JP2004174238A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004174238A
JP2004174238A JP2003367399A JP2003367399A JP2004174238A JP 2004174238 A JP2004174238 A JP 2004174238A JP 2003367399 A JP2003367399 A JP 2003367399A JP 2003367399 A JP2003367399 A JP 2003367399A JP 2004174238 A JP2004174238 A JP 2004174238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winning opening
pachinko ball
passage
winning
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003367399A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Ichihara
高明 市原
Masao Ogata
昌生 大形
Shinji Mutsuka
真次 六鹿
Nobuyuki Kuritani
信行 栗谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Shokai Co Ltd filed Critical Daiichi Shokai Co Ltd
Priority to JP2003367399A priority Critical patent/JP2004174238A/ja
Publication of JP2004174238A publication Critical patent/JP2004174238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 遊技球が通過する通過経路に応じて特定入賞口に入賞する確率を異ならせ得るようにする。
【解決手段】 パチンコ機やアレンジボール機等の遊技機に関し、遊技球が通過して一般入賞口および特定入賞口のいずれか一方に入賞し得る第1通過経路(すなわち誘導通路48)と、当該第1通過経路よりも遊技球が特定入賞口に入賞し易い第2通過経路(すなわち誘導通路22)とを備えた。誘導通路48を通過するパチンコ球は、通常入賞口および特別入賞口のいずれか一つに入賞する。これに対して、誘導通路22を通過するパチンコ球は特別入賞口に入賞し易くなる(すなわち入賞確率が高まる)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、一般入賞口と特定入賞口とを備えた入賞装置を有する遊技機に関する。
遊技機の一つであるパチンコ機の中には、入賞装置に一般入賞口と特定入賞口とを備えた回転体を有するものが知られている(例えば特許文献1を参照)。この構成によれば、入賞装置に入ったパチンコ球が回転体の特定入賞口に入賞すると、遊技者に有利な遊技状態(本例では特別入賞状態)を実現する。
特開平7−112060号公報
しかし、入賞装置に入ったパチンコ球が回転体の特定入賞口に入賞する確率は、当該回転体に備えた一般入賞口の数と特定入賞口の数とで決まる。遊技者はパチンコ球を特定入賞口に入賞させようという期待感を持って遊技するものの、入賞装置に入ったパチンコ球が通過する経路を特に意識することはなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、遊技球(上述した例ではパチンコ球)が通過する経路に応じて特定入賞口に入賞する確率を異ならせる構成とした遊技機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段(以下では単に「解決手段」と呼ぶ。)1は、一般入賞口と特定入賞口とを入賞装置に備え、前記特定入賞口に遊技球が入賞したことを契機として遊技者に有利な遊技状態を実現する構成とした遊技機であって、
遊技球が通過して前記一般入賞口および前記特定入賞口のいずれか一方に入賞し得る第1通過経路と、
前記第1通過経路よりも遊技球が前記特定入賞口に入賞し易い第2通過経路とを有することを要旨とする。
解決手段1によれば、一般入賞口と特定入賞口とを入賞装置に備え、前記特定入賞口に遊技球が入賞したことを契機として遊技者に有利な遊技状態を実現する構成とした遊技機であって、遊技球が通過して前記一般入賞口および前記特定入賞口のいずれか一方に入賞し得る第1通過経路と、前記第1通過経路よりも遊技球が前記特定入賞口に入賞し易い第2通過経路とを備える。
第1通過経路を通過した遊技球は、一般入賞口および特定入賞口のいずれか一方に入賞する。これに対して第2通過経路を通過した遊技球は、特定入賞口に入賞し易くなる。すなわち特定入賞口への入賞確率が高まる。よって遊技球が第1通過経路および第2通過経路の何れを通過するかで特定入賞口に入賞する確率が異なってくる。したがって、遊技者は入賞装置に入った遊技球が通過する経路を意識するようになり、特に遊技球が第2通過経路を通過する期待感を持って遊技するようになる。
解決手段2は、解決手段1に記載した遊技機であって、遊技球が第2通過経路を通過した場合には、その通過を報知する報知手段を有することを要旨とする。
ここで「報知手段」は、表示部(表示器や発光体等)への表示によって視覚的に報知する手段に限らず、音(音声,音楽,効果音等)によって聴覚的に報知する手段や、ハンドルや椅子等の遊技機に付属する部材を通じて触覚的に報知する手段(例えば振動体によってハンドルや椅子等を振動させたり、ファンによって送風する等)などを含む。
解決手段2によれば、遊技球が第2通過経路を通過した場合には、その通過を報知する報知手段を備える。遊技球が第2通過経路を通過したとき、即ち特定入賞口への入賞確率が高まったときにはその通過を報知するため、遊技者に対しさらに期待感を高揚させることになる。また、遊技球が第2通過経路を通過するのを見ていなかった遊技者であっても、報知手段の報知により知り得る。より確実に遊技者に報知させるには、遊技球が第2通過経路を通過する以後の所定期間に報知を連続的(あるいは断続的)に継続するように構成するのが望ましい。
解決手段3は、解決手段1または2に記載した遊技機であって、第1通過経路または第2通過経路を経た遊技球が一般入賞口または特定入賞口に入賞する前に通行可能に備えた回転体と、前記回転体の回転速度を第1速度から第2速度に変化させた後、抽選を行なった結果に従って決定(または伸縮)する速度維持期間を経過すると、前記回転体の回転速度を前記第2速度から第3速度に変化させる速度変化手段とを有することを要旨とする。
回転体が一定速度で回転している場合、遊技者は回転体の特定箇所を狙ってタイミングを図りながら遊技球を発射させようとする。こうした狙い打ちを認めると、狙い打ちをしない遊技者との間では公平な遊技が行われなくなる。そこで従来では、入賞装置内の所定位置に設けた役物スイッチが遊技球を検出することに起因して、回転体の回転速度を変更する技術が特開2001−29565号公報に開示されている。
しかしながら従来技術を適用しても、回転体の回転速度が一度変化した後、当該回転速度が再び変化するには、別個の遊技球が再度入賞装置に入賞し、かつ役物スイッチが遊技球を検出する必要がある。回転体の回転速度が変化する機会はあるものの、役物スイッチが遊技球を検出することが条件となるので頻繁に変化する訳ではない。したがって、狙い打ちを抑制させる効果は薄かった。
解決手段3によれば、回転体の回転速度を第1速度から第2速度に変化すると、当該変化時から速度維持期間を経過したときに再び第2速度から第3速度に変化する。この速度維持期間は回転体の回転速度を第2速度で維持する期間であるが、当該速度維持期間の長さは抽選結果に従って決定(または伸縮)する。そのため、遊技者は回転速度が変化するタイミングが分からず、狙い打ちする間に回転速度が変化してしまい、狙い打ちしても結果的に狙いが外れやすい。したがって、従来よりも狙い打ちを抑制することができる。
本発明によれば、遊技球が通過する経路に応じて、特定入賞口に入賞する確率を異ならせることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、実施例に従って説明する。
本実施例は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例であって、図1〜図19を参照しながら説明する。
まず図1には、パチンコ機に備える遊技盤10の外観を正面図で示す。当該遊技盤10は、後述するように可動部材14や可動翼片18,52等を有する役物装置12、パチンコ球(遊技球,遊技媒体に相当する)がそれぞれ入賞可能な始動口28,36,38、その他にゲートや一般の入賞口,風車,障害釘等を適宜に配置する。なお入賞口や障害釘等の一部は図示を省略している。
始動口28,36,38は、役物装置12の下方に配置する。パチンコ球の入賞を検出するため、始動口36(左始動口)は始動口センサ34を備え、始動口38(中始動口)は始動口センサ32を備え、始動口28(右始動口)は始動口センサ30を備える。
図2は、図1に示す役物装置12を拡大して表す正面図である。役物装置12は、大入賞口54(左大入賞口)を開閉する可動翼片52や、動物(あるいはキャラクタ)等を模して形成した可動部材14、大入賞口16(右大入賞口)を開閉する可動翼片18、大入賞口16,54から入ったパチンコ球がそれぞれ通過可能な誘導通路48,22、図面右側の誘導通路22(右通路)を通過するパチンコ球を検出する演出専用スイッチSW1、演出が可能な液晶表示器46、通常入賞口47または特別入賞口45(図7を参照)に通ずる回転体44、当該回転体44の周囲を囲む外周壁40、図面左側の誘導通路48(左通路)を通過したパチンコ球が外周壁40に沿って通行可能な扇状通路42、当該扇状通路42を通行したパチンコ球が入り得る入賞口56、竹箒(竹箒部26)を持つ人物を模した可動部材24などを有する。二点鎖線で図示するように、誘導通路48を通過するパチンコ球を検出する演出専用スイッチSW2を必要に応じて備えてもよい。入賞口56に入ったパチンコ球は、通常入賞口47と同様に入賞したものと扱われる。液晶表示器46で行う演出の内容は、例えば後述するようにパチンコ球が誘導通路22を通過したときや、パチンコ球が第1搬送部44fを通じて特別入賞口45(図7を参照)に入って大当たりが発生したとき、大当たり遊技中などに応じて異ならせると、遊技者は各遊技状態を識別できる。
なお、役物装置12は入賞装置に相当し、通常入賞口47は一般入賞口に相当し、特別入賞口45は特定入賞口に相当し、誘導通路48は第1通過経路に相当し、誘導通路22は第2通過経路に相当し、演出専用スイッチSW1,SW2はそれぞれ検出手段に相当する。
可動部材14、可動翼片18,52、回転体44および可動部材24は、各々が駆動体(例えばモータやソレノイド等)を制御して所要の動きが可能に構成する。すなわち可動部材14は、所定方向(本例では矢印D4方向)に沿って姿勢を変更可能に構成する。同様に、可動翼片52,18は所定方向(本例では矢印D2,D6方向)に沿って姿勢を変更可能に構成する。回転体44は、回転(正回転,逆回転,正逆回転等)を可能に構成する。可動部材24は、所定方向(本例では矢印D8方向)に沿って姿勢を変更可能に構成する。これらの要素のうちで、可動部材14,24や回転体44等の作動を制御する例については後述する(図12から図16までを参照)。
