JP4992453B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に、大当たり状態との判定がなされたときに、多量の賞球払い出しが行われる機能をもったパチンコ遊技機に関する。
最近人気のパチンコ遊技機の多くには、大当たり状態(いわゆる、フィーバー状態)に移行した際に、大入賞口を開口状態として、多量の賞球払い出しを行う機能が備わっている。通常は、遊技球が所定のトリガー部を通過すると、ディスプレイ部分に数字や絵柄が変動表示され、その組合わせが所定の条件を満たすと大当たり状態に移行する仕組が採用されている。大当たり状態に移行すると、遊技領域に打ち出された遊技球の多くが大入賞口へ入ることになり、多量の賞球払い出しが期待できるので、遊技者は、大当たり状態を狙うという目的意識をもって遊技を進めることができ、より興趣を誘う遊技展開が可能になる。
このように、大当たり状態への移行により、大入賞口を開口状態とする機能をもったパチンコ遊技機については、従来から、様々な工夫が凝らされている。たとえば、下記の特許文献1には、遊技領域内に複数の大入賞口を効率良く配置する技術が開示されている。また、下記の特許文献2には、大当たり状態に移行したときに、アウト口への落下経路を狭めることにより、大入賞口に入賞しない無駄球を減らす技術が開示されている。
特開2006−175177号公報 特開2003−299803号公報
上述したとおり、大当たり状態への移行により、大入賞口が開口状態となるパチンコ遊技機は、これまでに様々なタイプのものが提案され、また、実用化されてきている。しかしながら、従来提案されているこの種のパチンコ機は、いずれも、大当たり状態へ移行したときに、遊技領域内を落下してくる遊技球を受けとめて大入賞口へと誘導する構造を採るものであるため、様々なバリエーションはあるものの、斬新さに欠けるという問題がある。一般に、遊技者は常に斬新な遊技機械の登場を求めており、これまでにない新たな展開が期待できるパチンコ遊技機の開発が望まれている。
そこで本発明は、大当たり状態への移行により、従来にない斬新な遊技展開が繰り広げられるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
(1) 本発明の第1の態様は、遊技領域の境界を形成する構造壁と、遊技領域内に遊技球を導入する導入路と、導入路へ遊技球を打ち出す打球手段と、遊技領域の底部に設けられ、遊技球を遊技領域から排出するアウト口と、遊技領域内の所定箇所に設けられ、遊技球を遊技領域から排出する入賞口と、入賞口から遊技球が排出されたときに、所定数の賞球の払い出しを行う賞球払出手段と、を備えるパチンコ遊技機において、
遊技領域内の所定箇所に設けられ、遊技球の接触、近接もしくは通過を検知するトリガー部と、
トリガー部が遊技球を検知するたびに、所定の確率で「大当たり状態開始」と判定し、「大当たり状態開始」と判定された場合には、その後、所定の条件が満足された時点で「大当たり状態終了」と判定する大当たり判定手段と、
通常期間は、アウト口を開口状態に維持し、大当たり判定手段が「大当たり状態開始」と判定した時点から「大当たり状態終了」と判定するまでの大当たり期間は、「アウト口を一時的に閉口状態にする一時閉口動作」とその後に続く「アウト口を一時的に開口状態にする一時開口動作」とによって構成される大当たり開閉動作を少なくとも1回行い、大当たり期間から通常期間に復帰する復帰期間は、アウト口を一時的に閉口状態にした後に開口状態にするアウト口開閉制御手段と、
を設け、賞球払出手段が、大当たり期間内にアウト口から遊技球が排出されたときにも、排出された遊技球の数に応じた所定数の賞球の払い出しを行うようにしたものである。
(2) 本発明の第2の態様は、上述した第1の態様に係るパチンコ遊技機において、
アウト口開閉制御手段が、大当たり期間中、一時閉口動作の継続時間が所定の設定時間に達したしたときに一時開口動作に移行するようにしたものである。
(3) 本発明の第3の態様は、上述した第1の態様に係るパチンコ遊技機において、
アウト口開閉制御手段が、大当たり期間中、一時開口動作の継続時間が所定の設定時間に達したしたときに次の回の一時閉口動作に移行するようにしたものである。
(4) 本発明の第4の態様は、上述した第1の態様に係るパチンコ遊技機において、
アウト口開閉制御手段が、アウト口から排出された排出球を検出する排出球センサを有し、大当たり期間中、一時開口動作の間に、この排出球センサによって検出された排出球の数が所定の設定値に達したときに次の回の一時閉口動作に移行するようにしたものである。
(5) 本発明の第5の態様は、上述した第1の態様に係るパチンコ遊技機において、
アウト口開閉制御手段が、遊技領域の底部に溜まった遊技球の重量を測定する重量センサを有し、大当たり期間中、一時閉口動作の間に、この重量センサによる重量測定値が所定の上限設定値に達したときに一時開口動作に移行するようにしたものである。
