JPH07194777A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH07194777A
JPH07194777A JP35063993A JP35063993A JPH07194777A JP H07194777 A JPH07194777 A JP H07194777A JP 35063993 A JP35063993 A JP 35063993A JP 35063993 A JP35063993 A JP 35063993A JP H07194777 A JPH07194777 A JP H07194777A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技者を遊技に参加可能にして、大当りのチ
ャンスを狙えて遊技性の向上を図る。 【構成】 普電作動ゲート71の上方部に、玉貯留部7
4により貯留された複数の遊技球を遊技領域に解除する
貯留玉解除装置75を配置し、この貯留玉解除装置75
の作動を遊技者が貯留装置解除スイッチを操作して行う
ようにする。これにより、落下した玉は普電作動ゲート
71を通過して普電入賞装置を作動させて特図を移動点
滅させ、大当り図柄で停止するチャンスを作って、遊技
者に大当りを狙いうちさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機に係わり、詳し
くは代表的にはいわゆる第3種に属する遊技機であっ
て、その大当り状態の発生を容易にした遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、可変表示装置を備え、その停
止図柄が当たり図柄で停止した場合、補助変動入賞装置
を開放し、補助変動入賞装置内に入った遊技球が内部の
特別入賞口(権利発生口)に入賞すると、特別遊技状態
を発生させ、この特別遊技状態中に特定入賞口(いわゆ
る第3種始動口)への入賞に基づき変動入賞装置を開放
して遊技を行う遊技機(主に第3種に属する遊技機)が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の主に
第3種に属する遊技機にあっては、遊技状態に変化を与
えるような入賞口やゲートへの遊技球の入賞や通過は、
遊技領域内に発射された遊技球によりアトランダムに発
生していた。そのため、遊技者としては遊技球を発射し
たあとは、遊技球を操作するような機能が備えられてい
なかったために、遊技に参加ができずに、ただ単に運任
せの遊技を見守るのみであった。例えば、遊技者が参加
できるのは、発射ノブを操作しての発射のON/OFF
操作と、遊技球の飛距離調整だけというものであった。
したがって、遊技性が悪いという問題点があった。ま
た、第3種の遊技機においては、権利発生中も発射球は
アトランダムに遊技領域を落下していたために、再度、
権利発生口に入賞してしまって権利が消滅(いわゆるパ
ンク)してしまうことがあり、従来の遊技機には遊技者
がパンクを防ぐ機能が備えられていなかった。さらに、
大当りのチャンスを遊技者の操作で狙える機能もなく、
遊技性に欠けていた。
【0004】そこで本発明は、遊技者を遊技に参加可能
にして、大当りのチャンスを狙えて遊技性の向上を図る
ことのできる遊技機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による遊技機は、遊技球の入賞率を変換可能な補助
変動入賞装置(例えば、普電入賞装置66)と、該補助
変動入賞装置の作動を開始させる作動開始手段(例え
ば、普電作動ゲート71)と、を備え、該補助変動入賞
装置への遊技球の入賞に関連して特別遊技状態(例え
ば、第3種の権利)を発生可能な遊技機(例えば、パチ
ンコ装置1)において、遊技領域の所定箇所に備えら
れ、遊技球を取込可能な取込口(例えば、ワープ入口8
3)と、該取込口から取込まれた遊技球を貯留可能な貯
留手段(例えば、玉貯留部74)と、前記作動開始手段
の上方部に配置され、該貯留手段により貯留された遊技
球を遊技領域に解除する貯留球解除手段(例えば、貯留
玉解除装置75)と、を設けたことを特徴とする。ま
た、好ましい態様として、例えば請求項2記載のよう
に、前記貯留球解除手段の作動を遊技者の操作により行
なう貯留解除指令手段(例えば、貯留装置解除スイッチ
27)を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明では、作動開始手段の上方部に、貯留手
段により貯留された遊技球を遊技領域に解除する貯留球
解除手段が配置され、この貯留球解除手段の作動を遊技
者が貯留解除指令手段を操作することにより行うことが
可能になっている。したがって、いわゆる役物装置の動
作タイミングに合せて遊技球を解除でき、大当りのチャ
ンスを遊技者の操作で狙うことができ、遊技性が向上す
る。また、同様の操作で大当り終了後に次の大当りを発
生させるチャンスを遊技者の操作で狙うことができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図14は本発明をプリペイドカード
方式の遊技機に適用した場合の一実施例を示している。パチンコ装置の正面構成 図1はパチンコ装置の全体を示す正面斜視図である。図
1において、1はパチンコ装置であり、大きく分けてパ
チンコ機2と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸
機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、こ
れらが対をなして設置される。パチンコ機2とカード式
玉貸機3とが対をなして設置されたパチンコ装置1は、
いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されてい
る。玉貸機3にはカードリーダーが内蔵され、玉貸機3
の前面パネル4にはプリペイドカードが挿入されるカー
ド挿入口5と、7セグメントの発光ダイオードを用いて
3列で構成され、カードの残り度数を表示するカード残
度数表示器6と、発光ダイオード等からなりカードの受
け付けが有効であることを表示するカード受付け表示器
7とが設けられている。
【0008】パチンコ機1は、額縁状前面枠11と、ガ
ラス12aを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤
13(図2参照)と、前面表示パネル14と、前面操作
パネル15とを有している。額縁状前面枠11は木製の
機枠16に対して上部蝶番17および下部蝶番(図示
略)によって開閉可能に支持され、金枠12は額縁状前
面枠11に開閉可能に支持されている。前面表示パネル
14には上皿21と、プリペイドカードの残高を表示す
るカード度数表示器(カード残高表示器)22と、玉を
購入するときに操作される玉貸釦(変換釦)23と、プ
リペイドカードを排出するときに操作されるカード排出
釦(返却釦)24と、玉貸し可能表示器25と、上皿2
1の玉を後述の玉貯留皿32に移す玉通路開閉用の押し
釦26と、プッシュ式の貯留装置解除スイッチ27とが
設けられている。貯留装置解除スイッチ(貯留解除指令
手段)27は後述の貯留球解除装置75の作動を遊技者
の操作により行うためのもので、遊技者の操作に便利な
ようにパチンコ機2の前面側に配置されている。
