JP5363758B2 - 遊技機 - Google Patents
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また、デジパチと呼ばれるパチンコ遊技機が知られており、デジパチでは、遊技球が入賞し易い開放状態と遊技球が入賞不可能な閉塞状態とに変動する特別変動入賞装置(大入賞口・アタッカー)と、変動表示ゲームを表示する可変表示装置を備え、変動表示ゲームが当りとなった場合に、特別変動入賞装置を比較的長い時間連続的に開放状態とする1ラウンドの遊技を所定のラウンド数まで行う特別遊技状態を発生するようになっている。そして、この種の遊技機では、大当り当選確率を高くする確率変動(確変)や、単位時間あたりの抽選回数を増やす「時短」によって出玉を増やすように設定されているものであった(特許文献2参照)。
そこで、本願発明は、上記事情に着目してなされたものであり、各請求項に記載された各発明は、以下のような目的を有する。
すなわち、請求項1記載の発明は、「小当り」によって複数の入賞口の連動開放を行う今までにない遊技性を備えた遊技機を提供することを目的とする。
また、請求項2記載の発明は、上記目的に加え、「小当り」により開始される遊技の開始を可動役物への遊技球流入を契機とすることにより、遊技性を高めることを目的とし、請求項3記載の発明は、可動役物での遊技球分散によって、より遊技性を高めることを目的とする。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技球が発射される遊技盤(1)上に設けられ、遊技球が入賞可能な開放状態、及び遊技球が入賞不可能な閉塞状態とに変動可能な特別変動入賞装置(大入賞口30)と、複数種類の当選とはずれのいずれかを抽選する抽選手段(110)と備え、複数種類の当選にそれぞれ対応する有利状態が発生するように形成された遊技機に係る。
そして、この遊技機は、前記遊技盤(1)上に、所定条件の成立に基づいて遊技球が入賞可能な開放状態となり、開放状態となった後所定条件の成立に基づいて遊技球が入賞不可能な閉塞状態に戻るとともに、開放状態への移行に関する順位が設定された複数の変動入賞装置(第二〜第四入賞口12〜14)と、遊技球の入賞に基づいて前記変動入賞装置(12〜14)を閉塞状態から一時的に開放状態とする契機を付与する変動開始入賞口(第一入賞口11)とを設けてある。また、前記有利状態として、前記特別変動入賞装置(30)を開放状態としてから閉塞状態とするラウンドを複数回繰り返す特別開閉遊技(大当り遊技)と、前記抽選手段(110)の抽選において当選確率が高く設定される確率変動遊技と、前記複数の変動入賞装置(12〜14)のうち開放状態となった上位の変動入賞装置(12〜14)への所定個数の遊技球の入賞を条件とする閉塞状態への復帰に基づいて、順次下位の変動入賞装置(12〜14)を開放状態とし、上位のいずれかの変動入賞装置(12〜14)に一定時間遊技球が入賞しない場合、又は最下位の変動入賞装置(12〜14)が開放後閉塞した場合には終了する連続開閉遊技(小当り遊技)と、が設けられ、前記複数種類の当選として、確率変動当選(2ラウンド確変当り)と、通常当選(2ラウンド通常当り)と、連続開閉当選(小当り)と、特定確率変動当選(5ラウンド確変当り)と、が設けられている。
また、各変動入賞装置(12〜14)の開放態様(開放回数、開放時間、閉塞までの入賞回数)は予め定められた規定の態様であってもよいし、最下位の変動入賞装置(14)を除く変動入賞装置(12,13)に入賞した場合に、次の下位変動入賞口の開放態様を抽選により決定するようにしてもよい。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
ここで、前記「開閉装置」は、可動役物装置(50)に設けられた開放口を開閉自在な開閉羽根(54,55)とすることができる。また、前記「誘導装置」は、遊技球を受け入れ可能な複数の孔を備えた回転体(56)(いわゆるクルーン)や、内部領域に流入した遊技球を変動開始入賞口(11)へと導く球通路などを含む。なお、誘導装置は、可動役物装置(50)の内部領域に流入した遊技球の全てを変動開始入賞口(11)に誘導可能であってもよいし、その一部のみ変動開始入賞口(11)に誘導し残りは遊技盤(1)の外に排出可能となっていてもよい。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記可動役物装置(50)の内部領域を、流入した遊技球が前記変動開始入賞口(11)に誘導され難い誘導装置を備えた第一領域(上部領域50A)と、流入した遊技球が前記変動開始入賞口(11)に誘導されやすい誘導装置を備えた第二領域(下部領域50B)とに分割し、前記開閉装置として、前記第一領域(50A)を開放状態又は閉塞状態とする第一開閉装置(第一開閉羽根54)と、前記第二領域(50B)を開放状態又は閉塞状態とする第二開閉装置(第二開閉羽根55)とを設け、前記役物作動制御手段(130)は、前記連続開閉当選又は特定の確率変動当選の当選を契機に行われる開閉抽選の抽選結果に基づいて、前記第一開閉装置(54)又は前記第二開閉装置(55)のいずれか一方を所定時間開放状態とさせることを特徴とする。
