JP2006280624A - 弾球遊技機及び遊技部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可変入賞部内に入球させた後も遊技球がV入賞するか否かを緊張感と興奮を持って楽しめるような振分装置を設けることで、従来に無い新鮮味と高い遊技興趣が得られる弾球遊技機及びその弾球遊技機に適用される遊技部品を提供すること。
【解決手段】 可変入賞部20は、同心円状にそれぞれ回転自在に配設された複数の回転部材31、32、33を有し、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には複数段階の段差面31a、32a、33a、31b、32b、33bが形成された遊技球の振分装置30を備えており、入球した遊技球が各回転部材の所定の段差面を通過した場合に特定領域を通過させる。V入賞するか否かは、遊技球の動きと回転部材の段差面の位置との2つの要素にかかってくるので、遊技者は、可変入賞部内に入球させた後も遊技球がV入賞するか否かを緊張感と興奮を持って楽しめ、従来に無い新鮮味と遊技興趣が得られる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、入賞が容易な開放状態と入賞が困難又は不可能な閉鎖状態とに変動する可変入賞部を備えた弾球遊技機及びその弾球遊技機に適用される遊技部品に関する。
一般に、弾球遊技機の1つであるパチンコ遊技機では、遊技者は遊技盤に設けられた入賞部等に遊技球を入球させ、遊技を行う。従来のパチンコ遊技機の中には、いわゆる羽根物と呼ばれるパチンコ遊技機(以下「第2種パチンコ遊技機」という)がある。この第2種パチンコ遊技機には「羽根」と呼ばれる一対の可動翼片を備えた可変入賞部が設けられ、この可変入賞部は入賞が容易な開放状態と入賞が困難又は不可能な閉鎖状態とに変動し、その内部には特定領域と非特定領域とが形成されている。
第2種パチンコ遊技機は、遊技盤に設けられた始動口(始動入賞部)への遊技球の入球に基づいて、可変入賞部の一対の可動翼片を同時に開く補助遊技を行わせ、可動翼片が開いた際(始動開放状態)に遊技球を可変入賞部の内部に入球させ、該遊技球が特定領域を通過(以下、「V入賞」という)すると特別遊技を行わせるというものである。
この特別遊技では、始動開放状態より有利な開放状態である単位特別遊技(特別開放状態)が、所定ラウンド数を限度に繰り返され得る。但し、この単位特別遊技のラウンド継続(更新)は、前ラウンド中に遊技球がV入賞することを条件として新たなラウンドに移行することが可能である。そして、可変入賞部の内部に入球させた遊技球は、可変入賞部内に設けた振り分け部材等により特定領域又は非特定領域に振り分けられ、その結果によりV入賞するか否かが変わってくるようになっている。このような第2種パチンコ遊技機が、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されている。
特開2002−136696号公報 特開2004−8410号公報
上述した従来の第2種パチンコ遊技機では、可変入賞部の内部に入球させた遊技球がV入賞するか否かを振り分け部材等による振り分け結果に左右されるようにして、遊技球が可変入賞部の内部に入球した後も、遊技興趣が得られるようにしている。
このような振り分け部材は、例えば、人形、ドラム等の回転体或いは遊技球の貯留機構等により構成されるものが多く、人形の手が回転することで遊技球を振り分け、また、回転体の入球穴に入った遊技球をその回転により振り分け、或いは遊技球を一旦貯留した後放出することで、特定領域又は非特定領域に向けて振り分けるようにしている。
しかしながら、これらの振り分け部材による振り分けの結果、遊技球がV入賞できるか否かを遊技者は予測できず、期待を持って遊技球の行方を見守るという遊技興趣はあるものの、それ以上の新鮮味に乏しく、このため、第2種パチンコ遊技機が、いわゆる第1種パチンコ遊技機に比べ、人気が少ないこと等の原因にもなっていた。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、可変入賞部内に入球させた後も遊技球がV入賞するか否かを緊張感と興奮を持って楽しめるような振分装置を設けることで、従来に無い新鮮味と高い遊技興趣が得られる弾球遊技機及びその弾球遊技機に適用される遊技部品を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の弾球遊技機では、入賞が容易な開放状態と入賞が困難又は不可能な閉鎖状態とに可変で、その内部に特定領域及び非特定領域を含む可変入賞部と、前記可変入賞部の始動用に設けられている始動入賞部とを含み、前記始動入賞部に遊技球が入球したことを条件として前記可変入賞部が所定の始動開放状態となり、該始動開放状態中に前記可変入賞部へ入球した遊技球が前記特定領域を通過した場合に、前記可変入賞部が前記始動開放状態より有利な特別開放状態となる弾球遊技機において、前記可変入賞部は、同心円状にそれぞれ回転自在に配設された複数の回転部材を有し、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には複数段階の段差面が形成された遊技球の振分装置を備えており、入球した遊技球が前記各回転部材の所定の段差面を通過した場合に前記特定領域を通過させることを特徴としている。かかる構成によれば、V入賞するか否かは、遊技球の動きと回転部材の段差面の位置との2つの要素にかかってくるので、遊技者は、可変入賞部内に入球させた後も遊技球がV入賞するか否かを緊張感と興奮を持って楽しめ、従来に無い新鮮味と遊技興趣が得られる。
