JP4849492B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明はパチンコ機等の弾球遊技機とも呼ばれている遊技機に関する。
従来、例えば、遊技盤の遊技領域に配設された入賞装置において、球(パチンコ球)が流入可能な入球口を有する入賞室内に特定領域と非特定領域とが設けられた構造のものがある。
このような入賞装置において、入球口から流入した球が特定領域に流入すると、遊技者に有利な遊技状態(例えば大当たりの権利が付与される状態)となるように制御されている。また、このような入賞装置は、例えば、第2種、第3種パチンコ機等に採用されている。
入球口から入賞室内に流入した球が特定領域あるいは非特定領域に流入する過程で、球の流れに変化をもたせ遊技の興趣を高めるために、入賞室内に、球を振り分ける振分体が配設されたものがある。
また、遊技盤の遊技領域に、複数の入賞装置、例えば、第1〜第3役物をそれぞれ配設し、これら第1〜第3役物にそれぞれ振分体を配設するとともに、第1役物と、第2役物及び第3役物とを連絡通路によって連通したパチンコ機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、入球口近傍には、その入球口を開閉可能な開閉体が設けられ、特定の条件を満たしたときにのみ、開閉体によって入球口を所定時間だけ開くように設定された構造をもつ入賞装置も知られている。
特願平11−78168号公報(第3−7頁、図1)
ところで、例えば、第3種パチンコ機等において、入賞装置を権利発生装置として用いた場合、入球口から流入したの球のうち、規定数の球以上の球、例えば、2個の球が所定時間内において特定領域に連続的に流入すると、大当たり権利が発生した直後にその大当たり権利が消失してしまう。
しかしながら、特定の条件を満たしたときにのみ、開閉体によって入球口を所定時間だけ開くように設定された構造をもつ入賞装置であっても、開閉体の開放時間内において、複数の球が入球口から入賞室に連続して流入することがある。
ときには、入賞室に連続して流入した複数の球が振分体によって同方向に振り分けられられて特定領域に連続的に流入する場合がある。この場合には、大当たり権利が発生した直後や大当たり遊技において、その大当たり権利が消失してしまう不具合(通称パンク)が発生する。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、入球口から流入した球が特定領域あるいは非特定領域に流入する過程で、球の流れに変化をもたせるとともに、規定数の球を特定領域に流入可能に構成することができる遊技機を提供することである。
前記目的を達成するために、手段1の発明に係る遊技機は、請求項1に記載されたとおりの構成、すなわち、
「球が流入可能な入球口を有する入賞室内に特定領域と非特定領域とが設けられ、前記特定領域に球が流入したときに遊技者に有利な遊技状態となるように制御された遊技機であって、
前記入球口近傍に設けられてその入球口を開閉する開閉体
前記入賞室内に配設されて前記入球口から流入した球を回転動作によって第1放出口と第2放出口とに振り分ける第1振分回転体と、
前記入賞室内に配設されると共に前記第1放出口に振り分けられた球を連絡通路を介して受け入れてその球を回転動作によって前記特定領域と前記非特定領域とに振り分ける第2振分回転体と、を備え、
前記第1振分回転体は、
前記入球口から流入した球1個を受けて前記第1放出口まで移送すると共にその球の流入から適宜間隔を開けて流入する球を先行して受け得る位置に戻される第1放出口用球受部と、
前記入球口から複数個の球が連続流入した場合に、前記第1放出口用球受部で移送された球の次の球1個を受けて、その球を少なくとも前記特定領域にはつながらない球排出路に連通された前記第2放出口まで移送する第2放出口用球受部と、を有することを特徴とする遊技機。」
を要旨とする。
したがって、特定の条件を満たして開閉体が開き動作され、入球口が所定時間だけ開かれた状態において、入球口から入賞室内に流入した球は、第1振分回転体の回転動作によって第1放出口あるいは第2放出口に振り分けられる。すなわち、入球口から入賞室内に流入した球のうち、規定数(例えば、1個)の球は第1放出口に、規定数を越えた球は第2放出口にそれぞれ振り分けられる。
第1振分回転体の回転動作によって第1放出口に振り分けられた規定数の球は連絡通路に誘導されて第2振分回転体に流れる。そして、第2振分回転体の回転動作によって特定領域あるいは非特定領域のいずれかに振り分けられる。
