JPH0363388B2 - - Google Patents

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JPH0363388B2
JPH0363388B2 JP58131580A JP13158083A JPH0363388B2 JP H0363388 B2 JPH0363388 B2 JP H0363388B2 JP 58131580 A JP58131580 A JP 58131580A JP 13158083 A JP13158083 A JP 13158083A JP H0363388 B2 JPH0363388 B2 JP H0363388B2
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Kunio Busujima
Toshio Ando
Kenji Oosawa
Heisuke Nishijo
Takeshi Hosoya
Masaru Morota
Hideyuki Busujima
Shohachi Ugawa
Koji Busujima
Keiichiro Kogure
Masaaki Okada
Kosuke Oka
Hiroyoshi Morota
Takahashi
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等
で代表される弾球遊技機に関する。
[従来の技術] 一般に、パチンコ玉(以下玉と称する)を利用
して遊技する弾球遊技機(パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機)が従来から知られている。従来の弾球
遊技機は、チユーリツプと称されるヤクモノや、
その他各種の入賞球装置を遊技盤に配設し、弾球
遊技機の興趣の向上を図つている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、最近は、電動式の可変入賞球装置が
各種提案され実現されている。これら可変入賞球
装置は、基本的には、遊技者にとつて有利となる
第1の状態と遊技者にとつて不利となる第2の状
態に変化自在に構成されている。そして、可変入
賞球装置は、その動きを電気的に制御できるた
め、従来のいわゆるチユーリツプ等に比べて複雑
な動作を行なわせることが可能である。したがつ
て、可変入賞球装置を用いれば、変化に富んだゲ
ームを実現することができる。そして、可変入賞
球装置を設けた弾球遊技機では、ゲーム展開との
関連の上で可変入賞球装置の動きをいかに制御す
るかということがゲームの面白さを決めるための
重要な要因となる。そこで、従来なかつたような
態様で可変入賞球装置が動作し、遊技者の興趣を
強く引付けることができるような弾球遊技機が強
く要望されている。
それゆえに、この発明の目的は、従来なかつた
ような態様で可変入賞球装置の動きを制御でき、
それによつてゲームの面白さを増すことができて
遊技者の興味を引付けやすいような弾球遊技機を
提供することである。
[課題を解決するための手段] 第1発明に係る弾球遊技機は、予め定められた
遊技状態を検出する特定遊技状態検出手段、 該特定遊技状態検出手段の検出出力に基づいて
遊技者にとつて有利な状態に変化される第1の可
変入賞球装置、 該第1の可変入賞球装置に打玉が入賞したこと
を検出する特定入賞玉検出手段、 遊技盤上に配設され、遊技者にとつて有利な第
1の状態と遊技者にとつて不利な第2の状態とに
変化可能な第2の可変入賞球装置、および 前記特定入賞玉検出手段の検出出力に基づい
て、前記第2の可変入賞球装置を前記第1の状態
に駆動する駆動手段を備えることを特徴とする。
第2発明にかかる弾球遊技機は、遊技者にとつ
て有利な第1の状態と遊技者にとつて不利な第2
の状態とに変化可能な第1の可変入賞球装置、 予め定められた遊技状態を検出する特定遊技状
態検出手段、 該特定遊技状態検出手段の検出出力に基づいて
前記第1の可変入賞球装置を前記第1の状態に駆
動し、予め定められた停止条件の成立に基づいて
