JP2007215718A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】センターケース10(遊技装置)内に入賞した遊技球を、センターケース10内の球移送用回転体で移送した結果として、特賞を発生させるセンターケース10内の特別入賞部に入賞させる遊技機において、球移送用回転体の球保持部に遊技球が誘導されても、移送途上で結果が判明し難いようにして、遊技者の興趣を向上させる。
【解決手段】センターケース10において、球保持部63が外周に形成された球移送用回転体(第2回転体47)の外周を囲む囲繞壁(大径円筒状部59b等)を設け、該囲繞壁に球保持部63に保持された遊技球を流出させる複数の開口部59c,59d,71を形成して、該開口部からの遊技球の流出先として複数の特別入賞部39a,39b,39cの何れかを夫々連通させ、前記開口部を閉鎖する閉鎖状態と前記開口部を開放する開放状態とに変換する変換部材73a,73b,73cを設ける。
【選択図】図17

Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機に関する。
従来の遊技機としてのパチンコ遊技機は、遊技盤に遊技装置としてのセンターケースを備え、このセンターケースには、分別機構としての回転体が設けられ、この回転体の周縁に球保持部としての切り欠き部を異なる形状で複数形成し、センターケースに入賞し誘導部に導かれた遊技球を、該誘導部と対峙する切り欠き部に保持させ、夫々の切り欠き部と連通する異なる複数の樋のいずれかに移送するように構成されたものが、特許文献1に開示されている。
また、一般的に前記の複数の樋の少なくとも1つに球検出センサが設けられ、この球検出センサからの球検出信号を受けて変動入賞装置の可動部材を開放する特別遊技状態を発生するのである。
特開2005−177133号公報
ところで、前記の遊技機における分別機構では、遊技球が誘導部から回転体の切り欠き部に誘導された時点で、特別遊技状態が発生するか否かの結果が決まってしまうため、例えば、遊技球を一般領域として機能する樋(この樋を通過しても特別遊技状態が発生しない)に移送する切り欠き部に遊技球が誘導されると、この移送中の遊技球を遊技者は絶望感を抱きながら見ることになり、著しく興趣を減殺することとなる。
そこで本発明は、球移送用回転体の球保持部に遊技球が誘導されても、移送途上で結果が判明し難い遊技機の提供を目的とする。
本願請求項1に記載の遊技機は、入賞部と、該入賞部より受け入れられた遊技球が流入する遊技空間部と、該遊技空間部の下流に配設された複数の入賞領域と、を有する遊技装置を備え、
前記複数の入賞領域の少なくとも1つに、入賞した遊技球を検出する球検出器を設け、該球検出器からの検出信号に基づいて賞態様を発生する遊技機において、
前記遊技空間部は、
円盤状の球移送用回転体を備えて、該球移送用回転体の周縁部を切り欠くことにより前記入賞部より受け入れられた遊技球を保持可能な球保持部を複数形成し、
前記球移送用回転体の外周を囲む囲繞壁を設け、該囲繞壁に前記球保持部に保持された遊技球を流出させる複数の開口部を形成して、該開口部からの遊技球の流出先として前記複数の入賞領域を夫々連通させ、
前記開口部を閉鎖する閉鎖状態と前記開口部を開放する開放状態とに変換する変換部材を有することを特徴とする。
なお、本発明の好ましい態様として、例えば請求項2に記載のように、前記変換部材は、前記囲繞壁に沿って回転する回転壁と、該回転壁の外方に張り出した装飾部と、を有する構成としてもよい。
また、例えば請求項3に記載のように、前記球移送用回転体と前記変換部材の回転壁とを同方向に回転させて回転周期を異ならせた構成としてもよい。
また、例えば請求項4に記載のように、前記複数の入賞領域のうち最下流にある最終入賞領域に対応する前記開口部の内側には、前記球保持部に保持された遊技球が、前記球移送用回転体の回転に伴って当該開口部に対応する位置まで回転移動した時に、当該開口部が前記変換部材によって閉鎖状態であったとしても、前記遊技球が前記球保持部から流出して、当該開口部が開放状態となるまで一時的に前記遊技球が待機する待機空間が形成され、前記球保持部から流出して当該待機空間に流入した遊技球は、当該開口部が開放状態になると、当該開口部を経由して当該待機空間から流出して前記最終入賞領域に入賞する構成としてもよい。
請求項1に記載の遊技機によれば、球移送用回転体の各球保持部に保持された遊技球の各入賞領域への誘導が変換部材により許容されたり阻止されたりするので、球移送用回転体による遊技球の移送途上で結果が判明してしまうこと(少なくとも球保持部に誘導された時点で結果が判明してしまうこと)を防止できる。これにより、球移送用回転体による移送中の遊技球を遊技者は常に期待感を抱きながら見ることになり、興趣を格段に向上できる。
また、請求項2に記載の遊技機によれば、球移送用回転体により遊技球が移送される状態の視認性を妨げることなく変換部材を装飾できる。
また、請求項3に記載の遊技機によれば、遊技球を挟み込むトラブルの可能性を低減できる。というのは、球移送用回転体と回転壁とが逆回転だとすると、囲繞壁の開口部において、変換部材の回転壁と球移送用回転体とで遊技球を挟み込んでしまうトラブルが発生する可能性が高く、このトラブルが発生すると球移送用回転体及び変換部材が動かなくなり、遊技球の振り分けの支障となるが、球移送用回転体と回転壁とを同方向に回転させることにより、上記のように遊技球を挟み込んでしまう可能性を低くできる。また、球移送用回転体と回転壁の回転周期を異ならせることにより、これらを同方向に回転させる構成であるにもかかわらず、前記開口部を閉鎖状態と開放状態とに変換する変換部材としての機能を十分に実現できる。
また、請求項4に記載の遊技機によれば、最終入賞領域に対応する前記開口部が閉鎖状態であったとしても、球移送用回転体によって当該開口部の位置まで移送された遊技球は、前記待機空間内に流出し、その後に当該開口部が開放状態になった時に、最終入賞領域に流入する。このため、球移送用回転体の球保持部に保持されて移送される遊技球は、球移送用回転体が1回転するうちに、必ず何れかの入賞領域への入賞を確定させる。したがって、球移送用回転体で移送される遊技球の入賞領域の入賞先が長期間確定せず、遊技者がいらいらしてしまうといった不具合を回避できる。
以下、本発明の実施の形態として、パチンコ機に適用した場合の形態例を、図面を参照して説明する。
A.遊技盤の全体構成
図1は本形態例のパチンコ機の遊技盤の前面図である。
図1において、符号1は遊技盤であり、前面の略円形領域がガイドレール2で囲まれることにより遊技領域3が形成されている。
遊技盤1の前面には、図1に示すように、アウト球流入口4、センターケース10、普通電動役物タイプの始動入賞口11、変動入賞装置12、一般入賞口13〜16、普図表示器17、普図記憶表示器18、普図始動ゲート19、特図表示器20、特図記憶表示器21、状態表示器22,23、多数の障害釘(図示省略)などが設けられている。
センターケース10は、本発明の遊技装置に相当し、遊技盤1の略中央に設けられる。遊技盤1を構成する基板(いわゆるベニヤ)には、このセンターケース10をはめ込むためのセンターケース用開口(図示省略)が形成されており、センターケース10は、このセンターケース用開口にはめ込まれて取り付けられる。このセンターケース10の詳細構成は、後述する。
また、始動入賞口11は、後述するように特図の始動入賞口として機能する入賞口であり、入賞口としての開口部分の開度を変化させる開閉部材11aを有する。この始動入賞口11は、センターケース10の中央部下方に配置されている。