【0009】なお、玉貸機3にカードリーダでなく、例
えばカードリーダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報
や遊技客の識別情報が記憶されている遊技用カードを用
い、遊技結果をカードに書き込む等のデータ処理が可能
なものであってもよい。さらに、遊技用カードはプリペ
イドカードに限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶さ
れいる玉数カード、あるいは遊技客の識別情報が記憶さ
れている識別カード等を単独で使用する遊技機でもよ
い。要は、遊技用カードを使用するために、このカード
情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは読み込み
/書き込み可能なカードリーダ・ライタであればよい。
例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システムで封入
球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技機)にも
本発明を適用することができる。また、遊技用カードと
して磁気カードを用いている例に限らず、例えばICカ
ードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用いた場
合、当然のことながらカードリーダ若しくはカードリー
ダ・ライタはICカードに対応するものを使用すること
になる。なお、カードリーダとカード制御装置とは別体
として分離して配置してもよいし、あるいは両者を一体
化してもよく、例えばカードリーダの内部にカード制御
装置を組み込むようにしてもよい。
【0010】前面操作パネル15には、灰皿31と、玉
を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けら
れている。パチンコ機2の額縁状前面枠11の上部には
左側から順次、賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示器
41と、貸玉排出時に点灯する貸玉排出表示器42と、
パチンコ機2において打止状態が発生したときに点灯す
る完了表示器43とが設けられている。これらの賞球玉
排出表示器41、貸玉排出表示器42および完了表示器
43によりその他の遊技状態(例えば、大当り状態:点
滅する制御)も表示可能である。
【0011】遊技盤の構成 次に、遊技盤13における遊技領域は本発明の適用対象
である補助変動入賞装置への遊技球の入賞に関連して特
別遊技状態を発生可能な遊技機であれば、任意の構成を
取り得る。例えば、代表的にはいわゆる第3種に属する
遊技機に適用されることは勿論、その他の種類の遊技機
であっても同様の構成を有するものには、適用が可能で
ある。一例として本実施例では図2に示す「第3種」に
属するタイプのものを用いている。図2は遊技盤13を
示す正面図である。図2において、遊技領域の周囲には
弾発された玉を遊技領域の上方部まで案内したり、後述
のアウト玉回収口106まで案内するなどの機能を有す
るレール61が配置されている。遊技領域のほぼ中央部
にはバスケットボールゲームに対応させた遊技を実現す
る役物装置62が配置されており、役物装置62は中央
キャラクタ63、側部キャラクタ64a、64b、図柄
(例えば、1列の複数の図柄)を移動点滅で表示可能な
特別図柄表示装置65を備えている。特別図柄表示装置
65の上方には一対の変動可能な電動チューリップ(以
下、単にチューリップという)66a、66bを有する
補助変動入賞装置(普通電動役物装置に相当し、以下、
単に適宜、普電入賞装置という)66が配置されてい
る。
【0012】役物装置62の下方には普通電動作動ゲー
ト(以下、普電作動ゲートという)71が配置されてお
り、普電作動ゲート71を玉が通過すると、普電入賞装
置66のチューリップ66a、66bを一定時間だけ開
放する制御が行われる。図2の実線はチューリップ66
a、66bの閉鎖状態を示している。普電作動ゲート7
1は作動開始手段に相当する。図3に示すように、役物
装置62に配置されている中央キャラクタ63は人物を
模した形態をしており、その頭部に磁石(永久磁石)7
2を有している。磁石72は普電入賞装置66を通過し
て役物装置62の内部に流下してきた玉を付着可能にな
っている(ただし、流下経路や流下タイミングに左右さ
れる)。
【0013】また、中央キャラクタ63の前面側の腹部
には特図始動口73が形成されており、特図始動口73
に玉が入賞すると、特別図柄表示装置65の図柄が移動
点滅するようになっている。なお、特図始動口73には
Vマークが形成されているが、特図始動口73に入賞し
ても直接的に権利発生に関係するものでない。特別図柄
表示装置65は★マーク、○マーク、“5”および“1
6”に対応するランプを有しており、移動点滅がランプ
“5”で停止すると(すなわち、ランプ“5”が点灯す
ると)、大当り状態となっていわゆる第3種の権利が発
生し、最高で5サイクルの遊技が可能になる。また、移
動点滅がランプ“16”で停止すると(すなわち、ラン
プ“16”が点灯すると)、大当り状態となって第3種
の権利が発生し、最高で16サイクル(最高継続回数)
の遊技が可能になるとともに、16回の大当り終了後、
確率が変動する。一方、ランプ“5”あるいはランプ
“16”以外の★マーク、○マークに対応するランプが
点灯すると、外れとなって第3種の権利は発生しない。
ここでいう権利とは、第3種の特別遊技を発生させる権
利であり、後述の特定入賞装置82の第3種始動口82
cへの遊技球の入賞を条件とし、10秒あるいは遊技球
が10個入賞するまでを1サイクルとして後述の変動入
賞装置84を最高で16ラウンドあるいは5ラウンドだ
け開放する権利である。なお、通常の第3種の遊技機と
異なり、権利発生口というものはないから、権利発生中
に権利発生口に玉が入賞して当該権利が消滅するという
事態は起こらない。すなわち、いままでは権利発生中に
特図始動口(従来の特図始動口)に入賞して特図(特別
図柄表示装置の図柄)が”5”か”7”で停止すると権
利消滅になっていたが、今回の実施例の場合は権利発生
中に特図始動口73に入賞しても特図の作動を禁止して
いるため、従来のような権利消滅の事態を防止すること
が可能になっている。
【0014】中央キャラクタ63の下方には玉貯留部
(貯留手段)74および貯留玉解除装置(貯留球解除手
段)75が配置されている。玉貯留部74は後述のワー
プ入口83から取り込まれ、ワープ通路85を介して流
下してきた玉を一時的に貯留するものである。貯留玉解
除装置75は一対のチューリップを有し、玉貯留部74
に貯留された玉を1個ずつ下方に解除して排出可能なも
のである。なお、貯留玉解除装置75は貯留装置解除ス
イッチ27を遊技者が操作することにより、作動する。
中央キャラクタ63は正面を向いたまま一定の速度で間
欠的に回転動作しており(図5参照)、一回転を5秒の
周期で回転し、ちょうど図3に示すように直立状態(す
なわち、特図始動口73が上向きの状態)のとき1秒間
だけ停止姿勢を保ち、再び回転を開始するようになって
いる。したがって、1動作=6秒ということになる。
【0015】一方、側部キャラクタ64a、64bは、
中央キャラクタ63が1秒間停止しているときに作動す