(6) 本発明の第6の態様は、上述した第1の態様に係るパチンコ遊技機において、
アウト口開閉制御手段が、遊技領域の底部に溜まった遊技球の重量を測定する重量センサを有し、大当たり期間中、一時開口動作の間に、この重量センサによる重量測定値が所定の下限設定値に達したときに次の回の一時閉口動作に移行するようにしたものである。
(7) 本発明の第7の態様は、上述した第1〜第6の態様に係るパチンコ遊技機において、
アウト口開閉制御手段が、アウト口をスライド板のスライド動作により開閉するようにしたものである。
(8) 本発明の第8の態様は、上述した第1〜第7の態様に係るパチンコ遊技機において、
アウト口から排出された排出球を検出する排出球センサを設け、
賞球払出手段が、大当たり期間内に排出球センサによって検出された排出球の数に応じた所定数の賞球の払い出しを行うようにしたものである。
本発明のパチンコ遊技機では、大当たり状態に移行すると、アウト口を閉じる動作と開く動作とが交互に数回行われるため、アウト口近傍に一時的に遊技球が溜まり、溜まった遊技球がアウト口から排出され、…という現象が繰り返される。しかも、このとき、アウト口から排出された遊技球は、アウト球ではなく、それぞれが入賞球として計数され、その数に応じた所定数の賞球の払い出しが行われる。このように、本来は、アウト口から排出されて無駄になるべき遊技球が、大当たり状態では入賞球として機能することになるので、極めて斬新な遊技展開が実現できる。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。
<<< §1.基本構成 >>>
図1は、本発明の基本的な実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図およびブロック図である(上段の正面図には図示できない構成要素を下段のブロック図に示してある)。図の上段の正面図に示されているとおり、外部筐体として機能するフレーム10内には、遊技基板20が組み込まれており、この遊技基板20の前面(図における手前側の面)に、遊技に必要な様々な部品が取り付けられている。この遊技基板20の手前側には、ガラス板30が嵌め込まれており、遊技者は、このガラス板30を通して、遊技基板20の前面で繰り広げられる遊技の展開を見ることができる。遊技基板20とガラス板30との間には、遊技球の直径より若干大きな寸法の空隙が確保されており、この空隙の空間内を遊技球が落下することになる。
遊技基板20の前面には、ほぼ円形状の遊技領域Pを囲うように、誘導レール40が取り付けられている。誘導レール40の左側部分は二重構造になっており、この二重の誘導レール40で挟まれた通路が、遊技球の導入路Iを構成する。結局、誘導レール40は、遊技領域Pの境界を形成する構造壁としての役割を果たすとともに、この遊技領域P内に遊技球を導入する導入路Iを形成する構造壁としての役割を果たしている。
また、フレーム10の下方には、図示のとおり、遊技球トレイ50および打球ハンドル60が取り付けられている。遊技球トレイ50上に収容された遊技球は、1球ずつ順に遊技機内部へと導かれ、ブロック図に示した打球手段110によって、導入路Iへと打ち出され、ほぼ円形のフィールドをなす遊技領域P内へと導入される。打球ハンドル60は、この打球手段110の一部を構成する要素であり、打球の強さを調節するコントローラとしての機能を果たす。
遊技領域P内へと導入された遊技球は、遊技基板20上に固定された多数の釘や様々な障害物に衝突を繰り返しながら、重力により下方へと落下してゆく。この落下の過程において、あるものは入賞口Aの中に入り、残りは遊技領域Pの底部へと向かう。遊技領域Pの底部には、最終的に落下してきた遊技球を排出するアウト口Cが設けられており、このアウト口Cまで到達した遊技球は、遊技領域Pから排出される。すなわち、アウト口Cを通って、遊技基板20の背面側へと導かれる。
一方、入賞口Aの中に入った遊技球は、やはり遊技基板20の背面側へと導かれ、遊技領域Pから排出されることになるが、この入賞口Aから遊技球が排出されたときには、ブロック図に示した賞球払出手段120によって、所定数の賞球の払い出しが行われる。払い出された賞球は、遊技球トレイ50に収容される。ここに示す実施形態の場合、入賞口Aから排出された入賞球1個に対して、14個の賞球を遊技球トレイ50に払い出している。
図においてアウト口Cの上方に設けられたトリガー部Tは、遊技球の通過を検知するセンサーの機能を有している。図示のとおり、トリガー部Tは、左右に配置された一対の部材を有し、この一対の部材間を遊技球が通過した場合に、遊技球の通過を検知した旨の検知信号を発生する。この検知信号は、ブロック図に示した大当たり判定手段130に伝達される。大当たり判定手段130は、トリガー部Tから検知信号が伝達されるたびに、所定の確率で「大当たり状態開始」との判定を行う。
