JP2888956B2 - 弾球遊技機における可変入賞球装置 - Google Patents

弾球遊技機における可変入賞球装置

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JP2888956B2 JP27147990A JP27147990A JP2888956B2 JP 2888956 B2 JP2888956 B2 JP 2888956B2 JP 27147990 A JP27147990 A JP 27147990A JP 27147990 A JP27147990 A JP 27147990A JP 2888956 B2 JP2888956 B2 JP 2888956B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、始動入賞時に玉受部材に受け入れられた
打玉が特定入賞領域へ入賞したことにより特定遊技状態
となって前記玉受部材を遊技者にとって不利な第2の状
態から遊技者にとって有利な第1の状態に所定期間変化
させると共に、特定遊技状態時における第1の状態中に
前記玉受部材に受け入れられた打玉が前記特定入賞領域
に入賞したときには、再度前記玉受部材を所定期間第1
の状態に継続すべき継続権を発生させるようにした弾球
遊技機の可変入賞球装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、打玉が遊技盤に設けられる始動入賞口に入賞し
たときに玉受部材が1回又は2回開閉動作し、その開閉
動作中に玉受部材に受け入れられた打玉が特定入賞領域
に入賞すると、特定遊技状態となり玉受部材を短い時間
間隔で所定回数(例えば、18回)開閉動作させるか、又
はその所定回数の開閉動作内であって所定個数(例え
ば、10個)の入賞玉が発生するまで開閉動作(以下、開
閉サイクルという)させ、その開閉サイクル中に玉受部
材に受け入れられた打玉が特定入賞領域に入賞すると再
度上記開閉サイクルを継続する継続権を発生させるよう
にした可変入賞球装置を備えた弾球遊技機が市場に多数
提供され得ていた。このような弾球遊技機においては、
継続権が発生すると同時に当該開閉サイクルを終了して
所定のインターバル時間経過後に次の開閉サイクルに移
行するものであり、また、継続権の発生に基づく継続回
数の上限が所定回数(例えば、8回)と定められてい
た。
ところで、上記した従来の可変入賞球装置において
は、特定遊技状態を発生させる特定入賞領域と継続権を
発生させる特定入賞領域とが同じであり、通常1つだけ
であった。
[発明が解決しようとする課題] このため、玉受部材に受け入れられた打玉の流下径路
がほぼ似た状態のときに特定遊技状態と継続権とが共に
発生するので、遊技が単調となり遊技者の興味を引き付
ける上で物足りないという問題があった。
この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、特定遊技状態と継続権との発
生メカニズムを異ならせることにより遊技者の興趣を盛
り上げることができる弾球遊技機の可変入賞球装置を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するために、この発明において
は、 始動入賞時に玉受部材に受け入れられた打玉が特定入
賞領域へ入賞したことにより特定遊技状態となって前記
玉受部材を遊技者にとって不利な第2の状態から遊技者
にとって有利な第1の状態に所定期間変化させると共
に、特定遊技状態時における第1の状態中に前記玉受部
材に受け入れられた打玉が前記特定入賞領域に入賞した
ときには、再度前記玉受部材を所定期間第1の状態に継
続すべき継続権を発生させるようにした弾球遊技機の可
変入賞球装置において、 前記特定入賞領域を前記特定遊技状態を発生させる第
1の特定入賞領域と前記継続権を発生させる第2の特定
入賞領域とに分けて形成し、 始動入賞時に前記玉受部材によって受け入れられた打
