JP2006014834A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 振り分けにおける遊技性を向上させることができる振分装置を備えた遊技機を得る。
【解決手段】 上面280Aに突起部282を設けた回転体280を、回転体軸276を介し回転ベース254の回転体支持部258により支持して軸線V2回りに回転可能に構成し、この回転体280を支持する回転ベース254は、主軸240を介し振分装置200の下ベース202及び上ベース204により支持して軸線V2と斜交する軸線V回りに回転可能に構成する。モーター218の回転により、主軸240が軸線V2回りに回転されると、回転体280は、回転ベース254とともに軸線V2回りに回転しつつ上面280Aの傾斜方向を変化させ、固定歯車250、かさ歯車262、平歯車264によって回転ベース254の回転に連動され軸線V2回りに回転(自転)する。回転体280の上面280Aに落下された遊技球は、突起部282に弾かれ跳ね上げられて挙動及び振り分け方向が複雑にされる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、所定の経路から導かれた遊技球を回転体により他の経路に振り分ける振分装置を備えた遊技機に関する。
遊技球を使用して遊技を行うパチンコ機等の遊技機では、円盤状の回転体により、所定の経路から導かれた遊技球を複数設けられた他の経路の何れかに振り分ける、あるいは、所定の経路から導かれた遊技球を他の経路に導くような振分装置を設けた機種が知られている。この回転体によって遊技球の振り分けや誘導を行う振分装置には、上面にらせん状バンクを設けた環状の回転盤を用いて、その回転盤の内側に配置したVゾーン又は入賞口に遊技球を振り分けるもの(例えば、特許文献1参照)、あるいは、上面の周縁にU字形溝の受入部を複数設けた円盤を用いて、円盤の周囲に設けられた円環形の球通路にクルーンから遊技球を落下させ、その遊技球を球通路から円盤の受入部に受け入れ球排出路まで導くものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−276338号公報 特開2000−126391号公報
しかしながら、上述した特許文献1の場合、回転盤の回転に伴い遊技球が回転移動することで、パチンコ機が叩かれるなどし衝撃が与えられても遊技球の挙動の変化は小さくされるため、そのような不正行為に対しては強化されるが、回転盤がほぼ水平な向きに配置されて1方向に回転する(単一の回転軸線回りに回転動作する)構成であるため、遊技球の振り分け先が容易に予想できてしまい、遊技性が乏しいという問題がある。
一方、特許文献2の場合では、パチンコ機を叩くなどにより、クルーンを転動する遊技球の挙動に変化が与えられるため、そのような行為により不正入賞されやすくなるという問題がある。また、円盤は水平面に対して少し傾いて配置されているものの、やはり、この円盤も1方向に回転動作する構成であるため、円盤によって誘導される遊技球の動きが単調になり、遊技性が乏しくなる。
本発明は上記事実を考慮して、振り分け時に遊技球を弾いて跳ね上げることにより、遊技機に衝撃等を与えて遊技球の動きを変化させ遊技球を有利な経路に故意に誘導するような不正行為を防止し、且つ、振り分けにおける遊技性を向上させることができる振分装置を備えた遊技機を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、上面に遊技球が落下される円盤状の回転体と、前記回転体の上面に設けられた突起部と、前記回転体を第1回転軸線回りに回転可能に支持する第1支持手段と、前記第1支持手段を前記第1回転軸線と斜交する第2回転軸線回りに回転可能に支持する第2支持手段と、前記第1支持手段を前記第2回転軸線回りに回転させる駆動手段と、前記駆動手段により回転される前記第1支持手段に連動させて前記回転体を前記第1回転軸線回りに回転させる連動手段と、を備えた振分装置を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、上面に突起部が設けられた回転体は、第1支持手段に支持されて第1回転軸線回りに回転可能とされ、この回転体を支持する第1支持手段は、第2支持手段に支持されて、第1回転軸線と斜交する第2回転軸線回りに回転可能とされる。
ここで、駆動手段により第1支持手段が第2回転軸線回りに回転されると、回転体は、第2回転軸線回りに回転移動しつつ第2回転軸線に対する上面の傾斜方向を変化させ、連動手段によって第1支持手段の回転に連動され第1回転軸線回りに回転(自転)する。
このように、この振分装置では、回転体が回転移動しつつ上面の傾斜方向を変化させる回転動作と、自転による回転動作とを組み合わせた動きをするため、この回転体の上面に落下された遊技球は、突起部に弾かれ跳ね上げられて挙動及び振り分け方向が複雑にされ、振り分けにおける遊技性を向上させることができる。また遊技球は、回転体の突起部に弾かれてランダムに動くため、遊技機を叩いて衝撃等を与え、遊技球を有利な経路に故意に誘導するようなことは困難となる。したがって、そのような不正行為を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の遊技機において、前記回転体の上面に複数の前記突起部を放射状に配置し、この回転体の周囲に複数の振り分け通路を放射状に設けたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、回転体の上面に落下された遊技球は、回転体の上面に放射状に配置された複数の突起部でより多く弾かれるため、遊技球の挙動はさらに複雑になるとともに、回転体の中心側から外側へ移動させる力(遠心力)がより大きく作用するようになる。これにより、遊技球の振り分け先に方向性を持たせられるようになり、遊技球は、回転体の周囲に放射状に設けられた複数の振り分け通路の何れかに振り分けられ、その振り分け先を遊技者が予想することはより困難となって、遊技性を更に向上させることができる。