このため、入賞室に連続して流入した複数の球が特定領域に連続的に流入することを防止することができる。これによって、例えば、大当たり権利が発生した直後や大当たり遊技時において、その大当たり権利が消失してしまう不具合(通称パンク)を防止することができる。さらに、規定数の球は、特定領域に流入可能となり、遊技者に対する特定入賞(例えば、大当たり遊技)の期待感を増大させることができる。
また、入球口から入賞室に流入した球を第1及び第2振分回転体の回転動作によってそれぞれ振り分けることができる。このため、入球口から流入した球が特定領域あるいは非特定領域に流入する過程で、球の流れに多様の変化をもたせることができ、遊技の興趣を高めることができるとともに、遊技者に対し特定入賞(例えば、大当たり遊技)の期待感を持続的に与えることが可能となる。
手段2の発明に係る遊技機は、手段1に記載の遊技機であって、連絡通路は、その連絡通路内の球を遊技者が視認可能な通路構成部材によって形成されている。
したがって、通路構成部材によって形成された連絡通路を通る球を遊技者が視認することによって、その球が第2振分回転体のいずれの部分に到達するかの判断が容易となる。このため、遊技者に対する特定入賞(例えば、大当たり遊技)の期待感をより一層増大させることができる。
手段3の発明に係る遊技機は、手段1又は2に記載の遊技機であって、第2振分回転体の周囲には、連絡通路の放出口から放出された球を転動させてその球を第2振分回転体に進入させる球転動部が設けられている。
したがって、連絡通路の放出口から放出された球を、一旦、球転動部に転動させた後、その球を第2振分回転体に進入させることができる。このため、第2振分回転体に対する球の進入タイミングに変化をもたせて遊技の興趣を高めることができる。
手段4の発明に係る遊技機は、手段1〜3のいずれか一項に記載の遊技機であって、第1振分回転体と第2振分回転体のうち、少なくと一方の振分回転体は回転速度変化させ得るように設定されている。
したがって、遊技状況の変化、例えば、通常遊技状態から大当たり遊技状態、あるいは大当たり遊技状態から確率変動遊技状態(大当たり遊技状態から再度大当たりとなる確率が変化する遊技状態)に変化すると、これに対応して、少なくとも一方の振分回転体の回転速度が変化する。このため、第1振分回転体から連絡通路を経て第2振分回転体に誘導される球が特定領域に流れる確率を変化させることができる。言い換えると、例えば、確率変動遊技時等において、大当たりとなるために必要とする平均的な遊技時間を短縮化することが可能となる。
手段5の発明に係る遊技機は、手段1〜4のいずれか一項に記載の遊技機であって、第1振分回転体及び第2振分回転体は上下方向に所定高さ寸法を隔てかつ略鉛直方向の軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられている。
したがって、第1振分回転体と第2振分回転体とが略鉛直方向の軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられることで、これら第1、第2振分回転体を配設するために必要な上下方向のスペースを小さくすることができる。このため、例えば、遊技盤の上下方向の限られたスペース内に第1、第2振分回転体を良好に配設することができる。
また、例えば、1つの入賞装置の本体構成部材に対し、第1、第2振分回転体を設置して入賞装置を構成した場合、その本体構成部材に第1、第2振分回転体を容易に設置可能となるとともに、入賞装置自体が上下方向に大型化する不具合を軽減することができる。
以上述べたように、この発明によれば、入球口から入賞室に流入した球を第1及び第2振分回転体の回転動作によってそれぞれ振り分けることができる。このため、入球口から流入した球が特定領域あるいは非特定領域に流入する過程で、球の流れに多様の変化をもたせることができ、遊技者に対し特定入賞(例えば、大当たり遊技)の期待感を持続的に与えることが可能となる。
また、入球口から入賞室内に流入した球のうち、規定数(例えば、1個)の球を第1振分回転体の回転動作によって第1放出口に振り分けることができる。このため、前記規定数の球を連絡通路によって第2振分回転体に誘導することができる。この結果、第2振分回転体の回転動作によって前記規定数の球を特定領域に流入可能となり、遊技者に対する特定入賞(例えば、大当たり遊技)の期待感を増大させることができる。