ここに示す実施形態の場合、ディスプレイDを利用して、この判定プロセスを遊技者に提示できるようにしている。ディスプレイを利用した判定プロセスの提示方法としては、次の2通りの方法が知られている。まず、第1の方法は、ディスプレイを利用して実際の判定プロセスをそのまま提示する方法である。この方法では、大当たり判定手段130は、トリガー部Tから検知信号が与えられると、ディスプレイD上の数字や絵柄(多くの場合、3桁の数字や3個の絵柄)などの表示を変動させ始める。具体的には、ディスプレイD上に表示される数字や絵柄を所定周期でランダムに変化させる処理を行い、所定タイミングで静止させる。そして、この3つの数字や絵柄がすべて同じであった場合に、「大当たり状態開始」との判定を行うのである。結局、この第1の方法では、数字や絵柄が最終的に静止した時点で、「大当たり状態開始」か否かの判定が行われることになる。
一方、第2の方法では、大当たり判定手段130が、トリガー部Tから検知信号が与えられると、その時点で直ちに「大当たり状態開始」か否かの判定を行うようにする。そして、当該判定結果に基づいて、疑似的にディスプレイD上に判定プロセスの提示を行うのである。すなわち、第1の方法と同様に、ディスプレイD上の数字や絵柄などをランダムに変動させてゆくが、この時点では、既に、「大当たり状態開始」か否かの判定は完了していることになる。そして、「大当たり状態開始」との判定が行われていた場合に限り、最終的にディスプレイD上に3つの同じ数字や絵柄を表示させるようにする。
上記第2の方法の場合、遊技者から見ると、ディスプレイD上に表示される数字や絵柄が静止するまで、「大当たり状態開始」か否かが決定していないように見えるが、実際には、ディスプレイD上の数字や絵柄が変動を開始したときには、既に、判定結果は得られていることになる。本発明を実施するにあたっては、上記第1の方法および第2の方法のいずれを採用してもかまわないが、最近は、内蔵コンピュータによる正確な確率に基づく判定方法(乱数を発生させ、この乱数によりテーブルを参照する判定方法)が一般的になってきており、第2の方法を採用するパチンコ遊技機が多い。なお、「大当たり状態開始」との判定がなされる確率は、たとえば、5%とか、10%というように、所望の数値を自由に設定できるようにしておくとよい。もちろん、100%という確率設定を行うことも可能であり、その場合は、トリガー部Tが遊技球の検出を行うと、必ず「大当たり状態開始」との判定がなされることになる。
大当たり判定手段130は、「大当たり状態開始」との判定がなされた後は、所定の条件が満足された時点で、今度は「大当たり状態終了」との判定を行う。「大当たり状態」を終了する所定の条件としては、たとえば、「大当たり状態開始との判定がなされた時点から60秒経過したとき」というような時間的な条件を設定することができる。あるいは、「大当たり状態開始との判定がなされた後、入賞球として計数された遊技球の数が100個に到達したとき」というような入賞球数に基づく条件を設定することもできるし、その他にも任意の条件設定を行うことができる。ここでは、大当たり判定手段130が、「大当たり状態開始」との判定を行ってから「大当たり状態終了」との判定を行うまでの期間を「大当たり期間」と呼ぶことにする。この大当たり期間中は、種々のランプを点灯・点滅させたり、特別な音響効果を用いたりして、遊技者に、「大当たり期間」であることを認知させるようにするのが好ましい。
もちろん、大当たり判定手段130は、必ずしもディスプレイD上に判定プロセスの提示を行う必要はなく、トリガー部Tが遊技球を検知するたびに、所定の確率で「大当たり状態開始」と判定し、「大当たり状態開始」と判定された場合には、その後、所定の条件が満足された時点で「大当たり状態終了」と判定する処理を実行する機能を有していれば足りる。ただ、実用上は、所定の確率での判定プロセスを遊技者に何らかの形で提示できるようにしておくのが好ましい。
なお、図1に示す実施形態では、トリガー部Tをアウト口Cの上方に設けているが、トリガー部Tは遊技領域P内の任意の箇所に設けてかまわないし、複数箇所に設けるようにしてもよい。また、ここでは、トリガー部Tを遊技球の通過を検知するセンサによって構成した例を示したが、トリガー部Tは、必ずしも遊技球の通過を検知するセンサにする必要はなく、遊技球の接触もしくは近接(所定範囲内への接近)を検知するセンサによって構成してもかまわない。
以上、図1を参照しながら、このパチンコ遊技機の基本的な遊技機能および「大当たり状態」に移行するプロセスを説明したが、これまで述べてきた事項は、従来の一般的なパチンコ遊技機についても当てはまる事項である。すなわち、上述した「大当たり状態」への移行機能を有するパチンコ遊技機自体は、従来から広く知られている機械である。本発明の特徴は、後の§2で述べる「大当たり期間」におけるパチンコ遊技機の斬新な動作にある。