また、本発明に係る弾球遊技機では、入賞が容易な開放状態と入賞が困難又は不可能な閉鎖状態とに可変で、その内部に特定領域及び非特定領域を含む可変入賞部と、前記可変入賞部の始動用に設けられている始動入賞部とを含み、前記始動入賞部に遊技球が入球したことを条件として前記可変入賞部が所定の始動開放状態となり、該始動開放状態中に前記可変入賞部へ入球した遊技球が前記特定領域を通過した場合に、前記可変入賞部が前記始動開放状態より有利な特別開放状態となる弾球遊技機において、前記可変入賞部は、回転自在に配設され、遊技球が最初に入球する第1の回転部と、前記第1の回転部の内周側に回転自在に配設され、前記第1の回転部を通過した前記遊技球が入球する第2の回転部と、前記第2の回転部の内周側に回転自在に配設され、前記第2の回転部を通過した前記遊技球が入球する特定入賞部とを有し、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には2段階の段差面が交互に形成された遊技球の振分装置を備えており、前記遊技球が前記第1及び第2の回転部と前記特定入賞部の最高段差面のみを通過して収容された場合に前記特定領域を通過させることを特徴としている。かかる構成によれば、V入賞するか否かは、遊技球の動きと回転部や特定入賞部の段差面の位置との2つの要素にかかってくるので、遊技者は、可変入賞部内に入球させた後も遊技球がV入賞するか否かを緊張感と興奮を持って楽しめ、従来に無い新鮮味と遊技興趣が得られる。
また、前記第1及び第2の回転部はリング状に形成され、前記特定入賞部は円盤状に形成されていることを特徴としている。かかる構成によれば、回転部や特定入賞部をスムーズに回転させることができるとともに、擂鉢状の湾曲面や2段階の段差面を容易に形成することができる。
また、前記第1及び第2の回転部並びに前記特定入賞部の各段差面の境界には、前記遊技球の移動を防止する移動防止壁が設けられていることを特徴としている。かかる構成によれば、遊技球が高所の段差面から低所の段差面に落下してしまうことを防止することができ、遊技者は、遊技球がV入賞するか否かを最後まで緊張感と興奮を持って楽しむことができる。
また、少なくとも前記遊技球の入球箇所における前記第1の回転部と第2の回転部の境界には、前記遊技球の直接流下を防止する流下防止壁が設けられていることを特徴としている。かかる構成によれば、入球した遊技球が勢い余って行き成り特定入賞部に到達してしまう事態を防止することができ、遊技者は、遊技球がV入賞するか否かを時間を掛けて楽しむことができる。
また、前記流下防止壁は、一部に前記遊技球を流下させる穴が形成されていることを特徴としている。かかる構成によれば、遊技球の流下に更に変化を持たせることができるので、遊技者の緊張感と興奮度が増し、遊技興趣がより高まる。
上記目的達成のため、本発明の遊技部品では、弾球遊技機の遊技盤における遊技領域の所定位置に設けられ、入球した遊技球を特定領域又は非特定領域に向けて流下させて振り分ける遊技部品であって、同心円状にそれぞれ回転自在に配設された複数の回転部材を備え、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には複数段階の段差面が形成されており、入球した遊技球が前記各回転部材の所定の段差面を通過して収容された場合に前記特定領域を通過させることを特徴としている。かかる構成によれば、種々の弾球遊技機に対して適用して遊技者の興趣性をより高めることができる。
本発明によれば、可変入賞部は、同心円状にそれぞれ回転自在に配設された複数の回転部材を有し、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には複数段階の段差面が形成された遊技球の振分装置を備えており、入球した遊技球が各回転部材の所定の段差面を通過した場合に特定領域を通過させるので、V入賞するか否かは、遊技球の動きと回転部材の段差面の位置との2つの要素にかかっており、遊技者は、可変入賞部内に入球させた後も遊技球がV入賞するか否かを緊張感と興奮を持って楽しめ、従来に無い新鮮味と遊技興趣が得られる。