る。具体的には、玉が役物装置62内に入賞したとき、
中央キャラクタ63が直立状態で停止していると、側部
キャラクタ64a、64bは玉を特図始動口73へ誘導
する。また、玉が特図始動口73へ誘導されなかった場
合でも、中央キャラクタ63の頭部にある磁石72に付
着すると、磁石72よって玉は上部に移動し、上部の玉
解除装置76により玉を磁石72の付着から解除して、
中央キャラクタ63の下部に位置している特図始動口7
3へ落下可能である。このとき、特図始動口73へ入ら
なかった玉は、一般入賞となる。なお、役物装置62に
よるバスケットボールゲームは、まず後述のクルーン
(玉旋回部材91)から役物装置62内へ玉が入ること
によって開始される。したがって、最初の大当りを発生
させるには、クルーンを狙うことになる。
【0016】図4は特図始動口73への入賞パターンを
示している。役物装置62には普電入賞装置66を通し
て玉が入賞し、入賞した玉は回転動作している中央キャ
ラクタ63の動きによって左右され、通常は後述の図5
に示すように外れになる場合が多いが、1/30程度の
確率で磁石72に付着することがある。したがって、入
賞パターンは以下のような3つに大別される。 第1の入賞パターン 中央キャラクタ63の頭部にある磁石72に運よく玉が
付着すると、付着した玉は磁石72を有する中央キャラ
クタ63の回転動作と共に回転移動しているが、中央キ
ャラクタ63が図4に示すように直立姿勢で1秒間だけ
停止したとき、磁石72の上方から玉解除装置(解除ロ
ッド)76が矢印Aで示すように下方に突出して磁石7
2に付着した玉を解除して流下させる。これにより、矢
印で示すように磁石72から解除された玉がそのほぼ真
下にある特図始動口73に入賞する。
【0017】第2の入賞パターン 中央キャラクタ63の動作に連動して玉誘導部材として
の機能を有する側部キャラクタ64a、64bがそれぞ
れ矢印B1、B2で示すように玉を中央へ集めるように
変位動作しているが、このとき側部キャラクタ64a、
64bが普電入賞装置66を通して入賞した玉を特図始
動口73の方へ誘導し、誘導がうまくいくと、役物装置
62の内部上側方から流下してきた玉を矢印Cで示すよ
うに特図始動口73へ入賞させる。 第3の入賞パターン 磁石72を使用せず、かつ第2の入賞パターンのような
側部キャラクタ64a、64bの誘導にも関係せずに、
他の経路を通って特図始動口73に入賞する場合であ
る。例えば、玉が偶然にそのまま特図始動口73に入賞
する場合である。
【0018】外れパターン(図5の例) 図5に示すように、中央キャラクタ63は正面を向いた
まま矢印Dで示す方向に一定の速度で間欠的に回転動作
しており、このとき側部キャラクタ64a、64bはな
るべく玉を中央へ集めるように変位動作している。とこ
ろが、側部キャラクタ64a、64bが普電入賞装置6
6を通して入賞した玉を特図始動口73の方へうまく誘
導することができないと、役物装置62の内部上側方か
ら流下してきた矢印E1、E2で示す経路の玉は、その
まま下方に落下し、特図始動口73から外れて一般入賞
口へ入賞する。なお、通常、このような外れパターンの
頻度が高い。
【0019】図6は普電入賞装置66の構成を示す図で
ある。図6(a)に示すように、普電入賞装置66は開
閉駆動される一対のチューリップ(羽根部材)66a、
66bを有しており、チューリップ66a、66bが開
いているときは複数の玉Tを一定時間(例えば、6秒)
ケース内に保持し、一定時間経過後にチューリップ66
a、66bが閉じると同時に保持していた複数の玉Tを
一度に下方に落下させるようになっている(図6(b)
の状態)。なお、普電入賞装置66のチューリップ66
a、66bは開いているときに玉を保持し、閉じる時に
玉をケースに入れるため、貯留装置解除スイッチ27の
操作による特図始動口73への入賞のタイミングをより
正確にできるという利点がある。
【0020】再び図2に戻り、役物装置62の側方には
上から順次、回転誘導装置81、特定入賞装置82、ワ
ープ入口(取込口)83、変動入賞装置(大入賞口)8
4が配置されている。回転誘導装置81は玉を1個当て
嵌入可能なスプロケット81a(図7参照)の形成され
た回転体81bを有しており、回転体81bは通常遊技
中は右回転している。したがって、仮に回転体81bの
スプロケット81aに玉が嵌入しても、玉は右側下方に
落下し、真下にある特定入賞装置82の方には流れな
い。一方、大当り中は図7に示すように逆に左回転し、
スプロケット81aに嵌入した玉を真下にある特定入賞
装置82の方へ流すようになっている。すなわち、回転
誘導装置81は通常遊技/大当り遊技の別で、玉の流路
を変える機能を有している。このとき、回転誘導装置8
1は側部に玉を1個当て待機させることが可能な構造に
なっている。したがって、回転誘導装置81は回転体8
1bの回転方向を切り換えることにより、大当り中にだ
け後述の第3種始動口82cおよびワープ入口83に玉
を誘導する。
【0021】特定入賞装置82は玉を1個当て嵌入可能
なスプロケット82a(図7参照)の形成された第3種
始動口回転体82bを有しており、第3種始動口回転体
82bは常時一定方向に回転している。そして、スプロ
ケット82aに嵌入した玉が第3種始動口82cに入賞
し、後述の第3種始動スイッチ323によって検出され
ると、変動入賞装置84が所定期間遊技者にとって有利
な第2状態へと変動するようになっている。なお、同様
に特定入賞装置82は側部に玉を1個当て待機させるこ
とが可能な構造になっている。ここで、回転誘導装置8
1における回転体81bの回転速度は第3種始動口回転
体82bの回転速度より速く回転しており、所定時間内
により多くの玉を誘導可能である。したがって、例え
ば、第3種始動口回転体82bに待機玉がある間に数個
の玉を誘導可能であるため、ワープ入口84により多く
の玉を誘導可能である。
【0022】ここで、第3種始動口83cに玉が入賞す
ると、変動入賞装置84が所定期間オープンするが、第
3種の権利が発生中に第3種始動スイッチ323によっ
て16個目の玉の入賞が検出された場合には当該権利が
消滅(終了)する。すなわち、変動入賞装置84の開放
中に第3種始動スイッチ323が玉を検出してしまう
と、変動入賞装置84を開放できる回数が減ってしま
う。そのため、第3種始動スイッチ323が玉の入賞を
検出する間隔を、変動入賞装置84が開放している1サ
イクル時間より長なるような工夫が施され、第3種始動
口82cでは第3種始動口回転体82bを使用して、少
なくともある一定時間が経過しないと、玉が第3種始動
スイッチ323を通過しないようなメカ的な構造が採用
されている。なお、本実施例では、例えば変動入賞装置
84が開放している1サイクル時間は10秒あるいは玉
が10個入賞するまでとなっており、上記回転体82b
が1回転する時間は10秒間より長なるように設定され
る。これにより、遊技者は権利が発生した場合に、最高
継続回数(例えば、16サイクルあるいは10サイク
ル)の途中で権利が消滅するという不具合を避けつつ、
ゲームを進行できるようになっている。また、変動入賞
装置84が開放中に第3種始動スイッチ323によって
入賞が検出されても、変動入賞装置84は再度開かない
ようになっている。
【0023】ワープ入口83は図7に示すように玉を取
り込むことが可能な開口部として形成され、取り込んだ
