JP2006158884A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球の勢い等の要素に応じて異なる動きを許容し、遊技者の興趣を向上させ得る遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ球の転がり移動を許容する球通路36を形成した球転動部材32と、球転動部材32を回動自在に支持し、球転動部材32を球通路36に沿ってパチンコ球が転がり移動可能な第1状態、第1状態から第1の方向へ回動して球通路36からのパチンコ球の落下を許容する第2状態、および第1状態から第2の方向へ回動して球通路36からのパチンコ球の落下を許容する第3状態の間を回動させる軸部と、球転動部材32を常には第1状態に均衡保持する錘と、パチンコ球の到来により錘により保たれている均衡を崩して球転動部材32を第1状態から第2状態へ変位させる第1の不均衡形成領域と、パチンコ球の到来により錘により保たれている均衡を崩して球転動部材32を第1状態から第3状態へ変位させる第2の不均衡形成領域とを設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機に関し、更に詳細には、遊技領域を流下する遊技球を一時的に受入れて、その流下方向を変更させる球流通部材を備えた遊技機に関するものである。
代表的な遊技機であるパチンコ機は、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に、枠状に形成した装飾部材(球流通部材)が配設されており、この装飾部材の開口部を介して、所要の図柄変動ゲームやリーチ演出等の遊技演出を行なう各種形式の図柄表示装置を臨ませるよう構成されている。そして、前記遊技領域における装飾部材の下方位置に設けた始動入賞具に、遊技領域に打ち出されたパチンコ球(遊技球)が入球することで図柄表示装置において遊技演出を行なうようになっている。また、パチンコ機の多くは、前記装飾部材の下縁部にパチンコ球が左右方向に転動可能な所謂ステージが設けられて、遊技領域を流下するパチンコ球を一旦受入れてステージ上を転動させ、その後にステージから落下させるよう構成されている。すなわち、前記ステージ上でパチンコ球を転動させてその動きを楽しませると共に、該ステージから落下したパチンコ球の始動入賞具への入賞に対しても大きな関心を持たせ得るようになっている。
また、前記ステージからのパチンコ球の落下方向を変更可能な部材を設けるよう構成したものも知られている。例えば、特許文献1に記載の遊技機では、前記装飾部材に、前記ステージを転動するパチンコ球を受止め可能な第1位置と、受止めたパチンコ球の自重により回転してパチンコ球を始動入賞具へ向けて落下(排出)する第2位置とに変位可能な球誘導部材が配設されている。すなわち、前記球誘導部材を常には第1位置に保持し、ステージ上を転動するパチンコ球が球誘導部材に受止められると、該球誘導部材の回転に伴ってパチンコ球を始動入賞具へ向けて案内するようになっている。このように、ステージ上を転動するパチンコ球を特定方向へ落下させる球誘導部材を設けることで、ステージ上でのパチンコ球の動きに対する遊技者の興味をより惹き付け得るようにしている。
特開2003−93631号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機では、球誘導部材に受止められたパチンコ球は球誘導部材の回転方向だけに動くため、パチンコ球の動きの面白さが減殺される問題を内在している。具体的には、前記球誘導部材は、パチンコ球を静止状態で完全に受止めた後に、その自重により第1位置から第2位置へ向けて回転する。すなわち、球誘導部材に受止められたパチンコ球は、転動するパチンコ球毎に異なるパチンコ球の「勢い」や「回転力」等の要素が全て取除かれるため、球誘導部材に受止められた後は毎回同じ動きを行ない、パチンコ球の動きに対する面白みが低減する欠点がある。また、ステージを転動するパチンコ球を球誘導部材で一旦静止させるため、連続的に流れるように動くパチンコ球の動きを楽しむことはできなかった。
そこで、本発明は、遊技球の勢い等の要素に応じて異なる動きを許容し、遊技者の興趣を向上させ得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
遊技領域(10b)を流下中の遊技球(S)を一時的に受入れ、その流下方向を変更させる球流通部材(13)を備えた遊技機において、
前記球流通部材(13)は、
遊技球(S)の転がり移動を許容する所要長さの球通路(36)を形成した球転動部材(32)と、
前記球転動部材(32)を回動自在に支持し、該球転動部材(32)を前記球通路(36)に沿って遊技球(S)が転がり移動可能な第1状態、第1状態から球通路(36)と交差する第1の方向へ回動して該球通路(36)からの遊技球(S)の落下を許容する第2状態、および第1状態から球通路(36)と交差する第1の方向とは異なる第2の方向へ回動して該球通路(36)からの遊技球(S)の落下を許容する第3状態の間で回動させ得る支持手段(38)と、
