JP2010214044A - 遊技機 - Google Patents

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誠 西川
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Abstract

【課題】球回収口へ案内される遊技球に、後続の遊技球の特別入賞口への入賞を補助する機能を持たせることができる遊技機を提供する。
【解決手段】誘導回転体66の外周には特別球保持部71と回収球保持部72とを設け、特別球保持部71は、側方案内路69の下流端69bに対向し得る箇所に特別保持開口71aを開放し、特別保持開口71aから受け入れた遊技球を特別入賞口へ誘導し、回収球保持部72は、側方案内路69の下流端69bに対向し得る箇所に回収保持開口72aを開放し、回収保持開口72aから受け入れた遊技球を球回収口へ誘導し、下方案内路は、球排出口よりも上流側の位置から分岐した分岐案内路の流路端を誘導回転体66の下部へ臨ませ、回収球保持部72のうち回収保持開口72aとは異なる箇所に開放された分岐側受入口72dと分岐案内路の流路端とを連通して、遊技球を分岐案内路から回収球保持部72へ受入可能とした。
【選択図】図16

Description

本発明は、開閉部材を開いて遊技球を内部へ流入可能となる変動入賞装置を備え、該変動入賞装置内には、遊技球が入賞可能な特別入賞口と、該特別入賞口へ入賞しない遊技球を回収する球回収口とを設けたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、遊技領域内に変動入賞装置を備え、変動入賞装置の開閉部材を開いて遊技球を変動入賞装置内へ流入可能とし、この遊技球が変動入賞装置内に設けられた特別入賞口へ入賞すると、特別遊技状態を発生させて、予め定められた特別遊技価値を遊技者へ付与可能とする一方、特別入賞口へ入賞しない場合にはこの遊技球を球回収口へ回収するものがある。そして、変動入賞装置内の一側寄りに誘導回転体を回転軸が横向きになった姿勢で備え、誘導回転体の外周部には複数の球保持部(切欠部)を設け、特定の球保持部に保持された遊技球を特別入賞口(V入賞口)へ誘導し、他の球保持部に保持された遊技球を誘導回転体の下方に設けられた球受流下部へ落下させて一般入賞口へ送るように構成する旨が提案されている。さらに、変動入賞装置内には、遊技球を誘導回転体へ案内する案内流路を設け、該案内流路の途中には突起を出没可能な状態で配置し、変動入賞装置内を流下する遊技球の動きが複雑になるように構成する旨が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2811591号公報
ところで、上記特許文献に記載のパチンコ遊技機においては、球受流下部へ流下した遊技球は、遊技の興趣の向上に寄与する動作を何ら行わずに一般入賞口へ回収されるだけである。この結果、変動入賞装置内の遊技球の挙動が単調になりがちであり、遊技者が短期で遊技に飽きてしまう虞があるため、好ましくない。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、球回収口へ案内される遊技球に、後続の遊技球の特別入賞口への入賞を補助する機能を持たせることができ、遊技の興趣の向上を図ることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、開閉部材を開いて遊技球を内部へ流入可能となる変動入賞装置を備え、該変動入賞装置内には、遊技球が入賞可能な特別入賞口と、該特別入賞口へ入賞しない遊技球を回収する球回収口と、を設け、遊技球の特別入賞口への入賞に基づき特別遊技状態を発生させて、予め定められた特別遊技価値を遊技者へ付与可能な遊技機において、
前記変動入賞装置は、前後方向へ延在した姿勢の誘導回転軸を中心にして回転可能な誘導回転体と、該誘導回転体を回転する回転駆動源と、当該変動入賞装置内に流入した遊技球を誘導回転体の側方へ向けて案内する側方案内路と、該側方案内路よりも下方に配置され、遊技球を転動可能な下方案内路と、該下方案内路の下流端へ連通し、下方案内路を転動してきた遊技球を変動入賞装置の外方へ排出する球排出口と、を備え、
前記誘導回転体の外周には、遊技球を受け入れて保持可能な特別球保持部と回収球保持部とを設け、
前記特別球保持部は、当該特別球保持部のうち側方案内路の下流端に対向し得る箇所を開放して特別保持開口とし、側方案内路から特別保持開口へ通して受け入れた遊技球を保持し、この状態で誘導回転軸周りに回転してから特別入賞口に連通して遊技球を特別入賞口へ誘導し、
前記回収球保持部は、当該回収球保持部のうち側方案内路の下流端に対向し得る箇所を開放して回収保持開口とし、側方案内路から回収保持開口へ通して受け入れた遊技球を保持し、この状態で誘導回転軸周りに回転してから球回収口に連通して遊技球を球回収口へ誘導し、
前記下方案内路は、球排出口よりも上流側の位置から分岐案内路を分岐し、該分岐案内路の流路端を誘導回転体の下部へ臨ませ、
前記回収球保持部のうち回収保持開口とは異なる箇所を開放して分岐側受入口とし、該分岐側受入口と分岐案内路の前記流路端とを連通して、遊技球を分岐案内路から回収球保持部へ受入可能とし、
前記誘導回転体を、特別球保持部および回収球保持部が分岐案内路の前記流路端側から側方案内路の下流端側へ移動する回転方向、且つ回収球保持部の後に続いて特別球保持部が移動する状態で回転した場合において、該回収球保持部に遊技球を分岐案内路から受け入れて保持し、この遊技球を保持した回収球保持部の回収保持開口を側方案内路の下流端へ連通すると、回収球保持部に予め保持された遊技球が側方案内路から流下してくる遊技球の回収球保持部への進入を阻止し、該回収球保持部への進入を阻止された遊技球が特別球保持部に保持されることを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記変動入賞装置は、振分回転軸を中心にして回転可能な振分回転体を備え、該振分回転体を前記回転駆動源により回転駆動し、遊技球を回転状態の振分回転体へ当接して側方案内路または下方案内路へ振り分け可能とし、
前記側方案内路には、当該側方案内路上へ出没可能な出没突起を備え、該出没突起を前記回転駆動源とは異なる出没駆動源により出没駆動することを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記振分回転体は、互いに離間する複数の振分突起を振分回転軸上から外れた位置に振分回転軸方向へ沿って突設したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記特別球保持部のうち分岐案内路の前記流路端に対向し得る箇所に流入阻止壁を設け、遊技球が分岐案内路から特別球保持部へ流入することを流入阻止壁により阻止可能としたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、変動入賞装置は、前後方向へ延在した姿勢の誘導回転軸を中心にして回転可能な誘導回転体と、該誘導回転体を回転する回転駆動源と、当該変動入賞装置内に流入した遊技球を誘導回転体の側方へ向けて案内する側方案内路と、該側方案内路よりも下方に配置され、遊技球を転動可能な下方案内路と、該下方案内路の下流端へ連