JPH1157189A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH1157189A
JPH1157189A JP23195297A JP23195297A JPH1157189A JP H1157189 A JPH1157189 A JP H1157189A JP 23195297 A JP23195297 A JP 23195297A JP 23195297 A JP23195297 A JP 23195297A JP H1157189 A JPH1157189 A JP H1157189A
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JP
Japan
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ball
unit
discharge
game
control circuit
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JP23195297A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 即座に異常箇所を発見でき、異常状態の解除
作業を短時間で行うことのできる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機1に装着された所要の電気的装置
(例えば、ターミナル基盤103、半端センサユニット
104、排出ユニット105、本体枠制御回路106、
役物制御回路107、発射ユニット109、カードユニ
ット接続基板110、セーフユニット111)の複数の
異常状態を本体枠制御回路106で個別に検出し、その
検出結果に基づいて異常情報に対応した情報を記した表
示部121〜123、125、130、131、133
を電気的装置の異常状態の発生要因となる所定箇所に外
部から視認可能に設ける。これにより、表示部121〜
123、125、130、131、133を見ることに
より、即座に異常箇所を発見し、異常状態の解除作業を
短時間で行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に係わり、
特に所要の遊技を行い、賞態様の発生に基づいて遊技者
に賞媒体を付与するように構成した遊技機であって、所
要の電気的装置における異常(例えば、球詰り等)の発
生箇所を発見しやすくした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機等の遊技機では、
賞球(賞媒体)を排出する排出機構を有しており、この
排出機構は遊技球を貯留する球貯留タンク、当該球貯留
タンクから遊技球を導出するシュートといわれる誘導
路、誘導路にて導出された遊技球を賞球として遊技者側
へ排出する排出ユニット等で構成されている。ところ
で、この排出機構では流下する遊技球の球詰り、球無し
といった異常状態が発生するので、排出機構を制御する
排出制御回路には異常状態の内容を報知する機能が備っ
ている。この報知の方法としては、例えば7セグメント
の表示器に異常を示すコードの番号を表示するといった
方法が採られており、異常のコード番号の内容を説明し
たシール等が表示器の近傍に貼付してある。そして、従
来、遊技店において遊技機の異常が発生した場合には、
従業員がその表示器および説明シールを基に、異常状態
の解除作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の遊技機にあっては、異常状態の解除作業で以下
のような問題点があった。 (イ)前述したように異常のコード番号の内容を説明し
たシール等が表示器の近傍に貼付してあるが、そのシー
ルには、「球タンクの球詰り」等の説明があるものの、
慣れていない従業員には遊技機の各機構部の名称等が理
解されていないため、異常箇所を認識するまでに時間を
要して、異常状態の解除に時間がかかっていた。例え
ば、「球タンクの球詰り」という説明を見ても、球タン
クとはどこを指すのか即座には分からない場合があっ
た。 (ロ)また、同じ機能を持つ機構部であっても、遊技機
製造メーカ毎に異なる名称を付けられているので、慣れ
ている従業員であっても、異常状態の解除作業に支障を
きたす場合があった。そのため、遊技機のマニュアルを
参照しなければならないケースもあり、作業が遅れると
いう問題点があった。
【0004】(ハ)異常状態の解除作業は、短時間で行
わないと、遊技機の稼働に影響して遊技店の売り上げを
落とす恐れがあるので、遊技店では短時間で異常箇所を
発見できる何等かの対策が望まれている。 なお、このような問題点は遊技球を使用した弾球遊技機
だけでなく、遊技店で稼働の他の遊技機、例えばコイン
を使用する回胴型スロットマシン遊技機(いわゆるパチ
スロ)等についても同様であった。
【0005】そこで本発明は、即座に異常箇所を発見で
き、異常状態の解除作業を短時間で行うことのできる遊
技機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による遊技機は、所要の遊技を行い、
賞態様の発生に基づいて遊技者に賞媒体を付与するよう
に構成した遊技機であって、前記遊技機に装着された所
要の電気的装置と、前記電気的装置の複数の異常状態を
個別に検出する検出手段と、前記検出手段からの検出信
号に基づいて、各々の異常状態に係わる異常情報を表示
する表示手段と、を備え、前記表示手段により表示され
る異常情報に対応する情報を記した表示部を、前記電気
的装置の前記異常状態の発生要因となる所定箇所に、外
部から視認可能に設けたことを特徴とする。
【0007】また、好ましい態様として、例えば請求項
1に従属する請求項2記載のように、前記遊技機は、打
球の入賞に基づいて賞球を排出する弾球遊技機により構
成するとともに、前記電気的装置は、賞球排出機構を含
んで構成し、前記賞球排出機構は、遊技球の有無を検出
可能な遊技球検出器を備え、前記検出手段は、前記遊技
球検出器からの検出信号を監視して異常を検出する遊技
球監視手段を含み、前記異常状態の発生要因となる所定
箇所を、前記電気的装置の遊技球検出器若しくは当該遊
技球検出器の近傍の何れかの箇所としてもよい。
【0008】例えば請求項1に従属する請求項3記載の
ように、前記電気的装置は、外部と電気的な信号の送受
を行うコネクタを備え、前記検出手段は、前記コネクタ
にて介される電気的な信号に基づいて異常を検出するコ
ネクタ接続監視手段を含み、前記異常状態の発生要因と
なる所定箇所を、前記コネクタ若しくは当該コネクタの
近傍の何れかの箇所としてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をパチ
ンコ遊技機(弾球遊技機であり、以下、遊技機と略称)
に適用した一実施例として図面を参照して説明する。 A.遊技機の正面構成 図1は遊技機の正面図である。図1において、1は遊技
機であり、遊技機1には遊技媒体貸出装置としてのカー
ド式玉貸機(以下、単に玉貸機という)2が併設されて
いる。遊技機1にカード式玉貸機2を併設したパチンコ
装置は、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称
される。玉貸機2にはカードリーダーが内蔵され、玉貸
機2の前面パネル3にはプリペイドカードが挿入される
カード挿入口4が形成されているとともに、前面パネル
3(開閉可能な構造)を施錠する鍵装置5が設けられて
いる。
【0010】遊技機1は額縁状前面枠11と、ガラスを
支持する樹脂製のガラス枠12と、遊技領域の形成され
た遊技盤13と、前面表示パネル14と、前面表示パネ
ル14の下方の前面操作パネル15とを有している。額
縁状前面枠11はパチンコ機1を設置している木製の機
枠16(図2参照)に対して上部蝶番17および下部蝶
番18によって開閉可能に支持され、ガラス枠12は額
