JP2006006709A - 遊技機 - Google Patents

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高明 市原
Shinji Mutsuka
真次 六鹿
Hiroshi Ishii
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Abstract

【課題】 遊技球が通過可能な第1の球通過領域及び第2の球通過領域を備え、遊技球が第1の球通過領域を通過したことを条件に特定遊技を発生させる構成の遊技機において、球流入装置内に流入した遊技球が、特定遊技の発生に係る第1の球通過領域を通過するまでの過程に関し、遊技者の期待感を高めるのに有効な技術を提供する。
【解決手段】 パチンコ機101は、遊技球が特定入賞口140を通過したことを条件に特定遊技を発生させ、遊技球が一般入賞口141を通過したときには当該特定遊技を発生させない構成であり、電動役物装置110内に配置された球誘導装置120は、球停留部において遊技球の停留及び停留解除が可能な構成を有し、この球停留部に停留している遊技球の有無が、入賞球センサ152及び一般入賞口センサ143における遊技球の検出情報に基づいて判定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機の構成に関する技術である。
従来、所定の入賞条件の成立によって開閉する入賞装置を有するパチンコ機が知られている。例えば、入賞装置内に入球した遊技球が入賞可能な特別入賞口を備えたパチンコ機の構成が公知である(例えば、特許文献1参照。)。このパチンコ機は、遊技球が始動口に入賞し入賞装置が開放されたとき、当該入賞装置内に入球した遊技球が特定の球通過領域を通過することによって特定遊技が発生し、それ以外の領域を遊技球が通過した場合には特定遊技が発生しない構成を有する。
ところで、この種のパチンコ機では、遊技盤面に発射されて球流入装置内に流入した遊技球が、特定遊技を発生させる特定の球通過領域を通過するまでの過程に関し、遊技者の期待感を高めるべく一層の技術的探求が要請される。
特開平6−238045号公報
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、遊技盤面に発射された遊技球が流入可能な球流入装置内に、遊技球が通過可能な第1の球通過領域及び第2の球通過領域を備え、遊技球が第1の球通過領域を通過したことを条件に特定遊技を発生させる構成の遊技機において、球流入装置内に流入した遊技球が、特定遊技の発生に係る第1の球通過領域を通過するまでの過程に関し、遊技者の期待感を高めるのに有効な技術を提供することを課題とする。
前記課題を達成するために、本発明が構成される。なお、本発明でいう「遊技機」としては、パチンコ機、アレンジボール機などが典型的なものである。
(請求項1に記載の発明)
前記課題を達成する請求項1に記載の遊技機は、球流入装置、球停留手段、第1の球通過領域、第2の球通過領域、遊技球数導出手段を少なくとも備えている。
本明細書でいう「球流入装置」とは、遊技盤面に発射された遊技球を装置内に受け入れて当該遊技球が装置内において流下することが可能な各種の装置を広く含む主旨であり、典型的には、遊技球の流下に影響を及ぼすことが可能な役物、例えば、装置内部に遊技球の球通過領域を有する構成の役物や、単に遊技球の通過を許容する構成の役物などを包含する。より具体的には、内部に遊技球の球通過領域を有し、遊技球の入賞によって賞球を付与することが可能な入賞装置が本発明における「球流入装置」の一例である。
本発明の第1の球通過領域及び第2の球通過領域は、球流入装置内を流下した遊技球が通過可能な領域である。本発明では、遊技球が第1の球通過領域を通過したことを条件に特定遊技、典型的には大当たりのときに遊技者に付与される「特別の遊技状態」を発生させ、遊技球が第2の球通過領域を通過したときには特定遊技を発生させない構成になっている。この「特別の遊技状態」は、遊技者に所定の特典が付与された遊技態様であり、典型的には大当たり遊技状態がこれに該当する。より詳しくは、特定入賞口に遊技球が入賞することを条件として、所定数の遊技球が入賞装置内に流入するまでの間当該入賞装置の流入口の開閉動作を継続させる態様、あるいは入賞装置の所定回数の開閉動作を継続させる態様が「特別の遊技状態(大当たり遊技状態)」に相当する。
なお、これら第1の球通過領域や第2の球通過領域の種類、数は限定されず、必要に応じて適宜変更可能である。例えば、第1の球通過領域及び第2の球通過領域に加え、これら球通過領域以外の球通過領域が設けられていてもよい。また、本発明は、球流入装置の内部に球通過領域を備えた構成、球流入装置の外部に球通過領域を備えた構成を包含する。すなわち、本発明では、球流入装置内に複数の球通過領域を備えており球流入装置内に入球した遊技球が球流入装置内において各球通過領域を通過する構成や、球流入装置外であって当該球流入装置の下流に複数の球通過領域を備えており球流入装置内に入球した遊技球が球流入装置内を流下したのちに球通過領域を通過する構成等を採り得る。また、本発明でいう「通過」は、種々の通過口、また通過口以外の各種球受口(領域)に遊技球が流入し通過する状態をいう。
本発明の球停留手段は、第1の球通過領域及び第2の球通過領域の上流に配置されて、球流入装置内に流入した遊技球の停留が可能な停留可能状態と停留が解除された停留解除状態とに切り換え可能な機能を有する手段である。この球停留手段としては、遊技球の停留及び停留解除を繰り返す構成や、遊技球の停留を所定期間行う構成を用いることができる。球停留手段が停留可能な状態に設定されると、遊技球の停留(または保留、貯留)が可能とされ、停留が解除された状態に設定されると、一旦停留された遊技球の停留(または保留、貯留)が解除され、また流入してきた遊技球の流下が許容される。また、本発明では、球停留手段に停留された後に当該停留が解除された遊技球の方が、停留されない遊技球よりも第1の球通過領域を通過する可能性が高くなる構成になっている。
すなわち、球流入装置内の下部中央領域に第1の球通過領域を備え、球流入装置内に流入した遊技球を停留させることによって遊技球が中央領域を流下する可能性を高める球停留手段を備える構成においては、球停留手段に一旦停留された遊技球が中央領域を流下する可能性が高まり、第1の球通過領域を通過する可能性が高まる。従って、遊技球が球停留手段に停留されることによって、特定遊技が発生する可能性が高くなり、遊技者の期待感が高まる。
本発明の遊技球数導出手段は、球停留手段に停留されている遊技球の数に関する情報を導出する機能を有する手段である。ここでいう「球停留手段に停留されている遊技球の数に関する情報」としては、球停留手段に停留されている遊技球の数自体や、球停留手段における遊技球の有無(球停留手段に停留されている遊技球が有るか否か)がある。このような構成の遊技球数導出手段を用いることによって、当該球停留手段に停留されている遊技球の数や遊技球の有無を正確に導出することが可能となる。なお、当該情報の導出に際し、典型的には、球停留手段の上流及び下流に球検出センサを配置したり、球停留手段自体に球検出センサを配置したうえで、球検出センサが検出した遊技球のカウント数に基づいて、球停留手段に停留している遊技球の数に関する情報を導出する構成を用いる。例えば、球停留手段の上流及び下流に球検出センサを配置した場合には、当該球停留手段へと流入する遊技球の数と、当該球停留手段から流下した遊技球の数を比較することによって、当該球停留手段に停留されている遊技球の数や遊技球の有無を、球検出センサ等の検出手段の設置数を抑えた低コストで導出することが可能となる。
請求項1に記載の遊技機のこのような構成によれば、球停留手段に停留されている遊技球の数や遊技球の有無を、遊技球数導出手段によって正確に導出することによって、球停留手段に停留されている遊技球の数が少ない場合や停留が無い場合などには、より多くの遊技球を停留させるように球停留手段を制御して、遊技球が第1の球通過領域を通過する可能性を高めることが可能となる。
発明の目的及び効果
以上のように、「遊技盤面に発射された遊技球が流入可能な球流入装置内に、遊技球が通過可能な第1の球通過領域及び第2の球通過領域を備え、遊技球が第1の球通過領域を通過したことを条件に特定遊技を発生させる構成の遊技機において、球流入装置内に流入した遊技球が、特定遊技の発生に係る第1の球通過領域を通過するまでの過程に関し、遊技者の期待感を高めるのに有効な技術を提供する。」という目的に対し、
本発明によれば、「球停留手段に停留されている遊技球の数や遊技球の有無を遊技球数導出手段によって正確に導出する技術を、球流入装置内に流入した遊技球が第1の球通過領域を通過するまでの過程に関し、遊技者の期待感を高める技術に反映させることが可能となる。」という効果を奏することとなる。
以下に、本発明の「遊技機」の一実施の形態であるパチンコ機を図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施の形態)
まず、図1〜図7に基づいて本発明の第1実施の形態であるパチンコ機101について説明する。
本発明の遊技機の第1実施の形態であるパチンコ機101の遊技盤103の全体構成が図1に示される。図1に示すパチンコ機101は、いわゆる「第2種パチンコ機」と呼称される機種である。このパチンコ機101の遊技盤103の表面に形成された遊技領域105には、第2種始動口107,109、電動役物装置110、その他、特に符号を付さない入賞口、風車、多数の遊技釘等が配置されている。本実施の形態では、1つの第2種始動口107の左右両側に第2種始動口109が配置されている。第2種始動口107に入賞した遊技球(パチンコ玉)は、始動口センサ150によって検出され、第2種始動口109に入賞した遊技球は、始動口センサ151によって検出されるようになっている。
