JP2005021513A - 遊技球の流下経路可変装置及び弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技球の流下経路を多様化させ遊技の興趣を高める。
【解決手段】同心に配置され、同一支点を中心にして回転する外側回転体23と内側回転体24とによって構成される回転体ユニット19を飾り枠17の左側部に設ける。外側回転体23の外周面25aに第一開口25b、内周面25cに第二開口25dを形成し、第一開口25bと第二開口25dとを連通させる球通路25fを形成する。内側回転体24の外周面24aに円弧状の球受け24bを形成する。外側回転体23と内側回転体24とを互いに逆向きに回転させる。遊技盤4面を流下してきた遊技球7が回転体ユニット19に取り込まれると、回転体ユニット19は遊技球7の経路を振り分ける。
【選択図】 図3
【解決手段】同心に配置され、同一支点を中心にして回転する外側回転体23と内側回転体24とによって構成される回転体ユニット19を飾り枠17の左側部に設ける。外側回転体23の外周面25aに第一開口25b、内周面25cに第二開口25dを形成し、第一開口25bと第二開口25dとを連通させる球通路25fを形成する。内側回転体24の外周面24aに円弧状の球受け24bを形成する。外側回転体23と内側回転体24とを互いに逆向きに回転させる。遊技盤4面を流下してきた遊技球7が回転体ユニット19に取り込まれると、回転体ユニット19は遊技球7の経路を振り分ける。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機などの弾球遊技機に用いられる遊技球の流下経路可変装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
弾球遊技機の一つとしてパチンコ機が広く愛好されている。パチンコ機では、遊技盤面に遊技球(パチンコ球)を打ち出すことによって遊技が行われる。遊技盤面には、種々の入賞口や電動式のチューリップ及び、釘や風車などのほかに、遊技の興趣を高めるために入賞装置が設けられている。入賞装置は、遊技中に特定の条件が満たされたときに遊技上での特典を与えるためのもので、種々のものが工夫され実用化されている。
【0003】
例えば風俗営業法の基準で第一種特別電動役物と称される入賞装置は、チャッカ(始動入賞口)に遊技球が入って入賞が得られると乱数を用いた電子抽選が行われる。電子抽選の結果は、遊技盤に組み込まれている液晶パネルや回転式のドラム装置などの可変表示装置によって遊技者に報知され、この抽選で当選が得られたときには、通常の遊技状態では特別入賞口を閉じている可動扉(アタッカ)が所定のルールにしたがって開閉動作する。これに伴い、特別入賞口には多くの遊技球が入り易い状態となり、短時間で多くの賞球が得られるようになる。
【0004】
可変表示装置として液晶パネルを用いたものでは、液晶パネルは遊技盤面のほぼ中央にステージとともにセンター役物として組み込まれるのが通常である。遊技盤面を流下してくる遊技球のうちで特定の経路を通ってきたものはステージの上に導かれる。遊技球はステージ上で様々に方向を変えながら転がり動いた後、再び遊技盤面を流下してゆくが、ステージのほぼ真下にチャッカが設けられているので、チャッカに入賞する確率が高くなる。
【0005】
したがって、ステージ上に遊技球が導かれるか否かが遊技の展開を左右する一要素となる。このため、ステージへの流入口近傍で遊技球の動きが多様に変化するように釘や風車を独特のパターンで並べたり、さらにはステージから離れた位置に入口を設け、その入口に入った遊技球をステージ上に導くワープルートを設けたりして遊技者に興趣を持たせるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、釘配列や風車だけでは遊技球の流下経路に大きな変化を与えることはできず、しかもほとんどの場合、遊技球の流下経路が瞬間的に決まってしまうため持続した興趣を持たせることができない。また、ワープルートは釘や風車では得られない新鮮な興趣を生じさせる上で有効であるが、その入口に入った時点で遊技球の行く先が決まってしまうため、繰り返し遊技を行っているうちに興趣も薄れがちになる。
【0007】
本発明は以上を考慮してなされたもので、単に遊技球の流下経路を大きく変更させるだけでなく、遊技球が流下してきたタイミングによって流下経路が多様に変化し、しかも遊技球が流入してからその流下経路が決まるまでの間、持続した興趣を与えることができる遊技球の流下経路可変装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技球の流下経路可変装置は、弾球遊技機の遊技盤面に設けられ、遊技盤面を流下する遊技球の経路に変化を与えるものであり、遊技盤面に設けられた軸により回転自在に支持され、回転中心を含む内側に中空部を有するとともに、遊技盤面に臨む外周面に形成した第一開口と前記中空部に臨む内周面に形成した第二開口とを連通させる球通路を有する外側回転体と、前記中空部内に外側回転体と同心で回転するように支持され、前記第二開口からの遊技球の排出を制限して前記球通路内に遊技球を留める外周面を有するとともに、その外周面の一部に第二開口から排出された遊技球を受け入れる球受けが設けられた内側回転体と、前記内側回転体と外側回転体とを回転させる駆動機構とを備えている。これにより、遊技球が流入してからその流下経路が決まるまでの間、持続した興趣を与えることができる。また、釘を用いることなく、遊技球の流下経路を多様化させるとともに、大きく変更させることが可能になる。
【0009】
また、前記球通路が、複数個設けられていることが好ましい。これにより、ある球通路に流入した遊技球が、流入した球通路とは異なる球通路から流出される可能性が生じるので、遊技者は遊技球の流下経路を予測し難くなり、遊技の興趣をより一層高めることができる。
【0010】
また、前記駆動機構は、内側回転体と外側回転体とを互いに逆向きに回転させることが好ましく、さらに、内側回転体と外側回転体とを異なる速さで回転させることで、遊技球の所定位置、例えば始動入賞口、通常入賞口、アタッカなどの入賞部への到達確率を容易に変更することが可能となる。
【0011】
本発明の弾球遊技機は、前記遊技球の流下経路可変装置を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、パチンコ機2の本体枠3の内部には遊技盤4が配設されており、遊技盤4の前面側には前面枠5が開閉自在に設けられている。前面枠5の下方には、打球供給用の供給皿6及び遊技球発射装置(不図示)にて遊技球7を打ち出す強さを調節する操作ハンドル8が設けられている。遊技者は供給皿6に遊技球を投入し、操作ハンドル8を操作して、遊技盤4上の遊技領域4a(図2に図示)に向けて遊技球7を打ち出す。前面枠5には板状のガラスが装着されて形成されるガラス窓9が開閉自在に設けられており、遊技者や遊技場の作業者はガラス窓9を通して遊技盤4に設けられた遊技領域4a及び遊技領域4a上を流下する打ち出された遊技球7を見ることができる。
【0013】
図2に示すように、遊技盤4上にはガイドレール10に囲まれた遊技領域4aが形成され、液晶ディスプレイからなる可変表示装置11や、始動入賞口12、通常入賞口13、アタッカ14等の入賞部、及びアウト口15が配設されている。また、遊技盤4下部には前記入賞部に入賞されなかった遊技球7をアウト口15の入口へと確実に誘導する誘導レール16が配設されている。さらに、略矩形状の開口部17aと、突出ステージ17bとを備えた飾り枠17が、図示しないビスによって遊技盤4の略中央に取り付けられている。
