JP2007089983A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】上扉及び下扉のロック並びにロックの解除を効率的に行うことができ、ホールの店員等によるロック及びロック解除の作業負荷を軽減することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】上扉30又は下扉40のいずれか一方に、この一方を筐体1の反軸支側の側部に固定可能で、かつ、上扉30又は下扉40のいずれか他方を前記一方に固定可能なロック手段7を備え、ロック手段7は回転可能な係止部80を有し、係止部80は回転の中心から互いに反対方向に突出する第1係止片81及び第3係止片83と、回転の中心から第1係止片81及び第3係止片83と直角をなす方向に突出する第2係止片82とから構成され、筐体1の反軸支側の側部に、前記係止片が係止可能な第1被係止部90を備え、上扉30又は下扉40のいずれか他方に、前記係止片が係止可能な第2被係止部50を備える。
【選択図】図7

Description

この発明は、遊技機に関し、さらに詳しくは、この遊技機の前扉として、上扉、及び、下扉を備えた遊技機に関するものである。
従来、スロットマシン等の遊技機としては、資源の有効利用、遊技機交換作業の簡易化及び経費削減等の観点から、遊技内容の変更に最低限必要な構成部品のみを交換し、筐体やその他の部品は交換せずにホールに残したままにしておく、いわゆる分離型遊技機が提供されている。
具体的には、このような分離型遊技機は、筐体と、この筐体の内部空間の上部に着脱自在に収納できるように形成された分離体とを有している。そして、この分離体には、遊技機の作動を制御するための制御装置等、遊技内容の変更に必要な構成部品が備えられている。
さらに、このような分離型遊技機は、遊技機の正面構造を構成する前扉を有しており、この前扉は、通常、上扉と下扉とに分割されている。そして、この上扉及び下扉の内側部には、前記筐体等にロックされるロック手段が備えられており、分離体が筐体に収納固定された状態で、上扉をロックすることにより、筐体の開口上部が施錠されるように形成されている。また、下扉をロックすることにより、筐体の開口下部が施錠されるように形成されている。
また、上述のような上扉及び下扉のロックを解除するには、それぞれ、所定の操作を行う必要がある。
具体的には、下扉のロックは、この下扉に設けられている鍵穴に所定の鍵を差し込んで、所定の解錠方向に回転させることで、解除されるように形成されている。また、上扉のロックは、下扉を開放した後、上扉に備えられているロック手段の下端を引き下げることで、解除されるように形成されている。
上述のような技術は、たとえば、下記の特許文献1に開示されている。
特開2003−47686号公報
しかし、上述の如く、上扉及び下扉のロックを解除するには、下扉に備えられたロック手段、及び、上扉に備えられたロック手段のそれぞれに対して、別々の操作を行わなければならない。さらに、上扉のロックは、下扉を開放しなければ解除することができないという制限もある。
したがって、たとえば、上扉のロックを解除したいような場合には、下扉のロックを解除して下扉を開放しなければならないため、ロック解除に関して作業効率が悪く、ホールの店員等の作業負荷が大きいという問題が生じていた。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記事情によりなされたものであり、上扉及び下扉のロック、並びに、ロックの解除を効率的に行うことができ、ホールの店員等によるロック及びロック解除の作業の負荷を軽減することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
(請求項2又は3)
すなわち、請求項2又は3記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、上扉及び下扉のロックを、確実に行うことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、正面側に開口部11を有する筐形の筐体1と、筐体1の側部に軸支され、かつ、筐体1の開口部11を開閉自在に塞ぐ前扉3と、複数の図柄を変動表示及び停止表示可能に形成された図柄表示手段と、前記図柄表示手段の図柄表示を制御するための制御装置と、を少なくとも有し、前記前扉3は、筐体1の開口部11の上部を開閉自在に塞ぐ上扉30と、筐体1の開口部11の下部を開閉自在に塞ぐ下扉40と、から構成される遊技機において、上扉30又は下扉40のいずれか一方には、この上扉30又は下扉40のいずれか一方を、筐体1の反軸支側の側部に固定可能であるとともに、上扉30又は下扉40のいずれか他方を、上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定可能なロック手段7を備え、前記ロック手段7は、所定操作により、所定位置を中心として回転可能な係止部80を有し、前記係止部80は、前記回転の中心から互いに反対方向に突出する第1係止片81及び第3係止片83と、前記回転の中心から前記第1係止片81及び第3係止片83と直角をなす方向に突出する第2係止片82と、から構成され、筐体1の反軸支側の側部には、第1係止片81、第2係止片82又は第3係止片83が係止可能な第1被係止部90を備え、上扉30又は下扉40のいずれか他方には、第1係止片81、第2係止片82又は第3係止片83が係止可能な第2被係止部50を備え、前記係止部80の回転が停止した位置によって、第1係止片81又は第3係止片83のいずれか一方が第1被係止部90に係止し、かつ、第2係止片82が第2被係止部50に係止することで、上扉30又は下扉40のいずれか一方が筐体1に固定され、かつ、上扉30又は下扉40のいずれか他方が上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定されることにより、上扉30及び下扉40のいずれも開放不可となり、あるいは、第1係止片81又は第3係止片83のいずれか一方が第2被係止部50に係止し、かつ、第2係止片82が第2被係止部50に係止しないことで、上扉30又は下扉40のいずれか他方が上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定され、かつ、上扉30又は下扉40のいずれか一方と筐体1との固定が解除されることにより、上扉30及び下扉40が一体となって開閉可能となり、あるいは、第1係止片81又は第3係止片83のいずれか一方が第1被係止部90に係止し、かつ、第2係止片82が第2被係止部50に係止しないことで、上扉30又は下扉40のいずれか一方が筐体1に固定され、かつ、上扉30又は下扉40のいずれか他方と上扉30又は下扉40のいずれか一方との固定が解除されることにより、上扉30又は下扉40のいずれか他方のみ開閉可能となり、あるいは、第2係止片82が第1被係止部90に係止し、かつ、第1係止片81又は第3係止片83のいずれか一方が第2被係止部50に係止することで、上扉30又は下扉40のいずれか一方が筐体1に固定され、かつ、上扉30又は下扉40のいずれか他方が上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定されることにより、上扉30及び下扉40のいずれも開閉不可となるように形成されたことを特徴とする。
ここで、遊技機としては、スロットマシン、パロット遊技機などが挙げられる。
また、ここで「正面」とは、遊技機から見た場合に、この遊技機に向き合って遊技を行う遊技者が位置している方向をいうものであり、「前」又は「手前」と同義である。また、「後」又は「奥」とは、前記「正面」と反対の方向をいう。
