JP5012214B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5012214B2
JP5012214B2 JP2007138073A JP2007138073A JP5012214B2 JP 5012214 B2 JP5012214 B2 JP 5012214B2 JP 2007138073 A JP2007138073 A JP 2007138073A JP 2007138073 A JP2007138073 A JP 2007138073A JP 5012214 B2 JP5012214 B2 JP 5012214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game ball
swing base
base
swing
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007138073A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008289652A (ja
Inventor
聖 上坂
Original Assignee
奥村遊機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 奥村遊機株式会社 filed Critical 奥村遊機株式会社
Priority to JP2007138073A priority Critical patent/JP5012214B2/ja
Publication of JP2008289652A publication Critical patent/JP2008289652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5012214B2 publication Critical patent/JP5012214B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、パチンコ機に備えられ遊技球を異なる転落経路に振り分ける振分装置に関する。
従来、パチンコ機は、遊技領域の上部に打ち上げられ下方に向かって転落する遊技球の転落経路を乱雑に変更する釘や風車などが設けられ、予測不可能に転落する遊技球は、パチンコ機の興趣性を向上させる一要因となっている。
また、パチンコ機は、転落してくる遊技球を所定の確率で左右に振り分ける振分装置を備えることがある。この振分装置は、遊技者にとって有利な方向に遊技球が転落するか否かの二者択一的要素を取り入れることにより、遊技者に遊技球の行方を注目させるようなパチンコ機の独自色を形成するための演出として用いられる。
例えば特許文献1には、前記遊技球の振分装置に関する発明が記載されている。
特許文献1に記載の振分装置は、傾動方向及び上下の位置を任意に変更しうるシーソー部材を備え、当該シーソー部材の上面に到達した遊技球をシーソー部材の傾動位置や上下位置を変更することにより、遊技球を所定の領域に導くものである。
特開2002−113183号公報
ところが、前記シーソー部材で遊技球を振り分けた場合、シーソー部材が遊技球を受け入れたタイミングとシーソー部材の傾動状態とにより、遊技球の振分先が容易に予測される。このように、シーソー部材に遊技球が乗った時点で遊技球の行く先が予測可能であると、振分装置が遊技球を受け入れた時点で遊技者の興味は消失し、パチンコ機の演出としての興趣性を発揮することができなくなる。
本発明は、かかる問題に鑑みなされたものであって、遊技球の振分先の予測を困難とする振分装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる振分装置は、パチンコ機に用いられ、遊技球を異なる転落経路に振り分ける振分装置であって、所定の角度範囲内で揺動する揺動基体と、遊技球を揺動基体内部に受け入れる受入口と、前記揺動基体に設けられ、受け入れた遊技球を一筋で案内する球通路と、前記球通路により案内された遊技球を揺動基体内部から排出する排出口と、前記揺動基体が前記角度範囲内の一方端の角度である第一傾動位置にある場合に排出される遊技球を案内する第1案内路と、前記揺動基体が前記角度範囲内の他方端の角度である第二傾動位置にある場合に排出される遊技球を案内する第2案内路と、前記揺動基体を揺動させる駆動源とを備え、前記球通路は、前記揺動基体の揺動軸と略平行な面であって、前記揺動基体が前記第一傾動位置、および、前記第二傾動位置のいずれの傾動位置にあっても右下がりか左下がりかのいずれか一方方向に傾斜する第1傾斜面と、前記揺動基体の揺動軸と略平行な面であって、前記揺動基体の傾動位置によって右下がりと左下がりとに傾斜方向が変更される第2傾斜面とを備えることを特徴とする。
