JP4497523B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、詳しくは遊技球ステージから始動チャッカーに向けた遊技球の流れを改善して遊技性を向上させた遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤上に打ち出された後、遊技盤面上の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等からなる特別図柄表示画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
上述のような従来のパチンコ機において、遊技盤面部の中央部分にセンター飾りを備え、このセンター飾りの左右側部に第1及び第2のワープ通路を備え、これらワープ通路から入球した遊技球を始動チャッカー側に導くように転動させるステージを備えたものが存在する(例えば、特許文献2参照)。
近年、上記のようなステージを有するパチンコ機にあって、当該ステージにおける所定の位置に球導入口を形成しておき、ワープ通路から入球した遊技球の一部が上記球導入口への対応位置に偶然的に転動して該球導入口に落下した際、当該遊技球を略100%の確率で始動チャッカーに入球し得るように案内する構成を備えたものも存在する(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−236210号公報 特開2001−327672号公報 特開2000−51448号公報
しかし、上記特許文献3に記載されるようなステージは、その殆どが合成樹脂(プラスチック)によって成形されるため、個々のステージ形状の歪み具合に微妙な差異が生じ、金属製に比して製品の不均一(個体差)が多く現れる傾向にある。これに起因し、夫々にステージを備えるパチンコ機毎に、ステージ上で球導入口への導入率にバラツキが生じ、始動チャッカーへの入球率にバラツキが出る現象(所謂ステージのクセ)が生じて、寝かせ(パチンコ台の傾き加減)を適正に調整しているにも拘わらず、ステージから始動チャッカーへの入球率に格差が生じる不都合を招来し易い。
そこで本発明は、同種のステージを備えた遊技機ではどの台で遊技する場合であっても、或る特定の条件下になった遊技球は比較的高い入球率で始動チャッカーに入球させ得るようにして、始動チャッカーへの入球率がステージ毎に異ならないように構成し、もって上述した課題を解決した遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図13参照)、遊技盤面部(7)左右の少なくとも一側にワープ導入口(17)を有し、且つ主に該ワープ導入口(17)からの遊技球(Ba)を受ける遊技球ステージ(S)を有するステージユニット(6)と、前記遊技球ステージ(S)の下方に位置して上方に開口する始動チャッカー(10)と、を備え、前記遊技盤面部(7)に打ち出された遊技球(Ba)を前記始動チャッカー(10)に、前記遊技球ステージ(S)を介して入球させ又は前記遊技球ステージ(S)を介さず直接に入球させ得るように構成した遊技機(1)であって、
前記遊技球ステージ(S)は、
所定部に備えた磁石(Mg)をステージ床面(25)に対向させつつ一定速度で連続回転し、前記磁石(Mg)によって吸着した遊技球(Ba)を所定解放位置で解放する第1回転部材(20,21)を有する遊技球保持解放機構(60a,60b)と、
前記第1回転部材(20,21)に同期した形で一定速度で連続回転し、前記所定解放位置に到達した際に解放されて転動する遊技球(Ba)を、所定受入れ位置に移動した遊技球特定導入部(19a)を経由させて前記始動チャッカー(10)に比較的高い入球率で入球させ、前記所定解放位置での解放に関与しない遊技球(Ba)を遊技球放出部(19b)で受け入れて前記始動チャッカー(10)とは異なる方向に放出してなる第2回転部材(19)を有する遊技球振り分け機構(63)と、
前記磁石(Mg)が前記所定解放位置に到達した際に解放されて転動する遊技球(Ba)を、前記所定受入れ位置に到達する前記遊技球特定導入部(19a)に入球させ得るように前記第1及び第2回転部材(20,21,19)を回転駆動する回転駆動機構(62)と、を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
なお、本発明における「ワープ導入」という語句は、遊技盤面部に打ち出された遊技球を、当該遊技盤面部の比較的下側に位置する道釘等を経ることなく、始動チャッカーの上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技盤面部において始動チャッカー左右に打ち込まれた複数本の障害釘の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー方向に導く役割を担っている。
請求項2に係る本発明(例えば図2,図4,図5及び図8〜図13参照)は、前記所定解放位置に対応して、前記磁石(Mg)に吸着された前記遊技球(Ba)を前記ステージ床面(25)に落下させる遊技球落下部材(32,23)を備え、
前記第1回転部材は、回転軸(38a,39a)を中心とする所定角度間隔で前記磁石(Ma)が固定された回転プレート(20,21)であり、前記磁石(Mg)にて吸着した遊技球(Ba)を前記所定解放位置で前記遊技球落下部材(32,23)によって落下させられてなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明(例えば図2,図4,図5及び図8〜図13参照)は、前記遊技球落下部材(32,23)が、
前記磁石(Mg)によって前記第1回転部材(20,21)の下側に吸着された遊技球(Ba)を落下させる第1落下部材(32)と、