本発明の遊技機は上記構成としたので、振分装置による遊技球の振り分け時に遊技球が弾かれて跳ね上げられるようになり、遊技機に衝撃等を与えて遊技球の動きを変化させ遊技球を有利な経路に故意に誘導するような不正行為を防止することができ、且つ、振り分けにおける遊技性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態に係るパチンコ機について図面を参照して説明する。
(パチンコ機本体の構成)
図1には本発明の一実施形態に係るパチンコ機が示され、図2には本実施形態に係るパチンコ機に搭載される遊技盤が示されている。
図1に示されるように、パチンコ機10は、機器の外郭を構成するとともにパチンコホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には矩形額縁状の内枠14が配置され、内枠14は、外枠12に設けられた一対のヒンジ部16、18に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、外枠12の前面下部には、装飾部材としての下飾り20が取り付けられている。
内枠14の前面上部には、円形状の窓部24にガラス板22が装着されたガラス枠26が配置されている。ガラス枠26は、左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、このガラス枠26の窓部24に装着されたガラス板22は、図1の紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行に配置された一対のガラス板からなる二重構造となっている。
ガラス枠26の裏面側となる内枠14の上部には、矩形状の開口部(図示省略)が形成されている。この開口部には、図2に示される遊技盤100がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠26を内枠14に閉塞した状態でガラス枠26(ガラス板22)に覆われている。
ガラス枠26の前面には、賞球表示灯や完了表示灯等としての機能を有する複数の表示灯80と、賞球払出エラー表示灯82及び払出状態エラー表示灯84とがガラス板22(遊技盤100の遊技領域)を取り囲むように配列されており、さらに左上隅近傍と右側端上部には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカー86、88が配設されている。
内枠14の前面下部には、遊技球を貯える球皿28が前方へ突設されるとともに、一般的な上皿及び下皿の機能を兼ね備える打球供給皿としての一体皿ユニット30が配置されている。一体皿ユニット30は、左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、前面の左側下部に灰皿32が設けられ、右側下部に打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル34が取り付けられている。
また、内枠14裏面の右側端部には、上下方向に延出された図示しない施錠装置が取り付けられており、施錠装置のシリンダー錠(錠前)54は内枠14前面の右側端部から露出されている。この施錠装置によって、内枠14は外枠12に、ガラス枠26は内枠14にそれぞれ施錠されるとともに、一体皿30は内枠14にロックされて、それぞれ閉塞状態に固定される。また、シリンダー錠54の鍵孔56に図示しない鍵を差し込んで所定方向に回すことにより、内枠14と外枠12、及び、ガラス枠26と内枠14がそれぞれ解錠され、ガラス枠26を開放すると、一体皿ユニット30と内枠14とのロック状態が解除可能となる。
一体皿ユニット30に設けられた球皿28の底面は、図1に示されるパチンコ機10の正面視にて右側から左側へ下り傾斜している。その傾斜方向の上流側となる右側の球皿奥壁面には、パチンコ機10内に設けられた賞球払出装置180(図13参照)から払い出された賞球や貸し球が排出される球排出口46が形成されており、傾斜方向の下流側となる左側の球皿底面上には、上流側から流下する遊技球を1列に整列して一体皿ユニット30の裏面に配置された球送り装置(図示省略)に送り込むための整列通路が設けられている。この一体皿ユニット30の球皿28に、上記の球排出口46から遊技球(賞球又は貸し球)が排出されると、遊技球は球皿28内を左方向へ流下し整列通路により1列に整列されて球送り装置に送り込まれる。ここで、遊技者により、発射ハンドル34が回動操作されると、球送り装置から、内枠14の左下部に設けられた発射装置40(図13参照)に遊技球が送り込まれ、発射装置40から遊技盤100の遊技領域101へ向けて遊技球PBが発射される(図2参照)。
(遊技盤の構成)