これにより、揺動基体の第一傾動位置と第二傾動位置により、第1傾斜面により遊技球に付与される加速方向の加速度の大きさ違いと、第2傾斜面により遊技球に付与される加速度の加速方向と減速方向との違いとを組み合わせることができ、排出口から遊技球が排出されるタイミングを予測困難にすることができる。従って、排出口の位置の相違により異なる遊技球の転落経路を予測することが困難となる。
しかも、前記加速度の組合せを一つの駆動源により実現しているため、振分装置を簡単な構造とすることができ、振分装置全体をコンパクトにすることができる。
また、複数の前記第2傾斜面を階段状に備えることが好ましい。
これにより遊技球が逆流するのを防止することが可能となる。
本発明によれば、簡単な構造でありながら遊技球の振分先を予測困難にすることができる。
以下、本発明の実施の形態にかかる振分装置を備えるパチンコ機について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるパチンコ機の斜視図である。
同図(a)に示すように、パチンコ機10は、外枠11、前枠12、窓枠13、および窓枠13に覆われた遊技盤などを備えている。
また、同図(b)に示すように、パチンコ機10は、その背面に、液晶ディスプレイなどの表示制御を行なう表示サブ基盤21、各種遊技音の出力制御を行なう音サブ基盤22、パチンコ機10の主要な制御を行う処理部、例えば遊技に関する主たる制御手段を備える主基盤23、遊技球の払い出し動作を制御する払出基盤24、各基盤等に電源を供給する電源基盤25等を備えている。
同図(b)に示すように、前記各種基盤は、不正防止のため、それぞれが透明ケースに収納された状態で取り付けられている。
外枠11は、パチンコホールに設置されている台島の開口部にパチンコ機10を取り付けるための部材であり、前後面が開口する薄い四角筒状に形成されている。外枠11の大きさは、台島の開口部に合致する大きさで統一されており、正面視において外枠11の範囲内にパチンコ機10が納まるものとなっている。
前枠12は、ヒンジにより外枠11の前端面に開閉可能に軸着されている。従って、パチンコホールの台島に外枠11が固定された状態において、前枠12を開閉することができ、台島に取り付けられた状態でパチンコ機10の背面を見ることができるようになっている。
前枠12の前面下部には、上面が開口する下皿14と、上面が開口する上皿15とが固定されている。上皿15は払い出された賞球(遊技球)が保持されるとともに、遊技球を遊技領域に打ち出すための打球鎚に遊技球を供給するための部位である。下皿14は、上皿15が賞球でいっぱいになった場合に溢れた賞球を保持しておく部位である。
下皿14の右端周辺にはハンドル台16が固定されており、ハンドル台16には発射ハンドル19が回動自在に装着されている。この発射ハンドル19の後方には発射モータが固定されており、発射モータの回転軸には打球鎚が連結されている。この発射モータは打球鎚の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル19が回動操作されたときには発射モータに駆動電源が与えられ、打球鎚が駆動することに基づいて上皿15から供給される遊技球を遊技領域に弾き出すものとなっている。
窓枠13は、前枠12の前面に開閉自在に軸着されている。窓枠13は、円形孔状の窓部17を有し、窓部17には透明なガラス窓17aが固定されている。この窓枠13の左上隅部および右上隅部の裏面には、遊技音を出力するスピーカ18が固定されている。また、窓枠13には複数の装飾LEDが固定されている。
次に、窓枠13の奥にガラス窓17aを介して視認可能に取り付けられる遊技盤につい説明する。
図2は、遊技盤の正面図である。
遊技盤30は、上述のように前枠12の後面に装着されており、窓枠13のガラス窓17aに前方から覆われている。
遊技盤30は、遊技領域を形成する部材であり、基礎板31、ガイドレール32、障害釘39、始動口33、中央役物100、アウト口52、一般入賞口35、図柄表示手段37などを備えている。
基礎板31は、遊技盤30の各構成部材を固定するための板であり、中間部に中央役物100や図柄表示手段37を取り付けるための矩形の孔が設けられている。
図柄表示手段37は、第2種遊技の演出としての図柄を表示する液晶画面を備える装置であり、中央役物100の背面に配置され、基礎板31に設けられた前記矩形の孔を通して図柄が見えるように基礎板31に取り付けられている。