縁状前面枠11に開閉可能に支持されている。なお、ガ
ラス枠12は鍵装置19によって開閉可能に施錠されて
いる。
【0011】前面表示パネル14は一端側が額縁状前面
枠11に開閉可能に支持され、賞球を受ける上皿21が
形成されるとともに、玉を購入するときに操作する玉貸
釦22、プリペイドカードの残高を表示するカード度数
表示器(カード残高表示器)23、プリペイドカードを
排出するときに操作するカード排出釦(返却釦)24、
および上皿21の球を後述の下皿32に移すために両者
を接続する通路を開閉するための開閉レバー25が設け
られている。なお、上皿21の内部には遊技音等を出力
するスピーカが設けられているが、図示略している。前
面操作パネル15には、灰皿31および下皿32が形成
されるとともに、下皿32に貯留された球を外部下方に
抜くための球抜きレバー33が設けられている。また、
前面操作パネル15の右端部側には発射装置の発射操作
ノブ34が設けられている。発射操作ノブ34は1列に
整列している遊技球のうち、発射位置にあるものを1個
ずつ遊技盤前面の遊技領域内に弾発させる発射装置の操
作を行うものである。
【0012】ここで、上皿21は上面が開放して遊技球
を貯留可能な球貯留部が形成されるとともに、前面表示
パネル14の前面側から前方に突出し、かつ上皿21の
下側部分が前面表示パネル14の下端近傍まで延在する
膨出形状に形成されている。また、下皿32は上面が開
放して遊技球を貯留可能な球貯留部が形成されるととも
に、上皿21と比較的接近した位置において遊技機1の
前面側から前方に突出した膨出形状に形成されるととも
に、下皿32の両側に側壁部材35a、35bが配置さ
れている。そして、膨出形状に形成した上皿21の下側
部分において前面表示パネル14の当接する当該上皿2
1の当接箇所の近傍から上皿21の前端部にかけて上皿
21の中央底部を左右対象に削り取るように斜昇する斜
昇壁面36が形成され、この斜昇壁面を形成することに
より、下皿32の上方空間を大きく確保して、遊技者が
遊技盤13に目を向けたままで下皿32の遊技球を掻き
出すことが容易で、かつ遊技機1後部の見学者に対して
下皿32に貯留された出玉をアピールすることが可能に
なっている。
【0013】次に、遊技盤13は発射された遊技球を上
方から落下させつつアウトあるいはセーフの判定を行う
領域であり、入賞口に球が入って有効にセーフとなる場
合は所定数の賞品球が球排出装置から排出されて、これ
が上皿21に供給される。また、発射操作ノブ34を操
作して球が発射されても、ファールになったときには、
パチンコ球が発射位置に戻るか、あるいは下皿32に排
出される。遊技盤13における遊技領域はパチンコ球を
用いて遊技を行うものであれば、例えばいわゆる「第1
種」に属するものあるいは図柄表示装置を備えた「第3
種」に属するもの、あるいは他の機種等であっても、任
意の構成をとり得るが、一例として本実施例では「第1
種」に属するタイプのものを用いている。
【0014】遊技盤13の遊技領域の周囲には弾発され
た球を遊技領域の上方部まで案内したり、下方のアウト
球流入口41まで案内するなどの機能を有するレール4
2が配置されている。また、遊技領域のほぼ中央部には
TV表示器を有する特別図柄表示装置43が配置されて
いる。特別図柄表示装置43の下方には、始動入賞口4
4が配置されるとともに、特別図柄表示装置43の作動
結果によって遊技球を受け入れない第1の状態から受け
入れ易い第2の状態に変動する大入賞口としての変動入
賞装置45が配置されている。
【0015】特別図柄表示装置43は始動入賞口44に
球が入賞したとき、特別図柄(以下、適宜特図という)
の内容を変化させ、その図柄が特定の利益状態(例え
ば、大当りのゾロ目状態:「777」など)になると、
変動入賞装置45が開放し、いわゆるV入賞を条件に最
大限所定のサイクルだけ変動入賞装置45の開放が継続
するような大当りゲームが行われるようになっている。
ここで、大当りが発生して変動入賞装置45が開放し、
遊技者に遊技球を獲得させる大当りゲームは、賞態様
(例えば、打球の入賞、又は特図の組み合せ等)の発生
に基づいて遊技者に賞媒体(賞品玉としての遊技球)を
付与することに相当する。始動入賞口44および変動入
賞装置45(大入賞口)には入賞した球を検出可能な球
検出センサ(図示略)が設けられているとともに、球検
出センサを有しない一般入賞装置が複数設けられてい
る。一般入賞装置としては、特別図柄表示装置43の上
部にある天入賞口46、特別図柄表示装置43とほぼ同
じ高さの左右側方に配置された一般入賞口47、48、
特別図柄表示装置43よりも下方の左右側方に配置され
た一般入賞口49、50がある。
【0016】また、遊技領域内の適宜位置には風車と呼
ばれる打球方向変換部材が回転自在に複数設置されてお
り、それらは点灯(あるいは点滅)可能な打球方向変換
部材と、点灯(あるいは点滅)しない打球方向変換部材
とがある。さらに、遊技領域内には障害釘(図示略)が
多数植設されているとともに、遊技盤13内にはサイド
ランプ51、52が設けられている。サイドランプ5
1、52はゲーム内容に応じて適当に点灯あるいは点滅
して遊技の臨場感を高めるものである。一方、遊技機1
の額縁状前面枠11の上部には大当り時に点灯(点滅状
態も含む)する大当り表示器53が設けられているとと
もに、大当り表示器53の側方には島設備から球を補給
したときに点灯するとともにエラー発生の場合に点滅す
る補給ランプ54および賞球排出時および球貸し時に点
灯する賞球ランプ55が設けられている。
【0017】B.遊技機の裏機構 次に、図2は遊技機1の裏機構を示す図である。図2に
おいて、遊技機1における裏機構の主要なものとして、
貯留タンク(上タンク)101、誘導路102、ターミ
ナル基盤(外部端子基盤)103、半端センサユニット
104、排出ユニット105、本体枠制御回路106、
役物制御回路107、役物中継基盤108、発射ユニッ
ト109、カードユニット接続基板110、セーフユニ
ット111および裏機構盤の基枠体112がある。
【0018】基枠体112は合成樹脂製の一体成型品か
ら形成され、遊技機1の前面枠11の裏側に固定された
金属フレーム113に取り付けられている。そして、こ
の基枠体112の上に各種のユニット部品、例えば貯留
タンク101、誘導路102、ターミナル基盤103、
半端センサユニット104、排出ユニット105、本体
枠制御回路106、発射ユニット109、カードユニッ
ト接続基板110、セーフユニット111などが取り付
けられており(例えば、ワンタッチの爪部材によって固
定される)、これらの各種ユニット部品と基枠体112
とを総称する概念として裏機構盤114と称している。
【0019】貯留タンク101は排出される前の球を予
め貯留しておくもので、この貯留タンク101の球数の
不足は補給センサ(図示略)によって検出され、不足の
ときは島設備から球が補給される。貯留タンク101内
の球は誘導路102により誘導され、排出ユニット10
5(図4にて詳述)によって排出される。誘導路102
に賞球排出あるいは球貸し排出のための球が有るかどう
かは半端センサユニット104によって検出される。半
端センサユニット104にはエラーコード「C」を表示
した表示部121が設けられており、表示部121は、
例えばエラーコード「C」を印刷した表示シールからな
り、エラーコード「C」は貯留賞品球の不足(貯留タン
ク101に球が無い、あるいは誘導路102での球詰
り)を示す内容に対応している。
【0020】また、排出ユニット105にはエラーコー
ド「2、4、6、9」を表示した表示部122が設けら
れており、表示部122は、例えばエラーコード「2、
4、6、9」を印刷した表示シールからなる。エラーコ
ード「2、4、6、9」は賞品球異常排出、賞品球排出
不能、賞品球排出数不足、排出ユニットの球無しを示す
内容にそれぞれ対応している。
