JP2005110715A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転体の落下孔から落下した遊技球の進路を多様化させて遊技性を向上させた遊技機を提供する。
【解決手段】 回転クルーン41は、その上部に受皿33が形成されており、この受皿33よりも下方の外周面に回転方向に沿ってフランジ部52が形成されている。このフランジ部52の外周を等間隔に分割する位置に4個のプーリー42が配置されており、フランジ部52と係合して回転クルーン41を回転自在に支持している。このフランジ部52とプーリー42との係合部には間隙が形成されており、ガタ付きがある。また、回転クルーン41の下端部の外周面には、回転方向に沿って歯車部53が形成されており、モータ47の回転が、モータ歯車46、中間歯車45、センサ歯車44を介して歯車部53に伝達されて、回転クルーン41が回転する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
遊技場に設置される遊技機の一つとしてパチンコ機が挙げられる。このパチンコ機にはパチンコ球(遊技球)が打ち出される遊技領域が形成された遊技盤が取付け部となる本体ユニットに配設され、その遊技盤の前面がガラス板を保持したガラス枠により被覆される構成となっている。遊技盤面には、レールにより規制された遊技領域が形成され、この遊技領域には始動入賞口(スタートチャッカ)、通常入賞口、通過入賞口、アタッカ、図柄表示装置等が設けられた構成となっている。この入賞口にパチンコ球が入ることを入賞とする。このパチンコ球には一定の価値が与えられ、遊技を行って獲得したパチンコ球(景品球)を種々の景品に交換することができる。遊技者は、パチンコ球を数多く獲得することを目的とし、短期間に多数のパチンコ球を獲得できる大当たりモードに移行して遊技を行うことを楽しみとしている。
このようなパチンコ機では、飾り枠が遊技領域の中央部分に設けられた図柄表示装置を取り囲むように取り付けられている。この飾り枠には、パチンコ球を流入させるための開口が形成されており、この開口から飾り枠内に流入したパチンコ球をその下部に形成されたステージを介して下方に落下させる。この飾り枠の下方には始動入賞口が形成されており、パチンコ球がこの始動入賞口に入って入賞すると図柄表示装置が作動する。始動入賞口に入賞した場合には、図柄表示装置は、複数種類の図柄を順次表示させる図柄の可変表示を複数の表示領域で行う。大当たりモードに移行させるか否かは、始動入賞口への入賞を契機に行われる大当たり決定抽選によって決定される。この大当たり決定抽選で「大当たり」に当選すると、各表示領域で特定の図柄によって構成される図柄の組み合わせが表示され、少なくとも大当たりモードに移行する権利が得られる。遊技領域に設けられたアタッカの奥には大入賞口が設けられている。大当たりモードに移行すると、アタッカが大入賞口を開放してから閉じるまでを1ラウンドとして、継続条件が満たされたことを条件にアタッカは一定回数を限度に繰り返し作動する。1ラウンドにおいてアタッカは、大入賞口を開放した後、例えば30秒経過するか又はパチンコ球が10個入賞すると大入賞口を閉じる。このような大当たりモードに移行すると遊技者は大入賞口に通常より多数のパチンコ球を入賞させることができ、多数の景品球を獲得することができる。
飾り枠に形成されたステージは、パチンコ球を一時的に受けて滞在させる。このステージには通常、前方に向かって傾斜した通路が形成されており、この通路を通ってステージから落下したパチンコ球は、下方に設けられた始動開始口に入って入賞し易くなっている。このようなパチンコ機は、ステージ上に滞在している間のパチンコ球の動きが遊技者の興味を惹きつけるので、遊技者の遊技への緊張感を高めることができる。