前記開閉抽選は、第一開閉装置(54)と第二開閉装置(55)のいずれを開放作動させるかの抽選であって、開閉回数や開放時間も同時に抽選可能であってもよい。また開閉抽選は、抽選手段(110)が行ってもよいし役物作動制御手段(130)が行ってもよい。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、「小当り」によって複数の入賞口の連動開放を行う今までにない遊技性を備えた遊技機を提供することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、上記効果に加え、「小当り」により開始される遊技の開始を可動役物への遊技球流入を契機とすることにより、遊技性を高めることができ、請求項3記載の発明によれば、可動役物での遊技球分散によって、より遊技性を高めることができる。
(図面の説明)
図1乃至図11は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1はパチンコ遊技機Pの外観正面図、図2は遊技盤の詳細図、図3はパチンコ遊技機Pの制御装置を示すブロック図、図4乃至図10は、パチンコ遊技機Pの作動を説明する流れ図、図11は大当り及び小当り確率の設定の一例を示す表である。
(パチンコ遊技機P)
パチンコ遊技機Pは、図1に示すように、大きく分けて、方形枠状の筐体2と、筐体2に着脱自在に取り付けられる前扉3と、前扉3の内側に配置される遊技盤1とから構成されている。
前記前扉3は、中央に窓部を有する板状の扉であり、窓部の内側には窓部を塞ぐようにガラス枠3Aが設けられている。そしてこのガラス枠3Aを通して、正面側から遊技盤1の盤面を見ることができるようになっている。また、前扉3の上部には、スピーカ6と演出用のランプ7が設けられている。
遊技盤1は、図2に示すように、ガイドレール10によって囲まれた遊技領域1aを有する板部材である。遊技盤1の盤面には、特に図示しないが、遊技球の流下方向を規制するとともに流下方向を転換する風車や複数の釘などの流下規制転換部材が設けられている。前記ガイドレール10は、ハンドル5を操作することによって玉発射装置90(図3参照)から発射された遊技球を、遊技領域1aへと誘導するためのものである。
遊技盤1の盤面中央部には、センター役物50が設けられており、センター役物50の上方には、液晶表示装置や回転リールを用いて、文字、図形、動画等種々の表示を行うための可変表示部40が設けられている。また、センター役物50の下方には、入賞を契機に盤面右側に設けられた第二入賞口12、第三入賞口13及び第四入賞口14を開放させることができる変動開始入賞口としての第一入賞口11が設けられており、この第一入賞口11の下方には、入賞を契機に特別図柄の抽選が行われる始動入賞口20と、この始動入賞口20の下方位置し、大当り遊技が当選したときに開放される特別変動入賞装置としての大入賞口30が、それぞれ設けられている。さらに、盤面の右側上方には、遊技球の通過を契機に普通図柄の抽選が行われる通過ゲート15が設けられている。そして、遊技盤1の遊技領域1aの最下端部中央には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域1a外部となる遊技盤1の裏面に排出させるアウト口70が設けられている。
前記可変表示部40の周囲には、図2に示すように、特別図柄表示部41と、普通図柄表示部42と、保留表示部43,44が設けられている。特別図柄表示部41は、後述する抽選手段110で行われる当り抽選の抽選結果を表す特別図柄を変動表示及び停止表示するためのものである。また普通図柄表示部42は、抽選手段110で行われる開放抽選の抽選結果を表す普通図柄を変動表示及び停止表示するためのものである。保留表示部43,44は保留数を表示するためのものである。
前記センター役物50は、可動役物装置であって、遊技球の流入を防止する周囲壁51で囲まれた内部領域を有し、この内部領域は、円板状の回転体56によって上部領域50Aと下部領域50Bに仕切られている。そして、周囲壁51の左右の側壁には、上部領域50Aに遊技球を取り入れる第一開放口52と、下部領域50Bに遊技球を取り入れる第二開放口53とが二つずつ形成されており、さらに第一開放口52を開閉可能な第一開閉羽根54と、第二開放口53を開閉可能な第二開閉羽根55とが設けられている。
(遊技の概要)
遊技領域1aに誘導された遊技球が始動入賞口20に入賞すると、始動口球検知センサ75,76(図3参照)が遊技球を検知することに基づいて、特別図柄による変動表示ゲームの開始契機が付与される。なお、入賞すると所定個数の遊技球が下皿4に払い出される。
ここで、始動口球検知センサ75,76が始動入賞口20に入賞した遊技球を検知した際、上限となる数値(例えば4つ)の範囲で当該検知が特別図柄始動記憶数として記憶され、この始動入賞に基づいて変動表示ゲーム(装飾図柄および特別図柄の両方の変動表示ゲーム)が開始される場合に、特別図柄始動記憶数から1減算される処理が行われるようになっている。この特別図柄始動記憶数は特別図柄用の保留表示部43に表示される。
