JP2006280653A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステージにおける遊技球の転動パターンを増やし、より高い興趣性を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】ステージ9の前端部両端に、回動軸751、761を立設し、該回動軸751、761に、遮蔽部材71、72の端部を接続した構成とする。遮蔽部材71、72は、駆動モータ75、76によって揺動駆動可能とする。ステージ9上には、複数の導球口931、932、933を設け、導球口に取り込まれた遊技球は、始動入賞口などへ導く導球路を設ける。遮蔽部材71、72が揺動することによって、ステージ9上を移動し、導球口932、933の上に重なることによって、導球口932、933を閉じ、開放している導球口の数を調整することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技機に係り、詳しくは、受け入れられた遊技球の転動を案内するステージを備えた遊技機に関するものである。
周知のように、パチンコ遊技においては、遊技機に装備されている遊技盤面の遊技領域に設けられている各種入賞口にパチンコ球が入賞すると、その入賞口に設定されている所定数の賞球が払出されるようになっている。
パチンコ遊技機においては、遊技盤中央に液晶パネルなどを用いた図柄変動表示装置を設けたものがあり、入賞に応じて抽選状態や抽選結果などの図柄を変動表示することができるようになっている。
ところで、パチンコ遊技機には、遊技盤面に繰り出されたパチンコ球の流下態様に変化を持たせる目的で、図柄変動表示装置の上方から流下するパチンコ球の一部を図柄変動表示装置の下辺に位置するステージ内に導入し、ステージ内に設けられている通過路を経由して図柄変動表示装置の下部に設けてある始動入賞口に導くようにした構成がある。(特許文献1)
上記特許文献1には、図柄変動表示装置の上方に設けられている飛び込み口に入ったパチンコ球を図柄変動表示装置の枠体における液晶表示面側方に設けられた通路、いわゆる、ワープ通路を介して図柄変動表示装置の枠体の下部で前記通路に連続する平板状のステージに向けて導き、ステージ上で揺動させたうえでステージ中央に形成されている凹部に導くことにより始動入賞口に向かいやすい状態で排出する構成が開示されている。
特開平9−276489号公報(段落「0002」欄)。
上記特許文献1に開示されているような遊技機においては、パチンコ球が単純に流下するだけでなく、流下するパチンコ球の一部、つまり飛び込み口に入ったパチンコ球が別個のルートに導かれ、再度現出した際には図柄変動表示装置の下方に位置する始動入賞口に向けて落下しやすい状態とされることで入賞への期待度を高めることができる。
しかし、図柄変動表示装置の枠体に設けられているステージ上に排出された際には、特許文献1にも開示されているように、平板状の表面に緩やかな傾斜を持たせた構成とすることでステージ上に排出されたパチンコ球が左右に揺動するだけであるので、パチンコ球の動きを追うだけの単純な遊技内容となってしまうのは否めない。
一方、ステージ上には、飛び込み口に入ったパチンコ球だけではなく、枠体の下方に設けられている釘に弾かれて跳ね返ったパチンコ球も存在し、これらのパチンコ球が一斉に揺動し始めると次に排出されるパチンコ球の移動が阻害され、ステージ上でのパチンコの動きによる演出効果が半減する。
換言すれば、ステージ上に位置するパチンコ球の動きが、始動入賞口にパチンコ球が入るか否かを予想することによる遊技者の期待感を早期に削いでしまうこととなり、十分な興趣性が得られない。
また、ステージ上に、始動入賞口に入る確率の極めて高い特定のルートを設けてしまうと、ステージ上の遊技球のほとんどが入賞することとなり、かえって上記のような期待感が得られず、遊技者の興味がそがれてしまうといった問題もある。
また、単に左右方向にガイドするルートを設けた場合には、ワープ通路を介して転がり込んだ遊技球が、反対側の端面に衝突し、球の勢いが削がれてしまうため、遊技球の勢いを十分に利用した演出をすることが難しい。
本発明の目的は、ステージにおける遊技球の転動パターンを増やし、より高い興趣性を備えた遊技機を提供することにある。
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 遊技球を用いる遊技盤の遊技領域に設けられ、受け入れられた遊技球を所定の方向へ振り分けるステージと、
前記ステージ上に立設された2つの回動軸と、
前記各回動軸に基端部がそれぞれ揺動可能に支持され、前記ステージの背面側を隠す2つの遮蔽部材と、
前記ステージの下側に設けられ、前記ステージから落下した遊技球を所定の方向へ案内する導球手段と、
前記ステージ上に設けられ、前記ステージ上の遊技球を前記導球手段へ導く導球口とを備え、
前記遮蔽部材の揺動位置に応じて前記導球口が開閉することを特徴とする遊技機。
(2) 前記導球口は、前記遮蔽部材の揺動領域内に設けられた導球口と、揺動領域外に設けられた導球口とがあり、前記遮蔽部材の揺動に応じて、揺動領域内に設けられた導球口の開閉が選択される上記(1)に記載の遊技機。
(3) 前記回動軸に接続され、回動軸を介して遮蔽部材を揺動駆動させる駆動装置と、
駆動装置を制御することによって、導球口の開閉を制御する開閉制御手段とを有する上記(1)又は(2)に記載の遊技機。
(4) 前記導球口は、前記遮蔽部材の揺動領域内に位置し、
前記導球口に前記遮蔽部材が重なることによって、前記導球口が閉じられる上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の遊技機。
(5) 前記遮蔽部材の正面側には、第1の画像表示装置が設けられている上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の遊技機。
(6) 前記ステージの背面側には、第2の画像表示装置が設けられ、第1の画像表示画面の後方に第2の画像表示画面が設けられている上記(1)〜(5)のいずれか1に記載の遊技機。
請求項1に記載の発明によれば、遮蔽部材が揺動すると、ステージ上における遮蔽部材の揺動位置が変更され、この揺動位置に応じて、遮蔽部材によって閉鎖される導球口とね閉鎖されない導球口が導球路の受入口は、遮蔽部材の回動軸線上に位置するので、遮蔽部材の揺動姿勢にかかわらず、同じ位置にある。このため、遮蔽部材がどのような揺動姿勢であっても、遊技球をステージ上へ受け入れることができる。
