JPH10286357A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH10286357A
JPH10286357A JP11187997A JP11187997A JPH10286357A JP H10286357 A JPH10286357 A JP H10286357A JP 11187997 A JP11187997 A JP 11187997A JP 11187997 A JP11187997 A JP 11187997A JP H10286357 A JPH10286357 A JP H10286357A
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ball
winning
detection sensor
ball detection
winning opening
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JP11187997A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 第3者機関にて遊技機の検査時に、入賞口へ
入賞した遊技球を検出するセンサの取り付けを容易にす
ることができる遊技機を提供する。 【解決手段】 第3者機関では検査時に、遊技機の裏機
構盤111を開いて上部球寄せ部材121への作業がで
きるようにし、例えば一般入賞口からの入賞球を検出す
るための球検出センサ204を取り付けるために、特別
図柄表示装置43の枠体43wの他方の端部側に形成さ
れている固定用の穴43bから上部球寄せ部材121に
形成されているロック部185を外し、蝶着部材43a
を支点として特別図柄表示装置43を回動する(破線位
置)。次いで、球検出センサ204を上部球寄せ部材1
21に形成された保持部に挿入して保持し、その後、特
別図柄表示装置43を回動して元の取り付け位置(実線
位置)に戻す。これにより、第3者機関で一般入賞口へ
の入賞球の検査を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の第3者機関
にて当該遊技機が所定の運用基準を満たしているかどう
かの検査を行う際に、電気部品構成部材(例えば、特別
図柄表示装置、中継基板等)を回動可能にして、球検出
装置を備えていない入賞口への球検出センサの取り付け
を容易にした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機などの遊技機は、所定の
第3者機関にて当該遊技機が所定の運用基準を満たして
いるかどうかの検査が行われ、検査に合格したものだけ
が遊技店に販売可能になっている。通常のパチンコ遊技
機は、役物を動作させるための役物始動口や、図柄(例
えば、可変表示装置の図柄:いわゆる特図)を変動させ
るための図柄始動口を備えており、これらの始動口には
入賞した遊技球を電気的に検出するセンサが設けられて
いる。一方、このような入賞球を検出するセンサを設け
ていない入賞口(例えば、天入賞口)も備えている。
【0003】従来、第3者機関では球を検出するセンサ
を備えた入賞口(例えば、始動口)においては、当該セ
ンサの電気的な信号を検査するとともに、球を検出する
センサを備えていない入賞口には、新たに球検出センサ
を設けることにより、遊技球が各入賞口へ入賞する度合
いを調べ、当該遊技機が運用基準を満たしているかどう
かの判断材料にしている。所定の運用基準とは、例えば
「風俗営業等の規則及び業務の適正化に関する法律」に
おける「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」
に定めがあるもので、例えば遊技機の性能に関する規格
では「遊技球の試射試験を十時間以上行った場合におい
て、獲得された遊技球の総数に占める役物の作動により
獲得された遊技球の数の割合が、おおむね七割を超える
ものでないこと。」という定めがある。さらに、「入賞
できない入賞口があってはならない」という規定もあ
る。そのため、全ての入賞口に対して、当該入賞口に入
賞したか否かを判定するためにセンサを設けて検査を行
う必要がある。
【0004】したがって、第3者機関では遊技盤上のす
べての入賞口において、打球がどれくらい入賞するかと
いう検査を行うことになり、この場合、既に球検出セン
サを備えている入賞口(例えば、始動口)においては、
球検出センサのリード線より入賞信号を抽出することで
検査を実行する。また、球検出センサを備えていない入
賞口(例えば、一般入賞口)には当該入賞口毎に、新た
に球検出センサを取り付けて入賞信号を検出し検査を実
行することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の遊技機にあっては、第3者機関における遊技機の検
査時に、以下のような問題点があった。近年、パチンコ
遊技機のハイテク化が進んでいわゆる特図の可変表示を
行う液晶表示器などを搭載するに従い、遊技盤の前面、
裏面共に当該液晶表示器に関連する部材等の実装密度が
高まる傾向にある。また、遊技店が遊技機の情報をホー
ルコンピュータによって収集するようになったため、遊
技機側でもホールコンピュータへ接続するための接続基
板等を遊技機背面側に設けるようになり、遊技盤の背面
側は様々な部材で覆われるようになっている。
【0006】ところが、第3者機関において、遊技機の
検査時を行う際に、これらの部材が障害になっていると
いう問題点があった。それは、新たに球を検出するセン
サを遊技盤の背面に取り付けようとした場合に、場所に
よっては、これらの部材に妨害されて球検出センサの取
付作業が非常に困難であるとい問題であった。この場
合、球検出センサを新たに取り付けようとすると、例え
ば液晶表示器に関連する部材等を一旦取り外しす作業が
必要になったり、あるいは取り外した部材を正常に取り
付けできない等の極めて面倒な事態が発生するおそれが
あり、この点で球検出センサを容易に(例えば、簡単な
作業)で取り付け/取り外しができるような構成が望ま
れている。
【0007】そこで本発明は、所定の第3者機関にて遊
技機の検査時に、入賞口へ入賞した遊技球を検出するセ
ンサの取り付けを容易にすることができる遊技機を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、当該遊技機に対して
着脱自在に取り付けられた遊技盤と、前記遊技盤の遊技
領域に設けられた入賞装置と、前記遊技盤の裏面に所要
の大きさに設けられ、前記入賞装置に入賞した遊技球を
流下案内する入賞球集合部材と、当該遊技機に関連し、
前記入賞球集合部材の背面側の所定部位に所要の大きさ
の枠体に一体的に固定して前記入賞球集合部材と重合的
に設けられた電気部品構成部材と、を備えた遊技機にお
いて、前記入賞球集合部材には、当該入賞球集合部材と
前記電気部品構成部材とが重合する部分に、入賞した打
球を1個宛てに検出可能な入賞検出器を保持する保持手
段を設け、前記電気部品構成部材の枠体の一方の側を回
動手段により、前記入賞球集合部材と前記電気部品構成
部材との重合部分を開放状態に回動可能に設けるととも
に、他方の側を閉止手段により閉止可能に構成し、所定
の第3者機関において前記電気部品構成部材を前記開放
状態に回動させて、前記保持手段に対して入賞検出器を
前記入賞球集合部材の裏面側から挿脱自在に保持できる
ように構成したことを特徴とする。
【0009】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記入賞球集合部材の保持手段に設け
られて、前記入賞検出器が取り付けられる挿着開口部
は、遊技球が通過できない形状としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をパチ
ンコ遊技機(弾球遊技機であり、以下、遊技機と略称)
