JP6506213B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機は、様々な電子部品が実装された基板を搭載している(例えば、特許文献1)。一般的に、基板は、電子部品の保護や不正な交換の抑制を目的として、ケースに収容されている。
特開2016−87332号公報
しかしながら、近年では、不正行為の巧妙化が進んでおり、基板がケースごと取り外されてしまうことも想定される。このため、さらに遊技機のセキュリティ性を向上させることが期待されている。
この発明の目的は、セキュリティ性を向上できる遊技機を提供することである。
上記課題を解決する遊技機は、遊技盤と、前記遊技盤の後側に取り付けられた第1部材と、前記遊技盤の後側に取り付けられた第2部材と、基板と、前記基板を収容しているケースと、を備え、前記ケースは、前記第1部材と前記第2部材の後側に位置し、前記第1部材と前記第2部材とに跨って取り付けられており、前記ケースは、前記基板が前記ケースに収容された状態において、前記基板における電子部品の実装面から離間する方向に向かって突出する膨出部と、前記膨出部の下方に、前記基板に近接した状態で広がる近接部とを備え、前記膨出部は、前記実装面から離間する方向に向かって突出する上壁と、前記上壁よりも下方において前記実装面から離間する方向に向かって突出する下壁とを備え、前記近接部には、外部機器を接続するための外部端子が挿通される外部端子孔と、メモリのRWM領域に記憶されたデータを消去するための操作が可能なRWMクリアボタンが挿通されるボタン孔が形成されており、前記基板が前記ケースに収容された状態において、前記外部端子の先端面および前記RWMクリアボタンは前記膨出部よりも突出しておらず、前記外部端子孔に前記外部端子が挿通された状態において、前記外部端子と前記下壁との間は離間しており、前記外部端子と前記下壁との間には前記近接部よりも前記実装面から離間する方向に突出する突出部が介在されていることを要旨とする。
上記課題を解決する遊技機は、遊技盤と、前記遊技盤の後側に取り付けられた第1部材と、前記遊技盤の後側に取り付けられた第2部材と、基板と、前記基板を収容しているケースと、を備え、前記ケースは、前記第1部材と前記第2部材の後側に位置し、前記第1部材と前記第2部材とに跨って取り付けられており、前記ケースは、前記基板が前記ケースに収容された状態において、前記基板における電子部品の実装面から離間する方向に向かって突出する膨出部と、前記膨出部の下方に、前記基板に近接した状態で広がる近接部とを備え、前記近接部には、外部機器を接続するための外部端子が挿通される外部端子孔と、メモリのRWM領域に記憶されたデータを消去するための操作が可能なRWMクリアボタンが挿通されるボタン孔が形成されており、前記基板が前記ケースに収容された状態において、前記外部端子の先端面および前記RWMクリアボタンは前記膨出部よりも突出しておらず、前記外部端子は、前記膨出部の下壁に対向する対向面を有し、前記膨出部の下壁は、前記外部端子の対向面に対向する対向面にスペーサを備え、前記外部端子の対向面と前記膨出部の下壁との間には、前記スペーサによって隙間が形成されていることを要旨とする
この発明によれば、セキュリティ性を向上できる。
パチンコ遊技機の前側を模式的に示す斜視図。 遊技盤の前側を模式的に示す斜視図。 (a)は、遊技盤の後側を模式的に示す斜視図、(b)は、主基板ケースと搭載枠部材とを固定する部分の拡大図、(c)は、主基板ケースと枠搭載部材とを固定する部分について、結束バンドの図示を省略した状態の拡大図。 遊技盤の後側について、2つの副基板ユニット、液晶パネルユニット、及び主基板ユニットを取り外した状態を模式的に示す斜視図。 (a)は、遊技盤の後側について、2つの副基板ユニット及び主基板ユニットの図示を省略した状態を模式的に示す斜視図、(b)〜(d)は、遊技盤の後側について、その一部を拡大して示す斜視図。 分解した状態の主基板ユニットを示す斜視図。 (a)は、ベース部材の斜視図、(b)及び(c)は、凹部の拡大図。 (a)は、カバー部材の斜視図、(b)及び(c)は、凸部の拡大図。 遊技盤の後側の一部を拡大して示す背面図。 図9に示す10−10線断面図。 図9に示す11−11線断面図。 ボタン保護部を拡大して模式的に示す斜視図。
以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機の一実施形態について説明する。
この明細書における上、下、左、右、前(表)、及び後(裏)は、遊技者から見たときの各方向を示すものとする。なお、図3〜図12は、パチンコ遊技機10の後側(裏側)から見た状態が図示されていることから、紙面における左が遊技者からみて右となり、紙面における右が遊技者から見て左となる。
図1に示すように、遊技機としてのパチンコ遊技機10は、枠体11を備えている。枠体11は、遊技店などの島設備に固定される設置枠12と、該設置枠12に対して開閉が可能に軸支された搭載枠13と、を備えている。搭載枠13は、各種の遊技部品を搭載するための枠である。搭載枠13は、パチンコ遊技機10に搭載された遊技部品を保護するための保護ガラス14を備えている。なお、図1において、保護ガラス14は、一部を残して図示が省略されているが、実際には搭載枠13の開口部13aの全体を覆っている。パチンコ遊技機10は、搭載枠13の前面側に、発射ハンドル15を備えている。パチンコ遊技機10では、発射ハンドル15の操作量(回動量)に応じた強度にて、遊技媒体としての遊技球が発射される。
パチンコ遊技機10は、搭載枠13の前面側に、装飾ランプ16を備えている。装飾ランプ16は、演出の1つとして、内蔵された発光体を発光、点滅、及び消灯させる演出(以下、発光演出と示す)を行う。パチンコ遊技機10は、搭載枠13の前面側に、スピーカ17を備えている。スピーカ17は、演出の1つとして、人や動物の声、効果音、及び楽曲などの音声を出力する演出(以下、音声演出と示す)を行う。
パチンコ遊技機10は、略四角板状の部材である遊技盤20を備えている。この実施形態の遊技盤20は、透明なアクリル板であり、遊技盤20の背後にある各種の遊技部品を遊技者が視認可能である。例えば、遊技盤20は、表面にキャラクタや風景といった所定の絵柄が付されたベニヤ板であってもよい。遊技盤20は、搭載枠13に組み付けられている。遊技盤20は、前面側に、遊技球が流下(転動)する遊技領域21を備えている。遊技盤20は、遊技領域21の略中央に、遊技盤20の厚さ方向に貫通する開口部20aを備えている。
図2に示すように、パチンコ遊技機10は、情報表示パネル25を備えている。情報表示パネル25は、遊技盤20のうち、遊技領域21の外側であって、且つ遊技者から視認可能な位置に設けられている。情報表示パネル25では、パチンコ遊技機10の制御状態を示す各種の情報が表示により報知される。
情報表示パネル25は、特別図柄表示部25aを備えている。特別図柄表示部25aは、所定の図柄を変動表示させるとともに、最終的に特別図柄を確定停止表示させる特別図柄変動ゲームを表示する。以下の説明では、図柄を確定的に停止表示することを、「図柄を導出する」と示す場合がある。特別図柄表示部25aにて導出が可能な特別図柄には、大当り図柄と、はずれ図柄とが少なくともある。この実施形態では、内部抽選(所謂、大当り抽選)に当選すると、特別図柄変動ゲームにおいて大当り図柄が導出されたのち、該大当りの特別図柄変動ゲームの終了後に、大当り遊技が付与される。詳しくは後述するが、大当り遊技は、遊技者が多数の賞球やその他の特典を獲得し得るため、遊技者にとって極めて有利な状態である。