また、変動入賞装置12は、後述する大当りになったことを条件として開放される大入賞口12aを有する装置である。
次に、普図表示器17は、いわゆる普図の表示を行う表示器(例えば点滅する複数のランプよりなるもの)である。
また、普図記憶表示器18は、普図表示器17の周囲4箇所に設けられた小さなランプよりなり、そのランプの点灯数によって、普図始動ゲート19を遊技球が通過することにより発生した普図の始動記憶の数(この場合、上限数が4個)を表示するものである。
次に、特図表示器20は、特図としての数字等を表示可能な7セグメントの表示器であり、始動入賞口11への入賞により発生した特図の始動記憶に基づいて特図の変動表示を実行するためのものである。
また、特図記憶表示器21は、特図表示器20の周囲4箇所に設けられた小さなランプよりなり、そのランプの点灯数によって、始動入賞口11への入賞により発生した始動記憶の数(この場合、上限数が4個)を表示するものである。
また、状態表示器22は、特図記憶表示器21の隣に設けられた2個の小さなランプよりなり、その点灯状態によって、特図の遊技状態を報知する。
また、状態表示器23は、普図記憶表示器18の隣に設けられた2個の小さなランプよりなり、その点灯状態によって、普図の遊技状態を報知する。
B.センターケースの構成
次に、本例のセンターケース10の構成について、図2〜図17を参照して説明する。
なお図2は、センターケースの前面図である。図3は、センターケースの前面側斜視図である。図4は、センターケースの裏面側斜視図である。図5は、センターケースから後述する第1回転体等を取り外した状態の前面側斜視図である。図6は、第1回転体の分解斜視図である。図7は、センターケースの後述するレンズユニット等を示す前面側斜視図である。図8は、センターケースのレンズユニットの分解斜視図である。図9は、センターケースの後述する第2回転体(球移送用回転体)等を示す前面側斜視図である。図10は、センターケースの第2回転体を示す斜視図である。図11は、センターケースの後述する第3回転体(変換部材)等を示す前面側斜視図である。図12は、センターケースの後述する裏ベース等を示す裏面側斜視図である。図13は、裏面側ケースと特別入賞部(入賞領域)を示す斜視図である。図14は、図2におけるA−A断面図である。図15は、図2におけるB−B断面図である。図16は、センターケースの囲繞壁等(後述する開口部59dの閉鎖状態)を示す前面側斜視図である。図17は、センターケースの囲繞壁等(開口部59dの開放状態)を示す前面側斜視図である。
センターケース10は、図3及び図4に示すように、前面側ケース31と裏面側ケース32とを有し、これらケースの内部に遊技空間部が形成されたものである。また、裏面側ケース32の上面側には、後述する開閉部材36,37の駆動ユニット33が取り付けられる。
なお本例の場合、前述の普図始動ゲート19は、前記前面側ケース31の左斜め下位置に前面側ケース31と一体的に設けられている。
また、このセンターケース10は、前後方向の一つの軸線を中心として主要部品が配置され組み立てられており、以下ではこの軸線をケース軸線という。
なお本例の場合、遊技空間部とは、後述する鎧部35の切欠き35a,35bから流入した遊技球が存在する可能性のあるセンターケース10内の空間を意味する。
ここで、前面側ケース31は、内側が前後に開口した枠状のものである。この前面側ケース31は、正面から見て概略円形状の側壁を有し、正面から見た内側の開口の形状が前記ケース軸線を中心とした概略円形状となっている。但し、図2や図3に示すように、右斜め下位置の側壁31aが部分的に半径方向に張り出した形状となっていて、これによって、この右斜め下位置に比較的広い拡大開口部31bが形成されている。
また、この前面側ケース31の内側の底部には、遊技球が転動可能ないわゆる球見せ用のステージ部34が形成されている。
ステージ部34は、ここに流入した遊技球をある程度の確率で始動入賞口11へ誘導する。このステージ部34へは、例えば普図始動ゲート19を通過した遊技球が流入する構成となっている。例えばセンターケース10の上に流下して左に流れ落ちた遊技球が、図示しない障害釘に当って、普図始動ゲート19に流入し、ステージ部34上に流れる構成となっている。なお、ステージ部34上には、このように普図始動ゲート19を経由した遊技球に限られず、例えば障害釘に当って跳ねた遊技球が前面から直接入ってくる構成であってもよい。
また、前面側ケース31の上辺部には、遊技盤面よりも前方に突出する鎧部35が設けられ、この鎧部35を部分的に開閉する部材として、開閉部材36,37が設けられている。鎧部35は、遊技球がセンターケース10内に落下しないようにする部分であり、開閉部材36,37が閉状態にある限り、打ち込まれた遊技球を必ずセンターケース10の左側又は右側に誘導する。この鎧部35の頂点の左右両側の位置には、ここに落下する遊技球が流入可能な切欠き35a,35bが形成されている。そして、開閉部材36,37は、これら切欠き35a,35bに対応する位置にそれぞれ配置され、遊技盤面に沿って図2に矢印で示す方向にスライド可能に支持されて、各切欠き35a,35bを開放する開状態と、各切欠き35a,35bを閉鎖する閉状態とに動作可能となっている。
なお図2では、各開閉部材36,37が閉状態にある様子を示しており、また図2の矢印は、各開閉部材36,37が閉状態から開状態に向かう方向を示している。また図3では、各開閉部材36,37が開状態となったときの遊技球の流入経路も矢印で例示している。各開閉部材36,37が開状態になっていると、この図3の矢印に示すように、遊技球が上方からセンターケース10内(即ち、遊技空間部内)に流入可能である。
次に、裏面側ケース32は、前面側ケース31の後面側に、前面側ケース31の後面側を覆うように取り付けられる部材である。この裏面側ケース32の奥壁中央(概略円形状の周壁の中心軸上の位置)には、図13に示すように、後述する奥側外れ球誘導部材48(図9に示す)等を配置するための円形状開口部38が形成されている。この円形状開口部38は、前記ケース軸線を中心として配置される。
なお、この裏面側ケース32は、図13に示すように、正面から見て概略円形状の側壁を、円形状開口部38を中心とする外周位置に有し、前面側が開口した箱型の部材である。なお取付状態において、この裏面側ケース32の側壁は、前面側ケース31の側壁を後方へ延長するような状態に概略配置される。こうして、前面側ケース31と裏面側ケース32は、全体として、内側に後方に窪んだ概略円形状の凹室を有したセンターケース10の外形部分を構成している。
そして、図13に示すように、この裏面側ケース32の右斜め下の側壁32aも、前述した前面側ケース31と同様に、部分的に半径方向に張り出した形状となっていて、これによって、この右斜め下位置に比較的広い拡大空間部32b(後述する特別入賞部39b,39cを設置できるスペース)が形成されている。
なお、裏面側ケース32内は、前面側ケース31内の開口を介して前面から視認可能であるが、前記拡大空間部32bも前述した拡大開口部31bを介して前面から視認可能である。
また、図9や図13に示すように、裏面側ケース32の奥壁の前面(円形状開口部38よりも外周側の適宜位置)には、特別入賞部39a,39b,39cが形成されている。本例の場合、特別入賞部39a(最も上流となる特別入賞部)は、正面から見て円形状開口部38の左側位置に設けられ、その他の特別入賞部39b,39cは、正面から見て円形状開口部38の右斜め下位置(前述の拡大空間部32bの位置)に設けられている。また、特別入賞部39b,39cのうち、特別入賞部39bは比較的上方に、最も下流となる特別入賞部39c(本発明の最終入賞領域に相当)は、その下方に配置されている。