前記磁石(Mg)によって前記第1回転部材(20,21)の上側に吸着された遊技球(Ba)を落下させる第2落下部材(23)と、を備えてなる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明(例えば図2,図5,図6及び図8〜図13参照))は、前記ステージ床面(25)に、前記所定解放位置で解放された遊技球(Ba)を前記第2回転部材(19)の前記遊技球特定導入部(19a)に案内するガイドリブ(52)が設けられてなる、
ことを特徴とする請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の遊技機(1)にある。
請求項5に係る本発明(例えば図3〜図5参照)は、前記第2回転部材(19)の下側には、前記始動チャッカー(10)に遊技球(Ba)を導く遊技球導入路(33)が設けられ、
前記遊技球特定導入部は、前記遊技球導入路(33)に連通する連通孔(19a)を備えてなる、
ことを特徴とする請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の遊技機(1)にある。
請求項6に係る本発明(例えば図7参照)は、前記回転駆動機構(62)が、
前記第1回転部材(20,21)に連結された第1歯車(38,39)と、
前記第2回転部材(19)に連結された第2歯車(40)と、
前記第1歯車(38,39)及び前記第2歯車(40)を所定のギヤ比にて連動連結する第3歯車(41,42,43)と、
前記第1ないし第3歯車(38〜43)に回転力を付与する駆動モータ(35)と、を備えてなる、
ことを特徴とする請求項1ないし5のうち何れか1項に記載の遊技機(1)にある。
請求項7に係る本発明(例えば図2及び図5参照)は、前記ステージ床面(25)が、前記第1回転部材(20,21)側から前記第2回転部材(19)側に向かって下降するように傾斜されてなる、
ことを特徴とする請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の遊技機(1)にある。
請求項8に係る本発明(例えば図1及び図2参照)は、前記ワープ導入口(17)及び前記第1回転部材(20,21)が、前記遊技球ステージ(S)の左右両側に夫々設けられてなる、
ことを特徴とする請求項1ないし7のうち何れか1項に記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、遊技球ステージ上で転動する遊技球が第1回転部材の磁石に吸着された場合、当該遊技球は、回転する第1回転部材と共に移動し所定解放位置に到達した際に解放され、回転駆動機構により回転駆動されて所定受入れ位置に到達した第2回転部材の遊技球特定導入部に速やかに導入されて始動チャッカーに比較的高い入球率で入球される。従って、同種のステージを備えた遊技機ではどの台で遊技する場合であっても、第1回転部材の磁石に吸着されて所定解放位置で解放されるという特定条件下の遊技球を、比較的高い入球率(例えば、97〜99%(略100%))で始動チャッカーに入球させることができ、始動チャッカーへの入球率が所謂ステージのクセに起因してステージ毎に異なるような従来の問題点を解消することができる。
請求項2に係る本発明によると、磁石で第1回転部材に吸着した遊技球を所定解放位置で遊技球落下部材によって落下させるという簡単な構成により、遊技球の解放に合わせて所定受入れ位置に到達する遊技球特定導入部への確実な遊技球導入を実現することができる。また、第1回転部材に固定する磁石の個数を変更することにより、遊技球ステージの特性を簡易に変更することができる。
請求項3に係る本発明によると、遊技球落下部材が、磁石によって第1回転部材の下側に吸着された遊技球を落下させる第1落下部材と、磁石によって第1回転部材の上側に吸着された遊技球を落下させる第2落下部材とを備えるので、第1回転部材の上側、下側のいずれに遊技球が吸着された場合であっても、始動チャッカーに比較的高い入球率で入球させ得る入球構造を実現することができる。
請求項4に係る本発明によると、ステージ床面に、所定解放位置で解放された遊技球を第2回転部材の遊技球特定導入部に案内するガイドリブが設けられるので、所定条件下の遊技球をより確実に遊技球特定導入部に案内する構造を簡便に得ることができる。
請求項5に係る本発明によると、始動チャッカーに遊技球を導く遊技球導入路を第2回転部材の下側に有し、遊技球特定導入部が、遊技球導入路に連通する連通孔を備えるので、連通孔を形成した第2回転部材を遊技球導入路上に設けるだけの構成により、始動チャッカーに遊技球を的確に導入し得る遊技球特定導入部を簡便に得ることができる。
請求項6に係る本発明によると、回転駆動機構が、第1回転部材に連結された第1歯車と、第2回転部材に連結された第2歯車と、第1歯車及び第2歯車を所定のギヤ比にて連動連結する第3歯車と、第1ないし第3歯車に回転力を付与する駆動モータとを備えるので、磁石が所定解放位置に到達した際に解放されて転動する遊技球を、所定受入れ位置に到達する第2回転部材の遊技球特定導入部に入球させ得るようにする動力伝達構造を比較的簡素な構成によって実現できると共に、ギヤ比の設定を変えることにより遊技球ステージの特性を簡易に変更することが可能になる。
請求項7に係る本発明によると、ステージ床面が、第1回転部材側から第2回転部材側に向かって下降するように傾斜されているので、所定解放位置で解放された遊技球を、所定受入れ位置に移動した遊技球特定導入部に、より確実に導入することができる。
