JP5080768B2 - 入賞装置及び遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技盤に設けられ、遊技球を前記遊技盤の遊技領域に対して隔離された特定領域内へ受け入れる受入口を備えた入賞装置、並びにこの入賞装置を備えた遊技機に関する。
従来、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口に遊技球が入賞すると、制御上、内部的に抽選が実行され、役物内に設けた画像表示装置(LCD等)による図柄変動パターン演出によって抽選結果を報知し、当該抽選の当選が報知された場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の特別入賞口(「アタッカー」と称する場合がある)を開放し、遊技者に有利な遊技状態(以下、「特別遊技状態」という)を付与することがなされている(以下、「第1の遊技仕様」という)。
また、一方で、役物中央部に羽根部材を設け、所定の条件が成立して羽根部材が開放することで、パチンコ球を役物内に受け入れ、当該受け入れたパチンコ球を、役物内に設けた入賞口に向けて案内し、入賞時には、上記と同様な特別遊技状態とすることがなされている(以下、「第2の遊技仕様」という)。
ここで、前記第2の遊技仕様において、特許文献1、特許文献2には、役物内での入賞口への案内通路として、第1の通過経路と、第2の通過経路とを設け、役物上部の入賞口から入賞したパチンコ球を、上記第1又は第2の通過経路を介して、下部のV入賞装置(回転体)に導く構造の役物装置が開示されている。
より詳しくは、第2の通過経路は、第1の通過経路よりもV入賞装置の特別入賞口に入賞し易くなっており、この入賞確率の格差を回転体の周囲に設置した人形キャラクタの動きによって実現している。
すなわち、パチンコ球の自然な流動による通過経路の選択と、駆動装置を用いた可動部材の動作と、を連携させて遊技性を高めている。
ところで、V入賞装置の特別入賞口は、一般的に単一構成であり、このため、V入賞したときに遊技者に与えられる特典(特別遊技)も単一の種類である。これに対して、特許文献3には、遊技球の入賞の仕方によって大当たり遊技(特別遊技)の状態を変える機能を備えた遊技機が開示されている。
この特許文献3によれば、始動入賞に伴い羽根が開放し、役物内で入った遊技球がV入賞した場合に大当たりとなる遊技機において、役物内にV入賞口を複数持つことが開示されている。
特開2004−129715公報 特開2004−174238公報 特開2005−124631公報
しかしながら、上記特許文献3の構造では、V入賞口の位置が、遊技者から見え易くなっており、遊技者に特定のV入賞口を狙われ易く、複数設けた意味が薄らぐことになる。
本発明は上記事実を考慮し、複数のV入賞口の内、特定のV入賞口への入賞を狙い難くし、かつ、変化に富んだ遊技仕様を持たせることができる入賞装置及びその入賞装置を備えた遊技機を得ることが目的である。
本発明は、遊技盤に設けられ、遊技球を前記遊技盤の遊技領域に対して隔離された特定領域内へ受け入れる受入口を備えた入賞装置であって、前記受入口から特定領域内に流入した遊技球が入賞することで、それぞれ異なる仕様の特別遊技状態とすることが可能な複数のV入賞口と、上端面が部分球面形状をなし、前記上端面の略中央部が最も上に凸となる構成を有し、駆動手段の駆動力で回転され、回転周囲に遊技球を受け入れる特定の受け入れ口を含む複数の受け入れ口が設けられており、遊技球が前記特定の受け入れ口に受け入れられた場合には、当該特定の受け入れ口に遊技球を受け入れた時期、並びに受け入れたときの回転位置に基づいて、当該特定の受け入れ口から前記複数のV入賞口の何れかへの案内を確定させ、前記特定受け入れ口以外の受け入れ口に受け入れられた場合には外れ口への案内を確定させる回転体と、前記回転体に到達するまでの道程において、遊技球の動きを変化させて前記遊技球を前記回転体の前記上端面に落下させて前記複数の受け入れ口の中の何れかの受け入れ口へ案内する案内部材と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、複数のV入賞口を、不規則案内部材に覆われて設けることで、特定のV入賞口を狙い難くすることができる。
すなわち、遊技球の動きが不規則であるため、タイミングを図って遊技球を発射したとしても、所望の時期や位置に到達するかどうかが予測できない。このため、最も有利な特定遊技状態となる遊技仕様となるV入賞口が判明していても、集中的に入賞させられるようなことがなく、変化に富んだ遊技仕様を持つ入賞装置を提供することができる。
本発明において、前記回転体が、常時同一の方向に回転され、かつ周縁に沿って、前記複数の前記受け入れ口が形成され、当該周縁に対向する底面に、前記複数のV入賞口が設けられていることを特徴としている。
複数のV入賞口は遊技者には見えにくく構成されているので、遊技者には、V入賞後の特別遊技状態の遊技仕様がわかりにくく、それだけ、大V入賞に対する期待感を高めることができる。
本発明において、前記案内部材が、上流側から案内されてくる遊技球を支持するすりばち状の内周面を持ち、かつ最底部に遊技球が通過可能な貫通孔が設けられて、遊技球の前記内周面に沿う回転移動力の強さに従って、貫通孔を貫通する時期が異なる構成としたクルーンであることを特徴としている。