前記の第1の可変入賞球装置を前記第2の状態に
駆動する第1の駆動手段、 前記第1の可変入賞球装置に打玉が入賞したこ
とを検出する特定入賞玉検出手段、 遊技盤上に配設され、遊技者にとつて有利な第
1の状態と遊技者にとつて不利な第2の状態とに
変化可能な第2の可変入賞球装置、および 前記特定入賞玉検出手段の検出出力に基づい
て、前記第2の可変入賞球装置を前記第1の状態
に駆動し、所定の駆動停止条件の成立に基づいて
前記第2の可変入賞球装置を前記第2の状態に駆
動する第2の駆動手段を備え、前記第1の駆動手
段は、前記第2の可変入賞球装置が前記第2の状
態に駆動された後、前記第2の状態に駆動制御さ
れている前記第1の可変入賞球装置を再び前記第
1の状態に駆動可能な繰返し駆動手段を備えるこ
とを特徴とする。
[作用] 第1発明によれば、特定遊技状態検出手段によ
り予め定められた遊技状態が検出されれば、第1
の可変入賞球装置が遊技者にとつて有利な状態に
変化する。その第1の可変入賞球装置に打玉が入
賞すれば、第2の可変入賞球装置が遊技者にとつ
て有利な第1の状態に駆動される。
第2発明によれば、特定遊技状態検出手段によ
り予め定められた遊技状態が検出されれば、第1
の可変入賞球装置が遊技者にとつて有利な第1の
状態に変化する。その可変入賞球装置に打玉が入
賞すれば、第2の可変入賞球装置が遊技者にとつ
て有利な第1の状態に駆動される。さらに、第2
の状態になつている第1の可変入賞球装置が繰返
し駆動手段の働きにより再び作動状態に駆動可能
となる。
[発明の実施例] 次に、この発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、本実施例では、主としてパチ
ンコ遊技機について説明するが、この発明はパチ
ンコ玉を弾いて遊戯するようなその他の弾球遊技
機にも適用できる。たとえば、コインあるいはメ
ダル投入によつてゲームが開始されてパチンコ玉
を弾き、入賞すると得点を加算し、アウト玉にな
ると特定を減算し、ゲームを終了するときは、得
点に応じたコインあるいはメダルが払出されるよ
うなコイン遊技機にも適用することができる。
第1図は、この発明の一実施例のパチンコ遊技
機の正面図である。構成において、パチンコ遊技
機1は、前面枠2を開閉自在に装着し、前面枠2
に遊技盤3を着脱自在に装着している。遊技盤3
には、レール3aが設けられ、このレール3aで
囲まれた部分に遊技領域3bが形成される。遊技
領域3bには、入賞領域の一例のセーフ孔8aお
よび8b、複数のヤクモノ(通称チユーリツプ)
9aおよび9bが形成される。なお、セーフ孔8
aおよび8bの近傍には、それぞれ飾り板が配設
されるが、これら飾り板には権利発生ランプ10
aおよび10bが設けられる。遊技領域3bの最
も下部には、アウト玉入口7形成される。
また、遊技盤3のほぼ中央部には、後述の第3
図を参照して詳細に説明する回転振分装置4が配
設される。回転振分装置4のやや下部位置には、
後述の第4図を参照して詳細に説明する第1の可
変入賞球装置の一例の可変チユーリツプ(いわゆ
る電動式ヤクモノ)5が配設される。可変チユー
リツプ5のやや下部位置であつてかつ前述のアウ
ト玉入口7のやや上部位置には、後述の第5図を
参照して詳細に説明する第2の可変入賞球装置6
が配設される。この可変入賞球装置6には、開成
ランプ11aおよび11bが関連的に設けられ
る。なお、遊技盤面は、複数の識別情報が可変表
示可能な可変表示装置を設けてもよい。
前面枠2の下方には、賞品玉払出口12、打球
待機樋13、打球ハンドル14、余剰賞品玉払出
口15および賞品玉受皿16が配設される。この
打球待機樋13は、賞品玉払出口12から払出さ
れた賞品玉および遊技者が玉貸機で借りた玉を一
時貯留するとともに、賞品玉を1個ずつ打球供給
機構(図示せず)へ供給する働きをする。打球ハ
ンドル14は、その回動によつて打球強さを調節
するものである。また、必要に応じて、打球ハン
ドル14の外周または打球ハンドル14の近傍の
前面枠2には、打球指令スイツチ14sが設けら