また、図柄表示手段は、表面に複数の図柄を表示した回転リール23や、液晶表示装置などが含まれる。
また、制御装置は、遊技や遊技に付随する演出を制御するための基板を備えることができる。基板としては、たとえば、遊技機の各装置の作動を制御することができる電子部品を搭載した基板である主基板が挙げられる。前記主基板は、ROM、RAM、CPU等を有しており、主として、当選の抽選や、図柄表示手段における図柄変動表示及び停止表示など遊技を制御するものである。また、前記主基板のみを備えるのではなく、図柄表示手段などの作動以外を制御することができる基板として副基板を備えることも可能である。
また、基板は、不正防止等の観点から、密封可能なケースなどに収納するのが望ましい。
また、主基板及び副基板などを、ケースに収納して一体に構成することで、基板ユニット24を形成することもできる。このように、基板は、基板ユニット24として筐体1内に設けることもできる。
また、本発明に係る遊技機には、前述の図柄表示手段や制御装置等を搭載可能であって、筐体1の内部に着脱自在な分離体2を備えることもできる。
また、前扉3は、上述の如く、筐体1の側部に軸支され、かつ、筐体の開口部11を開閉自在に塞ぐものである。
ここで、「筐体1の側部に軸支され」とは、筐体1の側部に直接軸支されるだけでなく、筐体1に固定された部材等の側部に軸支されることで、筐体1の側部に間接的に軸支されることも含むものである。たとえば、筐体1の内部に前述の分離体2が固定されている場合には、前扉3は、この分離体2の側部に軸支されるものであってもよい。
また、前扉3は、筐体1の側部に軸支されるものであれば、筐体1の右側部に軸支されるものであってもよく、筐体1の左側部に軸支されるものであってもよい。
また、前記ロック手段7は、上述の如く、上扉30又は下扉40のいずれか一方に設けられており、この上扉30又は下扉40のいずれか一方を、筐体1の反軸支側の側部に固定可能なものである。さらに、このロック手段7は、上扉30又は下扉40のいずれか他方を、上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定可能なものである。
具体的には、上扉30又は下扉40のいずれか一方が下扉40である場合、このロック手段7は下扉40に設けられ、この下扉40を筐体1の反軸支側の側部に固定することができる。さらに、このロック手段7は、上扉30又は下扉40のいずれか他方である上扉30を、下扉40に固定することができる。
また、上扉30又は下扉40のいずれか一方が上扉30である場合、このロック手段7は上扉30に設けられ、この上扉30を筐体1の反軸支側の側部に固定することができる。さらに、このロック手段7は、上扉30又は下扉40のいずれか他方である下扉40を、上扉30に固定することができる。
また、ここで、「反軸支側」とは、上扉30又は下扉40が軸支されている筐体1の側部と対向する側を意味するものである。
また、前記ロック手段7は、上述の如く、所定操作により、所定位置を中心として回転可能な係止部80を有している。
ここで、係止部80が、所定操作により所定位置を中心として回転可能となる態様としては、たとえば、鍵穴に鍵を挿入して、所定方向(左回りや右回り)に回転させる操作により、この鍵の回転に連動して係止部80が回転するようなものが含まれる。また、上述のような鍵操作により、駆動モータやソレノイドを作動させるためのスイッチがONになって、これらの装置が係止部80を回転させるようなものであってもよい。
また、前記係止部80を構成する第1係止片81、第2係止片82、及び、第3係止片83は、上述の如く、前記回転の中心から突出するものである。
ここで、「回転の中心から突出」とは、反突出方向の直線上(延長線上も含む)に中心が存在していることを意味するものである。
具体的には、たとえば、第1係止片81、第2係止片82及び第3係止片83を、略「T」字型となるように連結し、この連結部分が回転の中心となるような態様とすることができる。換言すれば、各係止片が回転の中心から直接突出するような態様とすることができる。
また、たとえば、円板状の回転板を設け、この回転板の中心を回転の中心とするとともに、この回転板の円周上から第1係止片81、第2係止片82及び第3係止片83が突出するような態様とすることもできる。換言すれば、各係止片が回転の中心から間接的に突出するような態様とすることもできる。なお、このような態様では、第1係止片81、第2係止片82及び第3係止片83の反突出方向の直線上に回転の中心が存在していることとなる。
また、前記第1係止片81、第2係止片82及び第3係止片83は、後述する、第1被係止部90又は第2被係止部50と係止することができれば、その形状は特に限定されるものではなく、たとえば、長方形状板部材や棒状部材等とすることができる。
また、第1被係止部90及び第2被係止部50としては、前記第1係止片81、第2係止片82又は第3係止片83を差し込んで係止可能な係止溝を設けることができる。また、第1被係止部90及び第2被係止部50としては、上扉30又は下扉40を開放しようとした際に、第1係止片81、第2係止片82又は第3係止片83と接触することで、上扉30又は下扉40の開放を妨げる凸部を設けることもできる。なお、この第1被係止部90及び第2被係止部50は、筐体1の反軸支側の側部、及び、上扉30又は下扉40のいずれか他方に直接形成するものでもよく、また、筐体1の反軸支側の側部、及び、上扉30又は下扉40のいずれか他方に別部材(たとえば、板材等)を固定して、この別部材に形成するものであってもよい。
(作用)
本発明によれば、係止部80の回転が停止した位置によって、上扉30又は下扉40のいずれか一方が筐体1に固定され、かつ、上扉30又は下扉40のいずれか他方が上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定されることにより、上扉30及び下扉40のいずれも開放不可となり、あるいは、上扉30又は下扉40のいずれか他方が上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定され、かつ、上扉30又は下扉40のいずれか一方と筐体1との固定が解除されることにより、上扉30及び下扉40が一体となって開閉可能となり、あるいは、上扉30又は下扉40のいずれか一方が筐体1に固定され、かつ、上扉30又は下扉40のいずれか他方と上扉30又は下扉40のいずれか一方との固定が解除されることにより、上扉30又は下扉40のいずれか他方のみ開閉可能となり、あるいは、上扉30又は下扉40のいずれか一方が筐体1に固定され、かつ、上扉30又は下扉40のいずれか他方が上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定されることにより、上扉30及び下扉40のいずれも開閉不可となる。
これにより、上扉30又は下扉40のいずれか一方に設けられたロック手段7を操作するだけで、上扉30及び下扉40のいずれについても、ロック及びロックの解除をすることができる。したがって、上扉30及び下扉40のロック、並びに、ロックの解除を効率的に行うことができ、ホールの店員等による作業負荷を軽減することができる。
また、係止部80が所定の位置で停止した際には、上扉30と下扉40とが一体となって開放することができるため、効率的に前扉3を開閉することもできる。