情報表示パネル25は、特別保留表示部25bを備えている。特別保留表示部25bは、始動条件が成立したが未だ実行条件が成立していないことで、その実行が保留されている特別図柄変動ゲームの回数を認識可能に表示する。以下の説明では、保留中の特別図柄変動ゲームの回数を特別保留数と示す。例えば、特別保留数の最大値は4である。
情報表示パネル25は、普通図柄表示部25cを備えている。普通図柄表示部25cは、所定の図柄を変動表示させるとともに、最終的に普通図柄を導出させる普通図柄変動ゲームを表示する。普通図柄表示部25cにて導出が可能な普通図柄には、普通当り図柄と、普通はずれ図柄とが少なくともある。この実施形態では、内部抽選(所謂、普通図柄の当り抽選)に当選すると、普通図柄変動ゲームにおいて普通当り図柄が導出されたのち、該普通当りの普通図柄変動ゲームの終了後に、普通当り遊技が付与される。普通当り遊技は、遊技者が賞球の払出し条件と、特別図柄変動ゲームの始動条件と、を成立させ易くなることから、遊技者にとって有利な状態である。パチンコ遊技機10では、賞球の払出し条件が成立すると、賞球として遊技球が払い出される。
情報表示パネル25は、普通保留表示部25dを備えている。普通保留表示部25dは、始動条件が成立したが未だ実行条件が成立していないことで、その実行が保留されている普通図柄変動ゲームの回数を認識可能に表示する。また、情報表示パネル25は、右打ち表示部25eを備えている。右打ち表示部25eは、遊技球の発射強度に関する情報(この実施形態では、右打ち情報)を表示する。なお、上述した複数の表示部は、同じ情報表示パネル25にある必要はなく、この実施形態とは異なる部分に別々に設けられていてもよい。
パチンコ遊技機10は、遊技領域21の略中央に、センター枠26を備えている。センター枠26は、開口部26aを備えており、その全体が枠状の部材である。センター枠26は、遊技者から見たときに、センター枠26の開口部26aと遊技盤20の開口部20aとが重なった状態で、遊技盤20に組み付けられている。
また、センター枠26は、開口部26aの下縁部において、左右方向に沿って延びているステージ27を備えている。ステージ27は、遊技球を左右方向に沿って転動させる。センター枠26は、遊技領域21のうち、センター枠26よりも左側の領域を流下する遊技球を、ステージ27へと案内するワープ路28を備えている。
パチンコ遊技機10は、液晶パネル31を備えている。液晶パネル31は、全体として、四角板状の部材である。液晶パネル31は、センター枠26の開口部26aを介して、遊技者が液晶パネル31の表示領域31aを視認可能となるように、遊技盤20に組み付けられている。液晶パネル31の取付け構造については後述する。液晶パネル31は、演出の1つとして、所定のキャラクタや文字を模した絵柄を表示する演出(以下、表示演出と示す)を行う。例えば、液晶パネル31は、表示演出の1つとして、演出図柄を複数列で変動表示させるとともに、最終的に演出図柄の組み合わせを導出させる演出図柄変動ゲームを実行可能である。
パチンコ遊技機10は、センター枠26の下方において、遊技領域21に開口している第1始動入賞口33を備えている。パチンコ遊技機10は、第1始動入賞口33に入賞した遊技球を検知する第1始動センサを備えている(図示しない)。なお、この明細書において「入賞」とは、遊技球が入賞口へ入球することである。
パチンコ遊技機10は、センター枠26の下方において、遊技領域21に開口している第2始動入賞口34を備えている。パチンコ遊技機10は、第2始動入賞口34に入賞した遊技球を検知する第2始動センサを備えている(図示しない)。この実施形態では、第1,第2始動センサによって遊技球が検知されると、特別図柄変動ゲームの始動条件が成立し得る。また、第1,第2始動センサによって遊技球が検知されると、賞球の払出し条件が成立する。パチンコ遊技機10は、第2始動入賞口34を開閉する普通可変部材35を備えている。普通可変部材35は、遊技球が第2始動入賞口34に入賞し易い開状態と、遊技球が第2始動入賞口34に入賞し難い、又は入賞できない閉状態と、に動作可能である。普通可変部材35は、上述した普通当り遊技において開状態に動作される。
パチンコ遊技機10は、センター枠26の右下方において、遊技領域21に開口している大入賞口36を備えている。パチンコ遊技機10は、大入賞口36に入賞した遊技球を検知する一般センサSE1を備えている。一般センサSE1によって遊技球が検知されると、賞球の払出し条件が成立する。パチンコ遊技機10は、大入賞口36を開閉する特定可変部材37を備えている。特定可変部材37は、所謂大入賞口扉である。特定可変部材37は、大入賞口36に遊技球が入賞可能な開状態と、大入賞口36に遊技球が入賞不能な閉状態と、に動作可能である。特定可変部材37は、大当り遊技において開状態に動作される。
パチンコ遊技機10は、遊技領域21のうち、センター枠26の右方において、遊技球が通過(入球)可能なゲート38を備えている。パチンコ遊技機10は、ゲート38を通過する遊技球を検知するゲートセンサを備えている(図示しない)。ゲートセンサによって遊技球が検知されると、普通図柄変動ゲームの始動条件が成立し得る。パチンコ遊技機10は、アウト口39を備えている。この実施形態では、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球は、アウト口39から機外へと排出される。なお、パチンコ遊技機10は、入賞口33,34,36とは異なる入賞口を備えていてもよい。また、パチンコ遊技機10は、釘や風車など、遊技領域21を流下する遊技球の挙動に変化を与えるための部材を備えている。
パチンコ遊技機10は、各種の遊技部品を組み付けるための搭載枠部材50を備えている。搭載枠部材50は、遊技盤20の裏面(後側)に組み付けられている。搭載枠部材50は、後壁50aと、該後壁50aを前後方向に貫通する略四角形の開口部50bと、後壁50aの縁部から遊技盤20の裏面へと延びる四角筒状の側壁50dと、を備えている。搭載枠部材50は、前方が開放された扁平な四角箱状の部材である。例えば、側壁50dの先端部は、ネジなどを用いて、遊技盤20の裏面に固定されている。この実施形態において、搭載枠部材50は、全体が一体に形成されているが、複数の部品を組み合わせて形成されていてもよい。
パチンコ遊技機10は、装飾ランプ16、スピーカ17、及び液晶パネル31とは別に、遊技領域21内において所定の演出を実行する演出装置50eを備えている。演出装置50eは、遊技盤20の後側において、搭載枠部材50に収容されている。例えば、演出装置50eは、所定の演出動作を行う可動体装置を含んでいてもよい。可動体装置は、所定の動作範囲で動作する演出用の可動体、及び該可動体を動作させるアクチュエータなどを含んで構成される。例えば、演出装置50eは、所定の画像を表示する補助表示装置を含んでいてもよい。補助表示装置は、液晶パネル、及び該液晶パネルを変位させるアクチュエータなどを含んで構成される。例えば、演出装置50eは、所定の発光パターンにより発光する発光装置を含んでいてもよい。発光装置は、図示しないLEDなどの発光体、及び該発光体を覆っている外装体を含んで構成される。
この実施形態において、演出装置50eを構成している各種の遊技部品は、搭載枠部材50の内部に固定されている。したがって、パチンコ遊技機10において、遊技盤20及び搭載枠部材50は、持ち運びが困難な程度に大型であり、且つ演出装置50eを内蔵した搭載枠部材50と遊技盤20の合計重量も比較的重くなる。
図3に示すように、パチンコ遊技機10は、遊技盤20の後側(裏側)に、液晶パネルユニット60、第1副基板ユニット70、第2副基板ユニット75、及び主基板ユニット80を備えている。液晶パネルユニット60、第1副基板ユニット70、第2副基板ユニット75、及び主基板ユニット80は、搭載枠部材50の裏面側に組み付けられている。以下、詳細に説明する。
