JPH0592068A - 弾球遊技機の可変入賞球装置 - Google Patents

弾球遊技機の可変入賞球装置

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JPH0592068A
JPH0592068A JP28058691A JP28058691A JPH0592068A JP H0592068 A JPH0592068 A JP H0592068A JP 28058691 A JP28058691 A JP 28058691A JP 28058691 A JP28058691 A JP 28058691A JP H0592068 A JPH0592068 A JP H0592068A
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winning ball
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入賞空間に受け入れられた入賞玉の流路を1
つの部材で複数方向に変更することが可能な可変入賞球
装置を提供する。 【構成】 その回転方向により特定入賞口37への入賞
玉の誘導を有利にする方向Aと不利にする方向Bとに回
転制御される回転体53を入賞空間27内に設けた。 【効果】 回転体53により入賞玉が複数の方向に移動
可能となって従来にない入賞玉の流路変更を楽しむこと
ができ、また、変更される方向によって特定入賞口37
に誘導される可能性が異なるため、入賞玉の流路変更に
遊技者の注意を集中させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技者にとって有利な
第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化
可能な玉受部材と、該玉受部材によって受け入れられた
入賞玉が落下する入賞空間と、該入賞空間を落下する入
賞玉が入ったときに遊技者に対して特別の遊技価値を付
与する特定入賞領域と、を備えた弾球遊技機の可変入賞
球装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、玉受部材が遊技者にとって有利な
開放した状態のときに受け入れられた入賞玉が入賞空間
内を落下して、たまたま特定入賞領域に誘導されたとき
に、遊技者に対して大きな遊技価値、例えば、短時間に
多量の入賞玉を獲得できるチャンスを付与できるように
した可変入賞球装置が数多く提案されている。このよう
な可変入賞球装置においては、特定入賞領域への入賞玉
の誘導を複雑化するために入賞空間内に振分部材、流路
変更部材、貯留部材等を設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した入賞空間内に
設けられる部材のうち、振分部材や流路変更部材は、ほ
とんどが入賞玉の流路を所定の一方向にだけ変化させる
ものであるため、入賞玉の流路変更が乏しいという問題
があった。本発明は、上記した問題点に鑑みなされたも
ので、その目的とするところは、入賞空間に受け入れら
れた入賞玉の流路を1つの部材で複数方向に変更するこ
とが可能な弾球遊技機の可変入賞球装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、遊技者にとって有利な第1
の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能
な玉受部材と、該玉受部材によって受け入れられた入賞
玉が落下する入賞空間と、該入賞空間を落下する入賞玉
が入ったときに遊技者に対して特別の遊技価値を付与す
る特定入賞領域と、を備えた可変入賞球装置において、
前記入賞空間に、その回転方向により前記特定入賞領域
への入賞玉の誘導を有利にする方向と不利にする方向と
に回転制御される回転体を設けたことを特徴とするもの
である。
【0005】
【作用】玉受部材によって入賞空間内に受け入れられた
入賞玉は、回転体上に載置していずれかの方向に移動す
る。しかして、その回転方向が所定の方向であるときに
は、入賞玉が特定入賞領域に誘導される可能性が高く、
また、逆方向に回転しているときには、特定入賞領域に
誘導される可能性が低い。このように、本発明において
は、回転体により入賞玉が複数の方向に移動するので、
従来にない入賞玉の流路変更を楽しむことができ、ま
た、変更される方向によって特定入賞領域に誘導される
可能性が異なるため、入賞玉の流路変更に遊技者の注意
を集中させることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図13及び図14を参照して実施
例に係る弾球遊技機の遊技盤1の構成について説明す
る。図13は、遊技盤1の構成を示す正面図であり、図
14は、遊技盤1の背面の構成を示す背面図である。図
において、遊技盤1の前面には、ほぼ円状に区画レール