れる。なお、打球指令スイツチ14sに代えて、
打球ハンドル14の軸に固着されたカムによつて
押圧されるスイツチを設け、打球ハンドル14を
回動したときこのスイツチが押圧されて打球指令
を開始するように構成してもよい。この場合は、
必要に応じて、打球指令室14sに代わる単発打
ちスイツチを設け、単発打ちスイツチを押圧した
とき玉を間欠的に打球させるように構成される。
また、前面枠2の下部には、スピーカ17が設け
られる。このスピーカ17は、パチンコ遊技機の
遊技状態が特定の遊技状態になつたとき効果音を
発生する。
第2図はパチンコ遊技機2の裏面構造を示す図
である。図において、遊技盤3の裏面には、経路
201〜204が設けられる。経路201および
202は、セーフ孔8aおよび8bへ入賞した玉
をそれぞれ下方へ導くものである。経路203
は、回転振分装置4内に形成された第1の入賞領
域4aへ入賞した玉を下方へ導くものである。こ
の経路203に関連して、特定遊技状態検出手段
の一連の玉検出スイツチSW1が設けられる。こ
の玉検出スイツチSW1は、第1の入賞領域4a
に入賞した玉を検出する。経路204は、回転振
分装置4内に形成された第2の入賞領域4bへ入
賞した玉を下方へ導くものである。また、可変チ
ユーリツプ5に関連して特定入賞玉検出手段の一
例の玉検出スイツチSW2が設けられる。この玉
検出スイツチSW2は、可変チユーリツプ5に入
賞した玉を検出する。さらに、遊技盤3の裏面に
は、入賞玉処理器18や賞品玉払出機構(図示せ
ず)などが設けられ、また機構板19が取付けら
れる。さらに、打球ハンドル14の操作に応じて
玉を遊技領域3b内へ打込むための打球機構19
が設けられる。上述した回転振分装置4や入賞球
装置5は、装置内へ入賞したパチンコ玉を遊技盤
の裏面に取込むように構成したが、装置内に入賞
したパチンコ玉を遊技盤面に再び戻すように構成
してもよい。このように、本発明でいう「入賞」
とは通過を含む広い概念である。
第3図は回転振分装置4の外観斜視図である。
図において、この回転振分装置4は、モータ41
と、本体42と、回転体43とから構成される。
本体42には、前方に突出する突起部421〜4
24が一体的に形成される。これら突起部421
〜424は回転体43の外周を囲むとともに、玉
飛込口42a〜42cを形成する。なお、第3図
では回転体43の陰になつて図示されていない
が、突起部423と424の下方端は、回転体4
3によつて振分けられた玉を可変チユーリツプ5
へ落下させるための玉落下口を形成する。また、
本体42には、第1の入賞領域4aおよび第2の
入賞領域4bが形成される。
モータ41は、本体42の裏面に取付けられ、
その回転軸が本体42を貫通している。モータ4
1の回転軸には、回転体43が連結され、矢印R
方向に回転される。回転体43には、5個の溝4
31,432a,432b,433aおよび43
3bが形成される。これら各溝は、玉飛込口42
a〜42cから回転振分装置内部に飛込んできた
玉を受止めて保持する。また、各溝は、保持した
玉を第1の入賞領域4a、第2の入賞領域4bお
よび前述の玉落下口(図示せず)のいずれかへ選
択的に振分けることができるようにその形状が選
ばれている。すなわち、第1の入賞領域4aに
は、溝431に保持された玉のみが入賞する。ま
た、第2の入賞領域4bは溝432aおよび43
2bに保持された玉のみが入賞する。さらに、突
起部423と424とで形成される玉落下口は、
溝433aおよび433bに保持された玉のみが
通過する。
第4図は可変チユーリツプ5の外観斜視図であ
る。図において、この可変チユーリツプ5は、ソ
レノイド51と、プランジヤ52と、連結リンク
53と、本体54と、開閉翼片55aおよび55
bと、前面飾り板56とを含んで構成される。
次に、可変チユーリツプ5の動作を簡単に説明
する。通常、ソレノイド51は消勢されており、
開閉翼片55aおよび55bは閉成されている。
ソレノイド51が付勢されると、プランジヤ52
はソレノイド51によつて引上げられ、連結リン
ク53を上方に押し上げる。プランジヤ52の押