特別遊技状態には、上記以外にも、開閉扉61の開放を2秒間だけ2ラウンド行うように設定したものや、所定のラウンド終了後に、有利状態(特別図柄抽選の当選確率アップ、普通図柄の変動時間を通常時より短くして単位時間あたりの抽選回数増加など)に移行するように設定されたものがある。これらは、特別図柄抽選の抽選の結果それぞれの種類の当りに対応する図柄が当選となることにより行われる。なお、本実施の形態においては、所定の大当り及び小当りの当選による小当り遊技が行われるようになっているが、その詳細は後述する。
ここで、通過ゲート15を遊技球が通過した際、上限となる数値(例えば4つ)の範囲で当該検知が普通図柄始動記憶数として記憶され、普通図柄変動表示ゲームが開始された際に普通図柄始動記憶数から1減算される処理が行われるようになっている。この普通図柄始動記憶数が普通図柄用の保留表示部44に表示される。
(制御装置8)
ここで、制御装置8の構成を詳述する。
上記制御装置8は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)乃至(4)の装置を構成する。
(2)演出制御装置8B
(3)発射制御装置8C
(4)払い出し制御装置8D
遊技制御装置8Aは、当り判定の抽選や盤面の可動役物の作動を制御するためのものである。演出制御装置8Bは、遊技制御装置8A等からの出力信号に基づいて、可変表示部40やスピーカ6、ランプ7の表示を制御するためのものである。また、発射制御装置8C及び払い出し制御装置8Dは、遊技球の遊技領域1aへの発射及び賞球の払い出しを制御するためのものである。なお、遊技制御装置8A、発射制御装置8C及び払い出し制御装置8Dは、いわゆるメイン基板と呼ばれるものに含まれ、演出制御装置8Bは、いわゆるサブ基板と呼ばれるものに含まれる。
前記発射制御装置8Cの入力段にはハンドル5が接続され、出力段には弾発射装置90が接続されている。ここで、弾発射装置90は、特に図示しないが、ノックアームによりガイドレール10の下方から遊技球を打ち上げるようにしたものである。そして、発射制御装置8Cは、ハンドル5の操作信号に基づいて、弾発射装置90を作動させるものである。
(遊技制御装置8A)
次に、遊技制御装置8Aについて詳述する。
遊技制御装置8Aの入力段には、図3に示すように、入賞口球検知センサ71,72,73,74、始動口球検知センサ75,76、大入賞口球検知センサ77、及び通過球検知センサ78が接続されている。なお、入力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
ここで、前記入賞口球検知センサ71,72,73,74は、第一乃至第四入賞口11〜14に入球した遊技球を検知するためのセンサであり、第一入賞口11には入賞口検知センサ71が、第二入賞口12には入賞口検知センサ72が、第三入賞口13には入賞口検知センサ73が、第四入賞口14には入賞口検知センサ74が、それぞれ設けられているものである。前記始動口球検知センサ75,76は、始動入賞口20に入球した遊技球を検知するためのセンサであり、第一始動口21には始動口球検知センサ75が、第二始動口22には始動口球検知センサ76が、それぞれ設けられているものである。前記大入賞口球検知センサ77は、大入賞口30に入球した遊技球を検知するためのセンサであり、通過球検知センサ78は、通過ゲート15を通過した遊技球を検知するためのセンサである。いずれのセンサも特に図示しないが、遊技球の通過を検知可能な遮光センサ又は磁気センサとすることができる。
遊技制御装置8Aの出力段には、図3に示すように、入賞口ソレノイド81,82,83、始動口ソレノイド84、大入賞口ソレノイド85、特別図柄表示部41、普通図柄表示部42、保留表示部43,44、開閉羽根ソレノイド86,87、回転体駆動モータ88が接続されている。なお、出力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
ここで、入賞口ソレノイド81,82,83は、第二乃至第四入賞口12〜14に設けられている可動片12A〜14Aを作動させるためのものであり、第二入賞口12には入賞口ソレノイド81が、第三入賞口13には入賞口ソレノイド82が、第四入賞口14には入賞口ソレノイド83が、それぞれ設けられているものである。始動口ソレノイド84及び大入賞口ソレノイド85は、それぞれ、第二始動口22の可動片23及び大入賞口30の開閉扉31を作動させるためのものである。
そして、遊技制御装置8Aは、次の(1)乃至(4)の手段として機能する。
(1)特別遊技制御手段100
(2)抽選手段110
(3)入賞検知手段120
(4)役物作動制御手段130
なお、遊技制御装置8Aとしては、上記した(1)乃至(4)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
特別遊技制御手段100は、特別遊技状態を制御するためのものであり、次の(1)(2)の手段を備えている。
(1)大当り遊技制御手段101
(2)小当り遊技制御手段102
なお、特別遊技制御手段100としては、上記以外の手段を備えていてもかまわない。
