JPH06225966A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH06225966A
JPH06225966A JP3249493A JP3249493A JPH06225966A JP H06225966 A JPH06225966 A JP H06225966A JP 3249493 A JP3249493 A JP 3249493A JP 3249493 A JP3249493 A JP 3249493A JP H06225966 A JPH06225966 A JP H06225966A
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JP
Japan
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ball
state
stage
continuous winning
winning opening
Prior art date
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Application number
JP3249493A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別遊技においてサイクルの変更を判り易く
する。 【構成】 一般入賞口14と継続入賞口13を有する変
動入賞装置の凹室16内に、第1,第2,第3ステージ
23,24,25を形成したステージ部材21を設け、
第1,第2ステージには球数が異なる球保留部を設け、
ステージ部材にはモータを接続して回動可能とし、継続
入賞口に入賞した打球を検出して検出信号を送出する継
続入賞検出器を変換駆動制御手段に接続し、継続入賞検
出器からの信号に基づいてステージ部材を回動してステ
ージ部材の向きを変えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技者にとって不利な
第1状態と有利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置
を備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】打球が継続入賞口に入賞すると、変動入
賞装置の翼を所定回数開閉することを1サイクルとし、
このサイクル中に打球が継続入賞口に再度入賞すると上
記サイクルを所定の回数だけ更新できる特別遊技を行な
うことができるようにした所謂第2種のパチンコ機は従
来から種々開発されている。また、各サイクル中を前半
と後半に分けて、前半では入賞球を保留しておき、後半
になると保留を解除して入賞球を一斉に流下させるよう
にしたパチンコ機も開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のパチンコ機は、いずれも継続入賞口に打球が入
賞して次のサイクルに移行する場合であっても、変動入
賞装置の内部で変化がなく、どのサイクルでも見た目は
同じである。このため、サイクル数を表示する表示器を
設けたパチンコ機も開発されているが、実際の遊技にお
いては、遊技者の関心は打球が継続入賞口に入賞して特
別遊技を継続できるか否かであり、サイクル数の表示器
を確認することは稀である。したがって、実際の遊技で
は、遊技者がサイクルの移行を正確に把握していること
は極めて少ない。また、従来のパチンコ機は、打球が継
続入賞口に入賞して特別遊技が継続される状態になって
も、これを積極的に遊技者に知らせないので、アピール
度に欠け、遊技者の歓喜を高揚することが困難であっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記に
鑑み提案されたもので、一般入賞口と継続入賞口とを有
し、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有
利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置と、上記継続
入賞口に入賞した打球を検出する継続入賞検出手段と、
該継続入賞検出手段からの検出信号により上記変動入賞
装置を予め定めた規定に基づく第2状態に変換する特別
遊技状態を起生させるとともに、該規定に基づく第2状
態の変換中に打球が上記継続入賞口へ再度入賞すること
に基づいて上記特別遊技状態を再度最初から起生させる
駆動制御手段と、を有する弾球遊技機において、上記変
動入賞装置の内部に設けられ、駆動源の駆動により遊技
者側から見える状態が変化する形態変更手段と、上記継
続入賞検出手段からの検出信号に基づいて変動入賞装置
の形態変更手段を変化させる変換駆動制御手段と、を備
えたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】継続入賞検出手段からの検出信号が駆動制御手
段に送られると、変動入賞装置を予め定めた規定に基づ
く第2状態に変換する特別遊技状態を起生し、この特別
遊技状態で第2状態の変換中に打球が継続入賞口に再度
入賞すると、継続入賞検出手段からの検出信号に基づい
て特別遊技状態を再度最初から開始させる。そして、継
続入賞検出手段が入賞球を検出すると、変換駆動制御手
段が変動入賞装置の形態変更手段の駆動源を作動し、こ
れにより変動入賞装置の内部の形態を変化させる。した
がって、遊技者は通常通りに変動入賞装置の周辺を漫然
と見ながら特別遊技を行なっていれば、視線を意識的に