上げにより、連結リンク53は開閉翼片55aお
よび55bを開成させる。その他の例として、開
閉翼片55a,55bをソレノイド51により所
定時間開閉動作させてもよいし、所定個数たとえ
ば10個入賞するまで開閉翼片55a,55bを開
成または開閉動作させてもよい。なお、可変チユ
ーリツプ5には、開閉翼片55aおよび55bが
閉成されているときに玉が飛込むことがあるが、
この玉の飛込によつては開閉翼片55aおよび5
5bは開閉されない。また、可変チユーリツプ5
は閉成時に全く玉が飛込まないものに構成しても
よい。
第5図は可変入賞球装置6の外観斜視図であ
る。構成において、本体枠61の中央部分には、
玉の入賞可能な入賞領域62となる透孔が形成さ
れる。この透孔に関連して、開閉板63が設けら
れる。この開閉板63は、軸631により、本体
枠61に対して開閉自在に支持させる。すなわ
ち、開閉板63は、本体枠61の前面側に開成自
在とされる。開閉板63の一端側(図示では右
側)には、U字状の突起部632が形成される。
この突起部632の一方側面(入賞領域52と反
対側の側面)には、ピンが形成される。このピン
は、レバー64の先端に穿設された透孔に挿通さ
れる。レバー64の他端は、支点642で支持さ
れる。レバー64の上部位置には、開閉板63を
開閉駆動するための開閉機構65が設けられる。
この開閉機構65は、ソレノイド651を含み、
ソレノイド651のプランジヤ652にロツト6
53の一端を連結し、ロツト653の他端をレバ
ー64の中央部に連結して構成される。このソレ
ノイド651により開閉板63を所定時間開成さ
せたり開閉動作させたりしている。
本体枠61の裏面には、入賞領域62に入賞し
た玉を集合して遊技盤3の裏面に導くための入賞
玉集合樋66が取付けられる。入賞玉集合樋66
の底面661は、その一端(図示では左側)が他
端に比べて低くなるように、傾斜されて形成され
る。したがつて、入賞領域62に入賞した玉は、
底面661上をその一端側に転がり落ちる。底面
661の一端には、さらに透孔662が形成され
る。この透孔662は、底面661を転がり落ち
てきた玉を、1個ずつ遊技盤3の裏面に導く。さ
らに、透孔662に関連して、入賞玉検出スイツ
チSW3が設けられる。透孔662へ落入する玉
は、その自重で入賞玉検出スイツチSW3のアク
チユエータ67を押圧する。このアクチユエータ
67の押圧により、入賞玉検出スイツチSW3は
入賞領域62に入賞した玉を検出する。なお、こ
の発明では、入賞玉検出スイツチSW3を特には
必要としないが、この出力は後述する開閉板63
の閉成制御等種々のものに利用することが可能で
ある。
本体枠61の前面側には、飾り板68が取付け
られる。この飾り板68の上部両側(入賞領域6
2を挟む両側)には、セーフ孔681aおよび6
81bが形成される。セーフ孔681aおよび6
81bは、遊技盤3に沿つて落下する玉を受入
れ、落下した玉を入賞玉として遊技盤3の裏面へ
導く。また、飾り板68の前面の左右両端部に
は、窓682aおよび682bが形成される。こ
の窓682aおよび682bの内部には、それぞ
れ、前述の開閉ランプ11aおよび11bが収納
される。開閉ランプ11aおよび11bは、開閉
板53が開成または開閉動作されているときに点
灯される。
次に、可変入賞球装置6の動作を簡単に説明す
る。開閉板63は、ソレノイド651が付勢され
てプランジヤ652を引上げたとき、図示のよう
に前面側に開成または開閉動作されて、遊技者に
有利な第1の状態になる。なお、以下の説明で
は、前記第1の状態として、開閉板63が前面側
に開成されるものについて説明するが開閉動作さ
れるものについても同様に以下の説明が適用でき
る。ソレノイド651が消勢されると、プランジ
ヤ652が下方向へ押出されて、レバー64が下
方向に回動する。このため、開閉板63が閉成さ
れて、遊技者にとつて不利な第2の状態になる。
第6図はパチンコ遊技機1の遊技制御回路を示
す概略ブロツク図である。図において、CPU1
01には、ROM102およびRAM103が接
