JPH07132163A - 遊技機の変動入賞装置 - Google Patents

遊技機の変動入賞装置

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JPH07132163A
JPH07132163A JP30347293A JP30347293A JPH07132163A JP H07132163 A JPH07132163 A JP H07132163A JP 30347293 A JP30347293 A JP 30347293A JP 30347293 A JP30347293 A JP 30347293A JP H07132163 A JPH07132163 A JP H07132163A
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JP
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game ball
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JP30347293A
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English (en)
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技を楽しむ空間部を複数にして、遊技を面
白くすることのできる遊技機の変動入賞装置を提供す
る。 【構成】 変動入賞装置62の可動片62a、62bを
介して入賞した遊技球を最初に第1遊技空間部111に
導き、このとき、例えばV入賞口への入賞率の低い第1
遊技球流路と、入賞率の高い第2遊技球流路とのどちら
の遊技球流路に遊技球が入るかの遊技を行わせる。次い
で、第2空間部112に遊技球を導き、一般入賞口ある
いはV入賞口のどちらに入賞するかの遊技を行わせる。
これにより、変動入賞装置62において遊技を楽しむ空
間部を複数にして遊技を面白くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機の変動入賞装置
に係わり、詳しくは遊技機の盤面に配置される可動部材
を備えた変動入賞装置であって所定条件(例えば、特別
入賞口への入賞)が成立して該可動部材を遊技者に有利
な状態に変換させる特別遊技状態を発生可能な遊技機の
変動入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から遊技機に変動入賞装置を備え、
所定条件が成立したことに基づいて変動入賞装置を開放
(あるいは開閉動作)させて、遊技者に有利な特別遊技
状態(以下、適宜大当り状態という)を発生可能な遊技
機が知られている。この種の遊技機では、内部に一般入
賞口と特別入賞口を有する変動入賞装置に遊技球を入賞
させ、その入賞した位置により遊技状態を変化させて遊
技を行うことが多い。例えば、いわゆる第2種に属する
遊技機においては、始動入賞口への遊技球の入賞を検出
し、入賞があると変動入賞装置に備えられた可動部材
(以下、適宜羽根部材という)を所定回数開閉し、その
とき変動入賞装置内の特別入賞口へ入賞すると大当り状
態を発生させ、変動入賞装置を更に有利な状態で動作さ
せ遊技を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遊技
機の変動入賞装置にあっては、単一の箱状の形状をして
いたため、入賞遊技が単純化してしまって、特別遊技が
発生するかしないかを決定する入賞遊技にあまり面白み
がない場合が多いという問題点があった。
【0004】そこで本発明は、遊技を楽しむ空間部を複
数にして遊技を面白くすることのできる遊技機の変動入
賞装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による遊技機の変動入賞装置は、所定条件(例え
ば、特別入賞口162への入賞)が成立することに基づ
いて可動部材(例えば、可動片62a、62b)を遊技
者に有利な状態に変換させる特別遊技状態を発生可能な
遊技機(例えば、パチンコ装置1)の変動入賞装置62
であって、前記変動入賞装置62は、前記可動部材によ
り入賞した遊技球により遊技を行う領域を第1遊技空間
部111と第2空間部112の複数の領域に区分し、該
第2空間部112は、一般入賞口(例えば、外れ入賞口
161)と、特別入賞口162(例えば、V入賞口)と
を備え、前記第1遊技空間部と第2空間部を接続する遊
