JP2005034409A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者の技量の介入する余地が大のパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】 パチンコ遊技機1には、玉を貯留可能な貯留装置24がスタートチャッカー17の上方に設けられている。貯留装置24は、遊技盤3の面上を左右に移動する。さらに、貯留装置24を玉貯留状態から貯留解除状態に変化させるための貯留解除スイッチ20が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機に関する。
一般的なパチンコ遊技機においては、遊技盤に入賞口が固定的に設けられている。この構成によれば、遊技者はハンドル調節によって入賞口を狙うことが可能である。一方、玉を貯留可能な貯留装置を遊技盤上に設け、遊技者の行なう入力操作によって貯留解除を可能としたパチンコ遊技機についても知られている(たとえば下記特許文献1)。
特開平07−194777号公報
確かに、上記特許文献1に記載されている構成によれば、遊技者は貯留解除の操作を行なうことができる。しかしながら、貯留解除の操作は、単に入賞口を開閉させるタイミングを計ることを目的としているため、各遊技者の持つ技量の介入する余地がほとんどなかった。
そこで本発明は、貯留解除を行なえる構成を採用しつつも、遊技者の技量の介入する余地が大のパチンコ遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために本発明のパチンコ遊技機は、打玉発射口とアウト玉回収口との間の遊技領域を形成する遊技盤と、遊技領域に玉を打ち出す強さを調節可能な玉発射装置と、遊技領域を移動中の玉を貯留する玉貯留状態と、貯留を解除する貯留解除状態とを呈する貯留装置と、貯留装置を玉貯留状態から貯留解除状態に変化させる貯留解除信号を遊技者の入力操作に応じて生成する貯留解除信号生成手段と、貯留装置からアウト玉回収口までの玉の移動経路上に設けられた入賞ゲートとを備え、貯留装置が遊技盤に対して相対移動するように構成されていることを主要な特徴とする。
上記本発明のパチンコ遊技機によれば、貯留装置に玉を貯留するために、遊技者は打玉の飛距離調節を行なうこととなる。さらに、貯留玉が入賞ゲートに入賞するように貯留解除信号生成手段を操作することも要する。入賞ゲートへの玉の入賞は、上記各操作に大きく左右される。つまり、両方の操作を適切に行なえば行うほど、入賞ゲートに玉が入賞しやすくなっている。このように、本発明によれば遊技者の技量の介入する余地が大であり、遊技性の向上に寄与できる。
好適な態様において、貯留装置は、移動速度が変動するように構成されていることが望ましい。この構成によれば、貯留装置に玉を貯留させるには、頻繁に玉の飛距離調節を行なうことが要求される。すなわち、貯留装置への玉の貯留と、遊技者の持つ技量とを、より密接に関連付けることができる。
また、貯留装置の移動速度をランダムに切り換える、あるいは移動と停止とを切り換える駆動制御手段を設けることができる。このようにすれば、貯留装置の動きを予測することが困難となり、より頻繁に打玉の飛距離調節を行なうことが要求される。したがって、貯留装置への玉の貯留と、遊技者の持つ技量とを、より密接に関連付けることができる。
また、入賞ゲートを、遊技盤および前記貯留装置の両者に対して相対移動するように構成することができる。このようにすれば、貯留を解除するタイミングがいっそうシビアになり、入賞ゲートへの玉の入賞と、遊技者の持つ技量とを、より密接に関連付けることができる。
また、貯留解除信号生成手段からの入力が有効な解除許可モードと、入力が無効な解除不能モードとの切り換えを行なうとともに、解除許可モードである旨を報知する遊技制御手段を設けることができる。この構成によれば、解除許可モードとなった場合に打玉の飛距離調節や貯留解除操作が積極的に要求される一方、解除不能モードでは頻繁な操作が要求ないことになり、遊技にメリハリが生じるようになる。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた正面ガラス扉5と、台枠の内側に配置されてガラス扉5によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状の遊技領域を形成している。遊技盤3の下方には、玉供給皿6が設けられている。玉供給皿6に準備された玉(パチンコ玉)は、ハンドル7等により構成される発射装置によって遊技盤3に向けて発射される。レールを通じて遊技盤3に達した玉は、打玉発射口14から飛び出し、遊技盤3に穿設された多数の釘に弾かれながら落下するようになっている。