ガイドレール32は、この基礎板31の前面に起立状に取り付けられる金属製帯状の部材であり、遊技球が転落する領域である遊技領域31bを画定している。
障害釘39は、遊技領域31b内の基礎板31に植設され、遊技領域31bを転落する遊技球の進路を複雑に変化させる部材である。
始動口33は、遊技球が入ることにより中央役物100の役物羽根101を稼働させる契機となる部分であり、上面が開口するポケット状に形成される部材である。始動口33は、遊技領域31b内における中央役物100の下方に3箇所に取り付けられており、左右両側に「1」と付されている始動口33に遊技球が入賞すると役物羽根101が1回開閉する。また、中央の「2」と付されている始動口33に遊技球が入賞すると役物羽根101が2回開閉を繰り返すものとなっている。始動口33の背部には、役物羽根101開閉の契機となる始動口スイッチ(図示せず)が内部に取り付けられている。始動口スイッチは、始動口33内に遊技球が入賞したことを検出するセンサである。
一般入賞口35は、遊技球が入賞すると所定数の賞球が払い出される部分であり、上面が開口するポケット状に形成されている。一般入賞口35は、一般入賞口スイッチが内部に取り付けられており、遊技球が一般入賞口35に入賞したことを一般入賞口スイッチが検知するものとなっている。
図3は、中央役物を示す斜視図である。
同図に示すように、中央役物100は、役物羽根101と、第1振分装置102と、第2振分装置110と、第3振分装置103と、第4振分装置104と、第5振分装置105と、復活鎚106とを備えている。
役物羽根101は、中央役物100に遊技球を導入するための可動部材であり、中央役物100の上部に左右対称に一対設けられている。役物羽根101は、通常閉ざされた状態となっており、この状態では中央役物100内に遊技球は入賞しない。遊技球が始動口33に入賞した場合、役物羽根101は、短時間開状態となった後、閉状態に戻る。遊技球が「2」と付された始動口33に入賞した場合は、役物羽根101の前記開閉動作が2回続けで実施される。また、中央役物100に入賞した遊技球が中央役物100内のVゾーンに入った場合、役物羽根101は、中央役物100に所定球数(例えば10球)入賞するか、役物羽根101が所定回数(例えば18回)開閉動作を実施するかのいずれかが早く達するまで開閉動作を繰り返す。この遊技球がVゾーンに入った後の状態は大当たり遊技と言われている。
第1振分装置102は、開状態の役物羽根101により中央役物100に入賞した遊技球が最初に振り分けられる部分である。本実施の形態の場合、役物羽根101を通過して入賞した遊技球は、球流路中央部に案内され、中央部に設けられた孔に落下する。前記孔の下方には垂れ下がった垂下片107が揺動自在に設けられており、当該垂下片107の揺動により遊技球は左右方向に延びる二つの球流路のいずれかに振り分けられる。
第2振分装置110は、本願発明にかかる振分装置であって、中央役物100の左右側端に一対設けられている。これら一対の第2振分装置110は、第1振分装置102で振り分けられた遊技球を受け入れて、さらに二つの球流路のいずれかに振り分ける装置である。なお、第2振分装置110は、後ほど詳述する。
第3振分装置103は、第2振分装置110で振り分けられた遊技球の内、所定の球流路に案内された遊技球に対し遊技球の行く先を振り分ける装置である。第3振分装置103は、人間の下半身を短足にデフォルメし、大きな靴を履かせた人形状の部材を備え、当該下半身の部材が「トコトコ」と歩くように3次元的に稼働する。そして、下半身の部材が歩くように動くことによって下半身の部材の足下に設けられた孔を開閉できるものとなっている。従って、第3振分装置103に案内された遊技球は、下半身の部材が足を上げた状態で遊技球か第3振分装置103に到達すると、遊技球は孔に落ち込み、下半身の部材が足を降ろした状態で遊技球が第3振分装置103に到達すると、第3振分装置103の背部に案内される。第3振分装置103は、下半身の部材を水平に延びる軸を回転軸として垂直面内で揺動させると共に、傘歯車を組み合わせることにより、下半身の部材を前記水平に延びる回転軸に垂直に交わる軸を回転軸として前記垂直面に対し垂直に回転する。従って、一つのソレノイドやモータで両足を3次元的に稼働させることができ、左右に配置される第2振分装置110から左右別々に到達する遊技球をそれぞれ振り分けることが可能となっている。