【0014】
図3に示すように、突出ステージ17bは、飾り枠17の下部にて、遊技盤4面から前方に向けて円弧状に突出して形成されており、突出ステージ17bの略中央には突出ステージ17b上に導かれた遊技球7を始動入賞口12に向けて排出するための誘導穴18が形成されている。なお、この誘導穴18の真下に始動入賞口12が位置しており、遊技球7が誘導穴18を通った場合には、遊技球7が高い確率で始動入賞口12に取り込まれるような構成になっている。
【0015】
遊技盤4の遊技盤面4bには、不図示であるが、障害釘、風車などの役物も設けられている。そして、飾り枠17の左側部には回転体ユニット19、第1、第2ワープルート20、21及び誘導部22が設けられている。遊技球7はガイドレール10に沿って打ち出され、遊技盤面4bを流下し、始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14等の入賞部のいずれかに入賞するか、あるいはアウト口15からハズレ球として回収される。始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14等の入賞部のいずれかに遊技球7が入賞したときには所定個数の賞球が供給皿6に払い出される。なお、パチンコ機2における障害釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
【0016】
可変表示装置11は、遊技の様々な場面において演出効果を兼ねた様々な態様となるように図柄(識別情報)等を、表示面11aに変動表示及び停止表示させることができるものである。表示面11aは、パチンコ機2の前面より、飾り枠17に形成された開口部17aを通して観察できるようになっている。
【0017】
図3〜図6に示すように、回転体ユニット19は、同心的に配置される外側回転体23と内側回転体24とによって構成される。外側回転体23は略有底円筒状に形成された外側回転体本体25と、円筒状に形成された筒状回転軸26とから構成されている(図4、5参照)。
【0018】
図4、図6に示すように、外側回転体本体25の外周面25aには第一開口25bが等間隔で3つ形成されており、内周面25cには3つの第二開口25dがそれぞれ各第一開口25bに対向するように形成されている。外側回転体本体25の回転中心を含む内側には円柱状の中空部25eが形成されている。この中空部25eに内側回転体24が嵌め込まれる。また、外側回転体本体25には第一開口25bと第二開口25dとを連通させる断面が略台形状の球通路25fが放射状に3つ形成されている。
【0019】
内側回転体24は略円柱状に形成されている。内側回転体24の外周面24aには、断面が円弧状の切り欠きである球受け24bが長手方向にわたって形成されている。また、内側回転体24には遊技盤面4bに向けて回転軸27が突設されている。なお、この回転軸27は遊技盤面4bに垂直に設けられており、外側回転体23と内側回転体24とは回転軸27を中心にして回転する。
【0020】
図5に示すように、遊技盤4の裏には取り付け板28が設けられている。図示しないが、この取り付け板28は本体枠3にビス締めによって組み付けられている。取り付け板28の所定位置には、取り付け板28に取り付けられる各種部材を適所に配置するための板状の位置決め部材29が上下に間隔をおいて配設されている。これら位置決め部材29の間にはそれぞれ、第1モータ30と第2モータ31とが、この順に収容されている。また、位置決め部材29の間には、第2モータ31を収容するとともに、外側回転体23を支持する箱型支持部材32が配置され、ビス締め(不図示)によって取り付け板28に組み付けられている。遊技盤4には外側回転体23の筒状回転軸26が挿通される挿通穴33が形成されている。
【0021】
箱型支持部材32には、挿通穴33に対向するように開口32aが形成されており、この開口32aには、筒状回転軸26を軸支するベアリング34が設けられている。この開口32aは、筒状回転軸26がベアリング34を介して取り付け可能となるように、外側回転体23の筒状回転軸26の外径よりも僅かに大きく設定されている。なお、取り付け板28の本体枠3への組み付け、第1、第2モータ30、31、箱型支持部材32の取り付け板28への組み付け方法は、本実施形態ではビス締めを採用しているが、この方法に限定される必要はなく、溶接、かしめ、接着剤による組み付け等、公知の組み付け方法により組み付ければ良い。
【0022】
筒状回転軸26の外周面26aにはギア35と噛合可能な歯(不図示)が形成されている。外側回転体23には、第1モータ30、ギア35、及び軸36から構成される外側回転体用駆動機構37により回転駆動力が入力される。また、内側回転体24の回転軸27は、筒状回転軸26の中心部分に形成された貫通穴26bを通して箱型支持部材32に収容されている第2モータ31に連結され、内側回転体24には、回転軸27と第2モータ31とから構成される内側回転体用駆動機構38により回転駆動力が入力される。よって、外側回転体23と内側回転体24とは互いに逆向きに回転する。すなわち、図3及び図6に示すように、第1モータ30の回転駆動力が入力された外側回転体23は、矢印A方向に回転し、他方、第2モータ31の回転駆動力が入力された内側回転体24は、矢印B方向に回転する。
【0023】
なお、第1モータ30及び第2モータ31の回転駆動は、遊技盤4の後方に設けられている図示しない主制御装置によって制御されている。この主制御装置は、遊技を行う際に各種装置を作動させるための主制御を行い、また、遊技状況に応じて第1モータ30及び第2モータ31を通して外側回転体23及び内側回転体24の回転速度、あるいは回転方向を変化させる。例えば、いわゆる大当たり等の遊技者にとって有利な遊技状況になっている場合には、後述する第2ワープルート21に遊技球7を排出するように、主制御装置によって第1モータ30及び第2モータ31の回転駆動が調整される。
また、それ以外の遊技状況においても、第1モータ30及び第2モータ31を通して外側回転体23及び内側回転体24の回転速度、回転方向を変化させることは可能であり、それらは遊技性や目的に応じて適宜に設定すれば良い。
【0024】
遊技盤面4bを流下してきた遊技球7が回転体ユニット19に到達すると、図6に示すように、外側回転体23の外周面25aに衝突して弾かれるか、あるいは、図7に示すように、外側回転体23の第一開口25bが流入口となり球通路25fに受け入れられる。
球通路25fに受け入れられた遊技球7は、球通路25fと内側回転体24の外周面24aとで保持され、図8に示すように、球通路25fを流下し、所定の排出位置にて、第一開口25bから排出される。
【0025】
一方、図9に示すように、外側回転体23と内側回転体24との相対的な位置に応じ、外側回転体23の第二開口25dと内側回転体24の球受け24bとの位置が一致した場合には、球通路25fにある遊技球7は第二開口25dから球受け24bに排出される。
球受け24bに入った遊技球7は、外側回転体23と内側回転体24との回転により、球受け24bと外側回転体23の内周面25cとによって球受け24b内に閉じ込められる。このように内周面25cが球受け24bに入った遊技球7を回転体ユニット19の外へ排出させないための規制面として機能する。
【0026】