遊技盤3には、その中央付近に液晶表示部11(可変表示部)が配設されている。液晶の代わりに発光ダイオードを用いた表示装置や、リール式の表示装置も採用できる。液晶表示部11には、アラビア数字等のキャラクタが3つ(複数桁)表示される。液晶表示部11の下方には、スタート入賞口17(入賞ゲート)が配置されている。そのスタート入賞口17の下方には、大当たり(特賞)が発生することに応じて開放するアタッカー16と、アウト玉を回収するためのアウト玉回収口15が設けられている。
スタート入賞口17の上方には、貯留装置24が配置されている。図3に示すように、貯留装置24は遊技領域を落下中の玉を貯留する玉貯留状態と、貯留を解除する貯留解除状態とを呈するとともに、遊技盤3の面上を左または右(水平方向)に移動するように構成されている。具体的な移動の形態としては、左または右に常時移動する形態を示すことができる。また、貯留装置24の貯留を解除するための貯留解除スイッチ20が、ハンドル7の反対側(左側)に設けられている。貯留装置24からアウト玉回収口15までの玉の落下経路上には、スタート入賞口17が位置しており、貯留が解除された場合、貯留玉はスタート入賞口17に向かって落下することとなる。貯留装置24に貯留可能な玉の最大数は1つでもよいが、本実施形態では複数(たとえば6個程度)の玉が貯留可能となっている。また、貯留装置24とスタート入賞口17との間の遊技領域には、邪魔板22a,22b(障害部材)が配置されている。
貯留装置24の具体的な構成例を、図4の断面模式図に示す。貯留装置24は、遊技盤3の表側に設けられる玉貯留ケース240と、遊技盤3の裏側に設けられた駆動機構30を備え、遊技盤3および入賞ゲート17の両者に対して相対移動可能に構成されている。玉貯留ケース240の上部は、玉を受入可能に開口している。他方、玉貯留ケース240の底部は、図3に示したように、玉の排出口を塞いで玉を貯留する貯留位置と、排出口を開放して貯留玉を排出する貯留解除位置との2位置を往復動可能な開閉扉38,38によって構成されている。開閉扉38,38は、モータ32等のアクチュエータによって、上記2位置を往復動する。本実施形態においては、シャフト39aとギア39bとを含む動力伝達機構(歯車機構)により、モータ32の動力を開閉扉38,38に伝達するようにしている。また、玉貯留ケース240には、玉貯留ケース240に入る玉をカウントするための貯留玉計数センサ35(貯留玉検知部35)が取り付けられている。
一方、貯留装置24を水平方向に往復動させるための駆動機構30は、主として、モータ31と、モータ31の回転運動を直線運動に変換する歯車機構42(本実施形態ではラック40とピニオン41)と、モータ31,32を収容するとともに、玉貯留ケース240を遊技盤3の表側(パチンコ遊技機1の正面側)において支持する支持部材44が連結固定された収容ケース36と、遊技盤3に固定され、収容ケース36をスライド可能に支持するレール33,34と、レール33の一端側と他端側に設けられた貯留装置位置検知部42a,42b(図5参照)を含んで構成されている。駆動機構30の核をなすモータ31の作動により、貯留装置24は遊技盤3の面上(遊技領域)を左右に移動することとなる。本実施形態においては、モータ31の回転方向の切り換えにより、貯留装置24の移動方向の切り換えを行なうようにしている。ゆえに、図5のように、レール33の一端側と他端側に、貯留装置24の移動限界を検知するための貯留装置位置検知部42a,42bを設け、これら検知部によって貯留装置24が移動限界に到達したことが検知された際には、モータ31の回転方向を反転させるようにしている。
モータ31には、ステッピングモータを好適に採用できる。図6に示すように、ステッピングモータを採用すれば、ドライブ回路45に入力する駆動パルス信号の周波数を変化させることにより、比較的に容易にモータ回転数を変更できる。つまり、貯留装置24を高速移動させたり、低速移動させたりするための変速制御が容易である。また、ドライブ回路45への回転方向切換信号の入力により回転方向を切り換えることができる。また、上記の変速制御に関連していえば、ステップ角を変化させることにより、変速制御を行なうようにしてもよい。なお、通常のDCモータを用いたサーボ系駆動機構を採用することも可能であり、その場合は、DCモータに供給する電圧の制御により、貯留装置24の移動速度を制御することができる。