本発明によれば、例えば、不規則案内部材を、2部材構成とし、相対的に上流側の位置に所謂クルーンを配置する。クルーンとはすりばち状の内周面に遊技球を案内することで、この内周面に沿って回転し、徐々にその力を失って最底部へと至る。請求項2では、この最底部に貫通孔を設けているため、遊技球がクルーンの内周面に到達してから、貫通孔を貫通するまで全く予測がつかないことになる。
一方、相対的に下流側に位置する回転体は、クルーンから遊技球を受けるとその受けたタイミングに基づいて、複数のV入賞口或いは外れ口へ遊技球を選択的に案内する。
上記2段構成の不規則案内部材を用いることで、入賞装置内での遊技球の動きに遊技趣向性をもたらすことができる。
本発明において、前記複数のV入賞口が、前記遊技球が入賞することにより大当たりの種類を抽選することとなる第1のV入賞口と、前記遊技球が入賞することにより大当たりの種類が一意的に決まる第2のV入賞口と、を備えていることを特徴としている。
特定の入賞口を狙いにくい反面、それぞれの入賞口(第1の入賞口、第2の入賞口)に特徴を持たせることで、変化に富んだ遊技仕様を持つ入賞装置を提供できると共に、遊技者に対し特定のV入賞口への入賞に対する挑戦意欲を高めることができる。
なお、本発明の入賞装置は、遊技機に適用可能であり、上記の可動入賞部への入賞までの道程、並びに入賞の可否等の状態を利用して、遊技機の遊技仕様を作り込むことで、遊技性の高い遊技機を得ることができる。
以上説明した如く本発明によれば、複数のV入賞口の内、特定のV入賞口への入賞を狙い難くし、かつ、変化に富んだ遊技仕様を持たせることができるという優れた効果を有する。
(パチンコ機の構成)
図1及び図2に示されるように、パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、ガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の裏面側には、矩形状の開口部が設けられ、交換可能とされた遊技盤ユニット18がセットされており、遊技盤ユニット18は、ガラス枠16を閉塞した状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯20が配置されており、上部には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ22L、22Rが配設されている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。この一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル26が取り付けられている。
(遊技盤の構成)
図3に示される遊技盤ユニット18は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面となっており、盤面の外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置(図示省略)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされている。
遊技盤ユニット18のほぼ中央には、本発明の入賞装置であるセンター役物105が配置されている。センター役物105は、各種演出等の映像を表示する液晶表示器(LCD)106を備えている。
なお、図示は省略したが、センター役物105の遊技領域には、パチンコ球PBが当接することで予期せぬ方向へ跳ね返らせる釘や、予期せぬ方向へ方向転換させる風車等が取り付けられている。
上記センター役物105では、その最上端からパチンコ球PBを受入れることで、内部の特定領域200においてパチンコ球を流動に絡めた様々な演出を実行する。
遊技盤ユニット18の遊技領域におけるセンター役物105の直下には、前記センター役物105の最上端からパチンコ球PBを受入れる時期と受入れない時期とを形成するトリガとして、スタートチャッカ(始動入賞口)108が設けられている。
なお、ここでは、スタートチャッカ108として、センター役物105の直下に、1個のみの構成としているが、この数や位置は、遊技仕様によって決まるものである。
本実施の形態では、最も単純な構成として、単一のスタートチャッカ108を示し、また、汎用的な遊技仕様として、このスタートチャッカ108にパチンコ球PBが入賞することで、センター役物105の最上端に配設された一対の羽根部材202を所定時間開放するようにしている。
また、スタートチャッカ108のさらに下部には、大入賞口110、アウト口112がそれぞれ設けられている。
(センター役物105)
図4には、本実施の形態に係るセンター役物105の概略構造が示されている。
センター役物105は、全体として、側壁部204によって周囲が覆われており、その内外とが完全に仕切られている。従って、遊技盤ユニット18上のパチンコ球PBは、前述した羽根部材202の開放によって開口する受入口206以外から、センター役物105の内側の特定領域200に入り込むことはない。
このセンター役物105の背面には矩形の開口部が設けられ、前記LCD106が嵌め込まれている。なお、このLCD106の前側空間並びに周囲空間が、パチンコ球PBが流動する球演出空間となる。なお、前側空間はLCD106の表示面が遊技盤ユニット18の遊技領域面よりも紙面奥側に位置しており、所謂奥行き感のある演出空間ステージ208を構成している