請求項8に係る本発明によると、ワープ導入口及び第1回転部材が、遊技球ステージの左右両側に夫々設けられるので、遊技盤面部に打ち出された遊技球をバランス良く始動チャッカーに入球させ得る構造を実現することができる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図1ないし図13に沿って説明する。
なお、図1は本実施形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図、図2は本実施形態の遊技球ステージを有するステージユニット(センター飾り)を単体で示す斜視図、図3はステージユニットの底板を示す斜視図、図4はステージユニットをその略々中央部で縦方向に断面した状態で示す断面図、図5はステージユニットを横方向(左右方向)に断面して遊技球ステージを上方から見た状態で示す平面図、図6は図5の遊技球ステージを一部構成を除去した状態で示す平面図、図7は遊技球ステージの動力伝達機構を斜め下方から見た状態で示す斜視図、図8は遊技球ステージ上で遊技球が保持されて所定解放位置に運ばれる様子を説明するための平面図、図9は遊技球ステージ上で遊技球が所定解放位置から振り分け機構に移動する状態を説明するための平面図、図10は遊技球ステージ上で遊技球が所定解放位置から振り分け機構に移動する際の別の状態を説明するための平面図、図11は遊技球ステージ上で遊技球が磁石に吸着されずにステージ下方に落下する様子を説明するための平面図、図12は遊技球ステージから一旦落下した遊技球が再度当該ステージ上に戻って回転円板上に吸着される状態を示す平面図、図13は遊技球ステージ上で回転円板の上面に吸着された遊技球が所定解放位置から振り分け機構に移動する際の様子を説明するための平面図である。
本パチンコ機1は、後述の発射ハンドル9の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤面部7上に打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー(大入賞口)11(図1参照)に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動(確変当たり)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、本パチンコ機1は、枠体状の筐体2と、筐体2に開閉可能に装着された前扉3とを有しており、前扉3の前面には、透明ガラス(図示せず)を有するガラス枠5が開閉可能に取付けられており、透明ガラスの奥側には遊技盤面部7が配置されている。ガラス枠5における遊技盤面部7の左右及び上部には演出用照明装置64が配置されており、前扉3における上部左右及び下部には夫々、スピーカ(図示せず)を有する放音装置8が配置されている。また、ガラス枠5における中央部右方には、前扉3を筐体2側に施錠又は解放するための施錠装置4が配置されている。なお、図1中の符号49は、不図示の発射装置によって打ち出された遊技球を遊技盤面部7側に案内するガイドレールを示している。
前扉3における下部中央には皿ユニット13が設けられており、皿ユニット13における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口18が設けられ、皿ユニット13における左上部壁面には、球貸ボタン14a及びプリペイドカード返却ボタン14bが設けられている。皿ユニット13の中央部には、該皿ユニット13上の遊技球を球発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン22aと、皿ユニット13上の遊技球を球供給口18付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン22bとが配置されている。また、前扉3における皿ユニット13の右側下方には、上記球発射装置を操作して遊技球を遊技盤面部7に向けて打ち出すための発射ハンドル9が設けられている。更に、皿ユニット13の下部左方には、灰皿24とチャンスボタン47とが配置されている。
上記遊技盤面部7の略中央部には、遊技球ステージSを有するステージユニット6と、遊技球ステージSの下方に位置して上方に開口する始動チャッカー(特別図柄始動口)10とが配置されている。この始動チャッカー10に入球した際、不図示の主制御基板(主基板)に実装されたROM装置の抽選機能による当たり抽選が行われると共に、後述の液晶表示パネル(図柄表示装置)51が始動する。上記遊技球ステージSは、遊技盤面部7の左右両側中央部にワープ導入口17を具備して、主に該ワープ導入口17からの遊技球(図2の符号Ba参照)を受けるように構成されている。ステージユニット6は、遊技球ステージSの上部に開口部16を有しており、この開口部16には、遊技盤面部7にその背面側から装着された上記液晶表示パネル51が露出している。
なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技盤面部7に打ち出された遊技球を、当該遊技盤面部7の比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー10の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技盤面部7において始動チャッカー10左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー10方向に導く役割を担っている。
