JP4117913B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、識別情報を複数列の可変表示部にて可変表示する可変表示装置を備え、この可変表示装置の複数列の可変表示部の表示結果が予め定めた所定の大当り組合せとなったときに特定の遊技価値を付与し得る大当り遊技状態に制御する制御手段を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、弾球遊技機としてのパチンコ遊技機に設けられる可変表示装置は、複数列の可変表示部で識別情報(図柄)を可変表示するようになっていた。そして、始動入賞口への打玉の入賞に伴って各可変表示部の変動を許容し、各可変表示部に停止表示される図柄の組合せが予め定めた組合せ結果(大当り図柄)となったときに特定遊技状態あるいは権利発生状態等の特定の遊技価値を付与するようになっていた。また、このような可変表示装置では、最終停止図柄の変動が終了する前に大当り図柄となり得るリーチの場合、通常の図柄変動とは異なるリーチ態様の変動を行うことで遊技の興趣を向上していた。なお、リーチ態様の変動には、各図柄列に大当り図柄を揃えた状態でこれを同期的に変動させるものがあった。この変動は、一般的に同期変動リーチという。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のようなリーチ変動を行う可変表示装置は、残り1図柄のみをリーチ変動する場合では様々な態様にて図柄を変動制御していたが、同期変動リーチのときには、高速から低速に減速回転して最終的に停止させるという画一的な変動態様でしかなかった。本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、変則的な同期変動リーチを行うことでリーチ時の興趣をより一層向上し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、
所定の配列パターンで配列された複数個の識別情報を複数列の可変表示部にて可変表示する可変表示装置を備え、この可変表示装置の複数列の可変表示部の表示結果が予め定めた所定の大当り組合せとなったときに特定の遊技価値を付与し得る大当り遊技状態に制御する制御手段を備えた遊技機において、
前記複数列の可変表示部のうち1つの可変表示部を除く他の可変表示部の配列パターンとして前記複数個の識別情報の配列順序を同一にすると共に、前記1つの可変表示部の配列パターンとして前記他の可変表示部の配列パターンと同一の識別情報の配列順序に1個の識別情報を加えた配列順序として設定され、
前記制御手段は、
前記複数列の可変表示部で表示結果を導出する以前に該表示結果を決定する表示結果決定手段と、
該表示結果決定手段によって決定された表示結果が大当り組合せ態様、はずれリーチ組合せ態様、はずれ組合せ態様のいずれであるかを判定する組合せ判定手段と、
前記表示結果決定手段によって決定された表示結果が大当たり組合せ態様またははずれリーチ組合せ態様であって、大当り組合せ態様のうちいずれの組合せ種類であるかまたははずれリーチ組合せ態様のうちいずれの組合せ種類であるかに応じて複数の選択条件の中からいずれの選択条件であるかを判定する選択条件判定手段と、
予め定められた複数種類のリーチ変動のうちいずれのリーチ変動を実行するかを決定するために用いられる乱数値を抽出するリーチ動作用乱数抽出手段と、
前記選択条件判定手段において判定された選択条件及び前記リーチ動作用乱数抽出手段において抽出された乱数値にもとづいていずれのリーチ変動を実行するかを選択するリーチ変動選択手段と、
前記リーチ変動選択手段が選択したリーチ変動にもとづいて識別情報の可変表示を実行するリーチ変動制御手段と、を備え、
前記予め定められた複数種類のリーチ変動は、少なくとも
前記複数列の可変表示部における最終停止可変表示部においてはずれ時における変動とは異なる変動を行い、最終的に停止表示する通常リーチ変動と、
前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行い、所定の変動速度から減速して最終的に停止表示する通常同期リーチ変動と、
前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、最終的に停止表示するまでに、当該変動を一旦停止した後1個分の識別情報の表示範囲未満で再び変動を行う変動態様を複数回繰り返す第1特殊同期リーチ変動と、
前記複数列の可変表示部のうち前記他の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、前記1つの可変表示部の識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を必ずしも満たさない状態で変動を行い、最終的に停止表示するまでの識別情報の変動として、前記他の可変表示部において前記配列順序に従って所定の識別情報が表示された後再び前記所定の識別情報が表示されるまでの期間を1周期としたときに、複数周期にわたってすべての可変表示部において同一の第1変動速度で変動を行う変動態様を含む変動を行う第2特殊同期リーチ変動と、
前記複数列の可変表示部のうち前記他の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、前記1つの可変表示部の識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を必ずしも満たさない状態で変動を行い、最終的に停止表示するまでの識別情報の変動として、前記1周期の期間において前記他の可変表示部では同一の前記第1変動速度で変動し、前記1つの可変表示部では前記第1変動速度と該第1変動速度とは変動速度が異なる補正変動としての第2変動速度との2つの変動速度で構成される特殊変動に基づいて変動し、1周期した時点ですべての可変表示部で再度前記所定の大当り組合せとなる変動態様を複数周期にわたって行う第3特殊同期リーチ変動態様と、を含み、
前記リーチ変動選択手段は、
前記表示結果決定手段によって大当り組合せとすると決定したときに、少なくとも前記通常リーチ変動と前記通常同期リーチ変動と前記第1特殊同期リーチ変動と前記第2特殊同期リーチ変動と前記第3特殊同期リーチ変動とのうちよりいずれかのリーチ変動を実行するリーチ変動として選択可能であり、前記表示結果決定手段によって大当り組合せとしないと決定したときに、前記第1特殊同期リーチ変動を実行するリーチ変動として選択しないとともに、前記選択条件判定手段において、特定の選択条件であると判定された場合には、前記通常リーチ変動のみを選択することを特徴とするものである。
【0005】
また、予め定められた複数種類のリーチ変動の中の特殊変動リーチとしては、当該変動を一旦停止した後再び1図柄分の変動を行う変動態様を複数回繰り返す第4特殊同期リーチ変動、当該変動中の所定範囲の識別情報の表示時において所定の変動速度よりも減速した変動態様を行う第5特殊同期リーチ変動、当該変動を所定の大当り組合せとならない識別情報として可変表示部に一旦停止表示した後再び変動を行う変動態様を行う第6特殊同期リーチ変動、当該変動における変動速度を、低速変動とすることなく一定変動速度を保つ変動態様を行う第7特殊同期リーチ変動を含んでいても良い。
【0006】
【作用】
複数列の可変表示部のうち1つの可変表示部を除く他の可変表示部の配列パターンとして複数個の識別情報の配列順序を同一にすると共に、前記1つの可変表示部の配列パターンとして前記他の可変表示部の配列パターンと同一の識別情報の配列順序に1個の識別情報を加えた配列順序として設定され、制御手段は、前記複数列の可変表示部で表示結果を導出する以前に該表示結果を決定する表示結果決定手段と、該表示結果決定手段によって決定された表示結果が大当り組合せ態様、はずれリーチ組合せ態様、はずれ組合せ態様のいずれであるかを判定する組合せ判定手段と、前記表示結果決定手段によって決定された表示結果が大当たり組合せ態様またははずれリーチ組合せ態様であって、大当り組合せ態様のうちいずれの組合せ種類であるかまたははずれリーチ組合せ態様のうちいずれの組合せ種類であるかに応じて複数の選択条件の中からいずれの選択条件であるかを判定する選択条件判定手段と、予め定められた複数種類のリーチ変動のうちいずれのリーチ変動を実行するかを決定するために用いられる乱数値を抽出するリーチ動作用乱数抽出手段と、前記選択条件判定手段において判定された選択条件及び前記リーチ動作用乱数抽出手段において抽出された乱数値にもとづいていずれのリーチ変動を実行するかを選択するリーチ変動選択手段と、前記リーチ変動選択手段が選択したリーチ変動にもとづいて識別情報の可変表示を実行するリーチ変動制御手段と、を備え、前記予め定められた複数種類のリーチ変動は、少なくとも前記複数列の可変表示部における最終停止可変表示部においてはずれ時における変動とは異なる変動を行い、最終的に停止表示する通常リーチ変動と、前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行い、所定の変動速度から減速して最終的に停止表示する通常同期リーチ変動と、前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、最終的に停止表示するまでに、当該変動を一旦停止した後1個分の識別情報の表示範囲未満で再び変動を行う変動態様を複数回繰り返す第1特殊同期リーチ変動と、前記複数列の可変表示部のうち前記他の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、前記1つの可変表示部の識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を必ずしも満たさない状態で変動を行い、最終的に停止表示するまでの識別情報の変動として、前記他の可変表示部において前記配列順序に従って所定の識別情報が表示された後再び前記所定の識別情報が表示されるまでの期間を1周期としたときに、複数周期にわたってすべての可変表示部において同一の第1変動速度で変動を行う変動態様を含む変動を行う第2特殊同期リーチ変動と、前記複数列の可変表示部のうち前記他の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、前記1つの可変表示部の識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を必ずしも満たさない状態で変動を行い、最終的に停止表示するまでの識別情報の変動として、前記1周期の期間において前記他の可変表示部では同一の前記第1変動速度で変動し、前記1つの可変表示部では前記第1変動速度と該第1変動速度とは変動速度が異なる補正変動としての第2変動速度との2つの変動速度で構成される特殊変動に基づいて変動し、1周期した時点ですべての可変表示部で再度前記所定の大当り組合せとなる変動態様を複数周期にわたって行う第3特殊同期リーチ変動態様と、を含み、前記リーチ変動選択手段は、前記表示結果決定手段によって大当り組合せとすると決定したときに、少なくとも前記通常リーチ変動と前記通常同期リーチ変動と前記第1特殊同期リーチ変動と前記第2特殊同期リーチ変動と前記第3特殊同期リーチ変動とのうちよりいずれかのリーチ変動を実行するリーチ変動として選択可能であり、前記表示結果決定手段によって大当り組合せとしないと決定したときに、前記第1特殊同期リーチ変動を実行するリーチ変動として選択しないとともに、前記選択条件判定手段において、特定の選択条件であると判定された場合には、前記通常リーチ変動のみを選択するので、同期変動リーチにおいても変則的な変動態様が行え、ひいてはリーチ時の興趣をより一層向上することができる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。先ず、図1を参照して実施例に係る弾球遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、後述する各特別図柄表示部43〜45での識別情報(以下、特別図柄という)の可変表示(以下、変動ともいう)を可能にする特別可変表示装置40が配置されている。なお、特別可変表示装置40の詳細な構成については後に詳述するものである。
【0008】