玉を図8に示すワープ通路85を通して玉貯留部74に
流下させるものである。ワープ入口83の下方には比較
的多くの釘が植設されている。したがって、特に、大当
り中は回転誘導装置81が左回転して玉を特定入賞装置
82の方へ流し、特定入賞装置82に途切れることなく
玉を供給するとともに、さらに特定入賞装置82の待機
玉に当って左側下方に玉を落下させるようになり、特定
入賞装置82の待機玉に当って流下した玉はワープ入口
83の下方に植設された釘に衝突して跳ね返り、その勢
いでワープ入口83に入賞するケースが多い。図7は、
このような大当り中の玉を動きを示したものである。な
お、通常遊技中は上記のような玉の流れになりにくいか
ら、ワープ入口83に入賞するケースは少ない(ほとん
ど入賞しない)。したがって、大当り中に玉がワープ入
口83に入賞するのがほとんどである。また、通常遊技
中はワープ入口83に玉が流れないので、ワープ入口8
3を玉の入りやすい構造(釘調整)にすることができ
る。
【0024】図8に示すように、ワープ入口83から取
り込まれた玉はワープ通路85を通して玉貯留部74に
流下し、ここに複数(例えば、5〜6個程度)の玉が貯
留される。なお、ワープ入口83には大当り中にした玉
が誘導されないため、通常遊技中は玉が玉貯留部74に
貯留されない。玉が貯留されると、遊技者が貯留装置解
除スイッチ27を押すことにより、貯留玉解除装置75
が解除動作して玉貯留部74に貯留された玉を1個当て
下方に排出する。貯留玉解除装置75の真下には普電作
動ゲート71が配置されているから、貯留玉解除装置7
5を介して流下した玉は矢印で示すようにそのまま普電
作動ゲート71を通過し、普電入賞装置66のチューリ
ップ66a、66bを一定時間(例えば、5〜6秒)だ
け開放動作させる。これにより、普電入賞装置66を介
して役物装置62の内部に玉が取り込まれ、特図始動口
73に入賞して特別図柄表示装置65を作動させる可能
性を生じさせる。すなわち、大当りの発生する可能性を
誘発する。なお、玉貯留部74は遊技者が貯留球を視認
できるように、表面がクリア部材(例えば、透明な樹脂
製の部材)で形成されている。また、貯留球があること
を表示してもよい(例えば、貯留球がある場合にランプ
を点灯する等)。このようにすると、遊技意欲を向上で
きる。
【0025】また、貯留装置解除スイッチ27を押す操
作では、貯留玉解除装置75をそのつど解除動作させる
ことが可能であり、したがって、1個ずつ解除して特別
図柄表示装置65の作動結果を見た後に、順次、玉の貯
留を解除して普電作動ゲート71を通過させることがで
きる。したがって、そのつど大当り発生の機会が発生す
ることになり、5個の玉が貯留されていると、5回の大
当り発生のチャンスに期待することになる。なお、普電
作動ゲート71を玉が通過しても、いわゆる通過したこ
との記憶はされない。通常は、玉が普電作動ゲート71
を通過する可能性は極めて低く、ほとんどない。したが
って、大当り中にワープ入口83から玉を取り込み、大
当り終了後に遊技者が貯留装置解除スイッチ27を操作
して貯留玉解除装置75をそのつど解除動作させて上記
のように、短期間での大当り発生(つまり、連続大当
り)の可能性に期待することになる。なお、貯留装置解
除スイッチ27の作動を大当り中に禁止してもよい。そ
のようにすると、例えば大当り中に過って貯留装置解除
スイッチ27を押してしまい、せっかく貯留した玉を無
駄に解除してしまうといった事態を防止できる。
【0026】役物装置62の上方にはいわぬるクルーン
と称される玉旋回部材91が配置されており、玉旋回部
材91は玉を取り込んで旋回させ、一定時間経過後に下
方に落下させる。玉旋回部材91の真下には普電装置6
6が位置している。したがって、玉旋回部材91から落
下した玉はほとんどそのまま閉鎖中であっても普電装置
66に入賞する。通常遊技では、普電装置66が開く機
会は少ないから(ほとどない)、玉旋回部材91を通し
て役物装置62の内部に入賞することになり、大当り発
生も玉旋回部材91から入賞した玉によって発生するこ
とになる。すなわち、最初の大当りはほぼ玉旋回部材9
1から入賞した玉によって発生する。
【0027】役物装置62の右側方にはインフォメーシ
ョン表示器92が配置されており、インフォメーション
表示器92は遊技の途中で遊技者へのインフォメーショ
ンとして、以下のような各種のメッセージを表示する。 (a)普段動作 「ポイント−1(POINT−1)を狙ってください」 これは、役物装置62の上部に「POINT−1」とい
う表示があり、この部分を目指して玉を発射すると、玉
旋回部材91に玉が入賞しやすく、大当り発生の可能性
が高いから、「POINT−1」に向けて発射して下さ
いという内容の表示である。 「Vに入ると、ボールが回ります。ゴール内で止まれ
ば、大当り、“16”で止まれば、次回ボーナスチャン
ス!」 これは、特図入賞口(V)73に玉が入賞すると、特図
(すなわち、特別表示装置65)が移動点滅するが、中
央キャラクタ63の上にあるゴールを模した位置に対応
して移動点滅状態が停止すると、“5”あるいは“1
6”の何れかが点灯するから、大当りが発生するという
内容の表示である。特に、“16”が点灯すると、特図
の確率が変動(アップ)するから、次回に大当りが発生
する可能性が高いという表示も行う。
【0028】(b)センター入賞および普電開放 「ファイト」 これは、遊技盤13のセンターにある普電作動ゲート7
1に入賞させると、普電入賞装置66が開放するから、
遊技者に頑張って欲しいという内容の表示である。 (c)V入賞 「チャンス」 これは、特図入賞口(V)73に玉が入賞すると、特図
(すなわち、特別図柄表示装置65)が移動点滅して停
止状態で“5”あるいは“16”の何れかが点灯する可
能性があるから、遊技者に頑張って欲しいという内容の
表示である。
【0029】(d)大当り発生時 “5”の場合 「ナイスショット! OPEN5回」 「POINT−2を狙って下さい」 これは、特別図柄表示装置65が“5”の図柄で点灯し
たとき、第3種の権利が発生して最高5ラウンドまで大
当り遊技ができるから、その旨を遊技者に表示するとと
もに、特定入賞装置82の上部に「POINT−2」と
いう表示があり、この部分を目指して玉を発射すると、
特定入賞装置82に玉が入賞しやすく、第3種始動口8
2cに入賞しやすいから、「POINT−2」に向けて
発射して下さいという内容の表示である。
【0030】“16”の場合 「ナイスショット! OPEN16回」 「POINT−2を狙って下さい」 これは、特別図柄表示装置65が“16”の図柄で点灯
したとき、第3種の権利が発生して最高16ラウンドま
で大当り遊技ができるから、その旨を遊技者に表示する
とともに、特定入賞装置82の上部に「POINT−
2」という表示があり、この部分を目指して玉を発射す
ると、特定入賞装置82に玉が入賞しやすく、第3種始
動口82cに入賞しやすいから、「POINT−2」に
向けて発射して下さいという内容の表示である。
【0031】(e)アタッカーオープン時(変動入賞装
置84の開放時) 「←OPEN」 これは、遊技盤13の左側にある変動入賞装置84が開
放したことを遊技者に知らせる内容の表示である。
(f)ラウンド間 「あと4回」 「あと3回」 「あと2回」・・・・・
・ これは、大当り時のラウンド遊技の残りの回数を遊技者