移すことをしなくても、変動入賞装置の内部の形態の変
化により打球が継続入賞口に入賞したことを視覚を通し
て認識することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は、弾球遊技機の一実施例である所謂第2
種パチンコ機の遊技盤1の正面図である。この遊技盤1
の表面にはガイドレール2により囲まれた遊技領域3を
形成し、該遊技領域3内のほぼ中央に変動入賞装置4
を、該変動入賞装置4の下方に第1始動口5,5、第2
始動口6を配設し、その他の部分にも入賞具7…や打球
の流下方向を変える風車8…等を設ける。
【0007】変動入賞装置4は、図2及び図3に示すよ
うに、遊技盤1表面に取り付ける取付基板9に開口部を
開設し、該開口部の左右に一対の可動部材10,10を
それぞれ支軸11により回動可能な状態で設け、開口部
の上方に庇部12を突設し、開口部の下縁部分には中央
に継続入賞口13を、その左右に一般入賞口14,14
をそれぞれ設け、取付基板9の裏側にケース15を取り
付けて凹室16を形成し、該凹室16の内部には、前端
縁が上記可動部材10,10の軸着基端間に位置して後
方に向けて僅かに下り傾斜した棚板17を架設し、該棚
板17の後端縁に臨ませて形態変更手段を配設し、ケー
ス15の背面部分には可動部材用の電気的駆動源として
ソレノイド18,18を取り付け、該ソレノイド18と
可動部材10とは支軸11の後端に固定したクランク部
材19および接続部材20を介して接続する。
【0008】したがって、ソレノイド18,18が消磁
した状態では、各ソレノイド18の復帰スプリングの付
勢により、図2に示すように、可動部材10,10が起
立して凹室16内に打球を受け入れない状態、即ち遊技
者にとって不利な第1状態となり、各ソレノイド18を
励磁すると、クランク部材19のクランク作用により両
可動部材10,10が上端を外側に倒す方向に回動し、
庇部12と上端との間から打球を凹室16内に受け入れ
て一般入賞口14,14または継続入賞口13に入賞さ
せる状態、即ち遊技者にとって有利な第2状態に変換す
る。そして、本実施例において凹室16内に入った打球
は形態変更手段により一時保留されたりする。
【0009】本実施例の形態変更手段は、回り舞台で3
種類の形態に変換でき、しかも上下に動くように構成し
てある。このため、図6に示すように、円盤状のステー
ジ部材21上に約120度間隔で仕切り板22…を立設
して第1ステージ23、第2ステージ24、第3ステー
ジ25を形成し、第1ステージ23上には図7に示すよ
うに両手を広げた第1装飾人形26を設けるとともに該
第1装飾人形26の直前に球を1個収容可能な樋状の第
1球保留部27を所定の高さに設け、第2ステージ24
上には図6に示すようにスカート28を着用した第2装
飾人形29を設け、この第2装飾人形29のスカート2
8には球が2個並ぶ幅で球止め部を突設することにより
第2球保留部30を形成し、第3ステージ25には図1
3に示すように片手を挙げた第3装飾人形31をポール
32によって上下動可能な状態で設ける。なお、第3ス
テージ25の床面は、第1,第2ステージ23,24の
床面よりも低く設定してある。
【0010】そして、図6に示すように、駆動円盤33
の中心に立設した断面三角形の回転駆動軸34を上記ス
テージ部材21の中心穴内に下方から遊嵌してステージ
部材21を駆動円盤33に対して上下動可能な状態で組
み付ける。また、駆動円盤33をベース部材35に回転
可能な状態で取り付け、ベース部材35の下面に設けた
電気的駆動源である減速機付モータ36の出力軸に駆動
円盤33を接続する。なお、駆動円盤33の下面にはス
テージ部材21の位置検出用突片37…を120度間隔
で設けると共に、ステージ部材21の初期位置を検出す
るための突片38を1つ設け、ベース部材35には上記
各突片37,38の遮光によりオン−オフするステージ
位置検出器39と初期位置検出器40を設けてある。本
実施例では、第1ステージ23が遊技者から見える位
置、即ち第1ステージ23が凹室16の奥で前方の開口
部に向かって停止する位置を初期位置に設定するので、
この初期状態で初期位置検出用の突起38が初期位置検
出器40に作用するようにそれぞれの位置を設定してあ
る。
【0011】また、ステージ部材21を上下動させるた
めに、ケース15の上面から突出したステージ部材21
の軸41の上端に円盤42をねじ止めし、ケース15の
上面に軸着した揺動部材43の先端に形成した二股部分
44を上記円盤42の下に係合する。そして、ケース1
5の後部に設けたモータ45の出力軸に偏心板46を固
定し、該偏心板46のピン47を揺動部材43の後端に
形成した長孔内に遊嵌する。なお、偏心板46には、検
出器48に作用して偏心板46の位置、即ちステージ部
材21の最下位置を検出するための作用片49を一体に
形成してある。
【0012】したがって、モータ45を作動して偏心板
46を回転すると、ピン47が次第に下降するので揺動
部材43が軸43′を中心にして揺動して先端の二股部
分44を上昇する。このため、円盤42が持ち上げられ
てステージ部材21が上昇し、ピン47が最も低い位置
まで下降するとステージ部材21が最も高い位置とな
る。なお、ステージ部材21が上昇しても、駆動円盤3
3の回転駆動軸34がステージ部材21の断面略三角形
の孔内に遊嵌しているだけなので、駆動円盤33がステ
ージ部材21と共に上昇することはない。
【0013】偏心板46が更に回転すると、ピン47が