次に、可動部材14の構成例について図3を参照しながら説明する。図3(A)には可動部材14の一部を平面図で示し、当該図3(A)の右側から見た右側面図を図3(B)に示す。図3(A)において、可動部材14は動物等を模して形成した板状の本体14aと、動物等の尻尾を模して形成した当該本体14aの端部14bと、当該端部14bに設けた転動板14cなどを有する。この転動板14cはパチンコ球が転がるものの、図3(B)に示すように役物装置12の壁面12a(例えば電飾部材等)に接触するまでの奥行き方向の長さはない。そのためパチンコ球の転がり方によっては壁面12a側に向かってしまい、当該パチンコ球が転動板14cから落下することもあり得る。
次に、パチンコ球の振る舞いの一例について図4を参照しながら説明する。図4は、図2に示す役物装置12の一部を拡大して表す斜視図である。図4において、誘導通路48,22はそれぞれパチンコ球の通行が視認可能な形態(例えば透明,半透明の部材や網状の部材等)で形成する。これらの誘導通路48,22は役物装置12の中央部にそれぞれ入口62,66を設け、仕切板64によって両入口を区分している。可動部材14の端部14bに備えた転動板14cは、例えば入口62(または入口66)とほぼ同じ横幅で形成する。小片60には入賞センサ20を備え、小片58には入賞センサ50を備える(図1,図2を参照)。孔60a,58aと入賞センサ20,50が有する孔とをほぼ同一に形成し、孔60a,58aをパチンコ球が通過すると入賞を検出する。
上述した構成において、可動部材14の端部14bを小片60の近傍に姿勢させたとき(以下では「第1姿勢」と呼ぶ。)には、パチンコ球Bは例えば次のように振る舞う。可動翼片18が開いているときに大入賞口16から入ったパチンコ球Bは、小片60に備えた孔60aから落下する。当該孔60aから落下したパチンコ球Bは、端部14bの転動板14cを転がる。こうして転動板14cを転がるパチンコ球Bは落下等に伴う運動エネルギーを有するので慣性の法則に従う。すなわちパチンコ球Bは上部通路68に落下した後に入口62に入るか、あるいは入口62に直接入る確率が高くなる。ただし、パチンコ球Bの落下や転がり方(例えば飛び跳ねるような形態など)によっては入口66に入ることもある。これに対して可動翼片52が開いているときに大入賞口54から入ったパチンコ球Bは、小片58に備えた孔58aから上部通路68に落下するので、入口62に入る確率が非常に高くなる。
一方、可動部材14の端部14bを小片58の近傍に姿勢させたとき(以下では「第2姿勢」と呼ぶ。)には、例えばパチンコ球Bの振る舞いは上述した例とは逆の形態になる。すなわち大入賞口54から入ったパチンコ球Bは小片58に備えた孔58aから落下し、転動板14cを転がる。そして、上部通路68に落下した後に入口66に入るか、あるいは入口66に直接入る確率が高くなる。ただし、パチンコ球Bの落下や転がり方によっては入口62に入ることもある。これに対して大入賞口16から入ったパチンコ球Bは、小片60に備えた孔60aから上部通路68に落下するので、入口66に入る確率が非常に高くなる。
なお、可動部材14は姿勢を変更して遊技者に報知する機能と、入賞したパチンコ球Bの振り分けを行う機能とを備えているが、各機能ごとに別個の部材で構成してもよい。例えば図23に示すように、遊技者に報知する機能を担う可動部材98aと、パチンコ球Bの振り分けを行う機能を担う可動部材15(揺動片)とで別個に備える。この構成によれば、報知と振り分けとが個別の部材で行うので、遊技者は注目すべき機能を絞りやすい。
図5には、誘導通路48,22の構成例を示す。誘導通路48の出口70は扇状通路42に連絡し、当該出口70から出たパチンコ球Bは誘導通路48内を移動したり落下するに伴って得た運動エネルギーによって扇状通路42上を所定方向(例えば矢印D10方向)に沿って移動する。一方、誘導通路22の出口72は回転体44の上方に位置し(図2を参照)、当該出口72から出たパチンコ球Bは回転体44のほぼ中央部に向けて(例えば矢印D12方向に)落下する。なお、図7(A)には回転体44に対する出口72の位置を破線で示す。
扇状通路42上を移動するパチンコ球Bの入賞形態について、図6を参照しながら説明する。まず図6(A)には可動部材24がほぼ直立しており、竹箒部26が入賞口56を塞いだ状態(以下では「停留可能状態」と呼ぶ。)を示す。この状態では、慣性の法則に従って移動するパチンコ球Bは入賞口56に入ろうとしても竹箒部26によって阻害される。そのため、パチンコ球Bは外周壁40の一部を切り欠いた通行部位40aを抜け、当該回転体44を通じて通常入賞口47または特別入賞口45に入賞する確率が高い。回転体44等の形態例については後述する(図7を参照)。通行部位40aは後述する第1位置に相当する。
これに対して図6(B)には、可動部材24がやや傾斜しており、竹箒部26が入賞口56を塞いでいない状態(すなわちパチンコ球Bが入賞口56に入賞可能な状態であり、以下では「停留不能状態」と呼ぶ。)を示す。パチンコ球Bは慣性の法則に従って扇状通路42上を移動するので、通行部位40aを通過し、そのまま入賞口56に入る確率が高い。
ここで回転体44の構成例について、図7を参照しながら説明する。図7(A)には回転体44を上から見た平面図を示し、図7(B)には回転体44を横から見た側面図を示し、図7(C)には回転体44を斜め上方から見た斜視図を示す。所定方向(例えば矢印D14方向)に回転可能に構成した回転体44は、中央部を凸にした丘陵状に形成し、ほぼコ字状であって径方向に開口する隔離部材44b,44d,44hを表面上に沿って備える。当該隔離部材44b,44d,44hは突起状の壁面で形成したので、パチンコ球の通行が困難になる。回転体44には、第2搬送部44a,44c,44e,44g,44iと、第1搬送部44fとを備える。通常入賞口47と特別入賞口45とは、複数個の搬送部との関係では回転体44に対して径方向に位置をずらしている。そのため、第2搬送部44a,44c,44e,44g,44iで搬送されるパチンコ球Bは通常入賞口47に入賞し(図7(A)を参照)、第1搬送部44fで搬送されるパチンコ球Bは特別入賞口45に入賞する(図8(B)を参照)。通常入賞口47に入賞したパチンコ球を検出する入賞センサと、特別入賞口45に入賞したパチンコ球を検出する入賞センサとを別個に備える点は周知の通りである。
すなわち、通常入賞口47に入賞した場合は所定数のパチンコ球を賞球として払い出し、特別入賞口45に入賞した場合はいわゆる大当たりとなり、所定数のパチンコ球を賞球として払い出すことに加え、可動翼片18,52が複数回(例えば18回)開閉動作を繰り返し、その間に再び特別入賞口45に入賞するとその時点で当該ラウンドを終了して次のラウンドへ移行し、再度可動翼片18,52が複数回開閉動作を繰り返す。継続可能なラウンド数には上限が設けられており、本実施例では15ラウンドとする。
回転体44の外周には、当該回転体44を取り囲むように外周壁40を備える。この外周壁40によって、通行部位40aを除けば、回転体44の外周からパチンコ球が第2搬送部44a,44c,44e,44g,44iや第1搬送部44fに入るのは困難になる。分かり易くするために、図7(および後述する図8)では第1搬送部44fを太線で表す。なお、隔離部材44b,44d,44hはパチンコ球の通行が困難にするべく壁状に形成したが、他の形態(例えば溝,段差,障害物等)によってパチンコ球の通行が困難となるように形成してもよい。
一般領域と特別領域の例について、図8を参照しながら説明する。図8(A)には、誘導通路22の出口72から落下したパチンコ球が通行可能な領域を\字状の斜線ハッチで示す。通常領域74は第2搬送部44cを有し、隔離部材44b,44dに囲まれている。同様に通常領域80は第2搬送部44iを有し、隔離部材44b,44hに囲まれている。特別領域78は第1搬送部44fを有し、隔離部材44d,44hに囲まれている。通常領域74,80および特別領域78のいずれにも容易に通行可能であって、これらの領域に共通する部位が共通領域76である。クロスハッチで図示する共通領域76は、後述する第2位置に相当する。通常領域74,80および特別領域78は、第1グループに属する。出口72から共通領域76内に落下したパチンコ球は、隔離部材44b,44d,44hによって通行が阻害されるので、上述した第2搬送部44c,44iまたは第1搬送部44fに入る。よって、誘導通路22を通過して出口72から落下したパチンコ球が第1搬送部44fに入賞する確率はほぼ三分の一になる。
図8(B)には、誘導通路22の出口72から落下したパチンコ球が通行困難な領域を/字状の斜線ハッチで示す。各領域は隔離部材44b,44d,44hによって囲まれている。すなわち隔離部材44dに囲まれて第2搬送部44eを有する通常領域82と、隔離部材44hに囲まれて第2搬送部44gを有する通常領域84と、隔離部材44bに囲まれて第2搬送部44aを有する通常領域86である。上述した第1グループとの関係では、通常領域82,84,86は第2グループに属する。ただしパチンコ球が通行部位40aを通過すると、通常領域74,80や特別領域78にも通行し得る。よって、誘導通路48から扇状通路42を経て通行するパチンコ球が第1搬送部44fに入る確率はほぼ六分の一になる。
なお、図6(B)に示すように竹箒部26が入賞口56を塞いでいない状態(すなわち停留不能状態)では、上述した扇状通路42を通行するパチンコ球が第1搬送部44fに入る確率はほぼ零になる。
次に、パチンコ機における遊技を実現するために基板と装置等とを接続した一例について図9を参照しながら説明する。なお単に「接続する」という場合には、特に断らない限り電気的に接続することを意味する。
サブ制御基板200はCPU204を中心に構成し、主としてパチンコ遊技に伴う演出のために上述した演出用装置や他の装置・部材等の動作を制御する。当該サブ制御基板200は、演出専用スイッチSW1,SW2から出力された信号を受けてCPU204に伝達する入力インタフェース回路202や、メイン制御基板100から出力された信号を受けてCPU204に伝達する入力インタフェース回路216、CPU204から出力された信号を受けて出力トランジスタ208,212,214や音源IC210に伝達する出力インタフェース回路206、ランプやLED等の発光体92を表示(点灯,点滅等)するために信号を増幅して伝達する出力トランジスタ208、受信データに基づいてスピーカ94から音を響かせるために発生させる音源IC210、液晶表示器46で演出を行うために信号を増幅して液晶制御基板300に伝達する出力トランジスタ212、モータ,ソレノイド,振動体,ファン(扇風機や送風機)等のような駆動体96を駆動させるために信号を増幅して伝達する出力トランジスタ214などを備える。これらのうちで、液晶表示器46,発光体92,スピーカ94,振動体,ファン等はそれぞれ報知手段に相当する。図示しないものの、その他にはサブ制御プログラムや所要のデータ等を格納するROMや、受信データ等の一時的データを格納するRAM、他の入出力回路や通信制御回路などを備える。
上述した演出専用スイッチSW1(あるいは演出専用スイッチSW2)から出力された信号を受けたサブ制御基板200は、例えば液晶表示器46に演出を行なって視覚的に通過を報知する。例えば「チャンス!」等のような文字を表示したり、特定のキャラクタ図柄を表示するなどして演出効果を高める。
他の演出形態としては、装飾用に備えたランプやLED等の発光体92を点灯や点滅させる表示演出を行なって視覚的に通過を報知したり、後述するように駆動体96(例えばソレノイドやモータ等)を駆動させて可動部材98a(図23を参照)を動かして視覚的に通過の可能性が高いことを報知したり、スピーカ94から音を響かせて聴覚的に通過を報知したり、ハンドルや椅子等を振動体で振動させて触覚的に通過を報知したり、ファンの駆動により遊技者に向けて送風して触覚的に通過を報知してもよい。いずれか一以上の報知を認識した遊技者は、パチンコ球が誘導通路22を通過することが分かる。二以上の装置でほぼ同時に演出を行う構成とすれば、遊技者の認識率が高まる。これらの報知手段で行う演出は、パチンコ球Bが誘導通路22を通過したときや、パチンコ球Bが特別入賞口45に入賞して大当たりが発生したとき、あるいは大当たり遊技中などに応じて異ならせると、遊技者は現在の遊技状態を識別し易い。