電動役物装置110は、遊技盤103面に発射された遊技球が流入可能な装置であり、当該電動役物装置110の上部の左右に大入賞口111、およびこれらの大入賞口111を開閉する左右1対の開閉羽根112を備えている。この電動役物装置110が、本発明及び後述する態様1における「球流入装置」に対応している。図1では、大入賞口111を開放した状態の開閉羽根112を二点鎖線で示しており、大入賞口111を閉鎖した状態の開閉羽根112を実線で示している。この開閉羽根112は、第2種始動口107,109に入賞した遊技球が始動口センサ150,151によって検出された場合に、開閉動作するように構成されている。典型的には、第2種始動口107に遊技球が入賞し、始動口センサ150が遊技球を検出した場合に開閉羽根112が開閉動作を2回連続で行い、第2種始動口109に遊技球が入賞し、始動口センサ151が遊技球を検出した場合に開閉羽根112が開閉動作を1回行う。また、電動役物装置110には、開閉羽根112の下方に液晶型の表示器113が設けられている。この表示器113には、遊技に関する各種の情報や各種の演出が表示される。
大入賞口111を通じて電動役物装置110内へ流入した遊技球は、入賞球センサ152によって検出されたのち、表示器113の左側方の球流通路114または右側方の球流通路115を流下する。その後、当該遊技球は、表示器113の下方において水平状に延在する棚板116へと流下し、この棚板116上を中央方向に転動したのち、球誘導装置120側へ流下する。また、球誘導装置120の下流には、螺旋形の球流下通路を有する筒状部材130、特定入賞口140(V入賞ゾーン)、この特定入賞口140の左右両側に配置された一般入賞口141,141(アウト球ゾーン)が設けられている。筒状部材130内の球流下通路を流下した遊技球は、一般入賞口141よりも遊技球入賞時の入賞特典が高い特定入賞口140に入賞し易い位置に流れる。特定入賞口140に入賞した遊技球は、特定入賞口センサ(V入賞検出センサ)142によって検出され、一般入賞口141に入賞した遊技球は、一般入賞口センサ(アウト球検出センサ)143によって検出されるようになっている。
なお、本実施の形態では、電動役物装置110内へ流入した遊技球は特定入賞口140及び一般入賞口141を通過可能であり、遊技球が特定入賞口140を通過したことを条件に特定遊技(後述する「特別の遊技状態」)を発生させ、遊技球が一般入賞口141を通過したときには当該特定遊技を発生させない構成になっている。すなわち、本実施の形態の特定入賞口140が、本発明及び後述する態様1における「第1の球通過領域」に対応しており、本実施の形態の一般入賞口141が、本発明及び後述する態様1における「第2の球通過領域」に対応している。
ここで、上記電動役物装置110内の配置された球誘導装置120の詳細構成及び動作を図2〜図6を参照しながら説明する。図1中の球誘導装置120が球停留解除モードにある状態の斜視図が図2に示され、当該球誘導装置120が球停留解除モードにある状態の正面図が図3に示される。また、図1中の球誘導装置120が球停留モードにある状態の斜視図が図4に示され、当該球誘導装置120が球停留モードにある状態の正面図が図5に示される。また、図1中の球誘導装置120における上部構成部材123及び下部構成部材124の動作に関するタイミングチャートが図6に示される。
図2及び図3に示すように、球誘導装置120は、「UFO」の形状を模した形状であり、半円球状(ドーム形状)の上部構成部材123、上部構成部材123の下部に配置された円盤状の下部構成部材124を備える。
上部構成部材123は、更に前面側の第1構成部121及び背面側の第2構成部122に2分割可能に構成されており、第2構成部122が下部構成部材124に対し固定される一方、第1構成部121が第2構成部122に対し上下方向に相対移動可能に構成されている。すなわち、第1構成部121は、固定部である第2構成部122に対し動作可能な可動部として構成される。一方、下部構成部材124は、図2中の矢印10方向ないし矢印12方向へ回転動作可能に構成されている。また、この下部構成部材124は、その内縁全周が上方へ突出した突出部124aと、その外縁全周が上方へ突出した突出部124bを有しており、下部構成部材124の上面において突出部124aと突出部124bとの間には遊技球の球転動領域が形成される。また、この下部構成部材124には、上面側と下面との間を連通する連通孔125が設けられており、下部構成部材124の上面を転動する遊技球が連通孔125に入ると、当該遊技球はこの連通孔125を通じて下面側へと流下する構成になっている。
下部構成部材124の連通孔125が中央位置(図4及び図5に示す位置)に設定されたとき、この連通孔125に入った遊技球は、連通孔125の下方に位置する筒状部材130内へと流れ込み、高い確率で特定入賞口140を通過することとなる。一方、下部構成部材124の連通孔125が中央位置よりも左右にずれたに位置に設定されたとき、この連通孔125に入った遊技球は、筒状部材130外において流下するため、特定入賞口140を通過する確率が低く、一般入賞口141を通過する確率が高くなる。このように、下部構成部材124は、球停留部126の下流において当該球停留部126を流下した遊技球が一般入賞口141または特定入賞口140へと向かうように振り分ける手段を構成しており、後述する態様5における「振分け手段」に対応している。
なお、本実施の形態において、上部構成部材123における第1構成部121の上下動作や、下部構成部材124の回転動作は、既知の構成のモータやソレノイドを用いた構成される駆動手段(後述する駆動部171)を介して行われる。
通常制御時におけるこれらの動作は、例えば図6中の時間t1から時間t2までの間に示すように、所定の周期で各々独立して行われる構成になっている。この通常制御時に対し、後述する判定結果A及び判定結果Bに対応した特別制御時における第1構成部121の動作は、例えば図6中の時間t2以降に示すように、通常制御時とは異なる態様で行われる構成になっている。これら通常制御時及び特別制御時における動作の詳細については、図6を参照しながら後述する。
図2及び図3に示すように、上部構成部材123の第1構成部121が第2構成部122に対し完全に重なり合うように設定された状態の球停留解除モード(本発明における「停留解除状態」に対応)では、この上部構成部材123と下部構成部材124との間の領域に遊技球は停留しない(保留されない)。従って、この球停留解除モードにおいて球誘導装置120へと流下した遊技球は、そのまま下部構成部材124の上面へと流下し、当該上面を転動したのち、連通孔125を通じて下部構成部材124の下面側へと流下する。
一方、図4及び図5に示すように、上部構成部材123の第1構成部121が第2構成部122に対し下方に移動した状態の球停留モード(本発明における「停留可能状態」に対応)では、第1構成部121の前面部分、具体的には第1構成部121と下部構成部材124の突出部124aとの間に、多数の遊技球を不確定状態で停留(保留)可能な大きさを有する球停留部126が形成される。従って、この球停留モードにおいて球誘導装置120へと流下した遊技球は、球停留部126に不確定状態で停留されるか、あるいは遊技球の流下の際の勢いによっては球停留部126に停留されずにそのまま下部構成部材124の上面側へと流下する。下部構成部材124の上面へと流下した遊技球は、当該上面を転動したのち、連通孔125を通じて下部構成部材124の下面側へと流下する。
なお、本実施の形態の球停留部126は、遊技球の停留位置が不確定となる球停留領域であり本発明における「球停留領域」に対応している。また、本実施の形態の球誘導装置120は、電動役物装置110内に流入した遊技球の球停留部126における停留が可能な停留可能状態(あるいは、停留が許容された停留許容状態)と、停留が解除された停留解除状態とに切り換え可能な手段であり、本発明及び後述する態様1における「球停留手段」に対応している。
上記構成の球停留部126のように、多数の遊技球を不確定状態で停留(保留)することが可能な大きさを有する構成では、球停留部126に停留されている遊技球の数を把握することによって、電動役物装置110内に流入した遊技球の流下態様を判定するのが難しい。多数の遊技球が停留する可能性のある全ての部位に球検出センサを設けることも考えられるが、このような構成は球検出センサが多数必要となりパチンコ機のコストアップとなる。そこで、詳細については後述するが、本実施の形態のパチンコ機101では、上記構成の入賞球センサ152によって検出された遊技球のカウント数C1と、上記構成の一般入賞口センサ143によって検出された遊技球のカウント数C2とを用いて、球停留部126に停留している遊技球の有無を検出するように構成している。このような構成によれば、球停留部126に遊技球が停留しているか否かを、確実且つ低コストで把握することが可能となる。これにより、電動役物装置110内に流入した遊技球の流下態様を判定することが可能となる。
ここで、本実施の形態の入賞球センサ152は、電動役物装置110内に流入した遊技球を検出するセンサであり、後述する態様2における「第1の球検出手段」に対応している。また、本実施の形態の一般入賞口センサ143は、一般入賞口141を通過した遊技球を検出するセンサであり、後述する態様2における「第2の球検出手段」に対応している。また、入賞球センサ152によるカウント数C1が、当該態様2における「第1カウント数」に対応しており、一般入賞口センサ143によるカウント数C2が、当該態様2における「第2カウント数」に対応している。
本実施の形態に係るパチンコ機101の電装システムが図7に模式的に示される。図7に示すように、本実施の形態に係るパチンコ機101は、概略的に見て、AC電源に接続された電源装置153に中継基板154を介して接続されたメイン制御部160を主体として構成される。メイン制御部160内には、特に図示しないもののCPU(中央演算処理装置)、メモリ、入力処理回路および出力処理回路が適宜設定されている。さらにメイン制御部160には、始動口センサ150,151、入賞球センサ152、特定入賞口センサ142、および一般入賞口センサ143が接続され、これら各センサ150,151,152,142,143からの検出信号が適宜入力される。またメイン制御部160には、サブ制御基板162、ソレノイド170、駆動部171、表示制御部172、音制御部173、ランプ制御部174、賞球制御部176がそれぞれ接続されている。サブ制御基板162は、各種の検出情報に基づく処理、判断を行い、表示制御部172、音制御部173及びランプ制御部174へ制御信号を出力する。また、表示制御部172には更に前記の表示器113が接続されており、賞球制御部176には更に賞球の払出しを実行する賞球装置178が接続されている。