次第に上昇し始めるので揺動部材43が反対方向に揺動
し、先端の二股部分44を下降し始める。したがって、
ステージ部材21が最も高い位置から次第に下降し、ピ
ン47が最も高い位置まで上昇するとステージ部材21
が最も低い位置となる。モータ45が作動している間は
上記したステージ部材21が上下動を繰り返している。
そして、モータ45の作動が停止する場合には作用片4
9が検出器48に作用した時点なので、偏心板46のピ
ン47が最も高い位置で停止し、これによりステージ部
材21は最も下がった状態で停止する。
【0014】この様に、ステージ部材21は、モータ4
5の作動により繰り返し上下動することが可能であり、
図9及び図10に示すように、第1ステージ23が前に
向いた状態でステージ部材21が上下動すると、第1球
保留部27が打球を保留可能な状態と流下可能な状態と
に変換する。
【0015】第1ステージ23が前に向いた状態におい
ては、第1球保留部27が、棚板17の傾斜下端縁近傍
であって、且つ継続入賞口13のまっすぐ上流に位置し
ている。そして、図9に示すように、第1ステージ23
が十分に上昇した状態では、第1球保留部27の略U字
状前端縁と棚板17の傾斜下端縁との間隔が狭くなり、
この間隔内を打球が通過できないように設定してある。
したがって、第1ステージ23が十分に上昇した状態で
打球が棚板17上を流下してくると、この打球が第1球
保留部27に落下可能であり、一旦第1球保留部27内
に落下した打球は、第1球保留部27が十分な深さを有
しているので弾んで飛び出すことは殆どない。そして、
第1球保留部27内に入った打球は、第1球保留部27
が前方に向けて僅かに下り傾斜になっていても、第1球
保留部27と棚板17との間から前方に流下することを
阻止され、棚板17の傾斜下端縁に当接した状態で第1
球保留部27内に一時的に保留される。なお、第1球保
留部27内に1個の打球が保留されると満杯になるの
で、後から流下してきた打球はステージ部材21上面に
落下し、そのまま凹室16の底面50を前方に向かって
流下する。
【0016】第1球保留部27内に打球を1個保留した
状態でステージ部材21が下降すると、第1球保留部2
7材の前端縁と棚板17の傾斜下端縁との間隔が拡大さ
れて打球が通過できる状態に変換する。したがって、ス
テージ部材21が十分に下降すると、図10に示すよう
に、第1球保留部27内で保留されていた打球が棚板1
7の傾斜下端縁から外れて凹室16の底面50上に落下
する。この様にして凹室16の底面50上に落下する打
球の位置は継続入賞口13の近くのまっすぐ上流側であ
り、尚且つこの打球は第1球保留部27内で一旦安定し
た状態で保留されてから流出した打球なので底面50の
傾斜により素直に流下する。このため、第1球保留部2
7から落下した打球は、凹室16の底面50上をまっす
ぐに流下して継続入賞口13に入賞する確率が高く、本
実施例では約90%の確率で継続入賞口13に入賞す
る。なお、継続入賞口13に入賞しなかった打球は一般
入賞口14に入賞する。
【0017】この様に、第1ステージ23が前に向いた
状態でステージ部材21が上下動すると、第1球保留部
27が球を1個保留し、この打球により継続入賞口13
への入賞が果たされる確率が高い。
【0018】次に、第2ステージ24が前に向いた状態
では第2装飾人形29のスカート28に形成した第2球
保留部30が、棚板17の傾斜下端縁近傍であって、且
つ継続入賞口13のまっすぐ上流に位置している。そし
て、第1ステージ23が十分に上昇した状態では、図1
1に示すように、スカート28の先端、即ち第2球保留
部30の傾斜前端縁と棚板17の傾斜下端縁との間隔が
狭くなり、この間隔内を打球が通過できないように設定
してある。したがって、第1ステージ23が十分に上昇
した状態で打球が棚板17上を流下してくると、この打
球が第2球保留部30に落下可能であり、一旦第2球保
留部30内に落下した打球は、第2球保留部30が前方
に向けて僅かに下り傾斜になっていても、第2球保留部
30と棚板17との間から前方に流下することを阻止さ
れ、棚板17の傾斜下端縁に当接した状態で第2球保留
部30内に一時保留される。なお、第2球保留部30内
に打球が2個保留されると満杯になるので、後から流下
してきた打球はステージ部材21上面に落下し、そのま
ま凹室16の底面50を前方に向かって流下する。
【0019】第2球保留部30内に打球を2個乃至1個
保留した状態でステージ部材21が下降すると、第2球
保留部30材の前端縁と棚板17の傾斜下端縁との間隔
が拡大されて打球が通過できる状態に変換する。したが
って、ステージ部材21が十分に下降すると、図12に
示すように、第2球保留部30内で保留されていた打球
が棚板17の傾斜下端縁から外れて凹室16の底面50
上に落下する。この様にして凹室16の底面50上に落
下する打球の位置は継続入賞口13の中心から僅かに外
れているがすぐ上流側である。このため、第2球保留部
30から落下した打球は、凹室16の底面50上を流下
して継続入賞口13に入賞する確率が高く、本実施例で
は約70%の確率で継続入賞口13に入賞する。
【0020】この様に、第2ステージ24が前に向いた
状態でステージ部材21が上下動すると、第2球保留部
30が1乃至2個の打球を保留可能であり、この保留し
た打球により継続入賞口13への入賞が果たされる確率
が比較的高い。
【0021】第3ステージ25が前に向いてステージ部
材21が下降した状態では、第3ステージ25の床面が
第1,第2ステージ23,24の床面よりも低く設定し