第4振分装置104は、第2振分装置110で振り分けられた遊技球の内、第3振分装置103に案内されなかった遊技球、及び、第3振分装置103で孔に落ち込まなかった遊技球を、大当たりか外れかのいずれかに振り分ける装置である。第4振分装置104は、垂直から若干傾いた軸を回転軸とする回転体と、回転体に放射方向にU字状に切り欠かれた切欠と、遊技球を回転体に案内する案内路と復活路とを備えている。また、切欠は、回転体に等間隔に4つ設けられており、これらの内の「V」と付され、最も深く切り欠かれたVゾーンに遊技球が保持されると、大当たりとなる孔に落ち込み、それ以外の切欠に保持されるとアウト球として処理される孔に落ち込む。第4振分装置104に到達した遊技球は、以上のようにして最終的な振り分けがなされる。
第5振分装置105は、第3振分装置103の足下にある孔に落ち込んだ遊技球の行く先を振り分ける装置であり、左右にそれぞれ設けられている。向かって右側にある第5振分装置105は、右に傾斜する傾斜路と、傾斜路を通過する遊技球を整流するための整流壁とを備え、整流壁の上端面は左に傾斜している。向かって左側にある第5振分装置105は前記と左右対称の形状となっている。第5振分装置105は、中央役物100に対して突出している場合、ほぼ自由落下に近い状態で落下する遊技球を傾斜面で受け止めると共に、整流壁で遊技球の動きを規制し、復活鎚106の方向に遊技球を壁に沿って転がす。中央役物100に対し整流壁を残した状態で没入している場合、第5振分装置105は、落下する遊技球を整流壁の上面で受け止め遊技球の運動方向ベクトルを左方向に変更させる。以上により、第5振分装置105は、ほぼ自由落下する遊技球を左右方向に振り分ける。第5振分装置105により左側に振り分けられた遊技球は、アウト球になる。右側に振り分けられたアウト球も壁に沿って進行し、原則的にはアウト球になる。なお左側に配置される第5振分装置105は、本説明と左右対称となる。
復活鎚106は、所定の間隔、または、ランダムに出没を繰り返し、復活鎚106の目前に存在する遊技球を打ち出すことのできる部材である。復活鎚106にはソレノイドが接続されている。そして、ソレノイドをあるタイミングで通電することで、プランジャを介し復活鎚106が短時間で出没する。復活鎚106は、第5振分装置105により、壁沿いに進行してきた遊技球をある確率で第4振分装置104に打ち出すことができるものとなっている。
図4は、第2振分装置110(右側)を示す斜視図であり、(a)は左方向に回転した揺動位置を示し、(b)は右方向に回転した揺動位置を示す。
同図に示すように、本願発明にかかる振分装置である第2振分装置110は、揺動基体111と、受入口112と、球通路113と、排出口114と、第1案内路131と、第2案内路132とを備えている。なお、中央役物100には第2振分装置110が二つ備えられているが、以下の説明は、二つの第2振分装置110のうち右側に取り付けられる第2振分装置110について説明する。左側に取り付けられる第2振分装置110については、形状と動作とが左右対称になるだけで作用や効果は同様であるのでその説明を省略する。
揺動基体111は、遊技球を内部に収容しうる厚みを有する円板形状の部材であり、両端面の中心を結ぶ線を揺動軸として揺動可能に中央役物100に取り付けられている。
受入口112は、第1振分装置102で振り分けられ案内されてきた遊技球を揺動基体111内部に受け入れる部分であり、揺動基体111の左方上部の周壁に設けられる開口部である。受入口112は、揺動基体111がいずれの揺動位置でも遊技球を受け入れることのできる広さを備えている。
球通路113は、受入口112で受け入れられた遊技球を分岐することなく一筋で揺動基体111内部を案内する通路であり、揺動基体111の内部に「逆S」の字状に設けられ、揺動基体111の手前側端面方向に開口する断面矩形の溝である。球通路113が揺動基体111の手前側端面方向に開口しているのは、遊技者に遊技球の案内状態を視認させるためである。また、球通路113から遊技球がこぼれ落ちないように揺動基体111の手前側端面には透明のカバー部材(図示せず)が配置されている。
球通路113は、第1傾斜面121と第2傾斜面122とを備えている。
第1傾斜面121は、受入口112で受け入れられた遊技球が載置される面であり、遊技球が受入口112から右方向に向かって転がり落ちるように傾斜している面である。第1傾斜面121は、揺動基体111の揺動軸と略平行な面であって、揺動基体111がいずれの揺動位置にあっても同一の方向に傾斜する面となっている。つまり揺動基体111が最も左回転方向に揺動している場合でも、第1傾斜面121は右下方向に傾斜し、第1傾斜面121に載置される遊技球は、加速度を遊技球に加速方向に付与している。