技球流路113を設けたことを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、例えば請求項
2記載のように、前記遊技球流路113は、前記特別入
賞口162への入賞率の低い第1遊技球流路181と、
該入賞率の高い第2遊技球流路182とからなり、前記
第1遊技空間部111に、第1遊技球流路181と第2
遊技球流路182への流路の変換を行う流路変換部材1
14を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、可動部材により入賞した遊技球は
最初に第1遊技空間部に至り、このとき、例えば特別入
賞口への入賞率の低い第1遊技球流路と、入賞率の高い
第2遊技球流路とのどちらの遊技球流路に遊技球が入る
かの遊技が行われる。次いで、第2空間部に到達し、一
般入賞口あるいは特別入賞口のどちらに入賞するかの遊
技が行われる。したがって、変動入賞装置においては遊
技を楽しむ空間部が複数になって、遊技が面白くなる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図8は本発明をプリペイドカード方
式の遊技機に適用した場合の一実施例を示している。ま
ず、本発明の変動入賞装置が適用される遊技機の正面構
成から説明する。パチンコ装置の正面構成 図1はパチンコ装置の全体を示す正面斜視図である。図
1において、1はパチンコ装置であり、大きく分けてパ
チンコ機2と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸
機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、こ
れらが対をなして設置される。パチンコ機2とカード式
玉貸機3とが対をなして設置されたパチンコ装置1は、
いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されてい
る。玉貸機3にはカードリーダーが内蔵され、玉貸機3
の前面パネル4にはプリペイドカードが挿入されるカー
ド挿入口5と、7セグメントの発光ダイオードを用いて
3列で構成され、カードの残り度数を表示するカード残
度数表示器6と、発光ダイオード等からなりカードの受
け付けが有効であることを表示するカード受付け表示器
7とが設けられている。
【0009】パチンコ機1は、額縁状前面枠11と、ガ
ラス12aを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤
13(図2参照)と、前面表示パネル14と、前面操作
パネル15とを有している。額縁状前面枠11は木製の
機枠16に対して上部蝶番17および下部蝶番(図示
略)によって開閉可能に支持され、金枠12は額縁状前
面枠11に開閉可能に支持されている。前面表示パネル
14には上皿21と、プリペイドカードの残高を表示す
るカード度数表示器(カード残高表示器)22と、玉を
購入するときに操作される玉貸釦(変換釦)23と、プ
リペイドカードを排出するときに操作されるカード排出
釦(返却釦)24と、玉貸し可能表示器25と、上皿2
1の玉を後述の玉貯留皿32に移す玉通路開閉用の押し
釦26とが設けられている。
【0010】なお、玉貸機3にカードリーダでなく、例
えばカードリーダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報
や遊技客の識別情報が記憶されている遊技用カードを用
い、遊技結果をカードに書き込む等のデータ処理が可能
なものであってもよい。さらに、遊技用カードはプリペ
イドカードに限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶さ
れいる玉数カード、あるいは遊技客の識別情報が記憶さ
れている識別カード等を単独で使用する遊技機でもよ
い。要は、遊技用カードを使用するために、このカード
情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは読み込み
/書き込み可能なカードリーダ・ライタであればよい。
例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システムで封入
球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技機)にも
本発明を適用することができる。また、遊技用カードと
して磁気カードを用いている例に限らず、例えばICカ
ードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用いた場