前記球転動部材(32)を常には第1状態に均衡保持する均衡保持手段(39)と、
前記球通路(36)の一部に設けられ、遊技球(S)の到来により前記均衡保持手段(39)により保たれている均衡を崩して前記球転動部材(32)を第1状態から第2状態へ変位させる第1の不均衡形成領域(40)と、
前記球通路(36)の一部に設けられ、遊技球(S)の到来により前記均衡保持手段(39)により保たれている均衡を崩して前記球転動部材(32)を第1状態から第3状態へ変位させる第2の不均衡形成領域(42)とを備えるよう構成したことを特徴とする。
また、前記球流通部材(13)は、遊技球(S)を前記遊技領域(10b)に配設した入賞具(11)へ向けて案内する球案内路(25)を備え、前記球転動部材(32)が第2状態へ変位した際に前記球通路(36)から落下する遊技球(S)を球案内路(25)に受入れ得るよう構成することもできる。
更に、前記球案内路(25)は前記第1の不均衡形成領域(40)の下方に設けられて、該第1の不均衡形成領域(40)から落下する遊技球(S)を受入れるよう構成してもよい。
更にまた、前記球通路(36)は、下方へ向けて湾曲するよう形成することも可能である。
そして、前記球通路(36)の最下方位置に、前記遊技球(S)が球通路(36)から落下可能な球落下部(37a)を設けるようにしてもよい。
なお、前記球転動部材(32)の回動範囲を規制する回動規制部(30)を設け、球転動部材(32)が第1状態、第2状態および第3状態に変位した状態で前記球通路(36)へ遊技球(S)を受入れ得るよう当該球転動部材(32)の回動範囲を規制することができる。
また、前記球転動部材(32)が第2状態へ変位する割合と第3状態へ変位する割合とに差が生ずるようにしてもよい。
本発明の請求項1に係る遊技機によれば、球転動部材の球通路を転動する遊技球が各不均衡形成領域に到来した際に球転動部材自体を第1状態から第2状態、あるいは第1状態から第3状態へ変位させ、この第2状態または第3状態のときに球通路からの遊技球の落下を許容することで、遊技球毎に異なる「勢い」や「回転力」等の要素に応じて遊技球に異なる動きをさせ得るから、遊技の興趣の増大を図り得る。また、前記球通路を遊技球が転動しているときに前記球転動部材が回転することで、遊技球に立体的な動きを付与することができ、遊技球の動きに対する興趣を高め得る。更に、遊技球を球転動部材上で一時的に静止させないから、連続的に流れるような遊技球の動きを楽しむことが可能となる。
そして、請求項2に係る遊技機によれば、遊技球を入賞具へ向けて案内する球案内路を形成し、該球案内路に、前記球転動部材が第2状態へ変位した際に前記球通路から落下する遊技球を球案内路に受入れ得るよう構成することで、球通路から落下する遊技球が球案内路へ入るか否かに興味を持たせ得る。また、球転動部材の傾動方向により遊技者に対する有利の度合に差が生ずるから、該球転動部材の動作に対して強く興味を持たせることができる。そして、請求項3に係る遊技機によれば、第1の不均衡形成領域の下方に球案内路を形成することで、球転動部材が第2状態へ変位した際に落下した遊技球が球案内路に入ることへの期待感を高め遊技の興趣を増大させ得る利点がある。
更に、請求項4に係る遊技機によれば、前記球通路を下方へ向けて湾曲するように形成することで、遊技球を球通路で往復移動させ得る。このとき、球通路に到来する遊技球の「勢い」により、該球通路を往復移動する回数が変化し、遊技の興趣を向上し得る利点がある。そして、遊技球が球通路を往復移動することで、球転動部材を第1状態と第2状態、および第1状態と第3状態の間で変位させることができる。具体的には、遊技球の「勢い」が強い状態では、第1または第2の不均衡形成領域を短時間で通過することで、球通路が傾斜した際に球通路から遊技球が落下することなく通過する一方、往復移動に伴って遊技球の「勢い」が弱くなることで、球転動部材の第2または第3状態への変位に伴って球通路から遊技球を落下させ得る。そして、遊技球の第1の不均衡形成領域への到来および通過により球転動部材が第1状態および第2状態に繰返し変位されると共に、第2の不均衡形成領域への到来および通過により球転動部材が第1状態および第3状態に繰返し変位されるから、遊技の興趣をより一層向上することができる。
また、請求項5に係る遊技機によれば、前記球通路の最下方位置に球落下部を設けることで、該球通路に遊技球が滞留するのを防止し得る。更に、請求項6に係る遊技機によれば、球転動部材を第2状態または第3状態へ変位させた場合でも、前記球通路に遊技球を受入れ得るから、球通路を遊技球が転がり移動している状態で、別の遊技球を球通路に受入れることができ、遊技球同士の接触等により遊技球により複雑な動きをさせ得る。また、請求項7に係る遊技機によれば、球転動部材の回動方向により遊技者に対する有利の度合に差が生ずるから、該球転動部材の動作に対して強く興味を持たせることができる。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、実施例では、遊技球としてパチンコ球を用いて遊技を行なうパチンコ機を例に挙げて説明する。また、以下の説明において、前・後、および左・右とは、図1に示すようにパチンコ機の遊技盤を正面側から見た状態で指称するものとする。