通し、下方案内路を転動してきた遊技球を変動入賞装置の外方へ排出する球排出口と、を備え、誘導回転体の外周には、遊技球を受け入れて保持可能な特別球保持部と回収球保持部とを設け、特別球保持部は、当該特別球保持部のうち側方案内路の下流端に対向し得る箇所を開放して特別保持開口とし、側方案内路から特別保持開口へ通して受け入れた遊技球を保持し、この状態で誘導回転軸周りに回転してから特別入賞口に連通して遊技球を特別入賞口へ誘導し、回収球保持部は、当該回収球保持部のうち側方案内路の下流端に対向し得る箇所を開放して回収保持開口とし、側方案内路から回収保持開口へ通して受け入れた遊技球を保持し、この状態で誘導回転軸周りに回転してから球回収口に連通して遊技球を球回収口へ誘導し、下方案内路は、球排出口よりも上流側の位置から分岐案内路を分岐し、該分岐案内路の流路端を誘導回転体の下部へ臨ませ、回収球保持部のうち回収保持開口とは異なる箇所を開放して分岐側受入口とし、該分岐側受入口と分岐案内路の前記流路端とを連通して、遊技球を分岐案内路から回収球保持部へ受入可能とし、誘導回転体を、特別球保持部および回収球保持部が分岐案内路の前記流路端側から側方案内路の下流端側へ移動する回転方向、且つ回収球保持部の後に続いて特別球保持部が移動する状態で回転した場合において、該回収球保持部に遊技球を分岐案内路から受け入れて保持し、この遊技球を保持した回収球保持部の回収保持開口を側方案内路の下流端へ連通すると、回収球保持部に予め保持された遊技球が側方案内路から流下してくる遊技球の回収球保持部への進入を阻止し、該回収球保持部への進入を阻止された遊技球が特別球保持部に保持されるので、遊技球が分岐案内路から回収球保持部へ保持された場合には、側方案内路から誘導回転体へ向けて案内される別個の遊技球が、回収球保持部の後に続いて移動してくる特別球保持部へ進入し易くなる。このことから、球回収口へ案内される遊技球に、後続の遊技球の特別球保持部への進入、ひいては特別入賞口への入賞を補助する機能を持たせることができる。これにより、遊技者は、遊技球が回収球保持部に保持されて球回収口に回収されることになったとしても、この遊技球の作用に注目するようになり、遊技の興趣の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、変動入賞装置は、振分回転軸を中心にして回転可能な振分回転体を備え、該振分回転体を前記回転駆動源により回転駆動し、遊技球を回転状態の振分回転体へ当接して側方案内路または下方案内路へ振り分け可能とし、側方案内路には、当該側方案内路上へ出没可能な出没突起を備え、該出没突起を前記回転駆動源とは異なる出没駆動源により出没駆動するので、変動入賞装置内の遊技球の動きを複雑にすることができる。また、誘導回転体および振分回転体の回転と、出没突起の出没動作とが同期することを避けることができ、遊技者が遊技球の発射のタイミングを取って特別球保持部に遊技球を進入し易くなること、ひいては特別入賞口への入賞を獲得し易くなることを抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、振分回転体は、互いに離間する複数の振分突起を振分回転軸上から外れた位置に振分回転軸方向へ沿って突設したので、遊技球の振り分けを行い易い構造の振分回転体を簡単な構成で実現することができる。また、遊技球が振り分けられる様子を遊技者に見せ易い。
請求項4に記載の発明によれば、特別球保持部のうち分岐案内路の前記流路端に対向し得る箇所に流入阻止壁を設け、遊技球が分岐案内路から特別球保持部へ流入することを流入阻止壁により阻止可能としたので、変動入賞装置内の遊技球が特別入賞口へ入賞する確率が高くなりすぎることを抑えることができる。
遊技盤の正面図である。 表示ユニットの説明図である。 各特図変動表示ゲームに関する遊技の流れを示す説明図である。 変動入賞装置の斜視図である。 変動入賞装置の断面図であり、(a)は図1におけるA−A断面図、(b)は図1におけるB−B断面図である。 変動入賞装置の分解斜視図である。 球移動空間部の斜視図である。 球移動空間部の正面図である。 下方案内路およびその周辺の構成の斜視図である。 回転体ユニットの分解斜視図である。 誘導回転体および流路形成部材の分解斜視図である。 振分回転体の斜視図である。 ベースユニットの分解斜視図である。 (a)は出没突起を突出した状態の説明図、(b)は出没突起を没入した状態の説明図である。 制御系統の説明に供するブロック構成図である。 回収球保持部内の遊技球の作用を示す説明図であり、(a)は遊技球が分岐側受入口から回収球保持部へ受け入れられた状態図、(b)は回収球保持部内の遊技球が他の遊技球の進入を阻止する状態図、(c)は回収球保持部内への進入を阻止された遊技球が特別球保持部へ保持された状態図である。 球詰まり監視処理のフローチャートである。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、矩形状の遊技盤本体2の表面にガイドレール3や複数のサイドケース4等の区画部材を装着して遊技領域5を区画形成し、該遊技領域5内の略中央には変動入賞装置(センターケース)7を配設し、該変動入賞装置7の上部に第1大入賞口8を設けている。また、遊技領域5のうち変動入賞装置7の一側方(図1中、左側方)には普図始動ゲート9を配置し、該普図始動ゲート9の上方および下方には一般入賞口10を配置し、変動入賞装置7の他側方(図1中、右側方)には、遊技の進行予定や進行状態などを発光や回転体の回転により報知する報知装置12および連続予告記憶表示装置13を配置している。さらに、変動入賞装置7の下方には、複数の始動入賞口(第1始動口16、第2始動口17)を横に並べた状態で備えている。具体的には、遊技領域5の左右両側寄りに第1始動口16をそれぞれ配置し、遊技領域5の中央側には、羽根状の普通電動役物17aが左右に備えられた第2始動口17を配置している。そして、第2始動口17の下方には第2大入賞口(アタッカー)18を配置し、該第2大入賞口18の下方に位置する遊技領域5の下端には、入賞せずに流下してきた遊技球を回収するアウト口19を設けている。
また、サイドケース4の下部のうち第2大入賞口18を挟んでガイドレール3とは反対側に位置する箇所には、遊技の進行に伴って変化する情報を発光により表示する表示ユニット21を備えている。表示ユニット21は、図2に示すように、ユニット基板22の表面に複数の電気部品を実装して構成されている。具体的には、普通図柄表示器23、普図始動記憶表示器24、第1特図始動記憶表示器25、第2特図始動記憶表示器26、決定ラウンド数表示器27として機能する複数のLED(点状発光体)と、第1特別図柄表示器28および第2特別図柄表示器29として機能する2つの7セグメントLEDとを実装している。
普通図柄表示器23は、遊技球の普図始動ゲート9への入賞(通過)を契機として普図変動表示ゲーム(補助遊技)を行う表示器であり、普図変動表示ゲーム時に発光態様(例えば2つのLEDの点灯状態)を異ならせて普通図柄(普図)を表示するように構成されている。そして、普図変動表示ゲームの結果態様が「当たり」を示す状態になった場合には第2始動口17の普通電動役物17aが開いて、遊技球が第2始動口17へ入賞し易い状態に変換する。さらに、普通図柄表示器23の側方には普図始動記憶表示器24を配置し、遊技球が普図始動ゲート9を通過したが未処理となっている普図変動表示ゲームの回数を所定数(例えば4個)まで表示できるように構成されている。