に知らせる内容の表示である。
【0032】(g)大当り終了時 “5”の場合 「やったぜ! そのチョーシでカンバロウ!」 これは、特別図柄表示装置65が“5”の図柄で点灯し
たとき、第3種の権利が発生して最高5ラウンドまで大
当り遊技ができ、いよいよその最後のラウンドになった
とき、その旨を遊技者に表示して今後も頑張ろうという
内容の表示である。 “16”の場合 「ボーナスチャンスです、当りがつづくよ!」 これは、特別図柄表示装置65が“16”の図柄で点灯
したとき、第3種の権利が発生して最高16ラウンドま
で大当り遊技ができ、いよいよその最後のラウンドにな
ったとき、大当り確率がアップして次回の大当りのチャ
ンスがある(つまりボーナスチャンス)ことを遊技者に
表示して頑張ろうという内容の表示である。
【0033】(h)確率変動中 「BOUNUS」 これは、大当りが終了すると、大当り確率が変動してア
ップすることを示すもので、その旨を遊技者に表示して
頑張ろうという内容の表示である。 「POINT−1を狙って下さい」 これは、役物装置62の上部に「POINT−1」とい
う表示があり、この部分を目指して玉を発射すると、玉
旋回部材91に玉が入賞しやすく、大当り発生の可能性
が高いから、「POINT−1」に向けて発射して下さ
いという内容の表示である。
【0034】遊技領域には一般入賞口101が形成され
るとともに、遊技領域の左右両側にはサイドランプ10
2、103が配置されている。サイドランプ102、1
03はゲーム内容に応じて適当に点灯あるいは点滅して
遊技の臨場感を高めるものである。また、サイドランプ
102、103は5つのランプそれぞれにラッキーナン
バー(例えば、数字)を表示可能になっている。ここで
いうラッキーナンバーとは、いわゆるホールラッキーの
ことである。ホールでのラッキーナンバー遊技制度は、
ホールの営業の一環として採用されているもので、通常
は遊技盤のどこかの表示器の停止図柄によって行われ、
例えば特定のラッキーナンバー(例えば、「7」)にな
ると、いわゆる持ち玉遊技可能で、獲得球により遊技の
続行を許可している。このようなラッキーナンバー制度
の下で、サイドランプ102、103を利用してラッキ
ーナンバーが表示されると、持ち玉遊技可能になる。さ
らに、遊技領域内の適宜位置には風車と呼ばれる打球方
向変換部材104、105が回転自在に設置されてい
る。また、遊技領域内には障害釘(図示略)が多数植設
されている。さらに、遊技領域の下方にはアウト玉回収
口106が配置されている。
【0035】制御系の構成 次に、図9はパチンコ装置1における制御系のブロック
図である。図9において、この制御系は大きく分ける
と、パチンコ遊技等に必要な制御を行う役物用CPU
(以下、単にCPUという)301と、制御プログラム
等を格納しているROM302と、ワークエリアの設定
や制御に必要なデータの一時記憶等を行うRAM303
と、水晶の発振周波数を分周してCPU301の基本ク
ロックを得る分周回路305と、CPU301等に必要
な電源を供給する電源回路306と、各種情報信号を受
け入れるローパスフィルタ307と、ローパスフィルタ
307からの信号をバス308を介してCPU301に
出力するバッファゲート309と、CPU301からの
信号をバス308を介して受ける出力ポート310と、
出力ポート310を介して入力される制御信号をドライ
ブして各種駆動信号を生成して各表示器等に出力するド
ライバ311と、遊技に必要な効果音を生成する(ある
いは音声合成を行ってもよい)サウンドジェネレータ3
12と、サウンドジェネレータ312からの音声信号を
増幅するアンプ313とによって構成される。
【0036】CPU301を含む上記各回路は、パチン
コ装置1の裏側の所定位置に配置したマイクロコンピュ
ータを含む役物制御回路盤(図示略)というボードユニ
ットによって実現されている。そして、マイクロコンピ
ュータのボードユニットは玉貸機、島設備、遊技店の管
理装置等との間で制御信号やデータの授受が行われるよ
うになっている。サウンドジェネレータ312は遊技に
必要な効果音を生成し、生成された効果音はアンプ31
3により増幅されてスピーカ314から放音される。な
お、サウンドジェネレータ312の他に、例えば音声合
成ICを設け、遊技に必要な音声合成(例えば、大当り
時に遊技者への期待感を高める音声、“ヤッタッー”、
“最高継続回数だ”)を行うようにしてもよい。
【0037】ローパスフィルタ307には特図始動スイ
ッチ321、普電作動スイッチ322、第3種始動スイ
ッチ323、カウントスイッチ324、確率設定装置3
25および貯留装置解除スイッチ27からの信号が入力
されている。なお、ローパスフィルタ307からCPU
301に取り込まれる信号については、CPU301で
ソフト的に2回読み込む処理を行うことにより、ノイズ
の時定数等を考慮し、チャタリング防止を図っている。
【0038】特図始動スイッチ321は役物装置62の
特図始動口73を遊技球が通過したことを検出する。普
電作動スイッチ322は普電作動ゲート71を玉が通過
したことを検出する。なお、普電作動スイッチ322が
オンすると、普電入賞装置66のチューリップ66a、
66bが一定時間だけ開放する。第3種始動スイッチ3
23は特定入賞装置82の第3種始動口82cを遊技球
が通過したことを検出する。カウントスイッチ324は
変動入賞装置84がオープンしたとき、この変動入賞装
置84内に入賞した玉を検出する。なお、上記各検出ス
イッチは近接スイッチからなり、玉の通過に伴う磁力の
変化に基づいて玉を検出する。確率設定装置325は特
別図柄表示装置65が大当りの図柄(例えば、“5”お
よび“16”)を発生する確率を設定するもので、例え
ば大当り確率を以下に示すような[設定1]〜[設定
3]の3段階に設定する。なお、確率設定装置325の
操作はホールの係員によって行われる。 [設定1]……大当り確率=38/240 [設定2]……大当り確率=34/240 [設定1]……大当り確率=30/240 また、特図が“5”あるいは“16”のどちらかで停止
する確率は、1/2になっている。一方、後述のように
大当り確率の変動があると、変動後の大当り確率=23
9/240にアップするようになっている。貯留装置解
除スイッチ27は遊技者によって操作され、貯留玉解除
装置75を解除動作させて玉貯留部74に貯留された玉
を1個当て下方の普電作動ゲート71に向けて排出する
ものである。
【0039】ドライバ311からは変動入賞装置84の
大入賞口ソレノイド、特別図柄表示装置65、普電入賞
装置66、役物キャラクタ作動装置331、貯留玉解除
装置75、回転誘導装置81、第3種始動口回転体82
bおよびインフォメーション表示器92に制御信号が出
力される。変動入賞装置84への制御信号に基づいて大
入賞口ソレノイドが作動し変動入賞装置(アタッカー)
84がオープンする。そして、第3種の権利が発生した
とき第3種始動口82cへの遊技球の入賞を条件とし、
10秒あるいは遊技球が10個入賞するまでを1サイク
ルとして最高継続回数だけ変動入賞装置84を開放する
ように大入賞口ソレノイドが励磁される。特別図柄表示
装置65はドライバ311から出力される制御信号に基
づいて図柄の移動点滅を開始し、所定時間経過後に移動
点滅を停止して所定図柄で停止する。
【0040】普電入賞装置66、貯留玉解除装置75、