この発明の実施の形態に係る遊技機としてのパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 同じく入賞装置としての権利発生装置を拡大して示す正面図である。 同じく権利発生装置を簡略化して示す断面図である。 同じく権利発生装置を簡略化して示す斜視図である。 同じく権利発生装置の入球口近傍の開閉体と第1振分回転体の関係を簡略化して示す斜視図である。 同じく第1振分回転体の第1放出口用球受部に球を受けその球を第1放出口に放出する前の状態を簡略化して示す斜視図である。 同じく第1振分回転体の第1放出口から連絡通路を経て第2振分回転体の球転動部に球が放出された状態を簡略化して示す斜視図である。
この発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。
遊技機としての弾球遊技機、例えば、権利ものとも呼ばれている第3種パチンコ機の遊技盤を正面(前面)で表した図1において、遊技盤10の前面の周縁部には、外レール12と内レール13とを備えた案内レール11が装着されている。この案内レール11の内側には、遊技領域15が区画形成されるとともに、外レール12と内レール13との間には、図示しない球発射装置から発射された球(パチンコ球)を遊技領域15の上部に案内する球発射通路14が形成されている。
遊技盤10の遊技領域15には、その略中央部において後に詳述する入賞装置としての権利発生装置31(第3種権利発生装置、センタ役物装置等とも呼ばれることもある。)が装着されている。さらに、遊技盤10の遊技領域15の所定位置には、一般入賞器16や球Bを所定方向に誘導したり、あるいは球Bの流れを変化させる多数の釘や風車器17が適宜に配設され、遊技領域15の最下端には、アウト口19が設けられている。
また、遊技盤10の遊技領域15の所定位置、例えば、図1に向かって権利発生装置31の斜め左下部と略直下部の2箇所には、権利発生装置31の開閉体35を作動するための開閉体作動用入賞器18が配設されている。開閉体作動用入賞器18に対し球が流入したことを検出する球検出器(図示しない)が設けられている。
また、遊技盤10の遊技領域15には、その権利発生装置31の片側(図1に向かって右側)に位置して第3種始動装置23と、開閉扉21によって大入賞口22が開閉可能に構成された大入賞口装置20とが上下に所定間隔を保ってそれぞれ装着されている。
なお、第3種始動装置23には、外周に凹状の球受け部25を有する球受回転体24を備え、大当たりの権利発生後、球受回転体24の球受け部25に球Bを受けてその球Bを所定位置まで移送して放出することによって大当たり遊技を始動し、開閉扉21を開放動作させるようになっている。
さて、図1と図2に示すように、入賞装置としての権利発生装置31は、単数又は複数の本体構成部材32を主体として構成されている。そして、本体構成部材32には、上部に球Bが流入可能な入球口34を有する入賞室33が形成されている。
本体構成部材32の入球口34近傍には、その入球口34を開閉可能な開閉体35が設けられている。この開閉体35は、ソレノイド、モータ等の電動アクチュエータ(図示しない)を駆動源として開閉動作されるようになっている。そして、この実施の形態においては、開閉体作動用入賞器18に球Bが流入しかつその球Bが球検出器(図示しない)によって検出されたことを条件して電動アクチュエータ(図示しない)が作動し、これによって、開閉体35が所定時間(例えば、0.5秒前後)だけ入球口34を開放した後、元の状態に閉じるようになっている。
また、入賞室33内には、第1、第2の両振分回転体40、50がそれぞれ個別に回転可能に配設されている。
この実施の形態において、図2〜図4に示すように、本体構成部材32には、その入賞室33の上部近傍に位置して球受棚37が設けられている。また、本体構成部材32には、球受棚37の下方に所定距離だけ隔てて第1振分回転体40を回転可能に支持するための第1受皿体38が設けられている。
また、本体構成部材32には、第1受皿体38の下方に所定距離だけ隔てて第2振分回転体50を回転可能に支持するための第2受皿体49が設けられている。
入賞室33の球受棚37の所定位置には、入球口34から流入した球Bを第1振分回転体40に向けて流下案内するための連通孔39aを有する筒体39が形成されている。また、連通孔39aの所定位置には、同連通孔39aを通過する球Bを検出するための球検出器29が配設されている。
図3に示すように、第1受皿体38の下側の所定位置には第1放出口42が設けられ、同第1受皿体38の外周部の所定位置には第2放出口44が設けられている。なお、第1放出口42は、後述する連絡通路45に連通され、第2放出口44は球排出路48に連通される。
図3と図4に示すように、第1受皿体38上には、連通孔39aを通過した球Bを受けその球Bを第1放出口42と第2放出口44とに振り分けるための略円板状の第1振分回転体40が略鉛直方向の軸線回りに回転可能に装着されている。