第1特別図柄表示器28は、遊技球の第1始動口16への入賞P1(図3参照)を始動条件として第1特図変動表示ゲーム(第1特別遊技)を行う表示器であり、第1特図変動表示ゲーム時P2(図3参照)に数字、記号等の第1特別図柄(第1特図)を変動表示するように構成されている。また、第2特別図柄表示器29は、遊技球の第2始動口17への入賞P1(図3参照)を始動条件として第2特図変動表示ゲーム(第2特別遊技)を行う表示器であり、第2特図変動表示ゲーム時P2(図3参照)に数字、記号等の第2特別図柄(第2特図)を変動表示するように構成されている。そして、図3に示すように、第1特図変動表示ゲームまたは第2特図変動表示ゲームの表示態様が予め定めた特別の結果態様になったときには、第1大入賞口8(変動入賞装置7)または第2大入賞口18が予め設定された動作を行う。例えば、表示態様が「当たり」を示す結果態様P3になったときには、後述する第1大入賞口8の開閉部材8aを所定時間(0.3秒)開いて遊技球の変動入賞装置7内への進入(第1大入賞口8への入賞)を許容する(P4)。また、表示態様が「当たり」よりも発生確率が低い「大当たり」を示す結果態様P5になったときには、第2大入賞口18を所定時間および所定回数だけ開放して、遊技球の第2大入賞口18への入賞を許容する(P6)。なお、表示態様が「ハズレ」を示す結果態様P7になったときには、第1大入賞口8および第2大入賞口18を閉じた状態のままに維持して通常の遊技状態P8に戻る。また、図1に示すように、各特図変動表示ゲームの結果を報知する報知ランプ(当たり報知ランプ31、大当たり報知ランプ32)を変動入賞装置7の前面下部に備え、遊技者が各特図変動表示ゲームの結果を把握し易いように構成されている。
さらに、第1特別図柄表示器28の側方には第1特図始動記憶表示器25を配置し、遊技球が第1始動口16に入賞したが未処理となっている第1特図変動表示ゲームの回数を所定数(例えば4個)まで表示できるように構成されている。また、第2特別図柄表示器29の側方には第2特図始動記憶表示器26を配置し、遊技球が第2始動口17に入賞したが未処理となっている第2特図変動表示ゲームの回数を所定数(例えば4個)まで表示できるように構成されている。そして、表示ユニット21の上部には決定ラウンド数表示器27を配置し、前記「大当たり」状態P5となった場合に、第2大入賞口18の開閉を繰り返すラウンドの実行回数を2回(2R)、15回(15R)、16回(16R)の中から選択して決定し、この決定した回数を決定ラウンド数表示器27で表示する。なお、第1特図始動記憶表示器25と同じ内容(点灯)を表示する第1記憶報知ランプ33を、遊技領域5の一側寄り(図1中、左寄り)に位置する第1始動口16の前面側に備えるとともに、第2特図始動記憶表示器26と同じ内容(点灯)を表示する第2記憶報知ランプ34を、遊技領域5の他側寄り(図1中、右寄り)に位置する第2始動口17の前面側に備え、遊技者が各特図変動表示ゲームの未処理回数を把握し易いように構成されている。
次に、変動入賞装置7について説明する。
変動入賞装置7は、図4〜図6に示すように、当該変動入賞装置7の基部となるベースユニット41と、該ベースユニット41の後方に配置された回転体ユニット42と、ベースユニット41と回転体ユニット42との間に挟まれる状態で配置された可動装飾ユニット43とを備えて概略構成されている。そして、ベースユニット41の外周縁にはフランジ状の取付基部44を外方へ向けて突設し、該取付基部44を遊技盤本体2の前面側に止着して変動入賞装置7を遊技盤1へ装着可能としている。また、ベースユニット41の前面側の中央部には、遊技球が移動可能となる横向き矩形状の球移動空間部46を取付基部44から後方へ凹ませて形成し(図6参照)、該球移動空間部46の前方には透明な空間部カバー47を止着して球移動空間部46を被覆し、空間部カバー47を通して球移動空間部46内(詳しくは球移動空間部46内の遊技球)を遊技盤1の前方から視認できるように構成されている。さらに、球移動空間部46の後部には透明な装飾視認窓48を設け、該装飾視認窓48の左右方向の中央部から可動装飾ユニット43を前方へ臨ませ、可動装飾ユニット43に装備された可動装飾具49の動作を、装飾視認窓48、球移動空間部46、空間部カバー47を通して遊技盤1の前方から視認可能とし、さらには球移動空間部46内の遊技球が可動装飾ユニット43側へ転動することを装飾視認窓48により阻止するように構成されている。
また、空間部カバー47の上縁部には鎧部51を左右両側方へ下り傾斜した姿勢で備え、該鎧部51の左右両側端から側辺部52を下方へ向けて延設し、左右の側辺部52の下端同士の間には下辺部53を備え、鎧部51、側辺部52、下辺部53を空間部カバー47から変動入賞装置7の前方へ向けて突設して、遊技領域5内を流下する遊技球が第1大入賞口8を通過せずに変動入賞装置7内(詳しくは変動入賞装置7のうち球移動空間部46の前方の位置)へ侵入することを阻止している。なお、下辺部53の前端部には横長な報知パネル54を止着し、該報知パネル54の前面に報知ランプ(当たり報知ランプ31、大当たり報知ランプ32)を備えている。さらに、ベースユニット41の前面のうち鎧部51の中央部の上方に位置する箇所には第1大入賞口8を鎧部51の前端部と同じ位置まで前方へ突出した状態で備え(図5(b)参照)、該第1大入賞口8の左右両側部には羽根状の開閉部材8aを設け、該開閉部材8aを開いて遊技球を第1大入賞口8へ受け入れ可能とし、開閉部材8aを閉じると遊技球を第1大入賞口8へ受け入れ不能としている。そして、ベースユニット41の上部と、該ベースユニット41の上部の後方に止着される中継基板ホルダ55との間には開閉駆動ソレノイド56を配置して開閉部材8aへ接続し、開閉駆動ソレノイド56に制御信号を送信して開閉部材8aの開閉動作を実行可能としている。また、第1大入賞口8の下部の前面側には第1大入賞装飾パネル57を装着し、該第1大入賞装飾パネル57の後方には、第1大入賞口8へ進入(入賞)した遊技球を検出可能な第1大入賞球検出センサ58を設け(図1参照)、第1大入賞口8の下部を球移動空間部46の上部へ開放し、第1大入賞球検出センサ58に検出された遊技球(言い換えると、第1大入賞口8へ入賞した遊技球)が球移動空間部46の上部へ流入するように構成されている。