最初に、液晶パネルユニット60の取付け構造について説明する。この実施形態において、液晶パネルユニット60は、遊技盤20の後側に取り付けられた第1部材に相当する。
図4に示すように、搭載枠部材50は、後壁50aの後面50cに、上パネルガイド部51と、下パネルガイド部52と、を備えている。パネルガイド部51,52は、開口部50bを挟んで上下方向に対向し、且つ左右方向に沿って延びている。左右方向と直交する平面で切断したと仮定したときに、パネルガイド部51,52の断面は、それぞれ開口部50b側に開口するコの字型である。
液晶パネルユニット60は、液晶パネル31と、液晶パネル31を駆動する液晶パネル駆動基板32と、液晶パネル31及び液晶パネル駆動基板32を収容しているパネルケース61と、を備えている。パネルケース61の形状は、全体として四角板状である。パネルケース61は、パネルケース61の上縁部から上方へ向かって突出し、且つ左右方向に沿って延びている上レール部62,62を備えている。パネルケース61は、パネルケース61の下縁部から下方へ向かって突出し、且つ左右方向に沿って延びている下レール部63,63を備えている。
図5(a)に示すように、この実施形態において、液晶パネルユニット60は、上レール部62,62が上パネルガイド部51に係合し、下レール部63,63が下パネルガイド部52に係合することにより、搭載枠部材50の後壁50aに組み付けられている。この状態において、液晶パネル31の表示領域31aは、遊技者から見たときに、開口部50bと整合一致するようになっており、開口部20a,26a,50bを介して、遊技者が表示領域31aを視認可能である。
次に、第1副基板ユニット70の取付け構造について説明する。
図4に示すように、パネルケース61は、係合部64を備えている。係合部64は、パネルケース61の後面61aにおいて、上方に向かって開口する四角箱状の部分である。
第1副基板ユニット70は、第1副制御基板71と、第1副制御基板71を収容している第1副基板ケース72と、を備えている。第1副基板ケース72は、扁平な四角箱状の部材である。第1副基板ケース72は、該第1副基板ケース72の下縁部から下方へ向かって突出している四角板状の突出部73を備えている。第1副基板ユニット70は、リベット74を備えている。第1副基板ケース72は、放熱孔を備えていてもよい。
図3(a)に示すように、この実施形態において、第1副基板ユニット70は、第1副基板ケース72の突出部73を、パネルケース61の係合部64に係合させた状態において、リベット74によってパネルケース61に固定されている。この実施形態の第1副基板ユニット70は、複数の部材に跨ることなく、単一の部材(液晶パネルユニット60)に組み付けられた部材である。
次に、第2副基板ユニット75の取付け構造について説明する。
図4に示すように、パネルケース61は、係合部65を備えている。係合部65は、上方に向かって開口する四角箱状の部分である。係合部65は、上述した係合部64と左右方向に並んでいる。
第2副基板ユニット75は、第2副制御基板76と、第2副制御基板76を収容している第2副基板ケース77と、を備えている。第2副基板ケース77は、扁平な四角箱状の部材である。第2副基板ケース77は、該第2副基板ケース77の下縁部から下方へ向かって突出している四角板状の突出部78を備えている。第2副基板ユニット75は、リベット79を備えている。第2副基板ケース77は、放熱孔を備えていてもよい。
図3(a)に示すように、この実施形態において、第2副基板ユニット75は、第2副基板ケース77の突出部78を、パネルケース61の係合部65に係合させた状態において、リベット79によってパネルケース61に固定されている。この実施形態の第2副基板ユニット75は、複数の部材に跨ることなく、単一の部材(液晶パネルユニット60)に組み付けられた部材である。この実施形態において、副基板ユニット70,75は、左右方向に沿って並んでいる。
例えば、副制御基板71,76は、液晶パネルユニット60を制御する表示制御基板、装飾ランプ16を制御する発光制御基板、スピーカ17を制御する音声制御基板、及び複数の副制御基板を統括して制御する副統括制御基板のうち何れかの制御基板である。また、副基板ケース72,77に収容する基板は、遊技球の払出しを制御する払出制御基板や、制御信号の中継を行う中継基板を収容するケースであってもよい。
次に、主基板ユニット80の取付け構造について説明する。
図5(a)及び図5(b)に示すように、パネルケース61は、右係合部66を備えている。右係合部66は、パネルケース61の後面61aから後方に向かって突出し、且つ上下方向に沿って延びている右係止壁66aを備えている。右係合部66は、右係止壁66aの先端部のうち上下方向における中央(略中央)から左方へ突出している右係合片66dを備えている。右係合部66は、パネルケース61の後面61aから後方に向かって突出し、且つ右係止壁66aの上縁部から左方へ向かって延びる上壁66bを備えている。右係合部66は、パネルケース61の後面61aから後方に向かって突出し、且つ右係止壁66aの下縁部から左方へ向かって延びる下壁66cを備えている。
図5(a)及び図5(d)に示すように、パネルケース61は、左係合部67を備えている。左係合部67は、右方に開口部を有する四角箱状の挿入部67aを備えている。左係合部67は、パネルケース61の後面61aから後方に向かって突出し、且つ挿入部67aの上縁部から右方へ向かって延びる上壁67bを備えている。左係合部67は、パネルケース61の後面61aから後方に向かって突出し、且つ挿入部67aの下縁部から右方へ向かって延びる下壁67cを備えている。
図5(a)及び図5(c)に示すように、搭載枠部材50は、下係合部53を備えている。下係合部53は、搭載枠部材50において、後壁50aの後面50cから後方へ向かって突出し、且つ左右方向に沿って延びる下係止壁53aを備えている。下係合部53は、下係止壁53aの先端部から上方へ向かって突出している下係止片53bを備えている。
また、図3(a)〜図3(c)に示すように、搭載枠部材50は、環状の第1取付環55を備えている。第1取付環55は、後方へ向かって突出している。また、第1取付環55は、左右方向に開口している。
図6に示すように、主基板ユニット80は、基板としての主制御基板100を備えている。主制御基板100は、プリント基板101と、CPU102と、外部端子103と、RWMクリアボタン104と、内部端子105と、を備えている。この実施形態において、プリント基板101は、左右方向に沿って延びる長方形である。CPU102、外部端子103、RWMクリアボタン104、及び内部端子105は、プリント基板101に形成された不図示の配線に対して、はんだ付けにより実装されている。なお、主制御基板100は、その他の電子部品を備えていてもよい。この実施形態において、第1副制御基板71及び第2副制御基板76は、主制御基板100とは別体である他の基板に相当する。
CPU102は、パチンコ遊技機10における遊技の進行を制御する。例えば、CPU102は、始動条件の成立を契機として行う大当りか否かの抽選や、大当り抽選に当選した場合の大当り図柄の抽選などを行う。CPU102は、メモリを内蔵しているとともに、該メモリには、読み出し専用のROM領域と、読み書きが可能なRWM領域とが設けられている。なお、メモリは、CPU102と別体であってもよい。CPU102は、自身による演算結果を示すデータ(制御情報)をメモリのRWM領域に記憶させる。この実施形態において、CPU102には、該CPU102ごとに重複しない管理番号(シリアル番号)が付与されている。メモリのROM領域には、CPU102に付与された管理番号を特定可能なデータが記憶されている。