図1に示すように、実施例に係るパチンコ機の遊技盤10は、略円形状に湾曲形成したレール10aにより囲まれた遊技領域10bの前側において、縦央やや下部にパチンコ球S(図7参照)をスイッチで検出し得る始動入賞具11と、この始動入賞具11の直上方に配設されて遊技領域10bの略中央に位置し、図柄表示装置12が後方から臨む装飾部材(球流通部材)13と、始動入賞具11の直下方に設置された大型電動式の入賞装置14等を備えている。ここで、前記始動入賞具11内に配設した図示しないスイッチがパチンコ球Sを検出することで、前記図柄表示装置12で図柄変動ゲームが開始される。また、前記入賞装置14は、図1に示されるように、特別入賞具15に設けられた扉状の開閉板16が、後側の電磁ソレノイド(図示せず)に係る設定駆動条件に基づいて、通常の閉鎖状態から開放状態に変化し得るよう構成されて、前記図柄変動ゲームの結果、特別遊技(所謂大当り)が発生すると開閉板16が開放して多数の賞球を得る機会が付与されるようになっている。なお、前記遊技盤10における遊技領域10bの最下方位置には、前記始動入賞具11等に入賞しなかったパチンコ球Sを排出するアウト口17を設けてある。また、前記遊技盤10における遊技領域10b内には、多数の遊技釘(図示せず)が植設されており、該遊技釘との接触によりパチンコ球Sが方向を変えつつ流下するようになっている。
図1に示すように、前記装飾部材13は、前記遊技領域10bの左右幅方向の大部分を占め、その略中央位置に開設した可視表示部20aを介して前記図柄表示装置12が後方から臨む枠状本体20(図2参照)に各種意匠を施した装飾体20bを複数配設して構成されている。また、前記枠状本体20には、その外周囲から外方へ延出する取付板21が設けられており、遊技盤10に開設した装着孔(図示せず)に枠状本体20を前側から挿入した状態で、該取付板21の前側から遊技盤10にネジ止めするようになっている。なお、前記枠状本体20の左側部および右側部には、前記遊技領域10bを流下するパチンコ球Sが通過可能な球通入口22を形成してある(図2には、右側部に位置する球通入口22のみを図示)。
また、枠状本体20における内周側の下縁部には、上下方向に緩やかに起伏し、パチンコ球Sが転がり移動可能な前側ステージ23および後側ステージ24が形成されている(図1〜図4参照)。前記前側ステージ23は、左右の端縁から中央位置へ向かうにつれて下方に湾曲すると共に、該前側ステージ23の略中央位置で上方に隆起する波形に形成されており、その最上方位置(上方傾斜から下方傾斜に変位する略中央位置)および最下方位置(下方傾斜から上方傾斜に変位する2箇所)に、前側に向けて下方傾斜する凹所23aが夫々設けられている。なお、前記前側ステージ23において前記凹所23aを形成していない部位には、前記取付板21が前側ステージ23の上方に突出するようになっており、該前側ステージ23上を転がり移動するパチンコ球Sは、前記3箇所の凹所23aの何れかから遊技盤10の前側(遊技領域10b)へ落下する。ここで、前記前側ステージ23の最上方位置に設けられた凹所23a(中央に設けられた凹所23a)は、前記始動入賞具11の直上方に位置するよう設定されて(図1参照)、この最上方位置に設けた凹所23aから遊技盤10の前側へ落下したパチンコ球Sは、始動入賞具11に高確率で入賞するようになっている。
また、前記後側ステージ24は、図1〜図4に示すように、前記前側ステージ23と同様に、左右の端縁から中央位置へ向かうにつれて下方に湾曲すると共に、中央位置で上方に隆起する波形に形成されている。ここで、後側ステージ24の左右両側部側は、前記前側ステージ23に連続的に延在すると共に、後側ステージ24の最下方位置(下方傾斜から上方傾斜に変位する2箇所)から中央位置までの間は、前側ステージ23より上方に突出する上下2段構造とされている。なお、前記後側ステージ24における前側ステージ23より上方に突出する部位には、その前端縁に上方に突出する突出片24a,24aが形成されており、この部位から前側ステージ23に直接落下しないようにしてある。そして、前記後側ステージ24は、前側へ向かうにつれて緩やかに下方傾斜するよう形成され、該後側ステージ24に到来したパチンコ球Sは後側ステージ24の左右両側部側から前側ステージ23へ移動するようになっている。
また、後側ステージ24における左右方向の略中央位置には、前側へ向かうにつれて下方傾斜する球案内路25が前後方向に所定長さだけ設けられており、該球案内路25に到来したパチンコ球Sを前記前側ステージ23の最上方位置に設けた凹所23aへ落下させるよう構成されている。すなわち、前記球案内路25に到来したパチンコ球Sは、前記始動入賞具11に高確率で入賞するようになっている。なお、前記球案内路25の左右両側には、上方へ突出する規制片25a,25aが形成されて、前記後側ステージ24を転がり移動するパチンコ球Sが球案内路25へ入るのを困難としている。