さらに、図7および図8に示すように、球移動空間部46の上部には、第1大入賞口8から流下してきた遊技球(入賞球)を流下させる入賞球流路60を球移動空間部46の中央部から一側(図7中、左側)へ向けて横方向に下り傾斜した姿勢で設けている。そして、該入賞球流路60の傾斜下端の下方には、回転体ユニット42の前面の一側(図6中、左側)に装着された振分回転体61を、前後方向へ延在した姿勢の振分回転軸62を中心にして回転可能な状態で臨ませ、該振分回転体61に遊技球(入賞球流路60を流下してきた遊技球)を当接して振分回転体61の下方や側方へ振り分け可能としている。また、振分回転体61の一側方、具体的には振分回転体61を挟んで第1大入賞口8とは反対の側方(図7中、左側方)には長尺な縦向き円弧状の下方振分流路63を振分回転体61の外周に沿って延設し、該下方振分流路63の下端を振分回転体61の直下に臨ませている。さらに、振分回転体61の他側方、具体的には第1大入賞口8側の側方(図7中、右側方)には短尺な円弧状の側方振分流路64を振分回転体61の外周に沿って延設し、該側方振分流路64の下端を振分回転体61の上下方向の中央部の側方へ臨ませている。また、球移動空間部46の他側、言い換えると球移動空間部46の中央部を挟んで振分回転体61とは反対側(図7中、右側)には、回転体ユニット42の前面の他側(図6中、右側)に装着された厚肉円板状の誘導回転体66を、前後方向へ延在した姿勢の誘導回転軸67を中心にして回転可能な状態で臨ませ、誘導回転軸67を振分回転軸62よりも下方へずらした位置に設定している(図8参照)。さらに、球移動空間部46のうち振分回転体61と誘導回転体66との間の位置には、横長な側方案内路69を振分回転体61側から誘導回転体66側へ向けて下り傾斜した姿勢で設けている。そして、該側方案内路69の上流端69aを側方振分流路64の下端の直下に臨ませるとともに、側方案内路69の下流端69bを誘導回転体66のうち振分回転体61寄り(図8中、左寄り)の側方に臨ませて、側方案内路69に流入してきた遊技球を誘導回転体66の側方へ向けて案内するように構成されている。
また、誘導回転体66のうち側方案内路69の下流端69bに臨み得る外周部には、1つの遊技球を受け入れて保持可能な特別球保持部71と回収球保持部72とを設け、誘導回転体66の後方には、遊技球が入賞可能な特別入賞口(V入賞口)73と、該特別入賞口73へ入賞しない遊技球を回収する球回収口74とを設け、誘導回転体66を回転することで特別球保持部71に保持された遊技球を特別入賞口73へ誘導したり、回収球保持部72に保持された遊技球を球回収口74へ誘導したりするように構成されている(図11参照)。なお、誘導回転体66、特別入賞口73、球回収口74の構成については、後で詳細に説明する。
さらに、図7および図8に示すように、球移動空間部46のうち振分回転体61の直下に位置する箇所、言い換えると下方振分流路63の下端を臨ませた箇所には、前方の空間部カバー47側へ向けて下り傾斜した球誘導棚76を備え、該球誘導棚76と側方案内路69の上流端69aとの間には球転動阻止壁77を立設し、側方案内路69と球誘導棚76との間で遊技球が移動することを球転動阻止壁77により阻止可能としている。そして、図9に示すように、空間部カバー47のうち球誘導棚76の傾斜下端に対向する箇所には、遊技球が通過可能な球開放口78を開設し、空間部カバー47の前面側のうち側方案内路69よりも下方の位置には、横長な下方案内路79を球開放口78から変動入賞装置7の左右方向の中央側へ向けて下り傾斜した姿勢で備え、球誘導棚76に載った遊技球を球開放口78から空間部カバー47の前方へ誘導して下方案内路79へ転動させるように構成されている。さらに、下方案内路79の下流部を後方へ下り傾斜した状態で屈曲して空間部カバー47へ貫通し、ベースユニット41のうち下方案内路79の下流端の後方に位置する箇所には球排出口80を開設して下方案内路79の下流端へ連通するとともに、球排出口80の後方には球排出流路81(図13参照)の上流端を連通し、下方案内路79を転動してきた遊技球を球排出口80および球排出流路81へ通し、変動入賞装置7の外方へ排出するように構成されている。また、下方案内路79のうち球排出口80よりも上流側に位置する屈曲部79aから分岐案内路83を誘導回転体66側(図9中、右側)へ向けて緩やかに上り傾斜した姿勢で分岐し、該分岐案内路83の傾斜上端に位置する下流端(本発明における分岐案内路の流路端に相当)を誘導回転体66の下部の前方に設定するとともに、分岐案内路83の下流端から分岐転動傾斜部84を後方の誘導回転体66へ向けて下り傾斜した姿勢で備えている。そして、空間部カバー47のうち分岐案内路83の下流端の後方に位置する箇所を開放して分岐連通口85とし、該分岐連通口85を介して分岐案内路83の下流端を誘導回転体66の下部へ臨ませ、遊技球が分岐案内路83の下流端から誘導回転体66の下部側へ向けて移動できるように構成されている。
次に、振分回転体61および誘導回転体66が軸着された回転体ユニット42、振分回転体61、誘導回転体66について説明する。
回転体ユニット42は、図5,図6,図10に示すように、回転体ユニット42の基部となる横長なユニットケース88を備え、該ユニットケース88の前面の一側(図10中、左側)には、振分側発光基板89が内蔵された振分側軸受ベース90を設け、該振分側軸受ベース90およびユニットケース88に振分回転軸62を前後方向へ貫通するとともに、振分側軸受ベース90およびユニットケース88に装着されたに装着された振分側軸受91(図5(a)参照)により振分回転軸62を回転可能な状態で支持し、振分回転軸62の前端を振分側軸受ベース90の前方へ突出して振分回転体61を止着し、振分回転軸62の後端をユニットケース88の後方に突出している。また、ユニットケース88の前面の他側(図10中、右側)には誘導側装着基部93を下方へ延設し、該誘導側装着基部93の前面には、特別入賞口73および球回収口74が開設された流路形成部材94を止着し、後面には誘導側発光基板95を基板ブラケット96の前面に装着された状態で止着している。さらに、流路形成部材94、誘導側装着基部93、誘導側発光基板95、基板ブラケット96に誘導回転軸67を前後方向へ貫通するとともに、流路形成部材94および基板ブラケット96に装着された誘導側軸受97(図5(b)参照)により誘導回転軸67を回転可能な状態で支持し、誘導回転軸67の前端を流路形成部材94の前方へ突出して誘導回転体66を止着し、誘導回転軸67の後端をユニットケース88の後方へ突出している。なお、ユニットケース88、振分側軸受ベース90、振分回転体61、誘導側装着基部93、流路形成部材94、誘導回転体66は、透明樹脂などの透光性を有する部材で形成されており、各発光基板89,95からの光を変動入賞装置7の前方へ透過できるように構成されている。
また、ユニットケース88の裏側には横長なモータブラケット100を備え、該モータブラケット100の裏面のうち左右方向の中央部には、誘導回転体66および振分回転体61を回転する回転駆動源としての回転駆動モータ101を出力軸がモータブラケット100の前面側へ突出した姿勢で備え、回転駆動モータ101の出力軸の前端に駆動ギア102を止着している。また、駆動ギア102の一側方(図10中、左側方)には振分回転ギア103を配置して振分回転軸62の後端へ止着し、駆動ギア102の他側方(図10中、右側方)には誘導回転ギア104を配置して誘導回転軸67の後端へ止着し、駆動ギア102と振分回転ギア103とを振分伝達ギア105で接続するとともに、駆動ギア102と誘導回転ギア104とを誘導伝達ギア106で接続している。したがって、図8に示すように、回転駆動モータ101を駆動して駆動ギア102を変動入賞装置7の正面から見て時計方向へ回転すると、振分回転ギア103と誘導回転ギア104とが反時計方向へ回転するとともに、振分回転ギア103(振分回転軸62)と誘導回転ギア104(誘導回転軸67)とが時計方向へ回転し、これにより、振分回転体61と誘導回転体66とが回転駆動モータ101の回転力により回転駆動して時計方向へ回転する。このことから、振分回転体61を回転駆動する駆動源と誘導回転体66を回転駆動する駆動源とを別個に設ける場合に比べて、変動入賞装置7の構成部品や消費電力を少なく抑えることができ、変動入賞装置7の製造コストの低減を図ることができる。なお、振分回転ギア103、振分伝達ギア105、駆動ギア102、誘導伝達ギア106の後部をモータブラケット100により被覆し、誘導回転ギア104の後方にはギアカバー107を配置して誘導回転ギア104の後部を被覆している。また、駆動ギア102の前面には舌片状の検出片102aを突設し、ユニットケース88に設けられた回転体位置検出センサ108により検出片102aを検出して、振分回転体61および誘導回転体66の回転位置(姿勢)を把握できるように構成されている。