請求項2に記載の発明によれば、遮蔽部材の揺動領域外の導球口は、常時開放され、揺動領域内の導球口は、遮蔽部材の揺動によって、選択的に開閉される。常時開放されている導球口を設けることで、導球口に遊技球が入る、という期待感を遊技者に常時持たせることができる。また、選択的に導球口を開閉させることによって、開放される導球口の数を調整し、この調整によって、遊技者の期待感を増減させることができ、興趣性を増進できる。
請求項3に記載の発明によれば、開閉制御手段により、遊技状況に応じた導球口の開閉を操作することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、導球口の上に遮蔽部材が重なることによって、導球口が閉じられる構成することにより、導球口の開閉のための特別の構成を必要とせず、機構を単純化することができる。
請求項5に記載の発明によれば、遮蔽部材の揺動姿勢に応じて、ステージの背面側に設けられた第1画像表示装置の画面の一部や全部が覆われ、或は画面の全面が表れる、といった演出が可能となる。このような演出は、画像表示のみによる演出では得られないもので、部材の実際の動きに基づく画像面に対する演出であり、画像に対する演出効果を、画像内容の演出とは異なる手法により高めるものである。
請求項6に記載の発明によれば、遮蔽部材の正面側に第2の画像表示装置がそれぞれ設けられ、この表示画面が遮蔽部材と共に揺動することとなるので、画面の揺動により、画面に対する視線の角度が変化し、画像自体の演出効果が向上する。また、第1の画像表示装置の画面と第2の画像表示装置の画面との2画面による相乗効果により、画像演出の幅がさらに拡大する。
図1は、本実施形態における遊技機を示す図である。以下、本明細書において、遊技機の遊技者が配置される側を前面・前側又は正面側として表現し、遊技者の配置位置に対して反対側を後面・後側又は背面側とする。
図1においてパチンコ遊技機100は、外郭方形枠サイズに形成されて縦長の固定保持枠を構成する外枠1の開口前面に、外枠1に合わせて方形枠サイズに形成された開閉搭載用の前枠30を備えている。
前枠30は、外枠1の正面左側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠1に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠1の正面右側に設けられた施錠装置4によって閉鎖状態に保持されるようになっている。
前枠30の上部領域には、遊技盤3が配置されており、遊技盤3は、所定板厚の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて略円形状の遊技領域6が設けられている。
遊技領域6には、略中央部に図柄変動表示装置が設置される窓部で構成された表示部6aが設けられている。
表示部6aの周りには装飾部材6bや図柄始動入賞口6cおよび特別入賞口6d、普通図柄始動口6iなどがそれぞれ配置されている。遊技領域下部にはアウト球を回収するアウト口6eも設けられており、図柄始動入賞口6cや特別入賞口6dに入賞せずに落下したアウト球を遊技盤3の背面側から機外に排出できるようになっている。また、装飾部材6bの下部には、後述するステージ9で振分けられた遊技球が排出される排出口6f、6gが設けられ、排出口6fは、図柄始動入賞口6cの鉛直上方に位置している。
さらに、装飾部材6bにおいて、表示部6aの上側には、遊技球をステージ9へ取り入れる取入口61b、62bが設けられ、この取入口61b、62bは、ステージ9の上方において、下向きに突出した接続口611b、621bに接続されている。取入口61b、62bに投入された遊技球は、接続口611b、621bからそれぞれ排出される。
また、前枠30の前面上部側には、遊技盤3を視認できるように透明なガラス盤を備えたガラス枠70が水平方向に開閉可能かつ着脱可能に設けられ、通常は、施錠装置4により閉鎖状態に保持されて遊技盤3の前面を覆っている。
前枠30の前面下部側でガラス枠70の下方には、球受け皿を構成している皿ユニット701が、前枠30に開閉支持されている背面板(図示されず)に取り付けられて設けてあり、皿ユニット701は、図示しない施錠装置により通常、閉鎖状態に保持されている。
皿ユニット701には、パチンコ球が存在する皿部701aだけではなく、皿部の正面右側下部に発射ハンドル701cが、そして、正面左側下部に灰皿701b等が設けられている。
表示部6aは、図柄変動表示装置である画像表示装置800を有し、その周囲は、装飾部材6bによって装飾されている。表示部6aが配置された装飾部材6bの中央部には、ステージ9が設けられている。
図2は、ステージ9の全体斜視図である。図3は、同じくステージ9の全体平面図である。図4は、ステージ9の全体正面図である。ステージ9は、遊技盤3の前面から、遊技機100の背面方向へ向けて奥行きを有し、背面側の端部は、後面側画像表示装置81の画像表示部810の下端に接続されている。ステージ9の前面側は、遊技盤3の前面に達し、前端部の両端には、遮蔽部材71、72の回動軸751、761が設けられている。回動軸751、761は、ステージ9の下側に設けられた駆動装置である駆動モータ75、76の出力軸にそれぞれ接続されており、各出力軸と一体として回動する。駆動モータ75、76は、回動角度が制御可能なモータであり、例えばステッピングモータなどで構成される。
回動軸751は、ステージ前端部の左端部に設けられ、この回動軸751に、遮蔽部材71が接続されている。回動軸761は、ステージ前端部の右端部に設けられ、この回動軸761に、遮蔽部材72が接続されている。遮蔽部材71、72は、左右対称形状に構成され、板状の本体711、721と、本体711、721の端部に設けられた導球路713、723とを備えている。遮蔽部材71、72は、横幅がステージ前端部の幅の略1/2に、それぞれ構成され、揺動端715、725が互いに向き合った状態で、ステージ前端辺に平行な姿勢となり、この状態で、ステージ9の略全体が、遮蔽部材71、72によって覆い隠される。以下、この位置を遮蔽位置という。この場合、遮蔽部材71、72の各揺動端715、725の間には、遊技球が通過できる程度の幅を有する隙間が形成され、通路94が形成される。この通路94を介して、排出された遊技球は、ステージ9の後方へ転動可能となる。