センター役物105の最上端部には、前述したように一対の羽根部材202が左右対称に設けられている。この羽根部材202は、閉止状態では互いに縦(立直)方向とされ、開放状態では下端部が中心となって互いに外向きに回転する構造となっている。
一対の羽根部材202はそれぞれ羽根部材ソレノイド210への通電、非通電によって開閉動作がなされる。
一対の羽根部材202の開放状態では、受入口206からパチンコ球PBが受け入れ可能であり、その際、羽根部材202がガイド板の役目を果たすようになっている。
受入口206から特定領域200に受け入れたパチンコ球PBは、まず一対の受入センサ212の何れかによって検出され、第1の振分部材214へ至るようになっている。
この第1の振分部材214は、前記LCD106の上辺に沿って設けられた筒状の水平連通路216内において、LCD106の上辺かつ中央に位置している。
第1の振分部材214は、横長の薄板形状であり、その左右方向中央に回転軸214Aが設けられ、シーソーの如く、左下がり、或いは右下がりに傾斜するように可動する。
この第1の振分部材214は、第1の振分ソレノイド218の通電、非通電によって回転軸214Aを中心として回転し、前記左下がり位置、又は右下がり位置の2位置間の何れかに保持されるようになっている。
第1の振分部材214が、図3に示すような左下がり位置になった場合は、パチンコ球PBは水平連通路216に沿って図3の左方向へ転動する。このパチンコ球PBの転動は、左ルートセンサ220によって検出される(後述する「パットインルート」確定)。
一方、第1の振分部材214が右下がり位置になった場合は、パチンコ球PBは水平連通路216に沿って図3の右方向へ転動する。このパチンコ球PBの転動は、右ルートセンサ222によって検出される(後述する「ナイスショットルート」確定)。
水平連通路216の図3の左端は、LCD106の左辺に沿った設けられた左端連通路224と連通している。
図4に示される如く、左端連通路224は、前記演出空間ステージ208の奥側から手前側までの緩やかな傾斜路で構成された緩斜面通路224Aと、この緩斜面通路224Aの最手前側でLCD106の下辺位置まで落下する落下通路224Bと、この落下通路224Bの最下端において特定領域200の中央へ若干転動させたた後、奥側へ転動させる転動通路224Cと、が直列に接続された立体的な構造となっている。
ここで、転動通路224Cにおける奥側への転動する斜面の途中には、第1のキャラクタ226が配設されている。この第1のキャラクタ226は、ゴルフクラブのパター226Aを把持している。パター226Aは、前記斜面を横切るように、振り子動作するようになっている。
このパター226Aは、パターソレノイド228の通電・非通電によって動作し、パチンコ球PBの転動タイミングと一致したときに、パチンコ球PBをはじき、LCD106の下辺に沿って設けられた演出空間ステージ208上の転動通路224Dを図3の左から右に向けて転動することになる。なお、パチンコ球PBの転動タイミングとパター226Aの動作のタイミングが合わない場合は、パチンコ球PBは、転動通路224Dの奥側に設けられた外れ口230(図4参照)へ案内されるようになっている。
前記パター226Aで打ち出したときの転動方向先端、すなわち演出空間ステージ208の右端部近傍には、ゴルフ状のグリーンに見立てた不規則案内部材の一部を構成する回転体232が配設されている。この回転体232の詳細については後述するが、以下、このパター226Aの動作によるパチンコ球PBの移動通路224Dを経由しての回転体232への接近ルートを「パットインルート」という。
前記水平連通路216の図3の右端は、LCD106の右辺よりも外側に設けられた第1の右端連通路234と連通している。
第1の右端連通路234は、パチンコ球PBをLCD106の右辺に沿って落下させるが、略S字状に屈曲しておりその落下速度が抑制されている。
第1の右端連通路234は、LCD106の下辺よりも若干上位の位置が下端部となっている。この下端部までは、パチンコ球PBは、落下速度が抑制された状態で落下し、スロープ236に受け渡されるようになっている。
スロープ236は、前記演出空間ステージ208の右端部近傍に配設された前記回転体232の真上まで延長されており、パチンコ球PBをこの回転体232の真上まで転動させる傾斜面となっている。
回転体232の真上に位置するスロープ236の延長方向先端部には、前記回転体232と共に不規則案内部材を構成する所謂1穴クルーン238が形成されている。
図4及び図5に示される如く、1穴クルーン238は、パチンコ球PBの外径よりも若干大きい円弧皿形状(広い意味では、すりばち状)であり、その底部中央にはパチンコ球PBの外径とほぼ同一の貫通孔238Aが設けられている。この結果、パチンコ球PBがスロープ236上を転動し、1穴クルーン236に至ると、所定の半径の円軌跡を描きながら徐々に半径が小さくなって、最終的に貫通孔238Aから落下するという動作がなされる。すなわち、1穴クルーン238は、所定の時間をかけて、回転体232に落下させる遅延機能という役目を有している。