また、本実施形態においては、スタート入賞口17についても貯留装置24と同様の駆動機構を設け、スタート入賞装置として遊技盤3の面上を左右に移動するように構成している。ただし、貯留装置24とスタート入賞口17とが相対位置関係を保ちながら移動したり、相対位置関係の変化が周期的になったりしないようにしている。また、邪魔板22a,22bを回転させたりフラップさせたりするなど、遊技盤3に対して相対移動させるようにしてもよい。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置300の構成を示すブロック図である。遊技制御装置300は、遊技盤3の背面側に配置されるものである。図2に示すように、パチンコ遊技機1の遊技制御装置300は、主制御基板100(主制御部)、表示制御基板105(表示制御部)、音声制御基板106(音声制御部)、ランプ制御基板107(ランプ制御部)、払出制御基板108(賞球制御部)および発射制御基板109(発射制御部)を含むものとして構成されている。各基板が個別にCPUやメモリを備える構成が一般的であるが、図2では省略している。また、各基板には、電源回路部110にて生成された所定電圧の電力が供給される。
表示制御基板105は、主制御基板100より入力される表示制御信号に応じて、液晶表示部11に画像を表示させるための処理を実行する。音声制御基板106は、入力される音声制御信号に応じてスピーカ116より音声を出力させる。ランプ制御基板107は、入力されるランプ制御信号に応じてランプ類117の点滅を制御する。払出制御基板108は、入力される賞球信号に応じて払出装置118を制御する。これにより、遊技者に対して所定量の賞球が払い出される。発射制御基板109は、遊技者がハンドル7(操作部)を操作することに応じて、該ハンドル7に対応して設けられた発射装置119を作動させる。ハンドル7の操作量に応じて、玉の打出し強さ(玉の飛距離)を調節することが可能となっている。主制御基板100は、CPU50と、プログラム格納用のROM51と、ワークエリアや各種カウンタ等が割り当てられるRAM52と、入出力ポート53とを備えており、これらはバスを介して相互通信を行なうようになっている。
主制御基板100には、スタート入賞口17に付設されたスタート入賞検知部170、アタッカー16に付設されたアタッカー入賞検知部160、貯留解除スイッチ20、貯留装置24の左右への移動限界を検知する貯留装置位置検知部42a,42b、スタート入賞口17の左右への移動限界を検知するスタート入賞口位置検知部61a,61b、貯留玉検知部35が電気的に接続されている。各検知部は、有接点式または無接点式のセンサ(スイッチ)により構成することができる。また、可変入賞口として構成されているアタッカー16の開閉は、アタッカー用ソレノイド161の励磁/非励磁が切り換えられることにより実現される。貯留装置駆動用モータ31は、ドライブ回路45(図6参照)を介して主制御基板100に接続されている。同様に、貯留扉開閉用モータ32およびスタート入賞口駆動用モータ60についても、それぞれ図示しないドライブ回路を介して主制御基板100に接続される。なお、貯留装置24およびスタート入賞口17にかかる駆動制御、さらには貯留扉38,38の開閉にかかる制御は、表示制御基板105等のサブ基板によって行なわれるようにしてもよい。
スタート入賞口17、アタッカー16に玉が入賞すると、各入賞検知部170,160にて入賞検知信号が生成される。主制御基板100のCPU50は、スタート入賞検知部170からスタート入賞検知信号を取得して、その信号取得タイミング(入力タイミング)に応じて、所定の電気的処理を実行する。その電気的処理は、パチンコ遊技機1に大当たりを発生させるか否かを決定するための当否抽選処理、その当否抽選処理における抽選結果を液晶表示部11に導出表示するための表示処理を含む。
具体的には、大当たりを発生させるかどうかを決定するための当否抽選処理が実行される(CPU50:当否抽選手段)。当否抽選処理の結果を受けて、液晶表示部11に導出表示させるべき図柄が決定され、その決定に基づく表示制御信号(制御コマンド)が表示制御基板105に入力される。表示制御基板105は、入力された表示制御信号に応じて、液晶表示部11に図柄、背景等を表示させる。当否抽選処理により大当たりを発生させる旨の決定がなされた場合、液晶表示部11には、所定の変動時間を経て、大当たり図柄(たとえば「777」等のゾロ目)が導出表示されることとなる。同様に、音声出力やランプの点滅について各制御基板は、主制御基板100から送られてくる制御信号(制御コマンド)に基づいて制御を実行する。このような制御を行なうためのプログラムは、主制御基板100のROM51、各制御基板のROM(図示省略)に格納されている。