また、本発明によれば、上扉30又は下扉40のいずれか一方にロック手段7を設ければよいため、部品点数を減少させることができ、遊技機の製造を効率的かつ経済的に行うことができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の特徴に加え、前記第1被係止部90又は/及び前記第2被係止部50には、第1係止片81、第2係止片82、又は、第3係止片83を差し込み可能な係止溝(係止溝52、係止溝91)が形成されていることを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、第1係止片81、第2係止片82、又は、第3係止片83を係止溝(係止溝52、係止溝91)に差し込むことで、上扉30又は下扉40のいずれか一方が筐体1に固定され、上扉30又は下扉40のいずれか他方が上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定されることとなる。したがって、上扉30及び下扉40のロックを、確実に行うことができることとなる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、前記第1被係止部90又は/及び前記第2被係止部50には、第1係止片81、第2係止片82、又は、第3係止片83と接触可能な凸部(突片92)が設けられていることを特徴とする。
(作用)
本発明によれば、上扉30又は下扉40を開放しようとすると、第1係止片81、第2係止片82、又は、第3係止片83が凸部(突片92)に接触し、上扉30又は下扉40の開放が妨げられ、ひいては、上扉30又は下扉40のいずれか一方が筐体1に固定され、上扉30又は下扉40のいずれか他方が上扉30又は下扉40のいずれか一方に固定された状態となる。したがって、上扉30及び下扉40のロックを、確実に行うことができることとなる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上扉及び下扉のロック、並びに、ロックの解除を効率的に行うことができ、ホールの店員等によるロック及びロック解除の作業の負荷を軽減することが可能な遊技機を提供することができる。
(請求項2又は3)
すなわち、請求項2又は3記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、上扉及び下扉のロックを、確実に行うことが可能な遊技機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1から図10までは、本発明の実施の形態を示すものである。図1は、スロットマシンSを分解した状態を示す斜視図である。図2は、スロットマシンSの前扉3の開放状態、及び、上扉30並びに下扉40を示す斜視図である。図3は、スロットマシンSを示す外観正面図である。図4は、係止部80が第1被係止部90及び第2被係止部50に係止している状態の概略を示す正面断面図である。図5は、係止部80が第1被係止部90及び第2被係止部50に係止している状態の概略を示す上面断面図(a)、及び、第1被係止部90の変形例を示す上面断面図である。図6は、係止部80が第1被係止部90及び第2被係止部50に係止している状態の概略を示す側断面図である。図7は、係止部80が第1停止位置に停止している状態を示す正面図である。図8は、係止部80が第2停止位置に停止している状態を示す正面図である。図9は、係止部80が第3停止位置に停止している状態を示す正面図である。図10は、係止部80が第4停止位置に停止している状態を示す正面図である。
(スロットマシンS)
本発明の実施の形態における遊技機は、分離型のスロットマシンSである。
この分離型のスロットマシンSは、図1に示すように、正面側に開口部11を有し、かつ、内部空間を上下方向に仕切る水平状の中板12を有する筐体1と、筐体1内部で中板12に着脱自在に設けられる分離体2と、筐体1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから構成されており、さらに、この前扉3は、筐体1の、中板12上部である開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30と、筐体1の、中板12下部である開口下部14を開閉可能に塞ぐ下扉40とから構成されている。
なお、ここで「正面」とは、遊技機から見た場合に、この遊技機に向き合って遊技を行う遊技者が位置している方向をいうものであり、「前」又は「手前」と同義である。また、「後」又は「奥」とは、前記「正面」と反対の方向をいう。
(筐体1)
筐体1は、図1に示すように、底板15、右側板16a、左側板16b、天板17、及び、背板18から構成される正面側に開口する箱体である。そして、筐体1内部の、高さ方向略中央部には、右側板16aと左側板16bとの間に水平方向に中板12が設けられている。
そして、この中板12の下面には、電源ユニット4が設けられている。電源ユニット4には、特に図示していないが、電源装置が内装されているとともに、遊技における各種当選役の抽選確率を変更するための設定変更部が設けられている。設定変更部には、特に図示していないが、設定変更用のキーを挿入するための鍵穴や、設定を切り替える設定変更ボタン等の設定変更操作部が備えられている。
なお、電源ユニット4の設置場所は、中板12の下面に限られるものではなく、電源ユニット4は、たとえば、底板15上面の左部に設置することもできる。
また、筐体1内部における底板15の略中央部には、遊技者にスロットマシンSの遊技を行うための遊技メダルを払い出すホッパーユニット5が設けられている。このホッパーユニット5は、上方に向けて開口しており、かつ、遊技メダルを貯留可能に形成されている。また、筐体1内部における底板15の右部には、上方に開口した箱状に形成されたオーバーフロータンク8が、前記ホッパーユニット5に近接して、設けられる。
また、特に図示しないが、筐体1の内部には、集中端子板を取り付けることもできる。集中端子板とは、総メダル投入枚数、総メダル払い出し枚数、総回転数、大当たり抽選回数などの遊技に関するデータを、ホールコンピュータ等との間で送受信する装置である。この集中端子板は、ホールコンピュータとのネットワーク接続ができるのであれば、たとえば筐体1の右側板16a又は左側板16bに備えても良く、中板12の下面に備えても良い。
前述の、電源ユニット4、ホッパーユニット5などは、遊技性に影響を与える部品ではないことから、分離体2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には設置されたままにしておけるようになっている。
また、図1及び図2に示すように、前記左側板16bには、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するための下部係合部19が、上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。
また、前記右側板16aには、図4及び図5(a)に示すように、後述する下扉40に設けられたロック手段7の係止部80が係止することで、下扉40を筐体1にロックするための第1被係止部90が設けられている。
この第1被係止部90は、具体的には、図4及び図5(a)に示すように、前記右側板16aにおける筐体1内部側の面の中央付近を厚さ方向に切り欠いた溝である係止溝91として形成されているものである。そして、前記ロック手段7は、後述するように、ロック手段7の係止部80を回転させて、所定の位置で停止させると、係止部80を構成する第1係止片81、第2係止片82、又は、第3係止片83が、前記係止溝91内に差し込まれた状態とすることができるものとなっている。換言すれば、前記係止片が、前記係止溝91を介して、右側板16aの内部に挿入されている状態とすることができるものとなっている(図7、図9及び図10参照)。