に適用した一実施例として図面を参照して説明する。 A.遊技機の正面構成 図1は遊技機の正面を示す図である。図1において、1
は遊技機であり、遊技機1は額縁状前面枠11と、ガラ
スを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技機1に対し
て着脱自在に取り付けられ、遊技領域の形成された遊技
盤13と、前面表示パネル14と、前面表示パネル14
の下方の前面操作パネル15とを有している。額縁状前
面枠11はパチンコ機1を設置している木製の機枠16
(図2、図3参照)に対して上部蝶番17および下部蝶
番18によって開閉可能に支持され、金枠12は額縁状
前面枠11に開閉可能に支持されている。
【0011】前面表示パネル14は一端側が額縁状前面
枠11に開閉可能に支持され、賞球を受ける上皿21が
形成されるとともに、上皿21の球を球貯留皿32に移
すために両者を接続する通路を開閉するための開閉レバ
ー22が設けられている。前面操作パネル15には、灰
皿31および球貯留皿(受皿)32が形成されるととも
に、球貯留皿32に貯留された球を外部下方に抜くため
の球抜きレバー33が設けられている。また、前面操作
パネル15の右端部側には発射装置の発射操作ノブ34
が設けられている。発射操作ノブ34は1列に整列して
いる遊技球のうち、発射位置にあるものを1個ずつ遊技
盤前面の遊技領域内に弾発させる発射装置の操作を行う
ものである。一方、遊技機1の額縁状前面枠11の上部
には賞品球排出時や貸球排出時に点灯する排出表示器3
5が設けられている。
【0012】次に、遊技盤13は発射された遊技球を上
方から落下させつつアウトあるいはセーフの判定を行う
領域であり、入賞口に球が入って有効にセーフとなる場
合は所定数の賞品球が球排出装置から排出されて、これ
が上皿21に供給される。また、発射操作ノブ34を操
作して球が発射されても、ファールになったときには、
パチンコ球が発射位置に戻るか、あるいは球貯留皿32
に排出される。遊技盤13における遊技領域は球を用い
て遊技を行うものであれば、例えばいわゆる「第1種」
に属するものあるいは図柄表示装置を備えた「第3種」
に属するもの、あるいは他の機種等であっても、任意の
構成をとり得るが、一例として本実施例では「第1種」
に属するタイプのものを用いている。
【0013】遊技盤13の遊技領域の周囲には弾発され
た球を遊技領域の上方部まで案内したり、下方のアウト
球流入口41まで案内するなどの機能を有するレール4
2が配置されている。また、遊技領域のほぼ中央部には
TV表示器を有する特別図柄表示装置43が配置されて
いる。特別図柄表示装置43の下方には、始動入賞口4
4が配置されるとともに、特別図柄表示装置43の作動
結果によって遊技球を受け入れない第1の状態から受け
入れ易い第2の状態に変動する大入賞口としての変動入
賞装置45が配置されている。
【0014】特別図柄表示装置43は始動入賞口44に
球が入賞したとき、特別図柄(以下、適宜特図という)
の内容を変化させ、その図柄が特定の利益状態(例え
ば、大当りのゾロ目状態:「777」など)になると、
変動入賞装置45が開放し、いわゆるV入賞を条件に最
大限所定のサイクルだけ変動入賞装置45の開放が継続
するような大当りゲームが行われるようになっている。
ここで、始動入賞口44および変動入賞装置45(大入
賞口)には入賞した球を検出可能な球検出センサ(検出
手段)が設けられており、これらの始動入賞口44およ
び変動入賞装置45は検出機能付入賞装置に相当する。
球検出センサとしては、例えば先端部に球を磁気によっ
て検出する球検出部を有する近接センサが用いられる。
【0015】また、遊技盤13には上記検出機能付入賞
装置の他に、入賞した球を検出可能な球検出センサ(検
出手段)を有しない一般入賞装置(入賞装置に相当)が
複数設けられている。一般入賞装置としては、特別図柄
表示装置43の上部にある天入賞口46、特別図柄表示
装置43とほぼ同じ高さの左右側方に配置された一般入
賞口47、48、特別図柄表示装置43よりも下方の左
右側方に配置された一般入賞口49、50、変動入賞装
置45と一体的に配置された一般入賞口51、52があ
る。なお、一般入賞口47を左上入賞口、一般入賞口4
8を右上入賞口、一般入賞口49を左下入賞口、一般入
賞口50を右下入賞口、一般入賞口51を左落とし入賞
口、一般入賞口52を右落とし入賞口とそれぞれ適宜称
する。
【0016】さらに、遊技領域内の適宜位置には風車と
呼ばれる打球方向変換部材が回転自在に複数設置されて
おり、それらは点灯(あるいは点滅)可能な打球方向変
換部材61と、点灯(あるいは点滅)しない打球方向変
換部材62とがある(符号付けはそれぞれ1つの部材に
し、他は繁雑になるので省略)。また、遊技領域内には
障害釘(図示略)が多数植設されているとともに、遊技
盤13内にはサイドランプ63、64が設けられてい
る。サイドランプ63、64はゲーム内容に応じて適当
に点灯あるいは点滅して遊技の臨場感を高めるものであ
る。
【0017】B.遊技機の裏機構 次に、図2は遊技機1の裏機構を示す図であり、図3は
額縁状前面枠11を機枠16から開き、さらに裏機構盤
111を金属フレーム112から開いた状態を示してい
る。これらの図において、遊技機1における裏機構の主
要なものとして、貯留タンク(上タンク)101、誘導
路102、中継基盤(外部端子基盤)103、球排出装
置104、排出制御回路盤105、役物制御回路盤10
6、発射回路盤107、スピーカ108、セーフ球排出
装置109および裏機構盤の基枠体110がある。
【0018】基枠体110は合成樹脂製の一体成型品か
ら形成され、遊技機1の前面枠11の裏側に固定された
金属フレーム112に取り付けられている。そして、こ
の基枠体110の上に各種のユニット部品、例えば貯留
タンク101、誘導路102、中継基盤(外部端子基
盤)103、球排出装置104、排出制御回路盤10
5、役物制御回路盤106などが取り付けられており
(例えば、ワンタッチの爪部材によって固定される)、
これらの各種ユニット部品と基枠体110とを総称する
概念として裏機構盤111と称している。
【0019】貯留タンク101は排出される前の球を予
め貯留しておくもので、この貯留タンク101の球数の
不足は補給センサ(図示略)によって検出され、不足の
ときは島設備から球が補給される。貯留タンク101内
の球は誘導路102により誘導され、球排出装置104
によって排出される。中継基盤103はAC電源の入力
やホールの管理装置との間における信号の授受などにつ
いての中継を行うものである。排出制御回路盤105は
球の排出に必要な各種制御を行うもので、役物制御回路
盤106は遊技盤における役物の作動に必要な各種制御
を行うものである。発射回路盤107は球の発射に必要
な各種制御を行うもので、所定のケースに発射制御回路
の基盤が収納されている。
【0020】なお、遊技に必要な効果音(例えば、球の
排出に伴う効果音)や人工合成音はスピーカ108によ
って報知されるようになっており、球排出数、賞態様お
よび球の貸出しに応じて各種の効果音が生成される。セ
ーフ球排出装置109はセーフ球を1宛て検出するセー
フセンサを備え、後述の球寄せ部材によって集められた
セーフ球をセーフセンサにより1個宛て検出し、セーフ
球に対応した賞球排出が行われる毎に、検出したセーフ
球を1個ずつ排出する機構になっている。ここで、制御
回路盤とは、制御回路の基盤(すなわち、制御回路の機
能を実現するボード)と、この基盤を収納している箱型
に形成された金属製あるいは樹脂製のシャーシ箱(枠
体)とを一体として含む概念として用いている。
【0021】基枠体110の中央には、大きく開口した
中央開口部が形成されており、中央開口部は保護カバー
(図示略)によって覆うことができるようになってい
る。なお、この中央開口部は役物装置の取り付けのため
の空間である。保護カバーで覆われる遊技盤13の裏面