てあるので、図13に示すように、第3ステージ25の
床面が凹室16の底面50よりも下がって境界に段差が
生じ、この段差が球保留部として機能する。したがっ
て、この状態で棚板17からステージ上に打球が流下し
てくると、これらの打球はステージに落下したときの反
動で飛び跳ねて上記した段差を飛び越して凹室16の底
面50上を流下するが、段差を飛び越さない打球は、図
13に示すように、段差によって保留される。本実施例
では打球を約3個まで保留できるように設定してある
が、実際には段差が小さいので、容易に3個に達するこ
とはない。
【0022】段差で打球を保留した状態でステージ部材
21が上昇すると段差がなくなるので、図14に示すよ
うに、保留されていた打球が凹室16の底面50上を前
方に向かって流下し、継続入賞口13或は一般入賞口1
4に入賞する。打球を保留していた段差、即ち凹室16
の底面50の傾斜状端縁は継続入賞口13の中心の延長
線上に仮想中心を設定した円弧状に形成されているの
で、3個の打球が保留されていた場合には真中の打球が
継続入賞口13に入賞する確率が高く、2個の打球を保
留した場合には両方の打球が継続入賞口13の中心の延
長線から外れた位置から流下し始めるので継続入賞口1
3に入賞する確率が少し低下するが、打球が1個の場合
には3個の打球を保留した場合と同様の確率となり、本
実施例では平均すると約30%の確率で継続入賞口13
に入賞するように設定してある。
【0023】この様に、本実施例による変動入賞装置4
は、ステージ部材21を回動して第1,第2,第3ステ
ージ23,24,25を適宜に選択することにより遊技
者から見える凹室16内の形態を変換することができる
とともに、打球の保留態様も変換することができ、この
保留態様の変換により継続入賞口13に入賞する確率も
変化させることができる。
【0024】次に、上記した変動入賞装置4を備えたパ
チンコ機における遊技について説明する。なお、パチン
コ機は、マイクロコンピュータなどからなる特別遊技状
態制御手段51の制御の下で作動し、該特別遊技状態制
御手段51の駆動制御手段52の制御の下で変動入賞装
置4が作動し、ステージ部材21は変換駆動制御手段5
3の制御の下で形態、即ちステージを変換する。電源投
入時には初期位置検出器40の作用により変動入賞装置
4のステージ部材21は第1ステージ23を前に向けて
上下動を繰り返している。なお、可動部材10,10は
打球を受け入れない第1状態で停止している。
【0025】この初期状態で遊技者が打球を発射し、こ
の打球が第1始動口5に入賞すると第1始動検出器5′
が、第2始動口6に入賞すると第2始動検出器6′が入
賞球を検出して特別遊技状態制御手段51に信号を送
り、特別遊技状態制御手段51は、第1始動検出器5′
からの信号を受けると、変動入賞装置4の可動部材1
0,10を第1状態から第2状態に所定時間(例えば
0.6秒間)だけ1回変換し、第2始動検出器6′から
の信号を受けると可動部材10,10を第1状態から第
2状態に2回変換する。
【0026】この様にして変動入賞装置4の可動部材1
0,10が第2状態に変換したときに打球が開いた可動
部材10,10上に流下すると、この打球は可動部材1
0から棚板17上を流下して凹室16内に案内され、第
1ステージ23に向かって流下する。そして、棚板17
の傾斜下端から第1ステージ23上に落下し、凹室16
の底面50上を前方に向かって流下し、継続入賞口13
または一般入賞口14に入賞する。なお、可動部材1
0,10が1回または2回開閉動作を行なっている間、
およびその後もステージ部材21は上下動を繰り返して
いるので、可動部材10,10が受け入れた打球が第1
球保留部27に入ることがあるが、この場合はステージ
部材21が下降したときに第1球保留部27に入った打
球が凹室16の底面50上に落下するので、継続入賞口
13に入賞する確率が高くなる。
【0027】打球が一般入賞口14,14に入賞すると
所定数の賞球が排出されるだけでその後の遊技状態に変
化はないが、打球が継続入賞口13に入賞すると「大当
り」となり特別遊技の権利が発生する。なお、打球が継
続入賞口13に入賞すると、継続入賞検出手段として設
けた継続入賞検出器54がこの入賞球を検出して特別遊
技状態制御手段51に大当り発生信号を送り、この信号
により駆動制御手段52が変動入賞装置4を予め定めた
規定に基づく第2状態に変換する特別遊技状態を起生さ
せるとともに、該規定に基づく第2状態の変換中に打球
が継続入賞口13へ再度入賞することに基づいて上記特
別遊技状態を再度最初から起生させる。
【0028】本実施例における特別遊技は、従来の所謂
第2種のパチンコ機における遊技形態と基本的には同じ
であり、可動部材10,10が所定回数(例えば18
回)第1状態と第2状態とを繰り返すこと、即ち所定回
数だけ開閉することを1サイクルとし、このサイクル中
に打球が継続入賞口13に入賞するとサイクルを更新し
て所定のサイクル(例えば15サイクル目)まで継続す
ることができ、サイクル中に継続入賞口13に入賞しな
い場合には残りサイクルに拘らず当該特別遊技を終了す
る。なお、あるサイクル中に打球が一般入賞口14,1
4に所定数(例えば10個)入賞すると、その時点で当
該サイクルが終了し、継続入賞口13に入賞すればサイ
クルの更新が行なわれるが、継続入賞口13に入賞しな
い場合には当該サイクルで特別遊技が終了する。一般入
賞口14,14に入賞した打球の検出は計数用検出器5
5により行ない、該検出器55からの信号を特別遊技状