合、当然のことながらカードリーダ若しくはカードリー
ダ・ライタはICカードに対応するものを使用すること
になる。なお、カードリーダとカード制御装置とは別体
として分離して配置してもよいし、あるいは両者を一体
化してもよく、例えばカードリーダの内部にカード制御
装置を組み込むようにしてもよい。
【0011】前面操作パネル15には、灰皿31と、玉
を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けら
れている。パチンコ機2の額縁状前面枠11の上部には
左側から順次、賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示器
41と、貸玉排出時に点灯する貸玉排出表示器42と、
パチンコ機2において打止状態が発生したときに点灯す
る完了表示器43とが設けられている。これらの賞球玉
排出表示器41、貸玉排出表示器42および完了表示器
43によりその他の遊技状態(例えば、大当り状態:点
滅する制御)も表示可能である。
【0012】遊技盤の構成 次に、遊技盤13における遊技領域は本発明の適用対象
である所定条件(例えば、特別入賞口への入賞)が成立
することに基づいて可動部材を遊技者に有利な状態に変
換させる特別遊技状態を発生可能な変動入賞装置を配置
可能なものであれば、任意の構成を取り得る。例えば、
代表的にはいわゆる第2種に属する遊技機に適用される
ことは勿論、その他の種類の遊技機であっても同様の構
成を有するものには、適用が可能である。一例として本
実施例では図2に示す「第2種」に属するタイプのもの
を用いている。
【0013】図2は遊技盤13を示す正面図である。図
2において、遊技領域の周囲には弾発された玉を遊技領
域の上方部まで案内したり、アウト玉回収口まで案内す
るなどの機能を有するレール61が配置されており、レ
ール61内側のほぼ中央部には変動入賞装置62が、変
動入賞装置62の側方には普通図柄ゲート(以下、普図
ゲートという)63、64が、さらに変動入賞装置62
の下方には2回開きのチューリップタイプの普通電動入
賞装置65がそれぞれ配置されている。また、普通電動
入賞装置65の左右には1回開きの第1始動入賞口6
6、67がそれぞれ配置されている。ここでいう2回開
き、1回開きとは、後述の変動入賞装置62の可動片6
2a、62bを開かせる回数のことである。
【0014】普通電動入賞装置65は電動チューリップ
65a、65b、普通図柄表示器71、遊技球旋回部材
(通称クルーン)72、第2始動入賞口73、普図スイ
ッチ記憶表示器(いわゆる普図メモリ表示器)74を有
している。普通図柄表示器71は7セグメントのLED
からなり、0〜9、A、C、d、E、F、H、j、L、
P、Uの20の図柄を表示可能である。そして、普通図
柄表示器71は普図ゲート63、64を玉が通過したと
き、その表示図柄(以下、適宜、普図という)を変動さ
せ、所定時間経過後に停止させて、その図柄が特定の値
(例えば、「7」)になると、電動チューリップ65
a、65bを電動動作させて一定時間だけ開く(つま
り、入賞させ易い状態になる)ようになっている。具体
的には、普図=「3」で停止のとき電動チューリップ6
5a、65bが0.3秒間オープン、普図=「7」で停
止のとき電動チューリップ65a、65bが5.0秒間
オープンする。電動チューリップ65a、65bは通常
は閉じているが、上記のように一定条件下で開くように
構成されている。なお、普通図柄表示器71の図柄を変
化させる制御は、可変表示ゲームに相当する。また、こ
の場合、可変表示ゲームの結果、つまり普通図柄表示器
71の図柄が特定の値(例えば、「7」)になって電動
チューリップ65a、65bが電動動作して一定時間だ
け開く確率を、高確率あるいは低確率の2つに変動制御
してもよい。
【0015】普図スイッチ記憶表示器74は普通図柄表
示器71の側方に配置され、普図ゲート63、64の何
れかを玉が通過したとき、4個の範囲内でその通過玉数
を記憶したことを表示する。遊技球旋回部材72は電動
チューリップ65a、65bを介して入賞した玉を一定
時間だけ旋回させた後、第2始動入賞口73に入賞させ
る。一定時間だけ旋回させて第2始動入賞口73に入賞
させることにより、始動入賞のタイミングを遅くして、
変動入賞装置62の可動片62a、62bが開くタイミ
ングを調整する。普通電動入賞装置65の第2始動入賞
口73に玉が入賞すると、変動入賞装置62の可動片
(可動部材:いわゆる羽根部材)62a、62bが0.