回転誘導装置81、第3種始動口回転体82bおよびイ
ンフォメーション表示器92は何れもドライバ311か
ら出力される制御信号に基づいて作動する。役物キャラ
クタ作動装置331はドライバ311から出力される制
御信号に基づいて役物装置62における中央キャラクタ
63および側部キャラクタ64a、64bを作動させ
る。上記CPU301、ROM302、RAM303は
全体として遊技制御手段400を構成する。また、CP
U301はパチンコ機2の裏側に設置されている遊技盤
情報基盤(図示略)の遊技盤用外部情報出力端子を介し
てホールの管理装置との間でデータの授受を行うことが
できるようになっている。管理装置はホールに設置され
た多数のパチンコ装置および島設備等から必要なデータ
を収集してデータの管理を行うものである。
【0041】次に、パチンコ装置1の遊技制御について
説明する。パチンコ装置1の遊技制御はCPU301を
初めとする制御回路によって行われ、その各種制御の手
順は図10以降の図で示される。CPU301による制
御は、パチンコ装置1の電源の投入と同時に開始され、
電源が投入されている限り繰り返してその処理が実行さ
れるメインルーチンと、その他の各サブルーチンがあ
る。メインルーチン 最初に、メインルーチン(いわゆるゼネラルフロー)に
ついて図10を参照して説明する。このルーチンは、前
述したようにパチンコ装置1の電源の投入後、繰り返し
て行われ、具体的には2ms毎に繰り返される。
【0042】メインルーチンが起動すると、まずステッ
プS10で普電処理を行う。これは、特別図柄表示装置
65の図柄が移動点滅を開始する前のゲームにおいて、
普電作動ゲート71を玉が通過したことを検出して普電
入賞装置66のチューリップ66a、66bを一定時間
だけ開放する制御を行うものである。次いで、ステップ
S12で特図処理(詳細は後述のサブルーチン参照)を
行う。これは、特図始動口73への入賞を監視したり、
特図の移動点滅を行ったり、さらには特図の移動点滅の
結果が当りか否かを判別して大当りを発生させる処理を
行うものである。
【0043】次いで、ステップS14で権利中処理(詳
細は後述のサブルーチン参照)を行う。これは、第3種
始動口82cへの遊技球の入賞を条件とし、10秒ある
いは遊技球が10個入賞するまでを1サイクルとして変
動入賞装置84を最高継続回数(最高で16サイクルあ
るいは5サイクル)だけ開放する特別遊技を実行するも
のである。次いで、ステップS16で回転誘導装置処理
(詳細は後述のサブルーチン参照)を行う。これは、回
転誘導装置81の回転を駆動する処理を行うものであ
る。次いで、ステップS18でセンター役物作動処理を
行う。これは、役物キャラクタ作動装置331を駆動し
て役物装置62における中央キャラクタ63および側部
キャラクタ64a、64bを作動させるものである。
【0044】次いで、ステップS20でインフォメーシ
ョン処理を行う。これは、インフォメーション表示器9
2を作動させて遊技中に各種のメッセージを表示するも
のである。インフォメーションの内容は、前述したよう
に(a)普段動作、(b)センター入賞および普電開
放、(c)V入賞・・・・等の各種があり、これによ
り、遊技者は遊技の進行に沿って有意義な情報を得るこ
とができる。次いで、ステップS22で貯留解除処理
(詳細は後述のサブルーチン参照)を行う。これは、貯
留装置解除スイッチ27が操作された場合に、貯留玉解
除装置75をそのつど解除動作させて貯留玉を1個ずつ
普電作動ゲート71に向けて排出するものである。ステ
ップS22を経ると、本プログラムを終了する。
【0045】特図処理 図11はメインルーチンにおけるステップS12の特図
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この
サブルーチンが開始されると、まずステップS50で権
利発生中(すなわち、第3種の権利が発生中)か否かを
判別する。権利発生中のときは今回のルーチンを終了し
て、メインルーチンにおけるステップS14の権利中処
理に移行する。権利発生中でなければ、続くステップS
52で特図作動中であるか、すなわち、特別図柄表示装
置65が移動点滅しているか否かを判別する。特図作動
中でなければステップS54に進んで始動入賞口(V)
73に入賞があるか否かを判別する。入賞がなければ今
回のルーチンを終了しリターンする。したがって、この
ときは特図も動作中でなく、始動入賞口(V)73へも
入賞がないから、役物装置62に玉が入っても、一般入
賞口に入賞し、一定数の賞球排出が行われるのみとな
る。通常は、このようなケースが多い。
【0046】一方、ステップS54で始動入賞口(V)
73への入賞があると、ステップS56に進んで特図の
乱数を抽出して停止図柄を決定する。特図の乱数は確率
設定装置325によって設定された確率設定値に応じて
アトランダムに抽出される。したがって、★マーク、○
マーク、“5”あるいは“16”に対応する乱数が抽出
される。なお、特図は通常遊技中でしか作動しないの
で、大当り中に仮に始動入賞口73に入賞しても特図は
作動しないので、権利発生中のパンクを防止することが
できる。次いで、ステップS58で特図の移動点滅を開
始する。これにより、特別図柄表示装置65が移動点滅
を開始し、一定時間後に抽出した特図乱数によって決定
された図柄で停止することになる。ステップS58を経
ると、リターンする。すなわち、特別図柄表示装置65
が移動点滅を開始すると、次回のルーチンではステップ
S52でYESの判別結果となり、ステップS60に分
岐する。ステップS60では特別図柄表示装置65の図
柄移動停止タイミングであるか否かを判別する。図柄移
動停止タイミングでなければ今回のルーチンを終了して
リターンし、次いで、次回のルーチンで図柄移動停止タ
イミングになると、ステップS62に進んで移動点滅を
停止する。
【0047】次いで、ステップS64で移動点滅の停止
結果が当り図柄であるか否かを判別する。停止結果が当
り図柄でなければルーチンを終了してリターンする。一
方、停止結果が当り図柄であればステップS66に進ん
で、当り図柄が“16”であるか否かを判別する。当り
図柄が“16”のときはステップS68に進んで第3種
始動口82cへの遊技球の入賞を条件とし、10秒ある
いは遊技球が10個入賞するまでを1サイクルとして変
動入賞装置84を最高継続回数である16サイクルだけ
開放する権利を発生させてリターンする。また、ステッ
プS66の判別結果が“16”でなければ、“5”であ
ると判断し、ステップS70に分岐して第3種始動口8
2cへの遊技球の入賞を条件とし、10秒あるいは遊技
球が10個入賞するまでを1サイクルとして変動入賞装
置84を5サイクルだけ開放する権利を発生させてリタ
ーンする。このように、特図始動口73への入賞を条件
に特別図柄表示装置65を移動点滅させ、その停止結果
に基づいて大当り発生か否かを判断し、大当りのときは
変動入賞装置84を16サイクルあるいは5サイクルだ
け開放する権利を発生させる。
【0048】権利中処理 図12はメインルーチンにおけるステップS14の権利
中処理のサブルーチンを示すフローチャートである。こ
のサブルーチンが開始されると、まずステップS100
で権利発生中(すなわち、第3種の権利が発生中)か否
かを判別する。権利発生中でなければ今回のルーチンを