態制御手段51によりカウントし、カウント数が所定数
(例えば10個)に達すると、特別遊技状態制御手段5
1の制御により特別遊技が終了する。
【0029】また、本実施例における特別遊技ではサイ
クルが更新される度にステージ部材21を回動して凹室
16内の形態を変更し、これにより遊技者にサイクルの
更新を視覚を通して知らしめることができるように構成
してある。更に、本実施例における変動入賞装置4は、
ステージの種類によって継続入賞口13への入賞確率が
異なるような打球保留機構を備えているので、継続権利
の達成に難易の差があり、これにより遊技の興趣を従来
にない手法により高揚させている。
【0030】具体的に説明すると、第1ステージ23
は、1サイクル目、4サイクル目、7サイクル目、13
サイクル目で凹室16内で前に向き、当該サイクルの前
半では上昇した状態で停止して第1球保留部27内に打
球を保留可能な状態を維持し、後半(例えば一般入賞口
14,14に打球が6個入賞した後)は下降して第1球
保留部27内の打球の保留を解除するように設定してあ
る。
【0031】また、第2ステージ24は、2サイクル
目、5サイクル目、8サイクル目、11サイクル目、1
4サイクル目で凹室16内で前に向き、当該サイクルの
前半では上昇した状態で停止して第2球保留部30内に
打球を2個まで保留可能な状態を維持し、一般入賞口1
4,14への入賞球が6個を超えた後半は下降して第2
球保留部30内の打球の保留を解除するように設定して
ある。
【0032】第3ステージ25は、3サイクル目、6サ
イクル目、9サイクル目、12サイクル目、15サイク
ル目に前に向き、当該サイクルの前半では下降した状態
で停止して段差に打球を保留可能な状態を維持し、一般
入賞口14,14への入賞球が6個を超えた後半は上昇
して保留していた打球を継続入賞口13又は一般入賞口
14,14に向けて流下させるように設定してある。
【0033】したがって、継続入賞口13に入賞した打
球を継続入賞検出器54が検出して特別遊技状態制御手
段51に信号を送出することにより特別遊技の権利が発
生すると、所定のウエイトタイムが経過した後に1サイ
クル目が開始し、ステージ部材21が上昇して第1ステ
ージ23を前に向けた状態で停止し、可動部材10,1
0が所定回数(18回)まで開閉動作を繰り返す。
【0034】この状態で可動部材10,10が受け入れ
た打球が棚板17上から第1ステージ23に落下し、凹
室16の底面50を流下して一般入賞口14又は継続入
賞口13に入賞する。打球が一般入賞口14に入賞する
と、計数用検出器55からの検出信号に基づいて特別遊
技状態制御手段51がカウントし、このカウント数が6
個に到達するまではステージ部材21が上昇した状態を
維持する。
【0035】したがって、この下降状態で棚板17上を
流下した打球が第1球保留部27内に入ると、上記入賞
球数が6個に到達するまで保留される。そして、入賞球
数が6個になると駆動制御手段52の制御によりステー
ジ部材21が下降するので、保留を解除された第1球保
留部27内の打球が凹室16の底面50上を流下して一
般入賞口14又は継続入賞口13に入賞する。可動部材
10,10が所定の18回まで開閉動作を終了する前、
或は一般入賞口14,14に所定の10個の打球が入賞
する前に打球が継続入賞口13に入賞しなかった場合に
は当該1サイクル目で特別遊技が終了して通常の遊技状
態に戻るが、第1球保留部27によって保留した打球或
は棚板17から凹室16の底面50上に直接落下した打
球のいずれかの打球が継続入賞口13に入賞すれば2サ
イクル目に移行できる。なお、第1ステージ23が前に
向いた状態では約90%の確率で継続入賞口13に入賞
するので、継続できる確率は約90%と高い。
【0036】打球が継続入賞口13に入賞すると、この
入賞球を検出した継続入賞検出器54が特別遊技状態制
御手段51と変換駆動制御手段53に信号を送り、この
信号に基づいてサイクル更新の条件が達成されたことを
判断し、所定のウエイトタイムの間にステージ部材21
を回動して第2ステージ24が凹室16内で前を向く状
態に変換し、該ウエイトタイムが経過した後に2サイク
ル目を開始する。
【0037】この様に、本実施例では継続入賞口13に
入賞して継続条件が達成されれば最も目立つ凹室16内
の形態が自動的に変換されるので、遊技者は打球が継続
入賞口13に入賞したことを見逃してもステージの変換
により確実に視認することができ、安心して遊技を行な
うことができるばかりなく、継続の喜びも一層高められ
る。
【0038】2サイクル目の特別遊技が開始されると、
可動部材10,10が前記と同様に開閉動作を開始する
とともに、ステージ部材21が上昇して停止し、第2球
保留部30内に打球を保留できる状態を維持する。この
状態で可動部材10,10が受け入れた打球が棚板17
上から第2ステージ24に落下し、凹室16の底面50
を流下して一般入賞口14,14又は継続入賞口13に
入賞する。打球が一般入賞口14に入賞すると、計数用
検出器55からの検出信号に基づいてカウントし、この
カウント数が6個に到達するまではステージ部材21が
上昇した状態を維持する。したがって、この上昇状態で
棚板17上を流下した打球が第2球保留部30内に最大
2個まで入ると、上記入賞球数が6個に到達するまで保
留される。そして、入賞球数が6個になるとステージ部
材21が下降するので、保留を解除された第2球保留部
30内の打球が1個の場合も又2個の場合も凹室16の
底面50上を流下して一般入賞口14又は継続入賞口1