8秒間だけ2回開閉動作し、第1始動入賞口66、67
に玉が入賞すると、変動入賞装置62の可動片62a、
62bが0.4秒間だけ1回開閉動作する。
【0016】また、遊技領域にはその他に一般入賞口8
1、82が配置されるとともに、遊技領域内の適宜位置
には風車と呼ばれる打球方向変換部材83〜86が回転
自在に複数設置されるとともに、障害釘(図示略)が多
数植設されている。遊技領域の中央下部にはアウト玉回
収口87が形成されている。変動入賞装置62の両側で
レール61の内側に沿った部分には、装飾用のサイドラ
ンプ88、89が配置されており、サイドランプ88、
89は、例えば可動片62a、62bが開くときに点滅
する他、大当り中などには遊技者の意欲を盛り上げるよ
うに点滅する。一方、遊技盤13の周囲のレール61に
沿った周辺位置には上方に島設備からの遊技球の補給時
に点灯する補給ランプ90が配置されるとともに、右側
には大当り発生時に点灯する大当りランプ91が配置さ
れている。なお、各ランプ90、91はカバー内に装着
されている。普図ゲート63、64は玉が1個分だけ通
過可能なゲートを有し、玉がゲートを通過すると、普通
電動入賞装置65に配置された普通図柄表示器71の図
柄を変動を開始させる。普図ゲート63、64には普図
ゲートスイッチ(図示略)が配設され、玉の通過が検出
される。
【0017】変動入賞装置の構成 次に、変動入賞装置62の詳細な構成について説明す
る。図3は変動入賞装置62の正面図である。図3にお
いて、変動入賞装置62の上部には継続回数決定表示装
置101およびカウント表示器102が配置されてお
り、変動入賞装置62の下部にはキャラクター110が
配置されている。継続回数決定表示装置101は2桁の
ドット表示器(あるいは9セグメントLEDよりなる2
桁の表示器でもよい)によって構成される。継続回数決
定表示装置101は「0」〜「19」までの数字を表示
可能であり、後述の特別入賞口へ入賞して第2種の権利
のラウンドの最高継続回数が決定された場合にその最高
継続回数を表示するとともに、大当り中におけるラウン
ド(特別遊技サイクル)の回数を表示する。
【0018】ここで、継続回数決定表示装置101は、
通常、その図柄を常時変動させており、特別入賞口に玉
が入賞すると、図柄変動を停止する。図柄変動および停
止は役物用のCPU(図示略)によって制御されてお
り、その制御内容は以下の通りである。 a)継続回数決定表示装置101の停止図柄=「15」
のとき、第2種の権利のラウンドの最高継続回数は15
である。「15」の出現率は1/20である。 b)継続回数決定表示装置101の停止図柄=「7」の
とき、第2種の権利のラウンドの最高継続回数は7であ
る。「7」の出現率は4/20である。 c)継続回数決定表示装置101の停止図柄=「3」の
とき、第2種の権利のラウンドの最高継続回数は3であ
る。「3」の出現率は7/20である。 d)継続回数決定表示装置101の停止図柄=「1」の
とき、第2種の権利のラウンドの最高継続回数は1であ
る。「1」の出現率は8/20である。
【0019】カウント表示器102は10個のドットL
EDからなり、変動入賞装置62への入賞数(カウント
数)を遊技者に知らせるための表示を行う。変動入賞装
置62は可動片62a、62bが開閉動作して入賞した
玉によって遊技を行う第1遊技空間部111と第2空間
部112との複数の領域に区分される。第1遊技空間部
111は継続回数決定表示装置101およびカウント表
示器102が配置されている付近の領域であり、可動片
62a、62bが開いて入賞した玉は、最初にこの第1
遊技空間部111に入る。
【0020】一方、第2空間部112はキャラクター1
10が配置されている付近の下方の領域であり、玉は第
1空間部111で遊技を行った後に、遊技球流路113
を通して第2遊技空間部112に流下する。遊技球流路
113は第1空間部111と第2遊技空間部112を接
続するものである。また、第1遊技空間部111には流
路変換部材114が設けられており、流路変換部材11