また、図13に示すように、これら特別入賞部39a,39b,39cには、それぞれ球検出器40a,40b,40cが設けられ、各特別入賞部39a,39b,39cに流入した遊技球がそれぞれ検出される構成となっている。なお、これら球検出器40a,40b,40cからの検出信号に基づいて発生する賞態様については後述する。
また図13において符号32cは、特別入賞部39aに流入した入賞球の排出流路(裏面側ケース32の裏面に形成されたもの)を示す。また符合32dは、この排出流路32cの後面の壁を構成する部材を示す。また符合32eは、特別入賞部39aの前面を覆う壁を構成する部材を示す。また符合32fは、特別入賞部39bの前面を覆う壁を構成する部材を示す。また符合32gは、特別入賞部39cの前面を覆う壁を構成する部材を示す。また符合32hは、特別入賞部39b,39cに流入した入賞球の排出流路(符号省略)の後面側を構成する部材を示す。
次に、駆動ユニット33は、図4に示すように、駆動ユニット基板41と、ソレノイド(アクチュエータ)42と、回転軸43と、駆動レバー44と、を備える。なお、ソレノイド42と回転軸43と駆動レバー44は、各開閉部材36,37に対応して、左右に1組ずつ(合計2組)設けられている。
駆動ユニット基板41は、幅方向を鉛直方向とした姿勢で、センターケース10の上面に固定され、遊技盤1に裏面側から取り付けられる基板である。ソレノイド42と回転軸43と駆動レバー44は、この駆動ユニット基板41の裏面に取り付けられている。
ソレノイド42は、内部のコイルが励磁されることによって、出力部である可動片42aが下降位置から上昇位置へ動作するアクチュエータであり、コイルが励磁されていない常態では、内部の付勢手段によって可動片42aが下降位置に保持されるものである。なお図4は、可動片42aが下降位置にある状態を示している。
回転軸43は、駆動ユニット基板41の裏面から後方に突出するように設けられた軸である。
駆動レバー44は、前記回転軸43を中心として回動可能に支持された部材であり、一端が前記可動片42aに連結され、他端が前述の開閉部材36や37の後面から後方に伸びる連結軸(図示省略)に連結されている。この駆動レバー44は、可動片42aの動作によって回動し、開閉部材36や37をスライドさせる駆動力伝達部材である。
ここで、可動片42aが下降位置にあるときには、開閉部材36や37は、前述の閉状態となっており、可動片42aが上昇位置に動くと、開閉部材36や37は、前述の開状態にスライドする構成となっている。
次に、センターケース10内の遊技空間部に関連する構成について説明する。
センターケース10の内部や裏面には、主に、次のような部材が設けられている。即ち、図5等に示す第1回転体45、図7等に示すクリアユニット46、図10等に示す第2回転体47(球移送用回転体)、図11等に示す奥側外れ球誘導部材48、図11等に示す第3回転体49、図11等に示す裏ベース50、及び図12等に示すモータベース51が設けられている。
まず、第1回転体45は、図6に示すように、第1回転体本体52と、この第1回転体本体52の中心軸線上に裏面側から挿入されて固定される第1回転体駆動軸53と、第1回転体本体52の前面を覆うように第1回転体本体52に固定される第1回転体化粧板54とを有し、正面から見て反時計回りに回転駆動される回転体である。なお、この第1回転体45(第1回転体本体52、第1回転体駆動軸53、及び第1回転体化粧板54)は、前記ケース軸線を中心として配置される。
ここで第1回転体本体52は、裏面側の大径円筒状部52aと前面側の小径円筒状部52bとよりなる部材である。この第1回転体本体52の小径円筒状部52bの外周には、軸直角断面がL字型(靴下のような形)の溝であって小径円筒状部52bの周面に開口する入賞球保留溝52cが形成されている。この入賞球保留溝52cの外周面側の開口部の側壁52d,52eは、半径方向において、大径円筒状部52aの周面位置まで伸びている。またこの入賞球保留溝52cは、図6に示す如く第1回転体本体52の前面において開口しているが、組立て状態においては、第1回転体化粧板54で覆われることによって、周面側にのみ開口する。またこの入賞球保留溝52cの内部寸法は、少なくとも遊技球1個が流入可能な寸法となっている。このような構成によって、入賞球保留溝52cの周面側の開口が頂部位置にあるときに、この開口から入った1個の遊技球は、入賞球保留溝52cのL字型に曲がった奥に落下し、第1回転体本体52がその後に反時計回りに回転しても、前記開口が最下端位置近傍にくるまで、この入賞球保留溝52cから流出しない構成となっている。
また第1回転体駆動軸53は、第1回転体本体52に挿入される一端側にDカット(回転力を伝達する継ぎ手を構成するために、断面がD字状になるよう加工すること)が施されており、挿入される第1回転体本体52の裏面の中心穴52f(図15に示す)がこのDカットに対応した断面D字状とされることによって、一端側が第1回転体本体52に回り止めされた状態で取り付けられる。そして、この第1回転体駆動軸53の他端側は、図15に示すように後方に伸びており、クリアユニット46や第2回転体47や第3回転体49の中心軸線上を貫通してモータベース51内に達している。この第1回転体駆動軸53の他端側は、やはりDカットが施され、図15に示す軸継ぎ手55によって、後述する第1モータ91の出力軸91aに連結されている。
なお、図5や図15における符号53a,53bは、第1回転体駆動軸53(ひいては、第1回転体45の全体)を自転可能に支持する軸受け(ブッシュ)を示す。
また、第1回転体本体52と第1回転体化粧板54は、透明又は半透明な材料によって構成され、透視可能(透光性有り)となっている。
また軸継ぎ手55は、後述する位置検出センサ94(図5に示す)の被検出部としても機能する。
次に、クリアユニット46について説明する。
クリアユニット46は、図8に示すように、第1入賞球誘導部材56と、第2入賞球誘導部材57と、隔壁部材58と、囲繞部材59とを備える。これら各部材56〜59は、全て透明又は半透明な材料によって構成され、透視可能となっている。
ここで、第1入賞球誘導部材56は、前記ケース軸線を中心として第1回転体45の周囲を取り囲むように配置される円筒状部56aを有する部材であり、隔壁部材58の中央開口58bに対して前面から取り付けられ、固定状態とされる部材である。この第1入賞球誘導部材56の円筒状部56aの頂点位置には、入賞球誘導部56bが形成されている。入賞球誘導部56bは、開閉部材36,37が開放状態にある時に、前記切欠き35a,35bから流入した遊技球を受け入れる部分であり、受け入れられた遊技球は、この入賞球誘導部56bの底部中央に左右に並んで形成された縦方向の誘導穴56c,56dの何れかに落下する構成となっている。
なお、前記入賞球誘導部56bや前述の切欠き35a,35bや開閉部材36,37は、本発明の入賞部を構成している。
そして、前記誘導穴56c,56dには、ここを通過する遊技球を検出する球検出器60a,60bが取り付けられる。また、誘導穴56c,56dの下端側(球検出器60a,60bの下流側)は、図14に示すように、奥側に向かって曲がっており、後述する接続穴57e,57fを介して後述する誘導流路57dに連通している。このため、図14に矢印で示すように、誘導穴56c,56dに落下した遊技球は後述する誘導流路57dに流入する。
