JP2006288695A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技球ステージSにおける遊技球の挙動の意外性を高めて、周囲の派手な演出に負けない注目性を付与し、遊技球の挙動の面白さを増して遊技の臨場感や興趣性を高めることができる遊技機1を提供する。
【解決手段】 遊技球ステージSの傾斜面34a、34bに接続可能で、軸45を中心にして揺動されるフライングカーペット40を設ける。傾斜面34a、34bで加速されてフライングカーペット40へ乗り移った遊技球のうち、通り道と通過速度が合致する一部の遊技球だけが背後のトンネル経路48の入り口48aへ導かれ、トンネル経路48を通じて、スタートチャッカー16の直上に開口した出口48bから排出される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、詳しくは遊戯領域に配置された遊技球ステージを改良して遊技の魅力を高めた遊技機に関する。
パチンコ、パチンコ機等と呼ばれる遊技機では、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技領域に打ち出された後、遊技領域の盤面に打たれた障害釘や風車等に導かれつつ遊技領域を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入する。他の遊技機に無い、この遊技機特有の魅力は、各種入賞口への入球を発射ハンドルの操作によって制御できるという操作感、達成感、そして、遊技領域を流れ落ちる遊技球の挙動の面白さや臨場感である。
このような遊技機の多くの機種では、遊技領域の一般入賞口に入球した際に所定数の遊技球が払い出され、また、スタートチャッカーと称される特別入賞口に入球した際には、別の所定数の遊技球が払い出されるとともに、入球に基づいて大当たり抽選が行われ、この抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた大型の液晶装置(図柄表示)の画面上で所定の演出表示が行われる。そして、演出表示が所定の結末を迎える場合には、遊技領域に設けたアタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、この大入賞口への入球に対して遊技球がそれぞれ払い出されることにより、遊技機から遊技者へ大量の遊技球が払い出されることになる。
従って、スタートチャッカーへの入球は、遊技者の少なからぬ関心時であって、遊技者の多くは、遊技領域を流下する遊技球を観察しつつスタートチャッカーへの入球確率が増すように発射ハンドルを操作することになる。そして、このような遊技機の遊技領域には、遊技球の挙動の面白さを増しつつ遊技時の臨場感を高めるとともに、遊技者の関心に応えるべく、スタートチャッカーへの入球プロセスを魅力的に演出する種々の仕掛けが設けられている。
特許文献1に示される遊技機は、液晶装置(図柄表示)を囲むユニット役物の枠体の厚みを利用して遊技球ステージ、すなわち傾斜面を含んで遊技球が転動する案内構造を設けており、遊技機の遊技領域を流下する遊技球の一部がユニット役物の外側面に形成されたワープ導入口を通じて遊技球ステージへ案内される。また、遊技球ステージの傾斜面が最も低くなった位置から少し駆け上がった位置に球導入口が設けられ、球導入口は、トンネル状経路を経て、スタートチャッカーの直上に位置する玉放出口へ通じている。
特開2004−180962号公報
特許文献1に示されるような遊技機では、遊技球ステージを転動して球導入口へ入った遊技球は、トンネル状経路を通じて高い確率でスタートチャッカーへ入球するので、遊技者は、発射ハンドルを操作して遊技球をワープ導入口へ誘導する操作や、遊技球ステージを転動する遊技球の挙動を楽しむことができる。
しかし、特許文献1に示されるような遊技機では、遊技球ステージの構造が単純で、傾斜も緩いため、遊技球の移動が緩慢で意外性に欠けたものとなってしまい、遊技球ステージ上の遊技球の挙動はそれほど魅力的なものとは言えなかった。
特に、近年、遊技球ステージの背後に派手な動画表示を行う液晶装置が配置され、液晶装置を囲む枠体にも動く立体造形物や変化する電飾が配置されるようになると、遊技球ステージ上の遊技球の地味な挙動は、相対的に魅力を喪失してしまい、逆に、遊技者の興奮を醒めさせて遊技全体の魅力を減らす可能性すらある。