本体711、721の前側面には、前面側画像表示装置82、83の画像表示部820、830が設けられている。以上の如く、画像表示装置800は、画像表示装置81、82、83を備え、各表示装置は、例えば、液晶表示装置により構成される。背面側画像表示部810の画面に対する画像表示部820、830の画面の交差角度(傾斜角度)を適宜変更可能である。
遮蔽部材71の回動軸751の延長線上には、導球路713が形成されている。導球路713は、回動軸751の延長線上に重ねて設けられ、導球路713の上端には、遊技球を受け入れる受入口712が設けられ、下端には、遊技球を排出する導出口714が形成されている。受入口712は、回動軸751の延長線(軸線)上に位置しており、遮蔽部材71の揺動位置にかかわらず、装飾部材6bに対して、常時同じ位置に開口するように配置されている。この受入口712は、接続口611bに対向し、接続口611bから排出される遊技球は、この受入口712に受け入れられる構成となっている。受入口712と接続口611bは、直接接触することはなく、遊技球の直径より小さい間隔を介して、向き合った状態に配置されている。受入口712と接続口611bとは、開口部の形状を同じ形状とすることが好ましく、或は、受入口712を接続口611bよりも広く形成することが好ましい。遊技球の接続が滑らかになるからである。
遮蔽部材71の前面側の下端部には、下端辺に沿って、ガイド手段73が設けられている。ガイド手段73は、遮蔽部材71の前側に、遮蔽部材71に対して平行に設けられた案内片731と、案内片731と遮蔽部材71の間に形成された案内路73とを有している。そして、案内路73の基端部には、導球路713の導出口714が開口し、導球路713と案内路73が接続されている。また、案内路73の先端部733は、揺動端715に達し、この先端部733から、遊技球が排出される。以上のように構成されるガイド手段73は、遮蔽部材71の揺動と共に、これに一体として揺動し、揺動姿勢に応じて、遊技球の排出方向(案内方向)が決定される。
遮蔽部材72は、遮蔽部材71に対して、回動軸751、761を結ぶ直線の中心点を通る鉛直線を中心として、線対称の形状に構成されている。
即ち、遮蔽部材72の回動軸761の延長線上には、導球路723が形成されている。導球路723は、回動軸761の延長線上に重ねて設けられ、導球路723の上端には、遊技球を受け入れる受入口722が設けられ、下端には、遊技球を排出する導出口724が形成されている。受入口722は、回動軸761の延長線(軸線)上に位置しており、遮蔽部材72の揺動位置にかかわらず、装飾部材6bに対して、常時同じ位置に開口するように配置されている。この受入口722は、接続口621bに対向し、接続口621bから排出される遊技球は、この受入口722に受け入れられる構成となっている。受入口722と接続口621bは、直接接触することはなく、遊技球の直径より小さい間隔を介して、向き合った状態に配置されている。受入口722と接続口621bとは、開口部の形状を同じ形状とすることが好ましく、或は、受入口722を接続口621bよりも広く形成することが好ましい。遊技球の接続が滑らかになるからである。
遮蔽部材72の前面側の下端部には、下端辺に沿って、ガイド手段74が設けられている。ガイド手段74は、遮蔽部材72の前側に、遮蔽部材72に対して平行に設けられた案内片741と、案内片741と遮蔽部材72の間に形成された案内路74とを有している。そして、案内路74の基端部には、導球路723の導出口724が開口し、導球路723と案内路74が接続されている。また、案内路74の先端部743は、揺動端725に達し、この先端部743から、遊技球が排出される。以上のように構成されるガイド手段74は、遮蔽部材72の揺動と共に、これに一体として揺動し、揺動姿勢に応じて、遊技球の排出方向(案内方向)が決定される。
ステージ9のステージ面91上には、上記ように、遮蔽部材71、72が設けられ、ステージ面91の背面側端辺部には、遊技球が落下する溝が、該端辺に沿って形成されて、排出路92が形成されている。排出路92の端部はステージ9の外側に臨み、排出口6gに繋がっている。ステージ面91は、排出路92へ向けて若干傾斜しており、ステージ面91に載った遊技球は、排出路92へ向けて転動するように構成されている。
また、ステージ面91には、複数の導球口931、932、933、934、935が形成されている。各導球口931、932、933、934、935は、それぞれ遊技球が通過可能な大きさに形成されており、導球口931は、ステージ面91の最も後側の位置で略中央に配され、導球口932、933は、最も前面寄りの位置に、導球口934、935は、前後方向において中程の位置に、それぞれ配されている。また、導球口932、933、934、935は、中心線を中心として左右対称位置に配されている。遮蔽部材71、72の揺動位置によって、導球口932、933、934、935が、閉鎖される場合がある。即ち、導球口932、934は、遮蔽部材71の揺動領域内に、導球口933、935は、遮蔽部材72の揺動領域内に、それぞれ位置する。また、図5に示されているように、遮蔽部材71、72が遮蔽位置にある場合には、導球口932、933は、遮蔽部材71、72によって閉じられた状態となっている。また、図3に示されているように、遮蔽部材71、72か揺動移動し、ガイド手段73、74が、中央の導球口931へ向けられている場合には、導球口934、935が閉じられる。
ステージ9の下側には、導球口931、932、933、934、935を通って落下した遊技球を受ける導球手段であるトレー95が設けられている。トレー95は、遊技球を受ける底面が中央へ向けて下るように形成された傾斜面となっており、その底面の最下点は、開口951が形成されている。トレー95が受けた遊技球は、開口951から排出され、排出口6fへ導かれ、図柄始動入賞口6cへ向けて落下する。
以上のように、遮蔽部材71、72によりステージ9上の状態を隠し、遮蔽部材71、72の間の隙間からのみのぞきこむことができる構成とすることで、逆には遊技者は、遮蔽部材71、72の後面側にあるステージ9や画像表示に対する興味が増す。また、遊技状況に応じて、遮蔽部材71、72が揺動することにより、さらに遮蔽部材71、72に隠された部分に対する興味や、遮蔽部材71、72の動きに対する興味が増し、遊技に対する興趣性が向上する。
次に、本遊技機における遊技制御を行う遊技制御手段について説明する。
(遊技制御手段)