第1振分回転体40の外周部には、連通孔39aを通過した球Bを受けその球Bを第1放出口42まで移送して放出するための貫通孔よりなる第1放出口用球受部41と、球Bを第2放出口44まで移送して放出するための開口部を有する切り欠き状の第2放出口用球受部43とがそれぞれ所定角度(この実施の形態では180度)位相した位置にそれぞれ形成されている。
また、前記した第1振分回転体40は、入球口34から流入した球Bのうち、規定数の球B、例えば1個の球Bのみを第1放出口42に、それ以上の球Bは第2放出口44にそれぞれ確実に振り分けるために、図4に示すように、第1振分回転体40の停止状態において、その回転方向の前側に第1放出口用球受部41が後側に第2放出口用球受部43がそれぞれ配置されるとともに、第1振分回転体40の厚さ寸法は球Bの直径寸法と略同じ大きさに設定されている。
また、第1振分回転体40は、連通孔39aを通る球Bが球検出器29によって検出されることによって作動するモータ等の電動アクチュエータ70を駆動源として回転される。例えば、第1振分回転体40は、電動アクチュエータ70によって一方向に1回転して停止されるようになっている。
図3と図4に示すように、第1振分回転体40と第2振分回転体50との間には、第1放出口42に振り分けられた球Bを第2振分回転体50に誘導する連絡通路45が設けられている。すなわち、第1受皿体38の下側には、その第1放出口42に連通する連絡通路45を有するパイプ状あるいは樋状の通路構成部材46がその上端部において固定された状態で設けられている。この通路構成部材46は、適宜に屈曲されその下端部が次に詳述する第2振分回転体50の外周の球転動部58に臨んで延出されている。
また、通路構成部材46は、その連絡通路45内を流下する球Bを遊技者が視認可能に透明な合成樹脂材料によって形成され、かつ入賞室33内に露出して配置されることが望ましい。
図3と図4に示すように、第2受皿体49の下側の所定位置には特定領域60に通じる特定領域用放出口52と、非特定領域61に通じる非特定領域用放出口56とがそれぞれ設けられている。なお、図3に示すように、特定領域60と非特定領域61には球Bの通過を検出する球検出器60a、61aがそれぞれ配設されている。
第2受皿体49上には、その外周囲に沿って略円環状をなす球転動部58が形成され、その球転動部58の内側領域において球Bを回転動作によって特定領域60と非特定領域61とに振り分ける略円板状をなす第2振分回転体50が略鉛直方向の軸線回りに回転可能に配設されている。この実施の形態において、球転動部58及び第2振分回転体50は後側から前側に向けて若干下傾する傾斜状をなしている。
すなわち、球転動部58は、連絡通路45の放出口から放出された球Bを転動させてその球Bを第2振分回転体50に進入させるものであり、その通路内周壁の所定位置(下傾端である前側中央部)には球Bを第2振分回転体50に進入させる進入口59が切り欠き状に形成されている。
第2振分回転体50の外周部には、球転動部58の進入口59から進入した球Bを受けその球Bを特定領域用放出口52まで移送して放出するための所定数、例えば1つの特定領域用球受部51と、球Bを非特定領域用放出口56まで移送して放出するための複数、例えば5つの非特定領域用球受部55とが所定角度(例えば60度の角度)を隔ててそれぞれ切り欠き状に形成されている。
また、この実施の形態において、第2振分回転体50は、パチンコ機の電源がONされることによって作動するモータ等の電動アクチュエータ71を駆動源として一方向に連続的に回転されるようになっている。
また、前述した第1振分回転体40と第2振分回転体50は、各種の球検出器やスイッチ等の信号が伝達される主制御装置(パチンコ機の後側に設置される主制御基板)80の制御プログラムに基づいて作動制御されるようになっている。
また、第1振分回転体40と第2振分回転体50のうち、少なくとの一方の振分回転体40又は50を遊技状況の変化(例えば、通常遊技状態から大当たり遊技状態への変化、あるいは大当たり遊技状態から確率変動遊技状態(大当たり遊技状態から再度大当たりとなる確率が変化する遊技状態)への変化に対応して、回転速度が変化するように主制御装置80による制御プログラムを設定することも可能である。例えば、第1振分回転体40から連絡通路45及び球転動部58を経て第2振分回転体50に進入される球Bが特定領域60に流入する確率を変化させる(例えば、高く変化させる)ことが可能となる。
また、図2に示すように、入賞装置としての権利発生装置31の本体構成部材32の略中央部で通路構成部材46の上方には、液晶表示器や7セグメント表示器よりなる図柄表示装置65が設置されている。