図2に示される遊技盤100は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104とサイド飾り105が取り付けられている。これらの外レール102、内レール104、及びサイド飾り105によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
図2に示されるように、遊技盤100における遊技領域101のほぼ中央には、図示のような大型のセンター飾り130が配置されている。センター飾り130は、中央が矩形状に開口された枠状とされており、上部中央に、2桁表示が可能な7セグメント表示器を備える普通図柄表示装置107が設けられ、開口内における上側に、液晶表示器(LCD)108を備えその表示画面に特別図柄の抽選や各種演出等の映像を表示する特別図柄表示装置106が取り付けられている。また、センター飾り130の開口内における下側には、詳細については後述するユニット化された振分装置200及び振分通路部材300が取り付けられている(図3参照)。
センター飾り130の前面下部における中央には、上下方向に沿って球誘導通路132が設けられており、球誘導通路132の左右両側における所定位置にも、上下方向に沿って球誘導通路134L、134Rが設けられている。
センター飾り130の真下には、球誘導部材140が取り付けられている。球誘導部材140は、球誘導通路134L及び球誘導通路134Rの内側で左右方向に延出されるとともに凹状に緩やかに湾曲されており、球誘導通路132の真下に位置する中央部に凹部142が設けられている。この球誘導部材140の凹部142の真下には、始動口(スタート・チャッカー)110が配置されている。また、始動口110の左側には、球誘導通路134Lの真下に入賞口118Lが配置され、始動口110の右側には、球誘導通路134Rの真下に入賞口118Rが配置されている。
始動口110の下方には、遊技領域101の下端部付近に位置して変動入賞装置(特別電動役物)112が配置されている。変動入賞装置112は、左右幅方向を長手とした矩形状の大入賞口(アタッカー)114を備え、大入賞口114内には通称「Vゾーン」と呼ばれる連続役物作動口(図示省略)が設けられている。大入賞口114は、開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球が開閉扉116に案内されて大入賞口114へ入賞する。
また、遊技領域101には、遊技領域101内を自重落下する遊技球を所定の経路に誘導する多数の遊技釘(図示省略)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口120が設けられている。
次に、本実施形態に係る遊技盤100のセンター飾り130にユニット化されて取り付けられた振分装置200及び振分通路部材300について説明する。
(振分装置の構成)
図4〜図6に示されるように、振分装置200は、板状の下ベース202及び箱状の上ベース204を備えている。
下ベース202は、図4に示されるように正面視が略V字型とされており、中央に位置する底板部206上に、上ベース204及び振分装置200を構成する各部品が配置され、底板部206の左右側端部から左斜め上方及び右斜め上方へそれぞれ延出された側板部208L、208Rの各先端部に、振分装置200を振分通路部材300に取り付けるための一対の取付部210L、210Rが設けられている。
図4及び図5に示されるように、側板部208L、208R上面の下部側(中央側)における前縁には、一対のボス212L、212Rが立設されている。上ベース204の左右側端における前部には、下ベース202の一対のボス212L、212Rに対応する、脚状とされた一対の取付部214L、214Rが設けられており、上ベース204は、この取付部214L、214Rがボス212L、212Rにネジによってそれぞれ固定されることにより、下ベース202に取り付けられている。
図5及び図6に示されるように、下ベース202の後端部中央に設けられた縦壁部216には、下ベース202の左右方向における略中央に位置して(図4参照)、モーター218が取り付けられている。モーター218は、回転軸220が前方へ向けられるとともにその軸心となる軸線Hが振分装置200の前後方向に沿って略水平に配置されている。また、モーター本体の上部に設けられた配線222は、後述する主制御基板150に接続されている。
図6に示されるように、モーター218の回転軸220には連結軸224が取り付けられている。連結軸224は、前端部にかさ歯車226が取り付けられて一体化されており、後端面の軸心部に形成された嵌入孔228を回転軸220に嵌め入れ、後部外周面から軸心部の嵌入孔228へ向けて貫通形成されたネジ孔230に螺合するネジ232によって回転軸220に固定され連結されている。この連結軸224の前端部に同軸的に設けられたかさ歯車226は、下ベース202の底板部206上における後側及び上ベース204の後側に配置され、モーター218の回転軸220が回転駆動して連結軸224が回転されると軸線H回り回転する。