メイン制御基板100はサブ制御基板200と同様にCPUを中心に構成し、主としてパチンコ遊技を実現するとともに所要の装置・部材等の動作を制御する。当該メイン制御基板100は、パチンコ遊技を実現するための遊技制御プログラムや所定のデータ等を格納したROMや、乱数等のような一時的データを格納可能なRAM、外部装置500に所定の信号を出力する外部端子板400、あるいは入出力回路や通信制御回路などを備える。外部装置500は、例えば他の遊技機(パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)や、遊技場内に備えたホールコンピュータ、島設備内に備えた島コンピュータ、携帯端末装置(携帯電話器や携帯用パソコン等)などが該当する。外部装置500には、例えば特典(大当たり,確率変動,ボーナスゲーム等)の有無や回数、大入賞口16,54の開閉回数(他に開放回数や開放時間等)、大入賞口16,54への入賞個数、始動口28,36,38への各入賞個数、特別入賞口45への入賞個数、図柄確定、確変中などに関する情報を出力する。信号の出力タイミングについては、後述する。外部端子板400と外部装置500との間は、有線通信回線(例えば通信ケーブル等)または無線通信回線(例えば無線電波等)などで通信可能に接続する。
液晶制御基板300はサブ制御基板200と同様にCPUを中心に構成し、演出用のコマンド等を受けて予め記憶した図柄を生成するキャラクタジェネレータや、サブ制御基板200から送信されたコマンド等を受けて液晶表示器46で演出を行うVDP(Video Display Processor)等を有する。VDPはパレットRAM等を有し、二以上のレイヤーで独立に表示/非表示を制御可能なものが望ましい。またVDPは、コマンドに含まれる演出情報に従ってキャラクタジェネレータが生成したデータを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画像編集を行なってVRAMやパレットRAMに演出用のデータを展開した上で、最終的に信号(例えば映像信号や同期信号等)を液晶表示器46に伝達する。
上述のように構成したパチンコ機において、メイン制御基板100およびサブ制御基板200のうち一方または双方によって実現するパチンコ遊技の制御例(演出を含む)について、通常遊技処理をフローチャートで表した図10と、特典遊技処理をフローチャートで表した図11とを参照しながら説明する。なお、パチンコ球Bが始動口28,36,38に入賞したことを契機として、当該入賞した始動口ごとに対応した回数について大入賞口16,54を開閉することを前提とする(後述する図12および図13を参照)。
まず、通常の遊技中(例えば電源投入後,リセット後,大当たり遊技後,図柄変動を行なってハズレになった後など)において、パチンコ球Bが始動口28,36,38に入賞するまでは(ステップS22で未入賞)、デモンストレーション(パチンコ機の遊技説明を含む。)を行うべくデモ演出を実現する〔ステップS20〕。当該デモ演出は、主として液晶表示器46にキャラクタ等を表示するが、当該表示に合わせてスピーカ94から音を響かせたり、ハンドルや椅子等を振動させたりする。
パチンコ球Bが始動口38(中始動口)に入賞したときは(ステップS22で中始動口)、乱数を取得し〔ステップS10〕、当該始動口38への入賞を報知するべく第1始動入賞演出を実現する〔ステップS12〕。これに対して、パチンコ球Bが始動口36(左始動口)または始動口28(右始動口)に入賞したときは(ステップS22で左始動口,右始動口)、ステップS10と同様にして乱数を取得し〔ステップS24〕、当該始動口36,28への入賞を報知するべく第2始動入賞演出を実現する〔ステップS26〕。
ステップS10,S24で取得する乱数は、最大ラウンド数を決定するためのラウンド抽選用乱数や、回転体44の回転速度を維持する期間(または変化させるタイミング)を決定する回転体用乱数、演出(例えば後述する第1始動入賞演出,第2始動入賞演出,第1失敗演出,第2失敗演出,ラウンド抽選演出,ラウンド昇格演出,エンディング演出など)の内容を決定するための演出決定用乱数などが該当する。取得した乱数を用いた抽選を行う時期は任意に設定できるが、例えば一部の乱数(例えば回転体用乱数など)を用いた抽選は始動口入賞とほぼ同時に行い、他の乱数(例えばラウンド抽選用乱数など)を用いた抽選は他の要件(例えば大入賞口16,54への入賞や特別入賞口45への入賞等)を満たしたときに行う。
ステップS12の第1始動入賞演出およびステップS26の第2始動入賞演出は、大入賞口16,54の開閉回数に応じて遊技者を期待させる内容を実現する。これらの始動入賞演出のうちで一方または双方は、上述したデモ演出に続く演出を行なってもよく、パチンコ球Bが始動口28,36,38のいずれかに入賞できたことを遊技者が認識できればデモ演出とは無関係の演出を行なってもよい。例えば、始動口36,28に入賞するよりも始動口38に入賞するほうが大入賞口16,54の開閉回数を多く設定した場合には、第2始動入賞演出よりも第1始動入賞演出のほうが期待感を高めた内容で演出を行う。これらの始動入賞演出を認識した遊技者は、発射させたパチンコ球Bが大入賞口16,54に入賞できるか否かを、期待感を持って注視するようになる。
もし、パチンコ球Bが大入賞口16,54のいずれかに入賞したときは(ステップS14でYES,ステップS28でYES)、入賞したパチンコ球Bが特別入賞口45に入賞することを条件として大当たり遊技を実現するべく特典遊技処理を実行する〔ステップS16,ステップS30〕。当該特典遊技処理の手続き例について、図11を参照しながら説明する。なお図11では、サブ制御基板200のみで制御可能な処理ステップ(ステップS40〜S46,S58)を一点鎖線で囲む。
図11に示す特典遊技処理では、まず予測報知条件を満たすか否かを判別する〔ステップS40〕。当該予測報知条件は、パチンコ機の機種や遊技状態,日時等に応じて任意に設定できる。例えば、大入賞口16,54の開閉(具体的には可動翼片18,52の開閉)を始めてから所定範囲の期間内に入賞センサ20,50がパチンコ球Bを検出したことや、特定の領域(例えば特定の始動口やゲート,特別入賞口45等)をパチンコ球Bが通過/入賞したこと、上記特定の領域を通過/入賞した数が所定数(例えば5個や10個等)に達したこと、予測報知を行うか否かの抽選により当選したこと等のうちで一以上を適用してもよく、無条件としてもよい。当該予測報知条件は、遊技の進行状況に応じて適用する内容を変更してもよい。
もし、予測報知条件を満たすときは(ステップS40でYES)、大入賞口16,54に入賞したパチンコ球Bが第1搬送部44fを通じて特別入賞口45に入賞する可能性を予測して報知する〔ステップS42〕。一方、予測報知条件を満たさないときは(ステップS40でNO)、そのまま次のステップS44に進む。
ステップS42で行う予測は、可動部材14の作動や回転体44の回転等を規則的に行うことと、大入賞口16,54に入賞したパチンコ球Bが可動部材14や回転体44等に到達するのに要する時間(以下では単に「到達時間」と呼ぶ。)が異なるパチンコ球Bでもほぼ同じになることに基づいている。よって、可動翼片18,52の作動を開始してから入賞センサ20,50がパチンコ球Bを検出するまでの時間や、可動部材14や回転体44等が各々作動を開始してから経過した時間が分かれば、この時点における可動部材14や回転体44等の状態も分かる。よって、大入賞口16,54に入賞したパチンコ球Bが誘導通路22,48のいずれを通行するのかを予測したり、回転体44に到達する時点における回転体44の状態に基づき特別入賞口45に入賞可能か否かを予測できる。
また、図2の可動部材14や図23の可動部材15がどの状態(第1姿勢または第2姿勢)か、可動部材24がどの状態(停留可能状態または停留不能状態)かで、パチンコ球Bが第1搬送部44fに入る確率が変わる。さらには、回転体44の回転角(すなわち回転位置)によっても、パチンコ球Bが第1搬送部44fに入る確率が変わる。この場合、後述するモータセンサによって回転体44の回転角を検出すれば、第1搬送部44fが通行部位40aに近づいているか遠ざかっているかが分かる。精度をより高めれば、パチンコ球Bが扇状通路42を通行する際に、第1搬送部44fが通行部位40aの近傍に位置するか否かを予測できる。このように様々の要因で第1搬送部44fに入賞する確率が変化するので、パチンコ球Bが第1搬送部44fに入る可能性を段階的に予測できる。
ステップS42で行う報知は、液晶表示器46に表示演出を行なって報知する形態や、後述する図23の可動部材98aの状態(前進状態または後退状態)によって報知する形態、装飾用に備えたランプやLED等の発光体92を点灯や点滅させる表示演出を行なって報知する形態、スピーカ94から音を響かせて報知したり、ハンドルや椅子等を振動体で振動させて報知する形態、ファンの駆動により遊技者に向けて送風して報知する形態が該当する。このうち液晶表示器46に文字を表示する演出では、「チャンス!」や「確率○○%」(○○は数字)等を表示したり、予測した段階に応じて「かなり良い」「少し良い」「良くない」等を表示する。液晶表示器46に文字以外の内容(例えばキャラクタ図柄等)を表示する演出についても同様である。いずれか一以上の報知を認識した遊技者は、パチンコ球Bが第1搬送部44fを通じて特別入賞口45に入賞する可能性を知り得る。二以上の形態による報知をほぼ同時に行う構成とすれば、遊技者の認識率が高まる。
ここで、可動部材14の状態および回転体44の回転角に応じて二重に予測報知を行う例(液晶表示器46に文字を表示する演出)は、例えば次に示す予測報知表に従う。すなわち、可動部材14が第2姿勢になると予測したときは「かなり良い」と報知する。可動部材14が第1姿勢になると予測したときは、回転体44の第1搬送部44fが通行部位40aに接近しつつあるか離反しつつあるかで同表のように内容を異ならせて報知する。本例では可動部材14と回転体44とにより二重に予測報知を行う形態に適用したが、さらに可動部材24の状態を加えて三重に予測報知を行う形態にも適用できる。したがって、予測を行う対象が増えれば、その分だけ多重に予測報知を行える。
〔予測報知表〕
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━┓
┃ 可動部材が第1姿勢 │ ┃
┠────────┬────────┤可動部材が第2姿勢┃
┃第1搬送部が離反│第1搬送部が接近│ ┃
┣━━━━━━━━┿━━━━━━━━┿━━━━━━━━━┫
┃良くない(ダメ)│少し良い │かなり良い ┃
┗━━━━━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━┛
そして、パチンコ球Bが特定の通路(本例では図2や図5に示す誘導通路22;右通路)を通行したことを演出専用スイッチSW1が検出したときは(ステップS44でYES)、特別入賞口45への入賞可能性が高まるので、期待感を高める演出を行う〔ステップS46〕。これに対して、パチンコ球Bが特定の通路以外の通路(本例では図2や図5に示す誘導通路48;左通路)を通行したことを演出専用スイッチSW2が検出したときは(ステップS44でNO)、特別入賞口45への入賞可能性が残っているので、期待感を持たせる演出を行う〔ステップS58〕。ステップS46,S58で行う演出を異ならせることで、特別入賞口45への入賞可能性が高まったのか否かを報知し得る。