図2〜図4に示すように、前記後側ステージ24の左右両端部における前記前側ステージ23との境界位置には、左支持台(支持手段)27および右支持台(支持手段)28が夫々設けられており、該左右の支持台27,28により後述する球転動部材32を回動自在に支持するようになっている。また、前記左右の支持台27,28の上部には、前後に所定間隔離間する位置に、左右方向に延在する画壁29a,29aが立設されており、該画壁29a,29aによりパチンコ球Sが転がり移動可能な球誘導路29を画成している。なお、前記球誘導路29は、内側(球転動部材32側)に向けて下方傾斜するよう形成される。ここで、前記左支持台27に形成された球誘導路29は枠状本体20の左側部に設けた前記球通入口22に連通接続すると共に、前記右支持台28に形成した球誘導路29は枠状本体20の右側部に設けた球通入口22に連通接続するよう構成されており、各球通入口22を通過したパチンコ球Sは、対応の球誘導路29を介して前記球転動部材32へ移動するようになっている。また、前記画壁29a,29aの下流側端部は、相互に離間する方向(前後方向)へ延出し、該下流端側において球誘導路29が若干拡がると共に、対応する支持台27,28から前記球転動部材32側に突出するよう形成されている。
前記球転動部材32は、図2〜図4に示すように、前記左右の支持台27,28の離間間隔に対応する長さ寸法に設定された左右方向に長尺な板状底部33と、該板状底部33の前端縁から上方に延出してパチンコ球Sの落下を規制する前規制壁34と、板状底部33の前端縁から上方に延出してパチンコ球Sの落下を規制する後規制壁35とから構成されて、これら板状底部33および前後の規制壁34,35により、パチンコ球Sが転がり移動可能な球通路36が画成される。また、前記後規制壁35における前記板状底部33(球通路36)の左右方向の略中央位置は、板状底部33からの突出寸法が小さく設定され、球通路36を転がり移動するパチンコ球Sの落下を許容する第1球落下部(球落下部)37aとして機能するようになっている(図4および図5(a),(b)参照)。そして、前記前規制壁34における前記板状底部33(球通路36)の左右方向に離間する位置は、前述と同様に板状底部33からの突出寸法が小さく設定され、球通路36を転がり移動するパチンコ球Sの落下を許容する第2球落下部(球落下部)37bとして機能するようになっている(図4および図5(a),(c)参照)。なお、前記板状底部33(球通路36)の前後方向の幅寸法は、1個のパチンコ球Sが転がり移動し得る寸法に設定されている。
また、前記板状底部33には、その左右両端部に軸線CLが一致する軸部(支持手段)38,38が夫々突設されており、該軸部38,38を前記左右の支持台27,28に形成した支持孔(図示せず)に挿入支持するよう構成される。すなわち、前記球転動部材32は、それ自体が軸部38,38を中心として前記球通路36が延在する方向と交差する方向へ回動し得るようになっている。なお、前記左右の支持台27,28で前記軸部38,38を支持した状態では、前記球転動部材32は前記後側ステージ24の上方に所定間隔離間して位置している。
ここで、前記板状底部33は、図5(a)に示す平面視においては左右方向の略中央位置において前記軸部38,38の軸線CLより後方へ僅かに湾曲し、左右側部位置では該軸線CLより前方へ湾曲するよう蛇行している。すなわち、前記球通路36は、その長手方向に沿う3箇所で前記軸線CLから逸れるようになっている。また、図5(b),(c)に示すように、前記板状底部33は、正面視において、左右方向の略中央位置が最も下方に位置する弓状に湾曲形成されている。更に、前記球転動部材32における板状底部33の下面には、左右方向の略中央位置で、前記軸部38,38の軸線CL上に錘(均衡保持手段)39が取付けられており、該錘39の自重により、球転動部材32は球通路36が上方に開口する姿勢(図2〜図4および図6(a)参照。以下、第1状態という)に均衡保持される。
すなわち、前記錘39の自重により球転動部材32を第1状態で均衡保持することで、前記前後の規制壁34,35により前記球通路36からのパチンコ球Sの落下が規制されて、前記球通路36に沿ってパチンコ球Sが転がり移動し得るようになっている。なお、前記球転動部材32が第1状態にある場合には、前記板状底部33の左右の端部と対応する球誘導路29の端部とが略整合するよう設定され、該球誘導路29を転がり移動するパチンコ球Sが球転動部材32の球通路36にスムーズに移動し得るようになっている。
そして、前記板状底部33(球通路36)において後方へ湾曲する領域40(図5(a)参照。以下、第1の不均衡形成領域という)にパチンコ球Sが到来した場合に、重心が後方に移動し、これに伴って前記錘39により保持されている均衡が崩れて、前記球転動部材32が軸部38,38を中心として後方へ回動するようになっている(図6(b)および図7(b)参照)。なお、以下の説明において、前記球転動部材32が第1状態から後方(球通路36と交差する第1の方向)へ回動して球通路36が後方へ向けて下方傾斜する姿勢を第2状態という。すなわち、前記球転動部材32が第1状態から第2状態に変位することで、球通路36の傾斜角度の増大に伴って該球通路36(第1球落下部37a)からパチンコ球Sが後方(後側ステージ24)へ落下し、このパチンコ球Sを前記球案内路25に受入れ得るようになっている。