そして、下扉40に設けられたロック手段7の所定の係止片が、右側板16aに形成された係止溝91に挿入された状態となった場合、すなわち、前記係止片が係止溝91に係止された場合、下扉40を開放しようとしても、係止片が右側板16aに引っ掛かって開放することができない。したがって、下扉40は筐体1にロックされた状態となる。
また、前記第1被係止部90は、上述のような係止溝91ではなく、図5(b)に示すように、右側板16aの筐体1内部側の面から突出する凸部としての突片92を形成することもできる。
具体的には、前記突片92は、前記ロック手段7の係止片よりも手前側に位置するように形成する。換言すれば、ロック手段7の係止部80を回転させる際に、上述の第1係止片81、第2係止片82、又は、第3係止片83が、前記突片92の奥側を通過するように形成する。
そして、前記係止部80を回転させて、下扉40に設けられたロック手段7の所定の係止片が、右側板16aに設けられた突片92と対応する位置まで移動した場合、下扉40を開放しようとしても、係止片が前記突片92に引っ掛かって開放することができない。したがって、下扉40は筐体1にロックされた状態となる(図5(b)参照)。
なお、前記第1被係止部90としては、上述の係止溝91及び突片92の双方を備えてもよい。
なお、前記右側板16aには、すなわち、前記下部係合部19の対向側には、下扉40を係止するための下部突出片27を設けることもできる(図2参照)。
(分離体2)
分離体2は、図1に示すように、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、この支持体21に固定されたリールユニット(図柄表示手段)20、及び、スロットマシンSに関する種々の制御を行う基板を収納する基板ユニット(制御装置)24から形成されている。
ここで、リールユニット20は、複数の駆動モータを有し、各駆動モータの回転軸には、各々、表面に複数の図柄が表示された回転リール23が固定されている。また、前記基板ユニット24には、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板が含まれている。
前記支持体21は、図1に示すように、枠体構造となっている。また、この支持体21の左側には、前記上扉30を係合させ、回転自在となるように支持するための上部係合部25が上下方向に間隔を置いて二つ設けられている。
また、この支持体21の右側には、すなわち、上部係合部25の対向側には、上扉30を係止するための上部突出片26が設けることもできる。
分離体2は、筐体1の中板12の上に載置され、開口上部13内部に収納されるものである。そして、分離体2を開口上部13に収納した後、分離体2は、固定装置10によって筐体1に着脱自在に固定される。
なお、分離体2は、筐体1の天板17に吊り下げられるような形で支持される構造に形成することで、中板12の上方に収納するようにしてもよい。
なお、筐体1と分離体2との電気的接続は下記のように行うことができる。
具体的には、筐体1の背板18に、電気的接続のための筐体コネクタを設ける。さらに、分離体2の背面に、分離体2を筐体1の開口上部13に押し込んだときに前記筐体コネクタと電気的に接続するための分離体コネクタを設ける。このように形成することで、分離体2を筐体1の開口上部13に収納した際には、筐体コネクタと分離体コネクタとが接続されて、筐体1と分離体2との電気的接続を行うことができる。なお、筐体1と分離体2との電気的接続は、上述のような態様によるものに限られるわけではない。
(上扉30)
上扉30は、筐体1の開口上部13を塞ぐための扉であり、分離体2を構成する支持体21の左側に回転自在、かつ、後述する下扉40に設けられたロック手段7により下扉40にロック可能に形成されているものである。
具体的には、前記上扉30は、図2に示すように、正面側に配置される上扉正面板30a、この上扉正面板30aを挟んで左右両側に配置される上扉左側板30b及び上扉右側板30c、頂部に配置される上扉天板30d、並びに、底部に配置される上扉底板30eを有している。
また、この上扉30は、図1に示すように、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部33を設けてある。そして、図柄表示窓31の下方には、種々の表示を行うための表示部32が設けられている(図1参照)。
ここで、前記飾り部33は、ランプ等により形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが点滅するようにしてもよい。また、前記表示部32は、7セグメントLED等により数字を表示するものや、特に図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいはCRTなどとしてもよい。
さらに、上扉30の裏側左部には、図2に示すように、前記上部係合部25に係合可能な上扉係合部36が上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
また、上述の如く、分離体2における支持体21の右側に上部突出片26を設けた場合には、前記上扉係合部36の対向側に、前記上部突出片26に係止される上扉係止片37を設けることができる。
前記上部突出片26及び上扉係止片37を設けた場合、上扉30を閉めると、この上扉30の自重により、この上扉30側に設けられた上扉係止片37が、分離体2の右側に設けられた上部突出片26を乗り越えて、この上部突出片26に係止される。これにより、上扉30を係止することができる。なお、この上扉係止片37と上部突出片26との係止は、この上扉30の右側を手前側に引っ張ることで、容易に解除することができるように形成されている。このように構成された上扉30は、分離体2を筐体1に固着した状態で閉止して、上扉係止片37と上部突出片26とを係止することにより、筐体1の開口上部13を密閉することができるものである。
また、上扉30の上扉底板30eの右部には、図2及び図5(a)に示すように、後述する下扉40に設けられたロック手段7の係止部80が係止することで、上扉30を下扉40にロックするための第2被係止部50が設けられている。
この第2被係止部50は、具体的には、図2に示すように、上扉底板30eの奥端右部に奥方向に突出する平板51を設け、この平板51の右端から左部にかけて、この平板51を上下方向に貫通する係止溝52として形成されているものである。そして、前記ロック手段7は、後述するように、ロック手段7の係止部80を回転させて、所定の位置で停止させると、係止部80を構成する第1係止片81、第2係止片82、又は、第3係止片83が前記係止溝52に差し込まれた状態とすることができるものとなっている。これにより、所定の係止片を平板51に係止させることができるものとなっている(図7、図8及び図10参照)。
そして、下扉40に設けられたロック手段7の所定の係止片が、上扉30の上扉底板30eに設けられた平板51に係止した状態となった場合、上扉30のみを開放しようとしても、係止片が前記平板51に引っ掛かって開放することができない。すなわち、所定の係止片が、上扉30の上扉底板30eに設けられた平板51に係止すると、上扉30は下扉40にロックされた状態となる(図8参照)。
なお、ここで、上述の状態となっていても、下扉40が筐体1にロックされていない状態となっている場合には、上扉30は下扉40と一体となって開放することができることとなる(図8参照)。
また、上扉30の上扉正面板30aの裏面上部の左右には、種々の音声を出力するためのスピーカ35が設けられている(図2参照)。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の開口下部14を塞ぐための扉であり、筐体1の左側板16bに回転自在、かつ、後述するロック手段7により筐体1にロック可能に形成されているものである。