本発明は、遊技球ステージにおける遊技球の挙動の意外性を高めて、周囲の派手な演出に負けない注目性を付与し、遊技全体の興趣性を高めることができる遊技機を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は(例えば図1ないし図7参照)、遊技球を転動させる遊技球ステージ(S)と、前記遊技球ステージ(S)の下方に位置する入賞口(16)と、を備え、前記遊技球ステージ(S)を転動する遊技球の一部を前記入賞口(16)に誘導し得る遊技機(1)において、前記遊技球ステージ(S)に対して移動可能に連結され、前記遊技球ステージ(S)を転動する遊技球の一部を、前記入賞口(16)に対する入球確率を著しく高めた入賞経路(48)に誘導する誘導部材(40)と、所定の条件を契機として前記誘導部材(40)を駆動する駆動手段(50)と、を備えたものである。
請求項2に係る発明は(例えば図1ないし図7参照)、請求項1記載の遊技機(1)における前記遊技球ステージ(S)が、演出用の画像表示領域(6)を囲むユニット役物(12)の一部をなして、当該ユニット役物(12)の下枠部分に配置され、前記入賞経路(48)が、前記遊技球ステージ(S)の中央から遊技球を導入するとともに、前記入賞口(16)の直上に遊技球を導出するトンネル状経路(48)である。
請求項3に係る発明は(例えば図1ないし図7参照)、請求項1または2記載の遊技機(1)における前記誘導部材(40)が、前記入賞経路(48)に対応する位置に揺動可能に取り付けられた部材(40)である。
請求項4に係る発明は(例えば図1ないし図7参照)、請求項1または2記載の遊技機(1)における前記誘導部材(60)が、前記入賞経路(68)に対応する位置に昇降可能に取り付けられた部材(60)である。
請求項5に係る発明は(例えば図1ないし図7参照)、請求項1乃至4いずれか1項記載の遊技機(1)における前記駆動手段が、前記誘導部材(40)の動作周期を可変に設定し、所定の条件に合致した際に、合致しない場合とは異なる周期で前記誘導部材(40)を動作させるものである。
請求項6に係る発明は(例えば図1ないし図7参照)、請求項1乃至4いずれか1項記載の遊技機(1)における前記駆動手段が、前記誘導部材(40)の動作振幅を可変に設定し、所定の条件に合致した際に、合致しない場合とは異なる振幅で前記誘導部材(40)を動作させるものである。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1の遊技機では、遊技球ステージを転動する遊技球のうち、誘導部材の移動位置と合致した一部の遊技球だけが誘導部材へ乗り移り、誘導部材へ乗り移った遊技球の少なくとも一部が誘導部材に案内されて入賞経路へ導かれる。従って、遊技球が単に遊技球ステージを転動して所定の入賞経路へ落ち込む場合に比較して、誘導部材の動作がからむ分、遊技球の移動速度が遅くても遊技球の挙動が複雑で予測困難なものとなる。しかし、目に見える移動であるから全く予測不可能という訳ではなく、ある程度は期待に応えつつも意外性のある挙動を演出して、遊技者の興味と注意を惹きつけることができる。
また、誘導部材それ自体の移動によって遊技者の注意を遊技球ステージに引き付けることができるので、図柄表示画面等への過度の精神集中を分散させて遊技の疲労感や倦怠感を軽減でき、過度の精神集中を伴った場合に比較して、長時間の遊技を楽しむことができる。
請求項2の遊技機では、図柄表示画面を囲む(または取り付けた)いわゆるセンター飾りのユニット役物に遊技球ステージが一体に組み込まれ、誘導部材、駆動手段、および入賞経路が遊技球ステージとともに一体に組み立てられている。従って、安定した品質と精度を持たせて遊技盤に一体に取り付け可能で、入賞口との位置合わせも容易である。
ワープ導入口等を通じてユニット役物内へ進入した遊技球は、遊技球ステージへ流れ下って、その傾斜に導かれて誘導部材へ到達する。そこで、遊技球は、その到達タイミングと誘導部材の移動位置が所定の関係を満たすものだけが誘導部材へ乗り移り、さらに誘導部材に案内されて誘導部材の奥側等に設けたトンネル状経路の入り口へ導入される。トンネル状経路を抜けて遊技領域に導出された遊技球は、遊技領域に配置された入賞口(好ましくは大当たり抽選の契機となる特別入賞口、いわゆるスタートチャッカー)へ高い確率で入球する。
請求項3の遊技機では、誘導部材が揺動して無作為に遊技球を選別する。誘導部材は揺動軸で支持され、駆動手段は、揺動軸の周囲にコンパクトに配置可能である。また、揺動のリズムは、回転や昇降に比較して人間的で安心感があるので、遊技者の趣味嗜好に合致し易い。