外部端子103は、四角箱状の端子である。この実施形態の外部端子103は、CPU102に付与された管理番号を特定可能な情報(信号)を機外部に出力するための端子である。外部端子103には、CPU102に付与された管理番号を照合するための外部機器(以下、照合機器と示す)に繋がるケーブルが接続される。CPU102は、外部端子103にケーブルが接続されている場合に、自身に付与された管理番号を特定可能な情報(信号)を外部端子103から出力するための処理を行うことができる。照合機器は、管理番号を特定可能な情報(信号)を外部端子103及びケーブルを介して取り込むことにより、CPU102が正規品であるか否かを判定できるように構成されている。したがって、外部端子103では、照合機器を用いて管理番号の照合を行うたびに、ケーブルの抜き差しが行われることになる。
RWMクリアボタン104は、所定の操作として、メモリのRWM領域に記憶されたデータを消去するための操作が可能な操作部材である。CPU102は、電源投入時にRWMクリアボタン104が操作されている場合、メモリのRWM領域に記憶されているデータを消去し、初期化されたデータに基づいて遊技の進行に関する処理を行う。その一方で、CPU102は、電源投入時にRWMクリアボタン104が操作されていない場合、メモリのRWM領域に記憶されているデータ(所謂バックアップデータ)を消去することなく、該データに基づいて遊技の進行に関する処理を行う。この実施形態において、RWMクリアボタン104は、押し込み式のボタンである。この実施形態において、RWMクリアボタン104と外部端子103とは、左右方向に沿って並んでいる。
内部端子105は、左右方向に沿って延びる四角箱状の端子である。内部端子105は、主制御基板100とは異なる他の基板(例えば、副制御基板71,76など)に対して所定の制御情報(制御コマンド)を出力するための端子である。内部端子105には、主制御基板100とは異なる他の基板に繋がるケーブルが接続される。このように、主制御基板100は、他の基板(副制御基板71,76)と接続するための内部端子を備えている。
主基板ユニット80は、ケースとしての主基板ケース81を備えている。主制御基板100は、主基板ケース81に収容されている。主基板ケース81は、第1ケース部材としてのベース部材82と、第2ケース部材としてのカバー部材86と、を備えている。ベース部材82とカバー部材86とを組み付けることにより、その内部に、主制御基板100を収容する空間が形成される。
ベース部材82について詳しく説明する。
ベース部材82は、左右方向に沿って延びている長方形の板状部材である。ベース部材82は、左右方向に沿って延びている長方形の凹部82aを備えている。凹部82aには、主制御基板100が嵌め込まれている。ベース部材82は、凹部82aの上縁部及び下縁部のそれぞれに沿って延びているガイド溝83,83を備えている。ベース部材82は、上側のガイド溝83の内部において、該ガイド溝83が延びている方向に沿って所定の間隔を開けて並んでいる複数の係合部83aを備えている。ベース部材82は、下側のガイド溝83の内部において、該ガイド溝83が延びている方向に沿って所定の間隔を開けて並んでいる複数の係合部83aを備えている。複数の係合部83aは、ガイド溝83,83の底壁(前側にある壁)から離間した四角箱状の部分である。
図7(a)〜図7(c)に示すように、ベース部材82は、ガイド溝83,83の内部のうち、左端部82l側の部分に、それぞれ凹部83b,83bを備えている。上側のガイド溝83において、凹部83bは、上側のガイド溝83を形成している一対の壁のうち上側(外側)の壁の下面(内面)に設けられている。下側のガイド溝83において、凹部83bは、下側のガイド溝83を形成している一対の壁のうち下側(外側)の壁の上面(内面)に設けられている。即ち、凹部83b,83bは、主制御基板100(凹部82a)を挟んで上下方向に対向している。
図6及び図10に示すように、ベース部材82は、左端部82lから左方へ突出する四角箱状の第1カシメ部85を備えている。第1カシメ部85は、前後方向に貫通している複数(この実施形態では2つ)の貫通孔85a,85bを備えている。ベース部材82は、貫通孔85aの内部に、上下方向に沿って延びている角柱状の支持部85dを備えている。ベース部材82は、貫通孔85bの内部に、上下方向に沿って延びている角柱状の支持部85dを備えている。この実施形態において、第1カシメ部85は、第1ケース部材としてのベース部材82が有する第1固定部に相当する。
ベース部材82は、第1カシメ部85から左方へ突出しており、且つ上下方向に沿って延びている板状の突出部85cを備えている。ベース部材82は、左端部82lの反対の右端部82r側に、右方向に沿って延びる一組のガイド棒84,84を備えている。ガイド棒84,84は、右端部82rにおける上端部と下端部とにそれぞれ1つずつ設けられている。ガイド棒84,84は、左右方向と直交する平面で切断したと仮定したときに、その断面形状がL字型である。
次に、カバー部材86について説明する。
図6に示すように、カバー部材86は、前方に向かって開口しており、且つ左右方向に沿って延びている長方形の箱状部材である。カバー部材86は、後方に向かって突出している膨出部86aを備えている。膨出部86aは、主制御基板100が備えている電子部品を収容する空間を確保するための部分である。即ち、膨出部86aの後面は、主制御基板100における電子部品の実装面から離間している。カバー部材86は、膨出部86aの下方に、主制御基板100に近接した状態で広がる近接部86bを備えている。カバー部材86において、近接部86bは、膨出部86aの下壁86cと繋がっている。
カバー部材86は、上縁部及び下縁部のそれぞれに沿って延びているガイドリブ87,87を備えている。カバー部材86は、上側のガイドリブ87において、該ガイドリブ87が延びる方向に沿って所定の間隔を開けて並んでいる複数の係止片87aを備えている。上側のガイドリブ87に設けられた係止片87aの個数は、上側のガイド溝83に設けられた係合部83aの個数に等しい。カバー部材86は、下側のガイドリブ87において、該ガイドリブ87が延びる方向に沿って所定の間隔を開けて並んでいる複数の係止片87aを備えている。下側のガイドリブ87に設けられた係止片87aの個数は、下側のガイド溝83に設けられた係合部83aの個数に等しい。なお、ガイドリブ87,87にある複数の係止片87aは、ガイドリブ87,87を平面視においてL字型に切り欠いた切欠き部87bを形成することによって設けられている。
ベース部材82とカバー部材86とを組み付けた状態において、上側のガイドリブ87は、上側のガイド溝83に挿入される。そして、上側のガイド溝83にある複数の係合部83aは、それぞれ上側のガイドリブ87にある切欠き部87bに挿入され、係止片87aと個別に係止される。また、ベース部材82とカバー部材86とを組み付けた状態において、下側のガイドリブ87は、下側のガイド溝83に挿入される。そして、下側のガイド溝83にある複数の係合部83aは、それぞれ下側のガイドリブ87にある切欠き部87bに挿入され、係止片87aと個別に係止される。これにより、ベース部材82とカバー部材86とは、係合部83aと係止片87aとの係合によって、前後方向に分離することが規制される。
図8(a)〜図8(c)に示すように、カバー部材86は、ガイドリブ87,87の外面のうち左端部86l側の部分に、それぞれ凸部87c,87cを備えている。上側のガイドリブ87において、凸部87cは、上側のガイドリブ87の上面(外面)に設けられている。下側のガイドリブ87において、凸部87cは、下側のガイドリブ87の下面(外面)に設けられている。