なお、以下、この1穴クルーン238の貫通孔238Aから落下して回転体232へ至るルートを、「チップインルート」という。
前記第1の右端連通路234における水平連通路216との連通位置よりも若干下方には、第2の右端連通路240の上端部と連通する分岐部242が設けられている。
この分岐部242には、第2のキャラクタ244が配設されている。この第2のキャラクタ244は、鳥(例えば、ゴルフ場でボールを咥えて持ち去ってしまうカラスをイメージ)を模した形状で、「くちばし」を第1の右端連通路234に向けて配置している。
第2のキャラクタ244は、分岐振分手段として機能するものであり、くちばしソレノイド246の通電・非通電によって、くちばしを第1の右端連通路234に突出したり、待避させるように動作する。
ここで、くちばしが第1の右端連通路234から待避された状態では、パチンコ球PBは、この第1の右端連通路234に沿って落下して、前記スロープ236へと至ることになる。このパチンコ球PBの第1の右端連通路234からスロープ236への受け渡しは、チップインルートセンサ247によって検出されるようになっている。
一方、くちばしが第1の右端連通路234に突出したときにパチンコ球PBが通過すると、当該パチンコ球PBがくちばしによって第2の右端連通路240へ弾き飛ばされるようになっている。
第2の右端連通路240は、所謂ジグザグに傾斜面が形成、すなわち、傾斜方向の異なる傾斜面が交互に配置され、パチンコ球PBが左右に転動しながら落下していく構成となっている。
LCD106の下辺の演出空間ステージ208と同位の位置まで落下したパチンコ球PBは、図3の右端から前記回転体232までの傾斜面通路240Aに沿って転動し、回転体232へと到達するようになっている。なお、以下、この第2の右端連通路240を経た流動路で回転体232へ至るルートを「ホールインワンルート」という。
この第2の右端連通路240を通過するパチンコ球PBは、ホールインワンセンサ248によって検出されるようになっている。
以下、回転体232の構造について説明する。
回転体232は、円柱形状であり、上端面が部分球面形状であり略中央部が最も上に凸となっている。この最も上に凸となる位置に対向するように、前記1穴クルーン238が配設されている。
演出空間ステージ208には円溝208Aが形成され、回転体232が収容されている。回転体232は、その底面(下端面)が平面とされ、前記円溝208Aの底部がこの底面を支持している。この状態で、回転体232の底面からは回転軸232Cが演出空間ステージ208の下方に延出され、モータ250の回転軸と連結されている。これにより、回転体232は、円溝208A内で本実施の形態では図4の矢印X方向に回転する構成となっている。この円溝208Aの底部には、回転体232の周縁に対向する位置に、2個の貫通孔252、254(図5参照)が設けられ、それぞれ第1のV入賞路256、第2のV入賞路258(図3参照)と連通している。
また、この第1のV入賞路256及び第2のV入賞路258には、第1のV入賞センサ260、第2のV入賞センサ262がそれぞれ設けられている。また、円溝208Aに連続するように外れ口案内路263(図4、図5参照)が形成されている。
回転体232の周縁には、略均等に8カ所の位置にパチンコ球PBを受ける切欠部232A、232Bが形成されている。
切欠部232A、232Bは、1個のV入賞可能な当たり切欠部232Aと、7個のV入賞不可能な外れ切欠部232Bとに分類される。これらの切欠部232A、232Bは、それぞれ、当たり切欠部232Aは、前記第1のV入賞路256、又は第2のV入賞路258、外れ切欠部232Bは外れ口案内路263へそれぞれパチンコ球PBを案内する役目を有している。V入賞路として複数(第1のV入賞路256、第2のV入賞路258)設けたのは、V入賞に対応する特典を異ならせる等に利用可能であり、例えば、一方は大入賞口110の開閉ラウンド数を比較的多くし(16ラウンド等)、他方は比較的少なく(2〜5ラウンド等)したり、開閉ラウンド数をV入賞の都度抽選するといった選択が可能である(異なる仕様の特別遊技状態の設定)。
上記例では、例えば、第1のV入賞の場合は、16ラウンドの特別遊技に一意的に決めておき、痔2のV入賞の場合は、2〜5ラウンドの特別遊技のいずれかにするかを抽選、又は1〜16ラウンドの何ラウンドにするかを抽選で決めるようにすればよい。
なお、前記第1のV入賞路256、第2のV入賞路258は、前記回転体232によって隠蔽され、当たり切欠部232Aが上部に対峙した場合を除き、遊技者から見えない構造となっている。これは、意図的に隠蔽したものであり、第1のV入賞路256、第2のV入賞路258が通常は見えなくすることで、遊技者が有利な方を狙い難くする役目を持たせている。
また、7個の外れ切欠部232Bは、回転体232の外周側から受け入れ可能(すなわち、パットインルートから受け入れ可能)であり、その内の3個は中央からも受け入れ可能(すなわち、チップインルートから受け入れ可能)である(図4、図5、図6参照)。
一方、当たり切欠部232Aは、外周側、中央の両方から受け入れ可能(すなわち、パットインルート、チップインルートから受け入れ可能)となっている。
