JPH10127889A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH10127889A
JPH10127889A JP8307366A JP30736696A JPH10127889A JP H10127889 A JPH10127889 A JP H10127889A JP 8307366 A JP8307366 A JP 8307366A JP 30736696 A JP30736696 A JP 30736696A JP H10127889 A JPH10127889 A JP H10127889A
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JP8307366A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別遊技状態で各種リーチ変動態様に対する
大当りの期待感に変化を持たせて、遊技の興趣向上を可
能にする弾球遊技機を提供することにある。 【解決手段】 各種リーチ1〜3に対して大当り信頼度
を異なって設定すると共に、特別遊技状態(高確率時)
では、リーチ3とリーチ1・2との信頼度の比率差を通
常時に比べて大きく設定する。これにより、特別遊技状
態中には、各種リーチ1〜3に対する大当りの期待感に
変化を持たせることができ、ひいては遊技の興趣向上が
可能になる。また、特別遊技状態になると大当り信頼度
を大幅に向上するリーチ3は、信頼度が最も高いスーパ
ーリーチであると共に、±1図柄ズレの惜しいハズレに
なり易いリーチとなっているので、特別遊技状態の発生
時には、スーパーリーチに対する期待感を強烈にアピー
ルすることができると共に射幸性の向上が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の可変表示部
で識別情報を可変表示すると共に、その表示結果が予め
定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利
な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備えた弾球
遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、弾球遊技機としてのパチ
ンコ遊技機に設けられる可変表示装置は、複数列の可変
表示部で図柄を可変表示し、各可変表示部の表示結果が
予め定めた大当り図柄(特定表示結果)となったときに
特定遊技状態を発生するようになっていた。また、この
ような可変表示装置には、図柄変動でリーチとなったと
き複数のリーチ変動態様の中からいずれかの変動態様を
選択実行するものが提案されており、各リーチ変動態様
毎に大当りとなる信頼度(特定表示結果の導出率)を異
なって設定することでリーチ変動における興趣を盛り上
げるようになっていた。また、可変表示装置には、予め
定めた確変図柄で大当りしたときに前記特定遊技状態の
発生に加えて大当り判定の確率を変更(以下、これを確
率変動又は確変という)する等の特別遊技状態を発生す
るものも提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ような特別遊技状態の発生を可能にした可変表示装置で
は、各種リーチ変動態様において大当りとなる信頼度の
比率を特別遊技状態中とそれ以外の通常時とで同一に設
定していた。このため、特別遊技状態においても、各種
リーチ変動態様に対する大当りの期待感に取り分け変化
がなく面白みに欠けるという欠点を有していた。また、
大当り信頼度を高く設定したリーチ変動態様(これを俗
にスーパーリーチという)においても今一つ期待感をア
ピールしきれていなかった。本発明は、上記した事情に
鑑みなされたもので、その目的とするところは、確変等
の特別遊技状態中では、信頼度が高いリーチ変動態様と
それ以外のリーチ変動態様との信頼度の比率差を通常時
に比べて大きく設定することで、特別遊技状態で各種リ
ーチ変動態様に対する大当りの期待感に変化を持たせ
て、遊技の興趣向上を可能にする弾球遊技機を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1が採用した解決手段は、複数の可変
表示部で識別情報を可変表示すると共に、その表示結果
が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとっ
て有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備え
た弾球遊技機において、特定条件が成立した場合、複数
種類のリーチ変動態様の中からいずれかの変動態様を選
択するリーチ変動態様選択手段と、該リーチ変動態様選
択手段で選択した変動態様に基づいて前記可変表示部の
変動を制御するリーチ変動制御手段と、所定条件の成立
によって前記特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にとっ
て有利な特別遊技状態を発生する特別遊技発生手段と、
を備え、前記複数種類のリーチ変動態様に対して前記特
定表示結果となる信頼度を異なって設定すると共に、前
記特別遊技状態中では、通常時に信頼度が高いリーチ変
動態様とそれ以外のリーチ変動態様との信頼度の比率差
を通常時に比べて大きく設定したことを特徴とする。こ
のように構成することにより、確変等の特別遊技状態中
には、各種リーチ変動態様に対する大当りの期待感に変
化を持たせることができ、ひいては遊技の興趣向上が可
能になる。また、特別遊技状態になるとスーパーリーチ
(信頼度が高いリーチ変動態様)の大当り信頼度を大幅
に向上する構成となるため、スーパーリーチに対する期
待感を強烈にアピールすることができる。
【0005】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2が採用した解決手段は、複数の可変表示部で識
別情報を可変表示すると共に、その表示結果が予め定め
た特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特
定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備えた弾球遊技
機において、前記可変表示部で前記表示結果を導出する
以前に該表示結果を決定する表示結果決定手段と、特定
条件が成立した場合、複数種類のリーチ変動態様の中か
らいずれかの変動態様を選択するリーチ変動態様選択手
段と、該リーチ変動態様選択手段で選択した変動態様に
基づいて前記可変表示部の変動を制御するリーチ変動制
御手段と、所定条件の成立によって前記特定遊技状態と
は異なり且つ遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生
する特別遊技発生手段と、前記表示結果決定手段で決定
した表示結果が前記特定表示結果以外の表示結果となり
且つその表示結果の一部が特定状態となる場合、前記複
数の可変表示部のうち特定状態を構成しない可変表示部
の識別情報を特定表示結果となる識別情報との配列にお
ける遠近関係に基づいて少なくとも特定表示結果となる
識別情報に対して遠い関係と近い関係とに分類する表示
結果分類手段と、を備え、前記複数種類のリーチ変動態
様に対して前記特定表示結果となる信頼度を異なって設
定すると共に、前記特別遊技状態中では、通常時に前記
表示結果分類手段が最も近い関係に分類する場合での出
現率が高いリーチ変動態様とそれ以外のリーチ変動態様
との信頼度の比率差を通常時に比べて大きく設定したこ
とを特徴とする。このように構成することにより、確変
等の特別遊技状態中には、各種リーチ変動態様に対する
大当りの期待感に変化を持たせることができ、ひいては
遊技の興趣向上が可能になる。また、特別遊技状態にな
ると±1図柄ズレ等の惜しいハズレになり易いリーチ
(表示結果分類手段が最も近い関係に分類する場合での
出現率が高いリーチ変動態様)の大当り信頼度を大幅に
向上する構成となるため、特別遊技状態が発生すると、
通常時では惜しくもハズレとなっていたリーチが大当り
になり易くなるので遊技の射幸性向上が可能になる。
【0006】なお、図1に示す特別可変表示装置40に
より、複数の可変表示部(特別図柄表示部43〜45)
で識別情報(特別図柄)を可変表示すると共に、その表
示結果が予め定めた特定表示結果(大当り図柄)となっ
たときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得
る本発明の可変表示装置の一例を構成している。
【0007】また、図6(A)に示す各ランダム1〜3
により、前記可変表示部で前記表示結果を導出する以前
に該表示結果を決定する本発明の表示結果決定手段の一
例を構成している。
【0008】また、図6(A)に示すランダム6によ
り、特定条件が成立した場合(大当り又はハズレで左右
の図柄が揃う場合)、複数種類のリーチ変動態様(リー
チ1〜3)の中からいずれかの変動態様を選択する本発
明のリーチ変動態様選択手段の一例を構成している。
【0009】また、図8及び図9に示す図柄の変動制御
により、前記リーチ変動態様選択手段で選択した変動態
様に基づいて前記可変表示部の変動を制御する本発明の
リーチ変動制御手段の一例を構成している。
【0010】また、図17(A)に示す確変制御によ
り、所定条件の成立(確変図柄での大当り)によって前
記特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にとって有利な特
別遊技状態(確率変動)を発生する本発明の特別遊技発
生手段の一例を構成している。