2が植立され、該区画レール2の内側が遊技領域3とさ
れている。遊技領域3には、その中央に本実施例の要部
に含まれる可変入賞球装置20が配置されている。可変
入賞球装置20は、遊技者にとって有利なように打玉を
受け入れる水平状態と遊技者にとって不利なように打玉
を受け入れない起立状態とに変化可能な一対の玉受部材
30a,30bと、該玉受部材30a,30bに受け入
れられた入賞玉を流下させる入賞空間27と、該入賞空
間27の最下方の一部に特定入賞玉検出器38を内蔵す
る特定入賞領域としての特定入賞口37と、が形成され
ている。なお、可変入賞球装置20の詳細な構成につい
ては、後に詳述する。
【0007】また、遊技領域3の下方には、複数(3
つ)の始動入賞口5、6a,6bが形成される始動入賞
口装置4が配置されている。各始動入賞口5、6a,6
bには、入賞した打玉を検出する始動入賞玉検出器7、
8a,8bが内蔵されている。また、始動入賞口装置4
の両サイド及び各入賞口間には、後述する始動入賞時や
大当り遊技状態時に表示制御されるチャッカーランプ9
が設けられている。
【0008】上記した始動入賞口5、6a,6bに打玉
が入賞したときの遊技状態について説明すると、まず、
打玉が中央の始動入賞口5に入賞すると前記可変入賞球
装置20の玉受部材30a,30bが2回開閉動作を行
う。また、打玉が左右の始動入賞口6a,6bに入賞す
ると玉受部材30a,30bが1回開閉動作を行う。こ
の開閉動作が行われている状態を始動入賞時と表現す
る。しかして、始動入賞時の開閉動作によって可変入賞
球装置20に受け入れられた入賞玉が特定入賞口37に
入賞して特定入賞玉検出器38をONさせると、特定遊
技状態(一般的に大当り遊技状態といわれる)になる。
【0009】大当り遊技状態になると、玉受部材30
a,30bが所定回数(例えば、18回)開閉動作を行
うか、又はその所定回数の開閉動作中に所定個数(例え
ば、9個)の入賞玉が発生するまでの開閉動作(以下、
開閉サイクルという)を行うようになっている。そし
て、その開閉サイクル中に受け入れられた入賞玉が再度
特定入賞口37に導かれると、継続権が発生して当該回
の開閉サイクルを直ちに停止して次回の開閉サイクルに
移行する。このような開閉サイクルの繰り返しは、継続
権が成立していることを条件として所定回数(例えば、
15回)行われるようになっている。このため、大当り
遊技状態になると、短時間に多量の入賞玉を獲得するこ
とができる。なお、1回の開閉サイクル中に受け入れ可
能な入賞玉を検出するために、図14に示すように入賞
玉検出器19が遊技盤1の裏面に設けられている。
【0010】遊技領域3には、上記した可変入賞球装置
20や始動入賞口装置4の他に、入賞口10a,10
b、サイドランプ12a,12b、アウト口13、風車
及び障害釘(共に符号なし)等が設けられている。入賞
口10a,10bは、始動入賞口装置4の左右上部に配
置され、その内部に袖ランプ11a,11bを内蔵して
いる。この袖ランプ11a,11bは、遊技領域3の中
央側端部に配置されるサイドランプ12a,12bと共
に、始動入賞時や大当り遊技状態時に所定の態様で表示
制御されるものである。また、このように表示制御され
るランプ類として、遊技領域3の外周を囲むレール飾り
ランプ14や弾球遊技機の前面上部に設けられる遊技効
果ランプ15(図示しない、ただし図5のブロック図参
照)がある。また、遊技状態に応じた効果音を発生する
ために弾球遊技機の背面には、スピーカ16(図示しな
い;図5のブロック図参照)が設けられている。上記し
たランプ類やスピーカ16の表示動作については、後に
詳述する。なお、前記アウト口13は、遊技領域3の最
下方に設けられ、入賞しなかったアウト玉を回収するよ
うになっている。
【0011】一方、遊技盤1の裏面には、図14に示す
ように、入賞玉集合カバー体17が止着されている。こ
の入賞玉集合カバー体17は、可変入賞球装置20に入
賞した入賞玉や入賞口10a,10bに入賞した入賞玉
を下方に誘導する誘導径路が形成されるものである。ま
た、前記始動入賞口装置4の後面には、誘導板18が止
着されている。この誘導板18には、その左右に後方に
向けて開口する誘導口18a,18bが形成され、始動
入賞口5、6a,6bに入賞した入賞玉を誘導口18
a,18bから第2入賞玉集合空間(図示しない)に放
出するようになっている。第2入賞玉集合空間に放出さ
れた入賞玉によって排出される景品玉数は、第1入賞玉
集合空間(可変入賞球装置20や入賞口10a,10b
に入賞した入賞玉が落下する空間)に放出された入賞玉
によって排出される景品玉数(例えば、15個)よりも
少ない数(例えば、7個)に設定されている。
【0012】以上、遊技盤1の構成について説明してき
たが、次に図1乃至図4を参照して、本実施例の要部に
含まれる可変入賞球装置20の構成について説明する。
可変入賞球装置20は、図4に示すように、前記遊技盤
1の表面に取り付けられる取付基板21を有している。
