JPH06218100A - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞装置

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JPH06218100A
JPH06218100A JP3147693A JP3147693A JPH06218100A JP H06218100 A JPH06218100 A JP H06218100A JP 3147693 A JP3147693 A JP 3147693A JP 3147693 A JP3147693 A JP 3147693A JP H06218100 A JPH06218100 A JP H06218100A
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JP
Japan
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ball
opening
winning
balls
holes
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JP3147693A
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Yutaka Nishikawa
西川  豊
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Pal Co Ltd
Original Assignee
Pal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 取付基板10の上部に前面側に突出する球受
枠11を設けると共に、その下方部に取付基板10の裏
面側に突出する前面開口の奥行を有する箱枠15を設
け、 前記箱枠15の底壁16を前部が低くなるように
傾斜させると共に、その底壁16には縦方向と横方向と
にそれぞれ複数の球落入孔17a〜17iを貫通穿設
し、前記底壁16の下面には、摺動によりそれぞれの球
落入孔17a〜17iを開閉するシャッター部材19
と、該シャッター部材19を摺動させる駆動手段25
と、それぞれの球落入孔17a〜17iに落入した球を
検出する落入球検出器35a〜35iとを設け、前記球
受枠11に入った球を箱枠15の奥部に導いて底壁16
上に落下させると共に、球落入孔17a〜17iへの球
の落入状況に応じて所定の遊技状態を付与し得るように
したことを特徴とする。 【効果】 複数の球落入孔への入賞状況に応じて所定の
遊技状態を付与するものであるから、変化に富んだ盤面
構成が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機の入賞装置
に関し、特に複数の球落入孔に落入した打球の組合せに
よって所定の遊技状態を付与し得るような新規なパチン
コ機の入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機の入賞装置としては、
例えば取付基板の前面に打球を受け入れない第1状態と
打球を受け入れ易い第2状態とに変換することができる
左右一対の開閉片を設けたいわゆるチューリップ形式の
ものや前後方向へ開閉自在な開閉扉を設けたアタッカー
形式のもの等種々知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
入賞装置は、その入賞態様がほとんど同じで規格化され
ているため、面白さに欠け遊技者から飽きられつつある
のが現状である。
【0004】また、従来の入賞装置はいずれも打球の受
け入れ機能を備えているに過ぎず、単調で遊技者に十分
な満足を与えていない。もし、この種の入賞装置に遊技
状態を多様化する機能や表示機能を備えさせることがで
きれば非常に面白いものとなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、取付基板の上部に前面側に突出する球受
枠を設けると共に、その下方部に取付基板の裏面側に突
出する前面開口の奥行を有する箱枠を設け、前記箱枠の
底壁を前部が低くなるように傾斜させると共に、その底
壁には縦方向と横方向とにそれぞれ複数の球落入孔を貫
通穿設し、前記底壁の下面には、摺動によりそれぞれの
球落入孔を開閉するシャッター部材と、該シャッター部
材を摺動させる駆動手段と、それぞれの球落入孔に落入
した球を検出する落入球検出器とを設け、前記球受枠に