しかしながら、このように構成されたパチンコ機では、飾り枠内に流入したパチンコ球はステージ上に導かれて一時的にステージ上に滞在するが、全てのパチンコ球はステージ上で単調な動きとなり、遊技者の興味を惹き付けることが難しい。このため、ステージの中央部に回転駆動される回転体を設けて、ステージ上のパチンコ球に不規則な動きをさせて遊技者の興味を惹き付けることが考えられる。しかし、このような回転体の中心に回転軸を設けると、回転体の下方に空間を確保することができない。このため、回転体にパチンコ球を落下させる落下孔を形成した場合、その落下孔から落下したパチンコ球を誘導する通路を回転体の下方に複数設けるのが困難であり、パチンコ球の進路を多様化させて遊技性を向上させることができないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、回転体の落下孔から落下した遊技球の進路を多様化させて遊技性を向上させた遊技機を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技領域の所定位置に配置された入賞口の上方に、遊技領域に打ち出された遊技球を滞在させるステージを設けた遊技機であって、前記ステージは、前記遊技球を落下させる少なくとも1つの落下孔が形成され回転駆動される回転体と、前記回転体の外周部と係合して前記回転体を回転自在に支持する回転支持体とを備えていることを特徴とするものである。
なお、前記回転体の外周部には、前記回転体の外周面に回転方向に沿って形成された略円環状の鍔部を備え、前記回転支持体が前記鍔部と係合して前記回転体を回転自在に支持することを特徴とするものである。
また、前記回転支持体は、前記鍔部の外周を等間隔に分割する位置に複数個配置され、前記鍔部と係合して前記回転体を回転自在に支持することを特徴とするものである。
さらに、前記回転支持体と前記鍔部との係合部には間隙が形成されていることを特徴とするものである。
また、前記回転体の外周面に回転方向に沿って形成された複数の歯と、前記複数の歯に回転を伝達して前記回転体を回転駆動する回転駆動機構とを備えていることを特徴とするものである。
さらに、前記回転体の下方には、前記落下孔から落下した遊技球を前記入賞口内に落下させるように導く入賞高確率通路と、前記落下孔から落下した遊技球を前記入賞口外の遊技領域に落下させるように導く入賞低確率通路とが形成されていることを特徴とするものである。
本発明の遊技機は、遊技領域の所定位置に配置された入賞口の上方に、遊技領域に打ち出された遊技球を滞在させるステージを設けた遊技機であって、前記ステージは、前記遊技球を落下させる少なくとも1つの落下孔が形成され回転駆動される回転体と、前記回転体の外周部と係合して前記回転体を回転自在に支持する回転支持体とを備えているので、回転体の中心に回転軸を設ける必要がないため、回転体の下方に空間を確保可能である。このため、落下孔から落下した遊技球を誘導する通路を回転体の下方に複数設けることができる。このため、落下孔から落下した遊技球を誘導する通路を回転体の下方に複数設けることが可能であり、遊技球の進路を多様化させて遊技性を向上させることができる。
前記回転体の外周部には、前記回転体の外周面に回転方向に沿って形成された略円環状の鍔部を備え、前記回転支持体が前記鍔部と係合して前記回転体を回転自在に支持するので、回転支持体が鍔部と係合し易くなり、回転体を回転自在に支持するのが容易になる。
前記回転支持体は、前記鍔部の外周を等間隔に分割する位置に複数個配置され、前記鍔部と係合して前記回転体を回転自在に支持するので、回転中心に1本の回転軸を設けて回転体を軸支する場合と比較して、3個以上のプーリーに応力が分散するので、部品の耐久性を向上させることができる。
前記回転支持体と前記鍔部との係合部には間隙が形成されているので、係合部にガタ付きがあり、回転体の回転中心にブレが発生して回転が不安定になるので、遊技球の動きが不規則となり予想外の動きをする。このため、遊技者の興味を惹くことができる。
前記回転体の外周面に回転方向に沿って形成された複数の歯と、前記複数の歯に回転を伝達して前記回転体を回転駆動する回転駆動機構とを備えているので、回転体を回転させる回転駆動機構を回転体の外側に配置可能であり、回転体の下方に空間を確保することができる。
前記回転体の下方には、前記落下孔から落下した遊技球を前記入賞口内に落下させるように導く入賞高確率通路と、前記落下孔から落下した遊技球を前記入賞口外の遊技領域に落下させるように導く入賞低確率通路とが形成されているので、回転体の下方で遊技球の進路を多様化できるので遊技性を向上させることができる。