なお、略平行とは、完全に平行、及び、ほとんど平行と思える範囲で傾いている場合も含む意味で記載している。また、ほとんど平行と思える範囲とは、揺動軸に対し±30°の範囲で傾いている状態と考える。
第2傾斜面122は、第1傾斜面121により右方向に移動しつつ落下した遊技球が球通路113により左方向に移動するように方向転換された後に遊技球が載置される面である。第2傾斜面122は、揺動基体111の揺動軸と略平行な面であって、揺動基体111が所定の範囲の揺動位置にある場合は、右下がり方向に傾斜し、揺動基体111が前記の範囲以外の揺動位置にある場合は左下がり方向に傾斜するものとなっている。
また、揺動基体111には複数の第2傾斜面122が階段状に設けられている。第2傾斜面122が接続される段の高さは、揺動基体111が最も右回転方向に揺動しており、第2傾斜面122が右下方向に傾斜している場合でも、第2傾斜面122上に乗っている遊技球が段差を乗り越えない高さに設定されている。具体的に段の高さは、遊技球の直径の4分の1程度が好ましい。このように、複数の第2傾斜面122が階段状に接続されることで、第2傾斜面122が右下方向に傾斜している場合でも、遊技球が段差を乗り越えないため、遊技球に負の加速度が付与されていたとしても遊技球の逆流を防止することが可能となる。従って、複数の第2傾斜面122を階段状に設けることで、揺動基体111が定期的に揺動を繰り返すことにより遊技球が第2傾斜面に滞留してしまうことを防止し、揺動基体111の揺動によって確実に遊技球を前に進めることが可能となる。
排出口114は、球通路113を通過した遊技球が揺動基体111から排出される部分であり、揺動基体111の下部周壁に下方に向かって開口した部分である。排出口114は、遊技球が1個通過しうる大きさに設定されており、揺動基体111の傾動位置により遊技球が排出される位置が異なるものとなっている。従って、揺動基体111が最も右方向に回転している第一傾動位置にある場合、排出口114から排出される遊技球は、第1案内路131を通り、揺動基体111が最も左方向に回転している第二傾動位置にある場合、排出口114から排出される遊技球は、第2案内路132を通ることにより、第2振分装置110により遊技球の転落経路を振り分けることが可能となる。
なお、第1案内路131を通過する遊技球は、第4振分装置104に案内されVゾーンに入るか否かが選択される。また、第2案内路132を通過する遊技球は、第3振分装置103に案内される。
図5は、第2振分装置110(右側)の背面図である。
同図に示すように、第2振分装置110はさらにソレノイド115と、プランジャ116とクランク117とを備えている。ソレノイド115は、揺動基体111を所定の角度範囲内で揺動させる駆動源である。なお、駆動源は、ソレノイド115の他、ステッピングモータや単なるモータなど任意の駆動源を採用することができる。
ソレノイド115は、電源をオン、オフすることにより出没を制御しうるプランジャ116が接続されている。また、プランジャ116は、揺動基体111と接続されるクランク117と回動可能に接続されている。
以上により、ソレノイド115の電源をオン、オフすることにより、揺動基体111を揺動させることが可能となっている。
図6は、第2振分装置110(右側)の動作状態を示す正面図であり、(a)は右に最大回動した図、(b)は左に最大回動した図である。
同図(a)に示す状態、すなわち、ソレノイド115によりプランジャ116が没入し、揺動基体111が右に回転した第一傾動位置にある場合では、第1傾斜面121にある遊技球は大きな加速度で落下し、第2傾斜面122にある遊技球は減速方向に加速度が付与される。また、左側の通路に遊技球が排出口114から排出され、第1案内路131に振り分けられる。一方、同図(b)に示す状態、すなわち、ソレノイド115によりプランジャ116が突出し、揺動基体111が左に回転した第二傾動位置にある場合では、第1傾斜面121にある遊技球は小さな加速度で落下し、第2傾斜面122にある遊技球は加速方向に加速度が付与される。また、右側の通路に遊技球が排出口114は14から排出され、第2案内路132に振り分けられる。
以上のように第2振分装置110による遊技球の振分は、遊技球が排出口114から排出される際の揺動基体111の揺動位置により決まり、遊技球が排出口114から排出されるタイミングは球通路113を通過する遊技球に対する加速度の付与状態によって決定される。
しかし、ソレノイド115を所定の間隔でオン、オフし、揺動基体111を所定の間隔で揺動させることにより、前記加速度の付与状態は刻々と変化し、遊技球が排出口114から排出されるタイミングを予測することが容易ではなくなる。