入った球を箱枠の奥部に導いて底壁上に落下させると共
に、球落入孔への球の落入状況に応じて所定の遊技状態
を付与し得るようにしたものである。
【0006】
【作用】本発明は上記した構成から成るので、球受枠に
球が入ると該球は箱枠の奥部に導かれて底壁上を前部に
向けて流下しいずれかの球落入孔に落入して落入球検出
器で検出される。そして、球落入孔に落入した球が所定
の組合せに揃うと遊技状態を「大当り」としたり或いは
遊技者に多大な利益を付与する権利を発生させたりする
等所定の遊技状態を付与する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の第1実施例に係る入賞装置
を前面から見た斜視図、図2は同じく裏面から見た斜視
図、図3は中央縦断側面図を示す。入賞装置1は、遊技
盤の表面に取付ける取付基板10を有する。取付基板1
0の中央部には大きな開口が形成され、その開口の前面
周縁を囲って上部に球受枠11が形成された枠部材12
が固着される。また、取付基板10の上部には球受枠1
1と連通状の球入口14が形成されると共に、開口の後
部には取付基板10の裏面側に突出する箱枠15が連着
される。なお、枠部材12の下部には球流落部13が形
成される。
【0008】前記箱枠15の底壁16は、図3および図
4に示すように前部が奥部より低くなるように傾斜して
おり、この底壁16のほぼ全面に縦方向と横方向とにそ
れぞれ3個ずつの球落入孔17a〜17iを貫通穿設し
ている。また、箱枠15の上部には球入口14に入った
球を箱枠15の奥端へ導いて底壁16上へ落下案内する
誘導通路18が形成されており、該通路18には球入口
14に入った球の個数をカウントする入賞球検出器37
が設けられている。
【0009】一方、底壁16の下部には球落入孔17a
〜17iを開閉するシャッター部材19と、球流落部1
3と連通する箱状の入賞球受枠20とが設けられてい
る。シャッター部材19は図5に示すように各球落入孔
17a〜17iにそれぞれ対応する球通過孔21a〜2
1iを貫通穿設した板状の部材であり、入賞球受枠20
の両側内面に形成したガイド溝22,22によって前後
方向へ摺動自在に支持されている。また。シャッター部
材19の後端には入賞球受枠20から後方へ突出する突
出部23が形成されており、該突出部23に係合ピン2
4を設けている。
【0010】図2および図3に示すように前記入賞球受
枠20の下部にはシャッター部材19を摺動させる駆動
手段としてのソレノイド25が設けてあり、このソレノ
イド25のプランジャ26先端には係合ピン27を突設
した連結部材28が固着されている。また、入賞球受枠
20の後部にはく字状に形成したリンク部材29の上下
ほぼ中間が軸30により回動自在に軸支されており、該
リンク部材29の上部に形成した長孔31にシャッター
部材19の係合ピン24を挿入し、リンク部材29の下
部に形成した長孔32にソレノイド25の係合ピン27
を挿入してシャッター部材19とソレノイド25とを連
結している。
【0011】したがって、ソレノイド25が消磁した状
態においてはこれのプランジャ26に巻装した復帰ばね
33の付勢によりリンク部材29の上部が図3実線のよ
うに位置しており、シャッター部材19を前方へ摺動さ
せて各球落入孔17a〜17iを閉塞するようになって
いる。このため、各球落入孔17a〜17iに落入した
球は図3鎖線で示すようにシャッター部材19の上面に
受けられて保持される。
【0012】一方、ソレノイド25が励磁するとリンク
部材29が復帰ばね33に抗して後方(時計方向)へ回
動し、シャッター部材19を図3鎖線のように後方へ摺
動させて各球落入孔17a〜17iと球通過孔21a〜
21iとを一致させる。これによって、球落入孔17a
〜17iに落入してシャッター部材19の上面に保持さ
れた球は球通過孔21a〜21iを介して入賞球受枠2
0へ落下可能となる。なお、34は入賞球受枠20の底
壁に開設した導出口である。
【0013】前記シャッター部材19は、箱枠15の底
壁16に対して入賞球の直径より小さい間隔を離して対
向状に設けらけており、その間隔内に各球落入孔17a
〜17iに落入した球を検出する入賞球検出器35a〜
35iをそれぞれ設けている。
【0014】一方、前記枠部材12の前面上部には組合
せ表示器36が配設されている。この組合せ表示器36
は、縦方向と横方向とにそれぞれ3個ずつの表示部(た
とえば表示ランプ又は発光ダイオード)36a〜36i
を配列して構成される。各表示部36a〜36iは、前
