する。そして、収納部材44の左右の開口部76a,76bを介して外側に露出する左右の把持部64a,64bを外側から把持してサブ制御装置16を押し上げることで、該サブ制御装置16における挿脱口72a側の端部が収納室72外に大きく延出される。これにより、作業者は収納室72から延出したサブ制御装置16の端部を把持して持ち上げることで、該サブ制御装置16を収納室72から簡単に取り出し得る。すなわち、サブ制御装置16を収納室72に収納した状態での該サブ制御装置16の収納室72からの突出寸法を小さく抑えて他の部材との干渉を抑制したもとで、メンテナンスに際してはサブ制御装置16の収納室72からの突出端部を把持し易くでき、メンテナンス性を向上しつつ省スペース化を図ることができる。また、把持部64a,64bは、サブ制御装置16の挿脱方向と交差する方向に離間する左右の両側部に設けられているので、一対の把持部64a,64bを把持してサブ制御装置16を移動させる際に該サブ制御装置16が傾くのを抑制することができ、取り出し作業をスムーズに行い得る。
ここで、実施例の前記収納部材44には、前記後壁69の後面にメイン制御装置15が取り付けられるよう構成されており、該メイン制御装置15が収納部材44に取り付けられている状態で、前記サブ制御装置16の把持部64a,64bが見えづらくなっている。しかしながら、実施例の収納部材44における両側壁70,71の外表面には、図18に示す如く、前記開口部76a,76bに指を案内する傾斜面77a,77bが形成されているので、見えづらくなっている把持部64a,64bを容易に把持することができる。すなわち、作業者は、収納部材44の左右の側壁70,71の外表面に指を接触させて上側から下側に滑らすことで、前記開口部76a,76bから外側に露出する把持部64a,64bに指が案内されるから、該把持部64a,64bを把持するのに手間取ることなく該把持部64a,64bを確実に把持することができ、作業性が向上する。
また、前記リール・制御ユニット18の非収納位置において、前記収納部材44の収納室72は前側が開放していると共に、該収納室72に対してサブ制御装置16を、サブ制御基板46に実装されている第2コネクタ61やその他コネクタ92が第2基板ケース57の外部に露出する側が、収納室72の開放側を向いた姿勢で収納室72に対して挿脱するよう構成したので、各コネクタ61,92が収納部材44に接触して破損等するのを防ぐことができる。
(保護カバー83の固定について)
前記収納部材44にメイン制御装置15およびサブ制御装置16を取り付けた状態で、メイン制御装置15の第1コネクタ52に前記メイン用コネクタ51aを接続した第1配線51を前記後壁69、閉塞部材80およびサブ制御装置16の上側を前側に引き回し、前記サブ用コネクタ51bをサブ制御装置16の第2コネクタ61に接続する。また、メイン制御装置15の第3コネクタ55に一端がコネクタ接続した第2配線54を後壁69、閉塞部材80およびサブ制御装置16の上側を前側に引き回し、該第2配線54の他端を前記第1中継基板53に接続する。なお、第2配線54については、閉塞部材80に設けた配線フック82で保持しておく。
前記保護カバー83を固定する場合は、先ずサブ制御装置16に対して第2カバー部材85を固着する。すなわち、第2カバー部材85における前記第2鍔91b,91bの後端を第2基板ケース57の上端部に設けた第2規制溝66,66に前側から挿入すると共に、前記第2固着部90における係止片90c,90cを第2基板ケース57の第2被固着部65の圧入口65aに圧入する。そして、係止片90c,90cが圧入口65aを画成する壁の後側開口縁に係止されることで、第2固着部90が第2被固着部65に固着される(図9,図10参照)。サブ制御装置16に対して第2カバー部材85を固着した状態で、該第2カバー部材85の第2コネクタ収容空間S2に第2コネクタ61が収容されると共に、該第2コネクタ61に接続されている第1配線51の一部が該第2カバー部材85で覆われる(図10参照)。また、第2カバー部材85の第2鍔91b,91bが、第2基板ケース57の第2規制溝66,66に挿通されると共に(図18参照)、第1鍔91a,91aが第2基板ケース57の前記規制片67,67の間に位置しており、第2カバー部材85の内部に外側からアクセスするのは困難になっており、防犯性が高い。