図10に示すように、回転体ユニット19下部にて、内側回転体24の第二開口25dと、外側回転体23の球通路25fとの位置が再度一致した場合には、球受け24bに入っている遊技球7は、第二開口25dより球通路25fに流入し、第一開口25bから回転体ユニット19の外へ排出される。
【0027】
このように、外側回転体23の第一開口25bは、外側回転体23の回転に応じ、遊技盤面4bを流下する遊技球7の流入口及び、球通路25fを流下する遊技球7の流出口として機能する。また、外側回転体23の第二開口は、外側回転体23と内側回転体24との相対的な回転に応じ、球受け24bに入った遊技球7を球通路25fを通して第一開口25bに向かって流下させる流入口として機能する。
【0028】
図3に示すように、回転体ユニット19の左側部と下部にはそれぞれ、第1ワープルート20と第2ワープルート21とが設けられている。図11に示すように、第1ワープルート20は、遊技球7を取り込むための取り込み口20aと、この取り込み口20aから取り込まれた遊技球7をアウト口15に通じている誘導レール16へ案内する通路部20bと、この通路部20bで誘導された遊技球7を誘導レール16へ排出する排出口20cとから構成される。通路部20bは、遊技盤4の後方に遊技盤4と一体になるように形成されており、遊技者からは視認できないようになっている。
【0029】
遊技盤面4bを流下してきた遊技球7が、外側回転体23の球通路25fに入らず外側回転体23の外周面25aで弾かれ第1ワープルート20の取り込み口20aに取り込まれると、この取り込まれた遊技球7は通路部20bを通って誘導レール16へと案内され、通路部20bで誘導された遊技球7は、排出口20cから誘導レール16へ排出される。このように、第1ワープルート20に取り込まれた遊技球7は、アウト口15へと確実に誘導される。
【0030】
図3に示すように、第2ワープルート21は遊技球7を取り込むための取り込み口21aと、この取り込み口21aから取り込まれた遊技球7を飾り枠17内部へ案内する通路部21bと、この通路部21bで誘導された遊技球7を飾り枠17内部へ排出する排出口21cとから構成される。通路部21bは遊技盤4の後方に遊技盤4と一体になるように形成されており、遊技者からは視認できないようになっている。また、排出口21cは、飾り枠17内部の左側面下部に形成されている。
【0031】
外側回転体23の球通路25fに入った遊技球7が、図12に示すように、外側回転体23と内側回転体24との回転により、外側回転体23の第二開口25dと内側回転体24の球受け24bとの位置が一致した際に(図9参照)、内側回転体24の球受け24bに受け入れられ、さらに、図13に示すように、外側回転体23と内側回転体24との回転により、回転ユニット19下部にて、内側回転体24の球受け24bが取り込み口21a側を向いたとき、球受け24bと外側回転体23の第二開口25dとの位置が一致し(図10参照)、遊技球7が回転体ユニット19から排出された場合、この排出された遊技球7は、第2ワープルート21の取り込み口21aに取り込まれる。
【0032】
取り込み口21aから取り込まれた遊技球7は通路部21bを通って飾り枠17内部へと案内される。通路部21bで誘導された遊技球7は排出口21cから飾り枠17内部へ排出される。飾り枠17内部に排出された遊技球7は、突出ステージ17b上に導かれ、誘導穴18から始動入賞口12に向けて排出される。
【0033】
図3に示すように、回転体ユニット19の右下部には誘導部22が設けられている。この誘導部22は、遊技盤4面から前方に略円柱形状に突出している3つの突起22aから構成されている。突起22aは、回転体ユニット19から飾り枠17の突出ステージ17bにかけて適所に配置されており、誘導部22に排出された遊技球7を突出ステージ17bへと誘導する。なお、上記適所とは、回転体ユニット19から放出された遊技球7を、第2ワープルート21を通って飾り枠17内部に誘導された遊技球7に比べて低い確率で突出ステージ17b上に到達させるような箇所のことである。
【0034】
外側回転体23の球通路25fに入った遊技球7が、球通路25fと内側回転体24の外周面24aとによって保持された状態のまま、外側回転体23の回転によって、図14に示すように、誘導部22側へ排出された場合には、排出された遊技球7は3つの突起22aで弾かれて突出ステージ17b上に誘導される。
【0035】
このように、本実施形態では、外側回転体用駆動機構37、内側回転体用駆動機構38、外側回転体23、および内側回転体24とから遊技球7を複数の流路に変更させる遊技球の流下経路可変装置が構成される。
【0036】
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について説明する。遊技者が操作ハンドル8を操作することによって作動される図示しない遊技球発射装置により、遊技球7が遊技領域4aの上方へ発射されると、この遊技球7は遊技盤面4bを下方に向けてランダムな流下経路を辿りながら落下する。流下してきた遊技球7が回転体ユニット19に取り込まれると、回転体ユニット19は遊技球7の経路を振り分ける。
【0037】
回転体ユニット19の外側回転体23と内側回転体24は互いに逆向きに回転しており、遊技盤面4bを流下してきた遊技球7が外側回転体23の外周面25aに衝突した場合、遊技球7は回転体ユニット19周辺の遊技領域4aに弾き出され、再びランダムな流下経路を辿りながら落下するか、あるいは、第1ワープルート20に取り込まれる。遊技球7を取り込んだ第1ワープルート20は、遊技球7をアウト口15へ通じている誘導レール16に確実に誘導する。
【0038】
また、遊技盤面4bを流下してきた遊技球7が、外側回転体23の第一開口25bから球通路25fへ流入し、さらに外側回転体23と内側回転体24との回転により、外側回転体23の第二開口25dと内側回転体24の球受け24bとの位置が一致した場合、遊技球7は球通路25fを流下し、第二開口25dから球受け24bへと排出される。
【0039】
外側回転体23と内側回転体24との回転により、回転体ユニット19下部にて、再度、第二開口25dと球受け24bとの位置が一致した際には、球受け24bにある遊技球7は、第二開口25dから球通路25fへと流入し、第一開口25bから第2ワープルート21へと排出される。遊技球7を取り込んだ第2ワープルート21は、遊技球7を飾り枠17内部へ確実に誘導する。
【0040】
また、遊技球7が外側回転体23の球通路25fに入り込み、その遊技球7が内側回転体24の球受け24bに取り込まれなかった場合、外側回転体23の球通路25fと内側回転体24の外周面24aとで遊技球7を誘導部22へと排出する排出位置まで保持し、この排出位置にて遊技球7を排出する。誘導部22に遊技球7が排出された場合、遊技球7は誘導部22を経て突出ステージ17b上へと誘導され、突出ステージ17bの誘導穴18を通った遊技球7は始動入賞口12に取り込まれる。ただし、誘導部18は円柱形状の突起22aで構成されているため、第2ワープルート21を介して飾り枠17内部へ誘導された遊技球7に比べて、誘導部22に排出された遊技球7の突出ステージ17b上への到達率は低くなる。
【0041】
このように、遊技球7が誘導部22に排出されることで、遊技球7の突出ステージ17bへの到達を期待することができるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。また、突起22aの形状、設置個数や配置などを変更することで遊技球7の突出ステージ17b上への到達率を調整することができ、さらには突出ステージ17b以外の箇所に遊技球7を誘導することも可能となる。