同様に、前記板状底部33(球通路36)において前方へ湾曲する2箇所の領域42,42(図5(a)参照。以下、第2の不均衡形成領域という)にパチンコ球Sが到来した場合に、重心が前方に移動し、これに伴って前記錘39により保持されている均衡が崩れて、前記球転動部材32が軸部38,38を中心として前方へ回動するようになっている(図6(c)および図7(a)参照)。なお、以下の説明において、前記球転動部材32が第1状態から前方(球通路36と交差する第2の方向)へ回動して球通路36が前方へ向けて下方傾斜する姿勢を第3状態という。すなわち、前記球転動部材32が第1状態から第3状態に変位することで、球通路36の傾斜角度の増大に伴って該球通路36(第2球落下部37b)からパチンコ球Sが前方(前側ステージ23)へ落下し、このパチンコ球Sは前記球案内路25に受入れないようになっている。換言すると、実施例では、第2の不均衡形成領域42に到来したパチンコ球Sが落下する場合に較べて、第1の不均衡形成領域40に到来したパチンコ球Sが落下した場合の方が遊技者に有利になるよう構成されている。なお、実施例では、前記各第2の不均衡形成領域42と第1の不均衡形成領域40との大きさは略一致するよう設定されて、球転動部材32の全体における第2の不均衡形成領域42,42の占める割合が第1の不均衡形成領域40より大きくしてある。
また、図6(a)〜(c)に示すように、前記左右の支持台27,28における相互に対向する面には、前記球転動部材32(板状底部33)に当接して球転動部材32の回動範囲を規制する回動規制部30,30を形成してある(図6には左支持台27の回動規制部30のみ図示してある)。ここで、前記回動規制部30,30は、第2状態および第3状態へ変位したときに前記球転動部材32に当接し、該球転動部材32を、前記各球誘導路29からのパチンコ球Sを前記球通路36に受入れ得る姿勢で回動を規制するよう設定される。すなわち、前記球転動部材32が第1状態、第2状態および第3状態の何れの状態にある場合であっても、前記球誘導路29,29から到来するパチンコ球Sを球通路36へ受入れるようになっている。なお、実施例では、図6(b),(c)に示すように、第1状態から第2状態へ変位する際の球転動部材32の回動角度は、第1状態から第3状態へ変位する際の回動角度より大きくなる(球転動部材32が第1状態から第2状態へ変位した際の球通路36の傾斜角度の方が大きくなる)よう前記回動規制部30が球転動部材32の回動範囲を規制するよう構成してある。すなわち、パチンコ球Sが第2の不均衡形成領域42に到来した場合に較べて、パチンコ球Sが第1の不均衡形成領域40に到来した場合の方が球通路36からパチンコ球Sが落下し易く設定される。
〔実施例の作用〕
次に、本実施例に係る遊技機の作用につき説明する。前記遊技盤10の遊技領域10bへ打ち出されたパチンコ球Sは、遊技盤10に植設した前記釘との接触により方向を変えつつ流下して、始動入賞具11に入るセーフ球と、アウト口17に回収されるアウト球とに区分される。そして、前記始動入賞具11にパチンコ球Sが入賞した場合には、前記図柄表示装置12において所要の図柄変動ゲームが展開されて、遊技者に有利な「大当り」が成立する期待感を持って遊技がなされる。
ここで、遊技領域10bを流下するパチンコ球Sは、前記装飾部材13の左右の側部に設けた前記球通入口22を通過すると、前記球誘導路29を介して前記球転動部材32に誘導される。このとき、前記球転動部材32は、常には前記錘39の自重により第1状態に均衡保持されているから、前記球誘導路29から球通路36へスムーズに移動する。この状態では、前記球通路36を画成する前記前後の規制壁34,35によりパチンコ球Sの球通路36からの落下は規制されて、球通路36に沿ってパチンコ球Sが転がり移動する。
前記球通路36をパチンコ球Sが転がり移動して前記第2の不均衡形成領域42に到来すると、前記錘39により保持されていた均衡がパチンコ球Sの自重により崩されるから、該球転動部材32が第1状態から第3状態へ変位する。すなわち、前記球転動部材32が第3状態へ変位して前記球通路36が前方へ向けて下方傾斜することで、前記第2球落下部37bを介して球通路36からのパチンコ球Sの前方への落下が許容される。このとき、パチンコ球Sが第2球落下部37bから落下することなく第2の不均衡形成領域42を通過し、このパチンコ球Sが前記軸部38の軸線CL上に到来すると、前記錘39の自重により球転動部材32は第3状態から第1状態へ変位する。更に、このパチンコ球Sが前記球通路36を転がり移動して前記第1の不均衡形成領域40に到来すると、前記錘39により保持されていた均衡がパチンコ球Sの自重により崩されるから、該球転動部材32が第1状態から第2状態へ変位する。すなわち、前記球転動部材32が第2状態へ変位して前記球通路36が後方へ向けて下方傾斜することで、前記第1球落下部37aを介して球通路36からのパチンコ球Sの後方への落下が許容される。