側には上部球寄せ部材121および下部球寄せ部材12
2(図3以降参照)が設けられており、図2は保護カバ
ーを開いて除いた状態を示している。
【0022】上部球寄せ部材121には中継基板部12
3およびTV表示器からなる特別図柄表示装置43(図
2ではその裏面側)が配置されている。中継基板部12
3および特別図柄表示装置43は、当該遊技機1に関連
し、上部球寄せ部材121(入賞球集合部材)の背面側
の所定部位に所要の大きさの枠体に一体的に固定して、
上部球寄せ部材121(入賞球集合部材)と重合的に設
けられた電気部品構成部材に相当する。枠体とは、後述
する特別図柄表示装置43の枠体43w、中継基板部1
23の枠体125のことである。中継基板部123は特
別図柄表示装置43や遊技盤13に取り付けられている
部品と、遊技盤13以外の部材間との間の配線の中継を
行う。また、始動入賞口44および変動入賞装置45
(大入賞口)に入賞した球を検出する球検出センサから
延出して役物制御回路盤106に連絡するためのリード
線も上部球寄せ部材121側に延出して中継基板部12
3にコネクタで接続され、中継基板部123を介して役
物制御回路盤106に接続されるようになっている。
【0023】C.遊技盤の裏機構 次に、図4〜図6は遊技盤13の裏機構を示す図であ
る。図4〜図6において、遊技盤13はベニアを素材と
して矩形に形成され、遊技盤13には図1に示したよう
な始動入賞口44、天入賞口46、一般入賞口47〜5
2(入賞口は何れも出口を示す)が設けられているとと
もに、サイドランプ63、64が設けられている。ま
た、ランプ風車61を取り付けるための穴61aが複数
形成されるとともに、変動入賞装置45の開放用ソレノ
イド131、V入賞口閉鎖用ソレノイド132が設けら
れている。
【0024】遊技盤13の裏側には上部球寄せ部材12
1および下部球寄せ部材122がビスなどの固定手段に
よって固定されている。上部球寄せ部材121および下
部球寄せ部材122は、例えば透明の樹脂製(ABS樹
脂等)で、遊技盤13の各入賞口に入ったセーフ球を導
く球案内樋および各球案内樋からの球を集合させる(つ
まり寄せて集める)球案内路(ただし、詳細を後述する
ように球案内路の概念は球案内樋となる通路も含んでい
る)としての機能を有している。したがって、上部球寄
せ部材121および下部球寄せ部材122は入賞球集合
部材を構成する。なお、図4では所定の第3者機関にて
遊技機1の性能に関する検査を行うために、複数の球検
出センサ(入賞検出器)141〜144、201、20
3、204を取り付けた状態(ただし、球検出センサ2
03は図示略)を示している(リード線は図示略)。こ
れらの球検出センサ141〜144、201、203、
204の取り付け構造については詳細を後述する。
【0025】下部球寄せ部材122は図5に示すよう
に、変動入賞装置45の後方を覆う位置にて遊技盤13
に取り付けられるようになっている。図5では遊技盤1
3に変動入賞装置45が組み立てられて取り付け固定さ
れている状態が示されている。そして、変動入賞装置4
5には一般入賞口51、52が一体的に組み立てられて
おり、さらに一般入賞口51、52には球検出センサ1
41、142を係止して保持するそれぞれの保持部16
3、164(図10参照:ただし、図10では一方の保
持部163のみを図示)が一体的に形成されている。図
5ではそれらの保持部163、164の後方部分が示さ
れている。各保持部163、164は一般入賞口51、
52の出口上側に対応する位置にそれぞれ設けられてい
る。
【0026】また、下部球寄せ部材122には球検出セ
ンサ141、142をそれぞれ通過させるための開口部
161、162が形成されている。球検出センサ14
1、142は変動入賞装置45と一体的に組み立てられ
た一般入賞口51、52への入賞球をそれぞれ検出する
ものである。図8は下部球寄せ部材122を前面側(遊
技機1の正面側)から見た様子を示しており、この図に
示すように下部球寄せ部材122には開口部161、1
62が形成されているとともに、複数の球案内路17
1、172が形成されている。なお、球案内路171は
左上入賞口および左下入賞口からのそれぞれ遊技盤13
前面側の入賞入口から下部球寄せ部材122に形成され
ている流下端部(つまり、下部球寄せ部材122におけ
る球案内路171の最下端の球出口のこと:下部球寄せ
部材122の終端部)までとして形成されており、同様
に球案内路172は右上入賞口および右下入賞口からの
それぞれ遊技盤13前面側の入賞入口から下部球寄せ部
材122に形成されている流下端部までとして形成され
ている。
【0027】また、各入賞口から球案内路までの球の通
路のうち、球がほぼ1個程度通る大きさの通路は球案内
樋となっており、複数の入賞口からの球がそれぞれの球
案内樋を通過した後に集合する通路は集合領域で、これ
らの球案内樋および集合領域を含めた通路が球案内路に
なっている。
【0028】ここで、一般入賞装置、球案内樋、球案内
路の概念を整理すると、以下のようになる。 ・一般入賞装置 遊技球を盤面から入賞させる入賞具であり、球が流入す
る大きさの開口部(入賞口入口)から入賞具の流出端部
(入賞口出口)までが球の通路になっている。 ・球案内樋 一般入賞装置に連通し、一般入賞装置の流出端部(入賞
口出口)から出た球を導き後述の集合領域に流下させる
ので、球寄せ部材(例えば、下部球寄せ部材122)に
形成されている通路である。また、球案内樋は球がほぼ
1個当て通過する程度の大きさを有しており、各一般入
賞装置(各入賞口)に対応して個別に設けられている。
したがって、球案内樋に球検出センサを配設することに
より、どの入賞口に入賞したかを個別に検出することが
可能である。一方、球案内路の集合領域に球検出センサ
を配設したのでは、どの入賞口から入賞した球であるか
を判定することができない。そのため、本実施例では各
入賞口に対応して形成してある球案内樋に球検出センサ
を配設する構成になっている。
【0029】・集合領域 各球案内樋からの球を集合させる領域であり、複数の球
案内樋からの球が流入する。集合領域は球寄せ部材に形
成され、球案内樋の下流側に位置している。 ・球案内路 本実施例で用いている球案内路の概念は、球案内樋およ
び集合領域を含め、一般入賞装置の球入口から球寄せ部
材に形成されている流下端部(最下端の球出口)までの
通路をいう。したがって、一般入賞装置の球入口は球案
内路の最上流部分に位置し、ここで各入賞口から球が個
別に検出され、その後、球は集合領域に流下し、最後に
流下端部から出る。球寄せ部材には、球案内樋および集
合領域が連続的に形成され、球案内路として一体的に連
通している。
【0030】例えば、図8の例で説明すると、球案内路
171の場合、球案内樋171aおよび集合領域171
bを含むとともに、さらに集合領域171bには別の入
賞口(例えば、左上入賞口)からの球も流入する集合領
域171cも含まれている。これらの球案内樋171a
および集合領域171b、171cを全体的に球案内路
171として総称している。したがって、左下入賞口
(一般入賞装置49)に入賞した球は左下入賞口から球
案内樋171aに流入し、ここで球検出センサ143に
よって検出され、その後、集合領域171bに流入して
他の球案内樋からの球(集合領域171cを通過してく
る)と集合し、最後に下部球寄せ部材122の流下端部
(最下端の球出口)から出るというルートを経る。
【0031】変動入賞装置45と一体的に組み立てられ
ている一般入賞口51、52には、球検出センサ14
1、142を係止して保持するそれぞれの保持部16
3、164(図10参照:図10では保持部164は図
示略)が形成されており、保持部163、164(保持
部164は図示略)は近接センサからなる球検出センサ
141、142をそれぞれ近接センサの球検出部を内部
へ向って挿着した縦置状態に係止して保持することが可