特別可変表示装置40の下方には、特別図柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装置4が配置されている。この普通可変入賞球装置4は、ソレノイド5によって垂直(通常入賞口)位置と傾動(拡大入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動翼片6a・6bを備え、いわゆるチューリップ型役物として構成され、その普通可変入賞球装置4には入賞した打玉を検出する始動玉検出器7が設けられている。なお、可動翼片6a・6bが垂直(通常入賞口)位置のときも普通可変入賞球装置4に入賞可能になっている。また、普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本実施例では、4回)記憶され、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED53によって表示されるようになっている。
【0009】
また、特別可変表示装置40の左側方には、普通可変表示装置8が配置されている。普通可変表示装置8は、その上端に玉通過口9を備えると共に該玉通過口9の内部に備えた通過玉検出器10が通過玉を検出することで、玉通過口9の下方に備えた普通図柄表示器11での識別情報(以下、普通図柄という)の変動を許容するようになっている。なお、普通図柄表示器11は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞球装置4の可動翼片6a・6bを所定時間が経過するまで開放制御するものであるが、後述する確率変動(大当り判定確率が通常時と異なる確率に変更した遊技状態)が生じたときには、開放時間が長くなるように設定されている。また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本実施例では、4回)記憶され、その旨が普通可変表示装置8に設けられた普通図柄記憶表示LED12によって表示されるようになっている。なお、特別可変表示装置40の右側方には、普通可変表示装置8と同一の外形形状を有する玉通過口部材13が配置されており、該玉通過口部材13には、普通図柄記憶表示LED12の配設位置に対応する部位に飾りLED14(以下、飾りLED−Eという)が設けられている。
【0010】
また、遊技領域3の下方部位には、誘導レール2に沿ったほぼ円弧状の取付基板16を介して遊技盤1に取り付けられた特別可変入賞球装置15が配置されている。特別可変入賞球装置15の中央部には、特別可変入賞口17が開設されており、該特別可変入賞口17は、ソレノイド18による開閉板19の可動によって開閉制御されるようになっている。特別可変入賞口17の内部は、左右2つに区画され、そのうちの左側が特定領域とされ、右側が通常領域とされる。特定領域には、入賞玉の検出により開閉板19を再度開成させることができる特定玉検出器20が設けられている。また、通常領域には入賞玉を検出するために入賞玉検出器21も設けられている。なお、特別可変入賞口17内の後面壁には、飾りLED22(以下、飾りLED−Gという)が設けられている。また、特別可変入賞口17の下方には、特定遊技状態の発生に伴う開閉板19の開閉サイクル数を表示する7セグメントタイプの回数表示器23と、入賞玉検出器21及び特定玉検出器20によって検出された入賞玉数を表示する7セグメントタイプの個数表示器24と、が設けられている。また、取付基板16における特別可変入賞口17の左右の各側方には、それぞれ入賞口25と飾りLED22(飾りLED−G)とが設けられており、取付基板16の左右の両端部には、それぞれ入賞口26と飾りLED27(以下、飾りLED−Fという)とアタッカーランプ28とが設けられている。なお、各入賞口25・26の間には、円弧状の被覆部材29により前方が被覆された玉通路30が形成されている。
【0011】
しかして、上記のように構成される特別可変入賞球装置15は、以下のように作動する。即ち、打玉が普通可変入賞球装置4に入賞して始動玉検出器7をONさせると、特別可変表示装置40が変動を開始し、一定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の大当り組合せ(同一図柄のゾロ目)となったときに特定遊技状態(大当り遊技状態ともいう)となる。そして、この特定遊技状態においては、特別可変入賞球装置15の開閉板19が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放する(開放サイクル)ように設定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下する打玉を受け止めるようになっている。そして、受け止められた打玉が特定領域に入賞して特定玉検出器20をONすると、開放サイクルの終了後再度上記した開放サイクルを繰り返し、特定領域に入賞玉が入賞する毎に継続権が成立して開放サイクルを最高16回繰り返すことができるようになっている。なお、遊技領域3を含む遊技盤1の表面には、上記した構成以外にも、風車ランプ31を内蔵した風車32、アウト口33、バック玉防止部材34、等が設けられている。また、パチンコ遊技機には、特定遊技状態時あるいは特別図柄の変動時等にその旨を報知する図示しない遊技効果LED35、遊技効果ランプ36(共に符号のみ図60参照)、及びスピーカ37(符号のみ図7参照)が設けられている。
【0012】
次に、本実施例の要部を構成する特別可変表示装置40の構成について説明する。特別可変表示装置40は、図2に示すように、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板41を有し、該取付基板41には、長方形状の窓開口43a・44a・45aが左・中・右の3箇所に開設されたドラムカバー部材42aが設けられ、さらにこれら窓開口43a・44a・45aを後方より一体で覆う透過性のドラムレンズ42bが設けられている。また、該ドラムレンズ42bの後方には、外周に特別図柄が描かれた各回転ドラム43b・44b・45bが配置されて、左・中・右の各特別図柄表示部43〜45を構成している。なお、各特別図柄表示部43〜45は、それぞれ上・中・下の3図柄を停止表示するものである。また、該窓開口43a・44a・45aの周縁には、図柄停止位置を遊技者に分かりやすくするために、図柄停止指標凸部42cが設けられている。また、回転ドラム43b・44b・45bは、それぞれドラムモータ43d・44d・45d(図8参照)によって回転制御せしめられると共に、停止図柄を検出するためにドラムセンサ43e・44e・45e(図8参照)が設けられている。さらに、各回転ドラム43b・44b・45b内には、それぞれ特別図柄を照明装飾するための左ドラムランプ43f、中ドラムランプ44f、及び右ドラムランプ45f(図8参照)が取り付けられており、これらドラムランプ43f・44f・45fは、各々、後述のドラムランプ回路69に接続されることで、その点滅点灯動作が制御されるようになっている。
【0013】
また、特別図柄表示部43〜45の上方には、図1に示すように、入賞口46と、飾り図柄の可変表示を行う7セグメントタイプの飾り図柄表示器47と、センターランプ48と、各飾りLED49〜52(以下、それぞれ飾りLED−A〜Dという)と、が設けられている。一方、特別図柄表示部43〜45の下方には、特別可変表示装置40の変動未消化分を記憶する特別図柄記憶表示LED53と、センターランプ54と、が設けられている。なお、特別可変表示装置40の変動未消化分を記憶する最大数は、4個であり、このため、特別図柄記憶表示LED53も4個設けられている。
【0014】
ところで、前記特別可変表示装置40を構成する取付基板41には、前記飾り図柄表示器47の左右側方及び前記特別図柄記憶表示LED53の左右側方にそれぞれ特別可変表示装置40の周縁を装飾する上下の各飾り部材55・56が設けられている。飾り部材55は、図4(A)に示すように、飾りLED50の前方を被覆するLEDカバー55aと、遊技盤1より前方に突出した突出片55bとを有し、該突出片55bの外周端には、打玉Bの通路55cを前方から覆う鍔状被覆部55dが延設されている。また、同様に、飾り部材56は、図4(B)に示すように、センターランプ54の前方を被覆するランプカバー56aと、遊技盤1より前方に突出した突出片56bとを有し、該突出片56bの外周端には、打玉Bの通路56cを前方から覆う鍔状被覆部56dが延設されている。なお、上記通路55cは、突出片55bが打玉Bの支承面をなすことで構成されている一方、通路56cは、飾り部材56下方の遊技盤1に植立された誘導釘57によって構成されている。
【0015】
次に、上記した各鍔状被覆部55d・56dの設定寸法を図4(A)(B)に基づいて説明する。なお、パチンコ遊技機には、遊技領域3を透視し得る二重構造のガラス板38が遊技盤1の前方に装着されている。また、鍔状被覆部55dは、円弧状の断面形状をなす一方、鍔状被覆部56dの先端内壁部には、補強用の凸部56eが突設されている。先ず、鍔状被覆部55dは、突出片55bから外側に向かって長さL1だけ延設されている。この突出片55bの長さL1は、打玉Bの半径L2以上、直径2×L2以下に設定されている。これにより、半径L2以上にすることで打玉Bの重心が突出片55bの先端部より下方に位置するため、通路55c内の打玉Bは、一旦通路55cに入ると通路55cから外れてガラス板38に衝突することなく確実に通路55c内を転動して安定した誘導が行われ、さらには直径2×L2以下にすることにより、打玉Bの転動動作が視認し得るようになっている。一方、鍔状被覆部56dは、突出片56bから外側に向かって長さL4だけ延設されている。この突出片56bの長さL4は、鍔状被覆部56dの先端部と通路56cを構成する誘導釘57との間隔L3が打玉Bの半径以下になるように設定されたものである。また、誘導釘57と鍔状被覆部56dの先端部との間隔L3は、誘導釘57のハンマー調整を可能にし得る所定の値に設定されるものである。このため、通路56c内の打玉Bについても同様に、転動動作が視認し得る状態で安定した誘導が行われる。なお、上記した各鍔状被覆部55d・56dの形状は特に限定するものではない。鍔状被覆部56dを例にあげて変形例を説明すれば、図3(A)に示すように、飾り部材56の外周端に部分的に鍔状被覆部56dを延設したものや、図3(B)に示すように、スリット部56fを設けた鍔状被覆部56dであってもよい。
【0016】
以上のように、本実施例のパチンコ遊技機では、遊技盤1より前方に突出した突出片55b・56bを有して特別可変表示装置40の周縁を装飾する飾り部材55・56を取付基板41に設け、その突出片55b・56bの各外周端には、それぞれ打玉Bの通路55c・56cを前方から覆う鍔状被覆部55d・56dを延設している。このため、前述したように各通路55c・56c内の打玉Bを安定して誘導することができると共に、打玉Bの通路(流下領域)を削減することなく、飾り部材55・56を大きく設けることができ、ひいては、本発明の目的とするところである遊技盤1全体における視覚効果を向上することができる。なお、飾り部材56においては、図2に示すように、普通可変入賞球装置4側への誘導路イと、それ以外の誘導路ロとに打玉を振り分ける機能を有しており、鍔状被覆部56dは、丁度、普通可変入賞球装置4側に打玉を導き得ない誘導路ロ(通路56c)を被覆する形で設けられている。このため、鍔状被覆部56dは、普通可変入賞球装置4に入賞する可能性がない打玉を遊技者から隠して、遊技意欲を損なわせないという効果も奏し得るものである。
【0017】
次に、上記特別図柄表示部43〜45の各回転ドラム43b・44b・45bによって表示される特別図柄を図5に基づいて以下に説明する。回転ドラム43b・44b・45bの各図柄列(左図柄・中図柄・右図柄)は、各々、「赤7(文字)」「UFO(図形)」「JAC(文字)」「W(文字)」「V(文字)」「FIRE(文字)」「F(文字)」「EARTH(文字)」及び「STAR(文字)」の9種類9個の当り図柄と、12個の外れ図柄と、からなる全21個から構成されている。なお、これらの各図柄には、後述するランダム2の各ランダム数が対応して設けられている。また、左・中・右の各図柄列における大当り図柄の組合せに対しては、ランダム3(図19及び図21参照)のランダム数が設けられており、その組合せ種類としては、図6(A)(B)に示すように、各特別図柄表示部43〜45に形成される上横ライン・、左斜めライン・、中横ライン・、右斜めライン・、及び下横ライン・のうち何れかの当りライン上に、「赤7(文字)」「UFO(図形)」「JAC(文字)」「W(文字)」「V(文字)」「FIRE(文字)」「F(文字)」「EARTH(文字)」「STAR(文字)」のうち何れかの同一図柄が揃った組合せである。
【0018】