この図柄表示装置65の前側には、特定領域60に設けられた球検出器60aよって球Bを検出したことを条件として抽選図柄を変動表示する表示部66が遊技者に対し視認可能に設けられている。すなわち、特定領域60に設けられた球検出器60aよって球Bを検出すると、その信号が主制御装置80に伝達され、これに対応して主制御装置80から出力される信号に基づく抽選図柄が表示部66に変動表示されるようになっている。
この実施の形態に係る遊技機としてのパチンコ機は上述したように構成される。したがって、遊技の際、図示しない球発射装置から球発射通路14に発射された球B(パチンコ球)は、遊技領域15の上部に打ち出され、多数の釘や風車器17等に当たって遊技領域15の下部に向けて流れる。
遊技領域15に打ち出された球Bのうち、一部の球Bは一般入賞器16、開閉体作動用入賞器18等の入球口に流入する。また、これら入球口に流入しなかった球Bは遊技領域15の下部のアウト口19に流入し、機外に排出される。
開閉体作動用入賞器18の入球口に球Bが流入すると、その球Bが球検出器(図示しない)によって検出される。すると、球検出器の検出信号が主制御装置80に伝達される。これに基づいて主制御装置80から出力される信号によって権利発生装置31の開閉体35の電動アクチュエータ(図示しない)が作動される。これによって、開閉体35が所定時間(例えば、0.5秒前後)開放された後、元の状態に閉じられる。
図4に示すように、開閉体35の開放時において、球Bが権利発生装置31の入球口34から入賞室33に流入すると、その球Bは、まず、入賞室33上部の筒体39の連通孔39aを通して第1振分回転体40上に流れる。
筒体39の連通孔39aを先行して流れる球Bは、その連通孔39aの球検出器29よって検出される。すると、その検出信号が主制御装置80に伝達される。これに基づいて主制御装置80から出力される信号によって第1振分回転体40の電動アクチュエータ70が作動する。これによって、第1振分回転体40は、一方向に1回転して停止される。
第1振分回転体40の回転方向の前側には第1放出口用球受部41が後側には第2放出口用球受部43がそれぞれ配置される。このため、図5に示すように、第1振分回転体40の一方向の回転動作によってその第1放出口用球受部41が筒体39の直下に達すると、連通孔39aの球Bのうち、先行する規定数の球B、例えば1個の球Bのみが第1振分回転体40の第1放出口用球受部41に落下して受けられる。
引き続く第1振分回転体40の一方向の回転動作によってその第1放出口用球受部41に受けられた球Bが第1放出口42まで移送されて放出される(図3、図6及び図7参照)。
また、連通孔39aに残された規定数の以上の球Bは第2放出口用球受部43に受けられた後、第2放出口44まで移送されてその第2放出口44に放出されて球排出路48を流れて排出される(図3及び図7参照)。
第1放出口42に放出された規定数、例えば1個の球Bは連絡通路45に誘導されて第2振分回転体50周囲の球転動部58に放出される。この球Bは球転動部58に沿って転動しながらしだいにその転動速度を弱めて行く。そして、転動速度が弱められた球Bは、球転動部58の前側中央部の進入口59から第2振分回転体50上に進入して流れる。
第2振分回転体50に流れた球Bは、第2振分回転体50の回転動作によって、特定領域用球受部51と非特定領域用球受部55とのうちの一方に受けられて特定領域用放出口52あるいは非特定領域用放出口56を経て特定領域60あるいは非特定領域61のいずれかに振り分けられる(図3参照)。
この実施の形態において、図4に示すように、第2振分回転体50の外周には、1つの特定領域用球受部51と5つの非特定領域用球受部55とがそれぞれ所定の角度を隔てて配設されている。このため、1/6の確率で特定領域60に振り分けられる。
球Bが特定領域60に流れ、その球Bが特定領域60の球検出器60aによって検出されると、図柄表示装置65の表示部66の抽選図柄が変動し、設定時間後停止する。そして、表示部66には前記主制御装置80から伝達される信号に基づく抽選図柄が表示される。表示部66に表示された抽選図柄が「大当たり図柄」、例えば「7・7」となって停止した場合、大当たりの権利が発生する。
前記大当たり権利が発生した後、遊技領域15を流れる球Bが第3種始動装置23の球受回転体24の球受け部25に受けられて排出口に放出されると、その球Bが球検出器(図示しない)によって検出される。すると、その検出信号が主制御装置80に伝達される。これに基づいて主制御装置80から出力される信号が大入賞口装置20に伝達され、その開閉扉21によって大入賞口22が開かれる。大入賞口22に球Bが最大で10個流入するか、あるいは、所定時間(例えば、8秒)経過すると、開閉扉21によって大入賞口22が一旦閉じられ、ここで大当たり遊技の1ラウンドが終了する。