また、始動チャッカー10の左右には通常入球口15が配置され、且つ始動チャッカー10の下方には、上記アタッカー11が配置されている。そして、これら始動チャッカー10、通常入球口15及び始動チャッカー10の周囲の遊技盤面上には、遊技球ステージSから零れた遊技球や、発射されてから遊技球ステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。また、ワープ導入口17の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。なお、図中の符号12は、遊技盤面部7上における入球可能な何れの箇所にも入球し得なかった遊技球Baを遊技盤面部7裏面側に排出する球排出口を示し、符号48は、ワープ導入口17から入球した遊技球Baを遊技球ステージSに案内する球案内路である。このような本パチンコ機1では、遊技盤面部7に打ち出された遊技球Baを始動チャッカー10等に、遊技球ステージSを介して入球させ又は遊技球ステージSを介さず直接に入球させ得るように遊技が進められる。
そしてステージユニット6は、図2に示すように、全体的に略筒状を呈しており、外周縁部の複数箇所に設けられたブラケット部29,30に夫々穿設された貫通孔28に挿通されたネジ(図示せず)により、遊技盤面部7に固定されている。ステージユニット6の遊技球ステージSは、開口部16の下側縁部の前側(図1,図2の紙面手前側)にて左右方向に延在するステージ床面25と、このステージ床面25の左右に配置された遊技球保持解放機構60a,60bと、これら両保持解放機構60a,60bの間に配置された遊技球振り分け機構63と、両保持解放機構60a,60b及び遊技球振り分け機構63の間に介在された回転駆動機構62(図7参照)と、を備えている。
ステージユニット6は更に、図2及び図4に示すように、左右夫々のワープ導入口17から導入されて左右夫々の球案内路48内を転動してくる遊技球Baを、ステージ床面25上における遊技球保持解放機構60a,60bの回転プレート(第1回転部材)20,21の下部付近に放出する球放出口48aを有している。またステージユニット6は、遊技球保持解放機構60a,60bから回転円盤部材(第2回転部材)19に向けてガイドリブ52により案内されてくる遊技球Baが回転円盤部材19の遊技球特定導入部19aを通過し落下したとき、当該遊技球Baを始動チャッカー10に向けて放出(図2の符号Ba参照)する球放出口27を有している。遊技球保持解放機構60a,60bの回転プレート20,21の上部近傍には、後述する遊技球落下部材23が夫々配置されている。なお、図2の符号Baは、遊技盤面部7に打ち出された後、ワープ導入口17に導入されることなく転動落下し、始動チャッカー10からその左右方向に配列された所謂道釘(図示せず)で弾かれて遊技球ステージSに導入されようとしている遊技球を示している。
上記遊技球保持解放機構60aは、所定部に備えた磁石Mgをステージ床面25に対向させつつ一定速度で連続回転し、磁石Mgによって吸着した遊技球Baを所定解放位置で解放する上記回転プレート20を備えている。上記遊技球保持解放機構60bは、所定部に備えた磁石Mgをステージ床面25に対向させつつ一定速度で連続回転し、磁石Mgによって吸着した遊技球Baを所定解放位置で解放する上記回転プレート21を備えている。ステージ床面25は、回転プレート20,21から回転円盤部材19に向かって下降するようにやや傾斜して形成されている。これにより、所定解放位置で解放された遊技球Baが、所定受入れ位置に移動した球落下孔19aに、より確実に導入され得る。
上記遊技球振り分け機構63は、回転プレート20,21に同期した形で一定速度で連続回転し、所定解放位置で解放された遊技球Baを、所定受入れ位置に移動した球落下孔(遊技球特定導入部)19aに導入して始動チャッカー10に比較的高い入球率(例えば、97〜99%(略100%))で入球させ(図2の符号Ba参照)、所定解放位置での解放に関与しない遊技球Baを有底の遊技球放出部19bで受け入れて、始動チャッカー10とは異なる方向に放出(図2の符号Ba参照)してなる上記回転円盤部材19を備えている。
上記回転駆動機構62は、図7に示すように、支持プレート31を有しており、支持プレート31の下面には、その中央部に平歯車(第2歯車)40が回転軸40aを回転自在に支持され、平歯車40の左右に平歯車(第3歯車)41,43が各回転軸41a,43aを夫々回転自在に支持されている。そして、平歯車40と平歯車43との間には、回転軸42aを回転自在に支持された平歯車(第3歯車)42が介在して両平歯車40,43に噛合している。平歯車43の下面には、フェースギヤ44が同軸状に設けられている。支持プレート31には駆動モータ35が固定されており、駆動モータ35の回転を減速機構65を介して伝達されるピニオンギヤ36が上記フェースギヤ44に噛合している。また、平歯車40は、その上面に固定された回転円盤部材19の球落下孔19aに合致する球落下孔40bを有している。なお、上記フェースギヤ44及びピニオンギヤ36の各歯面は、便宜上図示を省略している。
また、支持プレート31における左右端部には、回転プレート20,21の各回転軸38a,39aが回転自在に支持されており、回転軸38a,39aの支持プレート31から下方に突出した部分には、平歯車38,39(第1歯車)が夫々固定されている。これら平歯車38,39は、平歯車41,43に夫々噛合している。また回転プレート20,21は、夫々略楕円形の鍔状に形成されており、裏面における回転軸38aを挟んだ長径の両端部分には磁石Mg,Mgが夫々固定されている。つまり、回転プレート20,21は、回転軸38a,39aを中心とする所定角度間隔(本実施形態では180°間隔)で磁石Baが固定されており、磁石Mgにて吸着した遊技球Baを所定解放位置で遊技球落下部材32,23によって落下させられるように構成されている。