続される。ROM102には、たとえば第7図に
示すような動作プログラムが格納される。CPU
101はこの動作プログラムに従つて動作を行な
う。RAM103は、種々のデータを記憶するた
めの記憶エリアを有するが、特にこの実施例に興
味ある記憶エリアとして、エリア103aを含
む。このエリア103aは、カウンタNとして用
いられる。CPU101には、さらにインターフ
エイス104が接続される。このインターフエイ
ス104には、駆動回路105〜108、音声回
路109、入賞玉検出スイツチSW1および入賞
玉検出スイツチSW2が接続される。駆動回路1
05は、権利発生ランプ10a,10bを点灯す
るための回路である。駆動回路106は開成ラン
プ11aおよび11bを点灯させるための回路で
ある。駆動回路107は、ソレノイド51を付勢
させるための回路である。このソレノイド51と
駆動回路107により、前記特定遊技状態検出手
段の検出出力に基づいて前記第1の可変入賞球装
置を前記第1の状態に駆動し、予め定められた停
止条件の成立に基づいて前記第1の可変入賞球装
置を前記第2の状態に駆動する第1の駆動手段が
構成されている。駆動回路108は、ソレノイド
651を付勢させるための回路である。このソレ
ノイド651と駆動回路108とにより、前記特
定入賞玉検出手段の検出出力に基づいて、前記第
2の可変入賞球装置を前記第1の状態に駆動する
駆動手段が構成されている。さらにこのソレノイ
ド651と駆動回路108とにより、前記特定入
賞玉検出手段の検出出力に基づいて、前記第2の
可変入賞球装置を前記第1の状態に駆動し、所定
の駆動停止条件の成立に基づいて前記第2の可変
入賞球装置を前記第2の状態に駆動する第2の駆
動手段も兼用構成されている。音声回路109は
スピーカ17に効果音を発生させるための回路で
ある。
第7図は第6図に示すCPU101の動作を説
明するためのフローチヤートである。以下、第1
図ないし第7図を参照して上述の実施例の動作を
説明する。
まず、遊技領域3bに打込まれた玉が回転振分
装置4の玉飛込口42a〜42cのいずれかに飛
込み、回転体43の溝431に入つた場合を考え
る。前述のように、溝431に保持された玉は第
1の入賞領域4aに入賞するように振分けられ
る。第1の入賞領域4aに入賞した玉は、第2図
に示す経路203によつて下方に導かれ、入賞玉
検出スイツチSW1によつて検出される。この入
賞玉検出スイツチSW1の検出出力に基づき、
CPU101は第7図のステツプ(図示ではSと
略す)1において、第1の入賞領域4aに玉が入
賞したことを判断する。そして、ステツプ2に進
む。なお、ステツプ1とステツプ2との間におい
て、玉検出スイツチSW1の出力により即座に権
利発生状態すなわち特定遊技状態とするのではな
く、その出力により遊技盤面に設けた可変表示装
置を可変表示させ、その表示結果が特定遊技状態
を発生させるための特定の識別情報の組合わせと
なるとステツプ2へ進むようにしてもよい。ステ
ツプ2では、駆動回路105により権利発生ラン
プ10aおよび10bが点滅表示される。この権
利発生ランプ10aおよび10bの点滅表示によ
つて、遊技者は相対的に大きな価値を獲得できる
所定の権利状態が発生したことを確認する。続い
て、ステツプ3に進み、駆動回路107によつて
ソレノイド51が付勢され、可変チユーリツプ5
が開成または開閉動作し打玉が入賞しやすい第1
の状態になる。なお、以下の説明では、前記第1
の状態として、可変チユーリツプ5が開成される
ものについて説明するが開閉動作されるものにつ
いても同様に以下の説明が適用できる。
可変チユーリツプ5の開成は、10秒間継続され
る。ステツプ4ないし6では、この10秒の間に可
変チユーリツプ5に玉が入賞したか否か、および
第1の入賞領域4aに玉が入賞したか否かを判断
している。すなわち、ステツプ4では、入賞玉検
出スイツチSW2の検出出力に基づいて、可変チ
ユーリツプ5に玉が入賞したか否かを判断する。
可変チユーリツプ5に玉が入賞していないと判断
すれば、ステツプ5に進み、第1の入賞領域4a