下ベース202の底板部206上における前側には、下ベース202の左右方向における略中央に位置して(図4参照)、かさ歯車234が配置されている。かさ歯車234は、軸心部に設けられた円筒部236の貫通孔238に、主軸240の一端部(下端部)が嵌め入れられて主軸240に一体化されている。主軸240は、かさ歯車234の円筒部236が、下ベース202の底板部206上面に設けられた平面視円形の凹溝からなる軸受け部242に嵌め入れられることで、下側の位置が決められ、上ベース204の上板部244に形成された貫通孔246に軸上部が挿通されることで上側の位置が決められ、その状態で、軸心となる軸線Vが振分装置200の上下方向に沿って略垂直に配置されている。この下ベース202の軸受け部242及び上ベース204の貫通孔246に支持されて取り付けられている主軸240は、軸線V回りに回転可能とされ、また、主軸240の下端部に同軸的に設けられたかさ歯車234は、かさ歯車226に噛み合っている。これにより、主軸240は、かさ歯車226が軸線H回り回転するのに伴ってかさ歯車234が回転されると、軸線Hと略直交する軸線V回り回転する。
上ベース204の上板部244上面における略中央には台座部248が凸設されており、台座部248の上面には、固定歯車(かさ歯車)250が貫通孔246及び主軸240と同軸的に配置されて取り付けられている。主軸240の上端部は、固定歯車250の軸心部に形成された貫通孔252に挿通されて固定歯車250よりも上方へ突出されており、この主軸240の上端部には回転ベース254が取り付けられている。
回転ベース254は、主軸240の上端部に固定された基部256、基部256から主軸240の径方向外側へアーム状に延出された回転体支持部258、及び、回転体支持部258の先端側に設けられたケース状の歯車収容部260によって構成されており、回転体支持部258と歯車収容部260は水平面に対して上方へ所定角度傾いて配置されている。
歯車収容部260は、回転体支持部258に対して下方へ突出されており、その内部に形成された空洞部の下側にかさ歯車262が配置されて収容され、空洞部の上側に平歯車264が配置されて収容されている。これらのかさ歯車262及び平歯車264は、同軸的に配置されるとともに互いの軸心部に形成された軸部266、268が連結・固定されており、軸心となる軸線V1が軸線Vに対して角度θ1傾いて配置されている。この歯車収容部260に収容されて取り付けられているかさ歯車262及び平歯車264は、軸線V1回りに回転可能とされ、また、かさ歯車262は、外周縁の一部が、歯車収容部260の内側面に形成された開口部270から内側(基部256側)へ突出されて固定歯車250に噛み合っている。
回転体支持部258の内部に形成された空洞部には、平歯車272が収容されて回転可能に取り付けられている。平歯車272は、軸心部に形成された有底孔274に、回転体軸276の一端部(下端部)が嵌め入れられて回転体軸276に一体化されている。回転体軸276は、平歯車272が回転体支持部258の空洞部内に回転可能に取り付けられるとともに、回転体支持部258の上面部に、平歯車272の有底孔274と対応して形成された貫通孔278に軸下部が挿通されることで、軸心となる軸線V2が軸線V1と略平行にされ軸線Vに対して角度θ1傾いて配置されている。この回転体支持部258に支持されて取り付けられている回転体軸276は、軸線V2回りに回転可能とされ、また、回転体軸276の下端部に同軸的に設けられた平歯車272は、平歯車264に噛み合っている。
回転体軸276の他端部(上端部)には、円盤状の回転体280が同軸的に取り付けられている。回転体280は、下面における軸心部に形成された有底孔281に、回転体軸276の上端部が嵌め入れられて回転体軸276に一体化されている。
回転体280の上面280Aにおける周縁部には、8個の突起部282が放射状に設けられており(図4及び図12参照)、これらの突起部282は周方向に等間隔で配置されている。突起部282の上面は、回転体280の上面280Aに対し角度θ2傾いて回転体280の軸心側から外側へ向けて昇り勾配となるよう傾斜しており、突起部282の両側面は、上側から下側へ向けて除々に広がる曲面状とされている。これら8個の突起部282により、回転体280の上面280Aにおける各突起部282の間には、放射状に配置された8個の凹状部284が設けられている。
この回転体280は、回転体軸276が回転体支持部258に支持されることで回転ベース254に取り付けられており、その取付状態では、円形とされた上面280Aの中心Oが軸線Vと略一致している。したがって、回転体軸276及び回転体280の軸心となる軸線V2は、回転体280の上面280Aのほぼ中心で軸線Vと交差している。
本実施形態の振分装置200は、以上の構成とされており、この振分装置200では、モーター218が作動して回転軸220を回転駆動させると、連結軸224及びかさ歯車226が軸線H回りに回転され、それに伴い、かさ歯車234、主軸240、及び回転ベース254が軸線V回りに回転される。この回転ベース254の回転により、回転体280は、上面280Aの中心Oをほぼ回転中心として回転し、上面280Aの傾斜方向を変化させる。また、回転ベース254が回転されると、かさ歯車262は固定歯車250に噛み合いながら固定歯車250の回りを回転移動(公転)しつつ、固定歯車250との噛み合いによって軸線V1回りに回転(自転)される。このかさ歯車262の回転に伴い平歯車264が軸線V1回りに回転され、平歯車264に噛み合っている平歯車272が回転されて、回転体280は、軸線V2回りに回転される。したがって、この振分装置200では、モーター218が作動することにより、回転体280が上面280Aの中心Oをほぼ回転中心として上面280Aの傾斜方向を変化させながら回転しつつ、軸線V2回りに回転(自転)するようになる。また、この回転体280の軸線V2回りの回転方向は、主軸240及び回転ベース254の軸線V回りの回転方向とは逆方向になる。