【0011】また、図11(A)(B)に示す通常時及び
高確率時のリーチ選択テーブルにより、前記複数種類の
リーチ変動態様(リーチ1〜3)に対して前記特定表示
結果となる信頼度を異なって設定すると共に、前記特別
遊技状態中では、通常時に信頼度が高いリーチ変動態様
(リーチ3)とそれ以外のリーチ変動態様(リーチ1・
2)との信頼度の比率差を通常時に比べて大きく設定し
た構成を例示している。
【0012】また、図12に示すリーチ選択制御のS5
又はS11により、前記表示結果決定手段で決定した表
示結果が前記特定表示結果以外の表示結果となり且つそ
の表示結果の一部が特定状態となる場合(リーチハズレ
となる場合)、前記複数の可変表示部のうち特定状態を
構成しない可変表示部の識別情報を特定表示結果となる
識別情報との配列における遠近関係に基づいて少なくと
も特定表示結果となる識別情報に対して遠い関係(±1
図柄ズレ以外)と近い関係(±1図柄ズレ)とに分類す
る本発明の表示結果分類手段の一例を構成している。
【0013】また、図11(A)(B)に示す通常時及び
高確率時のリーチ選択テーブルにより、前記複数種類の
リーチ変動態様(リーチ1〜3)に対して前記特定表示
結果となる信頼度を異なって設定すると共に、前記特別
遊技状態中では、通常時に前記表示結果分類手段が最も
近い関係(±1図柄ズレのハズレ)に分類する場合での
出現率が最も高いリーチ変動態様(リーチ3)とそれ以
外のリーチ変動態様(リーチ1・2)との信頼度の比率
差を通常時に比べて大きく設定した構成を例示してい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技
盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す
正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発
射された打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状
に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領
域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、後述
する各特別図柄表示部43〜45での識別情報(以下、
特別図柄という)の可変表示(以下、変動ともいう)を
可能にする特別可変表示装置40が配置されている。な
お、特別可変表示装置40の詳細な構成については後に
詳述するものである。
【0015】特別可変表示装置40の下方には、特別図
柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装
置4が配置されている。普通可変入賞球装置4は、ソレ
ノイド5によって垂直(通常入賞口)位置と傾動(拡大
入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動翼片6
a・6bを備え、いわゆるチューリップ型役物として構
成され、その普通可変入賞球装置4には入賞した打玉を
検出する始動玉検出器7が設けられている。なお、可動
翼片6a・6bが垂直(通常入賞口)位置のときも普通
可変入賞球装置4に入賞可能になっている。また、普通
可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、
変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶
され、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED53によ
って表示されるようになっている。
【0016】また、特別可変表示装置40の左側方に
は、普通可変表示装置8が配置されている。普通可変表
示装置8は、その上端に玉通過口9を備えると共に該玉
通過口9の内部に備えた通過玉検出器10が通過玉を検
出することで、玉通過口9の下方に備えた普通図柄表示
器11での識別情報(以下、普通図柄という)の変動を
許容するようになっている。なお、普通図柄表示器11
は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞
球装置4の可動翼片6a・6bを所定時間が経過するま
で開放制御するものであるが、後述する確率変動(大当
り判定確率を通常時と異なる確率に変更した遊技状態)
が生じたときには、開放時間が長くなるように設定され
ている。また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定
回数(本実施形態では、4回)記憶され、その旨が普通
可変表示装置8に設けられた普通図柄記憶表示LED1
2によって表示されるようになっている。なお、特別可
変表示装置40の右側方には、普通可変表示装置8と同
一の外形形状を有する玉通過口部材13が配置されてお
り、該玉通過口部材13には、普通図柄記憶表示LED
12の配設位置に対応する部位に飾りLED14が設け
られている。
【0017】また、遊技領域3の下方部位には、誘導レ
ール2に沿ったほぼ円弧状の取付基板16を介して遊技
盤1に取り付けられた特別可変入賞球装置15が配置さ
れている。特別可変入賞球装置15の中央部には、特別
可変入賞口17が開設されており、該特別可変入賞口1
7は、ソレノイド18による開閉板19の可動によって
開閉制御されるようになっている。特別可変入賞口17
の内部は、左右2つに区画され、そのうちの左側が特定
領域とされ、右側が通常領域とされる。特定領域には、
入賞玉の検出により開閉板19を再度開成させることが
できる特定玉検出器20が設けられている。また、通常
領域には入賞玉を検出するために入賞玉検出器21も設
けられている。なお、特別可変入賞口17内の後面壁に
は、飾りLED22が設けられている。また、特別可変
入賞口17の下方には、特定遊技状態の発生に伴う開閉
板19の開閉サイクル数を表示する7セグメントタイプ
の回数表示器23と、入賞玉検出器21及び特定玉検出
器20によって検出された入賞玉数を表示する7セグメ
ントタイプの個数表示器24と、が設けられている。ま
た、取付基板16における特別可変入賞口17の左右の
各側方には、それぞれ入賞口25と飾りLED22とが
設けられており、取付基板16の左右の両端部には、そ
れぞれ入賞口26と飾りLED27とアタッカーランプ
28とが設けられている。なお、各入賞口25・26の
間には、円弧状の被覆部材29により前方が被覆された
玉通路30が形成されている。
【0018】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置15は、以下のように作動する。即ち、打
玉が普通可変入賞球装置4に入賞して始動玉検出器7を
ONさせると、特別可変表示装置40が変動を開始し、
一定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図
柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが大当り
図柄(特定表示結果)となったときに特定遊技状態とな
る。そして、この特定遊技状態においては、特別可変入
賞球装置15の開閉板19が所定期間(例えば、29
秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発
生するまで開放する(開放サイクル)ように設定され、
その開放している間遊技盤1の表面を落下する打玉を受
け止めるようになっている。そして、受け止められた打
玉が特定領域に入賞して特定玉検出器20をONする
と、開放サイクルの終了後再度上記した開放サイクルを
繰り返し、特定領域に入賞玉が入賞する毎に継続権が成
立して開放サイクルを最高16回繰り返すことができる
ようになっている。また、遊技領域3を含む遊技盤1の
表面には、上記した構成以外にも、風車ランプ31を内
蔵した風車32、アウト口33、バック玉防止部材3
4、等が設けられている。さらに、パチンコ遊技機に
は、特定遊技状態時あるいは特別図柄の変動時等にその
旨を報知する図示しない遊技効果LED、遊技効果ラン
プ、及びスピーカ35(符号のみ図4参照)が設けられ
ている。
【0019】なお、本発明の特定遊技状態は、上記に限
らず以下に示す〜の制御のうちいずれか1つの制御
又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
【0020】 打玉の入賞を容易にする第一の状態
と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出す
る制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に
対して得点を付与する制御 次に、本実施形態の要部を構成する特別可変表示装置4
0の構成について説明する。特別可変表示装置40は、
前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板41を有
し、該取付基板41には、長方形状の窓開口が左・中・
右の3箇所に開設されたドラムカバー部材42aが設け
られ、さらに各窓開口を後方より一体で覆う透過性のド
ラムレンズ42bが設けられている。また、ドラムレン
ズ42bの後方には、外周に特別図柄が描かれた各回転
ドラム43a・44a・45aが配置されて、左・中・
右の各特別図柄表示部43〜45を構成している。な
お、各特別図柄表示部43〜45は、それぞれ上・中・
下の3図柄を停止表示するものである。また、回転ドラ