図5において、遊技制御手段200は、遊技の進行や演出等を含む弾球遊技機100全体を統括制御する手段である。遊技制御手段200は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
遊技制御手段200は、遊技盤3の背面側に設けられた制御基板上に設けられている。ここで、遊技制御手段200は、1つの制御基板上に限らず、複数の制御基板上にわたって設けられていても良い。例えば、主として遊技の進行に直接係わる部分の制御を担当するメイン制御基板と、このメイン制御基板に電気的に接続され、主として演出に係わる部分(画像表示、ランプ類の点灯、及びサウンドの出力等)の制御を担当するサブ制御基板とを設けることが挙げられる。このようにする場合、上述した画像表示装置800は、サブ制御基板と電気的に接続される。また、メイン制御基板とサブ制御基板とは、中継基板などを介して接続される構成とすることもできる。
遊技制御手段200は、本実施形態では、以下の各手段を備える。
(入賞球検出手段)
入賞球検出手段21は、図柄始動入賞口6c及び特別入賞口6dに遊技球が入賞したときに、その入賞を検出するものである。これらの図柄始動入賞口6c及び特別入賞口6dには、それぞれ始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsが設けられ、それぞれ入賞球検出手段21に電気的に接続されている。
すなわち、これらの始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsは、それぞれ、本発明における遊技球の入賞を検知する遊技球検知センサの1つである。
始動入賞口センサ6csは、図柄始動入賞口6cの入口部分に設けられ、図柄始動入賞口6cへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。図柄始動入賞口6cに遊技球が入賞すると、始動入賞口センサ6csを通過する。これにより、始動入賞口センサ6csから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、図柄始動入賞口6cに遊技球が入賞したことを検出する。
同様に、特別入賞口センサ6dsは、特別入賞口6dの所定位置に設けられ、特別入賞口6dへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。特別入賞口6dに遊技球が入賞すると、特別入賞口センサ6dsを通過する。これにより、特別入賞口センサ6dsから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、特別入賞口6dに遊技球が入賞したことを検出する。
(抽選手段)
抽選手段22は、入賞球検出手段21により、図柄始動入賞口6cへの遊技球の入賞が検出されたことを条件として、図柄変動表示装置6jに表示する停止図柄に関する抽選を行うものであり、本実施形態では、▲1▼当選/非当選の有無、▲2▼図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示後の停止図柄、及び▲3▼図柄の変動表示中の変動パターンの抽選を行う。抽選手段22は、これらの▲1▼〜▲3▼の抽選を行うべく、当たり抽選手段22aと、停止図柄抽選手段22bと、変動パターン抽選手段22cとを備える。
(当たり抽選手段)
当たり抽選手段22aは、本実施形態では、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数取得手段と、当たり判定手段とを備える。
当たり判定用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期(例えば、16ビット乱数による0〜65535の周期)を有する当たり判定用乱数を発生させる。当たり判定用乱数取得手段は、当たり判定用乱数発生手段によって発生した当たり判定用乱数のうち1の当たり判定用乱数を、所定の時、本実施形態では始動入賞口センサ6csから送信された検出信号を入賞球検出手段21が受信した時に取得する。
当たり判定手段は、当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数に基づいて、当選であるか非当選であるかを判定する。当たり判定用乱数発生手段が発生させる所定の周期の当たり判定用乱数のうち、当選に該当する乱数が予め定められている。そして、当たり抽選用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が、当選に該当する乱数と一致する場合には当選と判定し、一致しない場合には非当選と判定する。
ここで、本実施形態では、遊技状態が通常遊技状態又は後述する時間短縮遊技状態のときは、当選確率は、1/327に設定されている。
これに対し、後述する確率変動遊技状態では、当選確率は、1/51に設定されている。
(停止図柄抽選手段)
停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段の判定結果に基づいて、図柄変動表示装置6jに停止表示すべき停止図柄を抽選するものである。ここで、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により、当選と判定された場合には、複数の当選図柄から、いずれか1の当選図柄を抽選によって選択する。
当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、当選図柄選択用乱数発生手段と、当選図柄選択用乱数取得手段と、当選図柄選択手段とを備える。
当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、当選図柄選択用乱数取得手段は、当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した当選図柄選択用乱数のうち1の当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、当選図柄選択手段は、当選図柄選択用乱数取得手段で取得した当選図柄選択用乱数に対応する当選図柄を選択する。
本実施形態では、図柄変動表示装置6jに停止表示される停止図柄は、左、中及び右の3図柄(数字)から構成されており、「000」〜「999」までの1000通り有する。そして、3つの図柄の全てが同一であるものを当選図柄に設定している。このとき、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合には、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄のうち、いずれか1を選択するようにする。