図6に示すように、ベース部材82とカバー部材86とを組み付けた状態では、上側のガイド溝83にある凹部83bと、上側のガイドリブ87にある凸部87cとが係合する。また、ベース部材82とカバー部材86とを組み付けた状態では、下側のガイド溝83にある凹部83bと、下側のガイドリブ87にある凸部87cとが係合する。これにより、ベース部材82とカバー部材86とは、左右方向へと相互にスライドしてしまうことが抑制される。したがって、この実施形態では、ベース部材82とカバー部材86とが左右方向へと相互にスライドすることによって、複数の係合部83aと複数の係止片87aとによる係止が解除されてしまうことを抑制できる。
この実施形態において、第1ケース部材としてのベース部材82が有する凹部83b,83bは、第1係合部に相当する。第2ケース部材としてのカバー部材86が有する凸部87c,87cは、第2係合部に相当する。主基板ケース81において、凹部83b,83bと凸部87c,87cとは、主制御基板100を収容した状態において相互に係合している。
図6及び図10に示すように、カバー部材86は、左端部86lから左方へ突出する四角箱状の第2カシメ部88を備えている。第2カシメ部88は、前後方向に貫通している複数(この実施形態では2つ)の貫通孔88a,88bを備えている。この実施形態において、第2カシメ部88は、第2ケース部材としてのカバー部材86が有する第2固定部に相当する。貫通孔88a,88bは、それぞれの開口部の周囲に沿って階段状に凹んでいる段部88d,88dを備えている。
この実施形態の主基板ケース81において、第1カシメ部85と第2カシメ部88とは、破壊することなく分離不能に固定されている。ここで、第1カシメ部85と第2カシメ部88とを不可逆に固定する「カシメ構造」について詳しく説明する。
ベース部材82とカバー部材86とを組み付けた状態において、第1カシメ部85にある貫通孔85aと、第2カシメ部88にある貫通孔88aとは、後方から見たときに整合一致している。ベース部材82とカバー部材86とを組み付けた状態において、第1カシメ部85にある貫通孔85bと、第2カシメ部88にある貫通孔88bとは、後方から見たときに整合一致している。
図6、図9、及び図10に示すように、主基板ケース81は、第1カシメ片90を備えている。第1カシメ片90は、ベース壁90aと、該ベース壁90aの左端部及び右端部から後方に向かって突出し、且つ上下方向に沿って延びている四角板状の側壁90b,90bと、を備えている。即ち、第1カシメ片90の形状は、上方から見たときにコの字型である。第1カシメ片90は、側壁90b,90bのそれぞれに、係止片90cを備えている。係止片90c,90cは、基端部が側壁90b,90bのそれぞれに繋がっているとともに、先端部が側壁90b,90bの間に突出している板状部材である。係止片90c,90cの基端部は、係止片90c,90cの先端部よりも、側壁90b,90bの先端部側(後方)に配置されている。係止片90c,90cは、左右方向へはそれぞれ基端部を中心として比較的容易に撓むことが可能であるが、側壁90b,90bの突出方向(前後方向)へは撓み難く、所定の強度を備えている。
図6、図9、及び図10に示すように、主基板ケース81は、第2カシメ片91を備えている。第2カシメ片91は、上下方向に沿って延びる四角板状のベース部91aと、該ベース部91aの前面(第1カシメ片90側の面)から前方に向かって突出するとともに、上下方向に沿って延びているロック板91bと、を備えている。ロック板91bは、該ロック板91bを厚さ方向(左右方向)に貫通するロック孔91cを備えている。この実施形態において、ロック孔91cの形状は、四角形である。
図10に示すように、貫通孔85bには、該貫通孔85bの開口部のうち前側(パネルケース61側)の開口部から、第1カシメ片90が挿入されている。上述のように、貫通孔85bの内部には、上下方向に沿って支持部85dが延在していることから、第1カシメ片90のベース壁90aは、支持部85dに係止される。この状態において、貫通孔88bには、該貫通孔88bの開口部のうち後側の開口部から、第2カシメ片91が挿入されている。この状態において、第1カシメ片90の係止片90c,90cは、第2カシメ片91のロック孔91cに挿入され、係止片90c,90cとロック孔91cとが係止された状態となっている。即ち、係止片90c,90cの先端部は、ロック孔91cの内壁面のうち、第2カシメ片91の先端部側(前側)の壁面に接触又は近接している。
第1カシメ片90のベース壁90aが支持部85dに当接することにより、第2カシメ片91を貫通孔88bから引き抜くことが規制される。同様に、第2カシメ片91のベース部91aが段部88dに当接することにより、第1カシメ片90を貫通孔85bから引き抜くことが規制される。そして、第1カシメ片90や第2カシメ片91を無理に引き抜いた場合には、係止片90c,90cが破壊される。このため、カシメ片90,91を引き抜いて主基板ケース81を開封した場合には、第1カシメ片90が破壊されてしまっているために、同じ第1カシメ片90を用いてカシメ部85,88同士を固定できない。即ち、この実施形態の主基板ケース81は、ベース部材82とカバー部材86とを分離して開封したときに、カシメ部85,88において開封の痕跡を残させることができる。なお、主基板ケース81は、貫通孔85a,85bや貫通孔88a,88bを覆っている蓋部材を備えていてもよい。なお、主基板ケース81は、貫通孔85aに予め第1カシメ片90を挿入しておくことで、予備の第2カシメ片91を用い、再びカシメ部85,88同士を固定できるようにしてもよい。
カバー部材86の説明に戻り、図6に示すように、カバー部材86は、左端部86lの反対の右端部86r側に、左右方向に沿ってカバー部材86の側壁を貫通している一組のガイド孔93,93を備えている。ガイド孔93,93は、右端部86rの上端部と下端部とにそれぞれ1つずつ設けられている。上側のガイド孔93は、右方向から見たときに、ベース部材82における上側のガイド棒84と同じ形状又は略同じ形状である。下側のガイド孔93は、右方向から見たときに、ベース部材82における下側のガイド棒84と同じ形状又は略同じ形状である。
図9に示すように、ベース部材82とカバー部材86とを組み付けた状態において、上側のガイド棒84は、上側のガイド孔93に挿通されている。ベース部材82とカバー部材86とを組み付けた状態において、下側のガイド棒84は、下側のガイド孔93に挿通されている。この実施形態において、ガイド棒84,84及びガイド孔93,93は、ベース部材82とカバー部材86とを組み付ける際のガイド部として機能する。
図6に示すように、カバー部材86は、右端部86rに、係合片94を備えている。係合片94の形状は、カバー部材86の右端部86rから前方へ向かったのち後方へ向かって屈曲した形状である。即ち、係合片94は、上方から見たときに、くの字型に曲がっており、左右方向へと比較的容易に撓むことができる。係合片94の先端部には、右方に向かって突出する操作部94a,94aと、該操作部94a,94aの間に挟まれた切欠き部94bと、を備えている。カバー部材86は、右端部86rに、環状の第2取付環95を備えている。第2取付環95は、右端部86rから右方に向かって突出している。
カバー部材86は、近接部86bに、内部端子105が挿通される内部端子孔96を備えている。内部端子孔96の周囲における近接部86bの厚さは、他の部分におけるカバー部材86の厚さと同一又は略同一である。即ち、この実施形態において、主基板ケース81は、内部端子孔96の周囲に、該内部端子孔96を囲う壁となる部分を備えていない。したがって、主基板ケース81は、近接部86bの厚さ分を除いて、内部端子105の延出方向と直交する方向における内部端子105の側面105aと接触又は近接する保護面を有していない。主制御基板100が主基板ケース81に収容された状態において、内部端子105は、内部端子孔96において、近接部86bの後面よりも後方へ突出している。この実施形態において、内部端子105は、他の基板(副制御基板71,76)と制御信号の送信を可能に接続するためのケーブルが接続されている。