ソレノイド170は、メイン制御部160内に設けられた出力処理回路(特に図示しない)からの駆動制御信号に基づいて適宜励磁・非励磁状態を切り替えることにより、図1に示す電動役物装置110の開閉羽根112,112の開閉駆動(開放動作ないし閉鎖動作)を行う。駆動部171は、同じくメイン制御部160内に設けられた出力処理回路(特に図示しない)からの駆動制御信号に基づいて球誘導装置120へ制御信号を出力し、上部構成部材123における第2構成部122の上下動作や、下部構成部材124の回転動作を制御する。表示制御部172は、サブ制御基板162からの制御信号に基づいて電動役物装置110の表示器113の駆動制御を行う。音制御部173は、同じくサブ制御基板162からの制御信号に基づいて、各種のスピーカへの音声出力を制御する。ランプ制御部174は、同じくサブ制御基板162からの制御信号に基づいて、各種のランプ類における点灯態様や点滅態様を制御する。
賞球制御部176は、特に図示しないものの、内部にCPU(中央演算処理装置)および入出力ポート等を備え、電源装置153から電源供給を受けて駆動されるとともに、始動口センサ150,151、入賞球センサ152からの検出信号を受けたメイン制御部160から適宜賞球制御信号を受けて、賞球装置178における賞球の払い出し制御を適宜行う。さらにメイン制御部160は、パチンコ機101を設置した遊技ホールに設けられたホールコンピュータ180に接続され、例えば大当たりの回数等といった遊技に関する営業情報を適宜出力する。
図1に示す上記構成のパチンコ機101において、発射ハンドル装置(図示省略)によって遊技盤103表面の遊技領域105に発射された遊技球は、遊技釘によって流下態様を変えつつ遊技領域105を流下していく。遊技球が第2種始動口107,109のいずれかに入賞すると、当該入賞した遊技球が始動口センサ150あるいは始動口センサ151によって検出される。これにより始動口センサ150,151からの検出信号がメイン制御部160に送られる。メイン制御部160は、賞球制御部176に制御信号を出力し、当該賞球制御部176は第2種始動口107,109に入賞した遊技球の入賞数に応じた数の賞球を賞球装置178に払い出させる。また賞球装置178によるこの賞球払い出し情報は、ホールコンピュータ180に対しても出力される。
また、始動口センサ150,151が遊技球を検出することによって、メイン制御部160は、ソレノイド170に制御信号を出力し、図1に示す開閉羽根112を所定回数だけ開閉動作させる。本実施の形態では、始動口センサ150が遊技球を検出したときに開閉羽根112が開閉動作を1回行い、始動口センサ151が遊技球を検出したときに開閉羽根112が開閉動作を2回連続で行う。この開閉羽根112が開放位置にあるとき大入賞口111が開放されて電動役物装置110内への遊技球の入球が許容される。一方、この開閉羽根112が閉鎖位置にあるとき大入賞口111が閉鎖されて電動役物装置110内への遊技球の入球が規制される。
開閉羽根112が開放位置にあるときに大入賞口111に入った遊技球は、球流通路114,115、棚板116、球誘導装置120、場合によっては筒状部材130を順次流下したのち、特定入賞口140あるいは一般入賞口141を通過する。遊技球のこのような流下過程において、入賞球センサ152、特定入賞口140の特定入賞口センサ142、一般入賞口141の一般入賞口センサ143が検出した検出信号はメイン制御部160に送られる。このとき、メイン制御部160は、賞球制御部176に制御信号を出力し、当該賞球制御部176は、入賞球センサ152を通過した遊技球の通過球数に応じた数の賞球を賞球装置178に払い出させる。また賞球装置178によるこの賞球払い出し情報は、ホールコンピュータ180に対しても出力される。
遊技球が特定入賞口140を通過した場合には、パチンコ機101は大当たり状態となり、いわゆる「特別の遊技状態」の複数のラウンドが順次実行されることとなる。一のラウンドは、次ラウンド移行条件が達成されて終了する場合を除き、開閉羽根112が所定回数だけ開閉動作されるか、あるいは規定数の遊技球の入賞カウント(典型的には10カウント)が行われるかのいずれかの条件が充足されるまで継続する。一方、当該ラウンド実行中に次ラウンド移行条件が達成された(次ラウンドへの継続権が得られた)場合、すなわち当該ラウンド実行中に遊技球が特定入賞口140を通過した場合、当該ラウンドは特定入賞口140への遊技球の通過の時点で終了し、次のラウンドに移行することとなる。換言すれば、特別の遊技状態のラウンドは、所定の満了条件に至るまで繰り返し継続可能とされるとともに、次ラウンド移行条件を充足することで次ラウンドへと移行し、これによって所定数のラウンドが重畳的に繰り返し遂行される。遊技者に付与されるこのような「特別の遊技状態」の特典は、遊技球が特定入賞口140を通過したときにのみ付与され、遊技球が一般入賞口141を通過した場合には付与されない。すなわち、遊技球が特定入賞口140を通過した場合と、一般入賞口141を通過した場合とで、遊技者に付与される特典が異なる。
また、特別の遊技状態の当該ラウンドにおいて、電動役物装置110内に所定数の遊技球が流入したり所定時間が経過すると、所定の作動条件が成立し、それまで図4及び図5に示す球停留モード(停留可能状態)に設定されていた球誘導装置120は、図2及び図3に示す球停留解除モード(停留解除状態)に切り換え制御される。これにより、球停留部126に停留された後に当該停留が解除された遊技球の方が、停留されない遊技球よりも特定入賞口140を通過する可能性が高くなる。
その理由として、本実施の形態では、特定入賞口140は、電動役物装置110内の下部中央領域に設けられるようになっており、また、球誘導装置120は、電動役物装置110内に流入した遊技球が中央領域を流下する可能性が高くなるようにするべく、遊技球を一旦停留させる機能を果たすものとなっている。従って、球誘導装置120において一旦停留された遊技球は、中央領域を流下する可能性が高くなり、中央領域を流下する遊技球に比してその下方の下部中央領域に配置された特定入賞口140を通過する可能性が高くなる。反対に、球誘導装置120において停留されない遊技球は、中央領域を流下する可能性が低くなり、その下方の下部中央領域に配置された特定入賞口140を通過する可能性が低くなる。
そのうえ、本実施の形態では、球誘導装置120は、遊技球の停留位置が不確定状態となる球停留部126を備え、この球停留部126に複数個の遊技球を停留可能であるため、この球停留部126における遊技球の停留数が多くなると必然的に、一旦停留された遊技球が、中央領域を流下する可能性がより高くなり、その下方の下部中央領域に配置された特定入賞口140を通過する可能性が増すこととなる。
更に、本実施の形態では、球誘導装置120の下部構成部材124は、球停留部126に一旦停留された遊技球が中央領域に流下し易いように動作する(詳細については後述する)構成であるため、中央領域を流下する可能性が更に高くなり、その下方の下部中央領域に配置された特定入賞口140を通過する可能性が更に増すこととなる。
上記特別の遊技状態の当該ラウンドにおいて、開閉羽根112が所定回数だけ開閉動作されたときに大入賞口111に入り、例えば図6中の時間t1において入賞球センサ152によって検出された遊技球の数は、メイン制御部160においてカウント数C1として記憶される。また、この特別の遊技状態の当該ラウンドにおいて、一般入賞口141に入り、例えば図6中の時間t2において一般入賞口センサ143によって検出された遊技球の数は、メイン制御部160においてカウント数C2として記憶される。メイン制御部160は、カウント数C2が記憶されたとき、カウント数C1とカウント数C2とを比較すし、カウント数C1がカウント数C2を上回るか否か、あるいはカウント数C1からカウント数C2を差し引いた値C3を導出する。カウント数C1とカウント数C2との比較に際しては、当該ラウンドにおいて遊技球が特定入賞口140を通過していないことや、規定数の遊技球の入賞カウントが終了していないことを条件とする。これは、当該ラウンドにおいて遊技球が既に特定入賞口140を通過している場合には、次ラウンドへの移行権が既に得られているため、後述する判定を行う必要がなく、また、当該ラウンドにおいて規定数の遊技球の入賞カウントが終了している場合には、開閉羽根112が閉止されるため、球誘導装置120の停留動作を行う必要がないからである。
そして、メイン制御部160は、カウント数C1がカウント数C2を上回るか、あるいは導出した値C3が0(ゼロ)よりも大きい場合に、当該ラウンドにおいて所定数目の遊技球を入賞球センサ152が遊技球を検出してから、当該遊技球を一般入賞口センサ143が検出するまでに要するであろうと考えられる基準時間(後述する態様4における「基準時間」に対応)が経過していることを条件として、球停留部126に遊技球が停留されていると判定(判定結果A)する。また、メイン制御部160は、カウント数C1とカウント数C2とが一致するか、あるいは導出した値C3が0(ゼロ)である場合には、当該ラウンドにおいて、所定数目の遊技球を入賞球センサ152が遊技球を検出してから、当該遊技球を一般入賞口センサ143が検出するまでに要するであろうと考えられる基準時間が経過していることを条件として、球停留部126に遊技球が停留されていないと判定する(判定結果B)。なお、前記条件を設けるのは、球停留部126に遊技球が停留されているか否かを判定するに際しては、所定の遊技球が入賞球センサ152によって検出された後、一般入賞口センサ143によって検出されるまでに所定のタイムラグがあることを勘案する必要があるからである。