3に入賞する。可動部材10,10が所定の18回まで
開閉動作を終了する前、或は一般入賞口14,14に所
定の10個の打球が入賞する前に打球が継続入賞口13
に入賞しなかった場合には当該2サイクル目で特別遊技
が終了して通常の遊技状態に戻るが、第2球保留部30
によって保留した打球或は棚板17から凹室16の底面
50上に直接落下した打球のいずれかの打球が継続入賞
口13に入賞すれば3サイクル目に移行できる。なお、
第2ステージ24が前に向いた状態では約70%の確率
で継続入賞口13に入賞するので、継続できる確率は第
1ステージ23の場合に比較すると少し低いがそれでも
約70%の確率で継続できる。
【0039】第2ステージ24が前に向いた2サイクル
中に打球が継続入賞口13に入賞すると、この入賞球を
検出した継続入賞検出器54が特別遊技状態制御手段5
1と変換駆動制御手段53に信号を送り、この信号に基
づいてサイクル更新の条件が達成されたことを判断し、
所定のウエイトタイムの間にステージ部材21を回動し
て第3ステージ25が凹室16内で前を向く状態に変換
し、該ウエイトタイムが経過した後に3サイクル目を開
始する。
【0040】3サイクル目の特別遊技が開始されると、
可動部材10,10が前記と同様に開閉動作を開始する
とともに、ステージ部材21が下降して凹室16の底面
50との間に段差を形成した状態で停止する。この状態
で可動部材10,10が受け入れた打球が棚板17上か
ら第2ステージ24に落下し、凹室16の底面50を流
下して一般入賞口14,14又は継続入賞口13に入賞
する。打球が一般入賞口14に入賞すると、計数用検出
器55からの検出信号に基づいてカウントし、このカウ
ント数が6個に到達するまではステージ部材21が下降
した状態を維持する。
【0041】したがって、この下降状態で棚板17上を
流下した打球が段差で停止すると、上記入賞球数が6個
に到達するまで保留される。そして、入賞球数が6個に
なるとステージ部材21が上昇して凹室16の底面50
との間の段差をなくすので、保留を解除された打球が凹
室16の底面50上を流下して一般入賞口14又は継続
入賞口13に入賞する。可動部材10,10が所定の1
8回まで開閉動作を終了する前、或は一般入賞口14,
14に所定の10個の打球が入賞する前に打球が継続入
賞口13に入賞しなかった場合には当該3サイクル目で
特別遊技が終了して通常の遊技状態に戻るが、段差によ
って保留した打球或は棚板17から凹室16の底面50
上に直接落下した打球のいずれかの打球が継続入賞口1
3に入賞すれば4サイクル目に移行できる。
【0042】なお、第3ステージ25が前に向いた状態
では約30%の確率で継続入賞口13に入賞するだけな
ので、継続できる確率は第1ステージ23、第2ステー
ジ24の場合に比較すると低いが、この低い確率での難
関を突破すれば確率の高い第1ステージ23に変換され
るので、遊技者の期待も大きく、同時に3サイクル目で
継続入賞口13に入賞したときの喜びもこれに伴って大
きなものとなる。
【0043】3サイクル目が終了して4サイクル目が開
始されるまでのウエイトタイム中にステージ部材21が
回動して第1ステージ23に変換する。第1ステージ2
3が前に向くと打球が継続入賞口13に入賞する確率が
最も高いので、この4サイクル目の遊技においては遊技
者は落ちついて遊技を行なうことができる。
【0044】また、4サイクルの遊技中に打球が継続入
賞口13に入賞すると、ウエイトタイム中にステージ部
材21が回動して第2ステージ24が前に向いた状態に
変換してから5サイクル目が開始される。第2ステージ
24が前に向くと打球が継続入賞口13に入賞する確率
が2番目に高いのこの5サイクル目の遊技においても遊
技者は比較的落ちついて遊技を行なうことができる。そ
して、5サイクル目で打球が継続入賞口13に入賞する
と、6サイクル目が開始されるまでのウエイトタイム中
にステージ部材21が回動して第3ステージ25が前に
向いた状態に変換する。
【0045】第3ステージ25が前に向くと継続入賞口
13に入賞する確率が低いので、遊技者は特別遊技を継
続できなくなるのではないかという不安と、この第3ス
テージ25の5サイクル目で無事継続入賞口13に入賞
させることができれば6サイクル目、7サイクル目が第
1,第2ステージ24で行なわれるので比較的容易にク
リヤー(継続入賞口13に入賞させて次のサイクルまで
特別遊技を継続できる条件を達成できること)でき、こ
のため大量の賞球を獲得できる、という期待とを併せて
持つこととなり、遊技の興趣を高揚させることができ
る。
【0046】この様に、本実施例におけるパチンコ機で
は、特別遊技の権利が発生してから変動入賞装置4の凹
室16内の形態がサイクルの更新によって第1,第2,
第3ステージ23,24,25に予め設定した順番で変
換するとともに、ステージの変換により継続入賞口13
への入賞確率も異なり、比較的継続が難しい3サイク
ル,6サイクル,9サイクル,12サイクルで更新でき
ればほぼ最終サイクルの15サイクルまで到達すること
ができる。そして、最終の15サイクル目で打球が継続
入賞口13に入賞してもサイクルの更新は行なわれず
に、可動部材10,10が所定の18回の開閉を終了し
たとき或は入賞球数が所定の10個に達したときのいず
れか速く成立した終了条件に基づいて当該特別遊技が終
了し、通常の遊技状態に戻る。
【0047】なお、上記したパチンコ機は、特別遊技に
おけるステージの変換順序は予め設定されているが、本