なお、図1の下段のブロック図に示した各構成要素は、実際には、必要に応じて、機械的な構成要素、電子的な構成要素、もしくはこれら双方の組合わせによって構成することができる。たとえば、打球手段110は、前述したように、打球ハンドル60を含む構成要素であり、打球ハンドル60の回転操作位置を打球強度信号に変換する電子的な構成要素と、遊技球トレイ50に収容されている遊技球を、打球強度信号に応じた衝撃力で導入路Iへ打ち出す機械的な構成要素とによって構成されている。また、賞球払出手段120は、入賞口Aに入賞した遊技球(すなわち、入賞口Aから排出された遊技球)を検出する電子的な構成要素と、検出された遊技球の数に応じた所定数の賞球の払い出しを行う機械的な構成要素とによって構成されている。
また、大当たり判定手段130は、前述したとおり、トリガー部Tから検知信号が伝達されるたびに、所定の確率で「大当たり状態開始」との判定を行い、その後、所定の条件が満足された時点で、今度は「大当たり状態終了」との判定を行うが、このような判定処理は、演算処理回路などの電子的な構成要素で実現することができる。特に、図1に示す実施形態の場合、ディスプレイD上に表示される数字や絵柄の変動動作も、この演算処理回路によって制御されることになる。なお、アウト口開閉制御手段140は、本発明に特有な斬新な動作を行うために必要な構成要素であり、その機能については§2で詳述する。なお、実用上は、図1に示す各手段の電子的な構成要素は、単一の半導体チップ上に構成された演算処理回路に組み込むことが可能である。
<<< §2.大当たり期間の基本動作 >>>
従来の一般的なパチンコ遊技機では、遊技基板20上に通常の入賞口Aとは別個に大入賞口を設けておき、大当たり期間内のみ、この大入賞口を開口して、大量の遊技球が大入賞口に入賞するようにする、という運用を行っている。これに対して、本発明では「大当たり期間中はアウト口Cを大入賞口として代用する」という運用を行う。このような運用は、遊技者から見ると、極めて斬新な形態である。従来の一般的な遊技機では、アウト口Cは、遊技領域P内を落下する過程でいずれの入賞口Aにも入らなかった遊技球が最後に行き着く先であり、いわば役立たずに終わった遊技球を最後に排出するための出口である。別言すれば、入賞口Aに入った入賞球が当選した遊技球であるのに対して、アウト口Cから排出されるアウト球は落選した遊技球というべきものである。ところが、本発明の遊技機では、大当たり期間中に限って、アウト口Cから排出されるアウト球を、入賞口Aに入った入賞球と同様に取り扱い、賞球払出手段120によって所定数の賞球の払い出しを行うのである。
もっとも、大当たり期間に移行した瞬間に、アウト球の取り扱いを急に切り替えることは、遊技者に混乱を生じさせることになり好ましくない。すなわち、遊技者から見れば、アウト口Cから次々と排出されてゆく遊技球が、ある時点から急に入賞球として取り扱われるようになると、とまどいを感じざるを得ないであろう。そこで、本発明では、「アウト口Cを一時的に閉口状態にする」という手法を採ることにより、遊技者に気持ちの切り替えを行わせ、アウト球から入賞球への切り替えに違和感が生じないように配慮している。
図2は、図1に示すパチンコ遊技機において、アウト口Cを閉じて遊技球を底部に溜めた状態を示す正面図である。上述したとおり、アウト口Cは、遊技領域Pの底部に設けられ、本来は、落下してきた遊技球を最終的に遊技領域Pから排出する役割を果たすべきものであるが、このアウト口Cが閉じられてしまうと、落下してきた遊技球は行き場を失い、図示のように、遊技領域Pの底部(誘導レール40の上)に溜まることになる。従来の遊技機では、機械に何らかの故障が生じた場合でなければ、このような現象が生じることはない。
ところが、本発明の遊技機では、大当たり判定手段130が「大当たり状態開始」と判定した時点(すなわち、大当たり期間に移行し、大当たりの演出が発生した時点)で、アウト口Cが一時的に閉じられるので、図2に示すように、本来は排出されるべき遊技球が底部に溜まる現象が生じることになる。遊技者が、打球手段110を用いて、新たな遊技球を打ち出す操作を続けてゆけば、遊技領域Pに導入された遊技球は、入賞口Aに入ったものを除いて、すべて底部に溜まることになる。従来の遊技機に慣れた遊技者であれば、この時点で、機械の故障等の何らかの異常現象が起こっているのではないか、と感じることであろう。
本発明の特徴は、このような異常現象の演出を行った後に、アウト口Cを再び開き、底部に溜まっていた遊技球を開いたアウト口Cから排出するようにし、しかも、これら排出された遊技球を、アウト球ではなく、入賞球として取り扱うようにする点にある。前述したとおり、賞球払出手段120は、入賞口Aから遊技球が排出されたときに、所定数の賞球の払い出しを行う機能を有するが、大当たり期間内にアウト口Cから遊技球が排出されたときにも、排出された遊技球の数に応じた所定数の賞球の払い出しを行う機能を有している。したがって、大当たり期間に移行した後、底部に溜まっていた遊技球のそれぞれが入賞球として取り扱われることになる。すなわち、大当たり期間中は、アウト口Cから排出された遊技球の1個1個について、賞球払出手段120によって、それぞれ所定数の賞球(たとえば、排出された遊技球1個について14個の賞球)の払い出しが行われることになり、遊技者は大量の賞球を獲得することができる。