なお、本実施の形態では、カウント数C2が記憶されたとき、規定数の遊技球の入賞カウントが終了した場合には、球停留部126に停留している遊技球の有無に関わらず、球誘導装置120の動作が球停留解除モードへと切り替えられる。このとき、球誘導装置120の動作を球停留解除モードへと切り替えるタイミングとしては、一般入賞検出または上記の基準時間経過後に切り替えるように制御するのが好ましい。
上記判定結果が判定結果Aであると判定されると、所定のタイミングで球停留モードから球停留解除モードへと切り替えるように、球誘導装置120の動作が制御される。すなわち、上部構成部材123の第1構成部121は、駆動部171によって駆動され、その位置が図4及び図5に示す位置から、図2及び図3に示すように第2構成部122に完全に重なり合う位置へと設定される。これにより、球停留部126に停留していた遊技球が、下部構成部材124の上面へと流下し、連通孔125を通じて下部構成部材124の下面側へと流下したのち、最終的に特定入賞口140若しくは一般入賞口141を通過する。なお、球停留モードから球停留解除モードへ切り替えるタイミングとしては、例えば図6に示す時間t3において行うのが好ましい。すなわち、判定結果Aと判定されたのち、下部構成部材124が最初に中央に位置し、下部構成部材124の連通孔125が筒状部材130の真上に位置するときに、上部構成部材123の第1構成部121を上方へ移動させて、球停留部126における遊技球の停留を解除する。これにより、停留が解除された遊技球は、その停留が速やかに解除されて筒状部材130内を流下し易くなり、筒状部材130内を流下した遊技球は高い確率で特定入賞口140を通過することとなる。
一方、上記判定結果が判定結果Bであると判定されると、球停留部126に遊技球が停留されるまで、球停留モードから球停留解除モードへ切り替えるタイミングを延長するように、球誘導装置120の動作が制御される。すなわち、上部構成部材123の第1構成部121は、その位置が図4及び図5に示すように第2構成部122に対し下方に移動した位置に維持される。これにより、球停留部126における停留可能時間が延長されることとなり、遊技球が球停留部126に停留する可能性が高まる。そして、遊技球の停留が予想される所定時間経過後に球停留モードから球停留解除モードへ切り替える。球停留モードから球停留解除モードへ切り替えるタイミングとしては、例えば図6に示す時間t4において行うのが好ましい。すなわち、判定結果Bと判定し、時間t2から時間t4まで停留可能時間を延長したのち、下部構成部材124が最初に中央に位置し、下部構成部材124の連通孔125が筒状部材130の真上に位置するときに、上部構成部材123の第1構成部121を上方へ移動させて、球停留部126における遊技球の停留を解除する。これにより、停留が解除された遊技球は、その停留が速やかに解除されて筒状部材130内を流下し易くなり、筒状部材130内を流下した遊技球は高い確率で特定入賞口140を通過することとなる。
なお、本実施の形態では、上記判定結果A及び判定結果Bのような判定結果や、当該判定結果を示唆する情報を、必要に応じて表示器113に表示させるように構成することができる。このような構成によれば、球停留部126に遊技球が貯留されているか否かという情報や、球誘導装置120のその後の動作に関する情報が、遊技者に判り易いという作用効果を奏する。
上記のように、本実施の形態の入賞球センサ152、一般入賞口センサ143、メイン制御部160は、球停留部126に停留されている遊技球の数に関する情報を導出する手段を構成しており、本発明及び後述する態様2における「停留球数判定手段」を構成する。また、メイン制御部160は、導出された情報に基づいて球誘導装置120において停留可能状態から停留解除状態への切り換え時期を制御する手段であるとともに、「振分け手段」としての下部構成部材124の回転動作を制御する手段であり、後述する態様3における「停留制御手段」、及び態様5における「振分け制御手段」を構成する。
以上のように、本実施の形態のパチンコ機101では、上部構成部材123及び下部構成部材124の動作が、判定結果A及び判定結果Bに対応して、遊技球が特定入賞口140を通過し易いように制御されるため、遊技球が特定入賞口140を通過して当該ラウンドが次ラウンドに移行する可能性が高まる。これにより遊技者に付与される利益(特典)が確保されることとなり、遊技者の期待感が高まる。
なお、この特別の遊技状態において、遊技球が特定入賞口140に入ったときには、次ラウンドの継続権が得られるため、本実施の形態では、入賞球センサ152に起因するカウント数C1に対し、特定入賞口センサ142に起因するカウント数ではなく、一般入賞口センサ143に起因するカウント数C2を用いている。
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態のパチンコ機201について、図8〜図23を参照しながら説明する。図8に示すパチンコ機201では、第1実施の形態のパチンコ機101において球誘導装置120の下流に配置された筒状部材130、特定入賞口140、一般入賞口141にかえて、V入賞振分装置230が配置されており、このV入賞振分装置230以外のその他の構成部材についてはパチンコ機101と同様の構成を有する。従って、ここではV入賞振分装置230及びその周辺の構成部材についてのみ説明し、その他の構成要素の構成や動作についての説明は省略する。
従来、特定の球通過領域を遊技球が通過したときに遊技者に付与される特典の大きさは、乱数等の抽選によって決定される構成が一般的であり、特典の大きさが運に左右されるものであるため、遊技者の技量が反映されず、遊技者に対して遊技技量の向上意欲を刺激する効果が少なかった。そこで、本実施の形態のパチンコ機201では、特定の球通過領域を遊技球が通過したときに遊技者に付与される特典の大きさが、遊技者の遊技技量によって変化するように構成することによって、遊技者の遊技技量向上意欲を高めるのに有効な技術を構築することを目的としている。
本発明の遊技機の第2実施の形態であるパチンコ機201の遊技盤103の全体構成が図8に示される。図8に示すパチンコ機201は、電動役物装置110(後述する態様5における「球流入装置」に対応)の球誘導装置120の下流に、V入賞振分装置230を備える。このV入賞振分装置230は、左右一対の振分部材231、第1の特定入賞口233、第2の特定入賞口235及び一般入賞口236を備える。
振分部材231は、V入賞振分装置230の上部において前面側へと延出する部材である。この振分部材231は、その上面において中央領域側よりも側方領域側の方が低所となるように傾斜しており、球誘導装置120から流下した遊技球を中央領域231aあるいは側方領域231bへと誘導する機能を有する。左右一対の振分部材231で区画される中央領域231aは、第2の特定入賞口235へ遊技球が流下し易い領域として規定され、振分部材231の外側に形成される側方領域231bは、第2の特定入賞口235へ遊技球が流下し難い領域として規定される。
第1の特定入賞口233は、左右方向に長手状に延在する溝部232内を、第1実施の形態の駆動部171と同様の駆動手段(後述する態様6における「駆動手段」に対応)を介して一定の周期で左右方向に往復動作する機能を有する可動タイプの入賞口(球通過領域)である。この第1の特定入賞口233は、遊技球が通過可能な球通過型(ゲート型、スルー型)に構成された通過口であり、通過した遊技球を検出する第1の通過球検出センサ234を備える構成になっている。この第1の特定入賞口233は、駆動手段を介して往復動作することによって、第2の特定入賞口235に対して上下方向に重なり合う重なり度合いが可変とされるように構成されている。この第1の特定入賞口233が、後述する態様6における「第3の球通過領域」に対応しており、第1の通過球検出センサ234が、当該態様6における「球通過検出手段」を構成する。
第2の特定入賞口235は、第1実施の形態の特定入賞口140(V入賞ゾーン)と同様に固定タイプの入賞口(球通過領域)である。この第2の特定入賞口235は、遊技球が通過可能な球通過型(ゲート型、スルー型)に構成された通過口であり、通過した遊技球を検出する第2の通過球検出センサ237を備える構成になっている。本実施の形態では、第1の特定入賞口233の下方に第2の特定入賞口235が配置された、上下2段構造の特定入賞口を用いている。この第2の特定入賞口235は、第1の特定入賞口233とほぼ等しい大きさを有しており、これら第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235を上下方向に重ね合わせた状態では、ほぼ完全に重なり合う構成になっている。なお、第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235は、振分部材231と同様の延出長さで前面側へと延出するように構成されている。この第2の特定入賞口235が、後述する態様5における「第1の球通過領域」に対応しており、第2の通過球検出センサ237が、当該態様5における「球通過検出手段」を構成する。
一般入賞口236は、第1実施の形態の一般入賞口141(アウト球ゾーン)と同様に一般入賞口センサ(アウト球検出センサ)238を有する入賞口(球通過領域)である。この一般入賞口236が、後述する態様6における「第2の球通過領域」に対応している。本実施の形態では、電動役物装置110内へ流入した遊技球は第2の特定入賞口235を通過したことを条件に特定遊技(後述する「特別の遊技状態」)を発生させ、遊技球が一般入賞口236を通過したときには当該特定遊技を発生させない構成になっている。
これら第1の通過球検出センサ234、第2の通過球検出センサ237、一般入賞口センサ238によって検出された遊技球の検出信号は、第1実施の形態の特定入賞口センサ142や一般入賞口センサ143と同様にメイン制御部160に送られる。