図1に示す遊技機の本実施形態であるパチンコ機10は、本体ユニット11、遊技盤ユニット12、ガラス枠(開口枠)13を備えている。本体ユニット11には、パチンコ球発射装置、賞球払い出し装置、電源回路、ランプ、スピーカーなどの遊技状態に応じて作動される装置が設けられている。
遊技盤ユニット12は、遊技盤12aと制御回路装置12bとから構成されている。遊技盤12aの前面側の遊技領域には、図柄表示装置14、始動入賞口(入賞口)15、通常入賞口16、通過入賞口17、アタッカ18、アウト口19、及び飾り枠20などが設けられている。遊技盤12aの背面側には、制御回路装置12bが設けられており、この制御回路装置12bは、遊技状態に応じて各種装置を作動制御するものである。なお、図示は省略してあるが、遊技盤12aの遊技領域には複数の障害釘や風車などが適宜箇所に設けられている。また、ガラス枠13には、この遊技領域を覆うように透明なガラス板13aが取り付けられている。
制御回路装置12bは、パチンコ機10の機種に応じた遊技を実行処理させるメイン制御基盤(メイン制御装置)12cや図柄表示装置14の表示制御、ランプの点灯制御、スピーカーから出力される音声制御などを行うサブ制御基盤(サブ制御装置)12dなどから構成されている。
操作ハンドルHを操作すると、遊技球であるパチンコ球50がパチンコ球発射装置によって一個ずつ遊技盤12aの遊技領域に打ち出され、始動入賞口15、通常入賞口16、通過入賞口17、アウト口19のいずれかに入る。始動入賞口15にパチンコ球50が入った(入賞した)ときには図柄表示装置14が作動され、表示されている図柄の可変表示が所定時間行われて当たり判定や演出処理が行われる。そして、図柄の可変表示が停止されたときに入賞有効位置上に所定の図柄の組み合わせが得られると大当たりとなり、遊技上の利益を獲得するうえで遊技者にとって通常よりも有利となる遊技状態である大当たりモードに所定期間移行される。
この大当たりモードに移行すると、例えば開閉可能な扉部材からなるアタッカ18は、1回につき所定時間又はパチンコ球50が所定個数入賞するまで開閉され、この間、アタッカ18の奥に設けられた大入賞口は閉口状態から開口状態となる。この動作が所定回数繰り返される。始動入賞口15、通常入賞口16又はアタッカ18の奥の大入賞口にパチンコ球50が入って入賞すると所定個数のパチンコ球(景品球)50が払い出される。すなわち、パチンコ球50の入った入賞口の種類に応じた個数の景品球が払い出し口21から球受皿22に払い出される。一方、始動入賞口15、通常入賞口16、アタッカ18のいずれにもパチンコ球50が入賞しなかった場合には、これらのパチンコ球50は遊技盤12aの下端部に形成されたアウト口19に導かれ、ハズレ球として本体ユニット11の内部に回収される。
図2に示すように、飾り枠20は、その中央に開口20aが形成されており、この開口20aから前述の図柄表示装置14が前面に露呈されている。また、この開口20aの下方に可動式ステージユニット23が設けられている。
飾り枠20の左側壁部には、パチンコ球50を飾り枠20内に誘導する誘導通路30が設けられている。その左端の開口30aが外壁面に形成され、右端の開口30bが内壁面に形成されている。これらの開口30a、30bは、開口30aよりも開口30bの方が低い位置に形成され、さらに、誘導通路30の内径は、パチンコ球50の外径よりも一回り大きく形成されている。このため、遊技領域から開口30aを介して誘導通路30内に流入したパチンコ球50は、その自重により誘導通路30内を下流側に向かって移動し、開口30bを介して飾り枠20内に誘導される。
可動式ステージユニット23は、第1ステージ31と、その下方に形成された第2ステージ32とからなり、上下2段に構成されている。第1ステージ31の上面31aの中央には、楕円形の外周を有し、下方に向かうにつれて次第に内径が小さくなるすり鉢状の窪部31bが形成され、さらに窪部31bの中央には、後述する回転クルーン(回転体)41の上部に形成された略円盤形状の受皿33を露呈させる開口34が形成されており、この受皿33が窪部31bの一部を構成している。