能な構造になっている。なお、保持部164は保持部1
63と同様の構成である。図9は変動入賞装置45を遊
技盤13に取り付けた状態で球検出センサ141、14
2を遊技盤13の後方から装着する様子を示している。
また、図9では球検出センサ141、142を保持する
それぞれの保持部163、164は、図中の矢印にて示
す辺り全体に対応している。
【0032】ここで、例えば球検出センサ141を保持
する保持部163の構造を図10(a)、(b)を参照
して説明すると、変動入賞装置45は一般入賞口51と
一体的に組み立て可能になっており、一体的に組み立て
れたこれらの変動入賞装置45および一般入賞口51
は、遊技盤13に形成された変動入賞装置取付開口部1
3a(図5参照)に挿入して取り付け固定される。な
お、図9は遊技盤13の変動入賞装置取付開口部13a
に変動入賞装置45および一般入賞口51を挿入して固
定した状態を示している。この場合、変動入賞装置取付
開口部13aと一般入賞口51との間(すなわち、変動
入賞装置取付開口部13aを形成している遊技盤13の
端面と一般入賞口51の端面との間)にはほぼ一定の隙
間(クリアランス)が形成されるようになっており、こ
の隙間(クリアランス)は球検出センサ141を挿着す
る挿着開口部152になっている。挿着開口部152に
球検出センサ141を挿着するには、まず下部球寄せ部
材122に形成されている球検出センサ141を通過さ
せるための開口部161を通す必要があり、この場合、
球検出センサ141を第3者機関の係員が例えば指で掴
んで開口部161を通して挿着開口部152に挿入し、
その後、保持部163に保持して固定するというプロセ
スを経ることになる。したがって、開口部161は第3
者機関の係員が球検出センサ141を例えば指で掴める
ような十分な大きさに形成される。
【0033】そして、挿着開口部152に対して球検出
センサ141の球検出部を内部へ向って縦置状態に挿入
すると、球検出センサ141の端部141kが一般入賞
口51(変動入賞装置45と一体形成)に形成された弾
力性を有する保持片163hに係合するような構造にな
っている。縦置状態に挿入とは、球検出センサ141
(近接センサ)の球検出部を遊技盤13裏側から見て前
方(遊技機1の正面側)に向け、そのまま一般入賞口5
1(変動入賞装置45と一体)の裏面に押し込んだ状態
をいう。
【0034】挿着開口部152は保持片163hを十分
に広げることが可能な大きさに余裕を持って形成されて
いる。また、挿着開口部152は遊技球が通過できない
形状に形成されている。すなわち、挿着開口部152は
遊技球が通過できない大きさおよび形状を有しており、
本実施例では遊技球が通過できない大きさの矩形状に形
成されている。これにより、例えば遊技店の従業員が一
般入賞口51の球案内路へ外部から球を侵入させて、遊
技者に余分に球を与えるといった不正を防止可能にし、
球案内路から球が外部に飛び出してコネクタ等に接触し
て基板等をショートさせるといった事故を防止可能にな
っている。なお、このように保持部163の挿着開口部
152が遊技球が通過できない形状に形成されている構
成は、後述の他の保持部164、165、166、20
2、205、206のそれぞれの挿着開口部(ただし、
他の保持部の開口部は図示略)についても同様である。
【0035】球検出センサ141にはリード線141r
が付いている(他の球検出センサも同様)とともに、球
が通過可能な検出穴141a(他の球検出センサも同
様)が形成されている。なお、球検出センサ141の先
端部は一般入賞口51の内側に形成された保持溝51m
に係合する。また、遊技盤13に形成された開口部16
1は保持片163hを十分に広げることが可能な大きさ
に余裕を持って形成されている。
【0036】これにより、球検出センサ141の検出穴
141aが一般入賞口51に入り、一般入賞口51を通
過する球(すなわち、一般入賞口51に入賞した球)が
球検出センサ141によって検出され、第3者機関にお
いて検査を行うことが可能になる。一方、弾力性を有す
る保持片163hから球検出センサ141の端部141
kを外すことにより、簡単に球検出センサ141を保持
部163から取り外すことができるようになっている。
【0037】また、下部球寄せ部材122には特別図柄
表示装置43よりも下方の左右側方に配置された一般入
賞口49、50への入賞球を検出するための球検出セン
サ143、144を保持する保持部165、166が形
成されており、保持部165、166は近接センサから
なる球検出センサ143、144をそれぞれ長手方向側
面から挿着した横置状態に保持することが可能な構造に
なっている。詳しくは、例えば球検出センサ143を保
持する保持部165の構造を図11(b)を参照して説
明すると、下部球寄せ部材122には一般入賞口49に
入賞した球を案内する球案内路171が形成されており
(図8参照)、この球案内路171に球検出センサ14
3を長手方向側面から挿入し、球検出センサ143の端
部143kが下部球寄せ部材122に形成された弾力性
を有する保持片165hに係合するような構造になって
いる。
【0038】これにより、球検出センサ143の検出穴
143aが球案内路171(詳しくは、球案内樋171
aとなる)に入り、球案内路171のうちの球案内樋1
71a部分を通過する球(すなわち、一般入賞口49に
入賞した球)が球検出センサ143によって検出され、
第3者機関において検査を行うことが可能になる。一
方、弾力性を有する保持片165hから球検出センサ1
43の端部143kを外すことにより、簡単に球検出セ
ンサ143を保持部165から取り外すことができるよ
うになっている。なお、保持部166の構造も同様であ
る。球検出センサ143を横置状態に挿入とは、球検出
センサ143(近接センサ)の長手方向側面が遊技盤1
3の裏面へ接するように取り付けた状態をいう。この場
合、球検出センサ143(近接センサ)の側方部(セン
サ本体の長手方向側面部)は下部球寄せ部材122の表
面から突出しない。
【0039】また、下部球寄せ部材122に形成されて
いる球検出センサ143、144をそれぞれ保持する保
持部165、166は、球検出143、144を挿着す
る挿着開口部(符号は図示していない)に保持片165
h(保持部166の保持片も同様)を有する構成であ
り、挿着開口部の概念は前述した保持部163の場合と
同様である。したがって、保持部165、166のそれ
ぞれの挿着開口部は同様に保持片165h(保持部16
6も同様)を十分に広げることが可能な大きさに余裕を
持って形成されるとともに、挿着開口部152は遊技球
が通過できない形状に形成されている。これは、後述の
その他の保持部202、205、206についても同様
である。
【0040】次に、上部球寄せ部材121は図6に示す
ように、遊技盤13にビス等の固定手段で固定されるよ
うになっており、この上部球寄せ部材121の上に特別
図柄表示装置43および中継基板部123が搭載される
が、その搭載構造は以下のようになっている。図12
(特別図柄表示装置43を上から見た断面)を参照しな
がら説明すると、特別図柄表示装置43は外側に金属製
あるいは樹脂製のシャーシ箱から枠体43wを有してお
り、枠体43wの内部には特別図柄表示制御回路基盤
(図示略)が収納されている。特別図柄表示装置43は
枠体43wの一方の端部に蝶着部材(例えば、蝶番)4
3aを有しており、蝶着部材43a(取り付け用の穴を
有する)を上部球寄せ部材121に形成されている2つ
の止め部181、182に差し込み、ビス183(他方
のビスは図示略)を捩じ込むことにより、枠体43wの
一方の端部側を上部球寄せ部材121に固定する。
【0041】このとき、蝶着部材43aは回動自由な構
造であり、止め部181、182に差し込んで枠体43
wの一方の端部側を固定しても、蝶着部材43aを回動
させることにより、特別図柄表示装置43の枠体43w