玉を前記第1の特定入賞領域と他の入賞領域とのいずれ
かに振分けて誘導する第1の振分け部材と、特定遊技状
態時に前記玉受部材によって受け入れられた打玉を前記
第2の特定入賞領域と他の入賞領域とのいずれかに振分
けて誘導する第2の振分け部材と、をそれぞれ設けたこ
とを特徴とするものである。
[作用] 始動入賞時に玉受部材に受け入れられた打玉は、第1
の振分け部材によって第1の特定入賞領域か、あるいは
他の入賞領域のいずれかに導かれる。そして、第1の特
定入賞領域に打玉が導かれたときには、特定遊技状態と
なる。特定遊技状態になると、玉受部材が所定期間第1
の状態となり、打玉を受け入れ易くなる。しかして、特
定遊技状態時の第1の状態のときに玉受部材に受け入れ
られた打玉は、第2の振分け部材によって第2の特定入
賞領域と他の入賞領域とのいずれかに導かれる。第2の
特定入賞領域に打玉が導かれたときには、継続権が発生
して、再度玉受部材を所定期間第1の状態とする。この
ように、この発明においては、特定遊技状態と継続権と
が異なる位置に設けられる特定入賞領域によって発生さ
れるので、特定遊技状態と継続権とを発生させるための
打玉の流下径路が異なるため、遊技が単調とならず、遊
技者の興味を引き付けることができる。
[実施例] 以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。
まず、第1図乃至第4B図を参照して、実施例に係る可
変入賞球装置1の構成について説明する。
可変入賞球装置1は、取付基板2に集約して形成され
ている。まず、取付基板2の上部前面には、ほぼ水平状
に障害突片3が突設され、該障害突片3の上方に入賞口
4が開設されている。また、障害突片3の下方で取付基
板2の左右両側には、玉受部材5a,5bが開閉自在に設け
られている。この玉受部材5a,5bは、その下端裏面に固
着された回動軸を第2図に示すリンク部材6a,6b(ただ
し、6aは、図示省略)に連結し、該リンク部材6a,6bを
開閉ソレノイド7a,7b(ただし、7aは、図示省略)に連
結している。しかして、リンク部材6a,6bは、直線運動
を回転運動に変換するものであり、開閉ソレノイド7a,7
bがONされたときに玉受部材5a,5bが傾動して打玉を受け
入れ易くなり(以下、開成状態という)、開閉ソレノイ
ド5a,5bがOFFされたときに玉受部材5a,5bが起立し、そ
の先端部が前記障害突片3の両端部と対面して打玉を受
け入れない(以下、閉成状態という)ようになってい
る。なお、玉受部材5a,5bが起立状態となったときに、
玉受部材5a,5bの先端部と障害突片3の両端部の間に打
玉が通過し得るような間隔を形成し、起立状態であって
も打玉が可変入賞球装置1に入賞するように構成しても
良い。
また、玉受部材5a,5bの開成状態中に受け入れられた
打玉は、取付基板2の全域に凹状に形成された入賞領域
8の上部に横臥された玉転動板8aによって後方に導かれ
ると共に一ヶ所に集められて誘導径路10に導かれるよう
になっている。誘導径路10の上端には、誘導径路10を落
下する入賞玉を検出する入賞玉検出器9が設けられてい
る。この入賞玉検出器9は、後述する特定遊技状態とな
ったときに開閉サイクルの期間を規制するために設けら
れるものである。なお、上記した入賞領域8は、第2図
に示すように、取付基板2のほぼ全域に亘って凹状に形
成され、遊技盤50の巾に収納されるようになっていると
共に、後述する第1の振分け部材13、第1の特定入賞口
16、第2の振分け部材24、第2の特定入賞口、及び入賞
口23は、すべて入賞領域8内に配置されるようになって
いる。
また、玉転動板8aの入賞領域8であって入賞領域8を
構成する後面壁には、開閉サイクルの継続回数を表示す
る継続回数表示器11と1回の開閉サイクル中に前記入賞
玉検出器9によって検出された入賞玉の数を表示する入
賞個数表示器12とが設けられている。図示の実施例で