請求項4の遊技機では、誘導部材が昇降して無作為に遊技球を選別する。誘導部材は、昇降するので揺動の場合よりも狭いスペースで、揺動では遊技球を運べない高低差の大きな移動を可能にできる。従って、遊技球の移動や運動の意外性が増す。
請求項5の遊技機では、遊技機の状態、すなわち、遊技球の位置、図柄演出の選択状態、大当たり抽選の抽選結果などに応じて誘導部材の動作周期を設定するから、これらの状態に遭遇した遊技者の精神状態に合致した周期を設定することにより、遊技機と遊技者の一体感が増し、遊技の楽しみを増大することができる。
請求項6の遊技機では、遊技機の状態、すなわち、遊技球の位置、図柄演出の選択状態、大当たり抽選の抽選結果などに応じて誘導部材の動作振幅を設定するから、これらの状態に遭遇した遊技者の精神状態に合致した振幅を設定することにより、遊技機と遊技者の一体感が増し、遊技の楽しみを増大することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面を参照して説明する。図1は本実施形態のパチンコ機の構成を示す正面図、図2はパチンコ機の制御系を示すブロック図である。本実施形態のパチンコ機は、大画面の液晶装置である図柄表示装置6を組み込んだセンター飾りが遊技領域の中央に配置され、液晶装置を囲む枠体の下枠部分に遊技球ステージが形成されている。
<パチンコ機の説明>
パチンコ機1は、図1の右下の発射ハンドル9を操作して不図示の発射装置を作動させることにより、遊技球を遊技盤7に打ち出しつつ遊技を行う遊技機である。そして、いわゆる確率変動等の大当たりが発生すると、アタッカー(大入賞口)17を開放し、アタッカー17に入球した遊技球に対応して大量の遊技球を払い出すように構成されている。確率変動(確変当たり)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、パチンコ機1は、枠体状の筐体2の前面に、各種機構とその制御回路を格納した本体部分の前扉3を、ヒンジ26a、26bにより開閉可能に取り付けて構成される。前扉3の中央部分には透明ガラス5が配置され、透明ガラス5の奥側に遊技盤7が配置されている。前扉3の上部左右には演出用照明装置23が配置され、前扉3の左下部には、スピーカ(図示せず)を有する放音装置8が配置されている。前扉3の右辺中央には、前扉3を筐体2側に施錠又は解放するための施錠装置4が配置されている。
筐体2の下部には下皿15が設けられ、下皿15の上方には前扉3に一体化させた上皿13が設けられる。下皿15の右側位置には、筐体2に内蔵された球発射装置(図示せず)を操作して遊技球を遊技盤7に向けて打ち出させる発射ハンドル9が設けられ、下皿15の左側位置には、灰皿24が配置されている。下皿15の球収容部15aに貯留した遊技球は、球排出レバー20をスライドさせることにより、球排出口21から下方へ取り出すことができる。
上皿13の左上には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口18が配置され、上皿13の右上の壁面には、球貸ボタン14a及びプリペイドカード返却ボタン14bが配置されている。上皿13の球収容部13aに貯留した遊技球は、不図示の排出ボタンを操作することにより、球放出口19を通じて下皿15へ流れ落ちる。また、上皿13を溢れた遊技球も球放出口19を通じて下皿15へ流れ落ちる。
ところで、透明ガラス5を通じて視認可能な遊技盤7の中央部分が遊技領域7aである。遊技領域7aの上部中央を占めてセンター飾り12が、また、センター飾り12の下方にスタートチャッカー16がそれぞれ遊技盤7に取り付けられている。センター飾り12は、開口11に図柄表示装置6を取り付けた枠体状のユニット役物であって、その下枠部分の上面に後述する遊技球ステージSが形成されている。図柄表示装置6は、液晶ディスプレイを用いて動画による演出を行う。
センター飾り12の上部には、遊技球ステージSへ遊技球を導入するワープ進入口32が設けられ、ワープ進入口32への入球を制限する障害釘28がワープ進入口32に近接して配置されている。センター飾り12の下部には、遊技球ステージSの斜面を転動する遊技球の一部が排出される球放出口48bが形成されている。
球放出口48bは、後述するように、スタートチャッカー16の直上に位置しているため、別名100パーコース、遊技球がスタートチャッカー16へ入球する確率が極めて高くなっている。スタートチャッカー16の上方に配置された障害釘70は、若干の遊技球を弾いてスタートチャッカー16への100%の入球を阻止している。