(大当り遊技制御手段101)
大当り遊技制御手段101は、抽選手段110の抽選結果に基づいて、大当り遊技を制御するためのものである。ここで、大当り遊技とは、特別図柄抽選の結果が大当りとなった場合に、所定のラウンド数だけ、大入賞口30が開放される特別開閉遊技である。すなわち、大当り遊技制御手段101は、抽選結果に基づいて、開閉扉31が所定時間、所定回数開閉するように、大入賞口ソレノイド85の作動を制御するものである。
(小当り遊技制御手段102)
小当り遊技制御手段102は、小当り遊技を制御するためのものである。ここで、本実施の形態における小当り遊技は、特別図柄抽選の結果が特定の大当り又は小当りとなった場合に開始される連続開閉遊技であって、センター役物50の第一、第二開放口52,53のいずれかが開放され、第一入賞口11への入賞を契機に、第二入賞口12、第三入賞口13、第四入賞口14が順次開放可能となるものである。すなわち、小当り遊技制御手段102は、抽選結果に基づいて、各入賞口12〜14の可動片12A〜14Aが所定時間、所定回数開閉するように、入賞口ソレノイド81,82,83の作動を制御するものである。
(抽選手段110)
抽選手段110は、所定の抽選契機に基づいて、普通図柄抽選、特別図柄抽選、開閉羽根開放抽選及び入賞口開放抽選を行うためのものであり、次の(1)乃至(4)の手段を備えている。
(1)乱数抽出手段111
(2)乱数記憶手段112
(3)判定テーブル113
(4)判定手段114
(乱数抽出手段111)
乱数抽出手段111は、特に図示しない乱数発生手段の発生する乱数を、所定の契機にピックアップするものである。具体的には、通過球検知センサ78の検知信号受信時に普通図柄抽選用の乱数をピックアップし、始動口球検知センサ75,76の検知信号受信時には特別図柄抽選用の乱数をピックアップする。さらに、小当り当選時及び5ラウンド確変当りの当選時には開閉羽根開放抽選用の乱数をピックアップし、第一乃至第三入賞口11〜13の入賞口球検知センサ71〜73の検知信号受信時には、第二乃至第四入賞口開放抽選用の乱数をピックアップする。
乱数記憶手段112は、前記乱数抽出手段111がピックアップした乱数データを記憶するためのものである。ここで、普通図柄抽選用の乱数及び特別図柄抽選用の乱数は、最大4つまでメモリに格納可能となっている。これは、前述した始動口球検知センサ75,76の検知又は通過球検知センサ78の検知に基づいて記憶される特別図柄始動記憶数又は普通図柄始動記憶数に対応しているものである。そして、特別図柄変動表示ゲーム又は普通図柄変動表示ゲームが開始される際に、先に記憶している乱数データから順に、判定の対象とされた後リセットされる。
判定テーブル113は、乱数発生手段の発生する乱数値を全範囲として、所定の当り又はハズレの領域を定めたものである。判定テーブル113は、普通図柄抽選、特別図柄抽選、開閉羽根開放抽選及び入賞口開放抽選のそれぞれの抽選毎に設けられており、特別図柄抽選用判定テーブルは、通常時(特別遊技状態又は確変状態でないとき)用と確率変動時用と複数が設けられている。
ここで、特別図柄抽選の当選としては、図11に示すように、「大当り」及び「小当り」が設けられており、通常時には「大当り」の当選確率が1/300、「小当り」の当選確率が1/50となるよう設定された判定テーブル113が用いられる。また、確変時には「大当り」の当選確率が1/30、「小当り」の当選確率が1/5となるよう設定された判定テーブル113が用いられる。また、「大当り」の判定領域は、「2ラウンド確変当り」、「2ラウンド通常当り」、「5ラウンド確変当り」が6:3:1の比率となるよう設定されている。
なお、上記した判定テーブル113の当選確率や領域の割合は一例を示したものであって、これに限定されるものではない。
入賞口開放抽選は、第二入賞口12、第三入賞口13、第四入賞口14を何回又は何秒間開放させるかを決定するための抽選であり、特に図示しないが、例えば3秒ずつ2回、5秒ずつ1回、のように時間及び開閉回数が設定された領域を有する判定テーブル113が用いられる。なお、入賞口の開放態様は上記したものに限られず、例えば開放時間又は回数は予め定められた設定となっていてもよい。
判定手段114は、前記乱数記憶手段112の記憶している乱数データと、前記判定テーブル113とを対比して、当該乱数データが属する領域に対応する当選又は状態を決定するものである。
なお、抽選手段110としては、少なくとも特別図柄抽選を実行可能であればよく、普通図柄抽選、開閉羽根開放抽選、入賞口開放抽選を行うための第二、第三、第四の抽選手段を設けてもよい。また、開閉羽根開放抽選は、役物作動制御手段130が行うようにしてもよい。
入賞検知手段120は、入賞口球検知センサ71〜74、始動口球検知センサ75,76、大入賞口球検知センサ77の検知信号に基づいて、払い出し制御装置8Dに所定の数の賞球払い出しを指示する入賞信号を出力するものである。
(役物作動制御手段130)
役物作動制御手段130は、センター役物50の作動を制御するためのものである。