一方、大当たり判定手段130によって、「大当たり状態終了」と判定されると、アウト口Cから排出された遊技球を入賞球とする取り扱いを終了し、通常の取り扱い(すなわち、単なるアウト球とする取り扱い)に戻す必要がある。この場合も、急に取り扱いを切り替えると、遊技者に違和感を与えることになるので、本発明では、「アウト口Cを一時的に閉口状態にする復帰期間」を設けることにより、入賞球からアウト球への切り替えに違和感が生じないように配慮している。
すなわち、大当たり期間が終了した時点で、アウト口Cは再び一旦閉じられる。その結果、遊技領域P内に導入された遊技球は、図2に示すように、再び底部に溜まり始める。やがて復帰期間が終了すると、アウト口Cが開かれ、通常期間に復帰する。底部に溜まっていた遊技球は、開いたアウト口Cから排出されるが、既に大当たり期間は終了しているため、これら排出された遊技球は、いずれもアウト球として取り扱われることになる。
かくして、本発明では、大当たり期間についてのみ、アウト口Cから排出された遊技球が入賞球として取り扱われることになるので、従来にない斬新な遊技展開を図ることができる。しかも、大当たり期間への移行時には、アウト口Cが一時的に閉じて底部に遊技球が溜まる状態となり、続いて、アウト口Cが再び開き、溜まっていた遊技球が、入賞球として排出されることになる。同様に、大当たり期間から通常期間へ復帰する復帰期間にも、アウト口Cが一時的に閉じて底部に遊技球が溜まる状態となり、続いて、通常期間への移行時にアウト口Cが再び開き、溜まっていた遊技球が、アウト球として排出されることになる。したがって、遊技者には、同じアウト口Cから排出される遊技球であっても、アウト球か入賞球かを明確に区別させることができる。
このように、「大当たり期間内に大量の賞球払い出しを受けることができる」という点では、本発明に係るパチンコ遊技機も従来のものと同じであるが、遊技者から見た遊技展開は、両者では大きく異なる。すなわち、従来のパチンコ遊技機では、大入賞口が開口している間に、そこにできるだけ多くの遊技球を入れることを目的として、遊技者は、大入賞口をターゲットとする打球を行うことになろう。もちろん、一部の遊技球は大入賞口に命中するが、一部は外れてしまうであろう(従来機では、アウト口から排出されることになる)。これに対して、本発明のパチンコ遊技機では、大当たり期間に移行してアウト口Cが閉じた場合に、できるだけ多くの遊技球を底部に溜めることを目的として、遊技者は、なるべく早く底部に到達するような打球を行うことになろう。
図1のブロック図に示したアウト口開閉制御手段140は、上述したようなアウト口Cの開閉制御を行う手段であり、アウト口Cを開閉するための機械的な構成要素と、これを制御するための電子的な構成要素によって実現される。ここに示す実施形態では、アウト口開閉制御手段140の機械的な構成要素を、スライド板とこれをスライドさせる機構によって実現しており、アウト口Cはスライド板のスライド動作により開閉制御される。
図3は、図1に示すパチンコ遊技機のアウト口Cの構造の一例を示す側断面図であり、図3(a) は開口状態、図3(b) は閉口状態を示している。図示のとおり、遊技基板20の下方にはアウト口Cが設けられている。図の左方に一点鎖線で示した部材はガラス板30である。遊技球は、遊技基板20とガラス板30とで挟まれた空間内を落下してくることになる。アウト口Cの下部には、誘導レール40が配置されており、遊技基板20の背面(図の右側面)には、スライド板22が配置されている。このスライド板22は、上下にスライドすることが可能である。すなわち、図3(a) のように上方にスライドさせた状態では、アウト口Cは開口状態となり、逆に、図3(b) のように下方にスライドさせた状態では、アウト口Cは閉口状態となる。なお、図3では、スライド板22を摺動自在に支持する構造体やこれを上下に駆動する駆動機構の図示は省略されている。
この図3に示す構造において、図示されている誘導レール40の位置まで落下してきた遊技球は、図3(a) に示す開口状態であれば、アウト口Cから図の右方に排出されることになり、図3(b) に示す閉口状態であれば、誘導レール40の上方に順に溜まってゆくことになる。
なお、本発明の場合、賞球払出手段120は、2通りの賞球払出動作を行う機能を備えている必要がある。第1の払出動作は、入賞口Aから遊技球が排出されたときに、所定数の賞球の払い出し(ここに示す実施例では、1個の入賞球に対して14個の賞球の払い出し)を行う動作であり、この払出動作は期間にかかわらず常に有効である。一方、第2の払出動作は、アウト口Cから遊技球が排出されたときに、所定数の賞球の払い出し(ここに示す実施例では、同様に、1個の排出球に対して14個の賞球の払い出し)を行う動作であるが、この払出動作は大当たり期間中にのみ有効になる。