次に、前記収納部材44に対して前記第1カバー部材84を固着する。すなわち、第1カバー部材84における前記第2鍔88b,88bの前端を収納部材44の後壁69および閉塞部材80に設けた第1規制溝79,79に後側から挿入すると共に、前記両第1固着部87,87における各係止片87c,87cを後壁69の第1被固着部78の圧入口78aに圧入する。そして、係止片87c,87cが圧入口78aを画成する壁の前側開口縁に係止されることで、各第1固着部87が第1被固着部78に夫々固着される(図11参照)。収納部材44に対して第1カバー部材85を固着した状態で、該第1カバー部材84の第1コネクタ収容空間S1に第1コネクタ52および第3コネクタ55が収容されると共に、該第1コネクタ52に接続されている第1配線51および第3コネクタ55に接続されている第2配線54の一部が該第1カバー部材85で覆われる。また、第1カバー部材84の被覆部84eが、サブ制御装置16に固着されている第2カバー部材85の後端部を外側から覆うことで、第1配線51の全体が両カバー部材84,85で覆われる(図10参照)。
前記収納部材44に対して第1カバー部材84を固着した状態で、前記第2鍔88b,88bが、収納部材44の前記第1規制溝79,79に挿通されると共に、第1カバー部材84の底板84cの前端部および第1鍔88a,88aが前記凹状部49b内に位置しており(図9参照)、第1カバー部材84の内部に外側からアクセスするのは困難になっており、防犯性が高くなっている。また、第1カバー部材84において第1配線51が引き回される空間と、第2配線54が引き回される空間とは、該第1カバー部材84に設けた前記凸部84fおよび仕切り壁84gにより仕切られている。すなわち、実施例では第2配線54を第1中継基板53に接続するために第1カバー部材84において第2配線54が引き回されている空間が外部に開放しているが、該開放部から第1配線51が引き回されている空間へのアクセスを凸部84fおよび仕切り壁84gで確実に阻止することができる。更に、前記凸部84fに設けた前記差込片84hが前記閉塞部材80に設けた係合部81の差込孔81aに差し込まれて第1カバー部材84の上方への移動は規制されているので(図12参照)、該第1カバー部材84を強引にサブ制御装置16や後壁69から離間させて凸部84fと収納部材44やサブ制御装置16等との対向面間に隙間があけられるのを防止することができ、極めて防犯性が高くなっている。
実施例のスロットマシン10では、図10に示す如く、前記収納部材44に、前記後壁69を挟んで前後方向に重なるように取り付けたメイン制御装置15のメイン制御基板45と、サブ制御装置16のサブ制御基板46とを非実装面同士を対向するようにしたので、両方の制御基板45,46の実装面45a,46aに対して不正にアクセスする行為を行う場合は、不正部材を各制御基板45,46における相反する方向を向く実装面側に侵入させる必要があり、時間が掛かるために不正行為者の不正行為を行う意欲を抑制することができる。すなわち、一方の制御装置15,16によって他方の制御装置15,16における制御基板45,46の実装面45a,46aに対する不正アクセスを困難にすることができるので、一度に複数の制御基板45,46(制御装置15,16)に対する不正行為が行われるのを抑制し得る。
また、図10,図11に示す如く、前記メイン制御基板45に実装した第1コネクタ52と、前記サブ制御基板46に実装した第2コネクタ61とを前後方向に並ぶように位置させているので、第1コネクタ52と第2コネクタ61とを接続する第1配線51を短かくすることができる。すなわち、遊技者が得られるメダルの払い出し数に影響を与える制御基板45,46同士を接続する第1配線51が短かくなるので、不正基板を接続する対象が少なくなることで不正行為の抑制に寄与し得る。更に、前記第1基板ケース47および第2基板ケース57から外部に露出する複数のコネクタ52,55,61を保護カバー83で覆うように構成したので、コネクタ52,55,61に対する不正行為や、コネクタ52,55,61を外部に露出させるコネクタ用開口部49a,59aから基板ケース47,57内の制御基板45,46に対する不正アクセスを防止することができる。
実施例では、前記保護カバー83を第1カバー部材84と第2カバー部材85とに分割し、第1カバー部材84によりメイン制御基板45の第1コネクタ52を覆うと共に、第2カバー部材85によりサブ制御基板46の第2コネクタ61を覆い、両カバー部材84,85で第1配線51の全体を覆うよう構成したので、各カバー部材84,85の構成を簡単化したもとでコネクタ52,61や第1配線51に対する不正行為を防止することができる。また、カバー部材84,85の構成が簡単になるので、該カバー部材84,85の製造コストも抑えることができる。