この受皿33には、その中央を中心にして、それぞれが等角度の間隔となるように3つの落下孔35が形成されており、その回転方向に隣接する2つの落下孔35の間には上方に突出した板状の羽根36が形成されている。この羽根36は、各羽根36の間に流入したパチンコ球50を落下孔35に案内したり、衝突したパチンコ球50を弾いたりするものである。なお、各落下孔35は、パチンコ球50の外径よりも一回り大きく形成されている。また、この落下孔35と受皿33の外周との間、及び受皿33の中央には、落下孔35に隣接するように半球状の突起37が形成されている。この突起37によりパチンコ球50が散らされて進行方向が変化するため、受皿33上でパチンコ球50の動きがより不規則で複雑になる。なお、本実施形態においては、窪部31bの外周を楕円形に形成して説明を行っているが、窪部31bの外周は楕円形に限られず、円形など適宜の形状でよい。
さらに、第1ステージ31の上面31aには、滑り台状の傾斜通路38が上流側の端が開口30bに連結するように形成されており、傾斜通路38の下流側は窪部31bの外周に向かって延びている。傾斜通路38は、開口30bから流出したパチンコ球50を窪部31b上に流入させる。窪部31bは、流入したパチンコ球50を、例えばその縁に沿って慣性による周回運動を行わせて一時的に滞在させる。また、受皿33は、その3つの落下孔35のいずれかを介してパチンコ球50を落下させる。
また、この第1ステージ31には、回転クルーン41と、回転クルーン41を回転駆動する回転駆動機構40とが組み込まれている。この回転駆動機構40は、後述するように回転自在に支持された回転クルーン41に回転を伝達して回転クルーン41を回転駆動させる。
図3に示すように、回転クルーン41は、略円筒状に形成された本体51と、本体51の上面に形成された受皿33と、本体51の外周面に回転方向に沿って形成されたフランジ部(鍔部)52と、本体51の外周面の下端部に回転方向に沿って40個の歯が形成された歯車部(複数の歯)53とで構成されている。フランジ部52の外周には、その外周を4分割する位置に4個のプーリー(回転支持体)42が配置されている。図4に示すように、プーリー42は、2枚の円盤42a、42bと、これらの円盤42a,42bのそれぞれを中央で連結する円筒状のボス42cとで構成されている。このボス42cの可動式ステージユニット23に固定される回転軸54が、このボス42cに挿通されることにより、プーリー42が回動自在に保持されている。フランジ部52の外周が、2枚の円盤42a,42bの間に挿入されることにより、プーリー42と係合している。前述したように、フランジ部52の外周に4個のプーリー42が配置されており、回転自在に保持された4個のプーリー42と、フランジ部52とが係合することにより、回転クルーン41が回転自在に支持されている。
このように、フランジ部52が4個のプーリー42と係合して、回転クルーン41が、その外周側で回転自在に支持されているので、回転クルーン41の回転中心に回転軸を設ける必要がない。このため、本体51の内部、及び回転クルーン41の下方に空間を確保して、パチンコ球50を飾り枠20外に誘導する通路を回転クルーン41の下方に複数配置することが可能であり、配置位置も限定されない。これにより、受皿33に形成された落下孔35から落下するパチンコ球50の進路を多様化できるので、遊技性を向上させることができる。
また、図4に示すように、フランジ部52の厚さd1は、プーリー42のボス42cの高さhよりも薄く(d1<h)されており、間隙d2を有する。また、フランジ部52の外周面とボス42cの外周面との間にも間隙d3が形成されるようにプーリー42を配置している。このような間隙d2及び間隙d3により、フランジ部52とプーリー42との係合部にガタ付きを生じさせている。このガタ付きにより、回転クルーン41の回転中心にズレが生じて、回転クルーン41に垂直方向のブレが発生したり、回転クルーン41が回転平面内で移動するので、回転中心が一定の場合と比較してパチンコ球50の動きが不規則となり、予想外の動きをするので遊技者の興味を惹き付けることができる。
さらに、4個のプーリー42により回転クルーン41を4箇所で支持しているので、回転クルーン41の回転中心に回転軸を設けて回転させる場合よりも、応力が分散されるため部品の耐久性が向上する。