ここで、前記球転動部材32の球通路36を転がり移動するパチンコ球Sは、1球1球その「勢い」や「回転力」等の要素が相違する。すなわち、「勢い」が弱いパチンコ球Sは第1の不均衡形成領域40や第2の不均衡形成領域42を比較的長い時間を掛けて通過するため、球転動部材32が第2状態や第3状態へ変位したときに前記球通路36が前方または後方へ下方傾斜する傾斜角度が大きくなって前記第1および第2球落下部37a,37bから容易に落下する。その一方で、「勢い」が強いパチンコ球Sは、短時間で第1の不均衡形成領域40や第2の不均衡形成領域42を通過することから、球転動部材32が第2状態や第3状態へ変位したときの前記球通路36の傾斜角度が小さく、パチンコ球Sが落下する前に各不均衡形成領域40を通過するものもある。このように、パチンコ球毎に異なる要素に応じてパチンコ球Sが異なる動きをするから、遊技の興趣の増大を図り得る。また、前記第1および第2球落下部37a,37bからパチンコ球Sが落下するに際しても、そのときのパチンコ球Sの「勢い」等により第1および第2球落下部37a,37bから略真下へ落下するものや、該第1および第2球落下部37a,37bから左右方向へ逸れた方向へ飛び出すよう落下するものもあり、パチンコ球Sの多彩な動きを楽しむことができる。
なお、前記各球落下部37a,37bからパチンコ球Sが落下した場合、およびパチンコ球Sが各球落下部37a,37bから落下することなく各不均衡形成領域40,42を通過した場合の何れの場合であっても、パチンコ球Sの自重により崩された均衡が復元されるから、球転動部材32は第1状態へ復帰する。このように、前記球通路36をパチンコ球Sが転がり移動するに際し、前記球転動部材32が第1状態と第2状態、および第1状態と第3状態に回動変位することで、パチンコ球Sに立体的な動きを付与することができるから、パチンコ球Sの動きに対する興趣を高め得る。殊に、従来ではパチンコ球Sを一時的に静止させていたのに対して、実施例ではパチンコ球Sの動きを止めることなく球転動部材32の球通路36を連続的に流れるように転がり移動させ得るから、その動きをより一層楽しむことが可能となる。
また、前記球通路36を下方へ向けて湾曲するように形成したことで、前記第1および第2球落下部37a,37bから落下することなく第1および第2不均衡形成領域40,42を通過したパチンコ球Sは、該球通路36内で往復移動する。すなわち、「勢い」が強く、各不均衡形成領域40,42に到来した際に各球落下部37a,37bから落下することなく通過するパチンコ球Sが、往復移動に伴ってその「勢い」が次第に衰えることにより、各不均衡形成領域40,42を通過する時間が長くなって球転動部材32の球通路36から落下する。
そして、前記パチンコ球Sが球通路36を往復移動するのに伴って、前記第1の不均衡形成領域40へのパチンコ球Sの到来および通過により球転動部材32が第1状態および第2状態に繰返し変位されると共に、第2の不均衡形成領域42への到来および通過により球転動部材32が第1状態および第3状態に繰返し変位される。このように、球転動部材32の球通路36をパチンコ球Sが往復移動すると共に、前記球転動部材32が第1状態および第2状態と、第1状態と第3状態とに繰返し変位することで、パチンコ球Sに多彩な動きを付与することができ、遊技の興趣を増大し得る利点がある。また、球通路36を転がり移動するパチンコ球Sの「勢い」の違いにより、パチンコ球S毎に球通路36を往復移動する回数が変化するから、遊技者を飽きさせることなくパチンコ球Sの動きを楽しませることが可能となる。
なお、前記球転動部材32における球通路36の最下方位置に、前記第1の不均衡形成領域40および第1球落下部37aを設けるようにしたから、球通路36に侵入したパチンコ球Sを最終的には球通路36から落下させ得るから、当該球通路36にパチンコ球Sが滞留するのを防止し得る。また、球誘導路29に到来するパチンコ球Sを球通路36に常に受入れ得る範囲で球転動部材32を変位させるよう、前記回動規制部30がその回動範囲を規制しているから、球通路36をパチンコ球Sが転がり移動している間であっても、別のパチンコ球Sを球通路36に受入れることができ、球誘導路29にパチンコ球Sが滞留することなくスムーズに遊技を行なうことができる。また、複数のパチンコ球Sが球通路36内を転がり移動することで、該球通路36内でパチンコ球S同士が接触して、パチンコ球Sに予期しない複雑な動作を行なわせ得るから、遊技の興趣の増大を図り得る利点もある。
また、前記球転動部材32(球通路36)から前後のステージ23,24へパチンコ球Sが落下するようにしたから、パチンコ球Sが球転動部材32(球通路36)から落下した後も、その動きを楽しませることができる。更に、前記後側ステージ24に、パチンコ球Sを前記始動入賞具11へ高確率で入賞させる球案内路25を形成するようにしたことで、球通路36から落下したパチンコ球Sが該球案内路25へ入るか否かに興味を持たせることができる。