記球落入孔17a〜17iに対応するように定められ、
それぞれ対応する球落入孔17a〜17iと同じ識別情
報(図示では数字)が描かれている。そして、各表示部
36a〜36iは対応する球落入孔17a〜17iに球
が落入して入賞球検出器35a〜35iで検出されたと
き点灯表示されるようになっている。
【0015】図6は以上説明した第1実施例の入賞装置
1が適用されるパチンコ機の遊技盤の正面図である。遊
技盤38の表面にはガイドレール39で囲まれる遊技部
が形成され、その遊技部のほぼ中央に入賞装置1を設け
ている。また、入賞装置1の左右の側部と下方部には複
数(図示では5個)のチューリップ式の変動入賞口40
a〜40eを設けている。この変動入賞口40a〜40
eは、図示しないソレノイド等によって一対の開閉翼片
41,41を開閉させて打球を受け入れない状態と打球
を受け入れ易い状態とに変換する周知構造のものであ
る。
【0016】次に、図1ないし図6を参照して本発明の
第1実施例の入賞装置1の作用について説明する。遊技
盤38へ打込まれた球が入賞装置1の球受枠11に受け
られて球入口14に入ると、該球は入賞球検出器37で
検出されると共に、誘導通路18により箱枠15の奥端
に導かれて底壁16の上面に落下し、その底壁16の傾
斜によって前部へ向けて流下する。そして、運よくいず
れかの球落入孔17a〜17iに落入してシャッター部
材19の上面に受けられて保持されるか、或いは底壁1
6の前部まで流下して球流落部13から入賞球受枠20
へ導かれる。
【0017】このように球入口14に入った球は入賞球
検出器37で検出されてその個数がカウントされると共
に、いずれかの球落入孔17a〜17iに落入するか或
いは直接に入賞球受枠20へ導かれ、入賞球受枠20へ
導かれた球は導出口34から流出して入賞球として処理
される。
【0018】一方、いずれかの球落入孔17a〜17i
に落入してシャッター部材19の上面で保持される球
は、入賞球検出器35a〜35iで検出されて組合せ表
示器36の表示部36a〜36iが点灯表示される。そ
して、入賞球検出器37で一定数(たとえば9個)の球
がカウントされたときの表示部36a〜36iのうちた
とえば縦方向又は横方向のいずれか一列の組合せが成立
すれば2個の変動入賞口40a,40bの開閉翼片4
1,41を開成し、縦方向又は横方向の一列と斜め方向
の一列の組合せが成立すれば3個の変動入賞口40c〜
40eの開閉翼片41,41を開成し、さらに縦,横,
斜めの組合せがすべて成立すれば5個の変動入賞口40
a〜40eの開閉翼片41,41を一挙に開成するなど
遊技者にとって有利な遊技状態を付与するものである。
【0019】また、入賞検出器37で一定数の球がカウ
ントされるとソレノイド25を励磁する。これによっ
て、シャッター部材19が後方へ摺動されて球落入孔1
7a〜17iを開放するため、球落入孔17a〜17i
に落入してシャッター部材19の上面で保持されていた
球は球通過孔21a〜21iから入賞球受枠20へ落下
して導出口34から流出し、入賞球として処理される。
そして、球落入孔17a〜17iに落入して保持されて
いた球がすべて入賞球受枠20に落下するとソレノイド
25を消磁させてシャッター部材19を前方へ摺動し、
球落入孔17a〜17iを閉塞する。
【0020】なお、上記のような入賞装置1の一連の動
作は、図示しないマイクロコンピユータや電子回路によ
って電気的に制御される。また、上記実施例において
は、各球落入孔17a〜17iに落入した球の組合せを
組合せ表示器36に点灯表示するように構成したが、各
球落入孔17a〜17iへの球の落入状況を遊技者が視
認できるような手段たとえば底壁16の上面に各球落入
孔17a〜17iに対応する識別情報を描くか或いは点
灯表示するように構成しても良い。また、シャッター部
材19をソレノイド25によって摺動するように構成し
たが、モータによって摺動する構成としても良いこと勿
論である。
【0021】以上のように、第1実施例に係る入賞装置
1は、各球落入孔17a〜17iへの球の落入状況に応
じて5個の変動入賞口40a〜40eを種々の態様で開
成させるようにしたので、遊技状態を多様化することが
できパチンコ遊技を非常に面白くすることができる。
【0022】次に、図7ないし図10を参照して本発明
の第2実施例に係る入賞装置1Aについて説明する。こ
の第2実施例の入賞装置1Aが第1実施例の入賞装置1
と異なるところは、主として球受枠11の左右両側に一
対の開閉片を設けた点であるため、図7ないし図10に