は、それらの表示器は、単独の7セグメントLEDで構成
され、「1」〜「0」までの10個の数字を表示すること
ができるようになっている。しかして、本実施例におい
ては、1回の開閉サイクル中に許容される入賞玉数は、
最高10個であるため1つの7セグメントLEDで構成され
る入賞個数表示器12で表示可能であるが、開閉サイクル
の継続回数は、最高16回に設定されているので1つの7
セグメントLEDで構成される継続回数表示器11では、表
示できない。このため、本実施例においては、例えば、
開閉サイクルの1回目〜10回目までは、「1」〜「0」
を赤色で表示し、開閉サイクルの11回目〜16回目まで
は、「1」〜「6」を青色で表示する2色発光可能な7
セグメントLEDで継続回数表示器11を構成している。も
ちろん、継続回数表示器11を通常の7セグメントLEDを
2つ使用して2桁の数字を表示するようにしてもよい。
ところで、上記した誘導径路10は、第1図に示すよう
に一側に向って曲折されており、その誘導径路10の末端
に第1の振分け部材13が配置されている。この第1の振
分け部材13は、円盤状に形成されており、その外周に打
玉を1個収納可能な複数(図示の場合には、8つ)の打
玉受入凹部14、15が形成されている。そして、そのうち
の1つが第1の特定打玉受入凹部15とされ、その底面が
後方に向って傾斜する傾斜面15aとされている。また、
打玉受入凹部14、15の下方部に対応する入賞領域8の後
面壁であって第1の振分け部材13の中心軸の上方には、
第1の特定入賞口16が開設されている。この第1の特定
入賞口16は、打玉が第1の特定打玉受入凹部15の傾斜面
15aに位置する打玉だけを裏面側に誘導するものであ
り、他の打玉受入凹部14に位置する打玉は第1の特定入
賞口16の上縁に当接して裏側に誘導されないようになっ
ている。つまり、第1の特定打玉受入凹部15と第1の特
定入賞口16とは、第1の特定入賞領域を構成している。
しかして、第1の特定入賞口16から裏面に誘導された打
玉は、第2図に示すように第1の特定入賞玉検出器17に
よって検出される。第1の特定入賞玉検出器17がONする
と、特定遊技状態となる。ただし、第1の特定入賞玉検
出器17が能動化されるのは、後述する始動入賞玉検出器
54、55a,55bからの信号があった後一定時間経過するま
でである。そして、第1の特定入賞玉検出器17が能動化
されると第1の振分け部材13の上部にあるVランプ32が
点灯するようになっている。
上記した第1の振分け部材13は、第2図に示すように
第1の振分け部材13の中心に固着される回転軸18に連結
されるモータ19によって一定周期で回転している。この
ため、前記誘導径路10を流下してきた打玉が第1の振分
け部材13の打玉受入凹部14、15に順次受け入れられて回
転移動するが、打玉が第1の特定打玉受入凹部15に受け
入れられたときには、前記したように第1の特定入賞口
16に入賞して特定遊技状態を発生させ、一方、打玉が打
玉受入凹部14に受け入れられたときには、第1の振分け
部材13の外側外周に沿って形成されたガイド片20に沿っ
て入賞領域8の下部中央に移動し、通常の入賞口23に入
賞するようになっている。なお、誘導径路10を流下する
打玉が第1の特定入賞口16に導かれる確率は、すべての
打玉受入凹部14、15に受け入れられる打玉の数が「8」
個に対して第1の特定入賞口16に入賞する打玉の数が
「1」個であるため、「1/8」となる。
上記した第1の振分け部材13の内側側方には、所定の
間隔をおいて第2の振分け部材24が配置されるが、第1
の振分け部材13と第2の振分け部材24との間には、連絡
部材21が配置されている。この連絡部材21は、後述する
所定の条件が成立したときに第1の振分け部材13の打玉
受入凹部14で移動された打玉を第2の振分け部材24に導
くためのものであり、入賞領域8の後面壁の後方に配置
されるソレノイド22と連結されている。そして、第3A図
に示すようにソレノイド22がON状態のときには、連絡部