次に、回転駆動機構41について説明を行う。回転駆動機構40は、図3に示すように、原点検出センサ43と、センサ歯車44と、中間歯車45と、モータ歯車46と、ステッピングモータであるモータ(回転駆動手段)47とで構成されている。回転クルーン41の下端部の外周には、前述したように歯車部53が形成され、さらに、回転クルーン41は、回転自在に支持されているので、回転クルーン41が歯車として機能する。この歯車部53は、図5に示すように、可動式ステージユニット23に形成された軸受60a,60bにより回転自在に支持されたセンサ歯車44と噛合する。また、このセンサ歯車44は、同様に軸受61a,61bにより回転自在に支持された中間歯車45と噛合する。さらに、可動式ステージユニット23に固定されたモータ47には、モータ歯車46が回転自在に取り付けられており、モータ47によりモータ歯車46が回転する。このモータ歯車46が、中間歯車45と噛合している。
モータ47によりモータ歯車46が回転すると、この回転が中間歯車45及びセンサ歯車44を介して歯車部53に伝達され、回転クルーン41が回転する。また、モータ歯車46の歯数は20であり、中間歯車45の歯数は30であり、センサ歯車44の歯数は40である。また、歯車部53は、40個の歯である。これらの歯車44,45,46、及び回転クルーン41の歯のピッチは同一にされているので、モータ歯車46とセンサ歯車44とのギア比は1:2、回転クルーン41とセンサ歯車44とのギア比は1:1である。このため、モータ歯車46が2回転すると回転クルーン41が1回転する。この時、センサ歯車44も同様に1回転するので、センサ歯車44、及び回転クルーン41の回転数は同一となっている。
また、図3に示すように、センサ歯車44の下面には、可動式ステージユニット23に設けられたPI(フォトインタラプタ)43と係合する遮蔽突起44aが下方に突出するように形成されている。PI43は、投光部43aと受光部43bとを備えており、メイン制御基盤12cと電気的に接続されている。PI43は、遮蔽突起44aにより投光部43aと受光部43bとの間で光が遮られた時に、メイン制御基盤12cに検出信号を出力する。例えば、遮蔽突起44aが、PI43から時計回りに90°回転した位置(図6(A)に示す位置)にある場合、モータ47によりモータ歯車46が反時計回りに180°回転すると、中間歯車45を介して回転がセンサ歯車44に伝達され、センサ歯車44が反時計回りに90°回転する。この時、図6(B)に示すように、遮蔽突起44aが投光部43aと受光部43bとの間の光を遮蔽する位置に移動し、PI43は、メイン制御基盤12cに検出信号を出力する。メイン制御基盤12cは、図6(B)に示す位置の検出を行い、この位置を原点としてモータ47の回転を制御する。なお、図6では、図の煩雑化を避けるため、フランジ部52及びプーリー42を省略して、歯車が回転する様子のみ図示している。
第2ステージ32は、図5及び図7に示すように、第1ステージ31の下方に位置するように形成されており、パチンコ球50を始動入賞口15に誘導する入賞高確率通路63と、パチンコ球50を始動入賞口15の左右に振分ける入賞低確率通路64a,64bとを有する。第2ステージ32は、略直方体形状の空間を構成する部屋で構成されている。この第2ステージ32内には、その中央の後方側から前方側に延びる略管状の入賞高確率通路63が形成されている。このように、回転クルーン41を回転させる回転軸が中心に設けられていないため、入賞高確率通路63を第2ステージ32の中央に形成することができる。また、入賞高確率通路63の後方上部には、パチンコ球50を入賞高確率通路63内に流入させる開口63aが形成されており、前方にはパチンコ球50を始動入賞口15に向かって流出させる開口63bが形成されている。これらの開口63a,63b、及び入賞高確率通路63の断面は、パチンコ球50の外径よりも一回り大きく形成されている。
また、入賞高確率通路63は、後方よりも前方が低くなるように傾斜されており、開口63aの上方に位置する落下孔35から落下したパチンコ球50は、開口63aを介して入賞高確率通路63内に流入し、その自重により下流側に移動して開口63bを介して飾り枠20外に流出される。なお、開口63bが始動入賞口15の鉛直上方となるように、飾り枠20が遊技盤12aに取り付けられており、開口63bから流出して落下したパチンコ球50が、高確率で始動入賞口15に入る。