一方、センター飾り12を迂回する遊技球の通り道には、遊技球の運動を変化させる風車44、通常の払い出しに関する複数の入賞口29、30、スタートチャッカー16の開閉抽選に関するスルーゲート61a、61b、遊技球の移動を多様に変化させる多数の障害釘54等が配置され、それぞれ遊技盤7に取り付けられている。そして、遊技領域7aの下方には、入賞しなかった遊技球が流れ込んで遊技盤7から排除されるアウト口22が開口している。
パチンコ機1の制御系は、図2に示すように、主基板130およびサブ基板131を含む。主基板130は、演算素子、演算メモリ、読み出し専用メモリ等を搭載したマイコン制御回路であって、所定の処理プログラムに従って、図1に示すセンター飾り12、スタートチャッカー16、入賞口29、30、スルーゲート61a、61b等に対応して配置された各種センサからの入力を参照し、必要な演算と制御を実行してパチンコ機1を制御する。
処理プログラムによって仮想的に実現される入賞判定手段132は、スタートチャッカー16に入球した遊技球を検知してスタートチャッカー16への入賞と判定する。入賞信号出力手段133は、スタートチャッカー16への入賞が判定されると、入賞信号を出力する。第1抽選手段138aは、入賞信号に応答して乱数を取得し、所定確率の抽選を行う。第2抽選手段138bは、第1抽選手段による抽選結果に基づいて乱数を取得し、1個の抽選結果に対応する複数の演出種目から1つを選択する。選択された演出種目がサブ基板131に指令される。
一方、サブ基板131もまた、独立した演算素子、演算メモリ、読み出し専用メモリ等を搭載したマイコン制御回路であるが、こちらは主基板130で決定された演出種目に従って予め準備された所定の演出パターンを具体的に実行する。演出制御手段159は、メイン基板130で決定された演出種目に応じた演出パターンのプログラムを選択する。表示制御手段134は、選択されたプログラムに従って、図1に示す放音装置8、演出用照明装置23、図柄表示装置6を制御する。
主基板130の遊技制御手段136は、図1に示すスタートチャッカー16、入賞口29、30、アタッカー17に対する入球ごとに、それぞれ所定個数の遊技球を球供給口18を通じて上皿13へ払い出す。そして、図柄表示装置6の図柄演出が大当たりの場合にはアタッカー17を作動させる指令を出力してる。
保留手段137は、図柄表示装置6による所定の画像表示期間等に関して、所定回数までの抽選結果を保留して、抽選結果の実行と演出のタイミングを調整する。作動制御手段141は、遊技制御手段からの指令に基づいてアタッカー開閉ソレノイド140を所定のパターンで作動させ、アタッカー17を間歇的に開いてアタッカー17への入球を可能にする。
また、主基板130は、説明した以外にも、遊技球がスルーゲート61a、61bを通過するごとに抽選を行って、当選の場合にはスタートチャッカー開閉ソレノイド139を作動させて、スタートチャッカー16への入球を容易にする等、処理プラグラムに従って各種の演算と制御を実行している。
本実施形態のパチンコ機1では、パチンコ機1に対面着座した遊技者が発射ハンドル9を握り、適宜の角度に回動操作すると、不図示の発射装置の作動によって遊技球が所定の間隔でガイドレール10に沿って遊技領域7aへ連続的に発射される。そして、遊技領域7aに打ち出された遊技球が、遊技球ステージSを経由して(或いは直接的に)スタートチャッカー16に入球すると、入賞判定手段132が入賞と判定し、入賞信号出力手段133が入賞信号を出力する。
そして、入賞信号を契機に第1抽選手段138aが抽選を行い、その抽選結果に基づいて第2抽選手段138bが別の抽選を行って、抽選結果ごとに予め準備した演出パターンの選択肢から1つを選択する。そして、大当たりやリーチの演出パターンが選択された場合、サブ基板131によって図柄表示装置6を通じて図柄の変動演出が開始され、放音装置8と演出用照明装置23による効果演出も開始される。そして、図柄の変動が特定パターンで停止するような抽選結果であれば、大当たりや確率変動大当たり(説明略)と言った、遊技者の期待通りの結果がもたらされる。
<第1実施形態>
図3はセンター飾りの構成の説明図、図4はフライングカーペットの正面図、図5はフライングカーペットの側面図、図6はフライングカーペットの制御のフローチャートである。第1実施形態では、誘導部材の一形態であるフライングカーペット40が一定周期で揺動して遊技球を入賞確率の高い経路と低い経路とに振り分ける。