上記構成を有する回転駆動機構62では、駆動モータ35が所定の方向に回転駆動した際、その回転は、ピニオンギヤ36、フェースギヤ44及び平歯車43を介して平歯車39,42に夫々伝達され、回転プレート21を矢印B方向に回転させると同時に、平歯車42を介して平歯車40を矢印C方向に回転させつつ平歯車41、38を介して回転プレート20を矢印A方向に回転させる。当該回転駆動機構62では、回転プレート20,21に夫々固定された磁石Mgが後述の所定解放位置に到達するタイミングと、遊技球特定導入部である球落下孔19aが後述の所定受入れ位置に到達するタイミングとを同期させて回転プレート20,21及び回転円盤部材19の双方を回転駆動し得るように、平歯車41,42,43によって平歯車38,39及び平歯車40を所定のギヤ比にて連動連結している。
また、図4に示すように、ステージユニット6は、遊技球ステージSの下部に底部材26を固定して有している。この底部材26は、図3を併せて参照すると理解できるように、回転円盤部材19の回転軸40aの下端部が嵌合する嵌合部33aを中央部に有し、嵌合部33aに回転軸40aを嵌合した回転円盤部材19の下側に位置するように、始動チャッカー10に遊技球Baを導く遊技球導入路33が嵌合部33a周囲に形成されている。回転円盤部材19は、遊技球導入路33に連通する連通孔19aを遊技球特定導入部として備えている。底部材26における遊技球導入路33の前側には、球放出口27の下側を区画する底面27aが形成されており、遊技球導入路33において嵌合部33aを挟んだ底面27aと反対側には、突起部33bが形成されている。また底部材26は、遊技球導入路33の左右に夫々、回転駆動機構62の平歯車41の回転軸41a(図7参照)の下端部を嵌合する嵌合ボス部26aと、平歯車43の回転軸43a(図7参照)の下端部を嵌合する嵌合ボス部26bと、平歯車42の回転軸42a(図7参照)の下端部を嵌合する嵌合ボス部26cと、を有している。
ついで、図5ないし図13を参照して、ステージ床面25上の他の構成について説明する。すなわち、ステージ床面25上には、中央部に回転円盤部材19が配置されると共に、該回転円盤部材19の左右には夫々所定の間隔をあけて回転プレート20,21が夫々配置されている。これら回転円盤部材19及び回転プレート20,21は、ステージ床面25に長さ方向(例えば図5の左右方向)に一直線状に並ぶように設けられている。
回転プレート20,21が磁石Mgで吸着保持した遊技球Baを解放すべき上記所定解放位置に対応するように、当該遊技球Baをステージ床面25に落下させるための遊技球落下部材32,23が回転プレート20,21の下方及び上方に位置して夫々設けられている。遊技球落下部材32は、回転プレート20,21の回転軸38a,39aからステージ床面25の奥側に延在するように形成されている(図11参照)。またステージ床面25の左右端部には、左右の球放出口48aから放出される遊技球Baを遊技球落下部材32に向かわせるためのガイドリブ58が夫々形成されている。
ガイドリブ58は、図11を参照すると理解できるように、回転軸38aから延びる遊技球落下部材32に当接した遊技球Baをステージ床面25の前側(図11の下方)に導くように、前側にやや屈曲して形成されている。このようなガイドリブ58と遊技球落下部材32とに当接・案内された遊技球Baは更に、ステージ床面25の前側左右端に形成された傾斜案内部59に案内されて転動する。ここで、回転プレート20(又は21)の磁石Mgにて吸着されない場合、遊技球Baは、図11中の矢印Lで示すように転動し、球放出口27の左右にてステージ床面25前側に向かってやや傾斜する傾斜面57a(又は57b)に沿って遊技球ステージS下方に落下させられる。
更に、回転プレート20,21の下方における遊技球落下部材32の中央部近傍(図11参照)から回転円盤部材19に向かって延在するようにガイドリブ52が夫々設けられている。当該ガイドリブ52は、上記所定解放位置で解放された遊技球Baを回転円盤部材19の球落下孔(遊技球特定導入部)19aに案内する。なお、図11には、左側のガイドリブ58,52、遊技球落下部材32、傾斜面57a及び傾斜案内部59のみを図示しているが、これらは右側においても同様の構成を備えていることは勿論である。
図5及び図6に示すように、左右の回転プレート20,21から夫々延びるガイドリブ52の各先端部と回転円盤部材19との間には所定の隙間54a,55aが夫々設けられており、ガイドリブ52に案内されて隙間54a,55aに至る遊技球案内路54,55が形成されている。また、図8に示すように、球放出口48aから放出されて矢印D方向に転動して遊技球落下部材32に当接して進路を矢印E方向に変えた遊技球Baが、その移動方向にタイミング良く位置していた回転プレート20の何れかの磁石Mgに吸着された場合、この遊技球Baは回転プレート20に保持されたまま、遊技球落下部材32が配置された所定解放位置に移動した時点で払い落とされ、ガイドリブ52に沿って遊技球案内路54を転動し、隙間54aを回転円盤部材19側に越えたとき、これにタイミングを合わせて遊技球案内路54側に向いて位置する回転円盤部材19の球落下孔19aに確実に導入される。これは、ステージ床面25の反対に位置する回転プレート21側においても同様に行われる。
図5に示すように、回転プレート20,21は、下面に固定された磁石Mgに対向する上面に球受け皿部45,46を夫々有している。これら球受け皿部45,46には夫々、下面側に位置する磁石Mgの磁力が及んでいるため、球受け皿部45,46にタイミング良く遊技球Baが乗った場合、当該遊技球Baは球受け皿部45,46に吸着保持されることとなる。また、ステージ床面25奥側における回転プレート20,21の上方には、遊技球落下面23aを有する遊技球落下部材23が夫々配置されている。回転プレート20,21の磁石Mgで吸着保持されて遊技球落下面23aで払い落とされた遊技球Baは、下方のガイドリブ52に案内されて遊技球案内路54,55を転動し、隙間54a,55aを回転円盤部材19側に越えたとき、これにタイミングを合わせて遊技球案内路54,55側に向いて位置する回転円盤部材19の球落下孔19aに確実に導入される。