材21が入賞領域8から退避した状態で第1の振分け部材
13と第2の振分け部材24との連絡が断たれ、第3B図に示
すようにソレノイド22がOFF状態のときには、連絡部材2
1が入賞領域8に突入した状態で第1の振分け部材13と
第2の振分け部材24とが連絡するようになっている。連
絡部材21が入賞領域8から退避した状態では、第1の振
分け部材13の打玉受入凹部14で移動された打玉は、前記
ガイド片20の終端からこぼれ落ちて連絡部材21の下方に
開設される入賞口23に取入れられて通常の入賞玉として
処理される。一方、連絡部材21が入賞領域8に突入した
状態では、第1の振分け部材13の打玉受入凹部14で移動
された打玉は、前記ガイド片20の終端から連絡部材21の
一端に円弧状に形成される案内片21aに沿って移動され
た後、連絡部材21の上面を転動して第2の振分け部材24
に導かれる。
第2の振分け部材24は、第1の振分け部材13と同様に
円盤状に形成され、その外周に複数(3つ)の打玉受入
凹部25、26を有し、入賞領域8の後面壁の後方に配置さ
れるモータ30によって回転軸29を回転せしめ、これによ
って回転するようになっている。上記した打玉受入凹部
25、26のうち、1つが第2の特定打玉受入凹部26とさ
れ、打玉を2個収納できるように構成され、他の打玉受
入凹部25は、打玉を1個収納できるように構成されてい
る。そして、第2の特定打玉受入凹部26に収納される2
個目の玉に対応する入賞領域8の後面壁であって第2の
振分け部材24の中心軸の上方には、第2の特定入賞口27
が開設されている。この第2の特定入賞口27は、第4A図
及び第4B図に示すように、第2の特定打玉受入凹部26に
収納される1個目の打玉P1を規制片26aと突部26bとで第
2の特定打玉受入凹部26の低部に保持し、2個目の打玉
P2を突起部26cによって1個目の打玉P1よりも入賞領域
8の後面壁側に距離dだけ移動させ、第2の特定打玉受
入凹部26が第2の特定入賞口27と合致したときに2個目
の打玉P2を第2の特定入賞口27から裏面側に誘導するも
のである。また、第2の特定打玉受入凹部26に収納され
る1個目の打玉P1及び他の打玉受入凹部25に収納される
打玉は第2の特定入賞口27の下縁に当接して裏側に誘導
されないようになっている。つまり、第2の特定打玉受
入凹部26と第2の特定入賞口27とは、第2の特定入賞領
域を構成している。しかして、第2の特定入賞口27から
裏面に誘導された打玉は、第4B図に示すように第2の特
定入賞玉検出器28によって検出される。第2の特定入賞
玉検出器28がONすると、継続権が発生する。ただし、第
2の特定入賞玉検出器28が能動化されるのは、前記特定
遊技状態中だけである。そして、第2の特定入賞玉検出
器28が能動化されると第2の振分け部材24の上部にある
Vランプ33が点灯するようになっている。
ところで、第2の振分け部材24の打玉受入凹部25、26
に打玉が受け入れられるのは、前記連絡部材21が入賞領
域8に突出した状態であり、このとき連絡部材21の他端
に円弧状に形成された案内片21bに沿って打玉受入凹部2
5、26に受け入れられた打玉が案内され、更に、案内片2
1bの終端に連絡するように形成されるガイド片31に沿っ
て上方まで移動する。そして、打玉受入凹部25、26に受
け入れられた打玉は、連絡部材21が退避したときに前記
入賞口23に導かれ、連絡部材21が退避しない限り打玉受
入凹部25、26に受け入れられた打玉は、受け入れられた
状態で回転移動することになる。なお、連絡部材21を流
下する打玉が第2の特定入賞口27に導かれる確率は、す
べての打玉受入凹部25、26に受け入れられる打玉の数が
「4」個に対して第2の特定入賞口27に導かれる打玉が
「1」個であるため、「1/4」となる。
上記のように構成される第1の振分け部材13と第2の
振分け部材24とを前後の車輪に見立てて入賞領域8の前