カバー部材86は、外部端子103が挿通される外部端子孔97を備えている。外部端子孔97の形状は、後方から見たときに、外部端子103の外形に対応した四角形である。カバー部材86は、外部端子孔97の右縁部から後方に向かって延びる右壁98a、外部端子孔97の下縁部から後方に向かって延びる下壁98b、及び外部端子孔97の左縁部から後方に向かって延びる左壁98cを備えている。外部端子孔97の上縁部には、膨出部86aの下壁86cが後方に向かって立設されている。即ち、外部端子孔97は、壁86c,98a〜98cによって囲まれている。したがって、壁86c,98a〜98cは、外部端子孔97を囲い、且つ外部端子103の側面103aと対向する対向面98dを形成している。このように、主基板ケース81(カバー部材86)の対向面98dは、外部端子103の延出方向と直交する方向における外部端子103の側面103aに沿って延びる保護面に相当する。また、この実施形態の対向面98dは、外部端子103を囲う環状面である。
図11に示すように、膨出部86aの下壁86cは、外部端子103との対向面に、第1スペーサ98eと、第2スペーサ98f,98fと、を備えている。第1スペーサ98eは、左右方向に沿って延びているとともに、壁98a〜98cの先端面98gと面一にされている。第2スペーサ98f,98fは、第1スペーサ98eから前方(主制御基板100側)へ向かって延びている。下壁86cのうち、スペーサ98e,98f,98fが設けられている部分は、これらスペーサ98e,98f,98fにおいて、外部端子103と対向している。したがって、外部端子103の側面103aと、膨出部86aの下壁86cとの間には、スペーサ98e,98f,98fによって、隙間S1が形成される。この実施形態では、隙間S1によって、外部端子103と図示しないケーブルとの接点において生じ得る熱を逃がすことができる。
主制御基板100が主基板ケース81に収容された状態において、外部端子103の先端面103bは、外部端子孔97を囲う壁98a〜98cの先端面98gから僅かに後方へ突出するようになっている。なお、図11においては、外部端子103を二点鎖線で示している。外部端子103の先端面103bは、上方から見たときに、膨出部86aよりも後方に突出していない。したがって、仮に主基板ユニット80の上方から遊技球が落下してきた場合であっても、該遊技球が外部端子103に接触し難くなっている。
また、この状態において、外部端子103は、該外部端子103を囲う壁86c(スペーサ98e,98f,98f),98a〜98cと近接している。即ち、対向面98dは、外部端子103に近接している。なお、対向面98dは、その一部が外部端子103の側面103aと接触していてもよく、その全部が側面103aと接触していてもよい。また、外部端子103は、その略全体が壁86c,98a〜98cに埋没している。即ち、外部端子103の側面103aは、その略全体が対向面98dと対向している。
上述のように、外部端子103には、照合機器と接続するためのケーブルが抜き差しされる。その際、外部端子103には、左右方向や上下方向に沿って負荷がかかる可能性が高い。しかしながら、この実施形態の主基板ケース81には、外部端子103の側面103aに近接させて、対向面98dが備えられている。したがって、ケーブルの抜き差しに伴って外部端子103に負荷がかかる場合であっても、外部端子103を対向面98dによって支持し、外部端子103を保護することができる。このように、この実施形態において、壁86c,98a〜98cは、外部端子103を保護する端子保護部98を構成している。
図6及び図11に示すように、カバー部材86は、近接部86bに、近接部86bから後方へと突出するボタン保護部99を備えている。ボタン保護部99の後面99aは、上方から見たときに、膨出部86aよりも後方に突出していない。ボタン保護部99は、RWMクリアボタン104が挿通されるボタン孔99bを備えている。即ち、膨出部86aは、RWMクリアボタン104が挿通されるボタン孔99bの上部において、RWMクリアボタン104よりも遊技盤20の後方に突出している突出部に相当する。ボタン保護部99は、ボタン孔99bの周囲を囲っている凹部99cを備えている。即ち、ボタン孔99bの周囲の少なくとも一部は凹んでいる。主制御基板100が主基板ケース81に収容された状態において、RWMクリアボタン104は、上方から見たときに、ボタン保護部99の後面99aよりも後方へ突出していない。したがって、仮に主基板ユニット80の上方から遊技球が落下してきた場合であっても、該遊技球がRWMクリアボタン104に接触し難くなっている。
次に、遊技盤20に主基板ユニット80を組み付けた状態について説明する。
図9及び図10に示すように、主基板ユニット80の突出部85cは、液晶パネルユニット60に設けられた左係合部67(挿入部67a)の右方から、挿入部67aに挿入されている。したがって、主基板ユニット80は、主基板ユニット80にある突出部85cと、液晶パネルユニット60にある左係合部67とによって、後方への移動が規制されている。左係合部67には、上壁67bと下壁67cとが設けられていることから、挿入部67aに突出部85cを挿入する際にガイドすることができる。この実施形態において、突出部85cは、第1部材としての液晶パネルユニット60に取り付けられる取付け部に相当する。
また、係合片94は、液晶パネルユニット60に設けられた右係合部66に挿入されている。この状態において、右係合部66の右係合片66dは、係合片94の切欠き部94bに嵌り込むように係合している。したがって、主基板ユニット80は、液晶パネルユニット60にある右係合部66と、液晶パネルユニット60にある係合片94とによって、後方への移動が規制されている。
上述したように、係合片94は、左右方向に撓むことができることから、係合片94を右係合部66へと挿入するときに必要な力を低減できる。また、係合片94の操作部94a,94aを操作して、係合片94を左方へと撓ませることにより、右係合片66dと切欠き部94bとの係合を簡単に解除できる。また、搭載枠部材50に設けられた下係合部53は、下係止片53bによって、主基板ケース81の下縁部と係合している。したがって、主基板ユニット80は、搭載枠部材50にある下係合部53によって、後方への移動が規制されている。
このように、この実施形態の主基板ユニット80は、第1部材としての液晶パネルユニット60と、第2部材としての搭載枠部材50とに跨って取り付けられている。したがって、例えば、主基板ユニット80を液晶パネルユニット60ごと、パチンコ遊技機10から取り外そうとした場合であっても、主基板ユニット80が搭載枠部材50にも取り付けられていることから、主基板ユニット80をパチンコ遊技機10から取り外せないようになっている。
また、図3(a)及び図3(b)に示すように、搭載枠部材50の第1取付環55と、主基板ユニット80(カバー部材86)の第2取付環95とは、結束バンド110によって固定されている。したがって、搭載枠部材50から主基板ユニット80を取り外す場合には、結束バンド110を切断する必要がある。即ち、主基板ユニット80と搭載枠部材50とは、破壊することなく分離不能に固定されている。したがって、この実施形態では、基板ユニット80が搭載枠部材50から取り外されたときに、取付環55,95において取り外しの痕跡を残させることができる。この実施形態において、結束バンド110は、搭載枠部材50と主基板ケース81とを固定する固定部に相当する。