さらに、当たり切欠部232Aは、ホールインワンルートからのパチンコ球PBを唯一受け入れることが可能である。すなわち、ホールインワンルートから傾斜面通路240Aを通ってパチンコ球PBが回転体232へ到達すると、図6(A)、図6(B)に示すように、外れ切欠部232Bは壁面が妨げとなって受け入れることができず、図6(C)に示すように、当たり切欠部232Aが対応したときのみ受け入れることができる。
このような受け入れ条件を実現するために、回転体232の切欠部232A、232Bの周縁には、適宜壁面232A1、232B1、232B2が形成され、この壁面232B1、232B2がパチンコ球PBの流入を阻止したり、許可したり(壁面232A1)させることが可能となっている。
ここで、本実施の形態に係るセンター役物105において、V入賞確率(第1のV入賞路256又は第2のV入賞路258へ至る確率)Ptは、前記第1の振分部材214による振分確率(左:Pa、右:Pb[Pa+Pb=1])、パター226Aの動作タイミングによる回転体232への打ち出し確率Pc、くちばしの動作タイミングによる第2の右端連通路240への弾き飛ばし確率(第1:Pd、第2:Pe[Pd+Pe=1])、並びに回転体232の回転タイミングによる切欠部232A、232Bへの受け入れ確率(パットインルート:Pf=1/8、チップインルート:Pg:1/4、ホールインワンルートPh:1/1)に依存することになる。
なお、ここで述べる確率は、抽選によりものではなく、センター役物105内の構成物各部の構造から予測もしくは予定される確率であり、実際の遊技機においてもほぼ当てはまるものの、個別の遊技機毎には、個々の遊技球の動き、振動、構成部材の各個所における材質の微妙な差異、汚れ具合、当該遊技球と他の遊技球との衝突の影響等々、種々の要因でその確率は微妙に異なる。
そのため、例えば設計上1/1、即ち100%の確率となるはずの場合であっても上記種々の要因により必ずしも確率100%とはならない可能性があり、実際の遊技機としては各確率数値の前に「ほぼ」或いは「略」を付けた値の確率となる。
上述及び以下の実施の形態の説明において記載する確率は、いずれも構造上予定される確率を示しており、上記理由から実際の遊技機では各数値の前に「ほぼ」或いは「略」を付けて理解するとよい。
ここで、例えば、V入賞確率を1/10とした場合について説明する。この場合、Pa=7/8、Pb=1/8、Pc=1/2、Pd=7/8、Pe=1/8に設定すると、以下のようなV入賞確率を得ることができる(表1参照)。
すなわち、パットインルートのV入賞確率Ptは、Pa、Pc、Pfの積であるので、(7/8)×(1/2)×(1/8)=7/128となる。
また、チップインルートのV入賞確率Ptは、Pb、Pd、Pgの積であるので、(1/8)×(7/8)×(1/4)=7/256となる。
さらに、ホールインワンルートのV入賞確率Ptは、Pb、Pe、Phの積であるので、(1/8)×(1/8)×(1/1)=1/64となる。
これにより、総合のV入賞確率Ptは、Pt、Pt、Ptの和であるので、(7/128)+(7/256)+(1/64)=1/10.24(≒1/10)となる。なお、上記確率は一例であり、それぞれのルートに関連する確率Pa〜Phを適宜設定することで、所望のV入賞確率の設定が可能である。
Figure 0005080768
次に、本実施の形態におけるセンター役物105の一部として取り付けられている電気制御部品、すなわち、動作部材並びにその駆動源、センター役物105内を流動するパチンコ球PBの位置を検出するために各部に設けられたセンサをブロック化して示す。
図7に示される如く、センター役物105には、その裏面側等に電気部品の配線を集約した基板264が設けられており、各部への配線は、着脱可能なコネクタ266を介して電気的に接続されるようになっている。コネクタ266は、単一の電気部品を担うものもあれば、複数の電気部品を担うものも存在し、電気部品の数、設置スペース等に基づいて適宜選択されて適用されるものである。
また、基板264は、図示しないパチンコ機10の主制御基板や副制御基板と電気的に接続するためのハーネス268がコネクタ270を介して接続されている。
基板264には、出力系として2個の羽根部材ソレノイド210、第1の振分ソレノイド218、パターソレノイド228、くちばしソレノイド246、モータ250が接続されている。
羽根部材ソレノイド210は、一対の羽根部材202をそれぞれ独立して開閉動作させるときに駆動(通電/非通電)する。
第1の振分ソレノイド218は第1の振分部材214の傾斜方向を変更動作させるときに駆動(通電/非通電)する。
パターソレノイド228は、第1のキャラクタ226を把持するパター226Aを振り子動作させるときに駆動(通電/非通電)する。
くちばしソレノイド246は、第2のキャラクタ244のくちばしを第1の右端連通路234に突出/待避動作させるときに駆動(通電/非通電)する。
モータ250は、回転体232を回転させる場合に駆動する。
一方、基板264には、入力系として2個の受入れセンサ212、左ルートセンサ220、右ルートセンサ222、チップインルートセンサ247、ホールインワンセンサ248、第1のV入賞センサ260、第2のV入賞センサ262が接続されている。
受入れセンサ212は、羽根部材202が開放されたときにパチンコ球PBが受け入れられたか否かを判断するために設けられている。