【0021】ターミナル基盤103はAC電源の入力や
遊技店のホールコンピュータ(管理装置)との間におけ
る信号の授受などについての中継を行うもので、リレー
部およびコネクタ部(ホールコンピュータとの接続を行
う)に区分されており、両者はケーブルにて接続されて
いる。ターミナル基盤103にはエラーコード「5」を
表示した表示部123が設けられており、表示部123
は、例えばエラーコード「5」を印刷した表示シールか
らなり、エラーコード「5」はホールコンピュータから
ターミナル基盤103のコネクタを介して発射停止入力
があったことを示す内容に対応している。
【0022】本体枠制御回路106は遊技機1の枠側に
配置されており、球の排出や発射等に必要な各種制御を
行うもので、所定のケースに本体枠制御回路106(図
3参照)の機能を実現する基板が収納されている。本体
枠制御回路106の基板を収納したケースの背面上部に
はエラー表示器124が設けられており、エラー表示器
124は、例えば7セグメントのLEDからなり、後述
の図5に示すエラーコード(例えば、「0」〜「E」)
を表示する。また、本体枠制御回路106の基板を収納
したケースにはエラーコード「7」を表示した表示部1
25が設けられており、表示部125は、例えばエラー
コード「7」を印刷した表示シールからなり、エラーコ
ード「7」は役物制御回路未接続という内容に対応して
いる。また、本体枠制御回路106の基板を収納したケ
ースの背面上部には本体枠制御回路106の動作をリセ
ットするリセットスイッチ126およびスピーカの音量
を調整する調整つまみ127が設けられている。
【0023】発射ユニット109は球を発射するための
機構(図3参照)である。カードユニット接続基板11
0はカード式玉貸機2から延出するケーブル128を遊
技機1に接続するためのもので、ケーブル128の端部
にあるコネクタ129を受ける装着部材(例えば、メス
型のコネクタ)を備えている。カードユニット接続基板
110にはエラーコード「3、E」を表示した表示部1
30が設けられており、表示部130は、例えばエラー
コード「3、E」を印刷した表示シールからなり、エラ
ーコード「3、E」はカードユニット未接続、カードユ
ニット通信異常を示す内容にそれぞれ対応している。
【0024】セーフユニット111はセーフ球(入賞
球)を1宛て検出するセーフセンサ111aを備え、球
寄せ部材によって集められたセーフ球をセーフセンサ1
11aにより1個宛て検出し、セーフ球に対応した賞球
排出が行われる毎に、検出したセーフ球を1個ずつ排出
する。セーフユニット111にはエラーコード「1、
8」を表示した表示部131が設けられており、表示部
131は、例えばエラーコード「1、8」を印刷した表
示シールからなり、エラーコード「1、8」は入賞球異
常排出、入賞球排出不能を示す内容にそれぞれ対応して
いる。
【0025】役物制御回路107は遊技機1の遊技盤1
3側に配置されており、役物の作動に必要な各種制御を
行うもので、所定のケースに役物制御回路(図3参照)
107の機能を実現する基板が収納されている。役物制
御回路107は本体枠制御回路106等とケーブルで接
続されている他、役物中継基盤108とフラットケーブ
ルを介して接続されている。役物中継基盤108は遊技
盤13に配置されている役物、サイドランプ51、5
2、変動入賞装置45等と役物制御回路107との間に
おけるケーブルの接続中継を行うもので、リレー基板、
コネクタ基板および中継基板に区分されており、これら
の間はケーブルにて接続されている。
【0026】また、セーフユニット111の下方で下皿
32の球出口近辺にはオーバフロースイッチ132が設
けられており、オーバーフロースイッチ132は下皿3
2が満杯になったとき、球の過剰貯留を検出する。オー
バーフロースイッチ132がオンすると、球の発射、排
出が停止される。オーバーフロースイッチ132の配置
された近傍の基枠体112にはエラーコード「A」を表
示した表示部133が設けられており、表示部133
は、例えばエラーコード「A」を印刷した表示シールか
らなり、エラーコード「A」はオーバーフロー(球の過
剰貯留)を示す内容に対応している。上記貯留タンク1
01、誘導路102、半端センサユニット104、排出
ユニット105、セーフユニット111およびオーバー
フロースイッチ132は、全体として賞球排出機構を構
成する。
【0027】ここで、ターミナル基盤103、半端セン
サユニット104、排出ユニット105、役物制御回路
107、発射ユニット109、カードユニット接続基板
110、セーフユニット111は遊技機1に装着された
所要の電気的装置に相当する。また、貯留賞品球の不足
(貯留タンク101に球が無い、あるいは誘導路102
での球詰り)、賞品球異常排出、賞品球排出不能、賞品
球排出数不足、排出ユニットの球無し、ホールコンピュ
ータからターミナル基盤103のコネクタを介して発射
停止入力があったことによる発射停止状態、役物制御回
路未接続、カードユニット未接続、カードユニット通信
異常、入賞球異常排出、入賞球排出不能、オーバーフロ
ー(球の過剰貯留)は、電気的装置の複数の異常状態に
相当する。
【0028】C.遊技機の制御系 次に、図3は遊技機1の制御系を示すブロック図であ
る。図3において、遊技機1の本体枠制御回路106は
制御部140を備えており、制御部140はCPU、R
OM、RAM、インターフェース回路(I/F)等を含
んで構成されている。制御部140にはリセットスイッ
チ126からの信号が入力されるとともに、排出ユニッ
ト105、発射ユニット109、半端センサユニット1
04、オーバーフロースイッチ132、補給ランプ5
4、賞球ランプ55、役物制御回路107、セーフユニ
ット111、カードユニット接続基板110、ターミナ
ル基板103と所定のケーブルで接続されている。ま
た、本体枠制御回路106の制御部140はエラー表示
器124にエラー表示信号を出力する。そして、本体枠
制御回路106は上記各センサからの信号に基づいて電
気的装置の複数の異常状態を個別に検出し、その検出結
果に基づいて各々の異常状態に係わる異常情報を表示す
るためのエラー表示信号をエラー表示器124に出力す
る制御を行う。
【0029】本体枠制御回路106は電気的装置の複数
の異常状態を個別に検出する検出手段を構成する。ま
た、エラー表示器124は検出手段からの検出信号に基
づいて各々の異常状態(すなわち、電気的装置の複数の
異常状態)に係わる異常情報を表示する表示手段を構成
する。さらに、表示部121〜123、125、13
0、131、133は、表示手段により表示される異常
情報に対応する情報を記した表示部に相当し、表示部は
電気的装置の異常状態の発生要因となる所定箇所に外部
から視認可能に設けられている。また、本実施例の場
合、遊技機1は打球の入賞に基づいて賞球を排出する弾
球遊技機により構成され、電気的装置は前述した賞球排
出機構を含んで構成される。賞球排出機構は遊技球の有
無を検出可能な遊技球検出器(例えば、半端センサ10
4a、104b、第1、第2排出センサ143、14
4、セーフセンサ111a等)を備えており、本体枠制
御回路106は遊技球検出器からの検出信号を監視して
異常を検出する遊技球監視手段の機能を実現する。そし
て、異常状態の発生要因となる所定箇所を電気的装置の
遊技球検出器若しくは当該遊技球検出器の近傍の何れか
の箇所としている。
【0030】排出ユニット105は詳細な構造を図4に
示すように、2条の排出通路を備え、それぞれの排出通
路の球の排出カムを駆動する第1、第2排出ソレノイド
141、142、それぞれの排出通路の球の排出を検出
する第1、第2排出センサ143、144を有してい
る。ただし、図4では第1排出ソレノイド141、第1
排出センサ143の配置された一側の第1排出通路を示
している。以下に示す動作は、他側の第2排出通路につ
いても同様である。図4は第1排出ソレノイド141に