取付基板21は、縦長な平板状の中央両側が側方に延設
された板状に形成されていると共に、その上部及び左右
両端の前面には、通常の入賞口22〜24が突設されて
いる。また、取付基板21の中央には、長方形状の入賞
開口25が開設され、該入賞開口25の後方に周枠26
が突設されている。そして、その周枠26に囲まれる領
域が入賞空間27を構成している。
【0013】また、取付基板21の前面には、前記入賞
開口25の上部開口縁に沿って上部障害枠28が突設さ
れ、該上部障害枠28の前面に上部装飾板29が固着さ
れて前記入賞口21の前方を装飾している。また、上部
障害枠28の両端下方に一対の玉受部材30a,30b
が開閉自在に設けられている。この玉受部材30a,3
0bは、その下部に固着されて後方に延びる回動軸31
a,31bを中心として回動する。回動軸31a,31
bの回動運動は、図3に示すように、回動軸31a,3
1bの後端に固着されたリンク部材32a,32b(た
だし、32aは図示しない)と玉受部材ソレノイド34
a,34b(ただし、34aは図示しない)に連結され
た作動部材33とによって、玉受部材ソレノイド34
a,34bの上下運動を変換することにより行われるよ
うになっている。
【0014】上記した玉受部材30a,30bの下方に
は、入賞開口25の開口縁の下部左右縁及び下縁に沿っ
て突設される入賞玉受枠35が設けられる。入賞玉受枠
35の側方の取付基板21部分は、透明板36a,36
bで構成され、後述する装飾人形62a,62bが透視
できるようになっている。なお、透明板36a,36b
は、取付基板21の中央左右に延設された部分に対応し
て設けられるものである。
【0015】更に、前記入賞玉受枠35の下部中央に
は、図2に示すように特定入賞口37が形成され、該特
定入賞口37に玉の通過を検出する特定入賞玉検出器3
8が内蔵されている。また、特定入賞口37の左右は、
通常入賞口39a,39bとされる。なお、入賞玉受枠
35の前面には、下部装飾板40が固着され、特定入賞
口37及び通常入賞口39a,39bの前方を覆ってい
る。
【0016】上記したように入賞開口25は、取付基板
21の前面に突設される上部障害枠28、玉受部材30
a,30b、及び入賞玉受枠35によって囲まれている
ため、遊技領域3を落下する打玉が通常の状態では入賞
しないようになっている。しかし、玉受部材30a,3
0bが開成したときには、遊技領域3を落下する打玉が
玉受部材30a,30bに受け止められて入賞開口25
の内側に誘導され、入賞空間27に到達し、最終的に入
賞玉となる。なお、玉受部材30a,30bが起立した
ときに打玉が全く入賞しない状態ではなく、玉受部材3
0a,30bと上部障害枠28との間に打玉が通過する
間隔を形成して入賞し難い状態としておいても良い。
【0017】入賞空間27には、その上部に後方に向か
って下り傾斜する上部玉転動板41が横臥されている。
上部玉転動板41には、流下する入賞玉を中央部分に寄
せる誘導突片42a,42bが突設されている。また、
上部玉転動板41の後端には、可動水平板43が設けら
れ、該可動水平板43の後方中央に中央通路49が形成
され、該中央通路49の左右に落下口48a,48b
(ただし、48bは、図示しない)が形成されている。
しかして、前記玉受部材30a,30bによって受け入
れられた入賞玉は、すべて上部玉転動板41を流下して
可動水平板43上に乗り、可動水平板43を通過して中
央通路49か落下口48a,48bのいずれかに誘導さ
れる。
【0018】上記した可動水平板43は、中央部分から
左右に向けて緩やかな傾斜状に形成されているが、上部
玉転動板41の誘導突片42a,42bによって誘導さ
れた入賞玉の多くは、そのまま可動水平板43を横切っ
て中央通路49に入り、一部の極めて勢いの弱い入賞玉
が可動水平板43の傾斜面に沿って落下口48a,48
bに至り、後述する回転体53の両側部に落下する。な
お、このような入賞玉の挙動は、可動水平板43の次に
説明する下降位置でも上昇位置でもほとんど同じであ
る。
【0019】ところで、可動水平板43は、前記中央通
路49の上部に位置する装飾部材44(みこしの意匠が
付与されている)と連結部材45によって連結されてお
り、また、図3に示すように、装飾部材44の後面に固
着される作動片46に上下ソレノイド47a,47bが
連結されている。したがって、上下ソレノイド47a,
47bのON・OFFに連動して装飾部材44及び可動
水平板43が上下動することになる。具体的には、上下
ソレノイド47a,47bがOFFのときには、図4に
示すように、可動水平板43が下降した位置にあって上
部玉転動板41との間に段差(ただし、入賞玉が前方に
通過できる程の段差ではない)が生じているが、上下ソ
レノイド47a,47bがONしたときには、図2に示
すように、上部玉転動板41とほぼ同一レベルとなる位
置まで上昇する。なお、可動水平板43の左右両端は、
周枠46の側壁を貫通して前記装飾人形62a,62b