なお、上記遊技球落下部材32は、磁石Mgによって回転プレート20,21の下側に吸着された遊技球Baを落下させる第1落下部材を構成し、遊技球落下部材23は、磁石Mgによって回転プレート20,21の上側に吸着された遊技球Baを落下させる第2落下部材を構成している。
したがって、以上の本実施形態におけるパチンコ機1では、皿ユニット13上に遊技球Baが滞留している状態にて、遊技者が発射ハンドル9を握って図1の時計回り方向に適宜の角度回動させて保持すると、不図示の発射装置の作動によって遊技球Baが遊技盤面部7に向けて打ち出される。すると、ガイドレール49から遊技盤面部7上に放出された多数の遊技球Baのうち、一部がワープ導入口17から入球される。この際、遊技球ステージSでは、不図示の電源からの電力供給を受けて駆動モータ35が回転駆動し、その回転力に基づき、回転プレート20,21が夫々図5矢印A方向及びB方向に、回転円盤部材19が同図矢印C方向に一定速度で連続回転している。当該遊技球ステージS上での各部材の回転動作は、遊技場の係員が開店に先立って電源をオン(ON)した時点から続けられている。
そして、左右何れかのワープ導入口17から導入された遊技球Baは、球案内路48を通って放出口48aからステージ床面25上に放出されて、図8に示すように、ガイドリブ58に沿って転動して遊技球落下部材32に当接し、進路を矢印E方向に変えた際に、回転プレート20(又は21)の磁石Mgがタイミング良く同図の位置に来ている場合、この磁石Mgの下方を通過しようとする遊技球Baが当該磁石Mgに吸着されて保持される。このとき、回転プレート20(又は21)は矢印A方向に回転しているので、遊技球Baは吸着保持されたまま遊技球落下部材32に向かって移動し、遊技球落下部材32に当接する所定解放位置において当該遊技球落下部材32にて払い落とされる。
これにより遊技球Baは、図9中のBa14で示すように、ガイドリブ52に沿って遊技球案内路54(又は55)を転動し、隙間54a(又は55a)を越えて回転円盤部材19側に到達する(図9中のBa15)。このとき回転円盤部材19は、回転駆動機構62における所定のギヤ比設定により、遊技球特定導入部である球落下孔19aを隙間54a(又は55a)に対向させる所定受入れ位置に達しているので、転動してくる遊技球Ba15は、当該球落下孔19aに確実に導入される。そして、当該遊技球Ba15は、球落下孔19aから球落下孔40bを通って遊技球導入路33に落下し(図4参照)、該遊技球導入路33内を転動して、図9中のBa13で示すように矢印G方向に放出されて落下し、その下方に位置する始動チャッカー10に略々確実に入球する。
この際、例えば回転プレート20(又は21)における反対側の磁石Mgに遊技球Ba12(図10参照)が吸着保持されていると、当該遊技球Baは、上記遊技球Ba14と同様、遊技球落下部材32で払い落とされて矢印F方向に向かうが、この場合、回転円盤部材19に1箇所のみ設けられた球落下孔19aは図10に示す位置に移動しているため、遊技球放出部19bに導入されることになる。この遊技球放出部19bは、球落下孔19aのように遊技球導入路33に連通するものでなく、比較的浅く形成された有底の凹部であるため、回転円盤部材19が矢印C方向に若干量回転した時点で、遊技球Ba12は矢印Hで示すように傾斜面57a(又は57b)側に転がり出し、始動チャッカー10とは異なる方向に落下することになる(符号Ba参照)。このような現象を無くするため、このタイミングで当該位置に到達し得る遊技球放出部19bの底部を遊技球導入路33側に貫通して球落下孔19aとして構成することもできる。その場合、2箇所の球落下孔19aが2箇所の磁石Mgに夫々対応して回転移動するので、いずれの磁石Mgから遊技球Baが解放されてきても始動チャッカー10側に的確に導き得る構成が実現する。
一方、上述のように放出口48aからステージ床面25上に放出されて遊技球落下部材32に当接して進路を矢印E方向(図8参照)に変えた際、回転プレート20(又は21)の磁石Mgが図8の位置に来ていない場合、或いは、タイミング良く図8の位置に来ていても遊技球Baが磁石Mgに吸着されなかった場合には、図11に示す遊技球Baのように、傾斜案内部59に案内されて同図矢印L方向に転動し、傾斜面57a(又は57b)に沿って遊技球ステージS下方に落下させられる(同図のBa参照)。
なお、落下した上記遊技球Ba,Baは、その落下方向が、始動チャッカー10上の所謂命釘(図示せず)の間を通過して入球し得る方向とは異なるが、当該命釘の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、当該ジャンプ釘から左右方向に配列された所謂道釘(図示せず)で弾かれることにより、命釘に絡んでその間を落下し始動チャッカー10に入球することもある。
また、遊技球ステージS上には、ワープ導入口17から入球した遊技球Baに限らず、遊技球ステージSの下方に列状に配列された上記道釘等の障害釘で弾き返された遊技球Baが落下することもある。その場合、この遊技球Baが遊技球案内路54(又は55)上に落下して図10矢印F方向に転動したとしても、当該遊技球Baは遊技球落下部材32の所定解放位置で解放された場合とは異なるタイミングで回転円盤部材19側に向かうため、球落下孔19aが偶然的に所定受入れ位置に達しない限りは球落下孔19aに導入されることはない。球落下孔19aに導入されない遊技球Baは、遊技球放出部19bに入った後、回転円盤部材19の回転に伴って図10矢印H方向に放出されることになる。