また、円筒状部56aの底面には、ここに落下した遊技球を後方に流下させる傾斜面56eが形成されている。
また、第2入賞球誘導部材57は、全体として概略円盤状で中空の部材であり、第1入賞球誘導部材56の裏面側に配置されて、隔壁部材58の中央開口58bに対して取り付けられ、固定状態とされる部材である。この第2入賞球誘導部材57は、中心軸上に前述の第1回転体駆動軸53が貫通するボス部57aが形成され、このボス部57aの周囲に内筒部57bが形成されている。なお図15に示すように、内筒部57b内には、前述の第1回転体本体52の後部がはまり込んで摺動する。なおボス部57aは、前記ケース軸線を中心として配置される。
また、前記内筒部57bの周囲には、正面から見て逆U字状の案内壁57cが形成され、この案内壁57cの外周側の空間が、入賞球の誘導流路57dとなっている。そして、この誘導流路57dの頂部は、第2入賞球誘導部材57の上端部前面に形成された接続穴57e,57fを介して、既述した如く前記誘導穴56c,56dに連通している。また、この誘導流路57dの頂部に流入した遊技球は、この誘導流路57d内の左側又は右側に流れ落ちて、最終的に第2入賞球誘導部材57の底部中央に形成された誘導溝57g(図14に示す)上に流れる構成となっている。なお、誘導溝57gは底面が後方に向かって傾斜しており、またこの誘導溝57gの後方には第2回転体47の後述する小径円筒部47aの外周(球保持部62a,62b)の最下端位置が位置する構成とされている。そのため、この誘導溝57gに流れた遊技球は、後方に流れて、その時点で最下端位置にある小径円筒部47aの外周の球保持部62a又は62b内に流入する。
また、前記内筒部57bの頂部位置であって、前記内筒部57bと案内壁57cとの間の位置には、遊技球を後方から前方(第1回転体本体52の頂部位置に向かう方向)に流下させる前方誘導流路57iが形成されている。
また、第2入賞球誘導部材57の下端(誘導溝57gが形成された底部の下方)には、遊技球を後方に流す傾斜流路(符号省略)を内部に有する当り球誘導部57hが形成されている。当り球誘導部57hは、第2入賞球誘導部材57の下端から前方に伸びるように形成されて、その先端が第1回転体本体52の最下端位置下方に位置して上面が開口している。このため、前述した第1回転体45の入賞球保留溝52cに入ったまま最下端位置に回転移動してきた遊技球は、高確率でこの当り球誘導部57h内に落下する。
また、第2入賞球誘導部材57の後面には、第1回転体駆動軸53が配置される中心軸線を中心として、円環状の突起57j(図15に示す)が形成されている。
次に隔壁部材58は、センターケース10内の前面側と後面側を区画する板状部58aを有する部材であり、板状部58aの周縁部が前面側ケース31と裏面側ケース32の間に挟まれた状態で、前面側ケース31と裏面側ケース32に対して固定される部材である。なお、前記板状部58aは、第2回転体47等が配置された領域と前記ステージ部34とを区画し、ステージ部34に流入した遊技球が前記領域に混入しないようにする隔壁として機能する。
また、板状部58aの中心には、中央開口58bが形成されている。中央開口58bは、第2入賞球誘導部材57等の部材を位置決めする(取り付け時の案内となる)とともに、これら部材との干渉を避けるための開口であり、詳細構成については説明を省略する。なお中央開口58bは、前記ケース軸線を中心として配置される。
次に囲繞部材59は、前面側の小径円筒状部59aと後面側の大径円筒状部59bを有する部材であり、隔壁部材58の中央開口58bに対して裏側から取り付けられ、固定状態とされる部材である。ここで、小径円筒状部59aと、大径円筒状部59bと、これらを連結する軸直角壁59eとは、第2回転体47の外周を取り囲む本発明の囲繞壁を構成している。また、この囲繞部材59(小径円筒状部59aや大径円筒状部59b)は、前記ケース軸線を中心として配置される。
大径円筒状部59bには、複数(本例では二つ)の開口部59c,59dが形成されている。ここで、開口部59c,59dは、前述した特別入賞部39a,39bにそれぞれ連通する位置に形成され、開口部59cから流出した遊技球は特別入賞部39aに、開口部59dから流出した遊技球は特別入賞部39bに、それぞれ流入する構成となっている。
また、囲繞部材59の下端部には、前述の当り球誘導部57hの後端に連通する当り球導入部59fが形成されている。この当り球導入部59fは、当り球誘導部57h内を後方に流れた遊技球を受け入れ、これを大径円筒状部59b内の最下端位置(即ち、第2回転体47の後述する大径円筒部47bの最下端位置の球保持部63)に流す機能を持つ。
また、囲繞部材59の下端部(当り球導入部59fの両側及び下方)には、外れ球排出部59gが形成されている。外れ球排出部59gは、前述した隔壁部材58の板状部58aの下端中央を覆うように配置されて、板状部58aの下端中央の裏面側に、前面側外れ球排出流路61(図14に示す)を形成する部材である。この前面側外れ球排出流路61は、図14に矢印で示すように、前述した第1入賞球誘導部材56の傾斜面56eを流下した遊技球を受け入れ、これを外れ球(センターケース10内には入賞したが、特別入賞部39a,39b,39cに入賞しなかった遊技球)としてセンターケース10の下方に排出するものである。
次に、第2回転体47について説明する。
第2回転体47は、図9や図10に示すように、前面側の小径円筒部47aと後面側の大径円筒部47bとよりなる円盤状部を有する部材であり、前記ケース軸線を中心として配置されて、自転可能に支持された部材である。そして、小径円筒部47aの外周には、周縁部を切り欠くことにより、前記入賞部(入賞球誘導部56b)より受け入れられた遊技球を保持可能な複数の球保持部62a,62bが一定ピッチで全周に渡って形成されている。また、大径円筒部47bの外周には、周縁部を切り欠くことにより、前記入賞部より受け入れられた遊技球を保持可能な複数の球保持部63が一定ピッチで全周に渡って形成されている。ここで、小径円筒部47aの外周の球保持部62a,62bのうち、一方の球保持部62aは、後方に壁が有り、底面が前方に向かって遊技球を流すように傾斜している。しかし、他方の球保持部62bは、後方に壁が無く、底面が後方に向かって遊技球を流すように傾斜している。また、球保持部62a,62bは周方向に例えば交互に形成されている。また、大径円筒部47bの外周の球保持部63は、内面が後方に向かって遊技球を流すように傾斜している。
また図10に示すように、第2回転体47を構成する前記円盤状部の後面側には、後方に伸びる円筒軸64が一体的に設けられ、さらにこの円筒軸64の後端には第2回転体従動ギア65が固定されている。なお、円筒軸64と第2回転体従動ギア65は、第2回転体47の中心軸線(即ち前記ケース軸線)を中心として設けられていて、前記第1回転体駆動軸53は、これら円筒軸64と第2回転体従動ギア65内を貫通している(図15参照)。なお、前述の軸受け53bは、この第2回転体従動ギア65の中心穴65a(図10に示す)にはめ込まれている。
また図9に示すように、第2回転体47を構成する前記円盤状部の中心軸線上には、前述した第1回転体駆動軸53が貫通して摺動する中心穴66が形成されている。また、第2回転体47を構成する前記円盤状部の前面には、前述した第2入賞球誘導部材57の円環状の突起57jがはまり込んで相対的に摺動する円環状溝67が形成されている。