以上、特別可変表示装置40を含むパチンコ遊技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それらの遊技装置は、図7及び図8に示す遊技制御回路によって制御される。図7及び図8は、遊技制御回路をブロック構成で示す回路図であり、MPU、ROM、RAM、入出力回路を含む基本回路60によって制御されている。しかして、基本回路60は、図7に示すように、スイッチ入力回路61を介して始動玉検出器7、通過玉検出器10、特定玉検出器20、及び入賞玉検出器21からの検出信号が入力され、アドレスデコード回路62から基本回路60及びスイッチ入力回路61にチップセレクト信号が与えられる。また、電源投入時に初期リセット回路63から基本回路60にリセット信号が与えられ、クロック用リセットパルス回路64から基本回路60にクロック用リセット信号が与えられる。
【0019】
一方、基本回路60からは、以下の装置及び回路に制御信号が与えられる。即ち、7セグLED・LEDランプ回路65を介して回数表示器23、個数表示器24、特別図柄記憶表示LED53、飾り図柄表示器47、普通図柄表示器11、普通図柄記憶表示LED12、及び各飾りLED−A〜Gに制御信号が与えられ、ランプ・ソレノイド・情報出力回路66を介してソレノイド5・18、風車ランプ31、センターランプ48・54、及びアタッカーランプ28に制御信号が与えられ、音回路67を介してスピーカ37に音信号が与えられ、モータドライブ回路68を介してドラムモータ43d・44d・45dに駆動信号が与えられ、ドラムランプ回路69を介して各ドラムランプ43f・44f・45fに制御信号が与えられる。また、各ドラムセンサ43e・44e・45eによる停止図柄の検出信号は、センサ入力回路70を介して基本回路60に入力されるものである。また、基本回路60には、カードリーダー入出力回路71が接続され、該カードリーダー入出力回路71を介して賞球個数信号、賞球個数信号コモン、当り信号、及び当り信号コモンが外部との間で入出力される。さらに、基本回路60は、設定スイッチ回路72を介して各設定スイッチ72a〜72fからの信号が入力されるようになっている。これらの設定スイッチ72a〜72fは、それぞれ特別可変入賞球装置15、普通可変入賞球装置4、特別可変表示装置40、普通可変表示装置8、飾り図柄表示器47、及び図示しない賞球払出装置の各作動を設定1・2の間で切り換え制御するためのものである。例えば、設定スイッチ72aをONした場合には、特別可変入賞球装置15の作動を設定1に切り換える一方、設定スイッチ72aをOFFした場合には、特別可変入賞球装置15の作動を設定2に切り換えるようになっている。なお、上記ランプ・ソレノイド・情報出力回路66からは、大当り情報や有効始動情報等の情報やランプ制御データが外部に出力される。また、上記した装置や回路には、交流電源73a及びヒューズ73bが接続されてなる電源回路73から各種の電圧を有する電力が供給されている。
【0020】
次に、上記した各設定スイッチ72a〜72fにより設定1・2の間で切り換え制御される各種構成部材の作動設定要素について説明する。なお、設定1・2は、それぞれ確率変動の有無(高確率と低確率)によっても分類されている。また、特定遊技状態においては、特別可変入賞球装置15を所定時間開放するか、あるいは特別可変入賞球装置15に所定数の入賞玉が入賞するまで特別可変入賞球装置15を開放(開放サイクル)し、特定玉検出器20での入賞玉の検出動作に応じてこのような開放サイクルを所定回数繰り返すようになっている。このため、特別可変入賞球装置15は、図9に示すように、その設定要素が大当りと中当りとに大別されると共に、それぞれに開放サイクルの継続回数、特別可変入賞球装置15への入賞個数、及び特別可変入賞球装置15り開放時間の各要素を含んでいる。具体的に説明すると、設定1の低確率時では、大当りの継続回数が16回、入賞個数が10個、開放時間が29.5秒に設定される一方、設定2の低確率時では、大当りの継続回数が8回、入賞個数が9個、開放時間が15秒に設定される。即ち、低確率時では設定1の方が設定2より遊技者に有利な作動設定となる。これに対して、設定1の高確率時では、大当りの継続回数が8回、入賞個数が9個、開放時間が20秒に設定される一方、設定2の高確率時では、大当りの継続回数が16回、入賞個数が8個、開放時間が25秒に設定され、設定2の方が設定1より遊技者に有利な作動設定となる。なお、設定1には中当りが存在しない。以下同様に、普通可変入賞球装置4は、図10に示すように、大当り時の継続回数、入賞個数、及び開放時間が設定要素となっており、特別可変表示装置40は、図11に示すように、大当り確率、中当り確率、大当り図柄数、当りライン数、変動時間、始動記憶数、リーチ出現率、リーチ種類、確変図柄種類、確変図柄数、及び確変継続回数が設定要素となっており、普通可変表示装置8は、図12に示すように、大当り確率、大当り図柄数、変動時間、及び始動記憶が設定要素となっており、飾り図柄表示器47は、図13に示すように、図柄出現率及び図柄種類が設定要素となっている。また、賞球払出装置は、図14(B)に示すように、各入賞口a・b・c〜d毎の賞球払出数が設定要素となっている。賞球払出数に応じた各入賞口の分類は、図14(A)に示すように、普通可変入賞球装置4の入賞口が「a」、特別可変入賞球装置15の入賞口17が「b」、入賞口46が「c」、入賞口25が「d」、入賞口26が「e」となっている。
【0021】
以上のように、本実施例のパチンコ遊技機では、各設定スイッチ72a〜72fのON/OFF操作により特別可変入賞球装置15、普通可変入賞球装置4、特別可変表示装置40、普通可変表示装置8、飾り図柄表示器47、及び賞球払出装置の各作動が設定1・2の間で切り換え制御できるようになっており、賞球の払出数、大入賞口の開成制御、及び大当り図柄の表示確率の各要素を含んだトータル的な遊技設定が遊技場側で可能となっている。これら3要素における設定変更の有無による組合せ毎に具体的な効果を説明すると、先ず、賞球の払出数のみを設定変更した場合には、同一のゲーム内容でありながら複数種類の遊技価値を提供することができる。賞球の払出数のみを設定変更しなかった場合には、複数種類のゲーム内容を設定でき所定時間で同等の遊技価値を提供できる。大当り図柄の表示確率のみを設定変更しなかった場合には、大当り発生の期待感は変化させないで複数種類の遊技価値を提供することができると共に、少ない価値の付与であっても視覚的に満足感を付与することができる。大入賞口の開成制御のみを設定変更しなかった場合には、大当りの達成感は変化させないで複数種類の遊技価値を提供できる。また、全ての要素を設定変更した場合には、遊技場のニーズに合った多様性のある遊技機の提供ができる。
【0022】
なお、上記した設定1・2の切り換え制御は、設定スイッチ72a〜72fの各ON/OFF操作に基づくもので、各部構成(例えば、特別可変入賞b)で1つの設定となっている。しかしながら、設定切り換えの制御はこれに限定するものではなく、例えば図15に示すような設定A〜Cの総合設定によって各種構成部材の作動設定を切り換え制御するもの、即ち各設定要素(例えば、継続回数等)毎に設定するようにしてもよい。また、逆に図16に示すような設定イ〜ハの一括設定により切り換え制御するものであってもよい。総合設定の場合では、その設定要素を可変表示装置8・40、可変入賞球装置4・15、及び賞球払出装置として、設定Aでは、可変表示装置8・40及び可変入賞球装置4・15をそれぞれ前述した各設定1にすると共に賞球払出装置を設定2にして、設定B・Cでは、それぞれ図15に示す設定に切り換える。なお、このような総合設定については、ホール側のニーズに応じて本実施例中記載の各設定スイッチ72a〜72f毎の設定切り換えと組合せてもよい。一方、図16に示すように、一括設定では、可変表示装置等の構成部材の枠を取り払い、設定要素に大当り確率、確変図柄数、確変継続回数を設定する。また、この一括設定では、図16のように大当り確率と確変図柄数とに反比例して継続回数が定められると遊技者に均一な出玉の提供ができるため、より望ましい設定ができる。
【0023】
また、各設定スイッチ72a〜72fにより作動が切り換え制御される構成部材及びその部材数は、本実施例中に記載のもの(特別可変入賞球装置15、普通可変入賞球装置4、特別可変表示装置40、普通可変表示装置8、飾り図柄表示器47、賞球払出装置)に限定するものではなく、また、切り換え制御される設定についても、その数(実施例中では、設定1・2の2つ)及び設定内容は限定するものではない。例えば、図17(A)に示すように、設定1では左・中・右の各図柄をそれぞれ「1〜16」として大当り図柄数を16種類とする一方、設定2では、図17(B)に示すように、左・中・右の各図柄をそれぞれ「1〜12」として大当り図柄数を12種類としてもよい。また、図18(A)に示すように、設定1では当りライン数を1ラインとする一方、設定2では、図18(B)に示すように、当りラインを5ラインとしてもよい。なお、このように設定1・2に応じて当りラインを変更する場合では、これに対応して可変表示する図柄の種類を変更してもよい。即ち、図柄の可変表示部をドラム等のような機械表示器にて構成するのではなく、LCD等のような電気表示器にて構成し、1ライン式の場合では、全ての図柄を順列を有する当り図柄から構成する一方、5ライン式の場合では、当り図柄及び外れ図柄から構成する。
【0024】
次に、前記特別可変表示装置40による特別図柄の変動動作について図19乃至図29に示すタイムチャート及び説明図等を参照して説明する。先ず、特別可変表示装置40の変動動作に用いられるランダム数について説明する。特別可変表示装置40では、図19に示すような4種類のランダム数が使用されており、これらのランダム数は、大当り判定用のランダム1(0〜292)と、全図柄表示用のランダム2(左・中・右の各図柄列毎に0〜20)と、大当り図柄配列用のランダム3(0〜44)と、リーチ動作用のランダム6(0〜19)と、から構成されている。なお、ランダム1・3は、それぞれ0.002秒毎に1ずつ加算されて変動するランダム数であり、また、ランダム2・6は、それぞれ0.002秒毎に1ずつ加算され且つ割り込み処理の余り時間に1ずつ加算されて変動するランダム数である。そして、図20に示すように、ランダム1から抽出された値が「3」のときは、大当りと判定してランダム3により大当り図柄及び配列を決定し特別可変表示装置40の各特別図柄表示部43〜45に表示する。一方、ランダム1から抽出された値が「3」以外のときは、外れと判定してランダム2での抽出値に基づく図柄を外れ図柄として特別可変表示装置40の各特別図柄表示部43〜45に表示する。また、ランダム2で抽出された値が、偶然にも大当り図柄と一致した場合には、中図柄列用のランダム2データに1を加算して外れ図柄にして表示するものである。なお、普通図柄と同様に、本実施例の特別可変表示装置40も確率変動を行っており、この場合、高確率時には、ランダム1内の「3・7・79・103・107」の値が大当り決定用のランダム数となっている。
【0025】
また、上記した各ランダム1・3・6及びこれに伴う特別図柄の当り外れの判定は、設定1のときのものであり、設定2のときには、図21に示すように、当り判定用のランダム1が「0〜299」に増設される一方、大当り図柄配列用のランダム3が「0〜39」に、リーチ動作用のランダム6が「0〜18」にそれぞれ減設される。また、特別図柄の当り外れの判定は、図22に示すように、ランダム1(0〜299)からの抽出値が「3」のときは、大当りと判定してランダム3により大当り図柄及び配列を決定し特別可変表示装置40の各特別図柄表示部43〜45に表示する。一方、ランダム1から抽出された値が「3」以外であり且つ「108〜114」のときは、中当りと判定してランダム3により中当り図柄及び配列を決定し特別可変表示装置40の各特別図柄表示部44・45に表示する。なお、このとき、特別図柄表示部(左図柄列)43には、ランダム2データに基づく外れ図柄を表示するものであり、ランダム2で抽出された値が、偶然にも大当り図柄と一致した場合には、左図柄列用のランダム2データに1を加算して中当り図柄にして表示する。また、ランダム1から抽出された値が「3」以外であり且つ「108〜114」以外のときは、外れと判定してランダム2での抽出値に基づく図柄を外れ図柄として特別可変表示装置40の各特別図柄表示部43〜45に表示する。また、ランダム2で抽出された値が、偶然にも大当り図柄あるいは中当り図柄と一致した場合には、中図柄列用のランダム2データに1を加算して外れ図柄にして表示するものである。なお、上記ランダム1からの抽出データの判定は、当り確率が通常時の場合であり、高確率時には、ランダム1から抽出された値が「3・7・11・79・103・107」のうち何れかの値で大当りと判定すると共に「108〜121」のうち何れかの値で中当りと判定し、これら以外の値で外れと判定するようになっている。
【0026】