(お祭のはっぴを着た人形の意匠が付与されている)に
連結されているので、上下水平板43の上下動に連動し
て装飾人形62a,62bも可動するようになってい
る。つまり、装飾人形62a,62bと可動水平板43
と装飾部材44とで与えられる全体の意匠としては、人
形がみこしを担いで上下動させている構図となってい
る。また、上下ソレノイド47a,47bは、通常の遊
技状態において、定期的にONするように制御される
が、始動入賞時及び開閉サイクル時には、異なる態様で
駆動制御される。
【0020】また、前記中央通路49は、玉が2列に整
列する横巾を有するようになっていると共に、その末端
は、下方に向かって開放しており、後述する回転体53
の後部中央に向かって入賞玉を放出するようになってい
る。ただし、中央通路49の末端部には、貯留ソレノイ
ド51によって回動する一時停止板50が設けられ、貯
留ソレノイド51がONのときに、図1に示すように、
中央通路49の末端部を閉塞して中央通路49上に所定
個数(図示の場合には、4個)の入賞玉を貯留し、貯留
ソレノイド51がOFFのときには、その閉塞状態を解
除して中央通路49上に貯留されていた入賞玉を開放し
て回転体53上に放出する。なお、本実施例において、
貯留ソレノイド51の駆動は、大当り遊技状態における
開閉サイクル中にのみ行われる。
【0021】上記した落下口48a,48b及び中央通
路49を通過した入賞玉は、入賞空間27の底面を構成
する底面板52上に設けられる円盤状の回転体53に放
出される。回転体53は、その上面が傾斜状に形成され
ると共に装飾シール54が貼付されている。回転体53
の回転軸55は、底面板52を貫通しており、その下端
に歯車56が止着されている。該歯車56には、モータ
58のモータ軸に止着される歯車57が噛合している。
したがって、モータ58の回転に従動して回転体53が
回転することになる。また、前記周枠26の一側下部に
は、回転体53の一方向への回転(本実施例において
は、矢印Aの右回り)によって移動してくる入賞玉と当
接して該入賞玉を特定入賞口37に誘導し易くする誘導
片59(図1及び図4参照)が内側に向かって突設され
ている。一方、回転体53が誘導片59が突設されてい
ない方向に回転(本実施例においては、矢印Bの左回
り)することにより、回転体53によって移動される入
賞玉は、特定入賞口37に誘導される可能性が低くな
る。
【0022】上記した回転体53の動作について簡単に
説明する。通常の遊技状態において、前記モータ58
は、回転体53が一定時間(例えば、3秒)毎に、停止
時間を間に入れて右回りと左回りとを交互に行うように
駆動制御されている。ところが、始動入賞時には、その
始動入賞信号が導出された直後から一定時間が経過する
まで、左回りを行い、その後、上記した通常の遊技状態
と同じ態様で駆動制御される。更に、大当り遊技状態に
おける開閉サイクル中には、継続信号が導出された直後
から玉受部材30a,30bの所定回数(例えば、15
回)の開閉動作が終了するまで又は所定個数(例えば、
3個)の入賞玉が発生するまで左回りを行い、その後、
右回りに変更される。このように、本実施例において
は、1つの回転体53で入賞玉を2種類の方向に移動さ
せることができると共に、予め定められた所定の方向に
回転したときには、大当り遊技状態とすることができる
ので、入賞玉の流路を変更する回転体53に遊技者の注
意が集中する。
【0023】また、本実施例における回転体53は、上
記した回転方向だけでなく、その上面が傾斜状に形成さ
れているため、それによっても入賞玉により複雑な流路
の変更を生ぜしめることができる。例えば、傾斜面が入
賞空間27の後方に向かって下り傾斜しているときに入
賞玉が回転体53上に到達したときには、入賞玉は、回
転体53の傾斜底部に一時的に停留載置した状態となる
が、回転体53の回転によってその回転方向に移動す
る。したがって、右回りの回転のときには、誘導片59
に当接して特定入賞口37に誘導される可能性が高ま
り、逆に、左回りの回転のときには、特定入賞口37に
誘導され難い。一方、傾斜面が入賞空間27の前方、即
ち、特定入賞口37に向かって下り傾斜しているときに
入賞玉が回転体53上に到達したときには、回転体53
の回転により移動される力よりも傾斜面による転動力の
方が勝る場合が多く、そのような場合には、到達した侵
入角度等のいろいろな要因にもよるが、いずれにしても
回転移動するよりも直線的に流下移動する形態をとって
特定入賞口37又は通常入賞口39a,39bのいずれ
かに誘導される。
【0024】なお、回転体53の上面形態は、上記のよ
うに傾斜状に限定されるものではなく、全く水平状に形
成して、入賞玉の流路変更への影響をその回転方向だけ
に依存させるものでも良い。この場合には、少なくと
も、回転体の上面によって入賞玉が移動されるように、
その上面の形状や材質を工夫する必要がある。
【0025】可変入賞球装置20の概の構成は、以上の