具体的には、特別図柄抽選の結果、小当り又は5ラウンド確変当りが当選した場合に、開閉羽根開放抽選の抽選結果に基づいて、第一又は第二開閉羽根54,55のいずれかを開いて第一又は第二開放口52,53を所定時間開放させるとともに、第一開放口52を開放させる場合には回転体56を回転させる。すなわち、役物作動制御手段130は、抽選結果に基づいて、開閉羽根ソレノイド86,87及び回転体駆動モータ88の作動を制御するものである。
次に、上記構成を有するパチンコ遊技機Pの特別遊技制御の流れを、図4乃至図10のフローチャートに基づき説明する。
まず、図4のステップ100において、通過球検知センサ78がONとなったか、すなわち通過ゲートを遊技球が通過したか否かが判断される。通過球検知センサ78がONとなった場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、普通図柄抽選処理が行われる。このとき、普通図柄変動表示ゲームが行われる。また、普通図柄変動表示ゲーム中に通過球検知センサ78がONとなった場合には保留扱いにされる。そして、次のステップ102に進む。
前記ステップ100において通過球検知センサ78がONにならない場合には、ステップ101及び102を飛び越してステップ103に進む。
ステップ103において、始動口球検知センサ75,76がONとなったか否か、すなわち第一始動口21又は第二始動口22に入賞したか否かが判断される。始動口球検知センサ75,76がONにならない場合には、ステップ100に戻り、始動口球検知センサ75,76がONになった場合には、次のステップ104に進む。
ステップ105において、特別図柄抽選の抽選結果が大当り当選となったか否かが判断される。抽選結果が大当り当選でない場合には、次のステップ106に進む。
ステップ106において、特別図柄抽選の抽選結果が小当り当選となったか否かが判断される。抽選結果が小当り当選でない場合、すなわちハズレの場合には、特別遊技制御を終了する。一方、小当りが当選した場合には、次のステップ107に進む。
ステップ108において、開閉羽根開放抽選処理が行われる。この抽選において、第一又は第二開閉羽根54,55の開閉態様(時間、回数など)が決定される。なお、この抽選結果に基づいて、センター役物50が作動開始する。すなわち、第一開閉羽根54の開放が決定された場合には、開閉羽根ソレノイド86を一定時間、一定回数開放作動させて第一開放口52を開放するとともに回転体駆動モータ88を駆動させて回転体56を回転させる。一方、第二開閉羽根55の開放が決定された場合には、開閉羽根ソレノイド87を一定時間、一定回数開放作動させて第二開放口53を開放する。またこのとき、タイマーがタイムカウントを開始する。タイマーの設定は、センター役物50の作動時間に、第一又は第二開放口52,53から入球した遊技球が第一入賞口11に誘導されるのに必要十分な時間を加えた時間とするのが好適である。そして、次のステップ109に進む。
ステップ110において、一定時間が経過したか否かが判断される。一定時間が経過しない場合には、ステップ109に戻る。一方、一定時間が経過した場合、すなわち、一定時間中に第一入賞口11に入賞しなかった場合には、次のステップ111に進む。
ステップ111において、小当りフラグをリセットする。そして特別遊技制御を終了する。このように、小当り当選によってセンター役物50が作動しても、一定時間第一入賞口11に入賞しないと、小当り遊技には移行しない。
図5のステップ200において、小当り作動フラグをセットする。すなわち、小当り遊技に移行したことを記憶する。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、第二入賞口開放抽選処理が行われる。この抽選において、第二入賞口12の開放態様(時間、回数、入賞の上限値など)が決定される。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、前記抽選結果に基づいて、入賞口ソレノイド81を一定時間、一定回数開放作動させて第二入賞口12を開放する。なおこのとき、タイマーがタイムカウントを開始する。タイマーの設定は、第二入賞口12の開放時間に、第二入賞口12に入球した遊技球が入賞口球検知センサ72を通過するのに必要十分な時間を加えた時間とするのが好適である。そして、次のステップ203に進む。
ステップ204において、第三入賞口開放抽選処理が行われる。この抽選において、第三入賞口13の開放態様が決定される。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、特に図示しない入賞カウンタが入賞カウントを1加算する。ここで、入賞カウントの初期値は「0」であり、上限値は開放抽選で決定された数とすることができる。あるいは、上限値は例えば「10」と予め定められていてもよい。また、入賞カウンタは、入賞カウントが上限値に達した場合にカウント値をリセット(ゼロクリア)し、上限値に達しない場合には第三入賞口13の開放時にリセットする。そして、次のステップ206に進む。
前記ステップ203において、入賞口球検知センサ72がONにならない場合には、ステップ204〜206を飛び越して、ステップ207に進む。