また、本発明によれば、可変入賞部は、回転自在に配設され、遊技球が最初に入球する第1の回転部と、第1の回転部の内周側に回転自在に配設され、第1の回転部を通過した前記遊技球が入球する第2の回転部と、第2の回転部の内周側に回転自在に配設され、第2の回転部を通過した前記遊技球が入球する特定入賞部とを有し、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には2段階の段差面が交互に形成された遊技球の振分装置を備えており、遊技球が第1及び第2の回転部と特定入賞部の最高段差面のみを通過して収容された場合に特定領域を通過させるので、V入賞するか否かは、遊技球の動きと回転部や特定入賞部の段差面の位置との2つの要素にかかっており、遊技者は、可変入賞部内に入球させた後も遊技球がV入賞するか否かを緊張感と興奮を持って楽しめ、従来に無い新鮮味と遊技興趣が得られる。
また、本発明によれば、第1及び第2の回転部はリング状に形成され、特定入賞部は円盤状に形成されているので、回転部や特定入賞部をスムーズに回転させることができるとともに、擂鉢状の湾曲面や2段階の段差面を容易に形成することができる。また、本発明によれば、第1及び第2の回転部並びに特定入賞部の各段差面の境界には、遊技球の移動を防止する移動防止壁が設けられているので、遊技球が高所の段差面から低所の段差面に落下してしまうことを防止することができ、遊技者は、遊技球がV入賞するか否かを最後まで緊張感と興奮を持って楽しむことができる。
また、本発明によれば、少なくとも遊技球の入球箇所における第1の回転部と第2の回転部の境界には、遊技球の直接流下を防止する流下防止壁が設けられているので、入球した遊技球が勢い余って行き成り特定入賞部に到達してしまう事態を防止することができ、遊技者は、遊技球がV入賞するか否かを時間を掛けて楽しむことができる。また、本発明によれば、流下防止壁は、一部に前記遊技球を流下させる穴が形成されているので、遊技球の流下に更に変化を持たせることができ、遊技者の緊張感と興奮度が増し、遊技興趣がより高まる。
また、本発明によれば、同心円状にそれぞれ回転自在に配設された複数の回転部材を備え、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には複数段階の段差面が形成されており、入球した遊技球が各回転部材の所定の段差面を通過して収容された場合に特定領域を通過させるので、種々の弾球遊技機に対して適用して遊技者の興趣性をより高めることができる。
本発明に係る弾球遊技機の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の成立に必須であるとは限らない。初めに、本発明の実施形態に係る弾球遊技機1の構成について図1を参照して説明する。
図1は、本発明に係る弾球遊技機1の遊技盤2の正面(前面)側を示す図である。この弾球遊技機1の遊技盤2には正面側に遊技領域3が形成され、その中央付近に本発明の特徴部分を構成する可変入賞部としての中央入賞装置20が配設されている。中央入賞装置20は、左右で対をなす第1の羽根21、第2の羽根22を備えており、第1、第2の羽根21、22を立てると遊技球が入球不可能な閉鎖状態となり、第1、第2の羽根21、22を左右に開く(倒す)と入球容易な開放状態(始動開放状態及び/又は特別開放状態を意味する。以下同じ)となる。図1に示す第1、第2の羽根21、22は、羽根を立てた閉鎖状態を実線で示し、羽根を開いた開放状態を点線で示す。なお、第1、第2の羽根21、22は、図示しないソレノイドにより駆動される。
中央入賞装置20の内部には、中央入賞装置20に入球した遊技球を案内して特定領域又は非特定領域に振り分ける振分装置30が配設されている。この振分装置30は、擂鉢状に形成されており、その湾曲面は同心円状にそれぞれ回転自在に配設された3つの回転部材で構成されている。すなわち,振分装置30は、最外周に配設された外側案内部(第1の回転部)31、この外側案内部31の内側に配設された内側案内部(第2の回転部)32、この内側案内部の内側である中心部に配設された特定入賞部33を備えている。そして、特定入賞部33には、特定領域34と非特定領域35が形成されており、遊技球が特定領域34を通過すると「V入賞」となり、非特定領域35を通過するといわゆる「はずれ」となる。なお、本発明の特徴部分を構成する振分装置30の詳細については、図2を参照して後述する。
中央入賞装置20の下方には、中央入賞装置20の第1、第2の羽根21、22の動作に関わる第1の始動入賞部11及び第2の始動入賞部12が配設されている。中央に配設された第1の始動入賞部11の上部には、開口幅を拡大させる拡大装置11aが配設されている。この拡大装置11aは、通常は遊技球を1個通過可能とするが2個同時通過不可能な幅を保つことにより、第1の始動入賞部11への遊技球の入球を困難なものとしているが、拡大作動時は広い範囲で遊技球を拾うことが可能となり、第1の始動入賞部11への遊技球の入球を容易なものとする。
一方、第1の始動入賞部11の左右両方向に配設された第2の始動入賞部12は、その上部に開口部が形成されたコップ状の役物であり、該開口部は遊技球を1個通過可能とする大きさである。このように、第2の始動入賞部12は、遊技球の入球が第1の始動入賞部11より困難な構成になっている。なお、第1の始動入賞部11及び第2の始動入賞部12には、入賞した遊技球を検出する図示しない始動入賞検出センサがそれぞれ配設されている。