なお図15に示すように、円筒軸64は、裏ベース50の後述する円筒状ボス76内に挿入されて支持され、この円筒状ボス76に対して摺動回転可能となっており、この支持構成と、上述の円環状の突起57jと円環状溝67の摺動可能な嵌め合わせ構造によって、第2回転体47全体が他の回転体とは別個に自転可能に支持されている。
また、第2回転体47は、図9等に矢印で示すように、正面から見て時計回りに回転駆動される。
次に、奥側外れ球誘導部材48について説明する。
奥側外れ球誘導部材48は、図9や図11に示すように、前面側の小径円筒部48aと後面側の大径円筒部48bとよりなる円盤状の部材であり、前記ケース軸線を中心として第2回転体47の後面側(前述の裏面側ケース32の円形状開口部38の内側)に配置され、後述する裏ベース50に取り付けられて固定状態とされる部材である。ここで、小径円筒状部48aと、大径円筒状部48bと、これらを連結する軸直角壁48cとは、第2回転体47の外周を取り囲む本発明の囲繞壁を構成している。
前記小径円筒部48aの内側中心軸線上には、前面側に突出する円筒状ボス68が形成されている。円筒状ボス68は、裏ベース50の後述する円筒状ボス76の外周に取り付けられて、この円筒状ボス76に固定され、これによって奥側外れ球誘導部材48が裏ベース50に固定されている。
そして、前記小径円筒部48aの内周側であって前記円筒状ボス68の外周側には、第2回転体47の球保持部62b内に保持された遊技球が、頂点位置に来たときに、この遊技球を受け入れて前記円筒状ボス68の下方位置まで流下させる奥側外れ球誘導流路69が、正面から見て左側に形成されている。
また、前記円筒状ボス68の下方位置(前記奥側外れ球誘導流路69の終端位置)には、奥側外れ球誘導流路69を流下した遊技球を受け入れて奥側外れ球誘導部材48の下部後方に排出する奥側外れ球排出口70が形成されている。
また、この奥側外れ球誘導部材48の外周における前述の特別入賞部39cに対応する位置には、前述の球保持部63に保持された遊技球を特別入賞部39cに向けて流出させる開口部としての切欠き71が形成されている。この切欠き71は、大径円筒部48bと軸直角壁48cに形成されている。そして、球保持部63に保持された遊技球が、この切欠き71の位置にくると、後方に向けて流れてこの切欠き71内に流入し、さらに後述する変換部材73a,73b,73cによってこの切欠き71が開放状態になっていると、この切欠き71から半径方向外側に遊技球が流れて、前述の特別入賞部39cに流入して入賞する構成となっている。
なお、上記切欠き71内の空間は、本発明の待機空間として機能する。即ち、上記切欠き71の外周側が後述する変換部材73a,73b,73cによって閉鎖された閉鎖状態であったとしても、前記遊技球が前記球保持部63から必ず流出して、開放状態となるまで一時的に前記遊技球が上記切欠き71内に待機する。
また、奥側外れ球誘導部材48は、透明又は半透明な材料によって構成され、透光性を有する。
次に、第3回転体49について説明する。
第3回転体49は、図11や図15に示すように、円盤状部49aからなる部材であり、前記ケース軸線を中心として奥側外れ球誘導部材48の後面側に自転可能に配置される。この円盤状部49aの外周部には、後方に突出する円筒状部49bが形成され、この円筒状部49bの内周面には、後述する第3回転体駆動ギア85が噛み合う内歯49c(図12に示す)が全周に渡って形成されている。また、円盤状部49aの中心には、前面側に突出する円筒状ボス49dが形成されている。この円筒状ボス49dは、図15に示すように、前述の円筒状ボス68の内周と後述する円筒状ボス76の外周との間に挟まれるように配されて、円筒状ボス68や円筒状ボス76に対して摺動回転可能とされ、これによって第3回転体49が前記ケース軸線を中心として他の回転体とは別個に自転可能となっている。
また、円盤状部49aにおけるボス部49dの周囲4箇所の位置には、前後に貫通する開口72が形成されている。この開口72は、前述した奥側外れ球排出口70から排出される遊技球を後方に流出させる開口である。
また、円盤状部49aの外周3箇所の位置には、変換部材73a,73b,73cが固定される。これら変換部材73a,73b,73cは、それぞれ、回転壁74a,74b,74cと、これら回転壁74a,74b,74cの外方に張り出した装飾部75a,75b,75cと、を有する。回転壁74a,74b,74cは、円盤状部49aの外周3箇所の位置から前方に伸びる断面円弧状の板状部分であり、前記大径円筒状部59bと小径円筒部48a(囲繞壁)に沿って回転する。装飾部75a,75b,75cは、回転壁74a,74b,74cの先端から軸直角方向外側に張り出した板状部分であり、この前面には前面から視認可能な装飾を施すことができる。
なお図15に示すように、回転壁74a,74b,74cは、前述の裏面側ケース32の円形状開口部38の内側を貫通している。
また、回転壁74a,74b,74cは、前記大径円筒状部59bと小径円筒部48a(囲繞壁)に沿って回転することによって、第2回転体47の球保持部63に保持された遊技球を流出させる開口部(開口部59c,59dや切欠き71)を閉鎖する閉鎖状態とこれら開口部を開放する開放状態とに変換する。
また、第3回転体49(変換部材73a,73b,73cを除く)は、透明又は半透明な材料によって構成され、透光性を有する。
次に、裏ベース50について説明する。
裏ベース50は、図11や図12に示すように、円盤状部50aからなる部材であり、前記ケース軸線を中心として第3回転体49の後面側に配置される。この裏ベース50は、円盤状部50aの外周部において、裏面側ケース32に固定されている。
また、裏ベース50の中心には、前面側に突出する円筒状ボス76が形成されている。この円筒状ボス76の外周側には、既述したように、第3回転体49の円筒状ボス49dが摺動回転可能に取り付けられるとともに、奥側外れ球誘導部材48の円筒状ボス68が固定されている。また、この円筒状ボス76の内周側には、既述したように、第2回転体47の円筒軸64が挿入される。
また、裏ベース50の前面における外周部には、第3回転体49の前記円筒状部49bが配置される円環状溝77が形成されている。なお図12に示すように、裏ベース50を裏面側から見て右側の位置には、前記円環状溝77内を露出させる開口78が形成され、この開口78から前記円筒状部49bに形成された内歯49cが露出する構成となっている。
また、裏ベース50の前面における円筒状ボス76の下方位置には、第3回転体49の前記開口72を介して奥側外れ球誘導部材48の前記奥側外れ球排出口70に連通する開口79が形成されている。この開口79は、前後に開口しており、後面側は後述する奥側外れ球排出流路96に連通しており、前記奥側外れ球排出口70から後方に排出された遊技球を、図15に矢印で示すように後述する奥側外れ球排出流路96に誘導する。
また、裏ベース50の裏面には、ギア配置領域81,82,83が形成されている。ギア配置領域81は、裏ベース50の中心軸(即ち,前記ケース軸線)を中心とする略円形領域であり、前記第2回転体従動ギア65が配置される。ギア配置領域82は、裏面から見てギア配置領域81の左側に隣接して配置された略円形領域であり、第2回転体駆動ギア84(図9に示す)がここに配置される。ギア配置領域83は、裏面から見てギア配置領域81の右側に隣接して配置された略円形領域であり、第3回転体駆動ギア85(図12に示す)がここに配置される。
ここで、第2回転体駆動ギア84は、第2回転体従動ギア65に噛み合って、この第2回転体従動ギア65を駆動するギアである。また、第3回転体駆動ギア85は、前記内歯49cに噛み合って第3回転体49を駆動するギアである。