上述した第1の払出動作を行う機能は、従来の一般的なパチンコ遊技機が備えている基本的な機能であり、実用上、様々な機構が利用されている。最近の遊技機は、賞球の払出制御を電子的な方法で行うのが一般的である。たとえば、入賞口Aから排出された遊技球を検出するための排出球センサを遊技基板20の裏側に設けておき、この排出球センサが1個の遊技球を検出するたびに、たとえば、14個の賞球の払い出しを行うようにすればよい。
本発明に特有の第2の払出機能も、様々な機構によって実現することが可能である。たとえば、払出制御を電子的な方法で行うのであれば、図4に示すように、アウト口Cから排出された排出球を検出する排出球センサ70(排出球の物理的な接触を検知するセンサでもよいし、光学的に排出球の通過を検知するセンサでもよい)を遊技基板20の裏側に設けておけばよい。図示のとおり、スライド板22が上方にスライドしてアウト口Cが開口状態になっている間は、誘導レール40まで落下してきた遊技球はアウト口Cから排出されることになるが、この排出球を排出球センサ70によって検出することができる。
一方、賞球払出手段120には、この排出球センサ70による検出信号と、大当たり判定手段130による判定結果(「大当たり状態開始」〜「大当たり状態終了」までの大当たり期間を示す情報)とを与えるようにしておく。そして、大当たり期間内に排出球センサ70よって検出された排出球を入賞球として計数することとし、この計数値に応じた所定数の賞球の払い出し(ここに示す実施例では、1個の入賞球に対して14個の賞球の払い出し)を行うようにすればよい。大当たり期間以外は、排出球センサ70によって検出された排出球はアウト球として取り扱われ、賞球払い出しの対象にはならない。なお、排出球センサ70は、大当たり期間のみ機能していれば足りるので、それ以外の期間は機能停止状態にしておいてもかまわない。
もちろん、大当たり期間中にアウト口Cから排出された遊技球を入賞球として取り扱い、賞球の払い出し対象とする仕組は、必ずしも排出球センサ70からの電気信号を用いた仕組にする必要はない。たとえば、入賞球の通過によって機械的に作動する賞球払出機構を利用してもよい。このような機械的な賞球払出機構を利用する場合には、アウト口Cからの排出球の通過経路を2通り用意しておき、通常期間中は第1の経路へ導き、大当たり期間中は第2の経路へ導くような分岐手段を設ければよい。この場合、第1の経路へ導かれた排出球はそのままアウト球として排出されるようにし、第2の経路へ導かれた排出球は、機械的な賞球払出機構を通って入賞球として排出されるようにすればよい。
<<< §3.大当たり期間のより実用的な動作 >>>
既に§2で述べたとおり、アウト口開閉制御手段140の基本制御動作は、通常期間は、アウト口Cを開口状態に維持し、大当たり判定手段130が「大当たり状態開始」と判定した時点から「大当たり状態終了」と判定するまでの大当たり期間は、まず、一時的にアウト口Cを閉じて遊技球を溜めた後、アウト口Cを開いて溜まっていた遊技球を入賞球として排出して大当たり期間を終了し、その後、再びアウト口Cを一時的に閉じる復帰期間を経て、通常期間に復帰するという動作であった。
しかしながら、実用上は、大当たり期間中は、「アウト口Cを一時的に閉口状態にする一時閉口動作」とその後に続く「アウト口Cを一時的に開口状態にする一時開口動作」とによって構成される「大当たり開閉動作」を複数回行うようにするのが好ましい。図5は、大当たり期間中に、「大当たり開閉動作」を3回繰り返し行う場合の開閉動作の一例を示すタイムチャートである。この図では、通常期間から大当たり期間へと移行し、復帰期間を経由して再び通常期間へと復帰するプロセスが示されている。大当たり期間は、§1で述べたとおり、大当たり判定手段130が「大当たり状態開始」と判定した時点から「大当たり状態終了」と判定するまでの期間として設定される。
このタイムチャートにおいて、白地部分に「開」と示したバーは、図3(a) に示すように、アウト口Cが開口状態となるような制御が行われる期間を示し、ハッチング部分に「閉」と示したバーは、図3(b) に示すように、アウト口Cが閉口状態となるような制御が行われる期間であることを示している。1回の「大当たり開閉動作」は、上述したとおり、「アウト口Cを一時的に閉口状態にする一時閉口動作」(ハッチング部分に「閉」と示したバーに対応)と、「アウト口Cを一時的に開口状態にする一時開口動作」(白地部分に「開」と示したバーに対応)とによって構成され、図示の例の場合、大当たり期間中に、この「大当たり開閉動作」が3回繰り返されている(§2で述べた基本動作は、この大当たり開閉動作を1回だけ行う例である)。また、復帰期間は、大当たり期間から通常期間に復帰するための期間であり、この復帰期間内は、図示のとおり、アウト口Cは閉口状態にされ、復帰期間から通常期間への移行時に、アウト口Cは開口状態にされる。