面には、自転車を漕ぐ人物の意匠が付与された可動装飾
部材34が設けられている。また、玉受部材5a,5bの下方
には、下に向って区画壁35a,35bが垂下され、玉受部材5
a,5bの下方を通過する打玉が前記可動装飾部材34に衝突
しないようにしている。
また、可変入賞球装置1は、上記した第1の振分け部
材13と第2の振分け部材24とが所定間隔をおいて左右に
配置されているため、その下方部分が横方向に比較的長
く形成され、可変入賞球装置1を遊技盤50に取付けた際
に、大きな面積範囲を占めてしまうことになる。このた
め、本来、打玉の落下方向や速度を変化させるために遊
技盤50の表面に設けられる風車の取付位置まで可変入賞
球装置1が占めてしまうことになるが、本実施例におい
ては、取付基板2の下部左右に風車36a,36bが取付けら
れている。この風車36a,36bは、通常打玉の落下方向を
変化させるために障害釘と同様に任意の方向に金槌等で
叩いて折曲調整して使用されるものであるため、風車36
a,36bの回転時である釘37a,37bが折れたり、あるいは釘
37a,37bを支持する取付基板2が割れたりする事故が発
生する。このため、本実施例においては、第2図及び第
3A図に示すように取付基板2に取付穴41a,41bと嵌合部4
2a,42bを形成し、これに風車取付部材38a,38bを取付け
るようになっている。具体的には、風車取付部材38a,38
bは、その下部に風車36a,36bの釘37a,37bを支持する釘
取付部39a,39bが形成され、該釘取付部39a,39bを前記嵌
合部42a,42bに嵌合すると共に風車取付部材38a,38bを取
付穴41a,41bに挿入して風車取付部材38a,38bの上部をビ
ス40a,40bで螺着することにより取付基板2に着脱自在
に取付けられるようになっている。したがって、風車36
a,36bの釘37a,37bを叩いて調整しても取付基板2が割れ
ることがなく、風車取付部材38a,38bが割れるだけであ
り、このような場合には、ビス40a,40bを緩めて風車36
a,36bが取付けられた風車取付部材38a,38bを交換するだ
けであよい。同様に釘37a,37bが折れた場合にも風車36
a,36bが取付けられた風車取付部材38a,38bを交換するだ
けでよい。
また、取付基板2の下端中央部には、装飾用の装飾LE
D43が設けられている。
以上、第1図乃至第4A図を参照して説明した可変入賞
球装置1は、第5図に示すように遊技盤50のほぼ中央に
配置される。可変入賞球装置1の下方には、前記第1の
特定入賞玉検出器17を能動化し且つ前記玉受部材5a,5b
を短い時間間隔で開閉動作させるための始動入賞口装置
51が配置されている。始動入賞口装置51は、横方向に3
つの始動入賞口52、53a,53bが形成され、それぞれの始
動入賞口52、53a,53bは、入賞する打玉を検出する始動
入賞玉検出器54、55a,55bを内蔵している。しかして、
中央に配置される始動入賞口52に打玉が入賞して始動入
賞玉検出器54をONさせると、玉受部材5a,5bが2回開閉
動作し、左右に配置される始動入賞口53a,53bに打玉が
入賞して入賞玉検出器55a,55bをONさせると、玉受部材5
a,5bが1回開閉動作を行う。そして、その2回又は1回
の開閉動作中に玉受部材5a,5bに受け入れられた打玉が
第1の振分け部材13によって第1の特定入賞口16に導か
れて第1の特定入賞玉検出器17をONさせると特定遊技状
態を発生させることになる。
また、遊技盤50には、可変入賞球装置1の左右に通常
の入賞口56a,56bが配置されると共に、打玉が落下する
遊技領域を区画する誘導レール57の最下方には、いずれ
の入賞口、入賞球装置等に入賞しなかった打玉を回収す
るアウト口58が設けられている。また、遊技盤50の前面
は、第2図に示すようにガラス板59a,59bによって被覆
されている。
上記のように構成される可変入賞球装置1の作用につ
いて以下説明すると、電源投入後、直ちにモータ19、30