中央入賞装置20の左右両方向には、遊技球が通過可能な作動ゲート7が配設されている。作動ゲート7には通過した遊技球を検出する図示しない作動ゲート通過検出装置が設けられ、遊技球の通過を契機として普通図柄表示部6における普通図柄の変動表示が開始される。普通図柄は普通図柄表示部6に設けられたランプの表示によって行われ、当該ランプが所定の状態に点灯すると、第1の始動入賞部11の拡大装置11aが所定時間だけ作動される。
第2の始動入賞部12の下方には入賞口5が配設されており、遊技球が入賞口5に入球すると所定個数の賞球が遊技者に与えられる。また、遊技盤2の下端には、第1、第2の始動入賞部11、12、入賞口5、中央入賞装置20の何れにも入球しなかった遊技球を排出するアウト口9が配設されている。また、遊技盤2には、遊技球の落下方向に変化を与える風車8や図示しない釘が配設され、遊技盤2の前面は、図示しないガラス板で覆われている。
遊技盤2の下方には、遊技球を遊技盤2の下端から正面側左上方へ打ち出すための図示しない弾球ハンドルが配設されている。この弾球ハンドルは、例えば時計方向に回転させると遊技球が発射されるようになっており、弾球ハンドルの操作により遊技球の打ち分けが可能な構成となっている。すなわち、弾球ハンドルをいっぱいに回転させると遊技球が強く発射されて遊技領域3の正面右側に打ち出され、弾球ハンドルを少し回転させると遊技球が弱く発射されて遊技領域3の正面左側に打ち出される。
更に、遊技盤2の下方には、第1、第2の始動入賞部11、12、入賞口5、中央入賞装置20に遊技球が入球したときに所定の個数の遊技球が払い出される図示しない賞球払出口、及び、それらの遊技球を受ける球受け皿がそれぞれ配設されている。次に、本発明の特徴部分を構成する中央入賞装置20の構成について図2を参照して説明する。
図2は、中央入賞装置20を拡大して示す正面概略図である。可変入賞部である中央入賞装置20は、遊技領域3のほぼ中央に配設された略直方体状の入賞装置である。中央入賞装置20は、左右で対をなす第1、第2の羽根21、22を備えており、第1、第2の羽根21、22を立てると入賞不可能な閉鎖状態となり、第1、第2の羽根21、22を左右に開くと入賞容易な開放状態へ変動する。図2は、第1、第2の羽根21、22を左右に開いた開放状態を示している。なお、中央入賞装置20にはこれら第1、第2の羽根21、22を開閉駆動するための図示しないソレノイドが配設されている。
中央入賞装置20の上部には、庇部23が突設され、遊技球が上方から落下して中央入賞装置20内へ入球するのを防止する。上述したように、開放状態では第1、第2の羽根21、22が左右に開くので、庇部23の両下端とのスペースから遊技球が中央入賞装置20へ入球するが、閉鎖状態では第1、第2の羽根21、22が立てられて庇部23の両下端とのスペースを塞ぐので(図1参照)、中央入賞装置20への遊技球の入球を防止する。
中央入賞装置20の内部には、第1の羽根21と第2の羽根22との間に内部ステージ25が形成され、この内部ステージ25の中央部には、1つの孔25aが穿設されている。内部ステージ25の下方には、所定の空間を空けて振分装置30が配設されている。そして、内部ステージ25の孔25aと振分装置30の入球個所30aとを繋ぐ遊技球の誘導管24が配設されている。内部ステージ25は、外周部から中央部の孔25aに向かって下がる傾斜面が形成されている。孔25aは、遊技球が1個通過可能な径で形成されている。誘導管24は、遊技球が1個通過可能な径であって、内部ステージ25の孔25aから振分装置30の入球個所30aまで螺旋状に延びるように形成されている。
このような構成において、中央入賞装置20に入球した遊技球は、内部ステージ25上を転動した後に、孔25a内に落下して誘導管24内を通過する。そして、誘導管24から放出された遊技球は、振分装置30の入球個所30aから入球し、外側案内部31、内側案内部32を経て特定入賞部33の特定領域34又は非特定領域35に振り分けられる。そして、遊技球が、特定領域34を通過すると「V入賞」となり、非特定領域35を通過すると「はずれ」となる。そして、特定領域34、非特定領域35を通過した遊技球は、遊技盤2の裏面側に排出される。次に、本発明の特徴部分を構成する中央入賞装置20内の振分装置30の構成について図3及び図4を参照して説明する。
図3は、振分装置30を拡大して示す斜視図、図4は、その断面側面図である。この振分装置30は、外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33を備えている。外側案内部31は、リング状に形成されており、図示しない振分駆動モータとギア機構により例えば一定回転速度で左回転するように構成されている。そして、外側案内部31の上面は、径方向には内周側に向かって下がる傾斜面が形成され、円周方向には2段階の段差面31a、31bが交互に形成されている。そして、各段差面31a、31bの境界には、遊技球の移動を防止する移動防止壁31cが一体で立設されている。