ム43a・44a・45aは、それぞれドラムモータ4
3b・44b・45b(図5参照)によって回転制御せ
しめられると共に、停止図柄を検出するためにドラムセ
ンサ43c・44c・45c(図5参照)が設けられて
いる。さらに、各回転ドラム43a・44a・45a内
には、それぞれ特別図柄を照明装飾するための左ドラム
ランプ43d、中ドラムランプ44d、及び右ドラムラ
ンプ45d(図5参照)が取り付けられており、これら
ドラムランプ43d・44d・45dは、各々、後述の
ドラムランプ回路69に接続されることで、その点滅点
灯動作が制御されるようになっている。
【0021】また、特別図柄表示部43〜45の上方に
は、入賞口46と、飾り図柄の可変表示を行う7セグメ
ントタイプの飾り図柄表示器47と、センターランプ4
8と、各飾りLED49〜52と、が設けられている。
一方、特別図柄表示部43〜45の下方には、特別可変
表示装置40の変動未消化分を記憶する特別図柄記憶表
示LED53と、センターランプ54と、が設けられて
いる。なお、特別可変表示装置40の変動未消化分を記
憶する最大数は、4個であり、このため、特別図柄記憶
表示LED53も4個設けられている。
【0022】次に、上記特別図柄表示部43〜45の各
回転ドラム43a・44a・45aによって表示される
特別図柄について説明する。回転ドラム43a・44a
・45aの各図柄列(左図柄・中図柄・右図柄)は、図
2に示すように、それぞれ「1〜15」の15種類の図
柄から構成されており、これら左・中・右の図柄には、
ランダム2(0〜14)が対応して設けられている。大
当り図柄の組合せは、図3に示すように、左・中・右の
図柄が同一図柄にて揃った組合せであり、この組合せ
は、ランダム3(0〜14)の値に基づいて決定され
る。また、大当り図柄のうち「1・3・5・7・9」の
いずれかで揃った図柄は、確変図柄を構成して確率変動
(これを確変ともいう)を発生するようになっている。
【0023】以上、特別可変表示装置40を含むパチン
コ遊技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、そ
れらの遊技装置は、図4及び図5に示す遊技制御回路に
よって制御される。図4及び図5は、遊技制御回路をブ
ロック構成で示す回路図であり、MPU、ROM、RA
M、入出力回路を含むメイン及びサブの各基本回路60
a・60bによって制御されている。しかして、基本回
路60aは、図4に示すように、スイッチ入力回路61
を介して始動玉検出器7、通過玉検出器10、特定玉検
出器20、及び入賞玉検出器21からの検出信号が入力
され、アドレスデコード回路62から基本回路60aに
チップセレクト信号が与えられる。また、電源投入時に
初期リセット回路63から基本回路60aにリセット信
号が与えられ、クロック用リセットパルス回路64から
各基本回路60a・60bにクロック用リセット信号が
与えられる。
【0024】一方、基本回路60aからは、以下の装置
及び回路に制御信号が与えられる。即ち、7セグLED
・LEDランプ回路65を介して回数表示器23、個数
表示器24、特別図柄記憶表示LED53、飾り図柄表
示器47、普通図柄表示器11、普通図柄記憶表示LE
D12、及び各飾りLED14・22・27・49〜5
2に制御信号が与えられ、ランプ・ソレノイド・情報出
力回路66を介してソレノイド5・18、風車ランプ3
1、センターランプ48・54、及びアタッカーランプ
28に制御信号が与えられ、音回路67を介してスピー
カ35に音信号が与えられる。また、基本回路60aか
らは、図5に示すように、サブ基本回路60b及びモー
タドライブ回路68を介してドラムモータ43b・44
b・45bに駆動信号が与えられ、サブ基本回路60b
及びドラムランプ回路69を介して各ドラムランプ43
d・44d・45dに制御信号が与えられる。また、各
ドラムセンサ43c・44c・45cによる停止図柄の
検出信号は、センサ入力回路70を介して各基本回路6
0a・60bに入力されるものである。また、基本回路
60aには、カードリーダー入出力回路71が接続さ
れ、該カードリーダー入出力回路71を介して賞球個数
信号、賞球個数信号コモン、当り信号、及び当り信号コ
モンが外部との間で入出力される。なお、上記ランプ・
ソレノイド・情報出力回路66からは、大当り情報や有
効始動情報等の情報やランプ制御データが外部に出力さ
れる。また、上記した装置や回路には、交流電源72a
及びヒューズ72bが接続されてなる電源回路72から
各種の電圧を有する電力が供給されている。
【0025】次に、前記特別可変表示装置40による特
別図柄の変動動作について図6乃至図12に示すタイム
チャート及び説明図等を参照して説明する。先ず、特別
可変表示装置40の変動動作に用いられるランダム数に
ついて説明する。特別可変表示装置40では、図6
(A)に示すような4種類のランダム数が使用されてお
り、これらのランダム数は、大当り判定用のランダム1
(0〜249)と、大当り以外での全図柄表示用のラン
ダム2(左・中・右の各図柄列毎に0〜14)と、大当
り図柄配列用のランダム3(0〜14)と、リーチ動作
用のランダム6(0〜19)と、から構成されている。
ランダム1・3は、それぞれ0.002秒毎に1ずつ加
算されて変動するランダム数であり、また、ランダム2
・6は、それぞれ0.002秒毎に1ずつ加算され且つ
割り込み処理の余り時間に1ずつ加算されて変動するラ
ンダム数である。
【0026】そして、図6(B)に示すように、ランダ
ム1から抽出された値が「3」のときは、大当りと判定
してランダム3により大当り図柄及び配列を決定し特別
可変表示装置40の各特別図柄表示部43〜45に表示
する。一方、ランダム1から抽出された値が「3」以外
のときは、外れと判定してランダム2での抽出値に基づ
く図柄を外れ図柄として特別可変表示装置40の各特別
図柄表示部43〜45に表示する。また、ランダム2で
抽出された値が、偶然にも大当り図柄と一致した場合に
は、中図柄列用のランダム2データに1を加算して外れ
図柄にして表示するものである。なお、確率変動時(高
確率時)には、ランダム1内の「3・7・79・103
・107」の値が大当り決定用のランダム数となってい
る。
【0027】また、特別図柄の具体的な変動は図7乃至
図9のタイムチャートに示すようになっている。なお、
左・中・右の各図柄列の変動は、図10に示すパターン
に基づいて行われる。変動パターンAは、加速→一定速
→減速となる変動であり、変動パターンBは、1ステッ
プ当り20mSの一定の変動であり、変動パターンC
は、1ステップ当り20mS→24mS→26mSと除
々に減速していき最終的に28mSの一定速となる変動
であり、変動パターンDは、1ステップ当り28mSの
一定の変動である。先ず、図7において、普通可変入賞
球装置4に打玉が入賞して始動玉検出器7(図7中に
は、始動口入賞と記載)がONされ始動信号を導出する
と、その始動信号の立ち上がり時に各ランダム1・3か
らランダム数を抽出してこれらを格納する。その後、始
動信号の導出から微少時間(0.132秒)が経過した
ときに、格納したランダム1の値を読み出して当り外れ
を判定し、それと同時にランダム2の値を抽出する。な
お、このとき、ランダム1の値から当りを判定した場合
には、格納したランダム3の読み出しを行う。また、ラ
ンダム1・2の抽出に伴いリーチになる場合には、始動
信号の導出から0.134〜0.150秒後にランダム
6の値を抽出するものである。その後、始動信号の導出
から0.190秒が経過すると変動パターンAで左図柄
列の変動を開始させ、始動信号の導出から0.192秒
が経過すると変動パターンAで中図柄列の変動を開始さ
せ(図8参照)、また、始動信号の導出から0.194
秒が経過すると変動パターンAで右図柄列の変動を開始
させる。そして、左図柄列に対しては、変動開始から
6.300秒が経過すると、停止図柄の1図柄手前をセ
ットして0.160秒間変動パターンBで変動させた
後、図柄を停止表示させる。右図柄列に対しては、変動
開始から6.460秒が経過すると、停止図柄の5図柄
手前をセットして0.800秒間変動パターンBで変動
させた後、図柄を停止表示させる。また、中図柄列に対
しては、図8に示すように、リーチ以外の場合では、変
動開始から7.260秒が経過すると、停止図柄の5図
柄手前をセットして0.800秒間変動パターンBで変
動させた後、図柄を停止表示させる。なお、このような
左・中・右の各図柄列の変動において、確率変動時(高
確率時)には変動パターンAでの変動時間がそれぞれ
2.160秒、3.120秒、2.320秒に短縮され
る。
【0028】次に、リーチ変動について説明する。な
お、リーチ変動の種類は、上記した左・右の各停止図柄
によってリーチ図柄が構成された後の中図柄列のみのリ
ーチ変動(リーチ1・2)と、左・中・右の各図柄列を
同時に停止表示するリーチ変動(リーチ3)と、に大別
される。先ず、左・右の各停止図柄によってリーチ図柄
が構成された後の中図柄列のみのリーチ変動(リーチ1
・2)について説明する。図8において、リーチ1での
中図柄列に対しては、変動パターンAでの変動後、リー
チライン上に大当り図柄をセットして2.400秒間変
動パターンBで変動させ、その後、0.436〜9.6
20秒間変動パターンCで変動させて図柄を停止表示さ
せる。また、リーチ2での中図柄列に対しては、変動パ
ターンAでの変動後、リーチライン上に大当り図柄をセ
ットして2.400秒間変動パターンBで変動させ、そ
の後、4.468秒間変動パターンCで変動させて図柄
を大当り図柄の1つ手前で一旦停止させる。そして、
0.480秒間一旦停止した後、変動パターンDで0.