ここで、上記構成のV入賞振分装置230の動作を図9〜図23を参照しながら説明する。本実施の形態では、メイン制御部160が、第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235への遊技球の通過状態(流入態様)を判定し、この判定結果に応じて作動する条件装置が異なり、遊技者に付与される利益(特典)が異なるように設定されている。すなわち、このメイン制御部160は、第1の通過球検出センサ234及び第2の通過球検出センサ237による検出結果に基づいて、第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235における遊技球の通過状態を判定するともに、当該判定結果に応じて特定遊技において遊技者に付与される利益が異なるように制御する手段であり、後述する態様6における「通過判定手段」及び「利益制御手段」を構成する。
具体的には、図9〜図11に示すような動作位置S1、図12〜図14に示すような動作位置S2、図15〜図17に示すような動作位置S3において、所定時間内に第1の特定入賞口233に引き続き第2の特定入賞口235へ遊技球が流入した「第1の通過状態」である場合に、作動装置T1が作動する。作動装置T1が作動すると、特別の遊技状態において繰り返し継続可能な最大のラウンド数が、例えば「15ラウンド」に設定される。
また、図18〜図20に示すような動作位置S4において、第2の特定入賞口235にのみ遊技球が流入した「第2の通過状態」である場合に、作動装置T2が作動する。作動装置T2が作動すると、特別の遊技状態において繰り返し継続可能な最大のラウンド数が、例えば「1ラウンド」に設定される。
さらに、図21〜図23に示すような動作位置S5において、第1の特定入賞口233にのみ遊技球が流入した「第3の通過状態」である場合に、作動装置T3が作動する。作動装置T3が作動すると、特別の遊技状態において繰り返し継続可能な最大のラウンド数が、例えば「5ラウンド」に設定される。
なお、上記第1〜第3の通過状態の達成の困難性に関しては、第1の通過状態が最も高く、第2の通過状態が最も低く、第3の通過状態が第1の通過状態と第2の通過状態の間にある。すなわち、第1の通過状態は、可動タイプの入賞口である第1の特定入賞口233と、固定タイプの入賞口である第2の特定入賞口235の両方を遊技球が通過することを条件としているため、達成の困難性が最も高い。また、第2の通過状態は、固定タイプの入賞口である第2の特定入賞口235のみを遊技球が通過することを条件としているため、達成の困難性が最も低い。また、第3の通過状態は、可動タイプの入賞口である第1の特定入賞口233のみを遊技球が通過することを条件としているため、達成の困難性が第1の通過状態と第2の通過状態の間にある。そこで、本実施の形態では、このような達成の困難性を勘案して、第1の通過状態のときの最大のラウンド数を、スペック上の最大ラウンドである15ラウンドとして高い特典を付与し、第2の通過状態のときの最大のラウンド数をスペック上の最小ラウンドである1ラウンドとして低い特典を付与し、第3の通過状態のときの最大のラウンド数を15ラウンドと1ラウンドの間のラウンドである5ラウンドとして中くらいの特典を付与している。このように、条件達成の困難性に応じて特典の大きさが変化するように設定すれば、遊技者の技量の高さが特典の大きさに反映されるため、より遊技者の遊技技量向上意欲を刺激することができる。
〔第1の通過状態〕
動作位置S1にあるV入賞振分装置230の構成に関し、当該V入賞振分装置230の正面図が図9に示され、当該V入賞振分装置230の平面図が図10に示され、当該V入賞振分装置230の斜視図が図11に示される。
図9〜図11に示すように、V入賞振分装置230の動作位置S1では、第1の特定入賞口233が第2の特定入賞口235の真上に位置し、これら第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235が互いに上下方向にほぼ完全に重なり合うよう設定される。この動作位置S1において、球誘導装置120からV入賞振分装置230の中央領域231aに流下し、第1の特定入賞口233を通過した遊技球は、そのまま第2の特定入賞口235を通過入する。これにより、第1の通過球検出センサ234によって検出された遊技球は、所定時間内のほぼ同時のタイミングで引き続き第2の通過球検出センサ237によって検出されることとなる。遊技球が第1の通過球検出センサ234によって検出され、引き続き第2の通過球検出センサ237によって検出されると、メイン制御部160は作動装置T1を作動させる。この作動装置T1が作動すると、第1実施の形態において説明した「特別の遊技状態」が実行されるとともに、当該特別の遊技状態における継続可能な最大のラウンド数が、「15ラウンド」に設定される。また、作動装置T1が作動したことや、継続可能な最大のラウンド数に関する情報は、遊技者に判るように表示器113に表示される。この表示器113が、後述する態様8における「表示手段」に対応している。
一方、この動作位置S1において、球誘導装置120からV入賞振分装置230の中央領域231aには流下したが第1の特定入賞口233を通過しなかった遊技球や、側方領域231bに流下した遊技球は、そのまま一般入賞口236を通過し、一般入賞口センサ143によって検出されることとなる。
なお、作動装置T1が作動する条件は、第1の通過球検出センサ234によって検出された遊技球が、所定時間内のほぼ同時のタイミングで引き続き第2の通過球検出センサ237によって検出された場合に成立するものとし、このときのV入賞振分装置230の動作位置は、上記の動作位置S1に限定されるものではない。上記の動作位置S2以外として、例えば、以下に詳細に説明する図12〜図14に示すような動作位置S2や、図15〜図17に示すような動作位置S3に第1の特定入賞口233が配置された場合であっても、作動装置T1が作動する可能性がある。
動作位置S2にあるV入賞振分装置230の構成に関し、当該V入賞振分装置230の正面図が図12に示され、当該V入賞振分装置230の平面図が図13に示され、当該V入賞振分装置230の斜視図が図14に示される。
図12〜図14に示すように、V入賞振分装置230の動作位置S2では、第2の特定入賞口235の左斜め上方において当該第2の特定入賞口235に対し部分的に重なり合う位置に、右方向へ移動中の第1の特定入賞口233が位置する。この動作位置S2において、球誘導装置120からV入賞振分装置230の中央領域231aに流下し、第1の特定入賞口233を通過した遊技球は、第2の特定入賞口235の上部に当接することによって第1の特定入賞口233内に一時的に保持される。その後、第1の特定入賞口233が更に右側へ移動して、当該第1の特定入賞口233が第2の特定入賞口235の真上に位置したときに当該第1の特定入賞口233内に一時的に保持されていた遊技球は、そのまま第2の特定入賞口235を通過する。これにより、第1の通過球検出センサ234によって検出された遊技球は、所定時間内のほぼ同時のタイミングで引き続き第2の通過球検出センサ237によって検出されることとなる。このような態様によっても、作動装置T1が作動し、特別の遊技状態における継続可能な最大のラウンド数が、「15ラウンド」に設定される。なお、V入賞振分装置230の動作位置S2に類似の動作位置としては、第2の特定入賞口235の右斜め上方において当該第2の特定入賞口235に対し部分的に重なり合う位置に、左方向へ移動中の第1の特定入賞口233が位置する場合がある。
また、動作位置S3にあるV入賞振分装置230の構成に関し、当該V入賞振分装置230の正面図が図15に示され、当該V入賞振分装置230の平面図が図16に示され、当該V入賞振分装置230の斜視図が図17に示される。
図15〜図17に示すように、V入賞振分装置230の動作位置S3では、右側の振分部材231と第2の特定入賞口235との間であって、第1の特定入賞口233または第2の特定入賞口235への遊技球の流入が許容される位置に当該第1の特定入賞口233の位置が設定される。この動作位置S3において、球誘導装置120からV入賞振分装置230の中央領域231aに流下し、第1の特定入賞口233のみを通過した遊技球は、第1の通過球検出センサ234によってのみ検出され、第2の特定入賞口235のみを通過した遊技球は、第2の通過球検出センサ237によって検出される。このとき、遊技球が第1の通過球検出センサ234によって検出され、その後所定時間内のほぼ同時のタイミングで引き続き、別の遊技球が第2の通過球検出センサ237によって検出されると、作動装置T1が作動する。このような態様によっても、作動装置T1が作動し、特別の遊技状態における継続可能な最大のラウンド数が、「15ラウンド」に設定される。なお、動作位置S3では、遊技球が第1の通過球検出センサ234によって検出されるよりも前に、別の遊技球が第2の通過球検出センサ237によって検出される場合があるが、このような場合には、時間的に検出時間の遅い第1の通過球検出センサ234による検出を無効とし、後述する作動装置T2が作動する。また、このとき、作動装置T2が作動したことや、継続可能な最大のラウンド数に関する情報が表示器113に表示されることによって、遊技球が第1の通過球検出センサ234によって検出されるよりも前に、別の遊技球が第2の通過球検出センサ237によって検出されたことを遊技者に知らせることができる。
〔第2の通過状態〕
次に、動作位置S4にあるV入賞振分装置230の構成に関し、当該V入賞振分装置230の正面図が図18に示され、当該V入賞振分装置230の平面図が図19に示され、当該V入賞振分装置230の斜視図が図20に示される。
図18〜図20に示すように、V入賞振分装置230の動作位置S4では、右側の振分部材231の真下であって、右側の振分部材231によって第1の特定入賞口233への遊技球の流入が阻止される位置に当該第1の特定入賞口233の位置が設定される。この動作位置S4において、球誘導装置120からV入賞振分装置230の中央領域231aに流下し、第1の特定入賞口233を通過することなく第2の特定入賞口235を通過した遊技球は、第2の通過球検出センサ237によってのみ検出されることとなる。遊技球が第1の通過球検出センサ234によって検出されることなく第2の通過球検出センサ237によってのみ検出されると、メイン制御部160が作動装置T2を作動させる。この作動装置T2が作動すると、上記「特別の遊技状態」が実行されるとともに、当該特別の遊技状態における継続可能な最大のラウンド数が、「1ラウンド」に設定される。また、作動装置T2が作動したことや、継続可能な最大のラウンド数に関する情報は、遊技者に判るように表示器113に表示される。一方、この動作位置S4において、球誘導装置120からV入賞振分装置230の中央領域231aには流下したが第2の特定入賞口235を通過しなかった遊技球や、側方領域231bに流下した遊技球は、そのまま一般入賞口236を通過し、一般入賞口センサ143によって検出されることとなる。