の他方端部側を開くことが可能である。したがって、蝶
着部材43aは回動手段を構成し、上部球寄せ部材12
1(入賞球集合部材)と特別図柄表示装置43(電気部
品構成部材)との重合部分を蝶着部材43aによって開
放状態に回動可能に設けた状態になる。
【0042】蝶着部材43aを止め部181、182に
固定した後、特別図柄表示装置43の枠体43wの他方
の端部側に形成されている固定用の穴43bに上部球寄
せ部材121に形成されている2つのロック部185、
186を差し込んで固定する。このようにして、特別図
柄表示装置43が上部球寄せ部材121に取り付けられ
る。なお、ロック部185、186は弾力性のある部材
からなり、かつ先端が丸い形状で太くなっており、特別
図柄表示装置43の枠体43wに形成されている固定用
の穴43bに入れると、外れないようにロック可能にな
っている。取り外すときは、ある程度の力で特別図柄表
示装置43の枠体43wを引張ると、ロック部185、
186のロック力が解除され、簡単に特別図柄表示装置
43を回動させて上部球寄せ部材121から取り外して
開く(図12の破線位置)ことが可能である。
【0043】特別図柄表示装置43の枠体43wの他方
の端部側に形成されている固定用の穴43bに上部球寄
せ部材121に形成されている2つのロック部185、
186を差し込んで固定する状態は、特別図柄表示装置
43の枠体43wの他方の側を閉止手段により閉止可能
に構成したことに相当し、固定用の穴43bを含む特別
図柄表示装置43の枠体43wの他方の端部側および上
部球寄せ部材121に形成されているロック部185、
186は、閉止手段を構成する。なお、図12におい
て、遊技盤13には特別図柄表示装置43のTV可視領
域に対応した開口部13aが形成されている。
【0044】ここで、特別図柄表示装置43を回動しな
いと、球検出センサ204を挿着することができず(図
4では球検出センサ204が特別図柄表示装置43に半
分覆われている様子を示す)、そのため、上記のように
特別図柄表示装置43の枠体43wの他方端部側を開く
ようにし、球検出センサ204を上部球寄せ部材121
に挿着して保持部206に保持した後に、特別図柄表示
装置43の枠体43wの他方端部側を固定する構成にな
っている。これは、所定の第3者機関において特別図柄
表示装置43の枠体43wの蝶着部材43aを支点とし
て開放状態に回動させて、保持部206に対して球検出
センサ204を上部球寄せ部材121の裏面側から挿脱
自在に保持できるように構成したことに相当する。
【0045】次に、中継基板部123の取り付け構造に
ついて図13(中継基板部123を上から見た断面)を
参照しながら説明すると、まず中継基板部123は中継
基板124と、中継基板124を取り付けるための枠体
125とを備えており、中継基板124にはコネクタ1
26a、リレー126b等の電気部品が搭載されてい
る。なお、中継基板124は枠体125に対してビス1
27により取り外し可能に固定されている。枠体125
は一方の端部に固定部125aを有しており、固定部1
25aを上部球寄せ部材121に形成されている2つの
止め部187、188に当接させて、ビス189(他方
のビスは図示略)を捩じ込むことにより、枠体125の
一方の端部側を上部球寄せ部材121に固定する。
【0046】このとき、固定部125aは弾性力を有す
る構造であり、止め部187、189で枠体125の一
方の端部側を固定しても、固定部123aを支点として
枠体125を回動させることにより、枠体125の他方
の端部側を開くことが可能である(図13の破線位
置)。したがって、固定部125aは回動手段を構成
し、上部球寄せ部材121(入賞球集合部材)と中継基
板部123(電気部品構成部材)との重合部分を固定部
125aによって開放状態に回動可能に設けた状態にな
る。また、中継基板部123の枠体125は他方の端部
に係合部125bを有しており、係合部125bを上部
球寄せ部材121に形成されている閉止部190に引っ
掛けて係合することにより枠体125の他方の端部を上
部球寄せ部材121に固定する。このようにして、中継
基板部123が上部球寄せ部材121に取り付けられ
る。一方、閉止部190を開いて中継基板部123の枠
体125の他方の端部の係合部125bを外すことによ
り、中継基板部123の枠体125の他方の端部側を開
くことが可能になる。
【0047】中継基板部123の他方の端部側に形成さ
れている係合部125bに上部球寄せ部材121に形成
されている閉止部190に引っ掛けて係合する状態は、
中継基板部123の他方の側を閉止手段により閉止可能
に構成したことに相当し、係合部125bを含む中継基
板部123の他方の端部側および上部球寄せ部材121
に形成されている閉止部190は、閉止手段を構成す
る。このとき、一般入賞口48(右上入賞口)からの入
賞球を検出するための球検出センサ203は、上部球寄
せ部材121の保持部205に保持可能な構造(図7参
照)になっているため、図13ではその球検出センサ2
03の保持位置が破線で示されている。球検出センサ2
03は中継基板部123の枠体125の他方の端部側を
開くことにより、挿着可能な構造である。
【0048】次に、上部球寄せ部材121には天入賞口
46からの入賞球を検出するための球検出センサ201
を保持する保持部202と、特別図柄表示装置43とほ
ぼ同じ高さの左右側方に配置された一般入賞口47、4
8からの入賞球を検出するための球検出センサ203、
204を保持する保持部205、206とが形成されて
いる(図7参照)。図7は上部球寄せ部材121を遊技
機1の表側から見た様子を示す図である。
【0049】ここで、例えば天入賞口46からの入賞球
を検出するための球検出センサ201を保持する保持部
202の構造を図11(a)を参照して説明すると、球
検出センサ201は保持部202によって球検出センサ
201の球検出部を内部へ向って縦置状態に挿入する
と、球検出センサ201の端部201kが保持部202
に形成された弾力性を有する保持片202hに係合する
ような構造になっている。そして、球検出センサ201
が保持部202に係合して保持されると、球検出センサ
201の検出穴201aが上部球寄せ部材121に形成
された球案内路207(詳しくは、天入賞口46に対応
した個別の球案内樋の部分)に入り、球案内路207
(球案内樋)を通過する天入賞口46からの入賞球が球
検出センサ201によって検出され、第3者機関におい
て検査を行うことが可能になる。一方、弾力性を有する
保持片202hから球検出センサ201の端部201k
を外すことにより、簡単に球検出センサ201を保持部
202から取り外すことができるようになっている。
【0050】なお、球検出センサ201は保持部202
に対して縦置状態に挿入され、その後端側が上部球寄せ
部材121の表面から突出する。すなわち、球検出セン
サ201(近接センサ)の後端部(球検出部と反対の部
分)が上部球寄せ部材121の表面よりも半分程度突出
する。ところが、図4に示すように、特別図柄表示装置
43に接触しないので、特別図柄表示装置43を回動し
て挿着するという作業は必要ない。
【0051】球検出センサ203は特別図柄表示装置4
3とほぼ同じ高さの右側方に配置された一般入賞口48
(以下、適宜、右上入賞口という)に入賞した球を検出
するもので、球検出センサ203を保持する保持部20
5の構造は前述した図11(b)に示すように、保持部
205によって球検出センサ203の球検出部を長手方
向側面から横置状態に挿着するタイプと同様である(す
なわち、球検出センサ143と同様の構造)。また、球
検出センサ204は特別図柄表示装置43とほぼ同じ高
さの左側方に配置された一般入賞口47(以下、適宜、
左上入賞口という)に入賞した球を検出するもので、球
検出センサ204を保持する保持部206の構造も前述
した図11(b)に示すように、保持部206によって