1ラウンドの間において、大入賞口22内に設けられた特定入賞部に球が入り、その球が球検出器(図示しない)によって検出されると、再び、開閉扉21によって大入賞口22が開かれる。このように大当たり遊技が最大で16ラウンド行われて大当たり遊技が終了する。
前記したように、この実施の形態においては、特定の条件を満たして、すなわち、開閉体作動用入賞器18に球Bが流入しかつ球検出器によって球Bが検出されることを条件として開閉体35が所定時間だけ開かれて元の状態に閉じられる。
入球口34が所定時間だけ開かれた状態において、入球口34から入賞室33内に複数(例えば3つ)の球Bが連続的に流入した場合、これら複数の球Bは、筒体39の連通孔39aに流れて第1振分回転体40上にそれぞれ送られる(図4参照)。
そして、第1振分回転体40の一方向の回転動作によって先行する規定数の球B、例えば1個の球Bのみが第1振分回転体40の第1放出口用球受部41に受けられて第1放出口42に放出される。
また、連通孔39aに残された規定数の以上の球B、例えば、2個の球Bは第2放出口用球受部43に受けられた後、第2放出口44まで移送されて排出通路に排出される。
このため、入球口34から入賞室33内に複数(例えば3つ)の球Bが連続的に流入した場合、これら複数の球Bが特定領域60に連続的に流入することを防止することができる。この結果、大当たり権利が発生した直後や大当たり遊技時において、その大当たり権利が消失してしまう不具合(通称パンク)を防止することができる。
また、筒体39の連通孔39a内の先行する1個の球Bは、必ず第1振分回転体40の第1放出口用球受部41に受けられて第1放出口42に放出される。このため、前記球Bは、特定領域60に流入可能となり、遊技者に対する特定入賞(例えば、大当たり遊技)の期待感を増大させることができる。
また、この実施の形態において、連絡通路45は、その連絡通路45内の球Bを遊技者が視認可能な例えば透明な合成樹脂材料よりなる通路構成部材46によって形成されている。
したがって、通路構成部材46によって形成された連絡通路45を通る球Bを遊技者が視認することによって、その球Bが第2振分回転体50のいずれの部分に到達するかの判断が容易となる。このため、遊技者に対する特定入賞(例えば、大当たり遊技)の期待感をより一層増大させることができる。
また、この実施の形態において、第2振分回転体50の周囲には、連絡通路45の放出口から放出された球Bを転動させる略環状の球転動部58が設けられ、その球転動部58の一部には、同球転動部58を転動する球Bを第2振分回転体50に進入させる進入口59が形成されている。
したがって、連絡通路45の放出口から放出された球Bを、一旦、球転動部58に転動させた後、その球Bを進入口59から第2振分回転体50上に進入させることができる。このため、第2振分回転体50に対する球Bの進入タイミングに変化をもたせて遊技の興趣を高めることができる。
また、この実施の形態において、第1振分回転体40及び第2振分回転体50はそれぞれ主制御装置80によって作動制御される別個の電動アクチュエータ70、71を駆動源として回転される。しかも、第1振分回転体40と第2振分回転体50のうち、少なくとの一方の振分回転体は、遊技状況の変化、例えば、通常遊技状態から大当たり遊技状態、あるいは大当たり遊技状態から確率変動遊技状態(大当たり遊技状態から再度大当たりとなる確率が変化する遊技状態)に変化に対応して回転速度が変化するように設定されている。
したがって、通常遊技状態から大当たり遊技状態、あるいは大当たり遊技状態から確率変動遊技状態(大当たり遊技状態から再度大当たりとなる確率が変化する遊技状態)に変化すると、これに対応して、少なくとも一方の振分回転体の回転速度が変化する。このため、第1振分回転体40から連絡通路45を経て第2振分回転体50に誘導される球Bが特定領域60に流れる確率を変化させることができる。言い換えると、例えば、確率変動遊技時等において、大当たりとなるために必要とする平均的な遊技時間を短縮化することが可能となる。
また、この実施の形態において、第1振分回転体40及び第2振分回転体50は上下方向に所定高さ寸法を隔てかつ略鉛直方向の軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられている。