さらに、図11に示すように、流路形成部材94の円形状前面のうち誘導側軸受97(誘導回転軸67)よりも振分回転体61側(図11中、左側)の位置には特別入賞口73を側方案内路69の下流端69bよりも上方に開設し、該特別入賞口73から特別入賞流路111を流路形成部材94の内部へ垂設し、特別入賞口73へ進入(入賞)した遊技球が特別入賞流路111へ流下するように構成されている。さらに、特別入賞流路111の途中には、遊技球(入賞球)を検出可能な特別入賞球検出センサ112を備えている。そして、流路形成部材94の円形状前面の上部、言い換えると流路形成部材94の円形状前面のうち誘導回転軸67を中心にして特別入賞口73から時計方向(変動入賞装置7の正面から見て時計方向)へ位相をずらした位置には球回収口74を切り欠いて開設し、球回収口74と誘導回転軸67との離間距離を、特別入賞口73と誘導回転軸67との離間距離よりも長く設定している。また、球回収流路113を球回収口74から流路形成部材94の内部へ垂設し、球回収口74に回収された遊技球が球回収流路113へ流下するように構成されている。そして、球排出流路81の下流端、特別入賞流路111の下流端、球回収流路113の下流端を球排出樋115(図1参照)の上流端へ接続して、変動入賞装置7内へ流入した遊技球を球排出樋115へ通して変動入賞装置7の外方へ排出可能としている。また、球排出樋115の途中には排出球検出センサ116を備え、変動入賞装置7から排出された遊技球を計数し、この計数結果と第1大入賞球検出センサ58で検出された遊技球の計数結果とを照合して、遊技球が変動入賞装置7内に停留しているか否かを判断できるように構成されている。
振分回転体61は、図12に示すように、円板状の振分回転基部118を設け、該振分回転基部118の前面には、互いに離間する2つの振分突起119を振分回転軸62上から外れた位置、詳しくは振分回転軸62を挟んで両側に配置するとともに、振分回転軸62方向に沿って振分回転基部118の前方へ突設している。また、各振分突起119の正面から見た形状を振分回転軸62側から振分回転体61の外周側へ向けて延在する円弧板状に設定し、両振分突起119の振分回転軸62側に位置する縁部同士の間隔Dを遊技球の直径よりも狭くして、両振分突起119の間に遊技球が通過することを阻止している。そして、当該振分回転体61を回転した状態で、遊技球を回転移動中の振分突起119へ当接して側方案内路69または下方案内路79へ振り分け可能としている。
誘導回転体66は、図11に示すように、誘導回転体66の本体となる厚肉円板状の誘導基部121と、該誘導基部121の円形状前面に止着される回転パネル122とを備えて構成されている。また、誘導基部121の外周には1つの特別球保持部71と4つの回収球保持部72とを中心側(誘導回転軸67側)へ向けて凹ませて1個の遊技球を受け入れて保持可能な大きさに形成し、各球保持部71,72を誘導回転体66の周方向に沿って同位相ずらした位置に設定している。また、特別球保持部71のうち側方案内路69の下流端69bに対向し得る箇所(言い換えると誘導回転体66の外周側に位置する箇所)を開放して特別保持開口71aとし、特別球保持部71のうち流路形成部材94に対向し得る後部を開放して特別放出口71bとしている。そして、回収球保持部72のうち側方案内路69の下流端69bに対向し得る箇所(言い換えると誘導回転体66の外周側に位置する箇所)を開放して回収保持開口72aとし、回収球保持部72のうち流路形成部材94に対向し得る後部を開放して回収放出口72bとしている。
さらに、回収球保持部72の深さ(誘導回転体66の半径方向に沿った長さ)を球回収口74と連通可能な深さに設定し、特別球保持部71の深さを回収球保持部72の深さよりも深く設定している。そして、特別入賞口73が特別放出口71b(特別球保持部71)のうち誘導回転軸67側の部分と前後に重なって遊技球が通過可能な広さの貫通穴を形成して連通する一方、回収放出口72b(回収球保持部72)のうち誘導回転軸67側の部分と前後に重なると、遊技球が通過不能な程度の狭い貫通穴を形成して連通する。したがって、側方案内路69から流下してきた遊技球を特別保持開口71aへ通して特別球保持部71内へ受け入れて保持した場合には、この状態で誘導回転体66(特別球保持部71)を誘導回転軸67周りに回転して特別放出口71bと特別入賞口73とを連通すると、特別球保持部71内の遊技球を特別放出口71bから放出して特別入賞口73へ誘導する。また、側方案内路69から流下してきた遊技球を回収保持開口72aへ通して回収球保持部72内へ受け入れて保持した場合には、この状態で誘導回転体66(回収球保持部72)を誘導回転軸67周りに回転して回収放出口72bと特別入賞口73とを連通したとしても、回収球保持部72内の遊技球を特別入賞口73へは誘導せず、回収放出口72bと球回収口74とを連通すると、回収球保持部72内の遊技球を回収放出口72bから放出して球回収口74へ誘導する。
なお、特別球保持部71の区画壁のうち、特別入賞口73と連通した姿勢において当該特別球保持部71の下部に位置する箇所には、後方の特別放出口71bへ向けて下り傾斜した特別転動傾斜部71cを形成し、特別球保持部71内の遊技球が特別転動傾斜部71cを下ってスムーズに特別放出口71bおよび特別入賞口73へ転動できるように構成されている。また、回収球保持部72の区画壁のうち、球回収口74と連通した姿勢において当該回収球保持部72の下部に位置する箇所には、後方の回収放出口72bへ向けて下り傾斜した回収転動傾斜部72cを形成し、回収球保持部72内の遊技球が回収転動傾斜部72cを下ってスムーズに回収放出口72bおよび球回収口74へ転動できるように構成されている。
さらに、回収球保持部72のうち回収保持開口72aとは異なる前側(具体的には、回転パネル122のうち回収球保持部72に重合する箇所)を開放して分岐側受入口72dとし、誘導回転体66を回転して分岐側受入口72dが誘導回転体66の下部に位置する姿勢で分岐側受入口72dを分岐連通口85へ連通し、遊技球を分岐案内路83から回収球保持部72へ受入可能としている(図9参照)。また、特別球保持部71のうち分岐案内路83の下流端および分岐連通口85に対向し得る前側(具体的には、回転パネル122のうち特別球保持部71に重合する箇所)には流入阻止壁71dを設け、誘導回転体66を回転して特別球保持部71を誘導回転体66の下部に位置させたとしても、分岐連通口85と特別球保持部71との間に流入阻止壁71dを配置して、遊技球が分岐案内路83から特別球保持部71へ流入することを流入阻止壁71dにより阻止するように構成されている。