560〜4.480秒間変動させて図柄を停止表示させ
る。一方、左・中・右の各図柄列を同時に停止表示する
リーチ変動(リーチ3)では、図9に示すように、各図
柄を変動パターンAで6.460秒間変動させた時点で
中央ラインに「7・7・7」をセットし、その後3.3
48〜7.828秒間変動パターンCで変動させて全図
柄を一斉に停止表示させる。ただし、表示結果がハズレ
となる場合は、最後に中図柄だけを変動させて左右の停
止図柄からずらすようになっている。なお、本実施形態
では、リーチ状態(変動)を最終停止図柄(中図柄)以
外の図柄が確定した段階で大当りになる可能性がある状
態(リーチ1・2)と、全図柄(左・中・右の図柄)が
同期して変動する状態(リーチ3)と、をリーチ状態と
しているが、これに限定するものではない。例えば、キ
ャラクタ図柄の表示によって大当りを決定するような構
成とした場合には、そのキャラクタ図柄の表示態様の変
化度合い等に応じてリーチ状態を決定してもよい。
【0029】次に、上記した各種リーチ1〜3の選択制
御を図11乃至図13を参照して説明する。リーチ選択
制御の処理プロセスは、図12のフローチャートに示す
ように、先ず、遊技状態が確率変動中のもの(特別遊技
状態)であるか否かを判別する(S1)。S1で確率変
動中でないと判別した場合は、次に、始動入賞に伴って
導出以前に決定する表示結果が大当り図柄であるか否か
を判別する(S2)。S2で表示結果を大当り図柄に決
定した場合は、通常時の大当り用リーチ選択テーブルを
利用してリーチ選択を行う(S3)。一方、S2で表示
結果を外れ図柄に決定した場合は、次に、その外れ図柄
はリーチを含むか否かを判別する(S4)。S4でリー
チを含まないと判別したときはそのままメインフローに
復帰する一方、リーチを含むと判別したときは、その外
れリーチが大当りに対する±1図柄ズレのものであるか
否かを判別する(S5)。S5で±1図柄ズレであると
判別したときは、通常時の±1図柄ズレのハズレ用リー
チ選択テーブルを利用してリーチ選択を行う(S6)。
また、S5で±1図柄ズレ以外であると判別したとき
は、通常時の±1図柄ズレ以外のハズレ用リーチ選択テ
ーブルを利用してリーチ選択を行う(S7)。
【0030】また、上記したS1で確率変動中であると
判別した場合は、次に、始動入賞に伴って導出以前に決
定する表示結果が大当り図柄であるか否かを判別する
(S8)。S8で表示結果を大当り図柄に決定した場合
は、高確率時の大当り用リーチ選択テーブルを利用して
リーチ選択を行う(S9)。一方、S8で表示結果を外
れ図柄に決定した場合は、次に、その外れ図柄はリーチ
を含むか否かを判別する(S10)。S10でリーチを
含まないと判別したときはそのままメインフローに復帰
する一方、リーチを含むと判別したときは、その外れリ
ーチが大当りに対する±1図柄ズレのものであるか否か
を判別する(S11)。S11で±1図柄ズレであると
判別したときは、高確率時の±1図柄ズレのハズレ用リ
ーチ選択テーブルを利用してリーチ選択を行う(S1
2)。また、S11で±1図柄ズレ以外であると判別し
たときは、高確率時の±1図柄ズレ以外のハズレ用リー
チ選択テーブルを利用してリーチ選択を行う(S1
3)。
【0031】ところで、上記した通常時及び高確率時の
リーチ選択テーブルは、図11(A)(B)に示すよう
に、「大当り」「ハズレ(±1図柄)」「ハズレ(±1
図柄以外)」における各種リーチ1〜3へのランダム6
の振り分けによって設定されている。具体的に、図11
(A)に示す通常時のリーチ選択テーブルおいて、表示
結果が大当りとなる場合及び±1図柄ズレのハズレとな
る場合では、各々、リーチ1はランダム6の抽出値が
「18・19」(2個の乱数)のいずれかのときに選択
され、リーチ2はランダム6の抽出値が「12〜17」
(6個の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ3
はランダム6の抽出値が「0〜11」(12個の乱数)
のいずれかのときに選択される。また、表示結果が±1
図柄ズレ以外のハズレとなる場合では、リーチ1はラン
ダム6の抽出値が「10〜19」(10個の乱数)のい
ずれかのときに選択され、リーチ2はランダム6の抽出
値が「3〜9」(7個の乱数)のいずれかのときに選択
され、リーチ3はランダム6の抽出値が「0〜2」(3
個の乱数)のいずれかのときに選択される。
【0032】一方、図11(B)に示す高確率時のリー
チ選択テーブルおいて、表示結果が大当りとなる場合で
は、リーチ1はランダム6の抽出値が「19」(1個の
乱数)のときに選択され、リーチ2はランダム6の抽出
値が「14〜18」(5個の乱数)のいずれかのときに
選択され、リーチ3はランダム6の抽出値が「0〜1
3」(14個の乱数)のいずれかのときに選択される。
表示結果が±1図柄ズレのハズレとなる場合では、リー
チ1はランダム6の抽出値が「18・19」(2個の乱
数)のいずれかのときに選択され、リーチ2はランダム
6の抽出値が「12〜17」(6個の乱数)のいずれか
のときに選択され、リーチ3はランダム6の抽出値が
「0〜11」(12個の乱数)のいずれかのときに選択
される。また、表示結果が±1図柄ズレ以外のハズレと
なる場合では、リーチ1はランダム6の抽出値が「10
〜19」(10個の乱数)のいずれかのときに選択さ
れ、リーチ2はランダム6の抽出値が「2〜9」(8個
の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ3はラン
ダム6の抽出値が「0・1」(2個の乱数)のいずれか
のときに選択される。
【0033】次に、上記した通常時及び高確率時におけ
るリーチ1〜3毎の大当り信頼度について説明する。リ
ーチ1〜3毎の大当り信頼度は、以下に示す(1)の計
算式から算出される。
【0034】 大当り信頼度(%)=〔/(++)〕×100 …(1) :そのリーチの出現によって大当りになる確率=(大
当り用リーチ選択テーブルでのランダム6の振り分け
率)×(大当り確率) :そのリーチの出現によって±1図柄ズレのハズレに
なる確率=(±1図柄ズレのハズレ用リーチ選択テーブ
ルでのランダム6の振り分け率)×(ハズレ確率)×
(リーチとなる確率)×(ハズレリーチのうち±1図柄
ズレとなる確率) :そのリーチの出現によって±1図柄ズレ以外のハズ
レとなる確率=(±1図柄ズレ以外のハズレ用リーチ選
択テーブルでのランダム6の振り分け率)×(ハズレ確
率)×(リーチとなる確率)×(ハズレリーチのうち±
1図柄ズレ以外となる確率) 図13に示す通常時のリーチ3を例に挙げて具体的な計
算を説明すると、 =(12/20)×(1/250)=0.0024 =(12/20)×(249/250)×(1/15)×(3/15) =0.007968 =(3/20)×(249/250)×(1/15)×(12/15) =0.007968 となる。このため、通常時におけるリーチ3の大当り信
頼度は、前記(1)の計算式より13.1%となる。同
様にして算出した通常時及び高確率時におけるリーチ1
〜3毎の大当り信頼度は、図11(A)(B)に示す通り
である。即ち、通常時におけるリーチ1〜3の大当り信
頼度は、それぞれ1.4%、5.0%、13.1%とな
り、高確率時におけるリーチ1〜3の大当り信頼度は、
それぞれ3.5%、16.8%、51.7%となる。こ
れによって、各種リーチ1〜3における大当り信頼度の
比率は、通常時で1:3.6:9.4となる一方、高確率
時で1:4.8:14.8となる。なお、各種リーチ1〜
3の出現率(%)は、図13に示すように〔(++
)/(=リーチとなる確率)〕×100の計算式か
ら算出できる。このように、本実施形態では、リーチ3
を大当り信頼度の高いスーパーリーチとして設定すると
共に、確率変動(特別遊技状態)に伴う高確率時とそれ
以外の通常時とで各種リーチ1〜3における大当り信頼
度の比率を異なって設定している。このため、特別遊技
状態中には、各種リーチ1〜3に対する大当りの期待感
に変化を持たせることができ、ひいては遊技の興趣向上
を可能にしている。また、具体的な構成として、特別遊
技状態中では、スーパーリーチの大当り信頼度の比率を
通常時に比べて大幅に向上しているため、スーパーリー
チに対する期待感を強烈にアピールすることができる。
なお、リーチ3は、信頼度が最も高いスーパーリーチで
あると共に、±1図柄ズレの惜しいハズレになり易いリ
ーチとなっている。このため、特別遊技状態が発生する
と、通常時では惜しくもハズレとなっていたリーチが大
当りになり易くなるので遊技の射幸性が向上できる。
【0035】次に、特別可変表示装置40の変動終了後
の動作について図14(A)〜(C)を参照して説明す
る。先ず、変動の結果、大当り図柄の組合せとなった場
合では、図14(A)に示すように、中図柄の変動停止
から1.500秒後に大当りの判定を行う。そして、こ
の大当り判定から6.000秒後に特別可変入賞球装置
15の特別可変入賞口17を29.500秒間開放し、
特別可変入賞口17の開放終了から2.000秒が経過
すると、再度特別可変入賞口17の開放動作を繰り返
す。その後、特別可変入賞口17の開放動作を終了する
時点で特別図柄の始動記憶がある場合には、図14
(B)に示すように、特別可変入賞口17の閉鎖から1
0.190秒後に図柄変動が開始される。なお、この場
合、特別可変入賞口17の閉鎖から10.132秒後
に、格納したランダム1の値の読み出し及び判定を行う
と共に、ランダム2の抽出を行う。また、このとき、大
当りを判定したときには、格納したランダム3の読み出
しを行う。一方、変動の結果が外れ図柄の組合せとなっ
た後に特別図柄の始動記憶がある場合では、図14
(C)に示すように、中図柄の変動が停止して1.19
0秒が経過すると、左・中・右の各図柄列の変動が順次
開始される。なお、この場合、中図柄の変動停止から
1.132秒後に、格納したランダム1の値の読み出し
及び判定を行うと共に、ランダム2の抽出を行う。ま
た、このとき、大当りを判定したときには、格納したラ