とおりであるが、これ以外にも可変入賞球装置20に
は、情報表示用の表示器、及び装飾用のランプやLED
が多数設けられている。これらについて図4を参照しな
がら簡単に説明すると、入賞空間27の後面壁左右に
は、開閉サイクルの継続回数を表示する回数表示LED
60と、1回の開閉サイクル中に玉受部材30a,30
bに受け入れられた入賞個数を表示する個数表示LED
61が設けられている。また、入賞空間27の後面壁の
上部及び入賞口23、24の下部を照明するために役物
ランプ64と飾りLED65(以下、飾りLED−Aと
いう)が設けられ、前記装飾人形62a,62bの後面
上部を装飾する飾りLED66(以下、飾りLED−B
という)が設けられ、前記回転体53の後方を装飾する
飾りLED67(以下、飾りLED−Cという)が設け
られている。なお、上記したランプやLEDを含め可変
入賞球装置20に設けられるすべての電気的部品は、図
3に示す、端子板63に集約して接続されている。
【0026】以上、可変入賞球装置20を含む弾球遊技
機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それらの
遊技装置は、図5に示す遊技制御回路によって制御され
る。図5は、遊技制御回路をブロック構成で示す回路図
であり、MPU、ROM、RAM、入出力回路を含む基
本回路70によって制御される。しかして、基本回路7
0は、スイッチ回路71を介して始動入賞玉検出器7、
8a,8b、特定入賞玉検出器38、及び入賞玉検出器
19からの検出信号が入力され、アドレスデコード回路
72から基本回路70及びスイッチ回路71にチップセ
レクト信号が与えられる。また、電源投入時に初期リセ
ット回路73から基本回路70にリセット信号が与えら
れ、所定時間毎に定期リセット回路74から基本回路7
0に定期リセット信号が与えられる。
【0027】一方、基本回路70からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路75を介
してスピーカ16に音声信号が与えられ、大当り信号を
導出する大当り情報出力回路76に駆動信号を出力して
いる。また、LED回路77を介して個数表示LED6
1、回数表示LED60、及び飾りLED−A〜Cに表
示制御信号が与えられ、ソレノイド回路78を介して玉
受部材ソレノイド34a,34b、上下ソレノイド47
a,47b、及び停留ソレノイド51に駆動信号が与え
られ、モータ回路79を介してモータ58に駆動信号が
与えられる。更に、ランプ制御回路80を介してチャッ
カーランプ9、袖ランプ11a,11b、サイドランプ
12a,12b、レール飾りランプ14、遊技効果ラン
プ15、及び役物ランプ64に表示制御信号が送られ
る。なお、上記した装置や回路には、電源回路81から
各種の電圧を有する電力が供給されている。
【0028】次に、以上説明した可変入賞球装置20の
動作について図6乃至図12を参照して説明する。ま
ず、図6及び図7を参照して、始動入賞時の可変入賞球
装置20の動作について説明する。図6は、1回開き時
の動作を示すタイムチャートであり、図7は、2回開き
時の動作を示すタイムチャートである。
【0029】図6において、始動入賞口6a,6bのい
ずれかに打玉が入賞して始動入賞玉検出器8a,8bか
ら始動信号S1を導出すると、その導出時から所定時間
(1.500秒)遅れて玉受部材30a,30bが短い
時間(0.500秒)開放する。また、玉受部材30
a,30bの開閉と同時に可動水平板43(みこしと表
示)が短い時間間隔(0.300秒)の上昇を2回行
う。なお、このみこし43は、所定時間が経過すると、
一定の時間間隔を空けて1回の上昇を定期的に行う通常
の遊技状態に戻る。また、始動信号S1があった後から
玉受部材30a,30bが閉じるまでの期間(図6中の
アスタリスクが付されている期間)は、始動受付禁止期
間とされる。この始動受付禁止期間は、その期間内にい
ずれの始動入賞口5、6a,6bに入賞した打玉も始動
入賞としての機能を無効とされるものである。
【0030】なお、図示のタイムチャートでは、玉受部
材30a,30bが閉じた後でも、入賞空間27を流下
する入賞玉が特定入賞口37に到達するまで時間がかか
るので、玉受部材30a,30bの閉成後一定時間
(3.500秒)の役物連続作動装置作動有効時間を認
めている。役物連続作動装置有効時間は、玉受部材30
a,30bの閉じる間際に入賞した入賞玉が特定入賞口
37に入賞することもあるので、その入賞を有効と認定
するために設定される猶予時間である。
【0031】また、始動信号S1が導出されてから一定
時間(5.500秒)が経過するまで、回転体53が左
回りに駆動制御される。これにより、玉受部材30a,
30bの1回の開放により受け入れられた入賞玉がある
場合であって、回転体53に放出された入賞玉は、特定
入賞口37に誘導され難いものとなるが、本実施例にけ