センター飾り12の上部にはワープ導入口32が形成されている。ワープ導入口32へ入球した遊技球は、上枠部12aに設けた振り分け器32a(遊技球の重みで回転する)で左右へ交互に振り分けられる。振り分け器32aで左へ振り分けられた遊技球は、通過センサ32bを作動させて左枠部12bの中を下方へ導かれ、球放出口33aからステージSへ放出される。
そして、遊技球は、円弧状の傾斜面34aを下って加速されてフライングカーペット40へ進入する。一方、右へ振り分けられた遊技球は、通過センサ32cを作動させて右枠部12cの中を下方へ導かれ、球放出口33bからステージSへ放出され、その後、円弧状の傾斜面34bを下ってフライングカーペット40へ進入する。
ところが、図4に示すように、フライングカーペット40は、軸45を中心にして位置P1から位置P2まで上下に揺動しているので、遊技球が進入した際にフライングカーペット40の縁が傾斜面34a、34bの縁よりも高過ぎると、遊技球はフライングカーペット40へ乗ることができず、遊技球B2のようにフライングカーペット40下へ潜り込んだり、フライングカーペット40の縁に衝突したりする。また、遊技球の進入時にフライングカーペット40が低すぎると、遊技球B3のように、ステージS下の傾斜面にこぼれ落ちる。なお、ステージSおよびステージ下の傾斜面には、手前側に向かって低くなる小さな前後方向の勾配が形成されているので、フライングカーペット40に乗り損ねた遊技球は、勾配に案内されて遊技領域7aへこぼれ落ちる結果となる。
そして、位置P0のフライングカーペット40へ乗っても、速度が大きい場合や手前側を通過する場合(図5の遊技球B6)は、遊技球がそのまま反対側の傾斜面34b、34aへ通り過ぎ、振幅を減少させつつ、円弧状の傾斜面34a、34b上で左右方向の往復運動を繰り返すことになる。
図5に示すように、フライングカーペット40は、ガイド面41の中央奥側部分に窪み44を形成して、通過する遊技球を捕捉可能にしている。窪み44の底は奥側へ向かって低く傾斜しており、窪み44に捕捉された遊技球は確実にトンネル経路48の入り口48aへ導かれる。トンネル経路48の出口48bは、スタートチャッカー16の直上に位置しており、障害釘70による排除を計算に入れても、トンネル経路48を通過した遊技球は90%近くがスタートチャッカー16へ入球するように、トンネル経路48、スタートチャッカー16等が設計、配置されている。なお、トンネル経路48は、軸45を迂回して配置され、なおかつ迂回が出口48bを出た遊技球の経路に影響しないように設計されている。
フライングカーペット40の両端には、薄い看板部43が取り付けられている。看板部43は、フライングカーペット40を前方から絨毯のように見せるための装飾であって、ステージSよりも前方に位置して、ステージSからフライングカーペット40への遊技球の移動を妨げない。
フライングカーペット40は、軸保持部42に挿入された軸45によって支持され、モータ56を含む揺動機構50によって駆動される。軸45は、揺動角度範囲をカバーする部分歯車51に固定され、モーター56の軸に固定したギア53と部分歯車51とは、減速ギア52で連絡されている。軸45の端部にはエンコーダ板54が固定され、エンコーダ板54の表面パターンをヘッド55で光学的に読み取って、刻々の揺動位置と揺動速度を検知可能にしている。
図5に示すように、モータ制御回路57は、ヘッド55の出力に基づいてモータ56の回転速度を調整し、モータ56を正/逆回転させて、図2のメイン基板130から指定された振幅と周期でフライングカーペット40を揺動させる。また、最大振幅位置以外でエンコーダ板が停止すると、直ちにモータ56の回転方向を反転させ、フライングカーペット40の縁や下に噛み込んだ遊技球を解放させる。
メイン基板130は、図3に示す通過センサ32bが作動すると左枠部12bの電飾を作動させて、球放出口33aから遊技球が放出されることを遊技者に予告演出する。逆に、通過センサ32cが作動すると右枠部12cの電飾を作動させて、球放出口33bから遊技球が放出されることを遊技者に予告演出する。
また、図6に示すように、メイン基板130は、通過センサ32a(または32b)が作動すると、ワープ導入口32へ入球したと判断(S11)して、フライングカーペット40を一定周期で揺動開始し、十数秒間揺動を継続(S12)する。そして、最後の作動から十数秒間、通過センサ32a(または32b)の作動が途絶えると、フライングカーペット40を図4に示す位置P0の水平状態で停止(S16)させる。