そして、特別図柄の変動は図23乃至図27のタイムチャートに示すようになっている。なお、左・中・右の各図柄列の変動は、図28に示すパターンに基づいて行われる。変動パターンAは、加速→一定速→減速となる変動であり、変動パターンBは、1ステップ当り20mSの一定の変動であり、変動パターンCは、1ステップ当り22mS→24mS→26mSと除々に減速していき28mSの一定の変動であり、変動パターンDは、1ステップ当り28mSの一定の変動である。先ず、図23において、普通可変入賞球装置4(図38中には、始動入賞口と記載)に打玉が入賞して始動玉検出器7がONされ始動信号を導出すると、その始動信号の立ち上がり時に各ランダム1・3からランダム数を抽出してこれらを格納する。その後、始動信号の導出から微少時間(0.132秒)が経過したときに、格納したランダム1の値を読み出して当り外れを判定し、それと同時にランダム2の値を抽出する。なお、このとき、ランダム1の値から当りを判定した場合には、格納したランダム3の読み出しを行う。その後、始動信号の導出から0.190秒が経過すると変動パターンAにて左図柄列の変動を開始させ、始動信号の導出から0.192秒が経過すると変動パターンAにて中図柄列の変動を開始させ(図24参照)、また、始動信号の導出から0.194秒が経過すると変動パターンAにて右図柄列の変動を開始させる。なお、上記ランダム1・2の抽出に伴いリーチになる場合には、始動信号の導出から0.134〜0.150秒後にランダム6の値を抽出するものである。
【0027】
そして、上記左図柄列に対しては、変動開始から6.300秒が経過すると、停止図柄の1図柄手前をセットして0.160秒間変動パターンBにて変動させた後、図柄を停止表示させる。右図柄列に対しては、変動開始から6.460秒が経過すると、停止図柄の5図柄手前をセットして0.800秒間変動パターンBにて変動させた後、図柄を停止表示させる。また、中図柄列に対しては、図24に示すように、リーチ以外の場合では、変動開始から7.260秒が経過すると、停止図柄の5図柄手前をセットして0.800秒間変動パターンBにて変動させた後、図柄を停止表示させる。なお、上記のような左・中・右の各図柄列の変動は、設定1で大当り確率が通常時(低確率時)の場合であり、設定2での低確率時、及び設定1・2での高確率時には、変動パターンAでの変動時間がそれぞれ短縮されるものである。即ち、設定2での低確率時では、左図柄列は5.300秒に、右図柄列は5.460秒に、中図柄列は6.260秒にそれぞれ短縮される。また、設定1・2での高確率時では、左図柄列は2.160秒に、右図柄列は2.320秒に、中図柄列は3.120秒にそれぞれ短縮される。
【0028】
次に、リーチ変動について説明する。なお、リーチ変動の種類は、上記した左・右の各停止図柄によってリーチ図柄が構成され中図柄列のみがリーチ変動する場合(リーチ1・2)と、左・中・右の各図柄列に大当り図柄を揃えた状態で同期的にリーチ変動する場合(リーチ3〜9)と、に大別される。また、これらの各リーチ1〜9の選択は、図29に示す選択条件1〜5及び前記ランダム6からの抽出値に基づいて行われる。先ず、左・右の各停止図柄によってリーチ図柄が構成され中図柄列のみがリーチ変動する場合(リーチ1・2)について説明する。図24において、リーチ1での中図柄列に対しては、変動パターンAでの変動後、リーチライン上に大当り図柄をセットして6.720秒間変動パターンBにて変動させ、その後、0.436〜9.620秒間変動パターンCにて変動させて図柄を停止表示させる。なお、リーチ1の選択は、条件1が選択され且つランダム6の抽出値が「0〜19」、条件2が選択され且つランダム6の抽出値が「0〜3」、条件3が選択され且つランダム6の抽出値が「0〜14」、条件4が選択され且つランダム6の抽出値が「0〜9」、あるいは条件5が選択され且つランダム6の抽出値が「0」の場合に行われる。また、リーチ2・での中図柄列に対しては、変動パターンAでの変動後、リーチライン上に大当り図柄をセットして6.720秒間変動パターンBにて変動させ、その後、4.468秒間変動パターンCにて変動させる。そして、0.480秒間の停止後に、0.028秒間の変動と0.400秒間の停止とを交互に7〜15回繰り返し、最後に0.028秒間の変動を行った後に図柄を停止表示させる。なお、リーチ2・の選択は、条件3が選択され且つランダム6の抽出値が「15〜18」、あるいは条件5が選択され且つランダム6の抽出値が「1」の場合に行われる。また、図25において、リーチ2・での中図柄列に対しては、変動パターンAでの変動後、リーチライン上に大当り図柄をセットして6.720秒間変動パターンBにて変動させ、その後、4.468秒間変動パターンCにて変動させる。そして、0.480秒間の停止後に、0.028秒間の変動と0.400秒間の停止とを交互に15回繰り返し、最後に0.196秒間の逆回転変動を行った後に図柄を停止表示させる。このリーチ2・の変動は、特別可変表示装置40に大当り図柄が表示されるときだけ行われる。なお、リーチ2・の選択は、条件4が選択され且つランダム6の抽出値が「10〜18」、あるいは条件5が選択され且つランダム6の抽出値が「2・3」の場合に行われる。また、リーチ2・での中図柄列の変動において、Wリーチでリーチ動作の基準とならない図柄、つまり通常は図柄ポジションの大きい方をセットするが図柄ポジションの小さい方での図柄でリーチ2・を選択した場合は、下段の「WBAR」、下段の「F」、上段の「WBAR」で大当りする場合があり、上記した変動パターンBでの変動後、2.424秒間変動パターンCにて変動させ、その後、0.028秒間停止させて最後に0.196秒間の逆回転変動を行った後に図柄を停止表示させる。
【0029】
次に、左・中・右の各図柄列に大当り図柄を揃えた状態で同期的にリーチ変動する場合(リーチ3〜9)について説明する。図26において、リーチ3の変動では、変動パターンAでの変動後、中央ラインに「7・7・7」をセットして3.348〜7.828秒間変動パターンCにて変動させて全図柄を一斉に停止表示させる。なお、リーチ3の選択は、条件2でランダム6の抽出値が「4・5」、あるいは条件5でランダム6の抽出値が「4・5」の場合に行われる。リーチ4の変動では、変動パターンAでの変動後、中央ラインに「7・7・7」をセットして7.828秒間変動パターンCにて変動させ、その後、0.400秒間の停止と0.224秒間の変動とを0.624〜13.104秒の間交互に繰り返した後に全図柄を一斉に停止表示させる。なお、リーチ4の選択は、条件2でランダム6の抽出値が「6〜8」、あるいは条件5でランダム6の抽出値が「6〜8」の場合に行われる。また、このリーチ4では、各図柄をコマ送り状態にて変動することで、リーチ3のような通常の減速停止と違い停止図柄が予測し難く遊技性をスリリングなものにできる。なお、リーチ4において各図柄表示部43〜45に必ず1ラインは当り図柄を揃えた状態でリーチ変動することが望ましい。リーチ5の変動では、変動パターンAでの変動後、中央ラインに「7・7・7」をセットして7.828秒間変動パターンCにて変動させ、その後、0.400秒間の停止後に再度変動パターンAにて0.224〜4.620秒間変動させて全図柄を一斉に停止表示させる。なお、リーチ5の選択は、条件2でランダム6の抽出値が「9〜11」、あるいは条件5でランダム6の抽出値が「9〜11」の場合に行われる。また、このリーチ5の変動においては、一旦停止する図柄を外れ図柄とする一方で変動再開後の停止図柄は大当り図柄とするのが望ましい。これにより、リーチ5では、一旦外れと思わせた後に大当りとすることで、大当りの喜びをより一層向上することができる。
【0030】
また、図27において、リーチ6の変動では、変動パターンAでの変動後、中央ラインに「7・7・7」をセットして6.720秒間変動パターンBにて変動させ、その後、4.888秒間変動パターンCにて変動させる。そして、0.028秒間の停止後に0.196秒間の逆回転の変動を行って全図柄を一斉に停止表示させる。なお、リーチ6の選択は、条件2でランダム6の抽出値が「12〜14」、あるいは条件5でランダム6の抽出値が「12〜14」の場合に行われる。また、このリーチ6の変動においても、リーチ5と同様に、一旦停止する図柄を外れ図柄とする一方で逆回転後の停止図柄は大当り図柄とするのが望ましく、その効果としては、大当りの喜びをより一層向上できると共に図柄変動に意外性を持たせることができる。リーチ7の変動では、変動パターンAでの変動後、中央ラインに「7・7・7」をセットして6.720秒間変動パターンBにて変動させ、その後、再度変動パターンAにて6.720〜13.104秒間変動させて全図柄を一斉に停止表示させる。なお、後半の変動パターンAでの変動時には、停止予定図柄を含む前後それぞれ2図柄は低速変動である変動パターンDにて変動を行う。このようにすることで、停止予定図柄と前後それぞれ2図柄は低速変動する。但し、外れ図柄が停止予定の場合は、最も近い大当り図柄を中心に変えて前後2図柄を低速変動を行う。また、大当り図柄までの遠近関係が同じ場合は、図柄ポジションの大きい方をセットする。なお、リーチ7の選択は、条件2でランダム6の抽出値が「15〜19」、あるいは条件5でランダム6の抽出値が「15・16」の場合に行われる。また、このリーチ7では、大当り図柄があたかも停止するかのように見せかけることで遊技者を焦らせ、遊技性に変化をもたらすことができる。リーチ8の変動では、変動パターンAでの変動後、中央ラインに「7・7・7」をセットして6.720秒間変動パターンBにて変動させ、その後、0.440〜4.468秒間変動パターンCにて変動させる。そして、0.480秒間の停止後に、0.028秒間の変動と0.400秒間の停止とを交互に7〜15回繰り返し、最後に0.028秒間の変動を行った後に全図柄を一斉に停止表示させる。なお、リーチ8の選択は、条件5でランダム6の抽出値が「17・18」の場合に行われる。また、このリーチ8では、大当り図柄の前後1図柄未満の範囲で一旦停止を複数回繰り返し変動する、即ち微少コマ送り状態にて図柄を変動することで、前記リーチ4及びリーチ7をミックスさせたような興趣がある。リーチ9の変動では、変動パターンAにて25.000秒間変動させて全図柄を一斉に停止表示させる。なお、リーチ9の選択は、条件3でランダム6の抽出値が「19」、条件4でランダム6の抽出値が「19」、あるいは条件5でランダム6の抽出値が「19」の場合に行われる。また、このリーチ9では、図柄停止を減速せずに突然を行うことで遊技に意外性を持たせることができる。
【0031】
以上のように、本実施例の特別可変表示装置40では、特別図柄の同期変動リーチをリーチ3〜9の複数態様からの選択で行うようになっている。また、このような複数態様の同期変動リーチにおいて、所定の回転速度から減速して最終的に停止する通常の同期変動リーチ3を除く各リーチ4〜9では、特殊な変動にて識別情報を変動制御するため、同期変動リーチ時の興趣をより一層向上することができる。さらに、特殊な同期変動リーチとしての各リーチ4〜9では、それぞれ全可変表示部(実施例中では、3列)の識別情報を大当り組合せに揃えた状態で全列を同期変動しているが、これに限定するものではなく、複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の識別情報を所定の組合せとなり得る状態で同期的にリーチ変動するものであれば構わない。また、実施例中では、識別情報を当り図柄と外れ図柄とから構成すると共に5つの当りライン上で表示しているが、図30(A)(B)に示すように、識別情報を全て順列を有する当り図柄にて構成して1つの当りラインから上で表示しても構わない。
【0032】
以下に、特殊な同期変動リーチの変形例(リーチ10〜12)を図31乃至図34のタイムチャート及び説明図に基づいて説明する。なお、リーチ10を表示し得る特別可変表示装置40の識別情報の種類は、図30(A)に示すように、左・中・右の各図柄列における「1〜16」の図柄とする。また、リーチ11・12を表示し得る特別可変表示装置40の識別情報の種類は、左・右の各図柄列における「1〜16」の図柄及び中図柄列における「1〜17」の図柄(図30(A)中に破線で示す)とする。各リーチ10〜12での当りラインは、図30(B)に示す1ラインとする。先ず、図31において、リーチ10では、普通可変入賞球装置4(図31中には、始動入賞口と記載)への打玉の入賞に伴う始動信号の導出から0.190秒が経過すると、変動パターンAにて左・中・右の全図柄列の変動を開始させる。そして、変動パターンAでの6.460秒間の変動後、左・右の各図柄列には「7」の図柄を、また中図柄列には「6」の図柄をセットし、それぞれ3.348〜7.828秒間変動パターンCにて変動させた後に一旦全図柄を停止させる。なお、このときの表示状態は、例えば「6・5・6」(図33参照)のように中図柄のみが「1」少ない表示となっている。そして、先ず、中図柄のみを1図柄(0.224秒間)変動させて「6・6・6」(図33参照)の大当り組合せにした後、次に左・右の各図柄のみを1図柄(0.224秒間)変動させ、「7・6・7」(図33参照)と再度中図柄のみが「1」少ない組合せにする。以下同様に、中図柄及び左・右の各図柄を交互に1図柄ずつ変動する態様を所定回数繰り返し、最終的に中図柄のみが「1」少ない外れ図柄あるいは大当り図柄の何れかを停止表示する。また、このリーチ10では、同期的に変動する左・右の各図柄に対して中図柄があたかも後を追うような変動を行うことで3図柄の同期変動とは趣を異ならせることができ、ひいては遊技性に変化をもたらすことができる。