そして、変動入賞装置7は、側方案内路69上に出没可能な出没突起125を備えている。具体的に説明すると、図13に示すように、側方案内路69の上流側の下方および下流側の下方には縦長な出没空間部126をそれぞれ形成し、各出没空間部126には出没突起125を上下方向へ移動可能な状態で収納し、出没空間部126の前方には突起保持板127を止着して出没突起125が出没空間部126から脱落することを阻止している。また、両出没突起125の側部同士を連結部128で連結し、出没突起125の後部には板状のスライドベース129を出没突起125との間に装飾視認窓48を挟んだ状態で止着して、両出没突起125、連結部128、スライドベース129が一体となって上下動できるにように構成されている。さらに、スライドベース129の後方には出没駆動ブラケット130を備え、該出没駆動ブラケット130には、出没突起125を出没駆動する出没駆動源としての出没駆動モータ131を出力軸が前方のスライドベース129側へ突出した姿勢で配置し、出力軸の先端には円板状の回転プレート132を止着し、該回転プレート132の前面のうち出力軸から外れた位置にカムフォロワ133を前方へ突設し、このカムフォロワ133をスライドベース129に開設された横長なカム溝134に摺動可能な状態で係合している。なお、出没駆動ブラケット130の側部には、球排出流路81の後部を区画する排出区画壁135を備えている。また、空間部カバー47には、出没突起125を前方へ臨ませる突起露出窓136を開設し、側方案内路69上で球詰まりが発生した場合には突起露出窓136から棒などの球崩し部材を挿通して球詰まりを解消できるように構成されている(図9参照)。
このような構成の出没突起125および出没突起125の駆動機構を備えて、出没駆動モータ131を駆動することでカムフォロワ133を回転して上昇させると、カムフォロワ133によりカム溝134を上方へ押圧し、この上向きの押圧力によりスライドベース129および各出没突起125を上昇させる。そして、カムフォロワ133を上死点へ移動すると、出没突起125を最も上昇させて突出状態とし、出没突起125の上端面から側方案内路69の底面までの高さを遊技球の半径よりも高く設定して、出没突起125が遊技球の流下を阻止する状態となる(図14(b)参照)。また、カムフォロワ133を回転して下降させると、カムフォロワ133によりカム溝134を下方へ押圧し、この下向きの押圧力とスライドベース129および出没突起125の自重とにより、スライドベース129および出没突起125を下降させる。そして、カムフォロワ133を下死点へ移動すると、出没突起125を最も下降させて没入状態とし、出没突起125の上端面と側方案内路69の底面とが同一平面上、または遊技球が停留せずに転動可能となる高低差に設定され、遊技球の流下を許容する(図14(a)参照)。なお、出没突起125の上端面の前縁部には、舌片状の転動ガイド125aを上方へ向けて突設し、没入状態の出没突起125上を転動する遊技球が出没突起125の前方へ外れることを阻止している。
次に、パチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置140、および該遊技制御装置140を中心とする制御系統について、図15に基づいて説明する。
遊技制御装置140は、遊技進行を統括的に制御するメイン制御装置として機能し、遊技制御を司るマイクロプロセッサ、遊技制御のためのプログラム等を記憶しているROM、および遊技制御時にワークエリアとして利用されるRAM、入力インターフェース、出力インターフェース等から構成されている。そして、各種検出装置(第1始動口センサ141、第2始動口センサ142、普図始動ゲートセンサ143、一般入賞口センサ144、第1大入賞球検出センサ58、排出球検出センサ116、第2大入賞球検出センサ145、特別入賞球検出センサ112、回転体位置検出センサ108)からの検出信号を受けて、特別遊技状態(大当たり状態)や遊技者に対する報知等、種々の処理を行う。さらに、サブ制御装置となる各種制御装置(演出制御装置147等)の他、第1特別図柄表示器28、第2特別図柄表示器29、第1特図始動記憶表示器25、第2特図始動記憶表示器26、決定ラウンド数表示器27、普通図柄表示器23、普通電動役物17aを開閉するための普電ソレノイド148、開閉駆動ソレノイド56、第2大入賞口18を開閉するための第2大入賞口ソレノイド149、回転駆動モータ101、出没駆動モータ131、外部情報端子板150等に指令信号を送信して、遊技を統括的に制御する。
演出制御装置147は、演出制御を司るCPU、演出制御のためのプログラムを格納したROM、画像データ等を格納した画像ROM、演出制御時のワークエリアとして利用されるRAM、入力インターフェース、出力インターフェース等から構成されている。そして、パチンコ遊技機における遊技の進行に伴って発生する信号、具体的には、遊技制御装置140からの制御指令信号(演出制御データ)等に基づいて、スピーカ151からの効果音出力を制御したり、装飾ランプ152、報知装置12内の発光体153、報知ランプ31,32、第1記憶報知ランプ33、第2記憶報知ランプ34、連続予告記憶表示装置13等の発光を制御したり、報知装置12内の駆動モータ154の駆動を制御したりする。
次に、変動入賞装置7の作用、特に遊技球が変動入賞装置7の内部へ進入した場合の作用について説明する。なお、変動入賞装置7は、予め出没駆動モータ131を駆動して出没突起125を常時上下動させて繰り返し出没動作を行わせておく。また、予め回転駆動モータ101を駆動して、振分回転体61および誘導回転体66を変動入賞装置7の正面から見て時計方向へ常時回転し、誘導回転軸67と側方案内路69の下流端69bとの間で特別球保持部71および回収球保持部72を上昇させる動作を行わせておく。言い換えると、誘導回転体66を、特別球保持部71および回収球保持部72が分岐案内路83の下流端側から側方案内路69の下流端69b側へ移動する回転方向、且つ回収球保持部72の後に続いて特別球保持部71が移動する状態で回転しておく。さらに、第1特図変動表示ゲームまたは第2特図変動表示ゲームを実行し、その結果態様が「当たり」となり、第1大入賞口8の開閉部材8aを開いて遊技球の変動入賞装置7内への進入(第1大入賞口8への入賞)を許容しているものとする(図3中、P4)。
図14に示すように、遊技球が第1大入賞口8を通過すると、この遊技球は、入賞球流路60を流下して回転中の振分回転体61の直上に落下する。その後、振分回転体61の振分突起119に当接(衝突)して弾かれ、側方振分流路64へ流下して側方案内路69の上流端69aに落下したり、下方振分流路63へ流下して球誘導棚76に落下したりする。したがって、変動入賞装置7内の遊技球の動きを複雑にすることができる。そして、遊技球が側方振分流路64へ流下して側方案内路69の上流端69aに落下した場合には、この遊技球は、側方案内路69を下流側へ向けて流下し、図14(b)に示すように、流下途中で出没突起125が突出状態に変換していれば、この出没突起125の側面(詳しくは側方案内路69の上流側に臨ませた側面(図14(b)中、左側面)に当接して流下を阻止され、側方案内路69の途中で停留する。さらに、図14(a)に示すように、出没突起125が突出状態から没入状態へ変換すると、停留していた遊技球の側部から出没突起125が外れて遊技球の停留状態が解除され、遊技球が再び側方案内路69の下流側へ向けて流下し始める。