なお、裏ベース50は、透明又は半透明な材料によって構成され、透光性を有する。
次に、モータベース51について説明する。
モータベース51は、図9や図12に示すように、ケース部51a,51b,51cと、奥側外れ球排出部51dとを有し、裏ベース50の後面に固定される部材である。
ここでケース部51aは、前面が開口した円筒状箱型の部分であり、前記ギア配置領域81を覆うように前記ケース軸線を中心として配置される。このケース部51a内には、前述した軸継ぎ手55が配置され、またこのケース部51aの裏面には、第1モータ91が取り付けられる。第1モータ91の出力軸91aは、前記ケース軸線を中心として配置され、ケース部51a内に伸びており、既述したように軸継ぎ手55によって第1回転体駆動軸53の後端に連結され、この第1モータ91の作動によって、第1回転体駆動軸53を含む第1回転体45が回転する構成となっている。
またケース部51bは、やはり前面が開口した円筒状箱型の部分であり、前記ギア配置領域82を覆うようにケース部51aの左隣(裏面から見て)に配置される。このケース部51bの裏面には、第2モータ92が取り付けられる。第2モータ92の出力軸92a(図9に示す)は、前記第2回転体駆動ギア84と同軸上に配置され、ケース部51b内に伸びており、第2回転体駆動ギア84の中心穴に連結され、この第2モータ92の作動によって、第2回転体従動ギア65を含む第2回転体47が回転する構成となっている。
またケース部51cは、やはり前面が開口した円筒状箱型の部分であり、前記ギア配置領域83を覆うようにケース部51aの右隣(裏面から見て)に配置される。このケース部51cの裏面には、第3モータ93が取り付けられる。第3モータ93の出力軸(図示省略)は、前記第3回転体駆動ギア85と同軸上に配置され、ケース部51c内に伸びており、前記第3回転体駆動ギア85の中心穴に連結され、この第3モータ93の作動によって、第3回転体49が回転する構成となっている。
また図5に示すように、ケース部51a内における出力軸91aの側方には、光学式の位置検出センサ94が設けられている。位置検出センサ94は、軸継ぎ手55の後面に形成された突起95の通過を検出するもので、この突起95が位置検出センサ94の検出部に進入すると位置検出センサ94の検出信号が立ち上がるか又は立ち下がる。そして、第1回転体45の前記入賞球保留溝52cが頂点位置にくると、突起95が位置検出センサ94の検出部に進入する設定となっている。また、前記図示省略した本パチンコ機の制御装置は、この検出信号の立ち上がり又は立ち下りを読み取ると、第1モータ91を所定時間停止して、第1回転体45をこの位置(入賞球保留溝52cが頂点にくる位置)に所定時間保持する構成となっている。
また、奥側外れ球排出部51dは、内部に外れ球を排出するための流路(奥側外れ球排出流路96)を構成するものである。図5に矢印で示すように、この奥側外れ球排出流路96に流入した遊技球は、この奥側外れ球排出流路96の下端の開口からセンターケース10の下方に排出される。
なお、モータベース51は、透明又は半透明な材料によって構成され、透光性を有する。
C.センターケース内の遊技球の流れ
次に、本例のセンターケース10内(ステージ部34を除く)における遊技球の流れや、そのための制御や各部材の動作について説明する。
まず、図示省略した制御装置は、第1回転体45については、正面から見て常に反時計回りに例えば約2秒/周の周期で回転させ、既述したように、前記入賞球保留溝52cが頂点位置にきた時には、所定時間だけ第1回転体45の回転を停止させ、所定時間が経過するとまた同方向に回転させる制御を継続する。なお、このように入賞球保留溝52cを頂点位置で停止させる制御は、所定の条件(例えば、特定の遊技状態になったこと)が成立したときのみ実行する態様でもよい。
また、第2回転体47(球移送用回転体)と第3回転体49(回転壁)については、何れも同方向(この場合、正面から見て常に時計回り)に回転させる。但し、各回転体47,49の回転周期は同一ではなく、異なる回転周期で回転させる。例えば、第2回転体47は約7秒/周の周期で回転させ、第3回転体49は、約5秒/周の周期で回転させる。このように異なる回転周期で回転させることによって、相対位置が変化し、既述した変換部材73a,73b,73cによる開閉動作(前記閉鎖状態と開放状態の切換え)が実現される。
そして、開放された入賞部(開閉部材36,37により開放された切欠き35a,35b)から流入した遊技球は、図14に示すように、第1入賞球誘導部材56の入賞球誘導部56bに受け入れられ、誘導穴56c,56dの何れかに落下する。次いで、第2入賞球誘導部材57の接続穴57e,57fを介して誘導流路57dの頂部に流入する。そして、誘導流路57dの頂部に流入した遊技球は、この誘導流路57d内の左側又は右側に流れ落ちて、最終的に第2入賞球誘導部材57の底部中央に形成された誘導溝57g上に流れる。この誘導溝57gに流れた遊技球は、後方に流れて、その時点で最下端位置にある第2回転体47の小径円筒部47aの球保持部62a又は62b内に流入する。
次に、球保持部62a又は62b内に流入した遊技球は、この球保持部62a又は62b内に保持されて第2回転体47の回転に伴って頂部に移送され、頂部に到達すると前方又は後方に流れ落ちる。球保持部62aの場合には、図14に矢印で示すように前方に向かって流下し、球保持部62bの場合には、後方に流下する。
そして、球保持部62bから後方に流下した遊技球は、図15に示すように、奥側外れ球誘導部材48の奥側外れ球誘導流路69を流下して奥側外れ球排出口70に到達し、第3回転体49の開口72がこの奥側外れ球排出口70の位置にきたときに、この開口72から後方に流れ、裏ベース50の開口79を経由してモータベース51の奥側外れ球排出流路96に流れ、ここからセンターケース10の下方に排出される。
一方、球保持部62aから前方に流下した遊技球は、第2入賞球誘導部材57の前方誘導流路57iを経由して第1回転体本体52の頂部位置に落下し、この時点で入賞球保留溝52cの開口が頂部位置にあれば、入賞球保留溝52c内に入り、そうでなければ、第1回転体本体52の周囲を落下する。
なお、こうして第1回転体本体52の周囲を落下した遊技球は、図14に矢印で示すように、第1入賞球誘導部材56の底面に形成された傾斜面56e上を後方に流れ、前面側外れ球排出流路61を経由してセンターケース10の下方に排出される。
そして、入賞球保留溝52c内に入った遊技球は、第1回転体45の回転に伴って下方に移送され、最下端位置にきた時に入賞球保留溝52cから排出されて、第2入賞球誘導部材57の当り球誘導部57h内に高確率で落下する。なお、当り球誘導部57h内に落下しなかった遊技球は、前述の傾斜面56eや前面側外れ球排出流路61を経由してセンターケース10の下方に排出される。
次に、当り球誘導部57h内に落下した遊技球は、図15に矢印で示すように、囲繞部材59の当り球導入部59fを経由して、第2回転体47の大径円筒部47bの最下端位置に流れ、球保持部63内に入る。
次いで、球保持部63内に流入した遊技球は、この球保持部63内に保持されて第2回転体47の回転に伴って移送される。
そして、球保持部63内に保持されて移送される遊技球は、まず囲繞部材59の1番目の開口部59cの位置にきた時に、この開口部59cが開放状態にあれば、この開口部59cから流出して1番目の特別入賞部39aに流入する。なお、こうして特別入賞部39aに入賞した遊技球は、前述の部材32dで構成された排出流路32cを経由してセンターケース外に排出される。