に給電され第1の振分け部材13と第2の振分け部材24と
が一定周期で回転している。また、ソレノイド22は、OF
F状態であるため連絡部材21が突出した状態となってい
る。このような状態で、遊技者の発射した打玉が始動入
賞口52、53a,53bのいずれかに入賞すると、玉受部材5a,
5bが2回又は1回開閉動作すると共にソレノイド22がON
されて連絡部材21が退避した状態となる。また、第1の
特定入賞玉検出器17が能動化されると共にVランプ32も
点灯される。そして、玉受部材5a,5bの開閉動作によっ
て打玉が受け入れられると、該打玉は、誘導径路10を流
下して第1の振分け部材13に到達して打玉受入凹部14か
第1の特定打玉受入凹部15のいずれかに収納されて回転
移動する。打玉が打玉受入凹部14に収納された場合に
は、第1の特定入賞口16に導かれることなく、ガイド片
20に沿って回転移動する。このとき、連絡部材21が退避
した状態であるので、ガイド片20の終端に到達した打玉
は、ガイド片20の終端からこぼれ落ちて入賞口23に入賞
して通常の入賞玉として処理される。一方、打玉が第1
の特定打玉受入凹部15に収納されて移動すると、該打玉
は、傾斜面15aから第1の特定入賞口16に入賞して第1
の特定入賞玉検出器17をONさせる。第1の特定入賞玉検
出器17がONすると、特定遊技状態となる。なお、第1の
特定入賞玉検出器17の能動化時間及びソレノイド22のON
時間は、始動入賞に基づく玉受部材5a,5bの開閉動作終
了後、開閉動作の終了間際に入賞して打玉が第1の特定
入賞口16に入賞したと仮定して第1の特定入賞玉検出器
17をONさせるのに十分な時間(例えば、3秒)に設定さ
れる。ただし、ソレノイド22のON時間は、特定遊技状態
となったときは、後述するように1回目の開閉サイクル
の前半まで継続される。
上記のようにして特定遊技状態になると、第1の特定
入賞玉検出器17が不能動化される(Vランプ32消灯)と
共に、始動入賞玉検出器54、55a,55bも不能動化され
る。また、第2の特定入賞玉検出器28が能動化されると
共にVランプ33が点灯する。しかして、所定のインター
バル時間の経過後に、玉受部材5a,5bを短い時間間隔で1
8回開閉動作させるか、又はその18回の開閉動作内であ
って10個の入賞玉が発生するまでの開閉動作である開閉
サイクルが開始されて打玉を受け入れることになるが、
開閉サイクルの前半、具体的には、入賞玉検出器9が5
個の入賞玉を検出するまで又は玉受部材5a,5bの8回目
の開閉動作が終了するまでソレノイド22のON状態が保持
される。このため、開閉サイクルの前半に玉受部材5a,5
bで受け入れた打玉は、すべて第1の振分け部材13によ
って入賞口23か第1の特定入賞口16に導かれる。この場
合、第1の特定入賞口16に打玉が導かれても第1の特定
入賞玉検出器17が不能動化されているので、単なる入賞
玉として処理される。
開閉サイクルの後半に突入すると、ソレノイド22がOF
Fとされて連絡部材21が突出するので、開閉サイクルの
後半に玉受部材5a,5bで受け入れられた打玉は、第1の
振分け部材13から連絡部材21を介して第2の振分け部材
24に導かれる。第2の振分け部材24に導かれた打玉は、
打玉受入凹部25又は第2の特定打玉受入凹部26に収納さ
れるが、第2の特定打玉受入凹部26に2個の打玉が収納
されない限り、第2の特定入賞口27に打玉が誘導される
ことはない。しかして、第2の特定入賞口27に打玉が導
かれることなく開閉サイクルが終了した場合には、その
終了後、一定時間が経過するまでソレノイド22のOFF状
態と第2の特定入賞玉検出器28を能動化した状態とを維
持する。そして、その一定時間内に第2の特定入賞玉検
出器28がONした場合には、2回目の開閉サイクルに移行
する。また、開閉サイクルの後半で開閉サイクルが終了
する前に第2の特定入賞口27に打玉が入賞して第2の特
定入賞玉検出器28をONさせると、継続権が発生する。継