左ルートセンサ220は、受け入れられたパチンコ球PBが左ルート(パットインルートに確定)に案内されたか否かを判断するために設けられている。
右ルートセンサ222は、受け入れられたパチンコ球PBが右ルート(チップインルート又はホールインワンルートの何れかであるがこの時点では未確定(総称して「ナイスショットルート」という)に案内されたか否かを判断するために設けられている。
チップインルートセンサ247は、パチンコ球PBが右ルートに案内された後、第1の右端連通路234を通過するか(チップインルート)否かを判断するために設けられている。
ホールインワンセンサ248は、パチンコ球PBが右ルートに案内された後、第2の右端連通路240を通過するか(ホールインワンルート)否かを判断するために設けられている。
第1のV入賞センサ260は、回転体232の当たり切欠部232Aにパチンコ球PBが入り、第1のV入賞路256へ案内されたか否かを判断するために設けられている。
第2のV入賞センサ262は、回転体232の当たり切欠部232Aにパチンコ球PBが入り、第2のV入賞路258へ案内されたか否かを判断するために設けられている。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(パチンコ機10の遊技の流れ(一例))
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル26を操作すると、一球づつ発射装置によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤ユニット18の遊技領域に打ち込まれ、遊技釘や風車に当たり方向を変えながら遊技領域内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域の下端部に至った遊技球PBはアウト口からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが遊技領域内に設けた入賞口に入賞したり、通過ゲートを通過すると、それぞれの遊技仕様に基づく処理(例えば、抽選等)が実行されると共に、LCD106への画像表示演出、スピーカ22L、22Rを用いた音演出等が実行される。
例えば、スタートチャッカ108にパチンコ球PBが入賞すると、センター役物105の最上端に位置する羽根部材202を所定時間開放し、センター役物105内の特定領域への受入れを可能とする。
(センター役物105内のパチンコ球の流動)
羽根部材208が開放されているときパチンコ球PBがセンター役物105内に受け入れられると、パチンコ球PBはまず第1の振分部材214に落下する。
第1の振分部材214は、所定の確率Paで左下がり傾斜、所定の確率Pbで右下がり傾斜となるように動作しており、パチンコ球PBの受け入れタイミングにより水平連通路216の左側へ流下するか、右側に流下する。例えば、表1の確率であれば、7/8の確率で左側へ流下し、1/8の確率で右側へ流下する。
(1) パットインルート
水平連通路216の左側へ流下したパチンコ球PBは、左端連通路224に沿って転動する。
すなわち、緩斜面通路224Aにより、演出空間ステージ208の奥側から手前側まで流下し、落下通路224Bにより最手前側でLCD106の下辺位置まで落下し、転動通路224Cにより演出空間ステージ208の中央へ若干転動させたた後、奥側へ転動させる。
このように、左端連通路224は、複数の通路が直列、かつ立体的に結合されているため、パチンコ球PBの動きが変化に富み、視覚的に遊技性を持たせることができる。
転動通路224Cにおける奥側への転動する斜面の途中には、第1のキャラクタ226が配設され、パター226Aを振り子の如く動作させる。このため、パチンコ球PBは所定の確率Pc(表1ではPc=1/2)でパチンコ球PBを演出空間ステージ208へ向けて打ち出し、パチンコ球PBを転動通路224D上を転動させて、回転体232方向へ方向転換させることができる(パットインルート)。なお、タイミングが悪く、パター226Aが空振りした場合は、パチンコ球PBは外れ口230へ導かれる。
(2) チップインルート
水平連通路216の右側へ流下したパチンコ球PBは、LCD106の図3の右側に設けられた第1の右端連通路234に案内され落下していく。このとき、分岐部242において、第2のキャラクタ244のくちばしが、所定の確率Pd(表1では、確率7/8)で第1の右端連通路234から待避しており、パチンコ球PBはこのくちばしに干渉することなく落下し、スロープ236に受け渡される。
このスロープ236により、パチンコ球PBをこの回転体232の真上まで転動し、1穴クルーン238によって、所定の時間をかけながら(所定の半径の円軌跡を描きながら徐々に半径が小さくなって、最終的に貫通孔238Aから落下するという動作を経由する遅延機能)、回転体232に落下させる。これにより、遊技者は回転体232の回転状態と落下タイミングとの関係に期待感を持つことになり、遊技性を加味した視覚的な演出とすることができる。
(3) ホールインワンルート
水平連通路216の右側へ流下したパチンコ球PBは、LCD106の図3の右側に設けられた、第1の右端連通路234に案内されるが、分岐部242において、第2のキャラクタ244のくちばしが、所定の確率Pe(表1では、確率1/8)で第1の右端連通路234に突出する動作を実行しており、このタイミングとパチンコ球PBの分岐部242への到達時期が一致すると、くちばしによりパチンコ球PBは第2の右端連通路240に弾き飛ばされる。