また、1番目の開口部59cから流出せずに、さらに球保持部63内に保持されて移送された遊技球は、次に2番目の開口部59dの位置にきた時に、この開口部59dが開放状態にあれば、この開口部59dから流出して2番目の特別入賞部39bに流入する。
また、2番目の開口部59dから流出せずに、さらに球保持部63内に保持されて移送された遊技球は、次に3番目の開口部(奥側外れ球誘導部材48の切欠き71)の位置にきた時に、この開口部内(切欠き71内)に流入し、この開口部が開放状態にあれば、この開口部から流出して3番目の特別入賞部39c(最終入賞領域)に流入する。
ここで、上記遊技球が3番目の開口部(切欠き71)の位置にきた時には、この開口部が閉鎖状態にあった場合でも、当該遊技球を保持する球保持部63の球載置面が後方に下り傾斜しているため、当該遊技球は球保持部63から上記切欠き71内(待機空間内)に流出し、その後にこの切欠き71が開放状態になった時に、特別入賞部39cに流入する。このため、球保持部63に保持されて移送される遊技球は、第2回転体47が1回転するうちに、必ず何れかの特別入賞部への入賞を確定させる。
また、特別入賞部39bや39cに入賞した遊技球は、前述の部材32hで構成された排出流路を経由してセンターケース外に排出される。
D.遊技の概要
次に、本形態例のパチンコ機で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、特図表示器20には所要の停止図柄が表示される。
ガイドレール2を介して遊技領域3に打込まれた遊技球が、始動入賞口11に入賞すると(即ち、特図の始動入賞があると)、特図表示器20において特図の変動表示が行われて、変動表示ゲームが行われる。
そして、この変動表示ゲームの停止表示態様(変動表示により導出された特図)が特別表示態様(例えば、「7」)であれば、大当りと呼ばれる特典が遊技者に付与される。また、前記停止表示態様が他の特別表示態様(例えば、「3」)であれば、小当たりと呼ばれる特典が付与される。なお制御上は、例えば始動入賞があったことを条件として、当り乱数の値が抽出記憶されて、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判定値とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基づいて、予め大当りとするか否か、或いは小当たりとするか否かが決定され、この決定に応じて前記変動表示ゲームが開始される。
なお、上記変動表示ゲームによって大当りとなる確率は低く、これに対して小当たりとなる確率は高く設定されている。
上記小当たりになると、開閉部材36,37を所定時間だけ開状態として切欠き35a,35bを開放する動作が所定回数実行される小当たり遊技状態に移行する。そして、この小当たり遊技状態中にセンターケース10内に前述した如く入賞した遊技球が、前述したような経路を経て、特別入賞部39a,39b,39cの何れかに入賞すると、大当りとなる。
なお、この大当りが本発明の賞態様に相当する。
前記大当り状態(特図の変動表示ゲームの結果として大当りになる場合含む)になると、変動入賞装置12の大入賞口12aが、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ一時的に開放される開放動作が行われる。そしてこの開放動作は、例えば入賞の種類に応じて設定されたラウンド数まで行われる。例えば、1番目の特別入賞部39aに入賞して大当りとなった場合には1ラウンドまで、2番目の特別入賞部39bに入賞して大当りとなった場合には7ラウンドまで、3番目の特別入賞部39cに入賞して大当りとなった場合には15ラウンドまで実行される。また、前記変動表示ゲームの結果として大当りとなった場合には、例えば15ラウンドまで上記開放動作が実行される。
また、前記特図の変動表示ゲーム中又は大当り中或いは小当たり中に、始動入賞口11にさらに遊技球が入賞したときには、この場合特図記憶表示器21で特図始動記憶表示が行われて例えば4個まで記憶され、変動表示ゲーム又は大当り或いは小当たりが終了した後に、その記憶(即ち、始動記憶)に基づいて前記特図の変動表示ゲームが繰り返される。
例えば、変動表示ゲームが大当たり又は小当たりで終了すれば大当たり又は小当たり状態に移行し、小当たり遊技で大当りになれば大当り状態に移行し、小当たり遊技や変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、大当たりが終了して始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行される。
一方、遊技中に、遊技球が普図始動ゲート19を通過したときは、普図表示器17での普図の変動表示による普図の変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示ゲーム結果(停止した普図)が所定の態様であれば、普図当りと呼ばれる特典が付与される。
この普図当りになると、始動入賞口11の一対の開閉部材11aが逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、始動入賞口11に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて大当り又は小当たりになる可能性が増す。
また、前記普図の変動表示ゲーム中に、普図始動ゲート19にさらに遊技球が入賞したときには、普図記憶表示器18で普図始動記憶表示が実行されてこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記憶に基づいて前記普図の変動表示ゲームが繰り返される。
以上説明した本例の遊技機によれば、既述したように、センターケース10内に流入(入賞)した遊技球が、複雑な経路や過程を経て、運が良ければ第2回転体47の大径円筒部47b(移送用回転体)の球保持部63にたどり着き、この第2回転体47の移送によって、特賞態様(大当り)の内容(この場合、大当りラウンド数)が異なる複数の特別入賞部の何れかに入賞するという、興趣の高い小当たり遊技が実行される。
しかも本例の遊技機によれば、第2回転体47の大径円筒部47bの球保持部63に保持された遊技球の各特別入賞部への誘導が変換部材73a,73b,73cにより許容されたり阻止されたりするので、第2回転体47の大径円筒部47bによる遊技球の移送途上で結果が判明してしまうこと(少なくとも球保持部63に誘導された時点で結果が判明してしまうこと)を防止できる。これにより、第2回転体47の大径円筒部47bによる移送中の遊技球を遊技者は常に期待感を抱きながら見ることになり、興趣を格段に向上できる。
また、本例の遊技機によれば、装飾部75a,75b,75cに装飾を施すことによって、第2回転体47等により遊技球が移送される状態の視認性を妨げることなく変換部材73a,73b,73cを装飾できる。
また、本例の遊技機によれば、遊技球を挟み込むトラブルの可能性を低減できる。というのは、第2回転体47と変換部材73a,73b,73cとが逆回転だとすると、囲繞壁(囲繞部材59)の開口部59c,59dにおいて、変換部材73a,73b,73cの回転壁74a,74b,74cと第2回転体47とで遊技球を挟み込んでしまうトラブルが発生する可能性が高く、このトラブルが発生すると第2回転体47及び変換部材73a,73b,73cが動かなくなり、遊技球の振り分けの支障となるが、第2回転体47と変換部材73a,73b,73cとを同方向に回転させているから、上記のように遊技球を挟み込んでしまう可能性を低くできる。また、第2回転体47と変換部材73a,73b,73cの回転周期を異ならせることにより、これらを同方向に回転させる構成であるにもかかわらず、前記開口部59c,59dを閉鎖状態と開放状態とに変換する変換部材としての機能を十分に実現できる。