発明はこれに限らず他の要素によって変換するステージ
が選択されるように構成してもよいし、乱数によりまっ
たく不規則な順序で変換してもよい。
【0048】例えば、始動口に入賞すると変換表示を開
始する普通図柄表示器を設け、この普通図柄表示器の停
止態様によって変換する形態を選択するように構成して
もよく、前記した変動入賞装置4の場合、普通図柄表示
器が「7」で賞態様を形成したときには最も継続確率の
高い第1ステージ23から特別遊技を開始し、「5」で
賞態様を形成したときには次に継続確率の高い第2ステ
ージ24から、「3」で賞態様を形成したときには継続
確率が最も低い第3ステージ25から特別遊技を開始す
るようにしてもよい。
【0049】また、変動入賞装置4の形態変更手段は、
ステージ部材21を回動することにより凹室内の形態を
変換するものに限定されるものではなく、駆動源の駆動
により遊技者側から見える状態が変化するものであれば
どのような構成でもよく、ステージ部材21など形態を
変更する部材の動きも回動に限るものではない。
【0050】例えば、図16乃至図18に示すように、
凹室16の底面50に3つの球保留片56a,56b,
56cを円弧状に並べて設け、電気的駆動源としてのソ
レノイド(図示せず)の駆動により出没可能としてもよ
い。そして、特別遊技の権利が発生して1サイクル目の
前半ではソレノイドが消磁したままなのですべての球保
留片56…が没しているが、一般入賞口14,14への
入賞球数が所定数(6個以上)になったり或は可動部材
10,10の開閉回数が所定回数(8回)になるなどし
てサイクル後半になると、図16に示すように、左右の
球保留片56a,56cが第1ソレノイドの駆動により
凹室16の底面50から突出して中央の球保留片56b
が没した第1形態となり、底面50上を流下してくる打
球を左右の球保留片56a,56cで中央に誘導し、継
続入賞口13に入賞する確率を高める。なお、本実施例
では左右の球保留片56a,56cが打球を誘導するの
で、約90%の確率で継続入賞口13に入賞する。
【0051】継続入賞口13に入賞して継続条件が達成
されると、ず17に示すように、継続入賞検出器54か
らの検出信号により変換駆動制御手段53が第1,第2
ソレノイドを励磁して3つの球保留片56a,56b,
56cを底面50から突出させ、これらの球保留片56
…により打球を保留可能な状態に変換してから2サイク
ルを開始する。2サイクルも後半になると第1,第2ソ
レノイドを消磁してすべての球保留片56…を下降する
ので、球保留片56…による保留が解除され、保留され
ていた打球が一斉に流下する。本実施例では3つの球保
留片56…が円弧状に配置され、しかも中央の球保留片
56bが継続入賞口13のすぐ上流側に位置しているの
で、この球保留片56bにより保留されていた打球が継
続入賞口13に入賞する確率が高い。なお、第2形態で
は約70%の確率で継続入賞口13に入賞する。
【0052】継続入賞口13に入賞して継続入賞検出器
54が信号を送出すると、図18に示すように、変換駆
動制御手段53が第2ソレノイドだけを励磁して中央の
球保留片56bが底面50上に突出した第3形態に変換
し、この状態で3サイクル目を開始する。3サイクルも
後半になると変換駆動制御手段53が第2ソレノイドも
消磁して中央の球保留片56bを下降するので、該球保
留片56bにより保留されていた打球が継続入賞口13
に向かって流下する。中央の球保留片56bだけが突出
した状態では保留される確率も低いので、第3形態で打
球が継続入賞口13に入賞する確率は、第1,第2形態
に比較すると低いが、保留された打球があれば高い確率
で継続入賞口13に入賞する。
【0053】この様に、本実施例では3つの球保留片5
6…の出没状態で凹室16内の形態が変化し、また、こ
れにより打球の保留状態も変化し、第1形態、第2形
態、第3形態の順で継続入賞口13への入賞確率が高
い。したがって、この変動入賞装置4も前記した実施例
と同様に、サイクルの更新により凹室16内の形態ばか
りでなく継続可能性も変化させることができ、メリハリ
のある特別遊技にすることができる。
【0054】なお、形態変更手段は、打球の流下方向を
変更したり打球を保留する機能などがなくてもよい。例
えば、凹室16内の模様や色彩などが変化するだけでも
よい。
【0055】また、上記したパチンコ機は所謂第2種で
あるが、本発明に係る弾球遊技機はこれに限定されるも
のではなく、一般入賞口14と継続入賞口13とを有
し、遊技者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有
利な第2状態とに変換可能な変動入賞装置4と、上記継
続入賞口13に入賞した打球を検出する継続入賞検出手
段と、該継続入賞検出手段からの検出信号により上記変
動入賞装置4を予め定めた規定に基づく第2状態に変換
する特別遊技状態を起生させるとともに、該規定に基づ
く第2状態の変換中に打球が上記継続入賞口13へ再度
入賞することに基づいて上記特別遊技状態を再度最初か
ら起生させる駆動制御手段52と、を有する弾球遊技機
であればどのような遊技内容であっても、また、どのよ
うな構成であってもよい。
【0056】例えば、始動口に入賞すると特別図柄表示
器が変換表示を開始し、この特別図柄表示器の停止態様
が大当りになった場合、例えば3桁のデジタル表示器が
「7」「7」「7」で停止すると特別遊技の権利が発生
し、特別遊技が開始されると大入賞口(継続入賞口13
を有する所謂アタッカーや可動部材を開閉する変動入賞