具体的には、この下扉40は、正面側に配置される下扉正面板40a、この下扉正面板40aを挟んで左右両側に配置される下扉左側板40b及び下扉右側板40c、頂部に配置される下扉天板40d、並びに、底部に配置される下扉底板40eを有している。
下扉40の下扉天板40dの手前側は、図1に示すように、スロットマシンSを作動させるための操作部41となっており、下扉40の下扉天板40dの上面手前側は、閉止時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。また、下扉40の下部には払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43が形成されており、前記操作部41とメダル受け皿43との間には、遊技内容その他の表示をするための表示パネルが取り付けられている(図1参照)。また、前記表示パネルの下部には、ホッパーユニット5からメダル受け皿43へ、遊技メダルを払い出すためのメダル払い出し口48が設けられている。
前記操作部41としては、図1に示すように、下扉40の上面手前側右端にはメダル投入口42及び上面手前側左部に設けられたベットスイッチ、下扉40の正面略中央部にはスタートスイッチ、ストップスイッチ、及び、鍵穴44が設けられている。
なお、ベットスイッチとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのものであり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転リール23の回転を開始及び停止させるためのものである。また、鍵穴44は、下扉40を筐体1にロックする際に及び上扉30を下扉40にロックする際に、又は、当該ロックを解除する際に、所定の鍵を挿入可能に形成されている。
さらに、図2に示すように、下扉40の下扉正面板40aの裏側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター45が設けられている。
また、図2に示すように、下扉40の裏側左部には、前記下部係合部19に係合可能な下扉係合部46が上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
また、上述の如く、筐体1の右側板16aに下部突出片27を設けた場合には、前記下扉係合部46の対向側に、前記下部突出片27に係止される下扉係止片47を設けることができる。
前記下部突出片27及び下扉係止片47を設けた場合、下扉40を閉めると、この下扉40の自重により、この下扉40側に設けられた下扉係止片47が、筐体1の右側板16aに設けられた下部突出片27を乗り越えて、この下部突出片27に係止される。これにより、下扉40を係止することができる。なお、この下扉係止片47と下部突出片27との係止は、この下扉40の右側を手前側に引っ張ることで、容易に解除することができるように形成されている。
また、下扉40における下扉正面板40aの裏側右部には、上述のように、下扉40を筐体1にロック、及び、上扉30を下扉40にロックするためのロック手段7が設けられている(図2及び図3参照)。このロック手段7については、後で詳しく説明する。
なお、下扉40は、面替えの際には、パネルユニットを新機種に対応したものに交換して、本体は筐体1に据え置かれたままにされるものである。
(ロック手段7)
ロック手段7は、上述の如く、下扉40を筐体1にロック、及び、上扉30を下扉40にロックするためのものであり、下扉40に設けられた鍵穴44に所定の鍵を差し込み、所定の方向に回転させることにより、前記ロック、及び、ロックの解除が行えるように形成されている。
具体的には、ロック手段7は、図2及び図3に示すように、鍵穴44の奥側に位置し、かつ、鍵の回転により回転する円筒状の回転筒70と、この回転筒70の奥側端部に固定され、当該回転筒70の回転に伴って回転する係止部80と、を有している。
また、前記係止部80は、図2及び図4に示すように、略「T」の字型となる板状部材である。具体的には、係止部80は、「T」の字型の中央に位置し上下方向に伸びる第2係止片82と、この第2係止片82の上端部から右方向に伸び、かつ、前記第2係止片82と直角をなす第1係止片81と、前記第2係止片82の上端部から前記第1係止片81と反対方向に伸び、かつ、前記第2係止片82と直角をなす第3係止片83と、から構成されている。
そして、この係止部80は、図2に示すように、第2係止片82の上端部で、前記回転筒70の奥側端部に固定されており、この回転筒70を軸として、右方向(時計回り)又は左方向(反時計回り)に回転可能となっている。すなわち、所定の鍵を鍵穴44に差し込み、この鍵を右方向に回転させると、この鍵の回転に伴って、上述の係止部80も右方向に回転することとなる。また、鍵を左方向に回転させると、この鍵の回転に伴って、係止部80も左方向に回転することとなる。そして、鍵の回転を停止させると、これに伴って、係止部80の回転も停止することとなる。
また、上述の如く、係止部80が回転する際には、この係止部80を構成する第1係止片81、第2係止片82及び第3係止片83が、筐体1に設けられた第1被係止部90における係止溝91内、及び、上扉30に設けられた第2被係止部50における係止溝52内を通過可能となっている。
ここで、前記係止部80の回転が停止し、所定の位置でこの係止部80が停止すると、第1係止片81、第2係止片82及び第3係止片83のうちいずれか一つの係止片が、第1被係止部90の係止溝91内に差し込まれた状態、又は、第2被係止部50の係止溝52内に差し込まれた状態、若しくは、第1係止片81、第2係止片82及び第3係止片83のうちいずれか二つの係止片が、第1被係止部90の係止溝91内及び第2被係止部50の係止溝52内に差し込まれた状態となる。これにより、いずれかの一つの係止片がいずれかの一つの係止溝に係止し、又は、いずれか二つの係止片が双方の係止溝に係止することで、下扉40を筐体1にロック、又は/及び、上扉30を下扉40にロックすることができることとなっている。
以下、係止部80の停止位置と、上扉30及び下扉40のロックとの関係について詳しく説明する。
(1)第2係止片82が鉛直上方を向いた位置(以下、「第1停止位置」とする。)で、係止部80が停止しているとき(図7参照)
係止部80が第1停止位置で停止しているということは、すなわち、係止部80を手前側から見た際の形状が「T」の字型となっている状態から、左方向又は右方向に180度回転して停止していることを意味する。
したがって、係止部80が第1停止位置で停止しているときは、上述の如く、第2係止片82が鉛直上方を向いていることとなる。また、第1係止片81は水平左方向を向いていることとなる。また、第3係止片83は水平右方向を向いていることとなる。
ここで、上述している如く、筐体1の右側板16aには第1被係止部90の係止溝91が設けられており、水平右方向を向いている第3係止片83が、この係止溝91内に差し込まれた状態となっている。すなわち、第3係止片83が係止溝91に係止している。したがって、下扉40を開放すべく、下扉40を手前側に引っ張っても第3係止片83が右側板16aに引っ掛かる。これにより、下扉40を開放することができないこととなるため、ひいては、下扉40が筐体1にロックされた状態となる。
さらに、上述している如く、上扉30の上扉底板30eには第2被係止部50の、平板51に形成された係止溝52が設けられており、鉛直上方を向いている第2係止片82が、この係止溝52内に差し込まれた状態となっている。すなわち、第2係止片82が係止溝52に係止している。したがって、上扉30のみを開放すべく、上扉30を手前側に引っ張っても第2係止片82が前記平板51に引っ掛かる。これにより、上扉30のみを単独で開放することができない状態となるため、ひいては、上扉30が下扉40にロックされた状態となる。