また、本例の遊技機によれば、最終入賞領域39cに対応する開口部(切欠き71)が閉鎖状態であったとしても、第2回転体47の球保持部63によって当該開口部の位置まで移送された遊技球は、前記待機空間内(切欠き71内)に流出し、その後に当該開口部が開放状態になった時に、最終入賞領域39cに流入する。このため、第2回転体47の球保持部63に保持されて移送される遊技球は、第2回転体47が1回転するうちに、必ず何れかの特別入賞部への入賞を確定させる。したがって、第2回転体47の球保持部63で移送される遊技球の特別入賞部(入賞領域)の入賞先が長期間確定せず、遊技者がいらいらしてしまうといった不具合を回避できる。
また、本例の遊技機によれば、変換部材73a,73b,73cの回転壁74a,74b,74cの周方向の長さを変更することによって、ラウンド振分け率を調整可能である。例えば、回転壁74a,74b,74cを長くすると、最終入賞領域39cに入賞し易くなり、例えば15ラウンドの大当りが発生し易くなる。また、前記入賞球保留溝52cが頂点位置となる角度で第1回転体45を停止させる時間や頻度を変更することによって、或いは、第2回転体47の小径円筒部47aの球保持部62aと球保持部62bの数の割合を変更することによって、入賞部より流入した遊技球の特別入賞部39a,39b,39cのいずれかに到達する確率を調整可能である。
なお、本発明は上述した形態例に限られず、各種の変形や応用があり得る。
例えば、本発明の変換部材は、上述したような回転壁よりなるものに限られず、図18や図19に示すように、前後動する開閉板100によって、囲繞壁の開口部(例えば、前記開口部59d)を開閉する態様でもよい。
また、センターケース10内において流れたり保持されたり移送される遊技球を、遊技者がより見易くなるように、またこの遊技球の状態を演出するために、例えばセンターケース10の裏面から光を照射し、この光の点灯状態や色を各種制御するようにしてもよい。
また、特別入賞部39a,39b,39cのうちのどれかを、大当りとならない単なる排出路としてもよい。この場合、そこには球検出器を設ける必要は必ずしもない。さらにこの場合、第1回転体45等による上流側の振分け機構を削除して、第2回転体47の球保持部63による振分けのみの構成としてもよい。
また、変換部材による閉鎖状態になっている時には、最終入賞領域39cについても、球保持部63によって保持された遊技球が回転移動して通過してゆく態様(第2回転体47が1回転より多く回転しないと保持された遊技球の入賞先が決まらないことがあり得る態様)としてもよい。但しこの場合には、センターケース10内に連続して入賞する遊技球があった場合に、球保持部63への球導入部59fにおいて遊技球が滞留する恐れがあるとともに、既述したように遊技球の入賞先が長時間決まらずに遊技者がいらいらするといった不具合があり得るため、その点では前述の形態例の態様が優れている。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
パチンコ機の遊技盤の前面図である。 センターケースの前面図である。 センターケースの前面側斜視図である。 センターケースの裏面側斜視図である。 センターケースから第1回転体等を取り外した状態の前面側斜視図である。 第1回転体の分解斜視図である。 センターケースのレンズユニット等を示す前面側斜視図である。 センターケースのレンズユニットの分解斜視図である。 センターケースの第2回転体等を示す前面側斜視図である。 センターケースの第2回転体(球移送用回転体)を示す斜視図である。 センターケースの第3回転体(変換部材)等を示す前面側斜視図である。 センターケースの裏ベース等を示す裏面側斜視図である。 裏面側ケースと特別入賞部を示す斜視図である。 図2におけるA−A断面図である。 図2におけるB−B断面図である。 センターケースの囲繞壁等(開口部の閉鎖状態)を示す前面側斜視図である。 センターケースの囲繞壁等(開口部の開放状態)を示す前面側斜視図である。 他の例のセンターケースの囲繞壁等(開口部の閉鎖状態)を示す前面側斜視図である。 他の例のセンターケースの囲繞壁等(開口部の開放状態)を示す前面側斜視図である。
符号の説明
1 遊技盤
3 遊技領域
10 センターケース(遊技装置)
31 前面側ケース
32 裏面側ケース
35a,35b 切欠き(入賞部)
36,37 開閉部材(入賞部)
39a,39b 特別入賞部(入賞領域)
39c 特別入賞部(最終入賞領域)
40a,40b,40c 球検出器
47 第2回転体(球移送用回転体)
48a 小径円筒状部(囲繞壁)
48b 大径円筒状部(囲繞壁)
48c 軸直角壁(囲繞壁)
56b 入賞球誘導部(入賞部)
59 囲繞部材
59a 小径円筒状部(囲繞壁)
59b 大径円筒状部(囲繞壁)
59c,59d 開口部
59e 軸直角壁(囲繞壁)
63 球保持部
73a,73b,73c 変換部材
74a,74b,74c 回転壁
75a,75b,75c 装飾部
71 切欠き(開口部、待機空間)

Claims (4)

  1. 入賞部と、該入賞部より受け入れられた遊技球が流入する遊技空間部と、該遊技空間部の下流に配設された複数の入賞領域と、を有する遊技装置を備え、
    前記複数の入賞領域の少なくとも1つに、入賞した遊技球を検出する球検出器を設け、該球検出器からの検出信号に基づいて賞態様を発生する遊技機において、
    前記遊技空間部は、
    円盤状の球移送用回転体を備えて、該球移送用回転体の周縁部を切り欠くことにより前記入賞部より受け入れられた遊技球を保持可能な球保持部を複数形成し、
    前記球移送用回転体の外周を囲む囲繞壁を設け、該囲繞壁に前記球保持部に保持された遊技球を流出させる複数の開口部を形成して、該開口部からの遊技球の流出先として前記複数の入賞領域を夫々連通させ、
    前記開口部を閉鎖する閉鎖状態と前記開口部を開放する開放状態とに変換する変換部材を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記変換部材は、前記囲繞壁に沿って回転する回転壁と、該回転壁の外方に張り出した装飾部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記球移送用回転体と前記変換部材の回転壁とを同方向に回転させて回転周期を異ならせたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記複数の入賞領域のうち最下流にある最終入賞領域に対応する前記開口部の内側には、前記球保持部に保持された遊技球が、前記球移送用回転体の回転に伴って当該開口部に対応する位置まで回転移動した時に、当該開口部が前記変換部材によって閉鎖状態であったとしても、前記遊技球が前記球保持部から流出して、当該開口部が開放状態となるまで一時的に前記遊技球が待機する待機空間が形成され、前記球保持部から流出して当該待機空間に流入した遊技球は、当該開口部が開放状態になると、当該開口部を経由して当該待機空間から流出して前記最終入賞領域に入賞することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
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