なお、本実施形態では、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄は、全て同一確率で選択される。すなわち、各当選図柄の選択確率は、それぞれ1/10に設定されている。これにより、当選図柄として奇数図柄(「111」、「333」等)が選択される確率と、偶数図柄(「000」、「222」等)が選択される確率とは、ともに1/2となる。
ここで、本実施形態の弾球遊技機100では、遊技状態として、通常遊技状態、確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態の3種類が設けられている。
「確率変動遊技状態」とは、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの奇数図柄(例えば「111」)となった場合に、その特別遊技が終了した後の遊技で、次の特別遊技が開始されるまでに設定される遊技状態であって、当選確率が通常遊技状態及び時間短縮遊技状態より高い遊技状態(上述のように、1/51の当選確率を有する遊技状態)をいう。
また、「時間短縮遊技状態」とは、確率変動遊技状態のときに図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合に、その特別遊技の終了後の遊技において、所定遊技回数(例えば100遊技)間だけ設定される遊技状態をいう。そして、時間短縮遊技状態で所定遊技回数が行われると、時間短縮遊技状態が終了し、通常遊技状態に移行する。
ここで、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、図柄変動表示装置6jによる図柄の変動開始から停止表示されるまでの時間が通常遊技状態より短い時間に設定される。
なお、通常遊技状態又は時間短縮遊技状態のときに図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合には、その特別遊技が終了した後の遊技は、通常遊技状態となる。通常遊技状態及び時間短縮遊技状態は、上述したように、1/327の当選確率を有する遊技状態である。
また、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、非当選図柄選択用乱数発生手段と、非当選図柄選択用乱数取得手段と、非当選図柄選択手段とを備える。
非当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する非当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、非当選図柄選択用乱数取得手段は、非当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した非当選図柄選択用乱数のうち1の非当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、非当選図柄選択手段は、非当選図柄選択用乱数取得手段で取得した非当選図柄選択用乱数に対応する非当選図柄を選択する。
本実施形態では、非当選と判定された場合には、左図柄、中図柄及び右図柄ごとに、それぞれ独立して上述の非当選図柄選択用乱数発生手段により乱数を取得し、その取得した乱数に基づいて、左図柄、中図柄及び右図柄を選択する。
ここで、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合には、「000」〜「999」までの1000個の停止図柄のうち、「000」、「111」、・・、「999」の10個の当選図柄とならないように、非当選図柄を選択する。
(変動パターン抽選手段)
変動パターン抽選手段22cは、図柄変動表示装置6jに表示すべき図柄の変動パターンを抽選するものである。
変動パターン抽選手段22cは、変動パターン選択用乱数発生手段と、変動パターン選択用乱数取得手段と、変動パターン選択手段とを備える。
変動パターン選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する変動パターン選択用乱数を発生させる。そして、変動パターン選択用乱数取得手段は、変動パターン選択用乱数発生手段によって発生した変動パターン選択用乱数のうち1の変動パターン選択用乱数を取得する。次いで、変動パターン選択手段は、変動パターン選択用乱数取得手段で取得した変動パターン選択用乱数と、当たり抽選手段22aの当たり判定手段での判定結果、又は停止図柄抽選手段22bで選択された停止図柄(当選図柄又は非当選図柄)とに基づいて、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブルを参照して、いずれか1つの変動パターンを選択する。
本実施形態では、当選時用と非当選時用との2つの(変動パターン選択用の)データテーブルを設けておき、当たり判定手段により当選と判定されたときは、当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。同様に、当たり判定手段により非当選と判定されたときは、非当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。
ここで、本実施形態では、図柄の変動表示の開始時には、3つの図柄の全てを変動表示した後、左図柄、右図柄、中図柄の順に停止表示させ、最終的に、3つの図柄の全てを停止表示する。
このとき、3つの図柄のうち、左図柄及び右図柄が同一であるときには、リーチ状態である旨の表示を行うように制御する。ここで、リーチ状態とは、左図柄及び右図柄が停止し、中図柄が未だ変動表示中の場合に、左図柄と右図柄とが同じ図柄となっている状態をいう。
例えば、選択された停止図柄が「333」や「777」のように当選図柄であるとき、又は「313」や「787」のように、左及び右の図柄が同一であるが中図柄が同一でないときには、左及び右の図柄を停止表示させるとともに、中の図柄を変動表示して、リーチ状態である旨を表示する。そして、このような停止図柄が選択されたときには、リーチ状態である旨の表示を行う変動パターンが選択される。この変動パターンには、最終的に当選図柄で停止表示される信頼度が異なる複数の変動パターンが予め設けられている。例えば、当選図柄で停止表示される確率が低い変動パターン1と、当選図柄で停止表示される確率が高い変動パターン2とを設けることが挙げられる。