したがって、第1振分回転体40と第2振分回転体50とが略鉛直方向の軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられることで、これら第1、第2振分回転体40、50を配設するために必要な上下方向のスペースを小さくすることができる。このため、例えば、遊技盤10の上下方向の限られたスペース内に第1、第2振分回転体40、50を良好に配設することができる。
すなわち、1つの入賞装置としての権利発生装置31の本体構成部材32に対し、第1、第2振分回転体40、50を設置して権利発生装置31を構成した場合、その本体構成部材32に第1、第2振分回転体40、50を容易に設置可能となるとともに、権利発生装置31自体が上下方向に大型化する不具合を軽減することができる。
なお、この発明は前記実施の形態に限定するものではない。
例えば、前記実施の形態においては、入賞装置としての権利発生装置31を備えた第3種パチンコ機である場合を例示したが、入賞装置を備えて第2種パチンコ機に採用することも可能である。
また、前記実施の形態においては、第2振分回転体50の周囲に、連絡通路45の放出口から放出された球Bを、一旦、転動させて第2振分回転体50に進入させる略環状の球転動部58が設けられた場合を例示したが、球転動部58は必ずしも設けなくてもよい。
また、前記実施の形態においては、透明な合成樹脂材料よりなる通路構成部材46によって連絡通路45を形成し、その連絡通路45内の球Bを遊技者が視認可能に構成したが、例えば、通路構成部材46を不透明な合成樹脂材料、金属材料等より形成し、その通路構成部材46の所定位置に連絡通路45を通る球Bを遊技者が視認可能な視認部を透明な合成樹脂材料部分、貫通孔、スリット孔等によって形成してもよい。
10 遊技盤
18 開閉体作動用入賞器
31 権利発生装置(入賞装置)
32 本体構成部材
33 入賞室
34 入球口
35 開閉体
40 第1振分回転体
41 第1放出口用球受部
42 第1放出口
43 第2放出口用球受部
44 第2放出口
45 連絡通路
46 通路構成部材
48 球排出路
50 第2振分回転体
51 特定領域用球受部
55 非特定領域用球受部
58 球転動部
59 進入口
60 特定領域
61 非特定領域

Claims (5)

  1. 球が流入可能な入球口を有する入賞室内に特定領域と非特定領域とが設けられ、前記特定領域に球が流入したときに遊技者に有利な遊技状態となるように制御された遊技機であって、
    前記入球口近傍に設けられてその入球口を開閉する開閉体
    前記入賞室内に配設されて前記入球口から流入した球を回転動作によって第1放出口と第2放出口とに振り分ける第1振分回転体と、
    前記入賞室内に配設されると共に前記第1放出口に振り分けられた球を連絡通路を介して受け入れてその球を回転動作によって前記特定領域と前記非特定領域とに振り分ける第2振分回転体と、を備え、
    前記第1振分回転体は、
    前記入球口から流入した球1個を受けて前記第1放出口まで移送すると共にその球の流入から適宜間隔を開けて流入する球を先行して受け得る位置に戻される第1放出口用球受部と、
    前記入球口から複数個の球が連続流入した場合に、前記第1放出口用球受部で移送された球の次の球1個を受けて、その球を少なくとも前記特定領域にはつながらない球排出路に連通された前記第2放出口まで移送する第2放出口用球受部と、を有することを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機であって、
    前記連絡通路は、その連絡通路内の球を遊技者が視認可能な通路構成部材によって形成されていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機であって、
    前記第2振分回転体の周囲には、連絡通路の放出口から放出された球を転動させてその球を第2振分回転体に進入させる球転動部が設けられている遊技機。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技機であって、
    前記第1振分回転体と前記第2振分回転体のうち、少なくと一方の振分回転体は、回転速度変化させ得るように設定されている遊技機。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技機であって、
    前記第1振分回転体及び前記第2振分回転体は上下方向に所定高さ寸法を隔てかつ略鉛直方向の軸線回りにそれぞれ回転可能に設けられている遊技機。
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