「大当たり開閉動作」の前半における一時閉口動作中には、遊技領域Pの底部に遊技球が順次溜まってゆくことになるが、後半における一時開口動作中には、溜まっていた遊技球がアウト口Cから入賞球として排出されることになる。したがって、1回の「大当たり開閉動作」は、「前半で溜めた遊技球を後半で排出する動作」と言うことができる。結局、この例の場合、遊技者は、大当たり期間中に、入賞球となるべき遊技球を底部に溜める操作を3回繰り返して行うことができ、賞球の払い出しを3回に分けて受け取ることができる。しかも、通常期間と大当たり期間との間には、必ずアウト口Cを一時的に閉口状態にする動作が介入するため、遊技者は、入賞球となるべき遊技球(大当たり期間中に溜まった遊技球)と、アウト球となるべき遊技球(復帰期間中に溜まった遊技球および通常期間中に排出された遊技球)とを明確に区別して認識することができるので、同じアウト口Cから排出された遊技球が、アウト球としての取り扱いを受けたり、入賞球としての取り扱いを受けたりしても、混乱が生じることはない。
ところで、アウト口開閉制御手段140の電子的な構成要素は、図5のタイムチャートに示されている個々のバーの長さ、すなわち、「大当たり開閉動作」の前半の一時閉口動作や後半の一時開口動作の継続時間を何らかの方法で決める必要がある。
個々のバーの長さを決める最も単純な方法は、各バーの長さを予め所定時間に設定しておく方法である。たとえば、前半の一時閉口動作の継続時間を10秒間、後半の一時開口動作の継続時間を5秒間に設定しておけば、大当たり期間中は、アウト口Cが10秒間閉じたら5秒間開く、という15秒周期の「大当たり開閉動作」が繰り返し(図4の例では合計3回)行われることになる。もちろん、設定時間は任意の値にすることができ、1回目の「大当たり開閉動作」、2回目の「大当たり開閉動作」、3回目の「大当たり開閉動作」で、それぞれ設定時間を変えるようにしてもよい。要するに、一時閉口動作の継続時間が所定の設定時間に達したときに一時開口動作に移行し、一時開口動作の継続時間が所定の設定時間に達したときに次の回の一時閉口動作に移行するような制御を行えばよい。
あるいは、「大当たり開閉動作」の後半の一時開口動作の継続時間は、図4に示す排出球センサ70の検出結果に基づいて決めることも可能である。前述したとおり、この排出球センサ70は、アウト口Cから排出された排出球を検出する機能を有している。そこで、後半の一時開口動作中に、この排出球センサ70によって検出された排出球の数が所定の設定値に達したときに次の回の前半の一時閉口動作に移行するような制御を行ってもよい。たとえば、排出球の設定値を30個に設定しておけば、一時開口動作中にアウト口Cから排出された遊技球(入賞球)の数が30個に達した時点でアウト口Cが閉じられ、次の回の一時閉口動作へ移行することになる。このような制御を行うと、一時開口動作の継続時間は、一定の時間にはならず、遊技領域P内へ打ち出される遊技球の数に応じて定まることになる。
また、別法として、一時閉口動作や一時開口動作の継続時間の決定を、遊技領域Pの底部に溜まった遊技球の量に基づいて行うことも可能である。たとえば、アウト口開閉制御手段140の一部の構成として、遊技領域Pの底部に溜まった遊技球の重量を測定する重量センサを用意しておけば、この重量センサの検出値により、溜まった遊技球の量を認識することができる。重量センサは、たとえば、誘導レール40の底部上面部分に薄い圧力センサを張り付けることにより構成できる。
このような重量センサを用いれば、その重量測定値に基づいて、一時閉口動作の継続時間を決定することができる。すなわち、大当たり開閉動作の一時閉口動作中は、遊技領域Pの底部に徐々に遊技球が溜まってゆくことになるので、重量センサの重量測定値は徐々に増加してゆくことになる。そこで、この重量センサによる重量測定値が所定の上限設定値に達したときに一時閉口動作を終了とし、一時開口動作に移行するようにすれば、遊技領域Pの底部に所定量を超える遊技球の蓄積が行われる前に、アウト口Cを開き、溜まった遊技球の排出を行うことが可能になる。誘導レール40は、通常、細長い板状の金属からなるので、一部に過度の加重が作用すると、破損する可能性がある。もちろん、構造壁が誘導レール40以外の材料から構成されている場合であっても、一部に過度の加重が作用することは好ましくない。したがって、遊技機によっては、誘導レール40上に多量の遊技球が溜まることを避けた方が好ましい場合がある。このような場合、上述したような重量センサによる移行制御を行うと効果的である。たとえば、上限設定値を500gに定めておけば、底部に500g以上の加重が加わることを避けることができる。
同様に、この重量センサを用いれば、その重量測定値に基づいて、一時開口動作の継続時間を決定することもできる。すなわち、大当たり開閉動作の一時開口動作中は、遊技領域Pの底部に溜まっていた遊技球がアウト口Cから順次排出されることになるので、重量センサの重量測定値は徐々に減少してゆくことになる。そこで、この重量センサによる重量測定値が所定の下限設定値に達したときに次の回の一時閉口動作に移行するような制御を行えば、より効率的な移行制御が可能になる。たとえば、下限設定値を0にしておけば、底部に溜まっていた遊技球すべてがアウト口Cから入賞球として排出された時点で、アウト口Cが閉じられ、次の回の一時閉口動作に移行することになる。