ンダム3の読み出しを行う。
【0036】次に、前記普通図柄表示器11に表示され
る普通図柄について説明する。普通図柄は、図15
(A)に示すように、「0・1・3・5・7・9」の6
種類であり、1図柄の表示時間を0.128秒とした1
周期(0.768秒)で変動表示される。また、これら
の普通図柄に対しては、図15(B)に示すように、
0.002秒毎に1ずつ加算される当り決定用のランダ
ム4(3〜13)と、0.002秒毎に1ずつ加算され
且つ割り込み処理余り時間に1ずつ加算される普通図柄
表示用のランダム5(0〜5)と、が設けられている。
ランダム5(0〜5)の各ランダム数は、図16(A)
に示すように、「0・1・3・5・7・9」の各普通図
柄に対応して設けられている。また、ランダム4(3〜
13)からのランダム数の抽出において、図15(C)
に示すように、「3」の値が抽出されて当りと判定され
ると、普通図柄表示器11にランダム5データの「4」
に対応する「7」の当り図柄を表示して普通可変入賞球
装置4を所定時間開放する。一方、ランダム4で「3」
以外の値が抽出されて外れと判定されると、ランダム5
データを抽出し、この値に対応する外れ図柄を普通図柄
表示器11に表示する。なお、ランダム4で外れと判定
されたにも関わらずランダム5で抽出された値が偶然に
も当り図柄となる場合、即ちランダム5データが「4」
であるときには、ランダム5データの「5」に対応する
「9」の外れ図柄を普通図柄表示器11に表示するもの
である。なお、上記ランダム4からの抽出データの判定
は、当り確率が通常時の場合であり、高確率時には、ラ
ンダム4から抽出された値が「3〜12」のうち何れか
の値で当りと判定する一方、それ以外の「13」の値で
外れと判定するようになっている。
【0037】次に、上記した普通図柄表示器11での普
通図柄の変動動作を図16(B)〜(D)及び図17
(B)の各タイムチャートに基づいて説明する。先ず、
図17(B)において、通過玉検出器10(同図中に
は、普通図柄用ゲートの通過と記載)がONすると、こ
れと同時にランダム4の抽出及び格納を行う。その後、
通過玉検出器10のONから所定時間(0.002秒)
が経過すると、格納したランダム4の読み出し及び判定
を行うと共にランダム5の抽出を行う。そして、通過玉
検出器10のONから0.004秒後に、27.008
秒間普通図柄を変動する。なお、このような普通図柄の
変動時間(27.008秒)は、低確率時のものであ
り、高確率時には、普通図柄の変動時間は5.120秒
に短縮される。
【0038】また、上記した変動において普通図柄が外
れとなった後に通過玉検出器10の通過記憶がある場合
には、図16(B)に示すように、普通図柄の停止より
1.002秒後に格納したランダム4の読み出し及び判
定を行うと共にランダム5の抽出を行う。そして、普通
図柄の停止より1.004秒後に普通図柄の変動を開始
する。一方、低確率時において普通図柄が当りとなる場
合には、図16(C)に示すように、普通図柄の停止と
同時に普通可変入賞球装置4(同図中には、普通可変入
賞口と記載)を0.500秒間開放し、その後、普通可
変入賞球装置4の閉鎖から0.002秒後に、格納した
ランダム4の読み出し及び判定を行うと共にランダム5
の抽出を行う。そして、通過玉検出器10の通過記憶が
ある場合には、普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.0
04秒後に再度普通図柄の変動を開始する。また、高確
率時において普通図柄が当りとなる場合には、図16
(D)に示すように、普通図柄の停止と同時に普通可変
入賞球装置4(同図中には、普通可変入賞口と記載)を
2.000秒間開放し、その後、4.000秒間閉鎖し
た後、再度普通可変入賞球装置4を2.000秒間開放
する。そして、通過玉検出器10の通過記憶がある場合
には、2度目の普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.0
02秒後に、格納したランダム4の読み出し及び判定を
行うと共にランダム5の抽出を行った後、その0.00
2秒後に、再度普通図柄の変動を開始する。
【0039】次に、前記特別図柄及び普通図柄の当り確
率が確率変動する動作を図17(A)に基づいて説明す
る。図17(A)において、特別可変表示装置40(同
図中には、条件装置と記載)の各特別図柄表示部43〜
45に「1」「3」「5」「7」「9」のいずれかの確
変図柄が揃った大当り図柄が導出されると、これに基づ
いて確変制御が実行される。確率変動の具体的な制御
は、確変図柄による特定遊技状態(条件装置の作動)の
終了を契機に当り確率を高確率に変動させ、その後、次
の特定遊技状態が発生すると、これを契機に当り確率を
通常確率に戻す。そして、このような特定遊技状態の終
了及び発生を契機とした(特に終了時点及び発生時点に
限定せず、特定遊技状態の発生又は終了に関連して)当
り確率の変動を再度繰り返すことで合計2回の確変制御
を行う。また、このような確変制御では、確変中に再度
確変図柄で大当りしたときはその大当り以後新たに2回
の確変制御が行われるものである。
【0040】以上のように、本実施形態では、各種リー
チ1〜3に対して大当り信頼度を異なって設定すると共
に、特別遊技状態(高確率時)では、リーチ3とリーチ
1・2との信頼度の比率差を通常時に比べて大きく設定
している。このため、特別遊技状態中には、各種リーチ
1〜3に対する大当りの期待感に変化を持たせることが
でき、ひいては遊技の興趣向上を可能にしている。ま
た、特別遊技状態になると大当り信頼度を大幅に向上す
るリーチ3は、信頼度が最も高いスーパーリーチである
と共に、±1図柄ズレの惜しいハズレになり易いリーチ
となっている。このため、特別遊技状態の発生時には、
スーパーリーチに対する期待感を強烈にアピールするこ
とができ、さらには通常時では惜しくもハズレとなって
いたリーチが大当りになり易くなるので射幸性の向上が
可能になる。
【0041】なお、上記した実施形態では、ハズレリー
チの種類を±1図柄ズレのリーチとそれ以外のリーチと
の2種類に分けて、±1図柄ズレのリーチを惜しいハズ
レリーチとしているが、これに限定するものではない。
±2図柄ズレ等のリーチを惜しいリーチとしたり、ハズ
レリーチを3種類以上に分けた構成としてもよいし、惜
しいハズレリーチは、必ずしも信頼度が高いリーチでな
くてもよい。また、3図柄を同期変動するリーチ3を惜
しいハズレになり易いリーチとしているがこれに限ら
ず、リーチ1・2のような3図柄を順次停止表示するリ
ーチを惜しいハズレになり易いリーチとしてもよく、こ
の構成では、既に他の図柄(左右の2図柄)がリーチ図
柄として確定しているため、より一層惜しいハズレを強
調することができる。なお、実施形態中では、大当り信
頼度の高いスーパーリーチ(リーチ3)を惜しいハズレ
になり易いリーチと合せることで、ハズレとなったとき
の惜しい実感をより現実的に高めている。また、このよ
うに惜しいハズレを強調する構成としては、リーチの変
動時間を長く設定したり、図柄を一旦停止表示して再変
動させることで惜しい実感をより一層強調することがで
きる。
【0042】また、上記実施形態では、リーチ3をスー
パーリーチとするために前記図11(A)(B)に示すリ
ーチ選択テーブルを用いているが、このリーチ選択テー
ブルにおけるランダム6の振り分け設定に限定するもの
ではなく、例えば図18あるいは図19に示すリーチ選
択テーブルを用いることで、リーチ3をスーパーリーチ
に設定してもよい。即ち、図11(A)(B)のリーチ選
択テーブルでは、リーチ3に対して大当り用の乱数(ラ
ンダム6)を多く振り分けると共に、ハズレ用の乱数を
少なく振り分けることで、大当りの信頼度を高く設定し
ているが、図18に示すように、ハズレ用の乱数を均等
に振り分ける一方でリーチ3に大当り用の乱数を多く振
り分けたり、図19に示すように、大当り用の乱数を均
等に振り分ける一方でリーチ3にハズレ用の乱数を少な
く振り分けることで、大当りの信頼度を高く設定するこ
とも可能である。
【0043】なお、信頼度を計算するのに図13に示し
た計算式を用いたが、特にこの計算式より信頼度を求め
た場合に限ったことではない。また、信頼度を高く設定
する方法としては、ハズレのリーチ選択テーブル数のみ
を少なくする方法、大当りのリーチ選択テーブル数のみ
を多くする方法、ハズレのリーチ選択テーブル数を少な
くし、且つ大当りのリーチテーブル数を多くする方法の
うちいずれかであればよい。また、上記実施形態では、
最も信頼度の高い(最も惜しいハズレになり易い)リー
チ3を通常時よりも特別遊技状態中(確率変動中)の方
がその信頼度が高くなるように設定したが、この構成に
限定するものではない。例えば、リーチが5種類あっ
て、そのうち信頼度の高い方から2種類のリーチにおい
て、通常時よりも特別遊技状態中の方がその信頼度が高
くなるように設定したり、信頼度が2番目に高いリーチ
に対してのみ、特別遊技状態中の信頼度を向上させるも
のであってもよい。また、リーチの変動態様は、上記実
施形態のものに限らず、例えば、1図柄ずつ一旦停止し
て変動するもの等でもよい。
【0044】また、上記した実施形態(第一実施形態)
では、特別図柄の変動を行う特別可変表示装置を回転ド
ラムで構成しているが、特にこれに限定するものではな
く、CRT、LCD、LED、VFD、EL、あるいは
プラズマ等の表示器や、ルーフ式又はベルト式で構成す
ることも可能であり、さらには確率変動にリミッターを
かけることで、確率変動の継続期間に制限を設ける構成
としてもよい。このように特別可変表示装置を回転ドラ
ム以外で構成すると共に、確率変動にリミッターをかけ
る構成を第二実施形態として図20及び図21を参照し
て説明する。第二実施形態に係る遊技盤81の表面に
は、図20に示すように、発射された打玉を誘導するた
めの誘導レール82がほぼ円状に植立され、該誘導レー
ル82で区画された領域が遊技領域83を構成してい