パチンコ遊技機1の遊技制御装置300(具体的には主制御基板100)においては、スタート入賞口17に玉が入賞したタイミングに応じて乱数生成手段から乱数を取得し、その乱数が大当たり乱数に一致するか否かを判定することにより大当たりの当否抽選処理を実行している。具体的には、CPU50のタイマ割込み毎に更新される当否抽選用乱数カウンタが、乱数生成手段としてRAM52の所定領域(エリア)に設定され、そのカウンタから取得した乱数が、たとえば「7」等の大当たり乱数に一致する場合に大当たりである旨の判定がなされる。CPU50のタイマ割込みは、主制御基板100に設けられたカウンタ/タイマ回路部等(図示省略)を用いて、たとえば約2msecおきに発生するように設計することができる。そして、このタイマ割込みを契機にして、パチンコ遊技機1を制御するための割込みプログラムを起動することができる。なお、本明細書中に記す“乱数”とは、決められた範囲の数から等確率で取り出される値のことをいう。
また、遊技者によって貯留解除スイッチ20がON(操作)されると、主制御基板100には貯留解除信号が入力される。CPU50は、貯留解除信号を取得すること応じて、貯留扉開閉用のモータ32を作動させるための処理を実行する。また、貯留装置位置検知部42a,42b、スタート入賞口位置検知部61a,61bより移動限界検知信号が主制御基板100に入力される。この入力を契機に、貯留装置駆動用のモータ31、スタート入賞口駆動用のモータ60の回転方向をそれぞれ反転する制御が行なわれる。上記のように、主制御基板100のCPU50は、貯留装置24の駆動制御手段としての機能を持つ。
また、図6に示すように、モータ31のドライブ回路45には主制御基板100から駆動パルス信号が入力されるが、この駆動パルス信号の周波数によってモータ31の回転数が変化する。本発明のパチンコ遊技機1おいては、貯留装置24の動きを予測不可とするために、貯留装置24の低速移動と高速移動とがランダムに切り換わるようになっている。具体的には、一定時間おき(たとえば約1秒おき)に高速移動とするか低速移動とするかを抽選により決定するようにしている。
具体的な手順としては、まず、予め定められた時間(抽選処理が実行される周期)を計測するためのタイマをRAM52等に設定する(タイマIC等を別途設けてもよい)。次に、図9のフローチャートに示すように、スタートしたタイマが計測終了(タイマアップ)となった場合に、移動速度切換抽選用乱数カウンタを参照する(SA1,SA2)。この乱数カウンタは、「0」または「1」をランダムに示すものであればよいので、たとえば各種レジスタの最上位ビット等で代用するようにしてもよい。そして、サンプリングした乱数に応じて、貯留装置24を高速移動とするか、低速移動とするかを判定する。選択された移動モード(高速/低速)はRAM52に記憶して、後述する駆動処理において参照できるようにする(SA3〜SA5)。そして、タイマを再スタートする(SA6)。なお、本実施形態においては、貯留装置駆動用モータ31の変速抽選と、スタート入賞口駆動用モータ60の変速抽選とを兼用しているが、これらの抽選を個別に行なうようにしてもよい。
また、貯留解除スイッチ20は、常に有効であってもよいし、所定条件が成立した場合に有効化される(解除許可モードとなる)ようにしてもよい。たとえば、玉貯留ケース240に貯留された玉(貯留玉)が予め定めた個数に達した場合に、貯留解除スイッチ20を有効化して貯留を解除できるようにする一方、貯留が解除された場合には、次に所定条件が成立するまで入力を無効化する。貯留玉の数は、図3に示したように、貯留玉検知部35を設けることにより計数できる。すなわち、玉貯留ケース240に玉が入るたびに貯留玉数をインクリメントするカウンタをRAM52に設定することができる。貯留が解除された後には、カウンタをクリアして貯留玉をゼロから再カウントする。また、貯留解除スイッチ20が有効化されること伴って点灯するLEDを、該貯留解除スイッチ20に内蔵させれば、操作可能な時期を遊技者が確実に把握できるようになるので好ましい。また、確変時のみ、前回の大当たりからのスタート回数(当否抽選処理の実行回数)が予め定めた回数に達した場合、アウト玉数またはセーフ玉数が一定数に達した場合において、貯留解除スイッチ20を操作可能とすることもできるし、作動状態を高速移動と低速移動とに分け、貯留装置24の状態を高速移動状態、低速移動状態および非作動状態の中から抽選することもできる。ここで「確変」とは、よく知られているように、大当たりとなる確率が変動している遊技状態のことであり、たとえば大当たり図柄の中の特殊図柄(確変図柄)に起因した大当たりの終了後、次回の大当たりが発生するまで大当たり確率が通常状態よりも高くなる遊技状態のことをいう。