したがって、この実施形態のパチンコ遊技機10は、次の効果を奏する。
(1)この実施形態によれば、主制御基板100を収容している主基板ケース81は、液晶パネルユニット60と搭載枠部材50とに跨って取り付けられていることから、液晶パネルユニット60ごと主制御基板100を取り外したり、搭載枠部材50ごと主制御基板100を取り外したりし難い。したがって、不正な基板の交換を抑制し、セキュリティ性を向上できる。
(2)この実施形態によれば、ベース部材82とカバー部材86とがそれぞれに有する係合部(凹部83b及び凸部87c)同士を係合させることで、主制御基板100を主基板ケース81に収容する作業が簡便にできる。したがって、主制御基板100を主基板ケース81に収容する際の作業性を向上できる。
(3)この実施形態によれば、ベース部材82とカバー部材86とがそれぞれに有する固定部(カシメ部85,88)同士を、破壊しなければ分離不能に固定することで、主基板ケース81が開封されたときに、その痕跡を残すことが可能になる。このため、仮に、正規な主制御基板100が、不正な基板に交換された場合であっても、交換の有無を判別し易くできる。したがって、セキュリティ性を向上できる。
(4)この実施形態によれば、液晶パネルユニット60に取り付けられる突出部85cは、ベース部材82とカバー部材86とを固定する第1カシメ部85に設けてある。このため、カシメ部85,88同士を固定する作業と、主基板ケース81を取り付ける作業と、について、作業対象を分り易くできる。
(5)この実施形態によれば、主制御基板100を収容している主基板ケース81は、液晶パネルユニット60と搭載枠部材50とに跨って取り付けられていることから、液晶パネルユニット60ごと主制御基板100を取り外したり、搭載枠部材50ごと主制御基板100を取り外したりし難い。そして、搭載枠部材50と、主基板ケース81と、を固定する結束バンド110は、破壊することなく主基板ケース81を取り外すことが不能に構成されていることから、主基板ケース81を取り外したときに、その痕跡を残すことが可能になる。このため、仮に、正規な主制御基板100が、不正な基板に交換された場合であっても、交換の有無を判別し易くできる。したがって、不正な基板の交換を抑制し、セキュリティ性を向上できる。
(6)この実施形態によれば、外部端子103は、外部端子103が傾こうとしたとき又は外部端子103が傾いたときに、外部端子103の側面に沿って延びる保護面としての対向面98dによって支持される。したがって、外部端子103を保護できる。
(7)この実施形態によれば、外部端子103の側面103aが対向面98dによって囲われているため、何れの方向においても外部端子103を保護できる。
(8)この実施形態によれば、対向面98dは、外部端子103の側面103aに近接又は接触している。したがって、外部端子103が大きく傾くことを抑制し、より保護できる。
(9)この実施形態によれば、主基板ケース81は、ボタン孔99bを備えており、ボタン孔99bの周囲は凹部99cによって凹んでいる。したがって、RWMクリアボタン104と遊技球とが接触することを抑制できる。したがって、誤操作の発生を抑制できる。
(10)この実施形態によれば、主基板ケース81は、ボタン孔99bの上部において、RWMクリアボタン104よりも遊技盤20の後方へ突出している膨出部86aを備えている。したがって、遊技盤20の後方を落下する遊技球がRWMクリアボタン104に接触し難くなる。したがって、誤操作の発生を抑制できる。
(11)この実施形態によれば、ケーブルの取り外しが比較的少ないと想定される内部端子105については、保護面を設けないことにより作業スペースを確保し、接続作業を行い易くできる。
(12)この実施形態によれば、液晶パネルユニット60は、遊技盤20の裏面の大半を覆う大きさである。したがって、主基板ユニット80を搭載枠部材50のみに取り付けようとすると、主基板ユニット80や液晶パネルユニット60の配置関係について、設計の自由度が低くなる。しかしながら、この実施形態では、主基板ユニット80を搭載枠部材50と液晶パネルユニット60とに跨って取り付けることで、設計の自由度を向上させている。
(13)この実施形態によれば、主基板ユニット80は、液晶パネルユニット60の後側に取り付けられることに起因して、遊技盤20の後側において最も後方に突出している。したがって、遊技盤20の後側を落下する遊技球が接触する可能性が高くなる。しかしながら、この実施形態では、膨出部86aによって、遊技球と外部端子103やRWMクリアボタン104との接触を抑制し、保護できる。
例えば、上述した実施形態は、次のような別の実施形態に変更してもよい。
・図12に示すように、主基板ケース81は、ボタン保護部99を囲う右壁151、下壁152、及び左壁153を備えていてもよい。即ち、ボタン保護部99は、壁86c,151〜153によって囲まれていてもよい。この場合、右壁151は、外部端子103を囲う左壁98cと兼用されていてもよい。これによれば、遊技盤20の後側を落下する遊技球がRWMクリアボタン104に接触することを抑制できる。また、下壁152の上面152aは、後方に向かうほど下方へと下がる傾斜面であってもよい。これによれば、遊技盤20の後側を落下する遊技球が下壁152に接触した場合であっても、該遊技球を後方(RWMクリアボタン104とは反対側)へと誘導することができる。したがって、誤操作の発生を抑制できる。
・端子保護部98やボタン保護部99の上壁は、膨出部86aの下壁86cと兼用されていなくてもよい。
・ボタン保護部99によって保護する操作部材は、音量調節ツマミであってもよい。また、ボタン保護部99は、複数の操作部材を保護していてもよい。
・主制御基板100は、RWMクリアボタン104を備えていなくてもよい。この場合、ボタン保護部99は省略してもよい。
・端子保護部98は、複数の端子を保護していてもよい。
・搭載枠部材50の第1取付環55と、主基板ユニット80の第2取付環95とは、近接していてもよく、さらに接触するように隣り合っていてもよい。これによれば、搭載枠部材50と主基板ユニット80との遊びをなくし、強固に固定できる。
・第1取付環55は、液晶パネルユニット60に設けられていてもよい。また、第1取付環55は、搭載枠部材50及び液晶パネルユニット60の両方に設けられ、主基板ケース81に2つの第2取付環95が設けられていてもよい。これによれば、主基板ケース81は、搭載枠部材50及びパネルケース61の両方に対して、破壊することなく分離不能に固定できる。
・結束バンド110に代えて、主基板ケース81と搭載枠部材50とを固定するための構造として、カシメ部85,88を固定するためのカシメ構造を採用してもよい。即ち、主基板ケース81は、破壊することなく分離不能に固定されておればよい。
・カシメ部85,88の固定には、結束バンドを用いてもよい。即ち、ベース部材82とカバー部材86とは、破壊することなく分離不能に固定されておればよい。
・ベース部材82の第1係合部及びカバー部材86の第2係合部は、上記実施例のような凹部83bや凸部87cに限られない。例えば、ベース部材82に凸部を設け、カバー部材86に凹部を設けてもよい。
・取付け部に相当する突出部85cは、カバー部材86の第2カシメ部88に設けてもよい。突出部85cが取り付けられる左係合部67は、搭載枠部材50に設けられていてもよい。このように変更しても、カシメ部85,88同士を固定する作業と、主基板ケース81を取り付ける作業と、について、作業対象を分り易くできる。