続権が発生すると、直ちにその開閉サイクルが終了され
て所定のインターバル時間が設定される。そのインター
バル時間中には、ソレノイド22がONとされて連絡部材21
が退避し、モータ19、30が逆回転する。モータ19、30の
逆回転により第1の振分け部材13の打玉受入凹部14、1
5、及び第2の振分け部材24の打玉受入凹部25、26に収
納されていた打玉が入賞口23に導かれて入賞玉として処
理される。
上記したインターバル時間が終了すると2回目の開閉
サイクルが開始するが、この2回目の開閉サイクルの前
半においては、上記と同様にソレノイド22がONとされ、
後半においてOFFとされる。そして、継続権が発生した
場合には、上記と同様にインターバル時間中にソレノイ
ド22がONとされ、モータ19、30が逆回転される。そし
て、継続権が発生する限り。2回目〜15回目の開閉サイ
クルは、同じ動作を繰り返す。
最後の開閉サイクル、すなわち16回目の開閉サイクル
においては、それ以上継続権を発生させる必要がないの
で、連絡部材21を退避したままの状態、すなわちソレノ
イド22をONしたままの状態で保持しても良いが、すこし
でもソレノイド22の発熱量を減少させるため及び最後の
開閉サイクルである旨を遊技者に報知するため、ソレノ
イド22のON・OFFを交互に繰り返すようになっている。
以上、実施例に係る可変入賞球装置1の動作について
説明したが、本実施例によれば、特定遊技状態と継続権
とが異なる位置に設けられる特定入賞口16、27によって
発生されるので、特定遊技状態と継続権とを発生させる
ための打玉の流下径路が異なるため、遊技が単調となら
ず、遊技者の興味を引き付けることができる。また、本
実施例においては、可変入賞球装置1に受け入れられた
打玉が第1の振分け部材13から横方向に移動して第2の
振分け部材24に導かれるので、打玉の移動する様子を見
ることができ、遊技者が十分に楽しみながら遊技を行う
ことができる。
上記した実施例では、特定遊技状態となったときでも
玉受部材5a,5bによって受け入れられた打玉が第1の振
分け部材13を介して第2の振分け部材24に移動するよう
にしたが、特定遊技状態となったときに第1の振分け部
材13を介することなく、玉受部材5a,5bで受け入れた打
玉を直接第2の振分け部材24に誘導するようにしてもよ
い。例えば、第6図(第1図に示す可変入賞球装置1と
同等な構成部品には、同じ符号を付した)に示す可変入
賞球装置1のように、入賞玉検出器9の下方に電気的駆
動源(例えば、モータ)によって駆動される流路切換部
材60を配置し、始動入賞時には、流路切換部材60を第6
図に実線で示す状態として入賞玉検出器9を落下する打
玉を連絡部材21(ただし、固定されている)を介して第
1の振分け部材13に導き、特定遊技状態時には、流路切
換部材60を第6図に二点鎖線で示す状態として入賞玉検
出器9を落下する打玉を直接第2の振分け部材24に導く
ようにしてもよい。なお、第6図に示す第1の振分け部
材13、第2の振分け部材24は、第1図に示す第1の振分
け部材13、第2の振分け部材24によって第1の特定入賞
口16、第2の特定入賞口27に打玉が導かれる確率が異な
るようになっている。すなわち、第6図に示す第1の振
分け部材13によって第1の特定入賞口16に打玉が誘導さ
れる確率は、「1/6」であり、第2の振分け部材24によ
って第2の特定入賞口27に打玉が誘導される確率は、
「1/10」である。このように、第6図において第2の振
分け部材24が第2の特定入賞口27に打玉を導く確率を低
くしたのは、特定遊技状態時に流路切換部材60によって
直接第2の振分け部材24にすべての打玉を導くようにし
たため、第2の特定入賞口27へ誘導される確率が高いと
開閉サイクルが短い時間で終了して次の開閉サイクルに
移行してしまうため、特定遊技状態となっても多数の入
賞玉を獲得することができないという事態をなるべく発