内側案内部32は、外側案内部31の内周側に収まるリング状に形成されており、上記振分駆動モータとギア機構により例えば一定回転速度で右回転するように構成されている。そして、内側案内部32の上面は、径方向には内周側に向かって下がる傾斜面が形成され、円周方向には2段階の段差面32a、32bが交互に形成されている。そして、各段差面32a、32bの境界には、遊技球の移動を防止する移動防止壁32cが一体で立設されている。
特定入賞部33は、内側案内部32の内周側に収まる円盤状に形成されており、上記振分駆動モータとギア機構により例えば一定回転速度で左回転するように構成されている。そして、特定入賞部33の上面は、2段階の段差面33a、33bがそれぞれ1つずつ形成されている。そして、高所の段差面33aには特定領域34となる貫通孔が穿設され、低所の段差面33bには非特定領域35となる貫通孔が穿設されている。そして、各段差面33a、33bの境界には、遊技球の移動を防止する移動防止壁33cが一体で立設されている。なお、特定領域34、非特定領域35には、通過する遊技球を検出するための特定領域センサ34a、非特定領域センサ35aが配設されており、各領域を通過する遊技球を検出する。
なお、誘導管24から放出された遊技球が、振分装置30の入球個所30aから外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33へと直線的に一気に流下してしまわないように、少なくとも振分装置30の入球個所30aにおける外側案内部31と内側案内部32の境界には、入球してくる遊技球を一旦受け止める円弧状の流下防止壁36が別体で設けられている。さらに、遊技球の流下に、より変化を持たせるために、流下防止壁36の一部に遊技球を流下させる穴を形成しても良い。
以上のような外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33が組み合わされた振分装置30の上面は、高所の段差面31a、32a、33aを繋ぎ合わせた場合と、低所の段差面31b、32b、33bを繋ぎ合わせた場合に、擂鉢状の湾曲面となるように形成されている。したがって、誘導管24から放出された遊技球は、振分装置30の入球個所30aから最初に外側案内部31に入球することになるが、そのときに外側案内部31の高所の段差面31aに入球するか、低所の段差面31bに入球するかによって、次に内側案内部32の高所の段差面32aに案内されるか、低所の段差面32bに案内されるかによって、さらに次の特定入賞部33の高所の段差面33aに案内されるか、低所の段差面33bに案内されるかによって、遊技球が特定領域34を通過するか、非特定領域35を通過するかが異なってくる。この点について図5を参照して説明する。
図5は、振分装置30の外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の高所の段差面31a、32a、33aと低所の段差面31b、32b、33bの組合せを示す左断面側面図である。なお、説明を簡単にするために、移動防止壁33cや流下防止壁36の図示は省略している。先ず、図2に示す第1、第2の羽根21、22が左右に開いた開放状態において、遊技球が中央入賞装置20へ入球すると、その遊技球は内部ステージ25上を転動し、孔25a内に落下して誘導管24内を流下する。
誘導管24から放出された遊技球は、振分装置30の入球個所30aから最初に外側案内部31に入球する。このとき、図5(A)に示すように、遊技球Bが、先ず外側案内部31の高所の段差面31aに入球し、次に内側案内部32の高所の段差面32aに案内され、さらに特定入賞部33の高所の段差面33aに案内された場合、その遊技球Bは、最終的には特定領域34となる貫通孔を通過することになり、「V入賞」となる。
一方、図5(B)に示すように、遊技球Bが、先ず外側案内部31の高所の段差面31aに入球し、次に内側案内部32の高所の段差面32aに案内されるが、次に特定入賞部33の低所の段差面33bに案内された場合、その遊技球Bは、最終的には非特定領域35となる貫通孔を通過することになり、「はずれ」となる。
一方、図5(C)に示すように、遊技球Bが、先ず外側案内部31の高所の段差面31aに入球したが、次に内側案内部32の低所の段差面32bに案内された場合、特定入賞部33の高所の段差面33aを形成する側壁33dに遮られることになるので、低所の段差面33bに案内されることになり、その遊技球Bは、最終的には非特定領域35となる貫通孔を通過することになり、「はずれ」となる。
一方、図5(D)に示すように、遊技球Bが、先ず外側案内部31の低所の段差面31bに入球した場合、内側案内部32の高所の段差面32aを形成する側壁32dに遮られることになるので、低所の段差面32bに案内されることになる。そして、その遊技球Bは、内側案内部32の低所の段差面32bに案内された後、特定入賞部33の高所の段差面33aを形成する側壁33dに遮られることになるので、低所の段差面33bに案内されることになり、その遊技球Bは、最終的には非特定領域35となる貫通孔を通過することになり、「はずれ」となる。