る回転体53は、前記したように、その上面が傾斜して
いるので、放出時の傾斜面とのタイミングによっては、
左回りであっても特定入賞口37に誘導される可能性が
ある。なお、上記した一定時間が経過すると、回転体5
3は、右回り、停止、左回り、停止、右回り、・・・の
通常の駆動態様に戻る。
【0032】次に、図7において、始動入賞口5に打玉
が入賞して始動入賞玉検出器7から始動信号S2を導出
すると、所定時間(1.500秒)遅れて玉受部材30
a,30bが微小時間(0.900秒)の間隔をおいて
短い時間(0.500秒)の開放を2回行う。そして、
始動信号S2があった後から2回の玉受部材30a,3
0bの開放が終了するまでの時間は、始動受付禁止期間
とされる。また、この2回開き始動において玉受部材3
0a,30bの開放時間と開放回数とが1回開き始動に
比較して多いので、入賞玉が可変入賞球装置20に受け
入れられ易い。また、図7においても、玉受部材30
a,30bの閉成後一定時間(3.500秒)の役物連
続作動装置作動有効時間が認められている。
【0033】また、1回開き時とほぼ同様に、みこし4
3も複数回(3回)上昇し、始動信号S2が導出されて
から一定時間(6.900秒)が経過するまで、回転体
53が左回りに駆動制御される。したがって、この場合
にも回転体53に放出された入賞玉は、特定入賞口37
に誘導され難いものとなるが、上記と同様の理由で特定
入賞口37に誘導される場合がある。
【0034】次に、図8乃至図10を参照して開閉サイ
クル時の動作について説明する。図8は、開閉サイクル
の基本的なタイミング動作を示し、図9は、各開閉サイ
クルの18回の開閉動作の途中で継続信号が発生したと
きの継続時のタイミング動作を示し、図10は、最終回
の開閉サイクルのタイミング動作を示す。なお、図中役
物連続作動装置は、特定入賞玉検出器38を示す。
【0035】まず、開閉サイクルにおける基本的な動作
を図8に基づいて説明する。役物連続作動装置38が作
動して継続信号Rn(1≦n≦14)が導出されると、
その継続信号Rnから一定時間(4.500秒)遅れて
玉受部材30a,30bが開閉サイクルを開始する。こ
の開閉サイクルにおいては、開放時間と閉成時間とが
0.800秒間隔で行われる。また、開閉サイクルの終
了条件に達したときには、前記と同様に役物連続作動装
置作動有効時間(3.500秒)が設定されている。も
ちろん、最終回の開閉サイクルにおいては、この役物連
続作動装置作動有効時間の設定は、行われない。また、
玉受部材30a,30bの開閉動作が開始されると同時
に、みこし43も0.400秒間隔で上下動を開始し、
18回の開閉動作が終了するまで継続される。更に、一
時停止板50も貯留状態となる。
【0036】また、継続信号R1の導出と同時に、回転
体53は、左回りに駆動制御される。そして、そのよう
な左回り制御は、玉受部材30a,30bが所定回数
(15回)の開閉動作を行うか、又は入賞玉検出器19
が所定個数(3個)の入賞玉を検出するまで継続され
る。また、一時停止板50の貯留状態も、上記条件が成
立するまで行われる。しかして、上記条件が成立したと
きには、一時停止板50の貯留条件が解除され、回転体
53の回転も右回りに変更制御される。そして、貯留解
除された入賞玉が回転体53の右回りによって移動する
ことになる。
【0037】そこで、貯留解除された入賞玉が回転体5
3の回転により特定入賞口37に誘導された場合の開閉
サイクルの動作を図9に基づいて説明する。役物連続作
動装置39が作動して継続信号Rn(1≦n≦14)が
導出された場合の開閉サイクルの動作は、図8の場合と
全く同じである。しかして、上記した条件が成立して一
時停止板50の貯留状態が解除されると共に、回転体5
3が右回りに変更されたときに、その貯留解除された入
賞玉が右回りしている回転体53によって移動され、誘
導片59に当接して特定入賞口37に誘導される可能性
が極めて高い。そして、そのような経過をたどって継続
信号Rn+1が導出されると、玉受部材30a,30b
の開閉動作及びみこし43の上下動が直ちに停止される
と共に、回転体53が左回りとなるように駆動制御され
る。これは、1個の入賞玉が特定入賞口37に誘導され
れば、継続権が成立し、残りの入賞玉を特定入賞口37
に誘導する必要がないからである。このため、回転体5
3を不利な方向である左回りに制御するものである。な
お、図9の場合には、貯留解除された入賞玉が特定入賞
口37に誘導された場合を述べたが、貯留解除される前
に入賞玉が特定入賞口37に誘導されたときにも、回転
体53は、同じ動作を行う。
【0038】次に、最終回の開閉サイクルの動作につい
て図10を参照して説明する。図において、14回目の
開閉サイクルの途中(11回目の開閉動作の終了時)に
入賞玉が特定入賞口37に入賞して継続信号R15を導
出すると同時に一時停止板50が貯留状態を解除する。
このとき、回転体53は、従前とは異なり右回りに変更