【0042】
また、回転体ユニット19を構成している外側回転体23及び内側回転体24の回転速度を調整することで、遊技球7の所定位置への到達確率を容易に調整することが可能となる。例えば、外側回転体23の回転速度を上げると、外側回転体23の球通路25fと内側回転体24の外周面24aとで保持されている遊技球7を誘導部22へ勢い良く排出させることができる。これにより、遊技球7の突出ステージ17b上への到達確率が変更される。また、外側回転体23の回転速度を下げ、内側回転体24の回転速度を上げると、外側回転体23の球通路25fに流入した遊技球7は内側回転体24の球受け24bに、より高い確率で受け入れられる。
【0043】
上述したように、遊技盤4の遊技盤面4bに回転体ユニット19を設けることによって、釘を用いることなく、遊技盤面4bを流下する遊技球7の経路を大きく変化させることができ、さらに、回転体ユニット19に取り込まれた遊技球7の流下経路が決まるまでの間、持続した興趣を与えることができる。
【0044】
また、外側回転体23に球通路25fを3つ形成したので、遊技球7が球通路25fに流入した場合、遊技球7は、その球通路25fとは異なる球通路25fから排出される可能性が生じ、遊技球7の流路の予想が困難になる。なお、球通路25fの設置数は適宜に変更することが可能である。
【0045】
また、回転体ユニット19を構成している外側回転体23及び内側回転体24の形状は、上記実施形態で説明したような形状に限定される必要はなく、外側回転体23と内側回転体24とが同心に配置され、且つ、その同心を軸にして回転するように構成されていれば良く、外側回転体23及び内側回転体24の形状は種々に変更することは可能である。
【0046】
また、上記実施形態では、回転体ユニット19及び第1、第2ワープルート20、21及び誘導部22が、飾り枠17の左側部に設けられているが、設置箇所はこれに限ることなく、適宜に変更することが可能である。
【0047】
例えば、図15に示すように、飾り枠17の左下部に回転体ユニット19、第1、第2ワープルート20、21、誘導部22を設ける。第1、第2ワープルート20、21はホース部材からなり、遊技盤4に工業用接着剤などで固着されている。第1ワープルート20の構成および作用は、上記実施形態と同様であり、第1ワープルートに取り込まれた遊技球7は、アウト口15へ確実に誘導される。第2ワープルート21は上記実施形態と同様の構成をしているが、図16に示すように、第2ワープルートの放出口21cは、通常入賞口13の上方に配置されている。そのため第2ワープルート21に取り込まれた遊技球7は通常入賞口13の上方に誘導される。これにより、通常入賞口13への入賞確率が高まる。
【0048】
また、誘導部22も上記実施形態と同様の構成をしており、複数の突起22aから構成されている。突起22aは、回転体ユニット19の右下部からアタッカ14にかけて適所に配設されている。このような構成にすることで、回転体ユニット19の外側回転体23から誘導部22に遊技球7が排出された場合には、遊技者は、遊技球7のアタッカ14への入賞を期待することができ、これにより遊技の興趣を高めることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明の遊技球の流下経路可変装置によれば、流下経路可変装置を球通路を有する外側回転体と、球受けを有する内側回転体とから構成し、内側回転体と外側回転体とを同心で回転させるようにしたので、遊技球が流入してからその流下経路が決まるまでの間、持続した興趣を与えることができ、釘を用いることなく、遊技球の流下経路を多様化させるとともに、大きく変更させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したパチンコ機の前面枠を開放した状態の外観を示す斜視図である。
【図3】回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図4】外側回転体及び内側回転体の外観を示す斜視図である。
【図5】回転体ユニットとその周辺の構成を示す断面図である。
【図6】遊技球が外側回転体の外周面で弾かれる時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図7】遊技球が外側回転体の球通路に入る時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図8】外側回転体の球通路から遊技球が放出される時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図9】遊技球が内側回転体の球受けに取り込まれた時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図10】内側回転体の球受けから遊技球が放出される時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図11】遊技球が第1ワープルートに取り込まれる時の回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図12】遊技球が内側回転体の球受けに取り込まれた時の回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図13】遊技球が第2ワープルートに取り込まれる時の回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図14】遊技球が誘導部に放出される時の回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図15】回転体ユニット及びワープルートを飾り枠の左下部に配置した場合のパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図16】飾り枠の左下部に配置された回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺の様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機)
4 遊技盤
4a 遊技領域
4b 遊技盤面
12 始動入賞口
13 通常入賞口
14 アタッカ
15 アウト口
16 誘導レール
17 飾り枠
19 回転体ユニット
23 外側回転体
24 内側回転体
24a 外周面
24b 球受け
25a 外周面
25b 第一開口
25c 内周面
25d 第二開口
25e 中空部
25f 球通路
27 回転軸
30 第1モータ
31 第2モータ
35 ギア
36 軸
37 外側回転体用駆動機構(駆動機構)
38 内側回転体用駆動機構(駆動機構)
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機などの弾球遊技機に用いられる遊技球の流下経路可変装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
弾球遊技機の一つとしてパチンコ機が広く愛好されている。パチンコ機では、遊技盤面に遊技球(パチンコ球)を打ち出すことによって遊技が行われる。遊技盤面には、種々の入賞口や電動式のチューリップ及び、釘や風車などのほかに、遊技の興趣を高めるために入賞装置が設けられている。入賞装置は、遊技中に特定の条件が満たされたときに遊技上での特典を与えるためのもので、種々のものが工夫され実用化されている。