に玉が入賞したか否かを判断する。第1の入賞領
域4aに玉が入賞していないと判断すれば、ステ
ツプ6に進み、可変チユーリツプ5の開成開始か
ら10秒経過したか否かを判断する。もし、10秒経
過していないと判断すれば、再びステツプ4に戻
る。開成から10秒が経過する前に、第1の入賞領
域4aに玉が入賞したと判断すれば、ステツプ7
に進む。このステツプ7では、駆動回路107に
よつてソレノイド51が消勢し、可変チユーリツ
プ5を閉成させる。そして、ステツプ8に進み、
権利発生ランプ10aおよび10bを消灯させ
る。その後、ステツプ20でカウンタN(エリア1
03a)がクリアされ、ステツプ1の動作に戻
る。このように、可変チユーリツプ5が開成して
いる間に、第1の入賞領域4aに玉が入賞すれ
ば、発生した権利状態が消滅される。すなわち、
第1の入賞領域4aは権利を発生させるための入
賞領域(特定の入賞領域)と、発生した権利状態
を消滅させるための入賞領域(所定の入賞領域)
との兼用される。また可変チユーリツプ5が開成
されている10秒間に可変チユーリツプ5に玉が入
賞しなければ、上述と同様にステツプ7、8およ
び20の動作が行なわれ、発生した権利が消滅す
る。
一方、可変チユーリツプ5が開成されている10
秒間に可変チユーリツプ5に玉が入賞すれば、ス
テツプ4でそのことが判断され、ステツプ9に進
む。このステツプ9では、可変チユーリツプ5が
閉成される。そして、ステツプ10に進み、駆動回
路106によつて開成ランプ11aおよび11b
を点灯させる。続いてステツプ11に進み、音声回
路109によつてスピーカ17から効果音を発生
させる。次に、ステツプ12では、駆動回路10
8によつてソレノイド651を付勢し、可変入賞
球装置6の開閉板63を開成させる。すなわち、
可変入賞球装置6が遊技者にとつて有利な第1の
状態に変化される。この状態では、可変入賞球装
置6への入賞の確立が非常に高くなるため、遊技
者は多量の賞品玉を短時間で獲得できる。開閉板
63の開成は、所定時間(たとえば10秒間)行な
われるか、または、可変入賞球装置6内への入賞
球が所定個数(たとえば10個)に達するまで、あ
るいは、所定時間(たとえば10秒間)が経過する
こととパチンコ玉が所定個数(たとえば10個)入
賞することとのいずれか速い方の条件が成立する
まで行なわれる。以下、所定時間(たとえば10秒
間)だけ開成する可変入賞球装置を一例として説
明する。この10秒間の開成の間に、第1の入賞領
域4aに玉が入賞したか否かがステツプ13で判断
される。ステツプ13で第1の入賞領域4aに玉が
入賞していないことが判断されれば、ステツプ14
に進み、開閉板63の開成から10秒が経過したか
否かが判断される。もし、開閉板63の10秒間の
開成中に第1の入賞領域4aに玉が入賞しなかつ
たと判断すれば、ステツプ15に進む。このステ
ツプ15では、可変入賞球装置6の開閉板63が
閉成される。そして、ステツプ16に進み、開成ラ
ンプ11aおよび11bが消灯される。続いて、
ステツプ17において、スピーカ17からの効果音
の発生が停止される。次に、ステツプ18におい
て、RAM103のカウンタN(エリア103a)
が+1される。続いて、ステツプ19では、カウン
タNの計数値が10以上か否かが判断される。も
し、カウンタNの計数値が10未満であると判断さ
れれば、ステツプ3の動作に戻り、可変チユーリ
ツプ5が再び10秒間開成される。これによつて、
開閉板63を再び開成できる可能性が残される。
「可変チユーリツプ5の10秒間の開成→開閉板
63の10秒間の開成」のサイクルは、最初を含め
て最大10回まで繰返しが可能である。上記サイク
ルが10回繰返されると、カウンタNの計数値は10
となる。そのことがステツプ19で判断され、ステ
ツプ20に進む。ステツプ20では、カウンタNがク
リアされる。その後、再びステツプ1の動作に戻
る。前記S18、S19およびS3により、前記第2の
可変入賞球装置が前記第2の状態に駆動された
後、前記第2の状態に駆動制御されている前記第