生させないようにするためである。いずれにしても第1
図と第6図に示す可変入賞球装置1においては、特定遊
技状態を発生させる確率と継続権を発生させる確率が異
なるように設定されている。また、第6図に示す第2の
振分け部材24に形成される第2の特定打玉受入凹部26も
打玉を1個受け入れるように構成され、第2の特定入賞
口27に打玉を導くため、第2の特定打玉受入凹部26の底
面が傾斜面26aとなっている。
以上、実施例について説明してきたが、上記実施例で
は、振分け部材として円盤状のものを示したが、他の構
成のものでもよい。また、玉受部材も開閉するものでは
なく、横方向にスライドするものでもよいし、前後方向
に開閉するものでもよい。また、特定遊技状態時におけ
る開閉サイクルを規制する数値である18回の開閉回数、
10個の入賞玉等の数値も実施例に限定されるものではな
く、任意に設定すればよい。同様に継続回数も任意に設
定すればよい。更に、開閉サイクルの移行についても継
続権が発生すると同時に当該開閉サイクルを終了して次
回の開閉サイクルに移行するものについて説明したが、
継続権を記憶しておき、開閉サイクルが満了してから次
回の開閉サイクルに移行するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上、説明したところから明らかなように、この発明
においては、特定遊技状態と継続権とが異なる位置に設
けられる特定入賞領域によって発生されるので、特定遊
技状態と継続権とを発生させるための打玉の流下径路が
異なるため、遊技が単調とならず、遊技者の興味を引き
付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係る可変入賞球装置の正面図、第2
図は、遊技盤に取付けた状態での可変入賞球装置の断面
図、第3A図及び第3B図は、第1の振分け部材と第2の振
分け部材との関係を示す斜視図、第4A図及び第4B図は、
第2の振分け部材によって打玉が第2の特定入賞口に導
かれる様子を示す正面図と断面図、第5図は、第1図に
示す可変入賞球装置が遊技盤に配置された状態の遊技盤
に部分正面図、第6図は、可変入賞球装置の他の実施例
を示す正面図である。 1……可変入賞球装置 5a,5b……玉受部材 13……第1の振分け部材 15……第1の特定打玉受入凹部 16……第1の特定入賞口 (15、16……第1の特定入賞領域) 24……第2の振分け部材 26……第2の特定打玉受入凹部 27……第2の特定入賞口 (26、27……第2の特定入賞領域)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】始動入賞時に玉受部材に受け入れられた打
    玉が特定入賞領域へ入賞したことにより特定遊技状態と
    なって前記玉受部材を遊技者にとって不利な第2の状態
    から遊技者にとって有利な第1の状態に所定期間変化さ
    せると共に、特定遊技状態時における第1の状態中に前
    記玉受部材に受け入れられた打玉が前記特定入賞領域に
    入賞したときには、再度前記玉受部材を所定期間第1の
    状態に継続すべき継続権を発生させるようにした弾球遊
    技機の可変入賞球装置において、 前記特定入賞領域を前記特定遊技状態を発生させる第1
    の特定入賞領域と前記継続権を発生させる第2の特定入
    賞領域とに分けて形成し、 始動入賞時に前記玉受部材によって受け入れられた打玉
    を前記第1の特定入賞領域と他の入賞領域とのいずれか
    に振分けて誘導する第1の振分け部材と、特定遊技状態
    時に前記玉受部材によって受け入れられた打玉を前記第
    2の特定入賞領域と他の入賞領域とのいずれかに振分け
    て誘導する第2の振分け部材と、をそれぞれ設けたこと
    を特徴とする弾球遊技機の可変入賞球装置。
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