【0003】
例えば風俗営業法の基準で第一種特別電動役物と称される入賞装置は、チャッカ(始動入賞口)に遊技球が入って入賞が得られると乱数を用いた電子抽選が行われる。電子抽選の結果は、遊技盤に組み込まれている液晶パネルや回転式のドラム装置などの可変表示装置によって遊技者に報知され、この抽選で当選が得られたときには、通常の遊技状態では特別入賞口を閉じている可動扉(アタッカ)が所定のルールにしたがって開閉動作する。これに伴い、特別入賞口には多くの遊技球が入り易い状態となり、短時間で多くの賞球が得られるようになる。
【0004】
可変表示装置として液晶パネルを用いたものでは、液晶パネルは遊技盤面のほぼ中央にステージとともにセンター役物として組み込まれるのが通常である。遊技盤面を流下してくる遊技球のうちで特定の経路を通ってきたものはステージの上に導かれる。遊技球はステージ上で様々に方向を変えながら転がり動いた後、再び遊技盤面を流下してゆくが、ステージのほぼ真下にチャッカが設けられているので、チャッカに入賞する確率が高くなる。
【0005】
したがって、ステージ上に遊技球が導かれるか否かが遊技の展開を左右する一要素となる。このため、ステージへの流入口近傍で遊技球の動きが多様に変化するように釘や風車を独特のパターンで並べたり、さらにはステージから離れた位置に入口を設け、その入口に入った遊技球をステージ上に導くワープルートを設けたりして遊技者に興趣を持たせるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、釘配列や風車だけでは遊技球の流下経路に大きな変化を与えることはできず、しかもほとんどの場合、遊技球の流下経路が瞬間的に決まってしまうため持続した興趣を持たせることができない。また、ワープルートは釘や風車では得られない新鮮な興趣を生じさせる上で有効であるが、その入口に入った時点で遊技球の行く先が決まってしまうため、繰り返し遊技を行っているうちに興趣も薄れがちになる。
【0007】
本発明は以上を考慮してなされたもので、単に遊技球の流下経路を大きく変更させるだけでなく、遊技球が流下してきたタイミングによって流下経路が多様に変化し、しかも遊技球が流入してからその流下経路が決まるまでの間、持続した興趣を与えることができる遊技球の流下経路可変装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の遊技球の流下経路可変装置は、弾球遊技機の遊技盤面に設けられ、遊技盤面を流下する遊技球の経路に変化を与えるものであり、遊技盤面に設けられた軸により回転自在に支持され、回転中心を含む内側に中空部を有するとともに、遊技盤面に臨む外周面に形成した第一開口と前記中空部に臨む内周面に形成した第二開口とを連通させる球通路を有する外側回転体と、前記中空部内に外側回転体と同心で回転するように支持され、前記第二開口からの遊技球の排出を制限して前記球通路内に遊技球を留める外周面を有するとともに、その外周面の一部に第二開口から排出された遊技球を受け入れる球受けが設けられた内側回転体と、前記内側回転体と外側回転体とを回転させる駆動機構とを備えている。これにより、遊技球が流入してからその流下経路が決まるまでの間、持続した興趣を与えることができる。また、釘を用いることなく、遊技球の流下経路を多様化させるとともに、大きく変更させることが可能になる。
【0009】
また、前記球通路が、複数個設けられていることが好ましい。これにより、ある球通路に流入した遊技球が、流入した球通路とは異なる球通路から流出される可能性が生じるので、遊技者は遊技球の流下経路を予測し難くなり、遊技の興趣をより一層高めることができる。
【0010】
また、前記駆動機構は、内側回転体と外側回転体とを互いに逆向きに回転させることが好ましく、さらに、内側回転体と外側回転体とを異なる速さで回転させることで、遊技球の所定位置、例えば始動入賞口、通常入賞口、アタッカなどの入賞部への到達確率を容易に変更することが可能となる。
【0011】
本発明の弾球遊技機は、前記遊技球の流下経路可変装置を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、パチンコ機2の本体枠3の内部には遊技盤4が配設されており、遊技盤4の前面側には前面枠5が開閉自在に設けられている。前面枠5の下方には、打球供給用の供給皿6及び遊技球発射装置(不図示)にて遊技球7を打ち出す強さを調節する操作ハンドル8が設けられている。遊技者は供給皿6に遊技球を投入し、操作ハンドル8を操作して、遊技盤4上の遊技領域4a(図2に図示)に向けて遊技球7を打ち出す。前面枠5には板状のガラスが装着されて形成されるガラス窓9が開閉自在に設けられており、遊技者や遊技場の作業者はガラス窓9を通して遊技盤4に設けられた遊技領域4a及び遊技領域4a上を流下する打ち出された遊技球7を見ることができる。
【0013】
図2に示すように、遊技盤4上にはガイドレール10に囲まれた遊技領域4aが形成され、液晶ディスプレイからなる可変表示装置11や、始動入賞口12、通常入賞口13、アタッカ14等の入賞部、及びアウト口15が配設されている。また、遊技盤4下部には前記入賞部に入賞されなかった遊技球7をアウト口15の入口へと確実に誘導する誘導レール16が配設されている。さらに、略矩形状の開口部17aと、突出ステージ17bとを備えた飾り枠17が、図示しないビスによって遊技盤4の略中央に取り付けられている。
【0014】
図3に示すように、突出ステージ17bは、飾り枠17の下部にて、遊技盤4面から前方に向けて円弧状に突出して形成されており、突出ステージ17bの略中央には突出ステージ17b上に導かれた遊技球7を始動入賞口12に向けて排出するための誘導穴18が形成されている。なお、この誘導穴18の真下に始動入賞口12が位置しており、遊技球7が誘導穴18を通った場合には、遊技球7が高い確率で始動入賞口12に取り込まれるような構成になっている。
【0015】
遊技盤4の遊技盤面4bには、不図示であるが、障害釘、風車などの役物も設けられている。そして、飾り枠17の左側部には回転体ユニット19、第1、第2ワープルート20、21及び誘導部22が設けられている。遊技球7はガイドレール10に沿って打ち出され、遊技盤面4bを流下し、始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14等の入賞部のいずれかに入賞するか、あるいはアウト口15からハズレ球として回収される。始動入賞口12または通常入賞口13またはアタッカ14等の入賞部のいずれかに遊技球7が入賞したときには所定個数の賞球が供給皿6に払い出される。なお、パチンコ機2における障害釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
【0016】
可変表示装置11は、遊技の様々な場面において演出効果を兼ねた様々な態様となるように図柄(識別情報)等を、表示面11aに変動表示及び停止表示させることができるものである。表示面11aは、パチンコ機2の前面より、飾り枠17に形成された開口部17aを通して観察できるようになっている。
【0017】
図3〜図6に示すように、回転体ユニット19は、同心的に配置される外側回転体23と内側回転体24とによって構成される。外側回転体23は略有底円筒状に形成された外側回転体本体25と、円筒状に形成された筒状回転軸26とから構成されている(図4、5参照)。