遊技球が側方案内路69の下流端69bに到達し、且つ回転している誘導回転体66の特別保持開口71aが側方案内路69の下流端69bへ連通すると、遊技球が特別保持開口71aを通って特別球保持部71に保持され、特別球保持部71とともに誘導回転軸67の周りに回転して上昇する。そして、特別球保持部71の特別放出口71bと特別入賞口73とが連通すると、遊技球が特別転動傾斜部71cを下り特別放出口71bを通って特別入賞口73へ進入(入賞)し、特別入賞流路111を流下する。さらに、特別入賞球検出センサ112が特別入賞流路111を流下している遊技球(入賞球)を検出すると(図3中、P9)、遊技制御装置140は、図3に示すように、この検出信号(すなわち遊技球の特別入賞口73への入賞を示す信号)に基づき特別遊技状態(所謂大当たり状態)を発生させて、予め定められた特別遊技価値としての遊技球(賞球)を予め設定された個数だけパチンコ遊技機から排出して遊技者へ付与するとともに、第2大入賞口18を開放して第2大入賞口18への入賞を許容する(P6)。
ここで、出没突起125を出没駆動モータ131、言い換えると回転駆動モータ101とは異なる出没駆動源により出没駆動しているので、誘導回転体66および振分回転体61の回転と、出没突起125の出没動作とが同期することを避けることができ、遊技者が遊技球の発射のタイミングを取って特別球保持部71に遊技球を進入し易くなること、ひいては特別入賞口73への入賞を獲得し易くなることを抑制することができる。さらに、振分回転体61には、互いに離間する複数の振分突起119を振分回転軸62上から外れた位置に振分回転軸62の方向へ沿って突設しているので、遊技球の振り分けを行い易い構造の振分回転体61を簡単な構成で実現することができるし、遊技球が振り分けられる様子を遊技者に見せ易い。
また、遊技球が側方案内路69の下流端69bに到達し、且つ回転している誘導回転体66の回収保持開口72aが側方案内路69の下流端69bへ連通すると、遊技球が回収保持開口72aを通って回収球保持部72に保持され、回収球保持部72とともに誘導回転軸67の周りに回転して上昇する。そして、回収球保持部72が特別入賞口73の前方を通過して球回収口74の前方に到達し、回収球保持部72の回収放出口72bと球回収口74とが連通すると、遊技球が回収転動傾斜部72cを下り回収放出口72bを通って球回収口74へ進入し、球回収流路113を流下する。この結果、遊技制御装置140は、図3に示すように、遊技球の特別入賞口73への入賞を示す信号を受けないことに基づいて「ハズレ」と判断し(P10)、第1特図変動表示ゲームまたは第2特図変動表示ゲームにおける「当たり」状態から通常の遊技状態P8に戻す。
そして、振分回転体61において遊技球が下方振分流路63へ振り分けられて球誘導棚76に落下した場合には、図9に示すように、この遊技球は、球誘導棚76を下って球開放口78を通り、球移動空間部46から放出されて下方案内路79へ流下し、屈曲部79aへ到達する。そして、遊技球の転動勢が弱い場合には、屈曲部79aから後方へ転動して球排出口80を通り、球排出流路81へ流下する。この結果、遊技制御装置140は、遊技球の特別入賞口73への入賞を示す信号を受けないことに基づいて「ハズレ」と判断し、第1特図変動表示ゲームまたは第2特図変動表示ゲームにおける「当たり」状態から通常の遊技状態P8に戻す(図3参照)。
一方、下方案内路79の屈曲部79aにおいて遊技球の転動勢(横方向の転動勢)が強い場合には、球排出口80へ向かわずに分岐案内路83へ進入し、分岐案内路83の下流端を通過して分岐転動傾斜部84を下って分岐連通口85に到達する(図9参照)。このとき、回収球保持部72が分岐連通口85の後方に位置して分岐連通口85と分岐側受入口72dとが連通していれば、遊技球は、分岐連通口85を通って回収球保持部72に保持される。そして、回収球保持部72とともに上昇し、球回収口74へ流入する。しかしながら、特別球保持部71が分岐連通口85の後方に位置していれば、流入阻止壁71dが分岐連通口85を閉成するため、特別球保持部71へ進入することを阻止され、特別球保持部71の後に続いて回転移動してくる回収球保持部72が分岐連通口85と連通したときに、この回収球保持部72へ進入する。したがって、遊技球が振分回転体61により下方案内路79へ振り分けられた場合には、この遊技球が特別入賞口73へ入賞せずに球回収口74へ回収される。これにより、変動入賞装置7内の遊技球が特別入賞口73へ入賞する確率が高くなりすぎることを抑えることができる。
そして、遊技球が下方案内路79および分岐案内路83を通って回収球保持部72に保持された場合には、変動入賞装置7は、この遊技球を単に球回収口74へ誘導するのではなく、後続して変動入賞装置7内に流入してきた遊技球が特別入賞口73へ入賞することを補助する補助部材として機能させる。具体的に説明すると、図16に示すように、回収球保持部72に遊技球を分岐案内路83から受け入れて保持すると、この回収球保持部72には他の遊技球を保持できない状態となる(図16(a)参照)。この状態で遊技球を保持した回収球保持部72を上昇させて回収保持開口72aを側方案内路69の下流端69bへ連通したときに、後から変動入賞装置7内に流入してきた遊技球(後続球)が振分回転体61で側方案内路69へ振り分けられて下流端69bへ到達したとしても、先に回収球保持部72に保持されていた遊技球が後続球の回収球保持部72への進入を阻止することができる(図16(b)参照)。さらに、遊技球を保持済みの回収球保持部72の直後に特別球保持部71が回転移動してきて側方案内路69の下流端69bに特別保持開口71aを連通すれば、回収球保持部72への進入を阻止された遊技球が特別保持開口71aを通過して特別球保持部71へ保持される(図16(c)参照)。したがって、遊技球が分岐案内路83から回収球保持部72へ保持された場合には、側方案内路69から誘導回転体66へ向けて案内される別個の遊技球が、回収球保持部72の後に続いて移動してくる特別球保持部71へ進入し易くなる。このことから、球回収口74へ案内される遊技球に、後続の遊技球の特別球保持部71への進入、ひいては特別入賞口73への入賞を補助する機能を持たせることができる。これにより、遊技者は、遊技球が回収球保持部72に保持されて球回収口74に回収されることになったとしても、この遊技球の作用に注目するようになり、遊技の興趣の向上を図ることができる。