球検出センサ204の球検出部を長手方向側面から横置
状態に挿着するタイプと同様である(すなわち、球検出
センサ143と同様の構造)。保持部205、206は
保持手段を構成する。
【0052】D.作用説明 次に、第3者機関で検査を行う場合に球検出センサの挿
着/取り外しの作業手順について説明する。 検出機能付入賞装置 まず、検出機能付入賞装置である始動入賞口44および
変動入賞装置45(大入賞口)には入賞した球を検出可
能な球検出センサ(検出手段)が予め設けられているの
で、例えば既に設けられている球検出センサのリード線
を途中で剥いて、そこから検出信号をピックアップして
第3者機関の検査装置に接続する。検査終了後は、検出
信号のピックアップを停止して球検出センサのリード線
を元の状態に戻す。
【0053】検出機能付入賞装置以外の一般入賞装置
は、以下のようにして球検出センサの挿着/取り外しを
行う。 天入賞口46 天入賞口46からの入賞球を検出するためには、第3者
機関で球検出センサ201を取り付ける必要がある。そ
のため、遊技機1の裏機構盤111を開いて上部球寄せ
部材121への作業ができるようにする(図3参照)。
次いで、図11に示すように、球検出センサ201を上
部球寄せ部材121に形成された保持部202に対し
て、球検出センサ201の球検出部を内部へ向って縦置
状態に挿入し、球検出センサ201の端部201kを保
持部202に形成された弾力性を有する保持片202h
に係合させる。この場合、球検出センサ204の取り付
けと異なり、特別図柄表示装置43が球検出センサ20
1の取り付けに際して邪魔にならないので、後述のよう
に特別図柄表示装置43を回動させる必要はない。これ
により、球検出センサ201が保持部202に保持され
る。すなわち、球検出センサ201を保持部202に挿
着する。
【0054】次いで、球検出センサ201のリード線を
第3者機関の検査装置に接続する。したがって、天入賞
口46に入賞した球は天入賞口46から上部球寄せ部材
121に形成された球案内路207に流入するが、この
とき球案内路207のうちの球案内樋の部分に先ず流入
し、この球案内樋に対応して設けられている球検出セン
サ201によって天入賞口46に入賞して流下してくる
球が検出される。次いで、検出された球は球案内路20
7のうちの球案内樋から集合領域に集められることにな
る。したがって、第3者機関において天入賞口46への
入賞球の検査(天入賞口46に球が入賞した回数等の検
査)が行われる。検査終了後は、保持片202hから球
検出センサ201の端部201kを外すことにより、簡
単に球検出センサ201が保持部202から取り外され
る。
【0055】一般入賞口47(左上入賞口) 一般入賞口47からの入賞球を検出するためには、同様
に第3者機関で球検出センサ204を取り付ける必要が
ある。そのため、図3に示すように遊技機1の裏機構盤
111を開いて上部球寄せ部材121への作業ができる
ようにする。このとき、球検出センサ201の取り付け
の場合と異なり、特別図柄表示装置43が球検出センサ
204の取り付けに際して邪魔になる。したがって、図
12に示すように特別図柄表示装置43の枠体43wの
他方の端部側に形成されている固定用の穴43bから上
部球寄せ部材121に形成されている2つのロック部1
85、186を外し、蝶着部材43aを支点として特別
図柄表示装置43を回動させる(図12の破線の状
態)。
【0056】次いで、図7に示すように、球検出センサ
204を上部球寄せ部材121に形成された保持部20
6に対して、球検出センサ204の球検出部を内部へ向
って横置状態に挿入し、球検出センサ204の端部を保
持部206に形成された弾力性を有する保持片に係合さ
せる。これにより、球検出センサ204が保持部206
に保持される。そして、球検出センサ204のリード線
を第3者機関の検査装置に接続する。その後、特別図柄
表示装置43を回動して元の取り付け位置に戻し、特別
図柄表示装置43の枠体43wの他方端部側を上部球寄
せ部材121に形成されている2つのロック部185、
186にロックして固定する。
【0057】したがって、一般入賞口47(左上入賞
口)に入賞した球は図7に示すように上部球寄せ部材1
21に形成された球案内樋に入り、この球案内樋の部分
で球検出センサ204によって検出され、第3者機関に
おいて一般入賞口47への入賞球の検査が行われる。そ
の後、球は球案内樋から球案内路の集合領域で集合させ
られ、下方に流下していく。検査終了後は、特別図柄表
示装置43を開いて(つまり枠体43wの他方端部側を
上部球寄せ部材121に形成されている2つのロック部
185、186から外して)、保持部206から球検出
センサ204を外すことにより、簡単に球検出センサ2
04を取り外すことができる。
【0058】一般入賞口48(右上入賞口) 一般入賞口48からの入賞球を検出するためには、同様
に第3者機関で球検出センサ203を取り付ける必要が
ある。そのため、図3に示すように遊技機1の裏機構盤
111を開いて上部球寄せ部材121への作業ができる
ようにする。このとき、球検出センサ204の取り付け
の場合と異なり、今度は中継基板部123が球検出セン
サ203の取り付けに際して邪魔になる。したがって、
図13に示すように中継基板部123の枠体125の他
方の端部における係合部125bを上部球寄せ部材12
1に形成されている閉止部190から外し、固定部12
5aを支点として中継基板部123を回動させ、上部球
寄せ部材121から開く(図13の破線の状態)。
【0059】次いで、図7に示すように、球検出センサ
203を上部球寄せ部材121に形成された保持部20
5に対して、球検出センサ203の球検出部を内部へ向
って横置状態に挿入し、球検出センサ203の端部を保
持部205に形成された弾力性を有する保持片に係合さ
せる。これにより、球検出センサ203が保持部205
に保持される。そして、球検出センサ203のリード線
を第3者機関の検査装置に接続する。その後、中継基板
部123を回動して元の取り付け位置に戻し、中継基板
部123の他方の端部側を上部球寄せ部材121に形成
されている閉止部190に引っ掛けて係合し固定する。
したがって、一般入賞口48(右上入賞口)に入賞した
球は図7に示すように上部球寄せ部材121に形成され
た球案内樋に入り、この球案内樋の部分で球検出センサ
203によって検出され、第3者機関において一般入賞
口48への入賞球の検査が行われる。その後、球は球案
内樋から球案内路の集合領域で集合させられ、下方に流
下していく。検査終了後は、中継基板部123を開いて
保持部205から球検出センサ203を外すことによ
り、簡単に球検出センサ203を取り外すことができ
る。
【0060】一般入賞口49(左下入賞口) 一般入賞口49からの入賞球を検出するためには、第3
者機関で球検出センサ143を取り付ける必要がある。
そのため、図3に示すように遊技機1の裏機構盤111
を開いて下部球寄せ部材122への作業ができるように
する。次いで、図8に示すように、球検出センサ143
を下部球寄せ部材122に形成された保持部165に対
して、球検出センサ143の球検出部を内部へ向って横
置状態に挿入し、球検出センサ143の端部を保持部1
65に形成された弾力性を有する保持片に係合させる。
これにより、球検出センサ143が保持部165に挿着
される。
【0061】次いで、球検出センサ143のリード線を
第3者機関の検査装置に接続する。したがって、一般入
賞口49(左下入賞口)に入賞した球は下部球寄せ部材
122に形成された球案内樋171aに入り、この球案
内樋171aの部分で球検出センサ143によって検出
され、第3者機関において一般入賞口49への入賞球の
検査が行われる。その後、球は球案内樋171aから球
案内路171の集合領域171bで集合させられ、下方
に流下していく。検査終了後は、保持片から球検出セン
サ143の端部を外すことにより、簡単に球検出センサ