このように、係止部80が第1停止位置で停止しているときは、第3係止片83が第1被係止部90に係止することで、下扉40が筐体1にロックされた状態となる。そして、これと同時に、第2係止片82が第2被係止部50に係止することで、下扉40が上扉30にロックされた状態となる。すなわち、このときは、上扉30は下扉40と一体であれば開放可能となっているものの、下扉40が筐体1にロックされているため、結局、上扉30及び下扉40のいずれも開放することができないこととなる。
したがって、係止部80が第1停止位置で停止しているときは、上扉30及び下扉40のいずれも筐体1にロックされているのと同様の状態であるということができる。
(2)第2係止片82が水平左方向を向いた位置(以下、「第2停止位置」とする。)で、係止部80が停止しているとき(図8参照)
係止部80が第2停止位置で停止しているということは、すなわち、係止部80が第1停止位置から、左方向に90度回転して停止していることを意味する。換言すれば、係止部80を手前側から見た際の形状が「T」の字型となっている状態から、左方向に270度回転、又は、右方向に90度回転して停止していることを意味する。
したがって、係止部80が第2停止位置で停止しているときは、上述の如く、第2係止片82が水平左方向を向いていることとなる。また、第1係止片81は鉛直下方を向いていることとなる。また、第3係止片83は鉛直上方を向いていることとなる。
ここで、鉛直上方を向いている第3係止片83は、第2被係止部50における係止溝52に差し込まれた状態となっている。すなわち、第3係止片83が係止溝52に係止している。したがって、上扉30のみを開放すべく、上扉30を手前側に引っ張っても第3係止片83が平板51に引っ掛かる。これにより、上扉30のみを単独で開放することができない状態となるため、ひいては、上扉30が下扉40にロックされた状態となる。
また、ここで、第1被係止部90における係止溝91には、いずれの係止片も差し込まれていない。すなわち、下扉40と筐体1とのロックは解除された状態となっており、下扉40を開放すべく、下扉40を手前側に引っ張れば、下扉40を開放することができることとなる。なお、上述の如く、上扉30が下扉40にロックされた状態となっているため、上扉30は、下扉40の開放に伴い、この下扉40と一体となって開放することができる。
このように、係止部80が第2停止位置で停止しているときは、上扉30及び下扉40と筐体1とのロックが解除されているのと同様の状態であるということができる。
(3)第2係止片82が鉛直下方を向いた位置(以下、「第3停止位置」とする。)で、係止部80が停止しているとき(図9参照)
係止部80が第3停止位置で停止しているということは、すなわち、係止部80が第2停止位置から、左方向に90度回転して停止していることを意味する。換言すれば、係止部80を手前側から見た際の形状が「T」の字型となっている状態で停止していることを意味する。
したがって、係止部80が第3停止位置で停止しているときは、上述の如く、第2係止片82が鉛直下方を向いていることとなる。また、第1係止片81は水平右方向を向いていることとなる。また、第3係止片83は水平左方向を向いていることとなる。
ここで、水平右方向を向いている第1係止片81は、第1被係止部90における係止溝91に差し込まれた状態となっている。すなわち、第1係止片81が係止溝91に係止している。したがって、下扉40を開放すべく、下扉40を手前側に引っ張っても第1係止片81が右側板16aに引っ掛かる。これにより、下扉40を開放することができないこととなるため、ひいては、下扉40が筐体1にロックされた状態となる。
また、ここで、第2被係止部50における係止溝52には、いずれの係止片も差し込まれていない。すなわち、上扉30と下扉40とのロックは解除された状態となっており、上扉30のみを開放すべく、上扉30を手前側に引っ張れば、上扉30のみを開放することができることとなる。
このように、係止部80が第3停止位置で停止しているときは、上扉30と筐体1とのロックが解除されているが、下扉40は筐体1にロックされているのと同様の状態であるということができる。
(4)第2係止片82が水平右方向を向いた位置(以下、「第4停止位置」とする。)で、係止部80が停止しているとき(図10参照)
係止部80が第4停止位置で停止しているということは、すなわち、係止部80が第3停止位置から、左方向に90度回転して停止していることを意味する。換言すれば、係止部80を手前側から見た際の形状が「T」の字型となっている状態から、左方向に90度回転、又は、右方向に270度回転して停止していることを意味する。
したがって、係止部80が第4停止位置で停止しているときは、上述の如く、第2係止片82が水平右方向を向いていることとなる。また、第1係止片81は鉛直上方を向いていることとなる。また、第3係止片83は鉛直下方を向いていることとなる。
ここで、水平右方向を向いている第2係止片82が、第1被係止部90における係止溝91内に差し込まれた状態となっている。すなわち、第2係止片82が係止溝91に係止している。したがって、下扉40を開放すべく、下扉40を手前側に引っ張っても第2係止片82が右側板16aに引っ掛かる。これにより、下扉40を開放することができないこととなるため、ひいては、下扉40が筐体1にロックされた状態となる。
さらに、鉛直上方を向いている第1係止片81が、第2被係止部50における係止溝52内に差し込まれた状態となっている。すなわち、第1係止片81が係止溝52に係止している。したがって、上扉30のみを開放すべく、上扉30を手前側に引っ張っても第1係止片81が前記平板51に引っ掛かる。これにより、上扉30のみを単独で開放することができない状態となるため、ひいては、上扉30が下扉40にロックされた状態となる。
このように、係止部80が第4停止位置で停止しているときは、第2係止片82が第1被係止部90に係止することで、下扉40が筐体1にロックされた状態となる。そして、これと同時に、第1係止片81が第2被係止部50に係止することで、下扉40が上扉30にロックされた状態となる。すなわち、このときは、上扉30は下扉40と一体であれば開放可能となっているものの、下扉40が筐体1にロックされているため、結局、上扉30及び下扉40のいずれも開放することができないこととなる。
したがって、係止部80が第4停止位置で停止しているときは、第1停止位置で停止しているときと同様に、上扉30及び下扉40のいずれも筐体1にロックされているのと同様の状態であるということができる。
なお、上述のようなロック手段7は、上扉30及び下扉40のいずれもロックされる状態における係止部80の停止位置を、初期停止位置として設定し、この初期停止位置から所定方向に所定角度まで回転できるように、ストッパー(特に図示しておらず)等を設けることもできる。
たとえば、係止部80の初期停止位置を上述の第1停止位置に設定し、この第1停止位置から左方向に最大270度回転したところで、それ以上回転できないものとすべく、ロック手段7にストッパー(特に図示しておらず)を設けることができる。これにより、係止部80は、第1停止位置から左方向に90度回転すると第2停止位置に、第2停止位置から左方向にさらに90度回転すると第3停止位置に、第3停止位置から左方向にさらに90度回転すると第4停止位置に、停止することとなる。そして、係止部80は、上述のストッパーにより、第4停止位置から左方向に回転することはできないものとなる。