終了して、メインルーチンにおけるステップS16の回
転誘導装置処理に移行する。権利発生中であれば、続く
ステップS102で第3種始動口82cへの遊技球の入
賞があるか否かを判別する。第3種始動口82cへの入
賞がなければ、今回のルーチンを終了してリターンす
る。また、第3種始動口82cへの入賞があれば、続く
ステップS104で変動入賞装置84を所定条件達成ま
で開放する。ここでいう所定条件とは、例えば10秒あ
るいは遊技球が10個入賞するまでということであり、
これを1サイクルとして変動入賞装置84を開放するも
のである。
【0049】次いで、ステップS106で第3種始動口
82cへの遊技球の入賞は上限値であるか否かを判別す
る。例えば、今回の大当りが変動入賞装置84を最高継
続回数である16サイクルだけ開放する権利であれば、
第3種始動口82cへの遊技球の入賞上限値=16とな
る。したがって、このときは変動入賞装置84が最高継
続回数である16サイクルだけ開放制御されることにな
る。ステップS106の判別結果がNOであるときは、
未だ第3種始動口82cへの遊技球の入賞上限値=16
になっていないと判断し、リターンする。これにより、
次回もこのルーチンを実行し、以後、第3種始動口82
cへの遊技球の入賞上限値=16になると、第3種始動
口82cに16個目の入賞があったと判断してステップ
S108に抜ける。そして、ステップS108で第3種
の権利を終了させる。なお、例えば、今回の大当りが変
動入賞装置84を最高継続回数である5サイクルだけ開
放する権利であれば、第3種始動口82cへの遊技球の
入賞上限値=5となる。したがって、このときは変動入
賞装置84が最高継続回数である5サイクルだけ開放制
御され、その後、ステップS108で権利が終了するこ
とになる。
【0050】次いで、ステップS110で“16”での
当りによる権利終了か否かを判別する。今回の大当りが
“16”の図柄によって終了した場合には、続くステッ
プS112に進んで特図確率を変動(アップ)させてリ
ターンする。一方、今回の大当りが“16”の図柄によ
って終了したものでなく、例えば“5”の図柄によって
終了した場合にはそのままリターンする。前述したよう
に、特図の大当り確率は3段階の何れかに設定されてい
るが、今回のルーチンで“16”の図柄によって終了し
た場合には、特図確率=239/240に大幅に変動す
る。これにより、次回の遊技では始動入賞口73に入賞
しさえすれば、ほぼ再び大当りが発生し、連続大当りと
なる。そして、このような特図確率の変動は、そのとき
の大当りが“16”の図柄によって終了した場合には再
び実行される。そして、大当りが“5”の図柄によって
終了した時点で、特図確率が変動しなくなるから、連続
大当りが終了することになる。すなわち、特図の“1
6”の出目が続く限り、連続大当りが発生し続けること
になる。その結果、遊技が非常に面白くなる。
【0051】回転誘導装置処理 図13はメインルーチンにおけるステップS16の回転
誘導装置処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンが開始されると、まずステップS
150で権利発生中(すなわち、第3種の権利が発生
中)か否かを判別する。 A.権利発生中でないとき 権利発生中でなければステップS152で回転誘導装置
81の回転体81bを右回りさせる。これにより、通常
遊技中は同回転体81bが右回転し、仮に回転体81b
のスプロケット81aに玉が嵌入しても、保持した玉は
スプロケット81aから外れるとき右側下方に落下し、
真下にある特定入賞装置82の方には極めて流れにくく
なる(ほとんど流れない)。したがって、通常遊技中は
ベースを下げることが可能になり、賞球が過度に排出さ
れず、遊技店にとって不利益を被ることがない。また、
ワープ入口83に玉が入ることもない。
【0052】B.権利発生中のとき 一方、権利発生中であれば、ステップS154に進み、
図7に示すように回転誘導装置81の回転体81bを左
回りさせる。これにより、大当り遊技中は同回転体81
bが左回転し、スプロケット81aに嵌入した玉を真下
にある特定入賞装置82の方へ流す。このとき、回転誘
導装置81は側部に玉を1個当て待機させる。回転誘導
装置81から落下した玉が特定入賞装置82の第3種始
動口回転体82bのスプロケット82aに嵌入して保持
され、その後、第3種始動口82cに入賞すると、変動
入賞装置84が所定期間オープンする。なお、ステップ
S152あるいはステップS154を経ると、メインル
ーチンにリターンする。
【0053】また、特に、図7に示すように大当り中は
回転誘導装置81が左回転して玉を特定入賞装置82の
方へ流し、特定入賞装置82に途切れることなく玉が供
給されるとともに、さらに特定入賞装置82の待機玉に
当って左側下方に玉が落下する。そして、特定入賞装置
82の待機玉に当って流下した玉はワープ入口83の下
方に植設された釘に衝突して跳ね返り、その勢いでワー
プ入口83に入賞することが多い。次いで、図8に示す
ように、ワープ入口83から取り込まれた玉はワープ通
路85を通して玉貯留部74に流下し、ここに複数(例
えば、5〜6個程度)の玉が貯留される。以後の遊技
は、図14に示す貯留解除処理のルーチンで説明する。
【0054】貯留解除処理 図14はメインルーチンにおけるステップS18の貯留
解除処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンが開始されると、まずステップS20
0でプッシュボタン(すなわち、貯留装置解除スイッチ
27)が押されたか否かを判別する。押されていなけれ
ば、今回のルーチンを終了してリターンする。一方、プ
ッシュボタン(貯留装置解除スイッチ27)が押された
場合にはステップS202に進んで貯留装置(すなわ
ち、玉貯留部74)による玉の貯留を解除し、その後、
メインルーチンにリターンする。
【0055】このように、遊技者が貯留装置解除スイッ
チ27を押すことにより、貯留玉解除装置75が解除動
作して玉貯留部74に貯留された玉を1個当て下方に排
出することが可能になる。この場合、貯留玉解除装置7
5の真下には普電作動ゲート71が位置しているから、
貯留玉解除装置75を介して流下した玉は図8に矢印で
示すようにそのまま普電作動ゲート71を通過し、普電
入賞装置66のチューリップ66a、66bを一定時間
(例えば、5〜6秒)だけ開放動作させる。これによ
り、普電入賞装置66を介して役物装置62の内部に玉
が取り込まれ、特図始動口73に入賞して特別図柄表示
装置65を作動させる可能性を生じさせ、大当りの発生
する可能性が誘発することになる。
【0056】また、貯留装置解除スイッチ27を押す操
作では、貯留玉解除装置75をそのつど解除動作させる
ことが可能であるから、貯留された玉を1個ずつ解除し
て特別図柄表示装置65を作動させ、その停止図柄の結
果を見た後に、順次、玉の貯留を解除して普電作動ゲー
ト71を通過させる遊技を行うことが可能になる。した
がって、そのつど大当り発生の機会が発生し、例えば5
個の玉が貯留されていれば、5回の大当り発生のチャン
スに期待することができる。したがって、大当り中にワ
ープ入口83から玉を取り込み、大当り終了後に遊技者
が貯留装置解除スイッチ27を操作して貯留玉解除装置
75をそのつど解除動作させれば、連続大当りの発生を
期待することができ、遊技性を高めることができる。