装置等)が開いて遊技者にとって有利な状態に変換し、
所定時間が経過するまで或は所定数の打球が入賞するま
でに打球が継続入賞口13に入賞すると2サイクル目の
特別遊技状態を継続できるようにした所謂1種のパチン
コ機でもよい。また、所謂アレンジ式遊技機やスロット
マシン式遊技機などでもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、継
続入賞口に打球が入賞して次のサイクルに移行する場合
に、変動入賞装置の内部で形態変更手段が変化するの
で、遊技者にサイクル数の表示器を確認させるまでもな
くサイクルの移行を正確に把握させることができる。し
たがって、遊技者はサイクル数表示器などをわざわざ確
認するまでもなく安心して遊技を楽しむことができる。
また、打球が継続入賞口に入賞して特別遊技が継続され
る状態になった場合には凹室内の形態を変化させること
で、その旨を遊技者に積極的にアピールすることができ
るので、遊技者の歓喜を高揚することができるし、凹室
内の形態変化により装飾性を著しく高めることができ
る。さらに、同一の弾球遊技機で遊技しているにも拘ら
ず、変動入賞装置内の形態が変化するので、機種のこと
なる様々な遊技機で遊技しているような印象を遊技者に
与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図2】変動入賞装置の第1状態における斜視図であ
る。
【図3】変動入賞装置の第1状態における後方からの斜
視図である。
【図4】変動入賞装置の取付基板周辺の分解斜視図であ
る。
【図5】変動入賞装置のケース周辺の分解斜視図であ
る。
【図6】ステージ部材の斜視図である。
【図7】第1ステージが前に向いて下降した状態の斜視
図である。
【図8】第1ステージが前に向いて上昇した状態の斜視
図である。
【図9】第1ステージが前に向いて上昇して停止し、第
1球保留部内に打球を保留可能な状態における凹室内の
斜視図である。
【図10】第1ステージが下降して保留を解除した状態
における凹室内の斜視図である。
【図11】第2ステージが前に向いて上昇して停止し、
第2球保留部内に打球を保留可能な状態における凹室内
の斜視図である。
【図12】第2ステージが下降して保留を解除した状態
における凹室内の斜視図である。
【図13】第3ステージが前に向いて下降して停止し、
段差に打球を保留可能な状態における凹室内の斜視図で
ある。
【図14】第3ステージが上昇して段差に保留していた
打球を流下した状態における凹室内の斜視図である。
【図15】制御手段の概略ブロック図である。
【図16】左右の球保留片を突出させて中央の球保留片
を下降した状態における凹室内の斜視図である。
【図17】3つの球保留片を突出させた状態における凹
室内の斜視図である。
【図18】左右の球保留片を下降し、中央の球保留片だ
けを突出させた状態における凹室内の斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機の遊技盤 4 変動入賞装置 5 第1始動口 6 第2始動口 10 可動部材 13 継続入賞口 14 一般入賞口 16 変動入賞装置の凹室 17 棚板 21 ステージ部材 23 第1ステージ 24 第2ステージ 25 第3ステージ 26 第1装飾人形 27 第1球保留部 29 第2装飾人形 30 第2球保留部 31 第3装飾人形 33 ステージ部材の駆動円盤 36 電気的駆動源としてのステージ部材回動用モータ 45 ステージ部材上下動用モータ 51 特別遊技状態制御手段 52 駆動制御手段 53 変換制御手段 54 継続入賞検出手段としての継続入賞検出器 55 入賞球計数用検出器 56 球保留片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般入賞口と継続入賞口とを有し、遊技
    者にとって不利な第1状態と遊技者にとって有利な第2
    状態とに変換可能な変動入賞装置と、 上記継続入賞口に入賞した打球を検出する継続入賞検出
    手段と、 該継続入賞検出手段からの検出信号により上記変動入賞
    装置を予め定めた規定に基づく第2状態に変換する特別
    遊技状態を起生させるとともに、該規定に基づく第2状
    態の変換中に打球が上記継続入賞口へ再度入賞すること
    に基づいて上記特別遊技状態を再度最初から起生させる
    駆動制御手段と、を有する弾球遊技機において、 上記変動入賞装置の内部に設けられ、駆動源の駆動によ
    り遊技者側から見える状態が変化する形態変更手段と、 上記継続入賞検出手段からの検出信号に基づいて変動入
    賞装置の形態変更手段を変化させる変換駆動制御手段
    と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 形態変更手段は、変動入賞装置の凹室内
    に受け入れた打球の流下に影響を及ぼす部材を有し、継
    続入賞口への入賞球の誘導に変化を与えることを特徴と
    する請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 変換駆動制御手段は、継続入賞検出手段
    からの検出信号に基づいて形態変更手段を順次駆動制御
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    弾球遊技機。
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