また例えば、図12に示すように、一旦落下した後、矢印I方向に弾き返されてきた遊技球Ba10が、回転プレート21の上側の球受け皿部46(図5,図6参照)に、又は下側の磁石Mgに吸着保持された場合(図12の符号Ba11参照)、当該遊技球Ba11は、矢印J方向に回転する回転プレート21と共に回転移動する。そして、図13に示すように、上側に保持されて(Ba)、遊技球落下部材24の遊技球落下面24aによって斜め奥方向(矢印K方向)に払い落とされ、ガイドリブ52に沿って回転円盤部材19側に転動する。また、下側に保持された場合、遊技球Baは、遊技球落下部材32(図13では不図示)によって払い落とされ、ガイドリブ52に沿って回転円盤部材19側に転動する。これらの遊技球Baは、タイミング良く所定受入れ位置に移動している球落下孔19aに導入され、球放出口27を経由して始動チャッカー10に高い入球率で入球されることになる。
以上の本実施形態によれば、磁石Mgにて吸着した遊技球Baを所定解放位置で解放する回転プレート20,21を有する遊技球保持解放機構60a,60bと、所定解放位置で解放された遊技球Baを所定受入れ位置の球落下孔19aに導入して始動チャッカー10に比較的高い入球率で入球させ、所定解放位置での解放に関与しない遊技球Baを遊技球放出部19bで受け入れて始動チャッカー10とは異なる方向に放出する回転円盤部材19を有する遊技球振り分け機構63と、磁石Mgが所定解放位置に到達するタイミングと球落下孔19aが所定受入れ位置に到達するタイミングとを同期させるべく回転プレート20,21及び回転円盤部材19を回転駆動する回転駆動機構62とを備えるので、遊技球ステージS上で転動する遊技球Baが回転プレート20,21の磁石Mgに吸着された場合、当該遊技球Baは、回転する回転プレート20,21と共に移動した後、所定解放位置で解放され、回転駆動機構62によって同期させられて所定受入れ位置に到達した回転円盤部材19の球落下孔19aに速やかに導入されて始動チャッカー10に比較的高い入球率で入球されることになる。
従って、同種のステージを備えたパチンコ機1ではどの台で遊技する場合であっても、回転プレート20,21の磁石Mgに吸着されて所定解放位置で解放されるという特定条件下の遊技球Baを、比較的高い入球率(例えば、97〜99%(略100%))で始動チャッカー10に入球させることができ、始動チャッカー10への入球率が所謂ステージのクセに起因してステージ毎に異なるような従来の問題点を解消することができる。
また、磁石Mgで回転プレート20,21に吸着した遊技球Baを所定解放位置で遊技球落下部材32,23によって落下させるという簡単な構成により、遊技球Baの解放に同期して所定受入れ位置に到達する球落下孔19aへの確実な遊技球導入を実現することができる。また、回転プレート20,21に固定する磁石Mgの個数を変更することにより、遊技球ステージSの特性を簡易に変更することができる。
更に、遊技球落下部材32が、磁石Mgによって回転プレート20,21の下側に吸着された遊技球Baを落下させる第1落下部材として構成され、また遊技球落下部材23が、磁石によって回転プレート20,21の上側に吸着された遊技球Baを落下させる第2落下部材として構成されるので、回転プレート20,21の上側、下側のいずれに遊技球Baが吸着された場合であっても、始動チャッカー10に比較的高い入球率で入球させ得る入球構造を実現することができる。
また、ステージ床面25に、所定解放位置で解放された遊技球Baを回転円盤部材19の遊技球特定導入部(19a)に案内するガイドリブ52が設けられているので、所定条件下の遊技球Baをより確実に球落下孔19aに案内する構造を得ることができる。更に、始動チャッカー10に遊技球Baを導く遊技球導入路33を回転円盤部材19の下側に有し、遊技球特定導入部が、遊技球導入路33に連通する連通孔である球落下孔19aを備えるので、球落下孔19aを形成した回転円盤部材19を遊技球導入路33上に設けるだけの構成により、始動チャッカー10に遊技球Baを的確に導入し得る遊技球特定導入部を簡便に得ることができる。
そして、回転駆動機構62が、回転プレート20,21に連結された平歯車38,39と、回転円盤部材19に連結された平歯車40と、平歯車38,39及び平歯車40を所定のギヤ比にて連動連結する平歯車41,42,43と、平歯車38〜43に回転力を付与する駆動モータ35とを備えるので、磁石Mgが所定解放位置に到達するタイミングと球落下孔(遊技球特定導入部)19aが所定受入れ位置に到達するタイミングとを確実に同期させ得る動力伝達構造を比較的簡素な構成によって実現できると共に、ギヤ比の設定を変えることにより遊技球ステージSの特性を簡易に変更することが可能になる。また、ワープ導入口17及び回転プレート20,21が、遊技球ステージSの左右両側に夫々設けられているので、遊技盤面部7に打ち出された遊技球Baをバランス良く始動チャッカー10に入球させ得る構造を実現することができる。