されることなく、左回りを維持する。以下、継続信号R
15の導出後、図8に示した動作と同様に、一定時間
(4.500秒)経過後に玉受部材30a,30bの開
閉動作、みこし43の上下動作、及び一時停止板50の
貯留動作が開始される。
【0039】次に、図11及び図12参照して、各遊技
状態に応じて表示されるランプやLED、スピーカの動
作について説明する。図中丸印は、点灯状態を示し、丸
印の中にバツがある表示は、1/2周期で点滅表示する
ことを示す。
【0040】まず、電源を投入した通常の遊技状態で
は、可変入賞球装置20に設けられる飾りLED−Aが
384msのOFFと400msのONと1216ms
のOFFとによる点滅動作を行い、飾りLED−Bと飾
りLED−Cが2s周期でそれぞれ点灯移動する。ま
た、回数表示LED60と個数表示LED61は、共に
0を点灯表示している。また、効果音は、発声されてい
ない。
【0041】次に、打玉がいずれかの始動入賞口5、6
a,6bに入賞したときには、チャッカーランプ9とサ
イドランプ12a,12bの組と、役物ランプ64と袖
ランプ11a,11bの組とが100msで交互に点滅
し、飾りLED−Aが役物ランプ64と同期して点滅動
作する。また、飾りLED−Bと飾りLED−Cとの点
灯移動速度が360msの速い周期となる。また、回数
表示LED60と個数表示LED61は、共に「0」と
「−」とを交互に200msの周期で表示している。更
に、スピーカ16からは、1回開き始動入賞のときに効
果音Aが発声され、2回開き始動入賞のときに効果音B
が発声される。
【0042】次に、大当り遊技状態の終了時において
は、一定時間(3.5s)の間、遊技効果ランプ15、
レール飾りランプ14、及び飾りLED−Aが300m
sのONと300msのOFFと300msのONと3
00msのOFFとによる点滅動作を行い、チャッカー
ランプ9と袖ランプ11a,11bとが位相をずらした
600msのOFFと300msのONと300msの
OFFとによる点滅動作を行い、役物ランプ64とサイ
ドランプ12a,12bとが交互に900msのOFF
と300msのONとによる点滅動作を行う。また、飾
りLED−B及び飾りLED−Cは、点灯したままの状
態となっている。また、効果音Gも発声される。
【0043】また、可変入賞球装置20を含む遊技装置
に異常が発生したときには、サイドランプ12a,12
bが点灯状態となり、飾りLED−A〜C、回数表示L
ED60、及び個数表示LED61が異常発生前の状態
を保持し、効果音Hが発声される。これにより、例え
ば、回数表示LED60や個数表示LED61を見るこ
とにより異常発生時の遊技状態を知ることができる。
【0044】次に、大当り遊技状態時においては、役物
連続作動装置作動時から玉受部材30a,30bの開放
するまでの第1段階と、玉受部材30a,30bの開放
中の前半である3個入賞又は15回開放時までの第2段
階と、玉受部材30a,30bの開放中の後半である3
個入賞又は15回開放時以降までの第3段階と、最終回
の開閉サイクルと、とに分けてランプ、LED、効果音
が駆動される。
【0045】まず、第1段階においては、遊技効果ラン
プ15、チャッカーランプ9、サイドランプ12a,1
2bの組と、レール飾りランプ14、役物ランプ64、
袖ランプ11a,11bの組とが交互に80ms間隔で
点滅し、飾りLED−Aが40ms間隔で点滅する。ま
た、飾りLED−B,Cは、128msの周期で点灯移
動し、回数表示LED60と個数表示LED61とは、
7セグメントの各セグメントが288msの周期で順次
点灯移動する。また、スピーカ16からは、効果音Cが
発声される。
【0046】第2段階においては、遊技効果ランプ15
及び役物ランプ64が200ms間隔で点滅し、レール
飾りランプ14及びチャッカーランプ9がON200m
s・OFF600ms間隔での点滅動作を交互に行い、
袖ランプ11a,11b及びサイドランプ12a,12
bがOFF200ms・ON200ms・OFF400
ms間隔での点滅動作を位相をずらして行う。また、飾
りLED−Aは、点灯状態となり、飾りLED−B,C
は、1.6sのゆっくりとした周期で点灯移動を行う。
更に、回数表示LED60及び個数表示LED61は、
それぞれ継続回数及び入賞個数を表示する。この場合、
開閉サイクルの継続回数が1〜9回目までは、一の位を
点灯表示し、10回目以降は、十の位及び一の位を共に
点灯表示する。また、第2段階においては、効果音Dが
発声される。
【0047】次に、第3段階においては、第2段階と似
たような表示動作で駆動制御されるが、全体に速く点滅
表示されるようになっている。即ち、遊技効果ランプ1
5及び役物ランプ64が128ms間隔で点滅し、レー
ル飾りランプ14及びチャッカーランプ9がON128
ms・OFF384ms間隔での点滅動作を交互に行
い、袖ランプ11a,11b及びサイドランプ12a,
12bがOFF256ms・ON128ms・OFF1