ここで、実施例では、前記第1球落下部37a(第1の不均衡形成領域40)の下方位置に前記球案内路25を形成し、該第1球落下部37a(第1の不均衡形成領域40)から落下したパチンコ球Sのみを球案内路25へ受入れるよう構成してある。すなわち、球転動部材32が第1状態から第2状態へ変位した際に落下するパチンコ球Sのみが前記球案内路25に受入れられる。このように、球転動部材32の回動方向(球通路36の傾斜方向)により遊技者に対する有利の度合に差を設けることで、該球転動部材32の動作に対して強く興味を持たせ得ると共に、遊技の興趣を増大させ得る利点がある。また、前記第1球落下部37aからパチンコ球Sが落下する場合であっても、前述のようにパチンコ球Sの「勢い」等に応じて様々な方向へ落下するから、前記球転動部材32(球通路36)でのパチンコ球Sの動きに対して遊技者をより強く惹き付け得る。
また、実施例では、球転動部材32(球通路36)に第1の不均衡形成領域40を1箇所に設けると共に、第2の不均衡形成領域42を2箇所に設けるようにしたことで、パチンコ球Sが第1の不均衡形成領域40に到来して前記球転動部材32が第2状態へ変位する(後方へ回動する)割合と、第2の不均衡形成領域42に到来して球転動部材32が第3状態へ変位する(前方へ回動する)割合に差が生ずる。すなわち、前述と同様に、球転動部材32の回動方向により球案内路25にパチンコ球Sが受入れられるか否かに大きく影響するから、該球転動部材32の動作に対して強く興味を持たせることができる。更に、実施例では、第1状態から第2状態へ球転動部材32が変位した際に球転動部材32(球通路36)を大きく回動し得るよう構成し、球通路36からパチンコ球Sが落下し易く設定したことで、第1の不均衡形成領域40にパチンコ球Sが到来した際にパチンコ球Sが落下することへの遊技者の期待感を高め、遊技の興趣を増大し得る利点もある。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機としては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、実施例では、球転動部材の球通路を、下方へ突状に湾曲する弓状に形成したが、波形に形成するようにしてもよい。この場合には、傾斜方向が変化する変位位置に第1の不均衡形成領域や第2の不均衡形成領域を設けることで、実施例と同様の作用効果を得られる。また、球転動部材を波形に形成した場合には、下方傾斜から上方傾斜へ傾斜方向が変化する位置に、遊技球の落下を許容する球落下部を夫々設けることで、実施例と同様に、遊技球が球通路に滞留するのを防止することができる。
更に、実施例では、球転動部材の球通路に、第1の不均衡形成領域を1箇所設けると共に、第2の不均衡形成領域を2箇所設けるようにしたが、これに限らず、所要に応じて各不均衡形成領域の形成数を変更することができる。また、実施例では、第1の不均衡形成領域および各第2の不均衡形成領域を略同一の大きさに設定したが、各不均衡形成領域の大きさを夫々異ならせるようにしても、球転動部材が第2状態へ変位する割合と第3状態へ変位する割合とに差を設けることができる。また、実施例では第2状態へ変位した際の回動可能な回動角度と、第3状態へ変位した際の回動可能な回動角度とを異ならせるよう回動規制部で球転動部材の回動範囲を規制するようにしたが、第2状態および第3状態へ変位した際の回動可能な回動角度を略一致するようにすることもできる。
また、実施例では、球転動部材(球通路)を左右方向に延在するよう構成したが、これに限定されるものではなく、前後方向に延在するようにしてもよい。そして、球転動部材を第1状態に均衡保持する均衡保持手段として錘を用いるようにしたが、バネの弾性力や磁石の磁力等を利用することでも球転動部材を第1状態に均衡保持することが可能である。なお、球流通部材としては、図柄表示装置が臨む装飾部材に限られるものではなく、遊技領域を流下中の遊技球を一時的に受入れて、その流下方向を変更させるよう構成された部材であれば、任意に採用することができ、また球流通部材を遊技領域の任意位置に配設するようにすればよい。
〔付記〕
なお、本発明に係る遊技機に関しては、以下に示す具体的構成に限定することも可能である。
(A) 請求項2または3記載の遊技機に関し、前記球案内路(25)は、前記球転動部材(32)が第3状態へ変位した際に球通路(36)から落下した遊技球(S)の受入れない位置に設けられるようにしてもよい。
このように、前記球転動部材が第3状態へ変位した際に落下した遊技球を球案内路に受入れないようにすることで、球転動部材の回動方向により遊技者に対する有利の度合に明確な差を生じさせることができる。
なお、前記(A)に係る遊技機に対して、請求項4〜7に係る構成を付加することも可能である。
(B) 請求項7記載の遊技機に関して、前記第1の不均衡形成領域(40)および第2の不均衡形成領域(42)の大きさを異ならせることで、前記球転動部材(32)が第2状態へ変位する割合と第3状態へ変位する割合とに差が生ずるようにする。