なお、本実施の形態では、回転プレート20,21を回転円盤部材19の左右両側に配置していたが、これに限らず、当該回転プレートを左右一側に配置するだけの構成とすることも可能であり、その場合も本実施形態と略々同様の作用効果が得られる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る実施形態のパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本実施形態の遊技球ステージを有するステージユニットを単体で示す斜視図である。 ステージユニットの底板を示す斜視図である。 ステージユニットを略々中央部で縦方向に断面した状態で示す断面図である。 ステージユニットを横方向に断面して遊技球ステージを上方から見た状態で示す平面図である。 図5の遊技球ステージを一部構成を除去した状態で示す平面図である。 遊技球ステージの動力伝達機構を斜め下方から見た状態で示す斜視図である。 遊技球ステージ上で遊技球が保持されて所定解放位置に運ばれる様子を説明するための平面図である。 遊技球ステージ上で遊技球が所定解放位置から振り分け機構に移動する状態を説明するための平面図である。 遊技球ステージ上で遊技球が所定解放位置から振り分け機構に移動する際の別の状態を説明するための平面図である。 遊技球ステージ上で遊技球が磁石に吸着されずにステージ下方に落下する様子を説明するための平面図である。 遊技球ステージから一旦落下した遊技球が再度ステージ上に戻って回転円板上に吸着される状態を示す平面図である。 遊技球ステージ上で回転円板の上面に吸着された遊技球が所定解放位置から振り分け機構に移動する際の様子を説明するための平面図である。
符号の説明
1…パチンコ機(遊技機)
6…ステージユニット
7…遊技盤面部
10…始動チャッカー
17…ワープ導入口
19…回転円盤部材(第2回転部材)
19a…球落下孔(遊技球特定導入部)
20,21…回転プレート(第1回転部材)
23…遊技球落下部材(第2落下部材)
25…ステージ床面
32…遊技球落下部材(第1落下部材)
33…遊技球導入路
35…駆動モータ
38,39…平歯車(第1歯車)
38a,39a…回転軸
40…平歯車(第2歯車)
41,42,43…平歯車(第3歯車)
52…ガイドリブ
60a,60b…遊技球保持解放機構
62…回転駆動機構
63…遊技球振り分け機構
Ba…遊技球
Mg…磁石
S…遊技球ステージ

Claims (8)

  1. 遊技盤面部左右の少なくとも一側にワープ導入口を有し、且つ主に該ワープ導入口からの遊技球を受ける遊技球ステージを有するステージユニットと、前記遊技球ステージの下方に位置して上方に開口する始動チャッカーと、を備え、前記遊技盤面部に打ち出された遊技球を前記始動チャッカーに、前記遊技球ステージを介して入球させ又は前記遊技球ステージを介さず直接に入球させ得るように構成した遊技機であって、
    前記遊技球ステージは、
    所定部に備えた磁石をステージ床面に対向させつつ一定速度で連続回転し、前記磁石によって吸着した遊技球を所定解放位置で解放する第1回転部材を有する遊技球保持解放機構と、
    前記第1回転部材に同期した形で一定速度で連続回転し、前記所定解放位置に到達した際に解放されて転動する遊技球を、所定受入れ位置に移動した遊技球特定導入部を経由させて前記始動チャッカーに比較的高い入球率で入球させ、前記所定解放位置での解放に関与しない遊技球を遊技球放出部で受け入れて前記始動チャッカーとは異なる方向に放出してなる第2回転部材を有する遊技球振り分け機構と、
    前記磁石が前記所定解放位置に到達した際に解放されて転動する遊技球を、前記所定受入れ位置に到達する前記遊技球特定導入部に入球させ得るように前記第1及び第2回転部材を回転駆動する回転駆動機構と、を備えてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記所定解放位置に対応して、前記磁石に吸着された前記遊技球を前記ステージ床面に落下させる遊技球落下部材を備え、
    前記第1回転部材は、回転軸を中心とする所定角度間隔で前記磁石が固定された回転プレートであり、前記磁石にて吸着した遊技球を前記所定解放位置で前記遊技球落下部材によって落下させられてなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技球落下部材は、
    前記磁石によって前記第1回転部材の下側に吸着された遊技球を落下させる第1落下部材と、
    前記磁石によって前記第1回転部材の上側に吸着された遊技球を落下させる第2落下部材と、を備えてなる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記ステージ床面に、前記所定解放位置で解放された遊技球を前記第2回転部材の前記遊技球特定導入部に案内するガイドリブが設けられてなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のうち何れか1項に記載の遊技機。
  5. 前記第2回転部材の下側には、前記始動チャッカーに遊技球を導く遊技球導入路が設けられ、
    前記遊技球特定導入部は、前記遊技球導入路に連通する連通孔を備えてなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の遊技機。
  6. 前記回転駆動機構は、
    前記第1回転部材に連結された第1歯車と、
    前記第2回転部材に連結された第2歯車と、
    前記第1歯車及び前記第2歯車を所定のギヤ比にて連動連結する第3歯車と、
    前記第1ないし第3歯車に回転力を付与する駆動モータと、を備えてなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のうち何れか1項に記載の遊技機。
  7. 前記ステージ床面は、前記第1回転部材側から前記第2回転部材側に向かって下降するように傾斜されてなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし6のうち何れか1項に記載の遊技機。
  8. 前記ワープ導入口及び前記第1回転部材は、前記遊技球ステージの左右両側に夫々設けられてなる、
    ことを特徴とする請求項1ないし7のうち何れか1項に記載の遊技機。
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