また、遊技制御装置140は、変動入賞装置7内における球詰まり、特に下方案内路79から分岐案内路83を通って案内される遊技球が誘導回転体66と空間部カバー47との間、詳しくは分岐側受入口72dの開口縁と分岐連通口85との間に噛まれて詰まっているか否かを監視する処理を行う。具体的に説明すると、図17に示すように、まず、予め設定された監視期間において第1大入賞球検出センサ58で検出された入賞球数と同数の排出球数が排出球検出センサ116で検出されたか否かを判定する(S1)。同数検出がされていない場合には、最後の入賞球を第1大入賞球検出センサ58で検出してから予め設定された第1監視時間(具体的には1つの遊技球が第1大入賞球検出センサ58から排出球検出センサ116まで移動するのに十分な時間)が経過したか否かを判定する(S2)。また、第1監視時間が経過していたならば、第1監視時間よりも長い第2監視時間が経過していたか否かを判定し(S3)、第2監視時間がまだ経過していなければ、パチンコ遊技機に配置された球詰まり報知ランプ(図示せず)を発光する等して球詰まり報知処理を行い(S4)、未処理となっている各特図変動表示ゲームの実行を保留し、各特図変動表示ゲームの結果として第1大入賞口8が開いて遊技球が変動入賞装置7内へ流入することを避ける(S5)。一方、ステップS3において第2監視時間が経過したと判断された場合には、回転駆動モータ101を逆回転させて誘導回転体66を変動入賞装置7の正面から見て反時計方向へ回転し、誘導回転体66と空間部カバー47との間で発生していた球詰まりを解消する(S6)。そして、ステップS1において同数検出がされていた場合、ステップS2において第1監視時間が経過していない場合、ステップS5において各特図変動表示ゲームの実行を保留した後、ステップS6において回転駆動モータ101を逆回転した後においては、普図変動表示ゲームを保留せずに実行可能として(S7)、監視処理を終了する。
ところで、上記実施形態においては、振分回転体61に設けられた2つの振分突起119の間隔を遊技球の直径よりも狭く設定したが、本発明はこれに限定されない。例えば、両振分突起119の振分回転軸62側に位置する縁部同士の間隔Dを遊技球の直径よりも広く設定すれば、振分回転体61の直上に到達した遊技球が下方振分流路63を通らずに両振分突起119の間を通り、球誘導棚76へ直接落下することも発生し得る。したがって、振分回転体61により振り分けられる遊技球の流下方向が変化に富むように設定することができて好適である。また、振分回転体61に設ける振分突起119は2つに限定されず、複数であれば幾つでもよい。
また、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、開閉部材を開いて遊技球を内部へ流入可能となる変動入賞装置を備え、該変動入賞装置内には、遊技球が入賞可能な特別入賞口と、該特別入賞口へ入賞しない遊技球を回収する球回収口と、を設け、遊技球の特別入賞口への入賞に基づき特別遊技状態を発生させて、予め定められた特別遊技価値を遊技者へ付与可能な遊技機遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
1 遊技盤
7 変動入賞装置
8 第1大入賞口
8a 開閉部材
16 第1始動口
17 第2始動口
17a 普通電動役物
18 第2大入賞口
41 ベースユニット
42 回転体ユニット
43 可動装飾ユニット
46 球移動空間部
47 空間部カバー
48 装飾視認窓
56 開閉駆動ソレノイド
58 第1大入賞球検出センサ
60 入賞球流路
61 振分回転体
62 振分回転軸
66 誘導回転体
67 誘導回転軸
69 側方案内路
69a 上流端
69b 下流端
71 特別球保持部
71a 特別保持開口
71b 特別放出口
71c 特別転動傾斜部
71d 流入阻止壁
72 回収球保持部
72a 回収保持開口
72b 回収放出口
72c 回収転動傾斜部
72d 分岐側受入口
73 特別入賞口
74 球回収口
79 下方案内路
80 球排出口
83 分岐案内路
85 分岐連通口
101 回転駆動モータ
102 駆動ギア
103 振分回転ギア
104 誘導回転ギア
111 特別入賞流路
118 振分回転基部
119 振分突起
121 誘導基部
122 回転パネル
125 出没突起
126 出没空間部
131 出没駆動モータ

Claims (4)

  1. 開閉部材を開いて遊技球を内部へ流入可能となる変動入賞装置を備え、該変動入賞装置内には、遊技球が入賞可能な特別入賞口と、該特別入賞口へ入賞しない遊技球を回収する球回収口と、を設け、遊技球の特別入賞口への入賞に基づき特別遊技状態を発生させて、予め定められた特別遊技価値を遊技者へ付与可能な遊技機において、
    前記変動入賞装置は、前後方向へ延在した姿勢の誘導回転軸を中心にして回転可能な誘導回転体と、該誘導回転体を回転する回転駆動源と、当該変動入賞装置内に流入した遊技球を誘導回転体の側方へ向けて案内する側方案内路と、該側方案内路よりも下方に配置され、遊技球を転動可能な下方案内路と、該下方案内路の下流端へ連通し、下方案内路を転動してきた遊技球を変動入賞装置の外方へ排出する球排出口と、を備え、
    前記誘導回転体の外周には、遊技球を受け入れて保持可能な特別球保持部と回収球保持部とを設け、
    前記特別球保持部は、当該特別球保持部のうち側方案内路の下流端に対向し得る箇所を開放して特別保持開口とし、側方案内路から特別保持開口へ通して受け入れた遊技球を保持し、この状態で誘導回転軸周りに回転してから特別入賞口に連通して遊技球を特別入賞口へ誘導し、
    前記回収球保持部は、当該回収球保持部のうち側方案内路の下流端に対向し得る箇所を開放して回収保持開口とし、側方案内路から回収保持開口へ通して受け入れた遊技球を保持し、この状態で誘導回転軸周りに回転してから球回収口に連通して遊技球を球回収口へ誘導し、
    前記下方案内路は、球排出口よりも上流側の位置から分岐案内路を分岐し、該分岐案内路の流路端を誘導回転体の下部へ臨ませ、
    前記回収球保持部のうち回収保持開口とは異なる箇所を開放して分岐側受入口とし、該分岐側受入口と分岐案内路の前記流路端とを連通して、遊技球を分岐案内路から回収球保持部へ受入可能とし、
    前記誘導回転体を、特別球保持部および回収球保持部が分岐案内路の前記流路端側から側方案内路の下流端側へ移動する回転方向、且つ回収球保持部の後に続いて特別球保持部が移動する状態で回転した場合において、該回収球保持部に遊技球を分岐案内路から受け入れて保持し、この遊技球を保持した回収球保持部の回収保持開口を側方案内路の下流端へ連通すると、回収球保持部に予め保持された遊技球が側方案内路から流下してくる遊技球の回収球保持部への進入を阻止し、該回収球保持部への進入を阻止された遊技球が特別球保持部に保持されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記変動入賞装置は、振分回転軸を中心にして回転可能な振分回転体を備え、該振分回転体を前記回転駆動源により回転駆動し、遊技球を回転状態の振分回転体へ当接して側方案内路または下方案内路へ振り分け可能とし、
    前記側方案内路には、当該側方案内路上へ出没可能な出没突起を備え、該出没突起を前記回転駆動源とは異なる出没駆動源により出没駆動することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記振分回転体は、互いに離間する複数の振分突起を振分回転軸上から外れた位置に振分回転軸方向へ沿って突設したことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記特別球保持部のうち分岐案内路の前記流路端に対向し得る箇所に流入阻止壁を設け、遊技球が分岐案内路から特別球保持部へ流入することを流入阻止壁により阻止可能としたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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