図7〜図10には、回転体280の回転動作の様子が示されている。図7に示されるように、振分装置200の前側に回転ベース254が配置された状態では、回転体280の上面280Aにおける最低位部Aは後側に位置するようになる。この図7に示される状態を回転体280の回転動作における初期位置とした場合に、主軸240が軸線Vを中心に平面視にて右回り(矢印R1方向)に90度回転すると、図8に示されるように、回転ベース254が左側に配置され、回転体280は軸線V2を中心に左回り(矢印R2方向)に所定角度回転しつつ最低位部Aの位置が右回りに90度回転変移されて右側に位置するようになる。その位置からさらに、主軸240が右回り(矢印R1方向)に90度回転すると、図9に示されるように、回転ベース254が後側に配置され、回転体280は軸線V2を中心に左回り(矢印R2方向)に所定角度回転しつつ最低位部Aの位置が右回りに90度回転変移されて前側に位置するようになる。その位置からさらに、主軸240が右回り(矢印R1方向)に90度回転すると、図10に示されるように、回転ベース254が右側に配置され、回転体280は軸線V2を中心に左回り(矢印R2方向)に所定角度回転しつつ最低位部Aの位置が右回りに90度回転変移されて左側に位置するようになる。その位置からさらに、主軸240が右回り(矢印R1方向)に90度回転すると、回転体280は、図7に示される回転動作の初期位置に戻る。このように、回転体280は、軸線V2回りに回転(自転)しながら上面280Aの傾き方向を変化させる回転動作を行う。
この振分装置200は、図12に示されるように、振分通路部材300に組み付けられてユニット化されており、この振分装置200が組み付けられた振分通路部材300は、図11に示されるように、枠状に形成されたセンター飾り130の開口部131の後側に配置されてセンター飾り130の裏面に取り付けられている。
(振分通路部材の構成)
次に、図11及び図12を用いて本実施形態に係る振分通路部材300について説明する。
図11に示されるように、センター飾り130の前面における開口部131の上縁部及び左右縁部には、前方へ突出された周壁135が設けられている。周壁部135の左壁部135L及び右壁部135Rにおける上下方向の略中央部には、切り欠き136L、136Rが形成されており、切り欠き136L、136Rの下縁部には側方へ突出された球受け部138L、138Rが設けられている。
球受け部138Lの内側には、振分通路部材300の左側端部から左後端部に掛けて延設された球導入通路302Lの前端部が位置している。球受け部138Rの内側には、振分通路部材300の右側端部から右後端部に掛けて延設された球導入通路302Rの前端部が位置している。これらの球導入通路302L、302Rは、振分通路部材300の後端部中央に設けられた合流球排出通路304に後側の内側端部が接続されており、それぞれ球受け部138L、138Rとの接続端部となる前端部から、合流球排出通路304との接続端部となる後側の内側端部へ向けて下り傾斜している。
合流球排出通路304は、図12に示されるように、平面視が略扇形とされ、後側から前側へ向けて緩やかに下り傾斜している。合流球排出通路304を構成する前側の通路壁部の中央部には、切り欠き306が形成されており、この合流球排出通路304の前側には、振分通路部材300の底板部308における略中央に位置して円形孔310が形成されている。
振分通路部材300の底板部308下面には、振分装置200に設けられた下ベース202の取付部210L、210Rがネジによって取り付けられており、その取付状態で、振分装置200の回転体280は円形孔310内に配置されるとともに軸線Vが円形孔310の中心にほぼ一致するよう位置が合わせられている(図3参照)。
底板部308の上面における円形孔310の周縁には、後側に位置する合流球排出通路304を除く前側、左側及び右側の所定範囲がリング状に隆起された隆起部312が設けられている。隆起部312の上面部には、9本の球振り分け通路314(314C、314LA、314LB、314LC、314LD、314RA、314RB、314RC、314RD)が放射状に設けられており、これらの球振り分け通路314は周方向に等間隔で配置されている。
隆起部312の最前部には、円形孔310の中心から前方へ延出された球振り分け通路314Cが位置しており、この球振り分け通路314Cの外側(出口側)には、前述した球誘導通路132が配置されている。
隆起部312の前部に位置して球振り分け通路314Cの左右に隣接する球振り分け通路314LA、RAの外側(出口側)には、振分通路部材300の底板部308が配置されている。
隆起部312の左前部に位置して球振り分け通路314LAの左側に隣接する球振り分け通路314LBの外側(出口側)には、振分通路部材300の底板部308上における左側に設けられた分岐球排出通路316LBの後端部が配置されている。
隆起部312の右前部に位置して球振り分け通路314RAの右側に隣接する球振り分け通路314RBの外側(出口側)には、振分通路部材300の底板部308上における右側に設けられた分岐球排出通路316RBの後端部が配置されている。