【0018】
図4、図6に示すように、外側回転体本体25の外周面25aには第一開口25bが等間隔で3つ形成されており、内周面25cには3つの第二開口25dがそれぞれ各第一開口25bに対向するように形成されている。外側回転体本体25の回転中心を含む内側には円柱状の中空部25eが形成されている。この中空部25eに内側回転体24が嵌め込まれる。また、外側回転体本体25には第一開口25bと第二開口25dとを連通させる断面が略台形状の球通路25fが放射状に3つ形成されている。
【0019】
内側回転体24は略円柱状に形成されている。内側回転体24の外周面24aには、断面が円弧状の切り欠きである球受け24bが長手方向にわたって形成されている。また、内側回転体24には遊技盤面4bに向けて回転軸27が突設されている。なお、この回転軸27は遊技盤面4bに垂直に設けられており、外側回転体23と内側回転体24とは回転軸27を中心にして回転する。
【0020】
図5に示すように、遊技盤4の裏には取り付け板28が設けられている。図示しないが、この取り付け板28は本体枠3にビス締めによって組み付けられている。取り付け板28の所定位置には、取り付け板28に取り付けられる各種部材を適所に配置するための板状の位置決め部材29が上下に間隔をおいて配設されている。これら位置決め部材29の間にはそれぞれ、第1モータ30と第2モータ31とが、この順に収容されている。また、位置決め部材29の間には、第2モータ31を収容するとともに、外側回転体23を支持する箱型支持部材32が配置され、ビス締め(不図示)によって取り付け板28に組み付けられている。遊技盤4には外側回転体23の筒状回転軸26が挿通される挿通穴33が形成されている。
【0021】
箱型支持部材32には、挿通穴33に対向するように開口32aが形成されており、この開口32aには、筒状回転軸26を軸支するベアリング34が設けられている。この開口32aは、筒状回転軸26がベアリング34を介して取り付け可能となるように、外側回転体23の筒状回転軸26の外径よりも僅かに大きく設定されている。なお、取り付け板28の本体枠3への組み付け、第1、第2モータ30、31、箱型支持部材32の取り付け板28への組み付け方法は、本実施形態ではビス締めを採用しているが、この方法に限定される必要はなく、溶接、かしめ、接着剤による組み付け等、公知の組み付け方法により組み付ければ良い。
【0022】
筒状回転軸26の外周面26aにはギア35と噛合可能な歯(不図示)が形成されている。外側回転体23には、第1モータ30、ギア35、及び軸36から構成される外側回転体用駆動機構37により回転駆動力が入力される。また、内側回転体24の回転軸27は、筒状回転軸26の中心部分に形成された貫通穴26bを通して箱型支持部材32に収容されている第2モータ31に連結され、内側回転体24には、回転軸27と第2モータ31とから構成される内側回転体用駆動機構38により回転駆動力が入力される。よって、外側回転体23と内側回転体24とは互いに逆向きに回転する。すなわち、図3及び図6に示すように、第1モータ30の回転駆動力が入力された外側回転体23は、矢印A方向に回転し、他方、第2モータ31の回転駆動力が入力された内側回転体24は、矢印B方向に回転する。
【0023】
なお、第1モータ30及び第2モータ31の回転駆動は、遊技盤4の後方に設けられている図示しない主制御装置によって制御されている。この主制御装置は、遊技を行う際に各種装置を作動させるための主制御を行い、また、遊技状況に応じて第1モータ30及び第2モータ31を通して外側回転体23及び内側回転体24の回転速度、あるいは回転方向を変化させる。例えば、いわゆる大当たり等の遊技者にとって有利な遊技状況になっている場合には、後述する第2ワープルート21に遊技球7を排出するように、主制御装置によって第1モータ30及び第2モータ31の回転駆動が調整される。
また、それ以外の遊技状況においても、第1モータ30及び第2モータ31を通して外側回転体23及び内側回転体24の回転速度、回転方向を変化させることは可能であり、それらは遊技性や目的に応じて適宜に設定すれば良い。
【0024】
遊技盤面4bを流下してきた遊技球7が回転体ユニット19に到達すると、図6に示すように、外側回転体23の外周面25aに衝突して弾かれるか、あるいは、図7に示すように、外側回転体23の第一開口25bが流入口となり球通路25fに受け入れられる。
球通路25fに受け入れられた遊技球7は、球通路25fと内側回転体24の外周面24aとで保持され、図8に示すように、球通路25fを流下し、所定の排出位置にて、第一開口25bから排出される。
【0025】
一方、図9に示すように、外側回転体23と内側回転体24との相対的な位置に応じ、外側回転体23の第二開口25dと内側回転体24の球受け24bとの位置が一致した場合には、球通路25fにある遊技球7は第二開口25dから球受け24bに排出される。
球受け24bに入った遊技球7は、外側回転体23と内側回転体24との回転により、球受け24bと外側回転体23の内周面25cとによって球受け24b内に閉じ込められる。このように内周面25cが球受け24bに入った遊技球7を回転体ユニット19の外へ排出させないための規制面として機能する。
【0026】
図10に示すように、回転体ユニット19下部にて、内側回転体24の第二開口25dと、外側回転体23の球通路25fとの位置が再度一致した場合には、球受け24bに入っている遊技球7は、第二開口25dより球通路25fに流入し、第一開口25bから回転体ユニット19の外へ排出される。
【0027】
このように、外側回転体23の第一開口25bは、外側回転体23の回転に応じ、遊技盤面4bを流下する遊技球7の流入口及び、球通路25fを流下する遊技球7の流出口として機能する。また、外側回転体23の第二開口は、外側回転体23と内側回転体24との相対的な回転に応じ、球受け24bに入った遊技球7を球通路25fを通して第一開口25bに向かって流下させる流入口として機能する。
【0028】
図3に示すように、回転体ユニット19の左側部と下部にはそれぞれ、第1ワープルート20と第2ワープルート21とが設けられている。図11に示すように、第1ワープルート20は、遊技球7を取り込むための取り込み口20aと、この取り込み口20aから取り込まれた遊技球7をアウト口15に通じている誘導レール16へ案内する通路部20bと、この通路部20bで誘導された遊技球7を誘導レール16へ排出する排出口20cとから構成される。通路部20bは、遊技盤4の後方に遊技盤4と一体になるように形成されており、遊技者からは視認できないようになっている。
【0029】
遊技盤面4bを流下してきた遊技球7が、外側回転体23の球通路25fに入らず外側回転体23の外周面25aで弾かれ第1ワープルート20の取り込み口20aに取り込まれると、この取り込まれた遊技球7は通路部20bを通って誘導レール16へと案内され、通路部20bで誘導された遊技球7は、排出口20cから誘導レール16へ排出される。このように、第1ワープルート20に取り込まれた遊技球7は、アウト口15へと確実に誘導される。
【0030】
図3に示すように、第2ワープルート21は遊技球7を取り込むための取り込み口21aと、この取り込み口21aから取り込まれた遊技球7を飾り枠17内部へ案内する通路部21bと、この通路部21bで誘導された遊技球7を飾り枠17内部へ排出する排出口21cとから構成される。通路部21bは遊技盤4の後方に遊技盤4と一体になるように形成されており、遊技者からは視認できないようになっている。また、排出口21cは、飾り枠17内部の左側面下部に形成されている。