以上のように、遊技球が特定領域34を通過するためには、外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の全てにおいて高所の段差面31a、32a、33aを通過する必要があり、その他の場合は非特定領域35を通過することになる。したがって、遊技球が特定領域34を通過する確率(本例の場合は1/6)は、非特定領域35を通過する確率(本例の場合は5/6)よりかなり低くなる。
次に、以上のような構成の弾球遊技機1を用いた遊技の概要を説明する。遊技者が図示しない弾球ハンドルを操作すると、遊技球が発射され、ガイドレール4に案内されて遊技盤2に形成された遊技領域3の上方に放出される。遊技領域3に打ち出された遊技球は、風車8や図示しない釘等に接触して落下方向を変化させながら、一部は第1、第2の始動入賞部11、12又は入賞口5に入球し、第1、第2の始動入賞部11、12及び入賞口5に入球しなかった遊技球は、アウト口9に入球する。なお、遊技球が入賞口5に入球すると、賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。
次に、遊技球が作動ゲート7を通過すると、作動ゲート通過検出装置からの通過信号を契機に普通図柄抽選が行われ、普通図柄表示部6において普通図柄の変動を開始する。そして、変動が開始してから例えば30秒が経過すると、抽選された結果の態様で普通図柄が停止する。このとき普通図柄の停止態様が予め定められた当たりの態様であれば、第1の始動入賞部11の拡大装置11aが作動され、例えば0.5秒間だけ保持される。この間、第1の始動入賞部11の開口幅が拡大されるので、第1の始動入賞部11への入賞が容易となる。また、普通図柄の停止態様が予め定められた外れの態様であれば、第1の始動入賞部11の拡大装置11aは作動されないが、この場合でも第1の始動入賞部11への入賞は可能である。なお、普通図柄表示部6において普通図柄の変動中に遊技球がゲート7を通過した場合には、その分の変動は保留されて順次実行される。
次に、遊技球が第1、第2の始動入賞部11、12に入賞すると、図示しない各始動入賞検出センサからの検出信号を契機に賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出されると共に、中央入賞装置20の第1、第2の羽根21、22を作動させて中央入賞装置20を始動開放状態とする。なお、始動開放状態中に遊技球が第1、第2の始動入賞部11、12に入賞した場合(同時入賞又は連続入賞を含む)には、入賞回数分の始動開放状態が順次実行される。
始動開放状態は、中央入賞装置20を所定の開放状態にして、この始動開放状態中に中央入賞装置20に入球した遊技球が特定領域34を通過(V入賞)した場合に特別遊技を開始させる、遊技者にとって有利な遊技状態である。特別遊技では、中央入賞装置20を始動開放状態よりも長期にわたり開放状態とする特別開放状態(単位特別遊技)が繰り返し実行される。
このように、特別開放状態(単位特別遊技)は遊技者にとって始動開放状態より更に有利な遊技状態であって、特別開放状態と始動開放状態の違いは、中央入賞装置20の開放状態時間の長短として規定することができる。例えば、間欠的に開放状態にする動作であれば、始動開放状態のときには少数回(例えば2、3回)として特別開放状態のときには多数回(例えば20回とか30回)とすることで両者を区別できる。
また、この場合に、特別開放状態では1回の開放時間を長くする(例えば、始動開放状態では0.5秒であるが特別開放状態では1秒にする)ことを行ってもよい。また、間欠的な動作を行わない場合には、始動開放状態の時間を短くして(例えば2秒程度)、特別開放状態の時間を長くする(例えば20秒程度)ことで両者を区別することもできる。なお、ここにあげた回数や時間はあくまでも例であり、これらに限られるものではない。
本実施形態における始動開放状態では、例えば、中央入賞装置20の第1、第2の羽根21、22を0.5秒間開放状態に作動させる動作を2回行う。この始動開放状態中に中央入賞装置20へ入球した遊技球は、内部ステージ25上を転動した後に、孔25a内に落下して誘導管24内を通過する。そして、誘導管24から放出された遊技球は、振分装置30の入球個所30aから入球し、外側案内部31、内側案内部32を経て特定入賞部33の特定領域34又は非特定領域35に振り分けられる。しかし、上述したように、遊技球が特定領域34を通過する確率は非特定領域35を通過する確率よりかなり低い。
そこで、遊技者は、外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の各回転状態を見極め、遊技球が外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の全てにおいて高所の段差面31a、32a、33aを通過するように積極的に狙って打つこととなる。これにより、遊技者は、確実に遊技球を特定領域34へ入賞(V入賞)させることが可能となり、大当たり獲得への期待感を享受することができる。