ステップ207において、一定時間が経過したか否かが判断される。一定時間が経過していない場合には、ステップ203に戻る。一方、一定時間が経過した場合には、ステップ208に進む。
ステップ208において、入賞カウントが「0」かどうか、すなわち、第二入賞口12に一個も入賞せずに一定時間が経過したか否かが判断される。入賞カウントが「0」の場合には、図7のステップ405に進み、その後、特別遊技制御を終了する。すなわち、第二入賞口12が開放されても一定時間入賞しないと、小当り遊技はその時点で終了する。
図6のステップ300において、前記第三入賞口開放抽選の抽選結果に基づいて、入賞口ソレノイド82を一定時間、一定回数開放作動させて第三入賞口13を開放する。なおこのとき、タイマーがタイムカウントを開始する。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、入賞口球検知センサ73がONとなったか、すなわち第三入賞口13に入賞したか否かが判断される。入賞口球検知センサ73がONとなった場合には、次のステップ302に進む。
ステップ303において、入賞カウントを1加算する。そして、次のステップ304に進む。
ステップ304において、入賞カウントが上限値に達したか否かが判断される。入賞カウントが上限値に達していない場合には、次のステップ305に進む。
前記ステップ301において、入賞口球検知センサ73がONにならない場合には、ステップ302〜304を飛び越して、ステップ305に進む。
ステップ306において、入賞カウントが「0」かどうか、すなわち、第三入賞口13に一個も入賞せずに一定時間が経過したか否かが判断される。入賞カウントが「0」の場合には、図7のステップ405に進み、その後、特別遊技制御を終了する。すなわち、第三入賞口13が開放されても一定時間入賞しないと、小当り遊技はその時点で終了する。
前記ステップ304において入賞カウントが上限値に達した場合、及び前記ステップ306において入賞カウントが「0」でない場合には、図7のステップ400に進む。
ステップ401において、入賞口球検知センサ74がONとなったか、すなわち第四入賞口14に入賞したか否かが判断される。入賞口球検知センサ74がONとなった場合には、次のステップ402に進む。
ステップ402において、入賞カウントを1加算する。そして、次のステップ403に進む。
前記ステップ401において、入賞口球検知センサ74がONにならない場合には、ステップ402〜403を飛び越して、ステップ404に進む。
ステップ404において、一定時間が経過したか否かが判断される。一定時間が経過していない場合には、ステップ401に戻る。一方、一定時間が経過した場合には、ステップ405に進む。
ステップ405において、小当り作動フラグをリセットする。そして、次のステップ406に進む。
なお、図5のステップ204の第三入賞口開放抽選処理、図6のステップ302の第四入賞口開放抽選処理は、最初に第二入賞口12又は第三入賞口13に入賞したときのみ、抽選を行うようにしてもよいし、入賞する度に抽選を行うようにしてもよい。後者の場合には、抽選結果をその都度書き換えて記憶し、入賞カウントが上限値に達したとき、又は一定時間が経過したときに記憶している抽選結果に基づいて、第三、第四入賞口13,14が開放される(以下、図8のステップ508、図9のステップ602において同じ)。
前述した図4のステップ105において、特別図柄抽選の抽選結果が大当り当選の場合には、図8のステップ500に進む。
図8のステップ500において、大当りフラグをセットする。すなわち、大当り当選状態であることを記憶する。そして、次のステップ501に進む。
ステップ501において、大当り当選のうち5ラウンド確変当りが当選したか否かが判断される。5ラウンド確変当りが当選している場合には、次のステップ502に進む。
ステップ503において、入賞口球検知センサ71がONとなったか否か、すなわち第一入賞口11に入賞したか否かが判断される。入賞口球検知センサ71がONにならない場合には、次のステップ504に進む。
ステップ504において、一定時間が経過したか否かが判断される。一定時間が経過しない場合には、ステップ502に戻る。一方、一定時間が経過した場合には、図10のステップ701に進む。すなわち、センター役物50が作動しても一定時間第一入賞口11に入賞しないと小当り遊技には移行せず、大当り遊技に移行するようになっている。
ステップ505において、5ラウンド確変小当り作動フラグをセットする。すなわち、5ラウンド確変当りに基づく小当り遊技に移行したことを記憶する。そして、次のステップ506に進む。
ステップ506において、第二入賞口開放抽選処理を行い、前記抽選結果に基づいて、入賞口ソレノイド81を一定時間、一定回数開放作動させて第二入賞口12を開放する。そして、次のステップ507に進む。
そして、ステップ510において入賞カウントが上限値に達した場合、及びステップ512において入賞カウントが「0」でない場合には、図9のステップ600に進む。
ここで、図9のステップ600〜611までの流れは、前述した図6のステップ300〜306及び図7のステップ400〜404と同様であるので説明を省略する。
そして、前記図8のステップ512、図9のステップ606において、入賞カウントが「0」の場合、すなわち第二入賞口12又は第三入賞口13に一個も入賞せずに一定時間が経過した場合には、図10のステップ700に進む。すなわち、小当り遊技は途中で終了し、その後大当り遊技に移行する。一方、図9のステップ611において一定時間が経過した場合には、第四入賞口14への入賞の有無に関わらず、図10のステップ700に進む。
ステップ701において、大当り作動フラグをセットする。すなわち、大当り遊技に移行したことを記憶する。そして、次のステップ702に進む。
ステップ702において、特に図示しないラウンド数カウンタがラウンド数の設定をする。ラウンド数は大当りの種類によって定められており、例えば5ラウンド確変当りなら「5」、2ラウンド通常当りなら「2」である。あるいはラウンド抽選によって決定された数値としてもよい。そして、次のステップ703に進む。
ステップ704において、大入賞口球検知センサ77がONとなったか否か、すなわち大入賞口30に入賞したか否かが判断される。大入賞口球検知センサ77がONとなった場合には、次のステップ705に進む。
ステップ705において、入賞カウントを1加算する。そして、次のステップ706に進む。
前記ステップ704において、大入賞口球検知センサ77がONにならない場合には、ステップ705、706を飛び越してステップ707に進む。
ステップ707において、一定時間が経過したか否かが判断される。一定時間が経過していない場合には、ステップ704に戻る。一方、一定時間が経過した場合には、次のステップ708に進む。
前記ステップ706において、入賞カウントが上限値に達した場合には、ステップ707を飛び越してステップ708に進む。
ステップ709において、ラウンド数を1減算する。そして、次のステップ710に進む。
ステップ710において、ラウンド数が「0」となったか否かが判断される。ラウンド数が「0」でない場合、すなわち残りラウンドがある場合には、ステップ702に戻る。一方、ラウンド数が「0」の場合には、次のステップ711に進む。
ステップ711において、大当り作動フラグをリセットする。そして、次のステップ712に進む。
なお、確変当りが当選している場合には、特別遊技終了後において、特別図柄抽選の判定テーブル113が高確率テーブルに変更される。また、確変中に2ラウンド通常当りが当選している場合には、特別遊技終了後において、判定テーブル113が高確率テーブルから通常テーブルに変更される。
このように、本実施の形態によれば、特定の大当り(5ラウンド確変)又は小当りの当選によって、入賞口が順次開放していく小当り遊技が行われる。そして、小当り当選時の小当り遊技では、第二乃至第四入賞口12〜14に入賞させることが小当り遊技継続の条件となっていることに加え、特定の大当りでは第二乃至第四入賞口12〜14をすべて開放させた後にさらに大入賞口30の開放による大当り遊技が行われるので、小当り遊技が出玉を増やす上で重要なポイントとなる。また、通常時において、小当りの当選確率は大当りよりも高く設定されており、確変後は大当りも小当りも当選確率が上がるので、確変中に2ラウンド通常当りを引いてしまい確変が終了するまでの間に、いかに小当りを引いて入賞口を連続開放させるか、という新たな遊技性を提供することができるものとなる。
ところで、上記実施の形態では、変動入賞装置として、第二乃至第四入賞口12〜14の3個の入賞口を設けてあったが、変動入賞装置の数は3個には限られない。例えば3個以上設けてもよいし、2個であってもよい。少なくとも、開放順序が最上位の入賞口と、最下位の入賞口の2個を有していればよい。変動入賞装置の数が多いほど、小当り遊技で増やせる出玉数が大きくなる。
また、上記実施の形態では、センター役物50の内部領域を上下に分け開閉羽根を二対設けてあったが、内部領域は左右に分割されていても良い。この場合、左右いずれか一方の領域に遊技球を流入させる開放口を2つ設け、他方の領域に遊技球を流入させる開放口を1つ設けて、いずれの開放口が開放されるかによって第一入賞口11に誘導される球数が異なるように(つまり入賞の可能性が異なるように)形成してもよい。
さらに、本発明においては、センター役物50を設けない場合も含まれる。この場合には、第一入賞口11に可動片を設け、通常時は可動片を閉じて閉塞状態にしておくとともに、小当り又は特定の大当り当選時に可動片を開放するように形成するとよい。可動片の開閉回数、開放時間などを抽選により決定してもよい。また、第一入賞口11に可動片を設けず、通常時には入賞しても賞球を払い出すだけにして、小当り又は特定の大当り当選時に入賞した場合のみ、第二入賞口開放抽選を行うように形成してもよい。
1 遊技盤 1a 遊技領域
2 筐体 3 前扉
3A ガラス枠
4 球皿 5 ハンドル
6 スピーカ 7 ランプ
8 制御装置
8A 主制御装置 8B 副制御装置
8C 発射制御装置 8D 払い出し制御装置
10 ガイドレール 11 第一入賞口(変動開始入賞口)
12 第二入賞口(変動入賞装置) 12A 可動片
13 第三入賞口(変動入賞装置) 13A 可動片
14 第四入賞口(最下位の変動入賞装置)14A 可動片
15 通過ゲート
20 始動入賞口 21 第一始動口
22 第二始動口 23 可動片
30 大入賞口(特別変動入賞装置) 31 開閉扉
40 可変表示部
50 センター役物(可動役物装置) 50A 上部領域(第一領域)
50B 下部領域(第二領域) 51 周囲壁
52 第一開放口 53 第二開放口
54 第一開閉羽根(第一開閉装置) 55 第二開閉羽根(第二開閉装置)
56 回転体(誘導装置) 57 落下通路
58 誘導路(誘導装置) 60 アウト口
71,72,73,74 入賞口球検知センサ
75,76 始動口球検知センサ 77 大入賞口球検知センサ
78 通過球検知センサ 79 払い出しセンサ
81,82,83 入賞口ソレノイド 84 始動口ソレノイド
85 大入賞口ソレノイド 86,87 羽根開放ソレノイド
88 回転体駆動モータ
90 球発射装置 91 球払い出し装置
100 特別遊技制御手段(特別遊技状態発生手段)
101 大当り遊技制御手段 102 小当り遊技制御手段
110 抽選手段 120 可動片作動制御手段
130 役物作動制御手段
Claims (3)
- 遊技球が発射される遊技盤上に設けられ、遊技球が入賞可能な開放状態、及び遊技球が入賞不可能な閉塞状態とに変動可能な特別変動入賞装置と、
複数種類の当選とはずれのいずれかを抽選する抽選手段とを備え、
複数種類の当選にそれぞれ対応する有利状態が発生するように形成された遊技機において、
前記遊技盤上に、所定条件の成立に基づいて遊技球が入賞可能な開放状態となり、開放状態となった後所定条件の成立に基づいて遊技球が入賞不可能な閉塞状態に戻るとともに、開放状態への移行に関する順位が設定された複数の変動入賞装置と、
遊技球の入賞に基づいて前記変動入賞装置を閉塞状態から一時的に開放状態とする契機を付与する変動開始入賞口とを設け、
前記有利状態として、
前記特別変動入賞装置を開放状態としてから閉塞状態とするラウンドを複数回繰り返す特別開閉遊技と、
前記抽選手段の抽選において当選確率が高く設定される確率変動遊技と、
前記複数の変動入賞装置のうち開放状態となった上位の変動入賞装置への所定個数の遊技球の入賞を条件とする閉塞状態への復帰に基づいて、順次下位の変動入賞装置を開放状態とし、上位のいずれかの変動入賞装置に一定時間遊技球が入賞しない場合、又は最下位の変動入賞装置が開放後閉塞した場合には終了する連続開閉遊技と、が設けられ、
前記複数種類の当選として、
確率変動当選と、通常当選と、連続開閉当選と、特定確率変動当選と、が設けられ、
前記確率変動当選が当選した場合には、前記特別開閉遊技を発生させるとともに、この特別開閉遊技の終了後に前記確率変動遊技を発生させ、
前記確率変動遊技中でないときに前記通常当選が当選した場合には、前記特別開閉遊技のみを発生させ、前記確率変動遊技中に前記通常当選が当選した場合には、前記特別開閉遊技を発生させるとともに、この特別開閉遊技の終了後に前記抽選手段の抽選における当選確率を通常の確率に戻し、
前記連続開閉当選が当選した場合には、前記変動開始入賞口に入賞することを条件に、前記連続開閉遊技のみを発生させ、
前記特定確率変動当選が当選した場合には、前記変動開始入賞口に入賞することを条件に前記連続開閉遊技を発生させるとともに、この連続開閉遊技の終了後に、前記特別開閉遊技を発生させ、この特別開閉遊技の終了後に前記確率変動遊技を発生させるように形成されていることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技盤上に、遊技球を受け入れ可能な内部領域を備え、この内部領域に遊技球を流入可能とする開放状態、及び遊技球を流入不可能とする閉塞状態とに変動可能な開閉装置を有する可動役物装置を設け、
前記内部領域に、流入した遊技球の少なくとも一部を前記変動開始入賞口へと誘導可能な誘導装置を設け、
前記変動開始入賞口へは、前記誘導装置を通過した遊技球のみ入賞可能に形成し、
前記可動役物装置の作動を制御するための役物作動制御手段を設け、
前記役物作動制御手段は、前記連続開閉当選又は特定の確率変動当選の当選に基づいて、前記開閉装置を所定時間開放状態とさせることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記可動役物装置の内部領域を、流入した遊技球が前記変動開始入賞口に誘導され難い誘導装置を備えた第一領域と、流入した遊技球が前記変動開始入賞口に誘導されやすい誘導装置を備えた第二領域とに分割し、
前記開閉装置として、前記第一領域を開放状態又は閉塞状態とする第一開閉装置と、前記第二領域を開放状態又は閉塞状態とする第二開閉装置とを設け、
前記役物作動制御手段は、前記連続開閉当選又は特定の確率変動当選の当選を契機に行われる開閉抽選の抽選結果に基づいて、前記第一開閉装置又は前記第二開閉装置のいずれか一方を所定時間開放状態とさせることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
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