隆起部312の左側部に位置して球振り分け通路314LBの後側に隣接する球振り分け通路314LCの外側(出口側)には、振分通路部材300の底板部308上における分岐球排出通路316LBの左側に隣接して設けられた分岐球排出通路316LCの後端部が配置されている。また、この分岐球排出通路316LCにおける前端部の前側(出口側)には、前述した球誘導通路134Lが配置されている。
隆起部312の右側部に位置して球振り分け通路314RBの後側に隣接する球振り分け通路314RCの外側(出口側)には、振分通路部材300の底板部308上における分岐球排出通路316RBの右側に隣接して設けられた分岐球排出通路316RCの後端部が配置されている。また、この分岐球排出通路316RCにおける前端部の前側(出口側)には、前述した球誘導通路134Rが配置されている。
隆起部312の左後部に位置して球振り分け通路314LCの後側に隣接する球振り分け通路314LDの外側(出口側)には、振分通路部材300の底板部308上における分岐球排出通路316LCの左側に隣接して設けられた分岐球排出通路316LDの後端部の内側が配置されている。
隆起部312の右後部に位置して球振り分け通路314RCの後側に隣接する球振り分け通路314RDの外側(出口側)には、振分通路部材300の底板部308上における分岐球排出通路316RCの左側に隣接して設けられた分岐球排出通路316RDの後端部の内側が配置されている。
また、振分通路部材300の底板部308と、上記6本の各分岐球排出通路316とは、それぞれ後側から前側へ向けて緩やかに下り傾斜している。
本実施形態の振分通路部材300は、以上の構成とされており、図2に示されるように、前述した球誘導部材140は、この振分通路部材300における分岐球排出通路316LBの前端部(出口)と、分岐球排出通路316RBの前端部(出口)との間に配置されている。
(制御系の構成)
次に、図13を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図13に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御基板150を中心として、払出制御基板152、音声制御基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板158、表示制御基板160等、機能毎に分類されており、各基板は主制御基板150にそれぞれ接続されている。なお、以下これらを総称する場合、副制御基板151という。
主制御基板150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されている。この主制御基板150からの命令信号に基づいて、副制御基板151は独自に各部を制御し、このように、主制御基板150は基本的に命令信号を出力するのみで、その結果等のフィードバックは受けない構成となっている。
また、主制御基板150並びに副制御基板151は、管理制御基板170を介してパチンコ店側のホールコンピュータ172に接続することができ、これにより、パチンコ機10の稼動状況を管理することも可能となっている。
以下、副制御基板151の制御内容について説明すると、払出制御基板152は、パチンコ機10内に設けられた賞球払出装置180を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。音声制御基板154は、内枠14前面に設けられたスピーカー86、88を作動させて効果音等の出力を制御し、ランプ制御基板156は、内枠14の表示灯80、賞球払出エラー表示灯82、払出状態エラー表示灯84、並びに、遊技盤100に設けられた各種表示灯の点灯・消灯を制御する。発射制御基板158は、遊技者による発射ハンドル34の操作により発射装置40を作動させて遊技球の発射を制御する。表示制御基板160は、表示ドライバ182を介して特別図柄表示装置106に表示する特別図柄抽選や各種演出等の映像の表示内容を制御し、さらに、普通図柄表示装置107に表示する普通図柄抽選の表示内容を制御する。
また、特別図柄と普通図柄の抽選では、主制御基板150において、乱数カウンタを用い所定確率のもとに当たり/外れを決定する抽選処理が各々実行され、主制御基板150はその抽選結果に基づく判定信号を表示制御基板160へ出力する。表示制御基板160では、予め記憶されている複数種類の図柄変動パターン等の表示内容データの中から、入力された判定信号に対応する表示内容データが選択される。特別図柄表示装置106及び普通図柄表示装置107は、その表示内容データに基づく信号が表示制御基板160から各々入力されて作動するようになっている。
また、主制御基板150には、遊技盤100に設けられた各種遊技部品の駆動源や入賞球を検出するセンサ類が接続されている。
駆動源としては、大入賞口114の開閉扉116を開放/閉塞させるソレノイド186、振分装置200の回転体280を回転駆動させるモーター218がそれぞれ接続されており、これらのソレノイド186及びモーター218は、主制御基板150からそれぞれ制御信号が入力され駆動制御される。