通電されず、第1排出カム145の一部が第1排出通路
146内に突出して球Tの排出を阻止している状態であ
る。一方、第1排出ソレノイド141がオンすると、第
1排出カム145が第1排出通路146内から引き出さ
れて今まで阻止されてきた球Tが第1排出通路146を
通って下方に排出される。
【0031】このとき、排出される球Tは第1排出セン
サ143によって検出され、その検出信号は本体枠制御
回路106の制御部140に送られる。また、147は
第1排出カム145の振動(バウンド)吸収する振動吸
収部材(バウンド防止部材)である。なお、排出ユニッ
ト105の表面には前述したエラーコード「2、4、
6、9」を印刷した表示部122が設けられている。
【0032】発射ユニット109は発射位置にある球を
発射駆動する発射モータ151、発射操作ノブ34を操
作することにより発射モータ151をオンする発射駆動
スイッチ152、発射操作ノブ34に遊技者が触れてい
ることを検出するタッチセンサ153、および発射を停
止するストップスイッチ154を備えている。半端セン
サユニット104は2条の球排出通路に対応して2つの
第1半端センサ104a、第2半端センサ104bを備
えている。セーフユニット111はセーフセンサ111
aおよびセーフソレノイド111bを備えており、始動
入賞口44、変動入賞装置45、一般入賞装置46〜5
0へ入賞したセーフ球(入賞球)を遊技盤13の裏面側
に配置した図示しない入賞球集合部材によって、セーフ
ユニット111の内部に流下案内し、この流下案内され
たセーフ球を制御部140からの信号に基づきセーフソ
レノイド111bを駆動してセーフ球に対応した賞球排
出が行われる毎にセーフ球を1個ずつ排出する動作を行
う。セーフ球の排出はセーフセンサ111aによって検
出され、検出信号は役物制御回路107に入力される。
【0033】役物制御回路107はセーフユニット11
1からのセーフ信号を本体枠制御回路106の制御部1
40にコネクタ161を介して送るとともに、送信クロ
ック、賞球データを本体枠制御回路106の制御部14
1にコネクタ161を介して送る。送信クロックは信号
(例えば、賞球データ信号、本体枠制御回路106と役
物制御回路107との接続確認信号)のタイミングをと
るものであり、賞球データは賞球数(例えば、7個、1
5個)を決定するものである。カードユニット接続基板
110はカードユニットとしてのカード式玉貸機2から
のケーブル128をコネクタ129で受けて、接続確認
信号および球貸信号を制御部141に出力する。ターミ
ナル基板103はホールコンピュータ162(図面では
ホールコンと略す)からのケーブルをコネクタ163で
受けて、ホールコンピュータ162からの信号(例え
ば、発射停止信号等)を制御部140に出力する。
【0034】ここで、本実施例の電気的装置は外部と電
気的な信号の送受を行うコネクタ(例えば、本体枠制御
回路106のコネクタ161、カードユニット接続基板
110のコネクタ129、ターミナル基板103のコネ
クタ163)を備えており、本体枠制御回路106前記
コネクタにて介される電気的な信号に基づいて異常を検
出するコネクタ接続監視手段の機能を実現する。そし
て、異常状態の発生要因となる所定箇所を前記コネクタ
若しくは当該コネクタの近傍の何れかの箇所としてい
る。
【0035】D.作用説明 次に、エラー解除作業について説明する。最初に、本体
枠制御回路106の動作から説明する。 D−1.本体枠制御回路106の動作 (a)発射制御 本体枠制御回路106は発射に関連する各センサ(発射
駆動スイッチ152、タッチセンサ153、ストップス
イッチ154)からの信号に基づいて発射ユニット10
9における発射モータ151の駆動および停止を制御
し、発射モータ151が駆動することにより、発射杵
(図示略)が作動して発射位置にある球を打って(弾発
して)遊技領域に発射する。この場合、発射駆動スイッ
チ152がオン(発射操作ノブ34が一定範囲以上回動
するとオン作動)になり、かつタッチセンサ153がオ
ン状態(発射操作ノブ34の金属部分に手を触れるとオ
ンになる)のとき、発射モータ151が駆動される。ス
トップスイッチ154を遊技者が押圧(オン状態)する
と発射モータ151が停止し、ストップスイッチ154
から手を離すと、発射モータ151が駆動される。一
方、発射駆動スイッチ152がオフ、タッチセンサ15
3がオフ、ストップスイッチ154がオンの何れかの条
件を満たすと、発射モータ151が停止する。
【0036】(b)排出制御 遊技盤13の入賞装置(例えば、始動入賞口44、変動
入賞装置45、天入賞口46、一般入賞口47〜50)
に入賞した球はセーフユニット111に導かれてセーフ
センサ111aをオン状態(球有りの状態)にする。そ
して、セーフセンサ111aの検出信号(セーフ信号)
は役物制御回路107に入力され、役物制御回路107
は遊技者に付与すべき賞球数を決定して、賞球データと
して本体枠制御回路106へ送信する。また、セーフセ
ンサ111aの検出信号は役物制御回路107を介して
本体枠制御回路106へも入力される。本体枠制御回路
106は役物制御回路106からの賞球データを受信す
るとともに、セーフセンサ111aからの検出信号(セ
ーフ信号:球有りの信号)を役物制御回路106を介し
て受信すると、排出ユニット105を駆動して賞球の排
出制御を開始する。このとき、賞球データには1〜15
個のうちの何れかの賞球数を示す情報が含まれているの
で、この情報を基に賞球数を決定する。例えば、始動入
賞(始動入賞口44への入賞)の場合には7個賞球、一
般入賞(始動入賞口44以外への入賞)の場合には15
個賞球という具合に決定する。
【0037】賞球数を決定すると、排出ユニット105
における第1排出ソレノイド141および第2排出ソレ
ノイド142をオンする。これにより、排出ユニット1
05内の球が自重により落下可能な状態になる。例え
ば、賞球数が7個の場合には片方のソレノイド(第1排
出ソレノイド141のみ)を、8個以上の場合には双方
の排出ソレノイド141、142をオンする。落下する
球は第1排出センサ143、第2排出センサ144で計
数され、所望の個数の球を排出(落下)したら、第1排
出ソレノイド141、第2排出ソレノイド142をオフ
する。これにより、排出ユニット105内の球が落下不
可能な状態になる。なお、第1排出ソレノイド141お
よび第2排出ソレノイド142は独立に作動する。
【0038】次いで、第1排出ソレノイド141および
第2排出ソレノイド142をオフして排出ユニット10
5内の球の落下を停止させた後に、セーフユニット11
1のセーフソレノイド111bを作動させる。セーフソ
レノイド111bは球を係止可能な係止片に連接(連動
して作動させる接続状態)しており、この係止片の1回
の作動でセーフユニット111内の球を1個だけ落下さ
せる。セーフユニット111内に球が無くなると、セー
フセンサ111aの検出信号はオフ(球無し状態)にな
る。また、別の球(セーフ球)がセーフユニット111
内に残っている場合は、上記処理を繰り返す。
【0039】(c)球貸制御 遊技者が球貸し操作を行うと、カードユニットとしての
カード式玉貸機2(以下、適宜カードユニットと略す)
から使用金額分のパルスデータ(球貸信号)が100円
単位でカードユニット接続基板110を介して本体枠制
御回路106へ送信されてくる。パルスデータのパルス
幅には時間幅が定められており(例えば、10msな
ど)、具体的には遊技者がカードユニットで100円分
の球を借りようとする操作をした場合には、10msの
パルスが1個、500円分の球を借りようとする操作を
した場合には10msのパルスが5個という具合に、カ
ードユニットからカードユニット接続基板110を介し
て本体枠制御回路106にパルスデータ(球貸信号)が
送信される。なお、1回の使用金額の上限は500円に
なっている。
【0040】球貸信号を受信した本体枠制御回路106