1の可変入賞球装置を再び前記第1の状態に駆動
可能な繰返駆動手段が構成されている。
一方、上記サイクルにおいて、可変チユーリツ
プ5の10秒間の開成中に玉が入賞しかなつた場
合、および第1の入賞領域4aに玉が入賞しなか
つた場合は、発生した権利が消滅される。このこ
とは、前述のステツプ5〜8および20で説明した
とおりである。また、開閉板63の開成中に第1
の入賞領域4aに玉が入賞すると、同様に、発生
した権利が消滅される。すなわち、ステツプ13で
第1の入賞領域4aへの玉の入賞が判断される
と、ステツプ21に進み、開閉板63が閉成され
る。そして、ステツプ22に進み、開成ランプ11
aおよび11bが消灯される。さらに、ステツプ
23で開成ランプ11a,11bが消灯され、ス
テツプ24でスピーカ17からの効果音の発生が停
止される。その後、ステツプ20以下の動作が行な
われる。
なお、上述の実施例では、第1の入賞領域を権
利を発生させる特定の入賞領域と権利を消滅させ
る所定の入賞領域とに兼用するようにしたが、そ
れぞれの入賞領域を別々の位置に設けるようにし
てもよい。また、特定遊技状態検出手段と特定通
過玉検出手段とを玉検出スイツチSW2により兼
用構成し、玉検出スイツチSW2による第1の所
定個数(たとえば1個)の入賞玉の検出により可
変チユーリツプ5を前記第1の状態にし、第2の
所定個数(たとえば2個)の入賞玉の検出により
可変入賞球装置6を前記第1の状態に駆動制御す
るようにしてもよい。
また、上述の実施例では、可変チユーリツプ5
の開成中に玉が1個でも入賞すると、可変入賞球
装置6を駆動するようにしているが、予め定める
所定数以上の玉が入賞しないと可変入賞球装置が
駆動されないようにしてもよい。また、可変チユ
ーリツプ5は一定時間(実施例では10秒間)開成
するようにしているが、予め定める所定数(1個
でもよい)の玉が入賞するまで開成し、所定数の
玉が入賞したときに閉成して可変入賞球装置6の
駆動を開始するようにしてもよい。
また、上述の実施例では、いわゆるマイクロコ
ンピユータを用いてプログラム処理によつて遊技
動作を制御する場合を示したが、この発明は、ハ
ード回路を用いて構成することももちろんでき
る。そのようなハード回路は、上述の実施例の説
明に基づき、当業者ならば容易に考えられるもの
で、その詳細な説明は省略する。
[発明の効果] 以上のように、第1発明によれば、2つの可変
打玉受入装置を備えた弾球遊技機において、各可
変打玉受入装置を従来にはない態様で動作させる
ようにしたので、ゲームの面白さを増した全く新
規な弾球遊技機を得ることができる。
第2発明によれば、2つの可変入賞球装置を備
えた弾球遊技機において、各可変入賞球装置を従
来にはない態様で動作させるようにしたので、ゲ
ームのおもしろさを増したまつたく新規な弾球遊
技機を得ることができ、しかも、第2の状態とな
つた第1の可変入賞球装置を再び第1の状態にす
ることが可能なために第1の可変入賞球装置によ
る遊技の醍醐味を再び遊技者に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のパチンコ遊技機
の正面図である。第2図はパチンコ遊技機の裏面
構造を示す図解図である。第3図は回転振分装置
4の外観斜視図である。第4図は可変チユーリツ
プ5の外観斜視図である。第5図は可変入賞球装
置6の外観斜視図である。第6図はパチンコ遊技
機1の遊技動作を制御するための遊技制御回路の
一例を示す概略ブロツク図である。第7図は
CPU101の動作を説明するためのフローチヤ
ートである。 図において、1はパチンコ遊技機、3は遊技
盤、4は回転振分装置、4aは第1の入賞領域、
5は可変チユーリツプ、6は可変入賞球装置、8
aおよび8bはセーフ孔、9aおよび9bはチユ
ーリツプ、10aおよび10bは権利発生ラン
プ、11aおよび11bは開成ランプ、SW1お
よびSW2は玉検出スイツチ、101はCPU、1
02はROM、103はRAMを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め定められた遊技状態を検出する特定遊技