この場合に、停止図柄抽選手段22bによって当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン1よりも変動パターン2の方を高い確率で選択するようにする。
これに対し、停止図柄抽選手段22bによって非当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン2よりも変動パターン1の方を高い確率で選択するようにする。
(図柄表示制御手段)
図柄表示制御手段23は、図柄始動入賞口6cへの遊技球の入賞により、入賞球検出手段21が検出信号を受信したことを条件として、図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
図柄表示制御手段23は、抽選手段22の抽選結果に基づいて、図柄の変動表示及び停止表示を制御する。すなわち、図柄表示制御手段23は、停止図柄抽選手段22bによって選択された停止図柄、及び変動パターン抽選手段22cによって選択された変動パターンに従い、図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御する。
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段24は、当たり抽選手段22aの当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が当選の乱数と一致し、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。ここで「特別遊技」とは、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい状態が作り出され、それまで以上に賞球の獲得が期待できる遊技である。
特別遊技中は、特別遊技制御手段24は、特別入賞口6dの開放及び閉鎖動作を行うための特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
特別遊技制御手段24は、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。そして、所定の条件を満たしたと判別したときは、特別入賞口6dを一旦閉鎖するように特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
そしてまた、再度、特別入賞口6dの開放条件を満たすと判別したときは、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。
具体的には、特別入賞口6dに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒間)経過するまで1回の開放状態を維持する。この間、特別入賞口6d内に設けられた特定領域(開放を継続する権利を獲得するための領域をいう。図示せず。)を通過したときは、再度、上記の開放状態が繰り返される。特別遊技中は、この動作は、特定領域を通過したことを条件として、所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。なお、特別入賞口6d内の特定領域には、遊技球の通過を検出するためのセンサ(図示せず)が設けられており、そのセンサの検出結果が特別遊技制御手段24に送信されるように構成されている。
そして、特別遊技制御手段24は、特別遊技中に、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続け、特別遊技の終了条件を満たすと判別したときには、特別遊技を終了するように制御する。
(球搬出制御手段)
球搬出制御手段25は、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25dの駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsからの検出信号を入賞球検出手段21が受信したときに、その入賞に対応する数の賞球を払い出すように、球搬出装置25dを制御する。球搬出装置25dは、駆動されると、球を弾球遊技機1の皿701aに払い出す。
(普通図柄制御手段)
普通図柄制御手段26は、上述した普通図柄変動表示装置264dの変動表示及び停止表示を制御するためのものであり、以下の各手段を備える。
(入球検出手段)
入球検出手段262は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、それを検出するものである。
ここで、普通図柄始動口センサ6isは、普通図柄始動口6iの遊技球の通過領域の少なくとも一部に配置されており、普通図柄始動口6iの遊技球の通過を常時監視しているセンサである。
普通図柄始動口6iを遊技球が通過すると、普通図柄始動口センサ6isから、そのときの検出信号が入球検出手段262に送信される。この検出信号を受信したときに、入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを検出する。
なお、無効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときは、その無効となっている普通図柄始動口6iの普通図柄始動口センサ6isは、遊技球を検出しない。すなわち、検出信号を入球検出手段262に送信しないように制御する。
(普通図柄抽選手段)
普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを条件として、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段263は、上述した当たり抽選手段22aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
すなわち、普通図柄抽選手段263は、例えばソフトウェア乱数によって所定の周期を有する当たり判定用乱数を発生させ、有効となっている普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に、当たり判定用乱数値を取得し、その当たり判定用乱数値に基づいて当選であるか非当選であるかを判定する。