4は特別入賞口162への入賞率の低い第1遊技球流路
181と、特別入賞口162への入賞率の高い第2遊技
球流路182とを切り換えるものである(各流路は後述
の図6、7参照)。キャラクター110は子馬の上に児
童が乗っている様子を模したもので、後述のソレノイド
151によって左右に動くような動作をするとともに、
後述するように子馬の後足で玉を蹴り上げるような動作
を行うようになっている。
【0021】図4は変動入賞装置62の裏面斜視図であ
る。図4において、変動入賞装置62の裏面側にはキャ
ラクター110を作動させるソレノイド151、キャラ
クター110における子馬の後足で玉を蹴り上げる動作
を行う打ち上げ装置152、打ち上げ装置152を駆動
する打ち上げ装置作動モータ153、子馬の後足を原位
置に復帰させる打ち上げ用のスプリング154、流路変
換部材114を駆動するソレノイド155、可動片62
a、62bをそれぞれ駆動するソレノイド156a、1
56b等が配置されている。
【0022】変動入賞装置62の第2遊技空間部112
には図5に示すように、外れ入賞口(一般入賞口)16
1と、特別入賞口(V入賞口)162とに振り分ける揺
動部材163が設けられている。揺動部材163は半円
筒状に形成され、一定角度範囲で揺動するようになって
いる。揺動部材163の中央部には半円筒状の切り欠き
部163aが形成され、この切り欠き部163aには玉
を1個宛て収納して特別入賞口162に導くV入賞誘導
路164が近接して配置されている。V入賞誘導路16
4の後端側に特別入賞口162が位置している。特別入
賞口162に玉が入賞すると、第2種大当りが発生す
る。V入賞誘導路164は固定(例えば、変動入賞装置
62の本体に固定)されており、揺動しないようになっ
ている。
【0023】一方、揺動部材163の後端部は複数のロ
ッド165によって支持され、ロッド165は円盤16
6に固定されている。円盤166は複数のロッド167
によって支持され、ロッド167は周辺の一部にギア部
168gの形成されたギア円盤168に固定されてい
る。ギア円盤168のギア部168gには小さなギア1
69が噛合しており、ギア169はモータ170によっ
て駆動可能になっている。また、ギア円盤168の近く
には位置検出センサ171が配置され、位置検出センサ
171はギア円盤168の回転位置を検出する。
【0024】モータ170はギア169を介してギア部
168gによってギア円盤168を回転駆動し、ギア円
盤168の駆動力はロッド167、円盤166、ロッド
165を順次介して揺動部材163に伝達され、揺動部
材163が揺動する。このとき、ギア円盤168の回転
位置は位置検出センサ171によって検出され、ギア円
盤168が正方向に一定角度回転すると、位置検出セン
サ171の出力に基づいてモータ170が一旦停止して
逆回転し、同様にギア円盤168が逆方向に一定角度回
転すると、位置検出センサ171によってこれを検出す
る。
【0025】このようにして、位置検出センサ171の
出力に基づいてモータ170が一定角度範囲で正転/逆
転し、結局、揺動部材163が一定角度範囲で揺動す
る。このとき、V入賞誘導路164は固定されているか
ら、全く揺動しない。なお、揺動部材163が揺動する
タイミングは始動入賞時とか、大当り時の一定の間であ
る。揺動部材163が揺動する一方で、V入賞誘導路1
64は固定されて全く揺動しないから、玉は揺動部材1
63の揺動状態によってV入賞誘導路164に導かれや
すい状態になったり、V入賞誘導路164に導かれにく
い状態になったりして特別入賞口162への入賞状態が
変化するようになっている。
【0026】すなわち、第2遊技空間部112に流下し
た玉が揺動部材163の付近を通る場合、図5に示すル
ートAを通るときはV入賞誘導路164に導かれず、外
れ入賞口161に入賞する。外れ入賞口161に入賞す
ると、単に一定数の賞球排出があるのみである。一方、
ルートBを通るときはV入賞誘導路164に導かれて特
別入賞口162に入賞し、第2種大当りが発生する。ま
た、図7(a)、(b)に示すように、キャラクター1