143が保持部165から取り外される。
【0062】一般入賞口50(右下入賞口) 一般入賞口50からの入賞球を検出するためには、第3
者機関で球検出センサ144を取り付ける必要がある。
球検出センサ144の取り付けは、球検出センサ143
の場合と同様であり、球検出センサ144を下部球寄せ
部材122に形成された保持部166に対して、球検出
センサ144の球検出部を内部へ向って横置状態に挿入
し、保持部166に挿着する。次いで、球検出センサ1
44のリード線を第3者機関の検査装置に接続する。し
たがって、一般入賞口50(右下入賞口)に入賞した球
は下部球寄せ部材122に形成された球案内樋に入り、
この球案内樋の部分で球検出センサ144によって検出
され、第3者機関において一般入賞口50への入賞球の
検査が行われる。その後、球は球案内樋から球案内路1
72の集合領域で集合させられ、下方に流下していく。
検査終了後は、保持片から球検出センサ144の端部を
外すことにより、簡単に球検出センサ144が保持部1
66から取り外される。
【0063】一般入賞口51(左落とし入賞口) 一般入賞口51からの入賞球を検出するためには、第3
者機関で球検出センサ141を取り付ける必要がある。
そのため、図3に示すように遊技機1の裏機構盤111
を開いて下部球寄せ部材122への作業ができるように
する。次いで、図5に示すように、球検出センサ141
を下部球寄せ部材122の開口部161を通すととも
に、変動入賞装置45と一体的に形成されている一般入
賞口51の保持部163(図10参照)に挿着する(図
9も参照)。このとき、球検出センサ141は保持部1
63に対して球検出部を内部へ向って縦置状態に挿入
し、球検出センサ141の端部141kを変動入賞装置
45に形成された弾力性を有する保持片163hに係合
させる。これにより、球検出センサ141が保持部16
3に挿着される。
【0064】次いで、球検出センサ141のリード線を
第3者機関の検査装置に接続する。したがって、一般入
賞口51(左落とし入賞口)に入賞した球は球検出セン
サ141によって検出され、第3者機関において一般入
賞口51への入賞球の検査が行われる。検査終了後は、
保持片163hから球検出センサ141の端部141k
を外すことにより、簡単に球検出センサ141が保持部
163から取り外される。
【0065】一般入賞口52(右落とし入賞口) 一般入賞口52からの入賞球を検出するためには、第3
者機関で球検出センサ142を取り付ける必要がある。
そのため、図3に示すように遊技機1の裏機構盤111
を開いて下部球寄せ部材122への作業ができるように
する。次いで、図5に示すように、球検出センサ142
を下部球寄せ部材122の開口部162を通すととも
に、さらに変動入賞装置45と一体的に形成されている
一般入賞口52の保持部164(図10参照)に挿着す
る(図9も参照)。このとき、球検出センサ142は保
持部に対して球検出部を内部へ向って縦置状態に挿入
し、球検出センサ142の端部を変動入賞装置45に形
成された弾力性を有する保持片に係合させる。これによ
り、球検出センサ142が保持部に挿着される。
【0066】次いで、球検出センサ142のリード線を
第3者機関の検査装置に接続する。したがって、一般入
賞口52(右落とし入賞口)に入賞した球は球検出セン
サ142によって検出され、第3者機関において一般入
賞口52への入賞球の検査が行われる。検査終了後は、
球検出センサ141の場合と同様に、保持片から球検出
センサ142の端部を外すことにより、簡単に球検出セ
ンサ142が保持部から取り外される。
【0067】このように本実施例では、上部球寄せ部材
121には、当該上部球寄せ部材121と特別図柄表示
装置43(電気部品構成部材)および中継基板部123
(電気部品構成部材)とが重合する部分に、一般入賞口
47および一般入賞口48から入賞した打球を1個宛て
に検出可能なそれぞれの球検出センサ203、204
(入賞検出器)を保持する保持部205、206を設
け、特別図柄表示装置43および中継基板部123の各
枠体43w、125の一方の側を回動手段により、上部
球寄せ部材121と特別図柄表示装置43および中継基
板部123との重合部分を開放状態に回動可能に設ける
とともに、他方の側を閉止手段により閉止可能に構成
し、所定の第3者機関において特別図柄表示装置43お
よび中継基板部123を開放状態に回動させて、保持部
205、206に対してそれぞれの球検出センサ20
3、204を上部球寄せ部材121の裏面側から挿脱自
在に保持できるように構成しているので、以下の効果を
得ることができる。
【0068】所定の第3者機関において遊技機1の検査
を行う場合に、予め球検出センサを個別に設けていない
入賞装置であっても、遊技機1の裏機構盤111を開い
て特別図柄表示装置43および中継基板部123の各枠
体43w、125の一方の側を回動して開放状態にする
ことにより、特別図柄表示装置43および中継基板部1
23の背面にある上部球寄せ部材121にも球検出セン
サ203、204を取り付けることが容易になる。すな
わち、球検出センサ203、204を取り付ける場合
に、特別図柄表示装置43や中継基板部123に関連す
る部材等を一旦取り外したりする作業が必要でなく、球
検出センサ203、204をそれぞれ対応する保持部2
05、206にワンタッチで挿着および取り外しを行う
ことができる。したがって、第3者機関における検査作
業を効率良く行うことができる。また、従来と異なり、
検査の過程で取り外した部材を検査終了後に正常に取り
付けできない等の極めて面倒な事態が発生することをな
くすことができる。さらに、電気部品構成部材(例え
ば、特別図柄表示装置43、中継基板部123)のない
位置へ球検出センサを取り付けような設計変更を行わな
くて済むようにすることができる。
【0069】本実施例の構成であると、パチンコ遊技機
のハイテク化が進んで特図の可変表示を行うTV表示
器、液晶表示器などの複雑な表示器、あるいは制御を行
う制御基板等の電気部品構成部材が搭載され、遊技盤1
3の前面、裏面共に当該表示器や制御基板等の電気部品
構成部材の実装密度が高まっても、第3者機関において
遊技機1の検査時に電気部品構成部材を回動可能な構成
にすることより、電気部品構成部材で少なくとも一部が
覆われるような球検出センサの取り付けを容易にするこ
とができる。特に、近年のように遊技店が遊技機1の情
報をホールコンピュータによって収集するために、遊技
機1側でホールコンピュータへ接続するための接続基板
等を遊技機1背面側に設けるようになって遊技盤13の
背面側が様々な部材で覆われるようになっている現状で
は、上記効果が有意義である。
【0070】また、本実施例では各球検出センサ14
1、142、143、144、201、203、204
を保持する保持部163、164、165、166、2
02、205、206の挿着開口部152(ただし、保
持部163以外の挿着開口部は図示略)を遊技球が通過
できない形状に形成しているので、例えば遊技店の従業
員が遊技盤13の球案内路あるいは上部球寄せ部材12
1や下部球寄せ部材122の球案内路へ外部から球を侵
入させて、遊技者に余分に球を与えるといった不正を防
止することができるとともに、遊技盤13の球案内路あ
るいは上部球寄せ部材121や下部球寄せ部材122の
球案内路から球が外部に飛び出してコネクタ等に接触し
て基板等をショートさせるといった事故を防止すること
ができるようになる。
【0071】なお、本実施例では上部球寄せ部材121
の背面側の所定部位に所要の大きさの枠体に一体的に固
定して上部球寄せ部材121と重合的に設けられた電気
部品構成部材として、特別図柄表示装置43および中継
基板部123に適用した例を示しているが、電気部品構
成部材は上記実施例のような例に限るものではなく、例
えばその他の制御基板、賞球排出回路、中継基板、外部