入賞低確率通路64a,64bは、入賞高確率通路63の外壁65と、その側部に連なる左右の底面と、側壁とで構成されている。入賞低確率通路64a,64bは後方よりも前方が低くなるように傾斜されており、上方に位置する落下孔35から落下したパチンコ球50を流下させて飾り枠20の外部へ落下させる。飾り枠20は上記のように遊技盤12aに取り付けられているので、入賞高確率通路63の側方に位置する入賞低確率通路64a,64bから落下したパチンコ球50は始動入賞口15から外れて入賞する確率は低い。なお、入賞高確率通路64の外壁65の上方に位置する落下孔35からパチンコ球50が落下した場合には、パチンコ球50は外壁65に弾かれて入賞低確率通路64aまたは64bのいずれかを通った後、前方へ向かって流下する。
このように、可動式ステージユニット23は、第1ステージ31上にパチンコ球50を一時的に滞在させて遊技者の興味を惹きつけることの他、パチンコ球50が始動入賞口15に入る確率(高確率または低確率)を振り分ける。これにより、遊技者に第2ステージ32から落下したパチンコ球50が始動入賞口15に入るか否かといった緊張感を与えることができる。
次に、上記のように構成された本実施形態のパチンコ機10における一連の作用について説明する。遊技者が発射ハンドルHを操作してパチンコ球発射装置を作動させ、遊技盤12aの遊技領域にパチンコ球50を打ち出すと、打ち出されたパチンコ球50が始動入賞口15、通常入賞口16、通過入賞口17のいずれかに入賞するか、あるいはアウト口19に入る。
図7に示すように、遊技盤12aの遊技領域に打ち出されたパチンコ球50が、開口30aを介して誘導通路30内に流入すると、開口30bを介して飾り枠20内に進入する。飾り枠20内に進入したパチンコ球50は、傾斜通路38を通って第1ステージ31上に流下して、窪部31b上に流入する。窪部31b上に流入したパチンコ球50は、窪部31b上で周回運動などを行って一時的に滞在する。なお、稀に、遊技領域の障害釘や風車などから跳ね返ったパチンコ球50が遊技領域から直接第1ステージ31上に乗り上げることもある。
パチンコ球50は窪部31b上に一時的に滞在した後、回転クルーン41の受皿33上へ自重で移動する。この受皿33は回転しており、羽根36や突起37によりパチンコ球50が弾かれ、パチンコ球50が不規則で複雑な移動を繰り返す。この受皿33は、前述のように回転中心にブレが発生するので、受皿33の上下方向の振動や回転平面内での移動により、パチンコ球50がより不規則で複雑な動きにされる。このため、パチンコ球50が不規則で予想外の動きをするので遊技者の興味を惹くことができる。
パチンコ球50は羽根36により弾かれて、再び受皿33の外側に戻ることもあるが、パチンコ球50は、このような動きを繰り返した後、受皿33の3つの落下孔35のいずれかに入る。
例えば、回転クルーン41が受皿33が図6(B)に示す位置に回転し、落下孔35が入賞高確率通路入口63の鉛直上方の位置となった場合、図7に示すように、パチンコ球50がこの落下孔35から落下した時には、パチンコ球50は、第2ステージ32の開口63aを介して入賞高確率通路63に流入する。その後、入賞高確率通路63を通過して開口63bから流出する。流出したパチンコ球50は、始動入賞口15に向かって落下して高確率で始動入賞口15に入る。一方、図8に示すように、パチンコ球50がその他の位置にある落下孔35から落下した時には、パチンコ球50は第2ステージ32の入賞低確率通路64aまたは64bを通って流出し、始動入賞口15の左右に向かって落下するので入賞確率は低い。
なお、上記実施形態において、回転クルーンの外周面に回転方向に沿ってフランジ部を形成し、4個のプーリーをフランジ部の外周を等間隔に分割する位置に配置したが、これに限るものではなく、2個以上のプーリーをフランジ部の外周を等間隔に分割する位置に配置しても良い。