また、揺動中、リーチまたは大当たりの演出がなされて(S13)いれば、大きな振幅でフライングカーペット40を揺動(S14)させるが、そうでなければ、小さな振幅でフライングカーペット40を揺動(S15)させる。
以上のように構成した第1実施形態のセンター飾り12では、遊技球ステージSを転動する遊技球のうち、フライングカーペット40の揺動の位相位置に合致する遊技球だけがフライングカーペット40へ乗り移り、フライングカーペット40へ乗り移った遊技球の少なくとも一部がフライングカーペット40に案内されてトンネル経路48へ導かれる。従って、遊技球が単に遊技球ステージSを転動して所定の入賞経路へ落ち込む場合に比較して、フライングカーペット40の動作がからむ分、移動速度が遅くても遊技球の挙動が複雑で予測困難なものとなる。しかし、揺動であるから全く予測不可能という訳ではなく、ある程度は期待に応えつつも意外性のある挙動を演出して、遊技者の興味と注意を惹きつけることができる。
また、フライングカーペット40が軸45だけで支持されるから、センター飾り12への取り付けや配置が容易で、取り付けるための開口部もごく小さく目立たない。そして、駆動機構50は、軸45の周辺にコンパクトに配置されるから、他の部品や装飾の配置の自由度を損なわない。揺動のリズムは、フライングカーペット40の郷愁に満ちたデザインも寄与して、回転や昇降に比較して人間的で安心感があるので、遊技者の趣味嗜好に合致し易く、遊技者が期待通りの遊技結果が得られない場合でも、遊技機に悪い印象を残さないで済む。
また、ステージSに遊技球が入ってこない期間はフライングカーペット40が揺動しないので、揺動によって不必要に注意を引き付けて遊技者が無い遊技球をステージS上に探して落胆することが無い。
また、リーチや大当たりの場合は大きな振幅を付与して遊技者を力づけるから、遊技者は遊技機1と一体化した満足度の高い遊技を楽しむことができる。
<第2実施形態>
図7は第2実施形態のエレベータの説明図である。第2実施形態のエレベータ60は、昇降により往復動作する誘導部材の一形態である。
図7に示すように、第1実施形態と同様に遊技盤の中央に配置されるセンター飾り62の左枠部62bには、球放出口33aが形成されており、第1実施形態と同様に、センター飾り62の上部に配置された不図示のワープ導入口から進入した遊技球が、実施形態1と同様に、左枠部62bの内部を下降して球放出口33aから下枠部62dの傾斜面64aへ放出される。
傾斜面64aと反対側の傾斜面64bとは共通な円弧の一部をなす幅広の遊技球経路となっていて、中央の切れ目63にエレベータ60が配置されている。エレベータ60は、図5に示すフライングカーペット40と同様に、中央に背面側へ向かって低く傾斜した窪みが形成されていて、遊技球の通り道に窪みがあって通過速度が十分低ければ、遊技球が窪みに捕捉されて背面側へ導かれる。エレベータ60は、不図示の駆動機構によって振幅61の範囲で一定周期で昇降しており、窪みに捕捉された遊技球は、エレベータ60に乗って上昇し、傾斜面64a、64bよりも高い位置に設けた入り口68aへ流し込まれる。
エレベータ60に対応して、下枠部62dにトンネル経路68が形成されている。トンネル経路68は、エレベータ60の上昇位置で入り口68aから球技球を取り入れて背面へ逃がし、スタートチャッカー16の直上に設けた出口68bから排出する。
第2実施形態のエレベータ60によれば、エレベータ60が下降したタイミングでエレベータ60に進入した遊技球がエレベータに乗ってトンネル経路68の入り口68aの高さまで持ち上げられるが、エレベータ60が上昇したタイミングでエレベータ60へ進入した遊技球は切れ目63へ落下する。そして、エレベータ60で持ち上げられた遊技球のうち、進入時の通り道と速度が窪みに合致している遊技球際だけが入り口68aへ流れ込み、トンネル経路68を通じて出口68bからスタートチャッカー16へ向かって放出され、高い確率でスタートチャッカー16へ入球することができる。
そして、エレベータ60は昇降するので、第1実施形態のフライングカーペット40よりも狭いスペースに配置でき、第1実施形態のフライングカーペット40では遊技球を運べない高低差の大きな移動が可能である。従って、遊技球の移動や運動の意外性が増して、遊技者の興味を引き付けることができる。
<第3実施形態>
図8は第3実施形態の透明トンネルの説明図である。第3実施形態の透明トンネル78は、入賞口へ高い確率で遊技球を導く入賞経路の一形態である。