大入賞口16,54に今回入賞できたパチンコ球Bが最終的に特別入賞口45に入賞できたときは(ステップS48でYES)、大当たり遊技を実現したうえで〔ステップS50〕、特典遊技処理を終える。これに対して、パチンコ球Bが最終的に特別入賞口45に入賞できなかったときは(ステップS48でNO)、そのまま特典遊技処理を終える。ステップS50の大当たり遊技は、最大ラウンド数(例えば2,7,15ラウンドのいずれか)を限度として、特別入賞口45への入賞を条件に、次回以降のラウンドに継続できる遊技を行う。各ラウンドにおける可動部材14,24や回転体44等の作動については後述する(図12から図16までを参照)。
ステップS50の大当たり遊技では、パチンコ球を用いた遊技と並行して、最大ラウンド数を決定して報知するためのラウンド抽選演出や第2ラウンド以降で行うV入賞演出〔ステップS52〕、当該ステップS52で仮に決定した最大ラウンド数を変更するか否かを決定して報知するためのラウンド昇格演出〔ステップS54〕、大当たり遊技の終了を報知するためのエンディング演出をそれぞれ行う〔ステップS56〕。ステップS52のラウンド抽選演出では、図10のステップS10,S24で取得したラウンド抽選用の乱数(あるいは抽選用のテーブル等)に基づいて、最大ラウンド数を決定する過程をアニメーション等の演出で実現する。当該演出には、決定した最大ラウンド数に応じてリーチ(例えばノーマルリーチやスーパーリーチ等)の内容を異ならせる。例えば、次に示す出現割合表に従って振り分ける。
〔出現割合表〕
┏━━━━━━━━━━━┳━━━━━┯━━━━━┯━━━━━┓
┃リーチ\最大ラウンド数┃2ラウンド│7ラウンド│15ラウンド┃
┣━━━━━━━━━━━╋━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┫
┃ノーマルリーチ ┃61.5%│24.0%│10.6%┃
┃スーパーリーチ ┃ 0.0%│ 1.3%│ 2.6%┃
┗━━━━━━━━━━━┻━━━━━┷━━━━━┷━━━━━┛
ラウンド昇格演出を行うタイミングは任意に設定できるが、例えば最大ラウンド数の前のラウンドで行う。例えば最大ラウンド数が7ラウンドのときは、第6ラウンドで行う。ラウンド昇格演出では、パチンコ球Bが始動口28,36,38に入賞したことを契機としてラウンド昇格用の乱数を取得し、当該乱数に基づいて最大ラウンド数を変更(昇格)するか否かを決定する過程についてアニメーション等の演出で実現する。最大ラウンド数を変更するか否かは、例えば次に示す昇格割合表に従って決定する。
〔昇格割合表〕
┏━━━━━━━┳━━━━━┯━━━━━┓
┃変更前\変更後┃7ラウンド│15ラウンド┃
┣━━━━━━━╋━━━━━┿━━━━━┫
┃2ラウンド ┃16.7%│11.5%┃
┃7ラウンド ┃−−−−−│ 8.6%┃
┗━━━━━━━┻━━━━━┷━━━━━┛
上述した出現割合表および昇格割合表によれば、最大ラウンド数が最終的に2ラウンド,7ラウンド,15ラウンドになる割合は、それぞれほぼ1/3になる。しかし、最初にラウンド抽選演出によって2ラウンドに決定された後、ラウンド昇格演出によって7ラウンドまたは15ラウンドに変更する場合には、遊技者は得したと思って遊技するようになる。このことは、ラウンド抽選演出によって7ラウンドに決定された後、ラウンド昇格演出によって15ラウンドに変更する場合でも同様である。
また、本例では最大ラウンド数を2ラウンド,7ラウンド,15ラウンドのいずれかに適用したが、他のラウンド数(例えば5ラウンドや10ラウンド等)を適用する場合でも同様である。いずれにせよ、最初に最大ラウンド数を決定した後に最大ラウンド数が増えれば、遊技者は得したと思って遊技するようになる。
特典遊技処理を終えると図10に戻り、通常遊技に合わせてデモ演出から行なって繰り返し処理する。これに対して、パチンコ球Bが大入賞口16,54のいずれにも入賞しなかったときは(ステップS14でNO,ステップS28でNO)、始動入賞演出に対応した失敗演出を行う。すなわち、第1始動入賞演出に対応して第1失敗演出を実現し〔ステップS18〕、第2始動入賞演出に対応して第2失敗演出を実現する〔ステップS32〕。
第1失敗演出および第2失敗演出のうちで一方または双方は、上述した始動入賞演出に続く演出を行なってもよく、パチンコ球Bが大入賞口16,54に入賞できなかったことを遊技者が認識できれば始動入賞演出とは無関係の演出を行なってもよい。これらの失敗演出を認識した遊技者は、パチンコ球Bが大入賞口16,54に入賞できなかったことが分かるので、パチンコ球Bを始動口28,36,38に入賞させようと遊技する。
次に、メイン制御基板100およびサブ制御基板200のうち一方または双方が可動部材14,24(または可動部材15)や回転体44等の作動を制御する例について、図12から図16までを参照しながら説明する。図12および図13には、パチンコ球Bが始動口28,36,38に入賞したことを契機とする変化の例をタイムチャートで表す。図14から図16までには、パチンコ球Bが特別入賞口45に入賞したことを契機とする変化の例をタイムチャートで表す。なお、図12以降に図示する「Vセンサ」は、特別入賞口45への入賞を検出する特定領域スイッチが該当する。同じく「モータセンサ」は、回転体44の特定の回転角(すなわち基準位置)を検出するセンサが該当する。また、「H」はハイレベルの信号を表し、「L」はローレベルの信号を表す。
まず、時刻t10にパチンコ球Bが始動口28,36のいずれかに入賞すると、例えば図12に示すように変化する。当該入賞を受けて全ての始動口センサ30,32,34の機能を無効にするとともに、Vセンサの機能を有効にし、回転体44を高速回転から低速回転に減速する。当該時刻t10を契機としては、期間T2(例えば1秒間)を経過した後の時刻t14から大入賞口16,54を開け、同じく期間T8(例えば1.4秒間)を経過した後の時刻t16から可動部材14(または可動部材15)を所定回数(本例では2回)断続的に第2姿勢にし、同じく期間T12(例えば0.3秒間)を経過した後の時刻t12から可動部材24を所定回数(本例では8回)断続的に停留不能な状態にする。
大入賞口16,54を閉じる時刻t16を契機としては、期間T4(例えば0.4秒間)を経過した後の時刻t18には無効にしていた全ての始動口センサ30,32,34の機能を有効に戻すとともに、同じく期間T6(例えば6秒間)を経過した後の時刻t22には、有効にしていたVセンサの機能を無効に戻す。
回転体44の回転速度を低速回転から高速回転に戻すのは、通常ではVセンサの機能が無効になる時刻t22であるが、図10のステップS10,S24で取得した回転体用乱数を用いた抽選により回転体44の回転速度を変化させるタイミングを決定する場合には時刻t22以前に低速回転から高速回転に戻す。二点鎖線で図示する期間T10は速度維持期間に相当し、乱数(例えば上記回転体用乱数等)を用いた抽選の結果に従って長さを決定(または伸縮)する。本例では、時刻t10から当該期間T10を経過した時刻t20に低速回転から高速回転に戻している。
本例では回転体44の回転速度を低速回転から高速回転に戻す例のみを示したが、他の形態についても同様に適用してもよい。例えば、低速回転から中速回転(または超高速回転)にする形態や、高速回転から超高速回転,中速回転,低速回転,回転停止のいずれかにする形態、回転停止から超高速回転,高速回転,中速回転,低速回転のいずれかにする形態などが該当する。また、乱数(例えば上記回転体用乱数等)を用いた抽選の結果に従って、期間T10の長さや回転体44の回転速度(例えば超高速回転,高速回転,中速回転,低速回転,回転停止等)のうちで一方または双方を決定してもよい。さらには、乱数を用いた抽選の結果に従って、Vセンサの機能が有効となる期間中(時刻t10から時刻t22まで)に低速回転と高速回転とを交互に切り換えてもよく、一時的に停止させたり他の回転速度に切り換える等を行なってもよい。
時刻t10にパチンコ球Bが始動口38に入賞すると、例えば図13に示すように変化する。始動口28,36への入賞と同様に、全ての始動口センサ30,32,34の機能を無効にするとともに、Vセンサの機能を有効にし、回転体44を高速回転から低速回転に減速する点は同じである。当該時刻t10を契機として作動させる大入賞口16,54と可動部材14(または可動部材15)についても作動回数が増える点を除けば、始動口28,36への入賞と同様である。回転体44の回転速度を低速回転から高速回転に戻すタイミング等についても、始動口28,36への入賞と同様にして行う。
なお大入賞口16,54を最終的に閉じる時刻t15を契機としては、期間T4を経過した後の時刻t17に全ての始動口センサ30,32,34の機能を有効に戻し、同じく期間T6を経過した後の時刻t23にVセンサの機能を無効に戻す。
次に、特別入賞口45に入賞したパチンコ球BをVセンサが時刻t30に検出して大当たり遊技に突入するとき(すなわち第1ラウンド)は、例えば図14に示すように変化する。当該入賞を受けて始動口センサ30,32,34の機能を無効にするとともに、Vセンサの機能を無効にする。当該時刻t30を契機として、ラウンド抽選演出を行う期間T14(例えば15秒間等)を経過した後の時刻t34から時刻t36まで、断続的に所定回数(例えば18回等)だけ大入賞口16,54を開閉する。図14では、開放回数(1回目,2回目,3回目等)を数字で表す。時刻t30を経過した後、モータセンサが基準位置を所定回数(例えば3回等)検出した時刻t32には、第1搬送部44fを通行部位40aに向けるようにして回転体44を停止させ、可動部材14(または可動部材15)は第1姿勢のままで維持し、可動部材24は停留可能状態にする。このように制御するのは、1ラウンドで入賞可能な入賞数に満たないうちにパチンコ球Bが特別入賞口45に入賞してしまうと、当該入賞の時点で当該ラウンドを強制的に終了させて次のラウンドに進めてしまうのを防止するためである。モータセンサについては説明に関係するハイレベルのみを図示しており、実際には図示する以外のタイミングでもハイレベルになり得る。
なお、始動口センサ30,32,34が時刻t17もしくは時刻t18以降に連続してパチンコ球Bを検出することにより、大入賞口16,54が連続して開放する場合がある。このため、大入賞口閉鎖から期間T6を基準に決定されている時刻t22,t23が後にずれ込むことがある。この場合、いつの始動口センサ30,32,34の検出による大入賞口16,54の開放に基づいて、Vセンサがパチンコ球Bを検出したのかを区別できない。さらには、最初の検出により液晶表示器46などで、ラウンド抽選結果に基づいて予告を行なっている場合が考えられる。始動口センサ30,32,34で連続入賞を検出した場合は予告と実際のラウンド数とが食い違ってしまう可能性がある。よって、始動口センサ30,32,34がパチンコ球Bを検出したとしても、ラウンド抽選のための乱数抽出を行わないように禁止するのが望ましい。
大入賞口16,54を最後に閉じる時刻t36を契機としては、期間T16(例えば1.6秒間等)を経過した後の時刻t38に回転体44を低速回転に回転させ始める。同じく時刻t36を契機としては、期間T6を経過した後の時刻t42にはVセンサの機能を無効に戻すとともに、全ての始動口センサ30,32,34の機能を有効に戻し、回転体44を低速回転から高速回転に変化させる。また、回転体44を低速回転で回転させ始めた時刻t38から高速回転に変化させる時刻t42までの間には、可動部材24を一時的に停留不能状態にする。