なお、作動装置T2が作動する条件は、遊技球が第2の通過球検出センサ237によってのみ検出された場合に成立するものとし、このときのV入賞振分装置230の動作位置は、上記の動作位置S4に限定されるものではない。上記の動作位置S4以外として、例えば、左側の振分部材231の真下に第1の特定入賞口233が配置されたときや、右側や左側の振分部材231の内方に多少ずれた位置に第1の特定入賞口233が配置されたときに、第2の特定入賞口235にのみ遊技球が通過した場合に作動装置T2が作動することとなる。
〔第3の通過状態〕
次に、動作位置S5にあるV入賞振分装置230の構成に関し、当該V入賞振分装置230の正面図が図21に示され、当該V入賞振分装置230の平面図が図22に示され、当該V入賞振分装置230の斜視図が図23に示される。
図21〜図23に示すように、V入賞振分装置230の動作位置S5では、右側の振分部材231と第2の特定入賞口235との間であって、第1の特定入賞口233または第2の特定入賞口235への遊技球の流入が許容される位置に当該第1の特定入賞口233の位置が設定される。この動作位置S5において、球誘導装置120からV入賞振分装置230の中央領域231aに流下し、第1の特定入賞口233のみを通過した遊技球は、第1の通過球検出センサ234によってのみ検出されることとなる。遊技球が第2の通過球検出センサ237によって検出されることなく第1の通過球検出センサ234によってのみ検出されると、メイン制御部160が作動装置T3を作動させる。この作動装置T3が作動すると、上記「特別の遊技状態」が実行されるとともに、当該特別の遊技状態における継続可能な最大のラウンド数が、「5ラウンド」に設定される。また、作動装置T3が作動したことや、継続可能な最大のラウンド数に関する情報は、遊技者に判るように表示器113に表示される。一方、この動作位置S5において、球誘導装置120からV入賞振分装置230の中央領域231aには流下したが第1の特定入賞口233や第2の特定入賞口235を通過しなかった遊技球や、側方領域231bに流下した遊技球は、そのまま一般入賞口236を通過し、一般入賞口センサ143によって検出されることとなる。
なお、作動装置T3が作動する条件は、遊技球が第1の通過球検出センサ234によってのみ検出された場合に成立するものとし、このときのV入賞振分装置230の動作位置は、上記の動作位置S5に限定されるものではない。上記の動作位置S5以外として、例えば、左側の振分部材231と第2の特定入賞口235との間であって、第1の特定入賞口233または第2の特定入賞口235への遊技球の流入が許容される位置に当該第1の特定入賞口233が配置されたときに、第1の特定入賞口233のみを遊技球が通過した場合に作動装置T3が作動することとなる。
以上のように、本発明の第2実施の形態のパチンコ機201によれば、2つの球通過領域である第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235における遊技球の通過状態に応じて、遊技者に付与される利益(特典)、すなわち特別の遊技状態における継続可能な最大のラウンド数が決定されることとなる。第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235における遊技球の通過状態は、遊技者が遊技領域105に遊技球を発射するタイミング、発射位置、発射強度、発射速度といった高度の遊技技術を介入させることによって調節することが可能である。遊技者に付与される利益(特典)を決定するに際し、乱数等の抽選を用いる場合には遊技者の高度な技術を反映させることが難しいが、本実施の形態によれば、遊技者に付与される利益(特典)を決定するに際し、遊技者の高度な技術を反映させることが可能となるところ、遊技者の遊技技量向上意欲を高めるのに有効である。特に、本実施の形態では、遊技技量による条件達成の困難性に応じて特典の大きさが変化する設定によって、遊技者の技量の高さが特典の大きさに反映されるため、より遊技者の遊技技量向上意欲を刺激することができる。このように、本実施の形態のパチンコ機210は、遊技球がどの通過領域を通過したかによって遊技者に付与される特典の大きさが決定される構成であるため、従来のように遊技者に付与される特典の大きさが抽選によって決定される構成のパチンコ機と比較して、特典の大きさが決定されるまでの過程が遊技者に判り易く、遊技の公平感を高めることができる。また、作動装置T1〜T3が作動したことや、継続可能な最大のラウンド数に関する情報を表示器113に表示させることによって、遊技者に付与される利益を遊技者に確実に知らせることができる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、本実施の形態に基づいた種々の応用例や変更例を想到することができる。例えば、本実施の形態を応用した以下の形態を実施することもできる。
上記第1実施の形態のパチンコ機101では、入賞球センサ152及び一般入賞口センサ143を用いることによって、球停留部126に遊技球が停留しているか否かを判定する場合について記載したが、本発明では、入賞球センサ152及び一般入賞口センサ143を用いて、球停留部126に停留している遊技球の数を導出し、当該遊技球の数が所定数に達しているか否かを判定するようにしてもよい。この場合、球停留部126に停留している遊技球の数が所定数に達していると判定したときに球誘導装置120の動作を球停留解除モードに設定し、球停留部126に停留している遊技球の数が所定数を下回ると判定したときに球誘導装置120の動作を球停留モードに設定することができる。また、本発明では、入賞球センサ152及び一般入賞口センサ143に加え、球停留部126の上流側や下流側、また球停留部126自体に遊技球を検出する別のセンサを設け、球停留部126における遊技球の有無や遊技球の数の判定に用いることもできる。このような構成によれば、よりきめ細かい遊技球の検出が可能とされる。
また、上記第2実施の形態のパチンコ機201では、電動役物装置110においてV入賞振分装置230の上流に球誘導装置120を設ける場合について記載したが、本発明では、V入賞振分装置230の上流の構成は必要に応じて適宜変更可能である。例えば、V入賞振分装置230の上流に、球誘導装置120にかえて別の球誘導装置を設けることができる。
また、上記第2実施の形態のパチンコ機201では、第1の特定入賞口233を第2の特定入賞口235に対し左右方向へ駆動する構成について記載したが、本発明では、第2の特定入賞口235に対し第1の特定入賞口233を左右方向へ駆動する構成や、第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235の両方を左右方向へ駆動する構成を用いることもできる。また、本発明では、第1の特定入賞口233や第2の特定入賞口235を、他方の特定入賞口に対し前後方向に相対的に移動させる構成を用いることもできる。
また、本発明では、上記第2実施の形態のパチンコ機201において、第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235による上下2段構造に、更に別の球通過領域を加えて、上下3段以上の多段構造を形成してもよい。
また、上記第2実施の形態のパチンコ機201において、入賞球センサ152による遊技球の検出によって賞球を払い出す構成であれば、一般入賞口センサ238を省略することができる。また、パチンコ機201では、第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235への遊技球の通過状態に応じて、特別の遊技状態において繰り返し継続可能な最大のラウンド数が決定される構成について記載したが、本発明では、特別の遊技状態において繰り返し継続可能な最大のラウンド数以外を決定するように構成することもできる。例えば、第1の特定入賞口233及び第2の特定入賞口235への遊技球の通過状態に応じて、ラウンド継続の困難性が変化するラウンド開始時期(具体的には、どのラウンドからラウンド継続の困難性が高まるか)を決定するように構成することができる。
また、上記実施の形態では、第2種パチンコ機であるパチンコ機101,201について記載したが、第1種パチンコ機や第3種パチンコ機の構成に本発明を適用することもできる。また、パチンコ機以外の遊技機、例えばアレンジボール機の構成に本発明を適用することもできる。
また、上記実施の形態や種々の変更の形態に鑑み、本発明では以下の態様1〜態様8に記載の構成を採り得る。
(態様1)
本発明では、
「遊技盤面に発射された遊技球が流入可能な球流入装置と、
前記球流入装置内に流入した遊技球が通過可能な第1の球通過領域及び第2の球通過領域と、
前記第1の球通過領域及び第2の球通過領域の上流に配置されて、前記球流入装置内に流入した遊技球の停留が可能な停留可能状態と停留が解除された停留解除状態とに切り換え可能な球停留手段とを備え、
前記球停留手段に停留された後に当該停留が解除された遊技球の方が、停留されない遊技球よりも前記第2の球通過領域を通過する可能性が高くなる構成であるとともに、遊技球が前記第1の球通過領域を通過したことを条件に特定遊技を発生させ、遊技球が前記第2の球通過領域を通過したときには前記特定遊技を発生させない構成の遊技機であって、
前記球停留手段において停留されている遊技球の停留位置が不確定となる球停留領域と、前記球停留領域に停留されている遊技球の数に関する情報を導出する遊技球数導出手段を備えることを特徴とする遊技機。」