本発明の基本的な実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図およびブロック図である。 図1に示すパチンコ遊技機において、アウト口Cを閉じて遊技球を底部に溜めた状態を示す正面図である。 図1に示すパチンコ遊技機のアウト口の構造の一例を示す側断面図である。 図1に示すパチンコ遊技機のアウト口からの排出球の検出原理を示す図である。 図1に示すパチンコ遊技機の大当たり期間のアウト口の開閉動作の一例を示すタイムチャートである。
符号の説明
10:フレーム
20:遊技基板
22:スライド板
30:ガラス板
40:誘導レール
50:遊技球トレイ
60:打球ハンドル
70:排出球センサ
110:打球手段
120:賞球払出手段
130:大当たり判定手段
140:アウト口開閉制御手段
A:入賞口
C:アウト口
D:ディスプレイ
I:導入路
P:遊技領域
T:トリガー部

Claims (8)

  1. 遊技領域の境界を形成する構造壁と、前記遊技領域内に遊技球を導入する導入路と、前記導入路へ遊技球を打ち出す打球手段と、前記遊技領域の底部に設けられ、遊技球を前記遊技領域から排出するアウト口と、前記遊技領域内の所定箇所に設けられ、遊技球を前記遊技領域から排出する入賞口と、前記入賞口から遊技球が排出されたときに、所定数の賞球の払い出しを行う賞球払出手段と、を備えるパチンコ遊技機において、
    前記遊技領域内の所定箇所に設けられ、遊技球の接触、近接もしくは通過を検知するトリガー部と、
    前記トリガー部が遊技球を検知するたびに、所定の確率で「大当たり状態開始」と判定し、「大当たり状態開始」と判定された場合には、その後、所定の条件が満足された時点で「大当たり状態終了」と判定する大当たり判定手段と、
    通常期間は、前記アウト口を開口状態に維持し、前記大当たり判定手段が「大当たり状態開始」と判定した時点から「大当たり状態終了」と判定するまでの大当たり期間は、「前記アウト口を一時的に閉口状態にする一時閉口動作」とその後に続く「前記アウト口を一時的に開口状態にする一時開口動作」とによって構成される大当たり開閉動作を少なくとも1回行い、前記大当たり期間から前記通常期間に復帰する復帰期間は、前記アウト口を一時的に閉口状態にした後に開口状態にするアウト口開閉制御手段と、
    を設け、前記賞球払出手段が、前記大当たり期間内に前記アウト口から遊技球が排出されたときにも、排出された遊技球の数に応じた所定数の賞球の払い出しを行うことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 請求項1に記載のパチンコ遊技機において、
    アウト口開閉制御手段が、大当たり期間中、一時閉口動作の継続時間が所定の設定時間に達したしたときに一時開口動作に移行することを特徴とするパチンコ遊技機。
  3. 請求項1に記載のパチンコ遊技機において、
    アウト口開閉制御手段が、大当たり期間中、一時開口動作の継続時間が所定の設定時間に達したしたときに次の回の一時閉口動作に移行することを特徴とするパチンコ遊技機。
  4. 請求項1に記載のパチンコ遊技機において、
    アウト口開閉制御手段が、アウト口から排出された排出球を検出する排出球センサを有し、大当たり期間中、一時開口動作の間に、この排出球センサによって検出された排出球の数が所定の設定値に達したときに次の回の一時閉口動作に移行することを特徴とするパチンコ遊技機。
  5. 請求項1に記載のパチンコ遊技機において、
    アウト口開閉制御手段が、遊技領域の底部に溜まった遊技球の重量を測定する重量センサを有し、大当たり期間中、一時閉口動作の間に、この重量センサによる重量測定値が所定の上限設定値に達したときに一時開口動作に移行することを特徴とするパチンコ遊技機。
  6. 請求項1に記載のパチンコ遊技機において、
    アウト口開閉制御手段が、遊技領域の底部に溜まった遊技球の重量を測定する重量センサを有し、大当たり期間中、一時開口動作の間に、この重量センサによる重量測定値が所定の下限設定値に達したときに次の回の一時閉口動作に移行することを特徴とするパチンコ遊技機。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のパチンコ遊技機において、
    アウト口開閉制御手段が、アウト口をスライド板のスライド動作により開閉することを特徴とするパチンコ遊技機。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のパチンコ遊技機において、
    アウト口から排出された排出球を検出する排出球センサを設け、
    賞球払出手段が、大当たり期間内に前記排出球センサによって検出された排出球の数に応じた所定数の賞球の払い出しを行うことを特徴とするパチンコ遊技機。
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