28ms間隔での点滅動作を位相をずらして行う。ま
た、飾りLED−Aは、128msの間隔で点滅動作
し、飾りLED−B,Cは、200msの速い周期で点
灯移動を行う。なお、回数表示LED60及び個数表示
LED61は、第2段階と全く同じように表示制御され
る。また、第3段階においては、効果音Eが発声され
る。
【0048】また、最終回の開閉サイクルにおいては、
遊技効果ランプ14、サイドランプ12a,12bとレ
ール飾りランプ14とがON400ms・OFF400
msで交互に点滅動作を行い、チャッカーランプ9と役
物ランプ64、袖ランプ11a,11b、飾りLED−
Aとが200msで交互に点滅動作を行い、飾りLED
−B,Cは、比較的ゆっくりとした0.8sの周期で点
灯移動を行う。なお、回数表示LED60及び個数表示
LED61は、第3段階と全く同じように表示制御され
る。また、最終回の開閉サイクルにおいては、効果音F
が発声される。
【0049】以上、実施例に係る可変入賞球装置20の
構成及び作用について説明してきたが、本実施例によれ
ば、玉受部材30a,30bによって入賞空間27内に
受け入れられた入賞玉は、回転体53上に載置していず
れかの方向に移動し、その回転方向が所定の方向(右回
り)であるときには、入賞玉が特定入賞口37に誘導さ
れる可能性が高く、一方、逆方向に回転しているときに
は、特定入賞口37に誘導される可能性が低い。このよ
うに、本実施例においては、回転体53により入賞玉が
複数の方向に移動するので、従来にない入賞玉の流路変
更を楽しむことができ、また、変更される方向によって
特定入賞口37に誘導される可能性が異なるため、入賞
玉の流路変更に遊技者の注意を集中させることができ
る。
【0050】なお、上記した実施例においては、回転体
53を水平方向に設置して回転するものを示したが、垂
直方向に設置して回転するものであっても良い。また、
前記したように回転体53の上面の形態も必ずしも傾斜
している必要はなく、任意の形態に設計しても良い。更
に、回転体53の左右方向の回転制御も実施例のものに
限定されるものではなく、例えば、遊技状態に拘らず、
ランダムに右回りと左回りとを切り替えるように制御し
ても良い。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、その回転方向により特定入賞領
域への入賞玉の誘導を有利にする方向と不利にする方向
とに回転制御される回転体を入賞空間内に設けたので、
回転体により入賞玉が複数の方向に移動して従来にない
入賞玉の流路変更を楽しむことができ、また、変更され
る方向によって特定入賞領域に誘導される可能性が異な
るため、入賞玉の流路変更に遊技者の注意を集中させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る可変入賞球装置の内部構造を示す
斜視図である。
【図2】可変入賞球装置の一部を破断した斜視図であ
る。
【図3】可変入賞球装置の縦方向に切断した縦断面図で
ある。
【図4】可変入賞球装置の正面図である。
【図5】遊技動作を制御する遊技制御回路を示すブロッ
ク図である。
【図6】1回開き始動入賞時における可変入賞球装置の
動作を示すタイムチャートである。
【図7】2回開き始動入賞時における可変入賞球装置の
動作を示すタイムチャートである。
【図8】大当り遊技状態時における開閉サイクルの基本
的な動作を示すタイムチャートである。
【図9】大当り遊技状態時における開閉サイクルの継続
時の動作を示すタイムチャートである。
【図10】大当り遊技状態時における最終回の開閉サイ
クルの動作を示すタイムチャートである。
【図11】各遊技状態におけるランプ、LED、スピー
カの動作を示す一覧表図である。
【図12】各遊技状態におけるランプ、LED、スピー
カの動作を示す一覧表図である。
【図13】可変入賞球装置が適用される弾球遊技機の遊
技盤の構成を示す正面図である。
【図14】遊技盤の背面構造を示す背面図である。
【符号の説明】
20 可変入賞球装置 27 入賞空間 30a,30b 玉受部材 37 特定入賞口(特定入賞領域) 53 回転体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者にとって有利な第1の状態と遊技
    者にとって不利な第2の状態とに変化可能な玉受部材
    と、該玉受部材によって受け入れられた入賞玉が落下す
    る入賞空間と、該入賞空間を落下する入賞玉が入ったと
    きに遊技者に対して特別の遊技価値を付与する特定入賞
    領域と、を備えた可変入賞球装置において、 前記入賞空間に、その回転方向により前記特定入賞領域
    への入賞玉の誘導を有利にする方向と不利にする方向と
    に回転制御される回転体を設けたことを特徴とする弾球
    遊技機の可変入賞球装置。
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