さらに、普通図柄抽選手段263は、上記の当選であるか非当選であるかの判定結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を決定する停止図柄決定手段を備える。
普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「7」に決定する。また、普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が非当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「5」又は「6」に決定する。
ここで、「5」又は「6」のいずれの図柄を選択するかは、停止図柄選択用乱数発生手段で停止図柄選択用乱数を発生させ、停止図柄選択用乱数値取得手段で1の停止図柄選択用乱数値を取得する。次いで、取得した停止図柄選択用乱数値に対応する停止図柄(「5」又は「6」のいずれか)を選択する。
また、普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iの状態に応じて、すなわち通常確率か高確率かで、当選であるか非当選であるかの判定方法が異なるように制御する。通常確率と高確率とで、ともに普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に当たり判定用乱数値を取得する点は同じであるが、当選確率が異なるようにする。本実施形態では、通常確率では1/2の確率で当選となるように設定され、高確率では9/10の確率で当選となるように設定されている。すなわち、通常確率時及び高確率時は、それぞれ、取得される当たり判定用乱数値のうち1/2、及び9/10が当選と判定される乱数値となる。
(普通図柄変動制御手段)
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dの図柄を所定時間変化させた後、最終的には、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置264dに停止表示させる。
(球誘導装置制御手段)
球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、球誘導装置265dの作動を制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、球誘導装置265dを作動させるように制御する。これとは逆に、普通図柄抽選手段263による抽選で非当選であったときは、球誘導装置265dを作動させない。
作動させる時期としては、普通図柄変動表示装置264dの図柄が所定時間変動し、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄が普通図柄変動表示装置264dに停止表示された直後である。
普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、普通図柄変動表示装置264dには、最終的に「7」の図柄が停止表示される。その直後に、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させて、図柄始動入賞口6cの入口部分の電動チュリップ6hを拡大させる。
また、本実施形態では、普通図柄変動制御手段264は、遊技状態に応じて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動時間を変化させるように制御する。
さらに、球誘導装置制御手段265は、遊技状態に応じて、球搬出装置35の作動時の作動時間が変化するように制御する。
先ず、通常遊技状態では、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を30秒に設定する。そして、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させる時間を0.5秒に設定する。
すなわち、30秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、0.5秒間、球誘導装置265dが作動して、図柄始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
これに対し、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を5秒に設定する。そして、球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置265dを作動させる時間を3秒に設定する。
すなわち、5秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、3秒間、球誘導装置265dが作動して、図柄始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
以上より、通常遊技状態では、図柄始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさは、ほとんど変化しない。しかし、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、図柄始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさが通常遊技状態より大幅に高くなる。
(画像表示制御手段)
画像表示制御手段27は、画像表示装置800に表示される演出画像を制御するものである。演出画像は、既述の後面側画像表示部810と、前面側画像表示部820、830に表示される。
画像表示制御手段27は、以下の各手段を備える。
(画像内容記憶手段)
画像内容記憶手段271は、各画像表示部810、820、830に表示される画像の内容を記憶したものであり、例えば画像データをROM等に記憶したものから構成されている。画像データとしては、各画像表示部810、820、830ごとに設けられ、これには、静止画、動画がそれぞれ含まれる。
(画像選択手段)
画像選択手段272は、画像内容記憶手段271に記憶された複数種類の画像の中から、いずれか1つの画像を選択するものである。
例えば、複数の画像データの中から1つの画像データを選択するときに、選択条件が予め定められていない場合には、ソフトウェア乱数を用いた抽選等によってランダムに1つを選択する。
また、本実施形態では、以下のように、予め選択条件が定められている場合がある。