という構成(態様1)を採り得る。
この態様1に記載の遊技機は、請求項1に記載の球流入装置、第1の球通過領域及び第2の球通過領域、球停留手段と実質的に同一の構成を備える。更に、本態様1では、球停留領域と、遊技球数導出手段を備える。
本態様1の球停留領域は、前記構成の球流入装置内に流入した遊技球の停留位置が球停留手段において不確定となる領域として既定される。換言すれば、この球停留領域は、多数の遊技球が停留可能な広さを有するとともに、各遊技球の停留位置が1箇所に定まらないような領域として構成される。
本態様1の遊技球数導出手段は、球停留領域に不確定状態で停留されている遊技球の数に関する情報(球停留領域に停留されている遊技球の数自体や、球停留領域における遊技球の有無)を導出する機能を有する手段である。このような構成の遊技球数導出手段を用いることによって、球停留領域に不確定な状態で停留されている遊技球の数や遊技球の有無を正確に導出することが可能となる。典型的には、球停留領域の上流及び下流に球検出センサを配置したうえで、球検出センサが検出した遊技球のカウント数に基づいて、球停留領域に不確定な状態で停留されている遊技球の数に関する情報を導出する構成を用いる。
本態様1に記載の遊技機のこのような構成によれば、球停留領域に停留されている遊技球の数や遊技球の有無を、遊技球数導出手段によって正確に導出することによって、球停留手段に停留されている遊技球の数が少ない場合や停留が無い場合などには、より多くの遊技球を停留させるように球停留手段を制御して、遊技球が第1の球通過領域を通過する可能性を高めることが可能となる。すなわち、球流入装置内の下部中央領域に第1の球通過領域を備え、球流入装置内に流入した遊技球を停留させることによって遊技球が中央領域を流下する可能性を高める球停留手段を備える構成においては、球停留手段に一旦停留された遊技球が中央領域を流下する可能性が高まり、第1の球通過領域を通過する可能性が高まる。そのうえ、遊技球の停留位置が不確定状態となる球停留領域に複数個の遊技球を停留可能であるため、この球停留領域における遊技球の停留数が多くなると必然的に、一旦停留された遊技球が、中央領域を流下する可能性がより高くなり、その下方の下部中央領域に配置された第1の球通過領域を通過する可能性が増すこととなる。従って、遊技球が球停留手段に停留されることによって、特定遊技が発生する可能性が高くなり、遊技者の期待感が高まる。
(態様2)
また、本発明では、
「態様1に記載の遊技機であって、
前記球流入装置内に流入した遊技球を検出する第1の球検出手段と、
前記第2の球通過領域を通過した遊技球を検出する第2の球検出手段と、
を備え、
前記遊技球数導出手段は、前記第1の球検出手段が検出した遊技球の数に関する第1カウント数と、前記第2の球検出手段が検出した遊技球の数に関する第2カウント数とに基づいて、前記球停留領域に停留されている遊技球の数を判定する停留球数判定手段を備えることを特徴とする遊技機。」
という構成(態様2)を採り得る。
この態様2に記載の遊技機は、態様1に記載の導出手段が、第1の球検出手段、第2の球検出手段、停留球数判定手段を少なくとも備える構成になっている。
本態様2の第1の球検出手段は、球流入装置内に流入した遊技球を検出する機能を有する手段である。本態様2の第2の球検出手段は、第2の球通過領域を通過した遊技球を検出する機能を有する手段である。停留球数判定手段は、第1の球検出手段が検出した遊技球の数に関する第1カウント数と、第2の球検出手段が検出した遊技球の数に関する第2カウント数とに基づいて、球停留領域に停留している遊技球の数を判定する機能を有する手段である。
本態様2に記載の遊技機のこのような構成によれば、球停留領域に停留されている遊技球の数や遊技球の有無を、遊技球数導出手段によって正確に導出することができるうえに、球停留領域に停留されている遊技球の数を導出する構成を低コストで実現することが可能となる。
(態様3)
また、本発明では、
「態様1または態様2に記載の遊技機であって、
所定の作動条件の成立によって前記球停留手段を停留可能状態から停留解除状態に切り換え制御するとともに、前記遊技球数導出手段によって導出された情報に基づいて、前記球停留手段を停留可能状態から停留解除状態への切り換え時期を制御する停留制御手段を備えることを特徴とする遊技機。」
という構成(態様3)を採り得る。
この態様3に記載の遊技機では、態様1または態様2に記載の構成において、更に制御手段を備える。
本態様3の停留制御手段は、所定の作動条件の成立によって球停留手段を停留可能状態から停留解除状態に切り換え制御する構成を有する。ここでいう「所定の作動条件の成立」は、典型的には、所定数の遊技球が球流入装置内に流入した場合である。また、この停留制御手段は、遊技球数導出手段によって導出された情報に基づいて、球停留手段を停留可能状態から停留解除状態への切り換え時期を制御する構成を有する。例えば、球停留手段における遊技球の数が所定個数に達するように、停留制御手段が球停留手段の停留可能状態から停留解除状態への切り換え時期を制御する。
本態様3に記載の遊技機のこのような構成によれば、球停留手段の停留可能状態から停留解除状態への切り換え時期が停留制御手段によって好適に制御される。
(態様4)
また、本発明では、
「態様3に記載の遊技機であって、
前記球流入装置内に所定数の遊技球が流入すると、前記所定の作動条件が成立する構成であり、
前記停留球数判定手段は、所定数目の遊技球を前記第1の球検出手段が検出してから当該遊技球を前記第2の球検出手段が検出するまでに要する基準時間が経過していることを条件に、前記球停留領域に停留されている遊技球の数を判定し、
前記停留制御手段は、前記停留球数判定手段によって判定された停留球数が所定個数に達していない場合には、前記球停留手段の停留可能状態を所定期間延長することを特徴とする遊技機。」
という構成(態様4)を採り得る。
この態様4に記載の遊技機は、態様3に記載の構成において、球流入装置内に所定数の遊技球が流入すると、所定の作動条件が成立する構成を有する。
また、本態様4に記載の遊技機では、停留球数判定手段は、所定数目の遊技球を第1の球検出手段が検出してから当該遊技球を第2の球検出手段が検出するまでに要する基準時間が経過していることを条件に、球停留領域に停留されている遊技球の数を判定する構成を有する。すなわち、本態様では、球停留領域に停留されている遊技球の数を判定するに際し、所定数目の遊技球が第1の球検出手段が検出してから当該遊技球を第2の球検出手段が検出するまでにタイムラグがあることを勘案している。
また、本態様4に記載の遊技機では、停留制御手段は、停留球数判定手段によって判定された停留球数が所定個数に達していない場合には、球停留手段の停留可能状態を所定期間延長する構成を有する。これにより、球停留手段における遊技球の数が少ない場合や停留が無い場合などには、停留制御手段が、球停留手段による停留可能状態を延長するように制御することによって、球停留手段により多くの遊技球を停留させることができる。これにより、停留が解除された遊技球が第1の球通過領域を通過する可能性が高まることとなる。
本態様4に記載の遊技機のこのような構成によれば、球停留領域に停留されている遊技球の数を停留球数判定手段によってより正確に判定したうえで、球停留手段により多くの遊技球を停留させるべく、球停留手段の停留可能状態から停留解除状態への切り換え時期を停留制御手段によって好適に制御することが可能となる。
(態様5)
また、本発明では、
「態様1〜態様4のいずれかに記載の遊技機であって、
前記球停留手段の下流において、遊技球を前記第1の球通過領域または前記第2の球通過領域へと向かうように振り分ける振分け手段と、
前記球停留手段が停留可能状態から停留解除状態に切り換るとき、当該球停留手段において停留が解除された遊技球が前記第1の球通過領域へと向かうように前記振分け手段を制御する振分け制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。」
という構成(態様5)を採り得る。
この態様5に記載の遊技機は、態様1〜態様4のいずれかに記載の構成において、更に、振分け手段、振分け制御手段を備える。
本態様5の振分け手段は、球停留手段の下流において、遊技球を第1の球通過領域または第2の球通過領域へと向かうように振り分ける機能を有する。また、本態様5の振分け制御手段は、球停留手段が停留可能状態から停留解除状態に切り換るとき、当該球停留手段において停留が解除された遊技球が第1の球通過領域へと向かうように振分け手段を制御する機能を有する。典型的には、停留が解除された遊技球を第1の球通過領域の真上に誘導するように振分け手段を制御する。
本態様5に記載の遊技機のこのような構成によれば、球停留手段において停留が解除された遊技球が第1の球通過領域を通過する可能性がより高まることとなり、遊技者の期待感が更に高まる。
(態様6)
また、本発明では、
「遊技盤面に発射された遊技球が流入可能な球流入装置と、
前記球流入装置内に流入した遊技球が通過可能な第1の球通過領域及び第2の球通過領域とを備え、
遊技球が前記第1の球通過領域を通過したことを条件に特定遊技を発生させ、遊技球が前記第2の球通過領域を通過したときには前記特定遊技を発生させない構成の遊技機であって、
前記第2の球通過領域の上方において遊技球が通過可能な第3の球通過領域を備えるとともに、1つの遊技球が前記第3の球通過領域と前記第2の球通過領域の両方を通過可能であり、
更に、前記第2の球通過領域及び第3の球通過領域の各々において遊技球の通過を検出する球通過検出手段と、
前記第2の球通過領域と前記第3の球通過領域のうちの少なくとも一方の球通過領域を、他方の球通過領域に対し相対的に駆動させて、これら両球通過領域が上下方向に関し互いに重なり合う度合いを可変とする駆動手段と、
前記球通過検出手段による検出結果に基づいて、前記第2の球通過領域及び第3の球通過領域における遊技球の通過状態を判定する球通過判定手段と、
前記球通過判定手段の判定結果に応じて前記特定遊技において遊技者に付与される利益が異なるように制御する利益制御手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。」