実施例の保護カバー83は、前記メイン制御基板45に実装されているコネクタ52,55を覆う第1カバー部材84と、前記サブ制御基板46に実装されているコネクタ61を覆う第2カバー部材85とに分割している。すなわち、異なる制御基板45,46毎に覆う対象となるコネクタ52,55,61の配設位置や寸法に合わせて各カバー部材84,85を適正な大きさとすることができ、省スぺース化を図り得る。また、各制御装置15,16のコネクタ52,55,61を覆う部位にカバー部材84,85を別々に取り付けることができるので、組み立て時の融通性が高い。また、メイン制御基板45に実装されている複数のコネクタ52,55を1つの第1カバー部材84で覆うよう構成したので、部品点数の増加を抑えることができる。
前記収納部材44に対する第1カバー部材84の固定および第2基板ケース57に対する第2カバー部材85の固定は、何れも固着後の分離が困難に構成された固着部87,90と被固着部78,65との固着構造としたので、各カバー部材84,85を収納部材44や第2基板ケース57から取り外して不正を行う行為を抑制することができる。また、収納部材44や第2基板ケース57からカバー部材84,85を取り外すには、固着部87,90と被固着部78,65との固着状態を解除するために固着部87,90または被固着部78,65を破壊したり、または収納部材44や第2基板ケース57から固着部87,90を切り離したり破断する必要があるので、該カバー部材84,85が取り外された場合には固着状態が解除された痕跡が残り、不正行為の発見が容易となる。
(変更例)
本願発明は、前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、メイン制御装置とサブ制御装置とを前後に重ねて配置したが、両制御装置における制御基板の非実装面が対向していれば、両制御装置を左右または上下に重ねて配置するようにしてもよい。
(2) 実施例では、第1カバー部材によってメイン制御基板に実装した第1コネクタと第3コネクタとを共通して覆うよう構成したが、第1カバー部材で第1コネクタを覆うと共に、第3コネクタを別のカバー部材で覆う構成を採用し得る。
(3) 実施例では、収納部材の外側(後側)にメイン制御装置を取り付けると共に、該収納部材の内側(収納室)にサブ制御装置を取り付けるよう構成したが、両制御装置の取り付け位置は逆であってもよい。
(4) 実施例では、メイン制御装置のコネクタを覆う位置に第1カバー部材を固着するための第1被固着部を収納部材に設けた場合で説明したが、該第1被固着部を第1基板ケースに設ける構成を採用し得る。
(5) 実施例では、サブ制御装置(収納室に収納される制御装置)のコネクタを覆う位置に第2カバー部材を固着するための第2被固着部を第2基板ケースに設けた場合で説明したが、該第2被固着部を収納部材に設ける構成を採用し得る。
(6) 実施例では、収納部材や基板ケースとカバー部材とを固着する固着構造として、被固着部に固着部を圧入する構成を採用したが、被固着部と固着部とをワンウェイネジや特殊工具でのみ取り外し可能な特殊ネジ等の固定手段を用いて固着する構成を採用し得る。
(7) 実施例では、筐体に対して開閉自在に配設した前扉とは別に回動自在に配設したリール・制御ユニットにメイン制御装置およびサブ制御装置を取り付けた場合で説明したが、前扉に両制御装置を取り付ける構成を採用し得る。この場合に、実施例と同様に前扉に収納部材を配設し、該収納部材の内と外に制御装置を夫々取り付ける構成を採用し得る。
(8) 実施例では、共通の部材(収納部材)に2つの制御装置を取り付けるよう構成したが、別々の部材に制御装置を取り付ける構成を採用し得る。例えば、筐体に対して開閉自在に配設した前扉に一方の制御装置を取り付けると共に、筐体の収容空間内に他方の制御装置を取り付け、筐体に対して前扉を閉成した状態で、筐体の収容空間に収納された両制御装置が制御基板の非実装面同士が対向する状態となる構成であってもよい。
(9) 実施例では、収納部材に内部画成された収納室に対してサブ制御装置(制御装置)を上下方向に移動することで挿脱するよう構成したが、挿脱口を収納部材の側面に設けて、サブ制御装置(制御装置)を左右方向に移動することで収納室に対して挿脱する構成を採用し得る。
(10) 実施例では、サブ制御基板(制御基板)の板厚方向が前後方向となる姿勢でサブ制御装置(制御装置)を収納部材に対して挿脱するよう構成したが、収納部材の前端または後端に挿脱口を設け、サブ制御基板(制御基板)の板厚方向が上下方向または左右方向となる姿勢としたサブ制御装置(制御装置)を前後方向に移動して挿脱口を介して収納室に対して挿脱する構成を採用し得る。
(11) 実施例では、収納部材の左右両側に、収納室に収納した第2基板ケース(基板ケース)に設けた把持部を外部に露出する開口部を設けたが、該開口部を左右何れか一方あるいは左右方向の中央にのみ設ける構成を採用し得る。この場合は、第2基板ケース(基板ケース)に設ける把持部も1つで足りる。