情報端子基板等も上部球寄せ部材121の背面側の所定
部位に所要の大きさの枠体に一体的に固定して上部球寄
せ部材121と重合的に設けられたものであれば適用の
対象となる。
【0072】
【発明の効果】
(1)請求項1記載の発明によれば、入賞球集合部材
(例えば、上部球寄せ部材)には、当該入賞球集合部材
と電気部品構成部材(例えば、特別図柄表示装置、中継
基板部)とが重合する部分に、入賞した打球を1個宛て
に検出可能な入賞検出器(例えば、球検出センサ)を保
持する保持手段(例えば、保持部)を設け、電気部品構
成部材の枠体の一方の側を回動手段により、入賞球集合
部材と電気部品構成部材との重合部分を開放状態に回動
可能に設けるとともに、他方の側を閉止手段により閉止
可能に構成し、所定の第3者機関において電気部品構成
部材を開放状態に回動させて、保持手段に対して入賞検
出器を入賞球集合部材の裏面側から挿脱自在に保持でき
るように構成したので、以下の効果を得ることができ
る。
【0073】所定の第3者機関において遊技機の検査を
行う場合に、予め入賞検出器を個別に設けていない入賞
装置であっても、遊技機の裏機構盤を開いて電気部品構
成部材の枠体の一方の側を回動して開放状態にすること
により、電気部品構成部材の背面にある入賞球集合部材
にも入賞検出器を取り付けることが容易になる。すなわ
ち、入賞検出器を取り付ける場合に、電気部品構成部材
等を一旦取り外したりする作業が必要でなく、入賞検出
器を保持手段にワンタッチで挿着および取り外しを行う
ことができる。したがって、第3者機関における検査作
業を効率良く行うことができる。また、従来と異なり、
検査の過程で取り外した部材を検査終了後に正常に取り
付けできない等の極めて面倒な事態が発生することをな
くすことができる。さらに、電気部品構成部材(例え
ば、特別図柄表示装置、中継基板部)のない位置へ入賞
検出器を取り付けような設計変更を行わなくて済むよう
にすることができる。
【0074】本発明の構成であると、パチンコ遊技機の
ハイテク化が進んで特図の可変表示を行うTV表示器、
液晶表示器などの複雑な表示器、あるいは制御を行う制
御基板等の電気部品構成部材が搭載され、遊技盤の前
面、裏面共に当該表示器や制御基板等の電気部品構成部
材の実装密度が高まっても、第3者機関において遊技機
の検査時に電気部品構成部材を回動可能な構成にするこ
とより、電気部品構成部材で少なくとも一部が覆われる
ような入賞検出器の取り付けを容易にすることができ
る。特に、近年のように遊技店が遊技機の情報をホール
コンピュータによって収集するために、遊技機側でホー
ルコンピュータへ接続するための接続基板等を遊技機背
面側に設けるようになって遊技盤の背面側が様々な部材
で覆われるようになっている現状では、上記効果が有意
義である。また、遊技機を遊技店に販売するときは、入
賞検出器を遊技機に設ける必要がないので、コストダウ
ンを図ることができる。なおかつ、販売する遊技機と検
定を受ける遊技機との差異を無くすことができ、遊技店
による不法改造などを証明する際にも都合がよいという
効果がある。
【0075】請求項2記載の発明によれば、入賞球集合
部材の保持手段に設けられて、入賞検出器が取り付けら
れる挿着開口部は、遊技球が通過できない形状としたこ
とにより、例えば遊技店の従業員が遊技盤の球案内路あ
るいは入賞球集合部材(例えば、上部球寄せ部材、下部
球寄せ部材)の球案内路へ外部から球を侵入させて、遊
技者に余分に球を与えるといった不正を防止することが
できるとともに、遊技盤の球案内路あるいは入賞球集合
部材の球案内路から球が外部に飛び出してコネクタ等に
接触して基板等をショートさせるといった事故を防止す
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である遊技機の前面図であ
る。
【図2】遊技機の裏機構を示す図である。
【図3】遊技機の裏機構盤を金属フレームから開いた状
態を示す図である。
【図4】遊技盤の裏面図である。
【図5】下部球寄せ部材を説明する図である。
【図6】上部球寄せ部材を説明する図である。
【図7】上部球寄せ部材の構造を説明する図である。
【図8】下部球寄せ部材の構造を説明する図である。
【図9】変動入賞装置への球検出センサの取り付け構造
を説明する図である。
【図10】球検出センサの取り付け構造を説明する図で
ある。
【図11】球検出センサの取り付け構造を説明する図で
ある。
【図12】特別図柄表示装置の取り付け構造を説明する
図である。
【図13】中継基板部の取り付け構造を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技機 43 特別図柄表示装置(電気部品構成部材) 44 始動入賞口(検出機能付入賞装置) 45 変動入賞装置(検出機能付入賞装置) 46 天入賞口(一般入賞装置) 47、48、49、50、51、52 一般入賞口(一
般入賞装置) 111 裏機構盤 121 上部球寄せ部材(入賞球集合部材) 122 下部球寄せ部材(入賞球集合部材) 123 中継基板部(電気部品構成部材) 141〜144、201、203、204 球検出セン
サ(入賞検出器) 152 (挿着開口部) 161 開口部 163、164 保持部(係止手段) 165、166、202、205、206 保持部(保
持手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該遊技機に対して着脱自在に取り付け
    られた遊技盤と、 前記遊技盤の遊技領域に設けられた入賞装置と、 前記遊技盤の裏面に所要の大きさに設けられ、前記入賞
    装置に入賞した遊技球を流下案内する入賞球集合部材
    と、 当該遊技機に関連し、前記入賞球集合部材の背面側の所
    定部位に所要の大きさの枠体に一体的に固定して前記入
    賞球集合部材と重合的に設けられた電気部品構成部材
    と、を備えた遊技機において、 前記入賞球集合部材には、当該入賞球集合部材と前記電
    気部品構成部材とが重合する部分に、入賞した打球を1
    個宛てに検出可能な入賞検出器を保持する保持手段を設
    け、 前記電気部品構成部材の枠体の一方の側を回動手段によ
    り、前記入賞球集合部材と前記電気部品構成部材との重
    合部分を開放状態に回動可能に設けるとともに、他方の
    側を閉止手段により閉止可能に構成し、 所定の第3者機関において前記電気部品構成部材を前記
    開放状態に回動させて、前記保持手段に対して入賞検出
    器を前記入賞球集合部材の裏面側から挿脱自在に保持で
    きるように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記入賞球集合部材の保持手段に設けら
    れて、前記入賞検出器が取り付けられる挿着開口部は、
    遊技球が通過できない形状としたことを特徴とする請求
    項1記載の遊技機。
JP11187997A 1997-04-14 1997-04-14 遊技機 Pending JPH10286357A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307214A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2010273908A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Fujishoji Co Ltd 遊技機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307214A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Daito Giken:Kk 遊技台
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