上述したように可動部材14,24(または可動部材15)および回転体44が作動すると、次のような動きになる。まず、大入賞口16,54が開閉する時刻t34から時刻t36までは、大入賞口16,54から入賞したパチンコ球Bは誘導通路48(左通路)を通った後、第1搬送部44f,通行部位40aおよび扇状通路42に停留される。時刻t36を過ぎると第1搬送部44fに入ったパチンコ球Bが搬送されて特別入賞口45に入賞し、二点鎖線で示すように時刻t40にパチンコ球BをVセンサが検出する。ここで、時刻t40にVセンサが入賞を検出した場合には、当該Vセンサを無効にするとともに、始動口センサ30,32,34の無効状態を時刻t42以降も維持する。さらに時刻t38を過ぎると、可動部材24が停留不能状態になるので、扇状通路42に停留していた残りのパチンコ球Bは入賞口56に入賞する。
次ラウンドに継続する予定のラウンドでは、例えば図15に示すように変化する。ラウンド継続のために特別入賞口45に入賞したパチンコ球BをVセンサが時刻t30に検出すると、当該検出を受けてVセンサの機能を無効にする反面、始動口センサ30,32,34の機能を無効のままで維持する。また、可動部材14(または可動部材15)の第1姿勢や、大入賞口16,54を最後に閉じる時刻t37以降については、時刻t42が時刻t43に変わるのを除いて、それぞれ第1ラウンドと同様である。
ただし、大入賞口16,54の開閉は、ラウンドの継続をV入賞演出で報知すれば足りるので、時刻t30から期間T18(例えば4秒間等)を経過した時刻t33から始める。回転体44については、モータセンサが基準位置を1回検出すれば足りるので、当該検出を行なった時刻t31に停止させる。可動部材24については、前回のラウンドで留まっているパチンコ球Bを排出する時間を確保した後、大入賞口16,54の開閉を始める時刻t33に停留不能状態から停留可能状態に切り換える。
本ラウンドでは、第1ラウンドの演出(すなわち大当たり演出とラウンド抽選演出)よりも短い演出(すなわちV入賞演出)を行うだけであるので、実質的には第1ラウンドと同様の動きになる。
上述した図15では高確率でパチンコ球Bが特別入賞口45に入賞可能であるが、当該特別入賞口45への入賞確率を低くした例を図16に示す。本例は、乱数(例えばラウンド抽選用乱数等)を用いた抽選によって決定したラウンドで実現する。一の大当たり遊技において、複数のラウンドで実現してもよい。以下では、図15と異なる点について説明する。
図16の例では、パチンコ球BをVセンサが時刻t30に検出すると、回転体44を低速回転にする。また、大入賞口16,54の入賞数が所定カウント(例えば6個等)になる時刻t35から、当該大入賞口16,54を最終的に閉じる時刻t37までの間は、回転体44を高速回転させるとともに、可動部材24を停留不能状態と停留可能状態との間で小刻みに切り換える動作を行う。
上述したように可動部材14,24(または可動部材15)および回転体44が作動すると、次のような動きになる。まず、可動部材24が停留不能状態となる時刻t35までは、大入賞口16,54から入賞したパチンコ球Bは、回転体44が低速回転しているので通行部位40aを通過する可能性はあるものの、そのほとんどは入賞口56に入賞する。時刻t35から時刻t37までは回転体44が高速回転するものの、可動部材24の状態が小刻みに切り換わるので、通行部位40aを通過する可能性が高まる。
次に、外部装置500に信号を出力するタイミングの例について、図17を参照しながら説明する。図17(A)には大当たり情報の信号を表し、図17(B)には始動口入賞情報の信号を表し、図17(C)には大入賞口16,54への入賞情報の信号を表す。ただし、実際に外部に出力する信号としては接点スイッチのオン/オフ信号でもよく、都合に応じて正論理信号または負論理信号のいずれを用いてもよい。
図17(A)において、パチンコ球Bが特別入賞口45に入賞してVセンサから信号を時刻t50に受けると、当該時刻t50とほぼ同時刻から時刻t52まで大当たりである旨の情報に関する信号を出力する。
図17(B)において、パチンコ球Bが始動口36(または始動口28)に入賞して始動口センサ34(または始動口センサ30)から信号を受けると、時刻t62に大入賞口16,54を1回開閉するとともに、大入賞口16,54の開閉回数の情報に関する信号(本例では1つのパルス信号)を出力する。一方、パチンコ球Bが始動口38に入賞して始動口センサ32から信号を時刻t64に受けると、時刻t66に大入賞口16,54を2回断続して開閉するとともに、大入賞口16,54の開閉回数の情報に関する信号(本例では2つのパルス信号)を出力する。開閉回数の情報に関する信号は、外部装置500への伝達を確実にするために所定期間(例えば0.128秒間等)をハイレベルにする。
図17(C)に示すセンサには、例えば大当たり中以外における入賞センサ20,50が該当する。入賞センサ20,50は同等の機能であるので、入賞センサ20について説明する。入賞センサ20が1個のパチンコ球Bを時刻t70に検出すると、当該時刻t70とほぼ同時刻に大入賞口16の入賞数の情報に関する信号を出力する。同様にして、入賞センサ20が連続する2個のパチンコ球Bを時刻t72,t74に検出すると、時刻t72と時刻t76とにそれぞれ大入賞口16の入賞数の情報に関する信号を出力する。時刻t72から出力する信号と連続するのを防止するため、時刻t74から期間Tだけ遅れた時刻t76に信号を出力する。このことは、連続して3個以上のパチンコ球を検出した場合も同様である。入賞数の情報に関する信号は、上述した開閉回数の情報に関する信号と同様に、外部装置500への伝達を確実にするために所定期間(例えば0.128秒間等)をハイレベルにする。
なお本例では入賞センサ20,50について適用したが、大当たり中であるか否かにかかわらず、他の入賞用センサ(例えば始動口センサ30,32,34、Vセンサ等)についても同様に適用できる。
外部装置500(例えばホールコンピュータ等)では、図17に示す各種信号を受けると、パチンコ機の状態を把握することが可能になる。例えば数1(a)式に示すように、大入賞口16,54の入賞数(図17(C)に示す入賞の信号)を大入賞口16,54の開閉回数(図17(B)に示す開閉回数の信号)で割ると、大入賞口の入賞率が求まる。大入賞口の入賞率は、特に大入賞口16,54への寄り付きを左右する障害釘を調整すべきか否かの参考になる。また数1(b)式に示すように、大当たりの回数(図17(A)に示す大当たりの信号)を大入賞口16,54の入賞数(図17(C)に示す入賞の信号)で割ると、大入賞口16,54に入賞したパチンコ球について特別入賞口45の入賞率が求まる。特別入賞口45の入賞率は、パチンコ機自体または役物装置12の傾斜に大きく影響を受けるので、この傾斜角を調整すべきか否かの参考になる。
〔数1〕
大入賞口の入賞率=(大入賞口の入賞数)/(大入賞口の開閉回数)…(a)
特別入賞口の入賞率=(大当たりの回数)/(大入賞口の入賞数)…(b)
上述のように構成したパチンコ機の役物装置12において、パチンコ球が通行する経路例を図18,図19を参照しながら説明する。図18には、可動部材14の端部14bを小片58の近傍に姿勢させた状態を示す。この状態で大入賞口54から入ったパチンコ球Bは、例えば太線で図示する経路L2に沿って通行する。すなわち小片60から落下すると、端部14bの転動板14c(図3を参照)を転がった後に、誘導通路22の入口66(図5を参照)に入る。誘導通路22を通過して出口72から出たパチンコ球Bは、図8(A)に示す共通領域76に落下する。よって、誘導通路22を通過したパチンコ球Bはほぼ三分の一の確率で特別入賞口45に入賞する。
また図19には、可動部材14の端部14bを小片60の近傍に姿勢させた状態を示す。この状態で大入賞口16から入ったパチンコ球Bは、例えば太線で図示する経路L4に沿って通行する。すなわち小片60から落下すると、端部14bの転動板14c(図3を参照)を転がった後に、誘導通路48の入口62(図5を参照)に入る。誘導通路48を通過して出口70から出たパチンコ球Bは、扇状通路42上を通行し、竹箒部26によって通行部位40aを抜けて回転体44に向かう。よって、誘導通路48を通過したパチンコ球Bが竹箒部26によって回転体44に向かった場合には、ほぼ六分の一の確率で特別入賞口45に入賞する。
したがって、可動部材14を端部14bを小片58の近傍に姿勢させたとき(図18を参照)、パチンコ球Bは第1搬送部44fを通じて特別入賞口45に入賞する確率が高くなる。よって、遊技者は端部14bが小片58の近傍に姿勢するタイミングを狙って遊技する楽しみが得られる。またパチンコ球Bが誘導通路22を通過するのを見て認識したか、あるいは液晶表示器46やランプ等の報知によって当該通過を認識した遊技者は、誘導通路22を通過したパチンコ球Bが回転体44の特別入賞口45に入賞するのを期待する期待感が高まる。
上述した実施例によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(1)第1通過経路に相当する誘導通路48をパチンコ球Bが通過すると、通常入賞口47および特定入賞口のいずれか一方に入賞し得る(図5,図6を参照)。第2通過経路に相当する誘導通路22をパチンコ球Bが通過すると、誘導通路48を通過するよりも特定入賞口に入賞し易くなる(図5,図7(A)を参照)。誘導通路22を通過したパチンコ球Bは、共通領域76を通じて第1搬送部44fに入り易くなり、特別入賞口45への入賞確率が高まる。よってパチンコ球Bが誘導通路48および誘導通路22の何れを通過するかで特別入賞口45に入賞する確率が異なる。したがって、遊技者は役物装置12に入ったパチンコ球Bが通過する経路を意識するようになり、特にパチンコ球Bが誘導通路22を通過する期待感を持って遊技するようになる。
(2)パチンコ球Bが誘導通路22を通過した場合には、当該通過を演出専用スイッチSW1が検出し、当該検出の信号を受けて報知する液晶表示器46,発光体92,スピーカ94等のような報知手段を備えた{図9を参照}。パチンコ球Bが誘導通路22を通過したとき、即ち特定入賞口への入賞確率が高まったときにはその通過を報知するため、遊技者に対しさらに期待感を高揚させることになる。パチンコ球Bが誘導通路22を通過するのを見ていなかった遊技者であっても、報知手段の報知により知り得る。より確実に遊技者に報知させるには、パチンコ球Bが誘導通路22を通過する以後の所定期間に報知を連続的(または断続的)に継続させる構成とするのが望ましい。
(3)図8を参照すると、回転体44には通常領域74,80,82,84,86の数と、特別領域78の数とを異ならせた。また、通常領域74,80および特別領域78を第1グループに属させ、通常領域82,84,86を第2グループに属させることにより、二つのグループに分けた。さらに二つのグループの相互間は、隔離部材44b,44d,44hによってパチンコ球Bの通行を困難に形成した。第1グループに属する各領域には共通領域76(第2位置)からしか通行できないが、通行部位40a(第1位置)からは通常領域と特別領域の全てに通行できる。通常は誘導通路48から通行部位40aに到達し、同じく誘導通路22から共通領域76に到達する点を考慮すると、第1位置および第2位置をどこに設定するかによってパチンコ球Bが特別入賞口45に入賞する確率が異なる。よって遊技者は役物装置12に入ったパチンコ球Bが通過する経路を意識するようになり、特にパチンコ球Bが誘導通路22を通過する期待感を持って遊技するようになる。本例では通常領域82,84,86を第2グループに属させる構成としたが、各領域が隔離部材44b,44d,44hによって囲まれている点を考慮すると、異なるグループに属すると考えることもできる。この場合には、第1グループと合わせて四つのグループが存在することになる。このように二以上のグループに区分した場合であっても、上述した効果が得られる。