また、回転支持体としてプーリーを用いて説明を行ったが、これに限るものではなく、回転クルーンを外周側から回転自在に支持できるものであれば良い。例えば、回転自在にされた複数個のローラーを回転クルーンの外周を等間隔に分割する位置に設け、この複数個のローラを回転クルーンの外周面と当接させ、回転クルーンの中心に向かって付勢することにより、回転クルーンを回転自在に支持しても良い。この場合は、フランジ部は設けなくても良い。
また、複数個のローラをフランジ部の下面に当接させ、フランジ部よりも下方の外周面と複数のローラとの間に間隙を形成するように配置しても良い。この場合は、回転クルーンの回転にブレを発生させることができる。
また、上記実施形態において、回転クルーンの受皿の中央を中心にして、それぞれが等角度の間隔となるように3つの落下孔35を設け、受皿の回転方向に隣接する2つの落下孔間に羽根を設けたが、これに限るものではなく、これらの数及び設ける位置は適宜に設定してよい。
さらに、上記実施形態では、第2ステージ44内の中央に入賞高確率通路63を設け、その左右に2つの入賞低確率通路64a,64bを設けたが、これらの数及び設ける位置は適宜に設定してよい。
本発明を実施したパチンコ機の外観斜視図である。 飾り枠の外観斜視図である。 回転駆動機構の斜視図である。 フランジ部とプーリーの係合状態を示す説明図である。 可動式ステージユニットの構成を示す概略断面図である。 回転クルーンの回転を示す説明図である。 ステージから落下したパチンコ球が始動入賞口に入る様子を示す斜視図である。 ステージから落下したパチンコ球が始動入賞口に入らず外れる様子を示す斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ機
11 本体ユニット
12 遊技盤ユニット
12a 遊技盤
15 始動入賞口(入賞口)
20 飾り枠(構造物)
23 可動式ステージユニット
30 誘導通路
30a ,30b 開口
31 第1ステージ
31b 窪部
32 第2ステージ
33 受皿
35 落下孔
36 羽根
37 突起
38 傾斜通路
40 回転駆動機構
41 回転クルーン(回転体)
42 プーリー(回転支持体)
43 原点検出センサ
44 センサ歯車
44a 遮蔽突起
45 中間歯車
46 モータ歯車
47 モータ(回転駆動手段)
50 パチンコ球(遊技球)
52 フランジ部(鍔部)
53 歯車部(複数の歯)
63 入賞高確率通路
64a,64b 入賞低確率通路

Claims (6)

  1. 遊技領域の所定位置に配置された入賞口の上方に、遊技領域に打ち出された遊技球を滞在させるステージを設けた遊技機であって、
    前記ステージは、前記遊技球を落下させる少なくとも1つの落下孔が形成され回転駆動される回転体と、前記回転体の外周部と係合して前記回転体を回転自在に支持する回転支持体とを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記回転体の外周部には、前記回転体の外周面に回転方向に沿って形成された略円環状の鍔部を備え、前記回転支持体が前記鍔部と係合して前記回転体を回転自在に支持することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記回転支持体は、前記鍔部の外周を等間隔に分割する位置に複数個配置され、前記鍔部と係合して前記回転体を回転自在に支持することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記回転支持体と前記鍔部との係合部には間隙が形成されていることを特徴とする請求項2または3記載の遊技機。
  5. 前記回転体の外周面に回転方向に沿って形成された複数の歯と、前記複数の歯に回転を伝達して前記回転体を回転駆動する回転駆動機構とを備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記回転体の下方には、前記落下孔から落下した遊技球を前記入賞口内に落下させるように導く入賞高確率通路と、前記落下孔から落下した遊技球を前記入賞口外の遊技領域に落下させるように導く入賞低確率通路とが形成されていることを特徴とする請求項1ないし5記載の遊技機。
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