また、貯留玉検知部35の検知信号を貯留数信号として当該パチンコ遊技機1の外部に出力するようにしてもよい。この場合には、公知のスタート信号出力端子や大当たり信号出力端子と同様に接点出力方式、あるいは電圧出力方式の出力端子より外部出力すればよい。このようにすれば、貯留数信号の外部入力先となる遊技機管理装置は貯留数信号を取得することに応じて、公知のスタート回数管理等と同様に、所定発射玉数における平均貯留数や大当たり間の平均貯留数などを算出および管理できるようになる。また、貯留数信号とスタート入賞口17の入賞信号や液晶表示部11における図柄変動数との比率を印字出力あるいは表示出力可能とすれば、遊技者の技量をある程度管理できるようになり、ひいては適正かつ効果的な釘調整を行なうための新たな指標を提供できるようになる。
以上の説明では、貯留装置24およびスタート入賞口17が常時移動している形態を示したが、貯留装置24および/またはスタート入賞口17がそれぞれ移動と停止とをランダムに繰り返すように、モータ31,60の駆動制御を行なってもよい。その際には、図9と同様の抽選処理の行ない、該抽選処理の結果に応じてモータ31,60の作動/非作動とが切り換わるようにすることができる。
次に、主制御基板100にて実行される処理についてフローチャートを参照しながら説明する。まず、図7は、メイン処理のフローチャートである。パチンコ遊技機1への電源投入後は、割込みモードの設定や、RAMチェック等の公知の初期化処理が実行される(S1)。S3のタイマ割込み後には、割込み処理(S5)が実行される。また、割込み処理の残余時間を利用して、非等速カウンタの加算処理(S2)が実行されるようになっている。なお、タイマ割込みが確認された場合、タイマ割込みの発生時にONされたタイマ割込みフラグはクリアされる(S3)。非等速カウンタの代表例として、液晶表示部11に導出表示する大当たり図柄またはハズレ図柄を決めるための図柄決定用乱数カウンタを挙げることができる。また、貯留装置24の移動速度切換抽選処理において参照する乱数カウンタを、非等速カウンタとして設けることも考え得る。
次に、図8に示すのは、割込み処理を示すフローチャートである。この割込み処理は、CPU50にタイマ割込みが発生することに基づいて起動される。割込み処理は、移動速度切換抽選処理(S11)、貯留解除処理(S12)、貯留装置移動処理(S13)、スタート入賞口移動処理(S14)および遊技管理処理(S15)等を含むものとして構成されている。S15の遊技管理処理は、スイッチ処理、エラーチェック処理、ホールコンピュータ等へのデータ出力処理、アタッカー16等を開閉するためのソレノイド処理、賞球処理、大当たり当否抽選処理、大当たり処理、図柄変動処理、ランプ処理、音声処理などパチンコ遊技機1の制御に必要な公知のサブルーチンを含む。
移動速度切換抽選処理については、前述したとおりである(図9参照)。図10に貯留解除処理のフローチャートを示す。SB1において、貯留解除スイッチ20が押下(操作)されたことを確認した後、貯留扉38,38の開放にかかる貯留扉開閉用モータ32を作動する(SB2)。貯留解除スイッチ20が操作された場合に生成する貯留解除信号は、S15の遊技管理処理(図8)のスイッチ処理において主制御基板100に入力される。なお、開放した貯留扉38,38を閉鎖するタイミングは、貯留解除タイマにて計測し、このタイマがタイムアップした場合に自動的に貯留扉38,38を閉鎖する処理が実行されるようにするとよい(SB3)。