(4)役物装置12にはパチンコ球Bを誘導通路48または誘導通路22に振り分ける可動部材14を備えた(図2,図3,図4を参照)。可動部材14の姿勢(例えば端部14bが小片58,60のいずれの近傍にあるか)によって、パチンコ球Bはいずれかの通過経路に振り分けられる。遊技者はパチンコ球Bが誘導通路22に振り分けられるタイミングを狙って遊技するようになり、有利な遊技状態の実現を望む遊技者の期待感を向上させることができる。
(5)回転体44の回転速度を高速回転(第1速度に相当)から低速回転(第2速度に相当)に変化させた後、期間T10(速度維持期間に相当)を経過すると、回転体44の回転速度を低速回転から高速回転に変化させた{速度変化手段;図12,図13を参照}。期間T10の長さは抽選結果に従って決定(または伸縮)するので、遊技者は回転速度が変化するタイミングが分からず、狙い打ちする間に回転速度が変化してしまい、狙い打ちしても結果的に狙いが外れやすい。したがって、遊技者の狙い打ちを従来よりも抑制できる。
〔他の実施例〕
上述したパチンコ機(遊技機)であって、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上述した実施例に限定されるものでない。例えば、次の各形態を実施することもできる。
(1)上述した実施例では、パチンコ機に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばアレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって一般入賞口と特定入賞口とを備えた役物装置12を備えたものにも同様に本発明を適用できる。当該他の遊技機であっても、パチンコ球Bが通過する誘導通路48または誘導通路22に応じて、特別入賞口45に入賞する確率を異ならせることができる。
(2)上述した実施例では、回転体44には隔離部材44b,44d,44hを備え、領域間でパチンコ球Bの通行を困難にした(図7,図8等を参照)。この形態に代えて、領域間でパチンコ球Bの通行が困難であれば、他の構成としてもよい。例えば図20(A),図20(B),図20(C)に示すように、回転体44の中央部を凸にした丘陵状に形成するとともに、隣り合う領域で段差を設けた段差部44j,44k,44mを表面上に沿って備える。当該段差部44j,44k,44mの表面は凹レンズのように形成し、各入賞口がほぼ同一の標高になるように構成する。また、隔離部材44b,44d,44hに相当する部位に溝を設ける構成とした場合でも同様である。これらの構成によれば、誘導通路48を通過したパチンコ球Bは通行部位40aを通じて通常入賞口47および特別入賞口45のいずれか一つに入賞するが、誘導通路22を通過したパチンコ球Bは共通領域76を通じて特別入賞口45に入賞し易くなる。よってパチンコ球Bが誘導通路48および誘導通路22の何れを通過するかで特別入賞口45に入賞する確率が異なる。
(3)上述した実施例では、回転体44には五つの通常領域74,80,82,84,86と、一つの特別領域78とを備えた(図7,図8等を参照)。この形態に代えて、四つの通常領域と二つの特別領域とを備えたり、通常領域と特別領域とをそれぞれ三つ備えたり、二つの通常領域と五つの特別領域とを備えたり、一つの通常領域と五つの特別領域とを備えるなどのように、通常領域の数と特別領域の数とを自在に設定してもよい。通常領域の数と特別領域の数とが変われば、パチンコ球Bが特別入賞口45に入賞する確率も変わる。領域数の変更は、特に遊技中に行うと面白くなる。特にパチンコ球Bが特別入賞口45に入賞する確率が高まるような変更は、遊技者の期待感を向上させることができる。
(4)上述した実施例では、第1位置を通行部位40aに設定し、第2位置を共通領域76に設定した(図8等を参照)。この形態に代えて、第1位置を共通領域76に設定し、第2位置を通行部位40aに設定してもよい。この設定を実現するに当たっては、例えば図21(A),図21(B)に示すように、特別入賞口45を隔離部材で囲まれた領域内に設ける。すなわち上述した実施例と異なるのは、特別領域78に代わる通常領域90には第2搬送部44nを備え、通常領域84に代わる特別領域88には第1搬送部44pを備える点である。この形態によれば、誘導通路48から扇状通路42を経て通行するパチンコ球が特別入賞口45に入賞する確率はほぼ六分の一になる。これに対して誘導通路22を通過して出口72から落下したパチンコ球が特別入賞口45に入賞する確率はほぼ零になる。そのため、遊技者はパチンコ球Bが誘導通路48を通過する期待感を持って遊技するようになる。
(5)上述した実施例では、可動体として回転体44を用い、振分部材として可動部材14を用いた(図2等を参照)。この形態に代えて、一以上の第2搬送部と、一以上の第1搬送部とを有する他の可動体を用いてもよい。当該他の可動体は、例えばスライド体や揺動体などが該当する。同様にしてパチンコ球Bを振り分け可能な他の振分部材を用いてもよい。当該他の振分部材は、例えば回転体やスライド体などが該当する。これらの部材を用いた場合であっても、パチンコ球Bを入賞口に入賞させ、あるいはパチンコ球Bを振り分けることができるので、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。
ここで、可動体としてスライド体を用いた例について、図22を参照しながら説明する。図22において、回転体44に代わるスライド体51は、通行部位49aを除いて外周壁49で囲み、所定方向(例えば矢印D16方向)にスライド可能に構成する。当該スライド体51は、第1搬送部51h、第2搬送部51d,51e,51f,51g,51i、隔離部材51a,51b,51cなどを有する。上記実施例との関係では、第1搬送部51hは第1搬送部44fに対応し、第2搬送部51d,51e,51f,51g,51iは第2搬送部44a,44c,44e,44g,44iに対応し、隔離部材51a,51b,51cは隔離部材44b,44d,44hに対応する。スライド体51の下方に通常入賞口47と特別入賞口45とを備える点は、上述した実施例と同様である。
上述した構成において、第2通過経路(誘導通路22等)を通過したパチンコ球Bは、矢印D18のように移動してスライド体51に入る。この場合、隔離部材51a,51b,51cによって通行が阻害されるので、第1搬送部51hまたは第2搬送部51d,51fに入り得る。したがって、第1搬送部51hを通じて特別入賞口45に入賞できる確率は1/3である。一方、第1通過経路(扇状通路42等)を通過したパチンコ球Bは、矢印D20のように通行部位49aを通じてスライド体51に入る。この場合、パチンコ球Bは全ての搬送部に入り得るので、第1搬送部51hを通じて特別入賞口45に入賞できる確率は1/6である。したがって、上述した実施例と同様の効果が得られる。
(6)上述した実施例では、可動部材14の姿勢を変化させてパチンコ球Bをいずれかの通過経路に振り分ける構成とした(図2,図18,図19等を参照)。この形態に代えて、所要の条件を満たすと可動部材14を特定の姿勢にさせる構成としてもよい。当該所要の条件は、例えばパチンコ球Bが球通過口を通過したことを契機として抽選を行うとともに、液晶表示器46では図柄変動を始め、所定の図柄パターン(例えば[333]や[777]等)が表示されることなどが該当する。球通過口はパチンコ機の種類,日時,遊技状態等に応じて適切に設定可能である。例えば、第1搬送部44fや第2搬送部44a,44c,44e,44g,44i、あるいは孔58a,60aなどのうちでいずれかが該当する(図2,図4を参照)。また特定の姿勢は、図18に示すような端部14bが小片58の近傍に位置する姿勢と、図19に示すような端部14bが小片60の近傍に位置する姿勢とのうちでいずれか一方が該当する。こうすれば抽選によっていずれかの通過経路にパチンコ球Bが誘導されるのかが決定されるため、遊技者は図柄変動の動向を期待しながら遊技できる。
(7)上述した実施例では、大入賞口16,54の近傍にそれぞれ入賞センサ20,50を設け、この入賞センサで入賞個数をカウントするように構成した(図1,図2を参照)。この形態に代えて、入賞センサを誘導通路22,48(通過経路)のそれぞれに設けて入賞個数をカウントするように構成としてもよい。例えば、図2に示す演出専用スイッチSW1,SW2に代えて入賞センサを備える。この場合、誘導通路22に設けた演出専用スイッチSW1の機能を上述した入賞センサで兼用することも可能である。ただし大入賞口入賞から検出までのタイムラグを考慮すると、入賞個数をより的確にカウントするには、できるだけ大入賞口16,54に近い位置(例えば入口62,66)に備えるのが望ましい。こうして検出用素子の個数が少なくなれば、当該素子が役物装置12を占有する空間を他の用途に利用することができるようになり、遊技機の製造コストを低減させることもできる。
誘導通路22,48に代えて、大入賞口16,54に入賞した全てのパチンコ球Bが通過する第1通過部位と、誘導通路22,48に相当する二つの第2通過部位に分岐する分岐部位とを備える誘導通路(例えば「人」字状等)を形成してもよい。この場合も、できるだけ大入賞口16,54に近い位置の第1通過部位と、第2通過部位の一方側とに演出専用スイッチを備えるのが望ましい。この場合であっても、検出用素子が役物装置12を占有する空間を他の用途に利用することができるようになり、遊技機の製造コストを低減させることもできる。
(8)上述した実施例では、演出専用スイッチSW1,SW2から出力する信号をサブ制御基板200に伝達して演出を実現した{図9を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、演出専用スイッチSW1,SW2から出力する信号を他の制御基板(例えばメイン制御基板100や液晶制御基板300等)に伝達して演出を実現する構成としてもよい。メイン制御基板100に伝達すれば、単にパチンコ球Bの検出を報知するのみならず、パチンコ遊技(特に遊技者に有利な遊技状態の実現)に反映させることが可能になる。液晶制御基板300に伝達すれば、メイン制御基板100やサブ制御基板200の制御状態にかかわらず、液晶制御基板300のみで通過に伴う演出を実現できる。
(9)上述した実施例では、遊技者に有利な遊技状態を実現する例として、パチンコ球が始動口38に入賞すると、可動翼片18,52が複数回開閉動作を繰り返して大入賞口16,54が複数回開閉動作され、その開放動作の間に再度パチンコ球が第1搬送部44fに入ると次のラウンドへ移行するという、いわゆる第2種パチンコ遊技機の大当たり形態を説明した。この形態に代えて、パチンコ球が始動口に入賞すると、権利が発生し、この権利発生状態中に図示しない始動入賞口にパチンコ球が入ると、大入賞口(実施の形態で述べた大入賞口16または大入賞口54、もしくは役物装置12とは別に設けた図示しない大入賞口など)を所定期間開閉制御するようにしてもよい。この場合、回転体44(第1搬送部を通じた特別入賞口45への入賞)は、いわゆる第3種パチンコ遊技機における権利発生口の機能を果たす。
(10)上述した実施例では、可動部材14を第1姿勢と第2姿勢との間で変更する構成としたが、所定条件が達成されたとき(例えばパチンコ球が特別入賞口45に入賞したときに乱数抽選を行い、その抽選結果が当たりのとき等)には誘導通路22をパチンコ球が通過しやすい姿勢(上述した実施例では可動部材14の端部14bを小片58の近傍に姿勢)に維持あるいはその姿勢となる頻度が多くなるように制御してもよい。この場合、所定条件が達成されると特別入賞口45に入賞しやすい第2通過経路にパチンコ球が誘導されやすくなり、いわゆる第1種パチンコ遊技機における確率変動の要素をメカニカルな動作によって付加できる。