10における子馬の後足191には打ち上げ装置192
が連結されており、打ち上げ装置192は図8に示すよ
うに一旦奥側に引込んだ後、後足191付近の待機位置
にある玉を蹴り上げて揺動部材163の方へ玉を進める
ことが可能なようになっている。このとき、玉の蹴り上
げ動作に同期するタイミングで揺動部材163がほぼ水
平状態を保ち、V入賞しやすいようになっている。後足
191付近の待機位置に玉があるかどうかは、玉検出セ
ンサ193によって検出される。なお、後足191は打
ち上げ装置192と同期して作動する。また、大当り時
に流路変換部材114が特別入賞口162への入賞率の
高い第2遊技球流路182側に切り換えられていると
き、第1空間部111から第2遊技空間部112に流下
する玉はカウントセンサ194によって検出される。
【0027】以上の構成において、通常ゲームの場合、
継続回数決定表示装置101が図柄変動を行っており、
このとき第1始動入賞口66、67に球が入賞すると、
変動入賞装置62の可動片62a、62bが0.4秒だ
け1回開閉動作するとともに、キャラクター110が左
右に動くような動作をし(例えば、0.3秒間だけ2回
動作)、かつ揺動部材163が一定角度範囲で揺動する
(例えば、1.0秒間だけ2回揺動する)。一方、普通
電動入賞装置65の遊技球旋回部材72を介して第2始
動入賞口73に入賞すると、変動入賞装置62の可動片
62a、62bが0.8秒だけ2回開閉動作するととも
に、同様にキャラクター110が左右に動くような動作
をし、かつ揺動部材163が一定角度範囲で揺動する。
なお、始動入賞のときは、キャラクター110における
子馬の後足で玉を蹴り上げる動作は行われない。また、
普図ゲート63、64の何れかを玉が通過すると、普通
電動入賞装置65に配置された普通図柄表示器71が図
柄変動を開始し、この図柄が特定の値(例えば、
「7」)になると、普通電動入賞装置65のチューリッ
プ65a、65bが電動動作し所定時間だけ1回開放動
作し、第2始動入賞口73に入賞し易くなる。
【0028】ここで、本実施例の特徴である変動入賞装
置62への入賞パターンについて説明する。まず、通常
ゲーム中は流路変換部材114が図6(図6は始動入賞
時の入賞パターンを示すもの)に示す通常位置にある。
通常位置とは、流路変換部材114が特別入賞口162
への入賞率の低い第1遊技球流路181に玉を導くよう
な位置のことである。このとき、始動入賞があると(す
なわち、第1始動入賞口66、67あるいは第2始動入
賞口73の何れかに玉が入賞すると)、変動入賞装置6
2の可動片62a、62bが一定時間だけ開放するが、
可動片62a、62bが開放している際に変動入賞装置
62の内部に玉が入賞すると、図6に始動入賞時の入賞
パターンを示すように、入賞した玉は流路変換部材11
4が通常位置にあるため、第1遊技球流路181(すな
わち、通常ルート)を通って第1空間部111から第2
遊技空間部112に流下する。したがって、第1空間部
111の玉はほとんどが流路変換部材114によって図
中右方向に押しやられ、キャラクター110のわきを通
って下方にそのまま落下するルート181aを通ること
が多く、特別入賞口162への入賞はあまりない。
【0029】一方、稀には第1空間部111の玉が流路
変換部材114によって下方に流下するとき、左方向に
進んで揺動部材163の方に移動し、V入賞誘導路16
4を通って特別入賞口162に入賞したり、あるいは外
れ入賞口161に入賞したりする。実際上、揺動部材1
63が揺動していると、V入賞誘導路164を通って特
別入賞口162に入賞するケースは極めて少なく、仮に
玉が揺動部材163の方に進んだとしても、外れ入賞口
161に入賞する割合の方が多い。
【0030】さて、通常ゲーム中に玉がV入賞誘導路1
64を通って特別入賞口162に入賞すると、継続回数
決定表示装置101の図柄変動が停止し、その停止図柄
によって継続回数の決定が表示され、第2種大当りが発
生する。また、流路変換部材114が大当り位置に切え