おいて第1実施例と同じ構造のものには同一符号を付し
て示している。これについて説明すると、前記一対の開
閉翼片42,42は下端に回動軸43,43が固着され
ており、該回動軸43,43は取付基板10を貫通して
後方へ突出し、その後端に係合ピン44,44を突設し
たリンク部材45,45が固着してある。
【0023】一方、取付基板10の後面にはソレノイド
46が取付けられており、これのプランジャ47の先端
には連結部材48が固定されている。この連結部材48
の左右には係合孔49,49が設けられており、該係合
孔49,49にリンク部材45,45の係合ピン44,
44が挿入されている。
【0024】したがって、開閉片42,42はソレノイ
ド46が消磁しているとき、これのプランジャ47に巻
装された復帰ばね50によって図7実線のように閉じて
いて球を受け入れない状態を維持しており、ソレノイド
46が励磁されると図8鎖線のようにプランジャ47が
上方に引かれてリンク部材45,45を回動するため、
開閉片42,42は図7鎖線のように回動して球を球受
枠11へ受け入れ可能な状態に変換する。
【0025】図10は以上説明した第2実施例の入賞装
置1Aが適用されるパチンコ機の遊技盤の正面図であ
る。入賞装置1Aは、遊技盤38のガイドレール39で
囲まれる遊技部のほぼ中央に配設されており、その下方
には入賞球検出器54を備えた特定入賞口51と一対の
開閉片52,52を有する大入賞口53とが配設されて
いる。この大入賞口53の開閉片52,52は、裏面側
に設けてある図示しないソレノイドなどの電気的駆動源
に連結されており、開閉片52,52が起立して球を受
け入れない第1状態と傾動して球を受け入れ易い第2状
態とに変換する周知構造のものである。
【0026】また組合せ表示器36は、表示部36a〜
36iのうち特定の組合せ、たとえば横方向の中央の一
列の組合せが成立したとき遊技状態を「大当り」とする
ように電気制御される。なお、第2実施例では第1実施
例の入賞球検出器37が不要となる。
【0027】次に図7ないし図10を参照して第2実施
例の入賞装置1Aの作用について説明する。遊技盤38
へ打込まれた球が特定入賞口51に入って入賞球検出器
54で検出されるとその検出信号によって入賞装置1A
のソレノイド46が励磁して開閉片42,42を一定時
間(たとえば3〜5秒)開成する。そして、開閉片4
2,42が開成しているとき、その開閉片42,42間
に球が入ると該球は球入口14から誘導通路18に導か
れて底壁16の上面に落下し、いずれかの球落入孔17
a〜17iに落入してシャッター部材19の上面に保持
されるか、或いは球流落部13に落下する。
【0028】一方、一定時間が経過するとソレノイド4
6が消磁して開閉片42,42を閉じると同時に球落入
孔17a〜17iに落入した球の組合せを判別し、その
組合せがあらかじめ定められた組合せ(この実施例の場
合「7,7,7」)に揃うと「大当り」として大入賞口
53の開閉片52,52を所定時間又は所定回数連続し
て開成させるいわゆる遊技者に有利な特定遊技状態を付
与するものである。
【0029】以上のように、第2実施例に係る入賞装置
1Aは、特定入賞口51への打球の入賞を条件に開閉片
42,42を一定時間開成させ、その開閉片42,42
の間に入った球が落入した球落入孔17a〜17iの組
合せによって特定遊技状態を付与するようにしているの
で、第1実施例の入賞装置1に較べて非常に面白いもの
となり、遊技者の興味を大いに引くことができる。
【0030】次に、図11ないし図16を参照して本発
明の第3実施例に係る入賞装置1Bについて説明する。
この第3実施例の入賞装置1Bが第2実施例の入賞装置
1Aと異なるところは、主として取付基板10の開口の
左右両側に一対の開閉片を設けた点であるため、図11
ないし図14において第2実施例と同じ構造のものには
同一符号を付して示している。これについて説明する
と、取付基板10の開口の前面左右両側に一対の開閉片
55,55が対向状に軸着される。開閉片55,55
は、下端に突設した支軸56,56を取付基板10の裏
面の筒部57,57に挿通して回動自在に支持されてお
り、その後端には係合ピン58,58を突設したリンク
部材59,59がそれぞれ固着されている。
【0031】一方、取付基板10の裏面であり、かつ箱
枠15の後部には、開閉片55,55を開閉させるため
のソレノイド60,60が装着される。ソレノイド6
0,60のプランジャ61,61下端には連結部材62
が固着される。連結部材62の両側位置には横長孔6