(11)上述した実施例では、液晶表示器46に表示する演出やスピーカ94から響かせる演出等で報知を行なった{図11のステップS42を参照}。この形態に代えて、図23に示すように駆動体96によって動く可動部材98aを用いて報知を行なってもよい。例えば可動部材98aの状態(前進状態または後退状態)によってパチンコ球Bが特別入賞口45に入賞する可能性を報知する。具体的には、入賞可能性が低ければ図23(A)に示すように可動部材98aを後退状態にし、入賞可能性が高ければ図23(B)に示すように可動部材98aを一時的に前進状態にする。段階的な予測報知を行う場合には、パチンコ球Bが特別入賞口45に入賞する可能性が高まるにつれて前進する距離を大きくする。
可動部材98aについての他の形態としては、発光体を内蔵したり、ロッド98bの軸を回転させることにより可動部材98aを回転させる等のように構成してもよい。発光体は、例えばパチンコ球Bが特別入賞口45に入賞する可能性に応じて発光/非発光を切り換えたり、予測した段階に応じて発光内容(発光色や発光パターン等)を変化させたりする。可動部材98aの回転は、パチンコ球Bが特別入賞口45に入賞する可能性に応じて回転/非回転を切り換えたり、回転数や回転速度等を段階的に変化させたりする。
こうして可動部材98aによる報知を認識した遊技者は、パチンコ球Bが特別入賞口45に入賞する可能性を知り得る。また予測した段階に応じて報知として行う演出の内容を異ならせるので、遊技者は予測報知の内容を素早く認識することができる。
遊技盤の外観を示す正面図である。 役物装置を拡大して表す正面図である。 可動部材の構成例を示す図である。 パチンコ球の振る舞いの一例を説明する図である。 誘導通路の構成例を示す図である。 パチンコ球の入賞形態の一例を示す図である。 回転体および外周壁の構成例を示す図である。 通常領域および特別領域を説明する図である。 各種基板と各種装置とにかかる概略構成を示すブロック図である。 通常遊技処理の手続き例を示すフローチャートである。 特典遊技処理の手続き例を示すフローチャートである。 始動口への入賞を契機とした変化の例を示すタイムチャートである。 始動口への入賞を契機とした変化の例を示すタイムチャートである。 特別入賞口への入賞を契機とした変化の例を示すタイムチャートである。 特別入賞口への入賞を契機とした変化の例を示すタイムチャートである。 特別入賞口への入賞を契機とした変化の例を示すタイムチャートである。 信号を出力するタイミングの例を示すタイムチャートである。 左大入賞口から入賞したパチンコ球の経路例を示す図である。 右大入賞口から入賞したパチンコ球の経路例を示す図である。 回転体および段差部の構成例を示す図である。 通常領域および特別領域を説明する図である。 揺動部材の構成例を示す図である。 可動部材の構成例を示す図である。
符号の説明
10 遊技盤
12 役物装置
14 可動部材(振分部材)
14c 転動板
16,54 大入賞口
18,52 可動翼片
20,50 入賞センサ
22 誘導通路(第2通過経路)
24 可動部材
26 竹箒部
44 回転体(可動体)
44a,44c,44e,44g,44i 第2搬送部
44f 第1搬送部
44b,44d,44h 隔離部材(特定部材)
45 特別入賞口(特定入賞口)
46 液晶表示器(報知手段)
47 通常入賞口(一般入賞口)
48 誘導通路(第1通過経路)
51 揺動部材(可動体)
51a,51b,51c 隔離部材(特定部材)
51d,51e,51f,51g,51i 第2搬送部
51h 第1搬送部
56 入賞口(一般入賞口)
74,80,82,84,86 通常領域(一般領域)
76 共通領域
78 特別領域(特定領域)
92 発光体(報知手段)
94 スピーカ(報知手段)
96 駆動体
98a 可動部材(可動体,報知手段)
98b ロッド
100 メイン制御基板
200 サブ制御基板(報知手段,演出手段)
202,216 入力インタフェース回路
204 CPU
206 出力インタフェース回路
208,212,214 出力トランジスタ
210 音源IC
300 液晶制御基板
400 外部端子板
500 外部装置
SW1,SW2 演出専用スイッチ(検出手段)
B パチンコ球(遊技球,遊技媒体)

Claims (2)

  1. 一般入賞口と特定入賞口とを入賞装置に備え、前記特定入賞口に遊技球が入賞したことを契機として遊技者に有利な遊技状態を実現する構成とした遊技機であって、
    遊技球が通過して前記一般入賞口および前記特定入賞口のいずれか一方に入賞し得る第1通過経路と、
    前記第1通過経路よりも遊技球が前記特定入賞口に入賞し易い第2通過経路とを有する遊技機。
  2. 請求項1に記載した遊技機であって、
    遊技球が第2通過経路を通過した場合には、その通過を報知する報知手段を有する遊技機。
JP2003367399A 2002-11-12 2003-10-28 遊技機 Pending JP2004174238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003367399A JP2004174238A (ja) 2002-11-12 2003-10-28 遊技機

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002328684 2002-11-12
JP2003367399A JP2004174238A (ja) 2002-11-12 2003-10-28 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010035802A Division JP2010115523A (ja) 2002-11-12 2010-02-22 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004174238A true JP2004174238A (ja) 2004-06-24

Family

ID=32716164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003367399A Pending JP2004174238A (ja) 2002-11-12 2003-10-28 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004174238A (ja)

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034703A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Samii Kk 弾球遊技機
JP2006043331A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2006055426A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Samii Kk 遊技機
JP2006101924A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006122153A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006149420A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006223408A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Sankyo Kk 遊技機
JP2006223413A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Sankyo Kk 遊技機
JP2006280624A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Samii Kk 弾球遊技機及び遊技部品
JP2006314639A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2006314641A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2007244500A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Samii Kk 遊技機
JP2007260085A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2007296154A (ja) * 2006-04-29 2007-11-15 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008012153A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008012152A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008043447A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008067985A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Heiwa Corp 入賞装置及び遊技機
JP2008104520A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008104531A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008125783A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2009066352A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2009207871A (ja) * 2008-02-04 2009-09-17 Kyoraku Sangyo Kk 役物を有するパチンコ遊技機
JP2009279323A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2009291382A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010069121A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2010104824A (ja) * 2010-02-15 2010-05-13 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010148892A (ja) * 2010-02-15 2010-07-08 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010200966A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2011019847A (ja) * 2009-07-20 2011-02-03 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011031082A (ja) * 2010-11-17 2011-02-17 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2012040436A (ja) * 2011-11-30 2012-03-01 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2012066120A (ja) * 2011-11-30 2012-04-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2013066502A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014166366A (ja) * 2014-03-14 2014-09-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015164681A (ja) * 2015-06-25 2015-09-17 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017039000A (ja) * 2016-11-29 2017-02-23 株式会社三共 遊技機