換わる。そして、第2種の大当り動作では、可動片62
a、62bが1.0秒間だけ18回の開閉動作を行うと
ともに、これを1ラウンドとしてV入賞を条件に、継続
回数決定表示装置101に表示された最高ラウンド(例
えば、停止図柄=「7」であれば最高継続回数は7回)
まで繰り返される。V入賞しなければ、いわゆる「パン
ク」状態となる。このような大当り動作により、遊技者
は多くの出玉を得ることが可能になる。
【0031】大当り時にもキャラクター110が左右に
動くような動作をし、かつ揺動部材163が一定角度範
囲で揺動するが、これに加えてキャラクター110にお
ける子馬の後足で玉を蹴り上げる動作が行われる。図7
は大当り時の入賞パターンを示す図である。図7(a)
に示すように、流路変換部材114が大当り位置(右側
に倒れた位置)に切え換られているため、変動入賞装置
62の第1空間部111に入賞した玉は第2遊技球流路
182(すなわち、大当りルート)を通って第1空間部
111から第2遊技空間部112に流下し、キャラクタ
ー110における子馬の後足191付近に至る。次い
で、第2遊技空間部112ではキャラクター110にお
ける子馬の後足191で玉を蹴り上げる動作が行われ
る。
【0032】すなわち、図8に玉の一連の流れを示すよ
うに、まず変動入賞装置62の可動片62a、62bが
開放するとT1の位置にある玉は、流路変換部材114
が大当り位置に切り換えられているため、第2遊技球流
路182を通って第2遊技空間部112に流下し、キャ
ラクター110の子馬の後足191付近T2に至る。次
いで、打ち上げ装置192が一旦奥側に引込んだ後、後
足191付近の待機位置にある玉T2が蹴り上げられて
図7(a)に矢印で示すように、第2遊技球流路182
の打ち上げルート182uを通って揺動部材163の方
へ進む。このような玉の打ち上げ動作は大当りの各サイ
クルで所定回数繰り返される。これにより、図8に示す
ように蹴り上げられた玉T3は揺動部材163の方に容
易に移動し、V入賞誘導路164を通って特別入賞口1
62に入賞したり、あるいは外れ入賞口161に入賞し
たりする。この場合、蹴り上げられた玉T3は揺動部材
163が玉の蹴り上げ動作に同期するタイミングでほぼ
水平状態になりV入賞しやすいようになっているから、
V入賞誘導路164を通って特別入賞口162に入賞す
るケースが多くなる。
【0033】このように本実施例では、変動入賞装置6
2の内部が第1空間部111と第2遊技空間部112に
区分されているから、遊技を楽しむ空間部が2つにな
り、遊技の興趣を向上させることができる。特に、入賞
遊技を面白くすることができる。また、特別入賞口16
2への入賞率の低い第1遊技球流路181と、特別入賞
口162への入賞率の高い第2遊技球流路182とを設
け、各流路への切え換えを流路変換部材114により行
ってV入賞率を変化させることができるので、第1空間
部111でどちらの流路に玉が入るか遊技を行い、第2
遊技空間部112でV入賞するか否かの遊技を行うこと
ができ、結局、2つの入賞遊技を楽しむことができる。
【0034】なお、上記実施例では普図確率は一定であ
るが、これに限らず、例えば大当り動作中に普図確率を
アップさせて普通電動入賞装置65の電動チューリップ
65a、65bを多く開閉し(その他の方法で多く開閉
してもよい)、内部の遊技球旋回部材(クルーン)72
に入賞させて大当り終了後に第2始動入賞口73に入賞
させるようにして、再び短期間に大当りが連続して発生
するようなチャンスを与える制御を行ってもよい。例え
ば、大当りの最終ラウンドで強制的に電動チューリップ
65a、65bをオープンするようにしてもよい。この
ようにすると、第2始動入賞口73に入賞して再度大当
りが連続して発生する確率が高まる。上記実施例は第2
種遊技機への適用例であるが、本発明は第2種遊技機に
限らず、変動入賞装置を備えたものであれば、他の遊技
機にも適用できる。
【0035】なお、玉貸機の配置場所は上記例に限るも
のではない。例えば、前面操作パネルの部分や皿前装飾
体の部分に設けるようにしてパチンコ機と一体にしても