第1に、画像選択手段272は、普通図柄始動口6iの機能(有効か無効か、及び有効であるときは通常確率か高確率か)によって、その機能に対応する画像を画像内容記憶手段271の中から選択する。
例えば、本実施形態では、普通図柄始動口6iが無効であるときの特有の画像データ、普通図柄始動口6iが有効であって通常確率であるときの特有の画像データ、及び普通図柄始動口6iが有効であって高確率であるときの特有の画像データがそれぞれ画像内容記憶手段271に記憶されている。
そして、画像選択手段272は、普通図柄始動口6iの機能に対応する画像データを選択する。
また第2に、画像選択手段272は、遊技状態が通常遊技状態、時間短縮遊技状態、及び確率変動遊技状態に応じて、それぞれ対応する画像データを画像内容記憶手段271の中から選択する。
本実施形態では、通常遊技状態であるときの特有の各種遊技部材の画像データ、時間短縮遊技状態であるときの特有の各種遊技部材の画像データ、及び確率変動遊技状態であるときの特有の各種遊技部材の画像データがそれぞれ画像内容記憶手段271に記憶されている。
そして、画像選択手段272は、遊技状態に対応する画像データを選択する。
(画像内容変更手段)
画像内容変更手段273は、画像表示装置800に表示する画像の内容を変更するように制御するものである。
上述のように、画像表示制御手段27は、普通図柄始動口6iの機能や、遊技状態に応じて異なる意匠用画像を表示するように制御するが、この場合に、画像内容変更手段273は、意匠用画像を変更すべきか否かを常時監視する。そして、画像内容変更手段273は、普通図柄始動口6iの機能や遊技状態が変化したときには、意匠用画像の内容を変更するように制御する。これにより、画像選択手段272は、対応する画像データを画像内容記憶手段271の中から再度選択する。
(駆動装置制御手段)
駆動装置制御手段28は、遮蔽部材71、72を揺動駆動させる駆動モータ75、76の駆動を制御する。駆動装置制御手段28は、駆動モータ75、76の回動角度を制御することによって、遮蔽部材71、72の揺動位置を制御する。例えば、遮蔽部材71、72が遮蔽位置にある場合(導球口932、933が塞がれる位置)には、回動角度が0度、ガイド手段73、74が、導球口934、935へ向けられている場合には、回動角度がθ1、ガイド手段73、74が、導球口931へ向けられている場合(導球口934、935が塞がれる位置)には、回動角度がθ2、遮蔽部材71、72が最も開いた状態の回動角度がθ3に設定される。
また、揺動姿勢は、例えば、遊技状態が通常遊技状態、時間短縮遊技状態、及び確率変動遊技状態の、各状態に応じて、変更されるように制御される。この場合には、各遊技状態に変更されたときに、揺動姿勢が変更される。例えば、通常遊技状態から確率変動遊技状態に変更された際に、遮蔽部材71、72が最も開放され、回動角度θ3で、駆動制御される。
本実施形態では、例えば、回動角度が0の場合には、ガイド手段73、74によって導かれた遊技球は、導球口931、934、935に取り込まれる確率は低く、回動角度θ1、θ2の場合には、ガイド手段73、74は、導球口931、934、935の方向へ向いているが、θ1の場合よりも、θ2の場合の方が、先端部733、743から導球口931までの距離が短く、導球口に取り込まれやすくなっている。即ち、回動角度がθ2、θ1、0度の順に、ガイド手段73、74から排出される遊技球が導球口に取り込まれる確率が高くなるように構成されている。また、遮蔽部材71、72が全開状態となる、回動角度θ3の場合には、排出路92に、ガイド手段73、74が直接接続されるので、遊技球が導球口に取り込まれることはない。
遮蔽部材71、72の揺動位置によって、導球口932、933、934、935が選択的に開閉されることとなるので、駆動装置制御手段28は、導球口の開閉を制御する開閉制御手段としても機能する。
本発明の遊技機の全体正面図である。 ステージの全体斜視図である。 ステージの平面図である。 ステージの正面図である。 ステージの平面図である。 遊技制御手段の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 遊技機
800 図柄変動表示装置
6c 始動入賞口
71、72 遮蔽部材
713、723 導球路
712、722 受入口
751、761 回動軸
73、74 ガイド手段
81、82、83 画像表示装置
9 ステージ
931、932、933、934、935 導球口

Claims (6)

  1. 遊技球を用いる遊技盤の遊技領域に設けられ、受け入れられた遊技球を所定の方向へ振り分けるステージと、
    前記ステージ上に立設された2つの回動軸と、
    前記各回動軸に基端部がそれぞれ揺動可能に支持され、前記ステージの背面側を隠す2つの遮蔽部材と、
    前記ステージの下側に設けられ、前記ステージから落下した遊技球を所定の方向へ案内する導球手段と、
    前記ステージ上に設けられ、前記ステージ上の遊技球を前記導球手段へ導く導球口とを備え、
    前記遮蔽部材の揺動位置に応じて前記導球口が開閉することを特徴とする遊技機。
  2. 前記導球口には、前記遮蔽部材の揺動領域内に設けられた導球口と、揺動領域外に設けられた導球口とがあり、前記遮蔽部材の揺動に応じて、揺動領域内に設けられた導球口の開閉が選択される請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記回動軸に接続され、回動軸を介して遮蔽部材を揺動駆動させる駆動装置と、
    駆動装置を制御することによって、導球口の開閉を制御する開閉制御手段とを有する請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記導球口は、前記遮蔽部材の揺動領域内に位置し、
    前記導球口に前記遮蔽部材が重なることによって、前記導球口が閉じられる請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技機。
  5. 前記遮蔽部材の正面側には、第1の画像表示装置が設けられている請求項1〜4のいずれか1に記載の遊技機。
  6. 前記ステージの背面側には、第2の画像表示装置が設けられ、第1の画像表示画面の後方に第2の画像表示画面が設けられている請求項1〜5のいずれか1に記載の遊技機。
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