また、入賞検出センサとしては、始動口110への入賞球を検出する始動口入賞センサ(第1種始動口入賞センサ)190、大入賞口114への入賞球を検出する大入賞口センサ192、大入賞口114内のVゾーンへの入賞球を検出するVゾーンセンサ194、入賞口118L、118Rへの入賞球を検出するにそれぞれの入賞口センサ198がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御基板150へ出力する。そしてこれらの検出信号に基づき、主制御基板150が副制御基板151及び上記駆動源へ各種信号を出力することにより、パチンコ機10は所定の動作をするようになっている。
(パチンコ機の遊技仕様)
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル34を操作すると、球皿28に貯えられている遊技球は球送り装置により一球づつ発射装置40に供給され、発射装置40によって上方へ発射される(図2参照)。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球はアウト口120からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球が入賞口118L、118Rに入賞すると、賞球払出装置180が作動して所定数(例えば5個)の賞球を払い出し、その払い出された賞球は、球排出口46から球皿28に排出される。
さらに、始動口110へ入賞すると、主制御基板150において当たり/外れの抽選処理が実行され、その抽選結果は、特別図柄表示装置106の表示画面に、配列された複数の特別図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経た停止図柄の組み合わせによって表示される。なお、この特別図柄の変動パターンには、例えば、リーチを経た当たり図柄の表示又は外れ図柄の表示、あるいはリーチなしの外れ図柄表示など、様々な演出や趣向を加味した数多くのパターンが用意されており、遊技者は、それらの演出を受け特別図柄の抽選結果を期待感も持って観察する。
そして、抽選結果が「大当たり」となった場合は、特別図柄表示装置106の表示画面に、例えば、リーチ・アクションを経て「555」等の予め定められた所定の当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、表示灯80の点滅やスピーカー86、88からの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり動作を実行する。
また、大当たり動作としては、開閉扉116の開閉動作によって大入賞口114が例えば10カウント(入賞個数)又は最大30秒間(1回の開放時間)/最高16ラウンド(継続回数)開放されるとともに、1回の大入賞口114開放時に大入賞口114内のVゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといった動作が行われる。これにより、遊技者は、発射した遊技球を大入賞口114へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。
また、当たり図柄が、例えば「777」等の予め定められた特定の図柄の組み合わせとなった場合には、上述した大当たり動作の終了後に、次の大当たり確率がアップする「確率変動機能」、あるいは大当たり確率は変わらないが普通図柄表示装置107の変動時間が短縮され始動口110が開放し易くなって球持ちをよくする「時短機能」といった付加機能が作動して、遊技者にとって有利な遊技状態が展開される。
次に、以上説明した本実施形態に係るパチンコ機10の作用について説明する。
本実施形態のパチンコ機10では、遊技中に、遊技盤100の遊技領域101を落下移動する遊技球PBがセンター飾り130の球受け部138L、138R上に落下して受け止められ、図11及び図12の矢印Bで示されるように、切り欠き136L、136Rを通って、振分通路部材300の球導入通路302L、302Rに入ると、その遊技球PBは、球導入通路302L、302Rを傾斜方向の下流側に転動し、図11及び図12の矢印Cで示されるように、合流球排出通路304に導かれる。
さらに、合流球排出通路304に導かれた遊技球PBは、図11及び図12の矢印Dで示されるように、合流球排出通路304の切り欠き306を通って円形孔310内に排出され、振分装置200の回転体280上に落下する。
ここで、振分装置200の回転体280は、前述したように、軸線V周りに回転しつつ上面280Aの傾斜方向を変化させる回転動作と、軸線V2周り自転による回転動作とを組み合わせた動きをするため、この回転体280の上面280Aに落下された遊技球PBは、回転体280の突起部282に弾かれ跳ね上げられて挙動及び振り分け方向が複雑にされる。そして、回転体280の周囲に放射状に配置された9本の球振り分け通路314の何れかに振り分けられ、例えば、図11に示すように、球振り分け通路314Cに振り分けられた場合には、球誘導通路132を通って球誘導部材140の凹部142上に落下され、さらに凹部142からほぼ真下に落下されて始動口110へ誘導されるようになり、高い確率での始動口110へ入賞を期待できるようになる。
また、遊技球PBが球振り分け通路314LC、314RCに振り分けられた場合には、その遊技球PBは分岐球排出通路316LC、316RCを通って球誘導通路134L、134Rへ導かれ、球誘導通路134L、134Rを通りほぼ真下に落下されて入賞口118L、118Rへ誘導されるようになり、高い確率での入賞口118L、118Rへ入賞を期待できるようになる。