る。遊技領域83のほぼ中央には、画像表示部130で
特別図柄を可変表示する特別可変表示装置110が配置
されている。この特別可変表示装置110の詳細な構成
については後に詳述する。
【0045】特別可変表示装置110の下方には、普通
可変入賞球装置85及び特別可変入賞球装置89等の各
種構成部材を遊技盤81に取り付けるための取付基板8
4が設けられている。取付基板84の中央上端部には、
特別図柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入
賞球装置85が配置されている。この普通可変入賞球装
置85は、ソレノイド86によって垂直(通常開放)位
置と傾動(拡大開放)位置との間で可動制御される一対
の可動翼片87a・87bを有しており、いわゆるチュ
ーリップ型役物として構成されている。また、普通可変
入賞球装置85には、入賞した打玉を検出する始動玉検
出器88が設けられている。なお、可動翼片87a・8
7bが垂直(通常開放)位置のときも普通可変入賞球装
置85への入賞は可能であり、以下の説明では、便宜的
に可動翼片87a・87bの拡大開放を「開放」とい
い、通常開放を「閉鎖」という。また、閉鎖時には入賞
不可能としてもよい。普通可変入賞球装置85への入賞
に基づく特別図柄の変動は、変動中を除いて所定回数
(本実施形態では、4回)記憶され、その旨が後述の特
別図柄記憶表示LED116に表示される。
【0046】前記取付基板84の中央部には、特別可変
入賞球装置89が配置されており、該特別可変入賞球装
置89は、入賞領域94を開閉制御する開閉板91を備
えている。この開閉板91は、遊技盤81の裏面に配さ
れたソレノイド90の駆動に基づいて傾動位置と垂直位
置との間で変動自在となっており、ソレノイド90がO
Nしたときに入賞領域94を開放する傾動状態となる一
方、ソレノイド90がOFFしたときに入賞領域94を
閉鎖する垂直状態となる。また、入賞領域94内には、
入賞玉を検出する特定玉検出器92及び入賞玉検出器9
3が設けられている。なお、特定玉検出器92は、入賞
玉の検出により後述する継続権の成立を許容するように
なっている。
【0047】また、前記特別可変入賞球装置89の左側
方には、通過玉検出器95を備えた通過口部材96が設
けられている。通過口部材96には、打玉を通過玉検出
器95に通過させるための通過口96aが穿設されてい
る。そして、通過玉検出器95は、通過玉を検出すると
後述の普通図柄表示器114に表示される普通図柄の変
動を許容するようになっている。なお、普通図柄表示器
114は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可
変入賞球装置85の可動翼片87a・87bを所定時間
が経過するまで開放制御するものであるが、確率変動
(特別遊技状態)が生じたときには、開放時間が長くな
るように設定されている。また、普通図柄の変動は、変
動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶さ
れ、その旨が後述する普通図柄記憶表示LED115に
表示される。その変動時間は、確率変動時には通常時に
比べて短縮されるようになっている。なお、このような
普通図柄の変動記憶は常に一定(例えば、4回)に設定
する必要はなく、例えば通常時では1回にする一方、確
率変動中では4回にすることも可能である。また、前記
取付基板84の左右両端部には、それぞれ飾りLED9
7を備えた入賞口98が設けられている。また、前記特
別可変入賞球装置89の入賞領域94内壁には、V入賞
表示LED99が設けられている。
【0048】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置89は、以下のように作動する。即ち、打
玉が普通可変入賞球装置85に入賞して始動玉検出器8
8をONさせると、特別可変表示装置110が変動を開
始し、一定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で
特別図柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが
所定の大当り組合せ(同一図柄のゾロ目)となったとき
に特定遊技状態となる。そして、この特定遊技状態にお
いては、特別可変入賞球装置89の開閉板91が所定期
間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10
個)の入賞玉が発生するまで開放(開放サイクル)する
ように設定され、その開放している間に遊技盤81の表
面を落下する打玉を受け止めるようになっている。ま
た、受け止められた打玉が特定玉検出器92をONする
と、再度上記した開放サイクルを繰り返し、特定玉検出
器92がONする毎に継続権が成立して開放サイクルを
最高16回繰り返すことができるようになっている。
【0049】また、遊技領域83を含む遊技盤81の表
面には、上記した構成以外にも、風車ランプ100aを
内蔵した風車100、飾りランプ101、袖ランプ10
2aを内蔵した入賞口102、サイドランプ103aを
内蔵したサイドランプ飾り103、アウト口104、バ
ック玉防止部材105、報知シール106等が設けられ
ている。また、パチンコ遊技機には、特定遊技状態時あ
るいは変動時に点灯又は点滅してその旨を報知する遊技
効果ランプ及び遊技効果LEDが設けられると共に、効
果音を発生するスピーカ(共に図示しない)が設けられ
ている。
【0050】次に、特別可変表示装置110の構成につ
いて説明する。特別可変表示装置110は、前記遊技盤
81の表面に取り付けられる取付基板111を有し、該
取付基板111には、長方形状の窓枠部112が形成さ
れている。そして、この窓枠部112の後方には、左・
中・右の特別図柄を個々に可変表示し得る画像表示部1
30を有するLCD表示器113が臨設されている。ま
た、窓枠部112の上方には、普通図柄表示器114、
普通図柄記憶表示LED115、特別図柄記憶表示LE
D116、及び飾りLED117が設けられ、窓枠部1
12の左右側方には、各飾りLED118・119が設
けられている。一方、窓枠部112の下方には、各飾り
LED120・121が設けられている。
【0051】また、上記LCD表示器113の画像表示
部130に表示される左・中・右の特別図柄は、それぞ
れ「0〜9・F・X・G・P・R」順の15種類から構
成されており、その大当り図柄の組合せは、左・中・右
の図柄が同一図柄にて揃った組合せである。また、大当
り図柄のうち「1・3・5・7・9」のいずれかで揃っ
た図柄は、確変図柄を構成して確率変動を発生するよう
になっている。確率変動の具体的な制御は、確変図柄に
よる特定遊技状態の終了を契機に当り確率を高確率に変
動させ、その後、次の特定遊技状態が発生すると、これ
を契機に当り確率を通常確率に戻す。そして、このよう
な特定遊技状態の終了及び発生を契機とした(特に終了
時点及び発生時点に限定せず、特定遊技状態の発生又は
終了に関連して)当り確率の変動を所定回数(本実施形
態では、2回)繰り返すことで確変制御を行う。また、
このような確変中に再度確変図柄で大当りしたときは、
その大当り以後新たに2回の確変制御が行われること
で、確率変動の更新継続を可能にしている。
【0052】ところで、第二実施形態の遊技機では、確
率変動にリミッターをかけることにより、確率変動の最
高継続を所定回数(実施形態中では、9回)に制限して
いる。また、このような最高継続回数を制限する構成に
おいて、遊技盤81の表面に貼着された前記報知シール
106及び前記LCD表示器113の画像表示部130
の表示によって、継続回数に関する情報を遊技者に報知
するようになっている。報知シール106及び画像表示
部130の表示は、図21(A)に示すように「この機
械の確率変動の継続回数は最高9回迄です。それ以上は
確変図柄で当っても確率変動しません。」の文字であ
り、画像表示部130では、この表示をデモ表示期間中
に行うようになっている。また、画像表示部130は、
確率変動中、図21(B)に示すような「あと8回確率
変動が可能です。」等の文字を特別図柄の表示と合せて
行うことで、残りの継続回数を報知するようにもなって
いる。これにより、遊技者は、確率変動の継続回数に関
する情報を視覚的に得ることができ、遊技内容を事前に
把握することでホール側とのトラブルが回避できる。
【0053】なお、第二実施形態では、確変図柄で当っ
ても確率変動しないように制御することで、確率変動に
リミッターをかけているが、これに限らず強制的に確変
図柄で当らないように制御することで、確率変動にリミ
ッターをかけてもよい。また、図21(B)の表示は、
確率変動中に常時表示する構成とせずに、確変図柄で大
当りしたときにのみ表示してもよい。また、第二実施形
態では、報知シール106及び画像表示部130の表示
によって継続回数に関する情報を遊技者に報知する構成
となっているが、これに限定するものではない。即ち、
報知シール106あるいは画像表示部130のうちいず
れか一方で報知表示を行ってもよい。また、継続回数を
報知する構成においても、例えば9個の報知用ランプを
設けて、この報知用ランプの点灯又は点滅個数によって
その時点での継続回数を報知してもよく、さらには報知
シール106に替えるか又は追加した状態で遊技盤面上
などにその内容(継続回数に関する情報)を印刷するよ
うにしてもよい。なお、シールや印刷は、遊技者から視
認できるところであれば、遊技機のいずれの場所に設け
たものであってもよい。
【0054】また、前記第一及び第二の各実施形態は、
本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々
の変更が可能である。例えば、弾球遊技機の構成とし
て、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置