という構成(態様6)を採り得る。
この態様6に記載の遊技機は、球流入装置、第1の球通過領域及び第2の球通過領域、第3の球通過領域、球通過検出手段、駆動手段、球通過判定手段、利益制御手段を少なくとも備える。本態様の球流入装置、第1の球通過領域及び第2の球通過領域は、態様1に記載の構成と実質的に同一の構成を有する。
本態様6の第3の球通過領域は、第2の球通過領域の上方において遊技球が通過可能な球通過領域として構成される。また、本態様では、1つの遊技球が第3の球通過領域と第2の球通過領域の両方を通過可能になっている。本態様の球通過検出手段は、第2の球通過領域及び第3の球通過領域の各々において遊技球の通過を検出する機能を有する手段である。本態様の駆動手段は、第2の球通過領域と第3の球通過領域のうちの少なくとも一方の球通過領域を、他方の球通過領域に対し相対的に駆動させて、これら両球通過領域が上下方向に関し互いに重なり合う度合いを可変とする機能を有する手段である。ここでいう「相対的に駆動」には、左右方向への移動や、前後方向への移動が包含される。また、「重なり合う度合いを可変」とは、第2の球通過領域と第3の球通過領域の一部または全部が上下方向に重なり合う態様、第2の球通過領域と第3の球通過領域の上下方向に関する重なり合い部分が形成されない態様等を広く包含する。また、本態様では、第2の球通過領域または第3の球通過領域が駆動されてもよいし、あるいは第2の球通過領域と第3の球通過領域の両方が駆動されてもよい。また、本態様では、第2の球通過領域及び第3の球通過領域のみによる上下2段構造を形成してもよいし、或いは、これら第2の球通過領域及び第3の球通過領域に更に別の球通過領域を加えて上下3段以上の多段構造を形成してもよい。
本態様6の球通過判定手段は、球通過検出手段による検出結果に基づいて、第2の球通過領域及び第3の球通過領域における遊技球の通過状態を判定する機能を有する手段である。遊技球の通過状態の具体例としては、以下の第1〜第5の通過状態等がある。第1の通過状態は、第2の球通過領域及び第3の球通過領域が上下方向に関し互いに重なり合う状態で、所定の遊技球が第3の球通過領域、第2の球通過領域の順で通過する態様である。第2の通過状態は、当該重なり合う状態が解除された状態で、所定の遊技球が第3の球通過領域、第2の球通過領域の順で通過する態様である。第3の通過状態は、当該重なり合う状態が解除された状態で、所定の遊技球が第2の球通過領域のみを通過する態様である。第4の通過状態は、当該重なり合う状態が解除された状態で、所定の遊技球が第3の球通過領域のみを通過する態様である。第5の通過状態は、当該重なり合う状態が解除された状態で、所定の遊技球が第3の球通過領域を通過し、別の遊技球が第2の球通過領域を通過する態様である。第3の球通過領域及び第2の球通過領域における遊技球のこのような通過状態は、遊技者が遊技領域に遊技球を発射するタイミング、発射位置、発射強度、発射速度といった高度の遊技技術を介入させることによって調節することが可能である。
本態様6の利益制御手段は、球通過判定手段の判定結果に応じて特定遊技において遊技者に付与される利益が異なるように制御する機能を有する手段である。ここでいう「遊技者に付与される利益が異なる」とは、例えば大当たり発生時の特定遊技において、遊技者に付与される遊技の種類が異なる態様や、賞球数が異なる態様などを広く含む主旨である。
本態様6に記載の遊技機のこのような構成によれば、遊技者に付与される利益(特典)を決定するに際し、乱数等の抽選を用いる場合には遊技者の高度な技術を反映させることなく、遊技者の高度な技術を反映させることが可能となるところ、遊技者の興趣を高めることが可能となる。
(態様7)
また、本発明では、
「態様6に記載の遊技機であって、
前記特定遊技は、前記球流入装置の流入口が開閉動作を継続するラウンドが1または複数回行われるものであって、
前記通過判定手段の判定結果に応じて、繰り返し継続可能な最大ラウンド数を可変とすることで、遊技者に付与される利益を異ならせることを特徴とする遊技機。」
という構成(態様7)を採り得る。
この態様7に記載の遊技機では、態様6に記載の構成において、球流入装置の流入口が開閉動作を継続するラウンドが1または複数回行われる遊技が特定遊技とされる。また、本態様では、通過判定手段の判定結果に応じて、繰り返し継続可能な最大ラウンド数を可変とすることで、遊技者に付与される利益を異ならせるようになっている。
本態様7に記載の遊技機のこのような構成によれば、球流入装置の流入口が開閉動作を継続するラウンドが1または複数回行われる特定遊技において、遊技者の高度な技術を反映させることが可能となる。
(態様8)
また、本発明では、
「態様6または態様7に記載の遊技機であって、
前記通過判定手段の判定結果に関する情報を表示する表示手段を備える構成であることを特徴とする遊技機。」
という構成(態様8)を採り得る。
この態様8に記載の遊技機は、態様6または態様7に記載の構成において、更に表示手段を備える。この表示手段は、通過判定手段の判定結果に関する情報を表示する機能を有する手段である。ここでいう「判定結果に関する情報」は、判定結果自体を示す情報や、判定結果に応じた利益(特典)の内容を示す情報を広く包含する。例えば、判定結果が遊技球の流下態様であり、利益(特典)が「継続可能な最大のラウンド回数」である場合には、表示手段が、遊技球の流下態やラウンド回数を示す画像、図形、図柄、文字、またはこれらを適宜組み合わせた種々の表示内容(静止画、動画など)を表示するように構成することができる。
本態様8に記載の遊技機のこのような構成によれば、遊技者に通過判定手段の判定結果を知らせることが可能となる。このような構成は、遊技球の流下態様が、遊技者に判断し難いような場合に特に有効である。具体的には、第2の球通過領域及び第3の球通過領域の重なり合いが解除された状態において、第2の球通過領域を遊技球が通過するタイミングと、別の遊技球が第3の球通過領域を通過するタイミングがほぼ同時である場合、遊技者は、遊技球が先に流入した側の球通過領域を判定するのが難しいが、本構成によれば、このような場合の判定結果や当該判定結果に応じた利益(特典)を、表示手段によって容易に知ることが可能となる。
本発明の遊技機の第1実施の形態であるパチンコ機101の遊技盤103の全体構成を示す図である。 図1中の球誘導装置120が球停留解除モードにある状態の斜視図である。 図1中の球誘導装置120が球停留解除モードにある状態の平面図である。 図1中の球誘導装置120が球停留モードにある状態の斜視図である。 図1中の球誘導装置120が球停留モードにある状態の平面図である。 図1中の球誘導装置120における上部構成部材123及び下部構成部材124の動作に関するタイミングチャートである。 パチンコ機101の電装システムを示す図である。 本発明の遊技機の第2実施の形態であるパチンコ機201の遊技盤103の全体構成を示す図である。 動作位置S1にあるV入賞振分装置230の正面図である。 動作位置S1にあるV入賞振分装置230の平面図である。 動作位置S1にあるV入賞振分装置230の斜視図である。 動作位置S2にあるV入賞振分装置230の正面図である。 動作位置S2にあるV入賞振分装置230の平面図である。 動作位置S2にあるV入賞振分装置230の斜視図である。 動作位置S3にあるV入賞振分装置230の正面図である。 動作位置S3にあるV入賞振分装置230の平面図である。 動作位置S3にあるV入賞振分装置230の斜視図である。 動作位置S4にあるV入賞振分装置230の正面図である。 動作位置S4にあるV入賞振分装置230の平面図である。 動作位置S4にあるV入賞振分装置230の斜視図である。 動作位置S5にあるV入賞振分装置230の正面図である。 動作位置S5にあるV入賞振分装置230の平面図である。 動作位置S5にあるV入賞振分装置230の斜視図である。
符号の説明
101,201 パチンコ機
103 遊技盤
105 遊技領域
107,109 第2種始動口
110 電動役物装置
111 大入賞口
112 開閉羽根
113 表示器
114,115 球流通路
116 棚板
120 球誘導装置
121 第1構成部
122 第2構成部
123 上部構成部材
124 下部構成部材
124a,124b 突出部
125 連通孔
126 球停留部
130 筒状部材
140 特定入賞口
141 一般入賞口
142 特定入賞口センサ
143 一般入賞口センサ
150,151 始動口センサ
152 入賞球センサ
158 遊技球センサ
160 メイン制御部
170 ソレノイド
171 駆動部
172 表示制御部
173 音制御部
174 ランプ制御部
176 賞球制御部
178 賞球装置
180 ホールコンピュータ
230 V入賞振分装置
231 振分部材
231a 中央領域
231b 側方領域
232 溝部
233 第1の特定入賞口
234 第1の通過球検出センサ
235 第2の特定入賞口
236 一般入賞口
237 第2の通過球検出センサ
238 一般入賞口センサ

Claims (1)

  1. 遊技盤面に発射された遊技球が流入可能な球流入装置と、
    前記球流入装置内に流入した遊技球が通過可能な第1の球通過領域及び第2の球通過領域と、
    前記第1の球通過領域及び第2の球通過領域の上流に配置されて、前記球流入装置内に流入した遊技球の停留が可能な停留可能状態と停留が解除された停留解除状態とに切り換え可能な球停留手段とを備え、
    前記球停留手段に停留された後に当該停留が解除された遊技球の方が、停留されない遊技球よりも前記第1の球通過領域を通過する可能性が高くなる構成であるとともに、遊技球が前記第1の球通過領域を通過したことを条件に特定遊技を発生させ、遊技球が前記第2の球通過領域を通過したときには前記特定遊技を発生させない構成の遊技機であって、
    前記球停留手段に停留されている遊技球の数に関する情報を導出する遊技球数導出手段を備えることを特徴とする遊技機。
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