なお、ロック手段7は、上述のようなストッパーを設けることなく、右方向又は左方向に360度自在に回転できるように形成してもよい。
また、係止部80が、第1停止位置、第2停止位置、第3停止位置、又は、第4停止位置にそれぞれ、確実に停止できるように係止突起等の停止位置ストッパーのようなものを形成することもできる。
(上扉30及び下扉40の開閉)
以上のような構成を有するスロットマシンSにおける上扉30及び下扉40の開閉について、説明する。
なお、このスロットマシンSにおいては、ロック手段7における係止部80が第1停止位置から左回りに最大270度回転可能(換言すれば、第4停止位置から右回りに最大270度回転可能)に形成されているものとする。
まず、上扉30及び下扉40が閉止されていずれの扉も開放できない状態、すなわち、上扉30及び下扉40のいずれも筐体1にロックされている状態では、ロック手段7の係止部80は、上述の如く、第1停止位置又は第4停止位置に停止している。
すなわち、係止部80が第1停止位置に停止しているときは、上述の如く、第3係止片83が第1被係止部90における係止溝91に係止し、第2係止片82が第2被係止部50における係止溝52に係止している(図7参照)。また、係止部80が第4停止位置に停止しているときは、上述の如く、第2係止片82が第1被係止部90における係止溝91に係止し、第1係止片81が第2被係止部50における係止溝52に係止している(図10参照)。
そして、上扉30又は/及び下扉40を開放する場合には、所定の鍵を鍵穴44に挿入して、所定の回転方向に所定角度、回転させる。
具体的には、当該係止部80が第1停止位置に停止しているときに、鍵を鍵穴44に挿入して、左回りに90度回転させる。
すると、前記係止部80が第2停止位置に停止することとなり、この状態では、上述の如く、第3係止片83のみが第2被係止部50における係止溝52に係止することとなる。すると、上述の如く、上扉30が下扉40にロックされた状態になる一方、下扉40と筐体1とのロックは解除された状態となる。これにより、上扉30と下扉40とが一体となって、開放することができる(図8参照)。
また、係止部80が第1停止位置に停止しているときに、鍵を鍵穴44に挿入して、左回りに180度回転させる。
すると、前記係止部80が第3停止位置に停止することとなり、この状態では、上述の如く、第1係止片81のみが第1被係止部90における係止溝91に係止することとなる。すると、上述の如く、下扉40が筐体1にロックされた状態になる一方、上扉30と下扉40とのロックは解除された状態となる。これにより、上扉30を単独で開放することができる(図9参照)。
なお、係止部80が第1停止位置に停止しているときに、鍵を鍵穴44に挿入して、左回りに270度回転させると、係止部80が第4停止位置に停止することとなり、上扉30及び下扉40のいずれも筐体1にロックされることとなる(図10参照)。
また、係止部80が第4停止位置に停止している状態から、上扉30又は/及び下扉40を開放する場合には、上述と逆の操作を行えばよい。すなわち、この状態から右回りに90度回転させると、係止部80が第3停止位置に停止することとなり、上扉30を単独で開放することができる。また、同状態から右回りに180度回転させると、係止部80が第2停止位置に停止することとなり、上扉30と下扉40とが一体となって、開放することができる。なお、同状態から右回りに270度回転させると、係止部80が第1停止位置に停止することとなり、上扉30及び下扉40のいずれも筐体1にロックされることとなる。
(総括)
上述の如く、本実施の形態に係るスロットマシンSによれば、下扉40に形成された鍵穴44に所定の鍵を挿入して所定方向に回転させると、これに伴って、下扉40に設けられたロック手段7の係止部80が回転する。そして、この係止部80が所定位置(具体的には、第1停止位置又は第4停止位置)で停止すると、係止部80を構成する係止片が、第2被係止部50、第1被係止部90に係止することとなり、これによって、上扉30及び下扉40をロックすることができる。また、前記係止部80が他の所定位置(具体的には、第2停止位置又は第3停止位置)で停止すると、上述の係止が解除されることとなり、これによって、上扉30及び下扉40のロックを解除することができる。
これにより、下扉40に設けられたロック手段7を操作するだけで、下扉40のみならず上扉30についても、ロック及びロックの解除をすることができることとなる。したがって、この発明によれば、上扉30及び下扉40のロック、並びに、ロックの解除を効率的に行うことができ、ホールの店員等によるロック解除作業等の負荷を軽減することができることとなる。
また、本発明によれば、ロック手段7の係止部80が所定位置(具体的には、第2停止位置)に停止したときは、上扉30は下扉40と一体となって開放することができる。すなわち、いっぺんに上扉30及び下扉40のいずれも開放できるため、効率的に前扉3を開閉することができることとなる。
また、本発明によれば、下扉40にのみロック手段7を設ければよく、上扉30にロック手段を設ける必要が無くなるため、部品点数を減少させることができ、スロットマシンの製造を効率的かつ経済的に行うことができることとなる。
なお、本発明は、スロットマシン以外の遊技機にも応用できる。たとえば、遊技媒体として遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機に使用してもよいものである。
(変形例)
本実施の形態におけるスロットマシンSでは、ロック手段7は下扉40に設けられていたが、このロック手段7は上扉30に設けてもよいものである。
具体的には、上扉30の上扉正面板30aに鍵穴(特に図示しておらず)を設けるとともに、この鍵穴の奥側に、鍵の回転に連動して回転する、略「T」の字型板状部材である係止部80を設ける。なお、この係止部80は、上述の実施の形態と同様に、第1係止片81、第2係止片82、及び、第3係止片83から構成されるものとなっている。
また、筐体1の右側板16aに、前記係止部80と係止可能な第1被係止部90(右側板16aに形成した係止溝)を設ける。さらに、下扉40の下扉天板40aに、前記係止部80と係止可能な第2被係止部50(平板に形成した係止溝)を設ける。
そして、上扉30にロック手段7を設けた場合には、係止部80の停止位置と、上扉30及び下扉40のロックとの関係は、以下の通りとなる。
具体的には、第2係止片82が鉛直下方を向いた位置(すなわち、上述の第3停止位置)で、係止部80が停止しているときは、第2係止片82が第2被係止部50(平板に形成した係止溝)に係止することで、下扉40が上扉30にロックされた状態となり、かつ、第1係止片81が第1被係止部90(右側板16aに形成した係止溝)に係止することで、上扉30が筐体1にロックされた状態となる。
したがって、このときは、上扉30及び下扉40のいずれも筐体1にロックされているのと同様の状態となり、上扉30及び下扉40のいずれも開放することができない。
また、第2係止片82が水平右方向を向いた位置(すなわち、上述の第4停止位置)で、係止部80が停止しているときは、第3係止片83が第2被係止部50(平板に形成した係止溝)に係止することで、下扉40が上扉30にロックされた状態となり、かつ、第2係止片82が第1被係止部90(右側板16aに形成した係止溝)に係止することで、上扉30が筐体1にロックされた状態となる。
したがって、このときは、上扉30及び下扉40のいずれも筐体1にロックされているのと同様の状態となり、上扉30及び下扉40のいずれも開放することができない。