での識別情報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示
結果となると特定遊技状態が発生して可変入賞球装置を
開放する弾球遊技機(これを俗に第1種という)を例示
しているが、特にこれに限定するものではなく、始動玉
検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情
報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となる
と権利発生状態となり、この状態で特定領域に打玉が入
賞すると特定遊技状態が発生する弾球遊技機(これを俗
に第3種という)であっても良い。即ち、始動玉検出器
の打玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動
を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると作動す
る可変入賞球装置を備えた弾球遊技機(例えば、俗にい
う一般電役を含む)であればよい。また、弾球遊技機全
体をLCD表示器等の表示装置にて構成する、即ち「打
玉」「可変入賞球装置」等の構成部材を疑似的に表示器
に表示することで弾球遊技機を構成することも可能であ
る。なお、この場合では、賞球の払出しを得点等で代行
しても良い。
【0055】また、第一及び第二の各実施形態では、特
別遊技状態を特別図柄及び普通図柄の確率変動制御とし
ているが、これに限定するものではなく、遊技者に有利
となる遊技制御を特別遊技状態とすればよい。例えば、
特別図柄乃至普通図柄に対しての時間短縮制御又は確率
変動制御、電役(例えば、普通可変入賞球装置)の開放
期間の延長制御、特別図柄乃至普通図柄に対しての始動
通過領域の増設制御(例えば、普通入賞口を特別図柄の
始動入賞口として設定変更する制御)、賞球数の増加制
御(例えば、入賞に伴う賞球を通常時の13個から15
個に増加する制御)、あるいは所定領域への通過率向上
制御(例えば、始動入賞口の上流側に打玉規制装置を設
け、該打玉規制装置の作動により始動入賞率を向上する
制御)を特別遊技状態とすることができ、さらには前記
第3種に本発明を適用した場合には、特定領域への入賞
率向上制御を特別遊技状態としてもよい。なお、上記し
た遊技制御を組合せて特別遊技状態とすることもできる
のは言うまでもない。また、特別遊技状態への突入(所
定条件の成立)及び終了の契機については、本実施形態
中に記載のものに限定しない。即ち、乱数、遊技履歴
(例えば、時間、リーチ回数、所定入賞口への入賞回数
又は通過回数など)、特定領域への入賞又は通過、サブ
ゲーム(例えば、ジャンケンなどで遊技者自身が選択で
きるものを含む)の4つの要素のうちいずれか1つ乃至
任意の組合せを突入契機乃至終了契機に設定するもので
あればよい。所定条件の成立を乱数とする場合、本実施
形態の構成以外にも、可変表示装置以外の表示器を特別
遊技状態の発生判定用の表示器として設け、その表示器
の表示結果に基づいて特別遊技状態の発生の有無を決定
してもよい。また、本実施形態では、リーチ動作するた
めの条件(特定条件)の成立を、大当りとなるとき、及
びハズレ時で左右の図柄が揃ったとき、としているが、
これに限定するものではない。例えば、表示結果に拘ら
ずに乱数(「0〜9」のうち「7」が抽出されたとき
等)や遊技履歴(ハズレの始動回数がリーチしてから1
0回続いたとき等)でリーチ動作の有無を決定してもよ
い。また、本実施形態のように左・中・右の図柄が揃っ
た大当り時と、図柄が揃わなかったハズレ時の一部と、
でリーチ動作を行う構成とする場合、そのハズレ時の一
部は、以下に示す〜とすることができる。
【0056】 図柄が左・右・中の順で止まり、左右
の図柄が同一図柄となる場合(当りラインが5ラインや
8ラインも含む) 左図柄が最初に止まった後に中右の図柄が同時に止
まり、中右の図柄が同一図柄となる場合(当りラインが
5ラインや8ラインも含む) 乱数でリーチ動作ありを決定した場合(最終的に止
まった図柄がまったく一致しない場合や強制的にリーチ
ハズレに書き換える場合等も含む) 以外で特定のハズレ図柄となる場合(例えば、
5ラインで全回転変動させる場合の揃っていない部分) 遊技履歴でリーチ動作ありを決定した場合(例え
ば、10回転(図柄変動10回)連続でリーチが選択さ
れないとき、次の回転(図柄変動)で強制的にリーチ動
作を行う場合) なお、上記した〜は、そのうちのいずれか1つを設
定要素としてもよいし、任意に組合せたものであっても
よい。
【0057】また、本発明におけるリーチ変動態様は、
実施形態中に記載のもの(リーチ1〜3)に限定せず、
以下に示す定義のものであればよい。「リーチ変動態
様」… 特定表示結果の導出(大当り)に対する期待感
を差別的に向上させ得る変動態様具体的なリーチ変動態
様としては、以下に示す〜が挙げられる。
【0058】 左右の図柄は通常のハズレ時と同様に
止まり、中図柄だけ変動時間が長い態様(一旦停止や変
動方向が変わるものも含む) 左図柄だけ確定し、中右の図柄でゆっくり同期回転
(図柄変動)する態様 全図柄揃った状態で同期回転(図柄変動)する態様
(この場合、左右の図柄のみが揃って停止したり、全図
柄が揃わずに停止する態様も含む) 高速回転(図柄変動)を長く行い、いきなり止まる
態様(この場合、左右の図柄のみが揃って停止したり、
全図柄が揃わずに停止する態様も含む) 左右の図柄が仮停止状態(例えば、停止状態で上下
に揺れる)となり、その状態から大当りのとき(ハズレ
のときでもよい)は全図柄同期回転する態様また、本発
明における特定状態は、実施形態中に記載のもの(左右
の図柄が揃った状態)に限定せず、以下に示す定義のも
のであればよい。 「特定状態」… 1つの識別情報を除いて特定表示結果
となる可能性がある状態 具体的な特定状態としては、以下に示す〜が挙げら
れる。
【0059】 左・右・中の停止順で左右の図柄が同
一図柄となる状態 左図柄が最初に止まった後に中右の図柄が同時に止
まる回転(図柄変動)で、中右の図柄が同一図柄となる
状態 2図柄で「7・7」が大当りとなる場合、いずれか
一方に「7」が止まる状態 また、本発明における特定表示結果となる識別情報と
は、例えば、左・中・右の停止順で「7・7・7」で大
当りの場合は右図柄の「7」となり、「7・7・A」で
大当りの場合は右図柄の「A」となる。
【0060】なお、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1) 複数の可変表示部で識別情報を可変表示すると
共に、その表示結果が予め定めた特定表示結果となった
ときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る
可変表示装置を備えた弾球遊技機において、特定条件が
成立した場合、複数種類のリーチ変動態様の中からいず
れかの変動態様を選択するリーチ変動態様選択手段と、
該リーチ変動態様選択手段で選択した変動態様に基づい
て前記可変表示部の変動を制御するリーチ変動制御手段
と、所定条件の成立によって前記特定遊技状態とは異な
り且つ遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生する特
別遊技発生手段と、前記表示結果決定手段で決定した表
示結果が前記特定表示結果以外の表示結果となり且つそ
の表示結果の一部が特定状態となる場合、前記複数の可
変表示部のうち特定状態を構成しない可変表示部の識別
情報を特定表示結果となる識別情報との配列における遠
近関係に基づいて少なくとも特定表示結果となる識別情
報に対して遠い関係と近い関係とに分類する表示結果分
類手段と、を備え、前記複数種類のリーチ変動態様に対
して前記特定表示結果となる信頼度を異なって設定する
と共に、前記特別遊技状態中では、通常時に前記表示結
果分類手段が最も近い関係に分類する場合での出現率が
最も高く、然も通常時に信頼度が最も高いリーチ変動態
様とそれ以外のリーチ変動態様との信頼度の比率差を通
常時に比べて大きく設定したことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、確変等の特別遊技状態中に
は、各種リーチ変動態様に対する大当りの期待感に変化
を持たせることができ、ひいては遊技の興趣向上が可能
になる。また、大当り信頼度の高いスーパーリーチを惜
しいハズレになり易いリーチと合せることで、ハズレと
なったときの惜しい実感をより現実的に高めることがで
きる。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1記載の構成においては、複数の可
変表示部で識別情報を可変表示すると共に、その表示結
果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にと
って有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備
えた弾球遊技機において、特定条件が成立した場合、複
数種類のリーチ変動態様の中からいずれかの変動態様を
選択するリーチ変動態様選択手段と、該リーチ変動態様
選択手段で選択した変動態様に基づいて前記可変表示部
の変動を制御するリーチ変動制御手段と、所定条件の成
立によって前記特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にと
って有利な特別遊技状態を発生する特別遊技発生手段
と、を備え、前記複数種類のリーチ変動態様に対して前
記特定表示結果となる信頼度を異なって設定すると共
に、前記特別遊技状態中では、通常時に信頼度が高いリ
ーチ変動態様とそれ以外のリーチ変動態様との信頼度の
比率差を通常時に比べて大きく設定したことを特徴とす
る。このように構成することにより、確変等の特別遊技
状態中には、各種リーチ変動態様に対する大当りの期待
感に変化を持たせることができ、ひいては遊技の興趣向
上が可能になる。また、特別遊技状態になるとスーパー