【0031】
外側回転体23の球通路25fに入った遊技球7が、図12に示すように、外側回転体23と内側回転体24との回転により、外側回転体23の第二開口25dと内側回転体24の球受け24bとの位置が一致した際に(図9参照)、内側回転体24の球受け24bに受け入れられ、さらに、図13に示すように、外側回転体23と内側回転体24との回転により、回転ユニット19下部にて、内側回転体24の球受け24bが取り込み口21a側を向いたとき、球受け24bと外側回転体23の第二開口25dとの位置が一致し(図10参照)、遊技球7が回転体ユニット19から排出された場合、この排出された遊技球7は、第2ワープルート21の取り込み口21aに取り込まれる。
【0032】
取り込み口21aから取り込まれた遊技球7は通路部21bを通って飾り枠17内部へと案内される。通路部21bで誘導された遊技球7は排出口21cから飾り枠17内部へ排出される。飾り枠17内部に排出された遊技球7は、突出ステージ17b上に導かれ、誘導穴18から始動入賞口12に向けて排出される。
【0033】
図3に示すように、回転体ユニット19の右下部には誘導部22が設けられている。この誘導部22は、遊技盤4面から前方に略円柱形状に突出している3つの突起22aから構成されている。突起22aは、回転体ユニット19から飾り枠17の突出ステージ17bにかけて適所に配置されており、誘導部22に排出された遊技球7を突出ステージ17bへと誘導する。なお、上記適所とは、回転体ユニット19から放出された遊技球7を、第2ワープルート21を通って飾り枠17内部に誘導された遊技球7に比べて低い確率で突出ステージ17b上に到達させるような箇所のことである。
【0034】
外側回転体23の球通路25fに入った遊技球7が、球通路25fと内側回転体24の外周面24aとによって保持された状態のまま、外側回転体23の回転によって、図14に示すように、誘導部22側へ排出された場合には、排出された遊技球7は3つの突起22aで弾かれて突出ステージ17b上に誘導される。
【0035】
このように、本実施形態では、外側回転体用駆動機構37、内側回転体用駆動機構38、外側回転体23、および内側回転体24とから遊技球7を複数の流路に変更させる遊技球の流下経路可変装置が構成される。
【0036】
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について説明する。遊技者が操作ハンドル8を操作することによって作動される図示しない遊技球発射装置により、遊技球7が遊技領域4aの上方へ発射されると、この遊技球7は遊技盤面4bを下方に向けてランダムな流下経路を辿りながら落下する。流下してきた遊技球7が回転体ユニット19に取り込まれると、回転体ユニット19は遊技球7の経路を振り分ける。
【0037】
回転体ユニット19の外側回転体23と内側回転体24は互いに逆向きに回転しており、遊技盤面4bを流下してきた遊技球7が外側回転体23の外周面25aに衝突した場合、遊技球7は回転体ユニット19周辺の遊技領域4aに弾き出され、再びランダムな流下経路を辿りながら落下するか、あるいは、第1ワープルート20に取り込まれる。遊技球7を取り込んだ第1ワープルート20は、遊技球7をアウト口15へ通じている誘導レール16に確実に誘導する。
【0038】
また、遊技盤面4bを流下してきた遊技球7が、外側回転体23の第一開口25bから球通路25fへ流入し、さらに外側回転体23と内側回転体24との回転により、外側回転体23の第二開口25dと内側回転体24の球受け24bとの位置が一致した場合、遊技球7は球通路25fを流下し、第二開口25dから球受け24bへと排出される。
【0039】
外側回転体23と内側回転体24との回転により、回転体ユニット19下部にて、再度、第二開口25dと球受け24bとの位置が一致した際には、球受け24bにある遊技球7は、第二開口25dから球通路25fへと流入し、第一開口25bから第2ワープルート21へと排出される。遊技球7を取り込んだ第2ワープルート21は、遊技球7を飾り枠17内部へ確実に誘導する。
【0040】
また、遊技球7が外側回転体23の球通路25fに入り込み、その遊技球7が内側回転体24の球受け24bに取り込まれなかった場合、外側回転体23の球通路25fと内側回転体24の外周面24aとで遊技球7を誘導部22へと排出する排出位置まで保持し、この排出位置にて遊技球7を排出する。誘導部22に遊技球7が排出された場合、遊技球7は誘導部22を経て突出ステージ17b上へと誘導され、突出ステージ17bの誘導穴18を通った遊技球7は始動入賞口12に取り込まれる。ただし、誘導部18は円柱形状の突起22aで構成されているため、第2ワープルート21を介して飾り枠17内部へ誘導された遊技球7に比べて、誘導部22に排出された遊技球7の突出ステージ17b上への到達率は低くなる。
【0041】
このように、遊技球7が誘導部22に排出されることで、遊技球7の突出ステージ17bへの到達を期待することができるので、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。また、突起22aの形状、設置個数や配置などを変更することで遊技球7の突出ステージ17b上への到達率を調整することができ、さらには突出ステージ17b以外の箇所に遊技球7を誘導することも可能となる。
【0042】
また、回転体ユニット19を構成している外側回転体23及び内側回転体24の回転速度を調整することで、遊技球7の所定位置への到達確率を容易に調整することが可能となる。例えば、外側回転体23の回転速度を上げると、外側回転体23の球通路25fと内側回転体24の外周面24aとで保持されている遊技球7を誘導部22へ勢い良く排出させることができる。これにより、遊技球7の突出ステージ17b上への到達確率が変更される。また、外側回転体23の回転速度を下げ、内側回転体24の回転速度を上げると、外側回転体23の球通路25fに流入した遊技球7は内側回転体24の球受け24bに、より高い確率で受け入れられる。
【0043】
上述したように、遊技盤4の遊技盤面4bに回転体ユニット19を設けることによって、釘を用いることなく、遊技盤面4bを流下する遊技球7の経路を大きく変化させることができ、さらに、回転体ユニット19に取り込まれた遊技球7の流下経路が決まるまでの間、持続した興趣を与えることができる。
【0044】
また、外側回転体23に球通路25fを3つ形成したので、遊技球7が球通路25fに流入した場合、遊技球7は、その球通路25fとは異なる球通路25fから排出される可能性が生じ、遊技球7の流路の予想が困難になる。なお、球通路25fの設置数は適宜に変更することが可能である。
【0045】
また、回転体ユニット19を構成している外側回転体23及び内側回転体24の形状は、上記実施形態で説明したような形状に限定される必要はなく、外側回転体23と内側回転体24とが同心に配置され、且つ、その同心を軸にして回転するように構成されていれば良く、外側回転体23及び内側回転体24の形状は種々に変更することは可能である。
【0046】
また、上記実施形態では、回転体ユニット19及び第1、第2ワープルート20、21及び誘導部22が、飾り枠17の左側部に設けられているが、設置箇所はこれに限ることなく、適宜に変更することが可能である。
【0047】