図8に示すように、第1実施形態と同様に揺動して遊技球を選択するフライングカーペット80は、前面側に向かって低く傾斜した窪み81を紙面と垂直方向(長さ方向)の中央部に形成しており、第1実施形態と同様にして、中央飾り12のステージSから進入した遊技球のうち、通り道と通過速度が窪みに合致する遊技球だけが窪み81に拘束されてトンネル経路78の入り口78aへ導かれる。トンネル経路78はセンター飾り12の正面側に固定された透明樹脂のパイプの外観に形成され、入り口78aの天井部分を取り除いて、フライングカーペット80からトンネル経路78へ乗り移った遊技球を観察できるようにしている。
第3実施形態のトンネル経路によれば、センター飾り12の背面側にトンネル経路が不要なので、フライングカーペット80の駆動機構の配置が容易となり、センター飾り12を薄型に構成できる。また、ステージSを転動してフライングカーペット80へ乗り移り、窪み81に拘束されてトンネル経路78へ導かれ、落下し、出口78bから排出されてスタートチャッカー16へ見事入球するまでの遊技球のすべての挙動を観察できるから、遊技者の興味を引き付けることができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正および変更を施した遊技機もまた、本発明の範囲に含まれる。
本実施形態のパチンコ機の構成を示す正面図である。 パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 センター飾りの構成の説明図である。 第1実施形態のフライングカーペットの正面図である。 フライングカーペットの側面図である。 フライングカーペットの制御のフローチャートである。 第2実施形態のエレベータの説明図である。 第3実施形態の透明トンネルの説明図である。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
6 図柄表示装置
7 遊技盤
7a 遊技領域
12 センター飾り
16 入賞口(スタートチャッカー)
S 遊技球ステージ
40、60 誘導部材(フライングカーペット、エレベータ)
48、78 入賞経路(トンネル経路)
50 駆動手段(駆動機構)
57、130 制御手段(モータ制御回路、主基板)

Claims (6)

  1. 遊技球を転動させる遊技球ステージと、
    前記遊技球ステージの下方に位置する入賞口と、を備え、
    前記遊技球ステージを転動する遊技球の一部を前記入賞口に誘導し得る遊技機において、
    前記遊技球ステージに対して移動可能に連結され、前記遊技球ステージを転動する遊技球の一部を、前記入賞口に対する入球確率を著しく高めた入賞経路に誘導する誘導部材と、
    所定の条件を契機として前記誘導部材を駆動する駆動手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技球ステージは、演出用の画像表示領域を囲むユニット役物の一部をなして、当該ユニット役物の下枠部分に配置され、
    前記入賞経路は、前記遊技球ステージの中央から遊技球を導入するとともに、前記入賞口の直上に遊技球を導出するトンネル状経路であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記誘導部材は、前記入賞経路に対応する位置に揺動可能に取り付けられた部材であることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記誘導部材は、前記入賞経路に対応する位置に昇降可能に取り付けられた部材であることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  5. 前記駆動手段は、前記誘導部材の動作周期を可変に設定し、
    所定の条件に合致した際に、合致しない場合とは異なる周期で前記誘導部材を動作させることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の遊技機。
  6. 前記駆動手段は、前記誘導部材の動作振幅を可変に設定し、
    所定の条件に合致した際に、合致しない場合とは異なる振幅で前記誘導部材を動作させることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の遊技機。
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