3,63が形成され、この横長孔63,63に前記リン
ク部材59,59の係合ピン58,58がそれぞれ挿入
される。
【0032】前記プランジャ61,61は、ソレノイド
60,60が消磁した状態では復帰ばね64,64によ
つて下方へ付勢されて図13実線の位置にあり、これに
よって開閉片55,55が図11実線で示すように球を
球流落部13に受け入れない起立した第1状態に維持さ
れる。一方、ソレノイド60,60が励磁されると図1
3鎖線のようにプランジャ61,61が上方に引かれて
リンク部材59,59を回動するため、開閉片55,5
5は図11鎖線のように回動されて球を球流落部13に
受け入れ可能な第2状態に変換する。
【0033】また、入賞球受枠20の導出口34には入
賞球検出器65が設けられており、開閉片55,55に
受けられて球流落部13から入賞球受枠20に導かれる
特定の入賞球を検出するようになっている。
【0034】図14は以上説明した第3実施例の入賞装
置1Bが適用されるパチンコ機の遊技盤の正面図であ
る。入賞装置1Bは、遊技盤38のガイドレール39で
囲まれる遊技部のほぼ中央に配設されており、その下方
には入賞球検出器66を備えた通過チャッカー67を設
けると共に、右側方には回転式始動入賞口68と大入賞
口69とを上下に並べて設けている。
【0035】前記回転式始動入賞口68は、図15に示
すようにモータ70によって常時回転される回転盤71
と、この回転盤71の前面および左右を囲む環状のガイ
ド枠72とを有し、その回転盤71の周面の一個所に半
円状の球保持部73が設けてある。回転盤71は例えば
1分間に6回転するようにその回転速度が設定されてお
り、球保持部73がガイド枠72の上部に設けた待機口
74と一致したとき、その待機口74に位置する球を球
保持部73に受け入れて下方まで運び、その下方位置で
遊技盤38の裏面に流出させて入賞球検出器75で検出
するように構成されている。
【0036】前記大入賞口69は、図16に示すように
取付基板76に開設した横長の開口77と、取付基板7
6の裏面側に設けられ、該開口77に連続している凹室
78と、該凹室78の開口77を開閉するように下端が
枢支された開閉扉79とを有する。そして、開閉扉79
はリンク機構80を介してソレノイド81と連結され、
通常は図16実線のように閉じていて球を受け入れない
第1状態にあり、ソレノイド81が励磁すると同図鎖線
のように開いて球を受け入れ易い第2状態に変換する公
知構造のものである。
【0037】次に図11ないし図16を参照して第3実
施例の入賞装置1Bの作用について説明する。遊技盤3
8へ打込まれた球が通過チャッカー67を通過して入賞
球検出器66で検出されるとその検出信号によって入賞
装置1Bのソレノイド46が励磁して開閉片42,42
を一定時間(たとえば3〜5秒)開成する。そして、開
閉片42,42が開成しているとき、その開閉片42,
42間に球が入ると該球は球入口14から誘導通路18
に導かれて底壁16の上面に落下し、いずれかの球落入
孔17a〜17iに落入してシャッター部材19の上面
に保持されるか、或いは球流落部13に落下する。なお
球流落部13に落下した球は入賞球受枠20に導かれて
導出口34から落下することになるが、このときには入
賞球検出器65で検出されることなく単なる入賞球とし
て処理されるように回路設定されている。
【0038】一方、一定時間が経過するとソレノイド4
6が消磁して開閉片42,42を閉じると同時に球落入
孔17a〜17iに落入した球の組合せを判別し、その
組合せがあらかじめ定められた組合せ(この実施例では
「7,7,7」)に揃うとソレノイド60,60を励磁
させて入賞装置1Bの開閉片55,55を一定時間(た
とえば3〜5秒)図11鎖線のように開成する。
【0039】しかして、開閉片55,55が開成してい
るとき、その開閉片55,55に球が受けられて球流落
部13に入ると、該球は入賞球受枠20に導かれて導出
口34から流出すると同時に入賞球検出器65で検出さ
れ、これによって「大当り」としての権利発生となる。
また、一定時間経過するとソレノイド60,60が消磁
して開閉片55,55を閉じる。
【0040】一方、この「大当り」の権利発生状態にお
いて、回転式始動入賞口68の待機口74で待機してい
る球が回転盤71の球保持部73に取り込まれて下方に
運ばれ入賞球検出器75で検出されると大入賞口69の
ソレノイド81が励磁され、開閉扉79が一定時間(た
とえば29秒)経過するまでの間、又は所定個数(たと