    状態検出手段、 該特定遊技状態検出手段の検出出力に基づいて
    遊技者にとつて有利な状態に変化される第1の可
    変入賞球装置、 該第1の可変入賞球装置に打玉が入賞したこと
    を検出する特定入賞玉検出手段、 遊技盤上に配設され、遊技者にとつて有利な第
    1の状態と遊技者にとつて不利な第2の状態とに
    変化可能な第2の可変入賞球装置、および 前記特定入賞玉検出手段の検出出力に基づい
    て、前記第2の可変入賞球装置を前記第1の状態
    に駆動する駆動手段を備える、弾球遊技機。 2 前記駆動手段は、前記特定入賞玉検出手段が
    予め定める所定数の入賞玉を検出したことに基づ
    いて、前記第2の可変入賞球装置を前記第1の状
    態に駆動する、特許請求の範囲第1項記載の弾球
    遊技機。 3 前記第1の可変入賞球装置は、前記特定遊技
    状態検出手段の検出出力に基づいて、一定時間前
    記第1の状態に変化される、特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の弾球遊技機。 4 前記第2の可変入賞球装置は、前記第1の状
    態に変化したときの打玉の入賞確率が、前記第1
    の可変入賞球装置を前記第1の状態に変化させた
    ときの打玉の入賞確率よりも相対的に大きくなる
    ように構成されている、特許請求の範囲第1項な
    いし第3項のいずれかに記載の弾球遊技機。 5 前記第1の可変入賞球装置は、前記遊技盤上
    において、前記第2の可変入賞球装置のやや上部
    の位置に配設される、特許請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれかに記載の弾球遊技機。 6 前記遊技盤上において、前記第1の可変入賞
    球装置のやや上部の位置に、打玉の入賞により前
    記予め定められた遊技状態を発生させるための特
    定入賞領域が配設される、特許請求の範囲第1項
    ないし第5項のいずれかに記載の弾球遊技機。 7 遊技者にとつて有利な第1の状態と遊技者に
    とつて不利な第2の状態とに変化可能な第1の可
    変入賞球装置、 予め定められた遊技状態を検出する特定遊技状
    態検出手段、 該特定遊技状態検出手段の検出出力に基づいて
    前記第1の可変入賞球装置を前記第1の状態に駆
    動し、予め定められた停止条件の成立に基づいて
    前記の第1の可変入賞球装置を前記第2の状態に
    駆動する第1の駆動手段、 前記第1の可変入賞球装置に打玉が入賞したこ
    とを検出する特定入賞玉検出手段、 遊技盤上に配設され、遊技者にとつて有利な第
    1の状態と遊技者にとつて不利な第2の状態とに
    変化可能な第2の可変入賞球装置、および 前記特定入賞玉検出手段の検出出力に基づい
    て、前記第2の可変入賞球装置を前記第1の状態
    に駆動し、所定の駆動停止条件の成立に基づいて
    前記第2の可変入賞球装置を前記第2の状態に駆
    動する第2の駆動手段を備え、 前記第1の駆動手段は、前記第2の可変入賞球
    装置が前記第2の状態に駆動された後、前記第2
    の状態に駆動制御されている前記第1の可変入賞
    球装置を再び前記第1の状態に駆動可能な繰返し
    駆動手段を備える、弾球遊技機。 8 前記遊技盤面に形成された遊技領域は、前記
    第1の可変入賞球装置の再度の駆動を停止できる
    条件の定められた所定の入賞領域を含む、特許請
    求の範囲第7項記載の弾球遊技機。 9 前記遊技領域は、遊技状態に応じて、打玉の
    入賞により前記予め定められた遊技状態を発生さ
    せるための特定入賞領域と前記所定の入賞領域と
    に使い分けられる兼用入賞領域を含む、特許請求
    の範囲第8項記載の弾球遊技機。
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