この構成によれば、球転動部材の回動方向により遊技者に対する有利の度合に差が生ずるから、該球転動部材の動作に対して強く興味を持たせることができる。
なお、前記(B)に係る遊技機に対して、前記(A)に係る構成を付加することも可能である。
(C) 請求項7記載の遊技機に関して、第1状態から第2状態へ変位するに際して球転動部材(32)が回動可能な回動角度と、第1状態から第3状態へ変位するに際して球転動部材(32)が回動可能な回動角度とを異ならせることで、前記球転動部材(32)が第2状態へ変位する割合と第3状態へ変位する割合とに差が生ずるようにする。
この構成によれば、球転動部材の回動方向により遊技者に対する有利の度合に差が生ずるから、該球転動部材の動作に対して強く興味を持たせることができる。
なお、前記(C)に係る遊技機に対して、前記(A)に係る構成を付加することも可能である。
本発明の実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 実施例に係る装飾部材を示す斜視図である。 実施例に係る装飾部材の要部正面図である。 図3におけるA−A線断面図である。 実施例に係る球転動部材を示し、(a)は球転動部材の平面図であり、(b)は球転動部材を軸部の軸線で縦断して示す正面図であり、(c)は球転動部材を軸部の軸線で縦断して示す背面図である。 図3におけるB−B線断面図であって、(a)は球転動部材を第1状態で均衡保持している状態を示し、(b)は球転動部材が第1状態から第2状態へ変位すると共に回動規制部によりその回動を規制された状態を示し、(c)は球転動部材が第1状態から第3状態へ変位すると共に回動規制部によりその回動を規制された状態を示す。 (a)は図3におけるB−B線断面図であって、パチンコ球の自重により均衡が崩されて球転動部材が第1状態から第3状態へ変位してパチンコ球が落下する状態を示し、(b)は図3におけるC−C線断面図であって、パチンコ球の自重により均衡が崩されて球転動部材が第1状態から第2状態へ変位してパチンコ球が落下する状態を示す。
符号の説明
10b 遊技領域
11 始動入賞具(入賞具)
13 装飾部材(球流通部材)
25 球案内路
27 左支持台(支持手段)
28 右支持台(支持手段)
30 回動規制部
32 球転動部材
36 球通路
37a 第1球落下部(球落下部)
38 軸部(支持手段)
39 錘(均衡保持手段)
40 第1の不均衡形成領域
42 第2の不均衡形成領域

Claims (7)

  1. 遊技領域を流下中の遊技球を一時的に受入れ、その流下方向を変更させる球流通部材を備えた遊技機において、
    前記球流通部材は、
    遊技球の転がり移動を許容する所要長さの球通路を形成した球転動部材と、
    前記球転動部材を回動自在に支持し、該球転動部材を前記球通路に沿って遊技球が転がり移動可能な第1状態、第1状態から球通路と交差する第1の方向へ回動して該球通路からの遊技球の落下を許容する第2状態、および第1状態から球通路と交差する第1の方向とは異なる第2の方向へ回動して該球通路からの遊技球の落下を許容する第3状態の間で回動させ得る支持手段と、
    前記球転動部材を常には第1状態に均衡保持する均衡保持手段と、
    前記球通路の一部に設けられ、遊技球の到来により前記均衡保持手段により保たれている均衡を崩して前記球転動部材を第1状態から第2状態へ変位させる第1の不均衡形成領域と、
    前記球通路の一部に設けられ、遊技球の到来により前記均衡保持手段により保たれている均衡を崩して前記球転動部材を第1状態から第3状態へ変位させる第2の不均衡形成領域とを備えるよう構成した
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記球流通部材は、遊技球を前記遊技領域に配設した入賞具へ向けて案内する球案内路を備え、前記球転動部材が第2状態へ変位した際に前記球通路から落下する遊技球を球案内路に受入れ得るよう構成されている請求項1記載の遊技機。
  3. 前記球案内路は前記第1の不均衡形成領域の下方に設けられて、該第1の不均衡形成領域から落下する遊技球を受入れるよう構成されている請求項2記載の遊技機。
  4. 前記球通路は、下方へ向けて湾曲するよう形成されている請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記球通路の最下方位置に、前記遊技球が球通路から落下可能な球落下部を設けるようにした請求項4記載の遊技機。
  6. 前記球転動部材の回動範囲を規制する回動規制部を設け、球転動部材が第1状態、第2状態および第3状態に変位した状態で前記球通路へ遊技球を受入れ得るよう当該球転動部材の回動範囲を規制している請求項1〜5の何れかに記載の遊技機。
  7. 前記球転動部材が第2状態へ変位する割合と第3状態へ変位する割合とに差が生ずるようにした請求項1〜6の何れかに記載の遊技機。
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