次に、図11に貯留装置移動処理のフローチャートを示す。まず、貯留装置24が移動限界位置に達しているか否か、すなわち図5で説明した貯留装置位置検知部42a,42bより移動限界検知信号が入力されたか否かを判断する(SC1)。移動限界検知信号が入力された場合には、回転方向切換信号(図6参照)を出力してモータ31の回転方向を反転させる(SC2)。次に、RAM52に記憶されている移動モードが高速モードであるか低速モードであるかを判定する。移動モードは、図9のフローチャートに示すように、所定時間おきに(たとえば1秒)RAM52に更新および記憶されるものである。すなわち、SC3において、現時点の移動モードの判定を行ない、SC4またはSC5において、定められた周波数のパルスを出力する。ドライブ回路(図6参照)に入力するべきパルスは、CPU50以外のタイマIC等から出力させるようにしてもよい。また、本実施形態においては高速モードと低速モードとの2モードとしているが、3以上の複数モードであってもよい。貯留装置の駆動系にステッピングモータを採用する以上は、制御の困難性が増すことはほとんど無いからである。また、移動限界検知信号の入力の有無とは別に、高速モードと低速モードとの抽選と同様の手法にて、モータ31の回転方向を抽選により決定するようにしてもよい。その場合には、所定時間毎にモータ31の回転方向を順向きとするか逆向きとするかを抽選する。
以上に説明した実施形態では、貯留装置24は遊技者の意思とは無関係に移動するが、これを遊技者の意思によって移動できるようにしてもよい。具体的には、図12および図13の模式図に示すように、貯留装置24を水平右方向または水平左方向に移動させるための貯留装置移動操作スイッチ21a,21bを設ける。そして、これら貯留装置移動操作スイッチ21a,21bが操作(ON)された場合に、貯留装置駆動用モータ31が作動するように構成することができる。このようにする場合、貯留装置24の上方の遊技領域に多数の釘を設けて、玉の行く先を予測不可とすれば、貯留装置移動操作スイッチ21a,21bを積極的に操作させることの動機付けとなり得る。
本発明のパチンコ遊技機の正面模式図。 図1のパチンコ遊技機の構成を示すブロック図。 貯留装置の玉貯留状態および貯留解除状態を示す模式図。 貯留装置の構成を示す断面模式図。 貯留装置の断面模式図。 ステッピングモータの周辺構成を簡略的に示すブロック図。 主制御基板にて実行されるメイン処理のフローチャート。 割込み処理のフローチャート。 移動速度切換抽選処理のフローチャート。 貯留解除処理のフローチャート。 貯留装置移動処理のフローチャート。 本発明のパチンコ遊技機の変形例。 図12のパチンコ遊技機の部分的な構成を示すブロック図。
符号の説明
1,1’ パチンコ遊技機
3 遊技盤
7 ハンドル
14 打玉発射口
15 アウト玉回収口
17 スタート入賞口(入賞ゲート)
20 貯留解除スイッチ
24 貯留装置
50 CPU(駆動制御手段、遊技制御手段)
51 ROM
52 RAM
100 主制御基板
119 発射装置

Claims (5)

  1. 打玉発射口とアウト玉回収口との間の遊技領域を形成する遊技盤と、
    前記遊技領域に玉を打ち出す強さを調節可能な玉発射装置と、
    前記遊技領域を移動中の玉を貯留する玉貯留状態と、前記貯留を解除する貯留解除状態とを呈する貯留装置と、
    前記貯留装置を前記玉貯留状態から前記貯留解除状態に変化させる貯留解除信号を遊技者の入力操作に応じて生成する貯留解除信号生成手段と、
    前記貯留装置から前記アウト玉回収口までの玉の移動経路上に設けられた入賞ゲートとを備え、
    前記貯留装置が前記遊技盤に対して相対移動するように構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記貯留装置は、移動速度が変動するように構成されている請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記貯留装置の移動速度をランダムに切り換える、あるいは移動と停止とを切り換える駆動制御手段を備えた請求項1記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記入賞ゲートは、前記遊技盤および前記貯留装置の両者に対して相対移動するように構成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記貯留解除信号生成手段からの入力が有効な解除許可モードと、入力が無効な解除不能モードとの切り換えを行なうとともに、前記解除許可モードである旨を報知する遊技制御手段を備えた請求項1ないし4のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
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