は、排出ユニット105の第1排出ソレノイド141、
第2排出ソレノイド142の双方を駆動して25個の球
の払い出しを、球貸信号のパルス数分(使用金額に相
当)だけ行う。例えば、100円ならば25個の球の払
出動作を1回だけ、300円ならば25個の球の払出動
作を3回だけ行う。なお、球貸制御の場合、セーフユニ
ット111は作動しない。
【0041】(d)エラー処理 遊技機1に以下のような異常が発生すると、本体枠制御
回路106は異常処理を行い、遊技機1の前面にある補
給ランプ54を点滅させるとともに、本体枠制御回路1
06のエラー表示器124にエラーコード信号を出力し
て、図5(a)に示すようなエラーコードを表示(7セ
グメントで表示)させる。以下に、エラー処理で対処可
能なエラーの内容を説明する。 ・エラーコード1(入賞球異常排出:対処=リセット) 入賞球異常排出とは、セーフソレノイド111bが作動
していないにも拘わらず、セーフセンサ111aに球の
通過が認められた場合である。この場合、発射制御、排
出制御の各動作を停止させる。原因としては、セーフソ
レノイド111b若しくはセーフソレノイド111bが
連接する係止片の故障といった異常が考えられたり、あ
るいは人間の手でセーフソレノイド111bや係止片を
動かしてしまった場合等が考えられる。
【0042】このとき、遊技店の係員は異常が発生する
と(例えば、遊技者からの通報、係員を呼出すランプを
点灯した場合、係員自らが異常に気付いた場合等)、補
給ランプ54が点滅しているのを視認するとともに、異
常台(遊技機1)の裏面側を開いて本体枠制御回路10
6のエラー表示器124に表示されているエラーコード
を確認する。エラーコード1がエラー表示器124に表
示されているはずである。そして、エラーコード1に対
応する表示シールを捜し、セーフユニット111に貼ら
れている表示部131を見つける。この表示部131に
は図6(d)に示すように「1」のコードがあり、その
下に「異常な球排出を検出、リセットしてください」と
いう内容が書かれている。これにより、係員はセーフユ
ニット111の異常であること、および対処方法はリセ
ットであることを即座に知ることができる。
【0043】次いで、係員はセンサユニット111のセ
ーフソレノイド111b、係止片を点検したり、あるい
は人間の手でセーフソレノイド111bや係止片を動か
してしまったかどうかを点検し、異常に対応した作業を
行う。次いで、本体枠制御回路106のリセットスイッ
チ125を操作してリセットする。これにより、本体枠
制御回路106が初期状態に復帰する。本例のように、
「対処=リセット」とは、リセットスイッチ126を押
圧して本体枠制御回路106を初期状態に復帰させない
と、解除しないエラーを意味する。一方、後述する「対
処=自動復帰」とは、ある条件を満たすことにより、リ
セットスイッチ125を押圧しなくても自動的に復帰す
るエラーを意味する。
【0044】・エラーコード2(入賞球異常排出:対処
=リセット) 入賞球異常排出とは、排出ユニット105の第1、第2
排出ソレノイド141、142(何れか)が作動してい
ないにも拘わらず、第1、第2排出センサ143、14
4(何れか)に球の通過が認められた場合である。この
場合、発射操作、排出操作を停止させる。原因として
は、第1、第2排出ソレノイド141、142(何れ
か)、若しくは第1、第2排出ソレノイド141、14
2(何れか)が連接する第1排出カム145(又は第2
排出カム(図示略))の故障といった異常が考えられた
り、あるいは人間の手で第1、第2排出ソレノイド14
1、142や第1排出カム145(又は第2排出カム)
を動かしてしまった場合等が考えられる。また、セル等
を用いた不正な球抜きという場合もある。
【0045】このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路
106のエラー表示器124に表示されているエラーコ
ード2を確認し、エラーコード2に対応する表示シール
を捜して、排出ユニット105に貼られている表示部1
22を見つける。この表示部122には図5(b)に示
すように「2」のコードがあり、その下に「不正な球排
出を検出、リセットしてください」という内容が書かれ
ている。これにより、係員は排出ユニット105の異常
であること、および対処方法はリセットであることを即
座に知ることができる。次いで、係員は排出ユニット1
05を点検し、異常に対応した作業を行う。次いで、本
体枠制御回路106のリセットスイッチ126を操作し
てリセットする。これにより、本体枠制御回路106が
初期状態に復帰する。
【0046】・エラーコード3(カードユニット未接
続:対処=自動復帰) カードユニット未接続とは、カードユニット2からの接
続信号を本体枠制御回路106で受信できない場合であ
る。この場合、発射制御、排出制御の各動作を停止させ
る。原因としては、カードユニット2からのケーブル1
28の未接続の他、ケーブル128の断線、カードユニ
ット2側の故障といった異常が考えられる。このとき、
遊技店の係員は本体枠制御回路106のエラー表示器1
24に表示されているエラーコード3を確認し、エラー
コード3に対応する表示シールを捜して、カードユニッ
ト接続基板110に貼られている表示部130を見つけ
る。この表示部130には図6(c)に示すように
「3」のコードがあり、その下に「カードユニットが接
続されていません」という内容が書かれている。これに
より、係員はカードユニット接続基板110に関連する
箇所の異常であること、および対処方法は自動復帰であ
ることを即座に知ることができる。次いで、係員はカー
ドユニット接続基板110、ケーブル128あるいはカ
ードユニット2を点検し、異常に対応した作業を行う。
そして、異常が解消すると自動的に復帰する。
【0047】・エラーコード4(賞品球排出不能:対処
=自動復帰) 賞品球排出不能とは、排出ユニット105の第1、第2
排出ソレノイド141、142(何れか)をオンしても
(駆動しても)、第1、第2排出センサ143、144
(何れか)内部の球が移動しない場合である。この場
合、第1、第2排出センサ143、144(何れか)内
部の球が移動する迄、何度も第1、第2排出ソレノイド
141、142(何れか)をオン/オフする制御を繰り
返す。原因としては、第1、第2排出ソレノイド14
1、142(何れか)の故障(リード線の断線も含
む)、第1、第2排出ソレノイド141、142が連接
する第1排出カム145(又は第2排出カム(図示
略))の故障、排出ユニット105内の球詰まり等とい
った異常が考えられる。
【0048】このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路
106のエラー表示器124に表示されているエラーコ
ード4を確認し、エラーコード4に対応する表示シール
を捜して、排出ユニット105に貼られている表示部1
22を見つける。この表示部122には図5(b)に示
すように「4」のコードがあり、その下に「ユニット内
の賞球が排出できません」という内容が書かれている。
これにより、係員は排出ユニット105が異常箇所であ
ること、および対処方法は自動復帰であることを即座に
知ることができる。次いで、係員は排出ユニット105
を点検し、異常に対応した作業を行う。そして、第1、
第2排出センサ143、144(何れか)内部の球が移
動すると、自動的に異常から復帰する。
【0049】・エラーコード5(発射停止入力:対処=
自動復帰) 発射停止入力とは、ホールコンピュータ162からター
ミナル基板103のコネクタ163を介して本体枠制御
回路106に発射停止信号(例えば、所定数の球を遊技
者が獲得したことに伴う終了)の入力があった場合であ
る。この場合、発射制御、排出制御の各動作を停止させ
る。このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路106の