第2の右端連通路240は、所謂ジグザグに傾斜面が形成されており、パチンコ球PBが左右に転動しながら、時間をかけて落下していく。これにより、パチンコ球PBの動作を視覚的に楽しむ時間を形成することができる。
上記第2の右端連通路240によって、LCD106の下辺と同位の位置まで落下したパチンコ球PBは、図3の右端から演出空間ステージ208上の傾斜面通路240Aに導かれて前記回転体232までの傾斜面通路240Aに沿って転動し、回転体232へ到達する。
(4) 各ルートからのV入賞
まず、前記パットインルートによって回転体232に至ると、パチンコ球PBは回転体232の外周、かつ図3の左側から接近するため、回転体232に設けられた8個(全て)の切欠部232A、232Bへ流入が可能である。言い換えれば、所定の確率Pf(表1では、確率1/8)で当たり切欠部232Aへ流入する。
次に、前記チップインルートによって回転体232に至ると、パチンコ球PBは回転体232の中央に落下するため、回転体232に設けられた4個の切欠部232A、232Bへ流入が可能である。言い換えれば、所定の確率Pg(表1では、確率1/4)で当たり切欠部232Aへ流入する。
また、前記ホールインワンルートによって回転体232に至ると、パチンコ球PBは回転体232の外周、かつ図3の右側から傾斜面通路240Aに導かれて接近するが、本実施の形態では、回転体232の回転軸232Cの傾斜や、当たり切欠部232A及び外れ切欠部232Bの流入口の形状により、当たり切欠部232Aへの入賞確率Phを定めている(表1及び図6の形態では、確率1/1)。
回転体232において、外れ切欠部232Bに流入したパチンコ球PBは、外れ口案内路263に案内され外れ口へ至る。一方、当たり切欠部232Aに流入したパチンコ球PBは、第1のV入賞路256又は第2のV入賞路258へ案内される。
なお、第1のV入賞路256に案内されるか、第2のV入賞路258に案内されるかは、回転体232の回転方向に依存することになる。本実施の形態では、回転体232は、図4の矢印X方向に回転しているので、ホールインワンルートの場合は第1のV入賞路256に案内され、パットインルートの場合は第2のV入賞路258に案内され、チップインルートの場合はパチンコ球PBが入ったときの当たり切欠部232Aの回転位置に依存することになる。
以上説明したように本実施の形態によれば、センター役物105内において、パチンコ球PBをさまざまなルート(パットインルート、チップインルート、ホールインワンルート)に、所定の確率で案内し、それぞれのルート毎に、V入賞する確率を異ならせたため、パチンコ球PBの流動自体が遊技性に関連し、パチンコ球PBを用いた視覚的な演出が有意義なものとなり、遊技性を向上することができる。
また、ルートの分岐を複数箇所(本実施の形態では2箇所)としたため、遊技状態の変化を期待する時間を長くとることでき、パチンコ球PBの流動演出の有用性を持続させることができる。
(遊技仕様の一例)
図8のフローチャート及び図9のタイミングチャートに従い、本実施の形態に係るセンター役物105を用いたパチンコ機全体としての遊技仕様に基づく遊技の流れの一例を示す。なお、図9のタイミングチャートは前述した表1の確率値に準ずる。なお、くちばしソレノイド246は遊技の状態に関係なく、常に所定の周期で動作している。
ステップ300では、スタートチャッカ108にパチンコ球PBが入賞したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ302へ移行して、第1のアタッカーとして機能する羽根部材202を開閉する。
次のステップ304では、第1振分ソレノイド218の通電/非通電制御により第1の振分部材214の動作を開始し、次いでステップ306へ移行して、パターソレノイド228の通電/非通電制御により、第1のキャラクタ226のパター226Aの動作を開始し、ステップ308へ移行する。
ステップ308では、前述した何れかのルートを介して、最終的に第1のV入賞路256に達したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ310へ移行する。また、ステップ308で否定判定されると、ステップ312へ移行して、前述した何れかのルートを介して、再周適に第2のV入賞路258に達したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ310へ移行する。また、ステップ312で否定判定されるとステップ314へ移行する。
ステップ310では、当たりの処理、例えば、第2のアタッカとして機能する大入賞口110の開放ラウンド回数の設定(抽選)等を実行し、ステップ316へ移行して、決定したラウンド数で大入賞口110を開閉動作し、このルーチンは終了する。
また、ステップ314では、外れの演出(特に、何もしない場合も含む)を実行し、このルーチンは終了する。