【0033】
次に、リーチ11では、左・中・右の全図柄列を6.460秒間変動パターンAにて変動させた後、左・右の各図柄列には「7」の図柄を、また中図柄列には「9」の図柄をセットし、それぞれ3.348〜7.828秒間の変動パターンCでの変動後、4.200秒(1周期変動)、8.400秒(2周期変動)、あるいは12.600秒(3周期変動)の何れかの時間変動パターンBで変動させて停止表示する。なお、このときの表示状態を図34に基づいて説明すると、例えば変動パターンCでの変動後に「7・9・7」となっている場合、変動パターンBにて全図柄列を1周すると、中図柄列の図柄数が1つ多い分左・右の各図柄に比べて中図柄が「1」減らされた状態の「7・8・7」の組合せとなる。同様にして、2周目には「7・7・7」の大当り組合せとなり、3周目には「7・6・7」と中図柄が「1」少ない組合せとなる。また、このリーチ11では、左・中・右の各図柄を同時に変動するにも関わらず中図柄のみが1回転毎に変わっていくため、3図柄の同期変動と前記リーチ10とをミックスさせたような興趣がある。リーチ12では、図32に示すように、左・中・右の全図柄列を6.460秒間変動パターンAにて変動させた後、それぞれを3.348〜7.828秒間変動パターンCにて変動させる。その後、左・中・右の各図柄列に「7」の図柄をセットして変動パターンBにて変動させる。そして、左・右の各図柄列に対しては、変動パターンBでの変動を4.200〜14.800秒間行った後、停止予定の1〜2図柄手前を変動パターンCにて変動して停止する。一方、中図柄列に対しては、「1」〜「15」の図柄が表示される間では変動パターンBにて、また「16」〜「17」の図柄が表示される間では変動パターンEにて変動を行う態様を4.200〜14.800秒間行った後、停止予定の1〜2図柄手前を変動パターンCにて変動して停止する。これにより、4.200〜14.800秒間の変動パターンB内では、実質的に中図柄が左・右の各図柄より1図柄多いにも関わらず、「16」〜「17」の中図柄表示の間で変動パターンEによる補正変動が行われることで、左・中・右の各図柄が同一図柄で揃った状態で変動が行われる。そして、停止予定の1〜2図柄手前の変動パターンCの間で、中図柄の「17」が表示されないときには、大当り図柄が停止表示される一方、中図柄の「17」が表示されるときには、補正変動が行われず外れ図柄が停止表示される。また、このリーチ12では、前記リーチ11と同様に中図柄が左右の図柄に対して1図柄多いにも関わらず常に大当り図柄に揃っている表示を行い遊技者に大きな期待感を持たせる一方で、外れ図柄の停止表示を行う際には意外性を持たせることができる。なお、上記実施例では、同期変動リーチを7種類(リーチ3〜9)の態様からの選択としているが、特にこれに限定するものではなく、何れかの特殊な同期変動リーチを行うものであれば構わない。また、複数の特殊な同期変動リーチを時間的に順次組合せて行い1つのリーチとしてもよい。
【0034】
次に、特別可変表示装置40の変動終了後の動作について図35乃至図37を参照して説明する。先ず、変動の結果、大当り図柄の組合せとなった場合では、図35に示すように、中図柄の変動停止から1.500秒後に大当りの判定を行う。そして、この大当り判定から6.000秒後に特別可変入賞球装置15の開閉板19(図35中には、特別可変入賞口と記載)を29.500秒間開放し、開閉板19の開放終了から2.000秒が経過すると、再度開閉板19の開放動作を繰り返す。なお、このような開閉板19の開放時間(29.500秒)は、設定1で通常時のものであり、設定1で高確率時には、20.000秒に短縮される。また、設定2で通常時の開放時間は、15.000秒であり、設定2で高確率時の開放時間は、25.000秒である。また、設定2で通常(低確率)時の変動の結果、中当り図柄の組合せとなった場合では、中図柄の変動停止から1.500秒後に中当りの判定を行い、この中当り判定から6.000秒後に特別可変入賞球装置15の開閉板19を5.000秒間開放する。一方、設定2で高確率時の変動の結果、中当り図柄の組合せとなった場合では、中図柄の変動停止から1.500秒後に中当りの判定を行い、この中当り判定から6.000秒後に特別可変入賞球装置15の開閉板19を2.000秒間開放し、6.000秒間の閉鎖後再度2.000秒間開放する。
【0035】
次に、上記した開閉板19の開放動作を終了する時点で特別図柄の始動記憶がある場合には、図36に示すように、開閉板19の閉鎖から10.190秒後に図柄変動が開始される。なお、この場合、開閉板19の閉鎖から10.132秒後に、格納したランダム1の値の読み出し及び判定を行うと共に、ランダム2の抽出を行う。また、このとき、大当りを判定したときには、格納したランダム3の読み出しを行う。一方、変動の結果、外れ図柄の組合せとなり且つ特別図柄の始動記憶がある場合では、図37に示すように、中図柄の変動が停止して1.190秒が経過すると、左・中・右の各図柄列の変動が順次開始される。なお、この場合、中図柄の変動停止から1.132秒後に、格納したランダム1の値の読み出し及び判定を行うと共に、ランダム2の抽出を行う。また、このとき、大当りを判定したときには、格納したランダム3の読み出しを行う。
【0036】
次に、前記普通図柄表示器11に表示される普通図柄について説明する。普通図柄は、図38に示すように、「0・1・3・5・7・9」の6種類であり、1図柄の表示時間を0.128秒とした1周期(0.768秒)で変動表示される。また、これらの普通図柄に対しては、図39に示すように、0.002秒毎に1ずつ加算される当り決定用のランダム4(3〜13)と、0.002秒毎に1ずつ加算され且つ割り込み処理余り時間に1ずつ加算される普通図柄表示用のランダム5(0〜5)と、が設けられている。ランダム5(0〜5)の各ランダム数は、図40に示すように、「0・1・3・5・7・9」の各普通図柄に対応して設けられている。また、ランダム4(3〜13)からのランダム数の抽出において、図41に示すように、「3」の値が抽出されて当りと判定されると、普通図柄表示器11にランダム5データの「4」に対応する「7」の当り図柄を表示して普通可変入賞球装置4を所定時間開放する。一方、ランダム4で「3」以外の値が抽出されて外れと判定されると、ランダム5データを抽出し、この値に対応する外れ図柄を普通図柄表示器11に表示する。なお、ランダム4で外れと判定されたにも関わらずランダム5で抽出された値が偶然にも当り図柄となる場合、即ちランダム5データが「4」であるときには、ランダム5データの「5」に対応する「9」の外れ図柄を普通図柄表示器11に表示するものである。なお、上記ランダム4からの抽出データの判定は、当り確率が通常時の場合であり、高確率時には、ランダム4から抽出された値が「3〜12」のうち何れかの値で当りと判定する一方、それ以外の「13」の値で外れと判定するようになっている。
【0037】
また、上記した当り決定用のランダム4(3〜13)及びこれに伴う普通図柄の当り外れの判定は、設定1のときのものであり、設定2のときには、図42に示すように、当り決定用のランダム4が「0〜13」に増設される。また、普通図柄の当り外れの判定は、図43に示すように、ランダム4(0〜13)からの抽出値が「3・7」のいずれかの場合に当りと判定する。そして、抽出値が「3」のときには「3」を、抽出値が「7」のときには「7」をそれぞれ当り図柄として普通図柄表示器11に表示し、普通可変入賞球装置4を所定時間開放する。一方、ランダム4で「3・7」以外の値が抽出されて外れと判定すると、ランダム5データを抽出し、この値に対応する外れ図柄を普通図柄表示器11に表示する。なお、ランダム4で外れと判定されたにも関わらずランダム5で抽出された値が、偶然にも当り図柄となる場合には、設定1と同様に「9」の外れ図柄を普通図柄表示器11に表示するものである。なお、上記ランダム4からの抽出データの判定は、当り確率が通常時の場合であり、高確率時には、ランダム4から抽出された値が「0〜12」のうち何れかの値で当りと判定する一方、それ以外の「13」の値で外れと判定するようになっている。また、上記設定1・2については、後に詳述するものである。
【0038】
次に、上記した普通図柄表示器11での普通図柄の変動動作を図44乃至図47のタイムチャートに基づいて説明する。先ず、図44において、通過玉検出器10(図44中には、普通図柄用ゲートの通過と記載)がONすると、これと同時にランダム4の抽出及び格納を行う。その後、通過玉検出器10のONから所定時間(0.002秒)が経過すると、格納したランダム4の読み出し及び判定を行うと共にランダム5の抽出を行う。そして、通過玉検出器10のONから0.004秒後に、27.000秒間普通図柄を変動する。なお、このような普通図柄の変動時間(27.000秒)は、設定1の低確率時のものであり、設定1の高確率時には、普通図柄の変動時間は、5.000秒に短縮される。また、設定2の低確率時では20.000秒、設定2の高確率時では3.000秒にそれぞれ変動時間が設定されるものである。
【0039】
また、上記した変動において普通図柄が外れとなり且つ通過玉検出器10の通過記憶がある場合には、図45に示すように、普通図柄の停止より1.002秒後に格納したランダム4の読み出し及び判定を行うと共にランダム5の抽出を行う。そして、普通図柄の停止より1.004秒後に普通図柄の変動を開始する。一方、設定1の通常確率時あるいは設定2の高確率時において普通図柄が当りとなる場合には、図46に示すように、普通図柄の停止と同時に普通可変入賞球装置4(図12中には、普通可変入賞口と記載)を0.500秒間開放し、その後、普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.002秒後に、格納したランダム4の読み出し及び判定を行うと共にランダム5の抽出を行う。そして、通過玉検出器10の通過記憶がある場合には、普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.004秒後に再度普通図柄の変動を開始する。また、設定1の高確率時あるいは設定2の通常確率時において普通図柄が当りとなる場合には、図47に示すように、普通図柄の停止と同時に普通可変入賞球装置4(図47中には、普通可変入賞口と記載)を2.000秒間開放し、その後、4.000秒間閉鎖した後、再度普通可変入賞球装置4を2.000秒間開放する。そして、通過玉検出器10の通過記憶がある場合には、2度目の普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.002秒後に、格納したランダム4の読み出し及び判定を行うと共にランダム5の抽出を行った後、その0.002秒後に、再度普通図柄の変動を開始する。
【0040】
ところで、上記設定1で普通可変表示装置4が確率変動をするための条件は、図48に示すように、特別可変表示装置40(図48中には、条件装置と記載)の特別図柄表示部43〜45に「7・7・7」「V・V・V」「W・W・W」あるいは「F・F・F」のうちいずれかの確変図柄(且つ、大当り図柄)が停止表示されることである。その後、「7・7・7」「V・V・V」「W・W・W」「F・F・F」以外の大当り図柄で停止表示されるまで継続される。即ち、設定1での確率変動は、確変図柄での特定遊技状態発生の終了を契機に高確率に変動させた後、確変図柄以外での特定遊技状態の発生を契機に通常時の確率に戻すものである。一方、設定2での高確率への確率変動は、図49に示すように、特別可変表示装置40(図49中には、条件装置と記載)の特別図柄表示部43〜45に「7・7・7」「V・V・V」あるいは「F・F・F」のうちいずれかの確変図柄(且つ、大当り図柄)が停止表示されることを条件に行われ、次に大当り図柄が停止表示されるまで合計2回行われる。なお、このとき、次の大当り図柄は、「7・7・7」「V・V・V」「F・F・F」に限定せず、いずれの大当り図柄であっても2回目の確率変動が行われ、この場合「7・7・7」「V・V・V」「F・F・F」のいずれで停止した場合であっても2回で終了されるようになっている。
【0041】