(12) 実施例では、第2基板ケース(基板ケース)に設けた把持部を後方および側方の2方に露出する開口部を収納部材に設けたが、該開口部は把持部を後方または側方の何れか一方にのみ露出するものであってもよい。なお、収納部材に設ける開口部は、収納室に対するサブ制御装置(制御装置)の挿脱方向との関係で、該サブ制御装置(制御装置)を挿脱口側に移動させ易い方向に開放していればよい。例えば、挿脱口を収納部材の側面に設けてサブ制御装置(制御装置)を左右方向に移動することで収納室に対して挿脱する構成であれば、上下方向の一方および後方に把持部を露出するように開口部を設けるようにしてもよい。
(13) 実施例では、サブ制御装置(制御装置)を収納部材に固定する固定手段として、第2基板ケース(基板ケース)とは別体で構成されたナイラッチ等の連結具を挙げたが、これに限らず第2基板ケース(基板ケース)に一体に設けられた弾性変形可能な係合爪等、収納部材に着脱自在に固定可能な各種の手段を採用し得る。そして、固定手段が着脱自在に固定される被固定手段は、採用した固定手段の形態に応じたものであればよい。
(14) 実施例では、収納室にサブ制御装置(制御装置)を収納した状態で、該サブ制御装置(制御装置)における連結部の間に臨む挿脱口側の端部が、該挿脱口の開口端と同一レベルに位置するよう構成したが、収納部材に設けられる被連結部の深さを連結部の高さより長くすることで、サブ制御装置(制御装置)の挿脱口側の端部全体が収納室の内側に位置するようにしてもよい。
(15) 実施例では、収納部材におけるサブ制御装置(制御装置)の把持部を外側に露出するための開口部の上端縁に接続するように傾斜面を設けたが、該開口部を画成する各端縁に接続するように傾斜面を夫々形成したものであってもよい。
(16) 実施例では、当選役の報知や演出のための動画等を表示可能な表示装置を設けたスロットマシンを挙げたが、該表示装置を備えていないものであってもよい。
(17) 遊技機としては、メダルを用いるスロットマシンに限られるものではなく、遊技媒体としてパチンコ球(遊技球)を用いたパチンコ機やアレンジボール機、あるいはパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。すなわち、パチンコ機は、遊技店の設置枠台に固定される固定枠としての外枠の開口前面側に、遊技盤を着脱可能に保持する本体枠としての中枠が開閉および着脱可能に組み付けられ、該中枠の前面側に、遊技盤を透視可能に保護する装飾枠としての前枠が開閉可能に組み付けられると共に、該中枠の後側に、パチンコ機の遊技や演出に係る制御を行う複数の制御装置(メイン制御装置、サブ制御装置)が取り付けられている。そこで、パチンコ機の中枠の後側に取り付けられる制御装置の取り付け構造として、実施例の構造を採用することができる。
16 サブ制御装置(制御装置)
44 収納部材
46 サブ制御基板(制御基板)
7 第2基板ケース(基板ケース)
2 連結具(固定手段)
64a 左把持部(把持部)
64b 右把持部(把持部)
72 収納室
72a 挿脱口
73 被連結部
74 左受け部(受け部)
75 右受け部(受け部)
76a 左開口部(開口部)
76b 右開口部(開口部)
77a 左傾斜面(傾斜面)
77b 右傾斜面(傾斜面)

Claims (2)

  1. 制御基板を基板ケースに収納した制御装置が着脱自在に配設される遊技機において、
    前記制御装置が挿脱自在な挿脱口が上方に開放するように設けられると共に、該挿脱口を介して上下方向に挿脱される前記制御装置が収納される収納室を画成する収納部材と、
    前記制御装置に設けられた固定手段と、
    前記収納室に収納された前記制御装置の固定手段が着脱自在に固定される被固定手段と、
    前記収納部材における挿脱口から収納室の下部側に離間する位置に設けられ、該収納室を外側に開放する開口部と、
    前記基板ケースに設けられ、前記制御装置を収納室に収納した状態で前記開口部から外側に把持可能に露出する把持部とを備え、
    前記開口部は、前記収納室に対する前記制御装置の挿脱方向に延在し、該開口部を介して前記収納室の外側から前記把持部を把持して前記制御装置を前記挿脱口に向けて移動させ得るよう構成され
    前記収納部材における前記開口部より上側の外表面に、該開口部の上端縁に向かうにつれて内側に変位するように傾斜する傾斜面が設けられてい
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記収納室に前記制御装置を収納した状態で、該制御装置の前記把持部の下方および前記制御基板の板厚方向の移動を規制する受け部が、前記収納部材に設けられている請求項1記載の遊技機。
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