えば10個)の入賞球が入賞するまで開成される。この
ように「大当り」の権利発生状態になると回転式始動入
賞口68への球の入賞を条件に大入賞口69の開閉扉7
9の開閉動作が所定サイクル(たとえば16回)約束さ
れる。これによって、多量の入賞球が発生し、遊技者は
多大な利益を受けることができる。
【0041】以上のように、第3実施例に係る入賞装置
1Bは、遊技盤38に打込まれた球が通過チャッカー6
7を通過して入賞球検出器66で検出されると開閉片4
2,42を一定時間開成させ、その開閉片42,42間
に入った球が落入した球落入孔17a〜17iの組合せ
があらかじめ定められた組合せに揃うと開閉片55,5
5を開成する。そして、開閉片55,55が開成してい
るとき、球が球流落部13に入って入賞球検出器65で
検出されると「大当り」の権利を発生させるもので、第
2実施例の入賞装置1Aに較べて格段にパチンコ遊技を
面白いものにすることができる。
【0042】なお、上記した実施例においては、球受枠
11に受け入れた球をすべて入賞球として処理するもの
として例示したが、これらの球を入賞球とすることなく
遊技盤上へ還流するようにすれば、球落入孔17a〜1
7iに落入した球の組合せによつて遊技状態を遊技者に
有利な特定遊技状態に変化させるいわゆる単なる表示装
置として使用することが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明に係る入賞装置は、複数の球落入孔への入賞
状況に応じて複数の変動入賞口の開閉片を種々の態様で
開成させたり、遊技者に特別の利益を付与する大当り状
態を発生させる等変化に富んだ盤面構成が可能となり、
パチンコ遊技を非常に面白いものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の入賞装置を前面から見た
斜視図である。
【図2】同裏面から見た斜視図である。
【図3】中央縦断側面図である。
【図4】同底壁部分を示す横断平面図である。
【図5】同シャッター部材部分を示す横断平面図であ
る。
【図6】同入賞装置を組付けた遊技盤の正面図である。
【図7】本発明の第2実施例の入賞装置を前面から見た
斜視図である。
【図8】同裏面から見た斜視図である。
【図9】同中央縦断側面図である。
【図10】同入賞装置を取付けた遊技盤の正面図であ
る。
【図11】本発明の第3実施例の入賞装置を前面から見
た斜視図である。
【図12】同裏面から見た斜視図である。
【図13】同中央縦断側面図である。
【図14】同入賞装置を取付けた遊技盤の正面図であ
る。
【図15】回転式始動入賞口の斜視図である。
【図16】大入賞口の断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B 入賞装置 10 取付基板 11 球受枠 15 箱枠 16 底壁 17a〜17i 球落入孔 19 シャッター部材 25 駆動手段(ソレノイド) 35a〜35i 落入球検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付基板の上部に前面側に突出する球受
    枠を設けると共に、その下方部に取付基板の裏面側に突
    出する前面開口の奥行を有する箱枠を設け、 前記箱枠の底壁を前部が低くなるように傾斜させると共
    に、その底壁には縦方向と横方向とにそれぞれ複数の球
    落入孔を貫通穿設し、 前記底壁の下面には、摺動によりそれぞれの球落入孔を
    開閉するシャッター部材と、該シャッター部材を摺動さ
    せる駆動手段と、それぞれの球落入孔に落入した球を検
    出する落入球検出器とを設け、 前記球受枠に入った球を箱枠の奥部に導いて底壁上に落
    下させると共に、球落入孔への球の落入状況に応じて所
    定の遊技状態を付与し得るようにしたことを特徴とする
    パチンコ機の入賞装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007117674A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Samii Kk 遊技機及び遊技機における動作契機判定方法
JP2009285505A (ja) * 2009-09-11 2009-12-10 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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