従って、この第2振分装置110によれば、遊技球の振分先が予測し難くなり、第2振分装置110に遊技球が受け入れられた後の興趣性を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態では、揺動基体111の揺動位置により第2傾斜面122の傾斜状態は変更されるものとして説明したが、これに限定されるわけではなく、揺動基体111がいずれの揺動位置でも、遊技球に対し加速方向に加速度を付与するような傾斜でも構わない。また、第1傾斜面121が揺動基体111の揺動位置により傾斜状態が変更されるものでも良く、これらの組合せは任意にすることができる。
本願発明は、2種のパチンコ機などパチンコ機に利用できる。
本発明の実施の形態にかかるパチンコ機の斜視図。 遊技盤を示す正面図。 中央役物を示す斜視図。 第2振分装置(右側)を示す斜視図であり、(a)は左方向に回転した揺動位置を示し、(b)は右方向に回転した揺動位置を示す。 第2振分装置(右側)の背面図。 第2振分装置(右側)の動作状態を示す正面図であり、(a)は右に最大傾いた図、(b)は左に最大傾いた図。
10…パチンコ機、100…中央役物、110…第2振分装置、111…揺動基体、112…受入口、113…球通路、114…排出口、115…ソレノイド、121…第1傾斜面、122…第2傾斜面、131…第1案内路、132…第2案内路

Claims (2)

  1. パチンコ機に用いられ、遊技球を異なる転落経路に振り分ける振分装置であって、
    所定の角度範囲内で揺動する揺動基体と、
    遊技球を揺動基体内部に受け入れる受入口と、
    前記揺動基体に設けられ、受け入れた遊技球を一筋で案内する球通路と、
    前記球通路により案内された遊技球を揺動基体内部から排出する排出口と、
    前記揺動基体が前記角度範囲内の一方端の角度である第一傾動位置にある場合に排出される遊技球を案内する第1案内路と、
    前記揺動基体が前記角度範囲内の他方端の角度である第二傾動位置にある場合に排出される遊技球を案内する第2案内路と、
    前記揺動基体を揺動させる駆動源とを備え、
    前記球通路は、
    前記揺動基体の揺動軸と略平行な面であって、前記揺動基体が前記第一傾動位置、および、前記第二傾動位置のいずれの傾動位置にあっても右下がりか左下がりかのいずれか一方方向に傾斜する第1傾斜面と、
    前記揺動基体の揺動軸と略平行な面であって、前記揺動基体の傾動位置によって右下がりと左下がりとに傾斜方向が変更される第2傾斜面と
    を備える振分装置。
  2. 複数の前記第2傾斜面を階段状に備える請求項1に記載の振分装置。
JP2007138073A 2007-05-24 2007-05-24 遊技機 Expired - Fee Related JP5012214B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007138073A JP5012214B2 (ja) 2007-05-24 2007-05-24 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007138073A JP5012214B2 (ja) 2007-05-24 2007-05-24 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008289652A JP2008289652A (ja) 2008-12-04
JP5012214B2 true JP5012214B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40165018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007138073A Expired - Fee Related JP5012214B2 (ja) 2007-05-24 2007-05-24 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5012214B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5007358B2 (ja) * 2010-05-31 2012-08-22 京楽産業.株式会社 パチンコ遊技機