例えば、図15に示すように、飾り枠17の左下部に回転体ユニット19、第1、第2ワープルート20、21、誘導部22を設ける。第1、第2ワープルート20、21はホース部材からなり、遊技盤4に工業用接着剤などで固着されている。第1ワープルート20の構成および作用は、上記実施形態と同様であり、第1ワープルートに取り込まれた遊技球7は、アウト口15へ確実に誘導される。第2ワープルート21は上記実施形態と同様の構成をしているが、図16に示すように、第2ワープルートの放出口21cは、通常入賞口13の上方に配置されている。そのため第2ワープルート21に取り込まれた遊技球7は通常入賞口13の上方に誘導される。これにより、通常入賞口13への入賞確率が高まる。
【0048】
また、誘導部22も上記実施形態と同様の構成をしており、複数の突起22aから構成されている。突起22aは、回転体ユニット19の右下部からアタッカ14にかけて適所に配設されている。このような構成にすることで、回転体ユニット19の外側回転体23から誘導部22に遊技球7が排出された場合には、遊技者は、遊技球7のアタッカ14への入賞を期待することができ、これにより遊技の興趣を高めることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明の遊技球の流下経路可変装置によれば、流下経路可変装置を球通路を有する外側回転体と、球受けを有する内側回転体とから構成し、内側回転体と外側回転体とを同心で回転させるようにしたので、遊技球が流入してからその流下経路が決まるまでの間、持続した興趣を与えることができ、釘を用いることなく、遊技球の流下経路を多様化させるとともに、大きく変更させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示したパチンコ機の前面枠を開放した状態の外観を示す斜視図である。
【図3】回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図4】外側回転体及び内側回転体の外観を示す斜視図である。
【図5】回転体ユニットとその周辺の構成を示す断面図である。
【図6】遊技球が外側回転体の外周面で弾かれる時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図7】遊技球が外側回転体の球通路に入る時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図8】外側回転体の球通路から遊技球が放出される時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図9】遊技球が内側回転体の球受けに取り込まれた時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図10】内側回転体の球受けから遊技球が放出される時の状態を示す回転体ユニットの正面図である。
【図11】遊技球が第1ワープルートに取り込まれる時の回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図12】遊技球が内側回転体の球受けに取り込まれた時の回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図13】遊技球が第2ワープルートに取り込まれる時の回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図14】遊技球が誘導部に放出される時の回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺を示す斜視図である。
【図15】回転体ユニット及びワープルートを飾り枠の左下部に配置した場合のパチンコ機の外観を示す斜視図である。
【図16】飾り枠の左下部に配置された回転体ユニット及びワープルート、並びにその周辺の様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機)
4 遊技盤
4a 遊技領域
4b 遊技盤面
12 始動入賞口
13 通常入賞口
14 アタッカ
15 アウト口
16 誘導レール
17 飾り枠
19 回転体ユニット
23 外側回転体
24 内側回転体
24a 外周面
24b 球受け
25a 外周面
25b 第一開口
25c 内周面
25d 第二開口
25e 中空部
25f 球通路
27 回転軸
30 第1モータ
31 第2モータ
35 ギア
36 軸
37 外側回転体用駆動機構(駆動機構)
38 内側回転体用駆動機構(駆動機構)
Claims (5)
- 弾球遊技機の遊技盤面に設けられ、遊技盤面を流下する遊技球の経路に変化を与える遊技球の流下経路可変装置において、
遊技盤面に設けられた軸により回転自在に支持され、回転中心を含む内側に中空部を有するとともに、遊技盤面に臨む外周面に形成した第一開口と前記中空部に臨む内周面に形成した第二開口とを連通させる球通路を有する外側回転体と、
前記中空部内に外側回転体と同心で回転するように支持され、前記第二開口からの遊技球の排出を制限して前記球通路内に遊技球を留める外周面を有するとともに、その外周面の一部に第二開口から排出された遊技球を受け入れる球受けが設けられた内側回転体と、
前記内側回転体と外側回転体とを回転させる駆動機構とを備えたことを特徴とする遊技球の流下経路可変装置。 - 前記球通路が、複数個設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技球の流下経路可変装置。
- 前記駆動機構は、内側回転体と外側回転体とを互いに逆向きに回転させることを特徴とする請求項1または2記載の遊技球の流下経路可変装置。
- 前記駆動機構は、内側回転体と外側回転体とを異なる速さで回転させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の遊技球の流下経路可変装置。
- 請求項1〜4のいずれか記載の遊技球の流下経路可変装置を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003192329A JP2005021513A (ja) | 2003-07-04 | 2003-07-04 | 遊技球の流下経路可変装置及び弾球遊技機 |
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Family
ID=34189659
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005021513A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007151912A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Olympia:Kk | 遊技機の振り分け装置 |
JP2010172610A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
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-
2003
- 2003-07-04 JP JP2003192329A patent/JP2005021513A/ja active Pending
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