そして、遊技球が特定領域34、非特定領域35のいずれかを通過すると、特定領域センサ34a、非特定領域センサ35aからの検出信号を契機に賞球払出口から例えば7球の賞球が遊技者に払い出され、特定領域34、非特定領域35のいずれかを通過した遊技球は遊技盤2の裏面側に排出される。
上記始動開放状態においてV入賞すると大当りとなり、続いて特別遊技が開始される。本実施形態における単位特別遊技(特別開放状態)では、中央入賞装置20の第1、第2の羽根21、22を1秒間開放状態にする動作を所定回数(例えば10回)だけ繰り返すものとする。更に、単位特別遊技中に中央入賞装置20に入球した遊技球が特定領域34を通過(V入賞)することを条件として、所定ラウンド数(例えば15ラウンド)を限度にこの単位特別遊技が繰り返し実行される。但し、単位特別遊技中に遊技球がV入賞しなかった場合には、ラウンドの更新はされずに特別遊技は終了する。なお、特別遊技中(特別開放状態)においても特定領域センサ34a、非特定領域センサ35aからの検出信号を契機に賞球払出口から例えば7球の賞球が遊技者に払い出される。
このように、本実施形態に係る弾球遊技機1は、回転自在に配設され、遊技球が最初に入球する外側案内部31と、外側案内部31の内周側に回転自在に配設され、外側案内部31を通過した遊技球が入球する内側案内部32と、内側案内部32の内周側に回転自在に配設され、内側案内部32を通過した遊技球が入球する特定入賞部33とを有する振分装置30を備えている。そして、この振分装置30は、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には2段階の段差面31a、32a、33a、31b、32b、33bが交互に形成されており、遊技球が外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の高所の段差面31a、32a、33aのみを通過して収容された場合に特定領域34を通過させるようになっている。
したがって、V入賞するか否かは、遊技球の動きと外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の段差面31a、32a、33a、31b、32b、33bの位置との2つの要素にかかってくるので、遊技者は、中央入賞装置20内に入球させた後も遊技球がV入賞するか否かを緊張感と興奮を持って楽しめ、従来に無い新鮮味と遊技興趣が得られる。
また、外側案内部31、内側案内部32はリング状に形成され、特定入賞部33は円盤状に形成されているので、外側案内部31、内側案内部32や特定入賞部33をスムーズに回転させることができるとともに、擂鉢状の湾曲面や2段階の段差面31a、32a、33a、31b、32b、33bを容易に形成することができる。また、外側案内部31、内側案内部32や特定入賞部33の各段差面31a、32a、33a、31b、32b、33bの境界には、遊技球の移動を防止する移動防止壁31c、32c、33cが設けられているので、遊技球が高所の段差面31a、32a、33aから低所の段差面31b、32b、33bに落下してしまうことを防止することができ、遊技者は、遊技球がV入賞するか否かを最後まで緊張感と興奮を持って楽しむことができる。
また、少なくとも遊技球の入球箇所30aにおける外側案内部31と内側案内部32の境界には、遊技球の直接流下を防止する流下防止壁36が設けられているので、入球した遊技球が勢い余って行き成り特定入賞部33に到達してしまう事態を防止することができ、遊技者は、遊技球がV入賞するか否かを時間を掛けて楽しむことができる。また、流下防止壁36は、一部に遊技球を流下させる穴を形成しても良いので、遊技球の流下に更に変化を持たせることができ、遊技者の緊張感と興奮度が増し、遊技興趣がより高まる。
なお、本発明の範囲は上述した実施形態に限られず、特許請求の範囲の記載に反しない限り、他の様々な実施形態に適用可能である。例えば、中央入賞装置20は、閉鎖状態において遊技球が入球不可能な形態について説明したが、閉鎖状態において入球可能であるが困難な形態としてもよい。
また、振分装置30は、外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の3つの回転部材を備える構成としたが、スペースの許容範囲で任意の数の回転部材を備える構成としても良い。また、2段階の段差面31a、32a、33a、31b、32b、33bを形成するようにしたが、任意の数の段階の段差面を形成するようにしても良い。また、特定領域34に至る経路は外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の高所の段差面31a、32a、33aのみを通過した場合に限ったが、任意の高さの段差面の組合せにより特定領域34に至らせるようにしても良い。
また、外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の回転方向や回転速度は任意で良く、さらに特定入賞部33を回転させずに固定させても良い。なお、外側案内部31、内側案内部32、特定入賞部33の回転方向や回転速度を一定とすることにより、2種パチンコ遊技機のみならず、いわゆる1種パチンコ遊技機のステージに配設することも可能となる。