よい。本発明はカードリーダを備えていないパチンコ機
にも適用できるのは勿論である。また、本発明に係わる
遊技機は上記実施例のようなプリペイドカード方式のパ
チンコ機に適用する例に限らず、いわゆるCR機でない
通常の遊技機にも適用できる。例えば、クレジット方式
のパチンコ機にも適用することができる。プリペイドカ
ード方式でなく、全くカードを使用しないパチンコ機に
ついても幅広く適用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、変動入賞装置の内部を
第1空間部と第2遊技空間部に区分し、遊技を楽しむ空
間部が複数になるので、特に、入賞遊技を面白くするこ
とができ、遊技の興趣を向上させることができる。ま
た、特別入賞口への入賞率の低い第1遊技球流路と、特
別入賞口への入賞率の高い第2遊技球流路とを設けるこ
とにより、各流路への切え換えを流路変換部材により行
えばV入賞率を変化させることができるので、第1空間
部でどちらの流路に玉が入るか遊技を行い、第2遊技空
間部でV入賞するか否かの遊技を行うことができ、2つ
の入賞遊技を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパチンコ装置の一実施例の構
成を示す正面斜視図である。
【図2】同実施例の遊技盤を示す正面図である。
【図3】同実施例の変動入賞装置の正面図である。
【図4】同実施例の変動入賞装置の裏面斜視図である。
【図5】同実施例の揺動部材を示す図である。
【図6】同実施例の始動動作時の入賞パターンを説明す
る図である。
【図7】同実施例の大当り時の入賞パターンを説明する
図である。
【図8】同実施例の玉の打ち上げ時の様子を説明する図
である。
【符号の説明】
1 パチンコ装置 2 パチンコ機 13 遊技盤 62 変動入賞装置 62a、62b 可動片(羽根部材) 65 普通電動入賞装置 110 キャラクター 111 第1遊技空間部 112 第2空間部 113 遊技球流路 114 流路変換部材 161 外れ入賞口(一般入賞口) 162 特別入賞口(V入賞口) 1643 V入賞誘導路 181 第1遊技球流路 182 第2遊技球流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定条件が成立することに基づいて可動
    部材を遊技者に有利な状態に変換させる特別遊技状態を
    発生可能な遊技機の変動入賞装置であって、前記変動入
    賞装置は、前記可動部材により入賞した遊技球により遊
    技を行う領域を第1遊技空間部と第2空間部の複数の領
    域に区分し、 該第2空間部は、一般入賞口と、特別入賞口とを備え、 前記第1遊技空間部と第2空間部を接続する遊技球流路
    を設けたことを特徴とする遊技機の変動入賞装置。
  2. 【請求項2】 前記遊技球流路は、前記特別入賞口への
    入賞率の低い第1遊技球流路と、該入賞率の高い第2遊
    技球流路とからなり、 前記第1遊技空間部に、第1遊技球流路と第2遊技球流
    路への流路の変換を行う流路変換部材を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の遊技機の変動入賞装置。
JP30347293A 1993-11-09 1993-11-09 遊技機の変動入賞装置 Pending JPH07132163A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319167A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Samii Kk 弾球遊技機
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JP2015024335A (ja) * 2014-11-07 2015-02-05 株式会社三洋物産 遊技機

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