エラー表示器124に表示されているエラーコード5を
確認し、エラーコード5に対応する表示シールを捜し
て、ターミナル基板103に貼られている表示部123
を見つける。この表示部123には図5(a)に示すよ
うに「5」のコードがあって、その下に「発射停止入力
有り」(図示略)という内容が書かれている。これによ
り、係員はホールコンピュータ162から発射停止信号
の入力があったこと、および対処方法は自動復帰である
ことを即座に知ることができる。ホールコンピュータ1
62から発射停止信号の入力が無くなれば、自動的復帰
する。
【0050】・エラーコード6(賞品球排出数不足:対
処=自動復帰) 賞品球排出数不足とは、排出ユニット105の第1、第
2排出ソレノイド141、142(何れか)を作動させ
た際に、所望の排出数よりも実際に排出された球数が少
なかった場合である。例えば、第1、第2排出ソレノイ
ド141、142を作動させて15個を排出しようとし
た場合に、球の落下が遅れて14個だけ排出した時点に
て第1、第2排出ソレノイド141、142をオフして
しまった場合が相当する。この場合は、不足分の球を再
度第1、第2排出ソレノイド141、142(何れか)
を作動させて排出する。原因としては、排出ユニット1
05における球の流下状態に何等かの異常があったと考
えられる。
【0051】このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路
106のエラー表示器124に表示されているエラーコ
ード6を確認し、エラーコード6に対応する表示シール
を捜して、排出ユニット105に貼られている表示部1
22を見つける。この表示部122には図5(b)に示
すように「6」のコードがあり、その下に「不足賞球数
排出中です」という内容が書かれている。これにより、
係員は排出ユニット105が異常箇所であること、およ
び対処方法は自動復帰であることを即座に知ることがで
きる。次いで、係員は排出ユニット105を点検し、異
常に対応した作業を行う。そして、再度第1、第2排出
ソレノイド141、142(何れか)を作動して不足分
の球が排出されると、自動的に異常から復帰する。
【0052】・エラーコード7(役物制御回路未接続:
対処=自動復帰) 役物制御回路未接続とは、役物制御回路107からの送
信クロックを本体枠制御回路106で受信できない場合
である。この場合、発射制御、排出制御の各動作を停止
させる。原因としては、役物制御回路107が未接続の
他、本体枠制御回路106と接続するケーブルの断線、
役物制御回路107側の故障といった異常が考えられ
る。このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路106の
エラー表示器124に表示されているエラーコード7を
確認し、エラーコード7に対応する表示シールを捜し
て、本体枠制御回路106に貼られている表示部125
を見つける。この表示部125には「7」のコードがあ
り、その下に「役物制御回路未接続」(図示略)という
内容が書かれている。これにより、係員は役物制御回路
107に関連する箇所の異常であること、および対処方
法は自動復帰であることを即座に知ることができる。次
いで、係員は役物制御回路107、ケーブル等を点検
し、異常に対応した作業を行う。そして、送信クロック
を本体枠制御回路106で受信すると、自動的に復帰す
る。
【0053】・エラーコード8(入賞球排出不能:対処
=自動復帰) 入賞球排出不能とは、セーフユニット111のセーフソ
レノイド111bを作動した際に、セーフセンサ111
aに球の通過が認められなかった場合である。この場
合、排出制御の動作を停止し、セーフセンサ111a内
の球が排出されるまで、何度もセーフソレノイド111
bのオン/オフ制御を行う。原因としては、セーフソレ
ノイド111b若しくはセーフソレノイド111bが連
接する係止片の故障といった異常が考えられる。
【0054】このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路
106のエラー表示器124に表示されているエラーコ
ードを確認し、エラーコード8に対応する表示シールを
捜して、セーフユニット111に貼られている表示部1
31を見つける。この表示部131には図6(d)に示
すように「8」のコードがあり、その下に「ユニット内
の球が排出できません」という内容が書かれている。こ
れにより、係員はセーフユニット111の異常であるこ
と、および対処方法は自動復帰であることを即座に知る
ことができる。次いで、係員はセンサユニット111の
セーフソレノイド111b、係止片を点検し、異常に対
応した作業を行う。そして、セーフセンサ111a内の
球が排出されると、自動的に異常から復帰する。
【0055】・エラーコード9(排出ユニットの球無
し:対処=自動復帰) 排出ユニットの球無しとは、上記(b)の排出制御が終
了した際に、次の球が排出ユニット105の第1、第2
排出センサ143、144内に確保されなかった場合で
ある。この場合、排出制御の動作を停止させる。原因と
しては、第1、第2排出センサ143、144よりも上
流の誘導路102にて球詰まりが発生していることが考
えられる。このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路1
06のエラー表示器124に表示されているエラーコー
ド9を確認し、エラーコード9に対応する表示シールを
捜して、排出ユニット105に貼られている表示部12
2を見つける。この表示部122には図5(b)に示す
ように「9」のコードがあり、その下に「ユニット内に
賞球がありません」という内容が書かれている。これに
より、係員は排出ユニット105より上流の誘導路10
2近辺の異常であること、および対処方法は自動復帰で
あることを即座に知ることができる。次いで、係員は誘
導路102を点検し、異常に対応した作業を行う。そし
て、誘導路102の球詰まり等が解消すると、自動的に
異常から復帰する。
【0056】・エラーコードA(オーバーフロー:対処
=自動復帰) オーバーフローとは、オーバーフロースイッチ131が
所定時間連続してオン(球有りを検出)になった場合で
ある。この場合、発射制御、排出制御の各動作を停止さ
せる。原因としては、排出ユニット105から排出され
た球は、上皿21、下皿32に貯留されるが、ある一定
量貯留されると、オーバーフロースイッチ131にて球
の過剰貯留を検出するようになるので、その過剰貯留の
とき、遊技者が貯留された球を外部に抜き出さなかった
という異常が考えられる。
【0057】このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路
106のエラー表示器124に表示されているエラーコ
ードを確認し、エラーコードAに対応する表示シールを
捜して、オーバーフロースイッチ131近辺の基枠体1
12に貼られている表示部133を見つける。この表示
部133には「A」のコードがあり、その下に「オーバ
ーフロー」(図示略)という内容が書かれている。これ
により、係員は球の過剰貯留であること、および対処方
法は自動復帰であることを即座に知ることができる。次
いで、係員は遊技者に対して留貯留された球を外部に抜
き出すように促し、過剰貯留が無くなると、オーバーフ
ロースイッチ131がオフして自動的に異常から復帰す
る。
【0058】・エラーコードC(貯留賞品球の不足:対
処=自動復帰) 貯留賞品球の不足とは、半端センサユニット104にお
ける半端センサ104a、104bの何れかが所定時間
連続してオン(球無しを検出)した場合である。この場
合、排出制御の動作を停止させる。原因としては、貯留
タンク101に球が無い場合、誘導路102にて球詰ま
りが発生している場合などが考えられる。
【0059】このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路