本発明は、遊技球を用いる弾球遊技機であれば、いわゆるパチンコ機のみならず、アレ
ンジボール等他の弾球遊技機にも適用可能である。
本発明に係る弾球遊技機の遊技盤の正面(前面)側を示す図である。 図1の弾球遊技機の中央入賞装置を拡大して示す正面概略図である。 図1の弾球遊技機の振分装置を拡大して示す斜視図である。 図3の断面側面図である。 図3の振分装置の外側案内部、内側案内部、特定入賞部の高所の段差面と低所の段差面の組合せを示す左断面側面図である。
符号の説明
1 弾球遊技機、2 遊技盤、3 遊技領域、4 ガイドレール、5 入賞口、6 普通図柄表示部、7 作動ゲート、8 風車、9 アウト口、11 第1の始動入賞部、11a 拡大装置、12 第2の始動入賞部、20 中央入賞装置、21 第1の羽根、22 第2の羽根、23 庇部、24 誘導管、25 内部ステージ、25a 孔、30 振分装置、30a 入球個所、31 外側案内部、32 内側案内部、33 特定入賞部、34 特定領域、35 非特定領域、31a、32a、33a 高所の段差面、31b、32b、33b 低所の段差面、31c、32c、33c 移動防止壁、36 流下防止壁

Claims (7)

  1. 入賞が容易な開放状態と入賞が困難又は不可能な閉鎖状態とに可変で、その内部に特定領域及び非特定領域を含む可変入賞部と、
    前記可変入賞部の始動用に設けられている始動入賞部とを含み、
    前記始動入賞部に遊技球が入球したことを条件として前記可変入賞部が所定の始動開放状態となり、該始動開放状態中に前記可変入賞部へ入球した遊技球が前記特定領域を通過した場合に、前記可変入賞部が前記始動開放状態より有利な特別開放状態となる弾球遊技機において、
    前記可変入賞部は、同心円状にそれぞれ回転自在に配設された複数の回転部材を有し、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には複数段階の段差面が形成された遊技球の振分装置を備えており、入球した遊技球が前記各回転部材の所定の段差面を通過した場合に前記特定領域を通過させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 入賞が容易な開放状態と入賞が困難又は不可能な閉鎖状態とに可変で、その内部に特定領域及び非特定領域を含む可変入賞部と、
    前記可変入賞部の始動用に設けられている始動入賞部とを含み、
    前記始動入賞部に遊技球が入球したことを条件として前記可変入賞部が所定の始動開放状態となり、該始動開放状態中に前記可変入賞部へ入球した遊技球が前記特定領域を通過した場合に、前記可変入賞部が前記始動開放状態より有利な特別開放状態となる弾球遊技機において、
    前記可変入賞部は、回転自在に配設され、遊技球が最初に入球する第1の回転部と、前記第1の回転部の内周側に回転自在に配設され、前記第1の回転部を通過した前記遊技球が入球する第2の回転部と、前記第2の回転部の内周側に回転自在に配設され、前記第2の回転部を通過した前記遊技球が入球する特定入賞部とを有し、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には2段階の段差面が交互に形成された遊技球の振分装置を備えており、前記遊技球が前記第1及び第2の回転部と前記特定入賞部の最高段差面のみを通過して収容された場合に前記特定領域を通過させることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 前記第1及び第2の回転部はリング状に形成され、前記特定入賞部は円盤状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記第1及び第2の回転部並びに前記特定入賞部の各段差面の境界には、前記遊技球の移動を防止する移動防止壁が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の弾球遊技機。
  5. 少なくとも前記遊技球の入球箇所における前記第1の回転部と第2の回転部の境界には、前記遊技球の直接流下を防止する流下防止壁が設けられていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  6. 前記流下防止壁は、一部に前記遊技球を流下させる穴が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 弾球遊技機の遊技盤における遊技領域の所定位置に設けられ、入球した遊技球を特定領域又は非特定領域に向けて流下させて振り分ける遊技部品であって、
    同心円状にそれぞれ回転自在に配設された複数の回転部材を備え、径方向には擂鉢状の湾曲面が形成され、円周方向には複数段階の段差面が形成されており、入球した遊技球が前記各回転部材の所定の段差面を通過して収容された場合に前記特定領域を通過させることを特徴とする遊技部品。
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