また、上記した確率変動は、前記特別図柄でも同様に行われる。なお、確率変動の所定条件としては、「7・7・7」等の確変図柄(且つ、大当り図柄)の停止表示に限定するものではない。例えば、全種類の大当り図柄のうちいずれかが停止表示された場合、大当り図柄以外の所定の図柄が停止表示された場合、確変決定乱数を設けて所定の乱数が抽出された場合、所定の入賞口あるいは通過口で打玉を検出した場合、前記始動玉検出器7で打玉を所定回数検出した場合、特別可変表示装置40で所定回数リーチ表示を行った場合、特定遊技状態を所定回数発生した場合、パチンコ遊技機の差玉数(打ち込み玉数と景品玉数との差)又は出玉率(出玉数/打ち込み玉数)が所定値となった場合、あるいはパチンコ遊技機での遊技時間が所定時間となった場合、のうち何れか少なくとも1つ以上を成立条件としても良い。
【0042】
次に、前記飾り図柄表示器47に表示される飾り図柄について説明する。飾り図柄に対しては、図50に示すように、0.002秒毎及び割り込み処理余り時間に1ずつ加算される飾り図柄表示用のランダム7(0〜19)が設けられている。このランダム7に対応する飾り図柄は、設定1(低確率時)、設定1(高確率時)、及び設定2毎に異なって設定されている。即ち、設定1(低確率時)では、「0〜9」の飾り図柄が図51に示すランダム7データに対応して設定表示される一方、設定1(高確率時)及び設定2では、「A・C・E・F・H・J・L・P・U・−」の飾り図柄がそれぞれ図52及び図53に示す各ランダム7データに対応して設定表示される。
【0043】
次に、上記した飾り図柄表示器47での飾り図柄の変動動作を図54のタイムチャートに基づいて説明する。図54において、始動玉検出器7(図21中には、始動口入賞と記載)がONすると、ランダム1(大当り判定用乱数)から判定値が抽出される。そして、判定値から大当りなら前記始動玉検出器7のONから0.132秒後にランダム7の抽出を行う。その後、始動玉検出器7のONから0.750秒後には、特別図柄(図54中には、中図柄と記載)が所定時間変動して当り図柄で停止表示を行う。そして、特別図柄の変動停止から0.600秒後に、飾り図柄の変動が開始され、6.000秒+0〜1.152秒後にランダム7データに基づく飾り図柄が停止表示される。このため、予め、ホール内で特定の飾り図柄を決めておき、その飾り図柄が停止表示されたときには、景品玉の継続使用を許可する等を行うことで付加的な遊技内容の盛り上げを行うようになっている。
【0044】
次に、ランプ・LED、及びスピーカ等の構成部材のより具体的な動作について図55乃至図60を参照して説明する。図55乃至図60は、各遊技状態に応じて表示あるいは駆動されるランプ、LED、及びスピーカの動作を示す一覧表図である。なお、図中、丸印は点灯状態を示し、丸印の中にバツがある表示は点滅状態を示し、二重丸は点灯移動状態を示し、黒丸は変動状態を示す。
【0045】
まず、電源の投入時には、飾りLED−AがOFF5160ms、ON40ms、OFF660msの周期で点滅作動し、飾りLED−CがOFF1500ms、ON500ms、OFF3200ms、ON40ms、OFF620msの周期で点滅作動し、飾りLED−DがOFF5200ms、ON40ms、OFF80ms、ON40ms、OFF500msの周期で点滅作動し、飾りLED−EがOFF5280ms、ON40ms、OFF540msの周期で点滅作動し、飾りLED−FがON500ms、OFF4740ms、ON40ms、OFF580msの周期で点滅作動し、飾りLED−Bが5860msの周期で点灯移動する。また、このとき、普通図柄表示器11、回数表示器(図59中には、回数表示LEDと記載)23、及び個数表示器(図59中には、個数表示LEDと記載)24は、それぞれ「0」を点灯表示し、ドラムランプ43d・44d・45dは、電源投入時より61.440秒間点灯し、その後1024msの周期で点滅作動する。なお、普通図柄及び特別図柄の各記憶表示LED12・53は、各々、何れの遊技状態においても記憶数に応じて左側から点灯表示するものである。
【0046】
そして、普通可変入賞球装置4への入賞(図55乃至図60中には、始動口入賞と記載)に伴う図柄回転(変動)中には、飾りLED−EがON104ms、OFF520msの周期で点滅作動し、飾りLED−FがOFF104ms、ON104ms、OFF416msの周期で点滅作動し、飾りLED−Bが624msの周期で点灯移動し、風車ランプ31がOFF312ms、ON104ms、OFF104ms、ON104msの周期で点滅作動し、ドラムランプ43d・44d・45dが点灯する。その後、図柄の停止時には、飾りLED−AがON48ms/OFF48ms×3、OFF576msの周期で点滅作動する。なお、普通図柄表示器11は、設定1の通常時には27.000秒間、設定1の高確率時には5.000秒間、設定2の通常時には20.000秒間、設定2の高確率時には3.000秒間の変動を行った後に「0・1・3・5・7・9」の何れかを停止表示する。
【0047】
また、リーチ1・3での前半の変動時には、飾りLED−AがOFF52ms、ON52ms、OFF156ms、ON52ms、OFF104msの周期で点滅作動し、飾りLED−CがOFF104ms、ON52ms、OFF156ms、ON52ms、OFF52msの周期で点滅作動し、飾りLED−DがOFF156ms、ON52msの周期で点滅作動し、飾りLED−E・FがそれぞれON52ms、OFF52ms、ON52ms、OFF260msの周期で点滅作動し、センターランプ54がON156ms、OFF260msの周期で点滅作動し、アタッカーランプ28がOFF156ms、ON156ms、OFF104msの周期で点滅作動し、センターランプ48がOFF52ms、ON104ms、OFF52msの周期で点滅作動し、風車ランプ31がOFF260ms、ON156msの周期で点滅作動し、飾りLED−Bが416msの周期で点灯移動する。なお、リーチ変動において、左図柄、右図柄の各当り列のドラムランプ43d・45dは、それぞれ128msの周期で点滅作動し、中図柄のドラムランプ44dは、点灯作動する。一方、リーチ1・3での後半の変動時には、飾りLED−AがON50ms、OFF50msの周期で点滅作動し、飾りLED−CがOFF300ms、ON50ms、OFF250msの周期で点滅作動し、飾りLED−DがOFF200ms、ON50ms/OFF50ms×3、OFF100msの周期で点滅作動し、飾りLED−E・F及びセンターランプ48がそれぞれOFF100ms、ON50ms/OFF50ms×3、OFF200msの周期で点滅作動し、センターランプ54及び風車ランプ31がそれぞれON50ms/OFF50ms×3、OFF300msの周期で点滅作動し、アタッカーランプ28がOFF300ms、ON50ms/OFF50ms×3の周期で点滅作動し、飾りLED−Bが600msの周期で点灯移動する。
【0048】
また、リーチ2の変動時には、飾りLED−A・E・F及びセンターランプ54がON50ms、OFF350msの周期で点滅作動し、飾りLED−CがOFF100ms、ON50ms、OFF150ms、ON50ms、OFF50msの周期で点滅作動し、飾りLED−D及び風車ランプ31がそれぞれOFF200ms、ON50ms、OFF150msの周期で点滅作動し、アタッカーランプ28がON50ms、OFF50msの周期で点滅作動し、飾りLED−Bが400msの周期で点灯移動する。リーチ3での1ステップ変動中には、飾りLED−A及びアタッカーランプ28がそれぞれOFF280ms、ON24ms/OFF24ms×3、OFF4msの周期で点滅作動し、飾りLED−CがOFF304ms、ON24ms/OFF24ms×3、ON28msの周期で点滅作動し、飾りLED−D・FがそれぞれOFF304ms、ON48ms、OFF76msの周期で点滅作動し、飾りLED−EがOFF352ms、ON48ms、OFF28msの周期で点滅作動し、センターランプ54・48がそれぞれON280ms、OFF148msの周期で点滅作動し、飾りLED−Bが428msの周期で点灯移動する。リーチ4の変動時には、飾りLED−A・C・D及び風車ランプ31がそれぞれ46msの周期で同期的に又は交互に点滅作動し、飾りLED−EがOFF138ms、ON46msの周期で点滅作動し、飾りLED−FがOFF46ms、ON46ms、OFF92msの周期で点滅作動し、センターランプ54がON92ms、OFF276msの周期で点滅作動し、アタッカーランプ28がON46ms、OFF138ms、ON46ms/OFF46ms×2の周期で点滅作動し、飾りLED−Bが368msの周期で点灯移動する。そして、全図柄停止から判定までの所定時間には、飾りLED−AがON48ms/OFF48ms×3、OFF1232msの周期で点滅作動し、ドラムランプ43d・44d・45dが点灯する。
【0049】
次に、大当り遊技状態となったときには、大入賞口開放前、大入賞口開放中、大入賞口開放の最終回、大入賞口開放後、及び次回開放までの間、の5段階に分けられる。そこで、これらを順次説明すると、まず、大入賞口開放前では、飾りLED−AがOFF72ms、ON312ms、OFF192msの周期で点滅作動し、飾りLED−CがOFF24ms、ON336ms、OFF216msの周期で点滅作動し、飾りLED−DがON336ms、OFF240msの周期で点滅作動し、飾りLED−EがOFF96ms、ON312ms、OFF168msの周期で点滅作動し、飾りLED−FがOFF144ms、ON312ms、OFF120msの周期で点滅作動し、センターランプ54がON24ms、OFF552msの周期で点滅作動し、アタッカーランプ28がOFF192ms、ON384msの周期で点滅作動し、センターランプ48がON96ms、OFF480msの周期で点滅作動し、風車ランプ31がON240ms、OFF336msの周期で点滅作動し、飾りLED−Bが576msの周期で点灯移動する。なお、このとき、ドラムランプ43d・44d・45dは、当り列のランプとその他のランプとが256msの周期で交互に点滅作動し、また、遊技効果LED35は、672msの周期で点灯移動した後、48msの周期で点滅作動し、遊技効果ランプ36は、300msの周期で点滅作動する。また、スピーカ37は、ファンファーレJを効果音として発生する。
【0050】
また、大入賞口開放中には、飾りLED−AがOFF288ms、ON96msの周期で点滅作動し、飾りLED−CがOFF192ms、ON96ms、OFF96msの周期で点滅作動し、飾りLED−DがOFF96ms、ON96ms、OFF192msの周期で点滅作動し、飾りLED−E・FがそれぞれOFF384ms、ON96ms、OFF288msの周期で点滅作動し、センターランプ54がOFF384ms、ON96ms、OFF192ms、ON48ms、OFF48msの周期で点滅作動し、アタッカーランプ28がON96ms/OFF192ms×2、OFF192msの周期で点滅作動し、センターランプ48がON96ms、OFF288msの周期で点滅作動し、飾りLED−B及び風車ランプ31がそれぞれ768msの周期で点灯移動する。なお、このとき、回数表示器23は、開放回数を表示する。具体的には、1〜9回までは点灯表示し、10〜16回までは128msの周期で点滅作動する。一方、個数表示器24は、入賞個数を点灯表示する。また、ドラムランプ43d・44d・45dは、当り列のランプを128msの周期で点滅作動し、その他のランプを点灯作動する。遊技効果LED35は、600msの周期で点灯移動し、遊技効果ランプ36は、300msの周期で点滅作動する。また、大入賞口開放中のV入賞時には、飾りLED−GがON96ms/OFF96ms×2、OFF96ms/ON96ms×2の周期で点滅作動する。さらに、スピーカ37は、各ラウンド1〜15(開放サイクル)用の開放音K、特定領域入賞時の効果音Lをその都度発生する。
【0051】
そして、大入賞口開放の最終回には、飾りLED−A・DがそれぞれON96ms、OFF96ms、ON48ms/OFF48ms×2の周期で点滅作動し、飾りLED−CがOFF96ms、ON96ms、OFF48ms/ON48ms×2の周期で点滅作動し、飾りLED−E及びセンターランプ54がそれぞれOFF192ms、ON48ms/OFF48ms×2の周期で点滅作動し、飾りLED−FがOFF96ms、ON96ms、OFF192msの周期で点滅作動し、アタッカーランプ28及びセンターランプ48がそれぞれON96ms、OFF288msの周期で点滅作動し、風車ランプ31がOFF288ms、ON96msの周期で点滅作動し、飾りLED−Bが384msの周期で点灯移動する。また、このとき、スピーカ37は、大入賞口開放の最終回開放音Mを効果音として発生する。
【0052】