また、第2係止片82が鉛直上方を向いた位置(すなわち、上述の第1停止位置)で、係止部80が停止しているときは、第3係止片83が第1被係止部90(右側板16aに形成した係止溝)に係止することで、上扉30が筐体1にロックされた状態となる。なお、第2被係止部50(平板に形成した係止溝)には、いずれの係止片も係止していないので、下扉40と上扉30とのロックは解除された状態となる。
したがって、このときは、下扉40と筐体1とのロックが解除されているが、上扉30は筐体1にロックされているのと同様の状態となり、下扉40のみを開放することができる。
また、第2係止片82が水平左方向を向いた位置(すなわち、上述の第2停止位置)で、係止部80が停止しているときは、第1係止片81が第2被係止部50(平板に形成した係止溝)に係止することで、下扉40が上扉30にロックされた状態となる。なお、第1被係止部90(右側板16aに形成した係止溝)には、いずれの係止片も係止していないので、上扉30と筐体1とのロックは解除された状態となる。
したがって、このときは、上扉30及び下扉40と筐体1とのロックは解除されているのと同様の状態となる。なお、上述の如く、下扉40は上扉30にロックされた状態となっているため、上扉30及び下扉40は一体となって開閉することができる。
したがって、ロック手段7を上扉30に設けたスロットマシンでも、上述の実施の形態と同一の作用効果を奏することとなる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシンを分解した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの前扉の開放状態、及び、上扉並びに下扉を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンを示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、係止部が第1被係止部及び第2被係止部に係止している状態の概略を示す正面断面図である。 本発明の実施の形態であって、係止部が第1被係止部及び第2被係止部に係止している状態の概略を示す上面断面図(a)、及び、第1被係止部の変形例を示す上面断面図である。 本発明の実施の形態であって、係止部が第1被係止部及び第2被係止部に係止している状態の概略を示す側断面図である。 本発明の実施の形態であって、係止部が第1停止位置に停止している状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態であって、係止部が第2停止位置に停止している状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態であって、係止部が第3停止位置に停止している状態を示す正面図である。 本発明の実施の形態であって、係止部が第4停止位置に停止している状態を示す正面図である。
符号の説明
S スロットマシン
1 筐体 2 分離体
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 7 ロック手段
8 オーバーフロータンク
11 開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
16a 右側板 16b 左側板
17 天板 18 背板
19 下部係合部
20 リールユニット 21 支持体
23 回転リール 24 基板ユニット
25 上部係合部 26 上部突出片
27 下部突出片
30 上扉 30a 上扉正面板
30b 上扉左側板 30c 上扉右側板
30d 上扉天板 30e 上扉底板
31 図柄表示窓 32 表示部
33 飾り部 35 スピーカ
36 上扉係合部 37 上扉係止片
40 下扉 40a 下扉正面板
40b 下扉左側板 40c 下扉右側板
40d 下扉天板 40e 下扉底板
41 操作部 42 メダル投入口
43 メダル受け皿 44 鍵穴
45 メダルセレクター 46 下扉係合部
47 下扉係止片 48 メダル払い出し口
50 第2被係止部 51 平板
52 係止溝
70 回転筒
80 係止部 81 第1係止片
82 第2係止片 83 第3係止片
90 第1被係止部 91 係止溝
92 突片(凸部)

Claims (3)

  1. 正面側に開口部を有する筐形の筐体と、
    筐体の側部に軸支され、かつ、筐体の開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、
    複数の図柄を変動表示及び停止表示可能に形成された図柄表示手段と、
    前記図柄表示手段の図柄表示を制御するための制御装置と、を少なくとも有し、
    前記前扉は、筐体の開口部の上部を開閉自在に塞ぐ上扉と、筐体の開口部の下部を開閉自在に塞ぐ下扉と、から構成される遊技機において、
    上扉又は下扉のいずれか一方には、この上扉又は下扉のいずれか一方を、筐体の反軸支側の側部に固定可能であるとともに、上扉又は下扉のいずれか他方を、上扉又は下扉のいずれか一方に固定可能なロック手段を備え、
    前記ロック手段は、所定操作により、所定位置を中心として回転可能な係止部を有し、
    前記係止部は、
    前記回転の中心から互いに反対方向に突出する第1係止片及び第3係止片と、
    前記回転の中心から前記第1係止片及び第3係止片と直角をなす方向に突出する第2係止片と、から構成され、
    筐体の反軸支側の側部には、第1係止片、第2係止片又は第3係止片が係止可能な第1被係止部を備え、
    上扉又は下扉のいずれか他方には、第1係止片、第2係止片又は第3係止片が係止可能な第2被係止部を備え、
    前記係止部の回転が停止した位置によって、
    第1係止片又は第3係止片のいずれか一方が第1被係止部に係止し、かつ、第2係止片が第2被係止部に係止することで、上扉又は下扉のいずれか一方が筐体に固定され、かつ、上扉又は下扉のいずれか他方が上扉又は下扉のいずれか一方に固定されることにより、上扉及び下扉のいずれも開放不可となり、
    あるいは、第1係止片又は第3係止片のいずれか一方が第2被係止部に係止し、かつ、第2係止片が第2被係止部に係止しないことで、上扉又は下扉のいずれか他方が上扉又は下扉のいずれか一方に固定され、かつ、上扉又は下扉のいずれか一方と筐体との固定が解除されることにより、上扉及び下扉が一体となって開閉可能となり、
    あるいは、第1係止片又は第3係止片のいずれか一方が第1被係止部に係止し、かつ、第2係止片が第2被係止部に係止しないことで、上扉又は下扉のいずれか一方が筐体に固定され、かつ、上扉又は下扉のいずれか他方と上扉又は下扉のいずれか一方との固定が解除されることにより、上扉又は下扉のいずれか他方のみ開閉可能となり、
    あるいは、第2係止片が第1被係止部に係止し、かつ、第1係止片又は第3係止片のいずれか一方が第2被係止部に係止することで、上扉又は下扉のいずれか一方が筐体に固定され、かつ、上扉又は下扉のいずれか他方が上扉又は下扉のいずれか一方に固定されることにより、上扉及び下扉のいずれも開閉不可となるように形成されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1被係止部又は/及び前記第2被係止部には、
    第1係止片、第2係止片、又は、第3係止片を差し込み可能な係止溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記第1被係止部又は/及び前記第2被係止部には、
    第1係止片、第2係止片、又は、第3係止片と接触可能な凸部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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