また、遊技球PBが球振り分け通路314LA、314RA、又は、球振り分け通路314LB、314RBに振り分けられた場合には、その遊技球PBは底板部308上又は分岐球排出通路316LB、316RBを通ってセンター飾り130の開口部131から下方へ落下し、球誘導部材140上に落とされる。そして、球誘導部材140の湾曲に倣い、落下移動方向が始動口110側へ変えられて、始動口110へ入賞しやすくなる。
なお、本実施形態の振分装置200では、回転体280の直径を50mm、軸線Vと軸線V2の角度θ1を15度、突起部282の高さを2mm、回転体280の回転数を40回転/分の条件に設定して、遊技球PBの振り分けを行った場合に、遊技球PBが突起部282を乗り越えて上下に振動したり、突起部282に引っかり高い方に移動する動きが混じったランダムな動きをすることが確認できた。また、これらの設定条件は、一例であり、各値は振り分け方向の範囲や球振り分け通路の数及び位置等の仕様に応じて適宜設定することができる。
以上説明したように、本実施形態の振分装置200では、回転体280上に落下された遊技球PBは、回転体280の突起部282に弾かれ跳ね上げられて挙動及び振り分け方向が複雑にされるため、振り分けにおける遊技性を向上させることができる。また遊技球PBは、回転体280の突起部282に弾かれてランダムに動くため、例えば、遊技者がパチンコ機10を叩いて衝撃等を与え、遊技球PBを有利な経路に故意に誘導するようなことは困難となる。したがって、そのような不正行為を防止することができる。
また、本実施形態では、回転体280の上面280Aに落下された遊技球PBは、回転体280の上面280Aに放射状に配置された8個の突起部282でより多く弾かれるため、遊技球PBの挙動はさらに複雑になるとともに、回転体280の中心側から外側へ移動させる力(遠心力)がより大きく作用するようになる。これにより、遊技球PBの振り分け先に方向性を持たせられるようになり、遊技球PBは、回転体280の周囲に放射状に設けられた9本の球振り分け通路314の何れかに振り分けられ、その振り分け先を遊技者が予想することはより困難となって、遊技性を更に向上させることができる。
以上、本発明を上述した特定の実施形態により詳細に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る遊技盤を示す正面図である。 図2の3−3線断面図である。 本発明の一実施形態に係る振分装置を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る振分装置を示す右側面図である。 図4の6−6線断面図である。 本発明の一実施形態に係る振分装置における回転体の回転動作の様子を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る振分装置における回転体の回転動作の様子を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る振分装置における回転体の回転動作の様子を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る振分装置における回転体の回転動作の様子を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るセンター飾りにユニット化された振分装置及び振分通路部材が取り付けられた状態を示す正面側の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る振分装置及び振分通路部材がユニット化された状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 パチンコ機
200 振分装置
300 振分通路部材
202 下ベース(第2支持手段)
204 上ベース(第2支持手段)
218 モーター(駆動手段)
224 連結軸(駆動手段)
226 かさ歯車(駆動手段)
234 かさ歯車(第2支持手段)
240 主軸(第2支持手段)
250 固定歯車(連動手段)
262 かさ歯車(連動手段)
264 平歯車(連動手段)
254 回転ベース(第1支持手段)
258 回転体支持部(第1支持手段)
272 平歯車(第1支持手段)
276 回転体軸(第1支持手段)
280 回転体
280A 上面
282 突起部
314 球振り分け通路(振り分け通路)
V 軸線(第2回転軸線)
V2 軸線(第1回転軸線)
PB 遊技球

Claims (2)

  1. 上面に遊技球が落下される円盤状の回転体と、
    前記回転体の上面に設けられた突起部と、
    前記回転体を第1回転軸線回りに回転可能に支持する第1支持手段と、
    前記第1支持手段を前記第1回転軸線と斜交する第2回転軸線回りに回転可能に支持する第2支持手段と、
    前記第1支持手段を前記第2回転軸線回りに回転させる駆動手段と、
    前記駆動手段により回転される前記第1支持手段に連動させて前記回転体を前記第1回転軸線回りに回転させる連動手段と、
    を備えた振分装置を有する遊技機。
  2. 前記回転体の上面に複数の前記突起部を放射状に配置し、この回転体の周囲に複数の振り分け通路を放射状に設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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