106のエラー表示器124に表示されているエラーコ
ードCを確認し、エラーコードCに対応する表示シール
を捜して、半端センサユニット104に貼られている表
示部121を見つける。この表示部121には図6
(e)に示すように「C」のコードがあり、その下に
「球がありません」という内容が書かれている。これに
より、係員は半端センサユニット104の上流側の異常
であること、および対処方法は自動復帰であることを即
座に知ることができる。次いで、係員は貯留タンク10
1や球誘導路102を点検し、異常に対応した作業を行
う。そして、貯留タンク101に球が補給された場合、
あるいは誘導路102の球詰まり等が解消されると、自
動的に異常から復帰する。
【0060】・エラーコードE(カードユニットの通信
異常:対処=リセット) カードユニットの通信異常とは、カードユニット2から
の球貸信号に異常があった場合である。具体的には、定
められた時間以上のパルス(球貸信号のパルス幅のこ
と)を検出したり、5個を超えるパルスを検出したりし
た場合である。この場合、球貸制御の動作を停止させ
る。原因としては、カードユニット2の故障等の異常が
考えられる。
【0061】このとき、遊技店の係員は本体枠制御回路
106のエラー表示器124に表示されているエラーコ
ードEを確認し、エラーコードEに対応する表示シール
を捜して、カードユニット接続基板110に貼られてい
る表示部130を見つける。この表示部130には図6
(c)に示すように「E」のコードがあり、その下に
「カードユニット通信エラーです。カードユニットを確
認してリセットしてください」という内容が書かれてい
る。これにより、係員はカードユニット2に関連する箇
所の異常であること、および対処方法はリセットである
ことを即座に知ることができる。次いで、係員はカード
ユニット2を点検し、異常に対応した作業を行い、カー
ドユニットの通信異常を解消する。次いで、本体枠制御
回路106のリセットスイッチ126を操作してリセッ
トする。これにより、本体枠制御回路106が初期状態
に復帰する。
【0062】このように本実施例では、遊技機1に装着
された所要の電気的装置(例えば、ターミナル基盤10
3、半端センサユニット104、排出ユニット105、
本体枠制御回路106、役物制御回路107、発射ユニ
ット109、カードユニット接続基板110、セーフユ
ニット111)の複数の異常状態を本体枠制御回路10
6の制御部141で個別に検出し、その検出結果に基づ
いて異常情報に対応した情報を記した表示部121〜1
23、125、130、131、133を電気的装置の
異常状態の発生要因となる所定箇所に外部から視認可能
に設けているので、以下の効果を得ることができる。
【0063】従来のように、異常のコード番号の内容を
説明したシール等をエラー箇所を表示する表示器の近傍
に貼付してある構成と異なり、本実施例では異常状態の
発生要因となる所定箇所に外部から視認可能に異常情報
に対応した情報を記した表示部121〜123、12
5、130、131、133を貼っているので、即座に
異常箇所を発見することができ、異常状態の解除作業を
短時間で行うことができる。特に、慣れていない従業員
(係員)であって遊技機1の各機構部の名称等が理解さ
れていない場合でも、異常箇所を認識するまでに時間が
かからず、異常状態の解除を短い時間で行うことができ
る。
【0064】また、同じ機能を持つ機構部であって、遊
技機製造メーカ毎に異なる名称が付けられていたとして
も、異常状態の発生要因となる所定箇所に表示部121
〜123、125、130、131、133が貼られて
いるので、遊技機1のマニュアルを参照するということ
がなく、迅速に異常状態の解除作業を行うことができ
る。特に、異常状態の解除作業は、短時間で行わない
と、遊技機1の稼働に影響して遊技店の売り上げを落と
す恐れがあるが、これに対して本実施例では、極めて効
率良く短時間で異常箇所を発見して、異常を解除するこ
とができる。
【0065】遊技機1の電気的装置として、上記貯留タ
ンク101、誘導路102、半端センサユニット10
4、排出ユニット105、セーフユニット111、オー
バーフロースイッチ132を備えた賞球排出機構を含ん
で構成するとともに、賞球排出機構には遊技球の有無を
検出可能な遊技球検出器(例えば、第1半端センサ10
4a、第2半端センサ104b、第1、第2排出センサ
143、144、セーフセンサ111a、オーバーフロ
ースイッチ132)を備え、制御部140により遊技球
検出器からの検出信号を監視して異常を検出し、異常状
態の発生要因となる所定箇所を電気的装置の遊技球検出
器若しくは当該遊技球検出器の近傍の何れかの箇所とす
ることにより、遊技球の有無に基づいて発生する異常状
態(例えば、球詰まり、球無し等)の検出を可能にし、
かつ異常発生箇所を発見しやすくすることができる。し
たがって、遊技球の搬送状態を正常に戻すことにより、
効率良く短時間で異常状態から回復させることが可能で
ある旨を、難解な説明無しに係員に認識させることが可
能になる。
【0066】遊技機1の電気的装置として、上記貯留タ
ンク101、誘導路102、半端センサユニット10
4、排出ユニット105、セーフユニット111、オー
バーフロースイッチ132を備え、これらの電気的装置
は外部と電気的な信号の送受を行うコネクタを備え、制
御部141によりコネクタにて介される電気的な信号に
基づいて異常を検出し、異常状態の発生要因となる所定
箇所をコネクタ若しくは当該コネクタの近傍の何れかの
箇所とすることにより、コネクタ抜けによる異常を迅
速、かつ確実に検出して報知することができる。したが
って、従業員にはどのコネクタが抜けているかを早急に
認識させることができる。また、コネクタが抜けていな
い場合には、断線等の異常であることを従業員に認識さ
せることができる。
【0067】本発明の実施の形態は、上記のような実施
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。 (a)上記実施例は、遊技球を使用した弾球遊技機に本
発明を使用した例であるが、本発明は弾球遊技機だけで
なく、遊技店で稼働の他の遊技機、例えばコインを使用
する回胴型スロットマシン遊技機(いわゆるパチスロ)
等についても適用することができる。 (b)本発明はパチンコ遊技機でなく、例えば映像式ゲ
ーム機のようなものであっても、本発明を適用すること
ができる。
【0068】(c)上記実施例では、異常状態の発生に
伴って7セグメントのエラー表示器によりエラーコード
を従業員(係員)に報知するように構成しているが、他
の方法で従業員に報知するように構成してもよい。例え
ば、遊技機に予め設けてあるスピーカーに対して、排出
発射制御回路(あるいは本体枠制御回路)から各エラー
状態に対応した音声メッセージを出力するようにしても
よい。具体的には、エラーコード3に対応する「カード
ユニット未接続エラー」が発生した場合には、スピーカ
ーから「カードユニットが接続されていません。遊技機
裏面の右下にある3番の表示が付いたコネクタにカード
ユニットを接続してください。若しくはコネクタを点検
してください。」といったメッセージを出力する。さら
に、エラーコードCに対応する「貯留賞品球の不足エラ
ー」が発生した場合には、スピーカーから「賞品球の不
足エラーです。遊技機最上部の球タンクの球を不足して
いないか点検してください。又は、タンクの球が流下す
る流路中に球詰まりがないか点検してください。若しく
は、遊技機右上のCの表示が付いた球不足エラー検出セ
ンサが故障していないか点検してください。」といった
メッセージを出力する。このようなメッセージをスピー
カーから出力すれば、従業員が異常発生の要因となった
箇所を特定できるように報知することが可能になり、よ
り一層異常解除の作業性を高めることができる。
【0069】(d)異常の表示は表示シールに限らず、
例えば樹脂成形時の刻印であってもよい。又は、樹脂等