また、大入賞口開放後には、飾りLED−AがON96ms/OFF96ms×8、ON432ms/OFF1296ms×4、OFF1600msの周期で点滅作動し、飾りLED−C・EがそれぞれOFF96ms/ON96ms×8、OFF432ms/ON432ms×8、OFF1600msの周期で点滅作動し、飾りLED−F及びセンターランプ54がそれぞれON96ms/OFF96ms×8、ON432ms/OFF432ms×8、OFF1600msの周期で点滅作動し、アタッカーランプ28がON96ms/OFF96ms×8、OFF432ms/ON432ms×8、OFF1600msの周期で点滅作動し、風車ランプ31がOFF96ms/ON96ms×8、OFF1296ms/ON432ms×4、OFF1600msの周期で点滅作動し、飾りLED−B・D及びセンターランプ48がそれぞれ10048msの周期で点灯移動する。なお、このとき、回数表示器23及び個数表示器24は、設定1で確変図柄による大当りの場合、継続回数(0〜12)を表示する一方、設定2で「00」を表示する。また、ドラムランプ43d・44d・45dは、当り列のランプとその他のランプとが256msの周期で交互に点滅作動し、遊技効果LED35は、1000msの周期で点灯移動し、遊技効果ランプ36は、500msの周期で点滅作動する。
【0053】
そして、次回開放までの間には、飾りLED−A・D・E・F・G及びアタッカーランプ28がそれぞれON192ms、OFF192msの周期で点滅作動し、飾りLED−C及びセンターランプ54がそれぞれOFF192ms、ON192msの周期で点滅作動する。また、このとき、遊技効果LED35は、392msの周期で点灯移動し、遊技効果ランプ36は、392msの周期で点滅作動する。なお、異常が発生したときには、飾りLED−A〜G、普通図柄表示器11、各記憶表示LED12・53、ドラムランプ43d・44d・45d、遊技効果LED35、及び遊技効果ランプ36は、それぞれ異常発生前の状態を保持する。また、このとき、回数表示器23は、異常(エラー)発生の旨を報知する「E」の表示を行う一方、個数表示器24は、エラー状況に合せた表示を行う。
【0054】
以上のように、本実施例の特別可変表示装置40では、特別図柄の同期変動リーチをリーチ3〜9の複数態様からの選択で行うようになっている。また、このような複数態様の同期変動リーチにおいて、所定の回転速度から減速して最終的に停止する通常の同期変動リーチ3を除く各リーチ4〜9では、特殊な変動にて識別情報を変動制御するため、同期変動リーチ時の興趣をより一層向上することができる。
【0055】
なお、上記実施例は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上記実施例では、特別可変表示装置40を回転ドラム43b〜45bにて構成しているが、特にこれに限定するものではなく、LCD、CRT、LED、VFD、EL、あるいはプラズマによる表示器や、ベルト式あるいはリーフ式にて構成することも可能である。また、遊技機の構成として、始動玉検出器7の入賞玉の検出に伴って特別可変表示装置40での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技状態が発生して特別可変入賞球装置15を開放する遊技機(これを俗に第1種という)を例示しているが、特にこれに限定するものではなく、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると権利発生状態となり、この状態で特定領域に打玉が入賞すると特定遊技状態が発生する遊技機(これを俗に第3種という)であっても良い。さらには、遊技機全体をLCD表示器等の表示装置にて構成する、即ち「打玉」「可変入賞球装置」等の構成部材を疑似的に表示器に表示することで遊技機を構成することも可能である。なお、この場合では、賞球の払出しを得点等で代行しても良い。
【0056】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明において、複数列の可変表示部のうち1つの可変表示部を除く他の可変表示部の配列パターンとして複数個の識別情報の配列順序を同一にすると共に、前記1つの可変表示部の配列パターンとして前記他の可変表示部の配列パターンと同一の識別情報の配列順序に1個の識別情報を加えた配列順序として設定され、制御手段は、前記複数列の可変表示部で表示結果を導出する以前に該表示結果を決定する表示結果決定手段と、該表示結果決定手段によって決定された表示結果が大当り組合せ態様、はずれリーチ組合せ態様、はずれ組合せ態様のいずれであるかを判定する組合せ判定手段と、前記表示結果決定手段によって決定された表示結果が大当たり組合せ態様またははずれリーチ組合せ態様であって、大当り組合せ態様のうちいずれの組合せ種類であるかまたははずれリーチ組合せ態様のうちいずれの組合せ種類であるかに応じて複数の選択条件の中からいずれの選択条件であるかを判定する選択条件判定手段と、予め定められた複数種類のリーチ変動のうちいずれのリーチ変動を実行するかを決定するために用いられる乱数値を抽出するリーチ動作用乱数抽出手段と、前記選択条件判定手段において判定された選択条件及び前記リーチ動作用乱数抽出手段において抽出された乱数値にもとづいていずれのリーチ変動を実行するかを選択するリーチ変動選択手段と、前記リーチ変動選択手段が選択したリーチ変動にもとづいて識別情報の可変表示を実行するリーチ変動制御手段と、を備え、前記予め定められた複数種類のリーチ変動は、少なくとも前記複数列の可変表示部における最終停止可変表示部においてはずれ時における変動とは異なる変動を行い、最終的に停止表示する通常リーチ変動と、前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行い、所定の変動速度から減速して最終的に停止表示する通常同期リーチ変動と、前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、最終的に停止表示するまでに、当該変動を一旦停止した後1個分の識別情報の表示範囲未満で再び変動を行う変動態様を複数回繰り返す第1特殊同期リーチ変動と、前記複数列の可変表示部のうち前記他の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、前記1つの可変表示部の識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を必ずしも満たさない状態で変動を行い、最終的に停止表示するまでの識別情報の変動として、前記他の可変表示部において前記配列順序に従って所定の識別情報が表示された後再び前記所定の識別情報が表示されるまでの期間を1周期としたときに、複数周期にわたってすべての可変表示部において同一の第1変動速度で変動を行う変動態様を含む変動を行う第2特殊同期リーチ変動と、前記複数列の可変表示部のうち前記他の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、前記1つの可変表示部の識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を必ずしも満たさない状態で変動を行い、最終的に停止表示するまでの識別情報の変動として、前記1周期の期間において前記他の可変表示部では同一の前記第1変動速度で変動し、前記1つの可変表示部では前記第1変動速度と該第1変動速度とは変動速度が異なる補正 変動としての第2変動速度との2つの変動速度で構成される特殊変動に基づいて変動し、1周期した時点ですべての可変表示部で再度前記所定の大当り組合せとなる変動態様を複数周期にわたって行う第3特殊同期リーチ変動態様と、を含み、前記リーチ変動選択手段は、前記表示結果決定手段によって大当り組合せとすると決定したときに、少なくとも前記通常リーチ変動と前記通常同期リーチ変動と前記第1特殊同期リーチ変動と前記第2特殊同期リーチ変動と前記第3特殊同期リーチ変動とのうちよりいずれかのリーチ変動を実行するリーチ変動として選択可能であり、前記表示結果決定手段によって大当り組合せとしないと決定したときに、前記第1特殊同期リーチ変動を実行するリーチ変動として選択しないとともに、前記選択条件判定手段において、特定の選択条件であると判定された場合には、前記通常リーチ変動のみを選択するので、同期変動リーチにおいても変則的な変動態様が行え、ひいてはリーチ時の興趣をより一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における遊技盤を示す正面図である。
【図2】 特別可変表示装置を示す拡大正面図である。
【図3】 同図(A)(B)は、各々、鍔状被覆部の変形例を示す正面図である。
【図4】 同図(A)は前記図2のA−A線矢視断面図であり、また、同図(B)は前記図2のB−B線矢視断面図である。
【図5】 左・中・右の各図柄列における特別図柄の種類を示す一覧表図である。
【図6】 同図(A)は特別図柄の大当り組合せを示す一覧表図であり、また、同図(B)は5ラインの当りラインを示す説明図である。
【図7】 遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図の一部である。
【図8】 遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図の一部である。
【図9】 特別可変入賞球装置における設定1・2間での設定要素を示す一覧表図である。
【図10】 普通可変入賞球装置における設定1・2間での設定要素を示す一覧表図である。
【図11】 特別可変表示装置における設定1・2間での設定要素を示す一覧表図である。
【図12】 普通可変表示装置における設定1・2間での設定要素を示す一覧表図である。
【図13】 飾り図柄表示器における設定1・2間での設定要素を示す一覧表図である。
【図14】 同図(A)は賞球の払出数に応じた各入賞口の分類を示す説明図であり、また、同図(B)は賞球払出装置における設定1・2間での設定要素を示す一覧表図である。
【図15】 総合設定における各設定要素を示す一覧表図である。
【図16】 一括設定における各設定要素を示す一覧表図である。
【図17】 同図(A)は他の実施例における設定1での特別図柄の種類を示す一覧表図であり、また、同図(B)は設定2での特別図柄の種類を示す一覧表図である。
【図18】 同図(A)は他の実施例における設定1での1ラインの当りラインを示す説明図であり、また、同図(B)は設定2での5ラインの当りラインを示す説明図である。
【図19】 設定1での特別図柄に用いられる各種ランダム数の一覧表図である。
【図20】 選択されたランダム数によって設定1での特別図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャートである。
【図21】 設定2での特別図柄に用いられる各種ランダム数の一覧表図である。
【図22】 選択されたランダム数によって設定2での特別図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャートである。
【図23】 左・右の各図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図24】 リーチ以外、及び各リーチ1・2・での中図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図25】 リーチ2・での中図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図26】 各リーチ3〜5での図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図27】 各リーチ6〜9での図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図28】 各図柄列の変動パターンを示す一覧表図である。
【図29】 リーチ変動を振り分けるための各条件1〜5を示す一覧表図である。
【図30】 同図(A)は本発明の他の実施例における特別図柄の種類を示す一覧表図であり、また、同図(B)は1ラインの当りラインを示す説明図である。
【図31】 各リーチ10・11での図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図32】 リーチ12での図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図33】 リーチ10での図柄の変動表示を示す説明図である。
【図34】 リーチ11での図柄の変動表示を示す説明図である。
【図35】 特定遊技状態における特別可変入賞球装置の開閉板の開放動作を示すタイムチャートである。