【0057】このように、本実施例では普電作動ゲート
71の上方部に、玉貯留部74により貯留された複数の
遊技球を遊技領域に解除する貯留玉解除装置75が配置
され、この貯留玉解除装置75の作動を遊技者が貯留装
置解除スイッチ27を操作して行うことが可能になって
いるので、以下の効果を得ることができる。 貯留装置解除スイッチ27を操作して普電入賞装置6
6を開放させることができるから、遊技者を遊技に参加
させることができ、大当りのチャンスを狙えて遊技性の
向上を図ることができる。 役物装置62における中央キャラクタ63や側部キャ
ラクタ64a、64bの動作タイミングに合せて貯留さ
れた遊技球を解除できるから、大当りのチャンスを遊技
者の操作で狙うことができ、遊技性を向上させることが
できる。 さらに、普電入賞装置66は閉じるときに玉を役物装置
62内に入賞するような構造になっているため、ランダ
ムに普電入賞装置66に入賞する玉を一定のタイミング
で役物装置62内に入賞させることができ、中央キャラ
クタ63や側部キャラクタ64a、64bの動作タイミ
ングを狙う場合にはより正確に行うことができる。 また、同様の操作で大当り終了後に次の大当りを連続
して発生させるチャンスを遊技者の操作で狙うことがで
きる。 特に、ワープ入口83には権利発生中にしか入らないよ
うになっているので、大当り終了後にチャンスができる
とともに、通常はそのチャンスがないので、必要以上に
大当りのチャンスが発生することがない。 特別図柄表示装置65は通常遊技中にしか作動しない
(移動点滅作動しない)ので、大当り中に仮に特図始動
口73に入賞しても特別図柄表示装置65が移動点滅せ
ず、いわゆる「パンク」が発生しないという効果があ
る。
【0058】なお、大当り確率の変動は特別図柄表示装
置65を用いる例に限らず、例えば遊技盤13内に別に
確率変動決定表示器を配置し、この別設の確率変動決定
表示器を用いて行ってもよい。玉貸機の配置場所は上記
例に限るものではない。例えば、前面パネルの部分や皿
前装飾体の部分に設けるようにしてパチンコ機と一体に
してもよい。本発明はカードリーダを備えていないパチ
ンコ機にも適用できるのは勿論である。また、本発明に
係わる遊技機は上記実施例のようなプリペイドカード方
式のパチンコ機に適用する例に限らない。例えば、クレ
ジット方式のパチンコ機にも適用することができるし、
いわゆるCR機以外の通常のパチンコ機にも適用するこ
とができる。プリペイドカード方式でなく、全くカード
を使用しないパチンコ機についても幅広く適用すること
が可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、作動開始手段の上方部
に、貯留手段により貯留された遊技球を遊技領域に解除
する貯留球解除手段を配置し、この貯留球解除手段の作
動を遊技者が貯留解除指令手段を操作することにより行
うことが可能であるので、以下の効果を得ることができ
る。 貯留解除指令手段を操作して補助変動入賞装置を開放
させることができるから、遊技者を遊技に参加させるこ
とができ、大当りのチャンスを狙えて遊技性の向上を図
ることができる。 役物装置におけるキャラクタの動作タイミングに合せ
て貯留された遊技球を解除できるから、大当りのチャン
スを遊技者の操作で狙うことができ、遊技性を向上させ
ることができる。 さらに、補助変動入賞装置は閉じるときに玉を役物装置
内に入賞するような構造になっているため、ランダムに
補助変動入賞装置に入賞する玉を一定のタイミングで役
物装置内に入賞させることができ、役物キャラクタの動
作タイミングを狙う場合にはより正確に行うことができ
る。 上記同様の操作で、大当り終了後に次の大当りを連続
して発生させるチャンスを遊技者の操作で狙うことがで
きる。 特に、ワープ入口には権利発生中にしか入らないように
なっているので、大当り終了後にチャンスができるとと
もに、通常はそのチャンスがないので、必要以上に大当
りのチャンスが発生することがない。 特別図柄表示装置は通常遊技中にしか作動しないの
で、大当り中に仮に特図始動口に入賞しても特別図柄表
示装置が移動点滅せず、いわゆる「パンク」が発生しな
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカード方式のパチンコ装置の
一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例の遊技盤を示す正面図である。
【図3】同実施例の役物装置の正面図である。
【図4】同実施例の始動入賞口への入賞パターンを説明
する図である。
【図5】同実施例のはずれの場合の遊技を説明する図で
ある。
【図6】同実施例の普電入賞装置を説明する図である。
【図7】同実施例の大当り中の玉の動きを説明する図で
ある。
【図8】同実施例の貯留玉を解除する遊技を説明する図
である。
【図9】同実施例のパチンコ装置の制御系のブロック図
である。
【図10】同実施例の遊技制御のメインルーチンを示す
フローチャートである。
【図11】同実施例の特図処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図12】同実施例の権利中処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。
【図13】同実施例の回転誘導装置処理のサブルーチン
を示すフローチャートである。
【図14】同実施例の貯留解除処理のサブルーチンを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ装置 2 パチンコ機 3 玉貸機(遊技媒体貸出装置) 13 遊技盤 27 貯留装置解除スイッチ(貯留解除指令手段) 62 役物装置 63 可変表示装置 64 第1進入口(始動ゲート) 65 特別図柄表示装置 66 普電入賞装置(補助変動入賞装置) 66a、66b 電動チューリップ 71 普電作動ゲート(作動開始手段) 73 特図始動口 74 玉貯留部(貯留手段) 75 貯留玉解除装置(貯留球解除手段) 81 回転誘導装置 82 特定入賞装置 82c 第3種始動口 83 ワープ入口(取込口) 84 変動入賞装置(大入賞口) 301 役物用CPU 400 遊技制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球の入賞率を変換可能な補助変動入
    賞装置と、 該補助変動入賞装置の作動を開始させる作動開始手段
    と、を備え、 該補助変動入賞装置への遊技球の入賞に関連して特別遊
    技状態を発生可能な遊技機において、 遊技領域の所定箇所に備えられ、遊技球を取込可能な取
    込口と、 該取込口から取込まれた遊技球を貯留可能な貯留手段
    と、 前記作動開始手段の上方部に配置され、該貯留手段によ
    り貯留された遊技球を遊技領域に解除する貯留球解除手
    段と、を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記貯留球解除手段の作動を遊技者の操
    作により行なう貯留解除指令手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の遊技機。
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