の部材に直接的に印刷、塗装表示したものでもよい。あ
るいは、遊技店で従業員が異常解除の注意事項を書き込
めるような余白があってもよい。
【0070】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、遊技機に
装着された所要の電気的装置(例えば、ターミナル基盤
103、半端センサユニット104、排出ユニット10
5、本体枠制御回路106、役物制御回路107、発射
ユニット109、カードユニット接続基板110、セー
フユニット111)の複数の異常状態を検出手段(例え
ば、本体枠制御回路106)で個別に検出し、検出手段
からの検出信号に基づいて各々の異常状態に係わる異常
情報に対応した情報を記した表示部(例えば、表示部1
21〜123、125、130、131、133)を電
気的装置の異常状態の発生要因となる所定箇所に外部か
ら視認可能に設けているので、以下の効果を得ることが
できる。
【0071】従来のように、異常のコード番号の内容を
説明したシール等をエラー箇所を表示する表示器の近傍
に貼付してある構成と異なり、本発明では異常状態の発
生要因となる所定箇所に外部から視認可能に異常情報に
対応した情報を記した表示部を設ける(例えば、貼る)
ことにより、即座に異常箇所を発見することができ、異
常状態の解除作業を短時間で行うことができる。特に、
慣れていない従業員(係員)であって遊技機の各機構部
の名称等が理解されていない場合でも、異常箇所を認識
するまでに時間がかからず、異常状態の解除を短い時間
で行うことができる。
【0072】また、同じ機能を持つ機構部であって、遊
技機製造メーカ毎に異なる名称が付けられていたとして
も、異常状態の発生要因となる所定箇所に表示部(例え
ば、表示部121〜123、125、130、131、
133)が貼られているので、遊技機のマニュアルを参
照するということがなく、迅速に異常状態の解除作業を
行うことができる。特に、異常状態の解除作業は、短時
間で行わないと、遊技機の稼働に影響して遊技店の売り
上げを落とす恐れがあるが、これに対して本発明では、
極めて効率良く短時間で異常箇所を発見して、異常を解
除することができる。
【0073】請求項2記載の発明によれば、遊技機を打
球の入賞に基づいて賞球を排出する弾球遊技機により構
成するとともに、遊技機の電気的装置として賞球排出機
構(例えば、貯留タンク101、誘導路102、半端セ
ンサユニット104、排出ユニット105、セーフユニ
ット111、オーバーフロースイッチ132)を含んで
構成し、賞球排出機構には遊技球の有無を検出可能な遊
技球検出器(例えば、第1半端センサ104a、第2半
端センサ104b、第1、第2排出センサ143、14
4、セーフセンサ111a、オーバーフロースイッチ1
32)を備え、検出手段は遊技球検出器からの検出信号
を監視して異常を検出する遊技球監視手段を含み、異常
状態の発生要因となる所定箇所を電気的装置の遊技球検
出器若しくは当該遊技球検出器の近傍の何れかの箇所と
することにより、遊技球の有無に基づいて発生する異常
状態(例えば、球詰まり、球無し等)の検出を可能に
し、かつ異常発生箇所を発見しやすくすることができ
る。したがって、遊技球の搬送状態を正常に戻すことに
より、効率良く短時間で異常状態から回復させることが
可能である旨を、難解な説明無しに係員に認識させるこ
とが可能になる。
【0074】請求項3記載の発明によれば、遊技機の電
気的装置(例えば、ターミナル基盤103、半端センサ
ユニット104、排出ユニット105、本体枠制御回路
106、役物制御回路107、発射ユニット109、カ
ードユニット接続基板110、セーフユニット111)
は外部と電気的な信号の送受を行うコネクタを備え、検
出手段はコネクタにて介される電気的な信号に基づいて
異常を検出するコネクタ接続監視手段を含み、異常状態
の発生要因となる所定箇所をコネクタ若しくは当該コネ
クタの近傍の何れかの箇所とすることにより、コネクタ
抜けによる異常を迅速、かつ確実に検出して報知するこ
とができる。したがって、従業員にはどのコネクタが抜
けているかを早急に認識させることができる。また、コ
ネクタが抜けていない場合には、断線等の異常であるこ
とを従業員に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である遊技機の前面図であ
る。
【図2】遊技機の裏機構を示す図である。
【図3】遊技機の制御系のブロック図である。
【図4】排出ユニットを説明する図である。
【図5】エラー表示の内容を説明する図である。
【図6】エラー表示の内容を説明する図である。
【符号の説明】
1 遊技機 2 カード式玉貸機(カードユニット) 13 遊技盤 14 前面表示パネル 15 前面操作パネル 21 上皿 32 下皿 101 貯留タンク 102 誘導路 103 ターミナル基盤 104 半端センサユニット 105 排出ユニット 106 本体枠制御回路盤(検出手段、遊技球監視手
段) 107 役物制御回路盤 109 発射ユニット 110 カードユニット接続基板 111 セーフユニット 112 基枠体 121〜123、125、130、131、133 表
示部 124 エラー表示器(表示手段) 140 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の遊技を行い、賞態様の発生に基づ
    いて遊技者に賞媒体を付与するように構成した遊技機で
    あって、 前記遊技機に装着された所要の電気的装置と、 前記電気的装置の複数の異常状態を個別に検出する検出
    手段と、 前記検出手段からの検出信号に基づいて、各々の異常状
    態に係わる異常情報を表示する表示手段と、を備え、 前記表示手段により表示される異常情報に対応する情報
    を記した表示部を、前記電気的装置の前記異常状態の発
    生要因となる所定箇所に、外部から視認可能に設けたこ
    とを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技機は、打球の入賞に基づいて賞
    球を排出する弾球遊技機により構成するとともに、 前記電気的装置は、賞球排出機構を含んで構成し、 前記賞球排出機構は、遊技球の有無を検出可能な遊技球
    検出器を備え、 前記検出手段は、前記遊技球検出器からの検出信号を監
    視して異常を検出する遊技球監視手段を含み、 前記異常状態の発生要因となる所定箇所を、前記電気的
    装置の遊技球検出器若しくは当該遊技球検出器の近傍の
    何れかの箇所としたことを特徴とする請求項1記載の遊
    技機。
  3. 【請求項3】 前記電気的装置は、外部と電気的な信号
    の送受を行うコネクタを備え、 前記検出手段は、前記コネクタにて介される電気的な信
    号に基づいて異常を検出するコネクタ接続監視手段を含
    み、 前記異常状態の発生要因となる所定箇所を、前記コネク
    タ若しくは当該コネクタの近傍の何れかの箇所としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002102433A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Newgin Corp パチンコ遊技機
JP2015112407A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社三共 遊技機
JP2015112406A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社三共 遊技機
JP2015112408A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社三共 遊技機

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