JP2017202338A (ja) * 2017-07-19 2017-11-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019187735A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 株式会社ニューギン 遊技機

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH057651A (ja) * 1991-06-29 1993-01-19 Sankyo Kk 弾球遊技機の可変入賞球装置
JPH079380U (ja) * 1993-07-23 1995-02-10 株式会社大一商会 パチンコ機の入賞装置
JPH0712179U (ja) * 1993-07-26 1995-02-28 株式会社大一商会 パチンコ機の入賞装置
JPH11216232A (ja) * 1998-02-03 1999-08-10 Sankyo Kk 弾球遊技機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH057651A (ja) * 1991-06-29 1993-01-19 Sankyo Kk 弾球遊技機の可変入賞球装置
JPH079380U (ja) * 1993-07-23 1995-02-10 株式会社大一商会 パチンコ機の入賞装置
JPH0712179U (ja) * 1993-07-26 1995-02-28 株式会社大一商会 パチンコ機の入賞装置
JPH11216232A (ja) * 1998-02-03 1999-08-10 Sankyo Kk 弾球遊技機

Cited By (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4548653B2 (ja) * 2004-07-28 2010-09-22 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2006034703A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Samii Kk 弾球遊技機
JP2006043331A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2006055426A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Samii Kk 遊技機
JP2006101924A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP4517195B2 (ja) * 2004-10-26 2010-08-04 株式会社大一商会 遊技機
JP2006122153A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006149420A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2006223408A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Sankyo Kk 遊技機
JP2006223413A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Sankyo Kk 遊技機
JP2006280624A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Samii Kk 弾球遊技機及び遊技部品
JP2006314641A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP4735036B2 (ja) * 2005-05-13 2011-07-27 奥村遊機株式会社 遊技機
JP4670469B2 (ja) * 2005-05-13 2011-04-13 奥村遊機株式会社 遊技機
JP2006314639A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2007244500A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Samii Kk 遊技機
JP2007260085A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Samii Kk パチンコ遊技機
JP2007296154A (ja) * 2006-04-29 2007-11-15 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008012153A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008012152A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008043447A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008067985A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Heiwa Corp 入賞装置及び遊技機
JP2008104531A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008104520A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2008125783A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2009066352A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2009207871A (ja) * 2008-02-04 2009-09-17 Kyoraku Sangyo Kk 役物を有するパチンコ遊技機
JP2009279323A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2009291382A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010069121A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2010200966A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2011019847A (ja) * 2009-07-20 2011-02-03 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2010104824A (ja) * 2010-02-15 2010-05-13 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010148892A (ja) * 2010-02-15 2010-07-08 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2011031082A (ja) * 2010-11-17 2011-02-17 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2013066502A (ja) * 2011-09-20 2013-04-18 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2012040436A (ja) * 2011-11-30 2012-03-01 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2012066120A (ja) * 2011-11-30 2012-04-05 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2014166366A (ja) * 2014-03-14 2014-09-11 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015164681A (ja) * 2015-06-25 2015-09-17 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017039000A (ja) * 2016-11-29 2017-02-23 株式会社三共 遊技機
JP2017202338A (ja) * 2017-07-19 2017-11-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019187735A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 株式会社ニューギン 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004174238A (ja) 遊技機
JP2007236787A (ja) 遊技機
JP2006075523A (ja) 遊技機
JP2004129715A (ja) 遊技機
JP5784373B2 (ja) 遊技機
JP2006181295A (ja) 遊技機
JP2015062631A (ja) 弾球遊技機
JP2003169932A (ja) 弾球遊技機
JP5061024B2 (ja) 遊技機
JP2010142304A (ja) 遊技機
JP2004105624A (ja) 弾球遊技機
JP2005144004A (ja) 遊技機
JP2010115523A (ja) 遊技機
JP2008119273A (ja) 遊技機
JP2008245743A (ja) パチンコ遊技機
JP2008119274A (ja) 遊技機
JP2005131176A (ja) 遊技機
JP2008178460A (ja) 遊技機
JP4266017B2 (ja) 遊技機
JP4743513B2 (ja) 遊技機
JP2021053116A (ja) 遊技機
JP2021053113A (ja) 遊技機
JP2021053060A (ja) 遊技機
JP2003117155A (ja) 遊技機、及びその制御方法
JP2010000229A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060531

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100511