JP7218736B2 (ja) 2020-02-21 2023-02-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP7218735B2 (ja) 2020-02-21 2023-02-07 株式会社三洋物産 遊技機
JP7400768B2 (ja) * 2021-05-07 2023-12-19 株式会社三洋物産 遊技機
JP7380643B2 (ja) 2021-05-07 2023-11-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP7468449B2 (ja) 2021-05-07 2024-04-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP7468447B2 (ja) 2021-05-07 2024-04-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP7468446B2 (ja) 2021-05-07 2024-04-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP7468448B2 (ja) 2021-05-07 2024-04-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP7444132B2 (ja) 2021-05-07 2024-03-06 株式会社三洋物産 遊技機
JP7400782B2 (ja) * 2021-07-19 2023-12-19 株式会社三洋物産 遊技機
JP7400780B2 (ja) * 2021-07-19 2023-12-19 株式会社三洋物産 遊技機
JP7400781B2 (ja) * 2021-07-19 2023-12-19 株式会社三洋物産 遊技機
JP7400783B2 (ja) * 2021-07-19 2023-12-19 株式会社三洋物産 遊技機
JP7439801B2 (ja) 2021-07-19 2024-02-28 株式会社三洋物産 遊技機
JP7439800B2 (ja) * 2021-07-19 2024-02-28 株式会社三洋物産 遊技機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3890616B2 (ja) * 1995-11-27 2007-03-07 豊丸産業株式会社 パチンコ機の入賞装置
JP4533686B2 (ja) * 2004-07-06 2010-09-01 株式会社足立ライト工業所 パチンコ機の遊技球誘導装置
JP2007054364A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Samii Kk 弾球遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008289652A (ja) 2008-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5012214B2 (ja) 遊技機
JP4947551B2 (ja) 遊技機
WO2008050561A1 (fr) Machine de jeu
JP2008289670A (ja) 遊技機
JP2009000296A (ja) 遊技機
JP2006288736A (ja) 遊技機
JP4147034B2 (ja) 変動入賞装置
JP2009039151A (ja) 遊技台
JP2017051762A (ja) 遊技機
JP5791973B2 (ja) 役物装置、並びに遊技機
JP2010035568A (ja) 遊技機の盤面部品及びそれを備えた遊技機
JP2006288695A (ja) 遊技機
JP7307948B2 (ja) 遊技機
JP2010035567A (ja) 遊技機
JP2009195515A (ja) 弾球遊技機
JP6739724B2 (ja) 遊技機
JP2008295559A (ja) 遊技機
JP2009095499A (ja) パチンコ機
JP4936279B2 (ja) 弾球遊技機
JP4889091B2 (ja) 遊技機
JP5210735B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4457271B2 (ja) 遊技機
JPH0621507Y2 (ja) パチンコ機の打球貯留装置
JP2003230684A (ja) 変動入賞装置
JP2006158884A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees