JP2007252441A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技に係る演出の実行契機をいままでにない新奇な仕組みで生じさせると共に、該実行契機を遊技者が認知し易い形態となるように構成した遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機に、画像表示装置35の表示制御を行う表示制御手段と、キャラクタ造形物155と武器造形物182とを演出動作中に接触させるように駆動するキャラクタ駆動部及び武器駆動部と、該キャラクタ造形物155と該武器造形物182とが接触状態にあることを検知する接触検知部とを備えさせ、表示制御手段には、該接触検知部の検知に基づいてキャラクタ造形物155及び武器造形物182と連係する演出映像を画像表示装置35に表示制御してなる。
【選択図】図22

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは、ステージを有するセンター飾り等のユニット役物に可動演出装置を有する遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また第1種始動口(始動チャッカー)に入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示装置(画像表示装置)の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
また、このようなパチンコ機において、遊技領域の中央部分にセンター飾りを備え、このセンター飾りの側部にワープ導入口を備え、このワープ導入口から受け入れた遊技球を始動チャッカー側に導くように転動させる遊技球ステージ(以下、単に「ステージ」とも言う)を備えたものが存在する(特許文献2参照)。
上述のような従来のパチンコ機において、打ち出されたパチンコ球(上記遊技球と同じ)がセンター役物(上記センター飾りと同じ)に入り、ステージ等を経て分岐通路とされる通路を流下して通過ゲートで検知された際に、始動入賞口(上記始動チャッカーと同じ)の可動部材を閉じ位置から開き位置に回動させるか否かの入賞有利抽選を行うように構成されたものが存在する(特許文献3参照)。この入賞有利抽選に当選した際には、始動入賞口における可動部材が閉じ位置から開き位置に回動する動作がなされる。
特開平07−284559号公報 特開2001−327672号公報 特開2005−296465号公報
しかし、上記特許文献3に記載されるようなパチンコ機では、遊技球をセンター役物の球通路に配設した通過ゲートによって検知させているが、球通路においてこのような遊技球の通過検知をさせるような検知機構は従来から一般的に用いられている。そのため、上記始動入賞口における可動部材を開く際の契機を始めとして、他の各種演出装置を実行させる際の契機として上記検知機構を用いたとしても、遊技者に対して新奇な驚きや新鮮な演出動作を提供することは難しいものとなりつつあった。
また、遊技球は、遊技中に連続して打ち出されることによって遊技領域に複数が同時に存在することとなり、更に、これらの動きは不規則で且つそれぞれの動作速度はかなり高速なものとなっている。したがって、遊技中における遊技者は、それら打ち出された遊技球全体を把握することは難しく、仮にそのうちの一部の遊技球が通過ゲート等で検知されたとしても、異なる位置を注視していた際に該検知に伴って実行される一連の演出動作を咄嗟に視認することは困難なものとなる。
そこで本発明は、遊技に係る演出の実行契機をいままでにない新奇な仕組みで生じさせると共に、該実行契機を遊技者が認知し易い形態となるように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図22参照)、遊技に係る演出動作がなされる複数の立体造形物(例えば47b)を有したユニット役物(23)と、該ユニット役物(23)に形成された開口部(36)から画面(35a)を露出するように配置される画像表示装置(35)と、を遊技領域(3a)に備え、該遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技してなる遊技機(1)において、
遊技に係る演出映像を前記画像表示装置(35)に表示制御する表示制御手段(92)と、
前記複数の立体造形物(例えば47b)の少なくとも第1体(155)と第2体(182)とを前記演出動作中に接触させるように駆動する駆動手段(153,181)と、
前記駆動手段(153,181)によって前記第1体(155)と前記第2体(182)とが接触状態にあることを検知する検知手段(172)と、を備え、
前記表示制御手段(92)は、前記検知手段(172)の検知に基づき、前記第1体(155)及び前記第2体(182)と連係する演出映像を前記画像表示装置(35)に表示制御してなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
なお、本発明における上記「接触状態」とは、第1体と第2体とが直に接し合った状態をいうだけではなく、厳密な意味では接触状態とはなっていなくとも、直に接し合ったものと略々同等の意味を有する状態をも含む複合的な概念をいう。また、上記「直に接し合ったものと略々同等の意味を有する状態」とは、例えば、第1体と第2体とが、それぞれの駆動機構によって両者が接触するように最大限に駆動接近された場合に、想定では両者は接し合った状態となっている筈のものが、両者の組付けの緩みや駆動機構のギヤ部材が疲労磨耗すること等に起因した歪みやズレ等が生じ、厳密な意味では直に接し合わないような状態をいう。
請求項2に係る本発明は(例えば図11、図12、図17、及び図20参照)、前記駆動手段(153,181)が、磁力により吸着し合う吸着部(200,202)をそれぞれに有した前記第1体(155)と前記第2体(182)とを互に接近させるように駆動することで両者を接触させ、
前記検知手段(172)が、前記第1体(155)と前記第2体(182)とが前記吸着部(200,202)によって接触した状態の磁力を検知するリードスイッチを有してなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、遊技機は、遊技に係る演出映像を画像表示装置に表示制御する表示制御手段と、複数の立体造形物の少なくとも第1体と第2体とを演出動作中に接触させるように駆動する駆動手段と、駆動手段によって第1体と第2体とが接触状態にあることを検知する検知手段と、を備える。そして、上記表示制御手段は、検知手段の検知に基づいて第1体及び第2体と連係する演出映像を画像表示装置に表示制御してなる。これにより、複数の立体造形物(のうちの例えば第1体と第2体と)の組合せ動作と、これらと連係した画像表示装置における演出映像とによって、従来見ることのできなかったまったく新奇な演出形態を遊技者に提供することができ、遊技機における興趣性や遊技性の向上に寄与することができる。更に、上記演出映像を、複数の立体造形物が接触した時点又は接触している間などに表示させることができ、遊技者がいままでに視認したことのないタイミングで演出が施され、新鮮且つ奇抜な印象を与えることができる。
また、第1体及び第2体と画像表示装置とによって施される総合的な演出が、当該第1体と第2体とが接触する際の動作を契機として実行されることにより、遊技者は該総合的な演出における主だった構成物(第1体及び/又は第2体)を当初から認知した状態にあることが多くなり、結果として該総合的な演出の入り端等を見逃したり見落としたりするといった失誤を犯すことが抑制されるものとなる。
請求項2に係る本発明によると、駆動手段が、磁力により吸着し合う吸着部をそれぞれに有した第1体と第2体とを互に接近させるように駆動することで両者を接触させ、検知手段は、第1体と第2体とが吸着部によって接触した状態の磁力を検知するリードスイッチを有してなるので、複数の立体造形物における第1体と第2体との接触を、磁石等の安価で扱い易い部材で実現できると共に、更に、第1体と第2体とが接触したことをリードスイッチといった比較的安価な部材にて実現できるため、本発明にて施される演出形態を低コストで実現させることができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、図1は本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図であり、図2は遊技盤3を単体で示す正面図である。また、後述する実施の形態では、本発明の遊技機を所謂第1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。
本実施形態におけるパチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉可能に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上方及び下方左右にはスピーカー(図示せず)を有する放音装置12が配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
また、皿ユニット16の右部には、発射装置を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。遊技領域3aの左端には、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球Baを遊技領域3aに導くガイドレール14が配置されており、遊技領域3aの右端には、ガイドレール14により遊技領域3aに導かれた遊技球Baのうちでセンター飾り(ユニット役物)23の右縁部に進入したものを案内するガイドレール33が配置されている。
図1及び図2に示すように、遊技領域3aの中央には、中央部に開口部36を有し且つ該開口部36の下部中央にステージSを有するセンター飾り23が配設されており、該センター飾り23の左右には、遊技球が障害釘に当接しつつ遊技球が流下する第1流路52aと、障害釘に当接せずに流下する第2流路52bが形成されている。遊技盤3の裏面には、画像表示装置35が、開口部36から画面35aを露出させた状態で固定されている。センター飾り23の下部左方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25,26が配設されており、センター飾り23の下方には、始動チャッカー(入賞口)28とアタッカー5とが順次配設されている。遊技領域3aにおけるアタッカー5の下方には、遊技領域3aに打ち出された後、一般入賞口25,26や始動チャッカー28等のいずれにも入賞せずに流下した遊技球を遊技盤3背面側に排出するアウト口34が形成されている。
始動チャッカー28は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、始動チャッカー開閉ソレノイド69(図20参照)によって開放位置と閉止位置とに開閉動作するように作動させられる。始動チャッカー28の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の左方に風車31が配設されており、ステージSの下方における始動チャッカー28の左側には、普通図柄作動ゲート(スルーゲート)32が配設されている。この普通図柄作動ゲート32は、始動チャッカー28を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
そして、遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、一般入賞口25,26、始動チャッカー28等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘30を含む多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘39を含む多数の障害釘が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを始動チャッカー28等に、ステージSを介して入球させ又はステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、遊技領域3aの比較的下側に位置する道釘27等を経ることなく、始動チャッカー28の上に導くことを意味する概念である。また、上記道釘27は、遊技領域3aにおいて始動チャッカー28左右に打ち込まれた複数本の障害釘の列からなり、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー28方向に導く役割を担っている。
次に、本パチンコ機1におけるセンター飾り23の構造について図3ないし図5を参照して詳細に説明する。図3はセンター飾り23を装着した状態の遊技盤3を右斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図、図4は同様の状態の遊技盤3を左斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図、図5は図2のA−A線に沿って断面した状態で示す平面断面図である。
すなわち、図3ないし図5に示すように、センター飾り23は、開口部36を中央部に有する略筒状に構成され、開口部36の下側に位置するステージSの左右幅方向の両側に照明装置48と可動演出装置151とを有すると共に、開口部36の上側に可動役物24と武器造形物(第2体)182とを有している。なお、図1ないし図4におけるセンター飾り上部の武器造形物182の上方には照明装置等が配置されるが、これは便宜上、図示を省略している。また、図2ないし図4において、センター飾り周囲に配置された図1の始動チャッカー28、アタッカー5、一般入賞口25,26、普通図柄作動ゲート32及び風車31は便宜上、図示を省略している。
センター飾り23は、下部中央に位置する球放出口(球放出部)18を有しており、この球放出部18は、始動チャッカー28の直上方に位置して、放出されて落下する遊技球Baが一対の障害釘30の間を通って始動チャッカー28にほぼ確実に(つまり、97〜99%の高確率で)入賞し得るように位置決め形成されている。
次に、センター飾り23内方の右側部から上部に亘る範囲で可動する可動演出装置151について図11ないし図17を参照して詳細に説明する。なお、図11は可動演出装置151をセンター飾り23から取り外した状態で示す正面図、図12は図11における可動演出装置151を左上方から見た状態を示す斜視図、図13は可動演出装置151を構成する第1可動演出部152の正面図、図14は第1可動演出部152を右上方から見た状態を示す斜視図、図15は第1可動演出部152を左方から見た状態を示す側面図、図16は第1可動演出部152の背面図、図17は第1可動演出部152の第1及び第2腕部159,157等を詳細に示す側面図である。
すなわち、図11及び図12に示すように、可動演出装置151は、第1可動演出部152と、第2可動演出部180とから構成されている。そして、図11ないし図16に示すように、第1可動演出部152は、ゲーム等に登場するキャラクタを模った立体造形物であるキャラクタ造形物(第1体)155と、該キャラクタ造形物155を駆動するキャラクタ駆動部(駆動手段)153とを有し、第2可動演出部180は、上記キャラクタ造形物155が使用する武器を模った武器造形物182と、該武器造形物182を駆動する武器駆動部(駆動手段)181とを有している。本発明の特徴の一部をなす駆動手段は、上記キャラクタ駆動部153と武器駆動部181とから構成されている。
キャラクタ造形物155は、合成樹脂等の素材により形成され、該キャラクタ造形物155の上半身となる胴部155aと、該胴部155aと一体となるように成型された足部155bとを有している。さらに、胴部155aの左側中央部からは、第2腕部157、第1腕部159、及び手部160とが順に接続されており、胴部155aと第2腕部157とはヒンジ部157a(図16,17参照)によって連結され、第2腕部157と第1腕部159とはヒンジ部159a(図16,17参照)によって連結されている。
第2腕部157は、上記ヒンジ部157aを回転の軸として、遊技盤3の表面と平行で且つ足部155b付近から上方に向って90°強の範囲で自動車のワイパー状に回動自在となるように取り付けられている。また、第1腕部159は、ヒンジ部159aを回転の軸として、遊技盤3の表面と平行で且つ上記第2腕部157から直線状に延在した位置(つまり一軸状となる位置)から90°弱の範囲で、自動車のワイパー状に回動自在となるように取り付けられている。そして、第1腕部159は、手部160と一体に形成されており、該手部160の内部には周囲2〜3cmにある同種の磁性体と吸着し合う程度の強さの磁石200(吸着部)が埋め込み配置され、さらに、足部155bにおける足の爪先近傍にも同種の磁石201が埋め込み配置されている。
キャラクタ駆動部153は、全体としてセンター飾り23の内方右側面に沿うような弓形の支持枠154を有し、その下部と中央部とに設けられた貫通孔152aを介してセンター飾り23の前側からセンター飾り23に対してネジ止め固定される。該支持枠154の背面側中央部には、第1モータ162(図14,16参照)がその回転軸を前面側に向けて配設され、該回転軸からの回転は、減速機構167を介して該第1モータ162の略々直前方の支持枠154前面に位置するピニオン部163へと伝達される。該ピニオン部163には、弓形の支持枠154に沿う弧形状を呈したラック部166が噛合され、両者によりラックアンドピニオン(rack and pinion)機構が構成されている。
ラック部166は、ピニオン部163が回動駆動されることにより、支持枠154に配設されたレール部材165に沿って略々上下方向に弧を描くように移動駆動される。また、該ラック部166には、ラック部166の前面側全体を覆うと共に、上記レール部材165に沿って摺動させるための案内部材が形成されたカバー部材161が取り付けられている。そして、前述したキャラクタ造形物155は、該カバー部材161と連結部169とを介してラック部166と連結支持されるため、ラック部166が第1モータ162の回転によって上下方向に回動駆動された際には、該ラック部166と同様に上下方向に移動動作する。
一方、第2可動演出部180は、センター飾り23の中央上部で、かつ第1可動演出部152の左上方の位置に配設されている。第2可動演出部180における武器造形物182は、合成樹脂等の素材により形成され、砲弾や光線等を擬似的に発射する略々円柱形状の銃身183とその引き金等を有した握り状の把持部185とからなり、該武器造形物182は、所謂バズーカ砲のような形状を模った立体造形物として形成されている。そして、該把持部185の内部には、周囲約2〜3cmにある同種の磁性体と吸着し合う程度の強さの磁石(吸着部)202(図17参照)が埋め込み配置されると共に、磁石等により磁極が誘導されることで検知を行うリードスイッチからなる接触検知部(検知手段)172(図20参照)が埋め込み配置されている。該接触検知部172は、具体的には、前述した手部160と該把持部185との吸着状態を検知するものである。
武器造形物182は、その銃身183の側面が画像表示装置35における画面35aと平行、つまり遊技者からは武器造形物182の側面側が視認される状態で配設される。そして、この武器造形物182の奥側には、第2モータ191がその回転軸を手前側に向けた状態となるように配設されている。該第2モータ191における回転軸の回転は、該回転軸に軸着された減速機構192を介して噛合されるピニオン部187,189へと順次伝達され、ピニオン部189における回転軸190へと伝達される。ここで、ピニオン部189の中心から延びる回転軸190の手前側先端は、武器造形物182の銃身183の後方側部に固着されており、上記第2モータ191が回動駆動された際には、これに合わせて銃身183が自動車のワイパー状に動作するものとなる。
ところで、前述したキャラクタ造形物155は、図13に示すように、通常時、破線で示す初期位置Pos2の位置に配置され、第1モータ162の回動駆動によって矢印R2に示す上下方向へと移動される。そして、このキャラクタ造形物155が支持枠154の頭頂部側へ移動された際には、第2腕部157、第1腕部159、及び手部160も、矢印R4(図17参照)に示すように上方側へと移動される。そして、図17に示すように、キャラクタ造形物155が、支持枠154の頭頂部近傍に近づくと、第2腕部157の後部に一体成型された爪部170が、センター飾り23上部に形成された突起部171に当接する。このとき、第2腕部157は、爪部170が突起部171に当接してもさらに上方向へと移動を続けるため、ヒンジ部157aを回転軸として腕全体が回転し、矢印R3(図13参照)に示すような軌跡を描いて第2腕部157、第1腕部159、及び手部160からなる腕全体が持ち上げられたような状態となる。
一方、武器造形物182は、図11に示すように、通常時、破線で示す初期位置Pos1の位置に銃身183を向けて配置されているが、第2モータ191の回動駆動によっては矢印R1の示す上下方向へ銃身183が回動駆動される。そして、銃身183が矢印R1に示す回転範囲の最下部に位置し、キャラクタ造形物155が支持枠154の頭頂部に位置した際には、把持部185内の磁石202と手部160内の磁石200とが引き合う状態となる。これにより、手部160が、矢印R5(図17参照)に示す向きにヒンジ部159aを回転軸として回転し、該手部160と把持部185とが吸着する。このように手部160と把持部185とが吸着すると、あたかもキャラクタ造形物155が跳躍しながら武器造形物182を掴み、戦闘態勢に入ったかのような概観を現出させ、遊技者の興奮や興趣を誘うものとなる。また、キャラクタ造形物155が、初期位置Pos2に位置している際には、手部160内の磁石200は、足部155b内の磁石201に引き寄せられて吸着されるため、手部160を始めとした腕全体にアソビが生じず、よって画面35aの表示範囲を阻害するものとはならない。上記したように、手部160と把持部185とが吸着状態となった際には、このことが把持部185内の接触検知部172により検知され、後述する遊技制御手段86へと信号が送られる。
また、図3ないし図5に示すように、センター飾り23は、左側中央部に上記ワープ導入口37を有すると共に、このワープ導入口37から導入された遊技球を、図5に示す遊技球案内路38を介してステージS側に放出する球放出口65を有している。
上記ステージSは、球放出口65から放出される遊技球をステージS側に案内する案内路67と、この案内路67を転動流下する遊技球をステージS中央部に跳躍(ジャンプ)させるようにステージ中央部(即ち、遊技球の転動方向下流)に向かって上昇するように傾斜する跳躍部41と、該跳躍部41から所定距離(例えば2〜2.5[cm])離れた位置にて該跳躍部41で跳躍した遊技球を着地させる着地部42と、該着地部42に着地した後に転動する遊技球の進路を振り分ける振分け部40と、を有している。跳躍部41で跳躍しても、流下時の勢いが弱くて跳躍部41と着地部42間の空隙部8を越えられない遊技球は、後述する案内面64や左右湾曲面45に落下してステージ前方に落下することになる。
更に、ステージSは、着地部42に着地した後に流動する遊技球の勢いを止め得るように上方に湾曲状にせり上がる湾曲面50と、ステージS下方の遊技領域3aに打ち込まれた道釘27で跳ね返ってステージS側に飛び込んだ遊技球がセンター飾り23右側下部の空間部46までは到達しないようにする(即ち、空間部46への遊技球の進入を阻止する)保護カバー63と、を有している。この保護カバー63は、空間部46に隣接する部分に、ステージ中央側に反り返る遊技球返し面63aを一体に有している。つまり、ステージSは、空間部46への遊技球の進入を阻止する遊技球返し面63aを有して該返し面63aで阻止した遊技球を着地部42側に送り返すように傾斜する保護カバー63を備えている。
ついで、図5ないし図7を参照してステージSの構造をより詳細に説明する。なお、図6はステージ中央部をセンター飾り右上部から見下ろすように示す斜視図であり、図7はステージ中央部をセンター飾り左上部から見下ろすように示す斜視図である。
すなわち、上記着地部42は、緩く湾曲しつつ湾曲面50に向かって略々水平方向に延びる湾曲状転動面42aと、この湾曲状転動面42aの上流側で該転動面42aに対し徐々に下降するように傾斜する傾斜転動部42bと、を有している。これら転動面42a,42bは、互いの境界部42cが案内路67の延長線上に位置している。この構成により、跳躍部41でジャンプする遊技球は、ジャンプの都度に微妙に異なるバランス等の違いに起因して、主に湾曲状転動面42a側に着地したり、主に傾斜転動部42b側に着地したりすることで、ステージS上での転動動作に種々の差違が生じることになる。
上記振分け部40は、傾斜転動部42bに隣接する傾斜面60と、湾曲面50との間に設けられており、球放出部18に遊技球を導く第1溝部43aと、球放出部18に導かずに着地部42下方に形成された左右湾曲面45に単に放出する第2溝部43b,43cと、をステージSの左右幅方向に沿って並ぶように有している。これら第1溝部43a及び第2溝部43b,43cのステージ前側には、上述した湾曲状転動面42aが位置している。このため、傾斜転動部42bから湾曲状転動面42aに流下した遊技球、或いは跳躍部41から直接的に湾曲状転動面42aに着地して転動する遊技球が、中央凹部62を介して第1溝部43aに落下し、或いは分離用突起61に導かれて第2溝部43b又は43cに落下する。
第1溝部43aは球放出部18に連通しており、該第1溝部43aに導入された遊技球は、球放出部18から放出され、湾曲傾斜面58の中央流路58aを経由して障害釘(命釘)30の間の空間に向けて落下され、高確率で始動チャッカー28に入賞する。一方、第2溝部43b,43cは、それぞれの底部が案内面64に開放しており、これら第2溝部43b,43cに導入された遊技球は、案内面64に落下し、該案内面64の傾斜に沿って左右湾曲面45側に転動した後、湾曲傾斜面58にステージSの左右方向から進入し、多くの場合、障害釘30間の空間とは違う方向に落下される。
また、第1溝部43a及び第2溝部43b,43cのいずれにも落下しなかった遊技球は、下流側の湾曲面50で勢いを弱められつつ、ステージ後方に設けられた案内路66に、流路50aを経由して到達する。この案内路66は、ステージ前側に向かって下降するように緩く傾斜しており、この傾斜に沿って流下する遊技球は、更にその前側にてステージ左右方向に緩く湾曲し且つステージ前側に緩く下降傾斜するように形成された案内面64に沿って流下し、更にその前側に続く上記左右湾曲面45に流下することになる。この左右湾曲面45の中央部分は、案内面64側からステージ前側に向かって末広がり状に緩く傾斜する湾曲傾斜面58を経由して始動チャッカー28側に落下することとなる。湾曲傾斜面58においての障害釘(命釘)30を臨む位置には、湾曲傾斜面58からの遊技球の落下範囲を絞るように範囲規定突起44,44が突出形成されている。
上述したステージS、跳躍部41及び保護カバー63等の互いの位置関係は、センター飾り23の背面側から見た場合、図18に示すようになっている。なお、図18の背面図において、遊技盤3は、センター飾り23の背面形状を明確に示すため、仮想線(二点鎖線)で記載している。
ついで、図8ないし図10に沿って、保護カバー63の下方に設けられた可動演出装置47、及び該可動演出装置47に近接する減速部53等について説明する。なお、図8は可動演出装置47及びその周辺部分を拡大して示す正面図、図9は可動演出装置47及びその周辺部分を拡大して示す斜視図、図10は可動演出装置47及びその周辺部分を図9とは別の角度から見た状態で示す斜視図である。
すなわち、図8ないし図10に示すように、上述した保護カバー63の下方には空間部46が設けられており、該空間部46には、本体部47aと、該本体部47aの上部に配置され、所定の契機で上下方向に振動したり、発光したりする動作部(立体造形物)47bと、を有する可動演出装置47が配置されている。
また、減速部53は以下のように構成されている。すなわち、センター飾り23の左側から遊技領域3aに打ち出された遊技球をセンター飾り23の右側にて流下させる第2流路52bは、多数の障害釘が打ち込まれている第1流路52aとは異なり、図2に示すように、1本の障害釘も打ち込まれてはいない。そこで、第2流路52bには、該第2流路52bを流下する遊技球の流下速度を、その最下部近傍にて減速させて遊技領域3aに放出する減速部53が設けられている。なお、図1や図2等において、遊技領域3aには数多くの障害釘が打ち込まれているが、これらの図では、構成の説明に必要な障害釘の記載に留め、他の障害釘は図示せずを省略している。センター飾り23の右側には、遊技領域3aの上下方向に円弧状に延びる縁部54を有しており、遊技領域3aには、縁部54に対向して上下方向に円弧状に延びるガイドレール33が配置されている。縁部54の曲率中心は、画像表示装置35の画面中央付近に位置している。上記第2流路52bは、縁部54とガイドレール33とにより構成されている。
上記減速部53は、第2流路52bに沿って流下した遊技球を当接させて減速し且つその移動方向を各図における左側に向けて遷移する第1湾曲面53aと、該第1湾曲面53aで方向遷移した遊技球を当接させて減速し且つその移動方向を遊技領域3aに向けて遷移する第2湾曲面55と、該第2湾曲面55で方向遷移した遊技球を当接させて減速し、遊技領域3a下方に位置するアウト口34に向けて送り出す第3湾曲面53bと、を有するクランク形状に構成されている。そして、第1湾曲面53a、第2湾曲面55及び第3湾曲面53bはセンター飾り23側に形成されている。第1湾曲面53aは、センター飾り23の遊技領域3aへの配置状態にてガイドレール33に近接し、該ガイドレール33に沿って流下する遊技球を第2及び第3湾曲面55,53b側に受け流すように構成される。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図19を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。すなわち、図19に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク71が取り付けられており、この賞球タンク71の下方に、サブ制御基板72、主制御基板73、及び払出し制御基板74がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板75が取り付けられており、この外部端子板75の下方に、整列待機通路76、賞球装置77、賞球排出通路78、電源ユニット79、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板15がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図20に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド69、アタッカー開閉ソレノイド70、放音装置12、演出用照明装置8,11、画像表示装置35、可動演出装置151、及び接触検知部172と、を備えている。
遊技制御装置80は、図19に示した主制御基板73やサブ制御基板72等から構成されている。主制御基板73は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ制御基板72は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、抽選手段83、普通図柄抽選手段84、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー28、一般入賞口25,26、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー28、一般入賞口25,26、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段83は、入賞信号出力手段82から始動チャッカー28に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
そして抽選手段83は、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。
また抽選手段83は、大当たり抽選で通常当たりが当選した場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に抽選手段83は、それぞれ、大当たり抽選で外れた場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
さらに、抽選手段83は、上記した大当り抽選における変動パターンとは別に、可動演出装置151を演出駆動させて遊技者に期待感を与えるような「特別演出」をさせるか否かの抽選を、特別演出乱数値を取得して実行する。そして、該抽選に当選した場合には、第1可動演出部152及び/又は第2可動演出部180を使った特別演出、例えば第1可動演出部152におけるキャラクタ造形物155を移動駆動させて再び元の位置に戻す、といった特別演出の種類を決定し、この種類を示す旨の特別演出信号を出力する。
普通図柄抽選手段84は、始動チャッカー28を開閉動作させるための普通図柄抽選を、普通図柄作動ゲート32への遊技球通過を契機として行う。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、抽選手段83での抽選結果に応じて、可動演出装置151に所定の可動演出をさせる旨の信号を演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データに応じて、画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送ったり、接触検知部172からの信号に応じて、画像表示装置35に表示すべき特別演出に関連する内容に係る信号を表示制御手段92に送ったりする。
保留手段87は、抽選手段83から出力された変動パターン信号を入力し、更に抽選手段83による特別演出の抽選に当選した際には特別演出信号を入力する。これにより、上記変動パターン及び/又は特別演出信号情報を、始動チャッカー28への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。保留手段87は、保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー28への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンもしくは特別演出信号情報に係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が4個未満となった場合、抽選手段83で行われる始動チャッカー28への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド69に駆動信号を送って該ソレノイド69を作動させ、始動チャッカー28を開放又は閉塞動作させる。更に作動制御手段88は、アタッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、抽選手段83での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド69及びアタッカー開閉ソレノイド70を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド69にあって、第2始動チャッカー28の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段84において抽選手段83の大当たり抽選とは別途行われる普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド70にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド69、アタッカー開閉ソレノイド70の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動し、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。また、演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、可動演出装置151における第1モータ162及び/又は第2モータ191を回動駆動させ、遊技者の視覚に訴える演出を行う。つまり、演出制御手段91は、第1モータ162及び/又は第2モータ191を回動駆動させることによって、第1可動演出部152及び第2可動演出部180の両方もしくはいずれかを可動演出させる。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。また、表示制御手段92は、接触検知部172の検知により遊技制御手段86から送られてくる信号に従って、画像表示装置35の演出表示を第1及び第2可動演出部152,180の演出動作と連係するような演出表示(特別映像)に切り替える。
また、始動チャッカー開閉ソレノイド69は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、始動チャッカー28を開閉動作させる。アタッカー開閉ソレノイド70は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー5を開閉動作させる。
放音装置12は、演出制御手段91の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置8,11は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。画像表示装置35は、表示制御手段92の制御に従って作動し、演出データや抽選手段83での抽選結果に応じた演出表示、又は、可動演出装置151と連係させる特別映像の演出表示を行う。可動演出装置151は、演出制御手段91の制御に従って、第1モータ162及び/又は第2モータ191を回動駆動させ、第1可動演出部152及び/又は第2可動演出部180における演出動作を行う。
次に、図21及び図22を参照して本パチンコ機1による作用について説明する。なお、図21は本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャート、図22はキャラクタ造形物155及び武器造形物182と連係する画像表示装置35の演出映像の例を示す概略図である。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて第1流路52aを流下する多数の遊技球は、始動チャッカー28や一般入賞口25,26に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口34から遊技盤3背面側に排出される。
また、遊技領域3aに比較的強く打ち出されてセンター飾り23右側に進入した遊技球は、ガイドレール33及び縁部54にて構成され且つ障害釘が存在しない第2流路52bを勢いよく流下することになる。その場合、遊技球は、図8〜図10に示すように、第2流路52bの最下部近傍にて第1湾曲面53aに当接して減速され、その移動方向を同図の左側に向けて遷移された直後、第2湾曲面55に当接して減速され、その移動方向を、後側下方(斜め後下方)に向けて遷移した直後、第3湾曲面53bに当接して減速され、アウト口34に向けて送り出される。
このように、本実施形態のセンター飾り23によると、一般的にセンター飾りが大型化する時勢にあって、第2流路52bを流下する遊技球の流下速度を減速部53で充分に減速してから遊技領域3aに放出することができるので、遊技領域下方側に位置するアタッカー5等に遊技球が強い力で衝突する等の不都合を確実に防止することができる。これにより、大当たり時の賞球処理中に、遊技領域下側で跳ね返った遊技球が、開放しているアタッカー5に下側から衝突して、アタッカー5への良好な入賞を損なうような不具合の発生が回避ができる。
また、減速部53が、上記のような第1湾曲面53a、第2湾曲面55及び第3湾曲面53bを有するクランク状に構成されるので、流下する遊技球を複数回(本実施形態では3回)、段階的に当接させるだけの簡単且つコンパクトな構成でありながら、流下遊技球の速度をより有効に減速し得る減速部が実現する。更に、センター飾り23側に形成された第1湾曲面53aが、センター飾り23の遊技領域3aへの配置状態にてガイドレール33に近接し、該ガイドレール33に沿って流下する遊技球を第2湾曲面55及び第3湾曲面53b側に受け流すように構成されるので、センター飾り23を遊技盤3に配置するだけで、減速部53を、第2流路52bを流下する遊技球の流下速度を有効に減速し得る位置に確実に配置し得る装置構成が実現できる。
一方、遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、球放出口65から案内路67に放出され、跳躍部41で跳躍して着地部42側に向かう。この際、流下時の勢いが弱くて跳躍部41と着地部42間の空隙部8を越えられない遊技球は、案内面64や左右湾曲面45に落下し、それらの傾斜に沿ってステージ前方に落下することになる。また、着地部42側に着地できた遊技球のうち、湾曲状転動面42aに着地したものはそのまま転動面42aに沿ってステージ右方に転動し、傾斜転動部42bに着地したものはその傾斜に沿って湾曲状転動面42a側に流下してから湾曲状転動面42aに沿ってステージ右方に転動する。それら遊技球は、転動の勢いが強い場合は湾曲面50で一旦戻された後に、また、転動の勢いが弱い場合は湾曲面50に至る前に、中央凹部62から第1溝部43aに落下したり、分離用突起61に導かれて第2溝部43b又は43cに落下したりする。
これらの場合、第1溝部43aに導入された遊技球は、球放出部18から放出され、湾曲傾斜面58の中央流路58aを経由して、始動チャッカー28に高い入賞確率(略100%)で落下、入賞する。このように落下する遊技球は、殆どの場合、始動チャッカー28に入賞することになるが、障害釘30への当接状況によっては入賞できないこともある。
一方、第2溝部43b,43cに導入された遊技球は、案内面64に落下し、該案内面64の傾斜に沿って左右湾曲面45側に転動した後、多くの場合、始動チャッカー28とは違う方向に落下される。また、湾曲状転動面42aを転動しても溝部43a,43b、43cの何れにも導入されなかった遊技球は、湾曲面50付近の傾斜に従って流路50aから案内路66側に流入し、着地部42下方の案内面64から左右湾曲面45を経由した後、多くの場合、始動チャッカー28とは違う方向に落下される。しかし、場合によっては、障害釘30の左右に打ち込まれたジャンプ釘4や、このジャンプ釘4から左右方向に配列された道釘27で弾き返されることで、障害釘30に絡んでその間を落下して始動チャッカー28に入賞することもある。
ところで、始動チャッカー28や一般入賞口25,26の何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段92に順次送信し、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、抽選手段83で行われる始動チャッカー28への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
ステップS3において、大当たり抽選で当選した場合、抽選手段83が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンが決定される。
これにより、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段86が、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
ところで、前述した抽選手段83にて特別演出の実行が決定された(抽選に当選した)場合には、可動演出装置151に所定の演出動作をさせる旨の信号が遊技制御手段86から演出制御手段91に送られる。そして、第1可動演出部152及び第2可動演出部180における、キャラクタ造形物155や武器造形物182等による演出動作が駆動制御されることとなる。
即ち、演出制御手段91からの信号に基づき、第1可動演出部152における第1モータ162が駆動されると、ピニオン部163に噛合されたラック部166が移動駆動され、該ラック部166と一体的に取り付けられたキャラクタ造形物155が、初期位置Pos2(図15参照)から矢印R2の上方向における支持枠154の頭頂部まで移動する。この際、特別演出の内容によっては、キャラクタ造形物155が、支持枠154の頭頂部まで移動せず、途中の段階で再び初期位置Pos2まで戻ることがある。キャラクタ造形物155がこのような動作を行った場合には、大当りに対する期待度が通常よりは高いものの、特別演出における期待度の中では低いものに該当する。
そして、キャラクタ造形物155が上昇し、支持枠154の頭頂部へと達する直前には、第2腕部157後部に形成された爪部170が突起部171へと当接し、当接した後もキャラクタ造形物155がさらに上昇するため、第2腕部157、第1腕部159、及び手部160からなる腕全体が胴部155aに対して一軸状となって回動動作する。このようにして、キャラクタ造形物155が支持枠154の頭頂部まで達すると、上記腕全体が略々水平方向に延びたような状態で持ち上がるものとなる。
ついで、キャラクタ造形物155が、上記したような支持枠154の頭頂部へと到達すると、これと略々同時期に、武器造形物182は、初期位置Pos1(図11参照)から矢印R1の下方向へとその銃身183の向きが回動動作される。このとき、武器造形物182の把持部185の位置が、一軸状となって回動動作された手部160へと接近することにより、互いが有している磁石200と磁石202とが引き合う範囲に入ることとなる。
これにより、第1腕部159は、第2腕部157に対してヒンジ部159aを回転軸として上方向に回動動作され、その先端の手部160が把持部185と吸着される。これら手部160と把持部185とが吸着され、キャラクタ造形物155と武器造形物182とが接触した際には、把持部185内に埋め込み配置された接触検知部172が、磁石200,202により誘起された磁力を検知し、検知信号を遊技制御手段86へと送信する。
遊技制御手段86は、この検知信号を受信すると、特別演出に係る信号を表示制御手段92へと送り、表示制御手段92は、該特別演出に係る信号の受信を契機として、それまで画像表示装置35の画面35aに表示されていた演出表示を特別映像へと切り替える。この特別映像は、具体的には図22に示すような、画像表示装置35の画面35a中央上方、つまり武器造形物182における銃身183の銃口付近から砲弾210が発射されるような動画(例えばアニメーション)となっている。これにより、特別演出では、あたかもキャラクタ造形物155が地面から跳躍(ジャンプ)しつつ、バズーカ砲形状の武器造形物182を把持操作して砲弾210を発射させたかのような「総合的な演出」が施されるものとなる。このように、キャラクタ造形物155及び武器造形物182と、特別映像とが複合されることにより、従来にない新奇且つ奇抜な演出形態が創出され、遊技者の注目を集めると共に遊技性の向上に充分に寄与されるものとなる。なお、上記した接触検知部172による検知信号は、キャラクタ造形物155と武器造形物182とが接触した際の初期時点のみに送信されるものであっても、接触し合った状態の期間中に亘って送信されるものであってもよく、特別映像の内容やその検知信号を受信する遊技制御手段86の制御内容によって好適な検知種別を選択してよいことは勿論である。
なお、支持枠154の頭頂部に位置していたキャラクタ造形物155が、矢印R2の下方向へと下降される際には、磁石200,202にて吸着され合った把持部185と手部160とが離反されることにより、第1腕部159が下方向に回動動作されて手部160と共に第2腕部157と一軸状態となる。そして、キャラクタ造形物155が更に下降されると、第2腕部157後部に形成された爪部170に当接している突起部171が離れ、徐々に該爪部170への押圧が弱まり、第2腕部157を始めとした腕全体が、矢印R3の下方向へと回動駆動されてキャラクタ造形物155の足部155bの方へと降ろされる。これにより、手部160の磁石200が、足部155bに埋め込み配置された磁石201に吸着されることで、降ろされた状態の第2腕部157を始めとした腕全体にアソビが生じず、かつ振動等による揺れも生じることがなくなる。
一方、前述した画像表示装置35の画面35a上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送り、当該ソレノイド70を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
なお、以上で説明した本実施の形態では、キャラクタ造形物155と武器造形物182とが、互いに直に接し合った場合のみ検知する態様を説明したが、厳密な意味で直に接触していない状態であっても、直に接し合ったものと略々同等の状態をなす場合には該状態を「接触状態」として検知できることは勿論である。これは、例えば、上記各造形物155,182が、磁石等の吸着部を有さずにキャラクタ駆動部153及び武器駆動部181によってのみ接触状態が形成されるような構成である場合に生じ得る。このような構成の場合には、各駆動部153,181のギヤ部材等が経時的に疲労磨耗すること等に起因し、歪みやズレ等が生じ、上記各造形物155,182が互いに接近はするが厳密な意味では接し合わないような状態となり得るものである。
そして、上記構成の場合の検知手段として、本実施の形態において説明したリードスイッチを用いることができることは勿論である。また、他の方法としては、キャラクタ駆動部153及び武器駆動部181における第1モータ162及び第2モータ191として、回転角度の制御が可能なステッピングモータや、回転位置検出器が内蔵されたモータ等を採用し、上記各モータ162,191が最大角度まで回転した時点を検知することによって、前述した「接触状態」の検知を行うことができるものとなる。
本実施形態におけるパチンコ機1では、画像表示装置35の表示制御を行う表示制御手段92と、キャラクタ造形物155と武器造形物182とを演出動作中に接触させるように駆動するキャラクタ駆動部153及び武器駆動部181と、該キャラクタ造形物155と該武器造形物182とが接触状態にあることを検知する接触検知部172とを備える。そして、表示制御手段92は、接触検知部172の検知に基づいてキャラクタ造形物155及び武器造形物182と連係する演出映像を画像表示装置35に表示制御してなる。これにより、キャラクタ造形物155と武器造形物182との組合せ動作と、これらと連係される画像表示装置35の演出映像とによって、従来見ることのできなかったまったく新奇な演出形態を遊技者に提供することができ、パチンコ機1における興趣性や遊技性の向上に寄与することができるようになる。更に、上記画像表示装置35における演出映像を、キャラクタ造形物155と武器造形物182とが接触した時点又は接触している間などに表示制御させることができるようになり、遊技者がいままでに視認したことのないタイミングで上記した演出が施され、遊技者に新鮮で奇抜な印象を与えることができるようになる。
また、キャラクタ造形物155及び武器造形物182と画像表示装置35とによって施される「総合的な演出」が、キャラクタ造形物155と武器造形物182とが接触し合う際の動作を契機として実行されることにより、遊技者は該「総合的な演出」の主だった構成物(キャラクタ造形物155及び/又は武器造形物182)を当初から認知した状態にあることが多くなり、結果として該「総合的な演出」の入り端等を見逃したり見落としたりするといった失誤を犯すことを抑制することができるようになる。
また、キャラクタ駆動部153及び武器駆動部181は、磁力により吸着し合う磁石200,202をそれぞれに有したキャラクタ造形物155と武器造形物182とを互に接近させるように駆動することで両者を吸着させて接触させ、接触検知部172は、キャラクタ造形物155と武器造形物182とが上記磁石200,202によって接触した状態の磁力を検知するリードスイッチを有してなる。これにより、キャラクタ造形物155と武器造形物182との接触を、磁石等の安価で扱い易い部材で実現できると共に、更に、キャラクタ造形物155と武器造形物182とが接触したことをリードスイッチといった比較的安価な部材にて実現できるため、本実施の形態にて示したキャラクタ造形物155及び武器造形物182と画像表示装置35とによって施される「総合的な演出」を低コストで実現させることができるようになる。
また、表示制御手段92が、キャラクタ造形物155と武器造形物182とが接触したことを契機として画像表示装置35に表示制御を行うようになるので、キャラクタ造形物155と武器造形物182とが接触しなかったような場合に画像表示装置35における演出表示が作動されず、誤作動が生じることを防ぐことができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 遊技盤を単体で示す正面図である。 センター飾りを装着した状態の遊技盤を右斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図である。 図3と同様の状態の遊技盤を左斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図である。 図2のA−A線に沿って断面した状態で示す平面断面図である。 ステージ中央部をセンター飾り右上部から見下ろすように示す斜視図である。 ステージ中央部をセンター飾り左上部から見下ろすように示す斜視図である。 可動演出装置及びその周辺部分を拡大して示す正面図である。 可動演出装置及びその周辺部分を拡大して示す斜視図である。 可動演出装置及びその周辺部分を図9とは別の角度から見た状態で示す斜視図である。 可動演出装置をセンター飾りから取り外した状態で示す正面図である。 図11における可動演出装置を左上方から見た状態を示す斜視図である。 可動演出装置を構成する第1可動演出部の正面図である。 第1可動演出部を右上方から見た状態を示す斜視図である。 第1可動演出部を左方から見た状態を示す側面図である。 第1可動演出部の背面図である。 第1可動演出部の第1及び第2腕部等を詳細に示す側面図である。 遊技盤に配設された状態における後枠体を背面側から見た状態で示す背面図である。 本パチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。 キャラクタ造形物及び武器造形物と連係する画像表示装置の演出映像の例を示す概略図である。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
23 ユニット役物(センター飾り)
35 画像表示装置
35a 画面
36 開口部
47b 立体造形物(動作部)
92 表示制御手段
153 駆動手段(キャラクタ駆動部)
155 第1体(キャラクタ造形物)
172 検知手段(接触検知部)
181 駆動手段(武器駆動部)
182 第2体(武器造形物)
200 吸着部(磁石)
202 吸着部(磁石)
Ba 遊技球

Claims (2)

  1. 遊技に係る演出動作がなされる複数の立体造形物を有したユニット役物と、該ユニット役物に形成された開口部から画面を露出するように配置される画像表示装置と、を遊技領域に備え、該遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる遊技機において、
    遊技に係る演出映像を前記画像表示装置に表示制御する表示制御手段と、
    前記複数の立体造形物の少なくとも第1体と第2体とを前記演出動作中に接触させるように駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段によって前記第1体と前記第2体とが接触状態にあることを検知する検知手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記検知手段の検知に基づき、前記第1体及び前記第2体と連係する演出映像を前記画像表示装置に表示制御してなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記駆動手段は、磁力により吸着し合う吸着部をそれぞれに有した前記第1体と前記第2体とを互に接近させるように駆動することで両者を接触させ、
    前記検知手段は、前記第1体と前記第2体とが前記吸着部によって接触した状態の磁力を検知するリードスイッチを有してなる、
    請求項1に記載の遊技機。
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