リーチ(信頼度が高いリーチ変動態様)の大当り信頼度
を大幅に向上する構成となるため、スーパーリーチに対
する期待感を強烈にアピールすることができる。
【0062】また、本発明の請求項2記載の構成におい
ては、複数の可変表示部で識別情報を可変表示すると共
に、その表示結果が予め定めた特定表示結果となったと
きに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る可
変表示装置を備えた弾球遊技機において、前記可変表示
部で前記表示結果を導出する以前に該表示結果を決定す
る表示結果決定手段と、特定条件が成立した場合、複数
種類のリーチ変動態様の中からいずれかの変動態様を選
択するリーチ変動態様選択手段と、該リーチ変動態様選
択手段で選択した変動態様に基づいて前記可変表示部の
変動を制御するリーチ変動制御手段と、所定条件の成立
によって前記特定遊技状態とは異なり且つ遊技者にとっ
て有利な特別遊技状態を発生する特別遊技発生手段と、
前記表示結果決定手段で決定した表示結果が前記特定表
示結果以外の表示結果となり且つその表示結果の一部が
特定状態となる場合、前記複数の可変表示部のうち特定
状態を構成しない可変表示部の識別情報を特定表示結果
となる識別情報との配列における遠近関係に基づいて少
なくとも特定表示結果となる識別情報に対して遠い関係
と近い関係とに分類する表示結果分類手段と、を備え、
前記複数種類のリーチ変動態様に対して前記特定表示結
果となる信頼度を異なって設定すると共に、前記特別遊
技状態中では、通常時に前記表示結果分類手段が最も近
い関係に分類する場合での出現率が高いリーチ変動態様
とそれ以外のリーチ変動態様との信頼度の比率差を通常
時に比べて大きく設定したことを特徴とする。このよう
に構成することにより、確変等の特別遊技状態中には、
各種リーチ変動態様に対する大当りの期待感に変化を持
たせることができ、ひいては遊技の興趣向上が可能にな
る。また、特別遊技状態になると±1図柄ズレ等の惜し
いハズレになり易いリーチ(表示結果分類手段が最も近
い関係に分類する場合での出現率が高いリーチ変動態
様)の大当り信頼度を大幅に向上する構成となるため、
特別遊技状態が発生すると、通常時では惜しくもハズレ
となっていたリーチが大当りになり易くなるので遊技の
射幸性向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】左・中・右の特別図柄の種類を示す一覧表図で
ある。
【図3】特別図柄の大当り組合せを示す一覧表図であ
る。
【図4】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図5】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図6】同図(A)は特別図柄に用いられる各種ランダ
ム数の一覧表図であり、同図(B)は選択されたランダ
ム数によって特別図柄の当り外れを決定する動作を説明
するための簡単なフローチャートである。
【図7】左・右の各図柄の変動動作を示すタイムチャー
トである。
【図8】リーチ以外及びリーチ1・2での中図柄の変動
動作を示すタイムチャートである。
【図9】リーチ3での左・中・右の各図柄の変動動作を
示すタイムチャートである。
【図10】図柄の変動パターンを示す一覧表図である。
【図11】同図(A)は通常時の各種リーチに対して当
り外れ毎に振り分けられるランダム6を示す一覧表図で
あり、同図(B)は高確率時の各種リーチに対して当り
外れ毎に振り分けられたランダム6を示す一覧表図であ
る。
【図12】リーチ選択制御の処理プロセスを示すフロー
チャートである。
【図13】リーチ時におけるリーチパターンの出現率と
そのリーチでの大当り信頼度とを示す計算式である。
【図14】同図(A)は特定遊技状態における特別可変
入賞球装置の開閉板の開放動作を示すタイムチャートで
あり、同図(B)は特定遊技状態の終了後に特別図柄記
憶表示LEDに記憶がある場合での特別図柄の変動動作
を示すタイムチャートであり、同図(C)は特別図柄の
変動停止後に特別図柄記憶表示LEDに記憶がある場合
での特別図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図15】同図(A)は普通図柄の種類を示す説明図で
あり、同図(B)は普通図柄に用いられる各種ランダム
数の一覧表図であり、同図(C)は選択されたランダム
数によって普通図柄の当り外れを決定する動作を説明す
るための簡単なフローチャートである。
【図16】同図(A)は普通図柄とランダム5との関係
を示す一覧表図であり、同図(B)は通過記憶がある場
合での普通図柄の変動停止後に再度普通図柄が変動を開
始する動作を示すタイムチャートであり、同図(C)は
低確率時に普通図柄が当りとなることに伴う普通可変入
賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであり、同図
(D)は高確率時に普通図柄が当りとなることに伴う普
通可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであ
る。
【図17】同図(A)は確変図柄での大当りに伴う確変
制御の動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は
通過玉検出器での打玉の検出に伴う普通図柄の変動動作
を示すタイムチャートである。
【図18】他の実施形態の各種リーチに対して当り外れ
毎に振り分けられるランダム6を示す一覧表図である。
【図19】他の実施形態の各種リーチに対して当り外れ
毎に振り分けられるランダム6を示す一覧表図である。
【図20】第二実施形態における遊技盤を示す正面図で
ある。
【図21】同図(A)は第二実施形態における表示器の
デモ画面を示す説明図であり、同図(B)は第二実施形
態における確変中の表示画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4 普通可変入賞球装置 7 始動玉検出器 8 普通可変表示装置 10 通過玉検出器 11 普通図柄表示器 12 普通図柄記憶表示LED 15 特別可変入賞球装置 19 開閉板 20 特定玉検出器 21 入賞玉検出器 23 回数表示器 24 個数表示器 40 特別可変表示装置 43〜45 特別図柄表示部 47 飾り図柄表示器 53 特別図柄記憶表示LED 60a・60b 基本回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の可変表示部で識別情報を可変表示
    すると共に、その表示結果が予め定めた特定表示結果と
    なったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生
    し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機において、 特定条件が成立した場合、複数種類のリーチ変動態様の
    中からいずれかの変動態様を選択するリーチ変動態様選
    択手段と、 該リーチ変動態様選択手段で選択した変動態様に基づい
    て前記可変表示部の変動を制御するリーチ変動制御手段
    と、 所定条件の成立によって前記特定遊技状態とは異なり且
    つ遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生する特別遊
    技発生手段と、を備え、 前記複数種類のリーチ変動態様に対して前記特定表示結
    果となる信頼度を異なって設定すると共に、前記特別遊
    技状態中では、通常時に信頼度が高いリーチ変動態様と
    それ以外のリーチ変動態様との信頼度の比率差を通常時
    に比べて大きく設定したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 複数の可変表示部で識別情報を可変表示
    すると共に、その表示結果が予め定めた特定表示結果と
    なったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生
    し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機において、 前記可変表示部で前記表示結果を導出する以前に該表示
    結果を決定する表示結果決定手段と、 特定条件が成立した場合、複数種類のリーチ変動態様の
    中からいずれかの変動態様を選択するリーチ変動態様選
    択手段と、 該リーチ変動態様選択手段で選択した変動態様に基づい
    て前記可変表示部の変動を制御するリーチ変動制御手段
    と、 所定条件の成立によって前記特定遊技状態とは異なり且
    つ遊技者にとって有利な特別遊技状態を発生する特別遊
    技発生手段と、 前記表示結果決定手段で決定した表示結果が前記特定表
    示結果以外の表示結果となり且つその表示結果の一部が
    特定状態となる場合、前記複数の可変表示部のうち特定
    状態を構成しない可変表示部の識別情報を特定表示結果
    となる識別情報との配列における遠近関係に基づいて少
    なくとも特定表示結果となる識別情報に対して遠い関係
    と近い関係とに分類する表示結果分類手段と、を備え、 前記複数種類のリーチ変動態様に対して前記特定表示結
    果となる信頼度を異なって設定すると共に、前記特別遊
    技状態中では、通常時に前記表示結果分類手段が最も近
    い関係に分類する場合での出現率が高いリーチ変動態様
    とそれ以外のリーチ変動態様との信頼度の比率差を通常
    時に比べて大きく設定したことを特徴とする弾球遊技
    機。
JP8307366A 1996-10-31 1996-10-31 弾球遊技機 Pending JPH10127889A (ja)

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