なお、本実施の形態のセンター役物105は、独立してパチンコ球PBの流動状態でV入賞の確率を設定することができるため、最も簡便な遊技仕様として、スタートチャッカ108にパチンコ球PBが入賞した時点で羽根部材202を所定時間開放する構成としたが、この遊技仕様は一例にすぎず、所謂羽根ものと称されていた遊技仕様に適用してもよいし、スタートチャッカ108に入賞した時点で、内部抽選が実行され、この内部抽選に当選した場合に、当選状況に応じて、羽根部材202を開放したり、遊技領域の別の場所に設けたアタッカー(大入賞口)を所定回数、所定時間毎開放するようにしてもよい。
すなわち、本実施の形態におけるセンター役物105は、遊技仕様が特定されるものではない。
本実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機を示す斜視図である。 本実施の形態に係る遊技盤を示す正面図である。 本実施の形態に係るセンター役物の斜視図である。 本実施の形態に係るセンター役物の平面図である。 回転体の回転状態による切欠部の流入制限状態を示す側面断面図である。 本実施の形態に係るセンター役物に取り付けられた電子部品を示すブロック図である。 本実施の形態に係るセンター役物を用いた遊技仕様の一例の流れを示すフローチャートである。 図8の遊技の流れを応じたセンター役物内の各部の動作タイミングチャートである。
符号の説明
PB パチンコ球(遊技球)
10 パチンコ機(遊技機)
12 下飾り
14 ガラス板
16 ガラス枠
18 遊技盤ユニット
20 表示灯
22L、22R スピーカ
24 一体皿
26 発射ハンドル
102 外レール
104 内レール
105 センター役物(入賞装置)
106 液晶表示器(LCD)
108 スタートチャッカ(始動入賞口)
110 大入賞口
112 アウト口
200 特定領域
202 羽根部材
204 側壁部
206 受入口
208 演出空間ステージ
208A 円溝
210 羽根部材ソレノイド
212 受入センサ
214 第1の振分部材
216 水平連通路
214A 回転軸
218 第1の振分ソレノイド
220 左ルートセンサ
222 右ルートセンサ
224 左端連通路
224A 緩斜面通路
224B 落下通路
224C 転動通路
226 第1のキャラクタ
226A パター
228 パターソレノイド
230 外れ口
232 回転体(不規則案内部材)
232A 当たり切欠部(案内路)
232B 外れ切欠部
234 第1の右端連通路
236 スロープ
238 1穴クルーン(不規則案内部材、クルーン)
238A 貫通孔
240 第2の右端連通路
242 分岐部
244 第2のキャラクタ
246 くちばしソレノイド
247 チップインルートセンサ
248 ホールインワンセンサ
250 モータ
252、254 貫通孔
256 第1のV入賞路(V入賞口、第1のV入賞口)
258 第2のV入賞路(V入賞口、第2のV入賞口)
264 基板
266 コネクタ
268 ハーネス
270 コネクタ

Claims (5)

  1. 遊技盤に設けられ、遊技球を前記遊技盤の遊技領域に対して隔離された特定領域内へ受け入れる受入口を備えた入賞装置であって、
    前記受入口から特定領域内に流入した遊技球が入賞することで、それぞれ異なる仕様の特別遊技状態とすることが可能な複数のV入賞口と、
    上端面が部分球面形状をなし、前記上端面の略中央部が最も上に凸となる構成を有し、駆動手段の駆動力で回転され、回転周囲に遊技球を受け入れる特定の受け入れ口を含む複数の受け入れ口が設けられており、遊技球が前記特定の受け入れ口に受け入れられた場合には、当該特定の受け入れ口に遊技球を受け入れた時期、並びに受け入れたときの回転位置に基づいて、当該特定の受け入れ口から前記複数のV入賞口の何れかへの案内を確定させ、前記特定受け入れ口以外の受け入れ口に受け入れられた場合には外れ口への案内を確定させる回転体と、
    前記回転体に到達するまでの道程において、遊技球の動きを変化させて前記遊技球を前記回転体の前記上端面に落下させて前記複数の受け入れ口の中の何れかの受け入れ口へ案内する案内部材と、
    を有することを特徴とする入賞装置。
  2. 前記回転体が、常時同一の方向に回転され、かつ周縁に沿って、前記複数の前記受け入れ口が形成され、当該周縁に対向する底面に、前記複数のV入賞口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の入賞装置。
  3. 前記案内部材が、上流側から案内されてくる遊技球を支持するすりばち状の内周面を持ち、かつ最底部に遊技球が通過可能な貫通孔が設けられて、遊技球の前記内周面に沿う回転移動力の強さに従って、貫通孔を貫通する時期が異なる構成としたクルーンであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の入賞装置。
  4. 前記複数のV入賞口が、前記遊技球が入賞することにより大当たりの種類を抽選することとなる第1のV入賞口と、
    前記遊技球が入賞することにより大当たりの種類が一意的に決まる第2のV入賞口と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の入賞装置。
  5. 前記請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の入賞装置を備えた遊技機。
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