・外部端子103は、照合機器とは異なる外部機器を接続するための端子であってもよい。なお、外部端子103は、主制御基板100とは異なる基板(副制御基板71,76など)を接続するための端子であってもよく、外部端子103を省略してもよい。なお、外部端子103を備えない場合には、端子保護部98を省略してもよい。
・主制御基板100は、複数の内部端子105を備えていてもよい。この場合、主基板ケース81は、内部端子105を主基板ケース81の外部に突出させるための孔を内部端子105と同じ数だけ備えているとよい。
・主基板ケース81に収容する基板は、副制御基板71,76であってもよく、これとは異なる基板であってもよい。
・主基板ケース81には、複数の基板が収容されていてもよい。例えば、主制御基板100に加えて、副制御基板71,76が収容されていてもよい。
・主基板ケース81は、壁86c,98a〜98cのうちの一部または全部を備えていなくてもよい。ただし、外部端子103を保護する観点から、壁86c,98a〜98cのうちの少なくとも一部を備えていることにより、外部端子103を保護する保護面を形成することが好ましい。換言すれば、保護面は、外部端子孔97の周囲の少なくとも一部に形成されておればよく、外部端子103を囲う環状でなくてもよい。
・端子保護部98は、外部端子孔97を囲う円環状の壁や、楕円環状の壁を備えていてもよい。ボタン保護部99についても同様に変更できる。
・壁86c,98a〜98cの形状は適宜変更してもよい。例えば、外部端子孔97の周囲から後方に向かって突出する複数の柱状部分によって、外部端子103の周囲を断続的に囲っている保護面を形成してもよい。また、壁86c,98a〜98cは、格子状の構造を有していてもよい。
・主基板ケース81は、スペーサ98e,98f,98fを備えていていなくてもよい。
・主基板ユニット80は、複数の部材に跨って取り付けられておればよい。例えば、第1部材は、第1副基板ユニット70であり、第2部材は、第2副基板ユニット75であってもよい。また、第1部材は、遊技盤20であり、第2部材は、搭載枠部材50であってもよい。
・主基板ユニット80は、3つ以上の部材に跨って取り付けられていてもよい。例えば、液晶パネルユニット60と、搭載枠部材50と、第1副基板ユニット70とに跨って取り付けられていてもよい。この場合、主制御基板100だけではなく、第1副制御基板71についても、他の部材ごと取り外されてしまうことを抑制できる。
・パチンコ遊技機10は、液晶パネル31に代えて、プラズマディスプレイ型のパネルであってもよく、有機EL型のパネルであってもよい。
・遊技機としてのスロットマシンに適用されてもよい。この場合、スロットマシンは、遊技媒体としてメダルが用いられる。主制御基板100のCPU102は、操作レバーの操作を受け付けると役抽選を行い、リールの回転を開始させる。CPU102は、ストップボタンの操作を受け付けると、役抽選の結果とストップボタンの操作タイミングとに応じてリールを停止させ、図柄の組み合わせ(表示結果)を導出させる。そして、CPU102は、有効ライン上に停止された図柄の組み合わせが、賞を付与するものとして予め定めた図柄の組み合わせである場合には、該図柄の組み合わせに定めた賞を遊技者に付与する。例えば、賞は、再遊技(リプレイ遊技)、メダルの払い出し、ボーナス遊技の付与、及びART状態の付与などである。
次に示す技術的思想は、上述した実施形態から把握できる。
(イ)基板と、前記基板を収容しているケースと、を備えた遊技機において、前記基板は、外部機器と接続するための外部端子を備え、前記ケースは、前記外部端子の延出方向と直交する方向における前記外部端子の側面に沿って延びる保護面を備えている。一般に、基板は、外部機器を接続するための外部端子を備えている場合がある。このような、外部端子は、外部機器と接続するためのケーブルが抜き差しされるため、負荷がかかり易い。したがって、外部端子を適切に保護することが期待されている。技術的思想イによれば、外部端子を適切に保護することができる。
20…遊技盤、21…遊技領域、50…搭載枠部材(第2部材)、60…液晶パネルユニット(第1部材)、61…パネルケース、71…第1副制御基板(他の基板)、76…第2副制御基板(他の基板)、81…主基板ケース(ケース)、82…ベース部材(第1ケース部材)、83b…凹部(第1係合部)、85…第1カシメ部(第1固定部)、85c…突出部(取付け部)、86…カバー部材(第2ケース部材)、86a…膨出部(突出部)、87c…凸部(第2係合部)、88…第2カシメ部(第2固定部)、98d…対向面(保護面)、99b…ボタン孔(孔)、99c…凹部、100…主制御基板(基板)、103…外部端子、103a…側壁、104…RWMクリアボタン(操作部材)、105…内部端子、110…結束バンド(固定部)。

Claims (2)

  1. 遊技盤と、
    前記遊技盤の後側に取り付けられた第1部材と、
    前記遊技盤の後側に取り付けられた第2部材と、
    基板と、
    前記基板を収容しているケースと、を備え、
    前記ケースは、前記第1部材と前記第2部材の後側に位置し、前記第1部材と前記第2部材とに跨って取り付けられており、
    前記ケースは、前記基板が前記ケースに収容された状態において、前記基板における電子部品の実装面から離間する方向に向かって突出する膨出部と、前記膨出部の下方に、前記基板に近接した状態で広がる近接部とを備え、
    前記膨出部は、前記実装面から離間する方向に向かって突出する上壁と、前記上壁よりも下方において前記実装面から離間する方向に向かって突出する下壁とを備え、
    前記近接部には、外部機器を接続するための外部端子が挿通される外部端子孔と、メモリのRWM領域に記憶されたデータを消去するための操作が可能なRWMクリアボタンが挿通されるボタン孔が形成されており、
    前記基板が前記ケースに収容された状態において、前記外部端子の先端面および前記RWMクリアボタンは前記膨出部よりも突出しておらず、
    前記外部端子孔に前記外部端子が挿通された状態において、前記外部端子と前記下壁との間は離間しており、前記外部端子と前記下壁との間には前記近接部よりも前記実装面から離間する方向に突出する突出部が介在されていることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技盤と、
    前記遊技盤の後側に取り付けられた第1部材と、
    前記遊技盤の後側に取り付けられた第2部材と、
    基板と、
    前記基板を収容しているケースと、を備え、
    前記ケースは、前記第1部材と前記第2部材の後側に位置し、前記第1部材と前記第2部材とに跨って取り付けられており、
    前記ケースは、前記基板が前記ケースに収容された状態において、前記基板における電子部品の実装面から離間する方向に向かって突出する膨出部と、前記膨出部の下方に、前記基板に近接した状態で広がる近接部とを備え、
    前記近接部には、外部機器を接続するための外部端子が挿通される外部端子孔と、メモリのRWM領域に記憶されたデータを消去するための操作が可能なRWMクリアボタンが挿通されるボタン孔が形成されており、
    前記基板が前記ケースに収容された状態において、前記外部端子の先端面および前記RWMクリアボタンは前記膨出部よりも突出しておらず、
    前記外部端子は、前記膨出部の下壁に対向する対向面を有し、
    前記膨出部の下壁は、前記外部端子の対向面に対向する対向面にスペーサを備え、
    前記外部端子の対向面と前記膨出部の下壁との間には、前記スペーサによって隙間が形成されていることを特徴とする遊技機。
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