【図36】 特定遊技状態の終了後に特別図柄記憶表示LEDに記憶がある場合での特別図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図37】 特別図柄の変動停止後に特別図柄記憶表示LEDに記憶がある場合での特別図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図38】 普通図柄の種類を示す説明図である。
【図39】 設定1での普通図柄に用いられる各種ランダム数の一覧表図である。
【図40】 普通図柄とランダム5との関係を示す一覧表図である。
【図41】 選択されたランダム数によって設定1での普通図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャートである。
【図42】 設定2での普通図柄に用いられる各種ランダム数の一覧表図である。
【図43】 選択されたランダム数によって設定2での普通図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフローチャートである。
【図44】 通過玉検出器での打玉の検出に伴う普通図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図45】 通過記憶がある場合での普通図柄の変動停止後に再度普通図柄が変動を開始する動作を示すタイムチャートである。
【図46】 設定1の通常時あるいは設定2の高確率時に普通図柄が当りとなることに伴う普通可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートである。
【図47】 設定1の高確率時あるいは設定2の通常時に普通図柄が当りとなることに伴う普通可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートである。
【図48】 設定1において特定遊技状態の発生に伴い図柄の当り確率が通常から高確率に変更される動作を示すタイムチャートである。
【図49】 設定2において特定遊技状態の発生に伴い図柄の当り確率が通常から高確率に変更される動作を示すタイムチャートである。
【図50】 飾り図柄に用いられる各種ランダム数の一覧表図である。
【図51】 設定1の低確率時での飾り図柄とランダム7との関係を示す一覧表図である。
【図52】 設定1の高確率時での飾り図柄とランダム7との関係を示す一覧表図である。
【図53】 設定2での飾り図柄とランダム7との関係を示す一覧表図である。
【図54】 始動玉検出器での打玉の検出に伴う飾り図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図55】 ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示す一覧表図の一部である。
【図56】 ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示す一覧表図の一部である。
【図57】 ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示す一覧表図の一部である。
【図58】 ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示す一覧表図の一部である。
【図59】 ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示す一覧表図の一部である。
【図60】 ランプ、LED、及びスピーカの各動作を示す一覧表図の一部である。
【符号の説明】
1 遊技盤
3 遊技領域
4 普通可変入賞球装置
7 始動玉検出器
8 普通可変表示装置
10 通過玉検出器
11 普通図柄表示器
12 普通図柄記憶表示LED
15 特別可変入賞球装置
19 開閉板
20 特定玉検出器
21 入賞玉検出器
23 回数表示器
24 個数表示器
40 特別可変表示装置
43〜45 特別図柄表示部(可変表示部)
47 飾り図柄表示器
53 特別図柄記憶表示LED
55・56 飾り部材
55b・56b 突出片
55c・56c 通路
55d・56d 鍔状被覆部
57 誘導釘
60 基本回路(同期変動リーチ制御手段・特殊変動制御手段)
72a〜72f 設定スイッチ

Claims (5)

  1. 所定の配列パターンで配列された複数個の識別情報を複数列の可変表示部にて可変表示する可変表示装置を備え、この可変表示装置の複数列の可変表示部の表示結果が予め定めた所定の大当り組合せとなったときに特定の遊技価値を付与し得る大当り遊技状態に制御する制御手段を備えた遊技機において、
    前記複数列の可変表示部のうち1つの可変表示部を除く他の可変表示部の配列パターンとして前記複数個の識別情報の配列順序を同一にすると共に、前記1つの可変表示部の配列パターンとして前記他の可変表示部の配列パターンと同一の識別情報の配列順序に1個の識別情報を加えた配列順序として設定され、
    前記制御手段は、
    前記複数列の可変表示部で表示結果を導出する以前に該表示結果を決定する表示結果決定手段と、
    該表示結果決定手段によって決定された表示結果が大当り組合せ態様、はずれリーチ組合せ態様、はずれ組合せ態様のいずれであるかを判定する組合せ判定手段と、
    前記表示結果決定手段によって決定された表示結果が大当たり組合せ態様またははずれリーチ組合せ態様であって、大当り組合せ態様のうちいずれの組合せ種類であるかまたははずれリーチ組合せ態様のうちいずれの組合せ種類であるかに応じて複数の選択条件の中からいずれの選択条件であるかを判定する選択条件判定手段と、
    予め定められた複数種類のリーチ変動のうちいずれのリーチ変動を実行するかを決定するために用いられる乱数値を抽出するリーチ動作用乱数抽出手段と、
    前記選択条件判定手段において判定された選択条件及び前記リーチ動作用乱数抽出手段において抽出された乱数値にもとづいていずれのリーチ変動を実行するかを選択するリーチ変動選択手段と、
    前記リーチ変動選択手段が選択したリーチ変動にもとづいて識別情報の可変表示を実行するリーチ変動制御手段と、を備え、
    前記予め定められた複数種類のリーチ変動は、少なくとも
    前記複数列の可変表示部における最終停止可変表示部においてはずれ時における変動とは異なる変動を行い、最終的に停止表示する通常リーチ変動と、
    前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行い、所定の変動速度から減速して最終的に停止表示する通常同期リーチ変動と、
    前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、最終的に停止表示するまでに、当該変動を一旦停止した後1個分の識別情報の表示範囲未満で再び変動を行う変動態様を複数回繰り返す第1特殊同期リーチ変動と、
    前記複数列の可変表示部のうち前記他の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、前記1つの可変表示部の識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を必ずしも満たさない状態で変動を行い、最終的に停止表示するまでの識別情報の変動として、前記他の可変表示部において前記配列順序に従って所定の識別情報が表示された後再び前記所定の識別情報が表示されるまでの期間を1周期としたときに、複数周期にわたってすべての可変表示部において同一の第1変動速度で変動を行う変動態様を含む変動を行う第2特殊同期リーチ変動と、
    前記複数列の可変表示部のうち前記他の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、前記1つの可変表示部の識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を必ずしも満たさない状態で変動を行い、最終的に停止表示するまでの識別情報の変動として、前記1周期の期間において前記他の可変表示部では同一の前記第1変動速度で変動し、前記1つの可変表示部では前記第1変動速度と該第1変動速度とは変動速度が異なる補正変動としての第2変動速度との2つの変動速度 で構成される特殊変動に基づいて変動し、1周期した時点ですべての可変表示部で再度前記所定の大当り組合せとなる変動態様を複数周期にわたって行う第3特殊同期リーチ変動態様と、を含み、
    前記リーチ変動選択手段は、
    前記表示結果決定手段によって大当り組合せとすると決定したときに、少なくとも前記通常リーチ変動と前記通常同期リーチ変動と前記第1特殊同期リーチ変動と前記第2特殊同期リーチ変動と前記第3特殊同期リーチ変動とのうちよりいずれかのリーチ変動を実行するリーチ変動として選択可能であり、前記表示結果決定手段によって大当り組合せとしないと決定したときに、前記第1特殊同期リーチ変動を実行するリーチ変動として選択しないとともに、前記選択条件判定手段において、特定の選択条件であると判定された場合には、前記通常リーチ変動のみを選択することを特徴とする遊技機。
  2. 前記予め定められた複数種類のリーチ変動として、前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、最終的に停止表示するまでに、当該変動を一旦停止した後再び1図柄分の変動を行う変動態様を複数回繰り返す第4特殊同期リーチ変動を含み、
    前記表示結果決定手段によって大当り組合せとすると決定したとき、または前記表示結果決定手段によって大当り組合せとしないと決定したときであって前記選択条件判定手段で前記特定の選択条件以外の選択条件であると判定された場合に、前記リーチ変動選択手段によって前記第4特殊同期リーチ変動を実行するリーチ変動として選択可能としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記予め定められた複数種類のリーチ変動として、前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、最終的に停止表示するまでに、当該変動中の所定範囲の識別情報の表示時において、所定の変動速度よりも減速した変動態様を行う第5特殊同期リーチ変動を含み、
    前記表示結果決定手段によって大当り組合せとすると決定したとき、または前記表示結果決定手段によって大当り組合せとしないと決定したときであって前記選択条件判定手段で前記特定の選択条件以外の選択条件であると判定された場合に、前記リーチ変動選択手段によって前記第5特殊同期リーチ変動を実行するリーチ変動として選択可能としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記予め定められた複数種類のリーチ変動として、前記複数列の可変表示部のうち少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、最終的に停止表示するまでに、当該変動を前記所定の大当り組合せとならない識別情報として可変表示部に一旦停止表示した後再び変動を行う変動態様を行う第6特殊同期リーチ変動を含み、
    前記表示結果決定手段によって大当り組合せとすると決定したとき、または前記表示結果決定手段によって大当り組合せとしないと決定したときであって前記選択条件判定手段で前記特定の選択条件以外の選択条件であると判定された場合に、前記リーチ変動選択手段によって前記第6特殊同期リーチ変動を実行するリーチ変動として選択可能としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 前記予め定められた複数種類のリーチ変動として、前記複数列の可変表示部のうち少なくとも少なくとも2列以上の可変表示部において識別情報を前記所定の大当り組合せとなる条件を満たす状態で変動を行うと共に、最終的に停止表示するまでに、当該変動における変動速度を、低速変動とすることなく一定変動速度を保つ変動態様を行う第7特殊同期リーチ変動を含み、
    前記表示結果決定手段によって大当り組合せとすると決定したとき、または前記表示結果決定手段によって大当り組合せとしないと決定したときであって前記選択条件判定手段で前記特定の選択条件以外の選択条件であると判定された場合に、前記リーチ変動選択手段によって前記第7特殊同期リーチ変動を実行するリーチ変動として選択可能としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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